JP5518779B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
遊技球(P)が流下可能な遊技領域(20)が前側に画成される遊技盤(12)に、遊技部品(34)が配設された遊技機であって、
前記遊技部品(34)は、
前記遊技盤(12)に取付けられる基部(79)および該基部(79)に設けられて遊技盤(12)の前面から前側に突出して前記遊技領域(20)に位置する支持部(80)を備える本体部(77)と、
装飾が施された意匠体(84)を有し、前記支持部(80)の前側に前記意匠体(84)を位置するように前記本体部(77)に着脱自在に取付けられる装飾部材(78)とを備え、
前記装飾部材(78)に設けられて該装飾部材(78)を前記本体部(77)に対して着脱自在に取付ける取付部(85)が、前記支持部(80)で覆われて遊技領域(20)に露出しないよう構成され、
前記取付部(85)は、前記意匠体(84)の裏面に突設されて相互に近接離間方向に弾性変形可能な一対の取付片(85a,85a)を備え、各取付片(85a)における他方の取付片(85a)から離間する外側面の後端部に爪部(85b)が突設され、
前記支持部(80)は、前記一対の取付片(85a,85a)の離間方向に離間する一対の支持片(80a,80a)を備え、
前記各支持片(80a)には、両支持片(80a,80a)の対向面側に開放すると共に前後方向に延在して前記取付片(85a)が前側から挿入される溝(81a)と、支持片(80a)における溝(81a)に対応する前端面に形成されて他方の支持片(80a)から離間する外側から内側に向かうにつれて後方傾斜し、前記取付片(85a)を溝(81a)に案内する傾斜案内面(80c)とが形成され、
前記本体部(77)における前記各溝(81a)と対応する部分に、該溝(81a)に挿入された前記取付片(85a)の爪部(85b)が係脱自在に係合する係合部(79e)が形成され、
前記一方の支持片(80a)および一方の取付片(85a)に、整合可能な逆付け防止手段(80b,85c)が夫々形成され、前記本体部(77)に対して取付部(85)が両逆付け防止手段(80b,85c)が整合する向きの場合は、該取付部(85)の前記爪部(85b,85b)が本体部(77)の係合部(79e,79e)に係合する位置まで取付部(85)を前記溝(81a)に挿入することができ、本体部(77)に対して取付部(85)が両逆付け防止手段(80b,85c)が整合しない向きの場合は、該取付部(85)の前記爪部(85b,85b)が本体部(77)の係合部(79e,79e)に係合する位置まで取付部(85)を前記溝(81a)に挿入できないよう構成されたことを要旨とする。
請求項1の発明によれば、本体部に対して装飾部材を着脱自在に取付けるよう構成したので、本体部に傷や装飾剥離等が生じた場合は、該本体部のみを交換して装飾部材はリサイクルすることができるから、交換時のコストを低廉に抑えることができる。また、装飾部材に、機種毎に対応する専用の装飾が施される場合であっても、本体部に関しては各機種共通の部品として使用することができるからリサイクル性が高く、環境問題に有利である。
また、一方の支持片および取付片に整合可能な逆付け防止手段を設け、両逆付け防止手段が整合する状態でのみ本体部に対して装飾部材が適正な向きで取付けられるよう構成したので、意匠体の向きが適正でない向きで装飾部材が本体部に取付けられてしまうのを防止し得る。
前記本体部(77)には、前記基部(79)における前記両支持片(80a,80a)の間に、前後方向に貫通する装着孔(79b)が開設され、
前記遊技領域(20)を流下する遊技球(P)が通入可能な開口部(82)が形成されて該開口部(82)に通入した遊技球(P)を検出する検出手段(35)を、前記装着孔(79b)から挿入することで該検出手段(35)の両端部が前記第2溝(81b,81b)に挿通支持されるよう構成されたことを要旨とする。
請求項4の発明によれば、遊技球が遊技部品に衝突する際の衝撃を弱めることができ、該遊技部品が損傷するのを抑制し得る。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、遊技盤12を着脱可能に保持する本体枠としての中枠13が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤12の裏側に、各種図柄を変動表示可能な図柄表示装置14が着脱可能に配設されている。また、前記中枠13の前面側には、前記遊技盤12を透視保護するガラス板や透明な合成樹脂材により形成された透視保護板15a(透明部材)で前後に開口する窓部を覆うよう構成された前枠15が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠15の下方にパチンコ球Pを貯留する下球受け皿17が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例では、前記前枠15の下部位置に、パチンコ球Pを貯留する上球受け皿16が一体的に組み付けられており、前枠15の開閉に合わせて上球受け皿16も一体的に開閉するよう構成される。なお、実施例では、前記図柄表示装置14としては、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式の図柄表示装置やドットマトリックス式の図柄表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の図柄表示装置を採用し得る。また、前記上球受け皿16は、前記前枠15と別体に形成してもよい。
前記遊技盤12は、図2および図3に示すように、アクリルやポリカーボネート等の透明合成樹脂から所定板厚の略矩形状に形成された透明板であって、該遊技盤12の表面(盤面)に配設された略円形状に湾曲形成する案内レール19により、パチンコ球Pが流下可能な遊技領域20が画成されている。また、前記遊技盤12の裏面に、前記図柄表示装置14が取付けられた設置部材36(後述)が配設されている。
前記始動入賞装置28は、上下に始動入賞口28a,28bが設けられており、上側の第1始動入賞口28aは遊技領域20に常時開放すると共に、下側の第2始動入賞口28bは、所定の開放条件および閉鎖条件(何れも後述)に従って開閉部材28cにより開閉されるよう構成されている。始動入賞装置28には、パチンコ機10の裏側に配設された制御装置(図示せず)に接続された第1始動入賞球検出センサ(図示せず)が配設されて、前記第1始動入賞口28aに入賞したパチンコ球Pを第1始動入賞球検出センサで検出するよう構成される。また始動入賞装置28には、前記制御装置に接続された第2始動入賞球検出センサ(図示せず)が配設されて、前記第2始動入賞口28bに入賞したパチンコ球Pを第2始動入賞球検出センサで検出するよう構成されている。そして、第1始動入賞球検出センサまたは第2始動入賞球検出センサによるパチンコ球Pの検出(すなわち第1始動入賞口28aへの入賞または第2始動入賞口28bへの入賞)に伴って、前記図柄表示装置14において図柄が変動表示されて図柄変動演出が展開され、該図柄変動演出の結果、図柄表示装置14に所定の図柄組み合わせ(例えば同一図柄の3つ揃い等)で図柄が停止表示されることで所謂大当りが発生し、大当りの発生に伴って前記特別入賞装置29が開放して多数の賞球を獲得し得る機会が与えられるようになっている。すなわち、各始動入賞球検出センサによるパチンコ球Pの検出に伴って、前記大当りを発生するか否か(特別入賞装置29を開放するか否か)を決定する大当り抽選が前記制御装置で行なわれるよう設定され、該大当り抽選の結果に基づいて前記図柄表示装置14において図柄変動演出が行なわれるようになっている。
前記特別入賞装置29は、遊技領域20に臨む横長の特別入賞口が開閉扉29aで常には閉鎖されており、前記始動入賞口28a,28bへのパチンコ球Pの入賞を契機とした前記大当り抽選の結果、該図柄表示装置14に所定の図柄組み合わせで図柄が停止表示されることで所謂「大当り」が発生し、これにより開閉扉29aが開放するよう作動制御されて、特別入賞口への入賞により多数の賞球を獲得し得るよう構成されている。なお、特別入賞装置29には、前記制御装置に接続された特別球検出センサ(図示せず)が配設されて、前記特別入賞口に入賞したパチンコ球Pを該特別球検出センサで検出するよう構成される。
また、実施例のパチンコ機10では、前記始動入賞装置28の第2始動入賞口28bを開放する開放条件および該第2始動入賞口28bを閉鎖する閉鎖条件は、遊技状態に応じて設定される。すなわち、遊技状態が前記確率変動状態および時間短縮状態の場合には、遊技状態が通常状態の場合に較べて、前記始動入賞装置28の第2始動入賞口28bが開放され易くなるよう前記開放条件や閉鎖条件が設定されて、第2始動入賞口28bへの入賞率を高くするよう構成されている。具体的には、実施例では、遊技状態が前記確率変動状態および時間短縮状態の場合には、遊技状態が通常状態の場合に較べて、前記始動口開放抽選の結果が確定するまでの時間が短くなるよう設定されると共に、第2始動入賞口28bの1回の開放毎の開放時間を長く設定することで、確率変動状態および時間短縮状態における第2始動入賞口28bへの入賞確率を高くしている。例えば、遊技状態が通常状態の場合には、始動口開放抽選の結果が確定するまでの時間が略30秒で、かつ第2始動入賞口28bの開放時間が0.1秒/1回に設定されるのに対し、遊技状態が確率変動状態および時間短縮状態の場合には、始動口開放抽選の結果が確定するまでの時間が略2秒で、かつ第2始動入賞口28bの開放時間が2秒/1回に設定されている。
前記設置部材36は、略矩形状の背面板36aと、該背面板36aの外周縁部から前方に突出する画壁部36b(図5参照)とから前方に開口した箱状に形成されて、該画壁部36bの開口前端部を前記遊技盤12の裏面に当接させた状態で、当該遊技盤12と設置部材36とがネジにより固定される。なお、設置部材36における前端の大きさおよび形状が、前記遊技盤12の外郭形状と略整合するよう形成されている。そして、前記設置部材36において前記遊技盤12との間に画成される空間に、図4に示す如く、各種の可動演出装置37や各種の発光装置38,39,40,41や各種の飾り部材97,98等が設置されて、設置部材36を基材とする1つのユニットとして扱い得るようになっている。また、前記設置部材36の背面板36aには、前記枠状装飾部材27の窓口27aと前後に整列する位置に、略矩形状の開口部36cが前後に開口するよう開設されると共に、該背面板36aの裏側に前記図柄表示装置14が着脱自在に取付けられて、該開口部36cを介して図柄表示装置14の表示部が遊技盤12の前側に臨むようになっている。
前記遊技盤12に配設される前記枠状装飾部材27は、図2、図6、図7に示すように、前記遊技盤12に開設された前記第1装着口12aに沿って延在する環状に形成された薄板状の固定板42と、該固定板42の開口内周に沿って後方へ突出する内周壁部43と、該固定板42の開口内周に沿って設けられて、遊技盤12の前面より前方へ突出する庇部44とを備える。そして、枠状装飾部材27は、第1装着口12a内に内周壁部43を挿入した状態で、遊技盤12に固定板42が前側からネジ止めされている。前記固定板42、内周壁部43および庇部44の夫々は一体に樹脂形成する構成であっても、別部材として形成する構成であってもよい。
前記枠状装飾部材27には、図6に示す如く、窓口27aの下側(枠状装飾部材27の内周下縁部)に、光透過性のステージ45が配設されると共に、窓口27aの左側に、前記第1経路20a(遊技領域20)に球入口46aを開口して該第1経路20aを流下するパチンコ球Pを取り込む球導入部46が設けられ、該球導入部46の球出口46bがステージ45に連通するよう構成される。そして、球導入部46の球出口46bからステージ45に通出されたパチンコ球Pは、ステージ45上を左右に転動した後に、前記各入賞装置28,29,30,31が配設されている遊技領域20に排出される。すなわち、ステージ45は、球導入部46を通過したパチンコ球Pを一時的に受け入れ、該パチンコ球Pの流下方向を振り分けるよう構成されている。
前記第1後壁部54の上端縁に、前方に向けて延在する透明な第1庇状部63が設けられている。また、前記第2後壁部56の上端縁に、前方に向けて延在する透明な第2庇状部(庇状部)64が設けられている。第2庇状部64は、図6に示す如く、上庇状部分64aと、該上庇状部分64aの左右両端に連設された側庇状部分64b,64bとから下向きの略コ字状に形成されて、各側庇状部分64bに前記側壁部55および第1庇状部63が連設されている。上庇状部分64aに対して左右の側庇状部分64b,64bは、下方に向かうにつれて外方に傾斜するよう連設される。また上庇状部分64aは、図31、図32に示す如く、第2後壁部56から前側に向かうにつれてステージ45(上段球転動部47)から離間するように上方傾斜し、左右の両側庇状部分64b,64bは、上庇状部分64aが傾斜するのに合わせて第2後壁部56から前側に向かうにつれて相互に離間する方向に傾斜するよう構成される。なお、前記左右の側壁部55,55についても、第2後壁部56から前側に向かうにつれて相互に離間する方向に傾斜するよう構成されている。すなわち、第2後壁部56の前側において左右の側壁部55,55および第2庇状部64とで画成される空間が、第2後壁部56から前側に向かうにつれて上方および左右方向に広がり、前側からの第2後壁部56の視認性が向上するよう構成されている。
前記枠状装飾部材27の庇部44は、枠状装飾部材27(固定板42)の左側縁の中間位置から上縁および右下縁に亘って連続して延在するよう設けられており、図柄表示装置14の前面側を横切ってパチンコ球Pが流下(落下)するのを規制している。また庇部44は、最上部位置から左右方向に下方傾斜するよう形成されて、遊技領域20に打ち出されたパチンコ球Pが庇部44上で滞ることなく前記枠状装飾部材27の左側方または右側方へ誘導案内されるよう形成されている。以下の説明では、前記庇部44について、図6に示す如く、前記枠状装飾部材27の最上部から左側縁に沿って下方傾斜するよう延在する部分を左傾斜庇部分65と指称し、該枠状装飾部材27の最上部から右側縁に沿って下方傾斜するよう延在する部分を右傾斜庇部分66と指称して便宜上区別することもある。
前記右傾斜庇部分66は、図11に示す如く、前記外レール21と盤面飾り部材22との接続位置に対応する位置を始端として枠状装飾部材27の上下方向の略中間位置までに亘って略一定の曲率で湾曲するように延在する上部庇部分66aと、該上部庇部分66aの下端に接続されて所定長さに亘り枠状装飾部材27の窓口27a側に凹むように形成された中部庇部分66bと、該中部庇部分66bの下端に接続されて前記始動入賞装置28側に向けて略直線状に下方傾斜する下部庇部分66cとを備える。
図6に示すように、前記右傾斜庇部分66における上部庇部分66aの外周面には、前後方向へ延在する突条の第1の減勢部(減勢部)67が外方(第2経路20b側)へ突出するよう複数箇所(実施例では2箇所)に形成されている。また、前記外レール21と盤面飾り部材22との接続位置より下側において前記第2経路20bを形成する前記枠状装飾部材27(上部庇部分66a)と盤面飾り部材22との間は、パチンコ球1個分の幅寸法より大きく、かつパチンコ球2個分の幅寸法より小さな幅寸設に設定されている。第2経路20bにおいて、幅寸法がパチンコ球1個分の幅寸法より大きく、かつパチンコ球2個分の幅寸法より小さな幅寸設に設定された領域について、減勢経路部(第2球流下経路)20cと指称して区別する場合もある。すなわち、前記特定条件成立時に第2経路20bへ打ち出されたパチンコ球Pが、前記上部庇部分66aに沿って減勢経路部20cを転動した際に、前記第1の減勢部67に接触することで減勢されるよう構成してある。
前記中部庇部分66bは、実施例では、枠状装飾部材27における庇部44および固定板42を一部切欠き、該切欠き部に装飾品を兼ねる庇部品68を嵌め合わせた状態で枠状装飾部材27に複数箇所でネジ止めすることで構成されている。この庇部品68は、図12〜図15に示す如く、前記上部庇部分66aの下端に連設する第3の減勢部として機能する案内壁69と、該案内壁69の下端から枠状装飾部材27の窓口27a側に向けて延在する上壁70および該上壁70の左端から下方に向けて延在して前記下部庇部分66cに接続する側壁71とを備える。また、庇部品68における案内壁69の後端には、第2経路20b側に延在する固定部72が一体に設けられ、該固定部72は遊技盤12にネジ止め固定される。なお、庇部品68の固定部72は、枠状装飾部材27の切欠かれた固定板42の下端に連続するように位置すると共に、該固定部72および固定板42の前面は面一となっており、固定板42と固定部72との間で段差が生じないよう構成される。
前記球通過ゲート(遊技部品)34は、遊技盤12に設けられた前記第5装着口12fに一部が挿入された状態で、遊技盤12に前側からネジ止めされている。図16、図17に示す如く、前記球通過ゲート34は、遊技盤12に取付けられる本体部77と、該本体部77に対して着脱自在に取付けられる装飾部材78と、該本体部77に着脱自在に配設される検出スイッチ(検出手段)35とを備える。球通過ゲート34は、図11に示す如く、前記減勢経路部20cより下流側の第2経路20bに位置して、減勢経路部20cを通過したパチンコ球Pが通過するようになっている。
前記球通過ゲート34の本体部77は、図16〜図21に示す如く、遊技盤12に前側から取付けられる基部79と、該基部79に設けられて遊技盤12の前面から前側に突出して前記遊技領域20に位置する支持部80とを備える。基部79は、前記第5装着口12fを前面から覆い得る寸法に設定した平板状の台板79aを備え、該台板79aには前後方向に貫通するスイッチ装着孔79bが開設されている。また台板79aの裏面には、スイッチ装着孔79bを囲繞する筒状の挿入筒部79cが突設され、該挿入筒部79cを第5装着口12fに前側から挿入すると共に台板79aの裏面を遊技盤12の前面に当接した状態で、該台板79aを複数箇所で遊技盤12にネジ止めすることで、本体部77が遊技盤12に固定される。なお、台板79aの裏面には、挿入筒部79cを挟む左右両側に位置決めピン79dが夫々突設され、該位置決めピン79dを遊技盤12に設けた対応する位置決め孔(図示せず)に挿入することで、本体部77は遊技盤12に正確に位置決めされるようになっている。
前記装飾部材78は、図16〜図21に示す如く、平板状で前面および外周面に装飾が施された意匠体84と、該意匠体84の裏面に突設された取付部85とを備える。取付部85は、左右方向に離間して後方に向けて所定長さで延在する弾性変形可能な一対の取付片85a,85aから構成され、各取付片85aにおける他方の取付片85aから離間する外側面の後端部に、外方に突出する爪部85bが夫々設けられている。両取付片85a,85aにおける外側面間の離間寸法M1は、前記支持部80における一対の第1溝81a,81aの離間寸法L1と略同一に設定されると共に、各取付片85aの上下寸法は第1溝81aの上下寸法と略同一に設定されて、両取付片85a,85aを対応する第1溝81a,81aに前側から挿入した際には略ガタ付きなく嵌挿されるようになっている。また、取付片85aの意匠体84裏面からの突出寸法は、図18、図19に示す如く、第1溝81aに前側から取付片85aを挿入し、意匠体84の裏面が前記支持片80aの前面に当接した状態で、該取付片85aの爪部85bが前記挿入筒部79cの係合部79eに係脱自在に係合するよう設定される。すなわち、前記爪部85b,85bを対応する係合部79e,79eに係合して本体部77に装飾部材78を取付けた状態では、取付部85(両取付片85a,85aおよび爪部85b,85b)は支持部80(両支持片80a,80a)で覆われて遊技領域20に露出しないようになっている。なお、前記意匠体84に施される装飾としては、メッキや塗装、その他シールを貼着することで形成し得るが、彫刻等によって立体的な装飾とすることで、他機種との差別化が図られて好適である。
前記球通過ゲート34に配設される前記検出スイッチ35は、図16、図17に示す如く、矩形状のスイッチ本体35aに、略円形状をなす球通過孔35bを備え、該球通過孔35bの内径は、パチンコ球Pの直径よりもやや大きく設定される。スイッチ本体35aの左右方向の幅寸法M2は、前記本体部77の支持部80における第2溝81b,81bの離間寸法L2、すなわち第1溝81a,81aに挿入された取付片85a,85aの対向面間の離間寸法と略同一に設定される。そして、検出スイッチ35は、スイッチ本体35aが前記本体部77における挿入筒部79cの後側からスイッチ装着孔79bに挿入されると共に、該スイッチ本体35aの左右両端部が支持部80の第2溝81b,81bに挿通支持された状態で本体部77に取付けられる。また検出スイッチ35は、スイッチ本体35aの前端が本体部77に取付けられている意匠板84の裏面に当接した状態で、該スイッチ本体35aの後端に前記スイッチ係止片83の爪部83aが係脱自在に係合することで、本体部77に対して上下・左右・前後の位置決めがなされるようになっている(図18、図20参照)。そして、検出スイッチ35が本体部77に取付けられた状態において、前記球通過孔35bは、前記支持部80に形成された球通過口82内に位置するようになっている。これにより、検出スイッチ35は、球通過孔35b(球通過口82)を通過するパチンコ球Pを検出し得るよう構成される。そして、検出スイッチ35は、パチンコ球Pの通過を検出して球検出信号を前記制御装置に出力するようになっている。
前記ステージ45における後転動部分48bの下方で、前記始動入賞装置28の後方に配設された前記第1発光装置38について説明する。第1発光装置38は、図5、図22に示す如く、全体が金属メッキされた取付体86を基本とし、該取付体86が前記設置部材36の下側の背面板36aに前側からネジ止め固定される。取付体86の中央部には、始動入賞装置28における遊技盤12の後側に延出する部分の挿通を許容する下方に開口する凹部86aが形成されている。また、取付体86における凹部86aを挟む左右両側に、複数の通孔86bが形成されると共に、該取付体86における凹部86aを挟む左右両側の裏側には、各通孔86bと対応する位置に光拡散部87aを設けた光透過性の光透過部材87が夫々配設されている。また取付体86の裏側には、各光透過部材87の裏面に対向するように第1装飾用LED基板88が夫々配設されており、該装飾用LED基板88に実装したLED88aの光が光拡散部87aに照射されて、始動入賞装置28の左右両側の遊技領域20を遊技盤12を介して発光装飾するよう構成されている。
前記左第4装着孔12dに対応して遊技盤12に配設される左前飾り部材(飾り部材)32は、図23、図25に示す如く、後側に開口する箱状に形成されて左第4装着孔12dを前側から部分的に覆い得る第1箱状本体91と、該第1箱状本体91の後端において外方に延出するように設けられた第1取付片92と、該第1箱状本体91に配設されて後方へ所定長さ延出する第1導光部材93とから構成される。そして、第1取付片92を遊技盤12の前面に当接させ、該第1取付片92を遊技盤12に金属製(導電性)のネジでネジ止めすることで、第1箱状本体91が遊技領域20に位置する状態で当該左前飾り部材32が遊技盤12に固定される。第1箱状本体91を遊技盤12に固定した状態で、第1導光部材93が左第4装着孔12dに挿入されると共に、該第1導光部材93の後端は、遊技盤12の裏面と略同一位置に位置している。なお、第1箱状本体91は、前記左第4装着口12dにおいて、該第4装着口12dに配設された前記左普通入賞装置30により塞がれていない部分を覆い得る寸法および形状に形成されると共に、該第1箱状本体91には左普通入賞装置30が部分的にネジ止め固定されている。
前記第1発光装置38における取付体86の左側に、遊技盤12に形成した前記左第4装着口12dの裏側に臨む左後飾り部材97が、該取付体86に金属性(導電性)のネジを介してネジ止め固定されている。また、該取付体86の右側に、遊技盤12に形成した前記右第4装着口12eの裏側に臨む右後飾り部材98が、該取付体86に金属性(導電性)のネジを介してネジ止め固定されている。左右の後飾り部材97,98は、前記設置部材36に対しても金属性(導電性)のネジを介してネジ止め固定されている。図5、図22に示す如く、左後飾り部材97に、前記第2発光装置39の後述する箱状体101を収容する収容開口97aが形成されると共に、右後飾り部材98に、前記第3発光装置40の後述する箱状体105を収容する収容開口98aが形成されている。また左右の後飾り部材97,98は、何れも透明な(光透過性の)合成樹脂材料で形成された本体部に、各種図柄が塗装により形成されたり、あるいはメッキ等により不透明とされた各種装飾体を部分的に配設して構成される。なお、実施例では、左右の後飾り部材97,98の一部に、他の部材との接触により電気的に導通可能な金属メッキが施された導通部97b,98bが設けられている。
前記左後飾り部材97には、前記左第4装着口12dの形成位置に対応して、前記左前飾り部材32の光透過部91bを裏側から照明可能な前記第2発光装置39が配設される。この第2発光装置39は、図5、図22、図24に示す如く、前面に複数のLED(発光体)99aを実装した第1飾り用発光基板(発光基板)99と、該第1飾り用発光基板99の前面を覆った状態で該第1飾り用発光基板99を保持する第1カバー体(カバー体)100とを備える。第1カバー体100は、絶縁材料である透明な合成樹脂材から形成されたものであって、平板状の板部の外周縁に後側に突出するよう壁部を形成した後方に開口する箱状体101を備える。この箱状体101の板部には、第1飾り用発光基板99に実装したLED99aと対応する位置に光透過部としての貫通孔101aが前後に開口するよう形成されている。また箱状体101には、壁部から内側に延出して第1飾り用発光基板99の外周縁部に係脱自在に係合する第1係止片(係合部)101bが一体で設けられる。更に、箱状体101には、第1飾り用発光基板99を挟んで第1係止片101bとは反対側の位置に、第1飾り用発光基板99の外周縁部に係脱自在に係合する弾性変形可能な第1係合フック(係合部)101cが一体で設けられている。そして、第1係止片101bおよび第1係合フック101cが外周端部に係合した第1飾り用発光基板99は、各LED99aが対応する貫通孔101a内に臨む状態で、箱状体101の内部に収容保持され、第1カバー体100と第1飾り用発光基板99とは一体で取扱い得るようになっている。すなわち、第1カバー体100に対し、第1飾り用発光基板99は絶縁材料からなる第1係止片101bおよび第1係合フック101cによってのみ保持される。
前記右後飾り部材98には、前記右第4装着口12eの形成位置に対応して、前記右前飾り部材33の光透過部94bを裏側から照明可能な前記第3発光装置40が配設される。この第3発光装置40の基本構成は、前記第2発光装置39と同じであって、図5、図22、図27に示す如く、前面に複数のLED(発光体)103aを実装した第2飾り用発光基板(発光基板)103と、該第2飾り用発光基板103の前面を覆った状態で該第2飾り用発光基板103を保持する第2カバー体(カバー体)104とを備える。第1カバー体104は、絶縁材料である透明な合成樹脂材から形成されたものであって、平板状の板部の外周縁に後側に突出するよう壁部を形成した後方に開口する箱状体105を備える。この箱状体105の板部には、第2飾り用発光基板103に実装したLED103aと対応する位置に光透過部としての貫通孔105aが前後に開口するよう形成されている。また箱状体105には、壁部から内側に延出して第2飾り用発光基板103の外周縁部に係脱自在に係合する第2係止片(係合部)105bが一体で設けられる。更に、箱状体105には、第2飾り用発光基板103を挟んで第2係止片105bとは反対側の位置に、第2飾り用発光基板103の外周縁部に係脱自在に係合する弾性変形可能な第2係合フック(係合部)105cが一体で設けられている。そして、第2係止片105bおよび第2係合フック105cが外周端部に係合した第2飾り用発光基板103は、各LED103aが対応する貫通孔105a内に臨む状態で、箱状体105の内部に収容保持され、第2カバー体104と第2飾り用発光基板103とは一体で取扱い得るようになっている。すなわち、第2カバー体104に対し、第2飾り用発光基板103は絶縁材料からなる第2係止片105bおよび第2係合フック105cによってのみ保持される。
次に、前記ステージ45の後方に配設された前記第4発光装置(演出装置)41について説明する。第4発光装置41は、図29〜図33に示すように、後方に開口する箱状の収容部材106と、該収容部材106に内部画成した収容部106a,106bに収容される前後に重なる複数(実施例では2枚)の透明パネル(表示部材)107,108と、各透明パネル107,108に対して外周端面側から光を照射する第1LED(第1発光体,別の発光体)109a,109bを実装した第1発光基板(発光基板)109と、最後部の透明パネル108に対して後面(板面)側から光を照射する第2LED(第2発光体,発光体)110aを実装した第2発光基板110とを基本的に備える。
前記収容部材106は、所要の装飾が施された前壁111と、該前壁111の外周縁から後方に延在する前周壁112と、該前周壁112の左右両側縁から外側方に延在する後壁113,113と、左右の後壁113,113の外周縁から後方に延在する後周壁114とから、後方に開口する箱状に形成されている。そして、前壁111および前周壁112とにより第1収容部106aが画成されると共に、該第1収容部106aの後方に連通する状態で左右の後壁113,113および後周壁114とにより第2収容部106bが画成される。なお、第1収容部106aの前後方向の奥行き寸法は、第2収容部106bの前後方向の奥行き寸法より大きく設定される。
前記収容部材106の第1収容部106aには、図31、図32、図33に示す如く、前側から後側へ第1透明パネル107、第1遮光部材119、第2透明パネル108、第2遮光部材120およびレンズ部材121の順に重ねた状態で収容されている。第1透明パネル107は、透明で平板状の部材であって、前記収容部材106の前壁111に形成した2つの表示開口111a,111aに対応する位置に、外周端面から内部に導入される光が反射することで前側から視認可能となる第1図柄(図柄)107aが夫々形成されている。また第2透明パネル108は、第1透明パネル107と同じく透明で平板状の部材であって、収容部材106の前壁111に形成した2つの表示開口111a,111aに対応する位置に、外周端面から内部に導入される光が反射することで前側から視認可能となる第2図柄(図柄)108aが夫々形成されている。すなわち、実施例では第1透明パネル107の第1図柄107aと、第2透明パネル108の第2図柄108aとが、対応する表示開口111aの後側で夫々前後に重なるように位置している。実施例では、図29に示す如く、第1透明パネル107に、第1図柄107aとして、数字の「1」と「2」が形成されると共に、第2透明パネル108に、第2図柄108aとして、数字の「3」と「4」が形成されている。なお、各透明パネル107,108に形成される各図柄107a,108aは、数字に限らず、パチンコ機10のモチーフとなるキャラクターに関連する文字や図形等、その他のものであってもよい。
前記第1遮光部材(遮光部材)119は、図29、図30に示す如く、前記両透明パネル107,108と略同一外形形状に形成された非光透過性の平板状の部材であって、両透明パネル107,108に形成された各図柄107a,108aと対応する位置に、該図柄107a,108aを囲む寸法で前後方向に開口する第1開口部(開口部)119aが夫々開設されている。すなわち、両透明パネル107,108は、第1開口部119aに対応する部位(図柄107a,108aの形成領域)を除く部分が非光透過性の第1遮光部材119で隔てられて、第1開口部119a以外の部分での前後方向の光の透過は該第1遮光部材119で阻止されるようになっている。なお、図柄の形成領域とは、実際に図柄が形成されている部位のみを指すのではなく、該図柄を含む周囲の所定の領域を意味する。
前記レンズ部材121は、前記第2遮光部材120における2つの第2開口部120a,120aを後側から覆い得る寸法に設定される。このレンズ部材121の外周縁には、図29、図30に示す如く、前記収容部材106の前壁111に設けた3つの第1取付け突部115の夫々に対応する位置に、該第1取付け突部115の後端が嵌合する筒受部121aが設けられている。そして、各筒受部121aに形成した通孔に後側から挿通したネジを、対応する第1取付け突部115のネジ孔に螺挿することで、当該レンズ部材121が収容部材106に取付けられる。このとき、2枚の透明パネル107,108および2枚の遮光部材119,120は、収容部材106の前壁111とレンズ部材121とで挟持されて、これら4つの部材107,108,119,120は前後方向に相互に重なった状態に保持されるようになっている(図31、図32、図33参照)。なお、下部央央に設けた筒受部121aに、下方に延出する位置決め片121bが設けられ、該位置決め片121bが第2遮光部材120の下端後部に後側から当接することで、該第2遮光部材120の下端側での位置決めを行なうよう構成される。
前記第1発光基板109は、前記収容部材106に形成した前記一対のガイド溝112a,112aに両側端縁を挿入したもとで、前端をガイド溝112a,112aを画成する前側の壁(前壁111)に当接すると共に、後端に前記第2遮光部材120の保持片120d,120dが当接した状態で、前記透明パネル107,108の下方に略水平姿勢で位置決め保持される。第1発光基板109には、収容部材106に位置決め保持された状態で、前記第1遮光部材119の下遮光部分119eより前側の領域に、前記第1透明パネル107の下端面(外周端面)に向けて光を照射する複数の前第1LDE109aが、該第1透明パネル107に形成された各第1図柄107a,107aに対応して実装されている。そして、前第1LED109aを発光することで、第1透明パネル107に下端面から導入された光が第1図柄107aで反射して、該第1図柄107aが浮かび上がるように表示される。実施例では、左右の各第1図柄107aの下方に夫々4つの前第1LED109aが左右方向(第1透明パネル107の下端面の延在方向)に離間して実装されており、以後の説明において左側の第1図柄107aに対応する前第1LED109aを左前第1LEDと指称し、右側の第1図柄107aに対応する前第1LED109aを右前第1LEDと指称する場合もある。
前記第2発光基板110は、前記収容部材106の後壁113,113の夫々に設けた第2取付け突部117と位置決めピン118とを介して前記レンズ部材121の後方に前面を対向した姿勢で収容部材106に位置決め固定されている。第2発光基板110の前面には、レンズ部材121の各レンズ部121cに対応する位置に、複数の第2LED110aが夫々実装されている。すなわち、第2LED110aは、レンズ部121cおよび2枚の透明パネル107,108を介して前記第2後壁部56と対向し、第2LED110aを発光することで、各レンズ部121cで光が拡散した状態を、第2後壁部56を透して前記収容部材106の対応する表示開口111aから視認し得るよう構成される。以後の説明において、左側のレンズ部121c(図柄107a,108a)に対応する第2LED110aを左第2LEDと指称し、右側のレンズ部121c(図柄107a,108a)に対応する第2LED110aを右第2LEDと指称する場合もある。また、左第2LED110aと右第2LED110aとは個別に点灯・消灯制御可能で、かつ前記第1LED109b,109bに対しても個別に点灯・消灯制御可能に構成される。
次に、前述のように構成された実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
前記第1経路20aを流下するパチンコ球Pが前記球導入部46の球入口46aに通入すると、該パチンコ球Pは球導入部46の球出口46bから前記ステージ45における前記上段球転動部47上に通出される(図8参照)。このパチンコ球Pは、上段球転動部47を左端から右端に向けて転動した後に、該上段球転動部47を右端から左端に転動し、勢いがある程度弱くなった該パチンコ球Pは、主に前記中央転動部分49を左右方向に転動する。そして、勢いが弱くなったパチンコ球Pは、最終的には前記第1の球通過口57または第2の球通過口58,58から前記下段球転動部48に移動する。すなわち、中央転動部分49を左右方向に転動しているパチンコ球Pが前記傾斜凹部49aから第1の球通過口57に通入した場合は、該パチンコ球Pは、下段球転動部48の中央に設けられている前記球排出経路部60の後端部に落下する。球排出経路部60の後端部に落下した多くのパチンコ球Pは、該球排出経路部60に沿って前側に案内され、前記球排出口59の中央から前記始動入賞装置28の第1始動入賞口28aに向けて前記遊技領域20に排出される。しかし実施例のステージ45では、第1の球通過口57を構成する画壁56a,56a,56bは、球排出経路部60に接続されておらず、画壁56a,56a,56bの下端と球排出経路部60との間には隙間があるため、球排出経路部60上に落下したパチンコ球Pが跳ねた際に、下段球転動部48における球排出経路部60の外側に位置する左右何れかの前転動部分48aに移動する場合もある。そして、球排出経路部60の左外側または右外側の前転動部分48aに移動したパチンコ球Pは、該前転動部分48aに沿って前側に案内されて前記球排出口59における左側または右側に偏った位置から前記遊技領域20に排出される。このように、上段球転動部47から第1の球通過口57にパチンコ球Pが通入したとしても、該パチンコ球Pが球排出経路部60で案内されない場合もあり、ステージ45内でのパチンコ球Pの動きが単調とならず、遊技の興趣を向上し得る。
前記パチンコ機10では、各種遊技状態に応じて、前記可動演出装置37が制御装置により作動制御されて、動的な演出により遊技の興趣が高められる。また、前記遊技盤12の裏側に配設されている第1発光装置38、第2発光装置39、第3発光装置40および第4発光装置41が、制御装置の制御下に発光演出を行ない、発光による演出により遊技を盛り上げる。
ここで、前記始動入賞装置28は、パチンコ球Pの入賞が前記図柄表示装置14での図柄変動開始や賞球獲得の契機となることから、始動入賞装置28および該始動入賞装置28の第1始動入賞口28aに向けてパチンコ球Pを案内し得る球排出経路部60を備えるステージ45は、パチンコ機10に備えられた装置の中でも遊技者の注意が特に強く惹き付けられる。すなわち、前記第1発光装置38の第1装飾用LED基板88,88に実装したLED88a,88aを発光することで、遊技者の注目度が高い前記始動入賞装置28の左右両側を遊技盤12の裏側から明輝させることができ、演出効果により遊技の興趣を高め得る。また、第1発光装置38の第2装飾用LED基板90に実装したLED90aは、図32に示す如く、前記ステージ45における後転動部分48bの下方に位置しており、該LED90aを発光することで、遊技者の注目度が高いステージ45の後転動部分48bを下側から照明することができ、演出効果により遊技の興趣を高め得る。
前記枠状装飾部材27に設けた前記球導入部46の球入口46aに通入することなく前記第1経路20aを流下するパチンコ球Pは、前記複数の遊技釘26に接触して流下方向が変更される。このとき、パチンコ球Pが遊技釘26に接触した際に勢いや向きによっては、該パチンコ球Pが前記ステージ45の前側を上方に跳ね上がることがある。この場合に、前記ステージ45における後壁部54,56の上端縁には、図31、図32に示す如く、前記上段球転動部47の前縁より前方に延出する庇状部63,64を設けてあるから、該庇状部63,64によってステージ45の前側を上方に跳ね上がるパチンコ球Pがステージ45の裏側へ入り込むのを抑制し得る。また実施例では、庇状部63,64の前端部が前記透視保護板15aに近接すると共に、該前端部と透視保護板15aとの離間寸法をパチンコ球Pの直径より小さく設定したから、パチンコ球Pがステージ45の裏側へ入り込むのを該庇状部63,64で確実に防止し得る。
前記パチンコ機10において、特定条件が成立する前記大当りの発生や、確率変動状態や時間短縮状態へ移行した際には、遊技者は前記操作ハンドル18の操作レバー18aを回転操作して打球発射装置によるパチンコ球Pの打球力を高め、前記第2経路20bに向けてパチンコ球Pを打ち出す「右打ち」を行なう。右打ちに際して第2経路20bに打ち出されたパチンコ球Pは、前記緩衝ゴム24に当った後に前記枠状装飾部材27における右傾斜庇部分66に沿って転動する(図11参照)。この右傾斜庇部分66における上部庇部分66aに第1の減勢部67を形成したことにより、該上部庇部分66aに沿って転動するパチンコ球Pが第1の減勢部67に接触して減勢される。また、第2経路20bにおける第1の減勢部67が位置する減勢経路部20cは、パチンコ球Pが一列で通過可能な通路幅に形成されているから、前記上部庇部分66aに沿って減勢経路部20cを転動するパチンコ球Pを確実に第1の減勢部67に接触させて勢いを弱めることができる。そして、第1の減勢部67に接触したパチンコ球Pが減勢される(速度が遅くなる)ことで、下流側に位置する前記球通過ゲート34に衝突した際の衝撃を弱めることができ、該球通過ゲート34が損傷するのを抑制し得る。
前記通路73を通過し、前記球通過ゲート34が配設されている第2経路20bを流下するパチンコ球Pが該球通過ゲート34の球通過口82を通過すると、該ゲート34の前記検出スイッチ35で検出される。検出スイッチ35の球検出に応じて前記制御装置では、前記始動入賞装置28における第2始動入賞口28bを開放するか否かの始動口開放抽選が行なわれ、該始動口開放抽選の結果が当選の場合に、第2始動入賞口28bを開放するよう始動入賞装置28が駆動制御される。このように、前記球通過ゲート34は、パチンコ球Pの通過が第2始動入賞口28bを開放するか否かの始動口開放抽選の契機となることから、該ゲート34における遊技者から見える前側に位置する前記意匠体84には遊技者の注意を惹き付けるための各種の装飾が施されている。
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、遊技部品として球通過ゲートを挙げたが、遊技部品としては、始動入賞装置、特別入賞装置、普通入賞装置等の各種入賞装置、あるいは枠状装飾部材等であってもよい。
(2) 実施例では、遊技部品として本体部に検出手段を配設する場合で説明したが、検出手段を配設しない遊技部品であってもよい。
(3) 実施例では、装飾部材の取付部を弾性変形可能に構成すると共に、該取付部に爪部を形成したが、本体部の係合部を弾性変形可能に構成すると共に、該係合部に爪部を設け、装飾部材の取付部に対して本体部の係合部に設けた爪部を弾性変形を利用して係脱自在に係合する構成を採用し得る。
(4) 実施例では、本体部と装飾部材とを係合部と取付部との係合構造によって着脱するよう構成したが、ネジ等の固定手段によって着脱自在に固定する構成を採用し得る。
(5) 実施例では、装飾部材の取付部を一対の取付片から構成すると共に、本体部の支持部を一対の支持片から構成し、各支持片に設けた溝に対応する取付片を挿通することで本体部に装飾部材を取付ける構成としたが、本体部に対する装飾部材の取付け構造はこれに限られるものでなく、取付部を支持部の内部に挿入して該取付部が遊技領域に露出しない状態で取付け可能な構成であれば、各種の構成を採用し得る。例えば、支持部を筒状に形成すると共に、取付部を該支持部に嵌挿可能な形状に形成したものであってもよい。
(6) 実施例では、アクリル等の透明な材料で形成した透明板から遊技盤を構成したが、木製の板部材の表面にセル盤等を貼着したものであってもよい。
(7) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やパチンコ球を用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
20 遊技領域
20c 減勢経路部
34 球通過ゲート(遊技部品)
35 検出スイッチ(検出手段)
77 本体部
78 装飾部材
79 基部
79b 装着孔
79c 挿入筒部
79e 係合部
80 支持部
80a 支持片
80b 向き規制面(逆付け防止手段)
80c 傾斜案内面
81a 第1溝(溝)
81b 第2溝(溝)
82 球通過口(開口部)
83a 爪部
84 意匠体
85 取付部
85a 取付片
85b 爪部
85c 第1取付け規制部(逆付け防止手段)
P パチンコ球(遊技球)
Claims (4)
- 遊技球が流下可能な遊技領域が前側に画成される遊技盤に、遊技部品が配設された遊技機であって、
前記遊技部品は、
前記遊技盤に取付けられる基部および該基部に設けられて遊技盤の前面から前側に突出して前記遊技領域に位置する支持部を備える本体部と、
装飾が施された意匠体を有し、前記支持部の前側に前記意匠体を位置するように前記本体部に着脱自在に取付けられる装飾部材とを備え、
前記装飾部材に設けられて該装飾部材を前記本体部に対して着脱自在に取付ける取付部が、前記支持部で覆われて遊技領域に露出しないよう構成され、
前記取付部は、前記意匠体の裏面に突設されて相互に近接離間方向に弾性変形可能な一対の取付片を備え、各取付片における他方の取付片から離間する外側面の後端部に爪部が突設され、
前記支持部は、前記一対の取付片の離間方向に離間する一対の支持片を備え、
前記各支持片には、両支持片の対向面側に開放すると共に前後方向に延在して前記取付片が前側から挿入される溝と、支持片における溝に対応する前端面に形成されて他方の支持片から離間する外側から内側に向かうにつれて後方傾斜し、前記取付片を溝に案内する傾斜案内面とが形成され、
前記本体部における前記各溝と対応する部分に、該溝に挿入された前記取付片の爪部が係脱自在に係合する係合部が形成され、
前記一方の支持片および一方の取付片に、整合可能な逆付け防止手段が夫々形成され、前記本体部に対して取付部が両逆付け防止手段が整合する向きの場合は、該取付部の前記爪部が本体部の係合部に係合する位置まで取付部を前記溝に挿入することができ、本体部に対して取付部が両逆付け防止手段が整合しない向きの場合は、該取付部の前記爪部が本体部の係合部に係合する位置まで取付部を前記溝に挿入できないよう構成された
ことを特徴とする遊技機。 - 前記支持部の各支持片には、前記取付片が挿通される前記溝である第1溝より対向面側に位置して、該第1溝の開口寸法より開口寸法が大きく設定された第2溝が第1溝に連続して形成され、
前記本体部には、前記基部における前記両支持片の間に、前後方向に貫通する装着孔が開設され、
前記遊技領域を流下する遊技球が通入可能な開口部が形成されて該開口部に通入した遊技球を検出する検出手段を、前記装着孔から挿入することで該検出手段の両端部が前記第2溝に挿通支持されるよう構成された請求項1記載の遊技機。 - 前記基部の裏面に、前記装着孔を囲繞する挿入筒部が突設され、前記装飾部材を本体部に取付けた状態で前記挿入筒部の内側に前記取付片の爪部が収容されて、該取付片の後端が挿入筒部から後方に突出しないよう構成された請求項2記載の遊技機。
- 前記遊技領域に減勢経路部が設けられ、該減勢経路部を通過する遊技球を減勢するよう構成されると共に、該減勢経路部の下流側に前記遊技部品が配置されている請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
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