JP5477602B2 - サーバの信頼性可視化方法、計算機システム及び管理サーバ - Google Patents
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Description
サーバリソース管理は、リソースの割り当て状況や空き状況を把握することで、必要な業務を適切なサーバに割り当てや性能が不足した業務へのサーバの追加などが柔軟化できる。例えば、メモリやCPUリソースの空き状況をスターレーティング機能(星の数)で評価する方法などが製品化されている。
さらに、割り当てるサーバの空きリソースだけでなく、ハードウェアの障害履歴を考慮に入れる試みは、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1では、現用系から待機系への切り替え先のサーバを選択する際に、あらかじめ取得しておいたハードウェアの障害履歴を考慮することで、ハードウェア要因によるシステムダウン確率の低いサーバを選択することが可能となる。
一方、サーバ管理者がアプリケーションを実行させたい物理サーバを選択する場合や、仮想サーバを実行させたい物理サーバを選択する場合は、物理サーバの信頼性だけでなく、物理サーバで稼動しているOSや、仮想化部(ハイパバイザ)といったソフトウェアの信頼性もサーバを選択する際の重要な要素である。さらに、OSを稼動させるために物理サーバを選択する場合でも、過去に搭載されているOSの動作実績が重要な要素となる。しかし、特許文献1では、これらソフトウェアの信頼性について考慮されていないため、サーバ管理者がリソースを割り当てる適切な物理サーバを選択できない、という問題があった。
本発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、物理サーバに搭載されているハードウェア及びソフトウェアの構成情報、障害情報、稼動情報を物理サーバのライフサイクル情報も考慮に入れて取得し、ハードウェア及びソフトウェアの信頼性の指標を算出する。さらに、ハードウェア及びソフトウェアの信頼性の指標を元に物理サーバ全体の信頼性を評価する。
本発明によれば、物理サーバに搭載されたハードウェア及びソフトウェアの信頼性を、物理サーバのライフサイクル情報も考慮して数値化し、数値化した信頼性の指標を元に、物理サーバ全体の信頼性を提供することで、より精度高く業務の割当先となる物理サーバの信頼性を評価することができる。
図2は、本発明の実施の形態における管理サーバの構成を示すブロック図である。
図3は、本発明の実施の形態における物理サーバの構成を示すブロック図である。
図4は、本発明の実施の形態における概要の説明図である。
図5は、本発明の実施の形態におけるサーバ管理テーブルの一例を示す説明図である。
図6は、本発明の実施の形態における仮想サーバ管理テーブルの一例を示す説明図である。
図7は、本発明の実施の形態におけるコンポーネント分類テーブルの一例を示す説明図である。
図8は、本発明の実施の形態におけるログ分類テーブルの一例を示す説明図である。
図9は、本発明の実施の形態におけるライフサイクル分類テーブルの一例を示す説明図である。
図10は、本発明の実施の形態における稼動履歴情報管理テーブルの一例を示す説明図である。
図11は、本発明の実施の形態におけるサーバ割当管理テーブルの一例を示す説明図である。
図12は、本発明の実施の形態における構成情報評価テーブルの一例を示す説明図である。
図13は、本発明の実施の形態における障害情報評価テーブルの一例を示す説明図である。
図14は、本発明の実施の形態における稼動情報評価テーブルの一例を示す説明図である。
図15は、本発明の実施の形態における信頼性評価重みテーブルの一例を示す説明図である。
図16は、本発明の実施の形態における信頼性表示画面の一例を示す説明図である。
図17は、本発明の実施の形態におけるサーバ情報取得部で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
図18は、本発明の実施の形態におけるライフサイクル情報取得部で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
図19は、本発明の実施の形態における構成情報取得部で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
図20は、本発明の実施の形態における稼動履歴情報取得部で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
図21は、本発明の実施の形態における最新障害情報取得部で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
図22は、本発明の実施の形態における信頼性評価部で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
図23は、本発明の実施の形態における物理サーバ信頼性算出部で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
図24は、本発明の実施の形態における仮想化環境信頼性算出部で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
図25は、本発明の実施の形態における図24のステップ2404で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
図1は、本発明における実施形態の全体図を示している。本実施形態における制御の中心は、管理サーバ101である。管理サーバ101は、サーバ情報取得部102、ライフサイクル情報取得部103、構成情報取得部104、稼動履歴情報取得部105、最新障害情報取得部106、信頼性評価部107、物理サーバ信頼性算出部108、仮想環境信頼性算出部109、サーバ管理テーブル110、仮想サーバ管理テーブル111コンポーネント分類テーブル112、ログ分類テーブル114、ライフサイクル分類テーブル115、サーバ割当管理テーブル116、構成情報評価テーブル117、障害情報評価テーブル118、稼動情報評価テーブル119、信頼性評価重みテーブル120から構成される。なお、サーバ情報取得部102は、ライフサイクル情報取得部103、構成情報取得部104、稼動履歴情報取得部105を含んでいてもよい。
管理サーバ101の管理対象は、物理サーバ123、サーバ仮想化部122、仮想サーバ121、ディスクアレイ装置125、仮想サーバイメージ格納ディスク124である。ここで、サーバ仮想化部122は、例えば、ハイパーバイザやVMM(Virtual Machine monitor)等で構成され、物理サーバ123上で複数の仮想サーバ121を稼動させる機能を有しており、単一の物理サーバ123に複数のサーバを統合することができる。
ディスクアレイ装置125は、SAN310を介して物理サーバ123に接続される。ディスクアレイ装置125には、仮想サーバ121で実行されるプログラムが格納された仮想サーバイメージ格納ディスク124がある。本発明における実施形態では、管理サーバ101が物理サーバ123の信頼性を算出するシステムを構成する。
図2は、本発明における管理サーバ101の構成を示す。管理サーバ101は、メモリ201、プロセッサ202、FCA(Fibre Channel Adapter)203、NIC(Network Interface Card)204、BMC(Baseboard Management Controller)205、入力装置207、出力装置208から構成される。プロセッサ202は、メモリ201内に格納された各種プログラムを実行する。FCA203はSAN310を介してディスクアレイ装置209と接続される。NIC204およびBMC205はネットワーク206に接続される。NIC204は、主にメモリ201上の各種プログラムと通信し、BMC205は管理サーバの障害などを検知し、ネットワーク206を介して他のサーバと通信するために使用する。本実施形態では、NIC204とBMC205は同一のネットワーク206に接続されているが、異なるネットワークに接続しても良い。例えば、NIC204を業務ネットワークに接続し、BMC205を管理ネットワークに接続することができる。また、FCA203、NIC204はそれぞれ一つずつであるが、複数設けても良い。
メモリ201上には、サーバ情報取得部102、ライフサイクル情報取得部103、構成情報取得部104、稼動履歴情報取得部105、最新障害情報取得部106、信頼性評価部107、物理サーバ信頼性算出部108、仮想環境信頼性算出部109、サーバ管理テーブル110、仮想サーバ管理テーブル111コンポーネント分類テーブル112、ログ分類テーブル114、ライフサイクル分類テーブル115、サーバ割当管理テーブル116、構成情報評価テーブル117、障害情報評価テーブル118、稼動情報評価テーブル119、信頼性評価重みテーブル120が格納される。プロセッサ202によりメモリ201に格納された各プログラムが実行される。
図3は、管理サーバ101の管理対象となるサーバ仮想化部122が稼働している物理サーバ123の詳細な構成を示している。物理サーバ123は、メモリ301、プロセッサ304、FCA(Fibre Channel Adapter)305、NIC(Network Interface Card)306、BMC(Baseboard Management Controller)307、入力装置320から構成される。
プロセッサ304は、メモリ301内に格納された各種プログラムを実行する。FCA305はSAN310を介してディスクアレイ装置125と接続される。NIC306およびBMC307はネットワーク308に接続される。NIC306は、主にメモリ301上の各種プログラムと通信し、BMC307は物理サーバ123の障害などを検知し、ネットワーク308を介して管理サーバ101や他のサーバと通信するために使用する。また、BMC307は管理サーバ101からの指令に応じて物理サーバ123の電源の制御を行う。本実施形態では、NIC306とBMC307は同一のネットワーク308に接続されているが、異なるネットワークに接続しても良い。また、FCA305、NIC306はそれぞれ一つずつであるが、複数存在しても良い。
メモリ301上では、サーバ仮想化部122が稼働することで、物理サーバ123の計算機資源を分割または共有することで複数の仮想サーバ121を構築することができる。仮想サーバ121は、それぞれ独立にOS(Operating System)302を稼働させることができる。
プロセッサ304によりサーバ仮想化部122が実行されると、仮想サーバ121を構築することができる。サーバ仮想化部122は、仮想サーバ121毎にあらかじめ設定された仮想サーバイメージ格納ディスク124内の所定の仮想サーバOSイメージ309を読み込み、それぞれ独立した仮想サーバ121をそれぞれ構築する。仮想サーバ121毎に仮想サーバOSイメージ309を設けておくことで、まったく異なるOSやアプリケーションを単一の物理サーバ123上で複数稼働させることができる。
サーバ仮想化部122の制御I/F(Interface)303は、サーバ仮想化部122の仮想的なネットワークインタフェースであり、NIC306及びネットワーク308を介して外部(管理サーバ101)からサーバ仮想化部122を制御するためのものである。サーバ仮想化部122は制御I/F303を介して管理サーバ101からの指令を受け付けて仮想サーバ121の作成や削除などを行うことができる。入力装置320は、管理者がライフサイクル情報を手動で設定するために用いられる。
図4は、本発明の動作概要を示す。管理サーバ101は、管理対象となる物理サーバ123とネットワークを介して接続され、サーバ情報取得部102が物理サーバ123の各コンポーネントの構成情報、障害情報、稼動情報、ライフサイクル情報などを取得して物理サーバ信頼性算出部108へ転送することができる。なお、サーバ情報取得部102は、後述するように、ライフサイクル情報取得部103、構成情報取得部104、稼動履歴情報取得部105を介して各情報を取得する。
本実施形態では、物理サーバ信頼性算出部108が物理サーバ123から取得する構成情報は、例えば、サーバ仮想化部122及び各仮想サーバ121のOS302からハードウェア及びソフトウェアに関する情報で構成される。
また、物理サーバ信頼性算出部108が物理サーバ123から取得する障害情報は、例えば、BMC307が検知した障害やサーバ仮想化部122及び各仮想サーバ121のOS302が検知したエラー等で構成される。
また、物理サーバ信頼性算出部108が物理サーバ123から取得するログ情報は、例えば、サーバ仮想化部122のログ情報、各仮想サーバ121のOS302のログ情報、BMC307のログ情報及びサーバ仮想化部122が存在しない環境では物理サーバ123上のOSのログ情報で構成される。
なお、以下の説明では、サーバ仮想化部122、仮想サーバ121のOS302のログ情報、BMC307及びOSのログ情報の総称を物理サーバ123のログ情報とする。管理サーバ101は、物理サーバ123から取得したログ情報を蓄積したものを稼動履歴情報として扱う。
本概要図では物理サーバ123は1台のみであるが、複数台の物理サーバ123が存在しても良い。本発明では、管理サーバ101が物理サーバ123の各コンポーネントの構成情報、障害情報、稼動情報、ライフサイクル情報を取得すると、物理サーバ信頼性算出部108が物理サーバ123の構成情報の信頼性算出402、稼動履歴情報の信頼性算出403、障害情報の信頼性算出404を行い、これらの情報をもとに物理サーバ123の信頼性算出結果の表示(406)を行う。尚、稼動履歴情報の信頼性を算出する際には、後述するように、システム障害の要因として、OS要因とハード要因を切り分ける(405)。
なお、物理サーバ123のライフサイクル情報が「破棄」で停止している場合には、管理サーバ101が起動用のOSと、構成情報等を取得するエージェントとして情報取得部330を送信し、「破棄」となっている物理サーバ123上で情報取得部330を稼動させてからサーバ情報取得部102による上記情報の取得を行えばよい。
また、情報取得部330は、物理サーバ123上やサーバ仮想化部122条に常駐してもよい。
図5は、サーバ管理テーブル110の詳細を示している。サーバ管理テーブルは、物理サーバ123に関する詳細な情報が格納される。
物理サーバ識別子501は、物理サーバ123を特定するための識別子を格納する。起動ディスク502は、物理サーバ123の起動ディスクの場所を示す。サーバ識別子503は、ディスクアレイ装置と接続されるFCAが有する固有の識別子を示す。サーバモード504は、物理サーバ123の稼働状態を示しており、サーバ仮想化部122が稼働しているか否かを判別するための情報が格納されている。例えば、サーバモード504が「サーバ仮想化部」となっている物理サーバ123では、1つ以上の仮想サーバ121が実行可能であることを示す。また、サーバモード504が「基本」となっている物理サーバ123では、1つのOSが実行可能であることを示す。
プロセッサ識別子及びメモリ識別子505はプロセッサ304やメモリ301を特定するための識別子を格納する。プロセッサ及びメモリ506は、物理サーバ123のプロセッサ304の周波数情報、コア数やメモリ容量等の性能情報が格納される。ネットワーク識別子507は、物理サーバ123が有するNIC306を識別するための情報が格納される。物理サーバ123が複数のNIC306を備える場合は、複数の識別子が格納される。
ディスク508は、物理サーバ123が有する(またはアクセス可能な)ディスクの識別子が格納される。OS識別子510は、OSを特定する識別子が格納されている。仮想化部識別子511は、物理サーバ123上でサーバ仮想化部122が稼働している場合に、サーバ仮想化部122を特定する識別子が格納される。この仮想化部識別子511は、後で述べる仮想サーバ管理テーブル111と関連づけられている。
サーバ状態512は、物理サーバ123の状態や役割を示しており、図示の例では現用系か待機系かを示す情報が格納されている。サーバ状態512は、管理サーバ101を利用する管理者などが設定してもよいし、管理サーバ101が系切替を行ったときに更新することができる。ライフサイクル513は物理サーバ123のライフサイクル情報を特定する情報が格納されている。
上記サーバ管理テーブル110の各情報は、サーバ情報取得部102が取得した構成情報、ライフサイクル情報を反映させる他に、管理サーバ101の管理者などが入力装置207から設定した値を格納してもよい。
図6は、仮想サーバ管理テーブル111の詳細を示している。仮想サーバ管理テーブル111は、サーバ仮想化部122及び仮想サーバ121に関する詳細な情報が格納される。なお、仮想サーバ121に対する物理サーバ123のリソースの割り当ては、管理サーバ101の図示しない管理部が実行する。仮想サーバ121に対するリソースの割り当てについては公知または周知の技術を適用すればよいので、本実施形態では詳述しない。
仮想化部識別子601は、管理サーバ101が管理している複数のサーバ仮想化部122を識別するための情報が格納される。制御I/F602は、サーバ仮想化部122を外部から制御するためのアクセス情報となるネットワークアドレスが格納される。
仮想サーバ識別子603は、各サーバ仮想化部122が割り当てた仮想サーバ121毎にユニークな識別子が格納される。仮想サーバOSイメージ604は、仮想サーバ121がどのOSイメージを使用して起動したか、OSイメージの場所が格納されている。プロセッサ及びメモリ割当量605は、当該仮想サーバ121に割当てられる計算機リソース量を示す。状態606は、仮想サーバ121が現在稼働中か否かが格納されている。プロセッサ及びメモリ実使用量607は、当該仮想サーバ121が実際に使用しているプロセッサ304やメモリ301の容量が格納される。実使用量607は、例えば、サーバ仮想化部122や仮想サーバ121上で稼動するOSなどから定期的に性能情報を収集する手段(図示省略)を有することによって取得することができる。また、実使用量607は、単位時間当たりの平均使用量を格納するなどの方法が考えられる。
ネットワーク割当608は、仮想サーバ121に割り当てられた仮想NICの識別子と、当該仮想NICに対応する物理サーバ123が有するNIC306(物理NIC)との割当情報が格納される。ディスク609は、仮想サーバに割り当てられたOSイメージファイルやデータ格納用のイメージファイルの場所が格納される。
図7は、コンポーネント分類テーブル112の詳細を示している。コンポーネント分類テーブル112は、稼動履歴情報取得部105が物理サーバ123の各コンポーネントを分類するための情報が格納されている。コンポーネント701は、物理サーバ123を構成するコンポーネントの名称が格納されている。図示の例では、物理サーバ123を構成するコンポーネントを、プロセッサ、メモリ、NIC、FCA,BMC、ディスクアレイ、サーバ仮想化部、仮想サーバ、OSとした例を示す。
図8は、ログ分類テーブル113の詳細を示している。ログ分類テーブル113は、物理サーバ123やサーバ仮想化部122から取得したログ情報を稼動履歴情報取得部105で分類するための識別子が格納されている。
ログ分類801は、物理サーバ123等から取得したログ内容を「構成情報」のログ、「障害情報」のログ、「稼動情報」のログに分類した際の識別子が格納されている。ログ内容802は、分類したログの詳細な内容が格納されている。本実施形態では、構成情報に分類されたログは、ログ内容をコンポーネントの「追加」と「削除」に詳細化した例を示している。「障害情報」に分類されたログは、ログ内容を「一時的」と「致命的」に詳細化した例を示している。なお、「一時的」のログは物理サーバ123が停止に至らない障害を示し、「致命的」のログは物理サーバ123が停止した障害を示す。「稼動情報」に分類されたログは、物理サーバ123の「起動」と「停止」に詳細化した例を示している。
図9は、ライフサイクル分類テーブル114の詳細を示している。ライフサイクル分類テーブル114は物理サーバ123のライフサイクル情報のフェーズを上述したようにライフサイクル情報取得部103で分類するための情報を格納している。なお、ライフサイクル情報は、物理サーバ123の運用状態を示す情報である。
ライフサイクル901は、物理サーバ123のライフサイクル情報を識別するための情報が格納されている。本実施形態では、上述のように破棄、構築、運用、最適化に分類している。
「破棄」とは、物理サーバ123のライフサイクルが一巡し、次に再利用されるまでの期間を意味する。ライフサイクル情報が「破棄」の場合は、物理サーバ123が業務を提供していない状態、換言すれば利用されていない状態を示す。
「構築」とは、実際に物理サーバ123または仮想サーバ121を構築する期間を意味する。本実施形態の構築は、物理サーバ利用時の計画及び設計段階も含めた期間を表す。ライフサイクル情報が「構築」の場合は、物理サーバ123で業務を提供するための準備を行っている状態を示し、例えば、サーバ仮想化部122が、仮想サーバ121に仮想のMACを割り当てている期間などが「構築」の状態に含まれる。
「運用」とは、実際に物理サーバ123が運用されている期間を意味する。ライフサイクル情報が「運用」の場合、物理サーバ123では、OS302または仮想サーバ121上でOS302が実行されて、業務を提供している状態を示す。
「最適化」とは、運用が進んだ段階で、負荷を平準化するために、サーバリソースを追加及び削除する期間を意味する。ライフサイクル情報が「最適化」の場合は、一旦、ライフサイクル情報が「運用」となった物理サーバ123の構成を変更する状態を示し、例えば、メモリ301などのハードウェアリソースの追加や仮想サーバ121に対するリソースの割り当ての変更を行っている期間を示す。
上記のようなライフサイクル情報は、管理者などによって物理サーバ123毎に設定される。
図10は、稼動履歴情報管理テーブル115の詳細を示している。稼動履歴情報管理テーブル115は、物理サーバ123のログ情報を、コンポーネント分類テーブル112、ログ分類テーブル113、ライフサイクル分類テーブル114を用いて稼動履歴情報取得部105が分類した結果が格納されている。
タイムスタンプ1001は、取得したログ情報の発生時刻を格納する。ログ情報の発生時刻は、物理サーバ123等のログ情報を生成した際に記録されているタイムスタンプを当該ログ情報の発生時刻とすることができる。コンポーネント1002は、ログ情報に対応するコンポーネントの名称と、コンポーネントの識別子が格納されている。ログ分類1003は、物理サーバ123から取得したログ情報を稼動履歴情報取得部105がログ分類テーブル113を用いて分類した結果が格納される。ログ内容1004は、物理サーバ123から取得したログ情報をログ分類テーブル113を稼動履歴情報取得部105が用いて分類した結果が格納される。ライフサイクル1005は、物理サーバ123から取得したライフサイクル情報をライフサイクル情報取得部103がライフサイクル分類テーブル114を用いて分類した結果が格納される。
図11は、サーバ割当管理テーブル116の詳細を示している。サーバ割当管理テーブル116は、物理サーバ123に対する業務の割当状態に関する情報が構成情報取得部104により格納される。サーバ識別子1101は、物理サーバ123を識別するための情報が格納されている。ステータス1102は、物理サーバ123の業務の割当状態に関する情報として、「割当中」と「未割当」の何れかがが格納されている。なお、物理サーバ123または仮想サーバ121に対する業務(アプリケーション)の割り当ては、管理サーバ101の図示しない管理部が行うものとする。なお、業務の割り当てについては公知または周知の技術を適用すればよいので、本実施形態では詳述しない。
図12は、構成情報評価テーブル117の詳細を示している。構成情報評価テーブル117は、物理サーバ123を構成する各コンポーネントの識別子を元に、物理サーバ信頼性算出部108が各コンポーネントの信頼性の指標を算出した結果が格納されている。
コンポーネント1201は、物理サーバ123のコンポーネントの名称が格納されている。評価1202は、物理サーバ123の各コンポーネントの識別子を元に、物理サーバ信頼性算出部108が信頼性を点数(数値)化した指標が格納されている。物理サーバ信頼性算出部108は、本実施形態では、あらかじめ各コンポーネントの識別子と評価1202の対応関係が取得できていることを前提としている。なお、評価1202は信頼性の指標が格納される。例えば、物理サーバ信頼性算出部108は、物理サーバ123の各コンポーネントの種類や性能情報から評価1202を算出するためのテーブルや関数を予め取得しておく。そして、物理サーバ信頼性算出部108は、サーバ管理テーブル110に格納された各コンポーネントの情報とテーブルから評価1202を算出する。一例を示せば、コンポーネント1201が、プロセッサの場合、物理サーバ信頼性算出部108は、プロセッサの動作周波数が高いほど評価1202を高くし、また、プロセッサのコア数が多いほど評価1202を高く設定する。また、コンポーネント1201がメモリの場合では、物理サーバ信頼性算出部108は、容量が大きくなるにつれて評価1202を高く設定する。
構成情報評価テーブル117では、物理サーバ123に関する全てのログ情報からコンポーネント毎の信頼性の指標が評価1202に格納される。したがって、現在のコンポーネント(ハードウェアまたはソフトウェア)毎の構成に関する信頼性の指標と、過去のコンポーネント(ハードウェアまたはソフトウェア)毎の構成に関する信頼性の指標が格納される。なお、構成情報評価テーブル117を管理サーバ101の出力装置208に表示するようにしてもよい。
図13は、障害情報評価テーブル118の詳細を示している。障害情報評価テーブル118は、物理サーバ123を構成する各コンポーネントの障害発生回数と、その障害回数を元に物理サーバ信頼性算出部108が各コンポーネントについて信頼性の指標を点数化した結果が格納されている。
コンポーネント1301には、物理サーバ123を構成するコンポーネント名称が格納されている。障害回数1302には、物理サーバ123を構成するコンポーネントの障害発生回数が格納されている。評価1303は、物理サーバ123の各コンポーネントの障害回数を元に物理サーバ信頼性算出部108が信頼性を点数(数値)化した指標である障害情報評価が格納されている。
本実施形態の各コンポーネントの障害情報評価の計算式は以下の通りである。
コンポーネントの障害情報評価=100 − 障害発生回数×10 …(1)
なお、障害情報評価テーブル118では、物理サーバ123に関する全てのログ情報からコンポーネント毎に障害に対する信頼性の指標が評価1303に格納される。したがって、現在のコンポーネント(ハードウェアまたはソフトウェア)毎の障害に対する信頼性の指標と、過去のコンポーネント(ハードウェアまたはソフトウェア)毎の障害に対する信頼性の指標が格納される。なお、障害情報評価テーブル118を管理サーバ101の出力装置208に表示するようにしてもよい。
図14は、稼動情報評価テーブル119の詳細を示している。稼動情報評価テーブル119は、物理サーバ123の各コンポーネントの連続稼働時間と、その連続稼働時間を元に物理サーバ信頼性算出部108が信頼性の指標を点数(数値)化した結果が格納されている。コンポーネント1401は、物理サーバ123を構成するコンポーネント名称が格納されている。連続稼働時間1402は、物理サーバ123を構成するコンポーネントの連続稼働時間が格納されている。評価1403は、物理サーバ123の各コンポーネントの連続稼動時間を元に物理サーバ信頼性算出部108各コンポーネントの信頼性を点数化した指標である稼動情報評価が格納されている。
本実施形態の各コンポーネントの稼動情報評価の計算式は以下の通りである。
コンポーネントの稼動情報評価=最大連続稼動の月数×10 ……(2)
なお、稼動情報評価テーブル119では、物理サーバ123に関する全てのログ情報からコンポーネント毎に稼動に対する信頼性の指標が評価1403に格納される。したがって、現在のコンポーネント(ハードウェアまたはソフトウェア)毎の稼動に対する信頼性の指標と、過去のコンポーネント(ハードウェアまたはソフトウェア)毎の稼動に対する信頼性の指標が格納される。なお、稼動情報評価テーブル119を管理サーバ101の出力装置208に表示するようにしてもよい。
図15は、信頼性評価重みテーブル120の詳細を示している。信頼性評価重みテーブル120は、物理サーバ信頼性算出部108が物理サーバ123の信頼性を算出する際の、構成情報、障害情報、稼動情報の重み付けの情報を格納する。信頼性情報1501は、物理サーバ123の信頼性を評価する際の元になる情報で、「構成情報」、「障害情報」または「稼動情報」が格納されている。重み1502は、物理サーバ123の信頼性を評価する際の重み付けの情報が格納されている。本実施形態では、「構成情報」、「障害情報」、「稼動情報」の合計が100%となるように重みを割り振っている。本テーブルは、システム管理者が管理サーバ101の入力装置207から、手動で与えても良い。
図16は、信頼性表示画面の詳細を示している。信頼性評価画面は、信頼性を評価した物理サーバ123と、構成情報、障害情報、稼動情報を点数化した信頼性の指標と、総合評価を点数化した物理サーバ123全体の信頼性の指標を割り当て状態とともに出力装置208に出力した結果である。
物理サーバ識別子1601は、信頼性を評価する物理サーバ123の識別子が格納されている。構成情報評価1602は、物理サーバ123の構成情報の信頼性の指標が格納されている。障害情報評価1603は、物理サーバ123の障害情報の信頼性の指標が格納されている。稼動情報評価1604は、物理サーバ123の稼動情報の信頼性の指標が格納されている。総合情報評価1605は、物理サーバ123の構成情報評価、障害情報評価、稼動情報評価と、信頼性評価重みテーブル120の内容を加味した物理サーバ123の信頼性の総合的な指標が格納されている。割当状態1606は、物理サーバ123の割当状態が格納されている。
本実施形態の物理サーバ123の信頼性の構成情報評価、障害情報評価、稼動情報評価、総合評価の計算式は以下の通りである。
構成情報評価=構成情報評価テーブル117の各コンポーネントの評価の合計
÷コンポーネント数 ………(3)
障害情報評価=障害情報評価テーブル118の各コンポーネントの評価の合計
÷コンポーネント数 ………(4)
稼動情報評価=稼動情報評価テーブル118の各コンポーネントの評価の合計
÷コンポーネント数 ………(5)
総合評価=構成情報評価×信頼性評価重みテーブルの構成情報の重み
+障害情報評価×信頼性評価重みテーブルの障害情報の重み
+稼動情報評価×信頼性評価重みテーブルの稼動情報の重み ……(6)
上記(3)〜(5)式より信頼性算出部107は、物理サーバ123毎の信頼性を示す指標としての各評価を算出し、さらに信頼性算出部107は、各評価から上記(6)式より総合的な指標を総合評価として算出して図16で示すように出力装置208に表示する。
図17は、サーバ情報取得部102で行われる処理のフローチャートを示す。この処理は、管理サーバ101の入力装置207から管理者などが所定の指令を入力したときなどに実行される。または、所定の周期で実行してもよい。
サーバ情報取得部102では、物理サーバ123のライフサイクル情報、構成情報、稼動履歴情報を取得する。ステップ1701ではライフサイクル情報取得部103を呼び出し、物理サーバ123のライフサイクル情報を取得する。ステップ1702では構成情報取得部を呼び出し、物理サーバ123の構成情報を取得する。ステップ1703では稼動履歴情報取得部を呼び出し、物理サーバ123の稼動履歴情報を取得する。情報を取得する物理サーバ123が複数ある場合は、全ての物理サーバ123の情報取得が完了するまで繰り返す。
図18は、ライフサイクル情報取得部103で行われる処理のフローチャートを示す。この処理は、図17のステップ1701で実行される処理である。ライフサイクル情報取得部103では、物理サーバ123のライフサイクル情報を取得した後、物理サーバの情報を取得する方法を決定する。
ステップ1801では、物理サーバ123からライフサイクル情報を取得する。ライフサイクル情報は入力装置320から管理者が手動で設定し、ディスクアレイ装置125に格納済みとする。物理サーバ123の電源が遮断されている場合は、管理サーバ101から物理サーバ123に起動を指令して、ディスクアレイ装置125からライフサイクル情報を取得する。外部から電源を入れる方法は、PXE(Preboot eXecution Environment)ブートのように外部のサーバから物理サーバ123を起動させる既存技術で実現することが可能である。
ステップ1802では、ステップ1801で取得した物理サーバ123のライフサイクル情報が破棄か否かを判定する。ライフサイクル情報が破棄である場合は、ステップ1803で情報取得用OSを物理サーバ123に送信する。情報取得用OSは物理サーバ123でライフサイクル情報を取得し、管理サーバ101に通知する。その後、ステップ1805に移り、サーバ管理テーブル110にライフサイクル情報を設定する。ライフサイクル情報が破棄でない場合は、ステップ1804に移る。
ステップ1804では、物理サーバ123に予めインストールした情報取得用agentを起動させてライフサイクル情報を取得させた後、ステップ1805に移り、サーバ管理テーブル110にライフサイクル情報を設定する。
図19は、構成情報取得部104で行われる処理のフローチャートを示す。この処理は、図17のステップ1702で実行される処理である。構成情報取得部104では、物理サーバ123の構成情報を取得する。ステップ1901では、構成情報取得部104が物理サーバ123から仮想化部識別子を取得する。ステップ1902では、ステップ1901で取得した仮想化部識別子を参照し、物理サーバ123にサーバ仮想化部122が存在するかを判定する。サーバ仮想化部122が存在する場合は、ステップ1903で仮想サーバ121から構成情報を取得し、ステップ1904では取得した構成情報で仮想サーバ管理テーブル111を更新する。
サーバ仮想化部122が存在しない場合は、ステップ1903、ステップ1904を実行しない。ステップ1905では、物理サーバ123のOSまたはサーバ仮想化部122からサーバ識別子、コンポーネントの種別と数、サーバ状態を取得する。ステップ1906では、ステップ1905で取得した情報でサーバ管理テーブル110を更新する。ステップ1907では、物理サーバ123のOSまたはサーバ仮想化部122からサーバ割当情報を取得する。ステップ1908では、取得したサーバ割当情報でサーバ割当管理テーブル116を更新する。
上記処理により仮想サーバ管理テーブル111、サーバ管理テーブル110、サーバ割当管理テーブル116が最新の値に更新される。
図20は、稼動履歴情報取得部105で行われる処理のフローチャートを示す。この処理は、図17のステップ1703で実行される処理である。稼動履歴情報取得部105では、コンポーネント分類テーブル112、ログ分類テーブル113、ライフサイクル分類テーブル114を用いて物理サーバ123から取得した稼動情報を分類し、稼動履歴情報管理テーブル115に登録する。
ステップ2001では、稼動履歴情報取得部105が物理サーバ123から稼動履歴情報(ログ情報)を取得する。ステップ2002では、ステップ2001で取得した稼動履歴情報をタイムスタンプでソートする。ステップ2003では、稼動履歴情報の出力元のコンポーネントを、コンポーネント分類テーブル112を用いて識別する。
ステップ2004では、取得した稼動履歴情報が、構成情報、障害情報、稼動情報の何れに属するかをログ分類テーブル113を用いて識別する。ステップ2005では、稼動履歴情報の分類結果に応じて、稼動履歴情報の内容を識別する。この識別の際にもログ分類テーブル113を用いる。ステップ2006では、稼動履歴情報の出力時のライフサイクル情報を、ライフサイクル分類テーブル114を用いて分類する。この処理は、稼動履歴情報取得部105が物理サーバ123毎のライフサイクル情報と期間を蓄積しておくことで、稼動履歴情報(ログ情報)が生成された時点の物理サーバ123の運用状態を取得できる。
ステップ2007では、稼動履歴情報取得部105が稼動履歴情報を分類した結果を稼動履歴情報管理テーブル115へ格納する。ステップ2008では、物理サーバ123の稼動履歴情報の分類が完了したか否かを判定する。分類が完了していない場合は、ステップ2001からステップ2008の処理を繰り返す。分類が完了している場合は、ステップ2009に移る。ステップ2009では、最新障害情報取得部106を呼び出す。
図21は、最新障害情報取得部106で行われる処理のフローチャートを示す。最新障害情報取得部106では、物理サーバ123の各コンポーネントを実際に検査し、検査の結果を稼動履歴情報管理テーブル115に反映する。
ステップ2101では、最新障害情報取得部106が物理サーバ123の各コンポーネントを検査する。検査するコンポーネントを決定する際は、コンポーネント分類テーブル112を参照する。各コンポーネントの検査は、上述したエージェントや情報取得用OS等で実施し、検査結果を管理サーバ101に通知する。
ステップ2102では、各コンポーネントの検査結果を判定して異常がない場合は、ステップ2105に移る。ステップ2105では全コンポーネントの検査が完了したか否を判定し、全てのコンポーネントの検査が完了していない場合は、ステップ2101に戻って、次のコンポーネントの検査を実施する。
コンポーネントの検査結果が異常である場合は、ステップ2103に移る。ステップ2103では最新障害情報取得部106が現在時刻を取得する。ステップ2104では最新障害情報取得部106がコンポーネントの検査結果と現在時刻を稼動履歴情報管理テーブル115に反映する。
上記処理によって、現在の物理サーバ123に異常があるか否かを検出することができる。
図22は、信頼性評価部107で行われる処理のフローチャートを示す。この処理は、管理サーバ101の入力装置207から管理者などが信頼性の表示の指令を入力したときなどに実行される。信頼性評価部107では、物理サーバ信頼性算出部108により点数化を実行させて、物理サーバの信頼性を出力装置208に出力する。
ステップ2201では、物理サーバ信頼性算出部108を呼び出し、構成情報評価テーブル117を生成させる。ステップ2202では、物理サーバ信頼性算出部108により生成された構成情報評価テーブル117と信頼性重みテーブル120を元に、信頼性評価部107が物理サーバ123の構成情報評価を算出する。本実施形態では、各コンポーネントの構成情報評価の平均点数と、信頼性評価重みテーブル120の構成情報の重み1502を乗算する。
ステップ2203では、物理サーバ信頼性算出部108により生成された障害情報評価テーブル118と信頼性重みテーブル120を元に、信頼性評価部107が物理サーバ123の障害情報評価を算出する。本実施形態では、各コンポーネントの平均点数と、信頼性評価重みテーブル120の障害情報の重み1502を乗算する。
ステップ2204では、物理サーバ信頼性算出部108により生成された稼動情報評価テーブル118と信頼性重みテーブル120を元に、信頼性評価部107が物理サーバ123の稼動情報評価を算出する。本実施形態では、各コンポーネントの平均点数と、信頼性評価重みテーブル120の稼動情報の重み1502を乗算する。
ステップ2205では、上記のように算出した構成情報評価、障害情報評価、稼動情報評価を元に信頼性評価部107が物理サーバ123の総合評価を上述した(6)式により算出する。本実施形態では、構成情報評価、障害情報評価、稼動情報評価を加算した総和を総合評価として算出する。なお、構成情報評価、障害情報評価、稼動情報評価以外の指標を用いて総合評価を算出しても良い。例えば、ハードウェアの視点では、物理サーバ123の導入時からの経過時間と、ハードウェアの故障発生回数の一般的な指標であるバスタブ曲線を元に、故障の発生確率が低い経過時間の物理サーバ123を加点するという方法も可能である。また、ソフトウェアの視点では、物理サーバ123に搭載されているソフトウェアに適用されているパッチ数や、パッチの重要度を加算する方法も可能である。
ステップ2206では、全ての物理サーバ123の信頼性評価が完了したか否かを判定する。全ての物理サーバ123の信頼性評価が完了していない場合は、ステップ2201に戻って次の物理サーバ123の信頼性評価に移る。全ての物理サーバ123の信頼性の指標の算出が完了している場合は、ステップ2207で全物理サーバの信頼性評価結果を割当状態とともに出力装置208へ表示する。
ステップ2207では、信頼性評価部107が構成情報評価テーブル117、障害情報評価テーブル118及び稼動情報評価テーブル119を参照して、上述した(3)〜(5)式により、構成情報評価と障害情報評価及び稼動情報評価を求める。そして、信頼性評価部107は、信頼性評価重みテーブル120を参照して、上述の(6)式より総合評価を算出して図16で示すように物理サーバ123毎の評価を出力装置208に表示する。
図23は、物理サーバ信頼性算出部108で行われる処理のフローチャートを示す。この処理は、図22のステップ2201で行われる処理である。物理サーバ信頼性算出部108では物理サーバ123の構成情報、障害情報、稼動情報の信頼性を評価し、評価結果をそれぞれ構成情報評価テーブル117、障害情報評価テーブル118、稼動情報評価テーブル119に格納する。
ステップ2301では、物理サーバ信頼性算出部108がサーバ管理テーブル110から現在物理サーバ123に搭載されているハードウェアの機種情報を取得する。ステップ2302では、ステップ2301で取得したサーバ管理テーブル110の情報から物理サーバ123を構成するコンポーネントについて、物理サーバ信頼性算出部108は、上述した各コンポーネントの識別子と評価1202の対応関係から評価1202を算出する。物理サーバ信頼性算出部108は算出した評価1202とコンポーネントで構成情報評価テーブル117を更新する。
ステップ2303では、物理サーバ信頼性算出部108が、稼動履歴情報管理テーブル115を参照し、現在物理サーバ123に搭載されているコンポーネント毎に発生した障害の回数をカウントする。ステップ2304では、カウントした障害の回数からコンポーネント毎に上記(1)式を用いて障害情報評価を算出する。そして、物理サーバ信頼性算出部108は、コンポーネントと障害情報評価を対応付けて障害情報評価テーブル118を更新する。
ステップ2305では、物理サーバ信頼性算出部108が、稼動履歴情報管理テーブル115を参照し、現在物理サーバ123に搭載されているコンポーネント毎に前回の障害発生または前回の起動からの連続稼働時間を算出する。また、物理サーバ123が停止している場合(ライフサイクル情報が「破棄」)には、前回の障害発生または前回の起動から直前の停止時までの期間を連続稼働時間として求める。
ステップ2306では、物理サーバ信頼性算出部108が、物理サーバ123にサーバ仮想化部122が存在するか否かを判定する。サーバ仮想化部122が存在する場合は、仮想化環境信頼性算出部2308を呼び出す。サーバ仮想化部122が存在しない場合は、ステップ2307へ移る。
ステップ2307では、物理サーバ信頼性算出部108が、稼動履歴情報管理テーブル115を参照し、ある物理サーバ123のシステム起動から、次回のシステム起動の間にOSによる致命的障害履歴があるか否かを判定する。OSによる致命的な障害履歴がある場合は、OSが要因のシステム障害としてコンポーネント毎にカウントし、ステップ2312で稼動情報評価テーブル119のOSの連続稼働時間に反映できるように保持する。
一方、OSによる致命的障害履歴が無い場合は、ステップ2309で、現在物理サーバ123に搭載されているハードウェア要因による物理サーバの致命的な障害履歴があるか否かを判定する。この判定は、例えば、ハードウェアの障害発生時に実行されるOSのマシンチェックハンドラなどの関数の実行の有無を稼動履歴情報に残しておくことにより、ハードウェア要因の致命的な障害を正確に把握することが可能である。ハードウェア要因による物理サーバの致命的な障害履歴が存在する場合は、ハードウェア要因のシステム障害としてコンポーネント毎にカウントし、ステップ2312ではハードウェアの稼動情報評価テーブル119の連続稼働時間に反映させる。
システム障害の要因をカウントが終了したら、ステップ2312に移る。ステップ2312では、物理サーバ信頼性算出部108が上記算出したコンポーネント毎の連続稼動時間から、上記(2)式を用いて稼動情報評価を算出し、コンポーネントと稼動情報評価を対応付けて稼動情報評価テーブル119を更新する。
上記処理により構成情報評価テーブル117、障害情報評価テーブル118、稼動情報評価テーブル119にはコンポーネント毎に信頼性を示す評価1202,1303及び1403が設定される。
図24は、仮想化環境信頼性算出部109で行われる処理のフローチャートを示す。この処理は、図23のステップ2308で行われる処理である。仮想化環境信頼性算出部109では、サーバ仮想化部122を有する物理サーバ123のサーバ仮想化部122と仮想サーバ121の信頼性を算出する。
ステップ2401では、仮想化環境信頼性算出部109が稼動履歴情報管理テーブル115を参照して、サーバ仮想化部122の稼動履歴を取得する。
ステップ2402では、仮想化環境信頼性算出部109はサーバ仮想化部122が要因となる障害発生と、物理サーバ123のハードウェアが要因となる障害発生をコンポーネント毎に切り分けてカウントし、稼動情報評価テーブル119に結果を反映できるように保持する。
ステップ2403では、仮想化環境信頼性算出部109が稼動履歴情報管理テーブル115を参照して、ひとつの仮想サーバ121を選択して稼動履歴を取得する。ステップ2404では、仮想化環境信頼性算出部109は、仮想サーバ121が要因となる障害発生と、物理サーバ123のハードウェアが要因となる障害発生をコンポーネント毎に切り分けてカウントし、稼動情報評価テーブル119に結果を反映できるように保持する。
ステップ2405では、仮想化環境信頼性算出部109が、上記ステップ2402、2404でカウントしたコンポーネント毎に障害情報評価テーブル118を更新する。
ステップ2406では、仮想サーバ121及びサーバ仮想化部122の稼動履歴から評価結果を求めて稼動情報評価テーブル119に反映する。ステップ2407では、全仮想サーバ121の評価が完了したかを判定する。完了していない場合は、ステップ2403へ戻り次の仮想サーバ121の信頼性の指標を算出する。
図25は、図24のステップ2404で行われる処理の詳細を示すサブルーチンである。ステップ2501で仮想化環境信頼性算出部109は、稼動履歴情報管理テーブル115を参照して、図24のステップ2403で選択した仮想サーバ121について、前回の起動時から次の起動時までの間にハードウェアまたはサーバ仮想化部122が要因となった障害の有無を判定する。ハードウェアまたはサーバ仮想化部122が要因となった障害がある場合には、サブルーチンを終了して図24のステップ2405へ進む。一方、ハードウェアまたはサーバ仮想化部122が要因となった障害が無い場合には、ステップ2502へ進む。
ステップ2502では、現在着目している仮想サーバ121について、仮想化環境信頼性算出部109は、稼動履歴情報管理テーブル115を参照して、前回の起動時から次の起動時までの間に仮想サーバ121(OS302)が要因となる障害の有無を判定する。仮想サーバ121(OS302)が要因となる障害がない場合にはサブルーチンを終了して図24のステップ2405に進み、当該障害がある場合には、ステップ2503へ進む。
ステップ2503では、仮想サーバ121が要因となる障害の発生数をカウントしてサブルーチンを終了する。
上記処理によりで仮想化環境信頼性算出部109は仮想サーバ121に発生した障害を、ソフトウェアの要因とハードウェアまたはサーバ仮想化部122の要因に区別する。そして、仮想化環境信頼性算出部109は、仮想サーバ121が起因となる障害の発生回数をカウントする。
以上のように、本発明では、管理サーバ101が複数の物理サーバ123の構成情報と稼動情報及び障害情報をそれぞれ収集して、各物理サーバ123の構成情報と稼動情報及び障害情報からコンポーネント毎の信頼性の指標を数値化した算出する。そして、図16に示した信頼性表示画面では物理サーバ123毎の信頼性を示す総合評価1605と、物理サーバ123への業務の割り当て状態1606を出力装置208に出力する。
管理サーバ101の管理者が物理サーバ123に業務を割り当てる際に、信頼性表示画面を参照することで、管理者は、物理サーバ123の空きリソースだけではなく、各物理サーバ123の信頼性の指標に基づいて信頼性を考慮することが可能となる。
また、管理サーバ101が提供する信頼性表示画面は、物理サーバ123の種別や構成情報、稼動するOSやサーバ仮想化部122の情報、過去の稼動情報を分析した結果に基づいて、物理サーバ123の信頼性を可視化することができる。管理者は信頼性表示画面を参照することで、物理サーバ123へ割り当てる業務のSLA(Service Level Agreement)に対応した信頼性を備えたサーバを容易に割り当てることが可能となる。
また、管理サーバ101は、ライフサイクル情報が「破棄」となる条件を満たしたときには、物理サーバ123に情報取得部330を送信して、物理サーバ123を起動させてから情報取得部330により各情報を取得する。そして、管理サーバ101は、ライフサイクル情報が「破棄」となる条件を満たしていないときには、物理サーバ123に予め稼動させた情報取得部330により各情報を取得する。このようにライフサイクル情報を用いることで、管理者が物理サーバ123の運用状態を把握することなく、物理サーバ123の構成情報、障害情報及び稼動情報を自動的に取得することが可能となる。
Claims (9)
- ネットワークを介してサーバに接続された管理サーバを有する計算機システムにおいて、
前記管理サーバは、
前記サーバの構成情報を取得する構成情報取得部と、
前記サーバの障害情報を取得する障害情報取得部と、
前記サーバの稼動情報を取得する稼動情報取得部と、
前記取得した構成情報と、障害情報及び稼動情報から前記サーバの信頼性の指標を演算する信頼性評価部と、
前記サーバの運用状態を示すライフサイクル情報を取得するライフサイクル情報取得部と、を備え、
前記信頼性評価部は、
前記ライフサイクル情報が所定の条件を満たしたときに、前記サーバに情報取得部を送信し、前記情報取得部から前記構成情報と前記障害情報及び前記稼動情報を取得し、
前記ライフサイクル情報が所定の条件を満たしていないときには、予め前記サーバが備えた情報取得部から、前記構成情報と、前記障害情報及び前記稼動情報を取得し、
前記構成情報から前記サーバを構成するコンポーネントを抽出し、前記障害情報から前記コンポーネント毎の障害情報を抽出し、前記稼動情報から前記コンポーネント毎の連続稼動時間を算出し、前記コンポーネント毎の障害情報と前記連続稼動時間から前記サーバのコンポーネント毎の信頼性の指標を演算することを特徴とする計算機システム。 - 請求項1に記載の計算機システムであって、
前記信頼性評価部は、
前記構成情報から前記サーバを構成するハードウェアのコンポーネントを抽出し、前記障害情報から前記ハードウェアのコンポーネント毎の障害情報を抽出し、前記稼動情報から前記ハードウェアのコンポーネント毎の連続稼動時間を演算し、前記ハードウェアのコンポーネント毎の障害情報と前記連続稼動時間から前記サーバの現在のハードウェアのコンポーネントと過去のハードウェアのコンポーネントの信頼性の指標を演算することを特徴とする計算機システム。 - 請求項1に記載の計算機システムであって、
前記信頼性評価部は、
前記構成情報から前記サーバを構成するソフトウェアのコンポーネントを抽出し、前記障害情報から前記ソフトウェアのコンポーネント毎の障害情報を抽出し、前記稼動情報から前記ソフトウェアのコンポーネント毎の連続稼動時間を算出し、前記ソフトウェアのコンポーネント毎の障害情報と前記連続稼動時間から前記サーバの現在のソフトウェアのコンポーネントと過去のソフトウェアのコンポーネントの信頼の指標を算出することを特徴とする計算機システム。 - ネットワークを介してサーバに接続された管理サーバで前記サーバの信頼性を数値化するサーバの信頼性可視化方法において、
前記管理サーバが、前記サーバの構成情報を取得する第1のステップと、
前記管理サーバが、前記サーバの障害情報を取得する第2のステップと、
前記管理サーバが、前記サーバの稼動情報を取得する第3のステップと、
前記管理サーバが、前記取得した構成情報と、障害情報及び稼動情報から前記サーバの信頼性の指標を演算する第4のステップと、
前記管理サーバが、前記サーバの運用状態を示すライフサイクル情報を取得する第5のステップと、を含み、
前記第4のステップは、
前記ライフサイクル情報が所定の条件を満たしたときに、前記サーバに情報取得部を送信し、前記情報取得部から前記構成情報と前記障害情報及び前記稼動情報を取得し、
前記ライフサイクル情報が所定の条件を満たしていないときには、予め前記サーバが備えた情報取得部から、前記構成情報と、前記障害情報及び前記稼動情報を取得し、
前記構成情報から前記サーバを構成するコンポーネントを抽出し、前記障害情報から前記コンポーネント毎の障害情報を抽出し、前記稼動情報から前記コンポーネント毎の連続稼動時間を算出し、前記コンポーネント毎の障害情報と前記連続稼動時間から前記サーバのコンポーネント毎の信頼性の指標を演算することを特徴とするサーバの信頼性可視化方法。 - 請求項4に記載のサーバの信頼性可視化方法であって、
前記第4のステップは、
前記構成情報から前記サーバを構成するハードウェアのコンポーネントを抽出し、前記障害情報から前記ハードウェアのコンポーネント毎の障害情報を抽出し、前記稼動情報から前記ハードウェアのコンポーネント毎の連続稼動時間を演算し、前記ハードウェアのコンポーネント毎の障害情報と前記連続稼動時間から前記サーバの現在のハードウェアのコンポーネントと過去のハードウェアのコンポーネントの信頼性の指標を演算することを特徴とするサーバの信頼性可視化方法。 - 請求項4に記載のサーバの信頼性可視化方法であって、
前記第4のステップは、
前記構成情報から前記サーバを構成するソフトウェアのコンポーネントを抽出し、前記障害情報から前記ソフトウェアのコンポーネント毎の障害情報を抽出し、前記稼動情報から前記ソフトウェアのコンポーネント毎の連続稼動時間を算出し、前記ソフトウェアのコンポーネント毎の障害情報と前記連続稼動時間から前記サーバの現在のソフトウェアのコンポーネントと過去のソフトウェアのコンポーネントの信頼性の指標を算出することを特徴とするサーバの信頼性可視化方法。 - ネットワークを介してサーバに接続された管理サーバにおいて、
前記管理サーバは、
前記サーバの構成情報を取得する構成情報取得部と、
前記サーバの障害情報を取得する障害情報取得部と、
前記サーバの稼動情報を取得する稼動情報取得部と、
前記取得した構成情報と、障害情報及び稼動情報から前記サーバの信頼性の指標を演算する信頼性評価部と、
前記サーバの運用状態を示すライフサイクル情報を取得するライフサイクル情報取得部と、を備え、
前記信頼性評価部は、
前記ライフサイクル情報が所定の条件を満たしたときに、前記サーバに情報取得部を送信し、前記情報取得部から前記構成情報と前記障害情報及び前記稼動情報を取得し、
前記ライフサイクル情報が所定の条件を満たしていないときには、予め前記サーバが備えた情報取得部から、前記構成情報と、前記障害情報及び前記稼動情報を取得し、
前記構成情報から前記サーバを構成するコンポーネントを抽出し、前記障害情報から前記コンポーネント毎の障害情報を抽出し、前記稼動情報から前記コンポーネント毎の連続稼動時間を算出し、前記コンポーネント毎の障害情報と前記連続稼動時間から前記サーバのコンポーネント毎の信頼性の指標を演算することを特徴とする管理サーバ。 - 請求項7に記載の管理サーバであって、
前記信頼性評価部は、
前記構成情報から前記サーバを構成するハードウェアのコンポーネントを抽出し、前記障害情報から前記ハードウェアのコンポーネント毎の障害情報を抽出し、前記稼動情報から前記ハードウェアのコンポーネント毎の連続稼動時間を演算し、前記ハードウェアのコンポーネント毎の障害情報と前記連続稼動時間から前記サーバの現在のハードウェアのコンポーネントと過去のハードウェアのコンポーネントの信頼性の指標を演算することを特徴とする管理サーバ。 - 請求項7に記載の管理サーバであって、
前記信頼性評価部は、
前記構成情報から前記サーバを構成するソフトウェアのコンポーネントを抽出し、前記障害情報から前記ソフトウェアのコンポーネント毎の障害情報を抽出し、前記稼動情報から前記ソフトウェアのコンポーネント毎の連続稼動時間を算出し、前記ソフトウェアのコンポーネント毎の障害情報と前記連続稼動時間から前記サーバの現在のソフトウェアのコンポーネントと過去のソフトウェアのコンポーネントの信頼性の指標を算出することを特徴とする管理サーバ。
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