JP5460979B2 - 遷移金属リン酸塩、それを用いたナトリウム二次電池用正極および該正極を用いた二次電池 - Google Patents
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Description
<1> Na、Pおよび遷移金属元素を含有する遷移金属リン酸塩であって、該遷移金属リン酸塩のBET比表面積が1m2/g以上50m2/g以下である遷移金属リン酸塩。
<2> 前記遷移金属リン酸塩が、斜方晶の結晶構造を有する前記<1>記載の遷移金属リン酸塩。
<3> 式(I)で表される前記<1>または<2>記載の遷移金属リン酸塩。
NaxMyPO4 (I)
(ただし、式(I)において、xは0を超え1.5以下の範囲であり、yは0.8以上1.2以下の範囲であり、Mは1種以上の遷移金属元素である。)
<4> 前記Mが、少なくともFeまたはMnを含有する前記<3>記載の遷移金属リン酸塩。
<5> 前記遷移金属リン酸塩が粒子から構成され、そのD50値(ここで、D50は、体積基準の累積粒度分布において、50%累積時の累積体積頻度が粒径の小さい方から計算して50%になる粒径の値を表す。)が、0.01μm以上50μm以下である前記<1>から<4>のいずれかに記載の遷移金属リン酸塩。
<6> 前記<1>から<5>のいずれかに記載の遷移金属リン酸塩を含有してなるナトリウム二次電池用正極活物質。
<7> 前記<6>記載の正極活物質を使用してなるナトリウム二次電池用正極。
<8> 前記<7>記載の正極を使用してなるナトリウム二次電池。
<9> さらにセパレータを有する前記<8>記載のナトリウム二次電池。
<10> 前記セパレータが、耐熱樹脂を含有する耐熱多孔層と熱可塑性樹脂を含有する多孔質フィルムとが積層された積層多孔質フィルムからなるセパレータである前記<9>記載のナトリウム二次電池。
本発明の遷移金属リン酸塩は、Na、Pおよび遷移金属元素を含有する遷移金属リン酸塩であり、BET比表面積が1m2/g以上50m2/g以下であることを特徴とする。従来技術の焼成により得られる遷移金属リン酸塩は、そのBET比表面積が小さく、ナトリウム二次電池の正極活物質としての適用において、これが問題であることを本発明者らは見出した。
NaxMyPO4 (I)
(ただし、式(I)において、xは0を超え1.5以下の範囲であり、yは0.8以上1.2以下の範囲でありMは1種以上の遷移金属元素である。)
また、yの値は0.8以上1.2以下の範囲で選ぶことができ、0.9以上1.1以下の範囲が好ましく、特に1であることが好ましい。
本発明の遷移金属リン酸塩粒子状物質のD50値は、0.01μm以上50μm以下であることが好ましい。D50値が、0.01μmを下回るか、または50μmを超えると、ナトリウム二次電池に用いた場合に、高い電流レートにおける出力が十分に得られない場合がある。放電容量を高める観点から、遷移金属リン酸塩粒子状物質のD50値は、0.03μm以上が好ましく、0.05μm以上がより好ましく、0.1μm以上が特に好ましい。また、ナトリウム二次電池用正極活物質として用いた場合に、導電パスが増加する傾向にあるので、30μm以下が好ましく、10μm以下がより好ましく、3μm以下が特に好ましい。上記のD50値とすることで、高い放電容量を示すことが可能な二次電池を得ることができる。
なお、上記の被着処理後、熱処理する場合においては、その熱処理の温度にもよるが、被着熱処理後の粉末のBET比表面積が、上記の本発明の遷移金属リン酸塩におけるBET比表面積の範囲より小さくなる場合があるが、この場合、本発明における遷移金属リン酸塩のBET比表面積の範囲は被着前のものとする。
本発明の遷移金属リン酸塩は、好適には以下の析出反応によって製造することができる。すなわち、対応する遷移金属リン酸塩となり得る元素を含有する化合物を、所定の組成となるようにそれぞれ秤量し、秤量した各化合物を溶解した水溶液を作製し、各水溶液を接触させて生成する析出物から目的とする遷移金属リン酸塩を製造することができる。例えば、MがFeである場合において、好ましい組成の一つであるNaFePO4で表されるリン酸鉄ナトリウムは、水酸化ナトリウム、塩化鉄(II)四水和物、リン酸水素二アンモニウムをNa:Fe:Pのモル比が所定比となるように秤量し、次いで、秤量した各化合物を、イオン交換水にて各々完全溶解させて水溶液を調整し、各水溶液を接触させて得られる析出物を、固液分離することにより得ることができる。
ナトリウム二次電池は、セパレータ、負極、および上述の正極を、積層、巻回することにより得られる電極群を、電池缶などの容器内に収納した後、電解質を含有する有機溶媒からなる電解液を含浸させて製造することができる。
粉末X線回折装置として、株式会社リガク製の粉末X線回折測定装置RINT2500TTR型を用いて、下記条件で行った。
X線:CuKα
電圧−電流:40kV−140mA
測定角度範囲:2θ=10〜80°
ステップ:0.02°
スキャンスピード:4°/分
発散スリット幅:(DS)1°
散乱スリット幅:(SS)1°
受光スリット幅:(RS)0.3mm
レーザー回折散乱法粒度分布測定装置として、マルバーン社製のマスターサイザー2000を用いて測定した。分散媒には、0.2重量%ヘキサメタリン酸ナトリウム水溶液を使用した。測定値D50は、体積基準の累積粒度分布において、50%累積時の微小粒子側から見た粒径の値を用いた。
遷移金属リン酸塩粉末1gを窒素気流中150℃、15分間乾燥した後、マイクロメリテックス製フローソーブII2300を用いて測定した。
走査型電子顕微鏡観察装置として、日本電子データム株式会社製のJSM−5500を用いて、加速電圧20kVの条件で観察を行った。なお、粒子のアスペクト比(a/b)は、得られたSEM観察写真から任意に抽出した50個の粒子の長径a及び短径bを測定し、その平均値を採用した。
実施例として後述する正極活物質粉末と、導電材となるアセチレンブラック(電気化学工業株式会社製、以下、ABということがある。)と、バインダーとしてPTFE(ダイキン工業株式会社製)とを、正極活物質:AB:PTFEが、重量比で75:20:5となるように混合・混練することにより正極合剤とし、正極集電体となるSUS製メッシュ(#100、10mmφ)に前記正極合剤を塗布し、150℃で8時間真空乾燥を行って正極を得た。得られた正極の重量を測定し、正極の重量からSUS製メッシュの重量を減じ、正極合剤重量を算出し、さらに、上記正極合剤の重量比から正極活物質粉末重量を算出した。得られた正極と、電解液としてプロピレンカーボネート(以下、PCということがある。)にNaClO4を1モル/リットルとなるように溶解したもの(以下、NaClO4/PCと表すことがある。)と、セパレータとしてポリエチレン多孔質膜と、また負極として金属ナトリウムとを用い、これらを組み合わせてコイン型電池(R2032)を作製した。
(セル構成) 2極式
正極:正極活物質を含む電極
負極:金属ナトリウムからなる電極
電解質:1M NaClO4/PC
(充放電条件)
電圧範囲:1.5−4.2V
充電レート:0.05Cレート(20時間で完全充電する速度)
放電レート:0.05Cレート(20時間で完全放電する速度)
(A)遷移金属リン酸塩粉末S1の合成
水酸化ナトリウム(NaOH);1.8g、リン酸水素二アンモニウム((NH4)2HPO4);2.7g、塩化鉄(II)四水和物(FeCl2・4H2O);2.0gをそれぞれ秤量し、秤量した各化合物を各々ガラス製の100mlビーカーに入れた。次いで、該ビーカーにイオン交換水を各々33gずつ加え、攪拌しながら完全溶解させて各化合物水溶液を調整した。次に、水酸化ナトリウム水溶液とリン酸水素二アンモニウム水溶液とを加えて良く攪拌しながら、さらにここに、前記塩化鉄(II)四水和物水溶液を加え、固形物を含む固液混合物を得た。得られた固液混合物をナス型フラスコに入れ、次いで該ナス型フラスコを170℃に設定したオイルバスにて加熱し、水を蒸発させた乾固品を得た。次に、前記乾固品を回収し、水洗、濾過、乾燥を行って遷移金属リン酸塩粉末S1を得た。
前記粉末S1のX線回折測定を行ったところ、単相の斜方晶型NaFePO4(マリサイト)であることがわかった(図1)。また、粉末S1の粒度分布およびBET比表面積を測定したところ、D50は1.3μmであり、BET比表面積は20m2/gであった。さらに、粉末S1のSEM観察を行ったところ、棒状の粒子を含み、粒子の長径をa、短径をbとした時のアスペクト比a/bの平均値は9であった(図2)。次に、粉末S1を正極活物質として用いてコイン型電池を作製し、充放電試験を行ったところ、充放電できることが確認され、5サイクル目の放電容量は78mAh/gであった。
(A)遷移金属リン酸塩粉末S2の合成
水を蒸発させた乾固品の代わりに濾過による固液分離を行って分離品を得、該分離品を水洗、濾過、乾燥したこと以外は、実施例1と同様にして遷移金属リン酸塩粉末S2を得た。
前記粉末S2のX線回折測定を行ったところ、単相の斜方晶型NaFePO4であることがわかった(図1)。また、粉末S2の粒度分布およびBET比表面積を測定したところ、D50は1.8μmであり、BET比表面積は36m2/gであった。さらに、粉末S2のSEM観察を行ったところ、棒状の粒子を含み、粒子の長径をa、短径をbとした時のアスペクト比a/bの平均値は5であった(図3)。次に、粉末S2を正極活物質として用いてコイン型電池を作製し、充放電試験を行ったところ、充放電できることが確認され、5サイクル目の放電容量は80mAh/gであった。
(A)遷移金属リン酸塩粉末S3の合成
前記固液混合物に導電性材料としてアセチレンブラックを、得られる遷移金属リン酸塩に対して10重量%加え、攪拌・混合したこと以外は、実施例1と同様にして遷移金属リン酸塩粉末S3を得た。
前記粉末S3のX線回折測定を行ったところ、単相の斜方晶型NaFePO4であることがわかった(図1)。また、粉末S3の粒度分布およびBET比表面積を測定したところ、D50は2.6μmであり、BET比表面積は32m2/gであった。さらに、粉末S3のSEM観察を行ったところ、棒状の粒子を含み、それぞれの粒子上にアセチレンブラックが均一に付着していることが確認された(図4)。また、粒子の長径をa、短径をbとした時のアスペクト比a/bの平均値は7であった。次に、粉末S3を正極活物質として用いてコイン型電池を作製し、充放電試験を行ったところ、充放電できることが確認され、5サイクル目の放電容量は85mAh/gであった。
(A)遷移金属リン酸塩粉末S4の合成
リン酸水素二アンモニウム;2.7gの代わりにリン酸(H3PO4)水溶液(リン酸濃度85重量%、比重1.69);2mLを使用したこと以外は、実施例3と同様にして遷移金属リン酸塩粉末S4を得た。
前記粉末S4のX線回折測定を行ったところ、単相の斜方晶型NaFePO4であることがわかった(図1)。また、粉末S4の粒度分布およびBET比表面積を測定したところ、D50は0.35μmであり、BET比表面積は18m2/gであった。さらに、粉末S4のSEM観察を行ったところ、棒状の粒子を含み、粒子上にアセチレンブラックが均一に付着していることが確認された(図5)。また、粒子の長径をa、短径をbとした時のアスペクト比a/bの平均値は6であった。次に、粉末S4を正極活物質として用いてコイン型電池を作製し、充放電試験を行ったところ、充放電できることが確認され、5サイクル目の放電容量は75mAh/gであった。
(A)遷移金属リン酸塩粉末S5の合成
水酸化ナトリウム(NaOH);3.5g、塩化マンガン(II)四水和物(MnCl2・4H2O);3.1g、リン酸(H3PO4)水溶液(リン酸濃度85重量%、比重1.69);2mLをそれぞれ秤量し、秤量した各化合物を各々ガラス製の100mLビーカーに入れた。次いで、該ビーカーにイオン交換水を各々33gずつ加え、攪拌しながら完全溶解させて各化合物水溶液を調整した。次に、水酸化ナトリウム水溶液と塩化マンガン(II)四水和物水溶液とを加えて良く攪拌しながら、さらにここに、前記リン酸水溶液を加え、固形物を含む固液混合物を得た。得られた固液混合物をナス型フラスコに入れ、次いで該ナス型フラスコを170℃に設定したオイルバスにて加熱し、水が蒸発するまで蒸発乾固させて、乾固品を得た。次に、前記乾固品を回収し、水洗、濾過、乾燥を行って遷移金属リン酸塩粉末S5を得た。
前記粉末S5のX線回折測定を行ったところ、単相の斜方晶型NaMnPO4であることがわかった(図6)。また、粉末S5の粒度分布およびBET比表面積を測定したところ、D50は1.67μmであり、BET比表面積は4.0m2/gであった。さらに、粉末S5のSEM観察を行ったところ、球状の粒子が確認された(図7)。次に、粉末S5を正極活物質として用いてコイン型電池を作製し、充放電試験を行ったところ、充放電できることが確認された。
(A)比較粉末R1の合成
原料に三酸化二鉄(Fe2O3);3.2g、炭酸ナトリウム(Na2CO3);2.1g、リン酸水素二アンモニウム((NH4)2HPO4);5.1gをそれぞれ秤量し、各原料をボールミルで十分に粉砕・混合し、原料混合物を得た。次に、前記原料混合物をアルミナボートに充填し、電気炉において、窒素ガスを5リットル/分で通気しながら750℃の温度で8時間保持、焼成することで比較粉末R1を得た。
前記粉末R1のX線回折測定を行ったところ、主相は単斜晶型のNa3Fe2(PO4)3であり、単相のNaFePO4は得られなかった(図8)。また、粉末R1の粒度分布およびBET比表面積を測定したところ、D50は14μmであり、BET比表面積は0.10m2/gであった。さらに、粉末R1のSEM観察を行ったところ、粒子形状は不定形状であった(図9)。次に、粉末R1を正極活物質として用いてコイン型電池を作製し、充放電試験を行ったところ、充放電できることを確認できたが、5サイクル目の放電容量は1mAh/gと低かった。
(A)比較粉末R2の合成
原料にシュウ酸鉄二水和物(FeC2O4・2H2O);5.1g、炭酸ナトリウム(Na2CO3);1.5g、リン酸水素二アンモニウム((NH4)2HPO4);3.8gをそれぞれ秤量し、各原料をボールミルで十分に粉砕・混合し、原料混合物を得た。次に、前記原料混合物をアルミナボートに充填し、電気炉において、窒素ガスを5リットル/分で通気しながら750℃の温度で24時間保持、焼成することで比較粉末R2を得た。
前記粉末R2のX線回折測定を行ったところ、主相は単斜晶型のFe2O3であり、単相のNaFePO4は得られなかった(図8)。また、粉末R2の粒度分布およびBET比表面積を測定したところ、D50は30μmであり、BET比表面積は0.26m2/gであった。さらに、粉末R2のSEM観察を行ったところ、粒子形状は不定形状であった(図10)。次に、粉末R2を正極活物質として用いてコイン型電池を作製し、充放電試験を行ったところ、1サイクル目の放電容量が2mAh/gと極めて低く、5サイクル目まで充放電することができなかった。
(A)比較粉末R3の合成
焼成時の温度を800℃にしたこと以外は、比較例2と同様にして、比較粉末R3を得た。
前記粉末R3のX線回折測定を行ったところ、主相は菱面体型のFe2O3であり、単相のNaFePO4は得られなかった(図8)。また、粉末R3の粒度分布およびBET比表面積を測定したところ、D50は17μmであり、BET比表面積は0.47m2/gであった。さらに、粉末R3のSEM観察を行ったところ、粒子形状は不定形状であった(図11)。次に、粉末R3を正極活物質として用いてコイン型電池を作製し、充放電試験を行ったところ、1サイクル目の放電容量が1mAh/gと極めて低く、5サイクル目まで充放電することができなかった。
(1)塗工液の製造
N−メチルピロリドン(NMP)4200gに塩化カルシウム272.7gを溶解した後、パラフェニレンジアミン132.9gを添加して完全に溶解させた。得られた溶液に、テレフタル酸ジクロライド243.3gを徐々に添加して重合し、パラアラミドを得て、さらにNMPで希釈して、濃度2.0重量%のパラアラミド溶液(A)を得た。得られたパラアラミド溶液100gに、アルミナ粉末(a)2g(日本アエロジル社製、アルミナC,平均粒子径0.02μm)とアルミナ粉末(b)2g(住友化学株式会社製スミコランダム、AA03、平均粒子径0.3μm)とをフィラーとして計4g添加して混合し、ナノマイザーで3回処理し、さらに1000メッシュの金網で濾過、減圧下で脱泡して、スラリー状塗工液(B)を製造した。パラアラミドおよびアルミナ粉末の合計重量に対するアルミナ粉末(フィラー)の重量は、67重量%となる。
シャットダウン可能な多孔質フィルムとしては、ポリエチレン製多孔質フィルム(膜厚12μm、透気度140秒/100cc、平均孔径0.1μm、空孔率50%)を用いた。厚み100μmのPETフィルムの上に上記ポリエチレン製多孔質フィルムを固定し、テスター産業株式会社製バーコーターにより、該多孔質フィルムの上にスラリー状塗工液(B)を塗工した。PETフィルム上の塗工された該多孔質フィルムを一体にしたまま、貧溶媒である水中に浸漬させ、パラアラミド多孔層(耐熱多孔層)を析出させた後、溶媒を乾燥させて、耐熱多孔層とポリエチレン製多孔質フィルムとが積層された積層多孔質フィルム1を得た。積層多孔質フィルム1の厚みは16μmであり、パラアラミド多孔層(耐熱多孔層)の厚みは4μmであった。積層多孔質フィルム1の透気度は180秒/100cc、空孔率は50%であった。積層多孔質フィルム1における耐熱層の断面を走査型電子顕微鏡(SEM)により観察をしたところ、0.03μm〜0.06μm程度の比較的小さな微細孔と0.1μm〜1μm程度の比較的大きな微細孔とを有することがわかった。尚、積層多孔質フィルムの評価は以下の方法で行った。
(A)厚み測定
積層多孔質フィルムの厚み、ポリエチレン製多孔質フィルムの厚みは、JIS規格(K7130−1992)に従い、測定した。また、耐熱層の厚みとしては、積層多孔質フィルムの厚みからポリエチレン製多孔質フィルムの厚みを差し引いた値を用いた。
(B)ガーレー法による透気度の測定
積層多孔質フィルムの透気度は、JIS P8117に基づいて、株式会社安田精機製作所製のデジタルタイマー式ガーレー式デンソメータで測定した。
(C)空孔率
得られた積層多孔質フィルムのサンプルを一辺の長さ10cmの正方形に切り取り、重量W(g)と厚みD(cm)を測定した。サンプル中のそれぞれの層の重量(Wi(g))を求め、Wiとそれぞれの層の材質の真比重(真比重i(g/cm3))とから、それぞれの層の体積を求めて、次式より空孔率(体積%)を求めた。
空孔率(体積%)=100×{1−(W1/真比重1+W2/真比重2+・・+Wn/真比重n)/(10×10×D)}
Claims (9)
- 式(I)で表される遷移金属リン酸塩であって、該遷移金属リン酸塩のBET比表面積が1m2/g以上50m2/g以下であり、斜方晶の結晶構造を有することを特徴とする遷移金属リン酸塩。
Na x M y PO 4 (I)
(ただし、式(I)において、xは0を超え1.5以下の範囲であり、yは0.8以上1.2以下の範囲であり、MはFeおよび/またはMnである。)
- 式(I)で表される遷移金属リン酸塩におけるxとyの値がそれぞれ1である請求項1記載の遷移金属リン酸塩。
- 前記Mが、FeまたはMnである請求項1または2に記載の遷移金属リン酸塩。
- 前記遷移金属リン酸塩が粒子から構成され、そのD50値(ここで、D50は、体積基準の累積粒度分布において、50%累積時の累積体積頻度が粒径の小さい方から計算して50%になる粒径の値を表す。)が、0.01μm以上50μm以下である請求項1から3のいずれかに記載の遷移金属リン酸塩。
- 請求項1から4のいずれかに記載の遷移金属リン酸塩を含有してなることを特徴とするナトリウム二次電池用正極活物質。
- 請求項5記載の正極活物質を使用してなることを特徴とするナトリウム二次電池用正極。
- 請求項6記載の正極を使用してなることを特徴とするナトリウム二次電池。
- さらにセパレータを有する請求項7記載のナトリウム二次電池。
- 前記セパレータが、耐熱樹脂を含有する耐熱多孔層と熱可塑性樹脂を含有する多孔質フィルムとが積層された積層多孔質フィルムからなるセパレータである請求項8記載のナトリウム二次電池。
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