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JP5452410B2 - 詰め替え容器 - Google Patents
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本発明は、詰め替え容器に関するものである。
この種の詰め替え容器として、従来、例えば下記特許文献1に記載されているような、本容器に詰め替えるための内容物を収容する容器本体と、容器本体の口部に装着されると共に口部を閉塞する中栓と、が備えられ、中栓を本容器の口部に螺着させて詰め替えを行う詰め替え容器が知られている。
上記した中栓には、内容物を注出するための注出口が形成されていると共に、この注出口を閉塞するシール部が設けられている。シール部は、例えばプルトップが付設された蓋体からなる。
上記した構成の詰め替え容器では、例えば、まずプルトップを引き上げて、中栓の注出口を開封する。続いて、詰め替え容器を正立姿勢(口部が上向きの姿勢)に配置し、詰め替え容器の中栓に倒立姿勢(口部が下向きの姿勢)の本容器の口部を螺着する。その後、詰め替え容器と本容器とを反転させて、本容器を正立姿勢にすると共に詰め替え容器を倒立姿勢にする。これにより、詰め替え容器内の内容物が、詰め替え容器及び本容器の各口部の内側を流通して本容器内に詰め替えられる。
特開2000−159249号公報
しかしながら、上記した従来の詰め替え容器では、中栓の注出口を開封した後、中栓に本容器の口部を螺着し、その後、詰め替え容器と本容器を上下反転させる必要があるので、詰め替え作業が煩雑になり易かった。
また、中栓の注出口を開封した後に本容器の口部を詰め替え容器の中栓に螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
更に、中栓に本容器の口部を螺着する際に本容器を倒立姿勢にするため、本容器の内側に内容物が残留していると本容器内の内容物がこぼれ易かった。従って、本容器内の内容物を使い切った後でないと詰め替え作業を行い難かった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる詰め替え容器を提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、該容器本体の口部に装着されると共に注出口が形成され、前記本容器の注入口部の開口端縁に当接可能で且つ前記注出口より径方向の外側に位置する当接部が設けられた装着筒と、前記注出口を閉塞するシール壁と、を備え、前記シール壁は、外周縁部が前記注出口の内周面に接続されるとともに、前記シール壁に対して直交する放射軸を中心にして放射方向に延びるスリット状の切込み部が複数形成され、前記外周縁部から前記放射軸に向かうにしたがって漸次前記放射軸方向に沿う前記容器本体の内側へ向けて傾斜し、該シール壁は、前記外周縁部を支点にして揺動するようにして変形可能とされ、前記放射軸方向に沿う前記容器本体の外側へ向けて変形したときに前記切込み部の隙間が閉塞されることを特徴としている。
本発明に係る詰め替え容器によれば、本容器に内容物を詰め替える際に、まず、本容器に対して詰め替え容器を倒立姿勢で、装着筒の当接部を本容器の注入口部の開口端縁に当接させて、詰め替え容器と本容器とを組み合わせる。このとき、容器本体内の内容物の重量によってシール壁が下方に向けて押圧され、外周縁部を支点にして放射軸方向に沿う容器本体の外側へ向けて変形し、この変形によって切込み部で分割されて互いに隣接するシール壁の分割体どうしが密接して切込み部が塞がれて注出口を閉塞させることができるので、内容物がシール壁から漏れ難くなる。
そして、詰め替え容器の容器本体を圧縮させて内容物によってシール壁を強制的に押圧することで、シール壁がさらに放射軸方向に沿う容器本体の外側へ向けて変形し、切込み部の隙間が広がって注出口に流路が確保される。
これにより、詰め替え容器の容器本体内と本容器の注入口部内とが連通し、容器本体内の内容物が注入口部内に注出されて本容器内に詰め替えられる。
上述したように、当接部を注入口部の開口端縁に当接させた状態で詰め替え容器及び本容器を組み合わせた後、容器本体を圧縮するという簡便な作業によって内容物を詰め替えることができるので、詰め替え作業の容易化を図ることができる。
また、この詰め替え時に、注出口の外側に位置している当接部を注入口部の開口端縁に当接させるので、内容物をこぼし難い。
更に、本容器に内容物を詰め替える際に、本容器に対して詰め替え容器を倒立姿勢にしても、内容物がシール壁から漏出し難くなることから、本容器を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、本容器内の内容物が残留している場合であっても内容物の詰め替えを行うことができる。
また、上記本発明の詰め替え容器において、前記容器本体は、スクイズ変形可能な部材からなることが好ましい。
この場合には、容器本体を圧縮するときに、過大な力を必要とせずにシール壁を内容物により押圧させることができ、内容物の詰め替え作業を容易に行うことが可能となる。
本発明に係る詰め替え容器によれば、詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる。
本発明に係る詰め替え容器の実施形態を示す縦断面図である。 図1に示すシール壁を本体容器内側から見た平面図である。 図1に示す詰め替え容器を本容器に組み合わせた状態を示す縦断面図である。 図2に示すシール壁を本体容器内側から見た平面図である。 図3に示す状態から、シール壁を変形させて内容物を詰め替えている状態を示す縦断面図である。
以下、本発明に係る詰め替え容器の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の詰め替え容器1は、本容器20(図3参照)に詰め替える内容物M(図3参照)が収容される容器本体2と、この容器本体2の口部2aに装着されると共に注出口3が形成され、本容器20の注入口部21の開口端縁に当接可能な当接部(後述する凸部13に相当)が設けられた装着筒4と、装着筒4の上端開口部を覆う着脱可能なキャップ5と、注出口3を閉塞するシール壁6と、を備えている。
なお、上述した容器本体2、装着筒4、キャップ5は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配設されている。本実施形態ではこの共通軸を容器軸Oといい、上記詰め替え容器1において、容器軸Oに沿ったキャップ5側を上側、容器本体2側を下側という。また、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
装着筒4は、下端部が容器本体2の口部2a内に嵌合された内筒部10と、容器本体2の口部2aに外嵌された外筒部11と、内筒部10の容器軸O方向の中間部と外筒部11の上端部とを連結すると共に口部2aの開口端縁上に載置された連結環12と、を備えている。そして、内筒部10の内面が上記注出口3となっている。
連結環12の外周縁部には、径方向の外側に向けて開口する環状溝12bが形成されている。
また、連結環12の上面12aに周方向に間隔を開けて複数の凸部13(当接部)が設けられている。これら凸部13は、断面視L字状をなし、連結環12の上面12aから内筒部10の外周面10aにわたって形成されている。
キャップ5は、有頂筒状に形成され、天壁部15に内筒部10内に嵌合するシール筒14が突設されるとともに、周壁部16の下端縁16aが環状溝12bに係止可能に配置されている。
周壁部16の下端部16aには、径方向外側に突出する突部16bが形成されている。そして、周壁部16において、容器軸Oを径方向に挟む突部16bの反対側に位置する部分が装着筒4の外筒部11の上端(連結環12の外周縁部)にヒンジ部17を介して連結されている。
すなわち、キャップ5は、ヒンジ部17を中心にして回動可能であり、これにより装着筒4の上端開口部を開閉する構成となっている(図1、図3参照)。
図1および図2に示すように、シール壁6は、外周縁部6aが注出口3の内周面における容器軸O方向の中間部に接続されるとともに、容器軸Oと平行に延びる放射軸Cを中心にして放射方向(平面視で径方向)に延びるスリット状の切込み部6bが複数形成され、外周縁部6aから放射軸Cに向かうにしたがって漸次下側へ傾斜している。これら切込み部6bは、放射軸Cからシール壁6の外周縁部6aまで延びている。
ここで、放射軸Cは、シール壁6(詳細にはシール壁6の外周縁部6aによって形成される平面)に対して直交する軸線である。なお、本実施形態では、放射軸Cは容器軸Oと一致している。
そして、図3及び図4に示すように、切込み部6bによって周方向に分割されたシール壁6の分割体は、それぞれが外周縁部6aを支点とし、この支点を中心にして揺動するようにして変形可能であり、放射軸C方向に沿う容器本体2の外側へ向けて変形し、そのシール壁6が径方向に沿って略平面状となる位置で、切込み部6bの隙間が閉塞する構成となっている。
次に、上述したように構成された詰め替え容器1から本容器20に内容物を詰め替える方法について説明する。
まず、図3に示すように、詰め替え容器1のキャップ5を装着筒4から取り外した後、詰め替え容器1を倒立姿勢にすると共に本容器20を正立姿勢にした状態で、詰め替え容器1を本容器20の上方に配置させる。そして、詰め替え容器1と本容器20とを位置合わせしながら相対的に容器軸O方向に接近移動させ、図3に示すように、連結環12の上面12a(凸部13)を本容器20の注入口部21の開口端縁に当接させて、詰め替え容器1と本容器20とを組み合わせる。
この際、詰め替え容器1の装着筒4の内筒部10の上端の一部は、本容器20の注入口部21内に差し込まれて該注入口部21内に配設される。
ここで本実施形態では、上述したように詰め替え容器1を倒立姿勢とすることで、詰め替え容器1における上下が反転することとなり、倒立姿勢の詰め替え容器1において、容器軸O方向に沿ったキャップ5側が下側、容器本体2側が上側となる。
そして、図3及び図4に示すように、装着筒4の連結環12を本容器20の注入口部21の開口端縁に当接させて、詰め替え容器1と本容器20とを組み合わせると、容器本体2内の内容物Mの重量によってシール壁6が下方に向けて押圧され、外周縁部6aを支点にして放射軸C方向に沿う容器本体2の外側へ向けて変形し、この変形によって切込み部6bで分割されて互いに隣接するシール壁6の分割体どうしが密接して切込み部6bが塞がれて注出口3を閉塞させることができるので、内容物Mがシール壁6から漏れ難くなる。
そして、図5に示すように、詰め替え容器1の容器本体2を圧縮させて内容物Mによってシール壁6を強制的に押圧することで、シール壁6がさらに放射軸C方向に沿う容器本体2の外側へ向けて変形し、切込み部6bの隙間が広がって注出口3に流路Rが確保される。
これにより、詰め替え容器1の容器本体2内と本容器20の注入口部21内とが連通し、容器本体2内の内容物Mを注入口部21内に注出することができ(図5に示す矢印E)、内容物Mを詰め替え容器1から本容器20内に詰め替えることができる。
なお、装着筒4の連結環12(本実施形態では連結環12に設けた複数の凸部13)が本容器20の注入口部21の開口端縁に当接しており、連結環12の上面12aと注入口部21の開口端縁との間には隙間が設けられており、この隙間を通じて、本容器20の内部と外部とを連通させることができる。そのため、この隙間を通じて本容器20内の空気置換を行うことができ(図5に示す矢印F)、本容器20内にスムーズに内容物Mを注出して詰め替え作業を効率良く行うことができる。
上述したように、本実施形態の詰め替え容器1によれば、装着筒4の連結環12を本容器20の注入口部21の開口端縁に当接させた状態で詰め替え容器1及び本容器20を組み合わせた後、容器本体2を潰して圧縮するという簡便な作業によって内容物Mを詰め替えることができるので、詰め替え作業の容易化を図ることができる。
また、この詰め替え時に、注出口3の外側に位置している凸部13を注入口部21の開口端縁に当接させるので、内容物Mをこぼし難い。
更に、本容器20に内容物Mを詰め替える際に、本容器20に対して詰め替え容器1を倒立姿勢にしても、内容物Mがシール壁6から漏出し難くなることから、本容器20を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、本容器20内の内容物Mが残留している場合であっても内容物Mの詰め替えを行うことができる。
更にまた、容器本体2にスクイズ変形可能な部材を採用することで、容器本体2を圧縮するときに、過大な力を必要とせずにシール壁6を内容物Mにより押圧させることができ、内容物Mの詰め替え作業を容易に行うことが可能となる。
また、本実施形態の詰め替え容器1では、内容物Mの充填後に装着筒4を容器本体2に装着することも、装着筒4を容器本体2に装着した後に内容物Mを充填することも可能である。後者の場合には、充填ノズルを注出口3に挿入してシール壁6を放射軸C方向に沿う容器本体2の内側に変形させた状態で内容物Mを充填することが可能である。また、同様の手段を用いて、製造過程において減容している容器本体に対し空気を吹き込んで復元させることもできる。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、本実施形態ではシール壁6の放射軸Cが平面視円形のシール壁6の中心軸であって容器軸Oに一致しているが、放射軸C及び容器軸Oが必ずしも一致している必要はなく、放射軸Cが容器軸Oとずれた異なる位置であってもかまわない。
また、倒立姿勢の詰め替え容器1において、シール壁6の切込み部6bの密接力は、容器本体2内の内容物Mの自重によってシール壁6の分割体どうしが互いに密接し、切込み部6bの隙間が埋まる程度に切込み部6bの隙間寸法や傾斜角度を設定することが好ましい。
さらに、シール壁6の切込み部6bの設置数、つまりシール壁6の分割数は、任意に設定可能であるが、容器本体2を圧縮させることによって内容物Mがシール壁6を十分に押圧して変形させることが可能な程度の分割数に設定することが好ましい。
また、上記実施形態では、シール壁6が、装着筒4の内筒部10の容器軸O方向で中間部に設ける構成としたが、注出口3を閉塞可能であればシール壁6の位置は制限されることはなく、内筒部10の下端、あるいは上端などの任意の位置に設定することが可能である。
さらに、上記実施形態では、容器本体2を容器軸O方向に押し潰すように圧縮する構成としているが、例えば、容器本体の胴部を片手で把持した状態で径方向に容器本体を圧縮する構成とすることもでき、この場合においても簡単な操作で内容物によって大きな力でシール壁を押圧することができ、内容物の詰め替え作業を容易に行うことが可能となる。
O 容器軸
C 放射軸
R 流路
1 詰め替え容器
2 容器本体
2a 容器本体の口部
3 注出口
4 装着筒
5 キャップ
6 シール壁
6a 外周縁部
6b 切込み部
13 凸部(当接部)
20 本容器
21 本容器の注入口部

Claims (2)

  1. 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
    該容器本体の口部に装着されると共に注出口が形成され、前記本容器の注入口部の開口端縁に当接可能で且つ前記注出口より径方向の外側に位置する当接部が設けられた装着筒と、
    前記注出口を閉塞するシール壁と、を備え、
    前記シール壁は、
    外周縁部が前記注出口の内周面に接続されるとともに、前記シール壁に対して直交する放射軸を中心にして放射方向に延びるスリット状の切込み部が複数形成され、前記外周縁部から前記放射軸に向かうにしたがって漸次前記放射軸方向に沿う前記容器本体の内側へ向けて傾斜し、
    該シール壁は、
    前記外周縁部を支点にして揺動するようにして変形可能とされ、前記放射軸方向に沿う前記容器本体の外側へ向けて変形したときに前記切込み部の隙間が閉塞されることを特徴とする詰め替え容器。
  2. 請求項1に記載の詰め替え容器において、
    前記容器本体は、スクイズ変形可能な部材からなることを特徴とする詰め替え容器。
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