JP5464981B2 - Ac/dcコンバータ - Google Patents
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Description
本発明によるAC/DCコンバータの特徴は、入力した交流電力の線間電圧からゼロクロスを検出して入力電圧周期を算出することにより、ゲート信号の位相を計算するのではなく、実際に検出したゼロクロスから入力電圧周期の上下限値を算出し、実際に検出したゼロクロスを用いて、この上下限値内に収まるようにモデル位相ゼロクロスを検出し、モデル位相周期を算出することにより、ゲート信号の位相を計算することにある。これにより、AC/DCコンバータがノイズ、瞬時停電等による外乱の影響を受けて、誤ったタイミングでゼロクロスが検出され入力電圧周期が大きく変動したとしても、モデル位相ゼロクロスは、所定の上下限値内に収まって大きく変動することがない。したがって、外乱の影響を直接受けることのないゲート信号の位相を計算することができ、サイリスタをオン/オフ制御することができる。
図1は、本発明の実施形態によるAC/DCコンバータが用いられる電源装置の全体構成を示すブロック図である。この電源装置は、リアクタ2、AC/DCコンバータ5及びインバータ6を備えて構成され、AC電源1から入力した商用交流電力を一旦直流電力に変換し、直流電力を所定周波数の交流電力に変換し、交流電力を駆動電力としてモータ7へ供給する。
次に、本発明の実施形態によるAC/DCコンバータ5について詳細に説明する。図2は、図1に示したAC/DCコンバータ5に備えた制御部3の構成を示すブロック図である。この制御部3は、A/D変換部11、フィルタ12、相電圧/線間電圧変換部13、ゲート信号処理部14−1,14−2,14−3を備えており、AC電源1からリアクタ2を介して相電圧VR,VSを入力し、パワー素子4のサイリスタをオン/オフさせるためのゲート信号であるGR信号、GS信号及びGT信号を生成し、パワー素子4に出力する。
Vrs=VR−VS、Vrt=VR−VT、Vsr=VS−VR、Vst=VS−VT、Vts=VT−VS、Vtr=VT−VR
次に、図2に示した制御部3のゲート信号処理部14−1,14−2,14−3について詳細に説明する。図4は、ゲート信号処理部14−1の構成を示すブロック図である。ゲート信号処理部14−2,14−3の構成も、図4に示すゲート信号処理部14−1と同様である。このゲート信号処理部14−1は、ゼロクロス検出部21、入力電圧周期算出部22、周期上下限値設定部23、モデル位相ゼロクロス検出部24、モデル位相周期算出部25及びゲート信号生成部26を備えている。
ゼロクロス検出部21は、相電圧/線間電圧変換部13から線間電圧Vrs,Vrtを入力し、線間電圧Vrs,Vrtに基づいて、R相のゼロクロスを検出し、検出したタイミングでゼロクロス検出信号を入力電圧周期算出部22及びモデル位相ゼロクロス検出部24に出力する。
入力電圧周期算出部22は、ゼロクロス検出部21から、ゼロクロスを検出したタイミングでゼロクロス検出信号を入力し、1スキャンの実行周期毎に所定値が加算されるカウンタ値に基づいて、入力したゼロクロス検出信号間の時間差を算出し、その時間差をR相の入力電圧周期として周期上下限値設定部23及びモデル位相ゼロクロス検出部24に出力する。この入力電圧周期は、AC電源1におけるR相の周期であり、ゼロクロス検出信号を入力する毎に更新される。
周期上下限値設定部23は、AC/DCコンバータ5の運転オフ時において、入力電圧周期算出部22から入力電圧周期を入力し、入力した複数の入力電圧周期の平均値を算出して所定の係数を乗算し、周期下限値L_LMT及び周期上限値P_LMTを設定し、モデル位相ゼロクロス検出部24に出力する。周期下限値L_LMT及び周期上限値P_LMTは、モデル位相ゼロクロス検出部24において、モデル位相ゼロクロスを検出するための条件として用いられる。また、周期下限値L_LMT及び周期上限値P_LMTは、AC/DCコンバータ5が運転していない運転オフ時に設定され、運転オン時には設定されない。運転オン時は、相電圧VR,VSがノイズ、瞬時停電等による外乱の影響を受ける可能性があるのに対し、運転オフ時は、このような影響を受けていない相電圧VR,VSが制御部3に入力され、正確なタイミングのゼロクロスが検出され、正確な入力電圧周期によって周期下限値L_LMT及び周期上限値P_LMTが設定されるからである。これにより、ノイズ、瞬時停電等による外乱の影響を受けていない周期下限値L_LMT及び周期上限値P_LMTを設定することができる。
モデル位相ゼロクロス検出部24は、ゼロクロス検出部21からゼロクロス検出信号を、入力電圧周期算出部22から入力電圧周期を、周期上下限値設定部23から周期下限値L_LMT及び周期上限値P_LMTをそれぞれ入力し、1スキャンの実行周期毎に所定値を加算するカウンタ値(モデル位相)を生成し、所定の条件にてカウンタ値をリセットしてR相のモデル位相ゼロクロスを検出し、検出したモデル位相ゼロクロスのタイミングでモデル位相ゼロクロス検出信号をモデル位相周期算出部25及びゲート信号生成部26に出力する。ここで、モデル位相ゼロクロス検出部24は、入力電圧周期が周期下限値L_LMT以下のときにゼロクロス検出信号を入力しても、モデル位相をリセットしない。また、入力電圧周期が周期下限値L_LMTよりも大きくかつ周期上限値P_LMTよりも小さいときにゼロクロス検出信号を入力すると、モデル位相をリセットする。また、入力電圧周期が周期上限値P_LMTになったとき(モデル位相が周期上限値P_LMTになったとき)、モデル位相をリセットする。
図4に戻って、モデル位相周期算出部25は、モデル位相ゼロクロス検出部24から、モデル位相ゼロクロスを検出したタイミングでモデル位相ゼロクロス検出信号を入力し、1スキャンの実行周期毎に所定値を加算するカウンタ値に基づいて、入力したモデル位相ゼロクロス検出信号間の時間差を算出し、その時間差をR相のモデル位相周期に設定し、複数のモデル位相周期の平均値を算出し、モデル位相周期平均値をゲート信号生成部26に出力する。このモデル位相周期平均値は、モデル位相ゼロクロス検出信号を入力する毎に更新される。
ゲート信号生成部26は、モデル位相ゼロクロス検出部24からモデル位相ゼロクロス検出信号を入力すると共に、モデル位相周期算出部25からモデル位相周期平均値を入力し、ゲート信号であるGR信号を生成し、パワー素子4に出力する。
S=(240度時間−135度時間)/(50×t)
B=240度時間−(プリチャージ変化量×C)
このようにして、GR信号生成回路86は、図13に示すように、サイクルが進む毎に、プリチャージ変化量の時間分増加するコンペアマッチB値によるGR信号を生成して出力する。そして、GR信号生成回路86は、プリチャージ動作が開始して、予め設定されたプリチャージ設定時間になると、前記式に従って135度時間をコンペアマッチB値に設定し、240度時間と135度時間との間でオン状態となるGR信号を生成し、出力する。これにより、プリチャージ動作が終了し、定常動作(フルファイア動作)に入る。
2 リアクタ
3 制御部
4 パワー素子
5 AC/DCコンバータ
6 インバータ
7 モータ
11 A/D変換部
12 フィルタ
13 相電圧/線間電圧変換部
14 ゲート信号処理部
21 ゼロクロス検出部
22 入力電圧周期算出部
23 周期上下限値設定部
24 モデル位相ゼロクロス検出部
25 モデル位相周期算出部
26 ゲート信号生成部
31 選択回路
32 検出回路
41 カウンタ
42 転送回路
43 差分回路
51 平均演算回路
52,53 乗算回路
61 加算回路
62 選択回路
64,68 比較回路
65 AND回路
66 OR回路
67 反転回路
71 カウンタ
72 転送回路
73 差分回路
74 平均演算回路
81 位相60度計算回路
82 位相180度計算回路
83 位相135度計算回路
84 位相240度計算回路
85 プリチャージ変化計算回路
86 GR信号生成回路
Claims (3)
- AC電源の電圧から0Vをクロスするポイントのゼロクロスを検出し、前記ゼロクロスを検出したタイミングを示すゼロクロス検出信号から前記ゼロクロス検出信号の周期を算出し、前記周期に基づいてゲート信号を生成し、前記ゲート信号によりサイリスタをオン/オフ制御し、前記AC電源の交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータにおいて、
AC電源の相電圧を入力し、前記相電圧を線間電圧に変換する相電圧/線間電圧変換部と、
前記相電圧/線間電圧変換部により変換された線間電圧に基づいて、ゼロクロスを検出し、ゼロクロス検出信号を生成するゼロクロス検出部と、
前記ゼロクロス検出部により生成されたゼロクロス検出信号に基づいて、前記入力した相電圧の周期を示す入力電圧周期を算出する入力電圧周期算出部と、
前記入力電圧周期算出部により算出された入力電圧周期に基づいて、周期上限値及び周期下限値を設定する周期上下限値設定部と、
0の値からインクリメントするモデル位相を生成し、前記入力電圧周期算出部により算出された入力電圧周期が前記周期上下限値設定部により設定された周期下限値よりも大きいときに前記ゼロクロス検出部からゼロクロス検出信号を入力した場合、または、前記ゼロクロス検出信号を入力していない状態で前記モデル位相が前記周期上下限値設定部により設定された周期上限値よりも大きくなった場合、前記モデル位相を0の値にリセットしてモデル位相ゼロクロス検出信号を生成するモデル位相ゼロクロス検出部と、
前記モデル位相ゼロクロス検出部により生成されたモデル位相ゼロクロス検出信号に基づいて、前記モデル位相の周期を示すモデル位相周期を算出するモデル位相周期算出部と、
前記モデル位相周期算出部により算出されたモデル位相周期に基づいて、ゲート信号を生成するゲート信号生成部と、を備えたことを特徴とするAC/DCコンバータ。 - 請求項1に記載のAC/DCコンバータにおいて、
前記周期上下限値設定部は、当該AC/DCコンバータが交流電力を直流電力に変換する処理を行っていない運転オフ時に算出された入力電圧周期の平均値を算出し、前記平均値に基づいて周期上限値及び周期下限値を設定し、
前記モデル位相周期算出部は、前記モデル位相ゼロクロス検出部により生成されたモデル位相ゼロクロス検出信号に基づいて、前記モデル位相の周期を示すモデル位相周期を算出し、前記モデル位相周期の平均値を算出し、
前記ゲート信号生成部は、前記モデル位相周期算出部により算出されたモデル位相周期の平均値に基づいてゲート信号を生成する、ことを特徴とするAC/DCコンバータ。 - 請求項1または2に記載のAC/DCコンバータにおいて、
前記ゼロクロス検出部、入力電圧周期算出部、周期上下限値設定部、モデル位相ゼロクロス検出部、モデル位相周期算出部及びゲート信号生成部は、前記AC電源のR相、S相及びT相用に設けられ、
前記ゲート信号生成部により生成されたそれぞれのゲート信号にて、R相、S相及びT相のサイリスタをそれぞれオン/オフ制御する、ことを特徴とするAC/DCコンバータ。
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| JP2009263115A JP5464981B2 (ja) | 2009-11-18 | 2009-11-18 | Ac/dcコンバータ |
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| JP2011109827A JP2011109827A (ja) | 2011-06-02 |
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