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JP5523929B2 - テキスト要約装置、テキスト要約方法及びテキスト要約プログラム - Google Patents
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Description

本発明は、テキスト(文書)を要約する技術に関する。
複数の文からなる文章から文を選択することで要約を作成する重要文抽出の手法と、文そのものを短くする文短縮の手法を組合せることにより、限られた要約長の中でもより多くの原文の情報を要約に含めることが可能になることが、従来技術(非特許文献1参照)として知られている。
従来の文短縮の方法として、文の中の重要な単語の集合を抽出し、それらをn-gramモデルを利用して接合することによって文を短縮する方法が非特許文献2に記載されている。あるいはそれらの単語を含む文節同士の係り受け構造に基づいて文全体から重要でない部分木を削除していくことで重要な部分木を取り出して、文を短縮する方法が非特許文献3に記載されている。また、コーパスから学習した文節間の係り受けの強度に基づいて文節を選択することにより文を短縮する手法が非特許文献4参照に提案されている。
奥村学、難波英嗣著、「テキスト自動要約」、オーム社、2005年、p.55-56 堀智織、古井貞煕著、「講演音声の自動要約の試み」、話し言葉の科学と工学ワークショップ講演予稿集、2001年、p.165-171 大森岳史、増田英孝、中川裕志著、「Web新聞記事の要約とその携帯端末向け記事による評価」、情報処理学会研究報告、社団法人情報処理学会、2003年、NL153-1、p.1-8 Kiwamu Yamagata、 Satoshi Fukutomi、 Kazuyuki Takagi、 Kazuhiko Ozeki、"Sentence Compression Using Statistical Information about Dependency Path Length"、Text, Speech and Dialogue、Springer Berlin / Heidelberg、2006年、Volume 4188、p. 127-134
しかしながら、従来技術は可読性の低い要約が生成されるという問題が起こり得る。従来の文短縮の手法は、重要な単語の選択の基準としてtf*idf等のコーパスにおける統計量に基づいていたり、コーパスから学習した文節間の係り受け強度による基準を利用したものである。このような基準による文短縮と重要文抽出を組合せると、重要文抽出により選択された文を短縮してこれらを並べる、あるいは、各文を短縮してから短縮文を選択して並べることになる。このとき、可読性の低い要約が生成されてしまう可能性がある。例えば、次の隣り合う文nと文n+1を要約する場合を考える。
文n:(重要語1 非重要語1 非重要語2)
文n+1:(重要語2 非重要語1 重要語3)
隣り合う文同士で共通に存在する単語(例えば、非重要語1)は、要約に含まれる方が、可読性が高くなる場合があるが、テキスト全体ではそれほど重要でないと判断され、文短縮により削除されることがある。
逆に、テキスト全体で重要である異なる単語(例えば、文nに含まれる重要語1と文n+1に含まれる重要語2と重要語3で、重要語1と重要語2は異なる話題を示すような相互の関連が薄いものとする)で、一方の重要語(例えば、文n+1に含まれる重要語2)を要約に含めると話題がずれ、可読性が低い要約が作成されてしまう場合があるが、テキスト全体では、重要と判断されるため、文短縮により削除されることなく、その重要語も要約に含まれることがある。
このように、従来の重要文抽出と文短縮の組合せにおける問題は、重要文抽出と文短縮の処理が独立であって、単語や文節の選択の尺度として大域的な情報(tf*idfやコーパスから得た係り受け強度)しか用いないところにある。このため、要約を構成する隣り合う短縮文において、局所的な情報を利用することができず、可読性の低い要約が生成される可能性がある。
上記の課題を解決するために、本発明のテキスト要約技術は、2つの素性要素の順序を考慮した組合せである素性に対する重みパラメタと、文を構成する文要素に対する文要素スコアを予め記憶しておき、入力文を変換し、各入力文に対し1以上の変換文を生成し、変換文から素性要素を抽出し、各変換文に含まれる文要素に対する文要素スコアを用いて、各変換文の内容性スコアを求め、素性要素抽出部で抽出した素性要素と重みパラメタを用いて、変換文の連接スコアを求め、内容性スコアと連接スコアの和が、最大値となる、または、最大値の近似値となる変換文の順列を探索する。
本発明に係るテキスト要約技術は、各入力文に対し1以上の変換文を生成し、各変換文の内容性スコアと変換文の連接スコアを求めて、要約長以内の変換文の順列を探索するため、コーパス等から求めた大域的な情報に加えて、変換文同士の連接に関する局所的な情報を利用することができ、内容網羅性及び可読性の高い要約を生成することができるという効果を奏する。
テキスト要約装置100、200の構成例を示す図。 テキスト要約装置100の処理フローを示す図。 形態素解析済みの文1のデータ例を示す図。 形態素解析済みの文2のデータ例を示す図。 形態素解析済みの文3のデータ例を示す図。 形態素解析済みの文4のデータ例を示す図。 変換文生成部112の構成例を示す図。 変換文生成部112の処理フローを示す図。 言語モデルのデータ例を示す図。 短縮文生成部112aの処理フローを示す図。 素性ベクトルの生成方法を説明するための図。 平均化パーセプトロンを用いた学習アルゴリズムの疑似コード例を示す図。 図12のフローチャート例を示す図。 重みパラメタのデータ例を示す図。 最大値を求める際に用いるHeld and Karp Algorithmの疑似コード例を示す図。 動的計画法及びビームサーチを説明するための図。 重要文順列探索部の処理フロー例を示す図。 テキスト要約装置100のブロック図。 変換文生成部212の構成例を示す図。 変換文生成部212の処理フローを示す図。 重みパラメタ(条件付き確率)のデータ例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
<テキスト要約装置100>
図1及び図2を用いて実施例1に係るテキスト要約装置100を説明する。テキスト要約装置100は、記憶部103、入力部131、変換文生成部112、素性要素抽出部113、内容性スコア計算部115、連接スコア計算部117、重要文順列探索部119及び出力部135を有する。例えば、素性要素抽出部113、内容性スコア計算部115、連接スコア計算部117、重要文順列探索部119は、未公開の特願2010−010906に記載のテキスト要約装置と同様の構成を有する。
テキスト要約装置100は、1以上の入力文からなるテキストデータを要約する。以下、詳細を説明する。なお、テキストデータは1以上の文章からなり、文章は話し手または書き手の思考や感情が表現されており、1つ以上の文からなるものである。
<記憶部103及び入力部131>
記憶部103は、2つの素性要素の順序を考慮した組合せである素性に対する重みパラメタと、文を構成する文要素に対する文要素スコアを予め記憶しておく。
各データの生成方法については、後述する。さらに、記憶部103は入出力される各データや演算過程の各データを、逐一、格納・読み出しする。それにより各演算処理が進められる。但し、必ずしも記憶部103に記憶しなければならないわけではなく、各部間で直接データを受け渡してもよい。
テキスト要約装置100は、入力部131を介して、要約の対象となるテキストデータを入力される。さらに、本実施例では、入力部131を介して、要約の長さを規定する要約長の数値も入力される。要約長は文字数、バイト数、単語数など要約の長さを規定するものならば何れでもよく、要約作成者等が適宜設定する。
入力とするテキストデータは形態素解析済み、固有表現抽出済み、係り受け解析済みであってもよい。入力部131は、キーボード、ファイル、通信回線またはそれらの入力端子等であって、特に規定されるものではない。例えば、以下に示す文1〜文4を含むテキストデータのデータ例を、図3〜図6に示す。
文1:「ここのピザを食べましたが、ピザに対するイメージが大きく変わりました。」
文2:「イタリアで修行してきたシェフによる料理はどれも最高です。」
文3:「お料理は、イタリアンをベースとした創作料理で大変おいしいです。」
文4:「このお店はイタリアンの老舗であり、横浜駅から徒歩10分の場所に位置する。」
<変換文生成部112>
変換文生成部112は、入力部131を介して入力文を受信し、これを変換し、各入力文に対し1以上の変換文(以下、「変換文のバリエーション」という)を生成し(s112)、素性要素抽出部113に送信する。例えば、変換文生成部112は、図7記載の短縮文生成部112aのみを備える。
(短縮文生成部112a)
短縮文生成部112aは入力文を用いて、各入力文に対し1以上の短縮文(以下、「短縮文のバリエーション」という)を生成し(s112a、図8参照)、これを変換文として素性要素抽出部113に送信する。
短縮文生成部112aは、文を短縮するときに不自然でない短縮文を生成する。なお、短縮文生成の方法は、特に規定するものではなく、既存の文短縮の方法を用いてもよい。例えば、参考文献1記載の方法を用いて短縮文のバリエーションを生成してもよいし、係り受けの構造のみを用いて単純に部分木となる短縮文候補を短縮文のバリエーションとして生成してもよい。
[参考文献1]長谷川隆明、西川仁、今村賢治、菊井玄一郎、奥村学著、「携帯端末のためのWebページからの概要文生成」、人工知能学会論文誌、2010年、Vol.25、No.1、p.133-143
一例として、係り受け関係に基づいてルートの文節を含むすべての部分木を文短縮の候補とし、単語n-gramあるいは品詞n-gramによる言語モデルを用いて各短縮文候補の生成確率を計算し、生成確率の高い上位N個の短縮文候補に絞り、これを短縮文のバリエーションとして出力する方法について説明する。なお、閾値を設けてその閾値以上の生成確率となる短縮文候補に絞ってもよい。また、原文、つまり短縮していない元の入力文を短縮文のバリエーションの1つとして含めてもよい。
この場合、記憶部103は、単語のつながりの確率を言語モデルとして予め記憶しておく。例えば、言語モデルは、大量のテキストコーパスから単語あるいは品詞の連鎖の出現頻度に基づいて、単語あるいは品詞のn-gram確率を格納したものである(図9参照)。以下、図10を用いて、短縮文生成部112aの処理例を説明する。
すべての入力文に対して以下の処理を行う。まず係り受け解析済みの文を入力し(s112a−1)、ポインタを文末にセットする(s112a−2)。ポインタが文頭ではない場合(s112a−3)、ポインタのセットされている文節を当該文のすべての文短縮候補の前に接続する(s112a−4)。ポインタのセットされている文節が述部を示すルート文節か、もしくはポインタのセットされている文節の係り先が存在する場合には(s112a−5)、ルート文節もくしはポインタのセットされている文節を接続した文短縮候補を、新たに短縮文候補として生成し、この短縮文候補の生成確率を計算する(s112a−6)。その後、ポインタを1文節だけ文頭に向かって動かす(s112a−7)。また、ポインタの文節が先の条件を満たさなければ(s112a−5)、新たに短縮文候補として生成せずにポインタを1文節だけ前に動かす(s112a−7)。以上を処理できる文節がなくなるまで(文頭まで)繰り返す(s112a−3)。なお、この過程で、短縮文候補の数を生成確率の最大上位N個に制限しながら探索(ビームサーチ)を行ってもよい。その他にも探索の過程において動的計画法などの効率的な手法を適用してもよい。すべての文節を処理し終えたら(s112a−3)、短縮文の生成確率の上位N件(N-best)の短縮文候補を、または、予め指定した閾値以上の生成確率となる短縮文候補を選択し(s112a−8)、短縮文のバリエーションとして出力する。なお、例えば、生成確率は以下の式により求める。
Figure 0005523929
但し、Wは短縮文候補の単語の系列とし、wはi番目の単語とし、wとwn+1はそれぞれ文頭記号<s>、文末記号</s>とする。生成確率は単語の長さで幾何平均を取ってもよい。
例として、文1から生成される短縮文のバリエーションを以下に示す。なお、短縮文候補の生成確率の上位12件を短縮文のバリエーションとした例である。
短縮文1−1「大きく変わりました。」(10文字)
短縮文1−2「イメージが変わりました。」(12文字)
短縮文1−3「イメージが大きく変わりました。」(15文字)
短縮文1−4「ピザに対するイメージが変わりました。」(18文字)
短縮文1−5「ピザに対するイメージが大きく変わりました。」(21文字)
短縮文1−6「ピザを食べましたが、イメージが変わりました。」(22文字)
短縮文1−7「ピザを食べましたが、イメージが大きく変わりました。」(25文字)
短縮文1−8「ピザを食べましたが、ピザに対するイメージが変わりました。」(28文字)
短縮文1−9「ピザを食べましたが、ピザに対するイメージが大きく変わりました。」(31文字)
短縮文1−10「ここのピザを食べましたが、イメージが大きく変わりました。」(28文字)
短縮文1−11「ここのピザを食べましたが、ピザに対するイメージが変わりました。」(31文字)
短縮文1−12「ここのピザを食べましたが、ピザに対するイメージが大きく変わりました。」(34文字)
同様に、文2から生成される短縮文のバリエーションを以下に示す。
短縮文2−1「最高です。」(5文字)
短縮文2−2「どれも最高です。」(8文字)
短縮文2−3「料理は最高です。」(8文字)
短縮文2−4「料理はどれも最高です。」(11文字)
短縮文2−5「シェフによる料理は最高です。」(14文字)
短縮文2−6「シェフによる料理はどれも最高です。」(17文字)
短縮文2−7「修行してきたシェフによる料理は最高です。」(20文字)
短縮文2−8「修行してきたシェフによる料理はどれも最高です。」(23文字)
短縮文2−9「イタリアで修行してきたシェフによる料理は最高です。」(25文字)
短縮文2−10「イタリアで修行してきたシェフによる料理はどれも最高です。」(28文字)
同様に、文3から生成される短縮文のバリエーションを以下に示す。
短縮文3−1「おいしいです。」(7文字)
短縮文3−2「大変おいしいです。」(9文字)
短縮文3−3「創作料理でおいしいです。」(12文字)
短縮文3−4「創作料理で大変おいしいです。」(14文字)
短縮文3−5「イタリアンをベースとした創作料理でおいしいです。」(24文字)
短縮文3−6「イタリアンをベースとした創作料理で大変おいしいです。」(26文字)
短縮文3−7「お料理は、おいしいです。」(12文字)
短縮文3−8「お料理は、大変おいしいです。」(14文字)
短縮文3−9「お料理は、創作料理でおいしいです。」(17文字)
短縮文3−10「お料理は、創作料理で大変おいしいです。」(19文字)
短縮文3−11「お料理は、イタリアンをベースとした創作料理でおいしいです。」(29文字)
短縮文3−12「お料理は、イタリアンをベースとした創作料理で大変おいしいです。」(31文字)
<素性要素抽出部113>
素性要素抽出部113は、変換文を受信し、この変換文から素性要素(例えば内容語(名詞、動詞、形容詞))を抽出し(s113)、連接スコア計算部117に送信する。なお、変換文生成部112において、形態素解析済み、固有表現抽出済み、係り受け解析済みの入力文(図3〜図6参照)を用いて、変換文のバリエーションを生成しているため、各変換文に付加された形態素解析データに基づいて素性要素を抽出することができる。
<内容性スコア計算部115>
内容性スコア計算部115は、各変換文に含まれる文要素を受信し、これに対する文要素スコアを用いて、各変換文の内容性スコアを求め(s115)、内容性スコアを重要文順列探索部119へ送信する。
例えば、文要素として、素性要素を用いる場合には(本実施例では素性要素は内容語)、素性要素抽出部113の出力を、入力とし、内容性スコア計算部115は、入力される内容語をキーとして、記憶部103からその内容語に対する文要素スコアを検索して、取得し、文に含まれるすべての内容語に対する文要素スコアの和を求める。この和を内容性スコアとし、以下の式で表すことができる。但し、Content(s)は文sの内容性スコアを、Weight(p)は文sが含む内容語pの文要素スコアを表す。
Figure 0005523929
[文要素スコアの算出方法]
各内容語の文要素スコアは、予め記憶部103に記憶しておく。テキスト要約装置100は、例えば、図示しない文要素スコア計算部を有し、文要素スコアを求める。文要素スコアとして、例えば要約の対象とするテキスト中において該単語が出現する回数などを用いることができる。
また例えば、文要素スコア計算部は、予め文要素スコア学習用のテキスト集合を用いて、テキスト集合に含まれる文要素から文要素スコアを求める。例えば、文要素スコア計算部は、予め文要素スコア学習用のテキスト集合を用いて、文要素を含む文の数を数え、その数cntを記録したデータベースを用いて、文要素スコアを求める。
例えば、文要素スコア計算部は、学習用テキスト集合内に、多い文要素ほど重要である場合には、その数cntが大きいほど文要素スコアが大きくなるように文要素スコアを算出する。この場合、文要素スコアはその数cnt自体や、cntの対数等である。また、学習用テキスト集合内に、多い文要素ほど重要でない場合には、その数cntが大きいほど文要素スコアが小さくなるように文要素スコアを算出する。この場合、文要素スコアはテキスト集合に含まれるテキストの数をその数cntで割った値や割った値の対数等である。このような構成とすることによって、要約対象の文の集合に対して適切な内容性スコアを算出することができる。
もちろん、文要素として評価情報等の情報抽出の結果を用いることもできる。その場合、上述した内容語の代わりに「画質がよい」「料理がおいしい」などといった何らかの対象を評価している文言に対して文要素スコアを与え、それらに基づいて文に内容性スコアを与えることができる。
<連接スコア計算部117>
連接スコア計算部117は、素性要素を受信し、素性要素から得られる素性に対応する重みパラメタを用いて、変換文の連接スコアを求め(s117)、重要文順列探索部119へ送信する。なお、2つの文の連接スコアは、その2つの文のつながりの良さを示す値である。
例えば、「昨日ご飯を食べました」という文と「しかしあまりおいしくありませんでした」という文があったとする。この2つの文は「昨日ご飯を食べました」「しかしあまりおいしくありませんでした」という並びで現れるならば自然であるが、「しかしあまりおいしくありませんでした」「昨日ご飯を食べました」という並びで現れると非常に不自然である。これは「しかしあまりおいしくありませんでした」という文が、暗黙のうちに前の文で食事に関する話題が出現していることを前提にしているからである。
同様に、複数の文を繋ぎ合せて要約を生成する場合、文を適切に並び替えることができなければ、生成された要約は非常に読みづらく不自然なものになる場合がある。
仮に、文のつながりの良さにスコアを与えることができ、「しかしあまりおいしくありませんでした」「昨日ご飯を食べました」という文の並びよりも、「昨日ご飯を食べました」「しかしあまりおいしくありませんでした」という並びの方に高いスコアを与えることができれば、スコアに従って文を並び替えることができる。つまり、仮に2つの文siとsjを与えられたときには、si、sjの順序と、sj、siの順序それぞれのスコアを計算し、スコアが高い順序を採用する。
そこで、まず、連接スコアを定義する。本実施例では一例として、文siの次に文sjが現れる場合の連接スコアを以下の関数Connect(sj|si)で定義する。
Connect(sj|si)=wTφ(si,sj) (2)
ここで、wは上述した重みパラメタであり、φ(si,sj)は文siと文sjのつながりを表すバイナリベクトル(以下「素性ベクトル」という)であり、Tは転置を表す。wφ(si,sj)はwとφ(si,sj)の内積である。重みパラメタwは、一例として後述する方法によって事前に計算され、記憶部103に格納され、要約を行う際には記憶部103から呼び出される。
連接スコア計算部117は、例えば、素性ベクトル生成部117aと計算部117bを備える。
(素性ベクトル生成部117a)
素性ベクトル生成部117aは、2つの文si、sjが含む素性要素の直積集合の各要素を該2つの文の素性とし、求めた素性に対応する次元を1とし、他の次元を0とする素性ベクトルφ(si,sj)を生成する。
2つの文のつながりを表わす素性ベクトルは、一例として、2つの文が含む内容語(名詞、動詞、形容詞)の直積集合として与えられる。図11を用いて説明する。文siが「昨日ご飯を食べました」という文、文sjが「しかしあまりおいしくありませんでした」という文であったとする。文siには「昨日」「ご飯」「食べ」という内容語が含まれ、文sjには「おいし」「あ」という内容語が含まれる。これらの直積集合は図11に示すように「昨日」「おいし」、「昨日」「あ」、「ご飯」「おいし」、「ご飯」「あ」、「食べ」「おいし」「食べ」「あ」の6つの単語の組となる。素性ベクトルφ(si,sj)はこれらの6種類の素性に対応する次元が1となっているバイナリベクトルである。素性ベクトルの次元は、素性の刈り込みを行わなければ、学習の際に用いるテキスト集合中に現れる素性の数と同数となる。そのため実際には遥かに高次元なベクトルとなるが、図11では簡単のため図に示した6種類の素性に対応する6次元のベクトルとしている。素性としては上に示したもの他にも、一例として、単語間の係り受けや固有表現などを用いることもできる。なお、素性の刈り込みとは、重みパラメタを算出する際に、文のつながりの良さを示すパラメタとして、あまり重要でないと思われる素性については、削除し、素性の数を減らす処理のことである。
(計算部117b)
計算部117bは、重みパラメタwと素性ベクトルφ(si,sj)の内積を、2つの文の連接スコアConnect(sj|si)として求める。つまり、重みパラメタと素性ベクトルを用いて、式(2)の計算を行う。
(3つ以上の文の連接スコアの算出部)
連接スコア計算部117は、2つの文の連接スコアConnect(sj|si)を用いて、3つ以上の文の並びの連接スコアwΦ(x,y)を求める(s117)。この場合、連接スコアとは、3つ以上の文の集合の全体的なつながりの良さを表す。xは与えられた文の集合を表し、yは文の並びを現す。
例えば文s1、s2、s3が与えられたとき、これらには6通りの並べ方がある。この6通りの並べ方のうち、最も文の並びの連接スコアが高い並びを、与えられた3つの文の並びとする。そのためには3つ以上の文の並びの連接スコアを計算する必要があるが、ここでは、3つ以上の文の並びを2つの文の並びに分解し、分解された2つの文の連接スコアの和を3つ以上の文の並びの連接スコアとする。3つ以上の文の並びの連接スコアwΦ(x,y)を以下のように定義する。
Figure 0005523929
yは文の並びを表わすもので、この例では、与えられた文の集合x={s1,s2,s3}がs2、s3、s1の順に並べられていることを表す。加えて、s0とs4はそれぞれ文書の頭と末尾を表わすもので、即ち文s2が3つの文の先頭に、文s1が3つの文の末尾にあることを示している。s0とs4を導入することで、文書の先頭になりやすい文や、末尾になりやすい文を考慮することが可能になる。
[重みパラメタの算出方法]
重みパラメタwの算出方法について説明する。ここで、人間によって書かれたテキストの文の並びを正解として、その文の並びを再現することができる重みパラメタwがよいパラメタであるという仮定を置く。つまり、文の集合が与えられたとき、それらを読みやすく並べることができるパラメタwは、人手で書かれたあるテキストに含まれる文の集合が与えられたとき、それを元の並びに復元できる、あるいは元の並びに近い並びに並べることができるという仮定を置く。この仮定の下、人手によって書かれたテキスト集合から、パラメタwを推定する。重みパラメタwは、一例としてテキスト集合から図12及び図13に示すアルゴリズムで計算することができる(参考文献2参照)。
[参考文献2]Michael Collins, “Discriminative Training Methods for Hidden Markov Models: Theory and Experiments with Perceptron Algorithms”, In Proceedings of the 2002 Conference on Empirical Methods on Natural Language Processing (EMNLP), Association for Computational Linguistics, 2002, Volume 10, pp.1 - 8
テキスト要約装置100は、例えば図示しない重みパラメタ算出部を有し、重みパラメタを求める。重みパラメタ算出部は、Q個のx(文の集合)と各文の集合に対する正しい文の並びyの組からなる訓練データτを入力され、図12に示すアルゴリズムは重みパラメタwを学習する。但し、q=1,2,…,Qである。具体的には、Q個の訓練事例を一つずつ取り上げ、現在のwを用いてx内の文を並べる(図12の4行目)。現在の重みパラメタwを用いて得られる、可能な文の並びのうち連接スコアwΦ(x,y)が最大の文の並びy’を求める(図12の4行目のargmax操作)。argmax操作の詳細については後述する。y≠y’の場合(つまり、連接スコアwΦ(x,y)が最大の文の並びと正しい文の並びが異なる場合)、現在の重みパラメタwでは、正しい並びを再現することができなかったことになる。その時は重みパラメタwを更新し、正しく文を並び替えることができるようにする(図12の5行目)。現在のパラメタwで正しい並びを再現することができたのならば、重みパラメタは更新しない(図12の6行目)。
これをQ個の訓練データに対し行い、さらに、それをN回繰り返すことによって重みパラメタwを更新し、ある瞬間の重みパラメタwの和vを、wを足した回数であるN×Qで割ることによって平均化し、これを最終的な重みパラメタwとし(図12の9行目)、記憶部103に格納する。なお、Nは求めようとする重みパラメタwの性質により異なり、重みパラメタwの算出に先立ち、実験等により適宜求めることができる。また、訓練データτは、文書の頭と末尾、文境界が明示された任意のテキストである。もちろん、要約の対象とするテキストのジャンルと同一ジャンルのテキストのみからパラメタwを学習するなどの工夫をしてもよい。一例として、推定された重みパラメタを図14に示す。図14に示された素性の列が図11に示した素性と対応しており、重みの列が該素性の重みパラメタである。図14によれば、文を並べる際に、「料理」という語を含む文の後には「野菜」、「油」、「友達」といった語を含む文を並べた方が正しい並びとなりやすい。一方、「料理」という語を含む文の後に「夜景」「優雅」という語を含む文を並べると誤りとなりやすい。
(argmax操作)
argmax操作は、文の集合xに含まれる文を用いて可能な文の並びのうち連接スコアが最大となる文の並びy’を求める。これはいわゆる巡回セールスマン問題であり、厳密解を短時間で求めることが難しい。例えば、Q!通りの文の並びから最も連接スコアの高い文の並びを求める必要があり、Qの値が大きくなるに従い、指数的に計算量も増大する。
そのため、一例として、動的計画法とビームサーチを用いて近似解を求め、argmax操作を代替することができる。具体的には、一例として、動的計画法の一種であるHeld and Karp Algorithmを用いる(参考文献3参照)。Held and Karp Algorithmによる文の並びの近似解の探索を図15に示す。
[参考文献3]Michael Held and Richard M. Karp, “A dynamic programming approach to sequencing problems”, In Journal of the Society for Industrial and Applied Mathematics (SIAM), 1962, Vol.10, No.1, pp.196-210
Sは並び替えの対象とする文の集合であり、うちs0を文書の頭を示すもの、s(Q+1)を文書の末尾を示すものとする。すなわち、s0から出発し、s1からsQまでの文を必ず一度通過し、s(Q+1)に到着するすべての経路のうち最もスコアが高い経路を探索する問題となる。MはSに含まれるすべての文の間の連接スコアを格納した行列である。例えばMk,jは文skとsjの連接スコアを示し、即ちwφ(sk,sj)に相当する。H(C,sk)は、既にC⊆Sを通過し、i時点で文skを追加した仮説及び該仮説のスコアである。Hは最も文の並びの連接スコアの高い経路である。
Held and Karp Algorithmは、文を並べる際に、最後に選ばれた文と、順序は関係なくそれまでに選ばれた文が同じである仮説が複数ある場合、スコアが最も高い仮説を除くすべての仮説を破棄することによって効率的に探索を行うものである(図15の5行目)。例えば、図16の破線で表す文の並びs1、s2、s3とs2、s1、s3は最後がs3であり、それまでに選ばれた文も同様であるため、これら2つの仮説を両方とも展開する必要はない。例えば、s2、s1、s3の連接スコアが高い場合には、この文の並びに係る仮説のみを展開し、s1、s2、s3に係る仮説は破棄すればよい。
しかし、それでも依然探索空間は広大であるため、i時点において連接スコアが高い上位b件の仮説のみを、展開し、i+1時点の仮説とする(ビームサーチ、図15の4行目)。つまり、上位b件以外の仮説を破棄する。例えば、図16の一点鎖線で表す文の並びs3、s1、s2がi=3時点において、上位b件以内でなければ、この仮説について、i=4以降において展開する必要はない。これにより探索空間を大幅に狭めることができる。これにより、さらに効率的に近似解を探索することができる。
例えば、Q=100とし、b=20としHeld and Karp Algorithmを用いない場合、i=1時点において、生成される100個の仮説のうち、上位20件の仮説のみを展開する。よって、上位20件に対し、それぞれ99件の仮説が展開される。その結果、生成される1980件の仮説のうち、また上位20件の仮説のみを展開するだけでよい。ビームサーチを行わない場合には、100件に対し、それぞれ99件の仮説が展開される。その結果生成される9900件の仮説に対し、それぞれ98件の仮説を展開する。この処理をi=Q時点まで繰り返すため、ビームサーチを用いる場合に比べ演算量が膨大となる。
なお、argmax操作は、重みパラメタwを求める処理の中で行われ(図12の4行目)、その操作中に連接スコアMを用いるが(図15参照)、この連接スコアはargmax操作呼出し時の(更新中の)重みパラメタを用いて、式(2)等を用いて求める。
<重要文順列探索部119>
重要文順列探索部119は、内容性スコアと連接スコアを受信し、これらの和が、最大値となる、または、最大値の近似値となる変換文の順列を探索し(s119)、出力部135へ送信する。
重要文順列探索部119は、連接スコアと内容性スコアを元に、要約の対象とするテキストデータから求めた1以上の変換文の並びを、要約長以内で探し出す。このとき、同じ入力文から生成される変換文のバリエーション間の順列は求めないように制約を付加してもよい。この場合、連接スコア計算部においても同じ入力文から生成される変換文のバリエーション間の連接スコアを求める必要はない。例えば、短縮文のバリエーションには、入力文識別子を付加し、同じ入力文識別子を付与されたる短縮文同士の連接スコア及び順列は求めないようにする。
は内容性スコアと連接スコアの和が最大値、または、最大値の近似値である文の並びとし、Uは要約の対象とするテキストから構成可能な文の並びのすべて、SはUに含まれる任意の並びの一つとする。文を選び出す際には単純に文を選ぶのではなく、内容性スコアと、連接スコアの2点を考慮し、最良の文の並びSを、Uから選び出す。一例として、Sは以下のように定義できる。
Figure 0005523929
λは内容性スコアと連接スコアのどちらを重視するか制御するパラメタである。(si,sj)∈Sは、文の並びSにおいて隣接する文siとsjのうち、siがsjの前に現れることを示している。length(S)は文の並びSの長さを、Kは要約長を示す。
最良の要約Sは、Sが含むすべての文sの内容性スコアContent(s)の合計ΣContent(s)と、それらの文のうち隣接する文間の連接スコアConnect(sj|si)の合計ΣConnect(sj|si)の和が最大のものである。なお、内容性スコアと連接スコアの和の最大値とは、argmax[ΣContent(s)+ΣConnect(sj|si)]だけでなく、λを用いて調整される値argmax[ΣContent(s)+λΣConnect(sj|si)]をも含む。
しかし、このようなSを求める問題、即ち式(4)のargmax操作を行う問題も厳密解を短時間で求めることが難しい。これに対処するため、重みパラメタwを学習する際と同様に、動的計画法とビームサーチを用いて探索を行い、近似解を求める。具体的には、図15のH(C,sk)を連接スコアと内容性スコアの和を表わすものとし(wを学習する際には連接スコアのみを表わす)、この和の高い仮説のみを順次展開するようにする。一方、wを学習した際とは異なり、要約サイズの制限があるため、すべての文を並べる必要はない。そのため、図15に示したHeld and Karp Algorithmとビームサーチを用い探索を行いつつ、いかなる文を追加しても要約サイズを超える仮説は展開を停止し要約候補として別途保存しておく。そして、すべての仮説を展開し終わった後、保存された要約候補の中から最もスコアが高いものを選ぶことによって近似解を得ることができる。
以下、図17を用いて重要文順列探索部119の処理例について説明する。時点iにおけるH(i)個の文の並びの集合をS(i)={S(i,1),S(i,2),…,S(i,H(i))}とする。要約元となるテキストにはQ個の文が含まれ、その集合をZ={s1,s2,…,sQ}と表す。
まず、初期設定を行う(s119a)。i時点の文の並びのS(i,h)が文sqを既に網羅しているか否か判定し(s119b)、網羅していない場合には、S(i,h)に文sqを追加し、文の並びS(i+1,k)を生成する(s119c)。S(i+1,k)の大きさが要約サイズK以下か否かを判定し(s119d)、大きい場合には、文sq追加前の文の並びS(i,h)を保存する(s119e)。以降、この文の並びS(i+1,k)に対する仮説の展開は行わない。例えば、図16において、一点鎖線で表される文の並びS3,S1に対し、S2を追加したときに、要約サイズKを超える場合には、文の並びS3,S1を保存し、文の並びS3,S1,S2に対する仮説の展開は行わない。
この処理をi時点の文の並びSすべてに対して行い(s119g、h)、さらに、要約元となるテキストに含まれるすべての文に対して行う(s119i,j)。
生成された文の並びの集合S(i+1)={S(i+1,1),S(i+1,2),…,S(i+1,k)}に含まれる各文の並びの内容性スコアと連接スコアの和sumを求める(s119k)。k’=1,2,…,kとし、各文の並びの内容性スコアをContent(S(i+1,k’))とし、連接スコアをConnect(S(i+1,k’))とすると、
Figure 0005523929
と表すことができる。すべてのk’に対応するsum(S(i+1,k’))を求め、最後に追加した文が同一であって、かつ、既に網羅した文の集合が同一の文の並びが存在するか否か判定し、存在する場合には、存在する文の並びの中でsum(S(i+1,k’))が最大か否か判定し(s119m)、最大でない場合には、対応する仮説を破棄する(s119n)。その上で、各sumの値が上位b件に属するか否か判定し(s119p)、属さない場合には対応する仮説を破棄する(s119n)。以降、破棄した文の並びに対する仮説の展開は行わない。
iを更新し(s119q)、上記処理(s119b〜s119q)を繰り返し、通常、Kは要約元のテキストの大きさよりも小さいので、要約元のテキストに含まれる文のすべてを並べる前に、すべての仮説は破棄されるか、保存される。そして、保存された仮説の中から最も大きいsumに対応する文の並びをSとする。
<出力部135>
出力部135は、重要文順列探索部119で探索された変換文の並びを受信し、この順列を文に整形し、出力する。
例えば、テキスト要約装置100に対して、文1、文2、文3からなるテキストデータと(図3〜図5参照)、要約長として45文字が入力された場合、下記のような出力(要約)を得ることができる。
文2「イタリアで修行してきたシェフによる料理は最高です。」(25文字:短縮率0.89)

文1「ピザに対するイメージが変わりました。」(18文字:短縮率0.53)
要約「イタリアで修行してきたシェフによる料理は最高です。ピザに対するイメージが変わりました。」(43文字:要約率0.46)
これは、文2の短縮文の後に文1の短縮文がつながることを意味し、それぞれの文の短縮率は異なる。
<効果>
このような構成とすることで、各入力文に対し尤もらしい変換文バリエーションを生成し、各変換文の内容性スコアと変換文の連接スコアを求め、これを同時に考慮した順列を探索するため、重要かつ自然な変換文の順列となる。大域的な情報に加えて、局所的な情報を利用することができ、内容網羅性及び可読性の高い要約を生成することができるという効果を奏する。言い換えると、原文の重要な内容を多く網羅し、かつ、読みやすい要約を生成することが可能となる。
特に、要約長が短いほど本発明は有利になる。本実施例によれば、要約において隣接する短縮文同士のつながりやすさが考慮されるので、文短縮を行いつつも、つながりやすさに不可欠な情報が欠落しない文短縮が実現でき、限られた要約長でも読みやすい要約を生成することが可能になる。
また、複数の文章から要約を生成するという問題に対して、文を短縮しても要約の可読性を犠牲にせず、短縮した長さだけ別の価値ある情報を要約に含めることにより要約の内容網羅性を向上させることができる。
さらに、本実施例によれば、最適な文短縮の順列が、各文に最適な文短縮の短縮率を一意に決定する。このため、各文における文短縮の短縮率に関するパラメタをもはや必要としないという効果がある。
<ハードウェア構成>
図18は、本実施例におけるテキスト要約装置100のハードウェア構成を例示したブロック図である。図18に例示するように、この例のテキスト要約装置100は、それぞれCPU(Central Processing Unit)11、入力部12、出力部13、補助記憶装置14、ROM(Read Only Memory)15、RAM(Random Access Memory)16及びバス17を有している。
この例のCPU11は、制御部11a、演算部11b及びレジスタ11cを有し、レジスタ11cに読み込まれた各種プログラムに従って様々な演算処理を実行する。また、入力部12は、データが入力される入力インターフェース、キーボード、マウス等であり、出力部13は、データが出力される出力インターフェース、ディスプレイ、プリンタ等である。補助記憶装置14は、例えば、ハードディスク、半導体メモリ等であり、テキスト要約装置100としてコンピュータを機能させるためのプログラムや各種データが格納される。また、RAM16には、上記のプログラムや各種データが展開され、CPU11等から利用される。また、バス17は、CPU11、入力部12、出力部13、補助記憶装置14、ROM15及びRAM16を通信可能に接続する。なお、このようなハードウェアの具体例としては、例えば、パーソナルコンピュータの他、サーバ装置やワークステーション等を例示できる。
<プログラム構成>
上述のように、補助記憶装置14には、本実施例のテキスト要約装置100の各処理を実行するための各プログラムが格納される。テキスト要約プログラムを構成する各プログラムは、単一のプログラム列として記載されていてもよく、また、少なくとも一部のプログラムが別個のモジュールとしてライブラリに格納されていてもよい。
<ハードウェアとプログラムとの協働>
CPU11は、読み込まれたOSプログラムに従い、補助記憶装置14に格納されている上述のプログラムや各種データをRAM16に展開する。そして、このプログラムやデータが書き込まれたRAM16上のアドレスがCPU11のレジスタ11cに格納される。CPU11の制御部11aは、レジスタ11cに格納されたこれらのアドレスを順次読み出し、読み出したアドレスが示すRAM16上の領域からプログラムやデータを読み出し、そのプログラムが示す演算を演算部11bに順次実行させ、その演算結果をレジスタ11cに格納していく。
図1は、このようにCPU11に上述のプログラムが読み込まれて実行されることにより構成されるテキスト要約装置100の機能構成を例示したブロック図である。
ここで、記憶部103は、補助記憶装置14、RAM16、レジスタ11c、その他のバッファメモリやキャッシュメモリ等の何れか、あるいはこれらを併用した記憶領域に相当する。また、変換文生成部112、素性要素抽出部113、内容性スコア計算部115、連接スコア計算部117及び重要文順列探索部119は、CPU11にテキスト要約プログラムを実行させることにより構成されるものである。
[変形例1]
図7及び図8を用いて実施例1と異なる部分についてのみ説明する。
変換文生成部112は、図7記載の分割部112bのみを備える。記憶部103は、複文及び重文を単文に分割する分割ルールを記憶している。
分割部112bは、入力部131を介して入力文を受信し、記憶部103の分割ルールを参照して、入力文が複文及び重文の場合には、単文に分割し(s112b)、2以上の単文を変換文のバリエーションとして素性要素抽出部113に送信する。
例えば、形態素「で/判定詞:連用」+「あ/動詞語幹:R」+「り/動詞接尾辞:連用」+「、/読点」を「で/判定詞:連用」+「あ/動詞語幹:R」+「る/動詞接尾辞:終止」+「。/句点」に分割するという分割ルールを記憶部103に記憶しておく。分割部112bは、形態素解析済み文4「このお店はイタリアンの老舗であり、横浜駅から徒歩10分の場所に位置する。(図6参照)」を受信し、形態素「で/判定詞:連用」+「あ/動詞語幹:R」+「り/動詞接尾辞:連用」+「、/読点」をキーとして記憶部103を検索し、該当する分割ルールを取得し、このルールに従って、文4−1「このお店はイタリアンの老舗である。」と文4−2「横浜駅から徒歩10分の場所に位置する。」という2つの文に分割し、これらを変換文のバリエーションとして出力する。
本変形例によれば、各入力文に対し1以上の変換文を生成し、各変換文の内容性スコアと変換文の連接スコアを求めて、要約長以内の変換文の順列を探索するため、コーパス等から求めた大域的な情報に加えて、変換文同士の連接に関する局所的な情報を利用することができ、内容網羅性及び可読性の高い要約を生成することができる。特に、複文や重文を単文に分割し、変換文のバリエーションとすることができるので、読みやすい(可読性の高い)要約を生成できる。
なお本変形例では、同じ入力文から生成される変換文のバリエーション間の順列は求めないように制約を付加する必要はない。変換文のバリエーションは、それぞれ異なる内容を持つ文となるためである。
[変形例2]
図7及び図8を用いて実施例1と異なる部分についてのみ説明する。
変換文生成部112は、図7記載の換言部112cのみを備える。記憶部103は、ある表現をより短い同じ意味を持つ他の表現に言い換えるというルールを換言テーブルとして記憶している。
換言部112cは、入力部131を介して入力文を受信し、記憶部103の換言テーブルを参照して、入力文の表現をより短い同じ意味を持つ他の表現に言い換え(s112c)、言い換えた文を変換文のバリエーションとして素性要素抽出部113に送信する。
例えば、「徒歩X分の場所に位置する」という表現をより短い同じ意味を持つ「X分歩くと着く」という表現に言い換えるというルールを換言テーブルとして記憶部103に記憶している場合、換言部112cは、文4「このお店はイタリアンの老舗であり、横浜駅から徒歩10分の場所に位置する。」を受信し、「徒歩10分の場所に位置する」という表現をキーとして、記憶部103を検索し、上記ルールを取得し、このルールに従って、文4を「このお店はイタリアンの老舗であり、横浜駅から10分歩くと着く。」に言い換え、言い換えた文を変換文のバリエーションとして素性要素抽出部113に送信する。なお、1つの入力文に対し、2つ以上の言い換え表現を用意し、換言テーブルに記憶してもよい。なお、言い換え表現は文字列のパターン以外でもよい。例えば、形態素のパターンでもよいし、係り受けのパターンでもよく、特に規定するものではない。
本変形例によれば、実施例1及び変形例1と同様に、内容網羅性及び可読性の高い要約を生成することができる。特に、より短い同じ意味を持つ他の表現に言い換えるため、同内容の要約をより短い文字数で作成できる。
[変形例3]
図7及び図8を用いて実施例1と異なる部分についてのみ説明する。
変換文生成部112は、短縮文生成部112aと、分割部112bと、換言部112cを備える。実施例1、変形例1、変形例2では、各部が単独で変換処理を行っていたが、本変形例では、各部が並列に変換処理を行う。短縮文生成部112aと、分割部112bと、換言部112cは、それぞれ第1の変換文のバリエーション、第2の変換文のバリエーション、第3の変換文のバリエーションを求め(s112a,s112b,s112c)、素性要素抽出部113に送信する。各部の処理は実施例1、変形例1、変形例2で説明した通りである。
このような構成とすることで、実施例1、変形例1、変形例2と同様の効果を得ることができる。さらに、入力文に対して、より多くの変換文のバリエーションを求めることができ、より多くのバリエーションに基づき、重要文順列を探索することができるため、より内容網羅性及び可読性の高い要約を生成することができる。重要文抽出と文短縮を組合せるだけでなく、文短縮の代わりに、各文に対して同義でもより短い表現への言い換えを行ったり、重文に対する文分割を行うことを、重要文抽出と組合せることによって、さらに読みやすく原文の情報を網羅した要約を生成する。
なお、変換文生成部112は、短縮文生成部112aと分割部112bと換言部112cのうち、何れか2つを備える構成としてもよい。
[変形例4]
図19及び図20を用いて実施例1と異なる部分についてのみ説明する。
変換文生成部212は、短縮文生成部112aと、分割部112bと、換言部112cを備える。実施例1、変形例1、変形例2では、各部が単独で変換処理を行っていたが、本変形例では、各部が縦列に変換処理を行う(s212)。例えば、短縮文生成部112aは入力文を用いて第一の変換文のバリエーションを求める(s112a)。分割部112bは、入力文の代わりに、短縮文生成部112aで求めた第1の変換文のバリエーションを入力され、これを用いて、第2の変換文のバリエーションを求める(s112b)。さらに、換言部112cは、入力文の代わりに、第2の変換文のバリエーションを入力され、これを用いて、第3の変換文バリエーションを求める(s112c)。そして、第3の変換文のバリエーションを素性要素抽出部113に送信する。
このような構成とすることで、実施例1、変形例1、変形例2と同様の効果を得ることができる。さらに、短縮文作成部112aにより、入力文に対して、多くの変換文のバリエーションを求めることができ、さらに、分割部112bにより可読性の高い変換文のバリエーションを得ることができ、換言部112cにより同内容の要約をより短い文字数で作成することができる。これらの文をもとに、重要文順列を探索することができるため、より内容網羅性及び可読性の高い要約を生成することができる。
なお、短縮文生成部112aと、分割部112bと、換言部112cのうち、何れか二つを備える構成としてもよいし、各部は、どのような順番で縦列接続してもよい。
[変形例5]
実施例1と異なる部分についてのみ説明する。短縮文生成部112aにおいて、参考文献3記載の方法を用いて短縮文のバリエーションを生成する。参考文献3では、文節網羅率と文節連接確率に基づいて各部分木のスコアを以下のように定義し、スコアが最大となる述部をルートとした部分木を要約対象である文の短縮文とする。本変形例では、スコアが最大となる述部をルートとした部分木だけではなく上位N件を短縮文のバリエーションとして求める。
Figure 0005523929
ここで、Xは要約対象の文を、G(X)は文Xにおける部分木の集合を、Wは部分木を、node(W)は部分木Wを構成する文節数を表す。Pimp(w)は文節網羅率を表し、
Figure 0005523929
である。ここで、Xは文全体、wとwは文節を表し、tは文節wに含まれる単語を、tは文節wに含まれる単語を表す。文節網羅率を考慮することで、文の内容を網羅するような重要な単語を含む文節を多く含む部分木のスコアが高くなる。Padj(w|wi−1)は文節連接確率を表し、
Figure 0005523929
である。但し、fは文節の内容語の主辞を表し、fi−1は文節の機能語の主辞を表す。文節の内容語の主辞とは、文節に存在する内容語列のうち最後尾のものを指す。また、節の機能語の主辞とは、文節に存在する機能語列のうち句読点等の記号類を除く最後尾のものを指す。但し、副詞文節のように機能語がないものは内容の主辞と同じ単語になる。文節連接確率は各文節が隣り合う尤もらしさを表し、コーパスから最尤推定みより求める。
このような構成とすることによって、実施例1と同様の効果を得ることができる。
[その他の変形例]
入力とするテキストデータは形態素解析、固有表現抽出、係り受け解析が済んでいないものであってもよい。その場合には必要に応じてテキスト要約装置に従来技術の形態素解析部、固有表現抽出部、係り受け解析部等を設ければよい。
素性要素は、必ずしも形態素単位である必要はなく、文節等、素性を構成することができる単位であればよい。
内容性スコア計算部115は、素性要素とは異なる単位を文要素(例えば、単語や固有表現等)としてもよい。その場合、素性要素抽出部113の出力を入力とするのではなく、自身の備える文要素抽出部において、入力されたテキストデータから文要素を抽出する。
文要素スコア及び重みパラメタは、他の方法を用いて求めてよいし、他の装置で予め求めたものを記憶部103に記憶してもよい。
重要文順列探索部119は、他に、冗長性を削減する工夫を行うこともできる。式(1)と式(4)によれば、同一の内容語や情報抽出の結果がSに含まれていた場合、それらは何度も内容性スコアに加算される。しかし、一般に、要約に同一の情報が何度も現れることは好ましくないため、同一の内容語や情報抽出の結果は一度しか内容性スコアに加算されない工夫を行うことによって、要約に同一の情報が何度も含まれることを防ぐことができる。この工夫により、同一の入力文から生成される複数の変換文が同時に要約に含まれる可能性が小さくなる。
連接スコア計算部117が3つ以上の文の並びの連接スコアwΦ(x,y)を求めているが、連接スコア計算部117は2つの文の連接スコアConnect(sj|si)のみを求め、出力し、重要文順列探索部119で3つ以上の文の並びの連接スコアwΦ(x,y)を求める構成としてもよい。
また、連接スコア計算部117は、2つの文の連接スコアConnect(sj|si)から3つ以上の文の並びの連接スコアwΦ(x,y)を求めているが、3つ以上の文から連接スコアを求め、その連接スコアを用いて、文の並びの連接スコアを求める構成としてもよい。例えば、Connect(sn|si,s(i+1),…,s(n−1))とし、文si,s(i+1),…,s(n−1)の次に文snが続く場合の連接スコアを求める。この場合、重みパラメタ等をこれに併せて適宜設定する。
重みパラメタを算出する際や、重要文順列探索部119において、ビームサーチを用いる場合に、bの値は、テキスト要約装置の演算性能等を加味して適宜設定すればよい(例えば、b=1〜1000)。また、時点iにより、その数を変更してもよい。例えば、iの増加に従い、bを減少させる構成としてもよい。iが大きくなるにつれ、一つの仮説から展開できる仮説の数は少なくなるため、演算量を調整することができる。また、bの値は、定数ではなく、例えば、要約元となるテキストに含まれる文の数Qに応じて変更してもよく、b=Q×0.1等としてもよい。
また、重みパラメタを算出する際や、重要文順列探索部119において、必ずしもビームサーチと動的計画法を用いなくともよい。また、何れか一方のみを用いても、効率化を図ることは可能である。また、他の方法を用いて高いスコアを効率的に求めてもよい。
要約長は、図示しない要約長決定部で求め重要文順列探索部119の入力としてもよい。要約長決定部は、入力部131を介して、要約元となるテキストデータ、または、その大きさ(キロバイト)が入力され、その大きさに応じて要約長を決定する。例えば、要約したテキストデータが、要約元となるテキストデータの大きさの5%〜20%以下の大きさとなるように、自動的に要約長を決定してもよい。
<テキスト要約装置200>
図1及び図21を用いて実施例2に係るテキスト要約装置200を説明する。テキスト要約装置100とは、連接スコア計算部217の構成及び記憶部203の記憶するデータが異なる。
<連接スコア計算部217>
連接スコア計算部217は、素性ベクトル生成部117aを有さず、計算部217bのみを備え、連接スコアをMirella Lapata, "Probabilistic Text Structuring: Experiments with Sentence Ordering", In Proceedings of the 41st Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics (ACL), Association for Computational Linguistics, 2003, pp.545 - 552.記載の方法を用いて計算する。その場合、一例として、連接スコアは以下のように定義できる。
Figure 0005523929
fikは文siのk番目の素性要素、fjmは文sjのm番目の素性要素である。これはそれぞれ図11の文si、文sjから抽出された素性要素に対応する。p(fjm|fik)は、即ち素性要素fjmが、素性要素fikが与えられた状態で出現する確率である。式(5)によれば、連接スコア計算部217は、文siと文sjの連接スコアとして、それぞれの文の素性要素の直積集合(si,sj)の、各条件付き確率p(fjm|fik)の総積を、直積集合の濃度で正規化したものを求める。p(fjm|fik)は一例として以下のように計算できる。
Figure 0005523929
ここでC(fik,fjm)は素性要素fikと素性要素fjmが、上述の訓練データτ中の隣接する文において、素性要素fikが前の文に、素性要素fjmが後の文に現れる回数である。分母は素性要素fikが訓練データτにおいて現れる数である。式(5)を連接スコアとして用いる場合、例えば、図示しない重みパラメタ算出部は、訓練用データτを用いて、各数をカウントし、式(6)により各条件付き確率を求め、重みパラメタとして、記憶部203に記憶する。図21に推定した条件付き確率の一例を示す。素性の列の左側が素性要素fikに対応し、右側が素性要素fjm、条件付き確率の列がp(fjm|fik)に対応する。
このような構成とすることで、実施例1と同様の効果を得ることができる。
100,200 テキスト要約装置
103,203 記憶部
112 変換文生成部
112a 短縮文生成部
112b 分割部
112c 換言部
113 素性要素抽出部
115 内容性スコア計算部
117,217 連接スコア計算部
119 重要文順列探索部

Claims (9)

  1. 1以上の入力文からなるテキストデータを要約するテキスト要約装置であって、
    2つの素性要素の順序を考慮した組合せである素性に対する重みパラメタと、文を構成する文要素に対する文要素スコアを予め記憶しておく記憶部と、
    入力文を変換し、各入力文に対し1以上の変換文を生成する変換文生成部と、
    前記変換文から素性要素を抽出する素性要素抽出部と、
    各変換文に含まれる文要素に対する前記文要素スコアを用いて、各変換文の内容性スコアを求める内容性スコア計算部と、
    前記素性要素抽出部で抽出した素性要素と前記重みパラメタを用いて、変換文の連接スコアを求める連接スコア計算部と、
    前記内容性スコアと前記連接スコアの和が、最大値となる、または、最大値の近似値となる変換文の順列を探索する重要文順列探索部と、を有する、
    ことを特徴とするテキスト要約装置。
  2. 請求項1記載のテキスト要約装置であって、
    さらに前記記憶部は、単語のつながりの確率を言語モデルとして記憶し、
    さらに前記変換文生成部は、入力文を用いて、各入力文に対し1以上の短縮文を生成する短縮文生成部を備える、
    ことを特徴とするテキスト要約装置。
  3. 請求項1または2記載のテキスト要約装置であって、
    さらに前記記憶部は、複文及び重文を単文に分割する分割ルールを記憶し、
    さらに前記変換文生成部は、前記分割ルールを参照して、入力文が複文及び重文の場合には、単文に分割する分割部を備える、
    ことを特徴とするテキスト要約装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れかに記載のテキスト要約装置であって、
    さらに前記記憶部は、ある表現をより短い同じ意味を持つ他の表現に言い換えるルールである換言テーブルを記憶し、
    さらに前記変換文生成部は、前記換言テーブルを参照して、入力文の表現をより短い同じ意味を持つ他の表現に言い換える換言部を備える、
    ことを特徴とするテキスト要約装置。
  5. 1以上の入力文からなるテキストデータを要約するテキスト要約方法であって、
    2つの素性要素の順序を考慮した組合せである素性に対する重みパラメタと、文を構成する文要素に対する文要素スコアを予め記憶しておき、
    変換文生成部が、入力文を変換し、各入力文に対し1以上の変換文を生成する変換文生成ステップと、
    素性要素抽出部が、前記変換文から素性要素を抽出する素性要素抽出ステップと、
    内容性スコア計算部が、各変換文に含まれる文要素に対する文要素スコアを用いて、各変換文の内容性スコアを求める内容性スコア計算ステップと、
    連接スコア計算部が、前記素性要素抽出ステップで抽出した素性要素と前記重みパラメタを用いて、変換文の連接スコアを求める連接スコア計算ステップと、
    重要文順列探索部が、前記内容性スコアと前記連接スコアの和が、最大値となる、または、最大値の近似値となる変換文の順列を探索する重要文順列探索ステップと、を有する、
    ことを特徴とするテキスト要約方法。
  6. 請求項5記載のテキスト要約方法であって、
    単語のつながりの確率を言語モデルとして記憶しておき、
    さらに前記変換文生成ステップは、短縮文生成部が、入力文を用いて、各入力文に対し1以上の短縮文を生成する短縮文生成ステップを備える、
    ことを特徴とするテキスト要約方法。
  7. 請求項5または6記載のテキスト要約方法であって、
    複文及び重文を単文に分割する分割ルールを予め記憶しておき、
    さらに前記変換文生成ステップは、分割部が、前記分割ルールを参照して、入力文が複文及び重文の場合には、単文に分割する分割ステップを備える、
    ことを特徴とするテキスト要約方法。
  8. 請求項5から請求項7の何れかに記載のテキスト要約方法であって、
    ある表現をより短い同じ意味を持つ他の表現に言い換えるルールである換言テーブルを予め記憶しておき、
    さらに前記変換文生成ステップは、換言部が、前記換言テーブルを参照して、入力文の表現をより短い同じ意味を持つ他の表現に言い換える換言ステップを備える、
    ことを特徴とするテキスト要約方法。
  9. 請求項1から請求項4の何れかに記載のテキスト要約装置としてコンピュータを機能させるためのテキスト要約プログラム。
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