JP5459534B2 - 回転機械支持装置 - Google Patents
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Description
なお、図11において、支持力伝達体33bを省略してもよく、この場合、支持体35が直接、軸受ハウジング37を支持するように支持体35などの構成が変更される。例えば、クランプ装置39が、軸受ハウジング37を、直接、支持体35に押し付けるように支持体35の形状と寸法が適宜変更される。
流路形成体33aは、過給機1の機種毎に交換する必要がある。即ち、図11の装置によりアンバランスデータを取得する過給機1の機種を変更する場合、支持体35の内部に取り付ける流路形成体33aを、変更後の機種に合った流路形成体33aに交換する必要がある。その交換の作業手順は次の通りである(なお、次の括弧書きは、支持力伝達体33bを省略する場合である)。
まず、クランプ装置39を緩めて、軸受ハウジング37と支持力伝達体33b(支持体35)との結合を解き、タービンハウジング33以外の過給機1の部分を取り外す。その次に、支持力伝達体33b(軸受ハウジング37)を支持体35から取り外し、その後、流路形成体33aを支持体35の内部から図11の右側へ取り出す。次いで、別の流路形成体33aを、図11の右側から支持体35の内部へ取り付け、その次に、支持力伝達体33b(軸受ハウジング37)を支持体35に取り付け、その後、クランプ装置39により、軸受ハウジング37と支持力伝達体33b(支持体35)とを結合させる。このような作業により、上述の問題1、2が生じる。
即ち、問題1は、上述の作業により、支持力伝達体33b(軸受ハウジング37)と支持体35の結合力が変化したり、支持力伝達体33b(軸受ハウジング37)の位置がずれたりすることにより、支持体35の振動特性が変化してしまうことである。問題2は、上述の作業は、時間がかかることである。
前記回転機械は、回転駆動されるタービン翼を有する回転体を備え、
前記回転機械支持装置は、前記タービン翼を内部に収容するタービンハウジングと、前記回転体を回転可能に支持する静止側部材を支持する支持体と、を備え、
前記タービンハウジングは、前記タービン翼を回転駆動する流体を流す流路が形成された流路形成体を有し、該流路形成体は、前記支持体の内部に取り付けられ、
前記支持体の内部から前記流路形成体を取り出すための取出穴が、前記静止側部材と反対側にて、前記支持体に形成されている、ことを特徴とする回転機械支持装置が提供される。
従って、流路形成体を交換する時に、静止側部材を支持体から取り外さなくて済むので、支持体に対する静止側部材の脱着による振動特性変化を防止できる。
また、流路形成体を交換する時に、支持体に対し静止側部材を脱着する作業が不要になるので、短時間で流路形成体を交換できる。
従って、流路形成体を交換する時に、支持力伝達体を支持体から取り外さなくて済むので、支持体に対する支持力伝達体の脱着による振動特性変化を防止できる。
また、流路形成体を交換する時に、支持体に対し支持力伝達体を脱着する作業が不要になるので、短時間で流路形成体を交換できる。
即ち、タービンハウジングを、タービン翼を駆動させる流体を流す流路を形成する部分(タービン翼を駆動させる機能を持つ部分)である流路形成体と、前記流路が形成されず静止側部材(例えば軸受ハウジング)を支持する機能を持つ部分である支持力伝達体とに分けた(例えば、分割した)ので、剛性・固有振動数が低い流路形成体を介さずに回転機械を支持することが可能になる。
よって、回転機械の回転アンバランス検査において、タービンハウジングの流路が回転機械の振動特性に与える影響を低減できる。
前記軸方向に対する半径方向の位置が前記被押付部と同じとなり前記押付力を受ける内側部と、
該内側部から前記半径方向の外方に、前記半径方向に関して前記流路形成体の外側まで延び、該外側にて前記支持体に結合される延長部と、を有する。
過給機1の回転体4は、図1(A)に示すように、エンジンの排ガスにより回転駆動されるタービン翼3と、タービン翼3と一体的に回転することで圧縮空気をエンジンに供給するコンプレッサ翼5と、一端部にタービン翼3が結合され他端部にコンプレッサ翼5が結合される回転軸7と、を有する。また、過給機1は、上述の回転体4を回転可能に支持する静止側部材8を有する。図1(A)の例では、静止側部材8は、回転体4(回転軸7)を支持する軸受8a,8bが内部に組み込まれる軸受ハウジングである。また、過給機1は、タービン翼3を内部に収容するタービンハウジング9と、コンプレッサ翼5を内部に収容するコンプレッサハウジング(本願の図面では取り外されている)と、を備える。タービンハウジング9には、タービン翼3を回転駆動する流体(エンジンからの排ガス)を流す流路(スクロール)9aが形成されている。
符号2は、軸受ハウジング8とタービンハウジング9とを結合するカップリング部材を示す。図1(B)は、回転軸7の軸方向から見たカップリング部材2を示す。図1(B)において、カップリング部材2は、互いに分割されている1対の半円弧状部材2aと、1対の半円弧状部材2aを結合するボルト2bおよびナット2cとからなる。なお、カップリング部材2を用いずに、軸受ハウジング8とタービンハウジング9とをボルトなどにより結合してもよい。
なお、ボルト17などの結合手段により、取出穴閉塞体18が流路形成体14に結合される。また、ボルト25などの結合手段により、取出穴閉塞体18が支持体15に結合される。なお、図2において、符号19は、ボルト17が挿入されるボルト孔を示し、符号27は、ボルト25が挿入されるボルト孔を示す。
また、過給機1の回転アンバランス検査時に、支持体15の外部から流路14aへ流体(圧縮ガス)を通す通路(図示せず)が支持体15に形成されてよい。この圧縮ガスは、図2において、スクロール21からタービン翼3を通過することで、タービン翼3を回転駆動し、その後、排気口23を通って過給機1の外部へ出て行く。図2の例では、タービン翼3を通過した前記圧縮ガスは、排気口23から排出穴18aへ流入することで、支持体15の外部へ出て行く。代わりに、タービン翼3を通過した前記圧縮ガスは、排気口23から、支持体15の側面(図2の紙面と垂直な方向を向く面)に形成された排出穴(図示せず)を通過することで、支持体15の外部へ出て行ってもよいし、支持体15の上面または下面(図2の上方または下方を向く面)に形成された排出穴(図示せず)を通過することで、支持体15の外部へ出て行ってもよい。
押付部材11は、流路14aよりもコンプレッサ翼5側の位置にて過給機1の被押付部1aに押付力を作用させる。図2〜図4の例では、被押付部1aは軸受ハウジング8の一部であり、軸受ハウジング8の外周面から回転軸7の半径方向に突出した突出部である。この突出部1aは、図3のように回転軸7の軸方向から見た場合、環状となっている。
また、押付部材11を被押付部1aに押し付ける押圧力発生装置を設ける。図2〜図4の例では、油圧を用いた押圧力発生装置12を設けている。即ち、図2〜図4の例では、押付部材11は、油圧クランプのクランプロッドである。この場合、押付部材11は、油圧により旋回しながら回転軸7の軸方向に移動させられる公知のスイング式クランプロッドであってもよい。この油圧が供給される油圧室は油圧クランプ本体(押圧力発生装置)12の内部に形成され、油圧クランプ本体12は支持体15に固定される。図2の例では、このようなクランプロッド11と油圧クランプ本体12からなる油圧クランプを、回転軸7の周方向に間隔をおいて4つ設けている。
支持力伝達体13は、図2に示すように、内側部13aと延長部13bを有する。内側部13aは、前記軸方向に対する半径方向(即ち、回転軸7の半径方向)の位置が被押付部1aと同じとなり前記押付力を受ける。延長部13bは、該内側部13aから前記半径方向の外方に、前記半径方向に関して流路形成体14の外側まで延び、該外側にて支持体15にボルト16により結合され支持体15に前記押付力を作用させる。これにより、前記押圧力を流路形成体14に作用させずに、または、ほとんど作用させずに、前記押圧力を支持体15に作用させることができる。なお、支持力伝達体13は、図3の破線で囲まれた範囲Rにおいて、前記押付力を支持体15に伝達、作用させている。
図7は、図3において支持力伝達体13以外の部材を省略した図であり、支持力伝達体13を示している。図7に示すように、支持力伝達体13には、軸受ハウジング8が挿入される開口13cが形成されている。即ち、支持力伝達体13は、その開口13cに軸受ハウジング8を挿入することで、軸受ハウジング8に取り付けられる。なお、開口13cは、回転軸7の軸方向から見て円形となっている。一方、軸受ハウジング8の外周面も、開口13cの形状と整合するように前記軸方向から見て円形になっている。この構成で、軸受ハウジング8の外周面を支持力伝達体13の開口13cに挿入かつ嵌合させる。
即ち、タービンハウジング6を、タービン翼3を駆動させる流体を流す流路14aを形成する部分(タービン翼3を駆動させる機能を持つ部分)である流路形成体14と、流路が形成されず回転機械1(静止側部材8)を支持する機能を持つ部分である支持力伝達体13とに分けた(例えば、分割した)ので、剛性・固有振動数が低い流路形成体14を介さずに回転機械1を支持することが可能になる。
よって、回転機械1の回転アンバランス検査において、タービンハウジング6の流路14aが回転機械1の振動特性に与える影響を低減できる。
なお、本発明では、押付部材11として、被押付部1aに押付力を作用させるが、この押付力を支持力伝達体13を介して支持体15に作用させないものであってもよい。例えば、押付部材11は、図9のように被押付部1aを支持力伝達体13に押圧して結合させるボルトであってもよい。図9において、ボルト11の頭11aが被押付部1aを支持力伝達体13に押圧して結合させている。ボルト11の先端部(ネジ部)は、支持力伝達体13に設けられているネジ孔に螺合されている。また、ボルト11を回転軸7の周方向に複数設けてよい。図9において、ボルト11以外の構成は、図2〜図7または図8の構成と同様であってよい。図9の場合でも、上述のようにタービンハウジング6(流路形成体14)の振動特性が過給機1の振動特性に与える影響を低減できる。
4 回転体、5 コンプレッサ翼、
6 検査用のタービンハウジング、7 回転軸、
8 静止側部材(軸受ハウジング)、8a,8b 軸受、
9 タービンハウジング,9a 流路、10 回転機械支持装置、
11 押付部材、12 油圧クランプ本体(押圧力発生装置)、
13 支持力伝達体、13a 内側部、13b 延長部、13c 開口、
14 流路形成体、14a 流路、15 支持体、15a 取出穴、
16 ボルト孔、17 ボルト、18 取出穴閉塞体、18a 排出穴
19 ボルト孔、21 スクロール、23 排気口、
Claims (7)
- 回転機械の回転アンバランス検査を行うために該回転機械を支持する回転機械支持装置であって、
前記回転機械は、回転駆動されるタービン翼を有する回転体を備え、
前記回転機械支持装置は、前記タービン翼を内部に収容するタービンハウジングと、前記回転体を回転可能に支持する静止側部材を支持する支持体と、を備え、
前記タービンハウジングは、前記タービン翼を回転駆動する流体を流す流路が形成された流路形成体を有し、該流路形成体は、前記支持体の内部に取り付けられ、
前記支持体の内部から前記流路形成体を取り出すための取出穴が、前記静止側部材と反対側にて、前記支持体に形成されている、ことを特徴とする回転機械支持装置。 - 前記タービンハウジングは、支持力伝達体を有し、前記支持体は、前記支持力伝達体を介して前記静止側部材を支持する、ことを特徴とする請求項1に記載の回転機械支持装置。
- 前記取出穴を塞ぐ取出穴閉塞体を備え、該取出穴閉塞体は前記支持体に着脱可能である、ことを特徴とする請求項1または2に記載の回転機械支持装置。
- 前記取出穴閉塞体には、前記タービン翼からの流体が通過する排出穴が形成されている、ことを特徴とする請求項3に記載の回転機械支持装置。
- 前記静止側部材の被押付部を前記支持力伝達体との間に挟む押付部材を備え、該押付部材は、前記支持力伝達体に向けて前記被押付部に押付力を作用させる、ことを特徴とする請求項2に記載の回転機械支持装置。
- 前記押付力が、前記支持力伝達体を介して前記支持体に作用する、ことを特徴とする請求項2または5に記載の回転機械支持装置。
- 前記支持力伝達体と前記支持体とを一体構造にした、ことを特徴とする請求項2、5または6に記載の回転機械支持装置。
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2009
- 2009-06-25 JP JP2009150470A patent/JP5459534B2/ja active Active
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