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JP5487613B2 - 化合物半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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Description

本発明は、GaN系の化合物半導体を用いた化合物半導体装置及びその製造方法等に関する。
携帯基地局及び衛星通信等に使用可能な電界効果トランジスタとして、高出力動作、高速スイッチング及び高温動作等が可能なAlGaN/GaN系高電子移動度トランジスタ(HEMT:high electron mobility transistor)が注目されている。そして、GaN系HEMTに関する種々の技術が知られている。
但し、従来のGaN系HEMTの多くはノーマリオンタイプである。ノーマリオンタイプのGaN系HEMTにおいては、故障時に電流が流れ続けてしまう。このため、近年、故障時の安全性の確保の観点から、ノーマリオフタイプのGaN系HEMTが求められている。そこで、閾値電圧を正にすべく、リセスゲート構造のGaN系HEMTが提案されている。例えば、図1に示す構造のGaN系HEMTが提案されている。この従来のGaN系HEMTでは、電子供給層として機能するn型AlGaN層103上に、保護層として機能するn型GaN層104が形成され、その上にリセス部(開口部)が設けられたAlN層105が形成されている。また、AlN層105上にSiN膜107が形成されている。そして、リセス部にゲート電極111gが形成され、ゲート電極111gを挟むようにしてソース電極111s及びドレイン電極111dがn型GaN層104上に形成されている。なお、この技術では、閾値電圧が深くなることを避けるために、意図的に、n型GaN層104とゲート電極111gとの間に絶縁体層が挟みこまれないようにしている。
このような構造によればノーマリオフ動作が可能であるが、電界集中に伴う電流コラプスとよばれる現象を抑制することが困難である。
特開2002−359256号公報 国際公開第2007/108055号パンフレット
本発明の目的は、電流コラプスを低減することができる化合物半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
本願発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、以下に示す発明の諸態様に想到した。
化合物半導体装置の一態様には、基板上に形成されたGaN系のキャリア走行層と、前記キャリア走行層上に形成されたGaN系のキャリア供給層と、前記キャリア供給層上に形成されたソース電極及びドレイン電極と、前記キャリア供給層上において前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に位置するGaN系の保護層と、前記保護層上において前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に位置し、Nを含み、第1の開口部が形成された第1の化合物半導体層と、前記第1の化合物半導体層上に形成され、前記第1の開口部が前記第1の化合物半導体層から続いて形成されたGaN系の第2の化合物半導体層と、前記第1の開口部内から前記第2の化合物半導体層の直上の位置まで延在し、前記保護層と接するゲート電極と、が設けられている。更に、前記第1の開口部よりも小さい第2の開口部を備え、前記第1の開口部内において前記ゲート電極と前記第1の化合物半導体層及び第2の化合物半導体層とを絶縁する絶縁体層が設けられている。そして、前記ゲート電極は、前記第2の開口部内から前記第2の化合物半導体層の直上の位置まで延在している。
化合物半導体装置の製造方法の一態様では、基板上にGaN系のキャリア走行層を形成し、その後、前記キャリア走行層上にGaN系のキャリア供給層を形成、前記キャリア供給層上にソース電極及びドレイン電極を形成し、前記キャリア供給層上において前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に位置するGaN系の保護層を形成し、前記保護層上において前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に位置し、Nを含む第1の化合物半導体層を形成し、前記第1の化合物半導体層上にGaN系の第2の化合物半導体層を形成し、前記第1の化合物半導体層及び前記第2の化合物半導体層に第1の開口部を形成し、前記第1の開口部内から前記第2の化合物半導体層の直上の位置まで延在し、前記保護層と接するゲート電極を形成する。また、前記ゲート電極を形成する前に、前記第1の開口部よりも小さい第2の開口部を備え、前記第1の開口部内において前記ゲート電極と前記第1の化合物半導体層及び第2の化合物半導体層とを絶縁する絶縁体層を形成しておく。そして、前記ゲート電極を、前記第2の開口部内から前記第2の化合物半導体層の直上の位置まで延在させる。
上記の化合物半導体装置等によれば、ゲートリーク電流を抑え、また、電流コラプスを抑えることができる。
(第1の実施形態)
先ず、第1の実施形態について説明する。図2は、第1の実施形態に係るGaN系HEMT(化合物半導体装置)の構造を示す断面図である。
第1の実施形態では、SiC基板等の基板1上に、厚さが3μm程度のノンドープのGaN層2(キャリア走行層)が形成されている。GaN層2上に、厚さが30nm程度のn型AlGaN層3(キャリア供給層)が形成されている。n型AlGaN層3には、Siが5×1018cm-3程度ドーピングされている。更に、n型AlGaN層3上に、厚さが10nm程度のn型GaN層4(保護層)が形成されている。n型GaN層4には、Siが5×1018cm-3程度ドーピングされている。n型GaN層4上に、厚さが2nm程度のノンドープのAlN層5(化合物半導体層)及び厚さが2nm程度のn型GaN層6(第2の化合物半導体層)が形成されている。n型GaN層6には、Siが5×1018cm-3程度ドーピングされている。AlN層5及びn型GaN層6には、ゲート電極用の開口部21が形成され、また、開口部21を間に挟んでソース電極用の開口部25、及びドレイン電極用の開口部26も形成されている。そして、n型GaN層6上及び開口部21内に、厚さが5nm〜500nm、例えば100nmのSiN膜7が形成されている。SiN膜7の開口部21内の一部に開口部22が形成されている。
そして、SiN膜7上に、開口部21よりも広く拡がるゲート電極11gが形成されている。ゲート電極11gは、例えば、開口部21よりも50nm〜10μm程度拡がっている。SiN膜7は、開口部21及び22を介してn型GaN層4に接している。また、開口部25内にソース電極11sが形成され、開口部26内にドレイン電極11dが形成されている。ソース電極11s及びドレイン電極11dは、例えば、厚さが10nm程度のTa膜とその上に形成された厚さが300nm程度のAl膜とから構成されている。また、ゲート電極11gは、例えばNi膜とその上に形成されたAu膜とから構成されている。
このような第1の実施形態では、n型AlGaN層3のGaN層2との界面近傍に、格子不整合に起因するピエゾ効果が生じる。このため、正の分極電荷が現れ、GaN層2のn型AlGaN層3との界面近傍に電子が誘起される。この結果、2次元電子ガス層(2DEG)が現れる。
また、ゲート電極11gの周囲に絶縁体層としてSiN膜7が存在するため、側面からのゲートリーク電流を防止することができる。従って、十分な出力電力及び信頼性を得ることが可能となり、高耐圧化も可能となる。
更に、図1に示す従来の構造では、リセス部においてAlN層105とゲート電極111gとが接触しているため、この接触面を介してゲートリーク電流が発生してしまうが、本実施形態では、SiN膜7によりAlN層5とゲート電極11gとが絶縁されている。このため、ゲートリーク電流を低減することができる。
なお、図1に示す従来の構造において、単にAlN層105とゲート電極111gとを絶縁するのであれば、図3に示すように、ゲート電極111g用の開口部を広くした構造を採用すればよい。しかしながら、このような構造の特性について本願発明者等が実験を行ったところ、電流コラプスとよばれる動作中のオン抵抗の増加現象が発生することが判明した。動作時の電界集中はゲート電極111gのドレイン端において最大になるが、図3に示す構造では、電界集中が最大となる位置に、リセスエッチング時のダメージにより発生したトラップが多数存在する。つまり、ゲート電極111g用の開口部(リセス部)を形成する際にn型GaN層104の表面に多数のトラップが発生し、図3に示す構造では、ここに電界集中が生じる。そして、電界集中の最大となる位置にトラップが多数存在すると、トラップに多くの電子が捕獲され、この電子が2次元電子ガス(2DEG)に大きな影響を及ぼし、オン抵抗が増加してしまうのである。
これに対し、図2に示す第1の実施形態では、ゲート電極11gが開口部21の縁よりもソース電極11s及び11dの近くまで張り出しているため、動作時の電界集中はSiN膜7上においても極値を持つ。従って、トラップが多数存在する領域における電界が緩和される。この結果、n型GaN層4の表面のトラップに電子が捕獲されにくく、電流コラプスが生じにくい。
なお、基板1の表面側から見たレイアウトは、例えば図4のようになる。つまり、ゲート電極11g、ソース電極11s及びドレイン電極11dの平面形状が櫛歯状となっており、ソース電極11s及びドレイン電極11dが交互に配置されている。そして、これらの間にゲート電極11gが配置されている。このようなマルチフィンガーゲート構造を採用することにより、出力を向上させることができる。なお、図2に示す断面図は、図4中のI−I線に沿った断面図である。また、活性領域10にGaN層2及びn型AlGaN層3等が含まれており、活性領域10の周囲がイオン注入又はメサエッチング等により不活性領域とされている。
なお、抵抗体及びキャパシタ等をも実装してモノリシックマイクロ波集積回路(MMIC)としてもよい。
次に、第1の実施形態に係るGaN系HEMT(化合物半導体装置)を製造する方法について説明する。図5A乃至図5Gは、第1の実施形態に係るGaN系HEMT(化合物半導体装置)の製造方法を工程順に示す断面図である。
第1の実施形態では、先ず、図5Aに示すように、基板1上にGaN層2を形成する。次いで、GaN層2上にn型AlGaN層3を形成する。次いで、n型AlGaN層3上にn型GaN層4を形成する。その後、n型GaN層4上にノンドープのAlN層5を形成する。続いて、AlN層5上にn型GaN層6を形成する。GaN層2、n型AlGaN層3、n型GaN層4、AlN層5及びn型GaN層6の形成は、例えば有機金属気相成長(MOVPE)法等の結晶成長法により行う。
次いで、n型GaN層6上に、ソース電極11s及びドレイン電極11dを形成する予定の領域を開口するレジストパターンを形成する。その後、レジストパターンをマスクとして用いて、n型GaN層6、AlN層5及びn型GaN層4のエッチングを行うことにより、図5Bに示すように、n型GaN層6、AlN層5及びn型GaN層4に、ソース電極用の開口部25及びドレイン電極用の開口部26を形成する。このエッチングとしては、例えば塩素系ガスを用いたドライエッチングを行う。なお、開口部25及び26の深さに関し、n型GaN層4の一部を残してもよく、また、n型AlGaN層3の一部を除去してもよい。また、n型GaN層6のエッチングを行った後に、酸を用いたウェットエッチングを行ってAlN層5を除去し、n型GaN層4を残してもよい。つまり、開口部25及び26の深さがn型GaN層6、AlN層5及びn型GaN層4の総厚と一致している必要はない。
続いて、図5Cに示すように、開口部25及び26内に、夫々ソース電極11s及びドレイン電極11dをリフトオフ法により形成する。ソース電極11s及びドレイン電極11dの形成では、Ta及びAlの蒸着を行い、その後、レジストパターン上に付着したTa及びAlをレジストパターンごと除去する。つまり、リフトオフの処理を行う。そして、窒素雰囲気中で400℃〜1000℃、例えば550℃で熱処理を行い、オーミック特性を確立する。
ソース電極11s及びドレイン電極11dの形成後、開口部21を形成する予定の領域を開口するレジストパターンを形成する。次いで、レジストパターンを用いたエッチングを行うことにより、図5Dに示すように、n型GaN層6及びAlN層5に開口部21を形成する。開口部21の幅は特に限定されないが、例えば10nm〜5μm程度である。このエッチングとしては、例えば酸を用いたウェットエッチングを行う。そして、レジストパターンを除去する。このようなエッチングでは、n型GaN層4はエッチングされないため、ウェハ面内で均一なエッチングが可能である。
その後、図5Eに示すように、SiN膜7を全面に形成する。SiN膜7の形成は、例えばプラズマCVD法により行う。
続いて、開口部22を形成する予定の領域を開口するレジストパターンを形成する。次いで、レジストパターンを用いたエッチングを行うことにより、図5Fに示すように、SiN膜7に開口部22を形成する。開口部22の幅は開口部21の幅より小さければ特に限定されないが、開口部21の幅が0.5μm程度の場合、0.1μm〜0.3μm程度である。このエッチングとしては、例えば弗素系ガスを用いたドライエッチング又は酸を用いたウェットエッチング等を行う。そして、レジストパターンを除去する。
その後、ゲート電極11gを形成する予定の領域を開口するレジストパターンを形成し、Ni及びAuの蒸着を行い、続いて、レジストパターン上に付着したNi及びAuをレジストパターンごと除去する。つまり、リフトオフの処理により、図5Gに示すように、ゲート電極11gを形成する。ゲート電極11gの幅は開口部21の幅より大きければ特に限定されないが、開口部21の幅が0.5μm程度の場合、1μm程度である。
このような製造方法によれば、ノンドープのAlN層5とn型GaN層4とのウェットエッチング時の選択比が高いため、AlN層5を高い精度で加工することができる。従って、再現性のよいゲート電極11gを高い精度で形成することができる。
なお、図6に示すように、第1の実施形態におけるn型GaN層6を省略してもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。図7A乃至図7Cは、第2の実施形態に係るGaN系HEMT(化合物半導体装置)の製造方法を工程順に示す断面図である。
第2の実施形態では、先ず、第1の実施形態と同様に、SiN膜7の形成までの処理を行う(図5E参照)。次いで、弗素系ガスを用いた異方性ドライエッチングをSiN膜7に対して行う。この結果、図7Aに示すように、開口部21の両側面にサイドウォール12が形成される。サイドウォール12の間隔は、例えば0.1μm〜0.3μm程度である。この間隔は、開口部21の幅及びSiN膜7の厚さにより調整することが可能である。
その後、図7Bに示すように、ゲート電極11gを形成する予定の領域を開口するレジストパターンを形成し、Ni及びAuの蒸着を行い、続いて、レジストパターン上に付着したNi及びAuをレジストパターンごと除去する。つまり、リフトオフの処理により、図5Gに示すように、ゲート電極11gを形成する。ゲート電極11gの幅は開口部21の幅より大きければ特に限定されない。
次いで、図7Cに示すように、SiN膜8を全面に形成する。SiN膜8の形成は、例えばプラズマCVD法により行う。SiN膜8の厚さは、SiN膜7と同様に、5nm〜500nm、例えば100nmである。
このような方法により製造されたGaN系HEMTにおいても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。図8A乃至図8Bは、第2の実施形態に係るGaN系HEMT(化合物半導体装置)の製造方法を工程順に示す断面図である。
第3の実施形態では、先ず、第1の実施形態と同様に、開口部22の形成までの処理を行う(図5F参照)。次いで、開口部22の内側を開口するレジストパターンを形成する。その後、レジストパターンをマスクとして用いて、n型GaN層4のエッチングを行うことにより、図8Aに示すように、n型GaN層4の表層部に、掘り込み部23を形成する。そして、レジストパターンを除去する。
続いて、図8Bに示すように、ゲート電極11gを形成する予定の領域を開口するレジストパターンを形成し、Ni及びAuの蒸着を行い、続いて、レジストパターン上に付着したNi及びAuをレジストパターンごと除去する。つまり、リフトオフの処理により、図5Gに示すように、ゲート電極11gを形成する。ゲート電極11gの幅は開口部21の幅より大きければ特に限定されない。
このような方法により製造されたGaN系HEMTにおいても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
更に、本実施形態では、ゲートリセスが2段構造になっていて、電界集中が生じる点が第1の実施形態よりも多いため、電流コラプスをより一層低減することができる。
なお、掘り込み部23の深さは特に限定されず、例えばn型GaN層4の厚さと一致させてもよい。つまり、n型GaN層4のレジストパターンから露出している部分をすべて除去してもよい。
また、第2及び第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、n型GaN層6が省略されていてもよい(図6参照)。
なお、いずれの実施形態においても、基板1として、炭化シリコン(SiC)基板、サファイア基板、シリコン基板、GaN基板又はGaAs基板等を用いてもよい。基板1が、導電性、半絶縁性又は絶縁性のいずれであってもよい。
また、ゲート電極11g、ソース電極11s及びドレイン電極11dの構造は上述の実施形態のものに限定されない。例えば、これらが単層から構成されていてもよい。また、これらの形成方法はリフトオフ法に限定されない。更に、オーミック特性が得られるのであれば、ソース電極11s及びドレイン電極11dの形成後の熱処理を省略してもよい。また、ゲート電極11gに対して熱処理を行ってもよい。
また、各層の厚さ及び材料等も上述の実施形態のものに限定されない。例えば、開口部21の内側に位置する絶縁膜として絶縁性のAlN(アルミニウム窒化物)膜を用いてもよく、また、開口部21の側面に接するAlN膜と、その内側に位置するSiN(シリコン窒化物)膜とからなる積層膜を用いてもよい。後者の構成を得るためには、例えば、第1の実施形態におけるSiN膜7を形成する前に、第2の実施形態と同様の処理によりSiN膜からなるサイドウォールを形成しておけばよい。また、開口部21の内側に位置する絶縁膜にアルミニウム酸化物を含ませてもよい。このように、酸化物若しくは窒化物又はこれらの積層構造体を、開口部21の内側に位置する絶縁膜として用いることができる。
また、第1及び第2の実施形態において、n型GaN層4のゲート電極11gが接している部分がエッチングされていてもよい。その深さはn型GaN層4の厚さと一致していてもよく、それよりも浅くてもよい。また、n型AlGaN層3に達するようにエッチングされていてもよい。但し、このエッチングは、均一に行うことが好ましい。
また、閾値電圧がマイナスになったとしても、電流コラプスの抑制、オン抵抗の低減及びゲートリーク電流の低減は可能であるため、ノーマリオン動作の化合物半導体装置に本発明を適用してもよい。
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
基板上に形成されたGaN系のキャリア走行層と、
前記キャリア走行層上に形成されたGaN系のキャリア供給層と、
前記キャリア供給層上に形成されたソース電極及びドレイン電極と、
前記キャリア供給層上において前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に位置し、Nを含み、第1の開口部が形成された化合物半導体層と、
前記第1の開口部内から前記化合物半導体層の上方まで延在するゲート電極と、
前記第1の開口部よりも小さい第2の開口部を備え、前記第1の開口部内において前記ゲート電極と前記化合物半導体層とを絶縁する絶縁体層と、
を有し、
前記ゲート電極は、前記第2の開口部内から前記化合物半導体層の上方まで延在していることを特徴とする化合物半導体装置。
(付記2)
前記絶縁体層は、前記化合物半導体層の上方まで延在していることを特徴とする付記1に記載の化合物半導体装置。
(付記3)
前記キャリア供給層と前記ゲート電極との間に形成され、前記ゲート電極と接するGaN系の保護層を有することを特徴とする付記1又は2に記載の化合物半導体装置。
(付記4)
前記保護層は、前記ゲート電極と接する部分に掘り込み部を有することを特徴とする付記3に記載の化合物半導体装置。
(付記5)
前記保護層は、前記ソース電極及びドレイン電極と前記キャリア供給層との間まで延在していることを特徴とする付記3又は4に記載の化合物半導体装置。
(付記6)
前記保護層にSiがドーピングされていることを特徴とする付記3乃至5のいずれか1項に記載の化合物半導体装置。
(付記7)
前記化合物半導体層は、AlN層であることを特徴とする付記1乃至6のいずれか1項に記載の化合物半導体装置。
(付記8)
前記絶縁体層は、シリコン窒化物、アルミニウム窒化物又はアルミニウム酸化物の少なくとも一種を含有していることを特徴とする付記1乃至7のいずれか1項に記載の化合物半導体装置。
(付記9)
前記化合物半導体層上に形成されたGaN系の第2の化合物半導体層を有することを特徴とする付記1乃至8のいずれか1項に記載の化合物半導体装置。
(付記10)
基板上にGaN系のキャリア走行層を形成する工程と、
前記キャリア走行層上にGaN系のキャリア供給層を形成する工程と、
前記キャリア供給層上にソース電極及びドレイン電極を形成する工程と、
前記キャリア供給層上において前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に位置し、Nを含み、第1の開口部を備えた化合物半導体層を形成する工程と、
前記第1の開口部内から前記化合物半導体層の上方まで延在するゲート電極を形成する工程と、
を有し、
前記ゲート電極を形成する工程の前に、前記第1の開口部よりも小さい第2の開口部を備え、前記第1の開口部内において前記ゲート電極と前記化合物半導体層とを絶縁する絶縁体層を形成する工程を有し、
前記ゲート電極を、前記第2の開口部内から前記化合物半導体層の上方まで延在させることを特徴とする化合物半導体装置の製造方法。
(付記11)
前記絶縁体層を形成する工程において、前記絶縁体層を前記化合物半導体層の上方まで延在させることを特徴とする付記10に記載の化合物半導体装置の製造方法。
(付記12)
前記キャリア供給層を形成する工程と前記ゲート電極を形成する工程との間に、前記ゲート電極と接するGaN系の保護層を前記キャリア供給層上に形成する工程を有することを特徴とする付記10又は11に記載の化合物半導体装置の製造方法。
(付記13)
前記保護層の前記ゲート電極と接する部分に掘り込み部を形成する工程を有することを特徴とする付記12に記載の化合物半導体装置の製造方法。
(付記14)
前記保護層を形成する工程において、前記保護層を前記ソース電極及びドレイン電極と前記キャリア供給層との間まで延在させることを特徴とする付記12又は13に記載の化合物半導体装置の製造方法。
(付記15)
前記保護層として、Siがドーピングされた層を形成することを特徴とする付記12乃至14のいずれか1項に記載の化合物半導体装置の製造方法。
(付記16)
前記化合物半導体層として、AlN層を形成することを特徴とする付記10乃至15のいずれか1項に記載の化合物半導体装置の製造方法。
(付記17)
前記絶縁体層として、シリコン窒化物、アルミニウム窒化物又はアルミニウム酸化物の少なくとも一種を含有する層を形成することを特徴とする付記10乃至16のいずれか1項に記載の化合物半導体装置の製造方法。
(付記18)
前記化合物半導体層を形成する工程と前記ゲート電極を形成する工程との間に、前記化合物半導体層上にGaN系の第2の化合物半導体層を形成する工程を有することを特徴とする付記10乃至17のいずれか1項に記載の化合物半導体装置の製造方法。
(付記19)
基板上に形成されたGaN系のキャリア走行層と、
前記キャリア走行層上に形成されたGaN系のキャリア供給層と、
前記キャリア供給層上に形成されたソース電極及びドレイン電極と、
前記キャリア供給層上において前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に位置し、Nを含み、開口部が形成された化合物半導体層と、
前記開口部内から前記化合物半導体層の上方まで延在するゲート電極と、
前記開口部の側壁部のみに形成され、前記開口部内において前記ゲート電極と前記化合物半導体層とを絶縁する絶縁体層と、
を有することを特徴とする化合物半導体装置。
(付記20)
前記絶縁体層は、シリコン窒化物、アルミニウム窒化物又はアルミニウム酸化物の少なくとも一種を含有していることを特徴とする付記19に記載の化合物半導体装置。
従来のGaN系HEMTの構造を示す断面図である。 第1の実施形態に係るGaN系HEMTの構造を示す断面図である。 図1に示すGaN系HEMTの変形例を示す断面図である。 第1の実施形態に係るGaN系HEMTの構造を示すレイアウト図である。 第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図5Aに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図5Bに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図5Cに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図5Dに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図5Eに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図5Fに引き続き、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 第1の実施形態の変形例を示す断面図である。 第2の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図7Aに引き続き、第2の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図7Bに引き続き、第2の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 第3の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。 図8Aに引き続き、第3の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を示す断面図である。
符号の説明
1:基板
2:GaN層
3:n型AlGaN層
4:n型GaN層
5:AlN層
6:n型GaN層
7:SiN膜
10:活性領域
11d:ドレイン電極
11g:ゲート電極
11s:ソース電極
12:サイドウォール
23:掘り込み部

Claims (8)

  1. 基板上に形成されたGaN系のキャリア走行層と、
    前記キャリア走行層上に形成されたGaN系のキャリア供給層と、
    前記キャリア供給層上に形成されたソース電極及びドレイン電極と、
    前記キャリア供給層上において前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に位置するGaN系の保護層と、
    前記保護層上において前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に位置し、Nを含み、第1の開口部が形成された第1の化合物半導体層と、
    前記第1の化合物半導体層上に形成され、前記第1の開口部が前記第1の化合物半導体層から続いて形成されたGaN系の第2の化合物半導体層と、
    前記第1の開口部内から前記第2の化合物半導体層の直上の位置まで延在し、前記保護層と接するゲート電極と、
    前記第1の開口部よりも小さい第2の開口部を備え、前記第1の開口部内において前記ゲート電極と前記第1の化合物半導体層及び第2の化合物半導体層とを絶縁する絶縁体層と、
    を有し、
    前記ゲート電極は、前記第2の開口部内から前記第2の化合物半導体層の直上の位置まで延在していることを特徴とする化合物半導体装置。
  2. 前記絶縁体層は、前記第2の化合物半導体層の直上の位置まで延在していることを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体装置。
  3. 前記保護層は、前記ゲート電極と接する部分に掘り込み部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物半導体装置。
  4. 前記第1の化合物半導体層は、AlN層であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の化合物半導体装置。
  5. 基板上にGaN系のキャリア走行層を形成する工程と、
    前記キャリア走行層上にGaN系のキャリア供給層を形成する工程と、
    前記キャリア供給層上にソース電極及びドレイン電極を形成する工程と、
    前記キャリア供給層上において前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に位置するGaN系の保護層を形成する工程と、
    前記保護層上において前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に位置し、Nを含む第1の化合物半導体層を形成する工程と、
    前記第1の化合物半導体層上にGaN系の第2の化合物半導体層を形成する工程と、
    前記第1の化合物半導体層及び前記第2の化合物半導体層に第1の開口部を形成する工程と、
    前記第1の開口部内から前記第2の化合物半導体層の直上の位置まで延在し、前記保護層と接するゲート電極を形成する工程と、
    を有し、
    前記ゲート電極を形成する工程の前に、前記第1の開口部よりも小さい第2の開口部を備え、前記第1の開口部内において前記ゲート電極と前記第1の化合物半導体層及び第2の化合物半導体層とを絶縁する絶縁体層を形成する工程を有し、
    前記ゲート電極を、前記第2の開口部内から前記第2の化合物半導体層の直上の位置まで延在させることを特徴とする化合物半導体装置の製造方法。
  6. 前記絶縁体層を形成する工程において、前記絶縁体層を前記第2の化合物半導体層の直上の位置まで延在させることを特徴とする請求項に記載の化合物半導体装置の製造方法。
  7. 前記保護層の前記ゲート電極と接する部分に掘り込み部を形成する工程を有することを特徴とする請求項5又は6に記載の化合物半導体装置の製造方法。
  8. 前記第1の化合物半導体層として、AlN層を形成することを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の化合物半導体装置の製造方法。
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