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JP5454390B2 - 回転角度検出装置 - Google Patents
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JP5454390B2 - 回転角度検出装置 - Google Patents

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本発明は、回転体に設けられた磁石と、回転体の回転による磁石から発せられる磁束の変化を検出する磁気検出部と、該磁気検出部の出力信号に基づいて回転体の回転角度を算出する算出部と、を備える回転角度検出装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1に示されるように、回転体に固定された磁石と、回転体の回転角度に応じた正弦波信号を出力する磁束密度検出手段と、磁束密度検出手段の出力信号に基づいて、回転体の回転角度を算出する回転角度演算手段と、を備える回転角度検出装置が提案されている。この回転角度検出装置では、3つの磁束密度検出手段が、互いに同位相及び逆位相ではない3つの正弦波信号を出力するように配置されている。上記した回転角度演算手段は、3つの磁束密度検出手段から出力される正弦波信号から2つの正弦波信号を順次選択し、選択した2つの正弦波信号に基づいて、回転角度に対する正弦値及び余弦値を演算する。次いで、回転角度演算手段は、演算した正弦値及び余弦値に基づいて逆正接演算することで回転角度を算出し、正弦値と余弦値と回転角度とに基づいて、回転角度が正常か否かを判定する。最後に、回転角度演算手段は、正常と判定された回転角度を出力する。
上記構成によれば、3つの磁束密度検出手段のうち、1つの磁束密度検出手段が故障したとしても、算出した3つの回転角度のうち2つの回転角度が異常となるが、正常な回転角度を1つ得ることができる。このように、3つの磁束密度検出手段のうち、1つの磁束密度検出手段が故障したとしても、残り2つの磁束密度検出手段の正弦波信号に基づいて、正常な回転角度を検出することが可能となっている。
特開2008−286709号公報
ところで、上記したように、特許文献1に示される回転角度検出装置では、2つの正弦波信号に基づいて、回転角度を検出している。そのため、3つの磁束密度検出手段(磁気検出部)のうち、2つの磁気検出部が故障した場合、1つの正弦波信号しか得ることができないので、回転角度を検出することができない、という不具合が生じる。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、故障によって、1つの磁気検出部の出力信号しか得られなくなったとしても、回転角度を検出することが可能な回転角度検出装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、回転体に設けられた磁石と、回転体の回転による磁石から発せられる磁束の変化を検出する磁気検出部と、該磁気検出部の出力信号に基づいて回転体の回転角度を算出する算出部と、を備える回転角度検出装置であって、磁気検出部は、出力信号の位相差が90°若しくは270°異なるように、磁石の回転方向に互いに離れて設けられた第1磁気検出部と第2磁気検出部とを有し、算出部は、第1磁気検出部から出力される正弦波信号に基づいて、余弦波信号を生成する第1生成部と、第2磁気検出部から出力される余弦波信号に基づいて、正弦波信号を生成する第2生成部と、第1磁気検出部の正弦波信号と第2生成部の正弦波信号のうち、正常な正弦波信号を1つ出力する第1選択部と、第2磁気検出部の余弦波信号と第1生成部の余弦波信号のうち、正常な余弦波信号を1つ出力する第2選択部と、第1選択部から出力される正弦波信号と第2選択部から出力される余弦波信号とに基づいて、回転体の回転角度を演算する演算部と、を有することを特徴とする。
このように本発明によれば、第1磁気検出部と第2磁気検出部とは、出力信号の位相差が90°若しくは270°異なるように、磁石の回転方向に互いに離れて設けられており、第1磁気検出部から正弦波信号が出力され、第2磁気検出部から余弦波信号が出力されるようになっている。また、算出部は、第1磁気検出部から出力される正弦波信号に基づいて、余弦波信号を生成する第1生成部と、第2磁気検出部から出力される余弦波信号に基づいて、正弦波信号を生成する第2生成部と、を有する。
これによれば、例えば、第1磁気検出部が故障した場合においても、正常な信号として、第2磁気検出部の余弦波信号と、第2生成部の正弦波信号とを得ることができる。これとは逆に、第2磁気検出部が故障した場合においても、正常な信号として、第1磁気検出部の正弦波信号と、第1生成部の余弦波信号とを得ることができる。このように、一方の磁気検出部が故障したために、他方の磁気検出部の出力信号しか得ることができなくなったとしても、位相差が90°若しくは270°異なる、正常な2つの信号(正弦波信号と余弦波信号)を得ることができる。したがって、これら2つの信号を演算部で演算することで、回転角度を検出することができる。
また、算出部は、第1磁気検出部の正弦波信号と第2生成部の正弦波信号のうち、正常な正弦波信号を1つ出力する第1選択部と、第2磁気検出部の余弦波信号と第1生成部の余弦波信号のうち、正常な余弦波信号を1つ出力する第2選択部と、を有する。これによれば、各磁気検出部の出力信号若しくは各生成部の出力信号に基づいて、各磁気検出部の故障判定を行うことができる。
請求項2に記載のように、第1選択部は、第1磁気検出部が正常に動作していると判定した場合に、第1磁気検出部の正弦波信号を出力し、第1磁気検出部が故障していると判定した場合に、第2生成部の正弦波信号を出力し、第2選択部は、第2磁気検出部が正常に動作していると判定した場合に、第2磁気検出部の余弦波信号を出力し、第2磁気検出部が故障していると判定した場合に、第1生成部の余弦波信号を出力する構成が好ましい。
生成部の出力信号は、磁気検出部の出力信号に基づいて生成された信号なので、元となった磁気検出部の出力信号と比べて、波形が乱れている可能性がある。これに対して、請求項2に記載の発明では、磁気検出部が正常な場合、磁気検出部の出力信号が演算部に入力される。これにより、磁気検出部が正常な場合においても、生成部の出力信号が演算部に入力されることがないので、回転角度の検出精度が低下することが抑制される。
請求項3に記載のように、第1選択部は、第1磁気検出部の正弦波信号に基づいて第1磁気検出部の故障の有無を判定し、第2選択部は、第2磁気検出部の余弦波信号に基づいて第2磁気検出部の故障の有無を判定し、第1選択部は、第2選択部から第2磁気検出部が故障しているとの情報が伝達された場合に、第1磁気検出部の正弦波信号を出力し、第2選択部は、第1選択部から第1磁気検出部が故障しているとの情報が伝達された場合に、第2磁気検出部の余弦波信号を出力する構成が良い。
これによれば、第1選択部が、第2生成部によって生成された余弦波信号に基づいて第2磁気検出部の故障の有無を判定し、第2選択部が、第1生成部によって生成された正弦波信号に基づいて第1磁気検出部の故障の有無を判定する構成と比べて、磁気検出部の故障判定が速くなり、信号の処理速度が速くなる。
また、第2磁気検出部が故障しているにも関わらず、第2生成部の正弦波信号が第1選択部から出力されることが抑止され、第1磁気検出部が故障しているにも関わらず、第1生成部の余弦波信号が第2選択部から出力されることが抑止される。これにより、回転角度の検出精度が低下することが抑制される。
請求項4に記載のように、第1選択部は、第1磁気検出部の正弦波信号の規定値が記憶された第1メモリと、この規定値と第1磁気検出部の正弦波信号とに基づいて、第1磁気検出部が正常に動作しているか否かを判定する第1判定部と、を有し、第2選択部は、第2磁気検出部の余弦波信号の規定値が記憶された第2メモリと、この規定値と第2磁気検出部の余弦波信号とに基づいて、第2磁気検出部が正常に動作しているか否かを判定する第2判定部と、有する構成が良い。これによれば、各磁気検出部から出力される信号の振幅が正常値であるか否かを判定することで、各磁気検出部の故障の有無を判定することができる。
請求項5に記載のように、第1選択部は、第1磁気検出部の正弦波信号を微分した信号の規定値が記憶された第3メモリと、この規定値と第1磁気検出部の正弦波信号を微分した信号とに基づいて、第1磁気検出部が正常に動作しているか否かを判定する第3判定部と、を有し、第2選択部は、第2磁気検出部の余弦波信号を微分した信号の規定値が記憶された第4メモリと、この規定値と第2磁気検出部の余弦波信号を微分した信号とに基づいて、第2磁気検出部が正常に動作しているか否かを判定する第4判定部と、有する構成が良い。これによれば、各磁気検出部から出力される信号の波形が正常であるか否かを判定することで、各磁気検出部の故障の有無を判定することができる。
請求項6に記載のように、第1選択部は、第1磁気検出部が正常に動作しているかを判定すべく、第1磁気検出部の正弦波信号と第2生成部の正弦波信号とを比較する第1比較部を有し、第2選択部は、第2磁気検出部が正常に動作しているかを判定すべく、第2磁気検出部の余弦波信号と第1生成部の余弦波信号とを比較する第2比較部を有する構成が良い。これによれば、各磁気検出部から出力される信号の振幅や波形が正常であるか否かを判定することで、各磁気検出部の故障の有無を判定することができる。
請求項7〜10に記載の発明の作用効果は、請求項1〜5いずれかに記載の発明の作用効果と同等なので、その記載を省略する。
請求項11に記載のように、第1生成部は、第1磁気検出部の正弦波信号を1回微分することで、余弦波信号を生成し、第2生成部は、第2磁気検出部の余弦波信号を1回微分して、符号を反転することで、正弦波信号を生成する構成が良い。
第1磁気検出部の出力信号がsinθと表される場合、第2磁気検出部の出力信号はcosθとなる。したがって、第1生成部からは、sinθを微分した値、cosθが出力され、第2生成部からは、cosθを微分し、符号(正負)を反転した値、sinθが出力される。このように、第1生成部からは、第2磁気検出部の出力信号に相当する余弦波信号が出力され、第2生成部からは、第1磁気検出部の出力信号に相当する正弦波信号が出力される。
請求項12に記載のように、第1生成部は、第1磁気検出部の正弦波信号を1回微分することで、余弦波信号を生成し、第2生成部は、第2磁気検出部の余弦波信号を3回微分することで、正弦波信号を生成する構成が良い。
上記したように、第1磁気検出部の出力信号がsinθと表される場合、第2磁気検出部の出力信号はcosθとなる。したがって、第1生成部からは、sinθを微分した値、cosθが出力され、第2生成部からは、cosθを微分し、−sinθを微分し、−cosθを微分した値、sinθが出力される。このように、第1生成部からは、第2磁気検出部の出力信号に相当する余弦波信号が出力され、第2生成部からは、第1磁気検出部の出力信号に相当する正弦波信号が出力される。
請求項13に記載のように、第1磁気検出部及び第2磁気検出部それぞれの故障の有無をユーザーに通知する通知部を有する構成が良い。これによれば、回転角度検出装置の故障の有無をユーザーが認識することができる。また、回転角度検出装置から出力されている信号が正しいか否かをユーザーが認識することができる。
磁石と磁気検出部との位置を説明するための平面図である。 第1実施形態に係る回転角度検出装置の概略構成を示すブロック図である。 第1磁気検出部が故障した場合の信号を説明するためのブロック図である。 第2磁気検出部が故障した場合の信号を説明するためのブロック図である。 第2実施形態に係る回転角度検出装置の概略構成を示すブロック図である。 第1磁気検出部が故障した場合の信号を説明するためのブロック図である。 第2磁気検出部が故障した場合の信号を説明するためのブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、磁石と磁気検出部との位置を説明するための平面図である。図2は、第1実施形態に係る回転角度検出装置の概略構成を示すブロック図である。図3は、第1磁気検出部が故障した場合の信号を説明するためのブロック図である。図4は、第2磁気検出部が故障した場合の信号を説明するためのブロック図である。なお、図2〜図4では、磁石10を省略しており、図3及び図4では、故障及び異常を破線で示している。
回転角度検出装置100は、要部として、磁石10と、磁気検出部30と、算出部50と、を有する。図1に示すように、磁石10の近くに磁気検出部30が配置され、磁石10から発せられる磁束が磁気検出部30に印加されるようになっている。また、図2に示すように、磁気検出部30は算出部50と電気的に接続されており、磁石10の磁界に依存する磁気検出部30の出力信号が、算出部50に入力されるようになっている。本実施形態に係る回転角度検出装置100は、通知部70を有しており、この通知部70と算出部50とが電気的に接続され、磁気検出部30の故障判定を含む信号が、通知部70に入力されるようになっている。以下においては、磁石10、磁気検出部30、算出部50、及び通知部70それぞれを概説した後に、回転角度検出装置100の特徴点である算出部50を詳説する。
磁石10は、N極とS極とから成る磁極対を少なくとも1つ有するものである。本実施形態に係る磁石10は、1つの磁極対を有し、円環状を成している。この円環状を成す磁石10の内環部によって構成された孔に、円柱状のシャフト11が挿通され、永久磁石から成るロータ(図示略)とともに、シャフト11に固定されている。シャフト11は、シャフト11の周囲に配置された界磁巻線(図示略)から発せられる磁束と、上記したロータが発する磁束との反発力によって回転する。このシャフト11の回転に伴って、磁石10も回転し、この回転による磁石10から発せられる磁束の変化が磁気検出部30に印加される。なお、シャフト11は、特許請求の範囲に記載の回転体に相当する。
磁気検出部30は、シャフト11の回転による磁石10から発せられる磁束の変化を検出するものである。図1に示すように、磁気検出部30は、出力信号の位相差が90°異なるように、磁石10の回転方向に互いに離れて設けられた第1磁気検出部31と第2磁気検出部32とを有する。これら磁気検出部31,32それぞれは、磁石10が電気角(シャフト11が1回転する角度を磁石10の磁極対で割った角度)だけ回転した場合、一周期分の波形信号を出力する磁気抵抗素子である。シャフト11周りの角度をθとすると、第1磁気検出部31からはsinθに依存する信号(以下、正弦波信号S1と示す)が出力され、第2磁気検出部32からはcosθに依存する信号(以下、余弦波信号C1と示す)が出力される。
算出部50は、磁気検出部30の出力信号に基づいてシャフト11の回転角度を算出するものである。算出部50は、正弦波信号S1に基づいて、余弦波信号C1に相当する余弦波信号C2を生成する第1生成部51と、余弦波信号C1に基づいて、正弦波信号S1に相当する正弦波信号S2を生成する第2生成部52と、を有する。また、算出部50は、正弦波信号S1、S2のうち、正常な正弦波信号を1つ出力する第1選択部53と、余弦波信号C1、C2のうち、正常な余弦波信号を1つ出力する第2選択部54と、第1選択部53から出力される正弦波信号と第2選択部54から出力される余弦波信号とに基づいて、シャフト11の回転角度を演算する演算部55と、を有する。演算部55は、入力された正弦波信号と余弦波信号とに基づいて逆正接演算することで、シャフト11の回転角度を演算する。
通知部70は、磁気検出部31,32それぞれの故障の有無をユーザーに通知する機能を果たす。図2に示すように、通知部70は、後述する判定部57,59それぞれと電気的に接続されており、これら判定部57,59から磁気検出部31,32それぞれの故障の有無を含む電気信号が出力されると、その旨を音声や記号などによってユーザーに通知する。
次に、回転角度検出装置100の特徴点である算出部50を詳説する。図2に示すように、第1磁気検出部31の出力信号(正弦波信号S1)は、第1生成部51と第1選択部53とに入力され、第2磁気検出部32の出力信号(余弦波信号C1)は、第2生成部52と第2選択部54とに入力される。第1生成部51は、正弦波信号S1を一回微分することで、余弦波信号C2を生成し、第2生成部52は、余弦波信号C1を一回微分した後、符号(正負)を反転することで、正弦波信号S2を生成する。第1生成部51にて生成された余弦波信号C2は第2選択部54に入力され、第2生成部52にて生成された正弦波信号S2は第1選択部53に入力される。このように、第1選択部53に、正弦波信号S1、S2が入力され、第2選択部54に、余弦波信号C1、C2が入力される。
第1選択部53は、正弦波信号S1の規定値、及び、正弦波信号S1を微分した信号の規定値それぞれが記憶された第1記憶部56と、これら規定値と正弦波信号S1とに基づいて、第1磁気検出部31が正常に動作しているか否かを判定する第1判定部57と、を有する。本実施形態に係る第1判定部57は、正弦波信号S1、S2を比較する機能を果たし、特許請求の範囲に記載の第1比較部の機能を兼ねている。また、第1判定部57は、特許請求の範囲に記載の第1判定部と第3判定部それぞれの機能を兼ね備え、第1記憶部56は、特許請求の範囲に記載の第1メモリと第3メモリそれぞれの機能を兼ね備えている。
第1判定部57は、正弦波信号S1、S2が入力されると、先ず、正弦波信号S2を基準信号として、正弦波信号S2と正弦波信号S1とを比較する。ここで、波形が一致する場合、正弦波信号S1は正常であり、第1磁気検出部31は正常であると判定され、正弦波信号S1が演算部55に出力されると共に、第1磁気検出部31は正常である、という情報が通知部70に出力される。
波形が一致しない場合、第1判定部57は、第1記憶部56から、正弦波信号S1の規定値、及び、正弦波信号S1を微分した信号の規定値それぞれを取り出して、これら規定値を基準値として、正弦波信号S1の振幅や波形を判定する。ここで、正弦波信号S1が正常であり、第1磁気検出部31は正常であると第1判定部57にて判定された場合、正弦波信号S1が演算部55に出力されると共に、第1磁気検出部31は正常である、という情報が通知部70に出力される。これとは反対に、正弦波信号S1が正常ではなく、第1磁気検出部31が故障していると第1判定部57で判定された場合、正弦波信号S2が演算部55に出力されると共に、第1磁気検出部31が故障している、という情報が通知部70に出力される。
第2選択部54は、余弦波信号C1の規定値、及び、余弦波信号C1を微分した信号の規定値それぞれが記憶された第2記憶部58と、これら規定値と余弦波信号C1とに基づいて、第2磁気検出部32が正常に動作しているか否かを判定する第2判定部59と、を有する。本実施形態に係る第2判定部59は、余弦波信号C1、C2を比較する機能を果たし、特許請求の範囲に記載の第2比較部の機能を兼ねている。また、第2判定部59は、特許請求の範囲に記載の第2判定部と第4判定部それぞれの機能を兼ね備え、第2記憶部58は、特許請求の範囲に記載の第2メモリと第4メモリそれぞれの機能を兼ね備えている。
第2判定部59は、余弦波信号C1、C2が入力されると、先ず、余弦波信号C2を基準信号として、余弦波信号C2と余弦波信号C1とを比較する。ここで、波形が一致する場合、余弦波信号C1は正常であり、第2磁気検出部32は正常であると判定され、余弦波信号C1が演算部55に出力されると共に、第2磁気検出部32は正常である、という情報が通知部70に出力される。
波形が一致しない場合、第2判定部59は、第1記憶部56から、余弦波信号C1の規定値、及び、余弦波信号C1を微分した信号の規定値それぞれを取り出して、これら規定値を基準値として、余弦波信号C1の振幅や波形を判定する。ここで、余弦波信号C1が正常であり、第2磁気検出部32は正常であると第2判定部59にて判定された場合、余弦波信号C1が演算部55に出力されると共に、第2磁気検出部32は正常である、という情報が通知部70に出力される。これとは反対に、余弦波信号C1が正常ではなく、第2磁気検出部32が故障していると第2判定部59で判定された場合、余弦波信号C2が演算部55に出力されると共に、第2磁気検出部32が故障している、という情報が通知部70に出力される。
なお、図示しないが、第1判定部57と第2判定部59とは電気的に接続されている。第1判定部57にて、第1磁気検出部31が故障していると判定された場合、第1磁気検出部31が故障している、という情報が第2判定部59に出力される。この情報が第2判定部59にて受信されると、第2判定部59は、上記した故障判定を行わずに、余弦波信号C1を演算部55に出力する。また、第2判定部59にて、第2磁気検出部32が故障していると判定された場合、第2磁気検出部32が故障している、という情報が第1判定部57に出力される。この情報が第1判定部57にて受信されると、第1判定部57は、上記した故障判定を行わずに、正弦波信号S1を演算部55に出力する。
また、図示しないが、第1生成部51と第1判定部57とが電気的に接続され、第2生成部52と第2判定部59とが電気的に接続されている。そして、第1生成部51にて、正弦波信号S1を1回微分した信号が第1判定部57に出力され、第2生成部52にて、余弦波信号C1を1回微分した信号が第2判定部59に出力される。第1判定部57は、第1生成部51から出力される信号と、第1記憶部56に記憶された、正弦波信号S1を微分した信号の規定値とに基づいて、正弦波信号S1の波形を判定する。第2判定部59は、第2生成部52から出力される信号と、第2記憶部58に記憶された、余弦波信号C1を微分した信号の規定値とに基づいて、余弦波信号C1の波形を判定する。
更に、本実施形態に係る通知部70は、算出部50を制御する制御部(図示略)と電気的に接続されている。第1磁気検出部31が故障していると第1判定部57で判定された場合、その情報が通知部70を介して制御部に出力され、第1生成部51及び第1選択部53それぞれの駆動が停止される。また、第2磁気検出部32が故障していると第2判定部59で判定された場合、その情報が通知部70を介して制御部に出力され、第2生成部52及び第2選択部54それぞれの駆動が停止される。そして、磁気検出部31,32それぞれが故障していると判定された場合、その情報が通知部70を介して制御部に出力され、算出部50の駆動が停止される。
次に、本実施形態に係る回転角度検出装置100の作用効果を説明する。上記したように、磁気検出部30は、正弦波信号S1を出力する第1磁気検出部31と、余弦波信号C1を出力する第2磁気検出部32と、を有する。そして、算出部50は、正弦波信号S1に基づいて、余弦波信号C1に相当する余弦波信号C2を生成する第1生成部51と、余弦波信号C1に基づいて、正弦波信号S1に相当する正弦波信号S2を生成する第2生成部52と、を有する。
これによれば、例えば、図3に示すように、第1磁気検出部31が故障して、信号S1、C2が異常となった場合においても、正常な信号として、第2磁気検出部32の余弦波信号C1と、第2生成部52の正弦波信号S2とを得ることができる。これとは逆に、図4に示すように、第2磁気検出部32が故障して、信号C1、S2が異常となった場合においても、正常な信号として、第1磁気検出部31の正弦波信号S1と、第1生成部51の余弦波信号C2とを得ることができる。このように、一方の磁気検出部が故障したために、他方の磁気検出部の出力信号しか得ることができなくなったとしても、位相差が90°異なる、正常な2つの信号(正弦波信号と余弦波信号)を得ることができる。したがって、これら2つの信号を演算部55で演算することで、回転角度を検出することができる。
また、算出部50は、正弦波信号S1、S2のうち、正常な正弦波信号を1つ出力する第1選択部53と、余弦波信号C1、C2のうち、正常な余弦波信号を1つ出力する第2選択部54と、を有する。これによれば、磁気検出部31,32の出力信号S1、C1若しくは生成部51,52の出力信号S2、C2に基づいて、磁気検出部31,32それぞれの故障判定を行うことができる。
第1選択部53は、正弦波信号S1の規定値、及び、正弦波信号S1を微分した信号の規定値それぞれが記憶された第1記憶部56と、これら規定値と正弦波信号S1とに基づいて、第1磁気検出部31が正常に動作しているか否かを判定する第1判定部57と、を有する。これによれば、第1判定部57は、第1記憶部56から規定値を取り出して、この規定値を基準値として、正弦波信号S1の振幅や波形を判定することで、第1磁気検出部31の故障の有無を判定することができる。
第2選択部54は、余弦波信号C1の規定値、及び、余弦波信号C1を微分した信号の規定値それぞれが記憶された第2記憶部58と、これら規定値と余弦波信号C1とに基づいて、第2磁気検出部32が正常に動作しているか否かを判定する第2判定部59と、を有する。これによれば、第2判定部59は、第2記憶部58から規定値を取り出して、この規定値を基準値として、余弦波信号C1の振幅や波形を判定することで、第2磁気検出部32の故障の有無を判定することができる。
第1判定部57は、正弦波信号S1、S2を比較する機能を果たし、第1判定部57は、正弦波信号S1、S2を比較する機能を果たす。これによれば、第1判定部57は、正弦波信号S2を基準信号として、正弦波信号S2と正弦波信号S1とを比較し、第2判定部59は、余弦波信号C2を基準信号として、余弦波信号C2と余弦波信号C1とを比較することで、磁気検出部31,32それぞれの故障の有無を判定することができる。
生成部51,52の出力信号S2、C2は、磁気検出部31,32の出力信号S1、C1に基づいて生成された信号なので、元となった磁気検出部31,32の出力信号S1、C1と比べて、波形が乱れている可能性がある。これに対して、本実施形態では、第1判定部57は、第1磁気検出部31が正常に動作していると判定した場合に、第1磁気検出部31の正弦波信号S1を出力し、第2判定部59は、第2磁気検出部32が正常に動作していると判定した場合に、第2磁気検出部32の余弦波信号C1を出力している。これによれば、磁気検出部31,32が正常な場合においても、生成部51,52の出力信号S2、C2が演算部55に入力されることがないので、回転角度の検出精度が低下することが抑制される。
第1判定部57は、第2判定部59から第2磁気検出部32が故障しているとの情報が伝達された場合に、第1磁気検出部31の正弦波信号S1を出力し、第2判定部59は、第1判定部57から第1磁気検出部31が故障しているとの情報が伝達された場合に、第2磁気検出部32の余弦波信号C1を出力する。これによれば、第2磁気検出部32が故障しているにも関わらず、第2生成部52の正弦波信号S2が第1判定部57から出力されることが抑止され、第1磁気検出部31が故障しているにも関わらず、第1生成部51の余弦波信号C2が第2判定部59から出力されることが抑止される。これにより、回転角度の検出精度が低下することが抑制される。
通知部70は、判定部57,59から磁気検出部31,32それぞれの故障の有無を含む電気信号が出力されると、その旨をユーザーに通知する。これによれば、回転角度検出装置100の故障の有無、及び、回転角度検出装置100から出力されている信号が正しいか否かをユーザーが認識することができる。
第1生成部51にて、正弦波信号S1を1回微分した信号が第1判定部57に出力され、第2生成部52にて、余弦波信号C1を1回微分した信号が第2判定部59に出力される。第1判定部57は、第1生成部51から出力される信号と、第1記憶部56に記憶された、正弦波信号S1を微分した信号の規定値とに基づいて、正弦波信号S1の波形を判定する。そして、第2判定部59は、第2生成部52から出力される信号と、第2記憶部58に記憶された、余弦波信号C1を微分した信号の規定値とに基づいて、余弦波信号C1の波形を判定する。このように、信号S1、C1それぞれの波形の判定に、生成部51,52それぞれの微分機能を活用しているので、正弦波信号S1の波形を判定するために、正弦波信号S1を微分するための部材を第1選択部53が有さなくとも良く、余弦波信号C1の波形を判定するために、余弦波信号C1を微分するための部材を第2選択部54が有さなくとも良い。これにより、部品点数が低減されると共に、構造がシンプルとなる。
第1磁気検出部31が故障していると第1判定部57で判定された場合、その情報が通知部70を介して制御部に出力され、第1生成部51及び第1選択部53それぞれの駆動が停止される。また、第2磁気検出部32が故障していると第2判定部59で判定された場合、その情報が通知部70を介して制御部に出力され、第2生成部52及び第2選択部54それぞれの駆動が停止される。そして、磁気検出部31,32それぞれが故障していると判定された場合、その情報が通知部70を介して制御部に出力され、算出部50の駆動が停止される。これによれば、磁気検出部31,32の少なくとも一方が故障した場合に、無駄な電力が消費されることが抑制される。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図5〜図7に基づいて説明する。図5は、第2実施形態に係る回転角度検出装置の概略構成を示すブロック図であり、第1実施形態に示した図2に対応している。図6は、第1磁気検出部が故障した場合の信号を説明するためのブロック図であり、第1実施形態に示した図3に対応している。図7は、第2磁気検出部が故障した場合の信号を説明するためのブロック図であり、第1実施形態に示した図4に対応している。図5〜図7では、磁石10を省略しており、図6及び図7では、故障及び異常を破線で示している。
第2実施形態に係る回転角度検出装置100は、第1実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。なお、第1実施形態に示した要素と同一の要素には、同一の符号を付与するものとする。
第1実施形態では、第1判定部57に正弦波信号S1、S2が入力され、第2判定部59に余弦波信号C1、C2が入力される例を示した。これに対し、本実施形態では、第1判定部57に正弦波信号S1が入力され、第2判定部59に余弦波信号C1が入力される。
第1判定部57は、第1記憶部56に記憶された規定値に基づいて、正弦波信号S1が正常であるか否かを判定し、その結果に基づいて、第1磁気検出部31が故障しているか否かを判定する。第1判定部57は、第1記憶部56から、正弦波信号S1の規定値、及び、正弦波信号S1を微分した信号の規定値それぞれを取り出して、これら規定値を基準値として、正弦波信号S1の振幅や波形を判定する。
ここで、正弦波信号S1が正常であり、第1磁気検出部31は正常であると第1判定部57にて判定された場合、正弦波信号S1が演算部55と第1生成部51とに出力されると共に、第1磁気検出部31は正常である、という情報が演算部55と通知部70とに出力される。この情報を受けて、演算部55は、第1磁気検出部31及び第1生成部51それぞれから出力される信号が使用可能であると判断する。この状態において、第2判定部59から、第2磁気検出部32が故障している、という情報が演算部55に入力されている場合、演算部55は、第1磁気検出部31及び第1生成部51それぞれから出力される信号を用いて、回転角度を演算する。また、第2判定部59から、第2磁気検出部32は正常である、という情報が演算部55に入力されている場合、演算部55は、第1磁気検出部31及び第2磁気検出部32それぞれから出力される信号を用いて、回転角度を演算する。
反対に、正弦波信号S1が正常ではなく、第1磁気検出部31が故障していると第1判定部57で判定された場合、第1磁気検出部31が故障している、という情報が演算部55と通知部70とに出力される。この情報を受けて、演算部55は、第1磁気検出部31及び第1生成部51それぞれから出力される信号を用いずに、第2磁気検出部32及び第2生成部52それぞれから出力される信号を用いて、回転角度を演算する。なお、第1記憶部56は、特許請求の範囲に記載の第1メモリと第3メモリとの機能を兼ね備えている。
第2判定部59は、第2記憶部58に記憶された規定値に基づいて、余弦波信号C1が正常であるか否かを判定し、その結果に基づいて、第2磁気検出部32が故障しているか否かを判定する。第2判定部59は、第2記憶部58から、余弦波信号C1の規定値、及び、余弦波信号C1を微分した信号の規定値それぞれを取り出して、これら規定値を基準値として、余弦波信号C1の振幅や波形を判定する。
ここで、余弦波信号C1が正常であり、第2磁気検出部32は正常であると第2判定部59にて判定された場合、余弦波信号C1が演算部55と第2生成部52とに出力されると共に、第2磁気検出部32は正常である、という情報が演算部55と通知部70とに出力される。この情報を受けて、演算部55は、第2磁気検出部32及び第2生成部52それぞれから出力される信号が使用可能であると判断する。この状態において、第1判定部57から、第1磁気検出部31が故障している、という情報が演算部55に入力されている場合、演算部55は、第2磁気検出部32及び第2生成部52それぞれから出力される信号を用いて、回転角度を演算する。また、第1判定部57から、第1磁気検出部31は正常である、という情報が演算部55に入力されている場合、演算部55は、第1磁気検出部31及び第2磁気検出部32それぞれから出力される信号を用いて、回転角度を演算する。
反対に、余弦波信号C1が正常ではなく、第2磁気検出部32が故障していると第2判定部59で判定された場合、第2磁気検出部32が故障している、という情報が演算部55と通知部70とに出力される。この情報を受けて、演算部55は、第2磁気検出部32及び第2生成部52それぞれから出力される信号を用いずに、第1磁気検出部31及び第1生成部51それぞれから出力される信号を用いて、回転角度を演算する。なお、第2記憶部58は、特許請求の範囲に記載の第2メモリと第4メモリとの機能を兼ね備えている。
最後に、演算部55は、第1磁気検出部31及び第2磁気検出部32それぞれが故障している、という情報が入力された場合、回転角度の演算を中止する。
以上の構成により、本実施形態に係る回転角度検出装置100は、第1実施形態に係る回転角度検出装置100の主な効果と同等の効果を奏する。すなわち、例えば、図6に示すように、第1磁気検出部31が故障して、信号S1、C2が異常となった場合においても、正常な信号として、第2磁気検出部32の余弦波信号C1と、第2生成部52の正弦波信号S2とを得ることができる。これとは逆に、図7に示すように、第2磁気検出部32が故障して、信号C1、S2が異常となった場合においても、正常な信号として、第1磁気検出部31の正弦波信号S1と、第1生成部51の余弦波信号C2とを得ることができる。このように、一方の磁気検出部が故障したために、他方の磁気検出部の出力信号しか得ることができなくなったとしても、位相差が90°異なる、正常な2つの信号(正弦波信号と余弦波信号)を得ることができる。したがって、これら2つの信号を演算部55で演算することで、回転角度を検出することができる。
なお、第2実施形態に係る回転角度検出装置100の他の作用効果は、第1実施形態の回転角度検出装置100の作用効果と重複するので、その記載を省略する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
磁気検出部31,32それぞれは、磁石10が電気角だけ回転した場合、一周期分の波形信号を出力する磁気抵抗素子である例を示した。しかしながら、磁気検出部31,32それぞれは、磁気信号を電気信号に変換する磁電変換素子であればよく、上記例に限定されない。磁電変換素子としては、例えば、磁束による抵抗の変動が形状に依存する磁気抵抗素子や、半導体基板の厚さ方向若しくは表面方向に電流を流すホール素子を採用することもできる。更には、ソレノイドを採用することもできる。なお、上記した磁気抵抗素子は、磁化方向が固定された固定層と、磁化方向が磁界の向きに応じて変化する自由層とを有する磁気抵抗素子であり、具体的には、トンネル磁気抵抗素子や、巨大磁気抵抗素子である。
第2生成部52は、余弦波信号C1を1回微分した後、符号(正負)を反転することで、正弦波信号S2を生成する例を示した。しかしながら、正弦波信号S2を生成する方法は、上記例に限定されない。例えば、第2生成部52が、余弦波信号C1を3回微分することで、正弦波信号S2を生成しても良い。ただ、この構成の場合、第2生成部52の回路構成が複雑となるので、1回微分して符号を反転する方法が好ましい。
算出部50を制御する制御部と通知部70とが電気的に接続されており、磁気検出部31,32それぞれの故障判定が、通知部70を介して、各判定部57,59から制御部に出力される例を示した。しかしながら、磁気検出部31,32それぞれの故障判定が、通知部70を介さずに、各判定部57,59から制御部に直接出力される構成を採用することもできる。若しくは、磁気検出部31,32それぞれの故障判定が、演算部55を介して、各判定部57,59から制御部に出力される構成を採用することもできる。
出力信号の位相差が90°異なるように、第1磁気検出部31と第2磁気検出部32が、磁石10の回転方向に互いに離れて設けられた例を示した。しかしながら、第1磁気検出部31と第2磁気検出部32が、出力信号の位相差が270°異なるように、磁石10の回転方向に互いに離れて設けられた構成を採用することもできる。この場合においても、第1磁気検出部31からは正弦波信号S1が出力され、第2磁気検出部32からは余弦波信号C1が出力される。
第1実施形態では、第1判定部57が、正弦波信号S2と正弦波信号S1とを比較し、第2判定部59が、余弦波信号C2と余弦波信号C1とを比較する例を示した。しかしながら、上記した比較を行わずに、第1判定部57が、第1記憶部56の規定値と正弦波信号S1とに基づいて第1磁気検出部31の故障の有無を判定し、第2判定部59が、第2記憶部58の規定値と余弦波信号C1とに基づいて第2磁気検出部32の故障の有無を判定する構成を採用することもできる。これによれば、生成部51,52で生成された信号S2、C2を用いないので、磁気検出部31,32の故障判定が速くなり、信号の処理速度が速くなる。
10・・・磁石
30・・・磁気検出部
31・・・第1磁気検出部
32・・・第2磁気検出部
50・・・算出部
51・・・第1生成部
52・・・第2生成部
53・・・第1選択部
54・・・第2選択部
55・・・演算部
70・・・通知部
100・・・回転角度検出装置

Claims (13)

  1. 回転体に設けられた磁石と、
    前記回転体の回転による前記磁石から発せられる磁束の変化を検出する磁気検出部と、
    該磁気検出部の出力信号に基づいて前記回転体の回転角度を算出する算出部と、を備える回転角度検出装置であって、
    前記磁気検出部は、出力信号の位相差が90°若しくは270°異なるように、前記磁石の回転方向に互いに離れて設けられた第1磁気検出部と第2磁気検出部とを有し、
    前記算出部は、
    前記第1磁気検出部から出力される正弦波信号に基づいて、余弦波信号を生成する第1生成部と、
    前記第2磁気検出部から出力される余弦波信号に基づいて、正弦波信号を生成する第2生成部と、
    前記第1磁気検出部の正弦波信号と前記第2生成部の正弦波信号のうち、正常な正弦波信号を1つ出力する第1選択部と、
    前記第2磁気検出部の余弦波信号と前記第1生成部の余弦波信号のうち、正常な余弦波信号を1つ出力する第2選択部と、
    前記第1選択部から出力される正弦波信号と前記第2選択部から出力される余弦波信号とに基づいて、前記回転体の回転角度を演算する演算部と、を有することを特徴とする回転角度検出装置。
  2. 前記第1選択部は、前記第1磁気検出部が正常に動作していると判定した場合に、前記第1磁気検出部の正弦波信号を出力し、前記第1磁気検出部が故障していると判定した場合に、前記第2生成部の正弦波信号を出力し、
    前記第2選択部は、前記第2磁気検出部が正常に動作していると判定した場合に、前記第2磁気検出部の余弦波信号を出力し、前記第2磁気検出部が故障していると判定した場合に、前記第1生成部の余弦波信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の回転角度検出装置。
  3. 前記第1選択部は、前記第1磁気検出部の正弦波信号に基づいて前記第1磁気検出部の故障の有無を判定し、
    前記第2選択部は、前記第2磁気検出部の余弦波信号に基づいて前記第2磁気検出部の故障の有無を判定し、
    前記第1選択部は、前記第2選択部から前記第2磁気検出部が故障しているとの情報が伝達された場合に、前記第1磁気検出部の正弦波信号を出力し、
    前記第2選択部は、前記第1選択部から前記第1磁気検出部が故障しているとの情報が伝達された場合に、前記第2磁気検出部の余弦波信号を出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転角度検出装置。
  4. 前記第1選択部は、前記第1磁気検出部の正弦波信号の規定値が記憶された第1メモリと、この規定値と前記第1磁気検出部の正弦波信号とに基づいて、前記第1磁気検出部が正常に動作しているか否かを判定する第1判定部と、を有し、
    前記第2選択部は、前記第2磁気検出部の余弦波信号の規定値が記憶された第2メモリと、この規定値と前記第2磁気検出部の余弦波信号とに基づいて、前記第2磁気検出部が正常に動作しているか否かを判定する第2判定部と、有することを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の回転角度検出装置。
  5. 前記第1選択部は、前記第1磁気検出部の正弦波信号を微分した信号の規定値が記憶された第3メモリと、この規定値と前記第1磁気検出部の正弦波信号を微分した信号とに基づいて、前記第1磁気検出部が正常に動作しているか否かを判定する第3判定部と、を有し、
    前記第2選択部は、前記第2磁気検出部の余弦波信号を微分した信号の規定値が記憶された第4メモリと、この規定値と前記第2磁気検出部の余弦波信号を微分した信号とに基づいて、前記第2磁気検出部が正常に動作しているか否かを判定する第4判定部と、有することを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の回転角度検出装置。
  6. 前記第1選択部は、前記第1磁気検出部が正常に動作しているかを判定すべく、前記第1磁気検出部の正弦波信号と前記第2生成部の正弦波信号とを比較する第1比較部を有し、
    前記第2選択部は、前記第2磁気検出部が正常に動作しているかを判定すべく、前記第2磁気検出部の余弦波信号と前記第1生成部の余弦波信号とを比較する第2比較部を有することを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の回転角度検出装置。
  7. 回転体に設けられた磁石と、
    前記回転体の回転による前記磁石から発せられる磁束の変化を検出する磁気検出部と、
    該磁気検出部の出力信号に基づいて前記回転体の回転角度を算出する算出部と、を備える回転角度検出装置であって、
    前記磁気検出部は、出力信号の位相差が90°若しくは270°異なるように、前記磁石の回転方向に互いに離れて設けられた第1磁気検出部と第2磁気検出部とを有し、
    前記算出部は、
    前記第1磁気検出部から出力される正弦波信号が正常か否かを判定する第1判定部と、
    前記第2磁気検出部から出力される余弦波信号が正常か否かを判定する第2判定部と、
    前記第1磁気検出部の正弦波信号に基づいて、余弦波信号を生成する第1生成部と、
    前記第2磁気検出部の余弦波信号に基づいて、正弦波信号を生成する第2生成部と、
    前記第1判定部若しくは前記第2生成部から出力される正弦波信号と、前記第2判定部若しくは前記第1生成部から出力される余弦波信号とに基づいて、前記回転体の回転角度を演算する演算部と、を有し、
    前記演算部は、前記第1判定部にて前記第1磁気検出部の正弦波信号が異常と判定された場合に、前記第2生成部の正弦波信号と前記第2磁気検出部の余弦波信号とに基づいて前記回転体の回転角度を演算し、前記第2判定部にて前記第2磁気検出部の余弦波信号が異常と判定された場合に、前記第1磁気検出部の正弦波信号と前記第1生成部の余弦波信号とに基づいて前記回転体の回転角度を演算することを特徴とする回転角度検出装置。
  8. 前記演算部は、前記第1判定部にて前記第1磁気検出部の正弦波信号が正常と判定され、前記第2判定部にて前記第2磁気検出部の余弦波信号が正常と判定された場合に、前記第1判定部の正弦波信号と前記第2判定部の余弦波信号とに基づいて前記回転体の回転角度を演算することを特徴とする請求項7に記載の回転角度検出装置。
  9. 前記第1判定部は、第1メモリに記憶された前記第1磁気検出部の正弦波信号の規定値と前記第1磁気検出部の正弦波信号とに基づいて、前記第1磁気検出部が正常に動作しているか否かを判定し、
    前記第2判定部は、第2メモリに記憶された前記第2磁気検出部の余弦波信号の規定値と前記第2磁気検出部の余弦波信号とに基づいて、前記第2磁気検出部が正常に動作しているか否かを判定することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の回転角度検出装置。
  10. 前記第1判定部は、第3メモリに記憶された前記第1磁気検出部の正弦波信号を微分した信号の規定値と前記第1磁気検出部の正弦波信号を微分した信号とに基づいて、前記第1磁気検出部が正常に動作しているか否かを判定し、
    前記第2判定部は、第4メモリに記憶された前記第2磁気検出部の余弦波信号を微分した信号の規定値と前記第2磁気検出部の余弦波信号を微分した信号とに基づいて、前記第2磁気検出部が正常に動作しているか否かを判定することを特徴とする請求項7〜9いずれか1項に記載の回転角度検出装置。
  11. 前記第1生成部は、前記第1磁気検出部の正弦波信号を1回微分することで、余弦波信号を生成し、
    前記第2生成部は、前記第2磁気検出部の余弦波信号を1回微分して、符号を反転することで、正弦波信号を生成することを特徴とする請求項1〜10いずれか1項に記載の回転角度検出装置。
  12. 前記第1生成部は、前記第1磁気検出部の正弦波信号を1回微分することで、余弦波信号を生成し、
    前記第2生成部は、前記第2磁気検出部の余弦波信号を3回微分することで、正弦波信号を生成することを特徴とする請求項1〜11いずれか1項に記載の回転角度検出装置。
  13. 前記第1磁気検出部及び前記第2磁気検出部それぞれの故障の有無をユーザーに通知する通知部を有することを特徴とする請求項1〜12いずれか1項に記載の回転角度検出装置。
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