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JP5477948B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents
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JP5477948B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、体動を補正するための磁気共鳴イメージング装置に関する。
患者の呼吸による体動アーチファクトを低減するために、患者に息止めを指示し、患者が息止めをしている間に撮影を行う場合がある。しかし、この方法では、息止めが困難な患者に対しては十分に体動アーチファクトを低減することができない。そこで、呼吸同期法によって撮影を行う方法が知られている(特許文献1参照)。
特開2009-034485号公報
特許文献1の方法では、体動アーチファクトを低減するために、呼吸が安定しているときにデータを収集している。したがって、呼吸が安定している間にデータを収集した後、再び呼吸が安定するまではデータを収集することができず、撮影時間が長くなるという課題があり、この課題を解決することが望まれている。
本発明の第1の磁気共鳴イメージング装置は、
位相エンコード方向に勾配磁場を印加し、被検体の体動に伴って変形する撮影部位をスキャンして、前記撮影部位の画像を得る磁気共鳴イメージング装置であって、
所定の状態に変形したときの前記撮影部位の画像をn(n=1〜Nの整数)回目の位相エンコードにおける前記撮影部位の画像に変換するための行列の逆行列を算出し、算出した前記逆行列の要素と、前記撮影部位から収集されたk空間のデータとに基づいて、前記所定の状態に変形したときの前記撮影部位の画像を求める手段を有している。
また、本発明の第2の磁気共鳴イメージング装置は、
位相エンコード方向に勾配磁場を印加し、被検体の体動に伴って変形する撮影部位をスキャンして、前記撮影部位の画像を得る磁気共鳴イメージング装置であって、
n(n=1〜Nの整数)回目の位相エンコードにおける前記撮影部位の画像を、所定の状態に変形したときの前記撮影部位の画像に変換するための行列を算出し、算出した前記行列の要素と、前記撮影部位から収集されたk空間のデータとに基づいて、前記所定の状態に変形したときの前記撮影部位の画像を求める手段を有している。
課題を解決するための手段に記載された発明によれば、撮影時間の短縮を図ることが可能となる。
本発明の一形態の磁気共鳴イメージング装置1を示す図である。 受信コイル4が取り付けられた位置を説明する図である。 被検体13からk空間のデータを収集するために使用されるイメージングシーケンスの一例を示す図である。 ナビゲータシーケンスNAVpおよびイメージングシーケンスPSをどのように実行するかについて説明する図である。 撮影部位がどのように変形するかを説明する図である。 撮影部位の画像として実際に求めたい画像と、n回目の位相エンコードにおける撮影部位の画像とを示す図である。 MRI装置1の処理フローの一例を示す図である。 オペレータ12が設定したスライスK1〜Knを示す図である。 体動補正された画像を得るまでの手順を示す図である。
以下、発明の実施するための形態について説明するが、発明を実施するための形態は、以下の形態に限定されることはない。
図1は、本発明の一形態の磁気共鳴イメージング装置1を示す図である。
磁気共鳴イメージング(MRI(Magnetic Resonance Imaging))装置1は、磁場発生装置2と、テーブル3と、受信コイル4などを有している。
磁場発生装置2は、被検体13が収容されるボア21と、超伝導コイル22と、勾配コイル23と、送信コイル24とを有している。超伝導コイル22は静磁場B0を印加し、勾配コイル23は、周波数エンコード方向、位相エンコード方向、およびスライス選択方向に勾配磁場を印加する。また、送信コイル24はRFパルスを送信する。尚、本形態では、超伝導コイル22が用いられているが、超伝導コイル22の代わりに、永久磁石を用いてもよい。
テーブル3は、被検体13を搬送するためのクレードル31を有している。クレードル31によって、被検体13はボア21に搬送される。
受信コイル4は、被検体13に取り付けられている。
図2は、受信コイル4が取り付けられた位置を説明する図である。
本形態における撮影部位は、肝臓13aとその周辺部位である。したがって、受信コイル4は肝臓13aに近い位置に取り付けられている。図2では、最も収縮した状態の肝臓13aは実線で示されており、最も伸長した状態の肝臓13aは破線で示されている。肝臓13aが最も収縮した場合は、肝臓13aのエッジ13bは最下位点E1に位置し、肝臓13aが最も伸長した場合は、肝臓13aのエッジは最上位点E2に位置する。
受信コイル4は、撮影部位からの磁気共鳴信号を受信する。
MRI装置1は、更に、シーケンサ5、送信器6、勾配磁場電源7、受信器8、中央処理装置9、入力装置10、および表示装置11を有している。
シーケンサ5は、中央処理装置9の制御を受けて、肝臓13aの変位量を求めるためのナビゲータシーケンスや、被検体13からk空間のデータを収集するためのイメージングシーケンスを実行するための情報を送信器6および勾配磁場電源7に送る。具体的には、シーケンサ5は、中央処理装置9の制御を受けて、ナビゲータシーケンスおよびイメージングシーケンスのRFパルスの情報(中心周波数、バンド幅など)を送信器6に送り、勾配磁場の情報(勾配磁場の強度など)を勾配磁場電源7に送る。
送信器6は、シーケンサ5から送られた情報に基づいて、RFコイル24を駆動する駆動信号を出力する。
勾配磁場電源7は、シーケンサ5から送られた情報に基づいて、勾配コイル23を駆動する駆動信号を出力する。
受信器8は、受信コイル4で受信された磁気共鳴信号を信号処理し、中央処理装置9に伝送する。
中央処理装置9は、シーケンサ5および表示装置11に必要な情報を伝送したり、受信器8から受け取った信号に基づいて画像を再構成するなど、MRI装置1の各種の動作を実現するように、MRI装置1の各部の動作を総括する。中央処理装置9は、例えばコンピュータ(computer)によって構成される。中央処理装置9は、本発明における画像を求める手段の一例であり、所定のプログラムを実行することにより、この手段として機能する。
入力装置10は、オペレータ12の操作に応答して種々の命令を中央処理装置9に入力する。表示装置11は種々の情報を表示する。
磁気共鳴イメージング装置1は、上記のように構成されている。
次に、被検体13からk空間のデータを収集するために使用されるイメージングシーケンスについて説明する。
図3は、被検体13からk空間のデータを収集するために使用されるイメージングシーケンスの一例を示す図である。
本形態では、イメージングシーケンスPSは、グラディエントエコー系のシーケンスである。ただし、イメージングシーケンスPSは、スピンエコー系など、別のシーケンスを用いてもよい。イメージングシーケンスPSの位相エンコードの方向は、例えば、被検体の左右方向である。また、位相エンコードのステップ数Nは、例えば、N=128である。
本形態では、イメージングシーケンスPSの他に、肝臓13bの変位量を計測するためのナビゲータシーケンスを実行することによって、被検体13の撮影を行っている。次に、MRI装置1が、ナビゲータシーケンスおよびイメージングシーケンスPSをどのように実行するかについて説明する。
図4は、ナビゲータシーケンスNAVpおよびイメージングシーケンスPSをどのように実行するかについて説明する図である。
図4(a)は、肝臓13aのエッジの動きを示す図、図4(b)は、ナビゲータシーケンスNAVpとイメージングシーケンスPSとの実行順序を示す図、図4(c)は、イメージングシーケンスPSを実行することにより得られたk空間のデータS(t,n)を概略的に示す図である。
被検体13の呼吸動作によって肝臓13aは変形する。このとき、肝臓13aのエッジ13b(図2参照)は、最下位点E1と最上位点E2との間で変位する。ナビゲータシーケンスNAVp(p=1〜Nの整数)は、肝臓13aのエッジ13bの位置を検出することによって肝臓13aの変位量を求めるためのシーケンスであり、例えば、ペンシルビーム励起を用いたシーケンスである。ナビゲータシーケンスNAVpの後に、肝臓13aを含む撮影部位からk空間のデータを収集するためのイメージングシーケンスPSが実行される。図4(a)には、イメージングシーケンスPSが実行されているときの肝臓の形状が概略的に示されている。本形態では、ナビゲータシーケンスNAVpを実行した後、n回目(n=1〜Nの整数)の位相エンコードのイメージングシーケンスPSが実行される。n回目の位相エンコードのイメージングシーケンスPSを実行することによって、k空間のn番目のラインのデータS(t,n)が収集される(図4(c)参照)。例えば、1回目の位相エンコードのイメージングシーケンスPSを実行することによって、k空間の1番目のラインのデータS(1,1)〜S(T,1)が収集され、N回目の位相エンコードのイメージングシーケンスPSを実行することによって、k空間のN番目のラインのデータS(1,N)〜S(T,N)が収集される。図4(b)には、1回目、2回目、3回目、4回目、およびN回目の位相エンコードのイメージングシーケンスPSが示されている。
本形態によれば、呼吸同期を行わなくても、体動アーチファクトが低減された撮影部位のMR画像を取得することができる。以下に、この理由について説明する。尚、本形態では、撮影部位は、以下のように変形すると仮定する(図5参照)。
図5は、撮影部位がどのように変形するかを説明する図である。
本形態では、撮影部位の変形について、以下の仮定(A)〜(C)をしている。
(A)撮影部位は、x方向にのみ変位する。
(B)撮影部位の下端LLおよび上端LUは変位しない。
(C)撮影部位の変位量は、肝臓13aのエッジ13bを横切るラインLMが一番大きく、ラインLMから、撮影部位の下端LL(又は上端LU)に近づくにつれて、変位量が次第に小さくなる。
次に、撮影部位の画像として実際に求めたい画像と、n回目の位相エンコードにおける撮影部位の画像について、図6を参照しながら説明する。
図6は、撮影部位の画像として実際に求めたい画像と、n回目の位相エンコードにおける撮影部位の画像とを示す図である。
図6の右側には、撮影部位の画像として実際に求めたい画像Fが示されている。一方、図6の左側には、n回目の位相エンコードにおける撮影部位の画像Gnが示されている。
画像Fを画像Gnに変換する行列を、Nx×Nxの行列Anとすると、画像Fと画像Gとの関係は、以下の式で表すことができる。
ここで、gn(x′,y):画像Gnの座標(x′,y)におけるピクセル
f(x,y):画像Fの座標(x,y)におけるピクセル
An(x′,x):行列Anの要素。
式(1)のgn(x′,y)をフーリエ変換すると、n回目の位相エンコードが実行された時点における撮影部位のk空間のデータS(t,n)が得られる(式(2)参照)。
式(2)に、式(1)を代入すると、以下の式が得られる。
式(3)から、以下の式(4)が得られる。
式(4)において、S(t,n)は、k空間のデータであるので、被検体13から磁気共鳴信号を収集すれば知ることができる値である。したがって、逆行列An−1の要素An−1(x;x′)を求めることができれば、求めたい画像Fの各ピクセルf(x,y)を算出することができる。以下に、逆行列An−1の要素An−1(x;x′)を算出する手順について、図6を参照しながら説明する。
画像Fでは、肝臓13aのエッジ13bは、x=xに位置する。しかし、肝臓13aはx方向に伸縮するので、n回目の位相エンコードにおける撮影部位の画像Gnでは、肝臓13aのエッジ13bは、x′=x′の位置に変位する。この場合、肝臓13aのエッジ13bの変位量Δxは以下の式(5)で表される。
Δx=x′−x ・・・(5)
本形態では、ナビゲータシーケンスNAVp(図4参照)を実行しているので、x′およびxの値を算出することができる。したがって、式(5)のΔxを算出することができる。
また、肝臓13aのエッジ13bとは異なる位置13cは、画像Fではx=xに位置するが、n回目の位相エンコードにおける撮影部位の画像Gnでは、x′=x′の位置に変位する。この場合、肝臓13aの別の位置13cの変位量Δxは以下の式(6)で表される。
Δx=x′−x ・・・(6)
ただし、本形態では、撮影部位の変位量は、肝臓13aのエッジ13bから、撮影部位の下端LL(又は上端LU)に近づくにつれて、次第に小さくなると仮定している(仮定(C)参照)。したがって、式(6)は、式(5)のΔxを用いて、以下の式で表すことができる。
Δx=Δx・(x/x) ・・・(7)
つまり、Δxの値が分かれば、肝臓13aのエッジ13bとは異なる位置13cであっても、変位量Δxを算出することができる。したがって、ナビゲータシーケンスNAVpにより得られたΔxに基づいて、画像Gnの各ピクセルgn(x′,y)と、画像Fの各ピクセルf(x,y)との関係を知ることができるので、式(1)の行列Anの要素An(x′,x)を算出することができる。行列Anの要素An(x′,x)を算出することができれば、逆行列An−1の要素An−1(x;x′)を計算することができるので、式(4)に基づいて、画像Fの各ピクセルf(x,y)を算出することができる。
式(4)では、逆行列An−1の要素An−1(x;x′)によって、n回目の位相エンコードで取得したk空間のデータS(t,n)を体動補正することができる。したがって、k空間のデータを収集するときに、体動が小さくなるタイミングを待つ必要がなく、撮影時間の短縮を図ることができる。
次に、MRI装置1の処理フローについて説明する。
図7は、MRI装置1の処理フローの一例を示す図である。
ステップS1では、オペレータ12は、入力装置10(図1参照)を操作して、スライスを設定する。
図8は、オペレータ12が設定したスライスK1〜Knを示す図である。
図8では、スライスK1〜Knはサジタル断面であるが、他の断面(コロナル断面、アキシャル断面、オブリーク断面など)であってもよい。スライスK1〜Knを設定した後、ステップS2に進む。
ステップS2では、オペレータ12は、撮影命令を入力する。撮影命令が入力されると、シーケンサ5(図1参照)は、中央処理装置9の制御を受けて、ナビゲータシーケンスNAVpおよびイメージングシーケンスPS(図4参照)を実行するための情報(RFパルスの情報、勾配磁場の情報)を送信器6および勾配磁場電源7に送る。これによって、被検体13から磁気共鳴信号が発生する。磁気共鳴信号は、受信コイル4で受信され、受信器8に伝送される。このようにして、被検体13からk空間のデータS(t,n)が収集される。k空間のデータS(t,n)を収集した後、ステップS3進む。
ステップS3では、中央処理装置9は、収集されたk空間のデータS(t,n)を逆フーリエ変換することにより、画像を再構成し、再構成画像を表示装置11に表示する。
図9(a)は、表示装置11に表示された再構成画像Xを示す図である。
再構成画像Xは、後述するステップS4において、逆行列An−1の要素An−1(x;x′)を用いて補正される。しかし、筋肉や骨などの組織は、呼吸による体動はほとんど生じないので、逆行列An−1の要素An−1(x;x′)による補正をしない方が好ましい。そこで、本形態では、オペレータ12は、ステップS3において、再構成画像Xを、呼吸により動く領域の画像と、呼吸による動きが実質的に無視できる領域(以下、「動かない領域」と呼ぶ)の画像とに分ける。オペレータ12は、入力装置10から必要な情報を入力し、再構成画像Xを、動く領域の画像と、動かない領域の画像とに分ける。
図9(b)は動く領域の画像Xm、図9(c)は、動かない領域の画像Xnonを示す。
本形態では、オペレータ12が手動で再構成画像Xの上に数点のランドマークを置き、これらのランドマークを基準にして、動く領域の画像Xmと動かない領域の画像Xnonとに分けている。しかし、自動で分離してもよい。
再構成画像Xを、動く領域の画像Xmと、動かない領域の画像Xnonとに分けた後、ステップS4に進む。
ステップS4では、中央処理装置9は、動く領域の画像Xmをフーリエ変換する。動く領域の画像Xmをフーリエ変換することによって、動く領域に関するk空間のデータS(t,n)が得られる。S(t,n)を求めた後、ステップS5に進む。
ステップS5では、中央処理装置9は、図6を参照しながら説明した手順に従って、逆行列An−1の要素An−1(x;x′)を算出し、算出した逆行列An−1の要素An−1(x;x′)と、ステップS4で求めた動く領域に関するk空間のデータS(t,n)とを、式(4)に代入する。これにより、動く領域の画像Xmは体動補正される。体動補正した後、ステップS6に進む。
ステップS6では、体動補正された後の動く領域の画像Xmと、動かない領域の画像Xnonとを結合する。これにより、体動アーチファクトが低減されたMR画像(図9(d)参照)を作成することができる。
本形態では、k空間のデータを収集するときに、撮影部位の体動が小さくなるのを待たなくてもスキャンをすることができるので、撮影時間の短縮を図ることができる。
また、補正前の再構成画像Xを、動く領域の画像Xmと動かない領域の画像Xnonに分け、動く領域の画像Xmのみを逆行列An−1の要素An−1(x;x′)により補正している。したがって、より高品質なMR画像を得ることができる。
尚、本形態では、逆行列An−1の要素An−1(x;x′)の値は、スライスK1〜Knの断面位置に関わらず同じ値を採用しているが、肝臓13aのエッジ13bの位置は、スライスK1〜Knごとに異なるので、逆行列An−1の要素An−1(x;x′)は、スライスごとに別個に決定してもよい。しかし、逆行列An−1の要素An−1(x;x′)をスライスごとに別個に決定する場合、スライスK1〜Knごとに、肝臓13aのエッジ13bの位置を決める必要がある。スライスK1〜Knごとに、肝臓131aのエッジ13bの位置を決める方法としては、表示装置11に、スライスK1〜Knごとの体動補正前の再構成画像Xを表示させ、オペレータ12が肝臓13aのエッジ13bの位置をスライスごとに手動で決定する方法などが考えられる。
本形態では、再構成画像Xを、動く領域の画像Xmと動かない領域の画像Xnonとに分けている。しかし、再構成画像Xの全体に渡って無視できない体動が発生する場合は、動く領域の画像Xmと動かない領域の画像Xnonとに分けずに、再構成画像Xの全体を動く領域として、f(x,y)を求めればよい。
本形態では、ナビゲータシーケンスNAVpを実行してから、次のナビゲータシーケンスNAVp+1を実行するまでの間に、1回の位相エンコードしか実行されていない(図4(b)参照)。しかし、ナビゲータシーケンスNAVpを実行してから、次のナビゲータシーケンスNAVpを実行するまでの間に、複数回の位相エンコードを実行してもよい。
本形態では、肝臓13aのエッジ13bの変位量は、ナビゲータエコー法で算出しているが、ナビゲータエコー法の代わりに、ベローズを用いて肝臓13aのエッジ13bの変位量を算出してもよい。
本形態では、肝臓13aのエッジ13bの変位量に基づいて、逆行列An−1の要素An−1(x;x′)を算出している。しかし、肝臓13aのエッジ13b以外の部分の変位量に基づいて、逆行列An−1の要素An−1(x;x′)を算出してもよい。
本形態では、ナビゲータエコーは、被検体の撮影部位の内側から収集されている。しかし、体動アーチファクトが十分に低減された画像を得ることができるのであれば、ナビゲータエコーは、撮影部位の外側に存在する部位から収集してもよい。
また、本形態では、呼吸同期を行わずに、ナビゲータシーケンスNAVpおよびイメージングシーケンスPSを実行している。しかし、呼吸同期を行い、被検体の呼吸による体動が大きいときにイメージングシーケンスPSが実行された場合は、収集されたデータを廃棄し、データの取り直しが実行されるようにしてもよい。
更に、本形態では、変形する部位として肝臓13aを撮影する例について説明されている。しかし、心臓などの他の部位を撮影する場合にも適用することができる。
尚、本形態では、f(x,y)を算出するために、画像Fを画像Gnに変換する行列An(図6参照)を規定している。しかし、行列Anとは逆に、画像Gnを画像Fに変換する行列Bnを用いてもよい。行列Bnを用いると、画像Fと画像Gとの関係は、以下の式で表すことができる。
ただし、Bn(x,x′):行列Bnの要素。
行列Bnの要素Bn(x,x′)も、肝臓13aのエッジ13bの変位量Δxが分かれば算出することができる。したがって、行列Anの代わりにBnを用いても、画像Fを得ることができる。
1 MRI装置
2 磁場発生装置
3 テーブル
4 受信コイル
5 シーケンサ
6 送信器
7 勾配磁場電源
8 受信器
9 中央処理装置
10 入力装置
11 表示装置
12 オペレータ
13 被検体
13a 肝臓
13b エッジ
21 ボア
22 超伝導コイル
23 勾配コイル
24 送信コイル
31 クレードル

Claims (10)

  1. 位相エンコード方向に勾配磁場を印加し、被検体の体動に伴って変形する撮影部位をスキャンして、前記撮影部位の画像を得る磁気共鳴イメージング装置であって、
    所定の状態に変形したときの前記撮影部位の画像をn(n=1〜Nの整数)回目の位相エンコードにおける前記撮影部位の画像に変換するための行列の逆行列を算出し、算出した前記逆行列の要素と、前記撮影部位から収集されたk空間のデータとに基づいて、前記所定の状態に変形したときの前記撮影部位の画像を求める手段を有する、磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記画像を求める手段は、
    前記撮影部位から収集されたk空間のデータをフーリエ逆変換することにより画像を再構成する再構成手段と、
    前記再構成手段により得られた再構成画像を、動く領域の画像と動かない領域の画像とに分離する分離手段と、
    前記動く領域の画像を体動補正する体動補正手段と、
    体動補正された後の前記動く領域の画像と、前記動かない領域の画像とを結合する結合手段と、
    を有する請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記画像を求める手段は、
    前記撮影部位の所定の位置の変位量を算出する変位量算出手段と、
    前記変位量算出手段が算出した変位量に基づいて、前記逆行列の要素を算出する逆行列要素算出手段と、
    を有する、請求項1又は2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記逆行列要素算出手段は、前記撮影部位に設定されたスライスごとに前記逆行列の要素を算出する、請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記変位量算出手段は、
    前記被検体から収集されたナビゲータエコーに基づいて、前記所定の位置の変位量を算出する、請求項3又は4に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記ナビゲータエコーを収集するためのナビゲータシーケンスと、前記撮影部位からk空間のデータを収集するためのイメージングシーケンスとを実行する、請求項5に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記所定の位置は、肝臓のエッジである、請求項3〜6のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 位相エンコード方向に勾配磁場を印加し、被検体の体動に伴って変形する撮影部位をスキャンして、前記撮影部位の画像を得る磁気共鳴イメージング装置であって、
    n(n=1〜Nの整数)回目の位相エンコードにおける前記撮影部位の画像を、所定の状態に変形したときの前記撮影部位の画像に変換するための行列を算出し、算出した前記行列の要素と、前記撮影部位から収集されたk空間のデータとに基づいて、前記所定の状態に変形したときの前記撮影部位の画像を求める手段を有する、磁気共鳴イメージング装置。
  9. 位相エンコード方向に勾配磁場を印加し、被検体の体動に伴って変形する撮影部位をスキャンして、前記撮影部位の画像を得る磁気共鳴イメージング装置の体動補正方法であって、
    所定の状態に変形したときの前記撮影部位の画像をn(n=1〜Nの整数)回目の位相エンコードにおける前記撮影部位の画像に変換するための行列の逆行列を算出し、算出した前記逆行列の要素と、前記撮影部位から収集されたk空間のデータとに基づいて、前記所定の状態に変形したときの前記撮影部位の画像を求めるステップを有する、体動補正方法。
  10. 位相エンコード方向に勾配磁場を印加し、被検体の体動に伴って変形する撮影部位をスキャンして、前記撮影部位の画像を得る磁気共鳴イメージング装置の体動補正方法であって、
    n(n=1〜Nの整数)回目の位相エンコードにおける前記撮影部位の画像を、所定の状態に変形したときの前記撮影部位の画像に変換するための行列を算出し、算出した前記行列の要素と、前記撮影部位から収集されたk空間のデータとに基づいて、前記所定の状態に変形したときの前記撮影部位の画像を求めるステップを有する、体動補正方法。
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