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JP5458435B2 - インモールドラベル付き容器 - Google Patents
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Description

本発明は、インモールドラベルをインサート材として、射出成形やブロー成形等の手段により成形された合成樹脂製のインモールドラベル付き容器に関するものである。
従来、容器本体の一部に、内容物、使用法等についての多量の充分な情報を表示するインモールドラベルを一体的に接着する技術として、特開2001−240066公報に開示された技術が知られている。
この上記した従来技術は、ラベルの少なくとも一部分に接着剤を塗布して重ねられた複数枚のラベルが容器に貼着されたもので、重ねた各ラベルの表裏に情報を表示し、これにより充分な情報を表示することを可能としている。
特開2001−240066公報
上記した従来技術は、確かに充分な情報を表示できるのであるが、容器本体の一部に直接貼着されたラベル以外の、このラベルに重ねられたラベルは、剥離させた後、元の状態に押圧して接着することが容易であり、このように一度剥離してからもとの状態に接着したことが識別困難であるので、既にラベルを剥がしたもの、すなわち使用済みもしくは悪戯された商品としての容器を判別することが難しい、と云う問題があった。
そこで本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、重ねられたラベル部分の剥離に不正防止効果を付与することを技術的課題とし、もって商品としてのインモールドラベル付き容器の安心した購入を得ることを目的とする。
上記技術的課題を解決する手段の内、本発明の第一の主たる構成は、
容器本体の本体壁部外表面に、インモールドラベルを接着させた合成樹脂製容器であること、
インモールドラベルを、容器本体の本体壁部に裏面全域を接着させるベース部と、このベース部の端縁に形成した折り返し線で折り返してベース部上に折り重なる折重ね部とから構成すること、
インモールドラベル部のベース部に折り重ね部を折り重ねた状態で、ベース部上からはみ出る折り重ね部の部分を接着端縁部とし、この接着端縁部を容器本体の本体壁部に接着したこと、
接着端縁部は、引き剥がしにより、本体壁部の外表面および接着端縁部の裏面に接着痕を残存形成すること、
にある。
容器は、本体壁部外表面に、インモールドラベルを接着させるため、このインモールドラベルをインサート材として、射出成形やブロー成形等の成形手段を用いて成形されることになる。
インモールドラベルのベース部は、インモールドラベルの容器本体に対する組付きを確保し、インモールドラベルの折り重ね部は、このベース部に折り返し線部分を介して連結されることにより、その表面と裏面の両面を表示部分として機能させることが可能となっている。
折り重ね部の端縁部に形成される接着端縁部は、本体壁部に直接接着固定されるので、この接着端縁部が本体壁部に接着固定されている状態では、折り重ね部のベース部に対する折り重ね状態は不動に確保されることになる。
折り重ね部がベース部に折り重なった状態では、折り重ね部で覆われているベース部部分が見えない状態となり、これを見るためには、接着端縁部の本体壁部に対する接着固定を、強引に引き剥がすことになる。この接着端縁部の強引な引き剥がしにより、本体壁部の外表面および接着端縁部の裏面には、接着痕が残存形成されることになる。それゆえ、この接着痕の有無により容器が使用済み、または悪戯されたものであるかを判別することができる。
本発明の別の構成は、上記した主たる構成に加えて、ベース部の表面に第三の表示を施し、折り重ね部の表面に第一の表示を施すと共に裏面に第二の表示を施した、ものである。
ベース部の表面に第三の表示を施し、折り重ね部の表面に第一の表示を施すと共に裏面に第二の表示を施したものにあっては、ベース部の表面および折り重ね部の表裏両面を、表示部分として機能させることができる。
また、本発明の別の構成は、上記した主たる構成に加えて、ベース部に折り重なった折重ね部が、ベース部の第三の表示の略全域を覆い隠すようにした、ものである。
重ね部が、ベース部の第三の表示の略全域を覆い隠すようにしたものにあっては、折り重ね部の第二の表示部だけではなく、ベース部の第三の表示部の略全域が見えない状態となって、多量の情報が隠されることになる。
また、本発明の別の構成は、上記した主たる構成に加えて、折重ね部がベース部の端部に折り重なるようにした、ものである。
重ね部が、ベース部の端部に折り重なるようにしたものにあっては、折り重ね部の第二の表示部と、ベース部の第三の表示部の一部だけが見えない状態となって、インモールドラベルの一部に、秘密めいた隠し部分を形成することになる。
また、本発明の別の構成は、上記した主たる構成に加えて、折り重ね部の端縁の一部に、指先で摘み易い摘み片を突出状に形成した、ものである。
折り重ね部の端縁の一部に、摘み片を形成したものにあっては、この摘み片を指先で摘んで引上げることにより、本体壁部に対する折り重ね部の接着端縁部の接着の引き剥がしを容易に達成することができる。
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
本発明の第一の主たる構成にあっては、折り重ね部の接着端縁部が、本体壁部に直接接着固定されるので、折り重ね部のベース部に対する折り重ね状態は不動に確保されることになり、これにより折り重ね部が容器の取り扱いの邪魔となることがなく、商品としての容器の取り扱いを良好な状態で行うことができる。
折り重ね部がベース部に折り重なった状態で見ることができなくなっている情報は、接着端縁部の本体壁部に対する接着固定を、強引に引き剥がさなければならないので、この接着端縁部の強引な引き剥がしの有無を確認することにより、容器が使用済みであるか、または悪戯されたものであるか否かを判別することができ、高い不正防止効果を得ることができる。
重ね部が、ベース部の第三の表示の略全域を覆い隠すようにしたものにあっては、折り重ね部の第二の表示部だけではなく、ベース部の第三の表示部の略全域が見えない状態となって、多量の情報が隠されることになるので、使い方が判らないと使用できない内容物の場合の、詳しい使用方法とか、その容器特有の開閉の仕方等の、ある程度の秘匿を要する情報を記載することができる。
重ね部が、ベース部の端部に折り重なるようにしたものにあっては、インモールドラベルの一部に、秘密めいた隠し部分を形成することになるので、この隠し部分を利用して「くじ」等の楽しみ部分を形成することができる。
折り重ね部の端縁の一部に、摘み片を形成したものにあっては、本体壁部に対する折り重ね部の接着端縁部の接着の引き剥がしを容易に達成することができるので、折り重ね部の簡単で安全な取り扱いを得ることができる。
は、本発明の一実施形態例を示す、全体外観斜視図である。 は、一実施形態例の、折り重ね部を展開した全体外観斜視図である。 は、本発明の他の実施形態例を示す、全体外観斜視図である。 は、他の実施形態例の、折り重ね部を展開した全体外観斜視図である。
以下、本発明の実施形態例を、図1〜図4を参照しながら説明する。
本発明によるインモールドラベル付き容器は、合成樹脂製の容器本体1の本体壁部2の外表面に、インモールドラベル4をインサート材として、射出成形方法やブロー成形方法などを使用してインサート成形手段により、一体的に接着固定して構成されている。
図示実施形態例の場合、容器本体1は、口筒部にヒンジキャップ構造のキャップ3を組付けたボトル状をしたブロー成形容器であって、その前後に偏平な四角筒状をした胴部の幅広な正面壁部分である本体壁部2の中央部分に、インモールドラベル4が接着固定されている。
インモールドラベル4は、裏面全域を本体壁部2表面に接着固定し、表面に第三の表示13を施した略四角状のベース部5と、このベース部5の端縁部に直線状の折り返し線9を介して連結され、表面に第一の表示11を施すと共に裏面に第二の表示を施し、さらに端縁部の一部に摘み片7を突片状に形成した折重ね部6とから構成されており、この折り重ね部6は、ベース部5に折り重なった状態で、ベース部5の周端縁からはみ出た端縁部分を、直接本体壁部2に接着固定する接着端縁部8としている。
接着端縁部8は、本体壁部2に直接接着する部分であるので、摘み片7を指先で摘んで折り重ね部6を引上げて、接着端縁部を本体壁部2から強引に引き剥がすと、本体壁部2の外表面および接着端縁部8の裏面に接着痕10が残存形成される(図2および図4参照)ことになる。
このように、購入した容器を使用する際には、通常は、容器の開封に先立って折り重ね部6を引き剥がすので、この折り重ね部6の引き剥がしを確認することにより、容器が既に使用されたものであることを知ることができ、これにより不正使用防止効果を得ることが可能となる。
また、接着端縁部8の本体壁部2に対する接着は、接着性のある樹脂同士の接着に限るものではなく、接着性の無い樹脂同士を押圧接合させた「擬似接着状態」をも含み、この場合には接着端縁部8によるベース部5に対する折り重ね部6の折り重なり組付きを確保することが難しくなるので、ベース部5と折り重ね部6の本体部分同士を、剥離層を有する接着フィルムでするのが良い。
接着が擬似接着である場合には、不正使用防止効果の他に、形成される接着痕10の状態が特有なものとなるので、この接着痕10を分析することにより容器を製造した会社の同一性を判断することができ、これにより模倣品の判別が可能となって模倣防止の効果も得ることが可能となる。
引き剥がした折り重ね部6が不要となるような場合には、折り返し線9をミシン目で構成して、使用開始後に邪魔となり易い折り重ね部6の除去を容易とすることができる。
図1および図2に示した実施形態例の場合、折り重ね部6は、ベース部5と略同じ大きさの四角状をしているので、多量の情報を隠して表示することができ、このため例えば折り重ね部6の第一の表示11に、「このラベルを剥がして、内側の取り扱い説明文を良く読んでお使い下さい。」のような指示説明を記載し、隠された折り重ね部6の第二の表示12およびベース部5の第三の表示13に、使い方が判らないと使用できない内容物の使い方、使用上の注意事項や禁止事項のような説明を記載するのに有効である。
なお、折り重ね部6の折り返し方向は特に限定されることはなく、図2の実線図示のように、斜め上方に展開するようにしても、または図2に二点鎖線で示すように、横方向に展開するようにしても良い。
図3および図4に示した他の実施形態例の場合、折り重ね部6は、ベース部5の角端部の一部だけを覆い隠す大きさとなっていて、インモールドラベルの一部に、秘密めいた隠し部分を形成することができ、これを利用して、例えば折り重ね部6の第一の表示11を「クジ」とし、折り重ね部6の第二の表示12やベース部5の隠された第三の表示13部分を「当たり」、「はずれ」もしくは「一等」、「二等」等とし、ベース部5の隠されていない第三の表示13の一部に「ここからはがして下さい」等の説明を記載して、くじ引きの楽しみを得るようにするのが、可能となる。
以上説明したように、本発明におけるインモールドラベル付き容器は、一体的に設けられたインモールドラベルにより不正使用防止効果を得ることができるものであり、商品としての容器を安心して購入することのできる手段として幅広い利用展開が期待できる。
1 ;容器本体
2 ;本体壁部
3 ;キャップ
4 ;インモールドラベル
5 ;ベース部
6 ;折り重ね部
7 ;摘み片
8 ;接着端縁部
9 ;折り返し線
10;接着痕
11;第一の表示
12;第二の表示
13;第三の表示

Claims (5)

  1. 容器本体の本体壁部外表面にインモールドラベルを接着させた合成樹脂製容器であって、前記インモールドラベルを、前記本体壁部に裏面全域を接着させるベース部と、該ベース部の端縁に形成した折り返し線で折り返してベース部上に折り重なる折重ね部とから構成し、前記ベース部に折り重ね部を折り重ねた状態で、前記ベース部上からはみ出る折り重ね部の部分を接着端縁部とし、該接着端縁部を本体壁部に接着して成り、前記接着端縁部は、引き剥がしにより、前記本体壁部の外表面および接着端縁部の裏面に接着痕を残存形成するインモールドラベル付き容器。
  2. ベース部の表面に第三の表示を施し、折り重ね部の表面に第一の表示を施すと共に裏面に第二の表示を施した請求項1に記載のインモールドラベル付き容器。
  3. ベース部に折り重なった折重ね部が、前記ベース部の第三の表示の略全域を覆い隠すようにした請求項に記載のインモールドラベル付き容器。
  4. 重ね部がベース部の端部に折り重なるようにした請求項1または2に記載のインモールドラベル付き容器。
  5. 折り重ね部の端縁の一部に、指先で摘み易い摘み片を突出状に形成した請求項1〜4の何れか1項に記載のインモールドラベル付き容器。
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