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JP5506583B2 - 部品実装方法 - Google Patents
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Description

本発明は、基板に設けられた複数の参照マークを撮像して部品を部品装着位置に実装する部品実装方法に関する。
部品実装装置においては、実装位置に位置決めされた基板に設けられた複数の参照マークの中、基板の搬送方向の一端部および他端部に設けられた参照マークを基板認識用カメラで同時に撮像できない大型基板の生産が増加している。このような大型基板に部品を実装する方法として、例えば、特許文献1には、先ず一端部に設けられた参照マーク(認識マーク)を撮像し、次に基板を搬送方向に移動して他端部に設けられた参照マークを撮像し、一端部および他端部に設けられた参照マークの位置関係に基板の移動量を加味することで一端部および他端部に設けられた参照マークの真の位置関係を認識する方法が開示されている。また、特許文献2には、撮像範囲外にある参照マーク(基板マーク)についてはスルーホールや回路配線を代替マークとし、この代替マークと撮像範囲内にある参照マークとから基板の位置を認識する方法が開示されている。
特開2008−210927号公報(段落番号0005、図3) 特開2008−218538号公報(段落番号0008、図10)
特許文献1に記載の部品実装方法では、基板の移動量を測定するための機構が必要であり、この部品実装方法を実現するための部品実装装置のコスト増や大型化の要因となっている。また、特許文献2に記載の部品実装方法では、部品実装装置の上流側に別の撮像手段を設け、そこからマークの位置データを取得する必要があり、自装置のみで完結できないため、この部品実装方法を実現するための部品実装装置のコスト増や大型化の要因となっている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、適用される部品実装装置のコスト増および大型化を抑え、部品装着位置を高精度に認識して部品を実装することが可能な部品実装方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、基板を搬送方向に搬送して実装位置に位置決めする基板搬送装置と、前記基板に装着する複数種類の部品を供給する部品供給装置と、該部品供給装置から供給される前記部品を採取して前記実装位置に位置決めされた前記基板の部品装着位置に実装する部品採取ヘッドおよび該部品採取ヘッドを少なくとも前記基板の面と平行な2方向に移動するヘッド移送機構よりなる部品移載装置と、前記部品移載装置と一体的に移動される基板認識用カメラと、を備えてなり、前記実装位置に位置決めされた基板に設けられた複数の参照マークの中、前記基板の前記搬送方向両端部に設けられた一端部参照マークおよび他端部参照マークを前記基板認識用カメラで同時に撮像できない大型基板に前記部品移載装置で前記部品を実装する部品実装装置において、前記大型基板には、該大型基板を前記実装位置から前記搬送方向の一方に離間した第1位置および前記実装位置から前記搬送方向の他方に離間した第2位置のいずれに位置決めしても前記基板認識用カメラで撮像可能な複数の中央部参照マークが設けられ、前記中央部参照マークは少なくとも2個の基準用中央部参照マークを含み、前記大型基板を前記第1位置に停止させたときに前記一端部参照マークと前記複数の中央部参照マークとを前記基板認識用カメラで撮像する第1撮像工程と、前記大型基板を前記第2位置に停止させたときに前記他端部参照マークと前記複数の中央部参照マークとを前記基板認識用カメラで撮像する第2撮像工程と、前記大型基板を前記実装位置に位置決めしたときに前記複数の中央部参照マークを前記基板認識用カメラで撮像する第3撮像工程と、前記第3撮像工程で撮像された前記少なくとも2個の基準用中央部参照マークの位置情報および前記第1撮像工程で撮像された前記一端部参照マークと前記少なくとも2個の基準用中央部参照マークとの位置関係に基づいて前記一端部参照マークの推定位置情報を演算し、前記第3撮像工程で撮像された前記少なくとも2個の基準用中央部参照マークの位置情報および前記第2撮像工程で撮像された前記他端部参照マークと前記少なくとも2個の基準用中央部参照マークとの位置関係に基づいて前記他端部参照マークの推定位置情報を演算する推定位置演算工程と、前記一端部参照マークまたは前記他端部参照マークの推定位置情報および前記第3撮像工程で撮像された前記複数の中央部参照マークの位置情報からなる少なくとも3個の参照マークの位置情報に基づいて前記実装位置に停止された前記大型基板に付された基板座標系を前記部品採取ヘッドの移動位置を示す機械座標系に変換して前記部品を前記大型基板の前記部品装着位置に実装することである。
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、基板を搬送方向に搬送して実装位置に位置決めする基板搬送装置と、前記基板に装着する複数種類の部品を供給する部品供給装置と、該部品供給装置から供給される前記部品を採取して前記実装位置に位置決めされた前記基板の部品装着位置に実装する部品採取ヘッドおよび該部品採取ヘッドを少なくとも前記基板の面と平行な2方向に移動するヘッド移送機構よりなる部品移載装置と、前記部品移載装置と一体的に移動される基板認識用カメラと、を備えてなり、前記実装位置に位置決めされた基板に設けられた複数の参照マークの中、前記基板の前記搬送方向両端部に設けられた一端部参照マークおよび他端部参照マークを前記基板認識用カメラで同時に撮像できない大型基板に前記部品移載装置で前記部品を実装する部品実装装置において、前記大型基板には、該大型基板を第1実装位置および該第1実装位置から前記搬送方向に離間した第2実装位置のいずれに位置決めしても前記基板認識用カメラで撮像可能な複数の中央部参照マークが設けられ、前記中央部参照マークは少なくとも2個の基準用中央部参照マークを含み、前記大型基板を前記第1実装位置に停止させたときに前記一端部参照マークと前記複数の中央部参照マークとを前記基板認識用カメラで撮像する第1撮像工程と、前記大型基板を前記第2実装位置に停止させたときに前記他端部参照マークと前記複数の中央部参照マークとを前記基板認識用カメラで撮像する第2撮像工程と、前記第1撮像工程で撮像された前記一端部参照マークと前記少なくとも2個の基準用中央部参照マークとの位置関係および前記第2撮像工程で撮像された前記他端部参照マークと前記少なくとも2個の基準用中央部参照マークとの位置関係に基づいて前記基板認識用カメラで撮像できない前記一端部参照マークまたは前記他端部参照マークの推定位置情報を演算する推定位置演算工程と、前記一端部参照マークまたは前記他端部参照マークの前記推定位置情報と前記一端部参照マークまたは前記他端部参照マークと同時に撮像された前記複数の中央部参照マークの位置情報とからなる少なくとも3個の参照マークの位置情報に基づいて前記第1実装位置または前記第2実装位置に位置決めされた前記大型基板に付された基板座標系を前記部品採取ヘッドの移動位置を示す機械座標系に変換して前記部品を前記大型基板の前記部品装着位置に実装することである。
請求項3に係る発明の構成上の特徴は、基板を搬送方向に搬送して実装位置に位置決めする基板搬送装置と、前記基板に装着する複数種類の部品を供給する部品供給装置と、前記部品供給装置から供給される前記部品を採取して前記実装位置に位置決めされた前記基板の部品装着位置に実装する部品採取ヘッドおよび該部品採取ヘッドを少なくとも前記基板の面と平行な2方向に移動するヘッド移送機構よりなる第1部品移載装置と、前記第1部品移載装置と一体的に移動される第1基板認識用カメラと、前記部品供給装置から供給される前記部品を採取して前記実装位置に位置決めされた前記基板の部品装着位置に実装する部品採取ヘッドおよび該部品採取ヘッドを少なくとも前記基板の面と平行な2方向に移動するヘッド移送機構よりなる第2部品移載装置と、前記第2部品移載装置と一体的に移動される第2基板認識用カメラと、を備えてなり、前記実装位置に位置決めされた基板に設けられた複数の参照マークの中、前記基板の前記搬送方向両端部に設けられた一端部参照マークおよび他端部参照マークを前記第1基板認識用カメラおよび前記第2基板認識用カメラのいずれにも同時に撮像できない大型基板に前記第1部品移載装置および前記第2部品移載装置で前記部品を実装する部品実装装置において、前記大型基板には、該大型基板を第1実装位置および該第1実装位置から前記搬送方向に離間した第2実装位置のいずれに位置決めしても前記第1基板認識用カメラおよび前記第2基板認識用カメラのいずれかで撮像可能な複数の中央部参照マークが設けられ、前記中央部参照マークは少なくとも2個の基準用中央部参照マークを含み、前記大型基板を前記第1実装位置に停止させたときに前記一端部参照マークと前記複数の中央部参照マークとを前記第1基板認識用カメラおよび前記第2基板認識用カメラで撮像する第1撮像工程と、前記大型基板を前記第2実装位置に停止させたときに前記他端部参照マークと前記複数の中央部参照マークとを前記第1基板認識用カメラおよび前記第2基板認識用カメラで撮像する第2撮像工程と、前記第1撮像工程で撮像された前記一端部参照マークと前記少なくとも2個の基準用中央部参照マークとの位置関係および前記第2撮像工程で撮像された前記他端部参照マークと前記少なくとも2個の基準用中央部参照マークとの位置関係に基づいて前記第1基板認識用カメラおよび前記第2基板認識用カメラのいずれにも撮像できない前記一端部参照マークまたは前記他端部参照マークの推定位置情報を演算する推定位置演算工程と、前記一端部参照マークまたは前記他端部参照マークの前記推定位置情報と前記一端部参照マークまたは前記他端部参照マークと同時に撮像された前記複数の参照マークの位置情報とからなる少なくとも3個の参照マークの位置情報に基づいて前記第1実装位置または前記第2実装位置に位置決めされた前記大型基板に付された基板座標系を前記部品採取ヘッドの移動位置を示す機械座標系に変換して前記部品を前記大型基板の前記部品装着位置に実装することである。
請求項1に係る発明によれば、一端部参照マークおよび複数の中央部参照マークを第1位置で撮像してそれらの位置関係を求めておくと共に、他端部参照マークおよび複数の中央部参照マークを第2位置で撮像してそれらの位置関係を求め、複数の中央部参照マークを実装位置で撮像して上述の位置関係から一端部参照マークおよび他端部参照マークの推定位置を求めて部品実装しているので、特別な機構を必要とせずに本部品実装方法を実現するための部品実装装置のコスト増や大型化を抑えることができる。また、部品装着位置を囲むように参照マークを選択できるため部品装着位置を高精度に認識して部品を実装することができる。また、一端部参照マークおよび他端部参照マークを基板認識用カメラで同時に撮像できない大型基板であっても1台の部品実装装置により部品実装が可能となるので、大型基板の生産効率を向上させることができる。
請求項2に係る発明によれば、一端部参照マークおよび複数の中央部参照マークを第1実装位置で撮像してそれらの位置関係を求め、他端部参照マークおよび複数の中央部参照マークを第2実装位置で撮像してそれらの位置関係を求め、両位置関係から一端部参照マークまたは他端部参照マークの推定位置を求めて部品実装しているので、特別な機構を必要とせずに本部品実装方法を実現するための部品実装装置のコスト増や大型化を抑えることができる。また、部品装着位置を囲むように参照マークを選択できるため部品装着位置を高精度に認識して部品を実装することができる。
請求項3に係る発明によれば、一端部参照マークおよび複数の中央部参照マークを第1実装位置で2台の基板認識用カメラにより撮像してそれらの位置関係を求め、他端部参照マークおよび複数の中央部参照マークを第2実装位置で2台の基板認識用カメラにより撮像してそれらの位置関係を求め、両位置関係から一端部参照マークまたは他端部参照マークの推定位置を求めて部品実装しているので、特別な機構を必要とせずに本部品実装方法を実現するための部品実装装置のコスト増や大型化を抑えることができる。また、部品装着位置を囲むように参照マークを選択できるため部品装着位置を高精度に認識して部品を実装することができる。
本発明に係る部品実装装置の一実施の形態を示す斜視図である。 図1の部品実装装置の部品移載装置の主要部を示す斜視図である。 図1の部品実装装置の基板搬送装置およびバックアップ装置の主要部を示す側面図である。 図1の部品実装装置の部品供給装置、基板搬送装置およびバックアップ装置の主要部を示す平面図である。 図1の部品実装装置の制御装置を示すブロック図である。 本発明に係る第1の部品実装方法を説明するための基板搬送図であり、(A)は第1位置に位置決めされた大型基板を示す図、(B)は第2位置に位置決めされた大型基板を示す図、(C)は実装位置に位置決めされた大型基板を示す図である。 本発明に係る第1の部品実装方法を説明するためのフローチャートである。 一端部参照マークの機械座標系の推定位置情報を演算する方法を説明するための図である。 一端部参照マークの機械座標系の推定位置情報を演算する別の方法を説明するための図である。 部品装着位置の基板座標系の位置情報を機械座標系の位置情報に変換する方法を説明するための図である。 本発明に係る第2の部品実装方法を説明するための基板搬送図であり、(A)は第1実装位置に位置決めされた大型基板を示す図、(B)は第2実装位置に位置決めされた大型基板を示す図である。 本発明に係る第2の部品実装方法を説明するためのフローチャートである。 本発明に係る第3の部品実装方法を説明するための基板搬送図であり、(A)は第1実装位置に位置決めされた大型基板を示す図、(B)は第2実装位置に位置決めされた大型基板を示す図である。 本発明に係る第3の部品実装方法を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明に係る部品実装方法を実現する部品実装装置の一実施の形態について説明する。図1に示すように、部品実装装置1は、部品供給装置10、部品移載装置20、基板搬送装置30、バックアップ装置40および制御装置50を備えている。なお、図1においては2台の部品実装装置1を1つの架台2に並べて搭載した状態を示しているが、部品装着ラインにおいては複数台の部品実装装置1が並設されている。以下の説明において、2台の部品実装装置1が並ぶ方向、すなわち基板の搬送方向をX軸方向と称し、水平面内においてX軸方向に直角な方向をY軸方向と称し、X軸方向とY軸方向とに直角な方向をZ軸方向と称する。
部品供給装置10は、基枠3上に複数のフィーダ11を並設して構成したカセットタイプのものである。フィーダ11は、基枠3に離脱可能に取付けた本体12と、本体12の後部に着脱可能に装着した供給リール13と、本体12の先端に設けた部品供給部14とを備えている。供給リール13には、部品が所定ピッチで封入されたキャリアテープが巻回保持される。このような構成の部品供給装置10においては、スプロケット(図示省略)により供給リール13からキャリアテープが所定ピッチで引き出され、封入状態を解除された部品が部品供給部14に順次送り込まれるようになっている。
部品移載装置20は、基枠3上部に装架されて部品供給装置10および基板搬送装置30の上方に配設されたXYロボットタイプのものである。部品移載装置20は、ヘッド移送機構21、部品採取ヘッド22および基板認識用カメラ23を備えている。ヘッド移送機構21は、Y軸サーボモータ24YによりY軸方向に移動されるY軸スライダ25Yと、X軸サーボモータ24XによりX軸方向に移動されるX軸スライダ25Xとを備えている。このX軸スライダ25Xは、Y軸スライダ25YにX軸方向に移動可能に案内されている。図1および図2に示すように、X軸スライダ25Xには、部品を基板に装着する部品採取ヘッド22が取付けられている。
部品採取ヘッド22には、下方に突出して設けられたノズルホルダー部26と、該ノズルホルダー部26の下端部に設けられて部品を吸着保持する部品吸着ノズル27と、下方に突出して設けられて基板位置を認識するため基板を撮像するCCD等で構成された基板認識用カメラ23とが取り付けられている。部品吸着ノズル27は、部品採取ヘッド22にサーボモータ(図示省略)によりZ軸方向に昇降可能に且つZ軸周りで回転可能に支承されたノズルホルダー部26の下端部に取り付けられている。そして、部品吸着ノズル27は、ノズル先端で部品を吸引可能なように真空ポンプ(図示省略)に接続されている。また、部品供給装置10と基板搬送装置30の間には、部品吸着ノズル27に吸着保持された部品に光を照射する光照射装置28と、吸着保持部品を撮像するCCD等で構成された部品撮像カメラ29とが設けられている。
このような構成の部品移載装置20においては、部品採取ヘッド22はヘッド移送機構21により待機状態のときは図1に示すように基枠3の後方に移動されているが、部品を基板に装着する際には基枠3の前方に移動される。そして、詳細は後述するが、基板搬送装置30により搬送された基板の部品装着位置が基板認識用カメラ23により認識される。そして、部品吸着ノズル27に部品が吸着保持され、吸着保持された部品の保持位置が部品撮像カメラ29により認識され、部品に特に問題が無い場合は基板の部品装着位置に部品が装着されるようになっている。
基板搬送装置30は、基枠3上に搬送装置31を2列並設し、さらに各搬送装置31の下方の基枠3上にバックアップ装置40を2台並設して構成した所謂ダブルコンベアタイプのものである。図1、図3および図4に示すように、搬送装置31は、基枠3上で互いに平行に対向させてX軸方向に延在するように並設した一対のガイドレール33a,33bと、これらガイドレール33a,33bの下方に並設した一対のコンベアベルト34a,34bとを備えている。
バックアップ装置40は、基板搬送装置30の下方の基枠3上にバックアッププレート41および昇降装置42を上下に配設して構成したものである。このバックアップ装置40は、基板搬送装置30により所定位置に搬送された基板を下面から支持するバックアップピン(図示省略)を備えている。昇降装置42は、エアシリンダを備えており、バックアッププレート41の四隅が組み付けられるロッド42aと、ロッド42aを上下に進退させるシリンダ42bとからなる。
このような構成の基板搬送装置30においては、コンベアベルト34a,34bにより支持された基板は、ガイドレール33a、33bにより案内されつつコンベアベルト34a,34bによりX軸方向に所定の実装位置(バックアッププレート41の上方の位置)まで搬送される。そして、バックアッププレート41が昇降装置42により上昇され、基板がバックアッププレート41上に配置されたバックアップピンによりコンベアベルト34a,34bから押し上げられ、ガイドレール33a、33bの上端に内側に突設された押え部との間でクランプされ位置決め固定されるようになっている。
図5に示すように、制御装置50は、マイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続された入出力インターフェース、CPU、RAMおよびROM(いずれも図示省略)を備えている。この制御装置50には、入力装置51、通信装置52、記憶装置53、出力装置54、部品供給装置10、部品移載装置20、基板搬送装置30およびバックアップ装置40が接続されている。
入力装置51は、部品実装装置1の運転を開始させる開始スイッチ、停止させる停止スイッチ等を備えている。通信装置52は、LAN(図示省略)を介してホストコンピュータ(図示省略)に接続されて信号を送受信する。記憶装置53は、部品実装装置1全体を制御するシステムプログラム、システムプログラム上で部品実装装置1の各要素をそれぞれ個別に制御する制御プログラム、ホストコンピュータから送信された生産プログラム等を記憶する。出力装置54は、部品実装装置1の状態情報、警告等を表示する。
以上のような構成の部品実装装置1において、第1の部品実装方法について、図6の基板搬送図および図7のフローチャートを参照して説明する。大型基板Bには、例えば、部品装着位置Pa〜Pdに部品を装着する際に参照される複数(本例では7つ)の参照マークMa〜Mgが設けられている。なお、本例では、図6(C)に示すように、実装位置X0に位置決めされた大型基板Bにおいて、参照マークMa,Mb,Mf,Mgは、基板認識用カメラ23による撮像可能領域(2本の一点鎖線L1,L2の間の領域)Aから外れている。
以下の説明では、図6(A)に示すように、大型基板Bを実装位置X0から搬送方向gの他方(−側)に離間した第1位置X1に位置決めしたときに、撮像可能領域A内に入る参照マークMa,Mbを一端部参照マークMa,Mbといい、図6(B)に示すように、大型基板Bを実装位置X0から搬送方向gの一方(+側)に離間した第2位置X2に位置決めしたときに、撮像可能領域A内に入る参照マークMf,Mgを他端部参照マークMf,Mgという。また、大型基板Bを第1位置X1および第2位置X2のいずれに位置決めしても撮像可能領域A内に入る参照マークMc,Md,Meを中央部参照マークMc,Md,Meという。
制御装置50は、搬送装置31を制御して大型基板Bを搬送方向gの一方(+側)に搬送し(ステップ1)、図6(A)に示すように、大型基板Bを第1位置X1に停止させる(ステップ2)。そして、制御装置50は、ヘッド移送機構21を制御して基板認識用カメラ23により一端部参照マークMa,Mbおよび中央部参照マークMc,Md,Meを撮像(第1撮像)する(ステップ3)。
制御装置50は、搬送装置31を制御して大型基板Bを搬送方向gの一方(+側)に搬送し(ステップ4)、図6(B)に示すように、大型基板Bを第2位置X2に停止させる(ステップ5)。そして、制御装置50は、ヘッド移送機構21を制御して基板認識用カメラ23により他端部参照マークMf,Mgおよび中央部参照マークMc,Md,Meを撮像(第2撮像)する(ステップ6)。
制御装置50は、搬送装置31を制御して大型基板Bを搬送方向gの他方(−側)に搬送し(ステップ7)、図6(C)に示すように、大型基板Bを実装位置X0に停止させる(ステップ8)。そして、制御装置50は、ヘッド移送機構21を制御して基板認識用カメラ23により中央部参照マークMc,Md,Meを撮像(第3撮像)する(ステップ9)。
制御装置50は、ステップ9において撮像(第3撮像)した中央部参照マークMc,Md,Meのうち、例えば、2つの中央部参照マークMc,Mdを基準用中央部参照マークMc,Mdとして選択して部品採取ヘッド22の移動位置を示す機械座標系の位置情報を演算する。そして、ステップ3において撮像(第1撮像)した一端部参照マークMa,Mbと中央部参照マークMc,Mdとの位置関係に基づいて、基準用中央部参照マークMc,Mdの機械座標系の位置情報から一端部参照マークMa,Mbの機械座標系の推定位置情報を演算する(ステップ10)。
ここで、一端部参照マークMaの機械座標系の推定位置情報を演算する方法について説明する。図8に示すように、先ず、第1撮像における一端部参照マークMaおよび中央部参照マークMc,Mdの機械座標系の位置情報Ma1(XMa1,YMa1),Mc1(XMc1,YMc1),Md1(XMd1,YMd1)を求める。次に、第3撮像における基準用中央部参照マークMc,Mdの機械座標系の位置情報Mc3(XMc3,YMc3),Md3(XMd3,YMd3)を求める。
そして、第1撮像におけるMc1(XMc1,YMc1)とMd1(XMd1,YMd1)とを結ぶ直線Mc1Md1およびMc1(XMc1,YMc1)とMa1(XMa1,YMa1)とを結ぶ直線Mc1Ma1を、Md1がMd3に重なるまでそのままの形で第3撮像に平行移動する。これにより、直線Mc1Md1および直線Mc1Ma1が、直線Mc2Md2および直線Mc2Ma2となる。このときMd2とMd3とは一致する。さらに、Md3(XMd3,YMd3)を中心にMc2とMc3(XMc3,YMc3)とが一致するまで回転させる。そのときのMd1(XMd1,YMd1)とMd3(XMd3,YMd3)との偏差dX,dYおよび回転角αを求め、求めた偏差dX,dYおよび回転角αを用いて一端部参照マークMaの機械座標系の推定位置情報Ma3(XMa3,YMa3)を得る。同様の方法により一端部参照マークMbの機械座標系の推定位置情報Mb3(XMb3,YMb3)も得る。
上述の方法は2つの基準用中央部参照マークMc,Mdを選択したが、3つの基準用中央部参照マークMc,Md,Meを選択してもよい。図9に示すように、先ず、第1撮像における一端部参照マークMaおよび中央部参照マークMc,Md,Meの機械座標系の位置情報Ma1(XMa1,YMa1),Mc1(XMc1,YMc1),Md1(XMd1,YMd1),Me(XMe1,YMe1)を求める。次に、第3撮像における基準用中央部参照マークMc,Md,Meの機械座標系の位置情報Mc3(XMc3,YMc3),Md3(XMd3,YMd3),Me(XMe3,YMe3)を求める。
そして、第1撮像におけるMc1(XMc1,YMc1)とMd1(XMd1,YMd1)とを結ぶ直線Mc1Md1、Mc1(XMc1,YMc1)とMe1(XMe1,YMe1)とを結ぶ直線Mc1Me1およびMc1(XMc1,YMc1)とMa1(XMa1,YMa1)とを結ぶ直線Mc1Ma1を、Mc1がMc3に重なるまでそのままの形で第3撮像に平行移動する。これにより、直線Mc1Md1、直線Mc1Me1および直線Mc1Ma1が、直線Mc2Md2、直線Mc2Me2および直線Mc2Ma2となる。このときMc2とMc3とは一致する。さらに、Mc3(XMc3,YMc3)を中心にMe2とMe3(XMe3,YMe3)とが一致するまで回転させると共に、Md2とMd3(XMd3,YMd3)とが一致するまで回転させる。
そのときのMc1(XMc1,YMc1)とMc3(XMc3,YMc3)との偏差dXc,dYcおよび回転角αc、およびMd1(XMd1,YMd1)とMd3(XMd3,YMd3)との偏差dXd,dYdおよび回転角αdを求め、偏差dXcと偏差dXdとの平均値dX、偏差dYcと偏差dYdとの平均値dYおよび回転角αcと回転角αdとの平均値αを用いて一端部参照マークMaの機械座標系の推定位置情報Ma3(XMa3,YMa3)を得る。同様の方法により一端部参照マークMbの機械座標系の推定位置情報Mb3(XMb3,YMb3)も得る。この方法によれば、一端部参照マークMa,Mbの機械座標系の推定位置情報の精度を向上させることができる。
さらに、制御装置50は、ステップ9において撮像(第3撮像)した中央部参照マークMc,Md,Meのうち、例えば、2つの中央部参照マークMc,Meを基準用中央部参照マークMc,Meとして選択してそれらの機械座標系の位置情報を演算する。そして、ステップ6において撮像(第2撮像)した他端部参照マークMf,Mgと中央部参照マークMc,Meとの位置関係に基づいて、基準用中央部参照マークMc,Meの機械座標系の位置情報から他端部参照マークMf,Mgの機械座標系の推定位置情報を上述の方法により演算する(ステップ11)。
そして、制御装置50は、実装位置X0に停止された大型基板Bの部品装着位置Pbの基板座標系を機械座標系に変換するが、部品装着位置Pbを囲む3点で座標変換した方が精度が上がるため、ステップ10において演算した一端部参照マークMbの機械座標系の推定位置情報および基準用中央部参照マークMc,Mdの機械座標系の位置情報を選択し、それらに基づいて部品装着位置Pbの基板座標系の位置情報を機械座標系の位置情報に変換する。同様に、制御装置50は、ステップ10において演算した一端部参照マークMaMbの機械座標系の推定位置情報および基準用中央部参照マークMcの機械座標系の位置情報に基づいて、実装位置X0に停止された大型基板Bの部品装着位置Pcの基板座標系の位置情報を機械座標系の位置情報に変換する(ステップ12)。
ここで、部品装着位置Pbの基板座標系の位置情報を機械座標系の位置情報に変換する方法について説明する。図に示すように、基板座標系xyが機械座標系XYに対してX軸方向にdX、Y軸方向にdY、原点0回りでαずれているとすると、以下の式(1)〜(4)が成立する。
X=x+dX・・・(1)
Y=y+dY・・・(2)
X=xcosα−ysinα・・・(3)
Y=xsinα+ycosα・・・(4)
式(1)〜(4)により、一端部参照マークMbの機械座標系の推定位置情報および基準用中央部参照マークMc,Mdの機械座標系の位置情報と、一端部参照マークMbおよび基準用中央部参照マークMc,Md並びに部品装着位置Pbの基板座標系の位置情報とから、部品装着位置Pbの機械座標系の位置情報を演算する。同様の方法により部品装着位置Pcの機械座標系の位置情報も演算する。
さらに、制御装置50は、ステップ11において演算した他端部参照マークMf,Mgの推定位置情報および基準用中央部参照マークMeの位置情報に基づいて、実装位置に停止された大型基板Bの部品装着位置Pdの基板座標系を部品採取ヘッド22の移動位置を示す機械座標系に上述の方法により変換する。同様に、制御装置50は、ステップ11において演算した他端部参照マークMf,Mgの推定位置情報および基準用中央部参照マークMcの位置情報に基づいて、実装位置X0に停止された大型基板Bの部品装着位置Paの基板座標系を部品採取ヘッド22の移動位置を示す機械座標系に上述の方法により変換する(ステップ13)。
そして、制御装置50は、ヘッド移送機構21を制御して部品採取ヘッド22をフィーダ11の部品供給部14上に移動し、ノズルホルダー部26を駆動制御してZ軸方向に下降させ、部品吸着ノズル27により部品を吸着する。そして、制御装置50は、ヘッド移送機構21を駆動制御して部品採取ヘッド24を光照射装置28の上方に移動し、ノズルホルダー部26を駆動制御してZ軸方向に下降させ、部品吸着ノズル27に吸着されている部品を部品撮像カメラ29により撮像する。
そして、制御装置50は、ヘッド移送機構21を駆動制御して部品採取ヘッド22を大型基板Bの例えば部品装着位置Paの上方に移動し、必要があれば撮像した部品の画像を処理して認識した部品姿勢に基づいて、ヘッド移送機構21およびノズルホルダー部26を駆動制御して部品吸着ノズル27に対する部品のY軸方向およびX軸方向並びにZ軸回りにおけるずれを補正する。そして、制御装置50は、ノズルホルダー部26を駆動制御してZ軸方向に下降させ、部品吸着ノズル27に吸着されている部品を大型基板Bの部品装着位置Paに実装する。以降、各部品装着位置Pb〜Pdに対しても同様の動作により部品を実装する(ステップ14)。
上述の第1の部品実装方法によれば、特別な機構を必要とせずに本部品実装方法を実現するための部品実装装置1のコスト増や大型化を抑えることができ、また、部品装着位置Pa〜Pdを囲むように参照マークMa〜Mgを選択できるため部品装着位置Pa〜Pdを高精度に認識して部品を実装することができる。また、一端部参照マークMa,Mbおよび他端部参照マークMf,Mgを基板認識用カメラ23で同時に撮像できない大型基板Bであっても1台の部品実装装置1により部品実装が可能となるので、大型基板Bの生産効率を向上させることができる。また、図6(A)の状態で参照マークMa〜Mdを用いて部品装着位置Pb,Pcに部品実装し、図6(B)の状態で参照マークMd〜Mgを用いて部品装着位置Pa,Pdに部品実装することも可能であるが、上述のように図6(C)の状態で参照マークMa,Mb,Mf,Mgを推定して部品装着位置Pa〜Pdに部品実装することにより、同種の部品吸着ノズル27で吸着する部品を纏めて実装できるので、ノズル切換回数を減らすことができる。
次に、第2の部品実装方法について、図11の基板搬送図および図12のフローチャートを参照して説明する。ここで、上述の第1の部品実装方法では、図6(A)に示すように、大型基板Bを第1位置X1に位置決めしたときは、部品装着位置Pdが撮像可能領域Aから外れ、図6(B)に示すように、大型基板Bを第2位置X2に位置決めしたときは、部品装着位置Pcが撮像可能領域Aから外れ、図6(C)に示すように、大型基板Bを実装位置X0に位置決めしたときに、全ての部品装着位置Pa〜Pdが撮像可能領域A内に入る場合を説明した。以下の第2の部品実装方法では、図11(A)および(B)に示すように、大型基板Bを第1実装位置X11および第2実装位置X12のいずれに位置決めしたときにも、全ての部品装着位置Pa〜Pdが撮像可能領域A内に入る場合を説明する。
以下の説明では、図11(A)に示すように、大型基板Bを第1実装位置X11に位置決めしたときに、撮像可能領域A内に入る参照マークMa,Mbを一端部参照マークMa,Mbといい、図11(B)に示すように、大型基板Bを第1実装位置X11から搬送方向gの一方(+側)に離間した第2実装位置X12に位置決めしたときに、撮像可能領域A内に入る参照マークMf,Mgを他端部参照マークという。また、大型基板Bを第1実装位置X11および第2実装位置X12のいずれに位置決めしても撮像可能領域A内に入る参照マークMc,Md,Meを中央部参照マークMc,Md,Meという。
制御装置50は、搬送装置31を制御して大型基板Bを搬送方向gの一方(+側)に搬送し(ステップ1)、図11(A)に示すように、大型基板Bを第1実装位置X11に停止させる(ステップ2)。そして、制御装置50は、ヘッド移送機構21を制御して基板認識用カメラ23により一端部参照マークMa,Mbおよび中央部参照マークMc,Md,Meを撮像(第1撮像)する(ステップ3)。
制御装置50は、搬送装置31を制御して大型基板Bをさらに搬送方向gの一方(+側)に搬送し(ステップ4)、図11(B)に示すように、大型基板Bを第2実装位置X12に停止させる(ステップ5)。そして、制御装置50は、ヘッド移送機構21を制御して基板認識用カメラ23により他端部参照マークMf,Mgおよび中央部参照マークMc,Md,Meを撮像(第2撮像)する(ステップ6)。
制御装置50は、ステップ3において撮像(第1撮像)した中央部参照マークMc,Md,Meのうち、例えば、2つの中央部参照マークMc,Mdを基準用中央部参照マークMc,Mdとして選択して部品採取ヘッド22の移動位置を示す機械座標系の位置情報を演算する。そして、ステップ3において撮像(第1撮像)した一端部参照マークMaと選択した中央部参照マークMc,Mdとの位置関係およびステップ6において撮像(第2撮像)した他端部参照マークMfと基準用中央部参照マークMc,Mdとの位置関係に基づいて、一端部参照マークMaの機械座標系の推定位置情報を第1の部品実装方法で説明した方法により演算する。同様の方法により一端部参照マークMbの機械座標系の推定位置情報も演算する(ステップ7)。
そして、制御装置50は、第2実装位置X12に停止された大型基板Bの部品装着位置Pbの基板座標系を機械座標系に変換するが、部品装着位置Pbを囲む3点で座標変換した方が精度が上がるため、ステップ7において演算した一端部参照マークMbの機械座標系の推定位置情報と基準用中央部参照マークMc,Mdの機械座標系の位置情報を選択し、それらに基づいて部品装着位置Pbの基板座標系の位置情報を機械座標系の位置情報に第1の部品実装方法で説明した方法により変換する。同様に、制御装置50は、ステップ7において演算した一端部参照マークMaの機械座標系の推定位置情報および基準用中央部参照マークMc,Mdの機械座標系の位置情報に基づいて、第2実装位置X12に停止された大型基板Bの部品装着位置Pcの基板座標系の位置情報を機械座標系の位置情報に変換する(ステップ8)。
さらに、制御装置50は、ステップ6において撮像(第2撮像)した中央部参照マークMc,Md,Meのうち、例えば、2つの中央部参照マークMc,Meを基準用中央部参照マークMc,Meとして選択し、選択した基準用中央部参照マークMc,Meおよびステップ6において撮像(第2撮像)した他端部参照マークMf,Mgを部品採取ヘッド22の移動位置を示す機械座標系の位置情報を演算する。そして、制御装置50は、他端部参照マークMfの機械座標系の推定位置情報と基準用中央部参照マークMc,Meの機械座標系の位置情報に基づいて、第2実装位置X12に停止された大型基板Bの部品装着位置Paの基板座標系の位置情報を機械座標系の位置情報に第1の部品実装方法で説明した方法により変換する。
同様に、制御装置50は、他端部参照マークMf,Mgの機械座標系の推定位置情報および基準用中央部参照マークMeの機械座標系の位置情報に基づいて、第2実装位置X12に停止された大型基板Bの部品装着位置Pdの基板座標系の位置情報を機械座標系の位置情報に変換する(ステップ9)。そして、制御装置50は、第1の部品実装方法と同様に、ヘッド移送機構21を制御して部品採取ヘッド22の部品吸着ノズル27に吸着されている部品を大型基板Bの部品装着位置Paに実装する。以降、各部品装着位置Pb〜Pdに対しても部品を実装する(ステップ10)。
上述の第2の部品実装方法によれば、特別な機構を必要とせずに本部品実装方法を実現するための部品実装装置1のコスト増や大型化を抑えることができ、また、部品装着位置Pa〜Pdを囲むように参照マークMa〜Mgを選択できるため部品装着位置Pa〜Pdを高精度に認識して部品を実装することができる。また、部品採取ヘッド22の部品吸着ノズル27の切り替えが必要な部品を纏めて実装でき、部品吸着ノズル27の切り替え回数を減らして大型基板Bの生産効率を向上させることができる。また、図11(A)の状態で参照マークMa〜Mdを用いて部品装着位置Pb,Pcに部品実装することも可能であるが、上述のように図11(B)の状態で参照マークMa,Mbを推定して部品装着位置Pa〜Pdに部品実装することにより、同種の部品吸着ノズル27で吸着する部品を纏めて実装できるので、ノズル切換回数を減らすことができる。
なお、上述の説明では、大型基板Bを第1実装位置X11に位置決めしたときに、撮像可能領域A内に一端部参照マークMa,Mbを入れて撮像し、大型基板Bを第2実装位置X12に位置決めしたときに、撮像可能領域A内に他端部参照マークMf,Mgを入れて撮像し、一端部参照マークMa,Mbを推定するようにしたが、大型基板Bを第1実装位置X11に位置決めしたときに、撮像可能領域A内に他端部参照マークMf,Mgを入れて撮像し、大型基板Bを第2実装位置X12に位置決めしたときに、撮像可能領域A内に一端部参照マークMa,Mbを入れて撮像し、他端部参照マークMf,Mgを推定するようにしてもよい。
次に、第3の部品実装方法について、図13の基板搬送図および図14のフローチャートを参照して説明する。ここで、上述の第1および第2の部品実装方法では、部品実装装置1に夫々1つ備えられたヘッド移送機構21と基板認識用カメラ23および部品吸着ノズル27を有する部品採取ヘッド22とにより部品を実装する場合を説明したが、第3の部品実装方法では、第1および第2の部品実装方法で使用可能な部品実装装置1により部品実装できない大きさの大型基板Bに部品を実装する場合を説明する。第3の部品実装方法で使用可能な部品実装装置1には、大型基板Bの搬送上流側に第1ヘッド移送機構21が設けられ、搬送下流側に第1ヘッド移送機構21と並んで第2ヘッド移送機構21が設けられている。そして、第1ヘッド移送機構21には、第1基板認識用カメラ23および第1部品吸着ノズル27を備えた第1部品採取ヘッド22が移動可能に設けられ、第2ヘッド移送機構21には、第2基板認識用カメラ23および第2部品吸着ノズル27を備えた第2部品採取ヘッド22が移動可能に設けられている。以下の例では、第1ヘッド移送機構21を制御して第1基板認識用カメラ23により参照マークMa,Mb,Mc,Mdを認識し、第1部品吸着ノズル27に吸着した部品を大型基板Bの部品装着位置Pb,Pcに実装し、第2ヘッド移送機構21を制御して第2基板認識用カメラ23により参照マークMe,Mf,Mgを認識し、第2部品吸着ノズル27に吸着した部品を大型基板Bの部品装着位置Pa,Pdに実装する場合を説明する。
以下の説明では、図13(A)に示すように、大型基板Bを第1実装位置X21に位置決めしたときに、撮像可能領域(2本の一点鎖線L11,L12の間の領域)A1内に入る参照マークMa,Mbを一端部参照マークMa,Mbといい、図13(B)に示すように、大型基板Bを第2実装位置X22に位置決めしたときに、撮像可能領域(2本の一点鎖線L21,L22の間の領域)A2内に入る参照マークMf,Mgを他端部参照マークという。また、大型基板Bを第1実装位置X21および第2実装位置X22のいずれに位置決めしても撮像可能領域A1,A2内に入る参照マークMc,Md,Meを中央部参照マークMc,Md,Meという。
制御装置50は、搬送装置31を制御して大型基板Bを搬送方向gの一方(+側)に搬送し(ステップ1)、図13(A)に示すように、大型基板Bを第1実装位置X21に停止させる(ステップ2)。そして、制御装置50は、第1ヘッド移送機構21を制御して第1基板認識用カメラ23により一端部参照マークMa,Mbおよび中央部参照マークMc,Mdを撮像(第1撮像)し、第2ヘッド移送機構21を制御して第2基板認識用カメラ23により中央部参照マークMeを撮像(第1撮像)する(ステップ3)。
制御装置50は、搬送装置31を制御して大型基板Bをさらに搬送方向gの一方(+側)に搬送し(ステップ4)、図13(B)に示すように、大型基板Bを第2実装位置X22に停止させる(ステップ5)。そして、制御装置50は、第1ヘッド移送機構21を制御して第1基板認識用カメラ23により中央部参照マークMc,Mdを撮像(第2撮像)し、第2ヘッド移送機構21を制御して第2基板認識用カメラ23により他端部参照マークMf,Mgおよび中央部参照マークMeを撮像(第2撮像)する(ステップ6)。
制御装置50は、ステップ3において撮像(第1撮像)した中央部参照マークMc,Md,Meのうち、例えば、2つの中央部参照マークMc,Mdを基準用中央部参照マークMc,Mdとして選択して第1部品採取ヘッド22の移動位置を示す機械座標系の位置情報を演算する。そして、ステップ3において撮像(第1撮像)した一端部参照マークMaと選択した中央部参照マークMc,Mdとの位置関係およびステップ6において撮像(第2撮像)した他端部参照マークMfと基準用中央部参照マークMc,Mdとの位置関係に基づいて、一端部参照マークMaの機械座標系の推定位置情報を第1の部品実装方法で説明した方法により演算する。同様の方法により一端部参照マークMbの機械座標系の推定位置情報も演算する(ステップ7)。
そして、制御装置50は、第2実装位置X22に停止された大型基板Bの部品装着位置Pbの基板座標系を機械座標系に変換するが、部品装着位置Pbを囲む3点で座標変換した方が精度が上がるため、ステップ7において演算した一端部参照マークMbの機械座標系の推定位置情報と基準用中央部参照マークMc,Mdの機械座標系の位置情報を選択し、それらに基づいて部品装着位置Pbの基板座標系の位置情報を機械座標系の位置情報に第1の部品実装方法で説明した方法により変換する。同様に、制御装置50は、ステップ7において演算した一端部参照マークMaの機械座標系の推定位置情報および基準用中央部参照マークMc,Mdの機械座標系の位置情報に基づいて、第2実装位置X22に停止された大型基板Bの部品装着位置Pcの基板座標系の位置情報を機械座標系の位置情報に変換する(ステップ8)。
さらに、制御装置50は、ステップ6において撮像(第2撮像)した中央部参照マークMc,Md,Meのうち、例えば、2つの中央部参照マークMc,Meを基準用中央部参照マークMc,Meとして選択し、選択した基準用中央部参照マークMc,Meおよびステップ6において撮像(第2撮像)した他端部参照マークMf,Mgを第2部品採取ヘッド22の移動位置を示す機械座標系の位置情報を演算する。そして、制御装置50は、他端部参照マークMfの機械座標系の推定位置情報と基準用中央部参照マークMc,Meの機械座標系の位置情報に基づいて、第2実装位置X22に停止された大型基板Bの部品装着位置Paの基板座標系の位置情報を機械座標系の位置情報に第1の部品実装方法で説明した方法により変換する。
同様に、制御装置50は、他端部参照マークMf,Mgの機械座標系の推定位置情報および基準用中央部参照マークMeの機械座標系の位置情報に基づいて、第2実装位置X22に停止された大型基板Bの部品装着位置Pdの基板座標系の位置情報を機械座標系の位置情報に変換する(ステップ9)。そして、制御装置50は、第1の部品実装方法と同様に、第1、第2ヘッド移送機構21を制御して第1、第2部品採取ヘッド22の第1、第2部品吸着ノズル27に吸着されている部品を大型基板Bの部品装着位置Paに実装する。以降、各部品装着位置Pb〜Pdに対しても部品を実装する(ステップ10)。
上述の第3の部品実装方法によれば、特別な機構を必要とせずに本部品実装方法を実現するための部品実装装置1のコスト増や大型化を抑えることができ、また、部品装着位置Pa〜Pdを囲むように参照マークMa〜Mgを選択できるため部品装着位置Pa〜Pdを高精度に認識して部品を実装することができる。また、例えば、部品装着位置Pa〜Pdに装着する部品が各100点あるとすると、図13(A)において、他端部参照マークMf,Mgが推定できているとすると、並設した第1および第2部品採取ヘッド22のうちの右側の第1部品採取ヘッド22は、一端部参照マークMa,Mbおよび基準用中央部参照マークMdにより部品装着位置Pbのみに100点の部品を装着するだけにとどめ、左側の第2部品採取ヘッド22は、推定した他端部参照マークMf,Mgおよび基準用中央部参照マークMeにより部品装着位置Pdのみに100点の部品を装着するだけにとどめることで、左右の第1および第2部品採取ヘッド22の装着点のバランスをとることができる。そして、図13(B)において、並設した第1および第2部品採取ヘッド22のうちの右側の第1部品採取ヘッド22は、推定した一端部参照マークMa,Mbおよび基準用中央部参照マークMcにより部品装着位置Pcに100点の部品を装着し、左側の第2部品採取ヘッド22は、他端部参照マークMf,Mgおよび基準用中央部参照マークMeにより部品装着位置Paに100点の部品を装着することで、左右の第1および第2部品採取ヘッド22の装着点のバランスをとることができる。
なお、上述の説明では、大型基板Bを第1実装位置X21に位置決めしたときに、撮像可能領域A1内に一端部参照マークMa,Mbを入れて撮像し、大型基板Bを第2実装位置X22に位置決めしたときに、撮像可能領域A2内に他端部参照マークMf,Mgを入れて撮像し、一端部参照マークMa,Mbを推定するようにしたが、大型基板Bを第1実装位置X21に位置決めしたときに、撮像可能領域A2内に他端部参照マークMf,Mgを入れて撮像し、大型基板Bを第2実装位置X22に位置決めしたときに、撮像可能領域A1内に一端部参照マークMa,Mbを入れて撮像し、他端部参照マークMf,Mgを推定するようにしてもよい。
1…部品実装装置、10…部品供給装置、20…部品移載装置、21…ヘッド移送機構、22…部品採取ヘッド、23…基板認識用カメラ、26…ノズルホルダー部、27…部品吸着ノズル、28…光照射装置、29…部品撮像カメラ、30…基板搬送装置、40…バックアップ装置、50…制御装置、B…大型基板、Pa〜Pd…部品装着位置、Ma〜Mg…参照マーク(Ma,Mb…一端部参照マーク、Mc,Md,Me…中央部参照マーク、Mf,Mg…他端部参照マーク)。

Claims (3)

  1. 基板を搬送方向に搬送して実装位置に位置決めする基板搬送装置と、
    前記基板に装着する複数種類の部品を供給する部品供給装置と、
    該部品供給装置から供給される前記部品を採取して前記実装位置に位置決めされた前記基板の部品装着位置に実装する部品採取ヘッドおよび該部品採取ヘッドを少なくとも前記基板の面と平行な2方向に移動するヘッド移送機構よりなる部品移載装置と、
    前記部品移載装置と一体的に移動される基板認識用カメラと、を備えてなり、
    前記実装位置に位置決めされた基板に設けられた複数の参照マークの中、前記基板の前記搬送方向両端部に設けられた一端部参照マークおよび他端部参照マークを前記基板認識用カメラで同時に撮像できない大型基板に前記部品移載装置で前記部品を実装する部品実装装置において、
    前記大型基板には、該大型基板を前記実装位置から前記搬送方向の一方に離間した第1位置および前記実装位置から前記搬送方向の他方に離間した第2位置のいずれに位置決めしても前記基板認識用カメラで撮像可能な複数の中央部参照マークが設けられ、前記中央部参照マークは少なくとも2個の基準用中央部参照マークを含み、
    前記大型基板を前記第1位置に停止させたときに前記一端部参照マークと前記複数の中央部参照マークとを前記基板認識用カメラで撮像する第1撮像工程と、
    前記大型基板を前記第2位置に停止させたときに前記他端部参照マークと前記複数の中央部参照マークとを前記基板認識用カメラで撮像する第2撮像工程と、
    前記大型基板を前記実装位置に位置決めしたときに前記複数の中央部参照マークを前記基板認識用カメラで撮像する第3撮像工程と、
    前記第3撮像工程で撮像された前記少なくとも2個の基準用中央部参照マークの位置情報および前記第1撮像工程で撮像された前記一端部参照マークと前記少なくとも2個の基準用中央部参照マークとの位置関係に基づいて前記一端部参照マークの推定位置情報を演算し、前記第3撮像工程で撮像された前記少なくとも2個の基準用中央部参照マークの位置情報および前記第2撮像工程で撮像された前記他端部参照マークと前記少なくとも2個の基準用中央部参照マークとの位置関係に基づいて前記他端部参照マークの推定位置情報を演算する推定位置演算工程と、
    前記一端部参照マークまたは前記他端部参照マークの推定位置情報および前記第3撮像工程で撮像された前記複数の中央部参照マークの位置情報からなる少なくとも3個の参照マークの位置情報に基づいて前記実装位置に停止された前記大型基板に付された基板座標系を前記部品採取ヘッドの移動位置を示す機械座標系に変換して前記部品を前記大型基板の前記部品装着位置に実装することを特徴とする部品実装方法。
  2. 基板を搬送方向に搬送して実装位置に位置決めする基板搬送装置と、
    前記基板に装着する複数種類の部品を供給する部品供給装置と、
    該部品供給装置から供給される前記部品を採取して前記実装位置に位置決めされた前記基板の部品装着位置に実装する部品採取ヘッドおよび該部品採取ヘッドを少なくとも前記基板の面と平行な2方向に移動するヘッド移送機構よりなる部品移載装置と、
    前記部品移載装置と一体的に移動される基板認識用カメラと、を備えてなり、
    前記実装位置に位置決めされた基板に設けられた複数の参照マークの中、前記基板の前記搬送方向両端部に設けられた一端部参照マークおよび他端部参照マークを前記基板認識用カメラで同時に撮像できない大型基板に前記部品移載装置で前記部品を実装する部品実装装置において、
    前記大型基板には、該大型基板を第1実装位置および該第1実装位置から前記搬送方向に離間した第2実装位置のいずれに位置決めしても前記基板認識用カメラで撮像可能な複数の中央部参照マークが設けられ、前記中央部参照マークは少なくとも2個の基準用中央部参照マークを含み、
    前記大型基板を前記第1実装位置に停止させたときに前記一端部参照マークと前記複数の中央部参照マークとを前記基板認識用カメラで撮像する第1撮像工程と、
    前記大型基板を前記第2実装位置に停止させたときに前記他端部参照マークと前記複数の中央部参照マークとを前記基板認識用カメラで撮像する第2撮像工程と、
    前記第1撮像工程で撮像された前記一端部参照マークと前記少なくとも2個の基準用中央部参照マークとの位置関係および前記第2撮像工程で撮像された前記他端部参照マークと前記少なくとも2個の基準用中央部参照マークとの位置関係に基づいて前記基板認識用カメラで撮像できない前記一端部参照マークまたは前記他端部参照マークの推定位置情報を演算する推定位置演算工程と、
    前記一端部参照マークまたは前記他端部参照マークの前記推定位置情報と前記一端部参照マークまたは前記他端部参照マークと同時に撮像された前記複数の中央部参照マークの位置情報とからなる少なくとも3個の参照マークの位置情報に基づいて前記第1実装位置または前記第2実装位置に位置決めされた前記大型基板に付された基板座標系を前記部品採取ヘッドの移動位置を示す機械座標系に変換して前記部品を前記大型基板の前記部品装着位置に実装することを特徴とする部品実装方法。
  3. 基板を搬送方向に搬送して実装位置に位置決めする基板搬送装置と、
    前記基板に装着する複数種類の部品を供給する部品供給装置と、
    前記部品供給装置から供給される前記部品を採取して前記実装位置に位置決めされた前記基板の部品装着位置に実装する部品採取ヘッドおよび該部品採取ヘッドを少なくとも前記基板の面と平行な2方向に移動するヘッド移送機構よりなる第1部品移載装置と、
    前記第1部品移載装置と一体的に移動される第1基板認識用カメラと、
    前記部品供給装置から供給される前記部品を採取して前記実装位置に位置決めされた前記基板の部品装着位置に実装する部品採取ヘッドおよび該部品採取ヘッドを少なくとも前記基板の面と平行な2方向に移動するヘッド移送機構よりなる第2部品移載装置と、
    前記第2部品移載装置と一体的に移動される第2基板認識用カメラと、を備えてなり、
    前記実装位置に位置決めされた基板に設けられた複数の参照マークの中、前記基板の前記搬送方向両端部に設けられた一端部参照マークおよび他端部参照マークを前記第1基板認識用カメラおよび前記第2基板認識用カメラのいずれにも同時に撮像できない大型基板に前記第1部品移載装置および前記第2部品移載装置で前記部品を実装する部品実装装置において、
    前記大型基板には、該大型基板を第1実装位置および該第1実装位置から前記搬送方向に離間した第2実装位置のいずれに位置決めしても前記第1基板認識用カメラおよび前記第2基板認識用カメラのいずれかで撮像可能な複数の中央部参照マークが設けられ、前記中央部参照マークは少なくとも2個の基準用中央部参照マークを含み、
    前記大型基板を前記第1実装位置に停止させたときに前記一端部参照マークと前記複数の中央部参照マークとを前記第1基板認識用カメラおよび前記第2基板認識用カメラで撮像する第1撮像工程と、
    前記大型基板を前記第2実装位置に停止させたときに前記他端部参照マークと前記複数の中央部参照マークとを前記第1基板認識用カメラおよび前記第2基板認識用カメラで撮像する第2撮像工程と、
    前記第1撮像工程で撮像された前記一端部参照マークと前記少なくとも2個の基準用中央部参照マークとの位置関係および前記第2撮像工程で撮像された前記他端部参照マークと前記少なくとも2個の基準用中央部参照マークとの位置関係に基づいて前記第1基板認識用カメラおよび前記第2基板認識用カメラのいずれにも撮像できない前記一端部参照マークまたは前記他端部参照マークの推定位置情報を演算する推定位置演算工程と、
    前記一端部参照マークまたは前記他端部参照マークの前記推定位置情報と前記一端部参照マークまたは前記他端部参照マークと同時に撮像された前記複数の参照マークの位置情報とからなる少なくとも3個の参照マークの位置情報に基づいて前記第1実装位置または前記第2実装位置に位置決めされた前記大型基板に付された基板座標系を前記部品採取ヘッドの移動位置を示す機械座標系に変換して前記部品を前記大型基板の前記部品装着位置に実装することを特徴とする部品実装方法。
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