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JP5465722B2 - 骨折整復用のシステムおよび方法 - Google Patents
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Description

本発明は、骨を操作する装置に関し、特に骨折整復用のシステムおよび方法に関する。
骨折した骨を修復するとき、医師は2つの骨セグメント間の骨折部を整復する作業に頻繁に直面する可能性がある。より具体的には、骨折部を整復するとき、医師は第1の骨セグメントを第2の骨セグメントに適切に並ばせ、その後、たとえば、プレート、ねじ、ワイヤー、あるいは他の締結手段を用いて2つのセグメントを共に保持することが要求され得る。骨折整復の過程は、しばしば面倒な作業になり得るため、効果的に骨折部を整復するシステムおよび方法を提供することが有益であり得る。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、効果的に骨折部を整復するシステムおよび方法を提供することを目的とする。
特定の態様では、本発明の開示は、第1の骨セグメントと第2の骨セグメントとの間の骨折部を整復する整復プレートを含む骨折整復用のシステムおよび方法を提供する。整復プレートは、第1の側部に移動溝および第1のねじ穴を含み、移動溝は、この移動溝を通って第1の骨セグメント内へ延びる第1の位置決め要素に摺動可能に係合するように構成されており、第1のねじ穴は、第1の骨ねじを介して第1の骨セグメントに整復プレートの第1の側部を固定するように構成されている。整復プレートは、第2の側部に調整穴および第2のねじ穴も含み、調整穴は、この調整穴を通って第2の骨セグメント内へ延びる第2の位置決め要素に係合するように構成されており、第2のねじ穴は、第2の骨ねじを介して第2の骨セグメントに整復プレートの第2の側部を固定するように構成されている。
特定の態様では、骨折整復用のシステムは、第1の先端部、第2の先端部を有する鉗子を更に含み、第1の先端部および第2の先端部はそれぞれ、ヒンジを介して第1のハンドルおよび第2のハンドルに連結されている。ヒンジは止め部を含み、止め部は第1の先端部と第2の先端部との間の最大離間距離を制限し、最大離間距離は、移動溝の第1の端部と第1の端部とは反対側の調整穴の端部との距離に対応している。
特定の態様では、第1の先端部は第1の位置決め要素を有し、第2の先端部は第2の位置決め要素を有する。更に、いったん第1の先端部が移動溝を通って第1の骨セグメントに挿入されるとともに、第2の先端部が調整穴を通って第2の骨セグメントに挿入されると、鉗子が第1の骨セグメントの上に整復プレートの第1の側部を保持し、第2の骨セグメントの上に整復プレートの第2の側部を保持する間に、鉗子は骨折部の幅を調整するように作動する。
特定の態様では、第1の位置決め要素は第1の肩部を含み、第2の位置決め要素は第2の肩部を含む。第1の肩部は移動溝の第1の縁部に配置されるように構成されていてもよく、第2の肩部は調整穴の第2の縁部に配置されるように構成されていてもよい。更に、第1の肩部の下に配された第1の位置決め要素の一部は、その直径が移動溝の幅よりも小さくてもよく、第1の肩部は、移動溝の幅よりも大きな直径の部分を有していてもよい。
特定の態様では、第1の先端部は、移動溝内に押し込むことによって整復プレートを把持可能なように先細り形状になっており、第2の先端部は、調整穴内に押し込むことによって整復プレートを把持可能なように先細り形状になっている。
特定の態様では、第1の先端部の第1の端部および第2の先端部の第2の端部は、互いの方向を指すよう内方に曲がっている。また、第1の先端部および第2の先端部は、第1のハンドルおよび第2のハンドルを含む平面に対して上方向または下方向に曲がるように構成されていてもよい。更に、鉗子は、第1の先端部と第2の先端部との間の離間距離を係止可能に調整するよう作動する調整機構を有していてもよい。
特定の態様では、骨折整復用のシステムは、第1のピン、第2のピン、ならびに、第1の把持部、第2の把持部および止め部を有する鉗子を更に有し、第1の把持部および第2の把持部はそれぞれ、ヒンジを介して第1のハンドルおよび第2のハンドルに連結されており、止め部は第1の把持部と第2の把持部との間の最大離間距離を制限し、最大離間距離は、移動溝の第1の端部と第1の端部とは反対側の調整穴の端部との距離に対応している。更に、第1の位置決め要素は第1のピンを有し、第2の位置決め要素は第2のピンを有していてもよい。第1の把持部は第1のピンに堅く係合するように構成されていてもよく、第2の把持部は第2のピンに堅く係合するように構成されていてもよい。また、いったん第1のピンおよび第2のピンがそれぞれ、整復プレートを通って第1の骨セグメントおよび第2の骨セグメントに挿入され、更には第1の把持部が第1のピンに係合するとともに第2の把持部が第2のピンに係合すると、鉗子が第1の骨セグメントの上に整復プレートの第1の側部を保持し、第2の骨セグメントの上に整復プレートの第2の側部を保持する間に、鉗子は骨折部の幅を調整するように作動する。
本発明の開示の特定の技術的利点は、改善され得る骨折部整復の特定の例示的態様を参照して十分に理解することができる。ある状況において2つの骨セグメント間の骨折部を整復するために、外科医は、骨セグメントを位置決めする(たとえば、骨セグメント同士を互いに並ばせるため)手、鉗子、またはその両方の組み合わせを用いることができる。たとえば、鉗子を用いて骨を位置決めするために、外科医は、鉗子が噛み込む各骨セグメントの穴または固定点を形成する掘削器具を用いることができる。その後、外科医は、鉗子をその固定点に挿入し、手、鉗子、またはその両方の組み合わせを用いて骨セグメント同士を互いに並ばせるように試みることができる。
外科医が手、鉗子、またはその両方の組み合わせを用いて骨折部(たとえば、骨セグメント)を所定位置に保持するのと同時に、外科医は、骨折部の上に整復プレートを位置決めして保持できる。更に、この時、外科医は、整復プレートの1以上のねじ穴を通して各骨セグメントにパイロット穴を開けることができる。また、外科医は、骨折ラインの各面の整復プレートを通して骨ねじを配置した後、骨セグメントを整復プレートに固定する前に両骨セグメントを並ばせ、骨セグメントから離れることができる。
別の状況では、外科医は、2つの骨セグメント間の骨折部を整復する手と共にKワイヤーまたはスタイマンピンを用いてもよい。たとえば、外科医は、骨折部を整復するために骨折した骨セグメント内にピンを配置し、骨セグメントを操作するピンを用いてもよい。その後、外科医は、骨折部の上に整復プレートを位置決めし、整復プレートの1以上のねじ穴を通して各骨セグメント内にパイロット穴を開ける間に、手、骨把持部材、または一時的な一種の固定装置を用いて所定位置に骨セグメントを保持することが要求されてもよい。更に、その後、外科医は、両骨セグメントを互いに並べて保持する間に、整復プレートを通して骨折部の各面に骨ねじを配置することが要求されてもよい。これらのステップのすべてを一致して達成するために、骨折整復の処置に多数の外科医が必要とされてもよい。
本発明の開示の特定の態様の技術的利点によって、外科医は片手で骨折部の上の所定位置に整復プレートを保持するのみならず、2つの骨セグメントを互いに並べることができる(たとえば、外科医は骨と整復プレートとの両方を所定位置に保持する鉗子を用いることができる)、特別に設計された鉗子および特別に設計された整復プレートを提供することができる。そのため、本発明の開示の特定の態様によって、骨折部を整復するために外科医の人手が多数必要とされることを取り除くことができる。この技術的利点は、手術可能な外科医がたった一人しかいない深夜に発生し得る外傷性患者を手術する状況下で好ましい。
更に、技術的利点によって、骨セグメントに対して整復プレートを位置決めするために鉗子を用いることができることで、骨折部位の上の比較的小さな切断部位を考慮できる、骨折整復用のシステムおよび方法を提供することができる。そのため、本発明の開示の特定の態様によって、外科医が骨折部を整復するか、あるいは整復プレートを位置決めするために指や手で骨セグメントに直接触れる必要がなくなるため、切断部位が汚れる機会(たとえば、異物が切断部位に導入される機会)を減少させることができる。本発明の開示の特定の態様のまた別の技術的利点によって、切開部位のサイズを減少させ、切開量を減少させることができるため、より多くの血管が骨へ供給されることはなくなり、より良い治療が促進される。
本発明の開示の追加的な技術的利点として、外科医は、骨セグメントの締結穴(締結穴はその後整復プレートを骨セグメントに連結する鉗子によって用いてもよい)を開けるときに、整復プレートまたは鉗子のいずれか一方を案内部材(たとえば、距離ゲージ)として用いることができる。そのため、本発明の開示の特定の態様は、骨セグメントに締結穴を適切に配置することに関して外科医の一部が抱く如何なる当て推量をも取り除くことができるという、また別の技術的利点を提供できる。
当業者は、本発明の開示の他の技術的利点を添付の図面、発明を実施するための最良の形態および特許請求の範囲から容易に理解できるであろう。更に、特定の利点を上に列挙してきたが、多様な態様は、列挙された特定の利点のすべてまたはその幾つかを含んでいてもよい。
第1の骨セグメントが第2の骨セグメントから分離する骨折を整復するために用いられる、骨折整復用のシステム実施例を示す図である。 整復プレートの一実施形態を示す等角図である。 鉗子の実施形態を示す等角図である。 図3に示す鉗子の両先端部の拡大図である。 骨折整復用のシステムの実施形態を示す図であり、この図における一対の把持部を含む鉗子は、図2の整復プレートを通して図1の骨折した骨内に予め挿入された一対のピンを把持することによって骨折を整復するために用いられてもよい。 図5の一つのピンの実施形態を示す等角図である。 摺動可能な鉗子の別の実施形態を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に第1の骨セグメント102aが第2の骨セグメント10bから分離する骨折部104を整復するために用いられる骨折整復用の例示的なシステム100を示す。骨折部104は骨102の全部または一部の骨折部であってもよく、骨折部104によって骨セグメント102aが骨セグメント102bから完全にまたは部分的に分離されてもよいことを意味している。図示の実施形態では、骨102は下顎骨であるが、システム100の特定の実施形態は、体内のほとんど如何なる骨での骨折を整復することにも等しく適用されてよく、別の骨または外科的インプラントなどの合成要素に骨102を並べて連結させることに適用されてよい。
システム100は、鉗子130および整復プレート110を含む。特定の実施形態では、鉗子130は、整復プレート110とともに用いられてもよく、骨折部104上の所定位置に整復プレート110を保持する間に骨セグメント102aを骨セグメント102bに並ばせる。特に、いったん骨折部104が鉗子130を用いて整復されると、たとえば骨ねじ106を用いて第1の側部110aを骨セグメント102aに固定し、第2の側部110bを骨セグメント102bに固定できるように、鉗子130は、骨セグメント102a上の整復プレート110の第1の側部110aと、骨セグメント102b上の整復プレート110の第2の側部110bとを保持してもよい。整復プレート110が骨セグメント102a、102bに固定された後、鉗子130は、骨折部104を治療した状態にして骨102から取り除いてもよい。
鉗子130は、骨セグメント102bに対して骨セグメント102aに機械力を印加するために(たとえば、骨折部104を横切って骨セグメント102a、102bを共に締め付けるために)骨セグメント102a、102bを堅く把持してもよい。限定にならない実施例として、鉗子130は、特別に設計された両先端部132を介して骨セグメント102a、102bを把持してもよく、両先端部132は整復プレート110を通して骨セグメント102a、102b内へ延びるように構成されている。特に、両先端部132は、整復プレート110および骨102に接触して係合するように、整復プレート110を通して骨102内に予め開けられた締結穴105(不図示)を把持してもよい。
鉗子130、および特に両先端部132は、整復プレート110の1以上の部分に摺動可能に係合することによって骨セグメント102aを骨セグメント102bに並ばせるために用いられてもよい。限定にならない実施例として、両先端部132がいったん整復プレート110を通して骨セグメント102a、102bに挿入されると、医師あるいは他のメンバーは、骨折部104を横切って整復プレート110を所定位置に保持するのと同時に、両先端部132と整復プレート110の間の摺動可能な係合によって骨セグメント102aを骨セグメント102bに並ばせるように鉗子130(たとえば、鉗子130上の片手)を用いてもよい。
特定の実施形態では、医師がたとえば鉗子130の両ハンドル160を共に締め付けることによって骨セグメント102aを骨セグメント102bに並ばせるとき、骨セグメント102bに対する骨セグメント102aの位置が、調整機構170によって所定位置に一時的に固定されてもよい。いったん骨セグメント102aが骨セグメント102bに対して適切に並ぶと、鉗子130は、すべての要素(たとえば、骨セグメント102a、102b、整復プレート110)を調整機構170によって所定位置に保持できることで、医師は、たとえば骨ねじ106を用いて整復プレート110を骨セグメント102a、102bに自由に固定できる。
特定の実施形態では、いったん骨折部104が鉗子130を用いて整復されると、外科医は骨セグメント102a、102bにパイロット穴を開けるため、および/または整復プレート110を通して骨セグメント102a、102b内に骨ねじ106を挿入させるために片手または両手を用いることができる。特定の実施形態では、鉗子130は整復プレート110を通して骨折部104を整復し、骨102と整復プレート110の両方を所定位置に保持できるだけでなく、骨102に対して整復プレート110を位置決めできる。当業者は、上述のシステム100の実施形態が説明を簡潔にするために示されていることを十分に理解できるであろう。更には、本発明の開示が鉗子130、整復プレート110および骨102の如何なる適切な連結をも意図するものであり、これによって、骨折部104を横切って整復プレート110を所定位置に保持するのと同時に、骨セグメント102bに対して骨セグメント102aを位置決めするために鉗子130を用いることができることを当業者は十分に理解できるであろう。
図2に整復プレート110の一実施形態の等角図を示す。整復プレート110は本体112を含み、本体120内に複数のねじ穴114、固定穴116、および移動溝118が形成されている。ねじ穴114は整復プレート110の第1の軸線122に沿って配置されている一方、固定穴116および移動溝118は第2の軸線120に沿って配置されている。参照目的のために、移動溝118および固定穴116のいずれかまたはその両方が、一般的に調整穴として参照されてもよい。参照目的のために、整復プレート110は、骨セグメント102aの上に配置されることを意図する第1の側部110a、および骨セグメント102bの上に配置されることを意図する第2の側部110bを有するとして参照されてもよい。整復プレート110の特定の特徴は、基準点としてそのような配置が意図されるものとして説明されてもよいが、本発明開示の範囲の骨セグメント102a、102bまたは骨折部104に対する、整復プレート110やシステム100の任意の他要素の任意の特定配置について、上述の説明は限定にならない。
固定穴116は、両先端部132の一つに堅く係合するように構成された整復プレート110の如何なる開口部であってもよい。特定の実施形態では、いったん両先端部132が固定穴116に挿入されると、固定穴116の側面によって整復プレート110に対する両先端部132の動きが妨げられるように、固定穴116は、サイズや幾何学的形状において鉗子130の両先端部132に対応していてもよい。限定にならない実施例として、両先端部132が固定穴116内にぴったり嵌め合うように固定穴116の直径は両先端部132の直径に対応していてもよい。限定にならない別の実施例として、固定穴116は、1以上の平坦面を有していてもよく、平坦面が両先端部132の1以上の対応する平坦面に係合することで、両先端部132の一方の固定穴116内での回転が防がれる。固定穴116は縁部127を含んでいてもよく、いったん両先端部132の一方が固定穴116に挿入されると、両先端部132の一部が縁部127上に当接できる。特定の実施形態では、いったん両先端部132の一方が固定穴116を通して骨セグメント102a、102bに挿入されると、固定穴116は先端部132と共に作用して、骨セグメント102a、102bを整復プレート110に対して固定するように保持する。
移動溝118は、整復プレート110の如何なる開口部(たとえば、楕円形の溝)であってもよく、この移動溝118は、鉗子130の両先端部132と整復プレート110とが摺動可能に係合するように構成されている(たとえば、両先端部132の移動方向は、整復プレート110の長手方向に沿った方向である)。特定の実施形態では、両先端部132の一方が移動溝118の長さ128の方向に沿って移動できる間に、いったん両先端部132の一方が移動溝118に挿入されると、移動溝118の側面によって先端部132aが移動溝118内で横方向(たとえば、移動溝118の幅126の方向)に傾くことが防がれるように、移動溝118の幅126は両先端部132の直径に対応していてもよい。特定の実施形態では、移動溝118の縁部125が、両先端部132の一つに摺動可能に容易に係合するように機械加工され、または面取りされていてもよい。
特定の実施形態では、いったん両先端部132が移動溝118を通して骨セグメント102a、102bに挿入されると、鉗子130は、移動溝118の長さ128の方向に沿って骨セグメント102a、102bを摺動可能に位置決めするように用いられてもよい。限定にならない実施例として、先端部132aが移動溝118を通して骨セグメント102aに挿入され、先端部132bが固定穴116を通して骨セグメント102bに挿入されるならば、鉗子130は、先端部132aと移動溝118との摺動可能な係合によって骨セグメント102aを骨セグメント102bに向かって引き寄せるように用いられてもよい。
ねじ穴114は、整復プレート110の如何なる開口部であってもよく、このねじ穴114は骨ねじ106に堅く係合するように構成されているため、外科医は、ねじ穴114を通して骨102にねじ106を挿入することによって、骨102に整復プレート110を堅く固定できる。限定にならない実施例として、鉗子130を用いて骨セグメント102bに対して骨セグメント102aを位置決めした後、医師は、ねじ穴114aを通して骨セグメント102aにねじ106を挿入することによって、第1の骨セグメント102aに整復プレート110の第1の側部110aを固定できる。同様に、医師は、ねじ穴114bを通して骨セグメント102bにねじ106を挿入することによって、第2の骨セグメント102bに整復プレート110の第2の側部110bを固定できる。特定の実施形態では、各ねじ穴114は、皿穴120(たとえば、円錐状に陥没した表面)を含んでいてもよく、これにより、いったん骨ねじ106が整復プレート110を通して骨102に挿入されると、骨ねじ106の頭部の頂面109は、整復プレート110の頂面124と平坦になることが可能になる。
整復プレート110は、任意の適切な数および形態のねじ穴114、固定穴116、および/または移動溝118を含んでいてもよい。そのため、鉗子130が骨折部104を横切って整復プレート110を所定位置に保持する間に、鉗子130が骨セグメント102bに対して骨セグメント102aを調整するように用いることが可能になる。限定にならない実施例として、移動溝118は、1以上のねじ穴114によって固定穴116から分離されていてもよい。限定にならない追加の実施例として、移動溝118、固定穴116およびねじ穴114は、整復プレート110の軸線と同一の軸線に沿って配置されていてもよい。限定にならない別の実施例として、整復プレート110は2つの移動溝118を有していてもよく、各移動溝118は、両先端部132の一つに摺動可能に係合してもよい。これにより、いったん整復プレート110と骨102とが接触して係合すると、鉗子130は、整復プレート110に対する第1および第2の骨セグメント102a、102bの位置、および第1および第2の骨セグメント102a、102bの互いに対する位置を調整できる。限定にならないまた別の実施例として、移動溝118および固定穴116は、整復プレート110の第1の軸線120に沿って配置されていてもよく、その一方で、各ねじ穴114は、整復プレート110の第2の軸線122に沿って配置されていてもよい。ねじ穴114の軸線とは異なる整復プレート110の軸線に沿って移動溝118および固定穴116が位置決めされることで、外科医がねじ穴114を用いて整復プレート110を骨102に固定する、ねじ穴114周りの作業スペースをよく広く提供できる(たとえば、移動溝118と固定穴116とを離して配置できる)。当業者は、上述の整復プレート110の構成が説明を簡潔にするために示されていることを十分に理解できるであろう。更に、鉗子130が骨折部104を横切って整復プレート110を所定位置に保持する間に、鉗子130が骨セグメント102bに対して骨セグメント102aを位置決めするように用いることができるように、本発明の開示は、ねじ穴114、固定穴116および/または移動溝118の任意の適切な構成および数を含むことを、当業者は十分に理解できるであろう。
特定の実施形態では、整復プレート110を用いるために、外科医は、次のシナリオ例の1以上のステップを用いてもよい。初めに、外科医は、整復プレート110を用いるか、ガイドとしての両先端部132間の最大離間距離により骨セグメント102a、102bに締結穴105を位置決めするかいずれかの方法によって、第1の骨セグメント102aに第1の締結穴105aを開け、第2の骨セグメント102bに第2の締結穴105bを開けてもよい。締結穴105a、105bを形成した後、両先端部132の一方が固定穴116を通して骨セグメント102aを把持し、両先端部132の他方が移動溝118を通して骨セグメント102bを把持するように、鉗子130は整復プレート110を通して骨102に挿入されてもよい。たとえば、各先端部132は、固定穴116または移動溝118のいずれか一方を通して締結穴105aまたは締結穴105bのいずれか一方に挿入されてもよい。
両先端部132が整復プレート110を通して骨セグメント102a、102bに挿入された後、鉗子130は、調整機構170を用いて閉じられてもよい。鉗子130が閉じられると、骨折部104を整復でき、整復プレート110の位置が、たとえば調整機構170によって骨折部の骨折ライン上の所定位置に固定できる。鉗子130は、骨セグメント102a、102bを保持している間に骨折部104上の所定位置に整復プレート110を保持できるため、外科医の手が解放されて、その手でもってパイロット穴を開け、整復プレート110を通して骨折部104のいずれかの面に両方の骨ねじ106を配置できる。整復プレート110が、少なくとも1つの骨ねじ106によって骨折部104のいずれかの面の骨102にいったん保持されると、鉗子130が取り除かれ、残りの任意のねじ穴114が先行して明けられて、そのねじ穴114を通して骨ねじ106が骨102にねじ込みされてもよい。
図3に鉗子130の実施形態の等角図を示す。鉗子130は、手術器具が含むのに適切な任意の硬質な材料を含んでいてもよい。限定にならない実施例として、鉗子130は、ステンレス鋼、チタン、または任意の他の適切な金属材料もしくは非金属材料を含んでいてもよい。鉗子130は第1のハンドル160aおよび第2のハンドル160bを含み、第1のハンドル160aおよび第2のハンドル160bはヒンジ150を介して先端部132aおよび先端部132bに連結されている。鉗子130は調整機構170を更に含み、調整機構170は、第1のハンドル160aと第2のハンドル160bとの間に配置され、第1のハンドル160aを第2のハンドル160bに対して係止可能に位置決めできる。
調整機構170は、ハンドル160bに対してハンドル160aを係止可能に位置決めできる如何なる機械的器具、機械的装置、または2以上のそのような器具、装置の組み合わせであってもよい。限定にならない実施例として、調整機構170はラチェット機構を有していてもよく、このラチェット機構では、第1の腕部172aの上に配置された複数の切り欠き部および隆起部が、第2の腕部172bの上に配置された複数の切り欠き部および隆起部と互いに係止する。そのため、調整機構170がロック解除にならない限り(たとえば、第1の腕172aが第2の腕172bから持ち上がらない限り)、調整機構170は、ハンドル160aがハンドル160bから離れてしまうことを防ぐ。ハンドル160bに対してハンドル160aを係止可能に位置決めすることによって、調整機構170は、ヒンジ150を介して先端部132aを先端部132bに対して係止可能に位置決めするために用いることができる(たとえば、調整機構170は、先端部132aを先端部132bに対して係止可能に位置決めするために用いられてもよい。)
ヒンジ150は両ハンドル160と両先端部132との間に機械力を伝達するため、両ハンドル160が互いの方向に向かって動くとき、両先端部132も互いの方向に向かって動く。同様に、両ハンドル160が互いに離れるように動くとき、両先端部132も互いに離れるように動く。特定の実施形態では、ヒンジ150が与える運動範囲は、止め部154によって制限されてもよい。止め部154は、ヒンジ150が与える運動範囲を制限できる如何なる機械的装置または機械的器具であってもよい。限定にならない実施例として、止め部154は先端部132a上の隆起状の材料を有していてもよく、いったん両先端部132が所定量(たとえば、最大離間距離)だけ開かれると、止め部154は、ヒンジ150に隣接して配置され、ハンドル160aの縁部162aに当接するように構成されている。ヒンジ150が与える運動範囲を制限することで、止め部154は、両先端部132間の最大離間距離を制限できる。
特定の実施形態では、両先端部132間の最大離間距離は、移動溝118の端部とこの端部とは反対側の固定穴116の端部との距離に対応していてもよい。たとえば、止め部154は、両先端部132が移動溝118の最外端部と固定穴116の最外端部との距離(たとえば、固定穴116の端部117と移動溝118の端部119との距離)よりも広く開くことを防いでもよい。同様に、整復プレート110が2つの移動溝118を有するならば、止め部154は、両先端部132が2つの移動溝118の端部とこの端部とは反対側の端部との距離(たとえば、2つの移動溝118の両最外端部間の距離)よりも広く開くことを防いでもよい。移動溝118の最外端部と固定穴116の最外端部との距離(または適用可能なら、2つの移動溝118の両最外端部間の距離)に対応するように両先端部132間の最大離間距離は制限される。これにより、止め部154があることで、外科医は、骨セグメント102a、102bに締結穴105a、105bを形成する案内部材(たとえば、距離ゲージ)として鉗子130の両先端部132を用いることができる。
締結穴105a、105bを形成する距離ゲージとして鉗子130または整復プレート110のいずれかを用いることによって、外科医は、締結穴105a、105bが整復プレート110の調整穴(たとえば、固定穴116および/または移動溝118)に対して適切に離間して配されたことを知った後に、締結穴105a、105bに両先端部132を挿入できる。当業者は、上述の止め部154の実施形態が説明を簡潔にするために示されていることを十分に理解できるであろう。更には、ヒンジ150が与える運動範囲を制限可能な止め部154についての任意の構成およびすべての構成、ならびにそのような止め部154の変形例も本発明の開示は意図することを、当業者は十分に理解できるであろう。
特定の実施形態では、鉗子130は、整復プレート110専用に設計されてもよい。限定にならない実施例として、固定穴116および移動溝118は整復プレート110内に配されてもよい。特定の実施形態では、鉗子130の両先端部132は、整復プレート110の固定穴116および移動溝118を通って骨102を把持するように特別に設計されてもよい。特定の実施形態では、鉗子130は、固定穴116と、固定穴116とは反対側の移動溝118の端部との距離と同じ広さまで開いてもよい。これにより、骨セグメント102a、102bに締結穴105a、105bを明ける掘削器具をどこに用いるべきかという外科医の一部の如何なる当て推量をも除くことができる。特定の実施形態では、鉗子130の各先端部132は、骨102に対して整復プレート110を押し付けておく肩部134(図4参照)を有していてもよい。
図4に両先端部132の拡大図を示す。特定の実施形態では、各先端部132は、フック142を介してわずかに内方に向けられた端部138を含んでいてもよい。各先端部132は、更に1以上の平坦面136および肩部134を含んでいてもよい。平坦面136は、移動溝118の側面に対してぴったり嵌め合うか、あるいは固定穴116の内部にぴったり嵌め合うように構成されている。肩部134は、移動溝118または固定穴116の縁部に配されるように構成されている。各先端部132は湾曲部140(図1参照)も含んでいてもよく、湾曲部140は、端部138が両ハンドル160に対して上方向または下方向(たとえば、両ハンドル160の平面に対して上方向または下方向)に曲がるように端部138と両ハンドル160との間に配されている。
特定の実施形態では、各端部138は、骨102内に噛むように特別に構成されていてもよい。限定にならない実施例として、各端部138は、両先端部132の骨102の把持を補助するようにとがった形状(たとえば、先鋭状)でもよい。限定にならない別の実施例として、各端部138は、両先端部132が骨102を把持することを補助するように内方に曲がっていてもよく、たとえば、フック部142を有していてもよい。フック部142は、各端部138がわずかに内方に曲がるように(たとえば、各端部138が互いの方向を指すように)、各端部138の上方に配された微小角度部を有していてもよい。端部138が互いの方向に向かって曲がっていることで、各先端部132が共に引き寄せられるときに、フック部142によって端部138は骨102に挿入できる。
特定の実施形態では、各先端部132の一部のみが整復プレート110の調整穴(たとえば、固定穴116および/または移動溝118)に嵌め合うことができるように、各先端部132は、整復プレート110の調整穴(たとえば、固定穴116および/または移動溝118)の縁部に当接するように幾何学的に構成されていてもよい。限定にならない実施例として、両先端部132が移動溝118または調整穴116に押し込まれる前に両先端部132が移動溝118または調整穴116内に部分的にのみ延びることができるように、各先端部132またはその一部が先細り形状(たとえば、ヒンジ150から端部138へ向かってサイズが減少するような形状)になっていてもよい。そのため、各先端部132の先細り部によって、各先端部132の一部が整復プレート110の調整穴(たとえば、固定穴116および/または移動溝118)を通過して延びる可能性を制限できる。
限定にならない追加の実施例として、各先端部132は、移動溝118または固定穴116の縁部に配置された肩部134を含んでいてもよく、その一方、肩部134の下に配された両先端部132の一部が移動溝118または固定穴116を通って骨102内へ延びるように構成されていてもよい。たとえば、肩部134の下に配された両先端部132の一部の直径133は、移動溝118の幅126よりも小さくてよい一方、肩部134の直径135は、移動溝118の幅126よりも大きくてよい。そのため、両先端部132の一方が移動溝118に挿入されると、肩部134の下に配された両先端部132の一部が移動溝118を通って延びることができる間に、肩部134を移動溝118の縁部125に配する(たとえば、縁部125に当接する)ことができる。限定にならない追加の実施例として、肩部134の下に配された両先端部132の一部の直径133は、固定穴116の直径よりも小さくてよい一方で、肩部134の直径135は、固定穴116の直径よりも大きくてよい。そのため、両先端部132の一方が固定穴116に挿入されると、肩部134の下に配された先端部132の一部が固定穴116を通って延びることができる間に、肩部134を固定穴116の縁部127上に配する(たとえば、縁部125に当接する)ことができる。
各先端部132の一部のみが固定穴116または移動溝118のいずれか一方の内部に嵌め合うように各先端部132が構成されることで、鉗子130は、骨折部104を整復する間に整復プレート110を把持して、骨102の表面に対して整復プレート110をしっかりと押し付けるように用いることができる。
特定の実施形態では、各先端部132は端部138と両ハンドル160との間に配された湾曲部140(図1参照)も含んでいてもよい。湾曲部140は、端部138が両ハンドル160から離れる方向(たとえば、両ハンドル160の平面に対して上方向または下方向)に曲がるように作動してもよい。そのため、いったん両先端部132が整復プレート110に挿入されると、両ハンドル160は、整復プレート110の上方には直接存在せず、むしろ整復プレート110の頂面124から離れるように曲がっている。限定にならない実施例として、湾曲部140は、両ハンドル160の平面に対して40度の角度を有していてもよい。そのため、両先端部132が整復プレート110に係合すると、両ハンドル160は、整復プレート110の頂面124に垂直な方向に対して約40度の方向から頂面124に対して離れる方向へと曲がることができる。このように鉗子130が端部138と両ハンドル160との間に湾曲部140を含むことによって、整復プレート110の頂面124の上方に外科医の作業スペースをより広く提供できる。当業者は、上述の鉗子130の特徴が説明を簡潔にするために記されていることを十分に理解できるであろう。更には、鉗子130が骨折部104を横切って整復プレート110を所定位置に保持するのと同時に、骨セグメント102aを骨セグメント102bに並ばせ、骨セグメント102aを骨セグメント102bに係止させることができるような鉗子130の如何なる上述の特徴またはその変形例をも本発明の開示は意図することを、当業者は十分に理解できるであろう。
図5に骨折整復用のシステム100の実施形態を示す。この実施形態では、一対の把持部280を含む鉗子230が一対のピン232を把持することによって骨折部104を整復するために用いられてもよく、一対のピン232は整復プレート110を通して骨セグメント102a、102b内に予め挿入されている。鉗子230は第1のハンドル260aおよび第2のハンドル260bを含み、第1のハンドル260aおよび第2のハンドル260bはヒンジ250を介して把持部280aおよび把持部280bに連結されている。鉗子230は更に調整機構270を含み、調整機構270は、第1のハンドル260aと第2のハンドル260bとの間に配されているとともに、ハンドル260aをハンドル260bに対して係止可能に位置決めできる。特定の実施形態では、鉗子230の1以上の要素(たとえば、ハンドル260、調整機構270、ヒンジ250および止め部254)は、たとえば図3を参照して記述された鉗子130の対応要素と構造的および/または機能的に同様または同一であってもよい。限定にならない実施例として、止め部254は、両把持部280が移動溝118の最外端部と固定穴116の最外端部との距離(たとえば、固定穴116の端部117と移動溝118の端部119との距離)よりも広く開くことを防いでもよい。
ある例示的な状況下において鉗子230および両ピン232を用いて骨折部104を整復するために、外科医は、たとえば第1の締結穴105a(不図示)と第2の締結穴105b(不図示)との間の適切な離間距離を計測する案内部材として整復プレート110または鉗子230を用いてもよい。これにより、骨セグメント102aに第1の締結穴105aを明け、骨セグメント102bに第2の締結穴105bを明けてもよい。締結穴105a、105bを明けた後、固定穴116が第1の締結穴105aに並び、移動溝118が第2の締結穴105bに並ぶように、外科医は骨セグメント102a、102bの上に整復プレート110を配置してもよい。その後、両ピン232が整復プレート110を介して骨セグメント102a、102bにしっかり連結するように、外科医は、固定穴116を通して骨セグメント102aにピン232aを挿入し、移動溝118を通して骨セグメント102bにピン232bを挿入してもよい。このようにして、両ピン232は、整復プレート110および骨102に接触して係合できる。
整復プレート110を介して骨セグメント102a、102bに両ピン232を挿入した後、外科医は、両把持部280を介して両ピン232を把持するように鉗子230を用いてもよい。各把持部280は、機械力を鉗子230から両ピン232へ伝達できるような、両ピン232を堅く係合できる機械的装置または機械的器具であってもよい。限定にならない実施例として、各把持部280は、両ピン232の一つを把持するように構成された切り欠き部282を含んでいてもよい。特定の実施形態では、ピン232が切り欠き部282内にぴったり嵌め合うように、切り欠き部282の半径はピン232の半径に対応していてもよい。そのため、いったん両把持部280が両ピン232を把持すると、鉗子230は、たとえば骨セグメント102aと骨セグメント102bを共に締め付けることで骨セグメント102aが骨セグメント102bに並ぶように用いることができる。
いったん骨セグメント102aが第2の骨セグメント102bに適切に並ぶと、整復プレート110が骨セグメント102a、102bに堅く連結するように、たとえば骨ねじ106を用いて整復プレート110を骨セグメント102a、102bに固定できる。整復プレート110を骨セグメント102a、102bに固定した後、外科医は、両ピン232から鉗子230を解放し、骨折部104を治療した状態にして骨102から両ピン232を取り外すことができる。
図6にピン232の実施形態の等角図を示す。特定の実施形態では、各ピン232は肩部234を含んでいてもよく、肩部234の下に配されたピン232の一部が移動溝118または固定穴116を通って骨102内へ延びる間に、肩部234は、移動溝118または固定穴116の縁部に配されるように構成されている。たとえば、肩部234の下に配されたピン232の一部の直径233は、移動溝118の幅126よりも小さくてよい。その一方、肩部234の直径235は、移動溝118の幅126よりも大きくてよい。そのため、ピン232が移動溝118に挿入されると、肩部234の下に配されたピン232の一部が移動溝118を通って延びることができる間に、肩部234は移動溝118の縁部125に配置(たとえば、当接)できる。限定にならない追加の実施例として、肩部234の下に配されたピン232の一部の直径233は、固定穴116の直径よりも小さくてよい。その一方、肩部234の直径235は、固定穴116の直径よりも大きくてよい。そのため、ピン232が固定穴116に挿入されると、肩部234の下に配されたピン232の一部が固定穴116を通って延びることができる間に、肩部234は固定穴116の縁部127に配置(たとえば、当接)できる。
特定の実施形態では、各ピン232は、骨折部104上の所定位置に整復プレート110を位置決めし、保持するように用いることができる肩部を含んでいてもよい。特定の実施形態では、第1のピン232aは固定穴116を通して骨セグメント102aに堅く連結されてもよく、第2のピン232bは移動溝118を通して骨セグメント102bに堅く連結されてもよい。特定の実施形態では、外科医は、両ピン232a、232bを把持する両把持部180を用いてもよく、調整機構270を用いて鉗子230を閉めることによって骨折部104を整復してもよい。少なくとも1つの骨ねじ106を用いて、いったん整復プレート110が骨折部104のいずれかの面に保持されると、鉗子230および両ピン232が取り除かれ、残りの任意のねじ穴114が先行して明けられて、そのねじ穴114を通して骨ねじ106が骨102にねじ込みされてもよい。
当業者は、上述のシステム100の実施形態が説明を簡潔にするために示されていることを十分に理解できるであろう。更に、本発明の開示は、整復プレート110を介して任意の適切な位置決め要素(たとえば、両先端部132または両ピン232)を骨セグメント102a、102bに挿入できる構成を含むことを、当業者は十分に理解できるであろう。この構成においては、鉗子130または230などの適切な鉗子が骨折部104上の所定位置に整復プレート110を保持する間、骨セグメント102aを骨セグメント102bに係止可能に並べるために適切な鉗子が用いられる。
図7に、システム100に含むことができる摺動可能な鉗子330の実施形態を示す。特定の実施形態では、摺動可能な鉗子330は、両先端部132に特徴が類似する両先端部332、または両把持部280に特徴が類似する両把持部380のいずれか一方を含んでもよい。鉗子330は第1のハンドル360aおよび第2のハンドル360bを含み、第1のハンドル360aおよび第2のハンドル360bは、摺動部350によって先端部332aおよび先端部332b(または適用可能なら、両把持部380a、380b)に連結されている。特定の実施形態では、底部レール350aおよび頂部レール350bを含み、頂部レール350bは、たとえば両レール350間のあり溝係合またはフルート溝係合を用いて底部レール350aに摺動可能に連結されている。外科医が両ハンドル360を共に締め付けることによって両先端部332を共に引き寄せることができるように、頂部レール350bは先端部332bに固定されていてもよく、底部レール350aは先端部332aに固定されていてもよい。特定の実施形態では、先端部332bは、底部レール350a、たとえば底部レール350aの溝を通って延びていてもよい。特定の実施形態では、鉗子330は、第1のハンドル360aを第2のハンドル360bに対して係止可能に位置決めできる調整機構370を更に含んでいてもよい。特定の実施形態では、鉗子330は更に止め部354を含んでいてもよく、止め部354は、移動溝118の端部とこの端部とは反対側の固定穴116の端部との距離(適用可能なら、2つの移動溝118の両最外端部間の距離)に対応する、両先端部332a、332b間の最大離間距離を制限できる。
本発明の開示を幾つかの実施形態において述べてきたが、それらの実施形態の多数の変形、置換および修正は当業者に示唆されてもよく、本発明の開示は、特許請求の範囲で定めるように本発明の範囲を逸脱することなく変形、置換および修正を含むことが意図される。

Claims (10)

  1. 第1の骨セグメントと第2の骨セグメントとの間の骨折部を整復する整復プレートを有する骨折整復用のシステムであって、該整復プレートは、
    第1の側部に設けられた移動溝および第1のねじ穴であって、該移動溝が、該移動溝を通って前記第1の骨セグメント内へ延びる第1の位置決め要素に摺動可能に係合するように構成されており、前記第1のねじ穴が、第1の骨ねじを介して前記第1の骨セグメントに前記整復プレートの前記第1の側部を固定するように構成されている、移動溝および第1のねじ穴と、
    第2の側部に設けられた調整穴および第2のねじ穴であって、該調整穴が、該調整穴を通って前記第2の骨セグメント内へ延びる第2の位置決め要素に係合するように構成されており、前記第2のねじ穴が、第2の骨ねじを介して前記第2の骨セグメントに前記整復プレートの前記第2の側部を固定するように構成されている、調整穴および第2のねじ穴と、
    第1の先端部、第2の先端部および止め部を有する鉗子であって、該第1の先端部および該第2の先端部はそれぞれ、ヒンジを介して第1のハンドルおよび第2のハンドルに連結されており、前記止め部は前記第1の先端部と前記第2の先端部との間の最大離間距離を制限し、該最大離間距離は、前記移動溝の第1の端部と該第1の端部とは反対側の前記調整穴の端部との距離に対応している、鉗子と、
    を有する、
    システム。
  2. 前記第1の位置決め要素は前記鉗子の前記第1の先端部であり、前記第2の位置決め要素は前記鉗子の前記第2の先端部であり、
    いったん前記第1の先端部が前記移動溝を通って前記第1の骨セグメントに挿入されるとともに、前記第2の先端部が前記調整穴を通って前記第2の骨セグメントに挿入されると、前記鉗子が前記第1の骨セグメントの上に前記整復プレートの前記第1の側部を保持し、前記第2の骨セグメントの上に前記整復プレートの前記第2の側部を保持する間に、前記鉗子は前記骨折部の幅を調整するように作動する、
    請求項1に記載のシステム。
  3. 前記第1の位置決め要素は第1の肩部を有し、前記第2の位置決め要素は第2の肩部を有し、該第1の肩部は前記移動溝の第1の縁部に配置されるように構成されており、該第2の肩部は前記調整穴の第2の縁部に配置されるように構成されており、
    前記第1の肩部の下に配された前記第1の位置決め要素の一部は、その直径が前記移動溝の幅よりも小さく、前記第1の肩部は、前記移動溝の幅よりも大きな直径の部分を有する、
    請求項1に記載のシステム。
  4. 前記第1の先端部は、前記移動溝内に押し込むことによって前記整復プレートを把持可能なように先細り形状になっており、前記第2の先端部は、前記調整穴内に押し込むことによって前記整復プレートを把持可能なように先細り形状になっている、
    請求項1に記載のシステム。
  5. 前記第1の先端部の第1の端部および前記第2の先端部の第2の端部は、互いの方向を指すよう内方に曲がっており、
    前記第1の先端部および前記第2の先端部は、前記第1のハンドルおよび前記第2のハンドルを含む平面に対して上方向または下方向に曲がるように構成されており、
    前記鉗子は、前記第1の先端部と前記第2の先端部との間の離間距離を係止可能に調整するよう作動する調整機構を有している、
    請求項2に記載のシステム。
  6. 第1のピンおよび第2のピンを更に有し、
    前記第1の位置決め要素は前記第1のピンであり、前記第2の位置決め要素は前記第2のピンであり、
    前記第1の先端部は前記第1のピンに堅く係合するように構成されており、前記第2の先端部は前記第2のピンに堅く係合するように構成されており、
    いったん前記第1のピンおよび前記第2のピンがそれぞれ、前記整復プレートを通って前記第1の骨セグメントおよび前記第2の骨セグメントに挿入され、更には前記第1の先端部が前記第1のピンに係合するとともに前記第2の先端部が前記第2のピンに係合すると、前記鉗子が前記第1の骨セグメントの上に前記整復プレートの前記第1の側部を保持し、前記第2の骨セグメントの上に前記整復プレートの前記第2の側部を保持する間に、前記鉗子は前記骨折部の幅を調整するように作動する、
    請求項1に記載のシステム。
  7. 前記調整穴は、前記第2の位置決め要素に摺動可能に係合するように構成された第2の移動溝を有する、
    請求項1に記載のシステム。
  8. 前記調整穴は、前記第2の位置決め要素に堅く係合するように構成された固定穴を有する、
    請求項1に記載のシステム。
  9. 前記第1のねじ穴および前記第2のねじ穴は第1の軸線に沿って並べられている一方、前記移動溝および前記調整穴は第2の軸線に沿って並べられており、該第1の軸線は該第2の軸線とは異なっている、
    請求項1に記載のシステム。
  10. 前記第1の先端部および前記第2の先端部はそれぞれ、摺動部を介して第1のハンドルおよび第2のハンドルに連結されており、
    前記第1の位置決め要素は前記鉗子の前記第1の先端部であり、前記第2の位置決め要素は前記鉗子の前記第2の先端部であり、
    いったん前記第1の先端部が前記移動溝を通って前記第1の骨セグメントに挿入されるとともに、前記第2の先端部が前記調整穴を通って前記第2の骨セグメントに挿入されると、前記摺動可能な鉗子が前記第1の骨セグメントの上に前記整復プレートの前記第1の側部を保持し、前記第2の骨セグメントの上に前記整復プレートの前記第2の側部を保持する間に、前記摺動可能な鉗子は前記骨折部の幅を調整するように作動する、
    請求項1に記載のシステム。
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