JP5508488B2 - スケータークレーン - Google Patents
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Description
このため、上記のニューマチックケーソン工法の実施にあたっては、スケータークレーンと土砂ホッパの両方を設置することができる敷地を確保しなければならないという問題点がある。
また、上記のニューマチックケーソン工法で用いられるスケータークレーンは、ジブから吊り下げられるアースバケットを昇降させる機能と、そのジブに沿って横行させる機能とを有しているが、ジブを旋回させて通常のクレーンと同様の使用ができることが望まれている。
さらに、アースバケットに積み込まれた土砂の排出機構についてもそのコンパクト化が望まれている。
水平方向に延設されるジブに昇降自在および横行自在に吊り下げられるアースバケットを備えるスケータークレーンにおいて、
前記ジブを支持する架台と、前記架台の下部に組み込まれて前記アースバケットからの土砂が投入される土砂ホッパと、前記ジブを旋回させる旋回機構と、前記土砂ホッパに対して前記アースバケットを昇降させる際に前記架台における前記アースバケットの出し入れ口として用いられるアースバケット出入口と、前記アースバケット出入口を通して降下される前記アースバケットを前記土砂ホッパの内部に向けて転倒させるバケット転倒装置とを備え、
前記架台の頂部は該架台の鉛直中心線よりも後方にオフセット配置されるとともに、前記架台の前部における前記土砂ホッパの上方に吹き抜け部分が形成され、この吹き抜け部分が前記アースバケット出入口とされ、
前記バケット転倒装置は、前記アースバケット側に装備されるチェーンおよびそのチェーンの下端部に取り付けられるアンカーと、前記アースバケット出入口に配置されるバケットガイドと、該バケットガイドの下方に配され前記チェーンが嵌り込む切欠き部を有するアンカー掛止板とにより構成されていることを特徴とするものである。
また、土砂ホッパが架台の下部に組み込まれるとともに、架台の頂部は該架台の鉛直中心線よりも後方にオフセット配置され、架台の前部における前記土砂ホッパの上方に形成された吹き抜け部分がアースバケット出入口とされるので、装置のコンパクト化を図ることができ、スケータークレーンを設置する上で必要とされる敷地面積を小さく抑えることができる。
また、バケット転倒装置は、アースバケット側に装備されるチェーンおよびアンカーと、アースバケット出入口に配置されるバケットガイドおよびアンカー掛止板とにより構成されているので、コンパクトな構成にてアースバケットに積み込まれた土砂を土砂ホッパに人手を要することなく効率良く投入することができる。
したがって、全体としてコンパクトな構成で、通常のクレーンと同様に旋回機能を備えたスケータークレーンを得ることができる。
本実施形態のスケータークレーン1は、図1に示されるように、ケーソン2の下部に形成される掘削作業室3を圧気状態とすることでその掘削作業室3内に地下水が流入するのを防止しつつ、掘削作業室3の掘削床から土砂を掘削してケーソン2を沈設させるニューマチックケーソン工法において、ケーソン2や函内ショベル4もしくは潜函ショベル5、マテリアルシャフト6、マンシャフト7などと共に揚重機械として用いられるものであり、ケーソン2が沈設される場所の近傍の地上に設置される架台11を備えている。
図2に示されるように、架台11は、所要の支柱部材11aと梁部材11bとが縦横に組まれるとともに、筋交い部材11cが適宜に斜めに組まれて構成され、下部および中間部が四角柱状に、上部が四角錐状にそれぞれ形成されている。
なお、架台11の頂部は、架台11の鉛直中心線OKよりも後方にオフセットされた位置に配されている。
図3に示されるように、架台11の頂部には、旋回機構12が設置されている。
この旋回機構12は、固定輪と可動輪とが組み合わされてなる旋回輪13を備え、固定輪を架台11に固定し、可動輪に旋回フレーム14を取り付け、旋回モータ15の駆動により、固定輪に対し可動輪を相対回転させて旋回フレーム14を左右水平方向に旋回運動させるように構成されている。
旋回フレーム14には、クレーン装置15が搭載されている。
すなわち、旋回フレーム14において、その前端部には、前方に向けて水平に延設されるジブ16が取り付けられ、その中央部には、ガントリー17が立設され、その後部には、巻上ウインチ18が設置されている。
なお、ジブ16とガントリー17とは、ジブ16の水平状態を保持するために、ジブステー19によって連結されている。
ジブ16の基端部には、第2シーブ22が回転可能に取り付けられるとともに、横行ウインチ20が設置されている。
ジブ16の先端部には、第3シーブ23が回転可能に取り付けられるとともに、ショックアブソーバ24が付設されている。
また、図4(b)に示されるように、第1トロリー25と第2トロリー26とにおいては、横行ウインチ20からの横行索32が、第2シーブ22を介して第1トロリー25に接続されるとともに、第3シーブ23、フロントシーブ28を介してショックアブソーバ24に接続され、横行ウインチ20の作動により、アースバケット31をジブ16の長手方向に沿う横方向に走行させることができるようになっている。
さらに、図4(c)に示されるように、第1トロリー25と第2トロリー26とにおいては、たとえ巻上索30に急激な荷重が作用したとしても巻上索30の吊り下げ位置がずれないようにするために、ジブ16の基端部から第2トロリー26に装着されたスナッチブロック33を通して第1トロリー25に緊張索34が張設されている。
図3に示されるように、アースバケット31は、上方に開放された有底円筒状容器よりなるバケット本体31aの上部に、逆Uの字状の取っ手31bが回動可能に取り付けられてなり、土砂を上方から積み込むことができるようになっている。
このアースバケット31においては、その取っ手31bが吊金具35を介して巻上索30の先端部に接続されてその巻上索30から吊り下げられ、後述する土砂ホッパ40の上方で反転させることで、積み込まれた土砂を土砂ホッパ40に投入可能とされている。
図2に示されるように、架台11の下部には、アースバケット31からの土砂が投入される土砂ホッパ40がその鉛直中心線OHを架台11の鉛直中心線OKに一致させた状態で組み込まれている。
なお、架台11の下部において、土砂ホッパ40の下方には、ダンプトラック等の土砂運搬車両が乗り入れ可能な空間41が設けられている。
前述したように、架台11の頂部は架台11の鉛直中心線OKよりも後方にオフセット配置されているので、架台11の前部において、土砂ホッパ40から上方に吹き抜け構造となっており、この吹き抜け部分がアースバケット出入口42とされて、土砂ホッパ40に対してアースバケット31を昇降させるための出入口として用いられる。
旋回機構12とアースバケット出入口42とは、土砂ホッパ40の上方でその土砂ホッパ40の鉛直中心線OHを挟むようにして配置されている。
図3に示されるように、本実施形態のスケータークレーン1には、アースバケット出入口42を通して降下されるアースバケット31を土砂ホッパ40の内部に向けて転倒させるバケット転倒装置50が装備されている。
バケット転倒装置50は、アースバケット31側に装備されるチェーン51およびアンカー52と、架台11側に装備されるバケットガイド53およびアンカー掛止板54とから構成されている。
バケットガイド53は、アースバケット出入口42に配置され、図5(a)〜(c)に示されるように、アースバケット31の外周面に面接触可能に所定の曲率で湾曲させたバケット案内板55を備えている。バケット案内板55は、その上半部分が架台11の外側に向けて開くように傾きが付され、その下半部分が下方に真っ直ぐに延びる形状に形成され、バケットガイド支持フレーム56を介して架台11に固定されている。
アンカー掛止板54は、下方に向かって進むに従って幅が狭くなるVの字状切欠き部54aと、このVの字状切欠き部54aの下端部から直線状に連続して設けられるIの字状切欠き部54bと、このIの字状切欠き部54bの下端側を塞ぐように設けられるストッパ部54cとを有し、バケット案内板55の下方で、かつ架台11の内部側に所定距離だけ離れた位置に配され、その上端側に対し下端側が架台11の内部側に位置するように傾きが付された状態でアンカー掛止板支持フレーム57を介して架台11に固定されている。
以上に述べたように構成されるスケータークレーン1においては、横行ウインチ20の作動により、アースバケット31をジブ16の長手方向に沿う横方向に走行させて、アースバケット31の吊り下げ位置を移動させることで、アースバケット31をマテリアルシャフト6の上方とアースバケット出入口42の上方との間で横行させることができる。
マテリアルシャフト6の上方にアースバケット31を位置決めした状態において、巻上ウインチ18の作動により、アースバケット31をマテリアルシャフト6内で昇降させることで、土砂が積み込まれたアースバケット31を掘削作業室3から搬出したり、土砂を排出した後の空の状態のアースバケット31を掘削作業室3内に搬入したりすることができる。
アースバケット出入口42の上方にアースバケット31を位置決めした状態において、巻上ウインチ18の作動により、アースバケット31を、アースバケット出入口42を通して降下させることで、アースバケット31に積み込まれた土砂を土砂ホッパ40内に投入する土砂排出動作を行うことができる。
アースバケット31に替えて吊りフックを取り付け、旋回機構12によりジブ16を旋回させるようにすれば、通常のクレーンと同様の吊り動作を行うことができる。
アースバケット31に積み込まれた土砂を土砂ホッパ40内に投入する土砂排出動作について、図6を用いて以下に詳述する。
次いで、図6(b)〜(c)に示されるように、アースバケット31を、土砂ホッパ40の鉛直中心線OHに近づける方向(図6中記号D矢印方向)に横行させながら更に降下させる。
すると、図6(d)に示されるように、チェーン51がアンカー掛止板54のIの字状切欠き部54bに嵌り込むとともに、アンカー52がそのIの字状切欠き部54bの両側におけるアンカー掛止板54に引っ掛かり、同図(c)に示されるように、アースバケット31を転倒させることができ、アースバケット31に積み込まれている土砂Mを土砂ホッパ40に投入することができる。
本実施形態のスケータークレーン1によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)ジブ16を旋回させるための旋回機構12が設けられるので、通常のクレーンと同様に旋回機能を備えたものとなる。
(2)土砂ホッパ40が架台11の下部に組み込まれるとともに、旋回機構12とアースバケット出入口42とが土砂ホッパ40の鉛直中心線OHを挟むようにして配置されるので、装置のコンパクト化を図ることができ、スケータークレーン1を設置する上で必要とされる敷地面積を小さく抑えることができる。
(3)アースバケット出入口42を通して降下されるアースバケット31を土砂ホッパ40の内部に向けて転倒させるバケット転倒装置50が設けられるので、アースバケット31に積み込まれた土砂Mを土砂ホッパ40に人手を要することなく効率良く投入することができる。
11 架台
12 旋回機構
16 ジブ
31 アースバケット
40 土砂ホッパ
42 アースバケット出入口
50 バケット転倒装置
Claims (1)
- 水平方向に延設されるジブに昇降自在および横行自在に吊り下げられるアースバケットを備えるスケータークレーンにおいて、
前記ジブを支持する架台と、前記架台の下部に組み込まれて前記アースバケットからの土砂が投入される土砂ホッパと、前記ジブを旋回させる旋回機構と、前記土砂ホッパに対して前記アースバケットを昇降させる際に前記架台における前記アースバケットの出し入れ口として用いられるアースバケット出入口と、前記アースバケット出入口を通して降下される前記アースバケットを前記土砂ホッパの内部に向けて転倒させるバケット転倒装置とを備え、
前記架台の頂部は該架台の鉛直中心線よりも後方にオフセット配置されるとともに、前記架台の前部における前記土砂ホッパの上方に吹き抜け部分が形成され、この吹き抜け部分が前記アースバケット出入口とされ、
前記バケット転倒装置は、前記アースバケット側に装備されるチェーンおよびそのチェーンの下端部に取り付けられるアンカーと、前記アースバケット出入口に配置されるバケットガイドと、該バケットガイドの下方に配され前記チェーンが嵌り込む切欠き部を有するアンカー掛止板とにより構成されていることを特徴とするスケータークレーン。
Priority Applications (1)
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| JP2012193287A JP5508488B2 (ja) | 2012-09-03 | 2012-09-03 | スケータークレーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2012193287A JP5508488B2 (ja) | 2012-09-03 | 2012-09-03 | スケータークレーン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014047583A JP2014047583A (ja) | 2014-03-17 |
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Family Applications (1)
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| JP2012193287A Active JP5508488B2 (ja) | 2012-09-03 | 2012-09-03 | スケータークレーン |
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2012
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