以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図13は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示している。図1において、遊技機本体1は、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に左右一側、例えば左側のヒンジ3により開閉自在に枢着された前枠4とを備えている。前枠4の前側には、ガラス扉5と前面板6とが上下に配置され、夫々ヒンジ3と同じ側のヒンジ7により前枠4に開閉自在に枢支されている。
前面板6の前側には、図1及び図2に示すように、払い出し手段(図示省略)から払い出された遊技球を貯留して発射手段(図示省略)に供給する上皿8が上部側に配置され、またその上皿8の下側には、例えば上皿8が満杯のときにその余剰球を貯留する下皿9が左端側に、発射手段を作動させるための発射ハンドル10が右端側に夫々設けられている。更に、上皿8等を前側から覆う上皿カバー11上には、例えば左右方向の略中央に第1演出用操作手段12が、左側に第2演出用操作手段13が、右側に球貸し操作手段14が夫々配置されている。
第1演出用操作手段12は、例えばドーム型の操作ボタン部15を有する押しボタン式の操作手段で、複数種類の予告演出のうちの第1ボタン操作演出中における操作有効期間内に操作されることを条件に、例えば操作ボタン部15の内側に設けられた回転灯16を作動させる第1予告演出処理が実行されるようになっている。
この第1演出用操作手段12は、図3に示すように、回転灯16と、この回転灯16を覆う発光カバーを兼ねる操作ボタン部15と、例えば上皿カバー11に固定され且つ操作ボタン部15を回転灯16の回転軸21の方向に押圧操作可能に保持する支持枠22と、操作ボタン部15の外周に套嵌され且つ上端外周が上皿カバー11の開口部23に嵌合する反射カバー24とを備え、操作ボタン部15を前斜め上向きに突出させた状態で上皿カバー11内に配置されている。
回転灯16は、回転軸21を取り囲むように固定的に配置され且つその表側(操作ボタン部15側)に複数のLED(発光体)25が配置されたLED基板26と、このLED基板26の表側に沿って配置され且つ回転軸21を介して回転可能に支持された回転レンズ部27と、この回転レンズ部27の表側の外周部近傍に固定され且つLED25から発せられて回転レンズ部27を軸方向に透過した光を径方向外側に向けて反射する反射板
(特定演出用可動体)28と、回転レンズ部27及び反射板28を回転軸21、ギヤ29a等を介して回転駆動するステッピングモータ等の回転駆動手段(特定演出用駆動手段)29と、それらLED基板26、回転レンズ部27、回転駆動手段29等を支持する支持ケース30等を備え、この支持ケース30が、例えば支持枠22を介して上皿カバー11に固定されている。
回転レンズ部27は透明な合成樹脂製で、例えば表側に突出する凸レンズ部27aが回転軸21の周方向に連続するリング状に形成されており、LED基板26上にはその凸レンズ部27aの裏側に対応するようにLED25が周方向に例えば等ピッチで配置されている。反射板28は、凸レンズ部27aの外周側に配置され、基部側から先端部側にかけて徐々に回転レンズ部27の中心側に湾曲しており、その内面が凹面状の反射面28aとなっている。LED25から発せられた光は、回転レンズ部27を通過する際にその多くが凸レンズ部27aで集光されて軸方向に進み、その一部が、回転レンズ部27と共に回転する反射板28の反射面28aにぶつかって径方向外側に反射される。なお、操作ボタン部15の外周側に配置される反射カバー24の内面側には、軸方向上向きに開く略漏斗状の反射面24aが形成されており、反射板28によって径方向外側に反射された光は操作ボタン部15を通過し、反射カバー24の反射面24aで軸方向に反射されるようになっている。
操作ボタン部15は、例えば着色透明の合成樹脂製で、回転灯16の回転レンズ部27及び反射板28を覆う略半球状に形成され、その先端側の一部が突出するように反射カバー24内に外向きに嵌合している。操作ボタン部15は、回転レンズ部27の外周側に配置された可動リング31、この可動リング31の裏側に固定された複数の摺動案内軸32を介して支持枠22に対して回転軸21方向に移動自在に保持されると共に戻しバネ33によって軸方向外向きに弾性付勢されており、この戻しバネ33の付勢力に抗して押圧操作されることにより軸方向に所定距離移動したとき、図示しない検出スイッチがONになるように構成されている。
第2演出用操作手段13は、第1演出用操作手段12の操作ボタン部15とは異なる形状、例えば平坦な略楕円形の操作ボタン部34を有する押しボタン式の操作手段で、複数種類の予告演出のうちの第2ボタン操作演出中における操作有効期間内に操作されることを条件に、例えば画像表示手段35上の予告演出画像表示手段56に所定の予告演出画像を表示する第2予告演出処理が実行されるようになっている。なお、第2演出用操作手段13の操作ボタン部34内にはLED36が配置されており、例えば操作有効期間中等に点灯されるようになっている。
また、前枠4には、例えばガラス扉5の上部側に左右一対のスピーカ37が配置されると共に、ガラス扉5及び前面板6の各所に演出用のLED38が多数内蔵されており、更にガラス扉5の後側に対応して遊技盤41が着脱自在に装着されている。遊技盤41の前面側には、図1に示すように、発射手段から発射された遊技球を案内するガイドレール42が環状に装着されると共に、そのガイドレール42の内側の遊技領域43に、センターケース44、普通図柄始動手段45、特別図柄始動手段46、大入賞手段47、普通入賞手段48等の各種遊技部品が配置されている。
センターケース44には、液晶式等の画像表示手段35の他、普通図柄表示手段51、特別図柄表示手段52、普通保留個数表示手段53、特別保留個数表示手段54、可動演出手段50等が設けられている。画像表示手段35は、演出図柄表示手段55、予告演出画像表示手段56、報知画像表示手段57等を構成している。
普通図柄表示手段51は、普通図柄を変動表示するためのもので、例えば「○」「×」の2種類の普通図柄に対応する2個の発光体(例えばLED)により構成されており、通過ゲート等よりなる普通図柄始動手段45が遊技球を検出することを条件にそれら2つの発光体が所定時間交互に点滅して、普通図柄始動手段45による遊技球検出時に取得された当たり判定乱数値が予め定められた当たり判定値と一致する場合には当たり態様に対応する「○」側の発光体が発光した状態で、それ以外の場合には外れ態様に対応する「×」側の発光体が発光した状態で、点滅が終了するようになっている。
また、普通図柄表示手段51の変動表示中、又は後述する普通利益状態中に普通図柄始動手段45が遊技球を検出した場合には、その検出時に取得された当たり判定乱数値が予め定められた上限保留個数、例えば4個を限度として記憶されると共に、例えば上限保留個数と同数の発光体よりなる普通保留個数表示手段53がその発光個数により当たり判定乱数値の記憶個数(以下、普通保留個数という)を表示して、その時点での普通保留個数を遊技者に報知するようになっている。
特別図柄始動手段46は、特別図柄表示手段52による図柄変動を開始させるためのもので、上下2つの特別始動口46a,46bと、下特別始動口46bを開閉する開閉手段58とを備え、例えばセンターケース44の下側に配置されている。上特別始動口46aは、開閉手段等を有しない非作動式入賞口である。下特別始動口46bは、開閉手段58により遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な作動式入賞口で、普通図柄表示手段51の変動後の停止図柄が当たり態様となって普通利益状態が発生したときに、開閉手段58が所定時間、所定回数だけ閉状態から開状態に変化するように構成されている。
特別図柄表示手段52は、1個又は複数個、例えば1個の特別図柄を変動表示可能な7セグメント式等の表示手段により構成されており、特別図柄始動手段46が遊技球を検出すること、即ち上下2つの特別始動口46a,46bの何れかに遊技球が入賞することを条件に特別図柄を所定時間変動表示して、特別始動口46a,46bへの入賞時に取得された大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致する場合には所定の大当たり態様で、それ以外の場合には外れ態様で停止するようになっている。特別図柄には、例えば大当たり態様及び外れ態様が夫々1又は複数種類ずつ設けられている。なお、それら各態様には夫々数字図柄等を割り当ててもよいし、遊技者がその特別図柄の種類を容易に区別できないように、任意の線や点の組み合わせのようなそれ自体としては特別な意味を持たない図柄を割り当ててもよい。
また、特別図柄の変動表示中、又は後述する特別利益状態中に特別始動口46a,46bに遊技球が入賞した場合には、その入賞時に取得された大当たり判定乱数値等が夫々所定の上限保留個数、例えば各4個を限度として記憶されると共に、特別保留個数表示手段54が大当たり判定乱数値の記憶個数(以下、特別保留個数という)を表示して、その時点での特別保留個数を遊技者に報知するようになっている。
演出図柄表示手段55は、例えば特別図柄表示手段52による特別図柄の変動表示と並行して演出図柄を変動表示するもので、1個又は複数個、例えば左右方向に3個の演出図柄を例えば各種の演出画像と共に画像表示手段35の表示画面35aに変動表示可能に構成されており、特別図柄始動手段46が遊技球を検出すること、即ち上下2つの特別始動口46a,46bの何れかに遊技球が入賞することを条件に特別図柄の変動開始と同時に所定の変動パターンに従って演出図柄の変動を開始すると共に、特別図柄の変動停止と同時に最終停止するように、演出図柄を左、右、中等の所定の順序で停止させるようになっている。
演出図柄には、例えば「0」〜「9」の10種類の数字図柄が用いられ、「6・6・6」「7・7・7」等、3つの図柄が全て同じ図柄で揃ったものが大当たり態様、少なくとも1つの図柄が異なるものが外れ態様となっている。なお、本実施形態では、特別図柄が大当たり態様となる場合には演出図柄も大当たり態様となり、特別図柄が外れ態様となる場合には演出図柄も外れ態様となるものとする。なお、演出図柄表示手段55は、特別図柄の変動内容とは直接関係のない演出を行う場合があってもよい。
予告演出画像表示手段56は、演出図柄表示手段55による演出図柄の図柄変動中に所定の予告演出表示を行うもので、画像表示手段35の表示画面35a上の所定位置に設けられており、所定の予告演出が選択された場合に、その予告演出に対応する演出画像を表示するように構成されている。例えば、複数種類の予告演出のうちの第2ボタン操作演出が選択された場合には、その第2ボタン操作演出中の操作有効期間内に第2演出用操作手段13が操作されることに基づいて、その第2演出用操作手段13に対応する予告演出画像が予告演出画像表示手段56に表示される。
報知画像表示手段57は、第1ボタン操作演出及び第2ボタン操作演出における操作有効期間中に、操作有効期間中であること、及び第1演出用操作手段12と第2演出用操作手段13との何れの操作が有効であるかを報知するもので、画像表示手段35の表示画面35a上の所定位置に設けられており、例えば第1演出用操作手段12,第2演出用操作手段13を表す第1,第2報知画像のうち、操作が有効となっている操作手段に対応する報知画像を表示するように構成されている。
可動演出手段50は、図4に示すように、センターケース44に固定される固定部材61と、この固定部材61に対して前後方向の回転軸62を介して揺動可能に支持された可動部材63と、固定部材61側に設けられ且つ可動部材63を揺動駆動するステッピングモータ等の揺動駆動手段(通常演出用駆動手段)64と、可動部材63が所定の原点位置にあることを検出する原点位置検出スイッチ65とを備えている。
可動部材63は、例えばその一端側に回転軸62が、他端側に所定のキャラクタ等の形状を象った可動体66が配置されている。揺動駆動手段64は、その駆動軸64aに固定された駆動ギヤ64bが、可動部材63側の被駆動ギヤ67に噛合しており、それら駆動ギヤ64b、被駆動ギヤ67を介して可動部材63を揺動駆動することにより、可動体66を画像表示手段35の外側の原点位置(図4に実線で示す)と画像表示手段35の前側の作動位置(図4に二点鎖線で示す)との間で往復移動させることが可能に構成されている。また、原点位置検出スイッチ65は、可動体66が原点位置にきたときに可動部材63側の被検出部68を検出してONに切り替わるようになっている。
なお、センターケース44は、遊技盤41に形成された装着孔に対して前側から着脱自在に装着される前構造体44a(図1)と、後側に画像表示手段35が装着され且つ前構造体44aに対応して遊技盤41の裏側に着脱自在に装着される後構造体44b(図4)とを備えており、可動演出手段50は、固定部材61が後構造体44bに固定されると共に、可動体66以外の部分が前構造体44aによって前側から覆われている。
大入賞手段47は、遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに切り換え可能な開閉板59を備えた開閉式入賞手段で、特別図柄表示手段52の変動後の特別図柄が大当たり態様となることに基づいて特別利益状態が発生したときに、開閉板59が所定の開放パターンに従って前側に開放して、その上に落下した遊技球を内部へと入賞させるようになっている。
なお、遊技盤41上には、センターケース44、可動演出手段50、大入賞手段47等の各部に演出用のLED60が多数内蔵されている。
図5は本パチンコ機の制御系のブロック図である。図5において、71は主制御基板、72は演出制御基板で、これら各制御基板71,72は、遊技盤41に装着されたセンターケース44、その他の複数個の遊技部品を裏側から一括して覆う裏カバーの裏側等、前枠4及び遊技盤41を含む遊技機本体1の裏側の適宜箇所に着脱自在に装着された基板ケースに夫々収納されている。
主制御基板71は、主に遊技盤41側の遊技動作に関わる制御を行うためのもので、CPU,ROM,RAM等により構成される普通乱数作成処理手段81、普通始動口チェック処理手段82、普通乱数記憶手段83、普通図柄処理手段84、普通利益状態発生手段85、普通図柄表示制御手段86、特別乱数作成処理手段91、特別始動口チェック処理手段92、特別乱数記憶手段93、特別図柄処理手段94、特別利益状態発生手段95、特別図柄表示制御手段96、特別遊技状態発生手段97、制御コマンド送信手段98等を備えている。
普通乱数作成処理手段81は、変動後の普通図柄を当たり態様とするか否かの判定に用いる当たり判定乱数等を所定時間毎に繰り返し発生するように構成されている。普通始動口チェック処理手段82は、普通図柄始動手段45による遊技球の検出に基づく処理を行うもので、普通図柄始動手段45が遊技球を検出することに基づいて、普通乱数作成処理手段81で作成された当たり判定乱数値を1個取得し、その当たり判定乱数値を予め定められた上限保留個数(例えば4個)を限度として普通乱数記憶手段83に記憶させるように構成されている。
普通図柄処理手段84は、普通図柄の変動表示に関する処理を行うもので、当たり判定手段101、普通停止図柄選択手段102、変動時間選択手段103等を備えている。当たり判定手段101は、普通図柄の変動後の停止図柄を当たり態様とするか否かの判定を行うもので、普通図柄表示手段51が変動表示可能な状態となり且つ普通乱数記憶手段83に1個以上の当たり判定乱数値が記憶されていること(普通保留個数が1以上であること)を条件に、普通乱数記憶手段83に最も早く記憶された当たり判定乱数値を取り出し、その当たり判定乱数値が予め定められた当たり判定値と一致するか否かに応じて当たり/外れの判定を行うように構成されている。
普通停止図柄選択手段102は、普通図柄の変動後の停止図柄の種類を選択するものである。本実施形態では、当たり態様と外れ態様に対応するのは各1種類の図柄のみであるため、当たり判定機能による当たり/外れの判定結果に基づいて、当たり判定の場合には「○」が、外れ判定の場合には「×」が画一的に選択される。変動時間選択手段103は、普通図柄の変動時間を選択するものである。
普通利益状態発生手段85は、普通図柄処理手段84の当たり判定手段101による判定結果が当たり判定となり、普通図柄表示手段51の変動後の停止図柄が当たり態様となったときに、下特別始動口46bの開閉手段58を複数種類の開閉パターンの何れかに従って開状態に変化させるようになっている。
普通図柄表示制御手段86は、普通図柄処理手段84による普通図柄処理に基づいて普通図柄表示手段51の表示制御を行うもので、普通図柄表示手段51が変動表示可能な状態となり且つ普通乱数記憶手段83に1個以上の当たり判定乱数値が記憶されていること(普通保留個数が1以上であること)を条件に普通図柄表示手段51による普通図柄の変動を開始させ、変動時間選択手段103で選択された変動時間が経過することに基づいて、普通停止図柄選択手段102で選択された停止図柄で普通図柄の変動を停止させるようになっている。
特別乱数作成処理手段91は、変動後の特別図柄を大当たり態様、外れ態様の何れにするかについての判定に用いる大当たり判定乱数の他、変動後の特別図柄が大当たり態様となる場合の停止図柄の選択に用いる大当たり図柄乱数、変動後の特別図柄が外れ態様となる場合の停止図柄の選択に用いる外れ図柄乱数、演出図柄の変動パターンの選択に用いる変動パターン乱数、その他の所定の乱数を繰り返し発生する特別乱数作成処理を行うように構成されている。
特別始動口チェック処理手段92は、特別図柄始動手段46への遊技球の入賞に基づく処理を行うもので、特別図柄始動手段46が遊技球を検出すること、即ち特別始動口46a,46bに遊技球が入賞することに基づいて、特別乱数作成処理手段91で作成された大当たり判定乱数値及び大当たり図柄乱数値を1個ずつ取得し、それら当たり判定乱数値及び当たり図柄乱数値を予め定められた上限保留個数(例えば各4個)を限度として特別乱数記憶手段93に記憶させるように構成されている。
なお本実施形態では、変動パターン乱数及び外れ図柄乱数は特別図柄始動手段46が遊技球を検出した時点では取得せず、特別図柄の変動開始時に取得することとするが、それら変動パターン乱数、外れ図柄乱数等についても大当たり判定乱数値等と同様に特別図柄始動手段46が遊技球を検出した時点で取得し、特別乱数記憶手段93に記憶させるように構成してもよい。
特別図柄処理手段94は、特別図柄の変動表示に関する処理を行うもので、大当たり判定手段104、特別停止図柄選択手段105、変動パターン選択手段106等を備えている。大当たり判定手段104は、乱数抽選により変動後の特別図柄を大当たり態様、外れ態様の何れにするかについての判定を行うもので、特別図柄表示手段52が変動表示可能な状態となり且つ特別乱数記憶手段93に1個以上の大当たり判定乱数値が記憶されていること(特別保留個数が1以上であること)を条件に、特別乱数記憶手段93に最も早く記憶された大当たり判定乱数値を取り出し、その大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致するか否かによって大当たり/外れの判定を行うように構成されている。
特別停止図柄選択手段105は、特別図柄の変動後の停止図柄を選択するもので、例えば大当たり判定手段104による判定結果が大当たり判定であった場合には、特別乱数記憶手段93に大当たり判定乱数値と共に記憶されている大当たり図柄乱数値に基づいて複数種類の大当たり態様の何れかを選択し、大当たり判定手段104による判定結果が外れ判定であった場合には、特別乱数作成処理手段91から取得した外れ図柄乱数値に基づいて複数種類の外れ態様の何れかを選択するように構成されている。
変動パターン選択手段106は、演出図柄の変動パターンを選択するもので、例えば大当たり判定手段104による判定結果が大当たり判定であった場合には1又は複数種類のリーチ大当たり変動パターンの何れかを、大当たり判定手段104による判定結果が外れ判定の場合には特別停止図柄選択手段105により選択された停止図柄がリーチであるか否かに応じて1又は複数種類のリーチ外れ変動パターン又はリーチなし外れ変動パターンの何れかを、特別乱数作成処理手段91から取得した変動パターン乱数値に基づいて選択するように構成されている。
特別利益状態発生手段95は、大入賞手段47を所定の開放パターンに従って開放する特別利益状態を発生させるためのもので、大当たり判定手段104による判定結果が大当たり判定となり、特別図柄表示手段52による特別図柄の変動後の停止図柄が大当たり態様となることに基づいて特別利益状態を発生させるようになっている。本実施形態の開放パターンは、大入賞手段47の開放から所定時間(例えば28秒)経過するか、それまでに所定個数(例えば9個)の遊技球が入賞することを条件に大入賞手段47を閉鎖する動作を、所定ラウンド数(例えば15ラウンド)行うように設定されているものとするが、複数種類の開放パターンを設け、例えば大当たり図柄乱数値に基づいてそれらの何れかを選択するように構成してもよい。
特別図柄表示制御手段96は、特別図柄表示手段52の表示制御を行うもので、特別図柄処理手段94による特別図柄処理に基づいて特別図柄表示手段52による特別図柄の変動を開始させ、変動パターン選択手段106で選択された変動パターンに対応する変動時間が経過することに基づいて、特別停止図柄選択手段105で選択された停止図柄で特別図柄の変動を停止させるようになっている。
特別遊技状態発生手段97は、特別利益状態発生後の所定期間に遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるためのもので、時短状態発生手段97aと高確率状態発生手段97bとを備えている。時短状態発生手段97aは、特別乱数記憶手段93に記憶された大当たり判定乱数値が大当たり判定値と一致し且つ大当たり図柄乱数値が所定の高確率判定値と一致しない場合に、特別遊技状態の一つとして所定期間、例えば特別図柄が所定回数変動するまで時短状態を発生させるように構成されている。時短状態中は、特別図柄に関して特別図柄表示手段52の変動時間が通常変動時間よりも短い短縮変動時間に切り換えられる他、普通図柄に関して、当たり確率が通常確率(例えば1/10)から高確率(例えば1/1.3)へ、変動時間が通常変動時間(例えば27秒)から短縮変動時間(例えば2.7秒)へ、下特別始動口46bの開閉手段58の開閉パターンが通常開閉パターン(例えば0.2秒×1回開放)から特別開閉パターン(例えば2秒×3回開放)へ、夫々切り換えられるようになっている。
高確率状態発生手段97bは、特別乱数記憶手段93に記憶された大当たり判定乱数値が大当たり判定値と一致し且つ大当たり図柄乱数値が所定の高確率判定値と一致した場合に、特別遊技状態の一つとして所定期間、例えば次の大当たり発生まで高確率状態を発生させるように構成されている。高確率状態中は、それ以外の通常確率状態中よりも大当たり判定値の数が例えば1個から10個へ増加されることにより、特別図柄が大当たり態様となる確率が通常確率(例えば1/350)よりも高い高確率(例えば1/35)に切り換えられると共に、例えば時短状態と同様の処理も並行して行われるようになっている。
制御コマンド送信手段98は、所定の制御コマンドを一方向通信により演出制御基板72等のサブ制御基板側に送信して制御指令を与えるためのもので、特別図柄処理手段94による特別図柄処理に基づいて、変動パターンを指定する変動パターン指定コマンド、特別停止図柄を指定する特別停止図柄指定コマンド、特別図柄の停止を指示する変動停止コマンド等を演出制御基板72側に送信する機能、特別遊技状態発生手段97による特別遊技状態の発生時及び終了時にその特別遊技状態に応じて特別遊技状態発生コマンド、特別遊技状態終了コマンド等を演出制御基板72側に送信する機能等を備えている。
以上のように構成される主制御基板71では、外部からの電源投入時に、図6に示すようなメイン処理が開始されるようになっている。なお、この「電源投入時」には、遊技ホールの開店時のように、例えば初期化スイッチ(図示省略)がON操作された状態で電源がONになるとき(以下、「電源初期投入時」という)と、停電状態からの復旧時のように、初期化スイッチがOFF状態のままで電源がONになるとき(以下、「電源断復帰時」という)とがある。
このメイン処理(図6)が開始されると、まず初期設定処理(S1)が行われる。この初期設定処理では、例えばRAMが書き込み禁止に設定され、入出力ポートなどの周辺回路、乱数生成手段等の各部が初期状態に設定される。そして、所定の割り込みモードに設定された後、RAMクリア信号の値が確認される(S2)。このRAMクリア信号は、RAMの全領域を初期化するか否かを示す信号で、例えば初期化スイッチのON/OFF状態に対応した値を有している。
電源断復帰時のようにRAMクリア信号がOFFの場合には(S2:No)、バックアップRAMに記憶されているバックアップデータが有効か否かが判定される(S3)。このバックアップデータが有効か否かの判定は、例えば電源が遮断される直前にバックアップデータと共にバックアップRAMに保存された誤り検出符号に基づいて、バックアップRAMに保存されているデータが電源遮断時のデータと異なっているか否かを判断することにより行われる。
バックアップが有効であると判定された場合には(S3:Yes)、演出制御基板72等のサブ制御基板に対してバックアップ復帰コマンドが送信される(S4)と共に、遊技復旧処理(S5)が行われ、バックアップRAMに記憶されているバックアップデータに基づいて電源遮断前の状態から遊技が再開される(S6)。
一方、S2においてRAMクリア信号がONであるか(S2:Yes)、又はS3においてバックアップデータが有効でない(S3:No)と判定された場合には、RAMの記憶内容が初期化されると共に(S7)、演出制御基板72等のサブ制御基板に対して初期化コマンドが送信される(S8)。そして、割り込み許可状態に設定され(S9)、その後は、各種乱数等の初期値を更新するカウンタ更新処理が無限ループ状に実行される(S10)。
演出制御基板72は、主制御基板71から送信される制御コマンド等に基づいて、演出図柄表示手段55、予告演出画像表示手段56、報知画像表示手段57、回転灯16の回転駆動手段29、可動演出手段50の揺動駆動手段64、LED25,36,38,60、スピーカ37等を制御するもので、演出図柄制御手段111、予告演出制御手段112、作動確認制御手段113等を備えている。
演出図柄制御手段111は、演出図柄表示手段55の表示制御及びそれに伴うスピーカ37からの音声出力の制御、LED60等の発光制御等を行うもので、主制御基板71から変動パターン指定コマンドを受信した場合に、指定された変動パターンに基づいて演出図柄表示手段55による演出図柄の変動及びそれに伴う音声出力、LED発光を開始させると共に、変動停止コマンドを受信したときに、特別停止図柄指定コマンドと変動パターン指定コマンドとに基づいて選択された停止図柄で演出図柄の変動を停止させ、またそれに伴って音声出力、LED発光を変化させるようになっている。
予告演出制御手段112は、特別図柄表示手段52及び演出図柄表示手段55による図柄変動中に行われる予告演出を制御するもので、図7に示すような予告演出制御処理を、例えば主制御基板71からの制御コマンドの受信を契機として実行するように構成されている。
予告演出制御手段112による予告演出制御処理(図7)では、まず変動パターン指定コマンドを受信したか否かが判定される(S11)。変動パターン指定コマンドを受信していなければ(S11:No)、ここで予告演出制御処理は終了するが、変動パターン指定コマンドを受信した場合には(S11:Yes)、予告演出を行うか否か、及び予告演出を行う場合にはその種類を選択する予告演出抽選処理(S12)が実行される。
なお、本実施形態では、第1演出用操作手段12の操作に基づいて回転灯16を作動させる第1ボタン操作演出と、第2演出用操作手段13の操作に基づいて予告演出画像表示手段56に所定の予告演出画像を表示する第2ボタン操作演出と、大当たりとなる信頼度に応じて可動演出手段50の可動体66を動作させる可動体演出の3種類の予告演出が設けられているものとする。
そして、予告演出抽選処理(S12)において、第1ボタン操作演出に当選した場合
(S13:Yes)には第1ボタン操作演出制御処理(S14)が、第2ボタン操作演出に当選した場合(S15:Yes)には第2ボタン操作演出制御処理(S16)が、可動体演出に当選した場合(S17:Yes)には可動体演出制御処理(S18)が夫々実行され、何れの予告演出にも当選しなかった場合(S17:No)にはそのまま予告演出制御処理は終了する。なお、複数の予告演出に当選する場合があってもよい。この場合には当選した複数の予告演出に対応する複数の演出制御処理が例えば並行して実行される。
第1ボタン操作演出制御処理(S14)は、例えば図8に示すような手順で実行される。即ち、演出図柄の変動開始と同時又はその後の所定のタイミングで第1ボタン操作演出の操作有効期間が開始されると(S21:Yes→S22:Yes)、遊技者に操作有効期間中であること及び第1演出用操作手段12と第2演出用操作手段13との何れの操作が有効であるかを報知するべく、有効ボタン報知制御処理(S23)が実行される。この有効ボタン報知制御処理では、例えば図10に示すように、第1演出用操作手段12と第2演出用操作手段13の2つの操作手段12,13に夫々対応する第1,第2報知画像のうち、その時点で操作が有効となっている方の操作手段に対応する報知画像、即ちここでは第1演出用操作手段12に対応する第1報知画像(図11(a))が報知画像表示手段57に表示され(S41→S42)、遊技者に第1演出用操作手段12の操作を促すようになっている。
なお、回転灯16を備えた第1演出用操作手段12に対応する第1報知画像(図11
(a))については、大当たり等の予告演出であると誤解されないようにするため、回転灯16が作動していない状態、即ちLED25が消灯し反射板28が停止している状態を表現することが望ましい。また、報知画像表示手段57への第1報知画像の表示と共に、回転灯16を通常の作動状態とは異なる状態で作動(例えば反射板28は停止させた状態でLED25を点灯)させてもよい。
操作有効期間が開始されると、例えば所定時間が経過するまで第1演出用操作手段12の操作状態が監視される(図8のS24,S25)。操作有効期間が開始されてから所定時間が経過するまでの間に第1演出用操作手段12が操作された場合には(S24:Yes)、例えばその時点で操作有効期間は終了する(S27)と共に、例えば当該変動が大当たり態様となる変動である(遊技に関する抽選結果が遊技者に有利な特定結果であることの一例)か否かが判定され(S28)、大当たり態様となる変動である場合に(S28:Yes)、回転灯16が作動(LED25の点灯及び回転駆動手段29の駆動による反射板28の回転)され(S29)、第1ボタン操作演出制御処理は終了する。従って、報知画像表示手段57に第1報知画像が表示されているときに遊技者が第1演出用操作手段12を押圧操作し、それによって第1演出用操作手段12内の回転灯16が作動すれば、その図柄変動結果は必ず大当たり態様となる。即ち、遊技者から見ると回転灯16が作動した時点で大当たり確定となる。
もちろん、遊技者が操作有効期間中に第1演出用操作手段12を押圧操作したときに回転灯16を作動させる条件は任意であって、遊技に関する抽選結果が遊技者に有利な特定結果であることを条件とするものであればよく、例えば高確率状態となる大当たり変動であることを条件に作動させてもよい。
一方、第1演出用操作手段12が操作されることなく操作有効期間の開始から所定時間が経過した場合には(S25:Yes)、それによって操作有効期間は終了し(S26)、そのまま第1ボタン操作演出制御処理は終了する。
また、第2ボタン操作演出制御処理(S16)は、例えば図9に示すような手順で実行される。即ち、演出図柄の変動開始と同時又はその後の所定のタイミングで第2ボタン操作演出の操作有効期間が開始されると(S31:Yes→S32:Yes)、例えば予告演出画像表示手段56に、ボタン未操作時画像、例えば図12(a)に示すような回転する的とそれに狙いを定めた弓矢の画像が表示されると共に、遊技者に操作有効期間中であること及び第1演出用操作手段12と第2演出用操作手段13との何れの操作が有効であるかを報知するべく、有効ボタン報知制御処理(S33)が実行される。この有効ボタン報知制御処理(図10)は、既に第1ボタン操作演出制御処理におけるS23で説明したように、第1演出用操作手段12と第2演出用操作手段13の2つの操作手段12,13に夫々対応する第1,第2報知画像のうち、その時点で操作が有効となっている方の操作手段に対応する報知画像、即ちここでは第2演出用操作手段13に対応する第2報知画像(図11(b))が報知画像表示手段57に表示されると共に、例えば第2演出用操作手段13内のLED36が点灯される(S41→S43;図12(b))。
操作有効期間が開始されると、例えば所定時間が経過するまで第2演出用操作手段13の操作状態が監視される(図9のS34,S35)。操作有効期間が開始されてから所定時間が経過するまでの間に第2演出用操作手段13が操作された場合には(S34:Yes)、例えばその時点で操作有効期間は終了する(S37)と共に、予告演出画像表示手段56にボタン操作時画像、例えば図12(c)に示すような、矢が射られて回転する的に命中し、その後に的が停止してその命中した箇所(例えば大当たり信頼度を示す数字)が視認可能となるような画像が表示される。
一方、第2演出用操作手段13が操作されることなく操作有効期間の開始から所定時間が経過した場合には(S35:Yes)、それによって操作有効期間は終了し(S36)、そのまま第2ボタン操作演出制御処理は終了する。
また、可動体演出制御処理(図7のS18)では、例えばその時点の特別図柄の変動における大当たり信頼度に応じた動作パターンで可動体66が動作するように揺動駆動手段64の駆動制御が行われる。なお、この可動体演出制御処理(図7のS18)は、第1ボタン操作演出制御処理(S14)とは異なり、特別図柄が大当たり態様となる場合に限らず外れ態様となる場合にも可動体66が作動するようになっている。即ち、可動体66が作動しても大当たり態様になるとは限らず、外れ態様となる場合もある。
作動確認制御手段113は、回転灯16の回転駆動手段29、可動演出手段50の揺動駆動手段64、LED25,36,38,60、スピーカ37等の作動確認処理を制御するもので、例えば図13に示すような作動確認制御処理を、例えば主制御基板71からの制御コマンドの受信を契機として実行するように構成されている。
作動確認制御手段113による作動確認制御処理(図13)では、まず主制御基板71から受信した制御コマンドが初期化コマンド、バックアップ復帰コマンドの何れかであるか否かが判定される(S51)。初期化コマンドとバックアップ復帰コマンドの何れも受信していない場合にはここで作動確認制御処理は終了する。
受信した制御コマンドが初期化コマンドの場合(即ち電源初期投入時である場合)には、以下の電源初期投入時確認処理(S52〜S55)が実行される。即ち、回転灯16上、第2演出用操作手段13上、前枠4上、遊技盤41上の各LED25,36,38,60が所定時間点灯され(S52)、スピーカ37からRAMクリアの警告音が所定時間出力され(S53)、揺動駆動手段64の作動による可動演出手段50の動作確認処理が実行され(S54)、また回転駆動手段29の作動による回転灯16の動作確認処理が実行される(S55)。
可動演出手段50の動作確認処理(S54)は、例えば次のような手順で行われる。即ち、まず原点位置検出スイッチ65がONであるか否か(可動体66が原点位置にあるか否か)が判定され、ONでない場合には原点位置検出スイッチ65がONになるまで揺動駆動手段64を逆方向(原点復帰方向)に作動させる。続いて、原点位置検出スイッチ65がOFFになるまで揺動駆動手段64を正方向(原点復帰方向とは逆の方向)に作動させた後、再び原点位置検出スイッチ65がONになるまで揺動駆動手段64を逆方向に作動させる。更にその後、可動体66が作動位置にくるまで揺動駆動手段64を正方向に所定ステップ作動させた後、再び原点位置検出スイッチ65がONになるまで揺動駆動手段64を逆方向に作動させる。以上のような動作確認処理が異常なく終了することにより、可動体66が原点位置にあること、及び可動演出手段50が正常であることを確認できる。もちろん、可動演出手段50の動作確認処理の手順はこれに限られるものではない。
また、回転灯16の動作確認処理(S55)では、例えば回転駆動手段29を所定時間作動させて反射板28を回転させるようになっている。なお、S52〜S55の処理は、全て又は一部の処理を並行して実行してもよいし、所定順序で直列的に実行してもよい。
以上のような電源初期投入時確認処理(S52〜S55)は、遊技ホールの開店時等の電源初期投入時に実行されるため、S55の動作確認処理によって回転灯16が作動しても、遊技者に大当たりの予告報知であるとの誤解を与えるようなことはない。
一方、受信した制御コマンドがバックアップ復帰コマンドの場合(即ち電源断復帰時である場合)には、電源断復帰時確認処理(S56)が実行される。この電源断復帰時確認処理では、電源初期投入時のS54と同じ可動演出手段50の動作確認処理(S56)が実行されるが、LED25,36,38,60の点灯、スピーカ37からの音声出力の他、回転駆動手段29の作動による回転灯16の動作確認処理についても実行されない。
このように、停電状態からの復旧時等の電源断復帰時には、回転駆動手段29の作動による回転灯16の動作確認処理は実行されないため、例えば遊技者が気付かない程度の短時間だけ電源が遮断される瞬間停電が発生した場合に回転灯16が作動して遊技者に大当たりの予告報知であるとの誤解を与えるようなことがなく、無用のトラブルを防止できる。
また、回転灯16以外の可動体66については、上述したように特別図柄が大当たり態様となる場合だけでなく外れ態様となる場合にも作動する(作動しても大当たり確定ではない)ため、その可動体66を駆動する揺動駆動手段64については、電源初期投入時確認処理だけでなく電源断復帰時確認処理で作動させてもトラブルとなる可能性は小さい。
また、回転灯16のLED25についても、電源初期投入時確認処理では点灯させ、電源断復帰時確認処理では点灯させないように構成されているため、遊技者に誤解を与える可能性をより小さくできる。
図14及び図15は本発明の第2の実施形態を例示し、電源遮断状態が所定時間以上継続した後の電源断復帰時における電源断復帰時確認処理では、回転駆動手段(特定演出用駆動手段)29を作動させるように構成した例を示している。
図14に示すように、本実施形態のメイン処理は、第1の実施形態のメイン処理(図6)を一部変更して、RAMクリア信号がOFFであり(S2:No)、且つバックアップRAMに記憶されているバックアップデータが有効であると判定された場合(S3:Yes)に、電源遮断からの経過時間が所定時間Tよりも短いか否かに応じて異なるコマンドを送信するように構成されており、例えば電源遮断からの経過時間が所定時間Tよりも短い場合にはバックアップ復帰コマンド1が(S4a)、そうでない場合にはバックアップ復帰コマンド2が(S4b)、夫々送信されるように構成されている。
また、図15に示すように、本実施形態の作動確認制御処理では、第1の実施形態の作動確認制御処理(図13)を一部変更して、主制御基板71から受信した制御コマンドがバックアップ復帰コマンド1の場合、即ち電源遮断からの経過時間が所定時間Tよりも短い場合の電源断復帰時には、可動演出手段50の動作確認処理(S56)のみが実行され、LED25,36,38,60の点灯、スピーカ37からの音声出力の他、回転駆動手段29の作動による回転灯16の動作確認処理については実行されず、主制御基板71から受信した制御コマンドがバックアップ復帰コマンド2の場合、即ち電源遮断からの経過時間が所定時間T以上の場合の電源断復帰時には、初期化コマンドを受信した場合に実行される電源初期投入時確認処理(S52〜S55)と同様の処理が実行されるように構成されている。
なお、バックアップ復帰コマンド2を受信した場合、即ち電源遮断からの経過時間が所定時間T以上の場合の電源断復帰時には、初期化コマンドを受信した場合に実行される電源初期投入時確認処理(S52〜S55)とは異なる処理、例えば図15におけるS54とS55の処理のみを実行するように構成してもよい。
本実施形態のような構成を採用することにより、電源断復帰時であっても、例えば遊技者が気付かない程度の短時間だけ電源が遮断される瞬間停電等の場合にのみ回転駆動手段29の作動による回転灯16の動作確認処理が行われず、電源遮断時間が比較的長く、回転灯16を作動させても遊技者の誤解を招く虞が小さい場合には回転駆動手段29の作動による回転灯16の動作確認処理が行われるため、無用のトラブルを防止できる範囲で回転灯16の動作確認を最大限行うことが可能となる。
図16は本発明の第3の実施形態を例示し、作動確認制御手段113による作動確認制御処理において、揺動駆動手段(通常演出用駆動手段)64の作動による可動演出手段50の動作確認処理については、主制御基板71から演出制御基板72に対して送信されるコマンドを待たず、演出制御基板72に電源が投入されることを条件に実行させるように構成した例を示している。
図16に示すように、本実施形態の作動確認制御処理では、まず電源が投入されたか否かが判定される(S50)。そして、電源が投入されたと判定された場合に(S50:Yes)、揺動駆動手段64の作動による可動演出手段50の動作確認処理が実行される
(S54)。これにより、揺動駆動手段64の作動による可動演出手段50の動作確認処理(S54)は、電源投入時には常に(即ち電源初期投入時と電源断復帰時との両方で)実行される。
続いて、主制御基板71から初期化コマンドを受信したか否かが判定され(S51a)、初期化コマンドを受信したと判定された場合(即ち電源初期投入時である場合)には
(S51a:Yes)、第1の実施形態における電源初期投入時確認処理(S52〜S55)のうち、揺動駆動手段64の作動による可動演出手段50の動作確認処理(S54)を除いた処理が実行される。即ち、回転灯16上、第2演出用操作手段13上、前枠4上、遊技盤41上の各LED25,36,38,60が所定時間点灯され(S52)、スピーカ37からRAMクリアの警告音が所定時間出力され(S53)、また回転駆動手段29の作動による回転灯16の動作確認処理が実行される(S55)。
以上のような構成を採用しても、第1の実施形態と同様、回転灯16以外の可動体66を駆動する揺動駆動手段64の動作確認処理(S54)については電源初期投入時と電源断復帰時との両方で実行させ、回転灯16を駆動する回転駆動手段29の動作確認処理
(S55)については電源初期投入時にのみ実行させて電源断復帰時には実行させないようにすることができる。これにより、例えば遊技者が気付かない程度の短時間だけ電源が遮断される瞬間停電が発生した場合に回転灯16が作動して遊技者に大当たりの予告報知であるとの誤解を与えるようなことがなく、無用のトラブルを防止できる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、特定演出用可動体28及びそれを駆動する特定演出用駆動手段29については、回転灯の反射板とこれを回転駆動するステッピングモータの組み合わせに限られるものではなく、任意の可動体とそれを駆動する任意の駆動手段を用いることが可能である。
実施形態では演出用可動体28以外に1種類の可動体66を設けた例を示したが、2種類以上の可動体を設けてもよいし、演出用可動体28以外の可動体は設けなくてもよい。
また本発明は、アレンジボール機、雀球遊技機等の各種弾球遊技機の他、スロットマシン等の弾球遊技機以外の遊技機においても同様に実施することが可能である。