JP5489856B2 - サブフレーム構造体 - Google Patents
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Description
このサブフレーム構造体は、左右の縦フレームが車幅方向に所定間隔をおいて設けられ、左右の縦フレームの各前端部に前横メンバが架け渡され、左右の縦フレームの各後端部に後横メンバが架け渡されている。
そして、この後横メンバに、通常、ステアリングギヤボックスが設けられている。
例えば、これらの条件に応じて、ステアリングギヤボックスが後横メンバの車体前方や車体後方に設けられることがある。
このパワープラントの前下部を配置する空間を確保するために、後横メンバを下側に下げている。しかし、後横メンバの上方にステアリングギヤボックスを設ける空間は確保できない。
このため、後横メンバの下端部から左右の取付ブラケットを車体前方や車体後方に向けて突出させ、左右の取付ブラケットにステアリングギヤボックスを設けている(例えば、特許文献1参照。)。
ステアリングホイールを操作することで、ステアリングラックが車体幅方向に移動して左右の前輪を操舵する。
このため、操舵力を支持可能に後横メンバの剛性を確保することが要求される。このように、後横メンバの剛性を確保する際に、重量の増加を抑えた状態で後横メンバの剛性を確保することが望ましい。
左右の取付ブラケットをサブフレームに取り付けることで、左右の取付ブラケットで補強ブラケットを強固に支えることができる。
よって、補強ブラケットの剛性を高め、剛性を高めた補強ブラケットで横メンバを補強することができる。
これにより、補強ブラケットを横メンバに取り付けるために必要とされていた取付部材(ボルトなど)を不要にでき、部品点数の削減を図ることができる。
よって、ステアリングギヤボックスで横メンバを補強することができる。
このように、補強ブラケットやステアリングギヤボックスで横メンバを補強することで横メンバの剛性を確保することができる。
よって、ステアリングギヤボックスにおいて操舵力が作用する部位を、補強ブラケットおよび横メンバの断面中心(以下、「支持断面中心」という)に近づけることができる。
よって、支持断面中心に作用する操舵力のモーメントを小さく抑えることができる。
これにより、補強ブラケットおよび横メンバの支持断面中心に効率よく操舵力を伝えることができる。
すなわち、補強ブラケットおよび横メンバ間にギヤボックス取付部を挟持することで、補強ブラケットおよび横メンバの軽量化の確保および剛性の確保を両立させることができる。
ここで、例えば、補強ブラケットがステアリングギヤボックスにボルトで取り付けられている場合、このボルトを緩めてステアリングギヤボックスを取り外す際に、補強ブラケットを左右の取付ブラケットで保持できる。
これにより、補強ブラケットを外さないでステアリングギヤボックスを取り外すことができるので、ステアリングギヤボックスを手間をかけないで簡単に取り外すことができる。
ここで、補強ブラケットを左右の取付ブラケットで保持しているので、補強ブラケットの位置合わせが不要になり、ステアリングギヤボックスを手間をかけないで簡単に取り付けることができる。
このように、ロッド貫通空間を利用してステアリングロッドを貫通させることで、ステアリングロッドを一方の取付ブラケットや横メンバに近づけた(近接させた)状態に配置できる。
これにより、横メンバ、左右の取付ブラケットおよびステアリングロッドをコンパクトにまとめて配置することができる。
加えて、請求項2に係る発明では、横メンバの中央部を左右の縦フレームの下方に配置することでステアリングギヤボックスを左右の縦フレームより下方に設けた。
よって、例えば、パワープラントを車体前後方向に向けた状態(いわゆる、縦置き状態)に搭載する場合に、パワープラントを搭載する空間や、ステアリングギヤボックスを設ける空間を確保できる。
これにより、パワープラントを縦置き状態に搭載する車体に、サブフレーム構造体を適用することができるので用途の拡大を図ることができる。
図1、図2に示すように、車体10は、車体前後方向に向けて配置された左右のサイドフレーム11,12と、左右のサイドフレーム11,12の下方に取り付けられたフロントサブフレーム構造体(サブフレーム構造体)15とを備えている。
この中央部33は、車幅方向に延出された頂部34と、頂部34の前辺34aから下方に張り出された前壁部35と、頂部34の後辺34bから下方に張り出された後壁部36と、頂部34から下方に張り出された補強リブ37とを有する。
中央部33の右端部33bに右ボス部42が設けられ、右ボス部42に右後取付孔42aが形成されている。
ステアリングギヤボックス17は、ステアリングギヤボックス17の後部に車幅方向に所定間隔をおいて設けられた左右の後ギヤボックス取付部(ギヤボックス取付部)54,55とを有する。
左後ギヤボックス取付部54の左後貫通孔54aは、中央部33の左後取付孔41aに対して同軸上に配置されている。左後貫通孔54aおよび左後取付孔41aはボルト60を挿通可能な孔である。
右後貫通孔55aおよび右後取付孔42aはボルト62を挿通可能な孔である。
中央部33の右後取付孔42aにボルト62・ナット63で右後ギヤボックス取付部55が取り付けられている(支持されている)。
これにより、ステアリングギヤボックス17が、後横メンバ24の中央部33の前方に設けられるとともに中央部33に沿って設けられる(図1、図4も参照)。
ステアリングギヤ48のピニオンから車体後方に向けてステアリングロッドケース64が上り勾配に延出され、ステアリングロッドケース64からステアリングロッド65が車体後方に向けて上り勾配に延出され、ステアリングロッド65の上端部にステアリングホイール66が取り付けられている。
ラックシャフト49の左端部に左連結ロッド71を介して左タイロッド72が設けられている。ラックシャフト49の右端部に右連結ロッド73を介して右タイロッド74が設けられている。
左右のタイロッド72,74を車幅方向に移動することで、左右のナックル(図示せず)が回動して左右の前輪(図示せず)の向きを変える。
具体的には、左内傾斜側部87は、後横メンバ24の左傾斜端部31(図3も参照)に対して車幅方向に所定間隔L1をおいて配置されるとともに、左傾斜端部31に沿って設けられている。
左開口部86に、図示しない左ラバー支持部(いわゆる、ラバーマウント)が嵌入された状態で取り付けられている。
具体的には、右内傾斜側部93は、後横メンバ24の右傾斜端部32に対して車幅方向に所定間隔L1をおいて配置されるとともに、右傾斜端部32に沿って設けられている。
右開口部92aに、図示しない右ラバー支持部(いわゆる、ラバーマウント)が嵌入された状態で取り付けられている。
よって、パワープラント94が左右のラバー支持部および左右の取付ブラケット81,82を介してフロントサブフレーム16(図2参照)に支えられている。
よって、例えば、パワープラント94を車体前後方向に向けた状態(いわゆる、縦置き状態)に搭載する場合に、パワープラント94を搭載する空間や、ステアリングギヤボックス17を設ける空間を確保できる。
これにより、パワープラント94を縦置き状態に搭載する車体10に、サブフレーム構造体15を適用することができるので用途の拡大を図ることができる。
これにより、左右の取付ブラケット81,82で補強ブラケット83の剛性を高めることができ、剛性を高めた補強ブラケット83でフロントサブフレーム16の後横メンバ24(図3参照)を補強することができる。
これにより、補強ブラケット83を後横メンバ24に取り付けるために必要とされていた取付部材(ボルトなど)を不要にでき、部品点数の削減を図ることができる。
この補強ブラケット83は、車幅方向に延出された平坦な頂部96と、頂部96の後辺96aから下方に張り出された後壁部97と、後辺96a近傍から後壁部97に沿って下方に張り出された補強リブ98とを有する。
左差込孔101aは、左後ギヤボックス取付部54の左後貫通孔54aおよび左ボス部41の左後取付孔41aに対して同軸上に配置されている。
右差込孔102aは、右後ギヤボックス取付部55の右後貫通孔55a(図3参照)および右ボス部42の右後取付孔42a(図3参照)に対して同軸上に配置されている。
この状態で、補強ブラケット83が後横メンバ24の中央部33に沿って配置されるとともに、中央部33に対して上方に所定間隔L2をおいて保持されている。
また、図3に示すように、右後取付孔42a、右後貫通孔55aおよび右差込孔102aにボルト62が差し込まれ、左差込孔102aから突出したねじ部62aにナット63がねじ結合されている。
この左後ギヤボックス取付部54の取付構造は、右後ギヤボックス取付部55の取付構造と左右対称に構成されている。よって、右後ギヤボックス取付部55の取付構造の詳説は省略するが、右後ギヤボックス取付部55は、左後ギヤボックス取付部54と同様に、補強ブラケット83の右ボス部102および中央部の右ボス部42間に挟持されている。
さらに、後横メンバ24に沿って補強ブラケット83が設けられている(図1、図5も参照)。
このように、補強ブラケット83やステアリングギヤボックス17で後横メンバ24を補強することで、後横メンバ24の剛性を効率よく確保し、かつ軽量化を図る(重量の増加を抑える)ことができる。
一体に連結された補強ブラケット83および後横メンバ24は、補強ブラケット83および後横メンバ24間において上下方向の略中央に断面中心(以下、「支持断面中心」という)105が位置する。
よって、ステアリングギヤボックス17の締結箇所を少なくでき、後横メンバ24の中央部33が下方に位置する場合にも、左右2箇所(54,55)のステアリングギヤボックス17取付箇所の間隔を広くとることができる(図3参照)。
さらに、左右の取付ブラケット81,82はラバーマウントを介してパワープラント94(図2参照)の荷重を受ける。これにより、左右の取付ブラケット81,82を一体に連結する補強ブラケット83によりステアリングギヤボックス17を挟持することができ、ステアリングギヤボックス17をより安定して支持することができる。
すなわち、ラックシャフト49は操舵力Fが作用する部位である。
操舵力Fはラックシャフト49の軸線方向に作用するが、図4(a)では理解を容易にするために操舵力Fの矢印を便宜上軸線方向に対して僅かに傾斜させた。
よって、ステアリングギヤボックス17を支持断面中心105に近づけることで、ステアリングギヤボックス17内のラックシャフト49を上下方向において支持断面中心105に近づけることができる。
具体的には、操舵力Fが作用するラックシャフト49を、支持断面中心105に対して上下方向において距離L3に近づけて配置できる。
よって、補強ブラケット83および後横メンバ24に作用する荷重を小さくできる。
これにより、補強ブラケット83および後横メンバ24の断面積(すなわち、重量)を同等に保った状態で、操舵力のモーメントによる荷重を確実に支持可能に剛性を確保することができる。
この状態で、左取付ブラケット81および後横メンバ24(左傾斜端部31および中央部33の左端部33a)との間にロッド貫通空間108が車体前後方向に貫通するように形成されている。
ステアリングロッド65は、前述したように、ステアリングギヤボックス17からステアリングホイール66(図1参照)へ延びるロッドである。
これにより、後横メンバ24、左取付ブラケット81およびステアリングロッドケース64(ステアリングロッド65)をコンパクトにまとめて配置することができる。
ここで、左後ギヤボックス取付部54の取付構造および右後ギヤボックス取付部55の取付構造は左右対称の構造なので、以下左後ギヤボックス取付部54の取付構造について説明して、右後ギヤボックス取付部55の取付構造の説明を省略する。
図8(b)に示すように、ボルト60のねじ部60aが左ボス部41の左後取付孔41aに位置するまでボルト60を下方に下げる。
これにより、ボルト60のねじ部60aを左後ギヤボックス取付部54の左後貫通孔54aから外す。
左後ギヤボックス取付部54と同様に、右後ギヤボックス取付部55(図3参照)を右ボス部102,42間から前方に取り出す。
よって、左右の後ギヤボックス取付部54,55を取り外した状態で、補強ブラケット83を左右の取付ブラケット81,82で保持することができる。
これにより、補強ブラケット83を外さないでステアリングギヤボックス17を取り外すことができるので、ステアリングギヤボックス17を手間をかけないで簡単に取り外すことができる。
左右の後ギヤボックス取付部54,55を差し込んだ後、左右の後ギヤボックス取付部54,55をボルト60,62・ナット61,63で締め付けることによりステアリングギヤボックス17を取り付けることができる。
これにより、ステアリングギヤボックス17を手間をかけないで簡単に取り付けることができる。
なお、実施例2、3に係るサブフレーム構造体120,130において実施例1のサブフレーム構造体15と同一・類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
よって、補強ブラケット83および後横メンバ24に作用する荷重を小さくできる。
これにより、補強ブラケット83および後横メンバ24の断面積(すなわち、重量)を同等に保った状態で、操舵力のモーメントによる荷重を確実に支持可能に剛性を確保することができる。
さらに、実施例2のサブフレーム構造体120によれば、実施例1のサブフレーム構造体15と同様の効果を得ることができる。
これにより、本発明のサブフレーム構造体の適用範囲の拡大を図ることができる。
ベースブラケット134は、左取付ブラケット81、右取付ブラケット82および補強ブラケット83が略直線上(上下方向に対して略直線上)に一体に連結された部材である。
よって、補強ブラケット83は、実施例1のサブフレーム構造体15と同様に後横メンバ132の上側に沿って設けられている。
よって、サブフレーム構造体130によれば、図4に示すように、操舵力Fが作用するラックシャフト49を、支持断面中心105に対して上下方向において距離L3に近づけて配置できる。
よって、補強ブラケット83および後横メンバ24に作用する荷重を小さくできる。
これにより、補強ブラケット83および後横メンバ24の断面積(すなわち、重量)を同等に保った状態で、操舵力のモーメントによる荷重を確実に支持可能に剛性を確保することができる。
さらに、実施例3のサブフレーム構造体130によれば、実施例1のサブフレーム構造体15と同様の効果を得ることができる。
これにより、本発明のサブフレーム構造体の適用範囲の拡大をさらに図ることができる。
例えば、前記実施例1〜3では、サブフレーム構造体としてフロントサブフレーム構造体15,120,130を例示したが、これに限らないで、本発明をリヤサブフレーム構造体などに適用することも可能である。
例えば、左右の縦フレーム21,22に一本の横メンバのみを架け渡した略I型のサブフレームの場合は、一本の横メンバに本発明を適用することも可能である。
Claims (2)
- 車体前後方向に延びる左右の縦フレームに横メンバが架け渡されたサブフレームを備え、前記横メンバにステアリングギヤボックスのギヤボックス取付部が設けられ、前記左右の縦フレームのうち前記横メンバが交差する左右の部位に動力源を支える左右の取付ブラケットがそれぞれ設けられたサブフレーム構造体において、
前記左右の取付ブラケットを一体に連結するとともに前記横メンバに沿って設けられた補強ブラケットを備え、
前記補強ブラケットおよび前記横メンバ間に前記ギヤボックス取付部が挟持され、
前記ステアリングギヤボックスが前記横メンバに対して車体前方または車体後方に配置されるとともに、前記横メンバに沿って設けられ、
前記左右の取付ブラケットの一方と前記横メンバとの間に、前記ステアリングギヤボックスからステアリングホイールへ延びるステアリングロッドが貫通するロッド貫通空間を備えたことを特徴とするサブフレーム構造体。 - 前記横メンバは、
前記左右の縦フレームから車体中央に向けて下り勾配に傾斜された左右の端部と、
前記左右の端部間に設けられて前記左右の縦フレームの下方に配置された中央部と、を有し、
前記中央部に前記ギヤボックス取付部が支持されることにより前記ステアリングギヤボックスが前記左右の縦フレームより下方に設けられたことを特徴とする請求項1記載のサブフレーム構造体。
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