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JP5508985B2 - コネクタ - Google Patents
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JP5508985B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、相手方コネクタの係止部を係止可能なラッチ部を有するコネクタに関する。
従来のコネクタとしては、前面に接続穴を有する絶縁樹脂製のハウジングを備え、前記接続穴が、本体穴と、この本体穴の上側に連続して設けられた前記本体穴よりも幅狭な穴であって、幅方向の両内側面に突起である一対のラッチ部が設けられたロック穴とを有しているモジュラジャック用のレセプタクルコネクタがある。このコネクタの接続穴にモジュラプラグ(相手方コネクタ)が挿入されると、前記ロック穴内の前記ラッチ部がモジュラプラグのロック片の両肩部を係止する。これにより、前記モジュラプラグの前記接続穴からの抜けが防止されている(特許文献1参照)。
特開平11−283690号公報
ところで、前記ラッチ部は、モジュラプラグに接続されたケーブルが引っ張られた場合に、前記係止を維持することができる程度の機械的強度(引っ張り強度)が要求されている。ところが、前記ラッチ部は、前記ハウジングの一部であり、該ハウジングと同じ絶縁樹脂で構成されているため、前記機械的強度を確保するためには前記ラッチ部のプラグ挿入方向の長さ寸法が所定以上の長さであることが必要であった。換言すると、前記ラッチ部のプラグ挿入方向の長さ寸法を所定以下の長さとすることができないため、前記コネクタを小型化することが困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、ラッチ部の相手方コネクタ挿入方向の長さ寸法の低減を図ることができるコネクタを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のコネクタは、ボディ及びこのボディの外面に設けられた係止部を有する相手方コネクタが接続可能なコネクタである。このコネクタは、ハウジングと、補強部材と、前記ハウジングを少なくとも部分的に覆うシールドケースとを備えている。前記ハウジングは、相手方コネクタのボディ及び係止部が挿入可能な接続穴と、前記接続穴が設けられた第1面と、前記接続穴の内面に設けられた突起であって、相手方コネクタの係止部を係止可能なラッチ部とを有している。前記ラッチ部は、前記ハウジングの第1面と同じ方向に向いた第1面を有している。前記補強部材は、前記ラッチ部に固着又は当接するように配置されており且つ該ラッチ部よりも機械的強度が高くなっている。前記シールドケースは、前記ハウジングの第1面の少なくとも一部及び前記ラッチ部の第1面を覆う第1シールド部を有している。前記第1シールド部の裏面に、前記ラッチ部及び補強部材の少なくとも一方が当接している。
このような態様の発明による場合、ラッチ部よりも機械的強度が高い補強部材が、該ラッチ部に固着又は当接するように配置されており且つラッチ部及び補強部材の少なくとも一方が第1シールド部の裏面に当接しているので、補強部材でラッチ部の機械的強度(特に、相手方コネクタ脱方向の引っ張り強度)を補うことができる。よって、ラッチ部の相手方コネクタ挿入方向の長さ寸法を低減することができ、本コネクタの小型化を図ることができる。
前記ラッチ部が、第2面を更に有している場合、前記補強部材は、前記ハウジングに固着され、前記ラッチ部の第2面に当接する構成とすることが可能である。このような態様の発明による場合、第1シールド部がラッチ部及び補強部材の少なくとも一方に当接するのに加えて、補強部材がラッチ部の第2面に当接しているので、ラッチ部の引っ張り強度を更に向上させることができる。よって、ラッチ部の相手方コネクタ挿入方向の長さ寸法を更に低減することができ、本コネクタの小型化を図ることができる。
前記ハウジングの第1面にスリットが設けられている場合、前記ラッチ部の第2面は、該ラッチ部の第1面に交差しており、前記補強部材が前記スリットに挿入され、前記ラッチ部の第2面に当接する構成とすることが可能である。このような態様の発明による場合、補強部材をスリットに挿入するだけで、補強部材をハウジングに固着させ、ラッチ部の第2面に当接させることができるので、補強部材の取り付けが簡単になる。
相手方コネクタが接続穴に挿入される方向(前記挿入方向)を第1方向と規定する場合、前記補強部材の第1方向の長さ寸法が前記ラッチ部の第1方向の長さ寸法と略同じであることが好ましい。このような態様の発明による場合、前記補強部材の第1方向の長さ寸法が前記ラッチ部の第1方向の長さ寸法と略同じであるので、前記補強部材が相手方コネクタの係止部を係止するラッチ部の一部として機能する。このため、ラッチ部の第1方向に対する引っ張り強度が更に向上する。
前記ハウジングが、該ハウジングの第1面に交差する第2面を更に有し、前記シールドケースが、前記第1シールド部に交差しており且つ前記ハウジングの第2面を覆う第2シールド部を更に有している場合、前記補強部材は、前記第2シールド部に延設されていることが好ましい。このような態様の発明による場合、補強部材はシールドケースの一部であるので、部品点数の低減を図ることができる。しかも、シールドケースの第1、第2シールド部でハウジングの第1、第2面を覆う際に、第2シールド部に延設された補強部材をハウジングの第1面のスリットに挿入することが可能になる。すなわち、シールドケースをハウジングに取り付ける際に、補強部材も同時にハウジングに取り付けることができるので、本コネクタの組み立てが簡単になる。よって、本コネクタの低コスト化を図ることができる。更に、補強部材がシールドケースの一部であるので、第1シールド部がラッチ部の第1面を覆うのに加えて、補強部材がラッチ部の第2面を覆うようになっているので、本コネクタのシールド効果を向上させることができる。
相手方コネクタが接続穴に挿入される方向(前記挿入方向)を第1方向と、前記第1方向に直交する方向を第2方向と規定する場合、前記ハウジングの接続穴は、相手方コネクタのボディが挿入可能な本体穴と、この本体穴に連続して設けられた前記本体穴よりも第2方向の寸法が小さい穴であって、相手方コネクタの係止部が挿入可能なロック穴とを有している。一対の前記ラッチ部は、前記ロック穴の第2方向の両内側面に突設されており且つ該ラッチ部の第1面と前記ハウジングの第1面とが面一となっている。前記第1シールド部が、前記ラッチ部の第1面及びハウジングの第1面に当接している。
前記ハウジングは、該ハウジングの第1面及び第2面に交差する一対の第3面を更に有し、前記シールドケースは、前記ハウジングの第3面を覆う一対の第3シールド部を更に有している場合、前記第2シールド部は、前記第1シールド部に連設され且つ前記ハウジングの第2面の中央部に当接するように折り曲げられた中央シールド部と、前記第3シールド部に連設され且つ前記ハウジングの第2面の中央部の両端部に当接するように折り曲げられた一対の両側シールド部とを有している。前記補強部材が両側シールド部の端部に連設された略L字状の片部材である。このような態様の発明による場合、前記補強部材が両側シールド部の端部に連設された略L字状の片部材であるので、該片部材をプレス成型等によりL字状に折り曲げるだけで、簡単に作成することができる。
本発明の実施の形態に係るコネクタの概略図であって、(a)が正面平面右側面を表した斜視図、(b)が正面底面右側面を表した斜視図である。 (a)が前記コネクタの図1(a)中のA−A断面図、(b)が前記コネクタの図1(a)中のB−B断面図である。 前記コネクタのハウジング本体の概略図であって、(a)が正面平面右側面を表した斜視図、(b)が背面底面右側面を表した斜視図である。 (a)が前記コネクタの端子保持部及びこれに取り付けられた端子の正面平面右側面を表した斜視図、(b)が前記コネクタの端子保持部及びこれに取り付けられた端子の正面底面左側面を表した斜視図である。 前記コネクタの端子の概略図であって、(a)が正面平面右側面を表した斜視図、(b)が正面底面左側面を表した斜視図である。 前記コネクタのシールドケースの概略図であって、(a)が正面平面右側面を表した斜視図、(b)が背面底面左側面を表した斜視図である。 前記コネクタに接続されるプラグの概略的正面図である。 前記プラグが前記コネクタの接続穴に挿入された状態を示す断面図であって、(a)が接続前の状態を示す図、(b)が接続状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係るコネクタについて図1乃至図8を参照しつつ説明する。図1に示すコネクタはLANモジュラジャック用のレセプタクルコネクタである。このレセプタクルコネクタは、ハウジング100と、端子200と、シールドケース300とを備えている。以下、詳しく説明する。
ハウジング100は、図1(b)及び図2(a)に示すように、ハウジング本体100aと、端子保持部100bとを有している。ハウジング本体100aは、図3に示すように絶縁樹脂製の角筒であって、その前面(第1面)に接続穴110aが開設されている。接続穴110aには、プラグ10が挿入可能となっている。なお、図1乃至図6においてプラグ10が接続穴110aに挿入される方向(相手方コネクタ挿入方向)を前後方向Y(第1方向)として、前後方向Yに直交する方向を幅方向X(第2方向)として示している。
プラグ10は、図7及び図8に示すように、LANケーブル(図示省略)の端部に設けられたモジュラジャックである。このプラグ10は、ボディ11と、8本の端子12と、ロック片13とを有している。ボディ11は矩形状の絶縁樹脂であって、その下面に8つの凹部が設けられている。端子12はボディ11の凹部に各々収容され、所定間隔で配列されている。ロック片13は、ボディ11の上面(外面)に連設されたボディ11と同じ絶縁樹脂製の弾性片である。このロック片13は、略矩形状の係止部13aと、この係止部13aに連設された略矩形状のアーム13bとを有している。係止部13aはアーム13bよりも幅広(すなわち、前記第2方向の寸法が大きい。)になっており、該係止部13aの両肩部13a1がアーム13bから両側に張り出している。なお、図8においてプラグ10の内部構造は図示省略している。
接続穴110aは、図2(a)、図3(a)及び図3(b)に示すように、略矩形状の本体穴111aと、この本体穴111aの上側に連続しており且つ該本体穴111aよりも幅狭(前記第2方向の寸法が小さい。)な略矩形状のロック穴112aとを有している。本体穴111aは、プラグ10のボディ11の外形に対応した形状となっており、該ボディ11が挿入可能となっている。ロック穴112aは、ロック片13の係止部13aの外形に対応した形状となっており、係止部13aが挿入可能となっている。ロック穴112aは天井部が開放されており、ロック穴112aの幅方向Xの両内側面には一対のラッチ部113aが突設されている。このラッチ部113aは略矩形状の突起であって、その前面(第1面)がハウジング本体100aの前面(第1面)と面一であり、同一方向に向いている。このラッチ部113aが、ロック穴112aに挿入される係止部13aの両肩部13a1を係止可能となっている。ラッチ部113aが両肩部13a1を係止することにより、プラグ10の接続穴110aからの抜けが防止される。本体穴111aの幅方向Xの両内側面には、矩形状の退避凹部114aが設けられている。
また、本体穴111aの底部には、該本体穴111aに連通する取り付け穴120aが開設されている。この取り付け穴120aは、ハウジング本体100aの背面に開口している。取り付け穴120aの幅方向Xの両内側面には、一対のガイド溝130aが設けられている。また、ガイド溝130aの底面には、一対の係止孔140aが設けられている。ハウジング本体100aの幅方向Xの両側面の下端部には、一対の切欠き150aが設けられている。係止孔140aは、ガイド溝130aの底面からハウジング本体100aの切欠き150aの底面にかけて貫通している。ハウジング本体100aの背面の下端部には、嵌合凹部160aが設けられている。この嵌合凹部160aの下端部が取り付け穴120aに連通している。また、本体穴111aの奥側部には、8つの端子ガイド溝170aが設けられている。また、端子ガイド溝170aは、本体穴111aの奥側面から嵌合凹部160aの底面にかけて貫通しており且つ上下方向に延びている。端子ガイド溝170aは、プラグ10の端子12と同じ間隔で幅方向Xに配置されている。また、ハウジング本体100aの前記両側面の上端部には、一対の係止溝180aが設けられている。係止溝180aは前後方向Yに延びた矩形状の凹部であって、前後方向Yの後方が開放されている。
また、ハウジング本体100aの前面のロック穴112aの幅方向Xの両側には、略L字状の一対のスリット190aが設けられている。スリット190aは垂直穴と、垂直穴に直交する水平穴とを有している。前記水平穴は、該水平穴の天井面がラッチ部113aの下面(ラッチ部の第1面に直角に交差する第2面)と同一高さとなるように配置され且つハウジング本体100aのロック穴112aに連通している。前記垂直穴はハウジング本体100aの上面(ハウジングの第1面に直角に交差する第2面)に開口している。
端子保持部100bは、図2(a)に示すように断面略L字状の絶縁樹脂製の板である。この端子保持部100bは、図4に示すように、水平部101bと、この水平部101bに対して直角な垂直部102bと、水平部101bの幅方向Xの両端部に設けられた一対のレール部103bと、このレール部103bの幅方向Xの両端面に突設された一対の係止凸部104bとを有している。レール部103bは、前後方向Yに沿って延びた突脈であって、ハウジング本体100aのガイド溝130aに前後方向Yに移動自在に挿入されている。水平部101bは、ハウジング本体100aの取り付け穴120aに後方から嵌合している。垂直部102bは、ハウジング本体100aの嵌合凹部160aに後方から嵌合している。係止凸部104bは、ハウジング本体100aの係止孔140aに係止されている。これにより、水平部101bがハウジング本体100aの取り付け穴120aに嵌合し、垂直部102bが嵌合凹部160aに嵌合した状態(すなわち、端子保持部100bがハウジング本体100aに組み合わされた状態)が維持されている。
水平部101bの上面には、図4(a)に示すように8つの上側収容溝110bが設けられている。水平部101bの下面の先端部には、図4(b)に示すように8つの下側収容溝120bが設けられている。上側収容溝110b及び下側収容溝120bは、プラグ10の端子12と同じ間隔で幅方向Xに配列されており且つ前後方向Yに沿って延びている。また、水平部101bの先端部には、上側収容溝110bと下側収容溝120bとの間を各々繋ぐ8つの先端側収容溝130bが設けられている。また、水平部101bの下面の後端部には、上側収容溝110b等よりも大きな間隔で8つの下側圧入溝140bが配設されている。下側圧入溝140bの中間部には、幅広の圧入凹部141bが設けられている。圧入凹部141bは千鳥配置されている。更に、下側圧入溝140bの後端部の両縁部には、9個の略矩形状のガイド凸部150bが下方に向けて設けられている。
端子200は、図4及び図5に示すように、導電性を有する金属製のピンであって、端子保持部100bに幅方向Xにプラグ10の端子12と同じ間隔をあけて保持されている。この端子200は、バネ部210と、接触部220と、折り曲げ部230、圧入部240と、テール部250とを有している。バネ部210は横向き略U字状であって、第1、第2端部211、212を有している。このバネ部210は端子保持部100bの先端側収容溝130b、上側収容溝110b及び下側収容溝120bに前方から収容され、第1、第2端部211、212を接続穴110aの奥側に向けた状態で配置されている。第2端部212は端子保持部100bの水平部101bの下面に沿って水平に延びているのに対し、第1端部211は接続穴110aの奥側に向かって斜め上方に延び、上側収容溝110bから突出している。この第1端部211に接触部220が連設されている。この接触部220は接続穴110aの奥側に向かって斜め上方に延びている。接触部220の先端部はハウジング100の端子ガイド溝170aに上下動自在に挿入されている。
折り曲げ部230は、図4(b)及び図5(b)に示すように、バネ部210の第2端部212に連続して設けられており、外側に傾斜するように折り曲げられている。各端子200において、折り曲げ部230の折り曲げ角度が相違している。圧入部240は、折り曲げ部230に連続して設けられている。この圧入部240の中間部には、略三角形状の圧入部本体241が設けられている。圧入部本体241の幅寸法は、端子保持部100bの下側圧入溝140bの圧入凹部141bの幅寸法よりも若干大きくなっている。圧入部240が下側圧入溝140bに収容され、圧入部本体241が圧入凹部141bに圧入保持されている。テール部250は、圧入部240に連続して設けられ且つ該圧入部240に対して略直角に折り曲げられた略L字状の部位である。このテール部250は端子保持部100bのガイド凸部150bの間に配置されている。テール部250は垂下されており、本レセプタクルコネクタが実装される電子機器の基板の電極に各々半田接続可能になっている。
シールドケース300は、図6に示すように、導電性を有する金属板で構成された背面開放の角箱であって、前記基板のグランドラインに接続可能となっている。このシールドケース300は、前面板310(第1シールド部)と、天板320(第2シールド部)と、底板330と、一対の側壁板340(第3シールド部)と、一対の抜け止め片350と、4つの係止片360と、一対の保持片370と、一対の補強片380(補強部材)とを有している。
前面板310は、本体部311と、一対の延設部312とを有している。本体部311はハウジング本体100aの前面に当接し且つ該前面を覆う略矩形状の板である。この本体部311の中心部にハウジング本体100aの接続穴110aを外部に露出させるための開口311aが開設されている。この開口311aは、略矩形状の下側開口311a1と、この下側開口311a1の上側に連続しており且つ該下側開口311a1よりも幅狭(第2方向の寸法が小さい。)な略矩形状の上側開口311a2とを有している。下側開口311a1は、接続穴110aの本体穴111aと同じ形状の穴であって、該本体穴111aに連通している。上側開口311a2は、接続穴110aのロック穴112aと略同じ形状の穴であって、該ロック穴112aに連通している。この上側開口311a2の幅方向Xの両縁部には延設部312が内側に向けて延設されている。この延設部312はハウジング本体100aのラッチ部113aの前面(第1面)に各々当接している。延設部312の高さ寸法は、ラッチ部113aの高さ寸法よりも高い。したがって、延設部312の下端部は、ラッチ部113aが当接していない非対向領域を有している。また、下側開口311a1の幅方向Xの両縁部には保持片370が延設されている。保持片370は接続穴110aの奥側に向けて折り返され、接続穴110aの奥側に上り傾斜している。保持片370の先端部以外の部分はハウジング本体100aの退避凹部114aに収容されている。保持片370の先端部は退避凹部114aから突出して接続穴110a内に位置しており、該接続穴110a内に挿入されたプラグ10のボディ11の幅方向Xの両側面を弾性的に保持可能となっている。
側壁板340は前面板310の幅方向Xの両端に連設されている。この側壁板340は、前面板310に対して略直角に折り曲げられた略矩形状の板であって、ハウジング本体100aの幅方向Xの両側面(ハウジングの第1面及び第2面に直角に交差する一対の第3面)に当接し且つ該両側面を覆っている。側壁板340の上端部には、抜け止め片350が各々設けられている。この抜け止め片350は側壁板340の一部を切欠き、内側に折り曲げられた片部材であって、ハウジング本体100aの係止溝180aに挿入されている。この抜け止め片350が係止溝180aの前側の縁に当接することにより、シールドケース300がハウジング本体100aに対して前方に相対的に移動しないように維持している。また、側壁板340の後端には、係止片360が後方に延設されている。この係止片360が内側に折り曲げられ、ハウジング本体100a及び端子保持部100bの背面に当接している。これより、シールドケース300がハウジング100に取り付けられた状態が維持されている。なお、図1、図2及び図6において、係止片360は折り曲げられる前の状態で描かれている。
天板320は、前面板310に略直角に交差し且つハウジング本体100aの上面を覆っている。この天板320は、中央板321(中央シールド部)と、一対の側板322(両側シールド部)とを有している。中央板321は前面板310の本体部311の前記両縁部及び延設部312に連設された略矩形状の板であって、本体部311及び延設部312に対して略直角に折り曲げられ、ハウジング本体100aの上面中央部に当接している。側板322は、側壁板340の上端に各々連設された略矩形状の板であって、該側壁板340に対して略直角に折り曲げられ、ハウジング本体100aの上面両端部に当接している。側板322の内側端部の前方部分には、図6(b)に示すように略L字状の補強片380が各々連設されている。中央板321の幅方向Xの両端部と側板322の内側端部の前方部分以外の部分とが結合されている。
補強片380は固着部381と補強片本体382とを有している。固着部381は、側板322の前記内側端部に連続する略L字状の板であって、ハウジング本体100aのスリット190aに挿入され固着されている。補強片本体382は、固着部381の先端に連設された略矩形状の板であって、ハウジング本体100aのラッチ部113aの下面(第1面に直角に交差する第2面)に当接している。補強片380は、シールドケース300の一部であり且つ上記金属板で構成されている。すなわち、補強片380は、ハウジング本体100aのラッチ部113aよりも機械的強度が高いので、補強片380の補強片本体382がラッチ部113aの下面に当接することにより、ラッチ部113aを補強している。また、補強片本体382の前後方向Yの長さ寸法はハウジング本体100aのラッチ部113aの前後方向Yの長さ寸法と略同じになっている。よって、補強片本体382はラッチ部113aを補強するだけでなく、プラグ10の係止部13aの両肩部13a1を係止可能になっている。すなわち、補強片本体382はラッチ部113aの一部としても機能するようになっている。更に、固着部381の前面が前面板310の本体部311の前記両縁部の裏面(ハウジング対向面)、補強片本体382の前面が延設部312の上記非対向領域の裏面に当接している。換言すると、前面板310の本体部311及び延設部312がラッチ部113a及び補強片380の当て止めとして機能している。
底板330は、前面板310に略直角に交差し且つハウジング本体100aの下面を覆っている。この底板330は、中央板331と、一対の側板332とを有している。中央板331は前面板310の本体部311の下端中央部に連設された略矩形状の板であって、本体部311に対して略直角に折り曲げられ、ハウジング本体100aの下面中央部に当接している。側板332は、側壁板340の下端に各々連設された略矩形状の板であって、該側壁板340に対して略直角に折り曲げられ、ハウジング本体100aの下面両端部に当接している。中央板331の幅方向Xの両端部と側板332の内側端部とは結合されている。
以下、上述した構成のコネクタの組み立て手順について詳しく説明する。導電性を有する金属板をプレス成型することにより作成された端子200を用意する。これと共に、絶縁樹脂を射出成型することにより作成された端子保持部100bを用意する。その後、端子200の接触部220と圧入部240との間に端子保持部100bの水平部101bを挿入しつつ、端子保持部100bの先端側収容溝130b、上側収容溝110b及び下側収容溝120bに端子200のバネ部210を挿入する。このとき、端子200の圧入部240を端子保持部100bの下側圧入溝140bに挿入すると共に、該圧入部240の圧入部本体241を下側圧入溝140bの圧入凹部141bに各々圧入する。すると、端子200のテール部250が端子保持部100bのガイド凸部150bの間に配置される。このようにして端子200が端子保持部100bに取り付けられる。
その後、絶縁樹脂を射出成型することにより作成されたハウジング本体100aを用意する。このハウジング本体100aの取り付け穴120aに後方から端子保持部100bの水平部101bを挿入する。すると、端子保持部100bの一対のレール部103bがハウジング本体100aのガイド溝130aに案内される。その後、水平部101bが取り付け穴120aに嵌合すると、端子保持部100bの垂直部102bがハウジング本体100aの嵌合凹部160aに後方から嵌合する。このとき、端子保持部100bの一対の係止凸部104bがハウジング本体100aの係止孔140aに係止される。これにより、端子保持部100bがハウジング本体100aに組み合わされ、ハウジング100となる。このとき、端子保持部100bに保持されたバネ部210が、第1、第2端部211、212を接続穴110aの奥側に向けた状態で各々配置され、接触部220の先端部が端子ガイド溝170aに各々挿入される。
その後、導電性を有する金属板をプレス成型することにより形成されたシールドケース300を用意する。その後、上述のように組み合わされたハウジング100をシールドケース300に後方から挿入する。すると、シールドケース300の前面板310がハウジング100(すなわち、ハウジング本体100a)の前面に、シールドケース300の天板320がハウジング100(すなわち、ハウジング本体100a)の上面に、シールドケース300の底板330がハウジング100(すなわち、ハウジング本体100a)の下面に、シールドケース300の側壁板340がハウジング100(すなわち、ハウジング本体100a)の側面に当接する。このとき、シールドケース300の補強片380の固着部381がハウジング100のスリット190aに各々挿入され、該補強片380の補強片本体382がハウジング100のラッチ部113aの下面に各々当接する。これと共に、シールドケース300の抜け止め片350がハウジング100の係止溝180aに、シールドケース300の保持片370がハウジング100の退避凹部114aに各々挿入される。その後、シールドケース300の係止片360を折り曲げ、ハウジング本体100a及び端子保持部100bの背面に当接させる。
このように組み立てられた本コネクタの接続穴110aにプラグ10が挿入されると(図8(b)参照)、プラグ10のボディ11が接続穴110aの本体穴111aに、プラグ10のロック片13の係止部13aが接続穴110aのロック穴112aに挿入される。すると、係止部13aの両肩部13a1がハウジング100の一対のラッチ部113a及びシールドケース300の一対の補強片380に係止される。これにより、プラグ10が本コネクタに接続された状態が維持される。このとき、プラグ10の端子12が端子200の接触部220に各々弾性接触し、電気的に接続される。この接続状態で、ラッチ部113aの間からロック片13のアーム13bが接続穴110aから外部に突出する。
プラグ10を本コネクタから取り外すときには、アーム13bを下方に移動させ、係止部13aを下方に変位させる。これにより、係止部13aの両肩部13a1とラッチ部113a及び補強片380との係止が解除されるので、この状態で、プラグ10を接続穴110aから引き抜くことができる。
このようなコネクタによる場合、シールドケース300の補強片380がハウジング100のラッチ部113aの下面に、シールドケース300の前面板310の延設部312がハウジング100のラッチ部113aの前面に当接している。シールドケース300の一部である延設部312及び補強片380は、ハウジング100のラッチ部113aよりも機械的強度が高いので、延設部312及び補強片380がラッチ部113aの機械的強度(特に、前後方向Yの前方向の引っ張り強度)を補うことができる。しかも、補強片380の補強片本体382の前後方向Yの長さ寸法がハウジング本体100aのラッチ部113aの前後方向Yの長さ寸法と略同じになっているので、補強片本体382がラッチ部113aを補強するだけでなく、プラグ10の係止部13aの両肩部13a1を係止可能な該ラッチ部113aの一部としても機能する。よって、ラッチ部113aの前後方向Yの長さ寸法を低減することができ、その結果、本コネクタ全体の小型化を図ることができる。更に、ラッチ部113a及び補強片380が前面板310に当接し、該前面板310がラッチ部113a及び補強片380の当て止めとして機能するようになっている。このため、ラッチ部113aのプラグ10の脱方向(すなわち、前後方向Yの前方向)の引っ張り強度を更に向上させることができる。よって、この点でもラッチ部113aの前後方向Yの長さ寸法の低減を図ることができ、本コネクタ全体の小型化を図ることができる。
また、補強片380は、シールドケース300の天板320の側板332の内側端部に連設されているので、補強片380をシールドケース300と別部品とした場合に比べて部品点数の低減を図ることができる。また、ハウジング100をシールドケース300に収容する際に、補強片380の固着部381がハウジング100のスリット190aに挿入されるようになっているので、補強片380のハウジング100への取り付けも簡単に行うことができる。よって、本コネクタの低コスト化を図ることができる。
更に、シールドケース300の延設部312及び補強片380が、ハウジング100のラッチ部113aの前面及び下面を覆っているので、本コネクタのシールド効果を向上させることができる。
なお、上述したコネクタは、上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲において任意に設計変更することが可能である。以下、詳しく述べる。
上記実施の形態では、ハウジング100は、ハウジング本体100aと端子保持部100bとを有するとしたが、相手方コネクタのボディ及び係止部が挿入可能な接続穴と前記接続穴の内面に設けられた突起であって、相手方コネクタの係止部を係止可能なラッチ部とを有する限り任意に設計変更することが可能である。例えば、ハウジングに接続穴に連通する挿入溝を形成し、該挿入溝から端子を挿入し、接続穴内に配置する形態とすることも可能である。この場合、端子保持部は省略できる。また、ハウジング100の形状は任意に設計変更可能である。したがって、ハウジングの上面(第2面)が前面(第1面)に直角に交差し、側面(第3面)が上面、前面に直角に交差している必要はない。
上記実施の形態では、接続穴110aは、本体穴111aとロック穴112aとを有するとしたが、相手方コネクタが挿入可能な形状である限り任意に設計変更することが可能である。また、上記実施の形態では、ラッチ部113aは、ロック穴112aの幅方向Xの両内側面に設けられているとしたが、これに限定されるものではない。ラッチ部は、前記接続穴の内面に設けられ、相手方コネクタの係止部を係止可能な突起である限り任意に設計変更することが可能である。また、ラッチ部は略矩形状の突起である必要はなく、ラッチ部の下面(第2面)が前面(第1面)に直角に交差している必要はない。
また、上記実施の形態では、補強片380は、シールドケース300の一部であるとしたが、ラッチ部よりも機械的強度が高い素材で構成されており、該ラッチ部に固着される又は当接するように配置される補強部材である限り任意に設計変更することが可能である。例えば、補強片380をシールドケース300と別体とし、ハウジング100のスリット190aに挿入し固着させるようにしても良い。この場合であっても、補強片380がラッチ部113aの下面に当接すると共に、前面板310の本体部311及び延設部312に当接するので、上記実施の形態と同様にラッチ部113aの機械的強度(引っ張り強度)を補うことができる。また、別体の補強部材を、ハウジング本体100a及び/又はラッチ部113aにインサート成型等により埋設し、ラッチ部113aを補強するように設計変更することが可能である。
また、上記実施の形態では、補強片380は、前面板310の本体部311及び延設部312の裏面に当接しているとしたが、これに限定されるものではない。例えば、上述したように補強部材が、ハウジング本体100a及び/又はラッチ部113aに埋設されている場合には、補強部材は前面板310の本体部311及び延設部312の裏面に当接していなくても良い。また、上記実施の形態では、補強片380の補強片本体382の前後方向Yの長さ寸法がラッチ部113aの前後方向Yの長さ寸法と略同じであるとしたが、補強片380の補強片本体382の前後方向Yの長さ寸法がラッチ部113aの前後方向Yの長さ寸法よりも小さくても良いし、大きくても良い。
上記実施の形態では、シールドケース300は、ハウジング100の前面、上面、下面、両側面を覆うとしたが、少なくとも部分的に覆うことができるものである限り任意に設計変更することが可能である。シールドケースの形状は、ハウジングの外形に合わせて適宜変更可能である。また、ハウジング100の外面に導電性を有する金属を蒸着させ、シールドケース300の代わりにすることも可能である。また、上記実施の形態では、シールドケース300の前面板310(第1シールド部)はハウジング100の前面を覆うとしたが、第1面の少なくとも一部及び前記ラッチ部の第1面を覆うものである限り任意に設計変更可能である。また、上記実施の形態では、前面板310にはラッチ部113a及び補強片380が当接しているとしたが、前面板310にラッチ部113a又は補強片380が当接するように設計変更することが可能であるし、前面板310にラッチ部113a及び補強片380が当接しないように設計変更することも可能である。また、上記実施の形態では、シールドケース300の天板320(第2シールド部)は、中央板321と側板322とを有するとしたが、これに限定されるものではない。例えば、天板320を前面板310及び側壁板340に連設された矩形状の板とし、該板の一部を切り下げた片部材を上記補強部材とすることも可能である。
なお、上記実施の形態では、コネクタの各部を構成する素材、形状、寸法及び配置等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。また、上記実施の形態では、本発明にかかるコネクタは、モジュラジャック用のレセプタクルコネクタであるとしたが、これに限定されるものではない。本発明は、モジュラジャック以外のコネクタに適応可能であるだけでなく、プラグコネクタにも適応可能である。
10・・・プラグ(相手方コネクタ)
11・・ボディ
12・・端子
13・・ロック片
13a・係止部
13a1・肩部
13b・アーム
100・・ハウジング
100a・ハウジング本体
110a・接続穴
111a・本体穴
112a・ロック穴
113a・ラッチ部
190a・スリット
100b・端子保持部
200・・端子
300・・シールドケース
310・前面板(第1シールド部)
311・本体部
312・延設部
320・天板(第2シールド部)
321・中央板(中央シールド部)
322・側板(両側シールド部)
330・底板
340・側壁部(第3シールド部)
380・補強片(補強部材)

Claims (7)

  1. ボディ及びこのボディの外面に設けられた係止部を有する相手方コネクタが接続可能なコネクタにおいて、
    ハウジングと、
    補強部材と、
    前記ハウジングを少なくとも部分的に覆うシールドケースとを備えており、
    前記ハウジングは、相手方コネクタのボディ及び係止部が挿入可能な接続穴と、
    前記接続穴が設けられた第1面と、
    前記接続穴の内面に設けられた突起であって、相手方コネクタの係止部を係止可能なラッチ部とを有しており、
    前記ラッチ部は、前記ハウジングの第1面と同じ方向に向いた第1面を有しており、
    前記補強部材は、前記ラッチ部に固着又は当接するように配置されており且つ該ラッチ部よりも機械的強度が高くなっており、
    前記シールドケースは、前記ハウジングの第1面の少なくとも一部及び前記ラッチ部の第1面を覆う第1シールド部を有しており、
    前記第1シールド部の裏面に、前記ラッチ部及び補強部材の少なくとも一方が当接しているコネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタにおいて、
    前記ラッチ部は、第2面を更に有しており、
    前記補強部材は、前記ハウジングに固着され、前記ラッチ部の第2面に当接しているコネクタ。
  3. 請求項2記載のコネクタにおいて、
    前記ハウジングの第1面にはスリットが設けられており、
    前記ラッチ部の第2面は、該ラッチ部の第1面に交差しており、
    前記補強部材が前記スリットに挿入され、前記ラッチ部の第2面に当接しているコネクタ。
  4. 相手方コネクタが接続穴に挿入される方向が第1方向である場合の請求項2又は3記載のコネクタにおいて、
    前記補強部材の第1方向の長さ寸法が前記ラッチ部の第1方向の長さ寸法と略同じであるコネクタ。
  5. 請求項記載のコネクタにおいて、
    前記ハウジングは、該ハウジングの第1面に交差する第2面を有しており、
    前記シールドケースは、前記第1シールド部に交差しており且つ前記ハウジングの第2面を覆う第2シールド部を更に有しており、
    前記補強部材は、前記第2シールド部に延設されているコネクタ。
  6. 相手方コネクタが接続穴に挿入される方向が第1方向であり、前記第1方向に直交する方向が第2方向である場合の請求項1乃至5のいずれかに記載のコネクタにおいて、
    前記ハウジングの接続穴は、相手方コネクタのボディが挿入可能な本体穴と、
    この本体穴に連続して設けられた前記本体穴よりも第2方向の寸法が小さい穴であって、相手方コネクタの係止部が挿入可能なロック穴とを有しており、
    一対の前記ラッチ部は、前記ロック穴の第2方向の両内側面に突設されており且つ該ラッチ部の第1面と前記ハウジングの第1面とが面一となっており、
    前記第1シールド部が、前記ラッチ部の第1面及びハウジングの第1面に当接しているコネクタ。
  7. 請求項記載のコネクタにおいて、
    前記ハウジングは、該ハウジングの第1面及び第2面に交差する一対の第3面を更に有しており、
    前記シールドケースは、前記ハウジングの第3面を覆う一対の第3シールド部を更に有しており、
    前記第2シールド部は、前記第1シールド部に連設され且つ前記ハウジングの第2面の中央部に当接するように折り曲げられた中央シールド部と、
    前記第3シールド部に連設され且つ前記ハウジングの第2面の中央部の両端部に当接するように折り曲げられた一対の両側シールド部とを有しており、
    前記補強部材が両側シールド部の端部に連設された略L字状の片部材であるコネクタ。
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