JP5524399B2 - コネクタ装置 - Google Patents
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Description
また、給電側コネクタに対する第2直交方向での位置ズレを許容しながら、両コネクタの接続状態を可能にするための構造(以下、「位置ズレ許容構造」という。)である各凹状案内部および各凸状案内部は、各凸状案内部の第2直交方向幅が、各凹状案内部の第2直交方向幅よりも小さいので、機器側コネクタを小型・軽量化することができる。
さらに、位置ズレ許容構造が、各凹状案内部および各凸状案内部であるので、第2直交方向での位置ズレを許容するための構造が簡単化されるため、機器側コネクタを小型・軽量化することができ、またコネクタ装置のコストを削減することができる。
図1〜図3を参照すると、本発明の実施例において、コネクタ装置100は、給電側給電部材としての給電側給電導線群41(図4も参照)が設置される給電側構造体としての壁10に取り付けられる給電側コネクタ101と、複数の給電側給電導線43,44から構成される給電導線群41を通じて給電される1以上の、本実施例では複数の電気機器70が設置可能な機器側構造体としての床頭台20に取り付けられる機器側コネクタ102とから構成される。
電気機器70は、映像・音響機器(例えば、テレビ、DVDレコーダ)、情報・通信機器(例えば、パソコン、パソコン以外の情報・通信端末)、冷蔵庫などを含む。本実施例では、電気機器70は、テレビ71、パソコン72、冷蔵庫73である。
なお、接続方向は、本実施例では水平方向である。そして、横方向は、接続方向に直交する第1直交方向であると共に水平方向であり、上下方向は、接続方向および前記第1直交方向に直交する第2直交方向である。
信号回線32は、病院に設置されたテレビアンテナ回線、電気通信回線(例えば、インターネット回線、病院内ネットワーク回線)、テレビアンテナ回線および電気通信回線以外の、電気機器70との間での電気信号の送信用または受信用回線を含む。本実施例では、信号回線32は、テレビアンテナ回線33およびインターネット回線34であり、信号導線群42は、テレビアンテナ回線33に接続される信号導線45としての2つのアンテナ導線46およびインターネット回線34に接続される信号導線45としての4つのLAN導線47を含む。
床頭台20には、電気機器70のほかに、接続用基板60と、機器側給電部材としての給電導線群51と、機器側信号伝達部材群としての信号導線群52とが設置される。
なお、図2,図3においては、給電側端子136が外観で示されている。
本体111は、給電側コネクタ101を壁面11に取り付けるための四角形枠状の取付部112と、給電側端子群130を保持する平板状の第1端子保持部113と、取付孔112aが設けられた取付部112と端子保持部113とを連結する四角筒状の連結部114と、1対の凹状案内部117とを有する。
第1,第2端子保持部113,123に設けられた収容溝113c,123cに収容される各給電側端子136は、上下方向での両端部にて、両端子保持部113,123により挟持されて保持される(図3参照)。各収容溝113cには、端子保持部113を接続方向に貫通すると共に上下方向に長細い孔であるスリット118が設けられている。
なお、図4では、説明の便宜上、一部の給電側信号端子134が省略されている。
床頭台20に着脱可能に取り付けられるホルダ150は、機器側コネクタ102を背面21に取り付ける四角形枠状の取付部152と、機器側端子群160を保持する平板状の機器側端子保持部153と、取付孔152aが設けられた取付部152と端子保持部153とを連結する四角筒状の連結部154と、1対の凸状案内部157とを有する。
両端子保持部113,153は、接続状態で接続方向で互いに対向する対向面113a,153aをそれぞれ有する。
なお、「ほぼ」との表現は、「ほぼ」との修飾語がない場合を含むと共に、「ほぼ」との修飾語がない場合とは厳密には一致しないものの、「ほぼ」との修飾語がない場合と比べて作用または効果に関して有意の差異がない範囲を意味する。
1対の第2連結部分156は、上下方向で1対の連結部分116とそれぞれ当接することにより、両コネクタ101,102を接続可能とするために、給電側コネクタ101に対して機器側コネクタ102が上下方向で占める位置の許容範囲を規定する。
機器側端子166は、雄型のタブ端子であり、対向面113aに開口しているスリット118を通って給電側端子136の接触部137と接離可能な接触部167と、機器側給電導線群51を構成する複数の機器側給電導線53,54または機器側信号導線群52を構成する複数の機器側信号導線55とそれぞれ接続される接続部168と、保持手段としてのビス94によりホルダ150の支持部159に保持される被保持部169とを有する。接触部167は、長孔158が設けられた端子保持部153を貫通して対向面153aから接続方向に突出している。
なお、図1,図2,図4,図5には、信号導線45,55が接続されていない複数の予備の信号端子134,164が示されている。
なお、図5では、説明の便宜上、給電端子163Bおよび一部の信号端子164が省略されている。
各給電用端子群161は、機器側給電導線53,54を介して給電用接続部61に接続される。信号端子164Aはアンテナ導線56を介して前記アンテナ端子に接続され、該アンテナ端子はアンテナケーブルを介してテレビ71に接続される。また、信号端子164BはLAN導線57を介してモジュラージャックに接続され、該モジュラージャックは、LANケーブルを介してパソコン72に接続される。
このように、給電側コネクタ101および機器側コネクタ102には、2つの給電側給電端子群131および2つの機器側給電端子群161が並列に設けられる。そして、各給電端子群131および各給電端子群161は、接続部61の共通の入力部に接続される。
これにより、各電気機器70は、2つの給電側給電端子群131および2つの機器側給電端子群161を通じて並行して給電される。
ここで、接離とは、接触および分離(または、接触解除)を意味する。
そして、給電側給電端子133および機器側給電端子163は、給電側給電導線群41を通じて電気機器70および機器側給電導線群51に給電を行う端子である。給電側信号端子134および機器側信号端子164は、給電側信号導線群42と、電気機器70または機器側信号導線群52との間で電気信号を伝達する端子である。
また、両コネクタ101,102の接続状態において、両対向面113a,153aは、分離方向で壁面11から突出しない位置にあり、さらには、給電側端子保持部119および機器側端子保持部153が分離方向で壁面11から突出しない位置にある。
より具体的には、各給電側給電端子133は給電側信号端子134として使用可能な端子であり、各給電側信号端子134は給電側給電端子133として使用可能な端子である。同様に、各機器側給電端子163は機器側信号端子164として使用可能な端子であり、各機器側信号端子164は機器側給電端子163として使用可能な端子である。
また、各給電側信号端子134および各機器側信号端子164は、信号導線群42と電気機器70との間での異なる種類の電気信号(例えば、アンテナ導線46により伝達されるアンテナ信号およびLAN導線47により伝達されるLAN信号)、および、異なる電気機器70(例えば、テレビ71およびパソコン72)に同じ種類または異なる種類の電気信号(例えば、前述のアンテナ信号またはLAN信号)を伝達するために使用可能な端子である。
併せて図2を参照すると、対向面153aに対して、接続方向での凸状案内部157の突出量は、接続方向での接触部167の突出量よりも大きい。
ここで、両端子群130,160の整列位置とは、給電側端子群130と機器側端子群160とが接離可能な位置、すなわち、互いに接離する給電側端子136および機器側端子166の対が、接続方向に整列して該接続方向で対向する位置である。
このように、1対の凸状案内部157および1対の凹状案内部117は、両端子群130,160を接離可能とするために、給電側コネクタ101に対する機器側コネクタ102の、したがって壁10に対する床頭台20の、横方向での位置を設定する位置決め部である。
そして、凹状案内部117および凸状案内部157は、給電側端子群130と機器側端子群160とが接続方向で離隔している状態で、横方向で係合しつつ嵌合することにより、壁10に対して近づく床頭台20を接続方向ほぼ平行に案内する。このため、機器側端子群160は、対向面113aおよび給電側端子群130から接続方向で離れた状態から、壁10に対して床頭台20が接続方向にさらに移動することで、各機器側端子166の接触部167が、スリット118、さらに各給電側端子136の接触部137に挿入されて、図2に示される接続完了状態になる。この接続完了状態では、接続方向で、取付部112,152同士が面接触しており、さらに各傾斜面115aと各第1連結部分155とが面接触していてもよい。
コネクタ装置100は、給電導線群41が設置された壁10に固定される給電側コネクタ101と、給電導線群41を通じて給電される複数の電気機器70が設置された床頭台20に固定される機器側コネクタ102とから構成され、各電気機器70は、両コネクタ101,102の接続状態で互いに接触する給電側コネクタ101の給電側給電端子群131と機器側コネクタ102の機器側給電端子群161とを通じて給電導線群41から給電される。
これにより、給電導線群41から電気機器70への給電は、両コネクタ101,102が接続されることで、給電側給電端子群131および機器側給電端子群161との直接接続により行われる。このため、壁10と床頭台20との間では、給電ケーブルを使用することなく、給電導線群41から電気機器70へ給電することができる。
これにより、信号導線群42と電気機器70との間での電気信号の伝達は、給電側コネクタ101および機器側コネクタ102の接続による各給電側信号端子134と各機器側信号端子164との直接接続により行われる。このため、壁10と床頭台20との間では、給電ケーブルに加えて、信号ケーブル(例えば、LANケーブル)も使用されないので、壁10および床頭台20間での電気信号の伝達および給電のケーブルレス化を実現することができる。
しかも、各給電側信号端子134および各機器側信号端子164は、特定の電気信号のみを伝達する、また、特定の電気機器70のみに電気信号を伝達する専用型信号端子とは異なり、任意の電気信号、または任意の電気機器70への電気信号を伝達可能な汎用型信号端子である。このため、電気信号の種類または電気機器70の種類に関わりなく、給電側コネクタ101および機器側コネクタ102において給電側信号端子134と機器側信号端子164との対を任意に選択して使用することが可能になるので、信号端子134,164の選択の自由度が大きくなり、給電端子群131,161と信号端子群132,162とを備えるコネクタ装置100の利便性を向上させることができ、さらにコネクタ装置100のコストを削減することができる。
これにより、給電側コネクタ101および機器側コネクタ102の接続状態において、床頭台20が接続方向で壁10に近接して配置されるので、床頭台20を病室にコンパクトに配置することができる。
これにより、給電側端子群130および機器側端子群160の各端子群において、各給電端子133,163および各信号端子134,164が、給電用と信号伝達用とに互換性があるので、各コネクタ101,102での給電端子133,163および信号端子134,164の選択の自由度が大きくなり、コネクタ装置100の利便性を向上させることができる。
また、各給電側給電端子133および各給電側信号端子134が同一構造の給電側端子136により構成され、各機器側給電端子163および各機器側信号端子164が同一構造の機器側端子166により構成されるので、コネクタ装置100のコストを削減することができる。
しかも、横方向での床頭台20の位置ズレが解消するまで、給電側端子群130と機器側端子群160とが接触しないので、機器側端子群160が対向面153から接続方向で突出している場合にも、床頭台20の横方向での移動に起因する給電端子163または信号端子164の損傷の発生を防止することができる。
これにより、壁10に対する上下方向での位置ズレを許容しながら、両コネクタ101,102の接続状態を可能にするための構造、すなわち上下位置ズレ許容構造である各凹状案内部117および各凸状案内部157は、各凸状案内部157の上下方向幅W22が、各凹状案内部117の上下方向幅W12よりも小さいので、移動可能な床頭台20に取り付けられる機器側コネクタ102を小型・軽量化することができる。このため、機器側コネクタ102が取付けられた床頭台20の重量増を抑制することができて、床頭台20の移動容易性を向上させることができる。
さらに、上下位置ズレ許容構造が、各凹状案内部117および各凸状案内部157であるので、機器側コネクタが、床頭台20に対して機器側コネクタを上下方向に移動可能とする機構を備えている場合に比べて、上下方向での位置ズレを許容するための構造が簡単化されるため、機器側コネクタ102を小型・軽量化することができ、またコネクタ装置100のコストを削減することができる。
給電側信号端子134および機器側信号端子164には、床頭台20または機器側構造体に設置される電気機器のうちの非特定電気機器に電気信号を伝達する信号端子が含まれていてもよい。ここで、非特定電気機器とは、給電端子群131,161を通じて給電されると共に信号端子134,164を通じて電気信号が伝達される電気機器70である特定電気機器を電源とする電気機器、または、給電端子群131,161を通じて給電されない電気機器である。
凸状案内部が給電側コネクタに設けられ、両端子群130,160が整列位置で前記凸状案内部と嵌合する凹状案内部および前記凸状案内部を前記凹状案内部に導く傾斜案内部が機器側コネクタに設けられてもよい。
給電側端子136が、対向面113aから分離方向に突出していてもよく、機器側端子166が対向面153aから接続方向に突出していなくてもよい。
機器側構造体は、床頭台以外の構造体(例えば、キャビネット、病室に設置されるベッド)である。
給電側構造体は、建築物において、病室などの室の側壁である壁、または該壁以外の部分(例えば、天井または床)であり、また、建築物以外の不動の構造体、または、移動可能な構造体であってもよい。
給電側構造体は、ベッド(例えば、病人用または介護用)であり、機器側構造体は、コネクタ装置100を介してベッドに支持される台であってもよい。
101・・・給電側コネクタ
102・・・機器側コネクタ
113・・・端子保持部
115・・・傾斜案内部
115a・・・傾斜面
117・・・凹状案内部
119・・・給電側端子保持部
130・・・給電側端子群
131・・・給電側給電端子群
132・・・給電側信号端子群
133・・・給電側給電端子
134・・・給電側信号端子
136・・・給電側端子
153・・・機器側端子保持部
157・・・凸状案内部
160・・・機器側端子群
161・・・機器側給電端子群
162・・・機器側信号端子群
163・・・機器側給電端子
164・・・機器側信号端子
166・・・機器側端子
W12,W22・・・上下方向幅
Claims (4)
- 給電側コネクタと機器側コネクタとから構成され、前記給電側コネクタおよび前記機器側コネクタが、前記給電側コネクタに対する前記機器側コネクタの、接続方向への相対移動により接続され、前記接続方向とは反対方向の分離方向への相対移動により分離され、1以上の電気機器が、前記給電側コネクタおよび前記機器側コネクタの接続状態で、互いに接触する前記給電側コネクタの給電側給電端子群と前記機器側コネクタの機器側給電端子群とを通じて前記給電側給電端子群に接続される給電部材から給電されるコネクタ装置において、
前記給電側コネクタが、1以上である第1所定数の前記給電側給電端子群と、複数である第2所定数の給電側信号端子とを含む給電側端子群を備え、
前記機器側コネクタが、前記第1所定数の前記給電側給電端子群と接離可能な前記第1所定数の前記機器側給電端子群と、前記第2所定数の前記給電側信号端子とそれぞれ接離可能な前記第2所定数の機器側信号端子とを含む機器側端子群を備え、
前記給電側信号端子には、前記機器側信号端子に接続される機器側信号伝達部材群を通じて前記電気機器との間で電気信号を伝達する給電側信号伝達部材群が接続され、
前記各給電側信号端子および前記各機器側信号端子が、前記給電側信号端子同士の間および前記機器側信号端子同士の間で、前記給電側信号伝達部材群と前記電気機器との間での異なる種類の前記電気信号の伝達、または、異なる前記電気機器への前記電気信号の伝達に使用可能な互換性を有する端子であり、
前記給電側コネクタが、前記接続方向に直交する第1直交方向で離隔している1対の傾斜案内部と、前記第1直交方向で離隔していると共に前記第1直交方向で前記1対の傾斜案内部の間に位置する1対の凹状案内部とを有し、
前記機器側コネクタが、前記第1直交方向で離隔していると共に前記給電側端子群と前記機器側端子群とが接離可能な位置で前記1対の凹状案内部と嵌合する1対の凸状案内部を有し、
前記各傾斜案内部が、前記給電側コネクタに対する前記接続方向への前記機器側コネクタの相対移動時に、前記凸状案内部との前記接続方向での当接によりに、前記機器側コネクタを前記第1直交方向に移動させて、前記1対の凸状案内部を前記1対の凹状案内部に案内する傾斜面を有し、
前記凹状案内部および前記凸状案内部が、前記接続方向および前記第1直交方向に直交する第2直交方向に平行に延びていると共に、前記給電側端子群と前記機器側端子群とが前記接続方向で離隔している状態で、前記第1直交方向で係合しつつ嵌合することにより、前記機器側コネクタを前記接続方向に案内し、
前記凹状案内部の第2直交方向幅が、前記凸状案内部の第2直交方向幅よりも大きいことを特徴とするコネクタ装置。 - 前記給電側コネクタが、前記第2直交方向で離隔していると共に前記接続方向に向かうにつれて互いに近づく方向に傾斜する1対の給電側傾斜部を有し、
前記機器側コネクタが、前記第2直交方向で離隔していると共に前記接続方向に向かうにつれて互いに近づく方向に傾斜する1対の機器側傾斜部を有し、
前記1対の機器側傾斜部が、前記第2直交方向で前記1対の給電側傾斜部とそれぞれ当接することにより、前記給電側コネクタに対して前記機器側コネクタが前記第2直交方向で占める位置の許容範囲を規定することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。 - 異なる前記電気機器が、共通の前記給電側給電端子群および前記機器側給電端子群を通じて前記給電部材から給電され、
前記各給電側信号端子および前記各機器側信号端子が、前記給電側信号端子同士の間および前記機器側信号端子同士の間で、前記異なる電気機器への前記電気信号の伝達に使用可能な互換性を有する端子であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ装置。 - 前記給電側コネクタが、前記給電部材が設置される給電側構造体の外面に取り付けられると共に、前記給電側端子群を保持する給電側端子保持部を有し、
前記機器側コネクタが、前記機器側端子群を保持する機器側端子保持部を有し、
前記接続状態において、前記給電側端子保持部および前記機器側端子保持部が前記分離方向で前記外面から突出しない位置にあることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のコネクタ装置。
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