JP5515693B2 - 発光装置 - Google Patents
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Description
そこで、本発明は、外部からの圧力に対する強度が高い発光装置を提供することを目的とする。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る発光装置を示す概略斜視図である。図2は、本発明の第1の実施の形態に係る発光装置を示す概略断面図であって、図1のI−I’の概略断面図である。
本実施の形態の発光装置100は、発光素子110と、導電部材121、122と、光反射性部材130と、透光性部材160と、を備える。
発光素子110は、導電部材121、122の上に載置される。光反射性部材130は、導電部材121、122の上に形成され、発光素子110を囲む壁部131と、導電部材121、122の外縁を被覆する被覆部132と、を有する。光反射性部材の壁部131及び被覆部132は、発光素子110を収納する凹部170を形成している。光反射性部材の壁部131は凹部170の側面を形成しており、被覆部132は、導電部材121、122とともに凹部の底面を形成している。光反射性部材の壁部131と被覆部132は一体に形成されてなる。
透光性部材160は、壁部131に囲まれた発光素子110を被覆している。
導電部材121、122の下面側は、外部に露出しており、発光装置の外表面の一部を形成している。導電部材121、122は、光反射性部材130の被覆部132の下面と面一であることが好ましい。導電部材121、122は、外縁に突出部120xを有している。突出部120xは、導電部材の下面から離間した位置に設けられている。また、突出部120xは光反射性部材130によって被覆されている。
光反射性部材130の壁部131は、導電部材121、122の上面120aと離間して対向する底面131bを有しており、壁部131の底面と導電部材121、122の上面120aとの間に透光性部材160が充填されている。
導電部材は、発光素子を載置する及び/又は発光素子と接続され、通電させるための一対の電極として機能するものである。また、光反射部材等を支持する部材としての役割も担っている。本実施の形態において、導電部材は、第1の導電部材と、第2の導電部材と、を有している。
電極として機能させるものであってもよい。
第1の導電部材は、発光素子が載置される上面と、発光装置の外表面を形成する下面とを有している。第1の導電部材の上面は、発光素子が載置可能な面積以上の大きさであればよい。第1の導電部材の上面の形状は、例えば、上面視が略四角形、多角形、これらの形状に切り欠きを有する形状等、種々のものとすることができる。また、発光素子を載置させる領域は、平坦な面とするのが好ましい。
第2の導電部材は、発光素子と導電性ワイヤを介して又は導電性ワイヤを用いず、発光素子の電極と直接電気的に接続される上面と、発光装置の外表面を形成する下面を有している。第2の導電部材の上面は、導電性ワイヤとの接合又は発光素子との直接接続に必要な面積を有していればよい。また、第2の導電部材の上面は、導電性ワイヤとの接合又は発光素子との直接接続に必要な面積を有していればよい。また、第2の導電部材の上面は、平坦な面としてもよいし、微細な凹凸、溝、孔等を有していてもよい。
突出部は、第1及び第2の導電部材の周囲の任意の位置に設けることができる。例えば、上面視四角形の導電部材の対向する2つの側面にのみ設ける等、部分的に設けてもよいが、第1及び第2の導電部材の周囲全体に渡って形成していることが好ましい。これにより、確実に光反射性部材からの脱落を防止することができる。発光装置の側面に第1及び第2の導電部材の一部が露出する場合は、この露出する部分以外の導電部材の周囲全体に突出部を形成していることが好ましい。これにより、光反射性部材から脱落することを防止することができるとともに、はんだ付用フラックスの侵入を防ぐことが可能となる。
また、突出部ではなく、下面側に導電部材の面積が小さくなるように第1の導電部材及び/又は第2の導電部材の外縁を傾斜させる形状や湾曲させる形状であってもよい。このような形状によっても、第1及び第2の導電部材が光反射性部材から脱落することを有効に防止することができる。
ただし、第1及び第2の導電部材は、その外縁の一部において、発光装置100の外表面を形成するよう、つまり、発光装置100の側面に達するように設けられていてもよい。これにより、導電部材の面積を大きくし、かつ露出面を増加させることにより、放熱性を向上させることができる。
例えば、銅、アルミニウム、金、銀、タングステン、鉄、ニッケル、コバルト、モリブデン等の金属又は合金(例えば、鉄−ニッケル合金、りん青銅、鉄入り銅、Au−Sn等の共晶はんだ、SnAgCu、SnAgCuIn等のはんだ等)、酸化物導電体(例えば、ITO等)等が挙げられる。第1及び第2の導電部材は、単層及び積層のいずれでもよい。特に、第1及び第2の導電部材は、鍍金であることが好ましく、鍍金の積層構造とすることがより好ましい。これにより、発光装置の小型化・軽量化を図ることができる。
さらに、最表面の導電部材は高反射率、高光沢であるものが好ましい。具体的には可視域の反射率が70%程度以上であるものが好ましい。このために、Au、Al、Ag、Ru、Rh、Pt、Pd等が好ましく、特にAgが好ましい。
導電部材の表面光沢は、例えば、光沢度が0.5程度以上であることが適しており、1.0程度以上が好ましい。光沢度は、日本電色工業製 微小面色差計VSR 300Aを用い、45°照射、垂直受光で得られる値である。
導電部材の下面は、回路基板等への実装に有利なAu、Sn、Sn合金、AuSn等の共晶はんだによる鍍金等が好ましい。
光反射性部材は、発光素子からの光を反射可能な部材であり、発光素子を収納する凹部を有している。光反射性部材の壁部は凹部の側面を形成しており、被覆部は凹部の底面を形成している。導電部材の上面は、被覆部から露出しており、凹部の底面の一部を形成している。このような光反射性部材を設けることにより、発光素子からの光が発光装置の下面(裏面)側から外部に漏れ出すのを防止することができ、上方向への光の取り出し効率を向上させることができる。また、発光装置の下面において、第1及び第2の導電部材を、その外表面として露出させることができ、従来のリードフレームのように、水平方向又は裏面からのリードの突出する構造とすることなく、また突出したリードを屈曲させて下方又は側面に引き回す構造とすることなく、より小型化・軽量化を図ることができる。
また、別の観点から、壁部の底面は、発光素子の上面よりも下に配置されていることが好ましい。発光素子から横方向に出射された光の少なくとも一部は、壁部の底面と導電部材の上面との間に進行する。壁部の底面と導電部材の上面との間に進む光は、壁部や導電部材に一部が吸収され、発光装置から出射されるまでに減衰する。壁部の底面が発光素子の上面よりも下に配置されていることにより、壁部の底面と導電部材の上面との間に進行する光を低減することができる。
透光性部材は、発光素子、受光素子、保護素子、更には導電性ワイヤなどの電子部品を、塵芥や水分、更には外力などから保護する部材である。本実施の形態においては、光反射性部材及び導電部材によって形成される凹部内に充填されている。また、透光性部材は、光反射性部材の壁部の底面と導電部材の上面との間にも充填されている。
透光性部材は、所望に応じて着色剤、光拡散剤、光反射材、各種フィラー、波長変換部材(例えば、蛍光体)などを含有させることもできる。
蛍光体としては、発光素子からの光を、それより短波長に変換させるものでもよいが、光取り出し効率の観点から長波長に変換させるものが好ましい。蛍光体は、1種の蛍光体を含有する単層、2種以上の蛍光体が混合された単層、2種以上の蛍光体が別々の層に含有された2層以上の積層、2種以上の蛍光物質等がそれぞれ混合された単層の2層以上の積層のいずれであってもよい。
透光性部材の外表面の形状は、配光特性などに応じて種々選択することができる。例えば、上面を凸状レンズ形状、凹状レンズ形状、フレネルレンズ形状等としてもよいし、別個にレンズ形状の部材を併設してもよい。
また、光反射部材の壁部の下面と導電部材の上面との間隔は、壁部の大きさ等によって適宜調整することができる。例えば、壁部の高さが100μm〜700μmの場合には、壁部の下面と導電部材の上面との間隔は0.01μm〜50μm程度が好ましい。さらに、導電部材の上面と垂直方向における断面において、壁部の幅が30μm〜500μmの場合には、壁部の下面と導電部材の上面との間に形成される隙間の幅は0.1μm〜500μm程度であることが好ましい。
発光素子は、同一面又は異なる面に正負電極が形成された半導体層の積層体によって構成される素子である。発光素子としては、窒化物半導体からなる青色発光のLEDチップや、紫外発光のLEDチップ等を用いることができる。窒化物半導体としては一般式がAlxGayInzN、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)で示されるものが挙げられる。この窒化物半導体をn型半導体層、発光層、p型半導体層の順に形成させたものを用いる。窒化物半導体が積層される基板にはサファイア、SiC、Si、ZnO、GaN等を用いる。光半導体素子の発光波長は、例えば360nm〜550nmのものを用いることができる。本実施の形態においては、フェイスアップ実装されるもの、フリップチップ実装されるもののいずれも使用することができる。
接着部材は、発光素子と導電部材とを接着させる部材である。接着部材は、樹脂や金属などを用いることができるが、好ましくは耐熱性に優れた樹脂や、金属を含む部材が好ましく、より好ましくは金属からなる部材が好ましい。具体的には、耐熱性に優れた樹脂としては、エポキシ樹脂組成物、シリコーン樹脂組成物、ポリイミド樹脂組成物やその変性樹脂、ハイブリッド樹脂等を用いることができ、特にハイブリッド樹脂が好ましい。また、銀、金、パラジウムなどの導電性ペーストや、Au−Sn共晶などのはんだ、低融点金属等のろう材を用いることができ、特にAu−Sn共晶はんだが好ましい。金属若しくは耐熱性に優れた樹脂を接着部材として用いることで、発光素子の高出力化に伴う駆動時の高温の発熱によっても劣化しにくく、密着性が低下しにくい。
発光素子を導電部材の上に接着部材を介して接合させる場合、光反射部材の壁部の底面は、発光素子の下面よりも下に配置されていることが好ましい。これにより、発光素子から横方向に出射される光が、壁部の底面と導電部材の上面との間に進行することによる光取り出し効率の低下を防止することができる。
導電性ワイヤは、発光素子の電極と、導電部材とを電気的に接続するものであり、金、銅、白金、アルミニウム等の金属及びそれらの合金を用いたワイヤが挙げられる。特に、熱抵抗等に優れた金を用いるのが好ましい。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る発光装置を示す概略断面図である。第1の実施の形態と重複する説明は省略することもある。
発光素子110は、導電部材121、122の上に載置される。光反射性部材130は、導電部材121、122の上に形成され、発光素子110を囲む壁部131と、導電部材121、122の外縁を被覆する被覆部132と、を有する。壁部131と被覆部132は一体に形成されてなる。透光性部材160は、壁部131に囲まれた発光素子110を被覆している。
導電部材121、122の下面側は、外部に露出しており、発光装置の外表面の一部を形成している。また、導電部材121、122は、外縁に突出部120xを有している。突出部120xは、導電部材121、122の下面から離間した位置に設けられている。
光反射性部材130の壁部131は、導電部材121、122の上面と離間して対向する底面131bを有しており、壁部131の底面131bと導電部材121、122の上面との間に透光性部材160が充填されている。
本実施の形態においては、光反射性部材の壁部131の底面131bは、突出部120xを含む導電部材121、122の上面120a全体から離間している。すなわち、突出部120x及びその上の透光性部材160が光反射性部材130の被覆部132と壁部131との間に形成される隙間171に嵌合されている。これにより、導電部材121、122及び透光性部材160が光反射性部材130から脱落することをより防止することができる。また、透光性部材160とともに光反射性部材130によって挟持されているため、導電部材121、122が薄い厚みであっても、機械的強度をより高めることができる。さらに、光反射性部材130の壁部131等に外部から応力が加わった場合、その応力を十分に緩和することができるため、外部からの応力による発光装置の破損を防止することができる。
図6は、本発明の第3の実施の形態に係る発光装置を示す概略断面図である。第1の実施の形態と重複する説明は省略することもある。
発光素子110は、導電部材121、122の上に載置される。光反射性部材130は、導電部材121、122の上に形成され、発光素子110を囲む壁部131と、導電部材121、122の外縁を被覆する被覆部132と、を有する。壁部131と被覆部132は一体に形成されてなる。透光性部材160は、壁部131に囲まれた発光素子110を被覆している。
導電部材121、122の下面側は、外部に露出しており、発光装置の外表面の一部を形成している。また、導電部材121、122は、外縁に突出部120xを有している。突出部120xは、導電部材121、122の下面から離間した位置に設けられている。また、突出部120xは光反射性部材130によって被覆されている。
光反射性部材130の壁部131は、導電部材121、122の上面と離間して対向する底面131bを有しており、壁部131の底面131bと導電部材121、122の上面120aとの間に透光性部材160が充填されている。
本実施の形態においては、凹部170の底面に露出する導電部材121、122及び光反射性部材130の被覆部132において、導電部材121、122の外縁とそれに対向する被覆部132とが離間している。具体的には、導電部材121、122の厚み方向において、凹部170内に露出する側である導電部材121、122の上側は、導電部材の外縁と被覆部132とが離間しており、発光装置の裏面側である導電部材121、122の下側は、導電部材の外縁と被覆部132とが接触している。導電部材121、122の上側における導電部材の外縁と被覆部132との間に形成される隙間172には、透光性部材160が充填されている。これにより、導電部材121、122に加わる応力を緩和することができるため、外部からの応力による発光装置の破損を防止することができる。
実施例1
図1は、実施例1に係る発光装置を示す概略斜視図である。図2は、実施例1に係る発光装置を示す概略断面図であって、図1のI−I’の概略断面図である。
実施例1に係る発光装置は、発光素子110と、導電部材121、122と、光反射性部材130と、透光性部材160と、を備える。導電部材121、122は、発光素子110を載置するための第1の導電部材121と、発光素子110と電気的に接続される第2の導電部材122と、を有している。光反射性部材130は、導電部材121、122の上に載置された発光素子110を囲む壁部131と、導電部材121、122の外縁を被覆する被覆部132と、が一体に形成されてなる。透光性部材160は、壁部131に囲まれた発光素子110を被覆している。第1及び第2の導電部材121、122の下面側は、外部に露出しており、発光装置の外表面の一部を形成している。第1及び第2の導電部材121、122は、その外縁において、下面から離間した位置に突出部120xを有しており、突出部120xは光反射性部材130によって被覆されている。光反射性部材130の壁部131は、導電部材121、122の上面120aと離間して対向する底面131bを有しており、壁部131の底面131bは、導電部材の上面120aとの間隔が発光素子110側に向かって広がるように傾斜している。壁部の底面131bと導電部材の上面120aとの間に透光性部材160が充填されている。
実施例1の発光装置においては、外部からの圧力に対する強度が高いものとすることができる。
図7は、比較例に係る発光装置を示す概略断面図である。
比較例として、光反射性部材230の壁部の底面231bと導電部材の上面221aとの間に隙間が存在しない、すなわち、壁部の底面231bが、導電部材の上面221aと接触するように変更した以外、実質的に実施例1と同様の発光装置を作製する。
比較例の発光装置は、実施例1の発光装置と比較して、外部からの圧力に対する強度が低い傾向にある。
110、210 発光素子
121、122、221、222 導電部材
120a、220a 導電部材の上面
120x、220x 突出部
130、230 光反射性部材
131、231 壁部
131b、231b 壁部の底面
131c、231c 壁部の内壁面
132、232 被覆部
140 保護素子
150、250 導電性ワイヤ
160、260 透光性部材
170、270 凹部
171、172 隙間
Claims (7)
- 発光素子と、
前記発光素子が載置される上面と下面を有し、その下面から離間した外縁に突出部を有する導電部材と、
前記導電部材の上面と離間して対向する底面を備え、前記導電部材の上で前記発光素子を囲むような壁部を有する光反射性部材と、
前記発光素子を被覆し、前記導電部材の上面と前記壁部の底面との隙間にも充填される透光性部材と、を備える発光装置であって、
前記光反射性部材は、少なくとも前記突出部の下面に設けられる被覆部を有し、前記壁部と前記被覆部は一体に形成されてなり、
前記突出部は、発光装置の側面から離間しており、
発光装置の周縁側の前記突出部と、その上面の前記隙間に充填された前記透光性部材は、前記光反射性部材の壁部と被覆部とで挟持されることを特徴とする発光装置。 - 前記突出部を含む前記導電部材の上面全体が、前記壁部の底面と離間していることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
- 前記壁部の底面と前記導電部材の上面との間隔が、前記発光素子側に向かって広がるように前記壁部の底面が傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の発光装置。
- 前記導電部材の下面側が、外部に露出していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の発光装置。
- 前記壁部は前記壁部の底面と連続する内壁面を有し、
前記壁部の内壁面は、上方に向かって広がるように傾斜していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の発光装置。 - 前記壁部の底面は、前記発光素子の上面よりも下に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の発光装置。
- 前記導電部材の上面と対向する前記壁部の底面は、前記導電部材の上面と平行であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の発光装置。
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