JP5448686B2 - Fixing member for tonneau cover device - Google Patents
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Description
本発明は、車両の後方に形成された荷置き用フロアを覆うトノカバー装置用の固定部材に関する。 The present invention relates to a fixing member for a tonneau cover device that covers a load storage floor formed at the rear of a vehicle.
従来より、車両の後方に形成された荷置き用フロアを覆うトノカバー装置を搭載した自動車が知られている(例えば、特許文献1)。このトノカバー装置は、車両の後方に形成された荷置き用フロアを覆うためのトノカバーと、トノカバーの先端に取り付けられたボードと、トノカバーを巻取方向に付勢する巻取り装置と、を備え、車両のレールに沿ってトノカバーを引き出し可能且つ巻き取り可能に構成されている。そして、荷置き用フロアを覆った状態に維持するため、車両のレールにはボードに設けられた突出片と係合する係合部が設けられている。 2. Description of the Related Art Conventionally, an automobile equipped with a tonneau cover device that covers a load storage floor formed behind a vehicle is known (for example, Patent Document 1). The tonneau cover device includes a tonneau cover for covering a loading floor formed at the rear of the vehicle, a board attached to the tip of the tonneau cover, and a winding device for biasing the tonneau cover in the winding direction, The tonneau cover can be pulled out and taken up along the rail of the vehicle. And in order to maintain the state which covered the floor for loading, the engaging part which engages with the protrusion piece provided in the board is provided in the rail of the vehicle.
特許文献1に記載のトノカバー装置においては、レールの後端部に上方に屈曲した後さらに前方に延びる係合部が設けられている。そして、トノカバーによって荷置き用フロアを覆うためには、ユーザーがボードを後方且つ上方に引っ張って突出片をレールの係合部に引っ掛ける必要がある一方、荷置き用フロアを開放するためには、突出片がレールの係合部に引っ掛かった状態からユーザーがボードを一度後方且つ下方に引っ張って突出片をレールの係合部から外すことにより、トノカバーが巻き取られる。
In the tonneau cover device described in
しかしながら、上述した特許文献1に記載のトノカバー装置においては、荷置き用フロアを開放するためにユーザーはボードを一度後方且つ下方に引っ張ってボードに設けられた突出片をレールの係合部から外すことが必要であり、例えば買い物帰りなどユーザーが両手に荷物を持っている状態では、ボードを所定方向に引っ張ることはもとよりボードを掴むことさえ困難な場合があった。
However, in the tonneau cover device described in
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ボードの後端部を下方に押圧することで巻き取り可能なトノカバー装置用の固定部材を提供することを目的とする。 This invention is made | formed in view of the said subject, and it aims at providing the fixing member for tonneau cover apparatuses which can be wound up by pressing the rear-end part of a board below.
上記の目的を達成するために、本発明のトノカバー装置用の固定部材の一態様は、
車両の後方に形成された荷置き用フロアを覆うためのトノカバーと、前記トノカバーの端部に取り付けられたボードと、前記トノカバーを巻取方向に付勢する巻取り装置と、を備え、前記車両のレールに沿って前記トノカバーを引き出し可能且つ巻き取り可能なトノカバー装置用の固定部材であって、
前記固定部材は、前記ボードの幅方向両側に設けられ、
前記ボードに固定される固定部と、前記巻取方向と直交する方向に軸心を有する筒部と、を有するケースと、
前記筒部内に摺動可能に支持される基部と、前記基部の先端に設けられ前記レールに形成された車体側係合部と係合可能な係合部と、を有するロック片と、
前記ロック片を前記ケースに対し離間する方向に付勢する付勢部材と、
前記ロック片に対する前記ケースの回転を前記ケースに対する前記ロック片の直線運動に変換する運動変換機構と、を備え、
前記ボードが下方に押圧されることにより前記運動変換機構を介して前記ロック片が前記筒部内に引き込まれ、前記係合部が前記車体側係合部から外れて前記トノカバーが巻き取られることを特徴とする。
In order to achieve the above object, one aspect of the fixing member for the tonneau cover device of the present invention is:
A vehicle equipped with a tonneau cover for covering a loading floor formed at the rear of the vehicle, a board attached to an end of the tonneau cover, and a winding device for urging the tonneau cover in the winding direction; A tonneau cover fixing member capable of pulling out and winding up the tonneau cover along the rail of the tonneau cover,
The fixing members are provided on both sides of the board in the width direction,
A case having a fixed portion fixed to the board, and a cylindrical portion having an axis in a direction orthogonal to the winding direction;
A lock piece having a base that is slidably supported in the cylindrical portion, and an engagement portion that is provided at a tip of the base and is engageable with a vehicle body side engagement portion formed on the rail;
A biasing member that biases the lock piece in a direction away from the case;
A motion conversion mechanism that converts rotation of the case with respect to the lock piece into linear motion of the lock piece with respect to the case;
When the board is pressed downward, the lock piece is pulled into the cylindrical portion via the motion conversion mechanism, and the engagement portion is disengaged from the vehicle body side engagement portion and the tonneau cover is wound up. Features.
本発明のトノカバー装置用の固定部材によれば、ユーザーがボードの後端部を下方に押圧するだけで固定部材の係合部が車体側係合部から外れてトノカバーが巻き取られるので、ユーザーが両手に荷物を持っている状態であってもボードを掴む必要がなく、例えば両手に荷物を持っている状態で肘でボードの後端部を下方に押圧することにより容易に荷置き用フロアを開放することができる。 According to the fixing member for the tonneau cover device of the present invention, the user can press the rear end portion of the board downward, and the engaging portion of the fixing member is detached from the vehicle body side engaging portion so that the tonneau cover is wound up. There is no need to grab the board even if you have luggage in both hands. For example, you can easily hold the luggage by pressing the rear end of the board downward with your elbows while holding your luggage in both hands. Can be released.
先ず、本発明に係る各実施形態の固定部材が用いられるトノカバー装置について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、前、後、左、右、上、下は運転者から車両前方を見た方向に従うこととし、図中Frを「前」、Rrを「後」、右を「R」、左を「L」、上を「U」、下を「D」として示す。 First, a tonneau cover device in which the fixing member of each embodiment according to the present invention is used will be described with reference to the drawings. In the following description, the front, rear, left, right, upper, and lower directions follow the direction of the vehicle viewed from the driver. In the figure, Fr is “front”, Rr is “rear”, and right is “R”. ”,“ L ”on the left,“ U ”on the top, and“ D ”on the bottom.
車両後部に開閉扉を備える自動車では、後部開閉扉の開口部から後部座席(最後列の座席)背後の空間が荷物積載用の荷室として使用されることが多く、外部から荷室を隠す目的などで車両の後方には荷置き用フロアを覆うトノカバー装置10が用いられる。このトノカバー装置10は、荷置き用フロアを覆う軟質材(例えば、布)からなるシート状のトノカバー11と、トノカバー11の後端部に取り付けられた硬質材(例えば、プラスチック)からなるボード12と、後部座席の後方に設けられトノカバー11を車両の前方(以下、巻取方向と呼ぶ。)に常時付勢する不図示の巻取り装置と、を備え、車両後部のデッキサイドトリム13に設けられたスライドレール14(以下、レールと呼ぶ。)に沿ってトノカバー11を引き出し可能且つ巻き取り可能に構成されている。
In automobiles equipped with a door at the rear of the vehicle, the space behind the rear seat (the last row of seats) from the opening of the rear door is often used as a luggage compartment for loading luggage, and the purpose of hiding the luggage compartment from the outside For example, a
図1に示すボード12の前端且つ両端部Aには、トノカバー11の引き出し時及び巻き取り時に、レール14に案内される固定部材1が設けられる。図2に示すように、レール14は、デッキサイドトリム13の表面から車幅方向外側に凹状に窪んだ構成を有し、巻取り装置(不図示)と略同じ高さに車両の前後方向に延設されている。さらにレール14の後方には、レール14の側壁からさらに車幅方向外側に窪んで凹部をなす車体側係合部15が設けられている。そして、固定部材1をレール14の車体側係合部15に係合させることで、荷室に積み込まれた荷物を車外や座席側から視覚的に遮蔽している。なお、図1に示すように、デッキサイドトリム13には、前方から後方に向かう途中で車幅方向間隔が短くなるように屈曲する屈曲部16が形成されている。
A
以下、本発明に係るトノカバー装置用の固定部材1の各実施形態について説明する。
<第1実施形態>
Hereinafter, each embodiment of the
<First Embodiment>
固定部材1は、図3に示すように、ボード12の下面12aのトノカバー側前端部に設けられている。なお、図3は、ボード12の幅方向両側に設けられた固定部材1の内、右側に設けられた固定部材1のみを示している。固定部材1は、例えば図3及び図4に示すように、車体側係合部15と係合するロック片2と、ロック片2を保持するケースとしての第1及び第2ケース3、4と、ロック片2とともに第2ケース4を第1ケース3に対し離間方向に付勢する付勢部材としての圧縮ばね5(以下、ばねと呼ぶ。)と、を備えて構成されている。
As shown in FIG. 3, the
第1ケース3は、図3に示すように、長手方向一方に円形開口部30aを有する第1円筒部30(筒部)と、第1円筒部30の背面の前後方向両側に設けられそれぞれボード12に固定するための締結孔31aが2つ形成された固定部31と、を備えて構成される。この第1円筒部30は、図5(A)、(B)及び図6に示すように、ケース本体32と蓋部33の2部材から構成されている。ケース本体32は第1円筒部30の主要部をなし、第1円筒部30の背面中央に形成された矩形状開口部30bを挟んで両側に固定部31が一体形成される。蓋部33は第1円筒部30の一部をなし、矩形状開口部30bに背面側から装着される。なお、第1円筒部30の長手方向は第1円筒部30の軸心と同一方向であり、ボード12に取り付けた状態でトノカバー11の巻取方向と直交する。以下の説明において、この第1円筒部30の軸心に沿う方向を軸方向と呼ぶ。
ケース本体32の円形開口部30aと軸方向に対向する端面32aには、円柱状に立設されたばね保持部32bと一対の固定爪係止孔32cが形成され、矩形状開口部30bの円形開口部30a側にはその両側に撓み爪係止孔32dが形成されている。
As shown in FIG. 3, the
An
一方、蓋部33には、軸方向一方側の端面33aに一対の固定爪33bが形成されるとともに軸方向他方側の両側面33cにはそれぞれ撓み爪33dが設けられている。そして、蓋部33の固定爪33bを、ケース本体32の固定爪係止孔32cに引っ掛けた状態で、蓋部33をケース本体32の背面側から押圧することで撓み爪33dがケース本体32の撓み爪係止孔32dに係止され、ケース本体32の矩形状開口部30bに蓋部33が装着される。蓋部33の表側には、第1円筒部30の内周面の一部を構成し装着された状態で第1円筒部30の内周面が略環状をなす湾曲面33eが形成され、さらに湾曲面33eの幅方向中央部には軸方向に直線状に伸びる回転防止溝33fが形成される。回転防止溝33fには、後述する第2ケース4の回転防止突起41が嵌合して第2ケース4の第1ケース3に対する相対回転を防止している。
また、第1ケース3の円形開口部30aには、蓋部33の回転防止溝33fから周方向に45°回転した位置に後述する第2ケース4の回転防止突起41が挿通する切り欠き30cが形成されている。
On the other hand, the
Further, the
第2ケース4は、図7に示すように、第1ケース3の第1円筒部30より小径で第1円筒部30内に摺動可能に支持される第2円筒部40(筒部)を有して構成され、第2円筒部40の外周面には、軸方向に沿って蓋部33の回転防止溝33fと係合する回転防止突起41が形成されている。第2円筒部40の内周面には、回転防止突起41と同位相の位置に後述するロック片2を案内する円柱状のガイド突起42(突部)が形成されている。
As shown in FIG. 7, the
ロック片2は、図8(A)、(B)に示すように第2ケース4の第2円筒部40内に摺動可能に支持される円筒状の基部21と、基部21の軸方向一方側に形成された小径のばね保持部22と、軸方向他方側の先端に形成され車体側係合部15と係合する係合部23と、を備えて構成される。基部21の外周面には、略直角三角形状を有するカム溝24が設けられる。
As shown in FIGS. 8A and 8B, the
ここで、本実施形態においては、第2ケース4に形成されたガイド突起42とロック片2に形成されたカム溝24により運動変換機構6が構成されている。カム溝24は、軸方向に対し傾斜する傾斜部24aを有し、傾斜部24aのばね保持部22側端部を傾斜端部B、係合部23側端部を傾斜端部Cとすると、傾斜端部Bから傾斜端部Cに向かうに従って溝幅が次第に大きくなるように構成される。固定部材1が固定されたボード12の固定部材1より車両後方側の位置、つまりボード12の後端部が下方に押圧され後端部が下がるようにボード12が傾いて第2ケース4が回転すると、ガイド突起42は傾斜端部Bから傾斜端部Cに移動し、これに伴ってロック片2は第2ケース4に対して引き込まれる。詳細は後述するが、ロック片2が車体側係合部15に回転止めされているためロック片2は回転せずに、ガイド突起42が形成された第2ケース4の回転に伴ってロック片2が引き込まれる。言い換えると、運動変換機構6は、ロック片2に対する第2ケース4の回転を第2ケース4に対するロック片2の直線運動に変換している。例えば、第2ケース4が35°回転することでロック片2が係合部23の長さ分10mmだけ引き込まれるように設定される。
Here, in the present embodiment, the
また、ロック片2の基部21には、外周面に第2ケース4のガイド突起42をカム溝24に誘導する誘導溝25が設けられている。誘導溝25は、ばね保持部22側に開口して軸方向に伸びる軸方向溝25aと、周方向に伸びて軸方向溝25aとカム溝24の係合部23側を連結する周方向溝25bを有する。周方向溝25bとカム溝24との接続部には、ガイド突起42の周方向溝25bからカム溝24への進入を許容しカム溝24から周方向溝25bへの進出を防止する進出防止突起26が設けられている。また、カム溝24の傾斜端部Bからは傾斜部24aの傾斜方向とは反対側であって周方向に伸びる破損防止溝27が延設され、破損防止溝27とカム溝24の傾斜端部Bの接続部には、車両の走行時の振動でガイド突起42が破損防止溝27へ進入しないように進入抑制突起28が設けられている。また、周方向溝25bとカム溝24との接続部と傾斜端部Cとは段部24bにより軸方向にオフセットしており、これによってもガイド突起42がカム溝24から周方向溝25bへ進出しロック片2が第2ケース4から外れるのを防止している。カム溝24よりも係合部23側には環状凹部21aが設けられ、環状凹部21aに第2ケース4の内周面と摺接するOリング7が取り付けられている。
The
係合部23は、図3及び図8に示すように、基部21との接続部は断面視で長方形状を有し、固定部材1が組み付けられた状態で後方を向く面が前方から後方に行くに従って幅が次第に減少する傾斜面をなし係合部23がレール14に引っ掛かるのを防止している。
As shown in FIGS. 3 and 8, the engaging
ロック片2の係合部23が係合する車体側係合部15は、レール14の長手方向を長辺とする長方形状の凹部を有し、ロック片2の係合部23と基部21との接続部の長方形状と一致する。車体側係合部15はレール14からほぼ垂直に車幅方向外側に向かって4辺が延びて、係合部23と長辺の向きを合わせると車体側係合部15内に係合部23が嵌合し、ロック片2が回転不能に支持される。また、レール14の高さ寸法は、ロック片2の基部21を内部に摺動可能に支持する第2ケース4の外径より僅かに広く設定され、レール14は第2ケース4を摺動可能に支持している。
The vehicle body
次にこの固定部材1の組付け方法について説明する。
先ず、第2ケース4の回転防止突起41を第1ケース3の円形開口部30aに形成された切り欠き30cに位相を合わせて差し込み、第2ケース4を第1ケース3のケース本体32に嵌め込む。そして、図9に示すように、第2ケース4を45°背面側に回転させて回転防止突起41をケース本体32に形成された矩形状開口部30bの幅方向略中央部に位置させる。続いて、蓋部33の固定爪33bを、ケース本体32の端面32aに形成された固定爪係止孔32cに引っ掛けた状態で、蓋部33をケース本体32の背面側から押圧する。これにより、撓み爪33dがケース本体32の内周面に形成された撓み爪係止孔32dに係止され、ケース本体32の矩形状開口部30bに蓋部33が装着される。このとき、第2ケース4の回転防止突起41が第1ケース3の蓋部33の回転防止溝33fに係合し、第1ケース3と第2ケース4が相対回転不能に組み付けられる。この状態でケース本体32の端面32aに形成されたばね保持部32bにばね5の一方を押し当てるとともにロック片2のばね保持部22にばね5の他方を押し当てて、第2ケース4のガイド突起42がロック片2の軸方向溝25a内を移動するように位相を合わせてばね5の付勢力に抗して軸方向に押圧し、続いてガイド突起42が周方向溝25b内を移動するように進入抑制突起28を乗り越えるまでロック片2を回転させる。これによりガイド突起42はばね5の付勢力によりカム溝24内を軸方向に移動し傾斜端部Bに当接し、固定部材1が組みつけられる(図10参照)。また、第2ケース4の回転防止突起41は円形開口部30aが形成された第1ケース3の壁部に対向し、ばね5の付勢力で第2ケース4が第1ケース3から軸方向外側に外れるのを防止している。
Next, a method for assembling the fixing
First, the
そして、固定部材1は、締結孔31aに貫装される不図示の締結部材でボード12の前端部両側に固定される。従って、ボード12の後端部が下方に押圧されることにより、ボード12と第1及び第2ケース3、4は一体で回転する。また、ボード12がレール14と平行に保持されている状態では、第2ケース4のガイド突起42はカム溝24の傾斜部24aの傾斜端部Bに位置し、係合部23も図3で示した平行姿勢を保持している。
The fixing
続いてこのように組み付けられた固定部材1の動作について図10〜図13を参照して詳細に説明する。
先ず、トノカバー11が不図示のトノカバーケースに収容されている状態、即ち荷置き用フロアが開放された状態からユーザーがボード12を掴んで後方にレール14に沿って引っ張ると、ボード12とともにボード12に取り付けられた固定部材1は車両後方に移動する。固定部材1がデッキサイドトリム13の屈曲部16にくると(図1参照)、レール14は、車幅方向間隔が、例えば、片側30mmづつで両側60mm短くなる。このときロック片2の係合部23が平行姿勢のままレール14に押されて、ばね5の付勢力に抗して第2ケース4が第1ケース3内に、例えば、両側の各固定部材1が30mmづつ引き込まれる。そのままボード12が引っ張られて、固定部材1が車体側係合部15の位置までくると、ばね5の付勢力で第2ケース4が第1ケース3に対して押し出されて、ロック片2の係合部23が車体側係合部15に係合する。これにより、荷置き用フロアがトノカバー11に閉鎖された状態が保持される。
Next, the operation of the fixing
First, when the user grasps the
この閉鎖状態からユーザーによりボード12の後端部が下方に押圧されると、ボード12と一体に第1及び第2ケース3、4が回転する。このとき、図10及び図11に示すように、第2ケース4の回転に伴ってガイド突起42はカム溝24の傾斜端部Bから傾斜端部Cに傾斜部24aに沿って移動し、ロック片2が第2ケース4内に引き込まれる。なお、図11は、固定部材1を背面側から見たため第2ケース4に対しロック片2が回転しているように見えるが、実際にはロック片2の係合部23は車体側係合部15に係合しているので、ロック片2は回転しない。即ち、ボード12の後端部が図12(A)に矢印で示す平行状態から下方に押圧されると、図12(A)から図12(B)に示すようにロック片2は回転せずに平行姿勢を維持したまま、図13(A)から図13(B)に示すように第2ケース内4に引き込まれる。これにより、ロック片2の係合部23と車体側係合部15の係合が解除され、巻取り装置の付勢力によりトノカバー11が巻き取られる。
When the rear end of the
そして、ロック片2の係合部23と車体側係合部15の係合が解除されると、ばね5の付勢力によりガイド突起42は押し戻されて傾斜端部Cから傾斜端部Bに傾斜部24aに沿って移動し、これによりボード12は略平行状態に戻されて固定部材1が巻取り装置によりレール14内を前方に移動する。そして固定部材1がデッキサイドトリム13の屈曲部16にくると、ばね5の付勢力により第2ケース4が第1ケース3から長くなった車幅間隔分だけ押し出される。続いて、トノカバー11が巻取り装置に巻き取られるまで固定部材1がレール14に沿って前方に移動し、荷置き用フロアが開放される。
When the engagement between the
また、荷置き用フロアの閉鎖時にユーザーが誤ってボード12の後端部を上方に引き上げた場合、第2ケース4のガイド突起42は傾斜端部Bから破損防止溝27に進入抑制突起28を乗り越えて移動する。これにより、ユーザーの誤操作によってガイド突起42がカム溝24の側壁と干渉して破損するのを防止することができる。なお、車両の通常走行時の振動ではガイド突起42は進入抑制突起28と当接するため、進入抑制突起28を乗り越えて破損防止溝27に移動することはなくボード12のばたつきが抑制される
Further, when the user accidentally pulls the rear end of the
また、周方向溝25bとカム溝24との接続部には、ガイド突起42の周方向溝25bからカム溝24への進入を許容しカム溝24から周方向溝25bへの進出を防止する進出防止突起26が設けられ、さらに周方向溝25bとカム溝24との接続部と傾斜端部Cは段部24bにより軸方向にオフセットしているので、固定部材1に意図しない力が作用しても、ガイド突起42がカム溝24から組付け経路と逆の経路を経て周方向溝25bへ進出し軸方向溝25を経て外れることを抑制することができる。
Further, at the connecting portion between the
以上説明したように、本実施形態のトノカバー装置用の固定部材1によれば、ユーザーがボード12の後端部を下方に押圧するだけで固定部材1の係合部23が車体側係合部15から外れてトノカバー11が巻き取られるので、ユーザーが両手に荷物を持っている状態であってもボード12を掴む必要がなく、容易に荷置き用フロアを開放することができる。
As described above, according to the fixing
また、ケースが軸方向に相対移動する第1ケース3と第2ケース4により構成されているので、第1ケース3と第2ケース4が軸方向に伸縮でき、トノカバー11の引き出し時には、ボード12が後方に引っ張られて前方から後方に向かう途中の屈曲部16でレール14の車幅方向間隔が短くなっても、第1及び第2ケース3、4が縮んでロック片2がレール14に追従し、ロック片2がレール14に引っかかることが防止される。一方、トノカバー11の巻取り時には、ボード12が前方に移動して後方から前方に向かう途中の屈曲部16でレール14の車幅方向間隔が広くなっても、第1及び第2ケース3、4が伸びてロック片2がレール14に追従し、ロック片2がレール14から外れることが防止される。
Further, since the case is constituted by the
また、第1ケース3を単一部材から形成する場合、金型を軸方向から引き抜くため抜き勾配を設ける必要があり、円筒部内径が奥側では小径で開口側では大径となり、第2ケース4が摺動時にガタついたり、引っ掛かるおそれがあるが、本実施形態では、第1ケース3がケース本体32と蓋部33から構成されているので、抜き勾配を設ける必要がなく第2ケース4をスムーズに摺動させることができる。
In addition, when the
さらに、固定部材1をボード12の前端且つ両端部Aに設けたので、ボード12の後端部を下方に押圧したときのトノカバー11の浮き上がりを小さくすることができる。なお、固定部材1は必ずしも前端に設ける必要はなく、レール14から荷置き用フロアまでの高さが低い場合など状況に応じて固定部材1を後方側に設けてもよい。ただし、ユーザーは固定部材1よりもボード12の後方を下方に押圧する必要があるため、そのためのスペースを確保する必要がある。
Furthermore, since the fixing
<第2実施形態>
次に本発明の第2実施形態のトノカバー装置用の固定部材について図14〜図18を参照して説明する。なお、図中、第1実施形態と同一又は同等の構成部分には同一又は同等の符号を付して説明を省略する。
Second Embodiment
Next, a fixing member for a tonneau cover device according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the figure, the same or equivalent components as those in the first embodiment are denoted by the same or equivalent reference numerals, and description thereof is omitted.
固定部材1Aは、図14に示すように、ボード12の下面12aのトノカバー側前端部両側に設けられる。なお、図14は、ボード12の両側に設けられた固定部材1Aの内、右側に設けられた固定部材1Aのみを示している。固定部材1Aは、車体側係合部15と係合するロック片2Aと、ロック片2Aを保持するケースとしての第1及び第2ケース3A、4Aと、ロック片2Aともに第2ケース4Aを第1ケース3Aに対し離間方向に付勢する付勢部材としてのばね5と、を備えて構成されている。
As shown in FIG. 14, the fixing
第1ケース3Aは、図14に示すように、ボード12に固定するための締結孔31aが4隅に形成された略矩形状の第1フランジ36aと第1フランジ36aと上下方向に所定の隙間を介して対向する第2フランジ36bが第1円筒部30を前後及び軸方向一方側から囲うように延出して形成されている。この第1ケース3Aは、第1実施形態と同様に、図16に示すように、ケース本体32Aと蓋部33Aの2部材から構成されており、ケース本体32Aは第1円筒部30の主要部をなし第1及び第2フランジ36a、36bと一体形成され、蓋部33Aはケース本体32Aの矩形状開口部30bに背面側から装着されて第1円筒部30の一部をなしている。なお、第1実施形態では、第1ケース3の背面側の蓋部33がボード12と当接していたが、本実施形態では、図15に示すように、蓋部33Aが荷置き用フロアに対向している。
As shown in FIG. 14, the
第2ケース4Aには、図16及び図18に示すように、第1円筒部30内に摺動可能に支持される第2円筒部40の外周面に、軸方向一方側に蓋部33Aの回転防止溝33fと係合する回転防止突起41が形成され、回転防止突起41を挟んで軸方向両側には振動を抑制し騒音の発生を抑制するOリング7を装着可能な一対の環状凹部43が設けられている。第2円筒部40の内周面には、回転防止突起41と同位相の位置に後述するロック片2Aを案内するガイド突起42が、図17に示すように、軸方向略中央部に位置する環状凹部43を挟んで回転防止突起41と隣接するスリット44の端部に形成されている。
As shown in FIGS. 16 and 18, the
ロック片2Aは、図16に示すように、第2ケース4Aの第2円筒部40内に摺動可能に支持される基部21と、基部21の軸方向一方側に形成された小径のばね保持部22と、軸方向他方側の先端に形成され車体側係合部15と係合する係合部23と、を備えて構成される。基部21の外周面には、略直角三角形状を有するカム溝24と、Oリング7を装着可能な一対の環状凹部21aが設けられている。
As shown in FIG. 16, the
ここで、本実施形態においても、第2ケース4Aに形成されたガイド突起42とロック片2Aに形成されたカム溝24により運動変換機構6が構成され、運動変換機構6は、ロック片2Aに対する第2ケース4Aの相対回転を第2ケース4Aに対するロック片2Aの直線運動に変換している。
Here, also in the present embodiment, the
カム溝24は、第1実施形態と同様に構成されており、図17に示すように、ガイド突起42を誘導する軸方向溝25aと周方向溝25bからなる誘導溝25に連結され、周方向溝25bとカム溝24との接続部には進出防止突起26が設けられ、カム溝24の傾斜端部Bからは周方向に伸びる破損防止溝27が設けられ、カム溝24の傾斜端部Bの接続部には進入抑制突起28が設けられている。
The
このように構成された固定部材1Aは、第1実施形態の固定部材1と同様に組み付けられ、第1フランジ36aの締結孔31aに貫装される不図示の締結部材でボード12に固定される。このとき、ボード12は、固定部材1Aが取り付けられる位置が矩形状に切り欠かれており、固定部材1Aの第1及び第2フランジ36a、36bが前後及び車幅方向内側からボード12を挟み込むように差し込まれる。そして、固定部材1Aの係合状態からユーザーによりボード12が下方に押圧されると、ボード12と一体に第1及び第2ケース3A、4Aが回転し、第2ケース4Aの回転に伴ってガイド突起42がカム溝24の傾斜端部Bから傾斜端部Cに傾斜部24aを移動し、ロック片2Aが平行姿勢を維持したまま第2ケース4A内に引き込まれて、ロック片2Aの係合部23と車体側係合部15の係合が解除され、巻取り装置の付勢力によりトノカバー11が巻き取られる。
The fixing
以上説明したように、本実施形態のトノカバー装置用の固定部材1Aによれば、第1実施形態の固定部材1Aと同様の作用効果を奏すると共に、ボード12の厚さ中心を第1及び第2円筒部30、40の軸心と略一致させることができ、ボード12を押圧したときのボード12の上下の振れ幅を小さくすることができる。
As described above, according to the fixing
また、第2ケース4Aは一対のOリング7を介して第1ケース3Aに摺動可能に支持されるので、第1及び第2ケース3A、4A間の振動が抑制され騒音の発生を低減することができ、さらに、ロック片2Aも一対のOリング7を介して第2ケース4Aに摺動可能に支持されるので、ロック片2Aと第2ケース4A間の振動が抑制され騒音の発生を低減することができる。
Further, since the
また、ガイド突起42は、スリット44の端部に形成されるので鋳型を用いて容易に製造することができる。
Moreover, since the
<第3実施形態>
次に本発明の第3実施形態のトノカバー装置用の固定部材について図19〜図22を参照して説明する。なお、図中、第1実施形態と同一又は同等の構成部分には同一又は同等の符号を付して説明を省略する。
固定部材1Bは、図19に示すように、ボード12の下面12aのトノカバー側前端部両側に設けられる。なお、図19は、ボード12の両側に設けられた固定部材1Bの内、右側に設けられた固定部材1Bのみを示している。固定部材1Bは、例えば図20に示すように、車体側係合部15と係合するロック片2Bと、ロック片2Bを保持するケース3Bと、ロック片2Bをケース3Bに対し離間方向に付勢する付勢部材としてのばね5と、ロック片2Bに対するケース3Bの一方向への回転を抑制するように付勢するねじりばね8と、備えて構成され、本実施形態においてはケース3Bが相対移動可能な第1ケース3、3Aと第2ケース4、4Aで構成されていない点で第1及び第2実施形態と相違している。
<Third Embodiment>
Next, a fixing member for a tonneau cover device according to a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the figure, the same or equivalent components as those in the first embodiment are denoted by the same or equivalent reference numerals, and description thereof is omitted.
As shown in FIG. 19, the fixing
ケース3Bは、図19及び図21に示すように、軸方向一方に円形開口部30aを有する第1円筒部30と、第1円筒部30の背面の前後方向両側に設けられそれぞれボード12に固定するための締結孔31aが2つ形成された固定部31と、を備えて構成される。この第1円筒部30は、図20に示すように、ケース本体32Bと蓋部33Bの2部材から構成されている。ケース本体32Bは第1円筒部30の主要部をなし、第1円筒部30の背面中央に形成された矩形状開口部30bを挟んで両側に固定部31が一体形成されて、蓋部33Bは第1円筒部30の一部をなし、矩形状開口部30bに背面側から装着される。
As shown in FIGS. 19 and 21, the
蓋部33Bの表側には、図22に示すように、第1円筒部30の内周面の一部を構成する湾曲面33eが形成されるとともに傾斜部24aを有するカム溝24が形成されている。また、湾曲面33eの固定爪33b側端部には幅方向一方にねじりばね8の一端部8aを側壁に沿って軸方向に摺動自在に保持する平坦部33gが形成され、幅方向他方にケース3Bの回転に伴って後述するばね保持突起21bが移動する逃げ溝33hが形成される。ケース3Bの円形開口部30aには、後述するロック片2Bのガイド突起42とばね保持突起21bが挿通する切り欠き30cが形成されている。
As shown in FIG. 22, a
ロック片2Bは、図20及び図21に示すように、円筒形状を有し、ケース3Bの第1円筒部30内に摺動可能に支持される基部21と、基部21の軸方向一方側には外周面にねじりばね保持突起21bが形成され基部21より小径の小径部21cと、軸方向他方側の先端に形成され車体側係合部15と係合する係合部23と、を備えて構成され、ばね5がケース2Bのばね保持部32bと基部21の内周部に形成されたばね保持部21d間に取り付けられ、ねじりばね8の他端部8bがばね保持突起21bに保持されている。
As shown in FIGS. 20 and 21, the
ここで、ねじりばね8の他端部8bは、周方向一方側が開口するフック状に形成され、ばね保持突起21bの周方向他方側を囲うようにばね保持突起21bに引っ掛けられている。また、基部21の外周面には、軸方向一方側にねじりばね保持突起21bと同位相となる位置に蓋部33Bのカム溝24に案内されるガイド突起42が形成され、他方側にはレール14と当接してロック片2Bの非係合状態における回転を防止する回転防止部21eが形成されている。
Here, the
ここで、本実施形態においては、ロック片2Bの基部21に形成されたガイド突起42とケース3Bの蓋部33Bに形成されたカム溝24により運動変換機構6が構成されている。カム溝24は、軸方向に対し傾斜する傾斜部24aを有し、撓み爪33d側の傾斜端部Bから固定爪33b側の傾斜端部Cに向かうに従って溝幅が次第に大きくなるように構成される。傾斜端部Bは、ロック片2Bの係合部23が車体側係合部15に係合した状態におけるガイド突起42の位置に予め設定されている。そして、ボード12の後端部が下方に押圧され後端部が下がるようにボード12が傾いてケース3Bが回転すると、ガイド突起42は傾斜端部Bから傾斜端部Cに移動し、これに伴ってロック片2Bはケース3Bに対して引き込まれる。これにより、ロック片2Bの係合部23と車体側係合部15の係合が解除され、巻取り装置の付勢力によりトノカバー11が巻き取られる。
Here, in the present embodiment, the
このとき、ケース3Bの回転に伴ってばね保持突起21bは逃げ溝33h内を移動するため、ねじりばね8にはケース3Bの回転を戻すように、即ち、ボード12の後端部を上方へ押し返すように付勢力が作用する。
At this time, since the
このねじりばね8は、車両の走行時には、走行振動でガイド突起42がカム溝24内を傾斜端部Bから傾斜端部Cに移動しようとするとき、ガイド突起42を押し戻す方向にケース3Bを付勢する。また、ロック片2Bの係合部23が車体側係合部15に係合した状態では、ガイド突起42は傾斜端部Bで傾斜部24aと対向するカム溝24の側壁と当接するため、ボード12の上方への揺動も防止される。これにより、車両の走行時の振動でボード12が揺動してボード12がばたつくのを防止することができる。
The
以上説明したように、本実施形態のトノカバー装置用の固定部材1Bによれば、第1実施形態の固定部材1と同様に、ユーザーがボード12の後端部を下方に押圧するだけで固定部材1Bの係合部23が車体側係合部15から外れてトノカバー11が巻き取られるので、ユーザーが両手に荷物を持っている状態であってもボード12を掴む必要がなく、容易に荷置き用フロアを開放することができる。
As described above, according to the fixing
また、ロック片2Bには、レール14と当接してロック片2Bの回転を防止する回転防止部21eが形成されているので、係合部23が車体側係合部15で回り止めされるととともに回転防止部21eがレール14と当接して回り止めするので、確実に係合部23が回転するのを防止することができる。
Further, since the
また、ケース3Bとロック片2Bとの間にはねじりばね8が設けられているので、車両の走行中における振動でケース3Bがロック片2Bに対し回転してボード12がばたつくのを抑制することができる。
Further, since the
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、上記実施形態においては、レール14の後方に車体側係合部15を1つ設けたが、これに限らず複数設けてもよい。図23は、屈曲部16近傍に位置する前方側係合部15fとレール14の後方に位置する後方側係合部15rを有するレール14を示している。
In addition, this invention is not limited to embodiment mentioned above, A deformation | transformation, improvement, etc. are possible suitably.
For example, in the above-described embodiment, one vehicle body
後方側係合部15rは、上述した車体側係合部15と同様に、レール14の長手方向を長辺とする長方形状を有し、レール14からほぼ垂直に車幅方向外側に向かって4辺が延びて、係合部23と長辺の向きを合わせると車体側係合部15内に係合部23が嵌合する。前方側係合部15fは、レール14の長手方向を長辺とする長方形状を有し、レール14からほぼ垂直に車幅方向外側に向かって3辺が延び、後方に位置する壁面が後方に向かうに従って次第に窪みが浅くなるような傾斜面をなしている。
The rear
このように構成されたレール14に沿って、トノカバー11が不図示のトノカバーケースに収容されている状態からユーザーがボード12を後方に引っ張ると、先ずボード12に取り付けられた固定部材1が前方側係合部15fの位置まできたとき、ばね5の付勢力で第2ケース4が第1ケース3に対して押し出されて、ロック片2の係合部23が前方側係合部15fに係合する。この状態からそれ以上後方にユーザーがボード12を後方に引っ張らなければ係合状態が維持され、ユーザーは荷置き用フロアの前方がトノカバー11で覆われ後方が開放された状態で荷物の搬入又は搬出等行うことができる。さらに、ユーザーがボード12を後方に引っ張ると、係合部23の後方を向く傾斜面が前方側係合部15fの後方に位置する傾斜面に案内されて第2ケース4が第1ケース3に対し引っ込み、再び固定部材1がレール14を摺動し、その後固定部材1が後方側係合部15rの位置までくると、ばね5の付勢力で第2ケース4が第1ケース3に対して押し出されて、ロック片2の係合部23が後方側係合部15rに係合する。これにより、荷置き用フロアがトノカバー11に閉鎖された状態が保持される。なお、係合部23が後方側係合部15rに係合した状態では、前方側係合部15fと異なり後方側係合部15rの後方に位置する壁面がレール14から垂直に延びて傾斜していないため、それ以上ユーザーがボード12を後方に引っ張っても固定部材1が後方側係合部15rから外れることはない。このように車体側係合部を複数設けて、最後端部の車体側係合部のみを車体側係合部15や後方側係合部15rと同一形状とし、その他の車体側係合部を前方側係合部15fと同一形状とすることで、トノカバー11をレール14の途中で保持することができる。
When the user pulls the
また、例えば、第1及び第2実施形態において、第1ケース3、3Aと第2ケース4、4Aをともに円筒形状としたがこれに限らず、ロック片2、2Aを軸方向かつ周方向に摺動可能に支持する第2ケース4、4Aの内周面が環状であり、且つ、第2ケース4、4Aが第1ケース3、3A内を軸方向に摺動可能である限り、第1ケース3、3Aと第2ケース4、4Aは任意形状の筒状体とすることができる。
また、運動変換機構6を構成するガイド突起42とカム溝24は、第1及び第2実施形態においては、第2ケース4、4Aにガイド突起42を設けロック片2、2Aにカム溝24を設けたがこれに限定されず、第2ケース4、4Aにカム溝24を設けロック片2、2Aにガイド突起42を設けてもよい。同様に、第3実施形態において、ケース3Bにガイド突起42を設けロック片2Bにカム溝24を設けてもよい。
Further, for example, in the first and second embodiments, the
In the first and second embodiments, the
1、1A、1B 固定部材
14 レール
15 車体側係合部
15f 前方側係合部
15r 後方側係合部
2、2A、2B ロック片
21 基部
21a 環状凹部
21b ねじりばね保持突起
21c 小径部
21d ばね保持部
21e 回転防止部
22 ばね保持部
23 係合部
24 カム溝
24a 傾斜部
24b 段部
25 誘導溝
25a 軸方向溝
25b 周方向溝
26 進出防止突起
27 破損防止溝
28 進入抑制突起
3、3A 第1ケース
3B、 ケース
30 第1円筒部(筒部)
30a 円形開口部
30b 矩形状開口部(開口部)
30c 切り欠き
31 固定部
31a 締結孔
32、32A、32B ケース本体(筒部本体)
32a 端面
32b ばね保持部
32c 固定爪係止孔
32d 撓み爪係止孔
33、33A、33B 蓋部
33a 端面
33b 固定爪
33c 側面
33d 撓み爪
33e 湾曲面
33f 回転防止溝
33g 平坦部
33h 逃げ溝
36a 第1フランジ(固定部)
36b 第2フランジ(固定部)
4、4A 第2ケース
40 第2円筒部(筒部)
41 回転防止突起
42 ガイド突起(突部)
43 環状凹部
44 スリット
5 ばね(付勢部材)
6 運動変換機構
7 Oリング
8 ねじりばね
B 傾斜端部
C 傾斜端部
1, 1A,
30a Circular opening 30b Rectangular opening (opening)
36b Second flange (fixed part)
4, 4A
41
43
6 Motion conversion mechanism 7 O-
Claims (4)
前記固定部材は、前記ボードの幅方向両側に設けられ、
前記ボードに固定される固定部と、前記巻取方向と直交する方向に軸心を有する筒部と、を有するケースと、
前記筒部内に摺動可能に支持される基部と、前記基部の先端に設けられ前記レールに形成された車体側係合部と係合可能な係合部と、を有するロック片と、
前記ロック片を前記ケースに対し離間する方向に付勢する付勢部材と、
前記ロック片に対する前記ケースの回転を前記ケースに対する前記ロック片の直線運動に変換する運動変換機構と、を備え、
前記ボードが下方に押圧されることにより前記運動変換機構を介して前記ロック片が前記筒部内に引き込まれ、前記係合部が前記車体側係合部から外れて前記トノカバーが巻き取られることを特徴とするトノカバー装置用の固定部材。 A vehicle equipped with a tonneau cover for covering a loading floor formed at the rear of the vehicle, a board attached to an end of the tonneau cover, and a winding device for urging the tonneau cover in the winding direction; A tonneau cover fixing member capable of pulling out and winding up the tonneau cover along the rail of the tonneau cover,
The fixing members are provided on both sides of the board in the width direction,
A case having a fixed portion fixed to the board, and a cylindrical portion having an axis in a direction orthogonal to the winding direction;
A lock piece having a base that is slidably supported in the cylindrical portion, and an engagement portion that is provided at a tip of the base and is engageable with a vehicle body side engagement portion formed on the rail;
A biasing member that biases the lock piece in a direction away from the case;
A motion conversion mechanism that converts rotation of the case with respect to the lock piece into linear motion of the lock piece with respect to the case;
When the board is pressed downward, the lock piece is pulled into the cylindrical portion via the motion conversion mechanism, and the engagement portion is disengaged from the vehicle body side engagement portion and the tonneau cover is wound up. A fixing member for a tonneau cover device.
前記ケースには、前記筒部の内周面に前記突部が形成され、
前記ロック片には、前記基部の外周面に前記カム溝が形成されており、
前記基部の外周面には、前記ロック片の係合部が前記車体側係合部と係合した状態で前記突部と接する傾斜端部から周方向に伸びて前記ボードの上方への揺動を許容する破損防止溝が設けられており、前記破損防止溝と前記カム溝との接続部には、車両の走行時の振動で前記突部が前記破損防止溝へ進入するのを抑制する進入抑制突起が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトノカバー装置用の固定部材。 The motion conversion mechanism includes a cam groove having an inclined portion that is inclined with respect to the axial direction, and a protrusion that moves along the inclined portion in the cam groove.
In the case, the protrusion is formed on the inner peripheral surface of the cylindrical portion,
In the lock piece, the cam groove is formed on the outer peripheral surface of the base ,
On the outer peripheral surface of the base portion, the lock piece engages with the engagement portion on the vehicle body side and extends in a circumferential direction from an inclined end portion in contact with the protrusion, and swings upward on the board. An anti-breakage groove is provided to prevent the protrusion from entering the anti-breakage groove due to vibration during traveling of the vehicle at the connection portion between the anti-breakage groove and the cam groove. The fixing member for a tonneau cover device according to claim 1, wherein a suppression protrusion is formed .
前記ねじりばねは、前記ロック片に対する前記ケースの一方向への回転を抑制するように付勢することにより、車両の走行時の前記ボードのばたつきを抑制することを特徴とする請求項1又は2に記載のトノカバー装置用の固定部材。 A torsion spring having one end held by the lock piece and the other end held by the cylinder portion is housed in the cylinder portion,
The torsion spring by energizing so as to suppress the rotation in one direction of the case with respect to the locking piece, according to claim 1 or 2, characterized in that to suppress flapping of the board at the time of traveling of the vehicle The fixing member for tonneau cover apparatuses as described in 2.
前記第1筒部内に軸方向に摺動可能であって相対回転不能に支持される第2筒部を有する第2ケースと、を備え、
前記付勢部材は、前記第1ケースに対し前記ロック片とともに前記第2ケースを離間方向に付勢し、
前記運動変換機構は、前記ロック片に対する前記第1及び第2ケースの回転を前記第1及び第2ケースに対する前記ロック片の直線運動に変換することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のトノカバー装置用の固定部材。 The case includes a first case having the fixed portion and a first tube portion having an axis in a direction orthogonal to the winding direction;
A second case having a second cylindrical portion that is slidable in the axial direction in the first cylindrical portion and is supported so as not to be relatively rotatable;
The biasing member biases the second case together with the lock piece in the separating direction with respect to the first case,
The said movement conversion mechanism converts the rotation of the said 1st and 2nd case with respect to the said lock piece into the linear motion of the said lock piece with respect to the said 1st and 2nd case, The any one of Claims 1-3 characterized by the above-mentioned. A fixing member for a tonneau cover device according to item 1.
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