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JP5494304B2 - 電力調整装置 - Google Patents
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JP5494304B2 - 電力調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、交流電源の出力を制御して負荷に供給する電力調整装置の改良に関する。
この種の電力調整装置として、サイリスタを逆並列に接続したスイッチ回路を変圧器の1次巻線に直列に接続し、この変圧器の2次巻線間に負荷を接続したものが提案されている。この電力調整装置では、スイッチ回路のサイリスタを位相制御することによって負荷への供給電力が調整される。しかし、この電力調整装置は、入力電流の高調波が多くなるため入力仮想電力が大きくなり、また、その高調波を抑制するため、工場設備にアクティブフィルタを並列に挿入する必要がある。
そこで、特許文献1に係る電力調整装置が提案されている。この電力調整装置は、第1ダイオードのアノード端子と第2ダイオードのカソード端子を接続した第1のダイオード直列回路と、第3ダイオードのアノード端子と第4ダイオードのカソード端子を接続した第2のダイオード直列回路と、第5ダイオードのアノード端子と第6ダイオードのカソード端子を接続した第3のダイオード直列回路とを互いに並列接続し、各ダイオードにそれぞれスイッチング素子を逆並列接続してなる3相ブリッジ回路を備えている。
上記第1のダイオード直列回路の直列接続点は、第1のリアクトルを介して交流電源の一方の端子に、第3のダイオード直列回路の直列接続点は第2のリアクトルを介して負荷の一方の端子に、第2のダイオード直列回路の直列接続点は、交流電源および負荷の各他方の端子にそれぞれ直接接続され、更に、第1のリアクトルと共に第1のフィルタを構成する第1のキャパシタが交流電源に並列接続されるとともに、第2のリアクトルと共に第2のフィルタを構成する第2のキャパシタが負荷に並列接続される。
この電力調整装置では、負荷への供給電力を調整するため、第3のダイオード直列回路の各ダイオードに逆並列接続されたスイッチング素子がPWM信号によってスイッチングされる。
特開平10−150770号公報
特許文献1に係る電力調整装置では、第1のフィルタの大型化を抑制するためにPWMによるスイッチング周波数(キャリア周波数)を数kH以上に設定する必要があり、このため、スイッチング損失が大きくなるという不都合を生じる。
そこで、本発明の目的は、フィルタを大型化することなくスイッチング損失を低減することができる電力調整装置を提供することにある。
第1の発明は、一方の入力端子を第1のリアクトルを介して三相交流電源の第1の出力端子に接続し、他方の入力端子を前記三相交流電源の第2の出力端子に接続した第1のブリッジ回路と、前記第1のブリッジ回路の各出力端子間に並列接続された複数の第1の駆動回路と、一方の入力端子を第2のリアクトルを介して前記三相交流電源の第3の出力端子に接続し、他方の入力端子を前記三相交流電源の第2の出力端子に接続した第2のブリッジ回路と、前記第2ブリッジ回路の各出力端子間に並列接続された複数の第2の駆動回路と、前記三相交流電源の第1、第2の出力端子間に接続され、前記第1のリアクトルと共にフィルタを構成する第1のキャパシタと、前記三相交流電源の第2、第3の出力端子間に接続に接続され、前記第2のリアクトルと共にフィルタを構成する第2のキャパシタと、スイッチング信号を発生するスイッチング信号発生手段と、を備える。
前記第1、第2ブリッジ回路は、ブリッジ接続したダイオードと、これらのダイオードにそれぞれ逆並列接続したスイッチング素子とを有し、前記第1、第2の駆動回路は、直列接続された一対のスイッチング素子と、これらのスイッチング素子にそれぞれ逆並列接続したダイオードとを有する。
前記スイッチング信号発生手段は、前記第1のブリッジ回路の各スイッチング素子を前記三相交流電源の第1、第2の出力端子間の交流電圧の極性に基づいてオンオフさせる第1のスイッチング信号と、前記第2のブリッジ回路の各スイッチング素子を前記三相交流電源の第2、第3の出力端子間の交流電圧の極性に基づいてオンオフさせる第2のスイッチング信号と、前記複数の第1の駆動回路の各スイッチング素子をオンオフさせるパルス幅変調された第3のスイッチング信号と、前記複数の第2の駆動回路の各スイッチング素子をオンオフさせるパルス幅変調された第4のスイッチング信号とを発生し、かつ、前記
複数の第1の駆動回路に対する前記第3のスイッチング信号の供給タイミングを、該第3のスイッチング信号に係る前記パルス幅変調のキャリア信号の周期を前記第1の駆動回路の数で除した時間だけ順次ずらすとともに、前記複数の第2の駆動回路に対する前記第4のスイッチング信号の供給タイミングを、該第4のスイッチング信号に係る前記パルス幅変調のキャリア信号の周期を前記第2の駆動回路の数で除した時間だけ順次ずらすように構成される。
前記第1、第2の駆動回路は、互いの個数が相違する。前記複数の第1の駆動回路及び前記複数の第2の駆動回路には、それぞれ個別の負荷が接続される。
第2の発明は、一方の入力端子を第1のリアクトルを介して三相交流電源の第1の出力端子に接続し、他方の入力端子を前記三相交流電源の第2の出力端子に接続した第1のブリッジ回路と、前記第1のブリッジ回路の各出力端子間に並列接続された複数の第1の駆動回路と、一方の入力端子を第2のリアクトルを介して前記三相交流電源の第3の出力端子に接続し、他方の入力端子を前記三相交流電源の第2の出力端子に接続した第2のブリッジ回路と、前記第2ブリッジ回路の各出力端子間に並列接続された複数の第2の駆動回路と、 前記三相交流電源の第1、第2の出力端子間に接続され、前記第1のリアクトルと共にフィルタを構成する第1のキャパシタと、前記三相交流電源の第2、第3の出力端子間に接続に接続され、前記第2のリアクトルと共にフィルタを構成する第2のキャパシタと、スイッチング信号を発生するスイッチング信号発生手段と、を備える。
前記第1、第2ブリッジ回路は、ブリッジ接続したダイオードと、これらのダイオードにそれぞれ逆並列接続したスイッチング素子とを有し、前記第1、第2の駆動回路は、直列接続された一対のスイッチング素子と、これらのスイッチング素子にそれぞれ逆並列接続したダイオードとを有する。
前記スイッチング信号発生手段は、前記第1のブリッジ回路の各スイッチング素子を前記三相交流電源の第1、第2の出力端子間の交流電圧の極性に基づいてオンオフさせる第1のスイッチング信号と、前記第2のブリッジ回路の各スイッチング素子を前記三相交流電源の第2、第3の出力端子間の交流電圧の極性に基づいてオンオフさせる第2のスイッチング信号と、前記複数の第1の駆動回路の各スイッチング素子をオンオフさせるパルス幅変調された第3のスイッチング信号と、前記複数の第2の駆動回路の各スイッチング素子をオンオフさせるパルス幅変調された第4のスイッチング信号とを発生し、かつ、前記
複数の第1の駆動回路に対する前記第3のスイッチング信号の供給タイミングを、該第3のスイッチング信号に係る前記パルス幅変調のキャリア信号の周期を前記第1の駆動回路の数で除した時間だけ順次ずらすとともに、前記複数の第2の駆動回路に対する前記第4のスイッチング信号の供給タイミングを、該第4のスイッチング信号に係る前記パルス幅変調のキャリア信号の周期を前記第2の駆動回路の数で除した時間だけ順次ずらすように構成される。
前記第3のスイッチング信号に係るパルス幅変調用キャリア信号の周波数と前記第4のスイッチング信号に係るパルス幅変調用キャリア信号の周波数は相違する。前記複数の第1の駆動回路及び前記複数の第2の駆動回路には、それぞれ個別の負荷が接続される。
前記第1、第2の発明において、前記第1、第2のブリッジ回路のスイッチング素子および前記第1、第2の駆動回路のスイッチング素子としては、例えばIGBTが用いられる。また、前記負荷としては、例えば、半導体製造装置における熱処理用ヒータがある
本発明によれば、入力部のフィルタを構成するリアクトルの大型化を伴うことなくキャリア周波数を低下することができるので、スイッチング損失の少ない高効率の電力供給が可能になる。
本発明に係る電力調整装置の一実施形態を示す回路図である。 スイッチング信号を発生するための回路要素を示すブロック図である。 実施形態に係る電力調整装置の動作を説明するための波形図である。 従来例に係る電力調整装置と本発明に係る電力調整装置の損失特性を例示したグラフである 単相交流電源に適用した電力調整装置の構成例を示す回路図である。
図1は、本発明に係る電力調整装置の実施の形態を示す回路図である。この電力調整装置は、ブリッジ回路10、このブリッジ回路10と組合される駆動回路10−1〜10−N(Nは2以上の整数)、ブリッジ回路20、このブリッジ回路20と組合される駆動回路20−1〜20−Nを備えている。
ブリッジ回路10は、ブリッジ接続したダイオードD11〜D14と、このダイオードD11〜D14にそれぞれ逆並列接続したスイッチング素子S11〜S14とを有し、一方の入力端子(ダイオードD11,D12の共通接続点)がリアクトルL10を介して三相交流電源14のR出力端子に接続されるともに、他方の入力端子(ダイオードD13,D14の共通接続点)が三相交流電源14のS出力端子に接続されている。
駆動回路10−1は、直列接続された一対のスイッチング素子S15,S16と、これらのスイッチング素子S15,S16にそれぞれ逆並列接続されたダイオードD15,D16を備えている。駆動回路10−2〜10−Nも同様である。そして、駆動回路10−2〜10−Nは、ブリッジ回路10の正出力端子に接続されたライン12と負出力端子に接続されたライン13との間に並列接続されている。
ブリッジ回路20及び負荷駆動回路20−1〜20−Nは、それぞれブリッジ回路10及び負荷駆動回路10−1〜10−Nと同等の構成を有するので、構成要素に対応する符号を付してその構成についての説明を省略する。なお、ブリッジ回路20は、一方の入力端子(ダイオードD21,D22の共通接続点)がリアクトルL20を介して三相交流電源14のT出力端子に接続されるともに、他方の入力端子(ダイオードD23,D24の共通接続点)が三相交流電源14のS出力端子に接続されている。
負荷R10−1〜R10−Nは、それらの一端が駆動回路10−1〜10−Nの出力端子(スイッチング素子S15,S16の共通接続点)にそれぞれ接続され、それらの他端が三相交流電源14のS出力端子に接続されている。また、負荷R20−1〜R20−Nは、それらの一端が駆動回路20−1〜20−Nの各出力端子(スイッチング素子S25,S26の共通接続点)にそれぞれ接続され、それらの他端が三相交流電源14のS出力端子に接続されている。
負荷R10−1〜R10−Nおよび負荷R20−1〜R20−Nは、例えば、半導体製造装置においてウエハ等の材料を加熱するためのヒータである。
三相交流電源14のR,S出力端子間には、リアクトルL10と共にフィルタを構成するキャパシタC10が接続され、また、三相交流電源14のS,T出力端子間には、リアクトルL20と共にフィルタを構成するキャパシタC20が接続されている。
図2に示す位相検出回路15は、三相交流電源14の各相の電圧の位相を検出して、該三相交流電源14のR、S出力端子間の電圧及びS、T出力端子間の電圧が正の半サイクルの電圧であるか負の半サイクルの電圧であるかを判定し、その判定結果を示す信号をスイッチング信号発生回路16に出力する。スイッチング信号発生回路16は、上記判定結果を示す信号と外部から与えられるパルス幅指定信号とに基づいて、ブリッジ回路10のスイッチング素子S11〜S14に対するスイッチング信号、各駆動回路10−1〜10−Nのスイッチング素子S15,S16に対するスイッチング信号、ブリッジ回路20のスイッチング素子S21〜S24に対するスイッチング信号、及び各駆動回路20−1〜20−Nのスイッチング素子S25,S26に対するスイッチング信号を生成する。
以下、図3を参照しながら、本実施形態に係る電力調整装置の動作について説明する。図3(a)は、三相交流電源14のR、S出力端子を介して入力される交流電圧を示す。図2の位相検出回路15は、上記交流電圧が正の半サイクルの電圧であるか負の半サイクルの電圧であるかに応じて図3(c)に示すような判定信号を出力する。
一方、スイッチング信号発生回路16は、図3(b)に示すキャリア信号を発生するとともに、このキャリア信号とパルス幅指定信号との比較に基づいて図3(d)に示すパルス幅変調(以下、PWMという)信号を形成する。そして、このスイッチング信号発生回路16は、図3(c)に示す判定信号に基づいて、スイッチング素子S11〜S14をスイッチングするための図3(e)〜(h)に示すスイッチング信号を発生するとともに、図3(c)に示す判定信号と図3(d)に示すPWM信号とに基づいて、駆動回路10-1のスイッチング素子S16,S15をスイッチングするための図3(i),(j)に示すスイッチング信号、駆動回路10-2のスイッチング素子S16,S15をスイッチングするための図3(k),(l)に示すスイッチング信号を発生する。図示を省略するが、駆動回路10-3、・・・、10−Nのスイッチング素子S16,S15をスイッチングするためのスイッチング信号についても同様である。
図3(i)に示すスイッチング信号は、図3(c)に示す判定信号と図3(d)に示すPWM信号を排他的論理和処理することによって得られ、図3(j)に示すスイッチング信号は、図3(i)に示すスイッチング信号を反転することによって得られる。また、図3(k),(l)に示すスイッチング信号は、それぞれ図3(i),(j)に示すスイッチング信号の位相を所定時間Δtずらしたものである。時間Δtは、図3(a)に示す交流電圧の周期を1/N倍したものであるので、角度換算すると360°/Nである。すなわち、駆動回路10-2〜10-Nのスイッチング素子S15,S16に対するスイッチング信号は、それぞれ駆動回路10-1〜10-N−1のスイッチング素子S15,S16に対するそれに対してそれぞれ時間Δtだけずらされている。
図3(a)に示す交流電圧の正の半サイクル期間においては、スイッチング素子S11,S14がオンするので、駆動回路10-1のスイッチング素子S15がオンすることによって、電源14(R出力端子)→リアクトルL10→ダイオードD11→スイッチング素子S15→負荷R10−1→電源14(S出力端子)の経路が形成されて負荷R10−1に電力が供給される。このとき、電圧と電流の位相が異なっているとすると(電圧が正で電流が負)、電源14(S出力端子)→負荷R10−1→ダイオードD15→スイッチング素子S11→リアクトルL19→電源14(R出力端子)の経路で電流が流れることになる。
次に、スイッチング素子S15をオフさせてスイッチング素子S16をオンさせると、電源14と負荷R10−1間の電圧印加経路が断たれるため、負荷R10−1の印加電圧は零となり、その結果、負荷R10−1側からの電流が、負荷R10−1→スイッチング素子S14→ダイオードD16→負荷R10−1の経路で環流する。このとき、電圧と電流の位相が異なっているとすると(電圧が正で電流が負)、負荷R10−1側からの電流が、R10−1→スイッチS16→ダイオードD14→負荷R10−1の経路で環流することになる。
一方、図3(a)に示す交流電圧の負の半サイクル期間においては、スイッチング素子S12,S13がオンするので、駆動回路10-1のスイッチング素子S16がオンすることによって、電源14(S出力端子)→負荷R10−1→スイッチング素子S16→ダイオードD12→リアクトルL10→電源14(R端子)の経路で負荷R10−1に電力が供給される。このとき、電圧と電流の位相が異なっているとすると(電圧が負で電流が正)、電源14(R端子)→リアクトルL10→スイッチング素子S12→ダイオードD16→負荷R10−1→電源14(S端子)の経路で電流が流れることになる。
次に、スイッチング素子S16をオフさせてスイッチング素子S15をオンさせると、電源14と負荷R10−1間の電圧印加経路が断たれるため、負荷R10−1の印加電圧は零となり、その結果、負荷R10−1側からの電流が、負荷R10−1→ダイオードD15→スイッチング素子S13→負荷R10−1の経路で環流する。このとき、電圧と電流の位相が異なっているとすると(電圧が負で電流が負)、負荷R10−1側からの電流が、負荷R10−1→ダイオードD13→スイッチング素子S15→負荷R10−1の経路で環流することになる。
交流電圧の一周期中においては、上記のような動作がキャリア周波数で規定される周期で繰り返され、その結果、負荷R10−1に交流電圧波形に近似する波形の電圧が印加される。このとき、リアクトルL10とキャパシタC10からなるフィルタ回路は、入出力電流のリプルを抑制するように作用する。
なお、負荷R10−1に供給される電力は、図3(b)に示すパルス幅指令の値によって設定される。
他の駆動回路10−2〜10−Nも駆動回路10−1の動作形態に準じた形態で同時に作動する。このとき、前記したように、各駆動回路10−1〜10−Nに対するスイッチング信号が順次Δtだけずらされているため、リアクトルL10に流れる電流のリプル周波数が高くなる。すなわち、駆動回路10−1〜10−Nに対するスイッチング信号の位相が一致している場合には、上記リプル周波数がキャリア周波数と一致するが、各駆動回路10−1〜10−Nに上記の位相差を設定することにより、上記リプル周波数がキャリア周波数をN倍した周波数まで上昇することになる。
周知のように、スイッチ素子のスイッチング損失は、スイッチング周波数が低くなるに伴って低下する。一方、リアクトルL10は、上記リプル周波数が低くなるに伴って大容量のもの、つまり、大型のものを使用することが必要になる。
上記実施形態に係る電力調整装置によれば、例えば、負荷の数Nが6で、従来適用されていたキャリア周波数が18kHzである場合、このキャリア周波数を3kHz(18/6kHz)まで低下させても、上記リプル周波数が18kHzに維持されることになる。したがって、リアクトルL10を大型化することなく駆動回路10−1のスイッチング素子S15,S16のスイッチング損失を低下することが可能である。すなわち、例えば、上記のようにキャリア周波数を18kHzから3kHzに低下させた場合には、スイッチング損失を約1/3程度まで低下させることができる。
図4は、キャリア周波数が18kHzのときのスイッチング損失を点線で示し、また、キャリア周波数が3kHzのときのスイッチング損失を実線で示す。なお、この損失特性は、負荷の数Nが6で、それらの容量が100kWである場合のものである。
以上では、ブリッジ回路10と駆動回路10−1〜10−Nの動作を説明したが、ブリッジ回路20と駆動回路20−1〜20−Nも上記に準じた動作を行う。
図5は、単相交流電源4に適用した電力調整装置を示す。この電力調整装置は、ブリッジ回路1、このブリッジ回路1と組合される駆動回路1−1,1−2を備えている。
ブリッジ回路1は、ダイオードD1〜D4からなるブリッジ回路と、このダイオードD1〜D4にそれぞれ逆並列接続したスイッチング素子S1〜S4とを有し、一方の入力端子(ダイオードD1,D2の共通接続点)がリアクトルL1を介して単相交流電源4の一方の出力端子に接続されるともに、他方の入力端子(ダイオードD13,D14の共通接続点)が上記電源4の他方の出力端子に接続されている。
駆動回路1−1は、直列接続された一対のスイッチング素子S5,S6と、これらのスイッチング素子S5,S6にそれぞれ逆並列接続されたダイオードD5,D6を備えている。駆動回路1−2も同様である。そして、駆動回路1−1,1−2は、ブリッジ回路1の正出力端子に接続されたライン2と負出力端子に接続されたライン3との間に並列接続されている。
負荷R1−1,R1−2は、それらの一端が駆動回路1−1,1−2の出力端子(スイッチング素子S5,S6の共通接続点)にそれぞれ接続され、それらの他端が電源4の他方の出力端子に接続されている。
電源4の各出力端子間には、リアクトルL1と共にフィルタを構成するキャパシタC1が接続されている。
ブリッジ回路1のスイッチング素子S1〜S4は、図3の(e)〜(h)に示すスイッチング信号に対応するスイッチング信号によってオンオフされる。また、駆動回路1−1のスイッチング素子S5,S6は、図3の(i),(j)に示すスイッチング信号に対応するスイッチング信号によってオンオフされ、駆動回路1−2のスイッチング素子S5,S6は、図3の(k),(l)に示すスイッチング信号に対応するスイッチング信号によってオンオフされる。したがって、この図5に示す電力調整装置においても、図1に示した電力調整装置と同様にスイッチング損失を低減することができるという効果が得られる。なお、図5に示す電力調整装置は2つの駆動回路1−1,1−2を備えているが、もちろん、駆動回路を3以上設けることが可能である。
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形態様を含むものである。すなわち、図1における駆動回路10−1,10−2、・・・と、駆動回路20−1,20−2、・・・は、必ずしも個数を一致させる必要はない。ただし、駆動回路10−1,10−2、・・・側の負荷(容量)と、駆動回路20−1,20−2、・・・側の負荷(容量)はほぼ同じであることが望ましい。また、図2に示すスイッチング信号発生回路16では、駆動回路10−1,10−2、・・・に対するスイッチング信号と、駆動回路20−1,20−2、・・・に対するスイッチング信号とを共通のPWMキャリア信号を用いて形成しているが、前者のスイッチング信号と後者のスイッチング信号とを周波数の異なる個別のPWMキャリア信号を用いて形成することも可能である。ただし、この場合、ビート現象を生じないように上記各PWMキャリア信号の周波数を選定することが望ましい。
なお、駆動回路10−1,10−2、・・・の個数と、駆動回路20−1,20−2、・・・の個数とを相違させる場合や、上記周波数の異なる個別のPWMキャリア信号を用いる場合には、駆動回路10−1,10−2、・・・に対するスイッチング信号相互のずれ時間(図3のΔt参照)と駆動回路20−1,20−2、・・・に対するスイッチング信号相互のずれ時間とが相違することになる。
更に、図1に示す負荷R10−1〜R10−Nおよび負荷R20−1〜R20−Nは、前記したヒータに限定されない。
1,10 ブリッジ回路
1−1,1−2 駆動回路
10-1〜10-N,20-1〜20-N 駆動回路
D1〜D4,D5,D6 ダイオード
D11〜D14,D15,D16 ダイオード
S1〜S4,S5,S6 スイッチング素子
S11〜S14,S15,S16 スイッチング素子
R1−1〜R1−2 負荷
R10−1〜R10−N,R20−1〜R20−N 負荷
L1,L10,L20 リアクトル
C1,C10,C20 キャパシタ
4,14 交流電源
15 位相検出回路
16 スイッチング信号発生回路

Claims (6)

  1. 一方の入力端子を第1のリアクトルを介して三相交流電源の第1の出力端子に接続し、他方の入力端子を前記三相交流電源の第2の出力端子に接続した第1のブリッジ回路と、
    前記第1のブリッジ回路の各出力端子間に並列接続された複数の第1の駆動回路と、
    一方の入力端子を第2のリアクトルを介して前記三相交流電源の第3の出力端子に接続し、他方の入力端子を前記三相交流電源の第2の出力端子に接続した第2のブリッジ回路と、
    前記第2ブリッジ回路の各出力端子間に並列接続された複数の第2の駆動回路と、
    前記三相交流電源の第1、第2の出力端子間に接続され、前記第1のリアクトルと共にフィルタを構成する第1のキャパシタと、
    前記三相交流電源の第2、第3の出力端子間に接続に接続され、前記第2のリアクトルと共にフィルタを構成する第2のキャパシタと、
    スイッチング信号を発生するスイッチング信号発生手段と、を備え、
    前記第1、第2ブリッジ回路は、ブリッジ接続したダイオードと、これらのダイオードにそれぞれ逆並列接続したスイッチング素子とを有し、
    前記第1、第2の駆動回路は、直列接続された一対のスイッチング素子と、これらのスイッチング素子にそれぞれ逆並列接続したダイオードとを有し、
    前記スイッチング信号発生手段は、前記第1のブリッジ回路の各スイッチング素子を前記三相交流電源の第1、第2の出力端子間の交流電圧の極性に基づいてオンオフさせる第1のスイッチング信号と、前記第2のブリッジ回路の各スイッチング素子を前記三相交流電源の第2、第3の出力端子間の交流電圧の極性に基づいてオンオフさせる第2のスイッチング信号と、前記複数の第1の駆動回路の各スイッチング素子をオンオフさせるパルス幅変調された第3のスイッチング信号と、前記複数の第2の駆動回路の各スイッチング素子をオンオフさせるパルス幅変調された第4のスイッチング信号とを発生し、かつ、前記
    複数の第1の駆動回路に対する前記第3のスイッチング信号の供給タイミングを、該第3のスイッチング信号に係る前記パルス幅変調のキャリア信号の周期を前記第1の駆動回路の数で除した時間だけ順次ずらすとともに、前記複数の第2の駆動回路に対する前記第4のスイッチング信号の供給タイミングを、該第4のスイッチング信号に係る前記パルス幅変調のキャリア信号の周期を前記第2の駆動回路の数で除した時間だけ順次ずらすように構成され、
    前記第1、第2の駆動回路は、互いの個数が相違し、
    前記複数の第1の駆動回路及び前記複数の第2の駆動回路にそれぞれ個別の負荷を接続したことを特徴とする電力調整装置。
  2. 前記第1、第2のブリッジ回路のスイッチング素子および前記第1、第2の駆動回路のスイッチング素子としてIGBTを用いたことを特徴とする請求項1に記載の電力調整装置。
  3. 前記負荷が半導体製造装置における熱処理用ヒータである請求項1に記載の電力調整装置。
  4. 一方の入力端子を第1のリアクトルを介して三相交流電源の第1の出力端子に接続し、他方の入力端子を前記三相交流電源の第2の出力端子に接続した第1のブリッジ回路と、
    前記第1のブリッジ回路の各出力端子間に並列接続された複数の第1の駆動回路と、
    一方の入力端子を第2のリアクトルを介して前記三相交流電源の第3の出力端子に接続し、他方の入力端子を前記三相交流電源の第2の出力端子に接続した第2のブリッジ回路と、
    前記第2ブリッジ回路の各出力端子間に並列接続された複数の第2の駆動回路と、
    前記三相交流電源の第1、第2の出力端子間に接続され、前記第1のリアクトルと共にフィルタを構成する第1のキャパシタと、
    前記三相交流電源の第2、第3の出力端子間に接続に接続され、前記第2のリアクトルと共にフィルタを構成する第2のキャパシタと、
    スイッチング信号を発生するスイッチング信号発生手段と、を備え、
    前記第1、第2ブリッジ回路は、ブリッジ接続したダイオードと、これらのダイオードにそれぞれ逆並列接続したスイッチング素子とを有し、
    前記第1、第2の駆動回路は、直列接続された一対のスイッチング素子と、これらのスイッチング素子にそれぞれ逆並列接続したダイオードとを有し、
    前記スイッチング信号発生手段は、前記第1のブリッジ回路の各スイッチング素子を前記三相交流電源の第1、第2の出力端子間の交流電圧の極性に基づいてオンオフさせる第1のスイッチング信号と、前記第2のブリッジ回路の各スイッチング素子を前記三相交流電源の第2、第3の出力端子間の交流電圧の極性に基づいてオンオフさせる第2のスイッチング信号と、前記複数の第1の駆動回路の各スイッチング素子をオンオフさせるパルス幅変調された第3のスイッチング信号と、前記複数の第2の駆動回路の各スイッチング素子をオンオフさせるパルス幅変調された第4のスイッチング信号とを発生し、かつ、前記
    複数の第1の駆動回路に対する前記第3のスイッチング信号の供給タイミングを、該第3のスイッチング信号に係る前記パルス幅変調のキャリア信号の周期を前記第1の駆動回路の数で除した時間だけ順次ずらすとともに、前記複数の第2の駆動回路に対する前記第4のスイッチング信号の供給タイミングを、該第4のスイッチング信号に係る前記パルス幅変調のキャリア信号の周期を前記第2の駆動回路の数で除した時間だけ順次ずらすように構成され、
    前記第3のスイッチング信号に係るパルス幅変調用キャリア信号の周波数と、前記第4のスイッチング信号に係るパルス幅変調用キャリア信号の周波数とが相違し、
    前記複数の第1の駆動回路及び前記複数の第2の駆動回路にそれぞれ個別の負荷を接続したことを特徴とする電力調整装置。
  5. 前記第1、第2のブリッジ回路のスイッチング素子および前記第1、第2の駆動回路のスイッチング素子としてIGBTを用いたことを特徴とする請求項4に記載の電力調整装置。
  6. 前記負荷が半導体製造装置における熱処理用ヒータである請求項4に記載の電力調整装置。
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