以下、図面を参照して、本発明の各実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る辞書評価支援装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図1に示すように、コンピュータ10は、例えばハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)のような外部記憶装置20と接続されている。この外部記憶装置20は、コンピュータ10によって実行されるプログラム21を格納する。このコンピュータ10および外部記憶装置20は、辞書評価支援装置30を構成する。
また、辞書評価支援装置30(を構成するコンピュータ10)は、当該辞書評価支援装置30を利用するユーザ端末装置40と例えばネットワーク50を介して接続される。
図2は、図1に示す辞書評価支援装置30の主として機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、辞書評価支援装置30は、形態素解析部31、正規表現解析部32、形態素解析辞書検索部33、辞書パターン作成部34、パターンマッチ部35、結果判定部36、例文追加部37および結果出力部38を含む。本実施形態において、これらの各部31乃至38は、図1に示すコンピュータ10が外部記憶装置20に格納されているプログラム21を実行することにより実現されるものとする。このプログラム21は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に予め格納して頒布可能である。また、このプログラム21が、例えばネットワーク50を介してコンピュータ10にダウンロードされても構わない。
また、辞書評価支援装置30は、例文コーパス22、形態素解析辞書23およびパターンマッチ辞書24を含む。本実施形態において、これらの各部22乃至24は、例えば外部記憶装置20(または不揮発性メモリ装置)に格納される。
例文コーパス22には、複数の例文が予め格納(登録)される。例文コーパス22に格納されている複数の例文は、例えば名詞または動詞のような自立語を含む。
形態素解析辞書23は、例えば例文コーパス22に格納されている例文のような文の形態素解析に用いられる。形態素解析辞書23には、自立語、当該自立語の読みおよび当該自立語の品詞が予め格納される。
パターンマッチ辞書24には、例文コーパス22に格納されている例文のような文中から抽出すべき表現を表す該当パターン(第1のパターン)が予め格納される。パターンマッチ辞書24に格納されている該当パターンには、自立語(第1の自立語)が含まれる。また、パターンマッチ辞書24に格納される該当パターンは、例えば正規表現で記述される。なお、パターンマッチ辞書24は、例えば業務文書チェック等に用いられる概念辞書であり、辞書評価支援装置30における評価対象である。
形態素解析部31は、例文コーパス22に格納されている例文に対して形態素解析処理を実行する。形態素解析部31は、形態素解析辞書23を用いて形態素解析処理を実行する。形態素解析部31は、例文コーパス22に格納されている例文に対する形態素解析結果を当該例文に対応づけて当該例文コーパス22に格納する。
形態素解析処理とは、文を単語に区切り、単語に品詞を付与する処理である。例えば「顧客と打ち合わせをする。」に対して形態素解析処理を実行すると、「/顧客[名詞]-と[助詞]/打ち合わせ[名詞]-を[助詞]/する[動詞]/。[句点]」という形態素解析結果が得られる。なお、形態素解析結果において、「/」は文節の区切りを、「-」は文節内の単語の区切りを、「[]」で囲まれた表現は直前の単語の品詞を示す
なお、形態素解析部31による例文に対する形態素解析処理は、例えばユーザ端末装置40を操作するユーザの指示に応じて実行されてもよいし、例文コーパス22に例文が追加される度に実行されてもよい。
正規表現解析部32は、パターンマッチ辞書24に格納されている該当パターンのうち、ユーザ端末装置40を介してユーザによって選択(指定)された該当パターン(以下、対象該当パターンと表記)を解析する。これにより、正規表現解析部32は、対象該当パターンによって表される表現に含まれる自立語を、当該対象該当パターンから抽出する。
形態素解析辞書検索部33は、正規表現解析部32によって抽出された自立語と同音かつ同品詞(形態素解析辞書23に格納されている読みおよび品詞が同一)の自立語(第2の自立語)を形態素解析辞書23から検索する。
辞書パターン作成部34は、対象該当パターンおよび形態素解析辞書検索部33によって検索された自立語に基づいて、文中から抽出すべき当該自立語を含む表現を表す該当パターン(第2のパターン)を作成する。この場合、辞書パターン作成部34は、形態素解析辞書検索部33によって検索された自立語を、パターンマッチ辞書24に格納されている対象該当パターンの正規表現(対象該当パターンとして記述されている正規表現)に追加(挿入)することにより該当パターンを作成する。以下、辞書パターン作成部34によって作成される該当パターンをパターンマッチ用該当パターンと称する。
パターンマッチ部35は、例文コーパス22に格納されている例文および当該例文の形態素解析結果に対して、対象該当パターンおよびパターンマッチ用該当パターンを適用する。これにより、パターンマッチ部35は、対象該当パターンにマッチする(当該対象該当パターンによって表される表現を含む)例文(第1の例文)のパターンマッチ結果およびパターンマッチ用該当パターンにマッチする(当該パターンマッチ用該当パターンによって表される表現を含む)例文(第2の例文)のパターンマッチ結果を作成する。
結果判定部36は、パターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果に基づいて、対象該当パターンによって表される表現を含む例文(当該対象該当パターンにマッチした例文)の数をカウントし、当該例文の数が予め定められた数以上であるか否かを判定する。
例文追加部37は、対象該当パターンによって表される表現を含む例文(第3の例文)を例文コーパス22に追加する処理を実行する。例文追加部37は、例文検索部371および例文評価部372を含む。
例文検索部371は、対象該当パターンによって表される表現を含む例文を例えば外部のコーパスから検索する。
例文評価部372は、例文検索部371によって検索された例文を構文解析する。例文評価部372は、この構文解析結果に基づいて、例文検索部371によって検索された例文が適切な日本語文であるか否かを判定する。このとき、例文評価部372は、例えば予め定められた条件に基づいて判定処理を実行する。
例文評価部372によって適切な日本語文であると判定された例文は、例文コーパス22に追加される。また、例文評価部372は、適切な日本語文であると判定された例文(対象該当パターンによって表される表現を含む例文)のパターンマッチ結果(第3の例文のパターンマッチ結果)を作成し、パターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果に追加する。
結果出力部38は、パターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果(第1の例文のパターンマッチ結果、第2の例文のパターンマッチ結果および第3の例文のパターンマッチ結果)を辞書評価支援情報としてユーザ端末装置40に出力する。結果出力部38によって出力されたパターンマッチ結果は、ユーザ端末装置40を介してユーザに提示される。
図3は、図1に示すユーザ端末装置40の構成を示すブロック図である。ユーザ端末装置40は、上記したように辞書評価支援装置30と例えばネットワーク50を介して接続される。ユーザ端末装置40は、辞書評価支援装置30を利用して辞書評価作業を行うユーザが取り扱う端末装置である。
図3に示すように、ユーザ端末装置40は、端末制御部41、端末記憶部42、表示部43、入力部44および通信インタフェース45を含む。これらの端末制御部41、端末記憶部42、表示部43、入力部44および通信インタフェース(I/F)45は、ユーザ端末装置40の内部で例えばバスを介して相互に接続される。
端末制御部41は、ユーザ端末装置40全体の処理を司る。端末記憶部42は、例えばハードディスクドライブまたは不揮発性メモリ装置のようなハードウェアで構成された記憶装置である。端末記憶部42には、例えばユーザ端末装置40の制御用のプログラムが記憶される。また、端末記憶部42は、端末制御部41による各種処理のワークメモリとしても機能する。
表示部43は、例えば液晶ディスクプレイである。表示部43は、上記した辞書評価支援装置30(に含まれる結果出力部38)によって出力されたパターンマッチ結果(辞書評価支援情報)をユーザに向けて表示(提示)する。この場合、表示部43は、例えばパターンマッチ結果を表形式でユーザに対して表示する。
入力部44は、例えばキーボードまたはマウスである。入力部24は、例えば辞書評価支援装置30による辞書評価作業に対する操作をユーザから受け付ける。
通信インタフェース45は、例えばケーブルを介して辞書評価支援装置30と接続される。通信インタフェース45は、ユーザ端末装置40においてユーザによって指定された条件または辞書評価支援装置30の処理結果等のやり取りを行う。また、通信インタフェース45は、辞書評価支援装置30の外部記憶装置20とケーブルを介して接続可能であり、当該外部記憶装置20との間で当該外部記憶装置20に格納される例文コーパス22、形態素解析辞書23およびパターンマッチ辞書24に対する入出力処理を実行することも可能である。
図4は、図2に示す例文コーパス22のデータ構造の一例を示す。図4に示すように、例文コーパス22には、例文を管理するための番号(識別番号)に対応づけて例文(の平文)および当該例文の形態素解析結果(形態素解析文)が格納される。この例文の形態素解析結果は、形態素解析部31による当該例文に対する形態素解析処理の結果である。
図4に示す例では、例文コーパス22には、番号「1」に対応づけて例文「8日に客先と打ち合わせ実施。」および当該例文の形態素解析結果「/8[数字]/日[名詞]-に[助詞]/客[名詞]/先[名詞]-と[助詞]/打合わせ[名詞]/実施[名詞]/。[句点]」が格納されている。
例文コーパス22には、番号「2」に対応づけて例文「今日の打ち合わせは15時からミーティングルームにて行います。」および当該例文の形態素解析結果「/今日[名詞]-の[助詞]/打ち合わせ[名詞]-は[助詞]/15[数字]/時[名詞]-から[助詞]/ミーティング[名詞]/ルーム[名詞]-にて[助詞]/行い[動詞]-ます[助動詞]/。[句点]」が格納されている。
例文コーパス22には、番号「3」に対応づけて例文「今後の方針について打合わせる。」および当該例文の形態素解析結果「/今後[名詞]-の[助詞]/方針[名詞]-について[助詞]/打合わせる[動詞]/。[句点]」が格納されている。
例文コーパス22には、番号「105」に対応づけて例文「障害対策の手を打ち合わせて結果を報告した。」および当該例文の形態素解析結果「/障害[名詞]/対策[名詞]-の[助詞]/手[名詞]-を[助詞]/打ち[動詞]/合わせ[動詞]-て[助詞]/結果[名詞]-を[助詞]/報告[名詞]/し[動詞]-た[助動詞]/。[句点]」が格納されている。
例文コーパス22には、番号「106」に対応づけて例文「メンバーと進捗確認のために打ち合せをした。」および当該例文の形態素解析結果「/メンバー[名詞]-と[助詞]/進捗[名詞]/確認[名詞]-の[助詞]/ため[名詞]-に[助詞]/打ち合せ[名詞]-を[助詞]/し[動詞]-た[助動詞]/。[句点]」が格納されている。
また、例文コーパス22には、番号「107」に対応づけて例文「打ち合わせの日程調整を行います。」および当該例文の形態素解析結果「/打ち合わせ[名詞]-の[助詞]/日程[名詞]/調整[名詞]-を[助詞]/行い[動詞]-ます[助動詞]/。[句点]」が格納されている。
図5は、図2に示す形態素解析辞書23のデータ構造の一例を示す。図5に示す形態素解析辞書23は、例えば表形式で示されている。
図5に示すように、形態素解析辞書23には、自立語(単語)の見出し語、当該自立語の読みおよび当該自立語の品詞が対応づけて格納(登録)される。なお、形態素解析辞書23に格納される自立語が用言(例えば、動詞等)である場合、形態素解析辞書23には当該自立語の活用型が格納される。なお、形態素解析辞書23には、これらの情報以外に例えば品詞を細分化した情報または発音情報のような情報列が追加されていてもよい。
図5に示す例では、形態素解析辞書23には、自立語の見出し語「以下」、読み「いか」および品詞「名詞」が対応づけて格納されている。
形態素解析辞書23には、自立語の見出し語「打ち合わせ」、読み「うちあわせ」および品詞「名詞」が対応づけて格納されている。
形態素解析辞書23には、自立語の見出し語「打合わせ」、読み「うちあわせ」および品詞「名詞」が対応づけて格納されている。
形態素解析辞書23には、自立語の見出し語「打ちあわせ」、読み「うちあわせ」および品詞「名詞」が対応づけて格納されている。
形態素解析辞書23には、自立語の見出し語「打ち合せ」、読み「うちあわせ」および品詞「名詞」が対応づけて格納されている。
形態素解析辞書23には、自立語の見出し語「打合せ」、読み「うちあわせ」および品詞「名詞」が対応づけて格納されている。
形態素解析辞書23には、自立語の見出し語「撃ち合わせ」、読み「うちあわせ」および品詞「名詞」が対応づけて格納されている。
形態素解析辞書23には、自立語の見出し語「撃ちあわせ」、読み「うちあわせ」および品詞「名詞」が対応づけて格納されている。
形態素解析辞書23には、自立語の見出し語「討ち合わせ」、読み「うちあわせ」および品詞「名詞」が対応づけて格納されている。
形態素解析辞書23には、自立語の見出し語「討ちあわせ」、読み「うちあわせ」および品詞「名詞」が対応づけて格納されている。
形態素解析辞書23には、自立語の見出し語「ミーティング」、読み「みーてぃんぐ」および品詞「名詞」が対応づけて格納されている。
形態素解析辞書23には、自立語の見出し語「ルーム」、読み「るーむ」および品詞「名詞」が対応づけて格納されている。
また、形態素解析辞書23には、自立語の見出し語「打ち合わせる」、読み「うちあわせる」、品詞「動詞」および活用型「サ行下一段活用」が対応づけて格納されている。
図6は、図2に示すパターンマッチ辞書24のデータ構造の一例を示す。図6に示すパターンマッチ辞書24は、例えば表形式で示されている。
図6に示すように、パターンマッチ辞書24には、コード、グループ名、項目名、該当パターン、除外パターン、修正候補およびユーザ向けメッセージが対応づけて格納されている。以下、図6に示すパターンマッチ辞書24において対応づけられているコード、グループ名、項目名、該当パターン、除外パターン、修正候補およびユーザ向けメッセージ(の登録行)をパターン情報と称する。
コード(列)には、パターンマッチ辞書24に格納されているパターン情報(コード、グループ名、項目名、該当パターン、除外パターン、修正候補およびユーザ向けメッセージ)を管理するための識別番号が記述される。
グループ名(列)には、パターン情報に関してユーザによって付与される情報が記述される。パターンマッチ辞書24が例えば業務文書における表記揺れまたは誤解を招く表現を抽出する(洗い出す)ための業務文書チェックに利用される辞書である場合、グループ名には、パターン情報がどのような観点で使われるかが記述される。
項目名(列)には、パターン情報(の該当パターン)で実際に抽出される表現に関する見出しが記述される。この項目名は、例えばユーザによって付与される。パターン情報が例えば「打ち合わせ」の表記揺れを統一するために用いられる場合は、項目名には、「打ち合わせ」と記述される。
該当パターンは、上記したように文中から抽出すべき表現を表す。該当パターン(列)には、文中から抽出すべき表現の形態素解析結果が正規表現(パターン)で記述される。
正規表現とは、特定の文字(メタキャラクター)を使用した文字列の表現方法である。正規表現においては、例えば「^」は行頭、「$」は行末、「.」は任意の一文字、「(|)」は「|」で区切られた表現のいずれか一つを選択、「[]」は内部に並べられた文字のいずれか一つを選択、「\」は直後の文字をメタキャラクターとして解釈しない、を意味する。
上記したように該当パターンを形態素解析結果の正規表現で記述することにより、例えば文末表現の「です」と例えば「弊社ですぐに調査して回答します。」の文中の「です」とを区別することが可能となる。これにより、例えば業務文書チェック等の処理において抽出すべき該当表現の誤抽出の可能性を低減させることができる。
除外パターンは、該当パターンによって表される表現(該当パターンにマッチする表現)であるが、抽出対象としない表現を表す。除外パターン(列)には、上記した該当パターンと同様に、形態素解析結果が正規表現で記述される。
例えば「ミーティング」は「打ち合わせ」に表記を統一したいが、部屋の名称として固有名詞化している「ミーティングルーム」は当該表記統一の対象としない場合には、例えば「ミーティングルーム」の形態素解析結果が正規表現で除外パターン列に記述される。
別の例では、「以下のように決定した。」の文中の「以下」は範囲が明白でないため、注意すべき曖昧表現として当該「以下」の表現を抽出対象とする場合を想定する。この場合において、例えば「3以下の数字を設定する。」のように「以下」の意味が違う表現を抽出対象としない場合には、例えば「以下」の表現の前に数字表現があるような表現の形態素解析結果が正規表現で除外パターン列に記述される。また、例えば「以下」の表現の後に助詞「の」が続き、更に数字表現が続くような表現の形態素解析結果が正規表現で除外パターン列に記述される。
修正候補(列)には、該当パターンによって表される表現(該当パターンにマッチする表現)であって除外パターンによって表される表現(除外パターンにマッチする表現)でない表現、つまり、抽出すべき表現が発見された場合にユーザに提示される当該表現の修正候補が記述される。
ユーザ向けメセージ(列)には、抽出すべき表現が発見された場合にユーザに提示されるメッセージが記述される。
図6に示す例では、パターンマッチ辞書24には、パターン情報241および242が登録(格納)されている。
パターンマッチ辞書24のパターン情報241には、コード「a001」、グループ名「表記統一」、項目名「打ち合わせ」、該当パターン「/(打合わせ|ミーティング)\[名詞\]」、除外パターン「/ミーティング\[名詞\]/ルーム\[名詞\]」、修正候補「打ち合わせ」およびユーザ向けメッセージ「表記「打ち合わせ」に統一してください。」が含まれる。
コード「a001」は、パターンマッチ辞書24のパターン情報241を管理するための識別番号である。
グループ名「表記統一」は、例えばパターン情報241が例えば業務文書チェックにおいて表記統一の観点で使われることを示す。
項目名「打合わせ」は、パターン情報241で実際に抽出される表現に関する見出しを示す。この項目名「打合わせ」は、例えばユーザによって付与される。
該当パターン「/(打合わせ|ミーティング)\[名詞\]」は、抽出すべき表現「/打ち合わせ[名詞]」および「/ミーティング[名詞]」を表す。このように、該当パターンは、正規表現で記述されるため、複数の表現を表すことができる。なお、除外パターンまたは他のパターンについても同様である。
除外パターン「/ミーティング\[名詞\]/ルーム\[名詞\]」は、該当パターン「/(打合わせ|ミーティング)\[名詞\]」によって表される表現であるが抽出対象としない表現「/ミーティング[名詞]/ルーム[名詞]」を表す。
この該当パターン「/(打合わせ|ミーティング)\[名詞\]」および除外パターン「/ミーティング\[名詞\]/ルーム\[名詞\]」によれば、「/打合わせ[名詞]」および「/ミーティング[名詞]」は抽出されるが、「/ミーティング[名詞]/ルーム[名詞]」は抽出されない。
修正候補「打ち合わせ」は、上記した該当パターンによって抽出される表現「/打合わせ[名詞]」または「/ミーティング[名詞]」の修正候補が「打ち合わせ」であることを示す。
ユーザ向けメッセージ「表記「打ち合わせ」に統一してください。」は、該当パターンによって表現「/打合わせ[名詞]」または「/ミーティング[名詞]」が抽出された場合にユーザに対して提示されるメッセージを示す。
また、パターンマッチ辞書24のパターン情報242には、コード「b001」、グループ名「曖昧表現」、項目名「以下」、該当パターン「/以下\[名詞\]」、除外パターン「(/[0-9]+\[数字\]/以下\[名詞\]|/以下\[名詞\]-の\[助詞\]/[0-9]+\[数字\])」およびユーザ向けメッセージ「曖昧な表現です。「以下3項目」のように範囲を限定してください。」が含まれる。
コード「b001」は、パターンマッチ辞書24のパターン情報241を管理するための識別番号である。
グループ名「曖昧表現」は、例えばパターン情報242が例えば業務文書チェックにおいて曖昧表現の抽出に使われることを示す。
項目名「以下」は、パターン情報242で実際に抽出される表現に関する見出しであり、例えばユーザによって付与される。
該当パターン「/以下\[名詞\]」は、抽出すべき表現「/以下[名詞]」を表す。除外パターン「(/[0-9]+\[数字\]/以下\[名詞\]|/以下\[名詞\]-の\[助詞\]/[0-9]+\[数字\])」は、該当パターン「/以下\[名詞\]」によって表される表現であるが抽出対象としない表現を表す。この除外パターン「(/[0-9]+\[数字\]/以下\[名詞\]|/以下\[名詞\]-の\[助詞\]/[0-9]+\[数字\])」は、「以下」の前に数字があるような表現および「以下」の後に助詞「の」が続き更に数字が続くような表現を示す。
ユーザ向けメッセージ「曖昧な表現です。「以下3項目」のように範囲を限定してください。」は、該当パターンによって表現「/以下[名詞]」が抽出された場合にユーザに対して提示されるメッセージを示す。
なお、図6に示すパターンマッチ辞書24に登録されているパターン情報に含まれる情報のうち、該当パターンは必須の情報であるが、他の情報はパターンマッチ辞書を使用する目的または管理方法に応じて適宜削除されてもよい。
次に、図7のフローチャートを参照して、本実施形態に係る辞書評価支援装置30の処理手順について説明する。
例文コーパス22には、複数の例文および当該例文の形態素解析結果が格納されているものとする。この例文の形態素解析結果は、形態素解析部31による当該例文に対する形態素解析処理の結果である。ここでは、例文コーパス22は、上述した図4に示すデータ構造を有するものとして説明する。
また、形態素解析辞書23は、上述した図5に示すデータ構造を有するものとして説明する。更に、パターンマッチ辞書24は、上述した図6に示すデータ構造を有するものとして説明する。
まず、ユーザは、ユーザ端末装置40に含まれる入力部44に対する操作により、辞書評価支援装置30による評価対象となるパターンマッチ辞書24に格納されているパターン情報(に含まれるコード)を選択する。ここでは、上述した図6に示すパターン情報241に含まれるコード「a001」が選択されたものとする。このユーザによって選択されたコード「a001」は、ユーザ端末装置40に含まれる通信インタフェース45を介して辞書評価支援装置30に送信(出力)される。
辞書評価支援装置30に含まれる正規表現解析部32は、ユーザ端末装置40によって送信されたコード「a001」を含むパターン情報241をパターンマッチ辞書24から読み出す(ステップS1)。この読み出されたパターン情報241には、上記したようにコード、グループ名、項目名、該当パターン、除外パターン、修正候補およびユーザ向けメッセージが含まれる。また、該当パターンおよび除外パターンは、自立語を含む正規表現で記述される。
なお、自立語とは、付属語に対して、単独でも文節を構成することのできる単語をいう。例えば名詞、代名詞、動詞、形容詞、形容動詞、副詞、連体詞、接続詞および感動詞が自立語に該当する。
以下、正規表現解析部32によって読み出されたパターン情報241に含まれる該当パターンを対象該当パターンと称する。また、正規表現解析部32によって読み出されたパターン情報241に含まれる除外パターンを対象除外パターンと称する。
次に、正規表現解析部32は、読み出されたパターン情報241に含まれる対象該当パターンおよび対象除外パターン(の正規表現)を解析し、当該対象該当パターンおよび対象除外パターンに含まれる自立語(正規表現中の自立語)を抽出する(ステップS2)。
ここでは、正規表現解析部32は、パターン情報241に含まれる対象該当パターン「/(打合わせ|ミーティング)\[名詞\]」から自立語「打ち合わせ([名詞])」および「ミーティング([名詞])」を抽出する。また、正規表現解析部32は、パターン情報241に含まれる対象除外パターン「/ミーティング\[名詞\]/ルーム\[名詞\]」から自立語「ミーティング([名詞])」および「ルーム([名詞])」を抽出する。正規表現解析部32によって抽出された自立語「打ち合わせ」、「ミーティング」および「ルーム」の各々の品詞は名詞である。
ここでは、正規表現解析部32は対象該当パターンおよび対象除外パターンに含まれる自立語の全てを抽出するものとして説明したが、当該自立語のうち品詞が名詞である自立語のみが抽出される構成であっても構わない。
形態素解析辞書検索部33は、正規表現解析部32によって抽出された自立語と同音かつ同品詞(読みおよび品詞が同一)の単語(自立語)を形態素解析辞書23から検索する(ステップS3)。このとき、形態素解析辞書検索部33は、正規表現解析部32によって抽出された自立語以外の自立語を検索する。
図5に示す形態素解析辞書23によれば、形態素解析辞書検索部33は、正規表現解析部32によって抽出された自立語「打ち合わせ」と読み「うちあわせ」が同一で、かつ、品詞が「名詞」である自立語として、「打合わせ」、「打ちあわせ」、「打ち合せ」、「打合せ」、「撃ち合わせ」、「撃ちあわせ」、「討ち合わせ」および「討ちあわせ」の8語を形態素解析辞書23から検索する。
なお、図5に示す形態素解析辞書23には、正規表現解析部32によって抽出された自立語「ミーティング」および「ルーム」と同音かつ同品詞の自立語は格納されていないため、当該自立語「ミーティング」および「ルーム」と同音かつ同品詞の自立語は検索されない。
次に、辞書パターン作成部34は、形態素解析辞書検索部33によって検索された自立語に基づいてパターンマッチ用パターンを作成する(ステップS4)。パターンマッチ用パターンには、パターンマッチ用該当パターン、パターンマッチ用除外パターンおよび平文パターンが含まれる。
辞書パターン作成部34は、形態素解析辞書検索部33によって検索された自立語のうち、正規表現解析部32によって対象該当パターンから抽出された自立語と同音かつ同品詞の自立語を当該対象該当パターンの正規表現に挿入することによりパターンマッチ用該当パターンを作成する。
辞書パターン作成部34は、形態素解析辞書検索部33によって検索された自立語のうち、正規表現解析部32によって対象除外パターンから抽出された自立語と同音かつ同品詞の自立語を当該対象除外パターンの正規表現に挿入することによりパターンマッチ用除外パターンを作成する。
また、辞書パターン作成部34は、対象該当パターン(の正規表現)から形態素解析結果記号(例えば品詞を表す「[]」等)を除くことにより平文パターンを作成する。つまり、平文パターンは、対象該当パターンによって表される表現であるが品詞が異なる表現を対象とするパターンである。
ここでは、正規表現解析部32によって対象該当パターンから抽出された自立語「打合わせ」と同音かつ同品詞の自立語「打ち合わせ」、「打ちあわせ」、「打ち合せ」、「打合せ」、「撃ち合わせ」、「撃ちあわせ」、「討ち合わせ」および「討ちあわせ」が形態素解析辞書検索部33によって検索されているため、辞書パターン作成部34は、パターンマッチ用該当パターンとして「/(打ち合わせ|打ちあわせ|打ち合せ|打合せ|撃ち合わせ|撃ちあわせ|討ち合わせ|討ちあわせ)\[名詞\]」を作成する。つまり、パターンマッチ用該当パターンは、自立語「打合わせ」に代えて自立語「打ち合わせ」、「打ちあわせ」、「打ち合せ」、「打合せ」、「撃ち合わせ」、「撃ちあわせ」、「討ち合わせ」および「討ちあわせ」が対象該当パターンの正規表現に挿入されることにより作成される。
なお、正規表現解析部32によって対象除外パターンから抽出された自立語「ミーティング」および「ルーム」と同音かつ同品詞の自立語は形態素解析辞書検索部33によって検索されていない。この場合、パターンマッチ用除外パターンは作成されない。
また、辞書パターン作成部34は、対象該当パターンから形態素解析結果記号が除かれた平文パターンとして「(打合わせ|ミーティング)」を作成する。
次に、パターンマッチ部35は、例文コーパス22に格納されている例文および当該例文の形態素解析結果に対して、対象該当パターン、対象除外パターン、辞書パターン作成部34によって作成されたパターンマッチ用パターン(パターンマッチ用該当パターン、パターンマッチ用除外パターンおよび平文パターン)を適用する。これにより、パターンマッチ部35は、パターンマッチ処理を実行する(ステップS5)。パターンマッチ処理においては、対象該当パターン、対象除外パターンおよびパターンマッチ用パターンの各々にマッチする(つまり、対象該当パターン、対象除外パターンおよびパターンマッチ用パターンの各々によって表される表現を含む)例文が例文コーパス22から抽出され、当該例文のパターンマッチ結果が作成される。なお、以下の説明においては、対象該当パターン、対象除外パターンおよびパターンマッチ用パターンを単にパターンと称する場合がある。
上記したパターンマッチ処理によって用いられるパターンは、対象除外パターン、パターンマッチ用除外パターン、対象該当パターン、パターンマッチ用該当パターンおよび平文パターンの順に優先度が高いものとする。これにより、例えば1つの例文の同一箇所(表現)が対象該当パターン、対象除外パターン、パターンマッチ用該当パターン、パターンマッチ用除外パターンおよび平文パターンのうちの複数のパターンにマッチした場合は、当該例文は優先度の高いパターンにマッチしたものとして扱われる。以下、例文の同一箇所にマッチした複数のパターンのうち最も優先度が高いパターンを最優先パターンと称する。
また、1つの例文において複数箇所(の表現)がパターンにマッチする場合は、当該複数箇所は別々に扱われる。
なお、パターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果は、例えば例文コーパス22から抽出された例文(の平文)または当該例文の形態素解析結果におけるパターンにマッチした部分(表現)を色づけ等の強調表示をして一時的に保存される。
ここで、図8は、該当パターン、除外パターンおよびパターンマッチ用パターン(パターンマッチ用該当パターン、パターンマッチ用除外パターンおよび平文パターン)が適用されたパターンマッチ処理結果の一例を示す。
図8に示す例では、該当パターンにマッチした例文として、番号「1」によって管理される例文「8日に客先と打合わせ実施。」および当該例文の形態素解析結果「/8[数字]/日[名詞]-に[助詞]/客[名詞]/先[名詞]-と[助詞]/打合わせ[名詞]/実施[名詞]/。[句点]」が示されている。
図8に示す例では、該当パターンにマッチした例文として、番号「2」によって管理される例文「今日の打合わせは15時からミーティングルームにて行います。」および当該例文の形態素解析結果「/今日[名詞]-の[助詞]/打ち合わせ[名詞]-は[助詞]/15[数字]/時[名詞]-から[助詞]/ミーティング[名詞]/ルーム[名詞]-にて[助詞]/行い[動詞]-ます[助動詞]/。[句点]」が示されている。
図8に示す例では、除外パターンにマッチした例文として、番号「2」によって管理される例文「今日の打合わせは15時からミーティングルームにて行います。」および当該例文の形態素解析結果「/今日[名詞]-の[助詞]/打ち合わせ[名詞]-は[助詞]/15[数字]/時[名詞]-から[助詞]/ミーティング[名詞]/ルーム[名詞]-にて[助詞]/行い[動詞]-ます[助動詞]/。[句点]」が示されている。
図8に示す例では、平文パターンにマッチした例文として、番号「3」によって管理される例文「今後の方針について打合わせる。」および当該例文の形態素解析結果「/今後[名詞]-の[助詞]/方針[名詞]-について[助詞]/打合わせる[動詞]/。[句点]」が示されている。
図8に示す例では、パターンマッチ用該当パターンにマッチした例文として、番号「106」によって管理される例文「メンバーと進捗確認のために打ち合せをした。」および当該例文の形態素解析結果「/メンバー[名詞]-と[助詞]/進捗[名詞]/確認[名詞]-の[助詞]/ため[名詞]-に[助詞]/打ち合せ[名詞]-を[助詞]/し[動詞]-た[助動詞]/。[句点]」が示されている。
また、図8に示す例では、パターンマッチ用該当パターンにマッチした例文として、番号「107」によって管理される例文「打ち合わせの日程調整を行います。」および当該例文の形態素解析結果「/打ち合わせ[名詞]-の[助詞]/日程[名詞]/調整[名詞]-を[助詞]/行い[動詞]-ます[助動詞]/。[句点]」が示されている。
図9は、パターンマッチ部35によって作成されるパターンマッチ結果の一例を示す。図9に示すパターンマッチ結果は、上記した図8に示すパターンマッチ処理結果を該当表現でソートすることによって作成される。
ここで、該当表現とは、対象該当パターン、対象除外パターンおよびパターンマッチ用パターンの正規表現を解析し、具体的表現に変換した個々の表現(つまり、当該パターンによって表される各表現)を指す。
対象該当パターン「/(打合わせ|ミーティング)\[名詞\]」の該当表現は、「/打合わせ[名詞]」および「/ミーティング[名詞]」である。
対象除外パターン「/ミーティング\[名詞\]/ルーム\[名詞\]」の該当表現は、「/ミーティング[名詞]/ルーム[名詞]」である。
パターンマッチ用該当パターン「/(打合わせ|打ちあわせ|打ち合せ|打合せ|撃ち合わせ|撃ちあわせ|討ち合わせ|討ちあわせ)\[名詞\]」の該当表現は、「/打合わせ[名詞]」、「/打ちあわせ[名詞]」、「/打ち合せ[名詞]」、「/打合せ[名詞]」、「/撃ち合わせ[名詞]」、「/撃ちあわせ[名詞]」、「/討ち合わせ[名詞]」および「/討ちあわせ[名詞]」である。
また、平文パターン「(打合わせ|ミーティング)」の該当表現は、「打合わせ」および「ミーティング」である。
なお、以下の説明では、対象該当パターンの正規表現を解析し、具体的表現に変換した個々の表現(つまり、該当表現)を単に対象該当パターンの該当表現と称する。対象除外パターンおよびパターンマッチ用パターンについても同様である。
図9に示すように、パターンマッチ結果には、マッチした最優先パターン、該当表現、例文および当該例文の形態素解析結果が含まれる。また、パターンマッチ結果においては、該当表現毎に当該該当表現を管理するための番号が付されている。以下の説明においては、パターンマッチ結果に含まれるマッチした最優先パターン、該当表現、例文および当該例文の形態素解析結果を便宜的に当該例文に関する情報と称する場合がある。
なお、図9に示すパターンマッチ結果においては、マッチした最優先パターンの該当表現が例文および当該例文の形態素解析結果において強調表示されている。
また、図9に示すパターンマッチ結果においては、パターンにマッチする例文(つまり、当該パターンの該当表現を含む例文)が例文コーパス22に存在しない場合には、当該該当表現に対応づけて「パターンマッチする例文なし」と記述されている。
再び図7に戻ると、結果判定部36および例文追加部37は、パターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果を参照して例文追加処理を実行する(ステップS6)。この例文追加処理においては、対象該当パターンおよび対象除外パターンの該当表現を含む例文および当該例文に関する情報が例文コーパス22およびパターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果に追加される。なお、例文追加処理の詳細については後述する。
結果出力部38は、例文追加処理によって例文(に関する情報)が追加されたパターンマッチ結果を辞書評価支援情報としてユーザ端末装置40に対して出力する(ステップS7)。
結果出力部38によって出力されたパターンマッチ結果は、ユーザ端末装置40の通信インタフェース45によって入力され、表示部43に表示される。これにより、ユーザ端末装置40においては、パターンマッチ結果(辞書評価支援情報)がユーザに対して提示される。
次に、図10のフローチャートを参照して、上述した例文追加処理(図7に示すステップS6の処理)の処理手順について説明する。ここでは、パターンマッチ部35によって上述した図9に示すパターンマッチ結果が作成されたものとして説明する。
例文追加処理は、対象該当パターンおよび対象除外パターンの該当表現の各々に対して実行される。以下、例文追加処理の対象となる該当表現を対象該当表現と称する。
まず、結果判定部36は、パターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果を参照して、対象該当表現を含む例文(の数)を数える。つまり、結果判定部36は、図9に示すパターンマッチ結果において対象該当表現に対応づけられている例文の数(以下、対象該当表現の例文数と表記)を数える。
図9を用いて具体的に説明すると、対象該当表現が例えば「/打合わせ[名詞]」である場合、当該対象該当表現「/打合わせ[名詞]」の例文数は2である。また、対象該当表現が例えば「/ミーティング[名詞]」である場合、当該対象該当表現「/ミーティング[名詞]」の例文数は0である。また、対象該当表現が例えば「/ミーティング[名詞]/ルーム[名詞]」である場合、当該対象該当表現「/ミーティング[名詞]/ルーム[名詞]」の例文数は1である。
次に、結果判定部36は、対象該当表現の例文数が予め定められた数(第1の規定数)以上であるか否かを判定する(ステップS11)。この第1の規定数は、対象該当表現の例文数の下限を示す。
対象該当表現が例えば「/ミーティング[名詞]」であって第1の規定数が1である場合には、当該対象該当表現の例文数は0であるため当該対象該当表現の例文数が第1の規定数以上でないと判定される。
対象該当表現の例文数が第1の規定数以上でないと判定された場合(ステップS11のNO)、例文追加部37に含まれる例文検索部371は、対象該当表現を含む例文を例えば辞書評価支援装置30の外部のコーパスから検索する(ステップS12)。例文検索部371は、例えばWeb空間等のコーパスから形態素解析結果が対象該当表現を含む例文を検索する。
ここで、図11は、対象該当表現が「/ミーティング[名詞]」である場合に例文検索部371によって検索された例文の一例を示す。なお、例文検索部371によって検索された例文は、対象該当表現「/ミーティング[名詞]」を含む例文であって、対象除外パターンの該当表現(ここでは、「/ミーティング[名詞]/ルーム[名詞]」)にはパターンマッチしない例文である。
図11に示すように、例文検索部371によって検索された例文には、「ミーティングして。(以下、result_1の例文と表記)」、「明日、御社にミーティングにうかがいます。(以下、result_2の例文と表記)」および「担当者は明日、客先とミーティングを示す。(以下、result3の例文と表記)」が含まれる。
次に、例文評価部372は、例文検索部371によって検索された例文を構文解析する(ステップS13)。
ここで、図12は、図11に示す例文の構文解析結果の一例を示す。図12に示す構文解析結果では、例えば述語(result2の例文の「うかがいます」およびresult3の例文の「します」等)を木構造のルートとして、文節の係り受け関係が枝構造で示されている。
例文評価部372は、例文検索部371によって検索された例文の構文解析結果に基づいて、当該例文の中に適切な日本語文である例文があるか否かを判定する(ステップS14)。例文評価部371は、例えば予め定められた条件(評価基準)に合致する例文が適切な日本語文であると判定する。
ここで、予め定められた条件とは、例えば構文解析結果に「述語」および「主語」が含まれることを示す。なお、この条件は、一例であり他の条件であっても構わない。
上記した図12に示す例文の構文解析結果によれば、result3の例文がこの条件に合致する。このため、例文評価部372は、適切な日本語文である例文があると判定する。
例文評価部372によって適切な日本語文である例文があると判定された場合(ステップS14のYES)、結果判定部36は、当該例文を例文コーパス22に追加し、当該例文に関する情報をパターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果に追加する(ステップS15)。
パターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果に追加される例文に関する情報には、マッチした最優先パターン、該当表現、例文および当該例文の形態素解析結果が含まれる。なお、この例文に関する情報(第3の例文のパターンマッチ結果)は、対象該当表現および当該例文に基づいて例文評価部372によって作成される。
ステップS15の処理が実行されると、対象該当パターンおよび対象除外パターンの該当表現の全てについて例文追加処理(上記したステップS11以降の処理)が実行されたか否かが判定される(ステップS16)。
該当表現の全てについて例文追加処理が実行されていないと判定された場合(ステップS16のNO)、ステップS11に戻って処理が繰り返される。この場合、処理が実行されていない該当表現を対象該当表現として処理が実行される。
一方、該当表現の全てについて例文追加処理が実行されたと判定された場合(ステップS16のYES)、例文追加処理は終了される。
この場合、上記したように例文(例文検索部371によって検索された例文であって例文評価部372によって適切な日本語文であると判定された例文)に関する情報が追加されたパターンマッチ結果が該当表現(対象該当パターン、対象除外パターンおよびパターンマッチ用パターンの該当表現)でソートされる。このパターンマッチ結果は、辞書評価支援情報としてユーザ端末装置40を介してユーザに提示される。
ここで、図13は、ユーザに提示される辞書評価支援情報の一例を示す。図13に示す辞書評価支援情報は、上述した図9に示すパターンマッチ結果に図11および図12に示すresult3の例文に関する情報が追加された場合の辞書評価支援情報を示す。
図13に示すように、辞書評価支援情報には、上述した図9に示すパターンマッチ結果と同様に、マッチした最優先パターン、該当表現、例文および当該例文の形態素解析結果が含まれる。
なお、図13に示すように、辞書評価支援情報には、パターンマッチ結果以外に、例えばパターンマッチ辞書24の名称(パターンマッチ辞書名)、ユーザによって選択されたコード(パターンマッチ辞書24における行のコード)、該当パターン(対象該当パターン)および除外パターン(対象除外パターン)が含まれる。
図13に示す例では、辞書評価支援情報には、パターンマッチ辞書名「パターンマッチ辞書01」、行のコード「a001」、該当パターン「/(打合わせ|ミーティング)\[名詞\]」および除外パターン「/ミーティング\[名詞\]/ルーム\[名詞\]」が含まれている。
このように、ユーザに提示される辞書評価支援情報においては、各該当表現を含む例文および当該例文の形態素解析結果において当該該当表現(該当パターン、除外パターンパターンマッチ用パターンによって表される該当表現)が強調して示される。
これにより、ユーザは、ユーザ端末装置40(の表示部43)によって表示された上記した辞書評価支援情報を参照することによって、例えばパターンマッチ辞書24に登録されているパターン情報(の該当パターン)によって抽出される表現を確認することができるため、当該パターンマッチ辞書24の評価作業を容易に行うことができる。
なお、上記した図10に示すステップS11において例文数が第1の規定数以上であると判定された場合には、ステップS16の処理が実行される。つまり、対象該当表現を含む例文数は十分であるため、当該対象該当表現を含む例文の追加処理は行われない。
図10に示す例文追加処理は、対象該当パターンおよび対象除外パターンの該当表現の各々に対して実行されるものとして説明したが、例えばパターンマッチ用パターンの該当表現に対しても実行される構成であっても構わない。
上記したように本実施形態においては、パターンマッチ辞書24に格納されている該当パターンおよび除外パターンによって表される表現に含まれる自立語(第1の自立語)と同音かつ同品詞の自立語(第2の自立語)が形態素解析辞書23から検索される。本実施形態においては、形態素解析辞書23から検索された自立語を含む表現を表すパターンマッチ用パターン(パターンマッチ用該当パターン、パターンマッチ用除外パターンおよび平文パターン)が作成され、パターンマッチ辞書24に格納されている該当パターン、除外パターン、当該パターンマッチ用パターンが例文コーパス22に格納されている例文(および当該例文の形態素解析結果)に適用される。本実施形態においては、該当パターン、除外パターンおよびパターンマッチ用パターンにマッチする例文のパターンマッチ結果(マッチした最優先パターン、該当表現、例文および例文の形態素解析結果)が辞書評価支援情報としてユーザに対して提示される。
これにより、本実施形態においては、辞書評価支援情報に含まれるパターンマッチ用パターンの該当表現を辞書登録追加候補としてユーザに提示することができるため、当該ユーザは、当該辞書評価支援情報を参照することによって、パターンマッチ辞書24に格納(登録)されている該当パターン(および除外パターン)と同義の曖昧表現の登録漏れ(例えば「打合わせ」は登録されているのに対して「打ち合せ」が登録されていない等)を発見し当該パターンマッチ辞書24に追加登録できる。
また、本実施形態においては、パターンマッチ辞書24に格納されている該当パターンまたは除外パターンの該当表現を含む例文数が規定数以上でない場合には、当該該当パターンまたは除外パターンの該当表現を含む例文が例えばWeb空間等の外部のコーパスから検索される。本実施形態においては、外部のコーパスから検索された例文が適切な日本語文であるか否かが判定され、当該適切な日本語文であると判定された例文が例文コーパス22に追加され、当該例文に関する情報(当該例文のパターンマッチ結果)がパターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果(辞書評価支援情報)に追加される。
これにより、本実施形態においては、上記したように例えば該当パターンの該当表現「/ミーティング\[名詞\]」を含む例文が例文コーパス22に格納されていないような場合であっても、辞書評価支援情報に当該該当パターンの該当表現「/ミーティング\[名詞\]」を含む例文を追加することができる。このため、辞書評価支援情報が提示されたユーザは、該当表現「/ミーティング\[名詞\]」を含む例文を確認することができるため、該当パターン(の該当表現)を適切に評価することができる。
また、本実施形態においては、該当パターン、除外パターンおよびパターンマッチ用パターンの該当表現で例文および当該例文の形態素解析結果がソートされて出力される(提示される)ため、ユーザは辞書評価支援情報を参照することによって当該該当表現の正否を効率的に評価することができる。
更に、本実施形態においては、パターンマッチ用パターンとして平文パターンを用いることで、例えば形態素解析結果は異なるがパターンマッチ辞書24に登録された該当パターンの該当表現と平文(形態素解析されていない文)において同一となる表現を含む例文をユーザに対して提示することができるので、当該ユーザは形態素解析結果が異なる該当表現の辞書登録漏れを発見し、パターンマッチ辞書24に追加登録することが可能となる。
なお、本実施形態においては、辞書評価支援装置30による評価対象となるパターンマッチ辞書24が例えば業務文書チェックに用いられる概念辞書であるものとして説明したが、例えば表層表現から文章の内容を判定する処理において同様のパターンマッチ辞書24が用いられる場合に、当該パターンマッチ辞書24を評価対象とすることも可能である。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る辞書評価支援装置の機能構成は、前述した第1の実施形態と同様であるため、前述した図2を用いて説明する。
本実施形態においては、辞書評価支援装置30に含まれる形態素解析辞書23に自立語の標準表記が更に格納される点が前述した第1の実施形態とは異なる。
ここで、図14は、本実施形態に係る辞書評価支援装置30に含まれる形態素解析辞書23のデータ構造の一例を示す。
図14に示すように、形態素解析辞書23には、前述した図5に示す自立語の見出し語、当該自立語の読み、当該自立語の品詞および当該自立語が用言である場合の当該自立語の活用型に加えて、当該自立語の標準表記が対応づけて格納される。
図14に示す例では、形態素解析辞書23には、例えば見出し語「以下」に対応づけて標準表記「以下」が格納されている。
形態素解析辞書23には、例えば見出し語「打ち合わせ」、「打合わせ」、「打ちあわせ」、「打ち合せ」および「打合せ」に対応づけて標準標記「打ち合わせ」が格納されている。
形態素解析辞書23には、例えば見出し語「撃ち合わせ」および「撃ちあわせ」に対応づけて標準表記「撃ち合わせ」が格納されている。
形態素解析辞書23には、例えば見出し語「討ち合わせ」および「討ちあわせ」に対応づけて標準表記「討ち合わせ」が格納されている。
形態素解析辞書23には、例えば見出し語「ミーティング」に対応づけて標準表記「ミーティング」が格納されている。
形態素解析辞書23には、例えば見出し語「ルーム」に対応づけて標準表記「ルーム」が格納されている。
また、形態素解析辞書23には、例えば見出し語「打ち合わせる」に対応づけて標準表記「打ち合わせる」が格納されている。
以下、本実施形態に係る辞書評価支援装置30の動作について説明する。本実施形態に係る辞書評価支援装置30に含まれる形態素解析辞書検索部33は、正規表現解析部32によって抽出された自立語と同音かつ同品詞の自立語であって標準表記が同一の自立語(標準表記が一致する自立語)を形態素解析辞書23から検索する。
なお、本実施形態に係る辞書評価支援装置30においては、上記した形態素解析辞書検索部33の動作以外は前述した第1の実施形態に係る辞書評価支援装置30と同様であるためその詳しい説明は省略する。
上記したように本実施形態においては、正規表現解析部32によって抽出された自立語と同音かつ同品詞であって標準表記が一致する自立語が形態素解析辞書検索部33によって検索されることで、最終的にユーザに対して辞書登録追加候補として提示されるパターンマッチ用パターンの該当表現から同音かつ同品詞であるが意味が異なる可能性の高い表現を省くことが可能となる。
具体的には、前述した第1の実施形態においてはパターンマッチ用該当パターンの該当表現が「/打合わせ[名詞]」、「/打ちあわせ[名詞]」、「/打ち合せ[名詞]」、「/打合せ[名詞]」、「/撃ち合わせ[名詞]」、「/撃ちあわせ[名詞]」、「/討ち合わせ[名詞]」および「/討ちあわせ[名詞]」であったのに対して、本実施形態においては、パターンマッチ用該当パターンの該当表現を「/打合わせ[名詞]」、「/打ちあわせ[名詞]」、「/打ち合せ[名詞]」、「/打合せ[名詞]」に限定することができる。
これにより、本実施形態においては、辞書評価支援情報に基づく辞書評価作業の効率を向上させることができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る辞書評価支援装置の機能構成は、前述した第1の実施形態と同様であるため、前述した図2を用いて説明する。
本実施形態においては、辞書評価支援装置30に含まれる形態素解析辞書23に自立語の意味分類が更に格納される点が前述した第1の実施形態とは異なる。
ここで、図15は、本実施形態に係る辞書評価支援装置30に含まれる形態素解析辞書23のデータ構造の一例を示す。
図15に示すように、形態素解析辞書23には、前述した図5に示す自立語の見出し語、当該自立語の読み、当該自立語の品詞および当該自立語が用言である場合の当該自立語の活用型に加えて、当該自立語の意味分類(を示す情報)が対応づけて格納される。
図15に示す例では、形態素解析辞書23には、例えば見出し語「以下」に対応づけて意味分類「範囲指定」が格納されている。
形態素解析辞書23には、例えば見出し語「打ち合わせ」、「打合わせ」、「打ちあわせ」、「打ち合せ」および「打合せ」に対応づけて意味分類「会合」が格納されている。
形態素解析辞書23には、例えば見出し語「撃ち合わせ」および「撃ちあわせ」に対応づけて意味分類「射撃行為」が格納されている。
形態素解析辞書23には、例えば見出し語「討ち合わせ」および「討ちあわせ」に対応づけて意味分類「攻撃行為」が格納されている。
形態素解析辞書23には、例えば見出し語「ミーティング」に対応づけて意味分類「会合」が格納されている。
形態素解析辞書23には、例えば見出し語「ルーム」に対応づけて意味分類「設備」が格納されている。
また、形態素解析辞書23には、例えば見出し語「打ち合わせる」に対応づけて意味分類「会合」が格納されている。
以下、本実施形態に係る辞書評価支援装置30の動作について説明する。本実施形態に係る辞書評価支援装置30に含まれる形態素解析辞書検索部33は、正規表現解析部32によって抽出された自立語と同音かつ同品詞の自立語であって意味分類が同一の自立語(意味分類が一致する自立語)を形態素解析辞書23から検索する。
なお、本実施形態に係る辞書評価支援装置30においては、上記した形態素解析辞書検索部33の動作以外は前述した第1の実施形態に係る辞書評価支援装置30と同様であるためその詳しい説明は省略する。
上記したように本実施形態においては、正規表現解析部32によって抽出された自立語と同音かつ同品詞であって意味分類が一致する自立語が形態素解析辞書検索部33によって検索されることで、最終的にユーザに対して辞書登録追加候補として提示されるパターンマッチ用パターンの該当表現から同音かつ同品詞であるが意味が異なる可能性の高い表現を省くことが可能となる。
具体的には、前述した第1の実施形態においてはパターンマッチ用該当パターンの該当表現が「/打合わせ[名詞]」、「/打ちあわせ[名詞]」、「/打ち合せ[名詞]」、「/打合せ[名詞]」、「/撃ち合わせ[名詞]」、「/撃ちあわせ[名詞]」、「/討ち合わせ[名詞]」および「/討ちあわせ[名詞]」であったのに対して、本実施形態においては、パターンマッチ用該当パターンの該当表現を「/打合わせ[名詞]」、「/打ちあわせ[名詞]」、「/打ち合せ[名詞]」、「/打合せ[名詞]」に限定することができる。
これにより、本実施形態においては、辞書評価支援情報に基づく辞書評価作業の効率を向上させることができる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る辞書評価支援装置の機能構成は、前述した第1の実施形態と同様であるため、前述した図2を用いて説明する。
本実施形態においては、辞書評価支援装置30に含まれる形態素解析辞書23に自立語の意味が更に格納される点が前述した第1の実施形態とは異なる。
ここで、図16は、本実施形態に係る辞書評価支援装置30に含まれる形態素解析辞書23のデータ構造の一例を示す。
図16に示すように形態素解析辞書23には、前述した図5に示す自立語の見出しと、当該自立語の読み、当該自立語の品詞及び当該自立語が用言である場合の当該自立語の活用型に加えて、当該自立語の意味(を示す情報)が対応づけて格納される。
図16に示す例では、形態素解析辞書23には、例えば見出し語「いか」に対応づけて意味「数量・程度・優劣などの比較で、それより下の範囲であること」が格納されている。
形態素解析辞書23には、例えば見出し語「打ち合わせ」、「打合わせ」、「打ちあわせ」、「打ち合せ」および「打合せ」に対応づけて意味「前もって相談すること」が格納されている。
形態素解析辞書23には、例えば見出し語「撃ち合わせ」および「撃ちあわせ」に対応づけて意味「射撃をすること」が格納されている。
形態素解析辞書23には、例えば見出し語「討ち合わせ」および「討ちあわせ」に対応づけて意味「討伐すること」が格納されている。
形態素解析辞書23には、例えば見出し語「ミーティング」に対応づけて意味「少人数の集会」が格納されている。
形態素解析辞書23には、例えば見出し語「ルーム」に対応づけて意味「部屋」が格納されている。
また、形態素解析辞書23には、例えば見出し語「打ち合わせる」に対応づけて意味「前もって相談する」が格納されている。
以下、本実施形態に係る辞書評価支援装置30の動作について説明する。本実施形態に係る辞書評価支援装置30に含まれる形態素解析辞書検索部33は、前述した第1の実施形態と同様に、正規表現解析部32によって抽出された自立語と同音かつ同品詞の自立語を形態素解析辞書23から検索する。
形態素解析辞書検索部33は、検索処理後に、当該検索された自立語、当該自立語に対応づけて形態素解析辞書23に格納されている当該自立語の品詞および当該自立語の意味(を示す情報)をユーザ端末装置40に出力する。
形態素解析辞書検索部33は、出力された自立語をパターンマッチ用パターンの該当表現とするか否かのユーザによる選択を受け付ける。
ユーザ端末装置40(に含まれる表示部43)においては、形態素解析辞書検索部33によって出力された自立語、当該自立語の品詞および当該自立語の意味が表示される選択画面がユーザに対して表示(提示)される。ユーザは、表示部43によって表示された選択画面を介して辞書登録追加候補となり得る自立語を選択することができる。
ここで、図17は、ユーザ端末装置40に含まれる表示部43によって表示される選択画面の一例を示す。図17に示すように、選択画面431には、形態素解析辞書検索部33によって検索された自立語(の見出し語)、当該自立語の品詞および当該自立語の意味が表示される。また、選択画面431には、形態素解析辞書検索部33によって検索された自立語に対応づけてチェックボックスが表示されている。
ユーザは、この選択画面431を参照することにより、形態素解析辞書検索部33によって検索された自立語の品詞および意味を確認することができる。また、ユーザは、例えばユーザ端末装置40に含まれる入力部44に対する操作により、当該選択画面431に表示されているチェックボックスをチェックすることで、当該チェックボックスに対応づけられている自立語を辞書登録追加候補となり得る自立語として選択することができる。
辞書評価支援装置30(に含まれる辞書パターン作成部34)においては、形態素解析辞書検索部33によって検索された自立語のうち上記したようにユーザによって選択された自立語のみに基づいてパターンマッチ用パターンが作成される。
上記したように本実施形態においては、正規表現解析部32によって抽出された自立語と同音かつ同品詞である自立語が形態素解析辞書検索部33によって検索され、当該検索された自立語、当該自立語の品詞および当該自立語の意味がユーザ端末装置40に対して出力される。これにより、本実施形態においては、ユーザは、自立語、当該自立語の品詞および当該自立語の意味が表示される選択画面において、当該自立語の品詞および意味を確認することで辞書登録追加候補としてふさわしい自立語を容易に判断することができる。
また、本実施形態においては、辞書パターン作成部34によって作成されるパターンマッチ用パターンをユーザによって選択された自立語のみに限定することで、辞書評価支援装置30における処理の効率を向上させることが可能となる。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る辞書評価支援装置の機能構成は、前述した第1の実施形態と同様であるため、前述した図2を用いて説明する。
本実施形態においては、パターンマッチ辞書24に格納されている該当パターンおよび除外パターンの該当表現を含む例文数が予め定められた数以下でない場合に、当該例文数を削減する処理(以下、例文削減処理と表記)が実行される点が前述した第1の実施形態とは異なる。
図18のフローチャートを参照して、本実施形態に係る辞書評価支援装置30の処理手順について説明する。
まず、前述した図7に示すステップS1〜ステップS6の処理に相当するステップS21〜ステップS26の処理が実行される。
なお、ステップS21においてパターンマッチ辞書24から読み出されたパターン情報に含まれる該当パターンを対象該当パターンと称する。また、ステップS21においてパターンマッチ辞書24から読み出されたパターン情報に含まれる除外パターンを対象除外パターンと称する。
また、対象該当パターン、対象除外パターンおよびステップS24において作成されたパターンマッチ用パターンの正規表現を解析し、具体的表現に変換した個々の表現を該当表現と称する。
次に、結果判定部36は、パターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果(ステップS26における例文追加処理後のパターンマッチ結果)を参照して例文削除処理を実行する(ステップS27)。この例文削除処理においては、対象該当パターンおよび対象除外パターンの該当表現を含む例文の形態素解析結果に基づいて、対象該当パターンおよび対象除外パターンの該当表現を含む例文(に関する情報)がパターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果から削除される。つまり、例文削除処理においては、パターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果における対象該当パターンおよび対象除外パターンの該当表現を含む例文(第1の例文)の数が削減される。この例文削除処理の詳細については後述する。
ステップS27の処理が実行されると、前述したステップS7の処理に相当するステップS28の処理が実行される。この場合、結果出力部38は、例文削除処理によって例文(に関する情報)が削除されたパターンマッチ結果を辞書評価支援情報としてユーザ端末装置40に対して出力する。
次に、図19のフローチャートを参照して、上述した例文削除処理(上述した図18に示すステップS27の処理)の処理手順について説明する。
例文削除処理は、対象該当パターンおよび対象除外パターンの該当表現の各々に対して実行される。以下、例文削除処理の対象となる該当表現を対象該当表現と称する。
まず、結果判定部36は、パターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果を参照して、対象該当表現を含む例文(の数)を数える。つまり、結果判定部36は、パターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果において対象該当表現に対応づけられている例文の数(対象該当表現の例文数)を数える。
ここで、図20は、パターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果に含まれる例えば対象該当パターンの該当表現「/打合わせ[名詞]」を含む例文の一例を示す。
図20に示すように、パターンマッチ結果において対象該当パターンの該当表現「/打合わせ[名詞]」に対応づけられている例文は、例えば「8日に客先と打合わせ実施。」、「今日の打合わせは15時からミーティングルームにて行います。」および「8月中に客先と打合わせ予定。」であるものとする。
以下、図20に示す例文「8日に客先と打合わせ実施。」を例文1と称し、例文「今日の打合わせは15時からミーティングルームにて行います。」を例文2と称し、例文「8月中に客先と打合わせ予定。」を例文3と称する。
図20に示す例では、パターンマッチ結果に含まれる対象該当表現「/打合わせ[名詞]」の例文数は3である。
再び図19に戻ると、結果判定部36は、対象該当表現の例文数が予め定められた数(第2の規定数)以内(以下)であるか否かを判定する(ステップS31)。この第2の規定数は、対象該当表現の上限を示す。ここでは、第2の規定数(例文数の上限)は、2であるものとする。
例えば図20に示す対象該当表現「/打合わせ[名詞]」の例文数は3であるため、結果判定部36は、当該対象該当表現の例文数が第2の規定数以内でないと判定する。
対象該当表現の例文数が第2の規定数以内でないと判定された場合(ステップS31のNO)、結果判定部36は、パターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果に含まれる対象該当表現を含む例文(対象該当表現に対する例文)を順に当該パターンマッチ結果から取り出す。ここでは、上記した例文1、例文2、例文3の順に取り出されるものとする。
ここで、パターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果に含まれる例文において該当表現を含む文節および当該文節の直前直後の文節の構成品詞を当該例文における該当構成品詞と称する。
結果判定部36は、パターンマッチ結果から取り出された例文における該当構成品詞および既に取り出された例文における該当構成品詞を比較することにより、当該該当構成品詞が同一であるか否かを当該例文の形態素解析結果に基づいて判定する(ステップS32)。
上記した図20に示す例文1「8日に客先と打合わせ実施。」の該当構成品詞は、対象該当表現(打合わせ)の直前の文節が「名詞+助詞」、当該対象該当表現を含む文節が「対象該当表現」、当該対象該当表現の直後の文節が「名詞」である。
また、図20に示す例文2「今日の打ち合わせは15時からミーティングルームにて行います。」の該当構成品詞は、対象該当表現(打合わせ)の直前の文節が「名詞+助詞」、当該対象該当表現を含む文節が「対象該当表現+助詞」、直後の文節が「数字」である。
ここで、例えば例文1が既に取り出されているものとすると、例文2における該当構成品詞は既に取り出された例文1における該当構成品詞と同一でない。よって、結果判定部36は、例文2における該当構成品詞および既に取り出された例文1における該当構成品詞は同一でないと判定する(ステップS32のNO)。
この場合、結果判定部36は、対象該当表現を含む例文(ここでは、例文1〜3)の全てについて処理が実行されたか否かを判定する(ステップS34)。
ここでは、例文3については処理が実行されていないため、結果判定部36は、対象該当表現を含む例文の全てについて処理が実行されていないと判定する(ステップS34のNO)。この場合、上記したステップS32に戻って処理が繰り返される。
ここで、図20に示す例文3「8月中に客先と打合わせ予定。」の該当構成品詞は、対象該当表現(打合わせ)の直前の文節が「名詞+助詞」、該当表現を含む文節が「該当表現」、当該対象該当表現の直後の文節が「名詞」である。
上記したように例文1、例文2、例文3の順に取り出されるものとすると、例文3における該当構成品詞は既に取り出された例文1における該当構成品詞と同一である。よって、結果判定部36は、例文3における該当構成品詞および既に取り出された例文1における該当構成品詞は同一であると判定する(ステップS32のYES)。
この場合、結果判定部32は、パターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果から例文3(に関する情報)を削除する(ステップS33)。
これにより、結果判定部32は、パターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果における対象該当表現の例文数を削減することができる。ステップS33の処理が実行されると、上記したステップS34の処理が実行される。
ステップS34において対象該当表現を含む例文の全てについて処理が実行されたと判定された場合、結果判定部36は、対象該当パターンおよび対象除外パターンの該当表現の全てについて例文削除処理が実行されたか否かを判定する(ステップS35)。
該当表現の全てについて例文削除処理が実行されていないと判定された場合(ステップS35のNO)、ステップS31に戻って処理が繰り返される。この場合、処理が実行されていない該当表現を対象該当表現として処理が実行される。
一方、該当表現の全てについて例文削除処理が実行されたと判定された場合(ステップS35のYES)、例文削除処理は終了される。
また、上記したステップS31において例文数が第2の規定数以内であると判定された場合には、ステップS35の処理が実行される。つまり、対象該当表現の例文数は適切であるため、当該対象該当表現を含む例文(に関する情報)の削除は行われない。
なお、図19に示す例文削除処理は、対象該当パターンおよび対象除外パターンの該当表現の各々に対して実行されるものとして説明したが、例えばパターンマッチ用パターンの該当表現に対して実行される構成であっても構わない。
上記したように本実施形態においては、対象該当表現の例文数が第2の規定数以内でない場合、該当構成品詞が他の例文における該当構成品詞と同一である例文(つまり、他の例文と意味構成が似ている例文)の情報がパターンマッチ結果から削除される。これにより、本実施形態においては、パターンマッチ結果を辞書評価支援情報としてユーザに提示する際に、適切な数の例文を提示することができる。
なお、本実施形態における例文削除処理においては、対象該当表現を含む例文の全てについて処理が実行されるものとして説明したが、例えば対象該当表現の例文数が第2の規定数(つまり、上限)以内になった場合には当該例文削除処理が終了(中止)される構成であっても構わない。
また、本実施形態の例文削除処理においては、例文における該当構成品詞を比較することにより例文を削除するか否かを判定するものとして説明したが、例えば例文を構成する文節の具体的表現を用いて判定する構成であっても構わない。また、判定に用いられる該当構成品詞の範囲(つまり、比較する文節の範囲)は適宜変更されても構わない。
[第6の実施形態]
次に、図21を参照して、本発明の第6の実施形態について説明する。図21は、本実施形態に係る辞書評価支援装置300の主として機能構成を示すブロック図である。なお、前述した図2と同様の部分には同一参照符号を付してその詳しい説明を省略する。ここでは、図2と異なる部分について主に述べる。
また、本実施形態に係る辞書評価支援装置のハードウェア構成は、前述した第1の実施形態と同様であるため、適宜、図1を用いて説明する。
本実施形態においては、例文追加処理において例文コーパス22に格納されている例文が変換された例文が追加される点が、前述した第1の実施形態とは異なる。
図21に示すように、辞書評価支援装置300は、例文追加部39を含む。本実施形態において、例文追加部39は、図1に示すコンピュータ10が外部記憶装置20に格納されているプログラム21を実行することにより実現されるものとする。
また、辞書評価支援装置300は、類義語辞書25を含む。本実施形態において、類義語辞書25は、例えば外部記憶装置20(または不揮発性メモリ装置)に格納される。
類義語辞書25には、例えば形態素解析辞書23に格納されている自立語の類義語(当該自立語と意味が似ている単語)が格納されている。類義語辞書25には、例えば自立語である「多少(副詞)」の類義語として「少々(副詞)」および「少し(副詞)」が格納されている。
例文追加部39は、対象該当パターンによって表される表現を含む例文(第3の例文)を例文コーパス22に追加する処理を実行する。例文追加部39は、例文変換部391を含む。
例文変換部391は、正規表現解析部32によって抽出された自立語(第1の自立語)の類義語を類義語辞書25から検索する。
例文変換部391は、検索された類義語を含む例文(第4の例文)を例文コーパス22から取得(検索)する。
例文変換部391は、取得された例文に含まれる類義語を正規表現解析部32によって抽出された自立語に変換することによって例文を作成する。つまり、例文変換部391は、取得された例文を変換することによって例文を作成する。
また、例文追加部391は、正規表現解析部32によって抽出された自立語が例えば誤表記であるような場合に、ユーザによって指定された当該自立語の正しい表現(以下、正解表現と表記)を取得する。この場合、ユーザは、ユーザ端末装置40に含まれる入力部44に対する操作により正解表現を指定することができる。
例文追加部391は、取得された正解表現を含む例文を例文コーパス22から取得(検索)する。
例文変換部391は、取得された例文に含まれる正解表現を正規表現解析部32によって抽出された自立語に変換することによって例文を作成する。
例文変換部391は、作成された例文を例文コーパス22に追加する。また、例文変換部391は、作成された例文(例文コーパス22に追加された例文)のパターンマッチ結果(第3の例文のパターンマッチ結果)を作成し、パターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果に追加する。
以下、本実施形態に係る辞書評価支援装置300の動作について説明する。本実施形態に係る辞書評価支援装置300の動作は、前述した図7に示す例文追加処理以外については第1の実施形態と同様であるためその詳しい説明を省略する。
図22のフローチャートを参照して、本実施形態に係る辞書評価支援装置300における例文追加処理の処理手順について説明する。
例文追加処理は、前述した第1の実施形態と同様に、対象該当パターンおよび対象除外パターンの該当表現の各々に対して実行される。以下、例文追加処理の対象となる該当表現を対象該当表現と称する。
なお、以下の説明においては、正規表現解析部32によって抽出された自立語(第1の自立語)を目的表現と称する。
まず、前述した図10に示すステップS11の処理に相当するステップS41の処理が実行される。対象該当表現の例文数が第1の規定数以上であると判定された場合(ステップS41のYES)、後述するステップS47の処理が実行される。
一方、対象該当表現の例文数が第1の規定数以上でないと判定された場合(ステップS41のNO)、例文追加部39に含まれる例文変換部391は、目的表現(正規表現解析部32によって抽出された自立語)の類義語を類義語辞書25から検索する。これにより、例文変換部391は、目的表現の類義語が類義語辞書25にあるか否かを判定する(ステップS42)。
目的表現の類義語が類義語辞書25にあると判定された場合(ステップS42のYES)、例文変換部391は、類義語辞書25から目的表現の類義語を取得する(ステップS43)。具体的には、例えば目的表現が「多少」である場合には、当該目的表現の類義語として「少々」等が取得される。
次に、例文変換部391は、取得された類義語を含む例文を、例文コーパス22から取得(検索)する(ステップS44)。具体的には、目的表現「多少」の類義語として例えば「少々」が取得された場合には、例文「裁縫には少々自信があります。」が取得される。
例文変換部391は、取得された例文に含まれる類義語を目的表現に変換する(ステップS45)。これにより、例文変換部391は、類義語が目的表現に変換された例文を作成する。
上記したように目的表現「多少」の類義語が「少々」であり、例文変換部391によって取得された例文が「裁縫には少々自信があります。」である場合には、例文変換部391は、類義語「少々」を目的表現「多少」に変換することによって例文「裁縫には多少自信があります。」を作成する。
例文変換部391は、作成された例文を例文コーパス22に追加し、当該例文に関する情報をパターンマッチ部35によって作成されたパターンマッチ結果に追加する(ステップS46)。例文変換部391によって作成された例文に関する情報には、前述したようにマッチした最優先パターン(対象該当パターンまたは対象除外パターン)、該当表現(対象該当表現)、当該例文および当該例文の形態素解析結果が含まれる。なお、例文変換部391によって作成された例文に関する情報(第3のパターンマッチ結果)は、対象該当表現および当該例文等に基づいて例文変換部391によって作成される。
次に、対象該当パターンおよび対象除外パターンの該当表現の全てについて例文追加処理(上記したステップS41以降の処理)実行されたか否かが判定される(ステップS47)。
該当表現の全てについて例文追加処理が実行されていないと判定された場合(ステップS47のNO)、ステップS41に戻って処理が繰り返される。この場合、処理が実行されていない該当表現を対象該当表現として処理が実行される。
一方、該当表現の全てについて例文追加処理が実行されたと判定された場合(ステップS47のYES)、例文追加処理は終了される。
この場合、上記した例文変換部391によって作成された例文に関する情報が追加されたパターンマッチ結果が該当表現(対象該当パターン、対象除外パターンおよびパターンマッチ用パターンの該当表現)でソートされる。このパターンマッチ結果は、辞書評価支援情報としてユーザ端末装置40を介してユーザに提示される。
一方、上記したステップS42において目的表現の類義語が類義語辞書25にないと判定された場合、当該目的表現は誤表記であるものとして当該目的表現の正解表現をユーザに入力(指定)させるための画面等がユーザ端末装置40(に含まれる表示部43)に表示される。これにより、ユーザは、例えばユーザ端末装置40に含まれる入力部44に対する操作により、正解表現を指定できる。具体的には、例えば目的表現が「第3者」である場合には、ユーザは正解表現として「第三者」を指定する。
ユーザによって指定された正解表現は、ユーザ端末装置40に含まれる通信インタフェース45を介して辞書評価支援装置300に送信される。
例文変換部391は、ユーザ端末装置40によって送信された正解表現(ユーザによって指定された正解表現)を取得する(ステップS48)。
次に、例文変換部391は、取得された正解表現を含む例文を、例文コーパス22から取得(検索)する(ステップS49)。具体的には、目的表現「第3者」の正解表現として例えば「第三者」が取得された場合には、例文「第三者機関に審査を依頼する。」が取得される。
例文変換部391は、取得された例文に含まれる正解表現を目的表現に変換する(ステップS50)。これにより、例文変換部391は、正解表現が目的表現に変換された例文を作成する。
上記したように目的表現「第3者」の正解表現が「第三者」であり、例文変換部391によって取得された例文が「第三者機関に審査を依頼する。」である場合には、例文変換部391は、正解表現「第三者」を目的表現「第3者」に変換することによって例文「第3者機関に審査を依頼する。」を作成する。ステップS50の処理が実行されると、上記したステップS46の処理が実行される。
上記したように本実施形態においては、目的表現(正規表現解析部32によって抽出された自立語)の類義語が類義語辞書25から検索され、当該検索された類義語を含む例文が例文コーパス22から取得される。本実施形態においては、例文コーパス22から取得された例文に含まれる類義語を目的表現に変換することにより例文が作成され、当該作成された例文が例文コーパス22に追加され、当該作成された例文に関する情報がパターンマッチ結果に追加される。
一方、本実施形態においては、目的表現の類義語が類義語辞書25にない場合には、当該目的表現の正解表現をユーザに指定(入力)させ、当該正解表現を含む例文が例文コーパス22から取得される。本実施形態においては、例文コーパス22から取得された例文に含まれる正解表現を目的表現に変換することにより例文が作成され、当該作成された例文が例文コーパス22に追加され、当該作成された例文に関する情報がパターンマッチ結果に追加される。
これにより、本実施形態においては、類義語または語表記に対する正解表現を含む例文において当該類義語または当該正解表現を目的表現に変換することによって例文を作成することができるため、前述した第1の実施形態において説明したように例えばWeb空間から例文を取得する場合と比較して、構文として正しい例文を少ないコストで追加することが可能となる。
また、本実施形態においては、上記したように例文を容易に追加することができるため、例えばユーザの辞書評価作業を支援するための辞書作成支援情報の作成コストを低減させることができる。
なお、本願発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合せてもよい。