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JP5445232B2 - 画像形成装置及びそのプログラム - Google Patents
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Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成装置のプログラムに関する。
円筒状の感光体ドラムの周囲に帯電部、露光部、現像部、転写部、クリーニング部等を有し、感光体ドラムを回転させながら表面にトナー像を形成し、トナー像を静電的に転写材等の記録媒体に転写する、所謂、電子写真式の画像形成装置が知られている。このような電子写真式の画像形成装置において、現像部にはトナーを摩擦帯電させるプロセスがあるが、その帯電量は、トナーが存在する雰囲気の温度、湿度により変動する。通常の画像形成(プリントともいう。)動作中においては、雰囲気の影響はほとんど認められないが、画像形成装置が、ある程度の時間待機状態にあった後にプリント動作を再開した場合、再開直後の画像形成には、特に湿度変化によって、無視できない影響が現れることがある。
通常、トナーの供給を担う現像部は、微小なトナーの飛散を防止するために、閉空間にトナーを格納している。図1の現像装置近辺の模式図に示すように、現像装置2中には、トナー6と、現像ローラ3、供給ローラ4などが内蔵されており、現像装置2の開口部は現像ブレード5、現像ローラ3、及び現像装置2の側壁の一部を構成するトナー戻り部2bにより、ほぼ密閉されている。そして、画像形成動作中及び待機中は、現像ブレード5、現像ローラ3、及びトナー戻り部2b間の間隙は、トナーにより密閉状態になっている。
画像形成動作中は、現像ローラ3により現像装置外に搬送されてきたトナー6bは、感光体ドラムに付着してトナー像を形成する(トナー像形成トナー6c)か、トナー戻り部2bから現像装置2内へ戻っていく(戻りトナー6d)。しかし、画像形成の待機状態になった場合、現像ローラ3の一部に付着している現像装置外のトナー6bは、密閉空間である現像装置内に戻らないで現像ローラ3に付着したまま残っている。現像装置外のトナー6bは、待機状態が続くと現像装置外の環境温度や湿度の変化により影響を受けやすい。
一般に、画像形成装置においては、画像形成動作中は感光体ドラムの周辺が高温、低湿度(温度上昇による相対湿度の低下)となりやすい。そして、画像形成動作の待機中には、外部の環境温度や湿度と同じになるように戻っていく。ここで現像装置内のトナー6aは、現像装置2の密閉性により、このような外部環境の変化を受けにくい。このため、現像装置外のトナー6bの方が、現像装置内のトナー6aに比べ、待機状態における周辺温度の低下や相対湿度の上昇などの影響を敏感に受け、帯電性能の変化が起こりやすい。画像形成におけるトナー像形成は、電荷の作用を利用しているので、トナーの帯電性能は、感光体における画像形成状態、すなわち画像性状に直接影響する。そして、待機中に周囲の環境に馴染んでしまった現像装置外のトナー6bと、密閉空間内にあった現像装置内のトナー6aとを用いて感光体ドラム1の表面にトナー像を形成すると、トナーの帯電性能の違いにより、画像濃度に帯状のムラが発生することがある。
このようなトナーの帯電性能変化による画像濃度ムラ問題に対しては、従来から検討がなされており、例えば、特許文献1に記載の発明においては、画像形成動作の停止状態が規定時間経過したら、現像部の現像ローラを回転させて、外部環境に曝されていたトナーを現像装置内に戻し、現像装置内のトナーと現像装置外のトナーの帯電性能の均一性を確保しようとしている。さらに、場合によっては、画像形成時にパッチ画像を形成して、画像濃度の確認をしながら調整をすることが提案されている。特許文献2に記載の発明においては、環境センサを各色の現像部内に設置し、現像部の湿度等の変化に応じて、トナーを最適な帯電状態とするよう制御することが提案されている。特許文献3に記載の発明においては、感光体ドラムの近傍にセンサを配置し、配置したセンサが検知した湿度の変化幅が大きい場合には感光体ドラムを所定量だけ回動させることにより、画像形成動作に切り替わったときの画像むらを防止する画像形成装置が提案されている。
特許文献1に記載の画像形成装置においては、待機中も一定時間間隔で現像ローラを回転させているので、現像ローラに付着したトナーの外部環境による影響を除去することができる。しかし、この画像形成装置においては、待機中も一定時間間隔で現像ローラを回転させることにより、待機中の電力使用量が増加してしまう。特許文献2に記載の画像形成装置においては、現像装置内部のトナーの環境状態の変化に対する対応としては良好であるが、現像装置の外側に出ている部分に付着しているトナーの環境による変化に対しては、制御することができず、待機状態後の画像形成動作再開直後の画像ムラを改善することができない。特許文献3に記載の画像形成装置においては、感光体ドラムの近傍にセンサを配置する必要があるため、コストの増大につながるとともに、画像形成装置のレイアウトに制約が生じてしまう可能性がある。
そこで、本発明は、上記問題点を踏まえ、感光体の周囲に配置したセンサの出力値を用いずに、画像形成開始時に発生しやすい画像の濃度ムラを防止することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、回転駆動する像担持体と、前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電した前記像担持体の表面を露光して静電潜像を作像する露光手段と、前記像担持体と同期して回転する現像ローラにより前記像担持体に作像された前記静電潜像に電荷トナーを付着させてトナー画像を形成する現像手段と、を備える画像形成装置であって、前記像担持体の回転及び停止状態を監視し、前記回転及び停止状態に応じてカウント値を順次更新する監視手段と、前記トナー画像の形成動作が終了した後に、更新後の前記カウント値に応じて前記像担持体を間欠的に駆動させる間欠駆動手段とを備えることを特徴とする。
好ましい本発明に係る画像形成装置は、前記画像形成装置において、前記監視手段は、所定時間毎に前記像担持体の回転又は停止を検知し、前記像担持体が回転状態であればカウントアップ、停止状態であればカウントダウンすることにより前記カウント値を更新し、前記間欠駆動手段は、前記像担持体が画像形成動作を終了した後であって、前記カウント値が所定値以上から前記所定値未満に更新されたときに前記像担持体を間欠的に駆動させることを特徴とする。
好ましい本発明に係る画像形成装置は、前記画像形成装置において、前記画像形成装置外の温度及び/又は湿度を検知する検知手段と、画像形成動作終了時における前記検知手段の検知結果と、前記像担持体が画像形成動作を終了した後であって、前記カウント値が所定値以上から前記所定値未満に更新されたときにおける前記検知手段の検知結果と比較して、比較した結果が所定の値以上変化したか否かを判定する環境変化判定手段と、を備え、前記環境変化判定手段が前記比較した結果が所定の値以上変化したと判断したときは、前記間欠駆動手段を作動させることを特徴とする。
好ましい本発明に係る画像形成装置は、前記画像形成装置において、前記監視手段は、更新後の前記カウント値が所定の上限値を超える場合には、前記上限値を更新後のカウント値とすることを特徴とする。
好ましい本発明に係る画像形成装置は、前記画像形成装置において、前記監視手段は、更新後の前記カウント値が所定の下限値未満になる場合は、前記下限値を更新後のカウント値とすることを特徴とする。
好ましい本発明に係る画像形成装置は、前記画像形成装置において、前記カウント値のカウントアップの大きさを、前記像担持体の回転速度に応じて変更することを特徴とする。
好ましい本発明に係る画像形成装置は、前記画像形成装置において、前記間欠駆動手段が作動中に、前記カウント値が前記所定値以上から前記所定値未満に変化したときは、その時点から改めて前記像担持体を間欠的に駆動させることを特徴とする。
好ましい本発明に係る画像形成装置は、回転駆動する像担持体と、前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電した前記像担持体の表面を露光して静電潜像を作像する露光手段と、前記像担持体と同期して回転する現像ローラにより前記像担持体に作像された前記静電潜像に電荷トナーを付着させてトナー画像を形成する現像手段と、を備える画像形成装置であって、前記像担持体の画像形成動作時間と画像形成動作停止時間との比率を監視する監視手段と、前記像担持体が前記トナー画像の形成動作を終了した後に、前記像担持体の画像形成動作時間に対する画像形成動作停止時間の比率が所定の値以上になった場合に、前記像担持体を間欠的に駆動させる間欠駆動手段と、を備えることを特徴とする。
好ましい本発明に係る画像形成装置は、前記画像形成装置において、前記像担持体が画像形成動作を開始する際に、前記像担持体を所定時間回転させる連続駆動手段と、前記間欠駆動手段と前記連続駆動手段のうち、一方を選択して作動させる選択手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、回転駆動する像担持体と、前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電した前記像担持体の表面を露光して静電潜像を作像する露光手段と、前記像担持体と同期して回転する現像ローラにより前記像担持体に作像された前記静電潜像に電荷トナーを付着させてトナー画像を形成する現像手段と、を備える画像形成装置に所定の工程を実行させるためのプログラムであって、前記像担持体の回転及び停止状態を監視し、前記回転及び停止状態に応じてカウント値を順次更新する監視工程と、前記トナー画像の形成動作画終了した後に、更新後の前記カウント値に応じて前記像担持体を間欠的に駆動させる間欠駆動工程と、を実行させる。
好ましい本発明に係るプログラムは、前記プログラムにおいて、前記監視工程は、所定時間毎に前記像担持体の回転又は停止を検知し、前記像担持体が回転状態であればカウントアップ、停止状態であればカウントダウンすることにより前記カウント値を更新する工程を含み、前記間欠駆動工程は、前記像担持体が画像形成動作を終了した後であって、前記カウント値が所定値以上から前記所定値未満に更新されたときに前記像担持体を間欠的に駆動させる工程を含むことを特徴とする。
好ましい本発明に係るプログラムは、前記プログラムにおいて、前記画像形成装置外の温度及び/又は湿度を検知する検知手段と、画像形成動作終了時における前記検知手段の検知結果と、前記像担持体が画像形成動作を終了した後であって、前記カウント値が所定値以上から前記所定値未満に更新されたときにおける前記検知手段の検知結果と比較して、比較した結果が所定の値以上変化したか否かを判定する環境変化判定手段と、を機能させるためのプログラムであって、前記環境変化判定手段が前記比較した結果が所定の値以上変化したと判断したときは、前記間欠駆動工程を実行させることを特徴とする。
好ましい本発明に係るプログラムは、前記プログラムにおいて、前記監視工程は、前記カウント値の上限値を設け、更新後の前記カウント値が前記上限値を超える場合には、前記上限値を更新後のカウント値とする工程を含むことを特徴とする。
好ましい本発明に係るプログラムは、前記プログラムにおいて、前記監視工程は、前記カウント値の下限値を設け、更新後の前記カウント値が前記下限値未満になる場合は、前記下限値を更新後のカウント値とする工程を含むことを特徴とする。
好ましい本発明に係るプログラムは、前記プログラムにおいて、前記カウント値のカウントアップの大きさを、前記像担持体の回転速度に応じて変更するであることを特徴とする。
好ましい本発明に係るプログラムは、前記プログラムにおいて、前記間欠駆動工程を実行中に、前記監視工程におけるカウント値が前記所定値以上から前記所定値未満に変化したときは、その時点から改めて前記像担持体を間欠的に駆動させることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、回転駆動する像担持体と、前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電した前記像担持体の表面を露光して静電潜像を作像する露光手段と、前記像担持体と同期して回転する現像ローラにより前記像担持体に作像された前記静電潜像に電荷トナーを付着させてトナー画像を形成する現像手段と、を備える画像形成装置に所定の工程を実行させるためのプログラムであって、前記像担持体の画像形成動作時間と画像形成動作停止時間との比率を監視する監視工程と、前記トナー画像の形成動作が終了した後に、前記像担持体の画像形成動作時間に対する画像形成動作停止時間の比率が所定の値以上になった場合に、前記像担持体を間欠的に駆動させる間欠駆動工程と、を実行させる。
好ましい本発明に係るプログラムは、前記プログラムにおいて、前記像担持体が画像形成動作を開始する際に、前記像担持体を所定時間回転させる連続駆動工程と、前記間欠駆動工程と前記連続駆動工程のうち、一方を選択して実行させる選択工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、感光体の周囲に配置したセンサの出力値を用いずに、画像形成開始時に発生しやすい画像の濃度ムラを防止することができる。
現像装置近辺のトナーの動きを表す模式図 本発明を適用した画像形成装置 画像形成装置の制御部のブロック図 実施形態1に係る画像形成装置の画像形成フロー図(1) 感光体監視工程のフロー図 感光体回転速度に対するカウントアップ値 間欠駆動工程のフロー図 画像形成動作と間欠駆動動作におけるカウント値の推移 実施形態2に係る画像形成装置の画像形成フロー図(2) 実施形態3に係る画像形成装置の画像形成フロー図(3) 連続駆動工程のフロー図
(画像形成装置)
本発明を適用した画像形成装置の構成例を説明する。図2は、本発明を適用した画像形成装置の概略構成を示す図である。この画像形成装置100は、搬送手段としての中間転写ベルト105に沿って4色のAIOカートリッジ(106Bk、106M、106C、106Y)が配置された構成を備えており、所謂、タンデムタイプと呼ばれている。中間転写ベルト105は、反時計回りに回転し、回転方向の上部上流側から順に、AIOカートリッジ(電子写真プロセス部の一例)106Bk、106M、106C、106Yが配置されている。これらのAIOカートリッジ106Bk、106M、106C、106Yは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。AIOカートリッジ106Bkはブラックの画像を、AIOカートリッジ106Mはマゼンタの画像を、AIOカートリッジ106Cはシアンの画像を、AIOカートリッジ106Yはイエローの画像をそれぞれ形成する。
画像形成装置100を構成する各部の動作は、制御部130によって制御されている。制御部130は、上述のAIOカートリッジ106、転写ベルト105,定着器122の制御、温度湿度センサ(環境検知手段)131からの情報の収集をはじめ、画像形成装置100の画像形成動作前の準備操作や、画像形成動作終了後等の待機状態における構成要素各部の監視や制御を行っている。
なお、この構成例の画像形成装置における感光体と現像装置との関係は、図1に示す現像装置近辺の模式図と同様に、感光体ドラム109と、現像ローラ112が、ニップ部を形成して接触しており、現像ローラ112上には、トナー6が静電作用により付着している。そして、感光体ドラム109と現像ローラ112の回転、停止は、互いに同期している。すなわち、感光体ドラム109が回転すれば、現像ローラ112も回転し、感光体ドラム109が回転停止すれば、現像ローラ112も回転停止する。
また、以下の説明では、AIOカートリッジ106Bkについて具体的に説明するが、他のAIOカートリッジ106M、106C、106Yについても、AIOカートリッジ106Bkと同様の構成であるため、AIOカートリッジ106M、106C、106Yの各構成要素については、AIOカートリッジ106Bkの各構成要素に付したBkに替えて、M、C、Yによって区別した符号を図2に表示するにとどめ、説明を省略する。
AIOカートリッジ106Bkは、記録剤としてのトナーを充填している充填部120Bk、充填部120Bkの開口部に設けられた現像手段としての現像ローラ112Bk、現像ローラ112Bkと接触することによりニップ部を形成する像担持体としての感光体ドラム109Bk、感光体ドラム109Bkの周囲に配置された帯電手段としての帯電器110Bk、および感光体ドラム109Bkの表面に付着したトナーをクリーニングする清掃手段としてのクリーニングブレード113Bkとを含んで構成される。さらに、充填部120Bkの内部には、トナーを現像ローラ112Bkに供給するための供給手段としての供給ローラ117Bkが設けられている。
また、AIOカートリッジ106Bkの上部に設けられた露光手段としての露光器111は、図示しない光源からBk成分の画像データに対応する照射光であるレーザ光114Bkを、AIOカートリッジ106Bkを構成する感光体ドラム109Bkの表面に照射する。露光器111は同様に、各AIOカートリッジに対応した色成分の画像データに基づくレーザ光114M、114C、114Yを、他のAIOカートリッジを構成する感光体ドラム109M、109C、109Yの表面に夫々照射する。
ここで、本発明を適用した画像形成装置100では、AIOカートリッジ106と露光器111とが画像形成手段として機能する。
画像形成動作に際し、感光体ドラム109Bkの外周面は、暗中にて帯電器110Bkにより一様に帯電された後、露光器111からのブラック画像に対応したレーザ光114Bkにより露光され、静電潜像が作像される。現像器112Bkは、この静電潜像をブラックトナーにより可視像化し、これにより、感光体ドラム109Bkの外周面にブラックのトナー画像が形成される。
このブラックのトナー画像は、感光体ドラム109Bkと転写ベルト105とが接する位置(一次転写位置)で、一次転写ローラ115Bkの働きにより中間転写ベルト105上に転写される。この転写により、中間転写ベルト105上にブラックのトナーによる画像が形成される。トナー画像の転写が終了した感光体ドラム109Bkは、外周面に残留した不要なトナーをクリーナーブレード113Bkにより払拭された後、次の画像形成動作に戻る。次の画像形成がなければ、待機状態となる。
以上のようにして中間転写ベルト105上に転写されたブラックのトナー画像は、不図示の駆動モータの働きにより中間転写ベルト105が回転駆動することによって、次のAIOカートリッジ106Mに搬送される。AIOカートリッジ106Mでは、AIOカートリッジ106Bkでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより、感光体ドラム109M上にマゼンタのトナー画像が形成され、そのマゼンタのトナー画像が中間転写ベルト105上に形成されたブラックの画像に重畳されて転写される。
転写ベルト105は、さらにAIOカートリッジ106C、106Yに対向する位置に順に搬送され、AIOカートリッジ106Mと同様の動作により、感光体ドラム109C上に形成されたシアンのトナー画像と、感光体ドラム109Y上に形成されたイエローのトナー画像とが、中間転写ベルト105上に重畳されて転写される。こうして、中間転写ベルト105上にフルカラーのトナー画像が形成される。
なお画像形成動作に際して、ブラックのみの印刷の場合は一次転写ローラ115M、一次転写ローラ115C、一次転写ローラ115Yは、それぞれ感光体ドラム109M、感光体ドラム109C、感光体109Yから離間された位置に退避し、ブラックの感光体ドラム109Bkのみが中間転写ベルト105と当接した状態となる。
中間転写ベルト105の下方には、給紙手段としての給紙トレイ101、給紙ローラ102、及びレジストローラ103などを有する給紙手段が設けられている。また、2次転写駆動ローラ107に対向するように2次転写ローラ116が備えられている。ここで、2次転写駆動ローラ107は、2次転写ローラ116との間に中間転写ベルト105を挟み込んで2次転写ニップを形成している。さらに、2次転写ニップの上方には、定着器122、排紙ローラ118などを備えている。
給紙トレイ101は、記録媒体としての用紙104を複数枚重ねて収納しており、一番上の用紙104には給紙ローラ102が当接している。給紙ローラ102は、図示しない駆動手段によって回転し、一番上の用紙104の先端をレジストローラ103に突き当てた状態で回転を一旦停止させる。そして、用紙104を適切なタイミングで転写バイアスが印加された2次転写ニップに向けて送り出す。中間転写ベルト105上に形成されたトナー画像は、この2次転写ニップで用紙104に転写される。
2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト105には、用紙104に転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、転写ベルトクリーナによってクリーニングされる。2次転写ニップを通過した用紙104は、定着器122のローラ間を通過する際の熱と圧力により、表面に転写されたトナー画像が定着される。その後、用紙104は、排紙ローラ118によって機外へと排出される。
次に、画像形成装置100の制御部130の基本的な構成を、図3に示す制御部130のブロック図を参照して説明する。この構成例の画像形成装置の制御部130は、CPU10、画像メモリ20、I/O(入出力部)30、I/F(インターフェース部)40、ROM50、RAM60、操作パネル70を備えている。CPU10はROM50に記憶された制御プログラムに従い、画像形成装置を構成する各部の動作を制御し、画像形成装置の画像形成動作全体の動作、本発明に係る各手段や各工程の動作、及び画像形成動作をスムースに行わせる補充的な動作を総合的に制御している。ROM50は、画像形成動作全体の動作、及び本発明に係る各手段や各工程の動作を制御する制御プログラムを格納している。
CPU10は、例えば、図2おける画像形成動作の中心となる像担持体109Bkの回転動作と、これに同期させた露光器111Bkの露光動作や、現像器112Bkから像担持体へのトナー供給動作、転写ベルト105の駆動などを制御している。また、CPU10は、画像形成動作状態又は待機状態における、感光体の回転状況を監視する監視手段や必要に応じて感光体を回転駆動させるモータなどの間欠駆動手段の制御手段として機能する。さらに、CPU10は、感光体周辺の温度湿度を測定するセンサからの情報を処理する環境変化判定手段としても機能する。
画像メモリ20は印刷データに含まれる画像データを一時的に記憶する。I/O30は画像形成部やセンサなどの電装品の入出力を制御する。I/F40は装置とケーブルなどで接続されたパーソナルコンピュータやサーバなどから印刷データやユーザへの問い合せ応答を受け取る。ROM50は、装置全体を制御するためのプログラムを記憶する。RAM60は装置に関する画像形成動作に関する情報の他、温度湿度情報などの環境情報など各種情報を一時的に記憶する。操作パネル70はユーザが装置の状態把握や、装置の動作変更を実施するための手段である。
(実施形態1)
図4〜8を参照にして、上述の構成例で説明した画像形成装置100の画像形成動作、及び画像形成装置に画像形成動作を実行させるためのプログラムについて、実施形態1に係る画像形成装置の画像形成動作、及び画像形成動作を実行させるためのプログラムとして説明する。なお、以後の説明においては、画像形成動作を実行する各種の工程やステップなどとして説明するが、これらの工程やステップなどは、本発明に係る画像形成装置に当てはめた場合、これらの工程やステップなどを実行する手段と捉えることもできる。また、画像形成装置に画像形成動作を実行させるためのプログラムとして捉えた場合、これらの工程やステップなどを実行させるためのプログラムと読み替えてもよい。
図4は、実施形態1に係る画像形成装置の画像形成フロー図(1)である。図5は、感光体監視工程(監視工程)のフロー図であり、図7は、間欠駆動工程のフロー図である。図6は、感光体の回転速度に対するカウントアップ値及びカウントダウン値の設定例を示す表である。図8は、画像形成動作(印刷ジョブ)及び間欠駆動動作(間欠駆動手段)の作動中におけるカウント値の推移を表すグラフである。
図4に示すように、画像形成装置の電源が入力されると、感光体監視タスク(監視工程)と画像形成タスクとの2つのタスクを起動し、夫々のタスクを非同期に繰り返す。つまり、画像形成装置の電源が入力されると、感光体監視手段(監視手段)として機能するCPU10が感光体監視工程(監視工程)を実行する(ステップS1)。なお、感光体監視タスクについては後述する。一方の画像形成タスクにおいては、画像形成装置が印刷ジョブを受信すると(ステップS2のY)、受信した印刷ジョブに応じて画像形成動作を実行する(ステップS3)。そして、印刷ジョブの信号を受信していなければ(ステップS2のN)、間欠駆動手段として機能するCPU10が、間欠駆動工程を実行する(ステップS4)。画像形成動作又は間欠駆動工程が終了すれば、印刷ジョブの信号受信の確認(ステップS2)に戻る。
感光体監視タスクを、図5に従って詳しく説明する。画像形成装置の電源が入力され、感光体監視タスクが起動すると、まず、感光体監視時間をリセットし(ステップS11)、カウント値をあらかじめ設定された下限値をカウンタ値としてRAM60(記憶手段の一例)に記憶させる(ステップS12)。そして、感光体監視時間の計測を始めるとともに(ステップS13)、回転の有無を検知する(ステップS14)。
感光体ドラム109が回転中であれば(ステップS15のY)、感光体ドラム109の回転速度を検知し(ステップS16)、感光体の回転速度に基づいてカウントアップ値を設定する(ステップS17)。感光体ドラム109の回転速度を検知する方法としては、印刷ジョブのモード(紙種設定や画質設定等)に応じて画像形成の速度を変化させる構成を採用する画像形成装置であれば、印刷ジョブモードから感光体の回転速度を判断してもよい。なお、感光体ドラム109の回転速度は、感光体ドラム109と当接している中間転写ベルト105の移動速度とも換言することができる。したがって、ステップS14乃至ステップS17の代わりに、中間転写ベルト105の回転駆動の有無を検知し、中間転写ベルト105が回転している場合には、中間転写ベルト105の回転速度を検知するとともに、中間転写ベルト105の回転速度に応じてカウントアップ値を設定してもよい。
カウントアップ値は、例えば、図6に示すように、感光体ドラムの回転速度に対応したカウントアップ値を予め設定してメモリに記憶させておき、ステップS16にて検知した感光体ドラムの回転速度に対応するカウントアップ値に関連づけて記憶されているカウントアップ値を設定する。なお、カウントアップ値を一定として決めておいてもよい。カウントアップ値を一定と定めている場合には、ステップS16(感光体の回転速度検知)は省略してよい。
次に、メモリ(RAM60)に記憶されているカウント値に、ステップS17にて設定したカウントアップ値を加算して新カウント値を算出する(ステップS18)。そして、新カウント値をあらかじめ設定してある上限値と比較し(ステップS19)、ステップS18で算出した新カウント値が上限値を超えていれば(ステップS19のN)、ステップS18で算出した新カウント値ではなく上限値を新カウント値として設定する(ステップS20)。一方、ステップS18で算出した新カウント値が上限値以下であれば(ステップS19のY)、算出した新カウント値をそのまま新カウント値として次のステップS25に進む。
一方、ステップS15において、感光体ドラムが回転停止中であれば(ステップS15のN)、カウントダウン値を設定する(ステップS21)。カウントダウン値については、上述のカウントアップ値と同様にして設定すればよい。また、カウントダウン値は、あらかじめ設定されていれば、その値を用いてもよい。メモリに記憶されているカウント値に応じてカウントダウン値を設定してもよい。
本発明を適用した画像形成装置において、カウント値は、像担持体の周囲環境を示す値として用いられる。ここで、像担持体の周囲温度と機外の環境温度との差が大きいほど、像担持体の回転が停止している状態における温度の変化速度は大きくなる。したがって、環境温度との差が大きいと判断できるほどにメモリに記憶されているカウント値が大きい場合には、設定するカウントダウン値を大きくすることで、像担持体の周囲環境がより正確に反映されたカウント値を得ることができる。なお、感光体ドラムの周囲環境は、感光体ドラムの材料や画像形成装置100の構造にも関係してくるため、設計段階で最適値を設定しておくことが望ましい。
次に、メモリに記憶されているカウント値からステップS21において設定したカウントダウン値を減算して新カウント値を算出する(ステップS22)。そして、新カウント値をカウント値の下限値と比較し(ステップS23)、ステップS22で算出した新カウント値が下限値未満であれば(ステップS23のN)、ステップS22で算出した新カウント値ではなく下限値を新カウント値として設定する(ステップS24)。一方、ステップS22で算出した新カウント値が下限値以上であれば(ステップS23のY)、ステップS22で算出した新カウント値をそのまま新カウント値として次のステップS25に進む。
ステップS25においては、ステップS18でカウントアップ値を加算、又はステップS22でカウントダウン値を減算する前のカウント値が予め設定してある所定値以上で、且つ、新カウント値が所定値未満であるか否かを判定して、カウント値が所定値以上で且つ新カウント値が所定値未満である場合は(ステップS25のY)、監視結果フラグを立てる(セットする)(ステップS26)。なお、ステップS25の処理は、後に詳述する図8において、カウント値が減少状態にて閾値に達したか否かを判断するための処理である。つまり、現像装置2の周辺温度が高い状態にて現像ローラ3が回転停止状態にある場合に現像装置外のトナーと現像装置内のトナーとで帯電性能が変化してしまうため、カウント値が減少状態にて両トナーの帯電性能に差が生じはじめるであろう閾値に達した場合、間欠駆動タスクが必要と判断する。
ここで、セットされた監視結果フラグは、上述の間欠駆動工程(図4におけるステップS4)の実行判断に利用される。なお、監視結果フラグがすでにセットされていれば、ステップS26では監視結果フラグをセットしたまま、次のカウント値を新カウント値に更新するステップ(ステップS27)に進めばよい。
カウント値が所定値以上で且つ新カウント値が所定値未満である場合以外のときは(ステップS25のN)、ステップS26をスキップしてカウント値を新カウント値に置き換える。つまり、新カウント値を記憶手段としてのRAM60に記憶させることにより、カウント値を更新する(ステップS27)。そして、感光体監視時間を確認して、感光体監視時間が感光体の回転の有無検知(ステップS14)時からあらかじめ設定してある所定の時間(例えば1秒)経過したら、感光体の回転の有無検知ステップ(ステップS14)へと戻り(ステップS28)、感光体ドラム109の回転状態または停止状態に応じてメモリに記憶されているカウント値を順次更新する。なお、図4で示したとおり、感光体監視タスクは繰り返し、例えば1秒毎に繰り返し実行されることが望ましい。したがって、かかる実施形態を採用した場合には、画像形成装置100の電源がOFFされることにより、感光体監視タスクは終了することになる。
図7のフロー図を参照して、間欠駆動工程の詳細について説明する。図4のステップS2のNに続いて、間欠駆動工程が開始される(ステップS4)と、図7のフロー図に示すように、感光体監視工程において説明した監視結果フラグがセットされていることを確認し(ステップS31)、監視結果フラグがセットされている場合には(ステップS31のY)、監視結果フラグをリセットする(ステップS32)。一方、監視結果フラグがセットされていない場合(ステップS31のN)は、そのまま間欠駆動工程は終了とする。
監視結果フラグをリセット(ステップS32)したら、間欠駆動実行時間t1の測定を開始し(ステップS33)、同時に間欠時間t2の測定を開始する(ステップS34)。なお、画像形成装置の電源が入力された際には、間欠駆動実行時間t1、間欠時間t2、及び後述の感光体の回転継続時間t3は、リセットされて0の状態になっている。そして、間欠時間t2があらかじめ設定されている第4の所定時間に達した時点で(ステップS35のY)、感光体を回転駆動させて(ステップS36)、感光体回転時間t3の測定を開始する(ステップS37)。そして、感光体回転時間t3が第5の所定時間に達した時点で(ステップS38のY)、感光体の駆動を停止し(ステップS39)、間欠時間t2及び感光体回転時間t3をリセットする(ステップS40)。
間欠駆動実行時間t1があらかじめ設定されている第1の所定時間未満であれば(ステップS41のN)、ステップS34の間欠時間t2測定開始に戻り、ステップS34からステップS40までを繰り返す。間欠駆動実行時間t1があらかじめ設定されている第1の所定時間以上(例えば60分)になれば(ステップS41のY)、間欠駆動実行時間t1をリセットして(ステップS42)、間欠駆動工程を終了する。なお、間欠駆動工程中に印刷ジョブを受信し画像形成動作が実行される場合には、間欠駆動工程として実行中の処理に関わらず、間欠駆動工程は終了する。
図8には、本実施形態に係る画像形成装置の画像形成動作と間欠駆動動作における、カウント値の推移と、間欠駆動動作における各時間t1,t2,t3のそれぞれの所定時間の例を示す。図8において、横軸は、画像形成装置の画像形成動作が可能になってから(通常は、電源ONになった時から)の時間であり、縦軸はカウント値であり、図中の上部の折れ線グラフは、カウント値の推移を表し、下部のステップ状のグラフは、感光体の回転状態(感光体の回転、停止)を表している。
感光体の回転状態を表すグラフは、上側が回転状態、下側が回転停止状態である。そして、縦軸に近い左側2つの感光体の回転状態は、画像形成動作に伴う回転を表している。右側4つの回転状態は、画像形成動作停止中の間欠駆動手段(間欠駆動工程)の作動中における感光体の回転状態を表しており、画像形成動作が行われているのではない。
カウント値の変化について説明すると、カウント値は、画像形成動作が可能になった時点で、下限値にセットされ、画像形成動作に伴う感光体の回転状態に応じて上昇する。厳密には、段階的に上昇するが、図では直線で表している。そして、画像形成動作を休止して感光体が回転停止すると、感光体の回転時による機内温度の上昇割合と同じ割合にて、カウント値が減少する。なお、カウントアップ値、カウントダウン値の設定によっては上昇割合と減少割合とは相違する。そして、再度、画像形成動作が実行されると、カウント値は上昇する。図8で示す例では、再度の画像形成動作に伴い、カウント値があらかじめ設定しておいた所定値を超え、上限値に達した場合を示している。カウント値が上限値に達した場合は、画像形成動作が継続しても、カウント値はさらなる加算は行わない。画像形成動作が終了して、感光体が待機状態に入ると、上限値を基点としてカウント値を減少させ、所定値よりも小さくなる。
画像形成動作が終了してカウント値が減少を始め、定値未満になった時点で、監視結果フラグがセットされ、感光体が待機状態のままであれば間欠駆動工程が実行される。間欠駆動工程が実行されても、間欠駆動時間t2が第4の所定時間に達するまでは、感光体は回転停止状態なので、カウント値はそのまま下がり続ける。間欠駆動時間t2が第4の所定時間に達すると、感光体は駆動されて回転を始め、感光体回転時間t3が第5の所定時間に達するまで回転する。この場合、感光体が回転すると、カウント値のグラフは一時的に上昇する場合もあるが、感光体回転時間t3が感光体監視工程で説明した感光体監視時間のインターバルである第2の所定時間よりも十分に短く設定されていれば、カウント値は、上昇しないで、そのまま下がり続けるとみなしてもよい。感光体回転時間t3が、ある程度長くても、その影響は小さいのでカウント値の上昇は図示していない。
感光体回転時間t3が第5の所定時間に達すると、感光体の回転は停止し、間欠駆動時間t2が、再度第4の所定時間に達するまでカウント値はそのまま下がり続ける。このような感光体の回転、停止を繰り返しながら、カウント値は下限値に達した時点で、下限値に張り付くことになる。そして、間欠駆動実行時間t1が第1の所定時間に達した時点で間欠駆動工程が終了する。
この実施形態では、間欠駆動手段は、カウント値の変化を指標として実行開始しているが、この実施形態の変形例としては、カウント値の変化の代わりに、感光体の回転時間と、停止時間との比率の変化を指標として、感光体の停止時間の比率が所定値以上になった時点で、間欠駆動手段の実行を開始する形態としてもよい。この場合、図8における縦軸は、カウント値に替えて、感光体の回転時間に対する停止時間の比率とみなせばよい。
(実施形態2)
本発明を適用した画像形成装置の動作及びその実行プログラムに係る実施形態2について、図9を参照にして説明する。この実施形態は、実施形態1と類似しているが、現像装置外の周囲環境(環境温度、又は環境湿度)を監視しておき、画像形成動作の待機中に環境温度又は環境湿度にそれぞれ所定の変化があった場合は、間欠駆動処理を実行できる点が、実施形態1との主な相違である。この実施形態においては、画像形成装置は、図2に示す温度湿度センサ(環境検知手段)と制御手段130を備え、制御手段130には環境温度及び湿度を記憶する環境記憶手段(図3におけるRAM60)と、画像形成動作終了等から所定時間経過後の環境温度及び湿度の変化が所定の範囲内かどうかを判定する環境変化判定手段(図3におけるCPU10)とを備えている。
図9に従って、実施形態2に係る画像形成装置の画像形成フローを説明する。感光体監視工程(ステップS51)は、実施形態1の感光体監視工程(ステップS1)と同じであるので、説明を省略する。もう一方の画像形成動作を中心としたフローにおいては、画像形成装置に電源が投入され画像形成可能な待機状態になったら、感光体周辺に設置してある環境温度、環境湿度センサにより、環境温度及び環境湿度を測定する(ステップS52)。そして、実施形態1と同様、印刷ジョブの受信有無を確認する(ステップS53)。印刷ジョブの受信を確認すれば(ステップS53のY)、画像形成動作を実行し(ステップS54)、その終了時に環境温度、環境湿度センサにより測定した、画像形成動作終了時の環境温度及び環境湿度を記憶し(ステップS55)、再びステップS52へと戻っていく。
印刷ジョブの受信有無の確認(ステップS53)において、印刷ジョブの受信無しと判断すれば(ステップS53のN)、感光体監視工程(ステップS51)において実行される監視結果フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS56)。監視フラグがセットされていれば(ステップS56のY)、間欠駆動工程を実行する(ステップS59)。間欠駆動工程(ステップS59)は、図7に示した実施形態1の間欠駆動工程(ステップS4)とほぼ同じであるが、図7における監視フラグがセットされているか否かを判定するステップS31は、すでにステップS56で実行しているので、ステップS31がない点が異なっているだけであるので、詳細説明を省略する。間欠駆動工程(ステップS59)が終了すれば、ステップS52に戻る。
ステップS56において、監視フラグがセットされていなければ(ステップS56のN)、記憶していた画像形成動作終了時の感光体周辺の環境温度と、ステップ52で測定した感光体周辺の環境温度とを比較し(ステップS57)、その差が所定値以上であれば(ステップS57のY)、間欠駆動工程を実行する(ステップS59)。さらに、画像形成動作終了時の環境温度と、ステップ52で測定した環境温度の差が所定値未満(ステップS57のN)であっても、画像形成動作終了時の感光体周辺の環境湿度と、ステップ52で測定した感光体周辺の環境湿度とを比較し(ステップS58)、その差が所定値以上であれば(ステップS58のY)、間欠駆動工程を実行する(ステップS59)。画像形成動作終了時の環境湿度と、ステップ52で測定した環境湿度の差が所定値未満(ステップS58のN)であれば、そのまま画像形成装置はステップ52に戻る。
この実施形態では、環境温度又は環境湿度の変化がそれぞれ所定値以上であった場合に、間欠駆動動作を実行させているが、この実施形態の変形例として環境温度又は環境湿度の一方のみの変化により間欠駆動動作の実行を選択したり、環境温度又は環境湿度の変化の両方が満たされたときに間欠駆動動作の実行を選択したり、環境温度又は環境湿度の絶対値がそれぞれ所定値に達したら間欠駆動動作の実行を選択したりするようにしてもよい。画像形成装置の使用環境やトナーの性状によってこれらの変形例を利用してもよい。
この実施形態においては、感光体監視工程においてカウント値として算出され、監視結果フラグにより表されている感光体の回転の経歴だけでなく、それとは直接関係のない、感光体周辺の環境温度及び環境湿度の変化に対応しても間欠駆動動作が実行される。このようにして、環境温度及び環境湿度の変化から引き起こされるトナーの温度、湿度の変化による帯電性などの性状変化に適応できる画像形成装置を提供している。また、実施形態1を実行した後に、実施形態2を実行する用に組み合わせて、感光体周辺の環境変化に緻密に対応することもできる。
(実施形態3)
本実施形態に係る画像形成装置の像形成動作、及びその実行プログラムに係る実施形態3について、図10及び図11を参照にして説明する。この実施形態3は、実施形態1と類似しているが、実施形態1における間欠駆動手段に加えて、画像形成動作を実行する前に感光体を連続回転させる連続駆動手段を有しており、間欠駆動動作と連続駆動動作を選択する選択手段を備えている。この実施形態3に係る画像形成装置は、ユーザからの命令又は、所定のプログラムにより間欠駆動動作と連続駆動動作を選択的に実行できる点が実施形態1に係る画像形成装置と異なっている。
この実施形態3に係る画像形成フロー(3)を、図10に従って説明する。感光体監視工程(ステップS61)は、実施形態1の感光体監視工程(ステップS1)と同じであるので、説明を省略する。印刷ジョブ信号の受信の有無確認工程(ステップS62)も、実施形態1の印刷ジョブ信号の受信の有無確認工程(ステップS2)と同じである。印刷ジョブ信号の受信有りの場合(ステップS62のY)、ユーザが画像形成装置に対して間欠駆動動作を有効にする命令を設定していなければ(ステップS63のN)、連続駆動工程を実行して(ステップS64)から、画像形成動作を実行する(ステップS65)。なお、連続駆動工程については後述する。ユーザが間欠駆動動作を有効にする命令を設定していれば(ステップS63のY)、連続駆動工程を省略して画像形成動作を実行する(ステップS65)。画像形成動作を実行するステップS65は、すでに説明した実施形態1の場合と同様である。
間欠駆動工程と連続駆動工程とは、ユーザが選択的に有効にできる工程であり、ユーザが間欠駆動工程を有効にしている場合は、連続駆動工程を無効にしていることを意味する。また、間欠駆動工程と連続駆動工程との選択は、ユーザが行う態様を例示したが、プログラムにより画像形成動作の待機時間等を基にして実行できるようにしてもよい。
画像形成動作(ステップS65)が終了すれば、ステップS62に戻る。一方、印刷ジョブ信号の受信無しの場合(ステップS62のN)、ユーザが間欠駆動動作を有効にしていれば(ステップS66のY)、間欠駆動工程を実行して(ステップS67)、ステップS62に戻る。ユーザが間欠駆動動作を有効にしていなければ(ステップS66のN)、間欠駆動工程(ステップS67)を省略してステップS62に戻る。なお、間欠駆動工程(ステップS67)は、実施形態1における間欠駆動工程(図4におけるステップS4)と同じである。
連続駆動工程について図11に従って説明する。連続駆動工程が開始されると、監視結果フラグのセットを確認する(ステップS71)。監視結果フラグがセットされていれば(ステップS71のY)、監視フラグをリセットする(ステップS72)とともに、感光体を駆動し回転させる(ステップS73)。感光体駆動時間を測定し(ステップS74)、感光体駆動時間が第3の所定時間以上になった時点(ステップS75のY)で感光体の駆動を停止し(ステップS76)、連続駆動工程を終了する。なお、監視結果フラグがセットされていなければ(ステップS75のN)、そのまま連続駆動工程は終了する。
実施形態3の変形例として、実施形態2において説明した環境温度、環境湿度の変化により、間欠駆動工程を駆動させる工程を付加することもできる。
実施形態3においては、画像形成装置の待機状態が長期間続くような場合には、画像形成終了時に間欠駆動動作を実施するより、次回の画像形成動作の直前に感光体を連続回転させて、トナーの状態を均一にする方が効果的である場合に応用できる。特に、上述の実施形態2と実施形態3を組み合わせた実施形態は、トナーの状態を均一にするさらに有効である。
以上、実施形態1から3までにおいて、本発明を適用した画像形成装置として、中間転写方式を採用した画像形成装置を例に挙げ説明を行った。しかし、直接転写方式を採用した画像形成装置であってもよく、かかる場合、記録媒体を搬送する搬送ベルト等が、中間転写ベルト105にかわって搬送手段として機能する。
1 :感光体ドラム
1a:ニップ部
2 :現像装置
2a:トナー充填部
2b:トナー戻り部
3 :現像ローラ
4 :供給ローラ
5 :現像ブレード
6 :トナー
6a:現像装置内のトナー
6b:現像装置外のトナー
6c:トナー像形成トナー
6d:戻りトナー
10 :CPU
20 :画像メモリ
30 :I/O
40 :I/F
50 :ROM
60 :RAM
70 :操作パネル
100 :画像形成装置
101 :給紙トレイ
102 :給紙ローラ
103 :レジストローラ
105 :中間転写ベルト
106(106Bk,106M,106C,106Y) :AIOカートリッジ
107 :二次転写駆動ローラ
108 :ベルトテンションローラ
109(109Bk,109M,109C,109Y) :感光体ドラム(像担持体)
110 :(110Bk,110M,110C,110Y)帯電器
111 :露光器
112 :(112Bk,112M,112C,112Y)現像器
113 :(113Bk,113M,113C,113Y)クリーナーブレード
114 :(114Bk,114M,114C,114Y)レーザ光
115 :(115Bk,115M,115C,115Y)一次転写ローラ
116 :(116Bk,116M,116C,116Y)現像ローラ
117 :(117Bk,117M,117C,117Y)供給ローラ
118 :排紙ローラ
120 :(120Bk,120M,120C,120Y)供給部
122 :定着器
130 :制御部
131 :温度湿度センサ(環境検知手段)
特開2004−109980号公報 特開2007−65581号公報 特開2004−264647号公報

Claims (18)

  1. 回転駆動する像担持体と、
    前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
    帯電した前記像担持体の表面を露光して静電潜像を作像する露光手段と、
    前記像担持体と同期して回転する現像ローラにより前記像担持体に作像された前記静電潜像に電荷トナーを付着させてトナー画像を形成する現像手段と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記像担持体の回転及び停止状態を監視し、前記回転及び停止状態に応じてカウント値を順次更新する監視手段と、
    前記トナー画像の形成動作が終了した後に、更新後の前記カウント値に応じて前記像担持体を間欠的に駆動させる間欠駆動手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置
  2. 前記監視手段は、所定時間毎に前記像担持体の回転又は停止を検知し、前記像担持体が回転状態であればカウントアップ、停止状態であればカウントダウンすることにより前記カウント値を更新し、
    前記間欠駆動手段は、前記像担持体が画像形成動作を終了した後であって、前記カウント値が所定値以上から前記所定値未満に更新されたときに前記像担持体を間欠的に駆動させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置外の温度及び/又は湿度を検知する検知手段と、
    画像形成動作終了時における前記検知手段の検知結果と、前記像担持体が画像形成動作を終了した後であって、前記カウント値が所定値以上から前記所定値未満に更新されたときにおける前記検知手段の検知結果と比較して、比較した結果が所定の値以上変化したか否かを判定する環境変化判定手段と、
    を備え、
    前記環境変化判定手段が前記比較した結果が所定の値以上変化したと判断したときは、前記間欠駆動手段を作動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記監視手段は、更新後の前記カウント値が所定の上限値を超える場合には、前記上限値を更新後のカウント値とすることを特徴とする請求項1又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記監視手段は、更新後の前記カウント値が所定の下限値未満になる場合は、前記下限値を更新後のカウント値とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記カウント値のカウントアップの大きさを、前記像担持体の回転速度に応じて変更することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記間欠駆動手段が作動中に、前記カウント値が前記所定値以上から前記所定値未満に変化したときは、その時点から改めて前記像担持体を間欠的に駆動させることを特徴とする請求項2〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 回転駆動する像担持体と、
    前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
    帯電した前記像担持体の表面を露光して静電潜像を作像する露光手段と、
    前記像担持体と同期して回転する現像ローラにより前記像担持体に作像された前記静電潜像に電荷トナーを付着させてトナー画像を形成する現像手段と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記像担持体の画像形成動作時間と画像形成動作停止時間との比率を監視する監視手段と、
    前記像担持体が前記トナー画像の形成動作を終了した後に、前記像担持体の画像形成動作時間に対する画像形成動作停止時間の比率が所定の値以上になった場合に、前記像担持体を間欠的に駆動させる間欠駆動手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記像担持体が画像形成動作を開始する際に、前記像担持体を所定時間回転させる連続駆動手段と、
    前記間欠駆動手段と前記連続駆動手段のうち、一方を選択して作動させる選択手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 回転駆動する像担持体と、
    前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
    帯電した前記像担持体の表面を露光して静電潜像を作像する露光手段と、
    前記像担持体と同期して回転する現像ローラにより前記像担持体に作像された前記静電潜像に電荷トナーを付着させてトナー画像を形成する現像手段と、
    を備える画像形成装置に所定の工程を実行させるためのプログラムであって、
    前記像担持体の回転及び停止状態を監視し、前記回転及び停止状態に応じてカウント値を順次更新する監視工程と、
    前記トナー画像の形成動作画終了した後に、更新後の前記カウント値に応じて前記像担持体を間欠的に駆動させる間欠駆動工程と、
    を実行させるためのプログラム。
  11. 前記監視工程は、所定時間毎に前記像担持体の回転又は停止を検知し、前記像担持体が回転状態であればカウントアップ、停止状態であればカウントダウンすることにより前記カウント値を更新する工程を含み、
    前記間欠駆動工程は、前記像担持体が画像形成動作を終了した後であって、前記カウント値が所定値以上から前記所定値未満に更新されたときに前記像担持体を間欠的に駆動させる工程を含むことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記画像形成装置外の温度及び/又は湿度を検知する検知手段と、
    画像形成動作終了時における前記検知手段の検知結果と、前記像担持体が画像形成動作を終了した後であって、前記カウント値が所定値以上から前記所定値未満に更新されたときにおける前記検知手段の検知結果と比較して、比較した結果が所定の値以上変化したか否かを判定する環境変化判定手段と、
    を機能させるためのプログラムであって、
    前記環境変化判定手段が前記比較した結果が所定の値以上変化したと判断したときは、前記間欠駆動工程を実行させることを特徴とする請求項10又は11に記載のプログラム。
  13. 前記監視工程は、前記カウント値の上限値を設け、更新後の前記カウント値が前記上限値を超える場合には、前記上限値を更新後のカウント値とする工程を含むことを特徴とする請求項10〜12のいずれか一項に記載のプログラム。
  14. 前記監視工程は、前記カウント値の下限値を設け、更新後の前記カウント値が前記下限値未満になる場合は、前記下限値を更新後のカウント値とする工程を含むことを特徴とする請求項10〜13のいずれか一項に記載のプログラム。
  15. 前記カウント値のカウントアップの大きさを、前記像担持体の回転速度に応じて変更するであることを特徴とする請求項10〜14のいずれか一項に記載のプログラム。
  16. 前記間欠駆動工程を実行中に、前記監視工程におけるカウント値が前記所定値以上から前記所定値未満に変化したときは、その時点から改めて前記像担持体を間欠的に駆動させることを特徴とする請求項11〜15のいずれか一項に記載のプログラム。
  17. 回転駆動する像担持体と、
    前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
    帯電した前記像担持体の表面を露光して静電潜像を作像する露光手段と、
    前記像担持体と同期して回転する現像ローラにより前記像担持体に作像された前記静電潜像に電荷トナーを付着させてトナー画像を形成する現像手段と、
    を備える画像形成装置に所定の工程を実行させるためのプログラムであって、
    前記像担持体の画像形成動作時間と画像形成動作停止時間との比率を監視する監視工程と、
    前記トナー画像の形成動作が終了した後に、前記像担持体の画像形成動作時間に対する画像形成動作停止時間の比率が所定の値以上になった場合に、前記像担持体を間欠的に駆動させる間欠駆動工程と、
    を実行させるためのプログラム。
  18. 前記像担持体が画像形成動作を開始する際に、前記像担持体を所定時間回転させる連続駆動工程と、
    前記間欠駆動工程と前記連続駆動工程のうち、一方を選択して実行させる選択工程と、
    を備えることを特徴とする請求項10〜17のいずれか一項に記載のプログラム。
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