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JP5446302B2 - 放熱板とモジュール - Google Patents
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JP5446302B2 - 放熱板とモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、プラズマテレビや液晶テレビ等の極薄の民生用機器の電源回路や電力回路に用いる放熱板とモジュールとモジュールの製造方法に関するものである。
近年、プラズマテレビや液晶テレビ等の民生用の電子機器は、小型化、薄型化、低消費電力化が望まれている。
こうした用途に用いられる放熱板や、この放熱板を用いたモジュールの一例について、図26を用いて説明する。図26は、従来の放熱板を用いたモジュールの一例を示す斜視図である。
図26において、パワー半導体等の発熱部品2は、ネジ1等によって、金属板等からなる放熱板4に固定されている。発熱部品2から伸びるリード線3は、回路基板6等に半田等で固定されている。
図26において、回路基板6から送られる信号等は、リード線3を介して、発熱部品2に伝えられる。また発熱部品2から発せられる熱は、金属製の放熱板4等で冷却される。なおこうした発熱部品2としては、例えば、TO−247等と呼ばれる半導体パッケージやフルパックの半導体チップが知られている。
しかし従来の放熱方法では、発熱部品2の本体からの放熱だけであり、その放熱性に限界があった。そのため放熱部品2のリード線3からも放熱することが求められていた。
図27は、発熱部品2のリード線3に放熱板4を取り付けた様子を説明する断面図である。図27において、発熱部品2に設けられたリード線3には、放熱板4が取り付けられ、この放熱板4によって発熱部品2が冷却される。7は穴である。なお放熱板4としては、金属板でもセラミック等の絶縁材でも良い。こうした事例としては、例えば特許文献1が知られている。
実開平3−61386号公報
しかし図26や図27で示した従来のモジュールでは、実装の低背化に限界があり、更に複数のリード線3を隣接させた状態で互いに絶縁した状態で放熱するには、アルミナ基板等の絶縁性を有する高価な部材を使う必要があった。
そこで本発明は、上記課題を解決するために、1以上の平面部と、1以上の段差部と、を有する金属板と、前記金属板上に設けた、熱硬化性樹脂と無機フィラーとを含むシート状の伝熱層とを備え、前記伝熱層は、前記段差部に隣接した前記平面部に設けられ、かつ前記伝熱層の一部が前記段差部も覆い、前記平面部に設けた前記伝熱層には、複数の溝が互いに略平行に形成されている放熱板とするものである。
以上のように本発明によれば、フルパック等のリード端子付きのパワー半導体を、低背で高密度かつ高放熱に実装することができるとともにリード線を介しての放熱ができ、プラズマテレビ、液晶テレビ、ELテレビ等の各種電気製品の更なる薄型、低背化、低消費電力化が可能となる。
なお本発明の実施の形態に示された図面は模式図であり、各位置関係を寸法的に正しく示したものではない。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図1〜図6を用いて具体的に説明する。
図1(A)〜(C)は、共に実施の形態1における発熱部品の回路基板への取付けの様子を説明する斜視図である。図1において、11は発熱部品、12はリード線、13は回路基板、14は孔、15は矢印、16は点線である。
発熱部品11とは、例えばパワー半導体(パワーEFTも含む)やLED、半導体レーザー、薄型トランスや薄型チョーク等の発熱を伴う部品であり、その一部には外部接続用のリード線12が形成されている。このようにリード線12付の発熱部品11は、安価であるがリード線12が、低背化実装の課題となるため、低背化実装が難しかった。なお図1(A)〜(C)における回路基板13に形成された孔14は、リード線12や、発熱部品11を挿入するためである。孔14に、リード線12や発熱部品11の一部を挿入することで、薄型化と高密度実装に対応する。なお埋め込み部分に隙間(例えば、回路基板13と発熱部品11との間の隙間)を設けることで、組み立て時の寸法誤差を吸収する効果がある。
図1(A)の矢印15に示すように、発熱部品11やリード線12を、回路基板13に設けた孔14に挿入する。
なお本発明における発熱部品11とは、その一部にリード線12を有したものとする。こうしたリード線12を有する発熱部品11は、薄型実装(あるいは低背実装)や薄型実装時の放熱が困難である。しかし本発明の放熱板18を用いることで、薄型実装や高放熱が可能である。
なお薄型実装した場合、薄型に高密度実装した場合、空冷用の空気を流すことが難しくなる。こうした場合、本発明の伝熱層17や放熱板18を用いることで、発熱部品11の冷却が可能となる。
図1(B)における点線16は、回路基板13に設けた孔14に挿入された発熱部品11やリード線12を示す。図1(B)に示すように、発熱部品11の一部を、回路基板13に形成した孔14に挿入することで、回路基板13の厚み分の薄型化ができる。
図1(C)は、回路基板13に設けた孔14を用いて、発熱部品11を薄型化実装した様子を示す。なお、回路基板13に形成した孔14と、この孔14に挿入した発熱部品11との間に、一定の隙間を設ける。こうすることで、発熱部品11の取付け性を改善し、更に回路基板13の裏表間の通風性を高めることもできる。
次に図2(A)(B)を用いて、発熱部品11に放熱板を取り付ける様子を示す。
図2(A)(B)は、共に回路基板13に実装した発熱部品に、放熱板を取り付ける様子を示す斜視図である。図2(A)(B)において、17は伝熱層、18は放熱板、19はネジ、20は金属板である。放熱板18は、金属板20と伝熱層17と、から形成されている。
図2(A)は、回路基板13に設けた孔14を用いて、放熱板18を固定する様子を説明する斜視図である。例えば矢印15に示すようにネジ19を挿入し固定する。
図2(B)は、回路基板13に実装した発熱部品11に、放熱板18を固定した様子を説明する斜視図である。図2(A)(B)において、放熱板18は、回路基板13に固定しているが、放熱基板18を機器の筐体やシャーシ(共に図示していない)に固定することも有用である。なお固定方法はネジ19に限定する必要はない。
次に、図3〜図4を用いて、詳しく説明する。
図3(A)〜(C)は、共に放熱板18の製造方法の一例を説明する断面図である。図3(A)〜(C)において、21は加工部、22は伝熱材である。
図3(A)は、金属板20の断面図である。金属板20としては、アルミ板や銅板を使うことができる。また機器の筐体(例えば、金属シャーシや筐体の一部等)を用いても良い。
図3(B)は、金属板20の一部に段差を設け、更に絶縁層を設ける様子を説明する断面図である。加工部21は、金属板20の一部を階段状に折り曲げた部分である。伝熱材22としては、アルミナ等の熱伝導性の高いセラミック粉末を、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂の中に高濃度(例えば、70〜95wt%)で分散させたものである。
図3(C)は、放熱板18の断面図である。図3(C)に示すように、シート状の伝熱層17は、金属板20の一部に設けた加工部21や、その前後に隣接するように設けた平面部分の一部以上を覆っている。
図4(A)〜(C)は、共に発熱部品11に、放熱板18を取り付ける様子を説明する断面図である。
図4(A)の矢印15は、発熱部品11に放熱板18を取り付ける様子を示す。
図4(B)は、放熱板18を取り付けた発熱部品11を、回路基板13に固定する様子を示す。
図4(C)は、放熱板18を取り付けた発熱部品11を、回路基板13に設けた孔14に挿入した様子を示す。なお、回路基板13に設けた孔14と、発熱部品11との間に隙間を設けることで、リード線12の挿入作業性を高められる。
図5(A)(B)は、共に放熱板18に形成したシート状の伝熱層17の形状について説明する断面図である。図5に示すように、シート状の伝熱層17を、金属板20の上に、例えば加工部21の両側(あるいは上下)に設けた平面部も覆うように設けても良い。このように、発熱部品11と金属板20の間、更にはリード線12と金属板20との間に、伝熱層17を設けることで、更に絶縁性を高められる。なお強化絶縁をする場合、伝熱層17の厚みを0.4mm以上(ばらつきを考慮すれば0.6mm以上)とする。また金属板20の加工部21の上にも伝熱層17を設けることで、この部分での絶縁性を保持できる。図5(B)において、回路基板13には、発熱部品11を挿入するための孔14を設けているが、この孔14は必要に応じて設ければ良い。
図6は、発熱部品11の冷却メカニズムを説明する断面図である。図6において、23はモールド部、24は素子である。例えば、素子24は半導体チップであり、モールド部23は半導体チップを保護する樹脂成形体である。
図6における矢印15は、素子24に発生した熱が広がる様子を示す。図6に示すように、素子24に発生した熱の一部は、モールド部23を介して、金属板20に伝わる。また素子24に発生した熱の一部は、リード線12を介して拡散され、伝熱層17を介して金属板20に伝わる。
図6に示すように、実施の形態1では、発熱部品11に発生した熱は、モールド部23のみならず、リード線12を介しても放熱されるため放熱効果を高める。なお金属板20に設けた加工部21にも、伝熱層17の一部を設けているが、これは発熱部品11から伸びるリード線12を、モールド部23から折り曲げることなく取り出すためである。このようにリード線12をモールド部23から折り曲げることなく取り出すことで、素子24への応力発生を低減する。金属板20の加工部21の表面にも伝熱層17を設けることで、リード線12と、金属板20との短絡を防止する。
図7は、放熱基板18へ、発熱部品11を固定する様子を説明する斜視図である。図7において、26は直線状の溝である。例えば、伝熱層17に、リード線12が挿入できるように溝26を用途に応じたパターン形状に設けておくことで、リード線12の側面からの放熱性を高められる。
図8は、階段状の加工部21を有する放熱板18へ、発熱部品11を固定する様子を説明する斜視図である。図8に示すように、金属板20の一部に加工部21を設け、この加工部21の側面(あるいは斜面等)を伝熱層17で覆うことで、リード線12のモールド部23の根元部分まで、伝熱層17を近づけることができ、発熱部品11の放熱性を高める。
図9は、放熱板18に取り付けた発熱部品11の斜視図であり、例えば、図7に対応する。
図10(A)(B)は、共に凹状の加工部21を有する放熱板へ、発熱部品11を固定した様子を説明する断面図である。25は凹部、27は半田である。
図10(A)において、放熱板18を構成する金属板20の一部には、凹部25を設けている。そして凹部25の側面を加工部21としているが、加工形状はこれに限定する必要は無い。
図10(A)において、凹部25(上面からみると凸部形状となるが)や加工部21の一部以上に伝熱層17を設けている。また伝熱層17に設けた溝26は、リード線12を挿入するためである。なお複数のリード線12を隣接して挿入し、溝26の間に設けた土手(あるいは突起部)で絶縁することになる。
図10(A)の矢印15に示すように、発熱部品11を、放熱板18にセットする。なお必要に応じて、高熱伝導性接着剤や高熱伝導性グリース等を用いることは有用である。
図10(B)は、放熱板18に固定した発熱部品11を回路基板13に実装した様子を示す。図10(B)に示すように、リード線12の一部を、伝熱層17に複数本設けた溝26に挿入することで、リード線12からの底面のみならず側面からの放熱効果も得られる。なお溝26にも、高熱伝導性接着剤や高熱伝導性グリース等(絶縁体に限定する必要はなく、用途に応じて導体ペースト等を用いても良い)を充填しても良い。また回路基板13に孔14(例えば、前述の図1、図2に示した孔14)を設け、発熱部品11の一部を挿入することで、実装形態の更なる薄型化を実現する。
以上のように、1以上の平面部と、1以上の加工部21からなる段差部(段差部は金属板20に凹部25等を設けることで発生する)と、を有する金属板20と、前記金属板20上に設けた、熱硬化性樹脂と無機フィラーとを含むシート状の伝熱層17と、からなる放熱板18であって、伝熱層17は、図3や図4に示したように加工部21からなる段差部に隣接した前記平面部に設けられ、かつ前記伝熱層17の一部が加工部21からなる前記段差部も覆う放熱板18とすることで、発熱部品11の薄型実装と、高放熱とを両立する。
(実施の形態2)
実施の形態2では、金属板20に設けた溝26に発熱部品11を挿入する場合について、図11〜図15を用いて説明する。
図11(A)(B)は、共に凹部25や溝26等を有する放熱板18に、発熱部品11をセットする様子を説明する断面図である。28は封止材である。
図11(A)の矢印15に示すように、放熱板18に設けた溝26に発熱部品11を挿入する。その後、図11(B)に示すように、発熱部品11やリード線12を封止材28で覆うことで、発熱部品11の放熱性や信頼性を高められる。
図12(A)(B)は、共に放熱板18に設けた凹部25の金属板20の肉厚を部分的に低減した場合について説明する断面図である。図12(A)(B)に示すように、金属板20の肉厚を、部分的に薄くすることで、実装形態の更なる薄型化を実現する。
なお図12(B)に示すように、金属板20の一部には、発熱部品11を挿入した金属板20に孔14を設けることで、更なる薄型化が可能となる。また図12(B)に示すように、伝熱層17の一部を金属板20の上に染み出させる(あるいは、はみ出させる)ことも有用である。こうすることで金属板20と伝熱層17との接触面積が増加するため、伝熱層17の剥離強度を高め、沿面距離を高める効果が得られる。なお積極的に伝熱層17の一部を金属板20の表面(特に平坦部)にはみ出させても良い。この場合、金属板20の一部に窪みや凹部(図示していない)を設けることで、このはみ出し量を安定化できる。この場合例えば、伝熱層17のはみ出し部分となる金属板20の一部を凹ませて、この部分に積極的に伝熱層17をはみ出させる(図示していない)。
図13(A)(B)は、共に溝を設けた放熱板18を説明する斜視図である。図13(A)は凹部25の拡大斜視図、図13(B)は放熱板18の全体斜視図である。図13(A)は、図13(B)の凹部25付近の拡大図に相当する。図13(A)に示すように、凹部25の一側面以上に形成した伝熱層17の一部に、リード線12等の挿入用の溝部26を設けることが望ましい。
図14(A)(B)は、共に放熱板18に、発熱部品11を挿入する様子を示す斜視図である。図14(A)の矢印15に示すように、発熱部品11を凹部25や溝26(番号付与は省略している)に挿入する。その後、封止材28等で封止する。
図15は、放熱板18に埋め込まれた発熱部品11を、回路基板13に実装する様子を示す斜視図である。図15の矢印15や点線16に示すようにして、リード線12を回路基板13に設けた孔14を利用して実装する。なお発熱部品11の全ての部分が封止材28に埋設される必要はない。発熱部品11の一部が、封止材28から露出しても良く、また発熱部品11の一部が、回路基板13に形成した孔(孔は図示していない)に挿入しても良い。
以上のように、1以上の平面部と、1以上の凹部25と、を有する金属板20と、前記金属板20上に設けた、熱硬化性樹脂と無機フィラーとを含むシート状の伝熱層17と、からなる放熱板18であって、前記伝熱層17は、前記凹部25に隣接した前記平面部に設けられ、かつ前記伝熱層17の一部が前記凹部25の側面も覆う放熱板18とすることで、凹部25に実装した発熱部品11の薄型実装と、高放熱とを両立する。
なお図7や図8に示すように、金属板20の平面部分に設けた伝熱層17に、複数の溝26を互いに略平行に形成することは有用である。複数の溝26をパターン状に設けることで溝26同士を隔てる壁部分を介して互いに独立させることで、溝26に1本1本個別に挿入したリード線12間の沿面距離を増加させる。
なお溝26は、金属板20の平面部のみならず、加工部21からなる段差部側面等にも、互いの溝26が互いに略平行になるように形成することは有用である。複数の溝26が、溝26を隔てる壁部分で互いに独立させることで、溝26に1本1本個別に挿入したリード線12間の沿面距離を増加させる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、放熱板18の一部に、リードフレームを取り付けた放熱板18について説明する。なお実施の形態1、2で説明する放熱板18には、リードフレームを有していないが、実施の形態3で説明する放熱基板18はリードフレームを内蔵している。なお実施の形態3で説明する放熱基板は、便宜上、放熱アタッチメントとしているが、実施の形態1、2と同じく放熱板18と呼んでも良い。これは実施の形態1、2で説明した放熱板18も、実施の形態3で便宜上放熱アタッチメントと呼ぶ放熱基板18も、共に発熱部品11の薄型化実装時の高放熱を目的とするからである。
図16(A)(B)は、共に放熱アタッチメントの断面図である。図16(A)(B)において、29は放熱アタッチメント、30はリードフレームである。放熱アタッチメント29は、放熱板18の一部にリードフレーム30を組み込んだ放熱板の一種である。放熱アタッチメント29は、その一部に組み込まれたリードフレーム30によって、放熱効果、端子部分の高強度化、配線抵抗の低下等の効果が得られる。
図16(A)において、リードフレーム30の一部は、加工部21によって略垂直に折り曲げている。またリードフレーム30の一部は、伝熱層17に固定されている(あるいは埋め込まれても良い)。
以上のように、金属板20と、この金属板20上に設けた、熱硬化性樹脂と無機フィラーとを含むシート状の伝熱層17と、この伝熱層17に埋め込まれかつ一部が前記伝熱層17から突出した複数本のリードフレーム30と、からなる放熱板の一種である放熱アタッチメント29であって、前記リードフレーム30は、互いに略平行な直線状であり、前記伝熱層17を設けていない金属板20の表面に、リード線12付きの発熱部品11を実装することで、発熱部品11の低背実装と、高放熱を実現する。
図16(B)は、放熱アタッチメント29に取り付けられた発熱部品11の放熱メカニズムを説明する断面図である。図16(B)における矢印15は、発熱部品11に発生した熱の伝播方向を示す。図16(B)より、発熱部品11に発生した熱の一部は、直接、金属板20に広がることが判る。また発熱部品11に発生した熱の一部は、リード線12を介して広がり、リードフレーム30へ伝わる。
図16(B)に示すように、リード線12と、リードフレーム30の両方を、L字型に折り曲げて、互いに密着させることで、リード線12からリードフレーム30への熱伝導効果を高める。またリード線12の電気抵抗の低減は、リード線12の機械的強度の改善等の効果もある。
なお図16(A)の点線16に示すように、伝熱層17の一部が、金属板20やリードフレーム30の側面部分にはみ出す(あるいは側面部分を覆う)ようにすることで、絶縁性を高める効果が得られる。
図17(A)〜(C)は、共に放熱アタッチメント29の製造方法の一例を説明する断面図である。
図17(A)は、金属板20の端部(あるいは周縁部)に、伝熱材22を用いて、リードフレーム30を固定する様子を示す。
図17(B)は、リードフレーム30を折り曲げる前の状態の放熱アタッチメント29の断面図である。必要に応じて、図17(C)に示すように、放熱アタッチメント29のリードフレーム30の一部を折り曲げればよい。
このように金属板20の端部や周縁部を、放熱アタッチメント29とすることで、リードフレーム30の折曲げ加工を容易にする。
図17(C)は、リードフレーム30の一部を折り曲げた、放熱アタッチメント29の断面図である。矢印15bに示すように、リードフレーム30の一部を略垂直に折り曲げることで、発熱部品11の一部であるリード線12との密着性を高める。なおリードフレーム30を伝熱材22で固定する場合、金属板20の端部とすることが望ましい。端部とすることで、図17(C)に示すように、リードフレーム30の一部の折曲げの作業性を高める。なお図17(C)における点線16は、折り曲げる前のリードフレーム30を示す。なおリードフレーム30や、金属板20の一部を折り曲げる/折り曲げない等は、使用する用途に応じて選択できる。
図18(A)(B)は、それぞれリードフレーム30の端部に沿面距離を設けた場合について説明する断面図、リードフレーム30を伝熱層17に埋め込んだ様子を示す断面図である。
図18(A)に示す矢印15aは、金属板20と、リードフレーム30との間の沿面距離を示す。沿面距離は4mm以上、望ましくは6mm以上とする。なお図18(A)に示すリードフレーム30の加工部21には、沿面距離部分は図示していないが、例えば、図18(B)の矢印15bで示す沿面距離を設けても良い。なお図18(B)の溝26とは、伝熱層17に埋め込まれたリードフレーム30の一部が引き剥がされた部分である。図18(B)に示すように、リードフレーム30の一部を、伝熱層17に埋め込むことで、伝熱層17とリードフレーム30との接触面積を増加し、放熱効果や密着強度を高められる。
図19(A)(B)は、共に放熱アタッチメントの斜視図である。
図19(A)に示す放熱アタッチメント29aは、一部を略垂直に折り曲げた(あるいは、L字型に折り曲げた)リードフレーム30を伝熱層17に埋め込み、金属板20に固定したものである。
図19(B)に示す放熱アタッチメント29bは、リードフレーム30を伝熱層17に埋め込んだ後、リードフレーム30の一部を、伝熱層17から引き剥がして作成したものである。なお伝熱層17に埋め込まれたリードフレーム30の一部を引き剥がすには、リードフレーム30の側面部分において、伝熱層17との間に隙間を設けておくことが望ましい。伝熱層17に埋め込まれたリードフレーム30の一部(特に側面部分)に隙間を設けることで、伝熱層17とリードフレーム30との密着性を下げることができ、リードフレーム30を引き剥がしやすくなる。なおリードフレーム30としては、市販の金属部材(例えば、銅板、なおタフピッチ銅は比較的安価で加工性も優れている)を用いても良い。
図20(A)(B)は、共に金属板20の一部に加工部21を有する放熱アタッチメント29の製造方法の一例を示す断面図である。
図20(A)に示すように、伝熱材22を用いて、金属板20とリードフレーム30とを一体化する。
その後、図20(B)の矢印15bに示すように、リードフレーム30の一部を折り曲げる。
以上のように金属板20の上に、熱硬化性樹脂と無機フィラーとを含むシート状の伝熱層17を用いて、この伝熱層17から一部が突出するように複数本のリードフレーム30を埋め込む工程と、前記リードフレーム30の一部を折り曲げる工程と、リード線12付きの発熱部品11の、前記リード線12と前記リードフレーム30とが面対向した状態(すなわち、リード線12の一面と、リードフレーム30の一面とが、略平行になるように密着して固定された状態で)で半田付け(なお鉛フリー半田や溶接、ロウ付けも含む)する工程と、前記リード線12と前記リードフレーム30のどちらか一つ以上(どちらか一つ以上には、リード線12とリードフレーム30の両方も含む)を、前記金属板20に略平行に設けた回路基板13に実装する(なお回路基板13に設けた孔14にリード線12とリードフレーム30のどちらか一つ以上を挿入するように実装することで、半田付け部分の強度アップが可能となる)工程と、を有するモジュール31の製造方法によって、モジュール31の高強度化、低背化、配線抵抗の低減による耐ノイズ特性が改善される。
図21(A)(B)は、共に放熱アタッチメント29bに発熱部品11を取り付ける様子を示す断面図である。
図21(A)の矢印15aは、放熱アタッチメント29bに発熱部品11を取り付ける様子を示す。
図21(B)は、放熱アタッチメント29bを取り付けた発熱部品11の一例を示す断面図である。図21(B)に示すように、発熱部品11の本体部分となるモールド部のみならず、リード線12も放熱アタッチメント29bに取り付けることで、放熱効果を高めている。矢印15bは共に金属板20と、リードフレーム30との間の沿面距離を示す。
図22(A)(B)は、共に放熱アタッチメント29が取付けられた発熱部品11を、回路基板13に実装する様子を説明する断面図である。31はモジュールであり、モジュール31は、放熱板の一形態である放熱アタッチメント29と、発熱部品11と、回路基板13とから構成されている。
図22(A)の矢印15は、回路基板13に設けた孔14に、リード線12とリードフレーム30の両方を挿入する様子を示す断面図である。
図22(B)は、リード線12とリードフレーム30のどちらか一方以上を(なお、どちらか一方以上とは両方も含む)、半田27で、回路基板13に実装した様子を示す断面図である。図22(A)(B)に示すように、リード線12とリードフレーム30とを一体化(なお互いを半田付けすることで一体化しても良い)した状態で、回路基板13に実装することで、リード線12の機械的強度を高め、電気抵抗を下げられる。
図23は、加工部21の両側にも伝熱層17を設けた場合について説明する断面図である。図23に示すように、金属板20と発熱部品11との間、更にリード線12と金属板20との間にも伝熱層17を設けることで、絶縁性を高められる。また加工部21の表面にも伝熱層17を設けることで絶縁性を高める。なお各部位に設ける伝熱層17の厚みは、用途に応じて増減すればよい。例えば、リード線12(あるいはリードフレーム30)に接する部分の伝熱層17の厚みより、発熱部品11(特にモールド部23)に接する部分の伝熱層17の厚みを薄くしても良い。これはモールド部23による絶縁効果を考慮できるためである。なお伝熱層17は個別に(例えば、複数部分や複数層)に分けて、形成しても良いし、一度に形成しても良いが、これは用途に応じて使い分ける。また出来上がった放熱アタッチメント29部分(図23において、番号は付与していない)の絶縁検査(強化絶縁等)を行う場合、放熱アタッチメント29単体で絶縁検査を行うことができるため、この上に実装する発熱部品11の電気特性や信頼性に影響を与えることが無い。また放熱アタッチメント29への取付けは、高熱伝導性接着剤を用いても良い。また取付けに用いる高熱伝導性接着剤として電気絶縁性を有したものを使う。
なお用途に応じて、アタッチメント29等(あるいは発熱部品11と金属板20と接着、あるいは発熱部品11と伝熱層17との接着)の接続に、電気伝導性を有した高熱伝導性接着剤(例えば、金属粉末やグラファイト等の導電性材料を添加した導体ペースト)を用いても良い。例えば、図23に示す発熱部品11と伝熱層17との接続に、銀ペーストやカーボンペースト等の導体ペーストを使うことで、これら部材間の熱伝導率を高められ、放熱効果を高める。また事前に伝熱層17の表面に導体ペースト(あるいは金属板等)を設けておいても良い(図示していない)。この場合、事前に導体ペーストや金属板と金属板20との間で、絶縁検査を行うことができるため、後発的に導体ペーストを用いる場合でも、その絶縁性を高められる。
以上のように、金属板20と、この金属板20上に設けた、熱硬化性樹脂と無機フィラーとを含むシート状の伝熱層17と、この伝熱層17に埋め込まれかつ一部が前記伝熱層17から突出した複数本のリードフレーム30と、からなる放熱板の一種である放熱アタッチメント29と、前記金属板20に固定したリード線12付きの発熱部品11と、前記放熱板の一種である放熱アタッチメント29に略平行に設けた回路基板13と、からなるモジュール31であって、前記リードフレーム30と、前記リード線12とが互いに半田付けされた状態で、略垂直に折り曲げられ、前記回路基板13に接続されているモジュール31とすることで、リード線12部分における高放熱化、低抵抗化、端子強度の向上が可能となる。
なお図16(B)に示すようにリードフレーム30と、リード線12とを折曲げ、互いに半田付け(図16(B)において半田27は図示していない)された状態で、共に略垂直に折り曲げることで、リード線12の高強度化や低抵抗化が可能となる。
また図22(A)(B)に示すように、回路基板13には孔14が設けられており、前記リードフレーム30と前記リード線12とが、同じ前記孔14に共に挿入されているモジュール31とすることで、モジュール31の高放熱化、低抵抗化、端子強度の向上等が可能となる。
図24は、放熱アタッチメント29に、発熱部品11を固定する様子を示す斜視図である。図24に示す放熱アタッチメント29には、溝26を略平行な複数のパターン状に設けているが、この溝26がリード線12とリードフレーム30との位置合わせを容易にする(なお、配線パターンによっては、末広がり状、あるいは熊手状の複数のパターン状としてもよい。これは配線パターンの設計によって決めればよい)。
図25は、放熱アタッチメント29に固定した発熱部品11の放熱メカニズムを説明する断面図である。図25に示す矢印15は、素子24に発生した熱が拡散する方向を示す。図25に示すように、素子24に発生した熱の一部は、モールド部23を介して金属20に広がるため、放熱効果を高める。また素子24に発生した熱の一部は、リード線12に伝わり、リードフレーム30を介して広がる。なお金属板20を、機器の筐体やシャーシ(共に図示していない)に固定することで、更に放熱効果を高められることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる放熱板とモジュールによって、電源回路(民生用電源、カー用電源、DCDCコンバータ等も含む)の更なる効率化、薄型化が可能になり、プラズマテレビ、液晶テレビ、ELテレビ等の薄型化や壁掛けが可能となる。
(A)〜(C)は、共に実施の形態1における発熱部品の回路基板への取付けの様子を説明する斜視図 (A)(B)は、共に回路基板に実装した発熱部品に、放熱板を取り付ける様子を示す斜視図 (A)〜(C)は、共に放熱板の製造方法の一例を説明する断面図 (A)〜(C)は、共に発熱部品に放熱板を取り付ける様子を説明する断面図 (A)(B)は、共に放熱板に形成したシート状の伝熱層の形状について説明する断面図 発熱部品の冷却メカニズムを説明する断面図 放熱基板へ、発熱部品を固定する様子を説明する斜視図 階段状の加工部を有する放熱板へ、発熱部品を固定する様子を説明する斜視図 放熱板18に取り付けた発熱部品の斜視図 (A)(B)は、共に凹状の加工部を有する放熱板へ発熱部品を固定した様子を説明する断面図 (A)(B)は、共に凹部や溝等を有する放熱板に発熱部品をセットする様子を説明する断面図 (A)(B)は、共に放熱板に設けた凹部の金属板の肉厚を低減した場合について説明する断面図 (A)(B)は、共に溝を設けた放熱板を説明する斜視図 (A)(B)は、共に放熱板に、発熱部品を挿入する様子を示す斜視図 放熱板18に埋め込まれた発熱部品を、回路基板に実装する様子を示す斜視図 (A)(B)は、共に放熱アタッチメントの断面図 (A)〜(C)は、共に放熱アタッチメントの製造方法の一例を説明する断面図 (A)はリードフレームの端部に沿面距離を設けた場合について説明する断面図、(B)はリードフレームを伝熱層に埋め込んだ様子を示す断面図 (A)(B)は、共に放熱アタッチメントの斜視図 (A)(B)は、共に金属板の一部に加工部を有する放熱アタッチメントの製造方法の一例を示す断面図 (A)(B)は、共に放熱アタッチメントに発熱部品を取り付ける様子を示す断面図 (A)(B)は、共に放熱アタッチメントが取付けられた発熱部品を、回路基板に実装する様子を説明する断面図 加工部の両側にも伝熱層を設けた場合について説明する断面図 放熱アタッチメントに、発熱部品を固定する様子を示す斜視図 放熱アタッチメントに固定した発熱部品の放熱メカニズムを説明する断面図 従来の放熱板を用いたモジュールの一例を示す斜視図 発熱部品のリード線に従来の放熱板を取り付けた様子を説明する断面図
11 発熱部品
12 リード線
13 回路基板
14 孔
15 矢印
16 点線
17 伝熱層
18 放熱板
19 ネジ
20 金属板
21 加工部
22 伝熱材
23 モールド部
24 素子
25 凹部
26 溝
27 半田
28 封止材
29、29a、29b 放熱アタッチメント
30 リードフレーム
31 モジュール

Claims (4)

  1. 1以上の平面部と、1以上の段差部と、を有する金属板と、前記金属板上に設けた、熱硬化性樹脂と無機フィラーとを含むシート状の伝熱層とを備え、前記伝熱層は、前記段差部に隣接した前記平面部に設けられ、かつ前記伝熱層の一部が前記段差部も覆い、前記平面部に設けた前記伝熱層には、複数の溝が互いに略平行に形成されている放熱板。
  2. 1以上の平面部と、1以上の段差部と、を有する金属板と、前記金属板上に設けた、熱硬化性樹脂と無機フィラーとを含むシート状の伝熱層と前記伝熱層に埋め込まれるリードフレームとを備え、前記伝熱層は、前記段差部に隣接した前記平面部に設けられ、かつ前記伝熱層の一部が前記段差部も覆い、前記平面部に設けた前記伝熱層には、複数の溝が互いに略平行に形成されていると共に、前記複数の溝に前記リードフレームを埋め込ませた放熱板。
  3. 1以上の平面部と、1以上の段差部と、を有する金属板と、前記金属板上に設けた、熱硬化性樹脂と無機フィラーとを含むシート状の伝熱層と、を有し、前記伝熱層は、前記段差部に隣接した前記平面部に設けられ、かつ前記伝熱層の一部が前記段差部も覆い、前記平面部に設けた前記伝熱層には、複数の溝が互いに略平行に形成されている放熱板と、リード線部を有するとともに前記伝熱層を設けていない前記金属板の表面に実装した電子部品とを備え、前記複数の溝には前記リード線を挿入させたモジュール。
  4. 1以上の平面部と、1以上の段差部と、を有する金属板と、前記金属板上に設けた、熱硬化性樹脂と無機フィラーとを含むシート状の伝熱層と、を有し、前記伝熱層は、前記段差部に隣接した前記平面部に設けられ、かつ前記伝熱層の一部が前記段差部も覆い、前記平面部に設けた前記伝熱層には、複数の溝が互いに略平行に形成されている放熱板と、前記複数の溝に一部が埋設された複数本のリードフレームと、リード線部を有するとともに前記伝熱層を設けていない前記金属板の表面に実装した電子部品とを備え、前記リード線部と前記リードフレームとは半田によって接合させたモジュール。
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