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JP5516564B2 - 食器洗い機 - Google Patents
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Description

本発明は食器類を洗浄、乾燥するビルトインタイプの食器洗い機に関するものである。
従来、この種の食器洗い機は図3,4のように構成している(例えば、特許文献1参照)。図に示すように、システムキッチンに収容され、前方に第1の開口部1を有する筐体2の内部に設けた洗浄槽3は、前方に第1の開口部1を覆う扉体4と、上方に第2の開口部5を設け、内部に食器類6を収容する食器かご7を配置している。食器かご7の下方には洗浄ノズル8を回転自在に設けており、洗浄槽3内に溜めた洗浄水をポンプ9によって循環させ、洗浄ノズル8より噴射して食器類6を洗浄する。
また、洗浄槽3の左右の側部下方にはレール10を固定し、前後方向へ平行移動可能に支持されている。食器類6の出し入れを行う際には、扉体4に形成された把手部11をつかみ、洗浄槽3を前方に引き出し、第2の開口部5より食器類6を収容する。次に洗浄槽3を筐体2内に戻し、収納するとともに筐体2内の上部空間に待機していた内蓋12が、筐体2内の左右の側面に配したリンク機構13等により後方へ移動しつつ降下して洗浄槽3の第2の開口部5を閉塞するよう構成している。
また、洗浄槽3前方に設けられた扉体4の上部には排気口14が設けられ、送風手段15によって洗浄槽3内の空気を排気口14より機外へ排出して食器類6の乾燥をする。
食器類6の出し入れを行う際には、洗浄槽3を前方に引き出し、第2の開口部5より食器類6を収容する。次に洗浄槽3を筐体2内に戻し、運転を開始すると、洗浄槽3の底部に配置されたヒータ16によって洗浄水を加熱しながら、洗浄ノズル8から食器類6に向かって噴射し、食器類6の汚れを落とす洗浄行程を行う。その後、食器類6をすすいだ後、排水を行い、洗浄槽3内の空気をヒータ16によって暖めつつ、送風手段15によって排気する乾燥行程を行って運転を終了する。
特開2004−154223号公報
しかしながら、前記従来の構成では、ヒータによって暖められた洗浄槽内の空気が、前面に設けられた排気口から排気される構成としているため、乾燥工程中に他の作業を行ったり前を通過する際に、突然の熱を帯びた排気に驚いたり、湿気を多く含んだ排気で衣服をぬらす等の課題を有していた。また、排気口周辺および排気口と洗浄槽内部とを連通する排気経路内に結露水が滞留してしまうと不衛生になってしまうという課題も有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、排気を食器洗い機の前面から出さないことで、食器洗い機の前での作業や、通過する際に排気を気にすることなく安心して使用することができる食器洗い機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機は、システムキッチンに収容されて前面に第1の開口部を有する筐体と、前記第1の開口部を覆う扉体と、前記扉体の内側の前記筐体内に前後方向に移動可能に設置されるとともに上方に第2の開口部を有する洗浄槽と、前記筐体に備えられ前記第2の開口部を開閉する内蓋と、外気を第1の送風経路を通じて前記洗浄槽内に送風するとともに、前記洗浄槽内の空気を排気経路を通じて排気口より排出する送風手段と、前記送風手段により外気を前記排気経路に混入する第2の送風経路と、前記第1の送風経路に設けられて送風量を調節する調節手段と、前記筐体に前記筐体の外に連通する通気口とを備え、前記排気口は、前記筐体と前記洗浄槽との間の開放空間に排気するように構成され、前記排気口からの排気は、前記通気口を通して前記
システムキッチン内の開放空間に排出されるものである。
これによって、排気を食器洗い機の前面から出さないことで、食器洗い機の前での作業や、通過する際に排気を気にすることなく安心して使用することができる。
本発明の食器洗い機は、排気を食器洗い機の前面から出さないことで、食器洗い機の前での作業や、通過する際に排気を気にすることなく安心して使用することができる。
本発明の実施の形態1における食器洗い機の縦断面図 同食器洗い機の洗浄槽を筐体から前方に引き出した状態の縦断面図 従来の食器洗い機の縦断面図 同食器洗い機の洗浄槽を筐体から前方に引き出した状態の縦断面図
第1の発明は、システムキッチンに収容されて前面に第1の開口部を有する筐体と、前記第1の開口部を覆う扉体と、前記扉体の内側の前記筐体内に前後方向に移動可能に設置されるとともに上方に第2の開口部を有する洗浄槽と、前記筐体に備えられ前記第2の開口部を開閉する内蓋と、外気を第1の送風経路を通じて前記洗浄槽内に送風するとともに、前記洗浄槽内の空気を排気経路を通じて排気口より排出する送風手段と、前記送風手段により外気を前記排気経路に混入する第2の送風経路と、前記第1の送風経路に設けられて送風量を調節する調節手段と、前記筐体に前記筐体の外に連通する通気口とを備え、前記排気口は、前記筐体と前記洗浄槽との間の開放空間に排気するように構成され、前記排気口からの排気は、前記通気口を通して前記システムキッチン内の開放空間に排出される食器洗い機である。この構成により、排気を食器洗い機の前面から出さないことで、使用者は使用中または使用していない場合でも、食器洗い機の前での作業や、通過する際に排気を気にすることなく安心して使用することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、排気口は、内蓋と筐体との間隙に排気するよう配置されたことにより、排気を筐体の上面に接触させて温度を低下させことができるとともに、排気による筐体の上面への結露を内蓋の上面で回収することができる。
第3の発明は、特に、第2の発明において、筐体の上面に複数の内側向きの突起部が設けられ、前記突起部の下方で内蓋の上面に凹み部が設けられたもので、排気との接触面積を増やして排気の温度をさらに低下させることができ、排気の湿度が高い時には排気の水分を結露水として回収し、内蓋の上面の凹み部に貯めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1、2は、本発明の第1の実施の形態における食器洗い機である。図1、2において、システムキッチンに収容された筐体17は、前面に第1の開口部18を有し、筐体17内には、食器類19等の被洗浄物を収容する洗浄槽20が前後方向に移動自在に設けられる。洗浄槽20の前方には、洗浄槽20が後方向に移動され筐体17内に収納された時に第1の開口部18を覆う扉体21が設けられている。
洗浄槽20は、筐体17の両側面内側に略水平方向に架設されたレール22に沿って前後方向に引き出し自在となっており、上方に第2の開口部26を有している。洗浄槽20の内部には、食器類19を収容する食器かご23が配置され、食器かご23の下方には洗浄ノズル24が回転自在に設けられる。洗浄槽20の底部に配置されたヒータ40は、洗浄槽20内に溜められた洗浄水や、洗浄槽20内の空気を加熱する。洗浄槽20の底部外側には洗浄ポンプ25が設けられ、洗浄ポンプ25は洗浄水を循環させながら洗浄ノズル24より噴射して食器類19を洗浄する。
洗浄槽20の底部外側には洗浄水の温度を間接的に検知する温度検知手段30が設けられる。制御手段31は、扉体21に設けられ、温度検知手段30の信号などによってヒータ40、洗浄ポンプ25、送風手段32などを制御し、洗浄工程、すすぎ工程、乾燥工程等を逐次制御して運転するよう構成される。
洗浄槽20の前方下部には、乾燥工程で洗浄槽20内に外気を送風するための送風手段32と、送風手段32から洗浄槽20に連通する第1の送風経路34が設けられている。洗浄槽20の前方上部には、洗浄槽20内の空気を排気するための排気経路35が設けられている。排気経路35の端部の排気口33は、洗浄槽20の前方に設けた扉体21の筐体17側に開口し、洗浄槽20が収容され内蓋27が降下したとき、筐体17と内蓋27の間隙から覗くよう配設されている。
第2の送風経路37は、第1の送風経路34から分岐して排気経路35に接続され、送風手段32による送風の一部を洗浄槽20を介さず排気経路35に送風するよう構成される。第1の送風経路34と第2の送風経路37との分岐部分には、第1の送風経路34への送風量を調節できる調節手段36が設けられ、排気口33からは、洗浄槽20内から排出された空気と、外気とが混合比を調節して排気するよう構成される。
筐体17内の上方には、洗浄槽20の第2の開口部26を閉塞するための内蓋27が配置され、内蓋27は前後一対のリンクを含む左右一対の平行リンク機構28により上下動自在に支持される。内蓋27の下面には、降下したときに洗浄槽20の第2の開口部26を水密にシールするシール手段29が固定されている。平行リンク機構28は、洗浄槽20を引き出したとき、シール手段29が洗浄槽20の前後の移動に干渉しないよう上方に逃がす構成となっている。
筐体17の上面には複数の内側向きの突起部39が設けられ、突起部39の下方で内蓋27の上部に凹部38が設けられている。また、筐体17の後部には、排気口33より低い位置に複数個の通気口41が設けられ、排気口33からの排気を筐体17外に排出するよう構成されている。
以上のように構成された食器洗い機について、以下その動作、作用を説明する。運転が開始されると、洗浄槽20内に洗浄水が給水され、洗浄槽20底部に配置されたヒータ40によって洗浄水が加熱される。同時に、洗浄ポンプ25により洗浄水が洗浄ノズル24から食器類19に向かって噴射され、食器類19の汚れを落とす洗浄工程が行なわれる。その後、所定回数洗浄水を入れ替えてすすぎ工程が行なわれた後、ヒータ40によって洗浄水を約80℃まで加熱しながらすすぐ、加熱すすぎ工程が行なわれる。この後、送風手段32によって洗浄槽20内に外気を送風しながら、ヒータ40によって洗浄槽20内の空気を加熱する。同時に、水分を多く含んだ空気を排気口33より排出し、食器類19および洗浄槽20内部を乾かす乾燥工程を行って運転を終了する。
調節手段36は、運転開始前には第1の送風経路34から洗浄槽20内への経路を全閉
した状態になっている。運転を開始し、洗浄工程において、調節手段36は、第1の送風経路34から洗浄槽20内への経路を全閉状態のまま、洗浄水の温度が一定の温度(例えば40℃)になると、送風手段32の運転が開始され、送風手段32は第2の送風経路37にのみ送風する。このとき、第2の送風経路37を介した外気のみを排気経路35に送風することで、洗浄槽20内の熱膨張により排気経路35に漏出した湿気を多く含んだ空気や蒸気に外気を混合する。これにより、排気口33からの排気の温度を低下させるとともに、排気容積あたりの水分量を低下させることで、たとえ筐体17内へ排気されたとしても、筐体17内への結露を抑制することができる。
また、排気口33は、筐体17と内蓋27の間隙から覗くよう配設されているため、排気は外気温と同等の温度である筐体17の上面に接触してさらに温度を低下させて通気口41より機外へ排出することができるとともに、筐体17の上面に結露しても下方にある内蓋27で回収することができる。
すすぎ工程においては、洗浄工程から引き続き洗浄槽20内の温度が高いため、第1の送風経路34から洗浄槽20内への経路が全閉状態のまま送風手段32が運転され、筐体17内での結露を抑制する同様の効果を発揮することができる。
次に、乾燥工程において、初期は送風手段32からの送風が、第1の送風経路34より第2の送風経路へ多く分岐するように、調節手段36により制御される。このようにして、第1の送風経路34から洗浄槽20を介して送風(排気)される温度が高くて水分を多く含んだ空気より、第2の送風経路37から送風される外気を多く混合する。これによって、排気口33からの排気温度と、排気容量あたりの水分量を低下させて排気することができ、筐体17内への結露を抑制することができる。
その後、温度検知手段23によって検知される洗浄槽20内の温度が低下するにつれて、洗浄槽20内を介して送風される送風量が多くなるように調節する。これにより、乾燥を促進して乾燥時間の短縮を図ることができる。
また、筐体17の上面部に内側向きに突起部39を設けることで、排気との接触面積を増やし、外気温に近い筐体17上面との温度差により、排気の温度をさらに低下させることができる。さらに、排気工程初期の排気の湿度が高く、筐体17の上面部との温度差が大きい時には、排気の水分を結露水として回収することができる。
また、内蓋27の上面には凹部38を設け、水を貯めることができるように構成しているため、筐体17上面に結露し、突起部39によって集められる結露水を、容易に回収することができ、回収された結露水は乾燥工程中に高温になる内蓋27の余熱と、徐々に湿度が減少する排気によって運転中に乾燥させることができる。
また、通気口41は排気口33より低い位置に設けているため、排気口33から筐体17と内蓋27の間を通過する排気は、筐体17後部に衝突し、通気口41より機外へ排出される。このとき、筐体17後部との熱交換で若干の結露をさせることができ、より湿度を少なくした状態で機外に排気することができる。また、結露は徐々に湿度が減少する排気によって乾燥するが、外気温が低いなどの条件によって結露水が残る場合は、筐体17底部に回収するなどして、洗浄槽20の余熱によって速やかに乾燥させて、容易に処理することができる。
これにより、使用者は使用中または使用していない場合でも、食器洗い機の前での作業や、通過する際に排気を気にすることなく安心して使用することができるとともに、筐体17内の結露を抑制しつつ、結露水も速やかに蒸発させて容易に処理することができる。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、排気を食器洗い機の前面から出さないことで、食器洗い機の前での作業や、通過する際に排気を気にすることなく安心して使用することが可能となるので、システムキッチンにビルトインして使用されるタイプの食器洗い機等として有用である。
17 筐体
18 第1の開口部
20 洗浄槽
21 扉体
26 第2の開口部
27 内蓋
32 送風手段
33 排気口
34 第1の送風経路
36 調節手段
35 排気経路
37 第2の送風経路
38 凹部
39 突起部

Claims (3)

  1. システムキッチンに収容されて前面に第1の開口部を有する筐体と、前記第1の開口部を覆う扉体と、前記扉体の内側の前記筐体内に前後方向に移動可能に設置されるとともに上方に第2の開口部を有する洗浄槽と、前記筐体に備えられ前記第2の開口部を開閉する内蓋と、外気を第1の送風経路を通じて前記洗浄槽内に送風するとともに、前記洗浄槽内の空気を排気経路を通じて排気口より排出する送風手段と、前記送風手段により外気を前記排気経路に混入する第2の送風経路と、前記第1の送風経路に設けられて送風量を調節する調節手段と、前記筐体に前記筐体の外に連通する通気口とを備え、前記排気口は、前記筐体と前記洗浄槽との間の開放空間に排気するように構成され、前記排気口からの排気は、前記通気口を通して前記システムキッチン内の開放空間に排出される食器洗い機。
  2. 排気口は、内蓋と筐体との間隙に排気するよう配置された請求項1記載の食器洗い機。
  3. 筐体の上面に複数の内側向きの突起部が設けられ、前記突起部の下方で内蓋の上面に凹部が設けられた請求項2記載の食器洗い機。
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