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JP5522973B2 - 発電装置 - Google Patents
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この発明は、ハウジングに配設された例えばエンジンを原動機とする発電装置に関し、特に排気ダクトの構造に関するものである。
一般的に、大型の病院やショッピングセンター等においては、自家用発電装置や非常用電源装置として、あるいは熱電併用として種々発電装置を設置することが知られている。
例えば、従来の発電装置としては図8に示すようなものがあり、この図8においては、ディーゼル、ガソリン等のエンジンを原動機とした発電装置本体2がハウジング3内に配設された場合を示しており、エンジンにより駆動されて発電するようになっている。
また、発電装置本体2を構成するエンジンが駆動している際に発生する排気ガスは、排気消音器5にて消音されて排気ダクト7からハウジング3外に排出されるようになっている。そして、発電装置本体2などを冷却するために、矢印Aにて示すように冷却風をハウジング3内に流入させ、発電装置本体2などを冷却した後の冷却風を矢印Bにて示すようにハウジンク3外に流出させている。
ところで、上述したような発電装置においては、排気消音器5を流通して消音された排気ガスをハウジング3外に導出する排気ダクト7は、図は一例としてハウジング3の上部を貫通して設けられており、かつその排気ダクト7の排気端部7aは横方向に配置されている。また、排気ダクト7の排気端部7aに設けられた排気口8は、その排気口8の上部側が下部側より横方向に突出した構成としており、雨天時に雨水がその排気口8から排気ダクト7の排気端部7a内に入ってくるのを防止している。
特開2005−323473号公報 特許第4153744号公報
上述した従来の発電装置においては、排気ダクト7の排気端部7aは横方向に配置されているので、このような発電装置を、例えば、海辺に設置する場合や高層建築の屋上に設置する場合などにおいて、強い横風が排気口8から排気ダクト7の排気端部7a内に吹き込むことがある。これは台風時などにおいても同様である。
すなわち、図9に示すように、排気ダクト7の排気端部7a内を排気ガスが矢印Pにて示すように横方向に流れて排気口8がハウジング3外に排出されるが、横風が矢印Qにて示すように排気口8から排気ダクト7の排気端部7a内に吹き込むことになり、排気ガスの流れを妨げることになる。
したがって、発電装置本体2を構成するエンジンの排気ガス効率が低下することになり、そのエンジン側にとって好ましくない状態となる課題があった。
ところで、横風の対策としては、一般に、排気ダクトの排気出口を上向きに配置する方法が取られている。このような配置方法では、横風の影響を受けない代わりに、雨水が排気出口から直接排気ダクト内に多量に侵入してしまうので、多量に侵入した雨水の排水処理が必要となってしまう。
この排水方法としては、例えば、特許第4153744号に示すように、排気管(排気ダクト)26の底面側に水抜き穴28を設け、この水抜き穴28に水抜きパイプ32を連通して下方に延出し、排気管(排気ダクト)26に浸入した雨水を水抜き穴28から水抜きパイプ32を通して排水するようにしており、この方法が一般に知られている。
しかしながら、このような排水構造は、新規で施工する場合には容易に適用可能であるが、例えば既に横向きに排気ダクトの排気口が設けられていけられている既存設備に対して横風対策を行うような場合には、排気ダクトの排気口の上向きへの変更や水抜き穴28および水抜きパイプ32の追加設置が必要となるため、比較的大掛かりな工事となってしまい、コスト的にも現実的ではないという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡単な構成で排気ダクト内への横風の侵入を抑制することができる発電装置を提供することを目的とする。
この発明に係わる発電装置は、ハウジング内に配設された発電装置本体と、前記発電装置本体内で発生する排気ガスを消音する排気消音器と、前記排気消音器を流通して消音された排気ガスを前記ハウジング外に排出するとともに前記ハウジング外の上方に位置する排気端部が横方向に配置され、前記排気端部の排気口の上部側が下部側より横方向に突出した排気ダクトと、一方側が前記排気ダクトの前記排気端部の前記排気口の下部側に取り付けられ、他方側が前記排気ダクトの前記排気端部の前記排気口の上部側より上方に位置するように湾曲した形状に形成され、横風が前記排気ダクトの前記排気端部の前記排気口に侵入するのを遮蔽する遮蔽体を設けたものである。
また、この発明に係わる発電装置は、ハウジング内に配設された発電装置本体と、前記発電装置本体内で発生する排気ガスを消音する排気消音器と、前記排気消音器を流通して消音された排気ガスを前記ハウジング外に排出するとともに前記ハウジング外の上方に位置する排気端部が横方向に配置され、前記排気端部の排気口の上部側が下部側より横方向に突出した排気ダクトと、前記排気ダクトの前記排気端部の前記排気口と離間して配置されるとともに、一方側が前記排気ダクトの前記排気端部の前記排気口の下部側に位置し、他方側が前記排気ダクトの前記排気端部の前記排気口の上部側より上方に位置するように湾曲した形状に形成され、横風が前記排気ダクトの前記排気端部の前記排気口に侵入するのを遮蔽する遮蔽体と、前記ハウジングに支持され、前記遮蔽体を保持する支持部材とを設けたものである。
この発明に係わる発電装置は、簡単な構成で排気ダクト内への横風の侵入を抑制することができる発電装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係わる発電装置を示す断面正面図である。 この発明の実施の形態1に係わる発電装置を示す要部拡大断面正面図である。 この発明の実施の形態1に係わる発電装置に係わる排気特性を説明する要部拡大断面正面図である。
この発明の実施の形態2に係わる発電装置を示す要部拡大断面正面図である。 この発明の実施の形態3に係わる発電装置を示す要部拡大断面正面図である。 この発明の実施の形態4に係わる発電装置を示す要部拡大断面正面図である。 この発明の実施の形態5に係わる発電装置を示す要部拡大断面正面図である。
従来の発電装置を示す断面正面図である。 従来の発電装置を示す要部拡大断面正面図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1および図2に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係わる発電装置を示す断面正面図である。図2はこの発明の実施の形態1に係わる発電装置を示す要部拡大断面正面図である。
これら各図において、1は発電装置、2はハウジング3内のベース4上に配設された例えばエンジンを原動機とする発電装置本体である。5は例えばハウジング3内の上部に取り付けられた排気消音器であり、発電装置本体2を構成するエンジンを駆動している際に発生する排気ガスを消音する。6は発電装置本体2を構成するエンジンと排気消音器5を連結する排気導管であり、発電装置本体2を構成するエンジンから発生する排気ガスを排気消音器5に導く。
7は排気消音器5を流通して消音された排気ガスをハウジング3外に導出する排気ダクトであり、図は一例としてハウジング3の上部を貫通して設けられており、かつその排気ダクト7の排気端部7aは横方向に配置されている。8は排気ダクト7の排気端部7aに設けられた排気口であり、その排気口8の上部側が下部側より横方向に突出した構成としており、雨天時に雨がその排気口8から排気ダクト7の排気端部7a内に入ってくるのを防止している。9および10はハウジング3の側板であり、側板9には矢印Aにて示すように冷却風をハウジング3内に流入させる吸気口9aが形成され、側板10にはハウジング3内の発電装置本体2などを冷却した後の冷却風を矢印Bにて示すようにハウジング3外に流出させる排気口10aが形成されている。
11は排気ダクト7の排気端部7aの排気口8部近傍に配置され、横風が排気口8に侵入するのを遮蔽する遮蔽体であり、図は一例として、遮蔽体11の一方側11aが排気ダクト7の排気端部7a下方側にボルト12により取り付けられ、遮蔽体11の他方側11bが排気ダクト7の排気端部7aの排気口8より上方に位置するように配置されている。また、遮蔽体11は排気ダクト7の排気端部7aの排気口8からの排気ガスが上方へ排出し易くするため湾曲した形状に形成されている。
次に動作について説明する。上述した実施の形態1による発電装置においては、図3に示すように、横風が矢印Qのように排気ダクト7の排気端部7aの排気口8に向かって吹いてきた場合、矢印Qaのように遮蔽体11の湾曲外面に沿った下方向斜めに方向転換されて流れていくので、この遮蔽体11により横風の排気口8から排気ダクト7の排気端部7a内への侵入が遮蔽されるようになっている。
また、排気ダクト7の排気端部7aの排気口8から排出される排気ガスは、横風の影響を受けることなく、矢印Paのように遮蔽体11の湾曲内面に沿って上方向に排出されるようになっている。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2を図4に基づいて説明する。図4はこの発明の実施の形態2に係わる発電装置を示す要部拡大断面正面図である。
上述した実施の形態1において、雨が降ってきた場合、遮蔽体11の一方側11aの水平な底面部と排気ダクト7の排気端部7a内周面との段差によって雨水は遮蔽体11の両端から流れ落ちることになるが、雨水を確実に流れ落として、雨水が排気口8から排気ダクト7の排気端部7a内へ侵入するのを防止する手段としては、排気ダクト7の排気端部7aを横方向の水平レベルを排気口8側が下側に傾斜するよう配置することにより可能となる。
この実施の形態2においては、雨水をさらに確実に流れ落として、雨水が排気口8から排気ダクト7の排気端部7a内へ侵入するのを防止するようにしたものであり、例えば、遮蔽体11の水平な底面部に上下方向に貫通する貫通穴13を設けている。貫通穴13の大きさおよび穴数は適宜選択することができる。
この実施の形態2によれば、遮蔽体11により横風の排気口8から排気ダクト7の排気端部7a内への侵入を遮蔽することができるとともに、雨水が遮蔽体11に設けた貫通穴13から矢印Raのように確実に流れ落とすことができ、雨水が排気口8から排気ダクト7の排気端部7a内へ侵入するのを防止することができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3を図5に基づいて説明する。図5はこの発明の実施の形態3に係わる発電装置を示す要部拡大断面正面図である。
この実施の形態3においては、遮蔽体11と排気ダクト7の排気端部7a下方側との間にスペーサ14を配置して雨水を流れ落とすための空隙部15を設けたものである。
この実施の形態3によれば、遮蔽体11により横風の排気口8から排気ダクト7の排気端部7a内への侵入を遮蔽することができるとともに、雨水が遮蔽体11と排気ダクト7の排気端部7a下方側との間に設けた空隙部15から矢印Rbのように確実に流れ落とすことができ、雨水が排気口8から排気ダクト7の排気端部7a内へ侵入するのを防止することができる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4を図6に基づいて説明する。図6はこの発明の実施の形態4に係わる発電装置を示す要部拡大断面正面図である。
図6において、16は排気ダクト7の排気端部7aの排気口8部近傍に配置され、横風が排気口8に侵入するのを遮蔽する遮蔽体であり、図は一例として、遮蔽体16の一方側16aが排気ダクト7の排気端部7aの排気口8と離間して配置され、遮蔽体16の他方側16bが排気ダクト7の排気端部7aの排気口8より上方に位置するように配置されている。また、遮蔽体16は排気ダクト7の排気端部7aの排気口8からの排気ガスが上方へ排出し易くするため湾曲した形状に形成されている。17は遮蔽体16を保持する支持部材であり、例えばハウジング3の上部に取付部材18によって取り付けられている。
この実施の形態4においては、横風が矢印Qのように排気ダクト7の排気端部7aの排気口8に向かって吹いてきた場合、矢印Qaのように遮蔽体16の湾曲外面に沿った下方向斜めに方向転換されて流れていくので、この遮蔽体16により横風の排気口8から排気ダクト7の排気端部7a内への侵入が遮蔽されるようになっている。
また、遮蔽体16の一方側16aが排気ダクト7の排気端部7aの排気口8と離間して配置したことにより、遮蔽体16の湾曲内面を伝って落ちてくる雨水が遮蔽体16の一方側16a端面より下方側へ流れ落ちるようになっている。
この実施の形態4によれば、遮蔽体16により横風の排気口8から排気ダクト7の排気端部7a内への侵入を遮蔽することができるとともに、遮蔽体16の一方側16aが排気ダクト7の排気端部7aの排気口8と離間しており、かつ遮蔽体16の湾曲内面を伝って落ちてくる雨水を遮蔽体16の一方側16a端面より下方側へ確実に流れ落とすことができ、雨水が遮蔽体16を通して排気口8から排気ダクト7の排気端部7a内へ侵入することはない。
また、遮蔽体16の一方側16aを排気ダクト7の排気端部7aの排気口8と離間して配置して支持部材17により保持するようにしているので、例えば、横風の多発する方向の位置に設置することができる。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5を図7に基づいて説明する。図7はこの発明の実施の形態5に係わる発電装置を示す要部拡大断面正面図である。
上述した実施の形態4においては、遮蔽体16が支持部材17により固定状態で保持される場合について述べたが、この実施の形態5においては、図7に示すように、支持部材19を回動可能に取付部材20取り付け、回動可能な支持部材19によって遮蔽体16を保持するようにしたものであり、支持部材19を回動させることにより遮蔽体16を任意の位置、すなわち、横風の向かってくる方向に連動して回動して配置することができる。
この実施の形態5によれば、遮蔽体16により横風の排気口8から排気ダクト7の排気端部7a内への侵入を遮蔽することができるとともに、遮蔽体16の一方側16aが排気ダクト7の排気端部7aの排気口8と離間しており、かつ遮蔽体16の湾曲内面を伝って落ちてくる雨水を遮蔽体16の一方側16a端面より下方側へ確実に流れ落とすことができ、雨水が遮蔽体16を通して排気口8から排気ダクト7の排気端部7a内へ侵入することはない。しかも、支持部材19を回動させることにより遮蔽体16も連動して回動するので、様々な方向からの横風に対しても遮蔽体16により、横風の排気口8から排気ダクト7の排気端部7a内への侵入を遮蔽することができる。
なお、支持部材19の回動操作は、手動でもあるいは遠隔操作により行うようにしてもよい。
ところで、上述した各実施の形態において、遮蔽体11,16は湾曲状に形成された場合について述べたが、この形状に限定されるものではなく、横風の排気口8から排気ダクト7の排気端部7a内への侵入を遮蔽する形状であればよい。
この発明は、ハウジングに配設された例えばエンジンを原動機とする発電装置に関し、簡単な構成で排気ダクト内への横風の侵入を抑制することができる発電装置の実現に好適である。
1 発電装置 2 発電装置本体
3 ハウジング 7 排気ダクト
7a 排気端部 8 排気口
11 遮蔽体 13 貫通穴
15 空隙部 16 遮蔽体
17 支持部材 19 支持部材

Claims (5)

  1. ハウジング内に配設された発電装置本体と、前記発電装置本体内で発生する排気ガスを消音する排気消音器と、前記排気消音器を流通して消音された排気ガスを前記ハウジング外に排出するとともに前記ハウジング外の上方に位置する排気端部が横方向に配置され、前記排気端部の排気口の上部側が下部側より横方向に突出した排気ダクトと、一方側が前記排気ダクトの前記排気端部の前記排気口の下部側に取り付けられ、他方側が前記排気ダクトの前記排気端部の前記排気口の上部側より上方に位置するように湾曲した形状に形成され、横風が前記排気ダクトの前記排気端部の前記排気口に侵入するのを遮蔽する遮蔽体を設けたことを特徴とする発電装置。
  2. 前記遮蔽体の一方側の底部に上下方向に貫通する貫通穴を設けたことを特徴とする請求項1に記載の発電装置。
  3. 前記遮蔽体の一方側と前記排気ダクトの前記排気端部の下方側との間に空隙部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の発電装置。
  4. ハウジング内に配設された発電装置本体と、前記発電装置本体内で発生する排気ガスを消音する排気消音器と、前記排気消音器を流通して消音された排気ガスを前記ハウジング外に排出するとともに前記ハウジング外の上方に位置する排気端部が横方向に配置され、前記排気端部の排気口の上部側が下部側より横方向に突出した排気ダクトと、前記排気ダクトの前記排気端部の前記排気口と離間して配置されるとともに、一方側が前記排気ダクトの前記排気端部の前記排気口の下部側に位置し、他方側が前記排気ダクトの前記排気端部の前記排気口の上部側より上方に位置するように湾曲した形状に形成され、横風が前記排気ダクトの前記排気端部の前記排気口に侵入するのを遮蔽する遮蔽体と、前記ハウジングに支持され、前記遮蔽体を保持する支持部材とを設けたことを特徴とする発電装置。
  5. 前記支持部材は前記ハウジングに前記遮蔽体の湾曲した形状部が様々な方向からの横風に対して前記横風に対向するように回動可能に支持され、前記遮蔽体は様々な方向からの横風に対して前記横風に対向するように前記支持部材の回動と連動して回動されることを特徴とする請求項4に記載の発電装置。
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