JP5528611B2 - 構造化文書変換装置、装置の構造化文書変換方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
具体的に、文書ドキュメントとしての側面に注目すると、Adobe社のPDFファイルのように、XPSドキュメントも、文書ドキュメントのフォーマットとして、各種文書の保存、再利用・公開、配布の用途で利用される。前述したようにXPSドキュメントにおいては、各階層のノード毎にプリントチケットを保持することができる。このため、印刷設定を関連付けたXPSドキュメントを作成し、XPSドキュメントを印刷設定(印刷属性)と共に配布するといった運用を行うことができる。
このように、XPSドキュメントは、印刷設定データと描画データとを含んでおり、アプリケーション及び印刷装置の夫々で活用される。しかしながら、プリントチケットで示される印刷設定(印刷属性)の扱いに関しては、XPSドキュメントを処理する側に依存する。例えば、印刷装置においては、該印刷装置が処理できないようなプリントチケットは無視される。
また、アプリケーションにおいて、文書ドキュメントの一部をコピーしたり編集したり際に、ノード毎に保持された印刷属性に優先順位を設定し、階層のノードに応じて、ノードに保持された印刷属性を置き換える手法がある(例えば、特許文献2を参照)。
特許文献1に示される手法では、文書ドキュメントに対して付加された印刷属性を印刷装置が処理できる形に当該文書ドキュメントを変更するものである。このようにすると、文書ドキュメントをそのまま当該印刷装置で印刷する場合には意図する体裁の出力が得られる。しかしながら、文書ドキュメントを機能が異なる印刷装置で印刷したり、汎用的なドキュメントとして全く異なるアプリケーションで文書ドキュメントの内容を確認したりすると、文書ドキュメントの体裁が異なってしまう場合がある。
また、一般的なアプリケーションにおいても、文書ドキュメントの構造を把握しなくても取得できるジョブレベルのプリントチケットのみを判断して、表示する用紙サイズ等を特定するものも多い。
前記取得手段が取得する前記上位層のノードを、前記第1の下位層のノードを有しておりかつ前記第1の印刷設定に基づく第3の印刷設定が関連づけられた第1の上位層のノードと、前記第2の下位層のノードを有しておりかつ前記第2の印刷設定に基づく第4の印刷設定が関連づけられた第2の上位層のノードに分割する分割手段と、を有することを特徴とする。
図1は、情報処理装置の構成の一例を示す図である。
CPU101は、ROM102、RAM103、又は記憶装置105に格納されたプログラムに従って情報処理装置100全体の制御を行う。RAM103は、CPU101が各種処理を行う際のワークエリアとしても使用される。記憶装置105は、オペレーティングシステム(OS)115やアプリケーションソフトウェア112等を記録する。また、本実施形態の特徴の一つである印刷属性変換処理を行うための構造化文書変換用ソフトウェア113やプリンタドライバ114も、記憶装置105に格納される。キーボードやマウス等の入力機器は、入力I/F104を通じて、ユーザが情報処理装置100に対して各種指示を与えるためのデバイスである。出力I/F106は、データを外部に出力するためのインターフェースであり、例えば、モニタ110や印刷装置111に対してデータを出力する。印刷装置111は、ローカルI/Oのみならず、ネットワークを通して情報処理装置100に接続されていてもよい。また、情報処理装置100内の各部は、共通データバスであるシステムバス107に接続されており、システムバス107を通してデータのやりとりを行う。
XPSドキュメントといった構造化文書は主にクライアント装置100にて生成される。また、生成された構造化文書は、クライアント装置100で活用されたり、ネットワーク200を通して他の装置に送られたりする。XPSドキュメントを印刷用ドキュメントとして使用する場合には、例えば、印刷装置111bの機能に応じた印刷属性(印刷設定)が付加されたXPSドキュメントが生成される。このXPSドキュメントは、例えば、クライアント装置100aにインストールされている"プリンタドライバや印刷データ生成アプリケーション等"により生成される。そして、印刷装置111bは、生成されたXPSドキュメントに対して、当該印刷装置111bの機能を活用して印刷処理を行うことにより、XPSドキュメントを紙に印刷する。
クライアント装置100a、100bは、アプリケーションソフトウェア112を利用してプリントサーバ202に格納されたXPSドキュメントにアクセスする。更に、印刷装置111a、111bが、プリントサーバ202に格納されたXPSドキュメントにアクセスし、そのXPSドキュメントを印刷装置111a、111bで印刷するプルプリントといわれる処理も行われる。
本実施形態による印刷属性変換処理は、これらの体裁の異なりを防ぐものである。例えば、クライアント装置100aで作成された"印刷装置111bの印刷属性を含むXPSドキュメント"に対して、本実施形態による印刷属性変換処理をクライアント装置100aで行う。そして、印刷属性変換処理を行ったXPSドキュメントを、印刷装置111aで印刷したり、クライアント装置100bに配布・公開したり、プリントサーバ202に格納したりする。このようにすることで、出力されるXPSドキュメントの体裁が、アプリケーションソフトウェア112や印刷装置111a、111bによって異なってしまうことを防ぐことができる。
図3において、Fixed Document Sequence301をジョブ、Fixed Document302をドキュメント、Fixed Page303をページと理解するとよい。このようにXPSドキュメントは、ツリー構造を有し、ツリーの各ノードに、Fixed Document Sequence301、Fixed Document302、Fixed Page303が与えられている。
XPSドキュメントには、非特許文献1に示される通り、Fixed Document Sequence301が必ず1つだけ存在する。そして、Fixed Document Sequence301は、複数のFixed Document302a、302bを保持する。更に各々のFixed Document302a、302bは、複数のFixed Page303a〜303b、303c〜303dを保持する。また、これら任意のFixed Document Sequence301、Fixed Document302、Fixed Page303には、各々印刷属性(印刷設定)を関連付けることができる。この印刷属性のことをプリントチケットと呼ぶ。
図4は、ジョブ全体の印刷属性を設定する際に表示される印刷設定画面の一例を示す図である。
図4に示す印刷設定画面400は、主にジョブレベルプリントチケット304の加工を行う際に、アプリケーション、プリンタドライバ、プリントユーティリティーによって呼び出され、使用される。具体的に説明すると、印刷設定画面400は、印刷属性が付加されていないXPSドキュメントに印刷属性を付加したり、印刷属性を編集したりする際に呼び出され、使用される。
同様に、印刷設定画面400において、「ページ設定」タブ、「給紙」タブ、「印刷品質」タブが選択された場合には、選択されたタブに応じた印刷設定画面が表示される。そして、印刷設定画面で設定された内容が、ジョブレベルプリントチケット304に反映される。
図5に示す印刷設定画面500は、「ページ設定」タブ、「仕上げ」タブ、「給紙」タブ、「印刷品質」タブが選択されることにより表示される印刷設定画面を用いてジョブ全体に対して設定した印刷属性とは別の印刷属性を設定するためのものである。具体的に図5に示す印刷設定画面500は、特定のページ或いは特定のページ範囲に対して、ジョブ全体の設定とは異なる印刷属性を設定するためのシートである。このシートにおいて、ボタン501は、本文データとは別に表紙や裏表紙を設定するためのボタンである。ボタン502は、本文データとは別に挿入する用紙を設定するためのボタンである。ボタン503は、特定のページ或いは特定のページ範囲に対して、ジョブ全体の設定とは異なる設定を行うためのボタンである。また、リスト504は、これらのボタン501〜503が押下されることにより設定された"ジョブ全体の設定とは異なる項目"をリスト表示するためのものである。図5に示す例では、リスト504は、左の列から、設定対象となっているページ或いはページ範囲を示す欄と、設定の項目を示す欄と、設定の内容を示す欄とを表示している。尚、この表示は一例を示したものであり、他の形式、項目をリスト504に表示しても構わない。
また、ユーザの操作によりリスト504に列挙される特殊設定群について、設定の内容を変更するために設定ボタン507が用意されている。ユーザは、特殊設定が表示されているリスト504の中から変更したい設定を選択した後に、この設定ボタン507を押下する。そうすると、選択された設定の変更が可能となる。
このようにして、図3に示したXPSドキュメントの各階層にプリントチケットが関連付けられ、印刷属性が付加されることになる。
ここで、一般的なアプリケーションソフトウェアとは、図4及び図5に示した印刷設定画面を表示するアプリケーションやプリンタドライバのように、XPSドキュメントの内部構造を解析し、階層毎に関連付けられた印刷属性を把握、処理するようなものでない。
すなわち、ここで言うアプリケーションソフトウェアとは、XPSドキュメントを文書ドキュメントとして扱うものである。例えば、XPSドキュメントの中身を表示するものであったり、XPSドキュメントを一度アプリケーションの内部文書フォーマットに変換したりするものが挙げられる。また、ページ単位で印刷属性を切り替えられない、或いは特定の印刷属性にしか印刷属性を切り替えられない印刷装置による印刷処理も前記一般的なアプリケーションソフトウェアと同様であると言える。
次に、抽出したジョブレベルプリントチケット304に設定されている印刷属性を用いてXPSドキュメント601の表示といったXPSドキュメント601の活用を行う(ステップS605a)。または、印刷属性の加工用のユーザインターフェース606を用いて、ジョブレベルプリントチケット304の加工を行う(ステップS605b)。
その後、処理されたXPSドキュメント609の保存を行う(ステップS606)。このとき、ドキュメントレベルプリントチケット305やページレベルプリントチケット306は、削除されたり、XPSドキュメント601に付加されていたのと同様のままにされたりすることが多い。このようにすると、XPSドキュメントはそれを活用するアプリケーションソフトウェアに依存した体裁となってしまう。このようなことは印刷装置でも同様に起こり得る。例えば、ジョブレベルプリントチケット304以外のプリントチケットを解釈する印刷装置と、ジョブレベルプリントチケット304のみを解釈する印刷装置とでは出力結果の体裁が異なる。
本実施形態の構造化文書変換用ソフトウェア113では、XPSドキュメントを解析し、各階層に印刷属性が関連付けられているXPSドキュメントを、最上位の階層だけに印刷属性が関連付けられているXPSドキュメントに変換し、それを保存する。ただし、図1に示すアプリケーションソフトウェア112が、XPSドキュメントを読み出し、それを活用する前や後に、構造化文書変換用ソフトウェア113が行う処理と同じ処理を行ってもよい。また、プリンタドライバ114が、印刷データを生成する前に、構造化文書変換用ソフトウェア113が行う処理と同じ処理を行ってもよい。更に、プリントサーバ202や印刷装置111でも、構造化文書変換用ソフトウェア113が行う処理と同じ処理を行ってもよい。
次に、二階層グループ化処理部703は、解析された構造を元に、連続する2つの階層(1つのノードを含む上位層と、当該上位層の下位に位置する1つ以上のノードを含む下位層)との組み合わせでグループ化を行う。図8に示す例では、上位層に、Fixed Document802が含まれ、下位層に、Fixed Page1からFixed PageNのN(Nは自然数)個のFixed Page803、804が含まれるグループ1が形成される。また上位層に、Fixed Document805が含まれ、下位層に、Fixed Page1からFixed PageLのL(Lは自然数)個のFixed Page806、807が含まれるグループ2が形成される。更に上位層に、Fixed Document Sequence801が、下位層に、Fixed Document1からFixed DocumentMのM(Mは自然数)個のFixed Document802、805が含まれるグループ3が形成される。
最上位印刷属性XPSドキュメント変換処理部706は、二階層グループ化処理部703、印刷属性抽出処理部704、下位層印刷属性排除処理部705の繰り返しを指示し、最終的に最上位の階層にのみ印刷属性が存在するXPSドキュメントを作成する。図8のグループ1において、印刷属性抽出処理部704で抽出された下位層の印刷属性であるページレベルプリントチケット810、811が下位層印刷属性排除処理部705で排除されると、ドキュメントレベルプリントチケット809のみが存在することになる。同様にグループ2においては、ドキュメントレベルプリントチケット812のみ存在することになる。更にグループ3にて同様の処理を行うと、下位層印刷属性であるドキュメントレベルプリントチケット809、812が排除され、ジョブレベルプリントチケット808(最上位の階層の印刷属性)のみが残る。このようにして最上位印刷属性XPSドキュメント変換処理部706は、最上位の階層のみの印刷属性(ジョブレベルプリントチケット808)を有するXPSドキュメント707(構造化文書)を生成して記憶する。
図7の印刷属性抽出処理部704にて、1つの上位層印刷属性及び1つ以上の下位層印刷属性が抽出されると、下位層印刷属性比較処理部901は、下位層印刷属性が複数あるか否かを判定する。そして、下位層印刷属性が複数ある場合、下位層印刷属性比較処理部901は、それら複数の下位層印刷属性の中身を比較する。
図10は、印刷属性を記述しているプリントチケットの構成の一例を示す図である。
図10に示すように、XPSドキュメントの印刷属性であるプリントチケット1000は、XMLファイルとして存在しており、1つのPrintTicketタグ1001の中に、機能を示すFeatureタグ1002a〜1002gが複数存在する。Featureタグ1002a〜1002gの中に存在するOptionタグ1003a〜1003gが、現在のFeatureで示される機能の設定値となる。図10に示すプリントチケット1000では、解像度が600dpi、印刷方法は両面印刷、ページサイズはA4、レイアウトは2in1等という印刷属性であることを示している。
下位層印刷属性排除処理判断部902は、下位層印刷属性比較処理部901で抽出されたFeatureに対して、どのような排除処理を行うかを判断する。本実施形態では、Featureに対する排除方法として、上位層反映手法911、単純削除手法912、上位層分割手法913、描画反映手法914が存在する。
単純削除手法912では、下位層Feature削除部903が、下位層Feature上位層反映処理部906における処理とは無関係に下位層のFeatureタグ1002(及びそのOptionタグ1003)を単純に削除する。
描画反映手法914では、まず、下位層Feature描画反映部905が、Featureタグ1002の機能をFixed Page等に記載されている描画データに反映させる。次に、下位層Feature削除部903は、下位層Feature描画反映部905で反映された下位層のFeatureタグ1002(及びそのOptionタグ1003)を下位層印刷属性から削除する。描画反映手法914の具体的な処理に関しても後述する。
下位層印刷属性比較処理部901は、XPSドキュメントから抽出した"全ての下位層印刷属性1101a〜1101d"が共通のOptionを持つFeatureを共通Feature1102として分類する。一方、共通のOptionを持っていないFeatureに関しては、下位層印刷属性排除処理判断部902が、描画反映可能Feature1103なのかその他のFeature1104なのかを分類する。描画反映可能Feature1103の具体例については図12を参照しながら後述する。
下位層印刷属性排除処理判断部902は、その他のFeature1104に分類したFeatureを、更に上位層反映Feature1105及び削除Feature1106の何れかに分類する。この分類は、例えば、予め設定された内容(リスト)や、ユーザインターフェースを用いたユーザからの指定等に基づいて行われる。
図12に示すFeatureは、Microsoft社がPublic Featureとして定義したものであり、夫々のFeatureやOptionに関しては非特許文献2に記載されている。更に、Private Featureとして印刷装置のベンダ等によって独自に定義されるFeatureが機能リスト1200に含まれることもある。
描画データに反映できるものの例としては、ポスター印刷Featureのように夫々の描画オブジェクトの座標を変更するものが挙げられる。この他、カラー設定Featureや入力カラープロファイルFeatureのように描画オブジェクトの色を変更するものや、スタンプ(ウォーターマーク)Featureのように描画オブジェクトを追加するもの等も挙げられる。一方、描画データに反映できないものとしては、印刷装置の給紙位置の指定や出力品質といった印刷装置に依存したもの等が挙げられる。
下位層印刷属性排除処理判断部902は、図12に示す機能リスト1200に、描画に
反映できるものとして登録されているFeatureを、描画反映可能Feature1103として分類する。
本実施形態では、バインディング設定Featureやコレート設定Featureのように削除すると印刷体裁が異なるようなFeatureを主に機能リスト1300に挙げている。その他のFeature1104に分類したFeatureのうち、機能リスト1300に挙がっているFeatureは上位層反映Feature1105に、挙がっていないFeatureは削除Feature1106に分類される。尚、機能リスト1300に基づく分類に応じてその他のFeature1104に分類したFeatureを削除Feature1106に分類する前に、分類した結果をユーザインターフェースによってユーザに確認させ、必要に応じて修正させるのが好ましい。
図14において、共通Feature1102に分類されたFeatureに対しては、上位層の印刷属性にFeatureタグ1002をそのまま反映させる上位層反映手法911を適用する。この場合にはXPSドキュメントの体裁を一切崩さないので、無条件で実施できる。
削除Feature1106に分類されたFeatureに対しては、下位層の印刷属性の該当するFeatureタグ1002を単純に削除する単純削除手法912を適用する。
上位層反映Feature1105に分類されたFeatureに対しては、上位層分割手法913を適用し、描画反映可能Feature1103と分類されたFeatureに対しては、描画反映手法914を適用する。尚、描画反映手法914を適用できるFeatureに関しては上位層分割手法913や単純削除手法912を採用することもできる。また、上位層分割手法913を適用できるFeatureに関しては、単純削除手法912を採用することもできる。
下位層のプリントチケットにおいて描画反映可能Feature1103に該当するFeatureは、描画反映手法914により描画データに反映される。そして、下位層Feature描画反映部905は、当該Featureを下位層のプリントチケットから削除する。
例えば、印刷属性変換前のFixed Page1701は描画が一切ないFixed Pageである。一方、Fixed Page1701に関連付けられた"印刷属性変換前のPrintTicket1702"は、StampというFeatureを有し、社外秘という名称を出すような印刷属性になっている。
このようにすれば、上位層の印刷属性を変更することなく、下位層の印刷属性を排除することが出来る。ただし、描画データに印刷属性を反映できるFeatureは限定されており、それらは、例えば、図12で示したものとなる。
図16において、描画反映Feature取得部1801は、描画反映可能Feature1103を受け取る。そうすると、該当FixedPage取得部1802は、描画反映可能Feature1103が格納されている下位層の印刷属性と関連付けられ、且つ描画オブジェクトが格納されているFixed Pageを取得する。また、描画反映内容確定部1803は、描画反映可能Feature1103と、図12に示した機能リスト1200とを用いて、描画加工方法を特定する。該当FixedPage更新部1804は、この描画加工方法に従って、Fixed Pageの描画データ(描画オブジェクト)を変更する。この描画加工方法としては、例えば、夫々の描画オブジェクトの色を印刷属性に沿って加工することや、夫々の描画オブジェクトの座標を印刷属性に沿って加工することや、描画オブジェクトを追加又は変更すること等が挙げられる。夫々の印刷属性によって描画加工方法は異なる。例えば、倍率設定という描画反映可能Feature1103を描画オブジェクトに反映させる場合、該当FixedPage更新部1804は次の処理を行う。まず、該当FixedPage更新部1804は、Fixed Pageに格納されている描画オブジェクトを<Canvas>、</Canvas>といったタグで囲む。次に、該当FixedPage更新部1804は、描画オブジェクトに対して、<Transform>、</Transform>といったタグを使って倍率を指定する。また、入力カラープロファイルという描画反映可能Feature1103を描画オブジェクトに反映させる場合、該当FixedPage更新部1804は、次の処理を行う。すなわち、該当FixedPage更新部1804は、描画反映可能Feature1103で指定されているICCプロファイルを全ての描画オブジェクトに反映させる。尚、印刷属性の描画反映方法の内容は、以上のようなものに限定されない。
下位層のプリントチケットにおいて上位層反映Feature1105に該当するFeatureは、上位層分割手法913により排除される。
図17に示すグループ1は、図8に示したグループ1の二階層を示すものである。図17において、Fixed Page803に関連付けられたページレベルプリントチケット810と、Fixed Page804に関連付けられたページレベルプリントチケット811とにFeatureが存在する。このFeatureのうち、共通Feature1102でも、削除Feature1106でも、描画反映可能Feature1103でもなく、排除できないFeatureが残ったとする。この場合、グループ1の上位層及び下位層のノードのうち、本来一つであった上位層のノードを分割する。
以上のような上位層の分割と再グループ化とを繰り返すことで、下位層の印刷属性を削除することができる。
上位層反映Feature取得部2001が上位層反映Feature1105を取得する。そうすると、図17の例で示したように、上位層追加部2002は、グループ内で1つであった上位層のノードを分割する。このとき、上位層追加部2002は、分割前の上位層の印刷属性を分割数だけ複製し、複製した印刷属性を、分割した上位層のノードに関連付ける。また、上位層追加部2002は、上位層反映Feature1105が存在する印刷属性を有する下位層のノードと、分割した上位層のノードとの関連を変更する。
図19に示す例では、入力XPSドキュメント2100のFixed Document Sequenceは1つである。その後、上位層分割手法913によりFixed Document Sequenceが分割され、分割数分の複数のXPSドキュメント2120a、2120bが作られる。このようにすれば、例えば、低機能な印刷装置に対して、XPSドキュメント2120a、2120bを順に印刷させることが可能になる。また、ジョブレベルプリントチケットの処理しかできないような一般のアプリケーションソフトウェアでも、ドキュメントの表示の際に適切な体裁を得られる。
XPSドキュメント取得・構造解析部702は、XPSドキュメントといった"印刷属性を階層毎に付加できる構造化文書"が投入されると、構造化文書の解析を行う。そして、XPSドキュメント取得・構造解析部702は、図8に示したようなツリー構造を形成する(ステップS1601)。
次に、二階層グループ化処理部703は、ステップS1601で作成されたツリー構造における最下位の階層から順次、1つのノードを含む上位層と1つ以上のノードを含む下位層との2つの階層からなるグループを形成する(ステップS1602)。
次に、印刷属性抽出処理部704は、ステップS1602で形成されたグループの下位層に関連づけられたプリントチケット(階層印刷属性)が存在するか否かを判定する(ステップS1603)。この判定の結果、プリントチケットが存在しない場合には、ステップS1604〜S1612を省略して後述するステップS1613に進む。
一方、プリントチケットが存在する場合、下位層印刷属性比較処理部901は、下位層の全てのプリントチケットを解析し、全てに同じFeatureとOptionが存在するか否かを判定する(ステップS1604)。この判定の結果、全てに同じFeatureとOptionが存在する場合、下位層印刷属性排除処理判断部902は、共通するFeature(及びOption)を上位層のプリントチケット(上位層印刷属性)に反映する。そして、下位層Feature削除部903は、下位層のプリントチケットからそのFeature(及びOption)を削除する(ステップS1605)。そして、ステップS1606に進む。
一方、ステップS1604において、全てに同じFeatureとOptionが存在しないと判定された場合には、ステップS1605を省略してステップS1606に進む。
一方、ステップS1607において、描画反映可能Feature1103が存在しないと判定された場合には、ステップS1608を省略してステップS1609に進む。
一方、ステップS1609において、削除Feature1106が存在しないと判定された場合には、ステップS1610を省略してステップS1611に進む。
ここまでで、下位層のプリントチケットには、Featureは一つも無くなり、二階層のグループ化による処理を終了する。
そして、ステップS1613において、二階層のグループ化を、XPSドキュメントの最上位の階層まで行ったと判定されると、最上位の階層に関連付けけられた印刷属性が一つだけ残ることになる。そこで、最上位印刷属性XPSドキュメント変換処理部706は、最上位の階層のみの印刷属性を有するXPSドキュメント707に、XPSドキュメント701を更新し(ステップS1614)、図20のフローチャートによる処理を終了する。
図21に示す例では、下位層の印刷属性から排除するFeatureのうち、無条件で上位層反映手法911を実施できるFeatureを除いた全てのfeatureを表示している。また、描画反映手法914は「描画に反映」、上位層分割手法913は「構造変更」、単純削除手法912は「単純削除」と表現している。
前述した本発明の実施形態における構造化文書変換装置を構成する各手段、並びに構造化文書変換方法の各ステップは、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
111 印刷装置
112 アプリケーションソフトウェア
113 構造化文書変換用ソフトウェア
114 プリンタドライバ
115 OS
200 ネットワーク
202 プリントサーバ
Claims (13)
- 第1の印刷設定が関連づけられた第1の下位層のノードと、第2の印刷設定が関連づけられた第2の下位層のノードの少なくとも2つの下位層のノードを有する上位層のノードを取得する取得手段と、
前記取得手段が取得する前記上位層のノードを、前記第1の下位層のノードを有しておりかつ前記第1の印刷設定に基づく第3の印刷設定が関連づけられた第1の上位層のノードと、前記第2の下位層のノードを有しておりかつ前記第2の印刷設定に基づく第4の印刷設定が関連づけられた第2の上位層のノードに分割する分割手段と、を有することを特徴とする構造化文書変換装置。 - 下位層のノードとはページ要素であり、上位層のノードとは文書要素であることを特徴とする請求項1に記載の構造化文書変換装置。
- 下位層のノードとは文書要素であり、上位層のノードとはジョブ要素であり、
前記取得手段は、第1の文書要素と第2の文書要素を有するジョブ要素を取得し、
前記分割手段は、前記ジョブ要素を、前記第1の文書要素を有する第1のジョブ要素と、前記第2の文書要素を有する第2のジョブ要素に分割することで2つの構造化文書を作成することを特徴とする請求項1に記載の構造化文書変換装置。 - 下位層のノードに関連づけられた全ての印刷設定に共通の項目と設定値が存在するか判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段が前記下位層のノードに関連づけられた前記全ての印刷設定に前記共通の項目と設定値が存在すると判定した場合に、前記下位層のノードに関連づけられた前記全ての印刷設定に前記共通の項目と設定値を上位層のノードに反映する第1の反映手段と、を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の構造化文書変換装置。 - 下位層のノードに関連づけられた印刷設定に描画に反映可能な項目が存在するか判定する第2の判定手段と、
前記第2の判定手段が前記下位層のノードに関連づけられた前記印刷設定に前記描画に反映可能な項目が存在すると判定した場合に、前記描画に反映可能な項目を描画データに反映する第2の反映手段と、を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の構造化文書変換装置。 - 下位層のノードに関連づけられた印刷設定に上位層のノードに関連づけられた印刷設定に反映する項目が存在するか判定する第4の判定手段を有し、
前記分割手段は、前記第4の判定手段が前記下位層のノードに関連づけられた前記印刷設定に前記上位層のノードに関連づけられた前記印刷設定に反映する項目が存在すると判定した場合に、前記上位層のノードを前記第1の上位層のノードと前記第2の上位層のノードに分割することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の構造化文書変換装置。 - 第1の印刷設定が関連づけられた第1の下位層のノードと、第2の印刷設定が関連づけられた第2の下位層のノードの少なくとも2つの下位層のノードを有する上位層のノードを取得する取得工程と、
前記取得工程が取得する前記上位層のノードを、前記第1の下位層のノードを有しておりかつ前記第1の印刷設定に基づく第3の印刷設定が関連づけられた第1の上位層のノードと、前記第2の下位層のノードを有しておりかつ前記第2の印刷設定に基づく第4の印刷設定が関連づけられた第2の上位層のノードに分割する分割工程と、を有することを特徴とする装置の構造化文書変換方法。 - 第1の印刷設定が関連づけられた第1の下位層のノードと、第2の印刷設定が関連づけられた第2の下位層のノードの少なくとも2つの下位層のノードを有する上位層のノードを取得する取得工程と、
前記取得工程が取得する前記上位層のノードを、前記第1の下位層のノードを有しておりかつ前記第1の印刷設定に基づく第3の印刷設定が関連づけられた第1の上位層のノードと、前記第2の下位層のノードを有しておりかつ前記第2の印刷設定に基づく第4の印刷設定が関連づけられた第2の上位層のノードに分割する分割工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 下位層のノードとはページ要素であり、上位層のノードとは文書要素であることを特徴とする請求項8に記載のコンピュータプログラム。
- 下位層のノードとは文書要素であり、上位層のノードとはジョブ要素であり、
前記取得工程は、第1の文書要素と第2の文書要素を有するジョブ要素を取得し、
前記分割工程は、前記ジョブ要素を、前記第1の文書要素を有する第1のジョブ要素と、前記第2の文書要素を有する第2のジョブ要素に分割することで2つの構造化文書を作成することを特徴とする請求項8に記載のコンピュータプログラム。 - 下位層のノードに関連づけられた全ての印刷設定に共通の項目と設定値が存在するか判定する第1の判定工程と、
前記第1の判定工程が前記下位層のノードに関連づけられた前記全ての印刷設定に前記共通の項目と設定値が存在すると判定した場合に、前記下位層のノードに関連づけられた前記全ての印刷設定に前記共通の項目と設定値を上位層のノードに反映する第1の反映工程と、をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。 - 下位層のノードに関連づけられた印刷設定に描画に反映可能な項目が存在するか判定する第2の判定工程と、
前記第2の判定工程が前記下位層のノードに関連づけられた前記印刷設定に前記描画に反映可能な項目が存在すると判定した場合に、前記描画に反映可能な項目を描画データに反映する第2の反映工程と、をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。 - 下位層のノードに関連づけられた印刷設定に上位層のノードに関連づけられた印刷設定に反映する項目が存在するか判定する第4の判定工程をさらにコンピュータに実行させ、
前記分割工程は、前記第4の判定工程が前記下位層のノードに関連づけられた前記印刷設定に前記上位層のノードに関連づけられた前記印刷設定に反映する項目が存在すると判定した場合に、前記上位層のノードを前記第1の上位層のノードと前記第2の上位層のノードに分割することを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
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