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JP5517779B2 - 文書管理装置、文書管理方法、およびプログラム - Google Patents
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JP5517779B2 - 文書管理装置、文書管理方法、およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、文書管理システムに関し、より具体的には、複数のファイルを1つの文書のバージョンとしてまとめて管理可能な文書管理システムにおいて、柔軟なバージョン管理機能を提供する文書管理システムに関するものである。
文書管理システムの基本機能として、複数のファイルをまとめて1つの文書として管理する機能がある。この機能では、文書登録時に登録されるファイルのファイル形式を以後使用するファイル形式として決定し、以降文書のバージョンを更新する際には、文書登録時に決定したファイル形式のみ使用できるのが一般的である。しかし、異なるファイル形式でバージョンを更新する機能を持つ文書管理システムも存在している。そのような文書管理システムで運用された文書データを前述の同一ファイル形式での更新しかできない文書管理システムに移行する際のシステム間のデータ移行において、1つの文書としての管理することができない場合があった。
従来、このような場合の対応としては、バージョン管理されていないシステムと、バージョン管理された文書管理システムの間の連携機能を提供するものがある。具体的には、バージョン管理されていないシステム上のファイル更新を監視しておいて、ファイルの更新が発生するとバージョン管理された文書管理システムのバージョンを更新するといった方法が提供されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2005−316715号公報
しかしながら、特許文献1のシステム連携では、2つのシステムを同時に運用しなければならないという問題がある。また、ファイルの更新がトリガーであるためあくまで同一ファイル形式のファイルのバージョンの更新のみしか管理することができないため、上述の異なる文書管理システム間の問題は解決できない。
上記課題を解決するために、本発明の文書管理装置は、同一のファイル形式の複数のファイルを1つの文書の各バージョンとして管理可能な文書管理装置であって、異なるファイル形式の複数のファイルを1つの文書の各バージョンとして管理可能な別の装置から、当該別の装置で管理されている文書を取得する取得手段と、前記取得手段で取得した文書に含まれる最新バージョンのファイルを、移行文書として前記文書管理装置の指定されたフォルダに登録する第1の登録手段と、前記最新バージョンのファイルのファイル形式と異なるファイル形式のファイルが前記取得手段で取得した該文書に含まれている場合、該文書に含まれているファイルのうち、当該異なるファイル形式のファイル以前のバージョンのファイルを、別の文書として前記指定されたフォルダと異なる別のフォルダに登録し、当該登録された別の文書と前記移行文書とをリンクさせるための拡張情報を登録する第2の登録手段と、前記最新バージョンのファイルのファイル形式と異なるファイル形式のファイルが前記取得手段で取得した該文書に含まれている場合、該文書に含まれているファイルのうち、当該異なるファイル形式のファイルより後のバージョンのファイルそれぞれを、前記移行文書の対応するバージョンのファイルとして登録する第3の登録手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の方法は、同一のファイル形式の複数のファイルを1つの文書の各バージョンとして管理可能な文書管理装置における文書管理方法であって、異なるファイル形式の複数のファイルを1つの文書の各バージョンとして管理可能な別の装置から、当該別の装置で管理されている文書を取得する取得ステップと、前記取得ステップで取得した文書に含まれる最新バージョンのファイルを、移行文書として前記文書管理装置の指定されたフォルダに登録する第1の登録ステップと、前記最新バージョンのファイルのファイル形式と異なるファイル形式のファイルが前記取得ステップで取得した該文書に含まれている場合、該文書に含まれているファイルのうち、当該異なるファイル形式のファイル以前のバージョンのファイルを、別の文書として前記指定されたフォルダと異なる別のフォルダに登録し、当該登録された別の文書と前記移行文書とをリンクさせるための拡張情報を登録する第2の登録ステップと、前記最新バージョンのファイルのファイル形式と異なるファイル形式のファイルが前記取得ステップで取得した該文書に含まれている場合、該文書に含まれているファイルのうち、当該異なるファイル形式のファイルより後のバージョンのファイルそれぞれを、前記移行文書の対応するバージョンのファイルとして登録する第3の登録ステップとを備えることを特徴とする。
本発明によって、バージョン管理方法の異なる文書管理システム間での文書データの移動が可能になり、ユーザに対して統合的なバージョン管理を提供することが可能となる。
本発明の実施形態を表すシステム全体の機器構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の文書管理サーバ装置に関する機能構成を示す図である。 本発明の一実施形態のクライアント装置に関する機能構成を示す図である。 本発明の一実施形態の既存文書管理サーバ装置におけるバージョン管理の概念を示す図である。 実施例1における文書管理サーバ装置における統合バージョン管理の概念を示す図である。 実施例1、2における文書管理サーバ装置で管理する文書情報のデータ形式及び構造を示す図である。 実施例1における図1の文書管理サーバ装置で管理するバージョン管理情報のデータ形式及び構造を示す図である。 図1の文書管理サーバ装置で管理する拡張バージョン管理情報のデータ形式及び構造を示す図である。 実施例1、2における図1の既存文書管理サーバ装置から文書管理サーバ装置へのデータ移行処理手順を示す図である。 実施例1における図1の既存文書管理サーバ装置から文書管理サーバ装置への文書データ移行処理手順を示す図である。 統合バージョン文書管理画面を示す図である。 実施例1における図1の文書管理サーバ装置のバージョン情報の取得手順を示す図である。 実施例1における図1の文書管理サーバ装置からのファイル取得処理手順を示す図である。 実施例1における図1の文書管理サーバ装置からのバージョン削除処理手順を示す図である。 実施例2における図1の文書管理サーバ装置で管理する文書情報のデータ形式及び構造を示す図である。 実施例2における図1の文書管理サーバ装置で管理する拡張バージョン管理情報のデータ形式及び構造を示す図である。 実施例2における図1の既存文書管理サーバ装置から文書管理サーバ装置への文書データ移行処理手順を示す図である。 実施例2における図1の文書管理サーバ装置のバージョン情報の参照手順を示す図である。 実施例2における図1の文書管理サーバ装置からのファイル取得処理手順を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
以下に、図面を参照して、本発明の最良の形態を例示的に詳細に説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成要素のうち、相対的配置、データの内容などは、特に特定的な記述を行わない限りは本発明の範囲をそれらにより限定する趣旨のものではない。
[実施例1]
以下に本発明の文書管理システムに係わる実施例1について説明する。
<文書管理サーバ装置を含む全体構成>
本実施例の文書管理サーバ装置を含むシステム全体の構成について、図1のブロック図を参照して説明する。本実施例のシステムは、図1に示すとおり、文書管理サーバ装置101、クライアント装置102、旧文書管理サーバ装置103およびネットワーク104を備える。
文書管理サーバ装置101は、文書をバージョンで管理する機能を有し、クライアント装置102からの要求に応じて、管理している文書情報やファイルを提供する。クライアント装置102を介して、文書管理サーバ装置101の文書情報の表示や操作が行われる。図示するように、このクライアント装置102の数はネットワーク104内において特に限定されるものではなく、任意の数存在することも可能であり、また能力の異なる機器で構成しても良い。
旧文書管理サーバ装置103は、文書管理サーバ装置101と同様に文書をバージョンで管理する機能を有するが、バージョンの管理体系が文書管理サーバ装置101とは異なるものである。旧文書管理サーバ装置103は、文書管理サーバ装置101への文書データの移行元となるものである。ネットワーク104は、文書管理サーバ装置101、クライアント装置102および旧文書管理サーバ装置103が各々双方向通信することが可能なネットワークである。ネットワーク104は、イーサネット(登録商標)などのネットワークシステムであり、LAN(ローカルエリアネットワーク)、WAN(ワイドエリアネットワーク)、インターネットとすることができるが、これに限られない。
<文書管理サーバ装置の構成>
文書管理サーバ装置101はサーバ用パーソナルコンピュータであり、CPUやRAM、ROM、HDD、ネットワークインターフェースカード(以降NICと略す)等のハードウェアにより構成される。また、各々外付けまたは組み込んだディスプレイ、キーボード(以降KBと略す)およびマウス(以降MOUSEと略す)と接続されて、ユーザからの入出力を処理する。
文書管理サーバ装置101の機能構成について、以下図2に示すブロック図を参照して説明する。図2に示すとおり、文書管理サーバ装置101は、内部で利用される部分として、文書情報管理部201、バージョン情報管理部202および拡張バージョン情報管理部203を備える。また、外部からの処理を受け付ける部分として、文書登録処理制御部204、文書移行処理制御部205、バージョン処理制御部206、表示内容生成部207、リクエスト処理制御部208およびネットワーク通信部209を備える。
文書情報管理部201は、RAM上にインストールされ、CPUで実行される実行プログラムであり、文書情報の管理および入出力処理を行う。また、文書情報管理部201は、前述の文書情報をRAM、もしくはHDDの特定エリアに格納する。バージョン情報管理部202は、RAM上にインストールされ、CPUで実行される実行プログラムであり、バージョン情報の管理および入出力処理を行う。また、バージョン情報管理部202は、前述のユーザ情報をRAM、もしくはHDDの特定のエリアに格納する。
拡張バージョン情報管理部203は、RAM上にインストールされ、CPUで実行される実行プログラムであり、拡張バージョン情報の管理および入出力を行う。また、拡張バージョン情報管理部203は、前述の拡張バージョン情報をRAM、もしくはHDDの特定のエリアに格納する。
文書登録処理制御部204は、RAM上にインストールされ、クライアント装置102から送信された文書登録に関するリクエスト処理を実行する。文書移行処理制御部205は、RAM上にインストールされ、旧文書管理サーバ装置103からの文書移行処理を実行する。文バージョン処理制御部206は、RAM上にインストールされ、クライアント装置102からバージョン一覧取得処理、およびバージョンファイルの取得処理の要求を受け実行する。
統合バージョンアクセス手段である表示内容生成部207は、RAM上にインストールされ、他の処理制御部での処理結果をクライアント装置102に送信するための表示情報を生成/編集する処理を実行する。本実施例においては、クライアント装置102におけるWEBブラウザを介した情報の授受であるため、表示情報は主としてHTML形式となる。
リクエスト処理制御部208は、RAM上にインストールされ、クライアントから送信されたリクエストを後述のネットワーク通信部209から最初に受信して、全てのリクエストに対する一次処理を行う。リクエスト処理制御部208は、リクエストの内容に応じて前述の文書登録処理制御部204、文書移行処理制御部205、バージョン処理制御部206、表示内容生成部207に処理を依頼する。
ネットワーク通信部209は、クライアント装置102から受信した処理要求を前述のリクエスト処理制御部208に通知し、処理結果をそれぞれの処理要求元に返信する通信の制御を行う。ネットワーク通信部209は、文書管理サーバ装置101のNICであり、ネットワーク104と接続される。
<クライアント装置の構成>
クライアント装置102はパーソナルコンピュータであり、CPUやRAM、ROM、HDD、ネットワークインターフェースカード(以降NICと略す)等のハードウェアを備える。各々外付けまたは組み込みのディスプレイ、キーボード(以降KBと略す)およびマウス(以降MOUSEと略す)と接続されてユーザからの入出力を制御する。クライアント装置102の機能構成について、以下の図3に示すブロック図を参照して説明する。
図3に示すとおり、クライアント装置102は、表示内容処理制御部301およびネットワーク通信部302を備える。表示内容処理制御部301は、文書管理サーバ装置101から送信された表示内容を解釈してディスプレイ上に表示したり、KBやMOUSEで入力した文書情報などの送信情報を文書管理サーバ装置101に送信するための処理を実行する。ネットワーク通信部302は、ネットワーク104を経由して前述の文書管理サーバ装置101から受信した処理結果を表示内容処理制御部301に通知し、表示内容処理制御部301からの処理依頼内容を文書管理サーバ装置101に対して送信する。ネットワーク通信部302は、クライアント装置102のNICであり、ネットワーク104と接続される。
<フォルダ階層構造>
図4は、旧文書管理サーバ装置103上で管理される文書の論理的な構造を表した模式図である。旧文書管理サーバ装置103の文書情報は、文書を格納するフォルダ401と、ファイル402〜406によって構成される。
フォルダ401は、論理的な階層構造を構成するための要素であり、フォルダを複数の階層で構成することもできる。本実施例を説明するためには、フォルダが複数階層になっている必要がないため、ここでは単一のフォルダを用いて説明する。
ファイル402、403、404は、それぞれ順にバージョン1、バージョン2、バージョン3としてバージョン管理されている文書407を表している。同様に、ファイル405、406は、それぞれ順にバージョン1、バージョン2としてバージョン管理されている文書408を表している。これらのバージョン管理されたファイルをまとめて文書407,408という形式で扱うのが旧文書管理サーバ装置103である。本構成におけるフォルダ401の下には、2つの文書だけを示しているが、これに限られず実際には任意の数の文書を格納することが可能となっている。
旧文書管理サーバ装置103のバージョン管理の特徴は、文書を構成するファイルの形式(図中では拡張子で識別可能)が異なることを許容しているところである。前述のファイル402〜404のファイルは、一つの文書407の各バージョンとして構成されるが、ファイル402および404とファイル403とではファイル拡張子が異なっている。
図5は、文書管理サーバ装置101上で管理される文書の論理的な構造を表した模式図である。文書管理サーバ装置101の文書は、複数のファイル形式で格納することができるようにはなっていないので、前述の図4に示した文書の構造と同じに扱うことはできない。
そのため、図5に示すように、文書管理サーバ装置101において、1つの文書を複数のファイル形式で管理できる方法で格納する。図5に示すフォルダおよびファイルは、それぞれ図4のものと対応して記載している。すなわち、フォルダ501は図4のフォルダ401、ファイル502〜506は、図4のファイル402〜406に対応している。
フォルダ501には、2つの文書507および508が登録されている。しかし、文書507は、前述の文書407に対応しているが、文書管理サーバ装置101は異なるファイル形式のバージョンを1つの文書として格納することができない。このことから、過去のバージョンであっても異なる形式のファイル502および503を文書507の中に入れることはできない。そのため、文書507の過去バージョン(バージョン1、バージョン2)であるファイル502および503は、別の文書として文書管理サーバ装置101に管理される。
文書を構成するファイルの中で最新バージョンであるファイル504と異なる拡張子を持つより以前のファイル502および503を、別途用意した拡張バージョン用のフォルダ509の下にそれぞれを別の文書510および511として配置する。ちなみに、図5に示すように、文書508に含まれるファイル505および506は、構成するファイルの拡張子が同じ、すなわち同じファイル形式であるため、文書408と同様の管理が行われる。
<取り扱うデータ形式、および構成>
次に、図6〜図8で、前述の図5で示した論理的な構成を実現するためのデータ構造を、図5を参照して説明する。図6〜図8は、図2で示した文書管理サーバ装置101が取り扱うデータの形式とデータ例を示す図である。以下に示すデータ例は、本発明の目的を達成するために必要な最低限の項目のみ示しているが、他の項目を必要に応じて追加することも可能である。
図6に示す文書情報は、文書単位で保持する情報の形式を表しており、文書ID601、文書名称602、ファイル形式603および格納場所604により構成されている。図6に示す文書情報は、図2で示した文書管理サーバ装置101の文書情報管理部201が使用する文書情報である。文書ID601は、文書情報欄611〜614で表す文書情報を一意に識別するための情報である。文書名称602は、文書ID601が表す文書の名称を表すための情報である。ファイル形式603は、文書ID601が表す文書のファイル形式を示すファイル拡張子を表す情報である。格納場所604は、文書ID601が表す文書が登録されている保管先のフォルダを表す情報である。文書情報欄611、612、613、614は実際の文書情報を表しており、それぞれ前述の図5に示す文書507、508、510、511に対応する。
図7は、前述の文書ID601が識別する文書もバージョンに関するファイルの情報の形式を表しており、文書ID701、バージョン702およびファイル703により構成される。図7に示すバージョン情報は、図2で示した文書管理サーバ装置101のバージョン情報管理部202が使用するバージョン情報である。文書ID701は、前述の図6に示す文書ID601のいずれかを使用して文書を識別する。バージョン702は、文書ID701の表す文書におけるバージョンを示すバージョン番号を表しており、同じ文書ID701の表す文書について一意な値(たとえば、Ver1、Ver2)を保持する。ファイル703は、文書ID701、バージョン702によって一意に特定されるバージョンの文書のファイルを表わしており、この情報の中にファイルの実体が格納される。
文書ID701とバージョン702の組み合わせによって、バージョン情報欄711〜715で表すバージョン情報を一意に表すことができる。バージョン情報欄711、712、713、714および715は実際の文書のバージョン情報を表しており、それぞれ前述の図5に示すファイル504、505、502、503および506のバージョン情報である。
図8に示す情報は、前述の文書ID601が表す文書のうち、拡張子が異なるため文書管理サーバ装置101では同一の文書として扱えず別文書として扱われる文書を識別するための情報である。これは、文書ID801、旧バージョン802およびリンク803により構成される。図8に示す情報は、図2で示した文書管理サーバ装置101の拡張バージョン情報管理部203が扱う拡張バージョン情報として使用される。図8に示す情報により、文書管理サーバ装置101は従来同一形式の拡張子を有する文書しかバージョン管理できなかったが、異なるファイル形式の文書も一貫してバージョン管理することができることとなる。
文書ID801は、情報欄811〜812を一意に識別する拡張情報であり、前述の図6の文書ID601のいずれかの情報を使用することで、図6に示す文書情報を有する文書のいずれの拡張情報かを示すことができる。旧バージョン802は、文書ID801が表す文書のファイルの移行前のバージョンの値を表している。リンク803は、本実施例で拡張された文書ファイルのバージョンがもともとどの文書ファイルのバージョンであったかの対応付けを定めるリンクを表しており、対応付けされる文書ファイルのバージョンを識別するため図6の文書ID601のいずれかの値をとる。
情報欄811、812は個々の文書の拡張情報を表しており、それぞれ図5に示すファイル502および503が図4に示すファイル402および403に対応していることを表現している。したがって、図8に示す拡張情報は、図6に示す格納場所604として図5に示すフォルダ509(拡張フォルダEXT)に属している文書に対する情報のみとなる。
<文書管理サーバの移行処理>
旧文書管理サーバ装置103に格納されている文書を文書管理サーバ装置101に移動する文書移行処理手順を、図9と図10を参照して説明する。図9は文書移行処理の全体的なフローを示しており、一部の処理(文書登録処理)の詳細なフローを図10に示す。本実施例の文書移行処理は、文書管理サーバ装置101のCPUによって実行されるが、具体的にはリクエスト処理制御部208から指示された文書移行処理制御部205において実行される。
図9に示す通り、ステップS901において、旧文書管理サーバ装置103から、指示されたフォルダの下位に存在するフォルダの一覧を取得する。取得したフォルダの一覧はRAMに記憶して、次のステップS902に進む。ステップS902において、RAMに記憶したフォルダの一覧から任意の1つのフォルダを選択し、そのフォルダ情報を取得して、次のステップS903に進む。この時、選択したフォルダのフォルダ情報が存在しない、すなわち会にフォルダが存在しない場合には、ステップS904に進んで文書登録処理を行う。ステップS903において、ステップS902で取得したフォルダ情報により下位にあるフォルダを指示されたフォルダとしてステップS901に処理を戻して、図9の処理フローを再帰的に呼び出すことでフォルダ設定処理を行う。すなわち、最初に指示されたフォルダおよびその下位に存在する全てのフォルダを処理対象として登録しておき、各フォルダについて図10に示す文書移行処理を実行する。これにより、指示されたフォルダに関連する全ての文書が移行処理されることとなる。
この処理が終了したら、処理をしたフォルダ情報をRAMから削除して、ステップS902に戻る。
ステップS904において、図10で後述する処理フローを呼び出すことにより指示されたフォルダの直下の文書登録処理を行う。ステップS904の処理が終了したら、本処理フローを終了する。
図10は、旧文書管理サーバ装置103内の指示された特定のフォルダの下に存在する文書を文書管理サーバ装置101に移動する具体的な処理を表しているフローチャートである。本処理は、文書管理サーバ装置101のCPUによって処理され、具体的にはリクエスト処理制御部208から指示された文書移行処理制御部205において実行される。ステップS1001において、旧文書管理サーバ装置103から、指示されたフォルダの中に存在する文書の一覧を取得する。取得した文書の一覧はRAMに記憶して、次のステップS1002に進む。
ステップS1002において、RAMに記憶した文書一覧から文書を1つ選択し、選択した文書の文書情報を取得して、次のステップS1003に進む。この時、取得する文書情報が存在しない場合には、本処理フローを終了する。
ステップS1003において、旧文書管理サーバ装置103から、ステップS1002で取得した文書情報に含まれる文書の全バージョンの情報、およびファイルを取得する。取得した全バージョンの文書ファイルには、各々文書管理サーバ装置101の中で一意になる文書IDを発行する。取得した情報、ファイル、および発行した文書IDはRAMに記憶して、次のステップS1004に進む。
ステップS1004において、ステップS1003で取得した文書のファイルのバージョンの数が1つかどうかの確認を行う。バージョン情報が1つの場合には、次のステップS1005に進み、バージョン情報が2つ以上ある場合には、ステップS1006に進む。
ステップS1005において、バージョンが1つしかない文書の登録を行う。この場合には、拡張バージョン情報を使用する必要がないため、文書情報管理部201およびバージョン情報管理部202を使用して、以下の情報を登録する。
文書情報
・文書ID601:RAMに記憶された発行済みの文書ID
・文書名称602:RAMに記憶された情報の中のファイル名から拡張子を除いた名称
・ファイル形式603:RAMに記憶されたバージョン情報の中のファイル名の拡張子
・格納場所604:文書登録処理起動時に指定されたフォルダパス
バージョン情報
・文書ID701:RAMに記憶された発行済みの文書ID601
・バージョン702:「Ver1」固定
・ファイル703:RAMに記憶されたファイル実体
情報の登録が終了したら、RAMに記憶した情報、ファイル、およびステップS1002でRAMから取得した文書情報を削除する。この処理が終了したら、ステップS1002へ戻る。
ステップS1006において、RAMに記憶した文書のバージョンのうち最大のバージョン番号を持つ文書のバージョン情報を取得し、文書情報管理部201を使用して文書情報を登録する。
文書情報
・文書ID601:RAMに記憶された、発行済みの文書ID
・文書名称602:取得した情報の中のファイル名から拡張子を除いた名称
・ファイル形式603:取得した情報の中のファイル名の拡張子
・格納場所604:文書登録処理起動時に指定されたフォルダへのパス
文書情報の登録が終わったら次のステップS1007に進む。
ステップS1007において、RAMに記憶した文書の情報の中のファイル名称の拡張子が全て同じかどうかをチェックする。拡張子が全て同じ場合には、ステップS1011に進み、一つでも異なるものがある場合には、次のステップS1008に進む。
ステップS1008において、RAMに記憶した文書の情報の中から、新しいバージョンから順にファイル名称の拡張子をチェックし、拡張子が最新版と異なるバージョンのファイル名称を探す。この探索により見つかった最新版と異なるバージョンのファイルのバージョン番号をRAMに記憶しておく。記憶の後、次のステップS1009に進む。
ステップS1009において、ステップS1008で見つけた拡張子が異なるバージョン番号より古いバージョン番号のファイルの情報をRAMから一つ取得して、次のステップS1010に進む。取得するバージョン情報が存在しない場合には、ステップS1011に進む。
ステップS1010において、文書情報管理部201、バージョン情報管理部202および拡張バージョン情報管理部203を使用して、RAMから取得した情報から以下の情報を登録する。
文書情報
・文書ID601:文書管理サーバ装置101の中で一意になる文書IDを発行
・文書名称602:RAMに記憶した情報の中のファイル名から拡張子を除いた名称
・ファイル形式603:RAMに記憶した情報の中のファイル名の拡張子
・格納場所604:文書登録処理起動時に指定されたフォルダの直下の「EXT」フォルダへのパス
バージョン情報
・文書ID701:上記発行した文書ID601
・バージョン702:「Ver1」固定
・ファイル703:RAMに記憶したファイル実体
拡張バージョン情報
・文書ID801:上記発行した文書ID601
・旧バージョン802:ステップ1003で取得したバージョン番号
・リンク803:RAMに記憶された、発行済みの文書ID
情報の登録が終了したら、RAM上に記憶したバージョン情報、ファイル、およびステップS1008で記憶したバージョン番号を削除する。この処理の終了後、ステップS1009へ戻る。
ステップS1011において、RAMに記憶されているバージョン番号が一番小さい文書ファイルの情報を取得し、次のステップS1012に進む。取得するバージョン番号が存在しない場合には、ステップS1002に戻る。ステップS1012において、文書情報管理部201およびバージョン情報管理部202を使用して、取得したバージョン情報から以下の情報を登録する。
バージョン情報
・文書ID701:RAMに記憶された発行済みの文書ID
・バージョン702:取得したバージョン番号 − ステップS1008でRAMに記憶したバージョン番号
・ファイル703:取得したバージョン情報のRAMに記憶されたファイル実体
この処理の終了後、ステップS1011に戻る。
<統合バージョン管理の画面>
図1のクライアント装置102のディスプレイに表示する統合バージョン管理による文書情報を操作するための統合バージョン管理画面について、図11を参照して説明する。図11に示す統合バージョン管理画面1101は、以下の部品で構成される。
フォルダツリー表示部1102は、文書管理サーバ装置101に格納されている文書の論理的フォルダ階層構造を表示するブロックであり、図5を参照して説明したフォルダ階層(フォルダ501、フォルダ509)を表している。フォルダツリー表示部1102内のフォルダ501(網掛け)を選択すると、その中に属している文書情報を後述の文書一覧表示部1103に表示する。
文書一覧表示部1103は、文書名リスト1105、文書登録ボタン1107および文書削除ボタン1108により構成される。文書名リスト1105は、前述のフォルダツリー表示部1102で選択されたフォルダ内に格納されている文書名の一覧を表示する。すなわち、フォルダが選択されると、文書管理サーバ装置101の文書情報管理部201から格納場所604が選択されたフォルダを示す文書名を取得し、表示する。
文書登録ボタン1107は、前述の文書名リスト1105に対して新規文書を登録するために使用される。例えば、文書登録ボタン1107をクリックして、ファイル「C.PPT」を登録する場合には、文書管理サーバ装置101の文書情報管理部201とバージョン情報管理部202を用いて、図6の文書情報と図7のバージョン情報として以下の情報を追加する。
文書情報
・文書ID:D005
・文書名:C.PPT
・ファイル形式:.PPT
・格納場所:/Z
バージョン情報
・文書ID:D005
・バージョン:Ver1
・ファイル:C.PPTが表すファイルの実体
文書削除ボタン1108は、前述の文書名リスト1105で選択した文書(図中では網掛けの文書A)に対する削除処理を行うために使用される。例えば、文書削除ボタン1108をクリックして、図6〜図8のデータ構造のデータ例として示した文書名称Aの文書を削除を指示した場合には、文書管理サーバ装置101において、以下の処理を行う。
文書情報管理部201およびバージョン情報管理部202を使用して、文書Aを表す文書ID601が「D001」である情報611と711を削除する。拡張バージョン情報管理部203を使用して次の削除を行う。元のバージョンの文書を示す拡張バージョンとして保持しているリンク803が「D001」となっている情報811と812の文書ID801の表している「D003」「D004」の文書データを前述の「D001」と同様に削除する。
バージョン一覧表示部1104は、バージョンリスト1106、ファイル取得ボタン1109およびバージョン削除ボタン1110によって構成される。バージョンリスト1106は、前述の文書名リスト1105で選択された文書が持つバージョンの一覧である。文書名リスト1105で任意の文書が選択されると、文書管理サーバ装置101のバージョン情報管理部202および拡張バージョン情報管理部203がバージョン情報を取得して、バージョンリスト1106を表示する。
ファイル取得ボタン1109は、前述のバージョンリスト1106で選択されている任意のバージョンが表すファイル実体をクライアント装置103に送信するために使用される。バージョン削除ボタン1110は、前述のバージョンリスト1106で選択されている任意のバージョンを削除するためのものである。
バージョンリスト1106の表示、ファイル取得ボタン1109によるファイル取得およびバージョン削除ボタン1110によるバージョン削除は、それぞれ以下の<バージョン情報の取得処理>、<ファイル取得処理>、<バージョンの削除処理>で説明する。
<バージョンデータの取得処理>
文書管理サーバ装置101によるバージョン情報の取得処理手順について、図12を参照して説明する。図12は、クライアント装置103のディスプレイに表示されている統合バージョン管理画面1101内の、文書名リスト1105に表示されている任意の文書をユーザが選択したことに応答して実行される処理フローを表したものである。本処理は、文書管理サーバ装置101のCPUによって処理され、具体的にはリクエスト処理制御部208から指示されたバージョン処理制御部206において実行される。本処理フローでは、例として文書名リスト1105で文書名称「A」が選択されたものとする。すなわち、ユーザが文書名称「A」が選択されると(選択したことは、例えば網掛けで示され)、クライアント装置103は選択された文書名称の文書のバージョンデータを要求するリクエストを、選択された文書名称を含めて文書管理サーバ101に送信する。
図12に示す通り、ステップS1201において、統合バージョン管理画面1101の文書名リスト1105で選択された文書名称をクライアント装置103からのリクエストの中から取得する。そして、取得した文書名称から、文書情報管理部201を使用して文書名称が「A」である文書情報を取得する。取得した文書情報の内容は、RAMに記憶する。取得処理が終了後、次のステップS1202に進む。
ステップS1202において、RAMに記憶した文書情報の文書IDに合致する文書ID701を持つバージョン情報を、バージョン情報管理部202を用いて取得する。取得したバージョン情報は、バージョン702で降順にソートして、RAMに記憶する。取得処理が終了後、次のステップS1203に進む。
ステップS1203において、RAMに記憶した文書情報の文書IDに合致するリンク803を持つ拡張バージョン情報を探索して、拡張バージョン情報の有無により拡張バージョンの有無を確認する。拡張バージョンが存在する場合には次のステップS1204に、存在しない場合にはステップS1206に進む。
ステップS1204において、探索により見つかった拡張バージョン情報を取得する。取得した拡張バージョン情報に含まれる拡張バージョンは、旧バージョン802で降順にソートしてRAMへ記憶する。取得処理が終了後、次のステップS1205に進む。
ステップS1205において、RAMに記憶したバージョン情報と拡張バージョン情報を取得し、バージョンのマージ処理を行う。まず、RAMに記憶された拡張バージョン情報の数を計算し、その数をRAMに記憶されたバージョン情報のバージョン702に加算して更新する。つまり、例えば拡張バージョン数が2で、バージョン702が「Ver1」の場合には、バージョン702は「Ver3」と更新される。
次に、拡張バージョン情報から一時的なバージョン情報を生成し、拡張バージョン情報のソート順でRAMに記憶する。生成するバージョン情報と拡張バージョン情報の対応は、以下のようになる。
バージョン情報
・文書ID:文書情報の文書ID601
・バージョン:拡張バージョン情報の旧バージョン802
・ファイル:一覧では必要ないため設定しない
これにより、RAMに記憶されるバージョン番号は、以下の3件となる。
1)D001、Ver3、(ファイル実体)
2)D001、Ver2、(ファイル実体なし)
3)D001、Ver1、(ファイル実体なし)
以上のマージ処理終了後、次のステップS1206に進む。
ステップS1206において、取得および生成したバージョン情報を表示内容生成部207でバージョン一覧として生成し、クライアント装置103に送信する。ステップS1206の送信処理終了後、本処理フローを終了する。
<ファイル取得処理>
文書管理サーバ装置101によるファイル取得処理手順について、図13を参照して説明する。図13は、クライアント装置103のディスプレイに表示されている統合バージョン管理画面1101内のファイル取得ボタン1109を押下すると開始する文書管理サーバ装置101の処理を示すフローチャートである。本処理は、文書管理サーバ装置101のCPUによって処理され、具体的にはリクエスト処理制御部208から指示されたバージョン処理制御部206において実行される。本処理フローは、例として文書名リスト1105で文書名称「A」、バージョン番号「Ver2」が選択されたものとして詳細を説明する。すなわち、ユーザが文書名称「A」およびバージョン番号「Ver2」を選択し(選択したことは、例えば網掛けで示され)、ファイル取得1109をクリックする。そうすると、クライアント装置103は選択された文書ファイルを要求するリクエストを、選択された文書名称およびバージョンを含めて文書管理サーバ101に送信する。
図13に示す通り、ステップS1301において、統合バージョン管理画面1101の文書名リスト1105で選択された文書名称と、バージョンリスト1106で選択されたバージョン番号とをクライアント装置103からのリクエストの中から取得する。取得した文書名称とバージョン番号は、RAMに記憶する。取得処理終了後、次のステップS1302に進む。
ステップS1302において、RAMに記憶した文書名称とバージョン番号を取得し、次の処理を行う。まず、文書情報管理部201を使用してユーザが指定した文書名称が「A」の文書情報を取得する。次に、拡張バージョン情報管理部203を使用して、取得した文書情報の文書IDに合致するリンク803を持つ拡張バージョン情報の件数を取得して、件数が0か否かにより拡張バージョンが存在するかどうかを確認する。取得した拡張バージョン件数が1件以上である場合は、その件数をRAMに記憶する。拡張バージョン件数が1件以上、すなわち拡張バージョンが存在する場合にはステップS1303へ、存在しない場合にはステップS1307へ進む。
ステップS1303において、RAMに記憶した拡張バージョン件数と、ユーザが指定したバージョン番号の大小を比較する。ユーザの指定したバージョン番号の方がRAMに記憶された拡張バージョン件数より大きい場合には、バージョン情報からのファイル取得が必要になるため、ステップS1305に進む。逆に拡張バージョン件数とバージョン番号が同値か、もしくは拡張バージョン数の方が数が大きい場合には、拡張バージョンの中からのファイル取得を行う必要があるため、ステップS1304に進む。
ステップS1304において、取得を要求されている拡張バージョンのファイルの特定を行い、ファイル実体の取得を行う。まず、拡張バージョン情報管理部203を使用して、要求された文書名称を持つ文書の文書情報の文書IDに合致するリンク803を持ち、旧バージョン802にユーザの指定したバージョン番号を持つ拡張バージョン情報を取得する。次に、取得した拡張バージョン情報812が持つ文書ID801の情報から、バージョン情報管理部202を使用してバージョン情報を取得する。拡張バージョンの管理をされている文書は、バージョンが必ず一つだけであるため、ここでは直接バージョン情報を取得している。そして、文書情報管理部201を使用してユーザが指定した文書名称が「A」である文書情報のファイル形式603のファイル拡張子をクライアント装置103に送信する。クライアント装置103への送信終了後、本処理フローを終了する。
ステップS1305において、ユーザが指定したバージョン番号からバージョン情報の特定を行う。具体的には、ユーザが指定したバージョン番号からRAMに記憶している拡張バージョン数を減算する。この減算結果の数値が取得すべきファイルのバージョン番号となる。計算処理終了後、次のステップS1306に進む。
ステップS1306において、計算したバージョン番号に合致するファイル実体を取得する。まず、文書情報管理部201を使用してユーザが指定した文書名称が「A」である文書情報を取得する。次に、取得した文書情報の文書IDとステップS1305で計算したバージョン番号から、バージョン情報管理部202を使用してバージョン情報を取得する。そして、この取得したバージョン情報のファイル703に格納されているファイルの実体をクライアント装置103に対して送信する。クライアント装置103への送信終了後、本処理フローを終了する。
ステップS1307において、拡張バージョンが存在しない文書のファイル取得を行う。まず、文書情報管理部201を使用してユーザが指定した文書名称が「A」である文書情報を取得する。次に、取得した文書情報の文書IDとユーザが指定したバージョン番号から、バージョン情報管理部202を使用してバージョン情報を取得する。そして、この取得したバージョン情報のファイル703に格納されているファイルの実体をクライアント装置103に対して送信する。クライアント装置103への送信終了後、本処理フローを終了する。
<バージョン削除処理>
文書管理サーバ装置101によるバージョン削除処理手順について、図14を参照して説明する。図14は、クライアント装置103のディスプレイに表示されている統合バージョン管理画面1101内のバージョン削除ボタン1110を押下すると開始する文書管理サーバ装置101の処理を示すフローチャートである。
本処理は、文書管理サーバ装置101のCPUによって処理され、具体的にはリクエスト処理制御部208から指示されたバージョン処理制御部206において実行される。本バージョン削除処理は、削除対象となるバージョンを特定する処理手順が前述の図13のファイル取得処理と同じであるため、その部分の説明は省略し、差異のある部分のみ記載する。
対象となる処理は、ステップS1401、S1402、S1403、S1405であり、それぞれ図13の中のステップS1301、S1302、S1303、S1305に対応し、処理内容は削除対象を特定することを除き同様である。
ステップS1404において、削除する拡張バージョンの特定を行い、バージョンの削除を行う。すなわち、バージョン削除がリクエストされ、対象となる文書情報が特定された後の処理を説明する。まず、拡張バージョン情報管理部203を使用して、文書情報の文書IDに合致するリンク803を持ち、旧バージョン802にユーザの指定したバージョン番号を持つ拡張バージョン情報を取得する。次に、取得した拡張バージョン情報812が持つ文書ID801の情報から、文書情報管理部201とバージョン情報管理部202を使用して文書情報と、バージョン情報を取得する。
以上のようにして、削除する対象となる文書情報、バージョン情報、拡張バージョン情報が特定したら、それぞれ文書情報管理部201、バージョン情報管理部202および拡張バージョン情報管理部203を使用して情報の削除を行う。削除処理終了後、本処理フローを終了する。
ステップS1406において、計算したバージョン番号を持つバージョン情報を削除する。まず、文書情報管理部201を使用してユーザが指定した文書名称が「A」である文書情報を取得する。次に、取得した文書情報の文書IDとステップS1405で計算したバージョン番号から、バージョン情報管理部202を使用してバージョン情報を取得する。
削除する対象となるバージョン情報が特定したら、バージョン情報管理部202を使用して情報の削除を行う。削除処理終了後、本処理フローを終了する。
ステップS1407において、拡張バージョンが存在しない文書のバージョンを削除する。まず、文書情報管理部201を使用してユーザが指定した文書名称が「A」である文書情報611を取得する。次に、取得した文書情報の文書IDとユーザが指定したバージョン番号から、バージョン情報管理部202を使用してバージョン情報を取得する。
削除する対象となるバージョン情報を特定したら、バージョン情報管理部202を使用して情報の削除を行う。削除処理終了後、本処理フローを終了する。
[実施例2]
以下に本発明の文書管理装置に係わる第2の実施例について説明する。本実施例2については、前述の実施例1と異なる部分のみ説明する。したがって、特に明記しない部分については実施例1と同じ構成/手順とする。
実施例2では、拡張バージョンの登録を行う際に、上述の実施例1とは異なり文書としての拡張子を変更する。この構成にすることにより、拡張バージョン領域の文書ファイルを検索の対象から外すことができる。
<取り扱うデータ形式、および構成>
拡張子を変更することに伴い、変更するデータ形式およびデータを例を用いて説明する。図15に示す文書情報は、文書単位で保持する情報の形式を表しており、文書ID1501、文書名称1502、ファイル形式1503および格納場所1504により構成される。これらの項目は、実施例1で図6を参照して説明した文書ID601、文書名称602、ファイル形式603、格納場所604と同様の意味を持つ。
図15に示す文書情報は、図2で示した文書管理サーバ装置101の文書情報管理部201が使用する。文書ID1501は、情報欄1511〜1514で表す文書情報を一意に識別するため情報である。文書名称1502は、文書ID1501が表す文書を一覧等で表示する際の名称を表すための情報である。
ファイル形式1503は、文書ID1501が表す文書のファイル拡張子を表す情報である。格納場所1504は、文書ID1501が表す文書が登録されている保管先のフォルダを表す情報である。
文書欄1511、1512、1513および1514は実際の文書情報を表しており、それぞれ前述の図5に示す文書507、508、510および511を表現している。ここで、図6に示す文書情報との違いは、登録されるファイル形式1503である。すなわち、文書情報1513および1514を参照すると、ファイル形式が「.BLK」となっている。
図16に示すような拡張バージョン情報は、前述の文書ID1501が表す文書のうち、拡張子が異なることによって同一の文書として扱えない文書を識別するための情報である。拡張バージョン情報は、文書ID1601、旧バージョン1602、リンク1603および旧形式1604とにより構成される。
図16に示す拡張バージョン情報は、図2で示した文書管理サーバ装置101の拡張バージョン情報管理部203が使用する。図16に示す拡張バージョン情報により、従来の文書管理サーバ装置は同一形式の拡張子しかをバージョン管理できなかったが、本実施例の文書管理サーバ装置は、文書を一つのバージョンとして扱うことができるようになる。
文書ID1601は、情報欄1611〜1612を一意に識別する情報であり、前述の図15の文書ID1501のいずれかのID(つまり文書)を使用することで図15に示す文書情報を有する文書のいずれの拡張情報かを示すことができる。旧バージョン1602は、文書ID1601である文書の移行前のバージョン番号を表している。
リンク1603は、本実施例の拡張バージョン情報で拡張された文書ファイルのバージョンが元々どの文書ファイルのバージョンであったかの対応付けを定めるリンクを表している。リンク1603は、対応付けされる文書ファイルのバージョンを識別する図15の文書ID1501のいずれかの値をとる。旧形式1604は、旧文書管理サーバ装置103上で登録されていたときのファイル拡張子を表している。
情報欄1611、1612は個々の文書の情報を表しており、それぞれ図5に示すファイル502および503が図4に示す402および403に対応していることを表現している。したがって、図16に示す拡張情報は、図15に示す格納場所1504として図5に示すフォルダ509(拡張フォルダEXT)に属している文書に対する情報のみとなる。
<文書管理サーバの移行処理>
図17は、旧文書管理サーバ装置103内の指示された特定のフォルダの下に存在する文書を文書管理サーバ装置101に移動する具体的な処理を表しているフローチャートである。本処理は、文書管理サーバ装置101のCPUによって処理され、具体的にはリクエスト処理制御部208から指示された文書移行処理制御部205において実行される。本処理は基本的に、実施例1の図10に示すフローチャートの処理に対応し、ステップS1701〜ステップS1709は、図10のステップS1001〜ステップS1009に基本的に対応する。同様に、ステップS1711〜ステップS1713は、図10のステップS1010〜ステップS1012に基本的に対応する。
本実施例では、図10に示すフローチャートとの相違点である、追加した処理であるステップS1710について主に説明する。
図10に示すフローチャートと同様な処理をステップS1701からS1709まで実行した後、ステップS1710は、ステップS1709で取得したバージョン情報のファイルの拡張子を変更し、RAMに記憶した情報を更新する。これにより、次のステップS1711において、拡張バージョンとして登録される文書の拡張子を変更することができる。この更新処理終了後、ステップS1711に進む。
<バージョンデータの参照処理>
図18は、クライアント装置103のディスプレイに表示されている統合バージョン管理画面1101内の文、書名リスト1105に表示されている任意の文書をユーザが選択したことに応答して実行される処理のフローを表したものである。
本処理は、文書管理サーバ装置101のCPUによって処理され、具体的にはリクエスト処理制御部208から指示されたバージョン処理制御部206において実行される。本処理は、上述の実施例1の図12に示すフローチャートの処理に基本的に対応し、ステップS1801〜ステップS1806は、基本的に図12のステップS1201〜ステップS1206に対応する。本実施例では、上述の実施例1と処理が異なるステップS1802およびステップS1805について主に説明する。
ステップS1802において、RAMに記憶した文書情報の文書IDである文書ID701を持つバージョン情報を、バージョン情報管理部202を用いて取得する。取得したバージョン情報と文書情報に保持しているファイル形式1503とをペアにして、バージョン702で降順にソートして、RAMに記憶する。格納処理終了後、次のステップ1803に進む。
ステップS1805において、RAMに記憶したバージョン情報と拡張バージョン情報を取得し、バージョンのマージ処理を行う。まず、RAMに記憶した拡張バージョン情報の件数を計算し、その件数をRAMに記憶したバージョン情報のバージョン702に加算して更新する。つまり、例えば拡張バージョン数が2で、バージョン702が「Ver1」の場合には、バージョン702は「Ver3」と更新される。次に、拡張バージョン情報から一時的なバージョン情報を生成し、生成された一時的なバージョン情報と拡張バージョン情報に保持している旧バージョン1603とをペアにして、拡張バージョン情報の旧バージョン1602のソート順でRAMに記憶する。
生成するバージョン情報と拡張バージョン情報との対応は、以下のようになる。
バージョン情報
・文書ID:文書情報の文書ID601
・バージョン:拡張バージョン情報の旧バージョン702
・ファイル:一覧では必要ないため設定しない
これにより、RAMに記憶されるバージョン情報は、以下の3件となる。
1)D001、Ver3、(ファイル実体)、.PDF
2)D001、Ver2、(ファイル実体なし)、.DOC
3)D001、Ver1、(ファイル実体なし)、.PDF
このマージ処理が終了後、次のステップS1806に進む。
<バージョン文書ファイルの取得処理>
図19は、クライアント装置103のディスプレイに表示されている統合バージョン管理画面1101内のファイル取得ボタン1109を押下すると開始する文書管理サーバ装置101の処理を示すフローチャートである。本処理は、文書管理サーバ装置101のCPUによって処理される。具体的にはリクエスト処理制御部208から指示されたバージョン処理制御部206において実行される。本処理は、上述の実施例1の図13に示すフローチャートの処理に基本的に対応する。したがって、ステップS1901〜ステップS1903は図13のステップS1301〜ステップS1303に、ステップS1906〜ステップS1908は図13のステップS1305〜ステップS1307にそれぞれ対応する。本実施例では、図13に示すフローチャートの処理と異なる変更したステップS1904および追加した処理ステップS1905について主に説明する。
ステップS1904において、取得する拡張バージョンのファイルの特定を行い、ファイル実体の取得を行う。まず、拡張バージョン情報管理部203を使用して、要求された文書名称を持つ文書の文書情報の文書IDであるリンク803を持ち、旧バージョン802にユーザの指定したバージョン番号を持つ拡張バージョン情報を取得する。次に、取得した拡張バージョン情報が持つ文書ID1601の情報から、バージョン情報管理部202を使用してバージョン情報を取得する。拡張バージョンが管理されている文書は、バージョンが必ず一つだけであるため、ここでは直接バージョン情報を取得している。ファイル実体の取得終了後、次のステップS1905に進む。
ステップS1905において、ステップS1904で取得した拡張バージョン情報の旧バージョン1604を使って、別に取得したファイルの実体のファイル拡張子を変更する。そして、この取得したファイルの実体をクライアント装置103に送信する。
[他の実施例]
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (8)

  1. 同一のファイル形式の複数のファイルを1つの文書の各バージョンとして管理可能な文書管理装置であって、
    異なるファイル形式の複数のファイルを1つの文書の各バージョンとして管理可能な別の装置から、当該別の装置で管理されている文書を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した文書に含まれる最新バージョンのファイルを、移行文書として前記文書管理装置の指定されたフォルダに登録する第1の登録手段と、
    前記最新バージョンのファイルのファイル形式と異なるファイル形式のファイルが前記取得手段で取得した該文書に含まれている場合、該文書に含まれているファイルのうち、当該異なるファイル形式のファイル以前のバージョンのファイルを、別の文書として前記指定されたフォルダと異なる別のフォルダに登録し、当該登録された別の文書と前記移行文書とをリンクさせるための拡張情報を登録する第2の登録手段と、
    前記最新バージョンのファイルのファイル形式と異なるファイル形式のファイルが前記取得手段で取得した該文書に含まれている場合、該文書に含まれているファイルのうち、当該異なるファイル形式のファイルより後のバージョンのファイルそれぞれを、前記移行文書の対応するバージョンのファイルとして登録する第3の登録手段と
    を備えることを特徴とする文書管理装置。
  2. 前記最新バージョンのファイルのファイル形式と異なるファイル形式のファイルが前記取得手段で取得した該文書に含まれていない場合、前記第3の登録手段は、該文書に含まれている同じファイル形式のファイルのそれぞれを、前記移行文書の対応するバージョンのファイルとして登録することを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置。
  3. クライアント装置から、ユーザにより選択された文書のバージョン情報を要求するリクエストを受信した場合、当該選択された文書に含まれているバージョンの情報と、前記拡張情報に基づいて当該選択された文書とリンクされている別の文書に含まれているバージョンの情報とをマージし、当該マージされたバージョン情報を前記クライアント装置に送信する第1の送信手段を、更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の文書管理装置。
  4. 前記クライアント装置から、前記マージされたバージョン情報の中から前記ユーザにより指定されたバージョンのファイルの取得を要求するリクエストを受信した場合、当該指定されたバージョンに対応するファイルの実体を取得して前記クライアント装置へ送信する第2の送信手段を、更に備えることを特徴とする請求項3に記載の文書管理装置。
  5. 前記クライアント装置から、前記マージされたバージョン情報の中から前記ユーザにより指定されたバージョンのファイルの削除を要求するリクエストを受信した場合、当該指定されたバージョンに対応するファイルの情報を削除する削除手段を、更に備えることを特徴とする請求項3に記載の文書管理装置。
  6. 前記第2の登録手段は、前記最新バージョンのファイルのファイル形式と異なるファイル形式のファイルが前記取得手段で取得した該文書に含まれている場合、該文書に含まれているファイルのうち、当該異なるファイル形式のファイル以前のバージョンのファイルについて、ファイルの拡張子を変更し、該拡張子が変更されたファイルを別の文書として前記指定されたフォルダと異なる別のフォルダに登録し、当該登録された別の文書と前記移行文書とをリンクさせるための拡張情報を登録することを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置。
  7. 同一のファイル形式の複数のファイルを1つの文書の各バージョンとして管理可能な文書管理装置における文書管理方法であって、
    異なるファイル形式の複数のファイルを1つの文書の各バージョンとして管理可能な別の装置から、当該別の装置で管理されている文書を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した文書に含まれる最新バージョンのファイルを、移行文書として前記文書管理装置の指定されたフォルダに登録する第1の登録ステップと、
    前記最新バージョンのファイルのファイル形式と異なるファイル形式のファイルが前記取得ステップで取得した該文書に含まれている場合、該文書に含まれているファイルのうち、当該異なるファイル形式のファイル以前のバージョンのファイルを、別の文書として前記指定されたフォルダと異なる別のフォルダに登録し、当該登録された別の文書と前記移行文書とをリンクさせるための拡張情報を登録する第2の登録ステップと、
    前記最新バージョンのファイルのファイル形式と異なるファイル形式のファイルが前記取得ステップで取得した該文書に含まれている場合、該文書に含まれているファイルのうち、当該異なるファイル形式のファイルより後のバージョンのファイルそれぞれを、前記移行文書の対応するバージョンのファイルとして登録する第3の登録ステップと
    を備えることを特徴とする文書管理方法。
  8. コンピュータを、同一のファイル形式の複数のファイルを1つの文書の各バージョンとして管理可能な文書管理装置として機能させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    異なるファイル形式の複数のファイルを1つの文書の各バージョンとして管理可能な別の装置から、当該別の装置で管理されている文書を取得する取得手段、
    前記取得手段で取得した文書に含まれる最新バージョンのファイルを、移行文書として前記文書管理装置の指定されたフォルダに登録する第1の登録手段、
    前記最新バージョンのファイルのファイル形式と異なるファイル形式のファイルが前記取得手段で取得した該文書に含まれている場合、該文書に含まれているファイルのうち、当該異なるファイル形式のファイル以前のバージョンのファイルを、別の文書として前記指定されたフォルダと異なる別のフォルダに登録し、当該登録された別の文書と前記移行文書とをリンクさせるための拡張情報を登録する第2の登録手段、
    前記最新バージョンのファイルのファイル形式と異なるファイル形式のファイルが前記取得手段で取得した該文書に含まれている場合、該文書に含まれているファイルのうち、当該異なるファイル形式のファイルより後のバージョンのファイルそれぞれを、前記移行文書の対応するバージョンのファイルとして登録する第3の登録手段、
    として機能させるためのプログラム。
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