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JP5523893B2 - 圧縮機の取付装置 - Google Patents
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JP5523893B2 - 圧縮機の取付装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮機の脚部をユニットベースに取り付けるための取付装置に関する。
従来、この種の圧縮機は、密閉容器内に駆動要素と、この駆動要素にて駆動される圧縮要素とが収納され、密閉容器に取り付けられた吸込配管から冷媒を吸入し、圧縮要素にて圧縮した後、吐出配管から密閉容器外部に吐出構成とされていた。
このような圧縮機では運転により振動が発生するため、密閉容器下部の脚部と当該圧縮機が設置されるベース間にゴム製の弾性材を介在させて、ボルトにて圧縮機の脚部をベースに固定していた。これにより、圧縮機の運転に伴い発生する振動がベースに伝わらないように対処していた。
特開2007−92538号公報
一方、インバータによって運転周波数を無段階で変化させることができる単段圧縮式ロータリコンプレッサでは、密閉容器内の偏心度が大きくこれによって、圧縮機の運転による振動が激しくなる。この場合、上述したように密閉容器下部の脚部と取付ベースとの間にゴム製の弾性材を介在させたのみでは、振動を緩和しきれない。
そこで、従来では、当該振動をも緩和するために、ゴム製の弾性材の間にバネ部材の弾性材を介在させていた。しかしながら、当該圧縮機が搭載される冷却装置は、業務用貯蔵庫の上面に設置されており、その設置環境や、庫内の収納容積の確保から高さ寸法に制限が課される。
そのため、圧縮機の脚部にゴム製の弾性材やバネ部材等の弾性材を介在させて取付ベースに固定すると、その高さ寸法が大きくなってしまうため、確実な振動緩和を実現することが困難であった。
本発明は、従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、圧縮機の取付装置自体の高さ寸法を抑制しつつ、振動の比較的大きな圧縮機であっても、効果的に運転による振動を抑制することができる圧縮機の取付装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、圧縮機の脚部をユニットベースに取り付けるための取付装置であって、ボルト貫通孔を有して脚部の下側に設けられたゴム材と、ボルト貫通孔を有してゴム材とユニットベース間に介設されたシリコン材と、ゴム材及びシリコン材のボルト貫通孔を貫通して脚部をユニットベースに固定するボルトとを備え、シリコン材は、ゴム材側に位置する第1のシリコン材と、ユニットベース側に位置する第2のシリコン材とから成り、シリコン材の上面及び/又は下面に、溝を形成したことを特徴とする。
請求項2の発明は、上記において、ゴム材と第1及び第2のシリコン材は複数の脚部に対してそれぞれ設けられると共に、各脚部を固定するための複数のボルトがそれぞれ貫通する複数のボルト貫通孔が形成された圧縮機用ベースが設けられ、第1のシリコン材はゴム材と圧縮機用ベース間に、第2のシリコン材は圧縮機用ベースとユニットベース間に介設されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、上記各発明において、シリコン材の溝は、ボルト貫通孔から外方に向けて放射状に延在し、複数形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、上記請求項1又は請求項2の発明において、シリコン材の溝は、ボルト貫通孔と同心円状に複数形成されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、上記各発明において、シリコン材の溝は、当該シリコン材の上面及び下面に形成されると共に、上面の溝と下面の溝の位置は上下方向で一致しないことを特徴とする。
請求項6の発明は、上記請求項1又は請求項2の発明において、シリコン材の溝は、当該シリコン材の上面及び下面に形成されると共に、上面の溝と下面の溝とで格子状に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、圧縮機の脚部をユニットベースに取り付けるための取付装置において、ボルト貫通孔を有して脚部の下側に設けられたゴム材と、ボルト貫通孔を有してゴム材とユニットベース間に介設されたシリコン材と、ゴム材及びシリコン材のボルト貫通孔を貫通して脚部をユニットベースに固定するボルトとを備えたことにより、ゴム材と、ゴム材とユニットベース間に介設されたシリコン材によって効果的に圧縮機の振動を吸収することができる。
特に、ゴム材とユニットベース間に介設されたシリコン材は、ゴム材よりも薄く柔らかく構成することができるため、振動吸収効果を向上させ、騒音を防止することができる。
更に、本発明では、シリコン材の上面及び/又は下面に、溝を形成したので、シリコン材の当該溝にて柔らかく振動を吸収することが可能となる。そのため、当該圧縮機と接続される配管変位を抑制することができ、配管等の損傷を防止することができる。また、比較的振動の大きな圧縮機等であっても、高さを制限しつつ、振動を抑制して取り付けることが可能となるため、高さ寸法が制限された機器への取付も実現することができる。
特に、シリコン材は、ゴム材側に位置する第1のシリコン材と、ユニットベース側に位置する第2のシリコン材とから成ることから、各シリコン材単体を薄くすることができ、成形が容易となる。
請求項2の発明によれば、上記に加えて、ゴム材と第1及び第2のシリコン材は複数の脚部に対してそれぞれ設けられると共に、各脚部を固定するための複数のボルトがそれぞれ貫通する複数のボルト貫通孔が形成された圧縮機用ベースが設けられ、第1のシリコン材はゴム材と圧縮機用ベース間に、第2のシリコン材は圧縮機用ベースとユニットベース間に介設されているので、圧縮機を直接ユニットベースに取り付ける場合に比べて、圧縮機用ベースを介在させてユニットベースに取り付けることにより、更に効果的に圧縮機の振動による変位を吸収することが可能となる。
請求項3の発明によれば、上記各発明に加えて、シリコン材の溝は、ボルト貫通孔から外方に向けて放射状に延在し、複数形成されているので、圧縮機の運転による回転方向への変位を効果的に吸収することが可能となる。また、この場合、溝形成の加工性が良い。
請求項4の発明によれば、上記請求項1又は請求項2の発明に加えて、シリコン材の溝は、ボルト貫通孔と同心円状に複数形成されていることにより、圧縮機の振動による変位を吸収することができる。
請求項5の発明によれば、上記各発明に加えて、シリコン材の溝は、当該シリコン材の上面及び下面に形成されると共に、上面の溝と下面の溝の位置は上下方向で一致しないことにより、上面の溝と下面の溝の位置が上下方向で一致した場合のような極端に薄い箇所が形成されてしまう不都合を回避できる。そのため、シリコン材の強度を保持することが可能となる。
請求項6の発明によれば、上記請求項1又は請求項2の発明に加えて、シリコン材の溝は、当該シリコン材の上面及び下面に形成されると共に、上面の溝と下面の溝とで格子状に形成されていることにより、それぞれの面における各溝は、同一方向に形成することができるため、加工性の向上を図ることができる。
また、圧縮機の回転方向の変位による振動をそれぞれの面に形成され、各面とで略90°で直交する溝において吸収することができるため、防振効果を向上させることができる。
本発明を適用した冷却貯蔵庫の縦断側面図である。 冷却装置の斜視図である。 冷却装置の平面図である。 図3のA−A線断面図である。 圧縮機及びその取付装置の正面図である。 シリコン防振材の透視平面図である。 シリコン防振材の透視側面図である。 電装箱の部分拡大断面図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を詳述する。図1は本発明を適用した冷却貯蔵庫Rの縦断側面図である。本実施例における冷却貯蔵庫Rは、例えば、レストランの厨房等に設置される業務用の冷却貯蔵庫であり、前面に開口する断熱箱体1により本体が構成される。この断熱箱体1は、何れもステンレスなどの鋼板から成る外箱2及びこの外箱2内に組み込まれた内箱3と、内外両箱2、3間に現場発泡方式にて充填されたポリウレタン断熱材4から構成されている。そして、この断熱箱体1(内箱3)内を貯蔵室5が構成されていると共に、貯蔵室5の前面開口22は、二組の観音開き式の扉6によって開閉自在に閉塞されている。また、7は貯蔵室5内に架設された棚である。
一方、断熱箱体1の天壁1Aには矩形状の窓孔8が形成されており、この窓孔8を上から閉塞するかたちで断熱板にて構成されるユニットベース9が取り付けられる。このユニットベース9の下面には冷却装置10を構成する蒸発器11と、その前側に冷気循環用の送風機12が取り付けられており、これら蒸発器11及び送風機12は貯蔵室5内上部に位置している。そして、蒸発器11の下側には、該蒸発器11が取り付けられる冷却室14と貯蔵室5側とを区画する仕切板13が配置される。送風機12に対応する仕切板13には、吸込口15が、また、仕切板13の後端には吐出口16が形成される。
他方、断熱箱体1の天壁1A上(天井)には機械室17が構成され、この機械室17の前方には開閉自在の前面パネル21が取り付けられて隠蔽される。そして、この前面パネル21の下縁と断熱箱体1との間には隙間23が構成されている。
ここで、図2乃至図6を参照して、機械室17内に配設される冷却装置10について説明する。図2は冷却装置10の斜視図、図3は冷却装置10の平面図、図4は図3のA−A線断面図、図5は圧縮機18及びその取付装置の正面図、図6はシリコン材48、49の透視平面図、図7はシリコン材48、49の透視側面図、図8は電装箱28の部分拡大断面図をそれぞれ示している。
断熱箱体1の天壁1A上の窓孔8を上方から閉塞するユニットベース9の上面には、前記蒸発器11と共に前記冷却装置10を構成する圧縮機18、凝縮器19及び凝縮器用送風機20、更には、電装箱28が設置されてこれらは機械室17内に位置する。
冷却装置10は、圧縮機18と、凝縮器19、減圧手段としての膨張弁、蒸発器11とを順次環状に配管接続することにより、周知の冷媒回路24を形成する。そして、この冷媒回路24内には、所定量の冷媒が封入されている。
本実施例における凝縮器19は、複数枚並設された放熱フィン30と、各放熱フィン30を貫通する蛇行状の冷媒配管31と、管板32、32と、上面板37とから成り、ユニットベース9の前部に配置される。凝縮器用送風機20は、凝縮器19の近傍、本実施例では、蒸発器19の後方に配設される。凝縮器19の放熱フィン30の向きは、凝縮器用送風機20の運転によって前方(前面パネル21側)から後方に向けて空気が流通するように設定されている。
管板32、32は、上記凝縮器用送風機20による通風方向の両側に位置して配設される。各管板32には、冷媒配管31を保持する保持孔32Aが複数形成されている。そのため、蛇行状に配設される冷媒配管31は、各保持孔32A内に挿通されることで、各管板32、32に保持される。この冷媒配管31内には、冷媒が上から下に向けて流されている。
また、この管板32の下端には、外方に向けて略直角に折曲形成された固定片33を有し、この固定片33は、ユニットベース9上にボルト等の固定手段34によって固定される。本実施例において、この管板32の固定片33とユニットベース9との間には、防振材35が介設されている(図4参照)。
この防振材35は、ゴム板などの弾性材料、即ち、その性質により振動を吸収可能とする材料にて構成されている。そのため、同一のユニットベース9上に配設される圧縮機18からの振動を当該防振材35にて吸収することができる。これにより、管板32(固定片33)とユニットベース9との振動による騒音を低減することができる。
他方、各管板32、32の上端間に渡って、放熱フィン30の上方を閉塞する上面板37が取り付けられている。この上面板37の凝縮器用送風機20による空気の流入側、本実施例では、前側には空気流入孔37Aが形成されている。この空気流入孔37Aは、並設される放熱フィン30の並設方向に渡って延在して形成されており、少なくとも、凝縮器用送風機20による空気の流入側に蛇行状に配設される冷媒配管31の一列目乃至二列目に対応する寸法とされている。
そのため、凝縮器用送風機20が運転されると、凝縮器19前方から各放熱フィン30間に空気が流入すると共に、上面板37の前側に形成された空気流入孔37Aを介して凝縮器19上方からも各放熱フィン30間に空気が流入する。
これにより、凝縮器19前方から各放熱フィン30間に流入した空気によって各放熱フィン30を貫通する蛇行状の冷媒配管31を流れる冷媒が冷却される。特に、本実施例では、各放熱フィン30の上方を閉塞する上面板37の前側に形成された空気流入孔37Aからも放熱フィン30間に空気を流入させることができるため、凝縮器19上方から流入した空気によって、冷媒配管31内を上から下に流れる冷媒の上部を効率的に冷却することができる。これにより、高い放熱効率を実現することが可能となる。
上面板37は、前側にのみ空気流入孔37Aが形成されているため、前側以外の部分では、各放熱フィン30上を閉塞されるため、凝縮器19上方からの空気の流入は、前側に制限することができ、凝縮器19内への積極的な空気の流入が促進される。
更に、本実施例では、当該上面板37と各管板32との間には、防振材38が介設されている(図4参照)。この防振材38は、上記防振材35と同様に、ゴム板などの弾性材料、即ち、その性質により振動を吸収可能とする材料にて構成されている。そのため、同一のユニットベース9上に配設される圧縮機18からの振動を当該防振材38にて吸収することができる。これにより、管板32と上面板37との振動による騒音を低減することができる。
次に、本実施例における圧縮機18は、一例としてロータリ圧縮機であり、縦型の密閉容器40内に駆動要素とこの駆動要素にて駆動される圧縮要素が収納されている。密閉容器40は前記駆動要素及び圧縮要素を収納する縦長円筒状の容器本体40Aの上端開口部を閉塞する略椀状のエンドキャップ40Bとで構成され、エンドキャップ40Bの上端中心部には、当該圧縮機18の圧縮要素にて圧縮された高温高圧の冷媒を外部に吐出するための吐出配管43が接続されている。
また、容器本体40Aの側面には、圧縮要素に冷媒を導入するための吸込配管42が接続されている。更に、本実施例では、当該圧縮機18には、圧縮機冷却装置としてのデスーパーヒータ41が取り付けられている。このデスーパーヒータ41は、凝縮器用送風機20によって凝縮器19を経た空気が通風されて空冷される位置に配設される。
そして、この密閉容器40の容器本体40Aの底部には、複数(本実施例では、それぞれ略120°の間隔を存して3本)の脚部45が設けられている。脚部45は、厚い鋼板により構成されており、外方に向けて突出して形成されている。
次に、圧縮機18の取付装置44について説明する。圧縮機18の取付装置44は、圧縮機用ベース47と、各脚部45に設けられるゴム製の防振材(以下、ゴム材と称する)46と、同じく各脚部45に対応して設けられる第1及び第2のシリコン製の防振材(以下、第1、第2のシリコン材と称する)48、49と、これらとユニットベース9とを固定するボルト50とから構成される。圧縮機用ベース47は、ユニットベース9上に配設されて、各脚部45を固定するための複数のボルト50がそれぞれ貫通する複数の図示しないボルト貫通孔が形成されている。
各脚部45の最も外方に突出した先端部には、図示しないボルト貫通孔が形成されており、当該先端部下側には、ゴム材46が設けられている。このゴム材46は弾性を有する本体により構成され、軸方向の中心には、上記脚部45のボルト貫通孔と重合する図示しないボルト貫通孔が形成されている。
そして、各ゴム材46と圧縮機用ベース47との間には、第1のシリコン材48が、対応する位置における圧縮機用ベース47とユニットベース9との間には、第2のシリコン材49が介設される。
各シリコン材48、49は、ゴム材46よりも柔らかく弾性を有するシリコン材料にて構成されており、軸方向の中心には、上記脚部45のボルト貫通孔と重合するボルト貫通孔52が形成されている。
ここで、当該シリコン材48、49は、何れも図6の平面図に示すように、その上面51Aには、ボルト貫通孔52から外方に向けて放射状に延在する(半径方向に延在する)溝53・・が複数形成されている。本実施例では、それぞれ略90°の間隔を存して4本形成されている。
そして、図6では破線にて示すように、その下面51Bには、上面51Aに形成された各溝53・・・と上下方向で一致しない位置にボルト貫通孔52から外方に向けて放射状に延在する(半径方向に延在する)溝54・・が複数形成されている。本実施例では、各溝54は、それぞれ略90°の間隔を存して4本形成され、上面の各溝53・・と略45°回転させた(ずらした)位置に形成される。
本実施例において、上面51Aに形成される各溝53及び下面51Bに形成される各溝54は、何れもその深さは、当該シリコン材48又は49の厚さ寸法の1/2よりも小さい寸法とされる。また、各溝は、4本形成されているが、これに限定されず、3本又は5本以上であっても良い。
かかる構成により、圧縮機18をユニットベース9上に固定する際には、先ず、ユニットベース9に複数穿設されたボルト貫通孔(図示しない)のそれぞれに第2のシリコン材49、その上に圧縮機用ベース47を載置する。そして圧縮機用ベース47の各ボルト貫通孔に対応する位置に第1のシリコン材48を載置し、その上方にゴム材46を載置する。何れもボルト貫通孔を重合させる。
そして、その上方から圧縮機18を載置し、各脚部45をそれぞれのゴム材46上に対応させる。そして、各脚部45の上方から、ゴム材46、第1のシリコン材48、圧縮機用ベース47、第2のシリコン材49のそれぞれのボルト貫通孔にボルト50を挿通させ、ユニットベース9の下側に宛がわれた図示しないナットと螺合により固定する。
これにより、圧縮機18を直接ユニットベース9に取り付ける場合に比べて、圧縮機用ベース47を介在させてユニットベース9に取り付けることにより、効果的に圧縮機18の振動による変位を吸収することが可能となる。
特に、各脚部45と圧縮機用ベース47との間には、ゴム材46と第1のシリコン材48が介設され、更に、圧縮機用ベース47とユニットベース9との間には、第2のシリコン材49が介設される。そのため、ゴム材46と、各シリコン材48、49によって、効果的に圧縮機18の運転による振動を吸収することができる。
また、各シリコン材48、49は、ゴム材46よりも薄く柔らかく構成することができるため、振動吸収効果を向上させ、騒音を防止することができる。
特に、各シリコン材48、49の上面51A及び下面51Bには、それぞれ溝53、54を複数形成したので、シリコン材48、49の各溝53、54にて柔らかく振動を吸収することが可能となる。
即ち、圧縮機18の運転による振動を各溝53、54をその弾力性によって押し広げ、又は復元することで、効果的に吸収することができる。従って、圧縮機18と接続される吐出配管43等の変位を抑制することができ、配管等の損傷を防止することができる。
また、比較的振動の大きな圧縮機18であっても、シリコン材48、49を採用することで、厚さの薄い防振材にて高い振動吸収効果を実現することができるため、高さ寸法を制限しつつ、振動を抑制して取り付けることが可能となる。従って、高さ寸法が制限された機器への取付も実現することができる。
更に、本実施例では、シリコン材は、ゴム材46側に位置する第1のシリコン材48と、ユニットベース9側に位置する第2のシリコン材49とから構成することで、各シリコン材の単体を薄くすることができ、成形が容易となる。
また、本実施例で採用している各シリコン材48、49の溝53、54は、それぞれ略90°の間隔を存してボルト貫通孔52から外方に向けて放射状に延在して形成されているため、密閉容器40内部において水平方向にて回転運動が行われる圧縮機18の運転による回転方向への変位を効果的に吸収することが可能となる。
ボルト貫通孔52から外方に向けて放射状に形成するため、各溝53、54の加工性が良い。
更に、上面51Aに形成される各溝53と、下面51Bに形成される各溝54とは、上下方向で一致しない位置に形成されているため、上面51Aの溝53と下面51Bの溝54の位置が上下方向で一致した場合のような極端に薄い箇所が形成されてしまう不都合を回避できる。そのため、シリコン材48、49の強度を保持することが可能となる。
尚、本実施例では、シリコン材の上面51A及び下面51Bのそれぞれに溝が形成されているが、何れか一方のみに形成したものであっても良い。また、各溝53、54の形状は上記に限定されるものではなく、例えば、ボルト貫通孔52と同心円状に複数形成したものであってもよい。この場合にも、上面51Aと下面51Bとで上下方向で各溝の位置が一致しないような位置に形成することがより望ましい。これによっても、圧縮機18の振動による変位を効果的に吸収することができる。
また、これ以外にも、シリコン材の溝は、上面51Aに複数の平行する溝と、下面51Bに複数の平行する溝とを形成し、上面51Aの溝と、下面51Bの溝とが略90°で交差する格子状としても良い。
これにより、それぞれの面における各溝は、同一方向に形成することができるため、加工性の向上を図ることができる。圧縮機18の回転方向の変位による振動をそれぞれの面に形成され、各面51A、51Bとで略90°で直交する溝において吸収することができるため、防振効果を向上させることができる。
次に、上述した如き凝縮器19、圧縮機18と共にユニットベース9上に配設される電装箱28について説明する。本実施例において、電装箱28は、ユニットベース9の前部に配設される凝縮器19の側方に相当するユニットベース9前部一側に配設される。電装箱28は、例えば金属製材料により構成された矩形体により構成され、少なくとも一側面、本実施例では、凝縮器19側の側面が開口する外装ケース56と当該開口を開閉自在に閉塞する蓋体57とから構成される。当該蓋体57には、透孔58が形成されている。
外装ケース56内部には、回路基板60やトランスなどの電装部品が収納される。特に、本実施例では、回路基板60には、上述した如き圧縮機18の運転周波数をインバータにより制御するための回路が含まれている。当該回路は、インバータ等のスイッチング回路としてIGBTやMOS−FET等のスイッチング素子が設けられている。当該スイッチング素子は、インバータ制御によって発熱が顕著となる発熱素子である。
この回路基板60は、所定の絶縁距離を存して電装箱28の内壁に取り付けられる。具体的には、取付板61を介して電装箱28に取り付けられる。この取付板61は、電装箱28内側の面に複数の保持部材62によって回路基板60が固定される。この保持部材62は、回路基板60と取付板61との間に所定の絶縁距離を確保する。
そして、この取付板61は、少なくとも上記透孔58を閉塞可能な寸法に形成されており、当該透孔58に対応する位置には、所定間隔を存して複数の放熱フィン63が取り付けられている。
更に、この放熱フィン63に対応する位置の取付板61の内面側には、絶縁距離を存して設けられる回路基板60と、当該取付板61とを熱伝導関係に熱伝導材65が設けられる。
かかる構成により、回路基板60を電装箱28に取り付ける場合には、放熱フィン63、熱伝導材65が取り付けられた取付板61に保持部材62によって絶縁距離を確保した状態で固定する。そして、当該取付板61は、ビス等の固定部材66により、電装箱28の蓋体57に固定する。
これにより、当該取付板61が電装箱28に固定され、当該取付板61によって透孔58を閉塞した状態で、放熱フィン63は、透孔58より電装箱28外に臨んだ状態となる。
そのため、圧縮機18のインバータ制御によってスイッチング素子(発熱素子)の発熱が顕著となるが、回路基板60上にて発生した熱は、熱伝導関係に設けられた熱伝導材65及び取付板61を介して放熱フィン63に伝導する。当該放熱フィン63は、透孔58を介して電装箱28外に臨んで設けられるため、回路基板60にて発生した熱を円滑に電動箱28外に放熱させることができる。これにより、電装箱28外に臨んだ放熱フィン63によって発熱素子からの熱の効果的な排出を実現することができる。
これにより、格別に電装箱用の通風ファンを設けることなく、電装箱28内が異常な高温となることによる不都合を効果的に解消することができる。そのため、部品点数の削減を図りつつ、円滑な冷却装置10の制御を実現することができる。
このとき、取付板61は、回路基板60と電装箱28との絶縁距離を確保しつつ、放熱フィン63を外部に臨ませる透孔58を閉塞するので、当該透孔58を介して電装箱28内に塵埃が侵入する不都合を抑制することができる。
特に、本実施例では、凝縮器用送風機20の運転により、前面パネル21と断熱箱体1との間の隙間23から機械室17に吸い込まれた空気は、凝縮器19を経た後、その後方に配設される圧縮機18に至る。ここで、圧縮機18が所定の高さ寸法を有するものであるため、当該圧縮機18の前面に衝突した空気の一部が前側方に振り分けられ、凝縮器19と電装箱28間に送風される。電装箱28に設けられた放熱フィン63は、この凝縮器用送風機20による送風が通過する位置に配置されている。
そのため、凝縮器用送風機20による送風によって、放熱フィン63に伝導された発熱素子(回路基板60)からの熱を放熱させることができる。これにより、更なる放熱性能の向上を図ることができる。
R 冷却貯蔵庫
1 断熱箱体
5 貯蔵室
8 窓孔
9 ユニットベース(断熱板)
10 冷却装置
11 蒸発器
17 機械室
18 圧縮機
19 凝縮器
20 凝縮器用送風機
23 隙間
24 冷媒回路
28 電装箱
30 放熱フィン
31 冷媒配管
32 管板
32A 保持孔
33 固定片
34 固定手段(ボルト)
35 防振材
37 上面板
37A 空気流入孔
38 防振材
40 密閉容器
42 吸込配管
43 吐出配管
44 取付装置
45 脚部
46 ゴム材(ゴム製の防振材)
47 圧縮機用ベース
48 第1のシリコン材(シリコン製の防振材)
49 第2のシリコン材(シリコン製の防振材)
50 ボルト
51A 上面
51B 下面
52 ボルト貫通孔
53、54 溝
56 外装ケース
57 蓋体
58 透孔
60 回路基板
61 取付板
62 保持部材
63 放熱フィン
65 熱伝導材
66 固定部材

Claims (6)

  1. 圧縮機の脚部をユニットベースに取り付けるための取付装置において、
    ボルト貫通孔を有して前記脚部の下側に設けられたゴム材と、
    ボルト貫通孔を有して前記ゴム材と前記ユニットベース間に介設されたシリコン材と、
    前記ゴム材及びシリコン材のボルト貫通孔を貫通して前記脚部を前記ユニットベースに固定するボルトとを備え、
    前記シリコン材は、前記ゴム材側に位置する第1のシリコン材と、前記ユニットベース側に位置する第2のシリコン材とから成り、
    前記シリコン材の上面及び/又は下面に、溝を形成したことを特徴とする圧縮機の取付装置。
  2. 前記ゴム材と前記第1及び第2のシリコン材は複数の前記脚部に対してそれぞれ設けられると共に、各脚部を固定するための複数の前記ボルトがそれぞれ貫通する複数のボルト貫通孔が形成された圧縮機用ベースが設けられ、前記第1のシリコン材は前記ゴム材と前記圧縮機用ベース間に、前記第2のシリコン材は前記圧縮機用ベースと前記ユニットベース間に介設されていることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機の取付装置。
  3. 前記シリコン材の溝は、前記ボルト貫通孔から外方に向けて放射状に延在し、複数形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の圧縮機の取付装置。
  4. 前記シリコン材の溝は、前記ボルト貫通孔と同心円状に複数形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の圧縮機の取付装置。
  5. 前記シリコン材の溝は、当該シリコン材の上面及び下面に形成されると共に、上面の溝と下面の溝の位置は上下方向で一致しないことを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちの何れかに記載の圧縮機の取付装置。
  6. 前記シリコン材の溝は、格子状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の圧縮機の取付装置。
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