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JP5517853B2 - 排気弁 - Google Patents
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Description

本発明は、配管に水を送り込むときに開弁して配管内の空気を排気し、排気が終われば閉弁し、また配管系の圧力が低下して真空状態となったときに開弁して外部空気を導入することにより真空状態を破壊する排気弁に関する。
従来の排気弁は、例えば特許文献1に開示されている。これは、ケーシングで下部に流入口が開口し上部に流出口が開口した弁室を形成し、弁室と流出口の間に弁座を形成し、弁室内に弁室内壁との間に流路を設けた有底のほぼ円筒形状で底壁に内外を連通する通孔を有するフロート受けを配し、フロート受け内にフロートを自由状態で配したものである。この排気弁は、先ず配管に水を送り込むときにはフロートが弁座から離座して降下した開弁状態であり、流入口から弁室内に流入してくる配管内の空気をフロート受けと弁室内壁との間の流路からフロート受け上端を通して、及び通孔からフロート受け内を通して流出口に排気する。そして排気が終わって配管内の水が流入口から弁室内に流入してくると、フロート受けと弁室内壁との間の流路からフロート受け上端を通して、及び通孔からフロート受け内に流入する水によってフロートが浮上して弁座に着座し閉弁する。また配管系の圧力が低下して真空状態となったときにはフロートが弁座から離座して降下し、流出口から弁室内に流入してくる外部空気をフロート受け内から通孔を通して、及びフロート受けの上端からフロート受けと弁室内壁との間の流路を通して配管内に導入することにより真空状態を破壊する。
実公昭53−1622号公報
上記従来の排気弁は、真空状態を破壊するときにフロートが充分に降下せず、半開状態になったりあるいは小刻みな開閉弁を繰り返したりするために、真空破壊能力が小さく真空破壊に時間がかかると言う問題点があった。これは、流出口から弁室内に流入する外部空気の大半が直進してフロート受け内に入り、フロート受け内に入った外部空気が通孔を通過しきれないために、フロート受け内のフロート下方の圧力が上昇し、フロートが浮き上がるためである。
したがって本発明が解決しようとする課題は、真空破壊能力が大きく速やかに真空破壊できる排気弁を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の排気弁は、ケーシングで下部に流入口が開口し上部に流出口が開口した弁室を形成し、弁室と流出口の間に弁座を形成し、弁室内に弁室内壁との間に流路を設けた有底のほぼ円筒形状で底壁に内外を連通する通孔を有するフロート受けを配し、フロート受け内にフロートを自由状態で配したものにおいて、フロート受けの側壁と底壁を別体に形成して側壁を弁室内に固定すると共に底壁を弾性部材で上方に付勢して配置し、フロート受けの側壁下部に内外を連通する第2通孔を形成し、底壁が上方に変位したときにフロート受け内のフロート下方が通孔を介して流入口と連通すると共に流出口から弁室内に流入する外部空気の勢いで底壁が弾性部材に抗して下方に変位したときにフロート受け内のフロート下方が通孔と第2通孔を介して流入口と連通することを特徴とするものである。
本発明によれば、フロート受けの側壁と底壁を別体に形成して側壁を弁室内に固定すると共に底壁を弾性部材で上方に付勢して配置し、フロート受けの側壁下部に内外を連通する第2通孔を形成し、底壁が上方に変位したときにフロート受け内のフロート下方が通孔を介して流入口と連通すると共に流出口から弁室内に流入する外部空気の勢いで底壁が弾性部材に抗して下方に変位したときにフロート受け内のフロート下方が通孔と第2通孔を介して流入口と連通することにより、フロート受け内に入った外部空気が通孔と第2通孔から素早く流入口に流下でき、フロート受け内のフロート下方の圧力が上昇することを防止できる。そのため、真空破壊能力が大きく速やかに真空破壊できるという優れた効果を奏する。
本発明の実施の形態に係わる排気弁の断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1を参照して説明する。本体1に蓋2をボルトで締結して内部に弁室3を有するケーシングを形成する。本体1の下部に流入口4を形成し、蓋2の上部に流出口5を形成する。蓋2に弁座6を間に挟んで取付部材7をネジで固定する。
本体1は弁室3の内壁に内側に突出した複数のリブ9を一体に有し、リブ9の内側に有底のほぼ円筒形状のフロート受け10を配置する。フロート受け10は側壁10aと底壁10bを別体に形成し、側壁10aをスナップリング15でリブ9の段部に係止して弁室内に固定すると共に、底壁10bを弾性部材としてのコイルバネ13で上方に付勢して配置する。フロート受け10の底壁10bはフロート受け10の内外を上下方向に連通する通孔11aを有し、フロート受け10の側壁10a下部はフロート受け10の内外を横方向に連通する第2通孔11bを複数個例えば4個有する。各リブ9の間に弁室3内壁とフロート受け10との間の流路が形成される。フロート受け10内に球形のフロート12を自由状態で配置する。
底壁10bは流入口4から弁室3内に空気や水が流入するときはコイルバネ13の弾性力により上方に変位してフロート受け10内のフロート12下方と流入口4とを通孔11aを介して連通すると共に、真空破壊時には流出口5から弁室3内に流入する外部空気の勢いでコイルバネ13に抗して下方に変位してフロート受け10内のフロート8下方と流入口4とを通孔11aと第2通孔11bを介して連通する。
上記の排気弁の作動を説明する。先ず配管に水を送り込むときには底壁10bはコイルバネ13の弾性力により上方に変位してフロート受け10内のフロート12下方と流入口4とを通孔11aを介して連通し、フロート12は弁座6から離座して降下し底壁10bに載った開弁状態である。流入口4から弁室3内に流入してくる空気はフロート受け10と弁室3内壁との間の流路からフロート受け10上端を通して、及び通孔11aからフロート受け10内を通して流出口5に排気する。そして排気が終わって配管内の水が流入口4から弁室3内に流入してくると、底壁10bはコイルバネ13の弾性力により上方に変位してフロート受け10内のフロート12下方と流入口4とを通孔11aを介して連通した状態を維持し、水はフロート受け10と弁室3内壁との間の流路からフロート受け10上端を通して、及び通孔11aからフロート受け10内に流入し、フロート12が浮上して弁座6に着座し閉弁する。これにより、水の漏出を防止する。配管系の圧力が低下して真空状態となったときにはフロート12が弁座6から離座して降下し底壁10bに載った開弁状態となると共に、底壁10bが流出口5から弁室3内に流入する外部空気の勢いでコイルバネ13に抗して下方に変位してフロート受け10内のフロート8下方と流入口4とを通孔11aと第2通孔11bを介して連通する。これにより、弁室3内に流入してくる外部空気をフロート受け10内から通孔11aと第2通孔11bを通して、及びフロート受け10と弁室3内壁との間の流路を通して、配管内に導入することにより真空状態を破壊する。このとき、フロート受け10内に入った外部空気が通孔11aと第2通孔11bから素早く流入口4に流下でき、フロート受け10内のフロート12下方の圧力が上昇することを防止できるので、真空破壊能力が大きく速やかに真空破壊できる。
本発明は、送水始めに配管内の空気を排気し、排気が終われば閉弁し、配管内が真空状態となったときに外部空気を導入して真空状態を破壊する排気弁に利用することができる。
1 本体
2 蓋
3 弁室
4 流入口
5 流出口
6 弁座
9 リブ
10 フロート受け
10a 側壁
10b 底壁
11a 通孔
11b 第2通孔
12 フロート
13 コイルバネ
15 スナップリング

Claims (1)

  1. ケーシングで下部に流入口が開口し上部に流出口が開口した弁室を形成し、弁室と流出口の間に弁座を形成し、弁室内に弁室内壁との間に流路を設けた有底のほぼ円筒形状で底壁に内外を連通する通孔を有するフロート受けを配し、フロート受け内にフロートを自由状態で配したものにおいて、フロート受けの側壁と底壁を別体に形成して側壁を弁室内に固定すると共に底壁を弾性部材で上方に付勢して配置し、フロート受けの側壁下部に内外を連通する第2通孔を形成し、底壁が上方に変位したときにフロート受け内のフロート下方が通孔を介して流入口と連通すると共に流出口から弁室内に流入する外部空気の勢いで底壁が弾性部材に抗して下方に変位したときにフロート受け内のフロート下方が通孔と第2通孔を介して流入口と連通することを特徴とする排気弁。
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