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JP5445357B2 - 電子部品及び電子デバイス - Google Patents
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JP5445357B2 - 電子部品及び電子デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品、及び、その電子部品が搭載された電子部品パッケージ、電子部品モジュール、電子デバイス等(以下、まとめて「電子デバイス」という。「発明の名称」、「特許請求の範囲」においても同様とする。)に関する。
近年、電子機器の小型化に伴い、その電子機器に用いられるICチップ(ベアチップ:ダイ(Die))等の半導体装置といった能動部品や、コンデンサ(キャパシタ)、インダクタ、サーミスタ、抵抗等の受動部品等の電子部品が、従来に比して更に高密度で実装された電子デバイスのモジュール化が進んでいる。
このような電子部品における端子電極の構造として、例えば特許文献1に記載されたコンデンサ部品のように、外部基板に接続する側に、多層のめっき処理によって形成された電極端子20,21が形成されるSMD(表面実装部品:Surface Mount Device)構造や、特許文献2に記載された薄膜キャパシタのように、基板上に設けられた平面状の電極が格子状に並設されて電極パッド17が形成されるいわゆるLGA(Land Grid Array)構造が知られている。
特開平5−047586号公報 特開2004−214589号公報
例えば、上述した従来のLGA構造を有する電子部品を外部基板にハンダ実装する場合には、通常、まず、表面実装機(マウンタ)のノズルに電子部品を吸着させ、外部基板に塗布されたハンダ上に電子部品を搭載した際、ノズルから電子部品の厚さ方向(ノズルの延軸方向)に荷重(電子部品に作用する外部からの外力)を印加することにより、電子部品と端子が外部基板上のハンダと密着され、その後、リフローなどで、ハンダを溶解させ、外部基板と接合する。
このように、表面実装機を用いて電子部品を外部基板等に実装する場合には、基板搭載時に、電子部品の厚さ方向に荷重がかかるため、電子部品に過度な荷重が印加されてしまうと、かかる荷重が衝撃力となって、電子部品内に形成された回路素子が損傷するという不都合が生じ得る。かかる不都合は、薄膜コンデンサ等の薄膜電子部品において顕著となる傾向にある。また、かかる荷重は、電子部品の外部基板と電子部品が接触する部分に生じ、その力が電子部品の厚さ方向に伝わることにより、回路素子にクラック等の機械的な破壊が生じてしまい、電子部品の実装信頼性の低下を招くおそれもあった。それだけでなく、かかる実装信頼性の低下が、その電子部品が搭載された電子デバイスの電気的な特性(例えば、高周波帯域での特性)や機能の劣化を引き起こす要因にもなり得る。
そこで、本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、外部基板への実装時における荷重を緩和させることにより、電子部品の実装信頼性を十分に高めることができる電子部品、及び、それを備える電子デバイスを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明による電子部品は、基板上に形成された回路素子と、回路素子に接続され、且つ、少なくとも1面に対向配置された少なくとも1対の端子電極と、少なくとも1対の端子電極よりも突出して形成され(すなわち、少なくとも1対の端子電極の端面よりも突設されており)、且つ、前記少なくとも1面における平面視において回路素子と重ならない領域に設けられた支持体とを備える。なお、「回路素子」とは、電子部品内に形成された配線構造等を含む概念であり、例えば、コンデンサ、インダクタ、抵抗等の電子素子、及び、それらの電子素子の機能を発現するためのそれらの一部(例えば、コンデンサであれば、誘電体層や対向電極)を示す。また、「支持体」の形状は、特に制限されず、例えば、柱状、壁状、梁状等が挙げられる。また、回路素子を覆う保護層を有し、少なくとも1対の端子電極は、保護層を貫通して回路素子に接続され、且つ、保護層上に設けられており、支持体の少なくとも一部は、基板上から、保護層の側壁の少なくとも一部に沿って、又は、保護層の側壁の少なくとも一部に接して形成されていてもよい。これにより、支持体は、回路素子の形成された領域(エリア)外において、電子部品の厚さ方向に沿って基板上から端子電極上方の端子電極よりも突出した位置まで立設されるので、電子部品に印加される荷重は、電子部品の厚さ方向に沿って回路素子の形成されていない領域へ伝達され、これによって電子部品に印加される荷重が、回路素子に影響を及ぼすことなく、緩和・分散され得る。
このように構成された電子部品においては、支持体が、少なくとも1対の端子電極よりも突出(換言すれば、少なくとも1対の端子電極に対して突出)するように設けられ、換言すれば、支持体が、対向して配置される少なくとも1対の端子電極の厚さよりも厚く(少なくとも1対の端子電極の高さよりも高く形成され、且つ、回路素子と重ならない領域に設けられるので、実装時において、表面実装機からの荷重は、端子電極よりも先に支持体で確実に受圧されるので、これにより、荷重が回路素子に印加されるのを確実に回避させることができる。このことから、電子部品内に形成された回路素子が損傷してしまうという不都合を防止することができる。その結果、電子部品の実装信頼性が向上するだけでなく、その電子部品が搭載された電子デバイスの電気的な特性(例えば、高周波帯域での特性)や機能の劣化をも回避することができる。なお、「電子デバイス」とは、基板(外部基板)に能動部品及び/又は受動部品が搭載されたもの、また、それらが適宜の形態でパッケージ化されたものを含むものであり、電子部品パッケージや電子部品モジュールを包含する概念を示す。
この場合、保護層の側壁の少なくとも一部は、1対の端子電極から基板に向かって末細りとなる傾斜が形成されたテーパ形状を有していても好適である。これにより、保護層の側壁の少なくとも一部に沿って、又は、保護層の側壁の少なくとも一部に接して形成される支持体の側壁に、1対の端子電極から基板に向かって末広がりとなる傾斜が形成されたテーパが形成され、支持体の先端側(突端側)から底部側(基板側)に向かって水平断面積が大きくされるので、電子部品に印加される荷重が支持体の先端部(突端部)に印加されたとき、その荷重は、支持体の末広がりのテーパ形状に沿って分散され、より一層緩和され得る。
さらに、支持体の少なくとも一部は、基板の周端部又は周縁部の少なくとも一部から1対の端子電極の上方の端子電極よりも突出した位置まで立設される(つまり、平面視において前記基板の長手方向に沿って、且つ、断面視において基板の端部から1対の端子電極の上方よりも突設されている)と、支持体が1対の端子電極の形成エリアよりも外方に確実に形成される。これにより、かかる支持体によって、電子部品の外周部位に集中する荷重を吸収又は分散することができ、電子部品の外周部位に回路素子が形成されている場合であっても、その他、回路素子にクラック等の機械的な破壊が生じることを有効に防止することができる。
また、支持体の少なくとも一部が、基板の周端部又は周縁部の少なくとも一部の上面に沿って形成されていると、支持体は、基板の周端部又は周縁部の少なくとも一部の到達するように形成されるので、支持体と基板が当接する面積が増大し、これに伴い、荷重が分散する面積も増大する。このことから、電子部品の回路素子にクラック等の機械的な破壊が生じることを一層防止することができる。さらに、支持体は、基板の周端部又は周縁部の少なくとも一部付近又はそこまで延在するので、リフロー時に溶融したハンダが、1対の端子電極の周囲のみならず、支持体の周囲にもしっかりと付着するので、電子部品とハンダの接合面積が増大され、これにより、ハンダ実装時において、電子部品が傾かない状態で、しかも、その固着強度を向上させることができる。
さらに、支持体は、1対の端子電極のそれぞれと一体に、又は、1対の端子電極のそれぞれと別体に且つ隣接して形成されており、支持体及び/又は少なくとも1対の端子電極は、平面視において切り欠き部を有しても好適である。この場合、支持体及び/又は少なくとも1対の端子電極の切り欠き部の形状や大きさは、特に制限されず、例えば、後述するように、支持体及び/又は少なくとも1対の端子電極が平面視においてH形状を有するものも含まれる。この構成によれば、電子部品の短手方向のハンダ接合部に対して、長手方向のハンダ接合部の接合面積が多くなり、結果、短手方向に向かって引っ張ろうとするハンダの引張り外力(コンデンサ1を引き伸ばすように働く力)が生じ、引張り外力が短手方向で釣り合うことで、電子部品の外部基板に対する良好な固着バランスを格段に向上させることが可能となる。
また、本発明による電子デバイスは、本発明の電子部品を備えるものであり、配線導体が形成された外部基板と、外部基板上に実装され、且つ、回路素子に接続され、且つ、少なくとも1面に対向配置され、且つ、配線導体に接続された少なくとも1対の端子電極、及び、少なくとも1対の端子電極よりも突出して形成され、且つ、上記少なくとも1面における平面視において回路素子と重ならない領域に設けられた支持体を有する電子部品とを備えるものである。
本発明の電子部品、及びそれを備える電子デバイスによれば、支持体が、対向して配置される少なくとも1対の端子電極よりも突出しており、換言すれば、支持体が、対向して配置される少なくとも1対の端子電極よりも厚く形成されるので、その支持体が、外部から印加される荷重を受圧、分散、緩和することにより、実装時に生じ得る電子部品の機械的な破壊を防止することができる。よって、電子部品の実装における歩留まりを改善して生産性をも高めることが可能となる。また、このように、電子部品の機械的な強度を高めることができるので、その電子部品が搭載された電子デバイスの電気的な特性や機能を十分に高めることができる。さらに、ハンダ実装時に生じ得る電子部品の傾きをも防止でき、その結果、電子部品の更なる高密度実装化が可能となるとともに、電子部品の固着強度を向上させて接続信頼性を高めることができる。
本発明による電子部品の第1実施形態の概略構造を示す斜視図である。 図1に示すコンデンサ1の平面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 コンデンサ1の変形例1を示す模式平面図である。 コンデンサ1の変形例2を示す模式平面図である。 コンデンサ1の変形例3を示す模式平面図である。 本発明による電子部品の第2実施形態の概略構造を示す平面図である。 図8のIX−IX線に沿う断面図である。 本発明による電子部品の第3実施形態の概略構造を示す平面図である。 図10のXI−XI線に沿う断面図である。 コンデンサ200の変形例4を示す模式平面図である。 コンデンサ200の変形例5を示す模式平面図である。 コンデンサ200の変形例6を示す模式平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、図面中、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。また、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。さらに、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。
(第1実施形態)
図1は、本発明による電子部品の好適な第1実施形態の概略構造を示す斜視図であり、図2は、図1に示すコンデンサ1の平面図である。また、図3は、図2のIII−III線に沿う断面図であり、図4は、図2のIV−IV線に沿う断面図である。
コンデンサ1(電子部品)は、コンデンサ1間の所定の部位で基板2(これは電子部品が形成される基板であり、電子部品が実装される「外部基板」とは異なる。)を切断(ダイシング)することによって個片化されたものである。また、コンデンサ1は、平面矩形状をなす基板2上に、下部電極3(回路素子)、誘電体層4(回路素子)、第1電極5a(回路素子)、第1電極5b(回路素子)、第1保護層6(保護層)、第2電極7(回路素子)、第2保護層8(保護層)、端子電極9a,9b及び支持体10a,10bが、この順に積層されたものである。なお、端子電極9a,9bと支持体10a,10bとの積層順序は、特に制限されず、例えば支持体10a,10bは端子電極9a,9bと同時に形成されていてもよいし、支持体10a,10bが端子電極9a,9bより先に形成されていてもよい。
基板2の材料としては、特に制限されず、金属基板、アルミナ等のセラミックス基板、ガラスセラミックス基板、ガラス基板、サファイア、MgO、SrTiO等の単結晶基板、SiやSiGe等の半導体基板等が挙げられ、化学的且つ熱的に安定であり、かつ、応力発生が少なく表面の平滑性を保持し易いものを用いることが好ましい。なお、基板2は必要に応じて適宜の厚さとすることができる。
下部電極3は、基板2の外周よりも内側の領域上に設けられており、例えば、Ni、Ti、Cu、Au、Pt、Ag、Sn、Cr、Co、W、Pd、Mo、Ta、Ru、Nb等の単体金属、又は、これらを含む合金等の複合金属から形成されている。
誘電体層4は、下部電極3の上面,及び側壁面、さらに下部電極3の外方に位置する基板2上面の一部を覆うように形成された薄膜からなる。なお誘電体層4の端部は、基板2上面の端部まで形成されていても、端部に達しなくてもよい。また誘電体層4の膜の材料は特に制限されず、例えば、PbTiO3、Pb(Zr,Ti)O3(PZT)、PbNb23、Pb(Mg,Nb)O3(PMN)、BaTiO3、(Ba,Sr)TiO3(BST)、CaTiO3、ZrO2、HfO2、TiO2、Ta26、Bi4Ti412、SrBi2Ta29、Al23、Si34、SiO2等の高誘電体セラミック材料を用いることができる。
第1電極5aは、その端部が誘電体層4を介して下部電極3の上面を覆うように形成された薄膜である。また、第1電極5aの中央部は、下部電極3と当接されているので、下部電極3と第1電極5aの中央部との間で電流が流れる構造となる。また、第1電極5aは、下部電極3同様、例えば、Ni、Cu、Au、Pt、Ag、Sn、Cr、Co、W、Pd、Mo、Ta、Ru、Nb等の単体金属、又は、これらを含む合金等の複合金属から形成されている。
第1電極5bは、誘電体層4の上面を覆うように形成された薄膜であり、誘電体層4の形成領域より内方に形成されている。これにより、誘電体層4と下部電極3と第1電極5bとからコンデンサが形成される。第1電極5bは、下部電極3、及び第1電極5a同様、例えば、Ni、Cu、Au、Pt、Ag、Sn、Cr、Co、W、Pd、Mo、Ta、Ru、Nb等の単体金属、又は、これらを含む合金等の複合金属から形成されている。
また、第1電極5a,5b上に形成された第1保護層6は、第1電極5a,5bの角部のみならず、誘電体層4の上面角部及び側壁面を覆うように形成されており、その材質は特に制限されず、例えば、Al23、SiO2、SiN等の無機絶縁体、ポリイミド、エポキシ等の樹脂等の有機絶縁体を列挙することができる。
さらに第2電極7は、第1保護層6上に形成され、かつ、第1電極5a,5bを覆うように形成されており、第1電極5a,5b上に形成されたビアVa,Vaを介して電気的に接続されている。第2電極7は、下部電極3及び第1電極5a,5bと同様、例えば、Ni、Cu、Au、Pt、Ag、Sn、Cr、Co、W、Pd、Mo、Ta、Ru、Nb等の単体金属、又は、これらを含む合金等の複合金属から形成されている。
そして、この第2電極7の上層として形成された第2保護層8は、第2電極7の角部を覆うように形成されており、その材質は、第1保護層6と同様、特に制限されず、例えば、Al23、SiO2、SiN等の無機物、ポリイミド、エポキシ等の樹脂等の絶縁体を列挙することができる。なお、本実施形態における第2保護層8は、第1保護層6の外周より内側に形成されているが、その大きさは特に制限されず、例えば、第1保護層6の外周と同じ外周となるように形成されていてもよい。
その上層として形成されている端子電極9a,9bは、コンデンサ1(又は基板2)の長手方向L(図1参照:同図において幅方向を短手方向Wと記す。)に沿って対向配置するように、基板2の短辺側の両端部に設けられており、第2保護層8を貫通して形成された開口内に充填されたビア導体Vbと、第1保護層6を貫通して形成された開口内に充填されたビア導体Va、及び第1電極5a,5bを介して下部電極3に接続されている。これらのビア導体Va,Vb、及び、端子電極9a,9bの材料も特に制限されず、下部電極3、第1電極5a,5b、及び第2電極7と同様に、Ni、Cu、Au、Pt、Ag、Sn、Cr、Co、W、Pd、Mo、Ta、Ru、Nb等の単体金属、又は、これらを含む合金等の複合金属が挙げられる。
また、支持体10a,10bは、例えば、図示の如く、コンデンサ1(又は基板2)の長手方向Lに沿って、端子電極9a,9bの両端部に形成されている。また、本実施形態における支持体10a,10bは、端子電極9a,9bと一体に形成され、且つ、断面視において、第2保護層8の上面端部、側壁面、第1保護層6の上面端部、及び側壁面を覆い、基板2の上面端部まで延在されている。なお、誘電体層4が、基板2の上面端部を覆うように形成されている場合には、支持体10a,10bは、誘電体層4の上面端部まで延在していること(延設されていること)が好ましい。
また、支持体10a,10bの上面(外部基板側の面)は、端子電極9a,9bの上面(端面:外部基板に接続される側の面)に比して高くなるように形成されている。換言すれば、基板2の上面(回路素子3,4,5a,5b,7側の面)から支持体10a,10bの上面までの厚さΔT1は、基板2の上面から端子電極9a,9bの上面までの厚さΔT2に比して、厚くなるように形成されている。
支持体10a,10bの材質は、特に制限されないが、回路素子3,4,5a,5b,7への衝撃力の伝搬を防止する観点、及び支持体10a,10bの形成を容易にする観点から、下部電極3、第1電極5a,5b、第2電極7、及び端子電極9a,9bと同様に、Ni、Cu、Au、Pt、Ag、Sn、Cr、Co、W、Pd、Mo、Ta、Ru、Nb等の単体金属、又は、これらを含む合金等の複合金属が挙げられる。
以上のとおり構成された第1実施形態のコンデンサ1によれば、支持体10a,10bが、図示において、端子電極9a,9bよりも高い位置まで延設されており、片や、基板2の上面にまで延在するように形成されている。これにより、外部からの荷重は、支持体10a,10bの上面から基板2側の上面端部まで、厚さ方向に伝搬し、換言すれば、コンデンサ1の外周部位に形成された支持体10a,10bに荷重が集中することになるので、荷重による衝撃力を基板2の端部から外方に逃がすことができる。したがって、コンデンサ1を外部基板へ実装する際に、コンデンサ1にかかる荷重を、支持体が柱のように支える働きをすることで、特に、コンデンサ1の内部の回路素子の各構成部位3,4,5a,5b,7へ伝搬してしまうことを有効に防止することができ、殊に、薄膜部品であるコンデンサ1の機能層であり、且つ、衝撃や外部応力の印加に対する耐性が低い誘電体層4の損傷や機械的な破壊を防止することができ、その結果、コンデンサ1の実装信頼性を十分に高めることができる。
さらに、支持体10a,10bが第2保護層8及び第1保護層6の側壁面を超えて更に基板2側の端部にまで設けられるので、コンデンサ1を外部基板に接合させるためのハンダと端子電極9a,9bとの接触面積が更に増大(端子電極9a,9bに接合するハンダフィレットの外壁端が外方に拡大)され、これにより、ハンダ実装時におけるコンデンサ1の固着強度をより一層向上させることができる。
また、ハンダ実装時、特にハンダ溶融時に、支持体10a,10bの側面においてはんだフィレットが形成され、コンデンサ1の短手方向W(幅方向)に向かって引っ張ろうとするハンダの引張り外力(コンデンサ1を引き伸ばすように働く力)が生じ、引張り外力が短手方向Wで釣り合うことで、コンデンサ1が短手方向Wに傾くことが回避され、外部基板に対するコンデンサ1の平行度をハンダ実装前後において良好に維持することができる。その結果、コンデンサ1の更なる高密度実装化を実現することができる。
(変形例1〜3)
図5〜図7は、第1実施形態の各変形例を示す平面図である。各変形例の端子電極9c〜9hは、平面視において、第1実施形態における端子電極9a,9bの一部を切り欠いた形状を有する。
より具体的には、変形例1(図5)においては、端子電極9c,9dよりも突出する支持体10c,10dが、端子電極9c,9dの縁辺に一体に形成されており、端子電極9c,9dは、コンデンサ1Aの短手方向W(幅方向)における端子電極9c,9dの縁辺から中央に向かって、且つ、端子電極9c,9dの角部を残すように、切り欠きが設けられている。なお、支持体10c,10dは、第1実施形態の保護柱10a,10bと実質的に同様の構造・形状を有している。
一方、変形例2(図6)においては、端子電極9e,9fよりも突出する支持体10e,10fが、端子電極9e,9fの縁辺に一体に形成されており、端子電極9e,9fは、コンデンサ1Bの長手方向Lにおける端子電極9e,9fの縁辺から中央に向かって、かつ、端子電極9e,9fの角部を残すように、切り欠きが設けられている。なお、支持体10e,10fは、切り欠きが形成されている(支持体10e,10f単独で見ると分割されている)こと以外は、第1実施形態の保護柱10a,10bと実質的に同様に構成されている。
他方、変形例3(図7)においては、端子電極9g,9hよりも突出する支持体10g,10hが、端子電極9g,9hの縁辺に一体に形成されている。端子電極9g,9hは、変形例1の端子電極9c,9dと変形例2の端子電極9e,9fとを組み合わせた形状を有する。すなわち、コンデンサ1Cの長手方向L及び短手方向Wにおける端子電極9g,9hのそれぞれの縁辺から中央に向かって、且つ、端子電極9g,9hの角部を残すように、切り欠きが設けられている。なお、支持体10g,10hは、変形例2の保護柱10e,fと実質的に同様に構成されたものである。
このように、上述した各変形例によれば、第1実施形態のコンデンサ1が奏する作用効果に加え、支持体10c〜10hと一体に形成された端子電極9c〜9hの一部に切り欠きを形成したことから、コンデンサ1A〜1Cの長手方向L(基板2の長辺)側に発生するハンダの引張り外力と、コンデンサ1A〜1Cの短手方向W(基板2の短辺)側に発生するハンダの引張り外力の差を更に小さくすることが可能となり、その結果として、ハンダ実装時におけるコンデンサ1A〜1Cの固着バランスを実現することができ、これにより、コンデンサ1A〜1Cの傾きを一層防止することができる。
(第2実施形態)
図8は、本発明による電子部品の第2実施形態の概略構造を示す平面図である。また、図9は、図8のIX−IX線に沿う断面図である。コンデンサ100(電子部品)は、図示の如く、第1保護層6aの側壁面及び第2保護層8aの側壁面が、逆テーパを有するように形成されていること以外は、上述した第1実施形態のコンデンサ1と同様に構成されたものである。
第1保護層6aの側壁面60、及び、第2保護層8aの側壁面80は、端子電極側の面(図示における上面)61,81から基板側の面62,82(図示における下面)に向かって徐々に末細り(先細り、裾細り)となるようなテーパを有している。
また、支持体10i,10jの上面(外部基板側の面)における短手方向W(幅方向)の厚さΔT3は、支持体10i,10jの下面(基板2側の面)における短手方向Wの厚さΔT4より薄く(ΔT3<ΔT4)形成されている。
かかる構成を有する第2実施形態のコンデンサ100によれば、第1実施形態のコンデンサ1が奏する作用効果に加え、外部からの荷重を、第2保護層8a及び第1保護層6aに形成された逆テーパに沿って分散させることができる。
また、第2保護層8aの側壁面80が逆テーパの形状を有するので、第1保護層6aの上面61(端子電極9a,9b側の面)は、第1実施形態における第1保護層6の上面に比して、支持体10i,10jに当接する面積が増大する。さらに、第1保護層6aの側壁面60も逆テーパの形状を有するので、支持体10i,10jの下面(基板2側の面)が、第1実施形態における支持体10a,10bの下面に比して、基板2(又は誘電体層4)に当接する面積が増大する。これにより、第1保護層6aの上面61及び基板2(又は誘電体層4)の上面は、より広い面積で外部からの荷重を受圧することができる。このように、第2保護層8a及び第1保護層6aに形成された逆テーパにより、支持体10i,10jの側壁には、末広がり(裾広がり)のテーパが形成されるので、支持体10i,10jに印加された外部からの荷重が更に分散され易くなるだけでなく、該荷重を一層緩和させることが可能となる。
(第3実施形態)
図10は、本発明による電子部品の第3実施形態の概略構造を示す平面図である。また、図11は、図10のXI−XI線に沿う断面図である。コンデンサ200(電子部品)は、図示の如く、1対の第1支持体10k,10l(支持体)が、各端子電極9k,9lから離間して形成されていること以外は、上述した第1実施形態のコンデンサ1と同様に構成されたものである。
また、1対の第1支持体10k,10lが端子電極9k,9lから離間して形成されるため、端子電極9k,9lの形成面積は、第1実施形態の端子電極9a,9bの形成面積に比して小さくされている。さらに、1対の第1支持体10k,10lは、各端子電極9k,9lの外方に位置し、端子電極9k,9lの短辺から離間して形成されている。
なお、本実施形態においては、第2支持体11k,11l(支持体)が更に形成されているが、必須の構成要素ではない。第2支持体11k,11lは、端子電極9k,9lの外方であって、端子電極9k,9lの長辺から離間して形成され、且つ、端子電極9k,9lよりも突出するように形成されている。第2支持体11k,11lの厚さは、第1支持体10k,10lの厚さと略同等である。
以上の如く構成された第3実施形態のコンデンサ200によれば、第1実施形態のコンデンサ1が奏する作用効果に加え、第1支持体10k,10lが端子電極9k,9lから離間して形成されているので、外部からの荷重は、まず第1支持体10k,10lで確実に吸収される。これにより、端子電極9k,9lにかかる外部からの荷重がより一層十分に緩和されるので、端子電極9k,9lの直下に形成されている例えば誘電体層4(回路素子の一部)をより確実に保護することができる。
(変形例4〜6)
図12〜図14は、第3実施形態の各変形例を示す平面図である。各変形例の端子電極9m〜9rは、第3実施形態における端子電極9k,9lの一部を切り欠いた形状を有する。また、端子電極9m〜9rの切り欠き形状に沿うように、第1支持体10m〜10r(支持体)及び/又は第2支持体11m〜11r(支持体)が離間して配置されている。
このような構成を有する各変形例によれば、第1実施形態のコンデンサ1が奏する作用効果に加え、端子電極9c〜9hの一部に切り欠きを形成し、この切り欠き形状に沿うように、第1支持体10k,10l及び/又は第2支持体11m〜11rが離間して配置されたことから、コンデンサ200A〜200Cの長手方向L(基板2の長辺)側に発生するハンダの引張り外力と、コンデンサ200A〜200Cの短手方向W(基板2の短辺)側に発生するハンダの引張り外力の差を更に小さくすることが可能となり、その結果として、ハンダ実装時におけるコンデンサ200A〜200Cの固着バランスを実現することができ、これにより、コンデンサ200A〜200Cの傾きを一層防止することができる。
なお、上述したとおり、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない限度において様々な変形が可能である。例えば、電子部品はコンデンサに限られず、インダクタ、サーミスタ、抵抗等の受動部品,ICチップ等の能動部品を用いてもよい。また、支持体は、断面視において基板の端部が露出するように形成されていたり、又は、基板の端部上面に沿って形成されていてもよい。加えて、図示を省略するが、コンデンサを適宜の外部基板にハンダ接合等により実装(搭載)したものが、本発明による電子デバイスである。
以上説明したとおり、本発明の電子部品によれば、外部基板への接合時における荷重を緩和させ、電子部品の実装信頼性を十分に高めることができるので、電子部品を内蔵する機器、装置、システム、各種デバイス等、特に小型化及び高性能化が要求されるもの、並びにそれらの生産、製造等に広く且つ有効に利用することができる。
1,1A〜1C,100,200,200A〜200C…コンデンサ(電子部品)、2…基板、3…下部電極(回路素子)、4…誘電体層(回路素子)、5a…第1電極(回路素子)、5b…第1電極(回路素子)、6,6a…第1保護層(保護層)、7…第2電極(回路素子)、8,8a…第2保護層(保護層)、9a〜9r…端子電極、10a〜10j…支持体、10k〜10r…第1支持体(支持体)、11k〜11r…第2支持体(支持体)、Va,Vb…ビア導体。

Claims (7)

  1. 基板上に形成された回路素子と、
    前記回路素子に接続され、且つ、少なくとも1面に対向配置された少なくとも1対の端子電極と、
    前記少なくとも1対の端子電極よりも突出して形成され、且つ、前記少なくとも1面における平面視において前記回路素子と重ならない領域に設けられた支持体と、
    を備え、
    前記回路素子を覆う保護層を有し、
    前記少なくとも1対の端子電極は、前記保護層を貫通して前記回路素子に接続され、且つ、前記保護層上に設けられており、
    前記支持体の少なくとも一部は、前記基板上から、前記保護層の側壁の少なくとも一部に沿って、又は、前記保護層の側壁の少なくとも一部に接して形成されている、
    電子部品。
  2. 前記保護層の側壁の少なくとも一部は、前記1対の端子電極から前記基板に向かって末細りとなる傾斜が形成されたテーパ形状を有する、
    請求項記載の電子部品。
  3. 前記支持体の側壁の少なくとも一部は、前記1対の端子電極から前記基板に向かって末広がりとなる傾斜が形成されたテーパ形状を有する、
    請求項記載の電子部品。
  4. 前記支持体の少なくとも一部は、基板の周端部又は周縁部の少なくとも一部から1対の端子電極の上方の端子電極よりも突出した位置まで立設されている、
    請求項1乃至のいずれか1項記載の電子部品。
  5. 前記支持体の少なくとも一部は、前記基板の周端部又は周縁部の少なくとも一部の上面に沿って形成されている、
    請求項1乃至のいずれか1項記載の電子部品。
  6. 前記支持体は、前記1対の端子電極のそれぞれと一体に、又は、前記1対の端子電極のそれぞれに隣接して形成されており、前記支持体及び/又は前記少なくとも1対の端子電極は、平面視において切り欠き部を有する、
    請求項1乃至のいずれか1項記載の電子部品。
  7. 配線導体が形成された外部基板と、
    前記外部基板上に実装され、且つ、回路素子に接続され、且つ、少なくとも1面に対向配置され、且つ、前記配線導体に接続された少なくとも1対の端子電極、及び、前記少なくとも1対の端子電極よりも突出して形成され、且つ、前記少なくとも1面における平面視において前記回路素子と重ならない領域に設けられた支持体を有し、
    前記回路素子を覆う保護層を有し、
    前記少なくとも1対の端子電極は、前記保護層を貫通して前記回路素子に接続され、且
    つ、前記保護層上に設けられており、
    前記支持体の少なくとも一部は、前記基板上から、前記保護層の側壁の少なくとも一部に沿って、又は、前記保護層の側壁の少なくとも一部に接して形成されている、
    電子デバイス。
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