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JP5486466B2 - 遊技機 - Google Patents
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JP5486466B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、待機位置と作動位置とを往復移動する可動体を有する可動演出装置を備えた遊技機に関するものである。
例えば、遊技機の代表例の一つであるパチンコ機は、機内にセットされる遊技盤の盤面にパチンコ球が打出される遊技領域が画成されている。遊技盤の後側には、箱状部材が配設され、該箱状部材に、各種図柄を変動表示して図柄変動演出を行う液晶式やドラム式等の図柄表示装置が配設される。また、図柄表示装置の下方位置に、図柄表示装置での図柄変動演出を開始させる契機となる始動入賞装置が配設されている。そして、前記遊技領域を流下するパチンコ球が、前記始動入賞装置に設けた始動口に入賞することで、図柄表示装置での図柄変動演出を開始させると共に、パチンコ球を賞球として払出すよう構成されている。
また、前記箱状部材には、所定の演出動作を行う可動体を備えた可動演出装置が配設され、該可動体を前記図柄表示装置で行なわれる遊技演出に合わせて作動させることにより、視覚的な演出効果を向上させるようになっている。例えば、特許文献1のパチンコ機では、可動演出装置の装置本体に対し可動体を上下方向に往復移動可能に配設し、遊技演出に合わせて可動体が上方の待機位置から下方の作動位置へ移動することで、遊技の興趣向上が図られている。
ここで、特許文献1の可動演出装置では、可動体が待機位置に到来すると駆動モータが停止して、可動体を待機位置で停止させるようになっている。ところが、作動機構等の誤差によって可動体が待機位置で正確に停止しなかったり、遊技時の振動等によって可動体が待機位置から下方へ離間してしまうことがある。そこで、特許文献1では、可動体に磁石を配設すると共に、該磁石が磁着可能な金属板(強磁性体)を装置本体側に配設し、可動体が待機位置に到来したときに磁石が金属板に磁着することで、可動体が待機位置に確実に保持されるようになっている。
特開2009−112658号公報
ところで、従来では、可動体を待機位置に保持するための磁石は、ネジにより可動体にネジ止めされるのが一般的である。しかしながら、このようなネジによる固定方法では、可動体が作動して磁石が金属板から離間する際、磁石のネジとの固定部分に局所的な負荷が付与されてしまう。このため、磁石の劣化が早まって、該磁石に亀裂が生じたり、磁石が破損したりすることがあった。
すなわち、本発明は、従来技術に係る遊技機に内在する前記問題に鑑み、これらを解決するべく提案されたものであって、可動体の作動時における第1磁着部材への負荷を分散させて、該第1磁着部材の劣化を抑制し得る遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明に係る遊技機は、
動作により演出を行う可動演出装置(72)を備えた遊技機において、
前記可動演出装置(72)は、
装置本体(78)と、
前記装置本体(78)に配設され、待機位置と作動位置との間を往復移動するよう構成された可動体(80)と、
前記可動体(80)に配設された第1磁着部材(82)と、
前記可動体(80)に設けられた押圧部(84)と、
前記装置本体(78)に配設され、前記可動体(80)が待機位置に位置する状態で前記第1磁着部材(82)と磁着する第2磁着部材(86)とを備え、
前記押圧部(84)は、前記可動体(80)が待機位置から作動位置へ移動する移動開始方向に交差する方向に延在する板状に構成され、
前記第1磁着部材(82)は、
前記第2磁着部材(86)に磁着して、前記可動体(80)を待機位置に保持する磁着部(168)と、
前記押圧部(84)に面接触して、前記可動体(80)が待機位置から作動位置に移動する際に押圧部(84)に押圧される被押圧部(170)とを備え、
前記磁着部(168)および被押圧部(170)が前記移動開始方向に離間するよう形成されて、該磁着部(168)および被押圧部(170)の間に前記押圧部(84)が挿入された状態で可動体(80)に配設され、
前記磁着部(168)および被押圧部(170)の離間距離は、前記押圧部(84)の厚みより大きく設定されて、前記第1磁着部材(82)が押圧部(84)に対し姿勢変化可能に構成されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第1磁着部材は、面接触した押圧部により被押圧部が押圧される構成としたので、第1磁着部材に負荷が分散して付与されて、該第1磁着部材の劣化を抑制することが可能となる。そして、磁着部および被押圧部の離間距離を押圧部の厚みより大きくしたので、磁着部および被押圧部の間の空間に隙間が生じ、第1磁着部材が押圧部に対し姿勢変化することが可能となる。これにより、可動体が待機位置から作動位置に移動する際に、第1磁着部材が姿勢変化することで該第1磁着部材が第2磁着部材からスムーズに離間することが可能となり、演出時に可動体が待機位置から移動不能となると云った事態を抑制し得る。また、第1磁着部材が第2磁着部材から離間し易くなるので、可動体を作動させる駆動手段への負荷が少なくって、該駆動手段の劣化を抑制することが可能となる。
請求項に係る遊技機では、前記磁着部(168)は、前記第2磁着部材(86)に磁着した状態で、該第2磁着部材(86)における磁着部(168)側の面から外方に突出するよう構成した。
請求項の発明によれば、磁着部は、第2磁着部材における磁着部側の面から外方に突出するよう構成したので、第1磁着部材が第2磁着部材から容易に離間させることが可能となる。
請求項に係る遊技機では、前記可動体(80)に、基板(138)および該基板(138)を後方から覆う保護板部(140)が配設され、前記磁着部(168)および被押圧部(170)の間に押圧部(84)を挿入させた前記第1磁着部材(82)に対し保護板部(140)が後方から当接することで、該第1磁着部材(82)が可動体(80)に取付けられる。
請求項の発明によれば、基板を覆う保護板部を利用して第1磁着部材を可動体に取付けるようにしたので、固定手段を用いることなく第1磁着部材を可動体に容易に取付けることが可能となる。また、可動体を固定する固定手段が必要でなく、部品点数が少なくなって製品コストを抑制し得る。
請求項に係る遊技機では、前記第1磁着部材(82)は、強磁性体であり、前記第2磁着部材(86)は、磁石である。
請求項の発明によれば、可動体と共に移動する第1磁着部材を強磁性体としたので、第1磁着部材を磁石とした場合のように、磁石が移動することで磁界が変化して、遊技機を構成する電気部品や遊技球に悪影響を与えるのを防止し得る。
本発明に係る遊技機によれば、第1磁着部材への負荷を分散させて、該第1磁着部材が劣化するのを抑制し得る。
本発明の実施例に係るパチンコ機の正面図である。 実施例に係る遊技盤を示す正面図である。 実施例に係る箱状部材を示す正面図である。 実施例に係る装置本体を前側から見た分解斜視図である。 実施例に係る可動体を後側から見た分解斜視図である。 実施例に係る装飾部材および前カバーを取外した状態の可動演出装置を示す正面図であって、可動体が待機位置にある状態を示す。 実施例に係る前カバーを取外した状態の可動演出装置を示す正面図であって、可動体が作動位置にある状態を示す。 実施例に係る可動演出装置を図3のA−A線で切断した縦断面図である。 実施例に係る金属部材を押圧部に取付ける様子を後方から見た拡大斜視図である。 金属部材および磁石部材が磁着した状態の可動演出装置を拡大して示す背面図である。 実施例に係る保護板部を取外した状態で示す可動演出装置の背面図である。 変更例に係る金属部材の被押圧部を拡大して示す縦断面図である。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行うパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、図1に示すようにパチンコ機10を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。但し、部材を後側から見た状態で示す図面を参照する場合には、当該参照した図面を基準として「右」、「左」を指称する場合がある。
実施例に係るパチンコ機10は、図1〜図3に示すように、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠12の開口前面側に、遊技盤14が着脱可能に保持される本体枠としての中枠16が開閉および着脱可能に組み付けられる。遊技盤14の裏側に対しては、各種図柄を変動表示可能な図柄表示装置18が配設された箱状部材20が着脱自在に設けられる。また、前記中枠16の前面側には、前記遊技盤14を透視保護するガラス板を備えた装飾枠としての前枠22が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠22の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿24が開閉可能に組み付けられる。なお、前記中枠16には、操作ハンドル34が設置され、遊技者が操作ハンドル34を回動操作することで、図示しない打球発射装置がパチンコ球を発射するようになっている。また、前記前枠22の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿26が一体的に組み付けられており、前枠22の開閉に合わせて上球受け皿26も一体的に開閉するよう構成される。
図2に示すように、実施例の遊技盤14は、盤面に配設されたレール部材48によりパチンコ球が流下可能な遊技領域50が画成された略矩形状のベニヤ板で構成されている。前記遊技盤14の中央部に設けた貫通口(図示せず)には、前記図柄表示装置18の表示部18aが臨む図柄表示用開口部51が開設された枠状装飾部材52が配設されると共に、該枠状装飾部材52の下方位置に、パチンコ球が入賞可能な始動口54,56を備えた始動入賞装置58が配設されている。前記始動入賞装置58には、上下の関係で始動口54,56が設けられており、上部始動口54または下部始動口56にパチンコ球が入賞することで、図柄表示装置18での図柄変動演出が開始されるよう構成される。この図柄変動演出の結果、前記図柄表示装置18に特定の図柄組合わせ(例えば、同一図柄の三つ揃え)が表示されることで遊技者に有利な大当り(特別遊技)が発生するよう構成されている。前記遊技盤14における始動入賞装置58の下方位置には、大当り発生時に特別入賞口60を開放してパチンコ球の入賞を許容する特別入賞装置62が配設され、該特別入賞口60にパチンコ球が入賞することで、球払出装置(図示せず)から前記上球受け皿26に賞球が払出されるようになっている。
前記箱状部材20は、図3に示すように、前記遊技盤14に対向する略矩形状の対向面部64と、該対向面部64の周縁部から前方に延出する外周壁部66とから前方に開放する箱状に形成されている。外周壁部66の前端部には、箱状部材20の開口外側へ延出する設置固定部68が複数形成されている。そして、外周壁部66の前端部および設置固定部68を遊技盤14の後面に当接した状態で、各設置固定部68を遊技盤14にネジ止めすることで、箱状部材20が遊技盤14に着脱自在に取付けられる。箱状部材20を遊技盤14に取付けた状態では、該遊技盤14および箱状部材20の間に所要の空間(以下、設置空間Tという)が画成される(図1,図2参照)。前記対向面部64には、上下および左右幅の大部分が開口する矩形状の表示開口部70が設けられると共に、対向面部64の後面には、表示開口部70を覆うように前記図柄表示装置18が着脱自在に配設されている。また、箱状部材20には、遊技状態に合わせて発光演出および可動演出を行う可動演出装置72が、前記対向面部64における表示開口部70の左側全体を前側から覆うように配設されている。更に、箱状部材20の対向面部64における表示開口部70の右側および下側には、右部演出装置74および下部演出装置76が配設されている。これら可動演出装置72、右部演出装置74および下部演出装置76は、箱状部材20を遊技盤14に取付けた状態で、前記設置空間Tに収容されるようになっている。
〔可動演出装置について〕
図4,図5に示すように、前記可動演出装置72は、前記箱状部材20の対向面部64に取付けられる装置本体78と、該装置本体78に配設され、上方の待機位置(図2の実線参照)と下方の作動位置(図2の2点鎖線参照)との間を上下方向に往復移動するよう構成された可動体80と、該可動体80に配設された金属部材(第1磁着部材,強磁性体)82と、該可動体80に設けられ、金属部材82が設置される押圧部84と、装置本体78に配設され、可動体80が待機位置に位置する状態で金属部材82と磁着する磁石部材(第2磁着部材,磁石)86とから基本的に構成される。
〔装置本体について〕
図4に示すように、前記装置本体78は、前方が開放する箱状に形成された収容ケース体88と、該ケース体88の前方開口を閉塞するように配設される前カバー体89とから構成される。前記収容ケース体88は、上下方向に延在して前記対向面部64に取着される取着面部90と、該取着面部90の周縁部から前方へ延出するケース体壁部92とから構成されている。前記取着面部90の上部には、右側へ水平に突出する突出面部94が形成されており、該突出面部94の周縁部から前方へ突出壁部96が延出している。右側のケース体壁部92には、上下方向の略中央位置から前記突出面部94に至る領域にかけて切欠部98が形成され、該切欠部98を介して収容ケース体88の内部空間と外部とが連通している。また、前記取着面部90には、収容ケース体88の内部空間を左右に2分する仕切壁100が上下方向に延在するよう形成されている。
図6,図7に示すように、前記収容ケース体88における仕切壁100の右側の空間(以下、右側空間U1という)には、金属製の案内レール102が上下方向に延在するよう配設されており、該案内レール102に同じく金属製のスライド部材104がスライド自在に配設されている。前記収容ケース体88における仕切壁100の左側の空間(以下、左側空間U2という)には、可動体80を駆動させる駆動モータ106が取付部材108を介して配設されている。前記仕切壁100における駆動モータ106に対応する箇所には、モータ用切欠部110が形成されており、駆動モータ106から右方へ突出する駆動軸106aが、モータ用切欠部110を介して右側空間U1に延出している。駆動モータ106の駆動軸106aの端部には、駆動ギヤ112が設けられ、駆動モータ106が駆動することで、駆動ギヤ112が右側空間U1において正逆方向に回転するようになっている。図7に示すように、前記取着面部90における右側空間U1の上部には、上フック部114が形成されており、該上フック部114に弾性部材116の上端が係止されている。また、前記取着面部90における左上隅部には、前記可動体80の原位置(待機位置)を検知する原位置検知スイッチ118が設けられている。この原位置検知スイッチ118は、前後方向に離間する一対の検知片118a,118aを備え、両検知片118a,118aの間に可動体80に設けられた被検知片144(後述)が臨むことで、可動体80の原位置を検知するようになっている。
図6に示すように、下側の突出壁部96における上面には、前方に開放すると共に直方体状の保持空間Vが内部画成された磁石設置部120が形成されている。この磁石設置部120の保持空間Vには、前記磁石部材86が前側から挿入されて、該磁石部材86が保持されるようになっている。磁石設置部120の上部には、前方および上下方向に開放する凹状部120aが形成されており、前記磁石部材86を保持空間Vに出し入れする際に、凹状部120aを介して作業者が磁石部材86を摘み得るようになっている。
前記前カバー体89は、前記取着面部90および突出面部94に略整合するL字状に形成されており、前記切欠部98に対応する部位を除く前カバー体89の周縁部が前記ケース体壁部92および突出壁部96の前端縁に当接した状態で、前カバー体89が収容ケース体88にネジ止めされている。また、図8に示すように、前カバー体89における下側の突出壁部96に対応する縁部には、押さえ板部122が形成されており、前カバー体89を収容ケース体88に取付けた状態で、押さえ板部122が前記磁石設置部120の前端部に当接して、該磁石設置部120の前方開口を閉塞するようになっている。前カバー体89の前面下部には、矩形状の基板設置部124が形成されており、図3に示すように、パチンコ機10に設けた制御装置(図示せず)に電気的に接続する外部中継基板126が基板設置部124に配設されている。この外部中継基板126に対しては、配線106Xを介して前記駆動モータ106が接続されており、該駆動モータ106は、制御装置からの制御信号に基づいて駆動制御されるようになっている。また、外部中継基板126には、配線118Xを介して前記原位置検知スイッチ118が接続されており、原位置検知スイッチ118で検知された信号は、外部中継基板126を介して制御装置に送信される。そして、原位置検知スイッチ118からの信号を受けた制御装置は、前記駆動モータ106の駆動を停止制御して、可動体80を待機位置で停止させるようになっている。
〔磁石部材について〕
前記磁石部材86は、直方体状に形成された永久磁石であって、前記磁石設置部120の保持空間Vに嵌合し得る寸法に設定される。また、磁石部材86は、図8に示すように、保持空間Vに挿入した状態で、該磁石部材86の前端面が磁石設置部120の前端部と略同一面上に位置するようになっている。前記前カバー体89を収容ケース体88に取付けた状態では、磁石部材86の前端面に前記押さえ板部122が前側から当接して、磁石部材86が磁石設置部120から脱落不能とされる。すなわち、実施例の磁石部材86は、ネジ等の固定手段を用いることなく可動体80の磁石設置部120に設置される。
〔可動体について〕
図5に示すように、前記可動体80は、前記装置本体78の内部に臨む鉛直部128および該鉛直部128から図5の左方へ延出する水平部130からなる可動体本体132と、該鉛直部128に固定されると共に前記スライド部材104に連結された連結体134と、水平部130の前側に配設された装飾部材136と、該水平部130に配設された中継基板(基板)138と、該中継基板138を後方から覆うように水平部130に配設された保護板部140と、水平部130の端部に設けられた発光演出体142とから基本的に構成されている。前記可動体本体132は、上下方向に延在して前記装置本体78の内部にスライド自在に配設される前記鉛直部128と、該鉛直部128の上部から垂直に延出する前記水平部130とから略L字状に形成されている。前記鉛直部128の上部には、薄板状の被検知片144が取付けられており、可動体80が待機位置に位置した際に、被検知片144が前記原位置検知スイッチ118の両検知片118a,118aの間に臨むよう構成される(図6参照)。
前記連結体134は、前記スライド部材104に連結された連結本体部146と、該連結本体部146の下端部から下方へ延出する取付部148とから上下に長尺な部材とされて、前記装置本体78の右側空間U1をスライド部材104と共に上下方向にスライドするよう構成される。前記連結本体部146には、前記上フック部114に対応する下フック部150(図7参照)が形成されており、下フック部150に前記弾性部材116の下端が係止される。実施例では、前記弾性部材116は、自然長から伸長した状態で、上フック部114および下フック部150に係止されるようになっており、連結本体部146(可動体80)に対し、弾性部材116から常に上向きの弾性力が付与される。
前記取付部148は、上下方向に延在する長尺体であって、前記連結本体部146の下端部における右側に偏倚した箇所から下方へ延出している。図7に示すように、前記取付部148の下端部は、可動体80が作動位置に位置した際に、収容ケース体88の下側のケース体壁部92に当接して、該可動体80の下方の移動限界を規定している。取付部148の後側には、該取付部148の上下の延在長さと略等しいラック板部152が取付けられており、該ラック板部152の前面左側に設けたラック部152aが取付部148の左側に沿って上下に延在している。前記ラック板部152のラック部152aには、駆動モータ106の駆動ギヤ112が前側から噛合するようになっており、駆動ギヤ112が回転することで、ラック板部152が上下にスライドして連結体134(可動体80)が移動される。
前記水平部130は、前記可動体80を装置本体78に取付けた状態で、該装置本体78の切欠部98を介して右方へ延出し、前記枠状装飾部材136の図柄表示用開口部51に臨むよう構成される。図2に示すように、水平部130は、前記待機位置では、図柄表示用開口部51の上部に位置すると共に、前記作動位置では、図柄表示用開口部51の上下略中央に位置し、水平部130が上下動する様子が、前記図柄表示用開口部51を介して前側から視認し得るよう構成される(実際には、水平部130に取付けられた装飾部材136が視認される)。水平部130は、左右方向に長尺な矩形板状の水平板体154と、該水平板体154の上下の縁部から後方へ延出する水平部壁部156とから後方に開放する樋状に構成されて、該水平部130の後側に前記中継基板138を収容可能な基板収容部Wが画成されている。前記水平板体154の後面には、複数の位置決め突起154aが後方に突出して形成されている。
図5,図9に示すように、上側の水平部壁部156における前記鉛直部128に近接する部位には、上下の厚みが大きい肉厚部158が形成されており、該肉厚部158に、後方に開放する差込凹部160が凹設されている。この差込凹部160の開口形状は、左右に長尺な矩形状をなしている。また、肉厚部158において、前記差込凹部160の上縁部を規定する薄板状の部分が、前記押圧部84を構成しており、該押圧部84に前記金属部材82が設置されるようになっている。図10に示すように、この押圧部84は、左右方向に水平に延在しており、可動体80が待機位置に位置した際に、前記突出壁部96と平行に対向するよう構成される。すなわち、押圧部84は、可動体80が待機位置から作動位置へ移動する際の移動開始方向(下方)に交差する方向(左右方向)に延在している。また、図8に示すように、押圧部84の水平板体154からの突出寸法は、該押圧部84以外の水平部壁部156の突出寸法より僅かに小さく設定されている。なお、押圧部84の上面には、上方に突出すると共に前後方向に延在するリブ84a,84aが左右に離間して2つ形成されている。
図5,図11に示すように、前記中継基板138は、前記基板収容部Wの内部形状に整合するよう形成された横長矩形状の基板であって、中継基板138の後面に2つのケーブルコネクタ部162,162が設けられている。この中継基板138のケーブルコネクタ部162,162には、前記発光演出体142から導出する2つのフラットケーブル164,164(後述)が中継接続されるようになっている。前記中継基板138には、前後方向に開放する位置決め孔138aが複数開設されており、各位置決め孔138aに前記水平板体154の対応する位置決め突起154aが嵌入することで、中継基板138が水平部130に対し位置決めされる。なお、図11に示すように、中継基板138から2つの配線138X,138Xが導出しており、該配線138X,138Xは、水平部130の基板収容部Wに沿って図11の右方へ案内されて、前記装置本体78の内部に引き出される。そして、装置本体78の内部を案内された配線138X,138Xは、装置本体78の外部に引き出された後、前記外部中継基板126に接続される(図3参照)。
図5に示すように、前記保護板部140は、前記水平部130の後方開口の略全体を覆い得る形状に形成された薄板であって、前記中継基板138を保護するものである。前記保護板部140の前面から複数の押さえ突起140aが前方へ突出するように形成されており、保護板部140を水平部130に取付けた状態で、押さえ突起140aの前端部が中継基板138に当接するよう構成される。すなわち、中継基板138は、水平板体154および押さえ突起140aにより挟持固定され、ネジ等の固定手段を用いることなく基板収容部Wに設置される。保護板部140の左側上部(図5では、右側上部)には、前記押圧部84に対応する箇所に押え部140bが形成されている。
前記水平部130の右端部に設けられる前記発光演出体142は、遊技演出に合わせて発光演出するものであって、水平部130と共に上下に移動するよう構成される。前記発光演出体142の内部には、前方へ向けて光を照射するLED素子を複数備えた発光基板(何れも図示せず)が配設されている。図11に示すように、前記発光基板から2つのフラットケーブル164,164が導出しており、各フラットケーブル164は、前記中継基板138の対応するケーブルコネクタ部162に接続されている。すなわち、発光基板は、前記中継基板138および外部中継基板126を介して前記制御装置に電気的に接続され、該制御装置からの制御信号に基づき発光制御されるようになっている。前記装飾部材136は、前記水平部130の前側に配設され、前記図柄表示用開口部51を介して前方から視認されるものである。前記装飾部材136の前面には、所要の装飾が施された意匠面が形成されると共に、該装飾部材136の前面に弦巻に模した装飾体136aが配設されている。図8に示すように、前記装飾部材136の上縁部は、装飾部材136を水平部130に取付けた状態で、前記押圧部84の前側に位置すると共に、該押圧部84より上方に突出するよう構成される。
〔金属部材について〕
図5,図8に示すように、前記金属部材82は、鉄等の強磁性体からなる金属板体を断面U字状に屈曲形成して構成される。この金属部材82は、前記磁石部材86に磁着して、前記可動体80を待機位置に保持する磁着部168と、可動体80が待機位置から作動位置に移動する際に押圧部84に押圧される被押圧部170と、磁着部168および被押圧部170を連結する湾曲部172とから構成される。図8に示すように、前記磁着部168は、可動体80が待機位置に位置した際に、前記装置本体78における下側の突出壁部96に当接し、該突出壁部96を介して前記磁石部材86に磁着するよう構成される。図10に示すように、前記磁着部168は、磁石部材86に磁着した状態で、該磁石部材86の下面(磁着部168側の面)から左右方向(外方)に突出するよう構成される。すなわち、磁着部168の左右方向の寸法は、磁石部材86の左右方向の寸法より大きく設定される。前記被押圧部170は、前記磁着部168と略同形状に形成され、該磁着部168から所定間隔下方(移動開始方向)に離間している。前記湾曲部172は、前記磁着部168および被押圧部170の後端部を連結するものであって、後方に突出する円弧形状をなしている。図8,図9に示すように、磁着部168および被押圧部170の間には、前方および左右に開放した空間(以下、挿入空間Rという)が画成される。
図10に示すように、前記金属部材82の左右方向の寸法は、前記押圧部84の左右方向の寸法より僅かに小さく設定されている。また、前記被押圧部170は、前記水平部130の差込凹部160に挿入し得る寸法に設定される。そして、前記金属部材82は、前記被押圧部170を差込凹部160に差込むと共に、前記挿入空間Rに押圧部84が挿入されることで、該押圧部84に跨るように設置される。図8に示すように、金属部材82が押圧部84に設置された状態では、該押圧部84が被押圧部170に対向するようになっている。そして、可動体80が待機位置から作動位置へ移動する際に、押圧部84が被押圧部170に面接触するよう構成される。また、湾曲部172の後面における最も後方へ突出した部位は、水平部壁部156の後端部と略同一面上に位置するよう構成される。そして、前記保護板部140を水平部130に取付けることで、該保護板部140の押え部140bが金属部材82の湾曲部172に当接して、該金属部材82が可動体80(水平部130)から脱落不能とされる。すなわち、実施例の金属部材82は、ネジ等の固定手段を用いることなく、可動体80に取付けられるようになっている。図10に示すように、金属部材82が押圧部84に取り付けられた状態では、磁着部168が上側の水平部壁部156より僅かに上方に突出し、該磁着部168の上面が露出した状態となる。また、図8に示すように、磁着部168の上面は、前記装飾部材136の上縁部と略同一高さに位置するよう設定され、磁着部168の略全体が装飾部材136によって前側から覆われるようになっている。
ここで、前記磁着部168および被押圧部170の離間距離は、図8に示す如く、前記押圧部84の厚みより大きく設定されており、押圧部84を挿入空間Rに挿入させた状態で、該挿入空間Rにスペースが生じるようになっている。すなわち、押圧部84は、挿入空間Rにぴったりと嵌合するのではなく、幾らかの余裕をもって挿入空間Rに挿入される。また、被押圧部170の左右方向および上下方向の寸法は、差込凹部160の左右方向および上下方向の開口寸法より小さく設定される。すなわち、被押圧部170も差込凹部160に余裕をもって挿入されて、該差込凹部160内で被押圧部170が変位するのは許容される。従って、金属部材82は、押圧部84に対し姿勢変化可能とされて、可動体80が待機位置から作動位置へ移動する際に、金属部材82が姿勢変化するよう構成される。具体的には、金属部材82は、図10に示すように、磁着部168および被押圧部170が下側の突出壁部96(押圧部84)に対して左右方向に傾斜した姿勢や、図8に示すように、磁着部168および被押圧部170が下側の突出壁部96(押圧部84)に対して前後方向(図8では、左右方向)に傾斜した姿勢に姿勢変化し得るようになっている。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
金属部材82を可動体80に取付けるに際しては、図9に示すように、前記被押圧部170を差込凹部160に挿入すると共に、挿入空間Rに押圧部84を挿入させて、金属部材82を押圧部84に跨らせる。このとき、図8に示すように、湾曲部172の後面における最も後方へ突出した部位が、水平部壁部156の後端部と略同一面上に位置する。次に、前記保護板部140を水平部130に取付けて、該保護板部140の押え部140bで金属部材82の湾曲部172を押さえ、該金属部材82が可動体80に設置される。すなわち、実施例では、ネジ等の固定手段を用いることなく、金属部材82を可動体80に簡単に取付けることができ、取付作業を効率的とし得る。また、中継基板138を保護する保護板部140で金属部材82を押さえる構造としたので、金属部材82の固定手段が不要となり、部品点数を少なくし得る。更に、金属部材82は、装飾部材136により前側が覆われて、図柄表示用開口部51を介して前方から視認し難くなっているので、パチンコ機10の意匠性が向上し、遊技の興趣が高められる。
前記磁石部材86を装置本体78に設置する際には、前記磁石設置部120に該磁石部材86を前側から挿入させる。磁石部材86が磁石設置部120に完全に挿入されると、図8に示すように、磁石部材86の前端面が磁石設置部120の前端部と同一面上に位置する。次に、前カバー体89を収容ケース体88に取付けると、前カバー体89の押さえ板部122が磁石部材86の前端面および磁石設置部120の前端部に当接し、ネジ等の固定手段を用いることなく、磁石部材86が装置本体78に設置される。従って、磁石部材86についても、装置本体78に容易に取付けることができ、取付作業を効率的とし得る。しかも、磁石部材86は、ネジ等の磁性体を用いることなく装置本体78に設置されるので、ネジ等の磁性体が磁石部材86に常に磁着することで該磁石部材86の磁力が低下するのを防止することができる。
次に、可動演出装置72の作用について説明する。図6に示すように、可動演出装置72の非作動状態では、前記可動体80は、前記金属部材82の磁着部168が装置本体78の突出壁部96に当接して磁石部材86に磁着しており、可動体80が待機位置に保持される。すなわち、磁石部材86の磁力により可動体80が待機位置に保持されるので、遊技中の振動や可動体80の自重により、該可動体80が待機位置から勝手に下方へ移動するのを防止し得る。パチンコ機10が所定の遊技状態となると、前記制御装置が駆動モータ106に制御信号を送出し、可動体80による可動演出が行われる。すなわち、駆動モータ106が駆動して駆動ギヤ112が回転されると、ラック板部152がスライド部材104と共に下方へスライドする。これにより、スライド部材104に連結された連結体134(可動体80)が前記弾性部材116の弾性力に抗して下方へスライドする。
前記連結体134が下方へスライドすると、前記金属部材82に対して可動体80(押圧部84)が下降し、押圧部84が被押圧部170に当接して該被押圧部170を下方へ押圧する。このとき、被押圧部170は押圧部84に面接触するので、該押圧部84からの負荷が被押圧部170の面全体に付与される。すなわち、押圧部84からの負荷が被押圧部170に局所的に加わるのではなく、被押圧部170の面に分散されて加わるので、該被押圧部170への負荷が低減し、金属部材82の劣化を抑制することが可能となる。
ここで、金属部材82が磁石部材86に磁着した状態において、押圧部84や被押圧部170の接触面は、加工時に生ずる微小な凹凸や成形誤差等によって、相対的に前後方向または左右方向に僅かに傾斜している。また、押圧部84は、挿入空間Rに余裕をもって挿入されるので、金属部材82は、押圧部84に対し姿勢変化することが可能となっている。そのため、押圧部84が被押圧部170に接触した際に、該被押圧部170が左右方向または前後方向に僅かに傾斜することとなる。従って、磁着部168は、水平姿勢で磁石部材86(突出壁部96)から離間するのではなく、該磁石部材86(突出壁部96)に対し前後方向または左右方向に僅かに傾斜しながら離間する。すなわち、図8の2点鎖線で示すように、金属部材82(磁着部168)が磁石部材86(突出壁部96)に対して前後方向(図8では、左右方向)に傾斜しながら離間したり、図10の2点鎖線で示すように、金属部材82(磁着部168)が磁石部材86(突出壁部96)に対して左右方向に傾斜しながら離間したりすることとなる。これにより、磁着部168が磁石部材86に対し平行姿勢のまま下方へ離間する場合に較べて、磁着部168を磁石部材86から容易に引き離すことができる。従って、駆動モータ106への負荷を低減し得ると共に、金属部材82に対する押圧部84からの負荷が小さくなって、金属部材82の劣化を抑制し得る。しかも、磁着部168は、図10に示す如く、左右方向の寸法が磁石部材86の左右方向の寸法に較べて大きく設定されているので、磁着部168の左右の端部が磁石部材86から離間して、両端部に作用する磁力は小さくなっている。従って、磁着部168が左右方向へ傾斜するのが容易となって、駆動モータ106や金属部材82への負荷は一層低減される。また、磁着部168は、押圧部84のリブ84a,84aに接触した状態となって、押圧部84との接触面積が小さくなっているので、磁石部材86が姿勢変化する際の抵抗が抑制されて、姿勢変化が容易となる。
前記金属部材82(磁着部168)が磁石部材86(突出壁部96)から離間すると、該磁石部材86による金属部材82への磁力は小さくなり、可動体80は、前記弾性部材116の弾性力に抗して下降される。ここで、実施例では、移動する可動体80に金属部材82を設けると共に、装置本体78に磁石部材86を設ける構成が採用されている。従って、磁石部材86を可動体80に設けた場合のように、磁石部材86が移動することで磁界の変化が生じ、遊技盤14の始動入賞装置58や特別入賞装置62等の電気部品に影響を与えることはない。また、磁石部材86が移動することで、遊技盤14の遊技領域50を流下するパチンコ球の流下方向に影響を与え、遊技に支障を来すこともない。
可動体80が下降して、図7に示すように、前記連結体134の取付部148の下端が、前記収容ケース体88の下側のケース体壁部92に当接すると、前記制御装置が駆動モータ106を停止制御して、可動体80が作動位置で停止する。このとき、図2の2点鎖線で示す如く、前記水平部130(装飾部材136)が図柄表示用開口部51の上下の略中央位置に位置して、遊技の興趣が高められる。次に、所定の遊技状態となると、可動体80は、作動位置から上昇して、待機位置に復帰される。すなわち、前記制御装置から駆動モータ106に制御信号が送出されて、駆動ギヤ112が反対方向に回転される。そして、ラック板部152が上方へスライドして、可動体80が上昇を開始する。このとき、前記弾性部材116の弾性力により可動体80が上方へ引っ張られているので、駆動モータ106は、小さな動力で可動体80を上昇させることができる。可動体80が上昇して、前記鉛直部128に設けた被検知片144が原位置検知スイッチ118の両検知片118a,118aの間に臨むと、該原位置検知スイッチ118が検知信号を制御装置へ送出し、該制御装置は、駆動モータ106を停止制御させる。
また、前記金属部材82が磁石部材86(突出壁部96)に近接するにつれて、金属部材82の磁着部168に作用する磁石部材86の磁力が強まる。これにより金属部材82を上方へ引き寄せる力が作用し、可動体80を上方移動させる補助を行う。そして図6,図8に示すように、磁着部168が突出壁部96の下面に当接して磁石部材86に磁着することで、可動体80が待機位置に停止される。すなわち、磁着部168が磁石部材86に磁着することで、可動体80を待機位置に正確に停止させることができる。また、磁石部材86の磁力により可動体80を待機位置に安定して保持することが可能となる。ここで、前記磁石部材86は、前記突出壁部96を介して磁石部材86に間接的に磁着するようになっている。これにより、金属部材82が磁石部材86に強固に磁着してしまい、可動体80が移動不能となる事態を防止し得る。しかも、磁石部材86が金属部材82に直接接触しないことから、金属部材82が磁着する際の磁石部材86への衝撃が緩和されて、磁石部材86が破損等するのを防止することができる。
〔変更例〕
実施例では、押圧部および被押圧部の接触面が成形誤差等により相対的に僅かに傾斜する構成とした。しかしながら、被押圧部または押圧部を、金属部材が磁石部材に磁着した状態において、前後方向または左右方向に積極的に傾斜させる構成を採用することも可能である。例えば、図12に示すように、被押圧部171を後方から前方(図12では、右方から左方)へ向けて上方傾斜するよう構成し、押圧部84が被押圧部171に接触した際に、金属部材83が図12の反時計回り方向に大きく姿勢変化するようにしてもよい。このように、被押圧部171を押圧部84に対し積極的に傾斜させることで、金属部材83が大きく姿勢変化し、該金属部材83が磁石部材86から容易に離間することが可能となる。なお、図12おいて、実施例と同一の部材については、同一の符号が付してある。但し、被押圧部171は、後方から前方へ向けて上方傾斜する構成に限定される訳でなく、被押圧部171を後方から前方へ向けて下方傾斜させたり、左右方向に傾斜させたりしてもよい。また、押圧部84を前後方向または左右方向に積極的に傾斜させる構成を採用することも可能である。
なお、遊技機の構成としては、実施例および変更例のものに限らず、種々の変更が可能である。
(1) 実施例および変更例では、可動体が上下方向に移動する構成としたが、可動体の移動方向としては、左右方向であっても、斜め方向であってもよい。また、可動体は、必ずしも直線的に移動する必要はなく、曲線的に移動してもよい。そして、押圧部の延在方向は、可動体の移動開始方向に応じて適宜変更し得る。例えば、可動体が左右方向に移動する構成を採用した場合には、押圧部は、移動開始方向に交差する上下方向に延在するよう設ければよい。
(2) 実施例および変更例では、断面U字状の第1磁着部材を採用したが、磁着部および被押圧部が離間した構成であれば、断面コ字状の第1磁着部材を採用したり、断面H型状の第1磁着部材を採用してもよい。
(3) 実施例および変更例では、第1磁着部材が突出壁部を介して第2磁着部材に磁着する構成としたが、第1磁着部材が第2磁着部材に直接磁着する構成であってもよい。また、第1磁着部材側に突出壁部に相当する部材を設け、第2磁着部材は露出した構成であってもよい。
(4) 実施例および変更例では、第1磁着部材として強磁性体を採用し、第2磁着部材として磁石を採用したが、夫々、逆の構成であってもよく、また、第1,第2磁着部材を何れも磁石としてもよい。
(5) 実施例および変更例では、可動体に配設される基板として中継基板を採用したが、基板として、可動体(水平部)を発光させる発光基板を採用してもよい。
(6) 実施例および変更例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機等の従来公知の各種遊技機を採用し得る。
72 可動演出装置
78 装置本体
80 可動体
82 金属部材(第1磁着部材,強磁性体)
84 押圧部
86 磁石部材(第2磁着部材,磁石)
138 中継基板(基板)
140 保護板部
168 磁着部
170 被押圧部

Claims (4)

  1. 動作により演出を行う可動演出装置を備えた遊技機において、
    前記可動演出装置は、
    装置本体と、
    前記装置本体に配設され、待機位置と作動位置との間を往復移動するよう構成された可動体と、
    前記可動体に配設された第1磁着部材と、
    前記可動体に設けられた押圧部と、
    前記装置本体に配設され、前記可動体が待機位置に位置する状態で前記第1磁着部材と磁着する第2磁着部材とを備え、
    前記押圧部は、前記可動体が待機位置から作動位置へ移動する移動開始方向に交差する方向に延在する板状に構成され、
    前記第1磁着部材は、
    前記第2磁着部材に磁着して、前記可動体を待機位置に保持する磁着部と、
    前記押圧部に面接触して、前記可動体が待機位置から作動位置に移動する際に押圧部に押圧される被押圧部とを備え、
    前記磁着部および被押圧部が前記移動開始方向に離間するよう形成されて、該磁着部および被押圧部の間に前記押圧部が挿入された状態で可動体に配設され
    前記磁着部および被押圧部の離間距離は、前記押圧部の厚みより大きく設定されて、前記第1磁着部材が押圧部に対し姿勢変化可能に構成された
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記磁着部は、前記第2磁着部材に磁着した状態で、該第2磁着部材における磁着部側の面から外方に突出するよう構成した請求項1記載の遊技機。
  3. 前記可動体に、基板および該基板を後方から覆う保護板部が配設され、前記磁着部および被押圧部の間に押圧部を挿入させた前記第1磁着部材に対し保護板部が後方から当接することで、該第1磁着部材が可動体に取付けられる請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記第1磁着部材は、強磁性体であり、前記第2磁着部材は、磁石である請求項1〜の何れか一項に記載の遊技機。
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