JP5454895B2 - 車両用回転電機 - Google Patents
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Description
また、本発明の車両用回転電機は、2相以上の相巻線を有する電機子巻線と、ダイオードが並列接続されたスイッチング素子によって構成される複数の上アームおよび下アームを有するブリッジ回路を構成し、電機子巻線の誘起電圧を整流するスイッチング部と、スイッチング素子のオンオフタイミングを制御する制御部と、相巻線の相電圧が第1しきい値に達した後第2しきい値に達するまでのダイオード通電期間を検出するダイオード通電期間検出部と、相電圧が第1しきい値に達したダイオード通電開始時点を検出するダイオード通電開始時点検出部とを備え、制御部は、第1の相巻線の相電圧を整流する上アームおよび下アームのいずれかに対応するスイッチング素子のオフタイミングを、第1の相巻線自身の相電圧あるいは第1の相巻線とは異なる第2の相巻線の相電圧が第3しきい値を超えた時点から所定時間経過した時点とするとともに、所定時間を2相以上の相巻線のそれぞれに対応する複数のダイオード通電開始時点の間隔の差分に基づいて設定している。ダイオード通電期間の長さやダイオード通電開始時点の位置は回転数に対応しており、2相以上の相巻線に対応するこれらの値を用いることにより、回転変動の程度を予測することが可能になり、精度の高いオフタイミングの設定が可能になる。しかも、このような差分値を用いることにより、回転変動の程度を正確に把握することができる。
図3は、各スイッチング素子のオフタイミングを2相以上の相巻線に対応するダイオード通電期間に基づいて設定する場合の動作タイミングを示す図である。図3には、一方の電機子巻線2の相電圧とインバータ回路5の各スイッチング素子のオフタイミングとの関係が示されているが、他方の電機子巻線3の相電圧とインバータ回路6の各スイッチング素子のオフタイミングとの関係についても同じである。この点については、後述する図4についても同じである。
1)U相上アームのスイッチング素子Q1:U相巻線の相電圧Vuがバッテリ電圧VBよりも高い第3しきい値(V3)を越えた時点でオンされる。
2)W相下アームのスイッチング素子Q6:W相巻線の相電圧Vwがバッテリ電圧−VBよりも低い第3しきい値(−V3)を下回った時点でオンされる。
3)V相上アームのスイッチング素子Q3:V相巻線の相電圧Vvがバッテリ電圧VBよりも高い第3しきい値(V3)を越えた時点でオンされる。
4)U相下アームのスイッチング素子Q2:U相巻線の相電圧Vuがバッテリ電圧−VBよりも低い第3しきい値(−V3)を下回った時点でオンされる。
5)W相上アームのスイッチング素子Q5:W相巻線の相電圧Vwがバッテリ電圧VBよりも高い第3しきい値(V3)を越えた時点でオンされる。
6)V相下アームのスイッチング素子Q4:V相巻線の相電圧Vvがバッテリ電圧−VBよりも低い第3しきい値(−V3)を下回った時点でオンされる。
・ΔX0:1周期前のV相上アームのダイオード通電期間(TVU)が、その直前のW相下アームのダイオード通電期間(TWL)に対してどの程度変化したかを示す差分値(TVU−TWL)
・ΔX1:1周期未満のU相下アームのダイオード通電期間(TUL)が、その直前のV相上アームのダイオード通電期間(TVU)に対してどの程度変化したかを示す差分値(TUL−TVU)
・ΔX2:1周期未満のW相上アームのダイオード通電期間(TWU)が、その直前のU相下アームのダイオード通電期間(TUL)に対してどの程度変化したかを示す差分値(TWU−TUL)
・ΔX3:1周期未満のV相下アームのダイオード通電期間(TVL)が、その直前のW相上アームのダイオード通電期間(TWU)に対してどの程度変化したかを示す差分値(TVL−TWU)
・ΔX4:1周期未満のU相上アームのダイオード通電期間(TUU)が、その直前のV相下アームのダイオード通電期間(TVL)に対してどの程度変化したかを示す差分値(TUU−TVL)
・ΔX5:1周期未満のW相下アームのダイオード通電期間(TWL)が、その直前のU相上アームのダイオード通電期間(TUU)に対してどの程度変化したかを示す差分値(TWL−TUU)。
ΔX0〜ΔX5の平均値を算出し、この平均値に基づいて1周期前に用いた所定時間T0を補正して今回の所定時間Tを設定する。この平均値を用いて補正係数αを設定する。例えば、平均値が0の場合(回転変動がない場合)には補正係数αが1に設定される。平均値が負の場合とは回転数が増加した場合であって、補正係数αが平均値の絶対値に応じて1より小さい値に設定される。反対に、平均値が正の場合とは回転数が減少した場合であって、補正係数αが平均値に応じて1より大きい値に設定される。なお、ΔX0〜ΔX5の全ての値を用いて平均値を計算するのではなく、直近の一部の値を用いて平均値を計算するようにしてもよい。
直近の値ΔX5とΔX4の差分(ΔX5−ΔX4)を算出し、この差分に基づいて1周期前に用いた所定時間T0を補正して今回の所定時間Tを設定する。この差分は、ダイオード通電期間の変化量がどのように変化したかを示すものであるため、回転数の変化が一定ではなく、回転数が加速度的に増加あるいは減少しているか否かを判定することができる。例えば、ΔX5とΔX4のそれぞれが正の値を有し、これらの差分が正の値を有する場合には加速度的に回転数が減少していることを示している。この場合には、補正係数の値が差分の値に応じて1より大きい値に設定される。反対に、ΔX5とΔX4のそれぞれが負の値を有し、これらの差分が負の値を有する場合には加速度的に回転数が増加していることを示している。この場合には、補正係数の値が差分の値に応じて1より小さい値に設定される。
ΔX0〜ΔX5の変化率を算出し、この変化率に基づいて1周期前に用いた所定時間T0を補正して今回の所定時間Tを設定する。この変化率を用いることにより、回転数が加速度的に増加あるいは減少しているかが判定可能であり、上述した設定例2の場合と同様に補正係数αの値をこの変化率に応じて設定することができる。
基本的には、1周期以内に取得した自相あるいは他相を含む2相以上のダイオード通電期間を用いることにより、回転数の変動の様子がわかるため、任意の2相以上のダイオード通電期間を用いて補正係数αの値を設定することができる。例えば、直近のダイオード通電期間であるW相下アームのダイオード通電期間(TWL)と、その直前のダイオード通電期間であるU相上アームのダイオード通電期間(TUU)を用いて、その時点における回転数と回転変動率を求めて補正係数αを設定するようにしてもよい。
なお、上述した説明では、補正係数αを所定時間T0に乗じて補正後の所定時間Tを設定したが、補正係数αの代わりに補正値αを用い、1周期前の所定時間T0と目標値との差分として補正値αを用いて所定時間T0に加算あるいは減算して補正後の所定時間Tを設定するようにしてもよい。すなわち、各スイッチング素子のオフタイミングは、他相のスイッチング素子のオンタイミングからの電気角で示すことができるが、この電気角と等価である所定時間Tは、回転数に応じて変化する値となる。したがって、回転数が高い場合には所定時間Tは小さい値となり、同じ回転数でも回転数が増加中の場合にはこの所定時間Tはさらに小さい値に設定する必要がある。反対に、回転数が低い場合には所定時間Tは大きい値となり、同じ回転数でも回転数が減少中の場合にはこの所定時間Tはさらに大きい値に設定する必要がある。例えば、1周期前の所定時間T0に補正値αを加算して補正後の所定時間Tを設定する場合を考えると、1周期前の時点に対して回転変動がない場合には補正値αが0に設定される。一方、回転数が増加した場合にはその増加の程度に応じて絶対値が大きな負の値に補正値αが設定される。反対に、回転数が減少した場合にはその減少の程度に応じて絶対値が大きな正の値に補正値αが設定される。
図4は、各スイッチング素子のオフタイミングを2相以上の相巻線に対応するダイオード通電開始時点に基づいて設定する場合の動作タイミングを示す図である。Vu、Vv、Vw、第1しきい値、第2しきい値、第3しきい値の意味や、スイッチング素子Q1〜Q6のオンタイミングについては図3に示した例と同じであり、これらについての説明は省略する。
・ΔY0:1周期前のU相下アームのダイオード通電開始時点(tUL)から次のW相上アームのダイオード通電開始時点(tWU)までの時間(tWU−tUL)
・ΔY1:1周期未満のW相上アームのダイオード通電開始時点(tWU)から次のV相下アームのダイオード通電開始時点(tVL)までの時間(tVL−tWU)
・ΔY2:1周期未満のV相下アームのダイオード通電開始時点(tVL)から次のU相上アームのダイオード通電開始時点(tUU)までの時間(tUU−tVL)
・ΔY3:1周期未満のU相上アームのダイオード通電開始時点(tUU)から次のW相下アームのダイオード通電開始時点(tWL)までの時間(tWL−tUU)
・ΔY4:1周期未満のW相下アームのダイオード通電開始時点(tWL)から次のV上アームのダイオード通電開始時点(tVU)までの時間(tVU−tWL)
・ΔY5:1周期未満のV上アームのダイオード通電開始時点(tVU)から次のU相下アームのダイオード通電開始時点(tUL)までの時間(tUL−tVU)。
ΔY0〜ΔY5の平均値を算出し、この平均値に基づいて1周期前に用いた所定時間T0を補正して今回の所定時間Tを設定する。この平均値を用いて補正係数αを設定する。ダイオード通電開始時点の間隔を示すΔY0等は、車両用回転電機1の回転数に対応しており、回転数が減少すると大きくなり、回転数が増加すると小さくなる。平均値が大きい場合とは回転数が減少した場合であって、補正係数αが平均値に応じて1より大きい値に設定される。反対に、平均値が小さい場合とは回転数が増加した場合であって、補正係数αが平均値に応じて1より小さい値に設定される。なお、ΔY0〜ΔY5の全ての値を用いて平均値を計算するのではなく、直近の一部の値を用いて平均値を計算するようにしてもよい。また、平均値が小さい/大きいとは、1周期前の平均値を基準にしている。
直近の値ΔY5とΔY4の差分(ΔY5−ΔY4)を算出し、この差分に基づいて1周期前に用いた所定時間T0を補正して今回の所定時間Tを設定する。この差分は、ダイオード通電開始時点の間隔がどのように変化したかを示すものであるため、回転数が増加あるいは減少しているか否かを判定することができる。例えば、ΔY5とΔY4の差分が正の値を有する場合には回転数が減少していることを示している。この場合には、補正係数の値が差分の値に応じて1より大きい値に設定される。反対に、ΔY5とΔY4の差分が負の値を有する場合には回転数が増加していることを示している。この場合には、補正係数の値が差分の値に応じて1より小さい値に設定される。上述した差分は、3つ以上の値のそれぞれについて求めるようにしてもよい。
ΔY0〜ΔY5の変化率を算出し、この変化率に基づいて1周期前に用いた所定時間T0を補正して今回の所定時間Tを設定する。この変化率を用いることにより、回転数が増加あるいは減少しているかが判定可能であり、上述した設定例2の場合と同様に補正係数αの値をこの変化率に応じて設定することができる。
基本的には、1周期以内に取得した自相あるいは他相を含む2相以上のダイオード通電開始時点を用いることにより、回転数の変動の様子がわかるため、任意の2相以上のダイオード通電開始時点を用いて補正係数αの値を設定することができる。また、補正係数αの代わりに上述した補正値αを用いて1周期前の所定時間T0に加算(あるいは減算)して補正後の所定時間Tを求めるようにしてもよい。
上述した「(1)ダイオード通電期間に基づいてオフタイミングを設定する場合」では、各スイッチング素子をオフした後にこのスイッチング素子と並列接続されたダイオード(寄生ダイオード)を通して電流が流れるようにオフタイミングを設定したため、ダイオード通電期間の終了時点を検出することができたが、オフタイミング近傍でダイオード通電期間を設けない場合(例えば、ダイオード通電期間の終了時点とほぼ同時にスイッチング素子をオフする場合や、効率改善等を目的にダイオード通電期間の終了時点よりも遅れたタイミングでスイッチング素子をオフする場合など)には、ダイオード通電期間の終了時点を検出することができない。このような場合には、相電圧に応じてダイオード通電期間を検出するのではなく、相電流(相巻線に流れる電流)のゼロクロス点を検出してそれを基準として各スイッチング素子のオフタイミングを設定するようにしてもよい。例えば、上アームのスイッチング素子を通して流れる電流が正から負(下アームのスイッチング素子の場合は負から正)に反転するゼロクロス点を検出し、このゼロクロス点を基準にして、所定時間後にこのスイッチング素子をオフしたり、別の所定時間後に別のスイッチング素子をオンしたりする場合が考えられる。このような場合に用いる「所定時間」についても回転数に応じた補正が必要であり、補正係数を用いて補正を行う基本的な考え方自体は、上述した「(1)ダイオード通電期間に基づいてオフタイミングを設定する場合」や「(2)ダイオード通電開始時点に基づいてオフタイミングを設定する場合」と共通する。
・ΔZ0:1周期前のV相上アームのゼロクロス点(tVU)から次のU相下アームのゼロクロス点(tUL)までの時間(tUL−tVU)
・ΔZ1:1周期未満のU相下アームのゼロクロス点(tUL)から次のW相上アームのゼロクロス点(tWU)までの時間(tWU−tUL)
・ΔZ2:1周期未満のW相上アームのゼロクロス点(tWU)から次のV相下アームのゼロクロス点(tVL)までの時間(tVL−tWU)
・ΔZ3:1周期未満のV相下アームのゼロクロス点(tVL)から次のU相上アームのゼロクロス点(tUU)までの時間(tUU−tVL)
・ΔZ4:1周期未満のU相上アームのゼロクロス点(tUU)から次のW相下アームのゼロクロス点(tWL)までの時間(tWL−tUU)
・ΔZ5:1周期未満のW相下アームのゼロクロス点(tWL)から次のV相上アームのゼロクロス点(tVU)までの時間(tVU−tWL)。
ΔZ0〜ΔZ5の平均値を算出し、この平均値に基づいて1周期前に用いた所定時間T10、T20を補正して今回の所定時間T1、T2を設定する。この平均値を用いて補正係数α1、α2を設定する。ゼロクロス点の間隔を示すΔZ0等は、車両用回転電機1の回転数に対応しており、回転数が減少すると大きくなり、回転数が増加すると小さくなる。平均値が大きい場合とは回転数が減少した場合であって、補正係数α1、α2が平均値に応じて1より大きい値に設定される。反対に、平均値が小さい場合とは回転数が増加した場合であって、補正係数α1、α2が平均値に応じて1より小さい値に設定される。なお、ΔZ0〜ΔZ5の全ての値を用いて平均値を計算するのではなく、直近の一部の値を用いて平均値を計算するようにしてもよい。また、平均値が小さい/大きいとは、1周期前の平均値を基準にしている。
直近の値ΔZ5とΔZ4の差分(ΔZ5−ΔZ4)を算出し、この差分に基づいて1周期前に用いた所定時間T10、T20を補正して今回の所定時間T1、T2を設定する。この差分は、ゼロクロス点の間隔がどのように変化したかを示すものであるため、回転数が増加あるいは減少しているか否かを判定することができる。例えば、ΔZ5とΔZ4の差分が正の値を有する場合には回転数が減少していることを示している。この場合には、補正係数の値が差分の値に応じて1より大きい値に設定される。反対に、ΔZ5とΔZ4の差分が負の値を有する場合には回転数が増加していることを示している。この場合には、補正係数の値が差分の値に応じて1より小さい値に設定される。上述した差分は、3つ以上の値のそれぞれについて求めるようにしてもよい。
ΔZ0〜ΔZ5の変化率を算出し、この変化率に基づいて1周期前に用いた所定時間T10、T20を補正して今回の所定時間T1、T2を設定する。この変化率を用いることにより、回転数が増加あるいは減少しているかが判定可能であり、上述した設定例2の場合と同様に補正係数α1、α2の値をこの変化率に応じて設定することができる。
基本的には、1周期以内に取得した自相あるいは他相を含む2相以上のゼロクロス点を用いることにより、回転数の変動の様子がわかるため、任意の2相以上のゼロクロス点を用いて補正係数α1、α2の値を設定することができる。また、補正係数α1、α2の代わりに上述した補正値α(今回は補正係数が2つなので補正値も2つでα1、α2)を用いて1周期前の所定時間T0に加算(あるいは減算)して補正後の所定時間Tを求めるようにしてもよい。
2、3 電機子巻線
4 界磁巻線
5、6 インバータ回路
7 制御部
8 駆動部
9 ダイオード通電期間検出部
10 ダイオード通電開始時点検出部
11 ゼロクロス検出部
12 電圧制御装置
13 バッテリ
20 制御回路
Q1〜Q12 スイッチング素子
D1〜D12 ダイオード
Claims (12)
- 2相以上の相巻線を有する電機子巻線と、
ダイオードが並列接続されたスイッチング素子によって構成される複数の上アームおよび下アームを有するブリッジ回路を構成し、前記電機子巻線の誘起電圧を整流するスイッチング部と、
前記スイッチング素子のオンオフタイミングを制御する制御部と、
前記相巻線の相電圧が第1しきい値に達した後第2しきい値に達するまでのダイオード通電期間を検出するダイオード通電期間検出部と、
前記相電圧が第1しきい値に達したダイオード通電開始時点を検出するダイオード通電開始時点検出部と、
を備え、前記制御部は、第1の相巻線の相電圧を整流する前記上アームおよび前記下アームのいずれかに対応する前記スイッチング素子のオフタイミングを、前記第1の相巻線自身の相電圧あるいは前記第1の相巻線とは異なる第2の相巻線の相電圧が第3しきい値を超えた時点から所定時間経過した時点とするとともに、前記所定時間を2相以上の前記相巻線のそれぞれに対応する複数の前記ダイオード通電期間の差分に基づいて設定することを特徴とする車両用回転電機。 - 2相以上の相巻線を有する電機子巻線と、
ダイオードが並列接続されたスイッチング素子によって構成される複数の上アームおよび下アームを有するブリッジ回路を構成し、前記電機子巻線の誘起電圧を整流するスイッチング部と、
前記スイッチング素子のオンオフタイミングを制御する制御部と、
前記相巻線の相電圧が第1しきい値に達した後第2しきい値に達するまでのダイオード通電期間を検出するダイオード通電期間検出部と、
前記相電圧が第1しきい値に達したダイオード通電開始時点を検出するダイオード通電開始時点検出部と、
を備え、前記制御部は、第1の相巻線の相電圧を整流する前記上アームおよび前記下アームのいずれかに対応する前記スイッチング素子のオフタイミングを、前記第1の相巻線自身の相電圧あるいは前記第1の相巻線とは異なる第2の相巻線の相電圧が第3しきい値を超えた時点から所定時間経過した時点とするとともに、前記所定時間を2相以上の前記相巻線のそれぞれに対応する複数の前記ダイオード通電開始時点の間隔の差分に基づいて設定することを特徴とする車両用回転電機。 - 2相以上の相巻線を有する電機子巻線と、
ダイオードが並列接続されたスイッチング素子によって構成される複数の上アームおよび下アームを有するブリッジ回路を構成し、前記電機子巻線の誘起電圧を整流するスイッチング部と、
前記スイッチング素子のオンオフタイミングを制御する制御部と、
前記相巻線の相電流の極性が反転した時点を電流のゼロクロス点として検出するゼロクロス検出部と、
を備え、前記制御部は、第1の相巻線の相電圧を整流する前記上アームおよび前記下アームのいずれかに対応する前記スイッチング素子のオフタイミングを、前記第1の相巻線自身の相電流あるいは前記第1の相巻線とは異なる第2の相巻線の相電流に対応する前記ゼロクロス点から所定時間経過した時点とするとともに、前記所定時間を2相以上の前記相巻線に対応する前記ゼロクロス点に基づいて設定することを特徴とする車両用回転電機。 - 請求項1または2において、
前記所定時間は、前記スイッチング素子をオフした後に、このスイッチング素子に並列接続された前記ダイオードを通して電流が流れる期間の長さが所定長となるように設定されることを特徴とする車両用回転電機。 - 請求項3において、
前記制御部は、2相以上の前記相巻線のそれぞれに対応する複数の前記ゼロクロス点の間隔の差分に基づいて、前記所定時間の設定を行うことを特徴とする車両用回転電機。 - 請求項1〜5のいずれか一項において、
磁気回路的に干渉しあうが電気回路的には干渉しない2つ以上の前記電機子巻線が備わっており、
前記所定時間の設定は、2つ以上の前記電機子巻線のそれぞれに対応して別々に行われることを特徴とする車両用回転電機。 - 請求項1〜5のいずれか一項において、
磁気回路的に干渉しあうが電気回路的には干渉しない2つ以上の前記電機子巻線が備わっており、
前記所定時間の設定は、2つ以上の前記電機子巻線のそれぞれにおいて検出される情報を互いに共有して行われることを特徴とする車両用回転電機。 - 請求項1〜7のいずれか一項において、
前記所定時間は、回転数が増加したときに、1未満の補正係数を乗じて補正されることを特徴とする車両用回転電機。 - 請求項1〜7のいずれか一項において、
前記所定時間は、回転数が減少したときに、1より大きい補正係数を乗じて補正されることを特徴とする車両用回転電機。 - 請求項8または9において、
前記制御部は、1周期前にオフタイミングを設定するために用いた前記所定時間に前記補正係数を乗じて算出した新たな前記所定時間を用いてオフタイミングの設定を行うことを特徴とする車両用回転電機。 - 請求項1〜7のいずれか一項において、
前記所定時間は、回転数が増加したときに、負の値を有する補正値を加算して補正されることを特徴とする車両用回転電機。 - 請求項1〜7のいずれか一項において、
前記所定時間は、回転数が減少したときに、正の値を有する補正値を加算して補正されることを特徴とする車両用回転電機。
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