以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
実施形態1.
図1は、本発明の第1の実施形態の評価モデル分析システムの例を示すブロック図である。第1の実施形態の評価モデル分析システム1は、モデル入力手段2と、モデル編集手段3と、システムモデルリポジトリ4と、評価関数・パラメータリポジトリ5と、評価モデル生成手段6と、アプリケーション依存パラメータ入力手段7(以下、AP依存パラメータ入力手段7と記す。)と、評価手段8と、監視手段9と、評価モデル分析手段10と、出力手段11とを備える。
モデル入力手段2は、評価モデル分析システム1のユーザであるシステムエンジニア(以下、SEと記す。)がシステムモデルの生成操作を行うための入力デバイスである。モデル入力手段2は、例えば、キーボードやマウス等によって実現されるが、他の入力デバイスによって実現されてもよい。
なお、既に説明したように、システムモデルは、実際に開発され運用される実システムの構成および動作を抽象化して表現したモデルである。システムモデルは、実システムの構成として、どのようなソフトウェアやハードウェアが設けられているかを表現し、また、そのハードウェアがどのように動作するかを表現している。システムモデルは、例えば、UML(Unified Modeling Language )やSysML(Systems Modeling Language)等の機械処理可能なモデリング言語によって記述される。ただし、システムモデルを記述する言語はUMLやSysMLに限定されず、システムモデルは他の言語で記述されていてもよい。機械処理可能な言語とは、表現した内容に対して情報処理を行うことができる言語を意味する。
システムモデルリポジトリ4は、生成されたシステムモデルを記憶する記憶装置である。システムモデルリポジトリ4は、過去に生成されたシステムモデルや、モデル編集手段3によって新規に生成されたシステムモデルを記憶する。
モデル編集手段3は、モデル入力手段2で行われるSEの操作に応じて、システムモデルを生成し、生成したシステムモデルをシステムモデルリポジトリ4に記憶させ、また、評価モデル生成手段6に入力する。モデル編集手段3は、SEの操作に応じて新規にシステムモデルを生成してもよく、あるいは、SEの操作に応じて、システムモデルリポジトリ4に記憶されている既存のシステムモデルを流用して変更を加えたり、既存のシステムモデルを組み合わせたりすることによって新たなシステムモデルを生成してもよい。モデル編集手段3が、例えばSysML等で記述されたシステムモデルをユーザの操作に従って生成するアルゴリズムとしては、公知のアルゴリズムを採用すればよい。
SEは、生成したシステムモデルに基づいて、実システム20の開発を行う。
評価関数・パラメータリポジトリ5は、評価モデルを生成するために用いられる評価関数群や、種々のパラメータの値を記憶する記憶装置である。評価モデルは、評価項目に関する評価結果を導出する式と、その式で用いられるパラメータの値の組合せとして生成される。評価モデルに含まれる式は、例えば、パラメータを用いた多項式として表されるが、評価モデルに含まれる式の形式は多項式に限定されず、漸化式等の種々の表現形式で表現されていてもよい。また、本実施形態では、評価モデルが、システムの性能や可用性等の非機能要件に関する評価結果を導く場合を例にする。
評価関数・パラメータリポジトリ5が記憶する評価関数群は、評価モデルに含まれる式を生成するためのいわば部品として用いられる式である。
また、評価関数・パラメータリポジトリ5が記憶するパラメータは、プラットフォーム依存パラメータと、アプリケーション依存パラメータとに分類することができる。以下、プラットフォーム依存パラメータをPF依存パラメータと記し、アプリケーション依存パラメータをAP依存パラメータと記す。
PF依存パラメータは、実システムの物理リソースの特性を表すパラメータである。PF依存パラメータの例として、例えば、実システム20に設けられたディスクのスループット等が挙げられる。評価関数・パラメータリポジトリ5は、各種PF依存パラメータの値を記憶する。
AP依存パラメータは、実システムの機能を実現するためのアプリケーションに依存する値である。AP依存パラメータの例として、例えば、データベースサーバへのSQL発行数等が挙げられる。評価関数・パラメータリポジトリ5は、各種AP依存パラメータのデフォルト値を記憶する。ただし、SEによって、AP依存パラメータ入力手段7にAP依存パラメータの値が入力されたならば、評価モデル生成手段6は、そのAP依存パラメータの値を用いて、評価モデルを生成する。評価モデル生成に必要なAP依存パラメータの値がAP依存パラメータ入力手段7に入力されなかった場合には、評価モデル生成手段6は、予め評価関数・パラメータリポジトリ5に記憶されたAP依存パラメータのデフォルト値を用いて、評価モデルを生成する。
AP依存パラメータ入力手段7は、評価モデル生成に用いるAP依存パラメータの値を入力するための入力デバイスである。AP依存パラメータ入力手段7は、例えば、キーボードやマウスによって実現されるが、他の入力デバイスによって実現されてもよい。また、AP依存パラメータ入力手段7とモデル入力手段2とが共通の入力デバイスで実現されていてもよい。
評価モデル生成手段6は、モデル編集手段3に入力されたシステムモデルに応じて、評価関数・パラメータリポジトリ5に記憶されている評価関数を組み合わせて評価モデルとなる式を生成する。さらに、評価モデル生成手段6は、その式に用いられるPF依存パラメータの値と、AP依存パラメータの値と、その式との組合せを評価モデルとして生成する。上述のように、AP依存パラメータの値が入力されない場合には、評価関数・パラメータリポジトリ5に予め記憶されたAP依存パラメータのデフォルト値を用いて、評価モデルを生成する。
また、ここでは、評価モデル生成手段6にモデル編集手段3からシステムモデルが入力される場合を説明したが、評価モデル生成手段6は、実システム20に対応するシステムモデルを参照する構成であればよい。例えば、評価モデル生成手段6は、モデル編集手段3からシステムモデルを与えられる代わりに、システムモデルリポジトリ4から実システム20に対応するシステムモデルを読み込み、そのシステムモデルに応じた評価モデルを生成してもよい。
評価モデル生成手段6には、システムモデル内で表される情報処理装置の接続関係や、各情報処理装置の動作の流れに応じて、どのような評価関数をどのように組み合わせればよいかを表すルールが設定されている。例えば、第1サーバにおける処理結果の一部を第2サーバに入力し、残りを第3サーバに入力し、第2サーバ、第3サーバがそれぞれ入力された情報に対して処理を行うという関係が、システムモデルで表現されているとする。例えば、評価モデル生成手段6は、第1サーバに関する評価結果を導く評価関数や、その評価関数の結果を利用して、第2サーバや第3サーバに関する評価結果を導く評価関数を、評価関数・パラメータリポジトリ5から抽出し、それらの評価関数を組み合わせて、評価モデルに含まれる式を生成すればよい。また、このとき、評価モデル生成手段6は、各評価関数に含まれるAP依存パラメータやPF依存パラメータの具体的な値と、生成した式との組み合わせを生成する。本実施形態では、システムモデルに基づいて生成した式と、各パラメータの値との組合せを評価モデルとする。
なお、評価モデル生成手段6が、予め設定されたルールに従って、システムモデルに表される構成に応じて、評価関数を組み合わせて評価モデルに含まれる式を生成する場合を例示したが、評価モデルの生成方法は、特に限定されず、上記以外の方法で評価モデルを生成してもよい。
評価手段8は、評価モデル生成手段6によって生成された評価モデルに基づいて、評価結果を算出する。評価手段8は、評価モデルに含まれる式に、評価モデルに含まれているAP依存パラメータおよびPF依存パラメータの値を代入して計算することによって、評価結果を求めればよい。評価結果は、評価対象となるパラメータの予測値であるということができる。評価手段8は、計算した評価結果を評価モデル分析手段10に入力する。
出力手段11は、評価手段8が算出した評価結果を出力する出力装置である。出力手段11は、例えば、評価結果を表示するディスプレイ装置によって実現される。ただし、評価結果の出力態様は、表示出力に限定されず、出力手段11は、評価結果を印刷する印刷装置のような、ディスプレイ装置以外の出力デバイスで実現されていてもよい。
監視手段9は、実システム20の運用状態を監視して、実システムの運用状態を表す時系列データをログとして生成する。例えば、監視手段9は、実システム20に含まれる各情報処理装置(例えば、各サーバ)の運用状態を監視して、各サーバCPUの占有率(負荷)を表す時系列データをログとして生成する。ここではCPUの占有率を例示したが、ログに含まれる時系列データは、CPUの占有率に限定されない。監視手段9が実システム20の運用状態を監視してログを生成するアルゴリズムとしては、公知のアルゴリズムを採用すればよい。以下、監視手段9が生成するログを運用情報と記す。
監視手段9は、実システム20の一部として設けられていてもよい。あるいは、監視手段9は、実システム20の外部から実システム20に対して運用状態を表す時系列データの値を問い合わせ、その問い合わせにより実システム20から得た結果を運用情報として評価モデル分析手段10に入力する構成であってもよい。
評価モデル分析手段10は、評価手段8が評価モデルにより計算した評価結果と、運用情報から得られる、その評価結果に相当するパラメータの実際の値とを比較し、両者に閾値以上の差が生じていれば、いずれかのAP依存パラメータ、PF依存パラメータの値が正確でないと判定する。そして、評価モデル分析手段10は、正確でないと判定したAP依存パラメータまたはPF依存パラメータに関して、正確な値を、評価モデルおよび運用情報に基づいて計算し、評価関数・パラメータリポジトリ5に記憶されているパラメータの値を正確な値に更新する。
なお、実際の値と閾値以上の差が生じた評価結果の種類に応じて、値が正確でないと判定されるパラメータの種類を予め定めておけばよい。例えば、CPUの占有率の評価結果が実際の値と異なっているならば、「サーバのメッセージサイズ当たりの処理時間」というパラメータの値が正確でないと判定する等のルールを定めておけばよい。評価モデル分析手段10は、このようなルールに従って、値が正確でないパラメータの種類を特定すればよい。
また、評価モデル分析手段10は、評価モデルに含まれる式において、値が正確でないと判定されたパラメータを変数とし、その他のパラメータの値としては、運用情報に含まれる値を用いて、変数としたパラメータの値を計算すればよい。一部のパラメータに関しては、評価結果算出に用いた値を用いてもよい。ただし、運用情報に含まれる値は時系列データであり、時間の経過とともに変化するので、個々の時刻毎に、変数となるパラメータの値を計算することが好ましい。そして、変数としたパラメータの値を、時刻毎の計算結果から統計的に定めることが好ましい。
モデル編集手段3、評価モデル生成手段6、評価手段8、監視手段9および評価モデル分析手段10は、例えば、評価モデル分析プログラムに従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。この場合、例えば、コンピュータのプログラム記憶装置(図示せず)が評価モデル分析プログラムを記憶し、CPUがそのプログラムを読み込み、そのプログラムに従って、モデル編集手段3、評価モデル生成手段6、評価手段8、監視手段9および評価モデル分析手段10として動作すればよい。
また、モデル編集手段3、評価モデル生成手段6、評価手段8、監視手段9および評価モデル分析手段10が、それぞれ別のユニットで実現されていてもよい。また、既に説明したように、監視手段9は、実システム20内に設けられていてもよい。
次に、動作について説明する。
図2は、第1の実施形態の評価モデル分析システムの処理経過の例を示すフローチャートである。評価モデル生成手段6には、実システム20を表すシステムモデルが入力されているものとする。
まず、評価モデル生成手段6には、AP依存パラメータ入力手段7を介して、AP依存パラメータの値が入力される(ステップS1)。ステップS1で入力されるAP依存パラメータの値は、SEによって推定された値である。
次に、評価モデル生成手段6は、システムモデルに記述された実システム20の構成および動作に応じて、評価関数・パラメータリポジトリ5に記憶された評価関数を組合せることで、評価モデルに含まれる式を生成する。既に説明したように、システムモデルの記述内容に応じて、どの評価関数とどの評価関数とを組み合わせていけばよいかを示すルールを予め評価モデル生成手段6に設定しておき、評価モデル生成手段6は、そのルールに従って、システムモデルに応じて評価関数を組み合わせることで評価モデルに含まれる式を生成すればよい。また、ステップS2において、評価モデル生成手段6は、生成した式で用いられているPF依存パラメータの値を、評価関数・パラメータリポジトリ5から特定する。さらに、評価モデル生成手段6は、生成した式で用いられているAP依存パラメータとして、ステップS1で入力された値があれば、その値をそのAP依存パラメータの値として決定する。ステップS1で値が入力されていなければ、AP依存パラメータの値として、評価関数・パラメータリポジトリ5に記憶されているデフォルト値を用いる。評価モデル生成手段6は、生成した式と、その式で用いているAP依存パラメータおよびPF依存パラメータの各値との組合せを評価モデルとする(ステップS2)。
ステップS2の後に、評価手段8は、評価モデルに含まれる式に、その式で用いられているAP依存パラメータおよびPF依存パラメータの各値を代入して計算することによって、評価結果を算出する(ステップS3)。このとき、評価手段8は、算出した評価結果を出力手段11に出力させる(例えば、表示させる)。
また、監視手段9は、実システム20の運用中に、実システム20の運用状態に合わせて、各種時系列データを含む運用情報を評価モデル分析手段10に入力している。評価モデル分析手段10は、ステップS3で計算された評価結果と、運用情報から得られる、その評価結果に相当するパラメータの実際の値とを比較し、両者の差分が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS4)。このとき、運用情報には、時系列データとして種々のパラメータの値が含まれている。監視手段9は、実際の値として、ある時刻における値を用いるのではなく、複数の時刻における値の平均値を求め、その値を実際の値として用いることが好ましい。ここでは、平均値を計算する場合を例にしたが、最頻値やメディアンを計算し、その値を実際の値として用いてもよい。また、ステップS4で用いる閾値は、予め定めておけばよい。
例えば、ステップS3で、実システム20に含まれるサーバのCPU占有率の評価結果が計算されているとする。評価モデル分析手段10は、運用情報から、複数の時刻におけるそのサーバのCPU占有率の値を抽出し、その平均値を計算する。そして、評価モデル分析手段10は、複数の時刻における実際のCPU占有率の平均値と、評価結果として算出したCPU占有率との間に、閾値以上の差が生じているか否かを判定する。ここでは、CPU占有率を例にして説明したが、評価結果として計算されるパラメータは、CPU占有率に限定されない。
ステップS4において、評価結果と実際の値とに閾値以上の差分が生じていなければ(ステップS4のNo)、評価モデルは適切であり、評価結果も適切な値であったことを意味する。この場合、そのまま処理を終了すればよい。
一方、評価結果と実際の値とに閾値以上の差分が生じている場合(ステップS4のYes)、評価モデルで用いた各PF依存パラメータや各AP依存パラメータのいずれかの値が不正確であったことを意味する。この場合、評価モデル分析手段10は、値が不正確であったパラメータを特定する。どのパラメータの値が不正確であるかという判定は、実際の値と閾値以上の差が生じた評価結果の種類に基づいて行えばよい。そして、評価モデル分析手段10は、不正確であると判定したAP依存パラメータまたはPF依存パラメータに関して、正確な値を、評価モデルおよび運用情報に基づいて計算し、評価関数・パラメータリポジトリ5に記憶されている値を更新する(ステップS5)。
評価モデルに含まれる式には、値が不正確であると判定されたパラメータ、および、他のパラメータが含まれている。ステップS5において、評価モデル分析手段10は、値が不正確であると判定されたパラメータ以外のパラメータの値として、運用情報から得た値を用いて、値が不正確であると判定されたパラメータの値を計算すればよい。また、一部のパラメータについては、ステップS3で評価結果を計算したときに用いた値をそのまま用いてもよい。具体的には、運用情報から得られていないパラメータの値に関しては、ステップS3で評価結果を計算したときに用いた値をそのまま用いればよい。
運用情報から得た値は、時刻毎に変動するので、値が不正確であると判定したパラメータの値を、複数の時刻に関して計算し、統計的に値を求めることが好ましい。例えば、複数の時刻に関して計算した値の平均値を計算したり、最頻値やメディアンを計算したりすればよい。時刻の違いによるパラメータの値の分布が正規分布から大きく外れている場合には、最頻値やメディアンを計算することが好ましい。これは、外れ値の影響を受けにくいためである。
また、値が正確でないと判定したパラメータが、SEによって値が指定されたAP依存パラメータである場合、評価モデル分析手段10は、SEによる値の推定が不正確であった可能性がある旨を、出力手段11に出力(例えば表示)させてもよい。
次に、値が不正確であると判定されたパラメータの値を計算する処理の具体例を説明する。図3に例示するシステムモデルが与えられたとする。図3に例示するシステムモデルは、複数のサーバがクライアントからリクエストを受け、リクエストに応じて処理を行うことを表している。評価モデル生成手段6が、予め設定されたルールに従って、図3に例示するシステムモデルから、以下の式1に示す評価モデルの式を生成したとする。
ρ=λ・m・τ/n (式1)
本例において、式1の左辺のρは、各サーバの占有率(負荷)である。ρは、評価対象となる非機能要件として式1によって計算される。なお、占有率は、ロードアベレージと称されることもある。
本例において、式1の右辺のλ,n,mは、AP依存パラメータである。λは、1秒当たりに受信すると想定されるリクエスト受信数であり、以下、リクエスト到着率と記す。nは、サーバの台数である。mは、各サーバへのメッセージサイズである。
また、本例において、式1の右辺のτは、PF依存パラメータである。τは、サーバのメッセージサイズ当たりの処理時間である。
評価モデル生成手段6は、式1と、各パラメータλ,n,m,τの値との組合せを評価モデルとして定める。そして、評価手段8は、式1にλ,n,m,τの値を代入して計算することによって、ρの値を計算する。このρは、性能評価結果(換言すれば、性能の予測値)である。
また、監視手段9が、実際に計測したサーバのロードアベレージ(ρ’と記す。)と、ρ’の計測時刻における実際のメッセージ到着率(λ’と記す。)および実際のメッセージサイズ(m’と記す。)の各時系列データを運用情報(ログ)として評価モデル分析手段10に入力しているとする。
評価モデル分析手段10は、ρとρ’との差が閾値未満であれば、ρの評価結果が適切であると判定する。一方、ρとρ’との差が閾値以上であれば、式1の右辺のパラメータのいずれかの値が不正確であると判定する。ここでは、ρとρ’との差が閾値以上である場合、τの値が不正確と判断するルールが定められており、そのルールに従って、評価モデル分析手段10は、τの値が不正確であると判定するものとする。そして、評価モデル分析手段10は、τ=n・ρ’/(m’・λ’)を計算して、τを求めればよい。そして、評価モデル分析手段10は、評価関数・パラメータリポジトリ5に記憶されているτの値を更新する。サーバ台数nとして、ρ計算時に用いたnの値をそのまま用いればよい。
ただし、実際に計測されるρ’,m’,λ’は、時刻の経過とともに変動する。そのため、τ=n・ρ’/(m’・λ’)によりある時刻におけるτのみを求めるのではなく、以下のようにτを計算することが好ましい。時刻tにおけるρ’,m’,λ’をそれぞれ、ρ’(t),m’(t),λ’(t)と記す。また、その時刻tにおけるパラメータρ’(t),m’(t),λ’(t)から求められるτをτ(t)と記す。評価モデル分析手段10は、τ(t1)=n・ρ’(t1)/(m’(t1)・λ’(t1))を計算し、時刻t1におけるτ(t1)を計算する。同様に他の時刻に関しても、評価モデル分析手段10は、τ(t2),τ(t3),・・・を計算する。評価モデル分析手段10は、各時刻に関して計算したτ(t1),τ(t2),τ(t3),・・・の平均値を求め、その値をτの正確な値としてもよい。また、τ(t1),τ(t2),τ(t3),・・・に関して、平均値ではなく、最頻値やメディアンを計算し、その値をτの正確な値としてもよい。
評価モデル分析手段10は、計算により求めたτの値で、評価関数・パラメータリポジトリ5に記憶されているτの値を更新する。
他の例について説明する。上記の例では、監視手段9が、ρ’,λ’,m’の時系列データを評価モデル分析手段10に入力する場合を例にしたが、以下に示す例では、監視手段9が、ρ’およびλ’の時系列データを評価モデル分析手段10に入力する場合を例にする。
この場合においても、評価モデル分析手段10は、ρとρ’との差が閾値未満であれば、ρの評価結果が適切であると判定する。
一方、ρとρ’との差が閾値以上であれば、式1の右辺のパラメータのいずれかの値が不正確であると判定する。この場合、PF依存パラメータであるτか、AP依存パラメータであるmのいずれかが不正確であると考えることができる。一般に、AP依存パラメータの方がPF依存パラメータよりも誤差が大きいので、ρとρ’との差が閾値以上であり、ρ’およびλ’の計測値が得られる場合には、リクエスト到着率mの値が不正確であると判断するというルールを定めていたとする。評価モデル分析手段10は、ρとρ’との差が閾値以上である場合、このルールに従って、式1におけるリクエスト到着率mの値が不正確であると判定する。
また、リクエスト到着率mの値が、SEによってAP依存パラメータ入力手段7に入力された値である場合、評価モデル分析手段10は、SEによる値の推定が不正確であった可能性がある旨を、出力手段11に出力させてもよい。
本例では、評価モデル分析手段10は、時刻t1におけるリクエスト到着率m(t1)を、m(t1)=n・ρ’(t1)/(τ・λ’(t1))の計算により算出する。この計算において、nおよびτは、ρ計算時に用いたnおよびτをそのまま用いればよい。評価モデル分析手段10は、同様に他の時刻に関しても、m(t2),m(t3),・・・を計算する。評価モデル分析手段10は、各時刻に関して計算したm(t1),m(t2),m(t3),・・・の平均値を求め、その値をリクエスト到着率mの正確な値とする。また、m(t1),m(t2),m(t3),・・・に関して、平均値ではなく、最頻値やメディアンを計算し、その値をリクエスト到着率mの正確な値としてもよい。既に説明したように、時刻の違いによるパラメータの値の分布が正規分布から大きく外れている場合には、最頻値やメディアンを計算することが好ましい。
評価モデル分析手段10は、計算により求めたリクエスト到着率mの値で、評価関数・パラメータリポジトリ5に記憶されているmの値を更新する。
本実施形態によれば、評価モデル分析手段10が、評価モデルから算出した評価結果と、実際の運用におけるその評価結果に相当する計測値とを比較し、両者の差が閾値以上であれば、予め定められたルールによって特定されるパラメータに関して値が不正確であると判定する。そして、評価モデル分析手段10が、そのパラメータの値を、運用情報に含まれる値に基づいて計算する。従って、評価モデルとして用いるパラメータの値を較正し、評価モデルの精度を向上させることができる。その結果、評価手段8が計算する実システムの評価の精度を向上させることができる。
実施形態2.
図4は、本発明の第2の実施形態の評価モデル分析システムの例を示すブロック図である。第1の実施形態と同様の構成要素に関しては、図1と同一の符号を付し説明を省略する。第2の実施形態の評価モデル分析システム1aは、モデル入力手段2と、モデル編集手段3と、システムモデルリポジトリ4と、評価関数・パラメータリポジトリ5と、評価モデル生成手段6と、AP依存パラメータ入力手段7と、評価手段8と、監視手段9と、評価モデル分析手段10aと、出力手段11とを備える。
モデル入力手段2、モデル編集手段3、システムモデルリポジトリ4、評価関数・パラメータリポジトリ5、評価モデル生成手段6、AP依存パラメータ入力手段7、評価手段8、監視手段9および出力手段11は、第1の実施形態と同様である。なお、第2の実施形態では、評価手段8は、評価結果を評価モデル分析手段10aに入力しなくてよい。
第2の実施形態において、評価モデル分析手段10aは、監視手段9から入力された運用情報に含まれる時系列データのうち、相関がある時系列データを特定する。そして、相関がある時系列データに相当するパラメータの組合せにおいて、一方のパラメータが評価モデルに含まれ、もう一方のパラメータが評価モデルに含まれていない場合に、そのパラメータの組合せを出力手段11に出力させる。例えば、ディスプレイ装置に表示させる。
相関があるパラメータのうち、一方が評価モデルに含まれていて、もう一方が評価モデルに含まれていないとする。この場合、評価モデルに含まれているパラメータと相関を有するもう一方のパラメータも評価モデルの式に組み入れることにより、より評価モデルの式の精度が高くなると言える。第2の実施形態では、相関を有するパラメータ同士の組合せであって、一方が評価モデルに含まれ、もう一方が評価モデルに含まれていないパラメータの組合せを評価モデル分析手段10aが特定し、その組合せを出力手段11に出力させることで、評価関数の管理者に、評価モデルの式の見直しを促すことができる。すなわち、評価関数の管理者は、出力されたパラメータの組合せを確認して、システムモデルに応じた評価モデルの式を生成するルールの見直しをすることができる。第2の実施形態において、評価モデル分析手段10aが出力手段11に出力させるパラメータの組合せは、評価関数の管理者に対して、システムモデルに応じた評価モデルの式を生成するルールの見直しを促す勧告であるということができる。
モデル編集手段3、評価モデル生成手段6、評価手段8、監視手段9および評価モデル分析手段10aは、例えば、評価モデル分析プログラムに従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。この場合、例えば、コンピュータのプログラム記憶装置(図示せず)が評価モデル分析プログラムを記憶し、CPUがそのプログラムを読み込み、そのプログラムに従って、モデル編集手段3、評価モデル生成手段6、評価手段8、監視手段9および評価モデル分析手段10aとして動作すればよい。
また、モデル編集手段3、評価モデル生成手段6、評価手段8、監視手段9および評価モデル分析手段10aが、それぞれ別のユニットで実現されていてもよい。また、第1の実施形態で説明したように、監視手段9は、実システム20内に設けられていてもよい。
次に、動作について説明する。
図5は、第2の実施形態の評価モデル分析システムの処理経過の例を示すフローチャートである。評価モデル生成手段6には、実システム20を表すシステムモデルが入力されているものとする。
まず、評価モデル生成手段6には、AP依存パラメータ入力手段7を介して、AP依存パラメータの値が入力される(ステップS1)。次に、評価モデル生成手段6は、システムモデルに記述された実システム20の構成および動作に応じて、評価関数・パラメータリポジトリ5に記憶された評価関数を組合せることで、評価モデルに含まれる式を生成する。そして、生成した式と、その式で用いているAP依存パラメータおよびPF依存パラメータの各値との組合せを評価モデルとする(ステップS2)。ステップS1,S2の処理は、第1の実施形態と同様である。
また、監視手段9は、実システム20の運用中に、実システム20の運用状態に合わせて、各種時系列データを含む運用情報を評価モデル分析手段10aに入力している。評価モデル分析手段10aは、運用情報に含まれている時系列データ同士の各組合せに関して、相関があるか否かを判定する(ステップS11)。ステップS11では、監視手段9は、2種類の時系列データの組合せをそれぞれ定め、各組合せにおいて、2種類の時系列データ間に相関があるか否かを判定する。個々の時系列データは、それぞれ一つのパラメータに関して時間経過とともに計測された値のデータ列である。よって、時系列データ間に相関があるか否かを判定するということは、パラメータ間に相関があるか否かを判定することを意味する。
例えば、あるサーバ上で計測された性能関連測定データとして、(X1,X2,・・・,Xn)というデータが運用情報に含まれていたとする。X1,X2,・・・は、それぞれ、あるパラメータに関する時系列データである。例えば、Xiは、Xi={xi1,xi2,・・・,xim}という時系列データである。より具体的な例を挙げると、X1は、例えば、CPUのロードの時系列データである。同様に、X2は、例えば、Webアプリケーションサーバのメモリ使用量の時系列データである。X3は、例えば、Webアプリケーションサーバの負荷の時系列データである。X4は、例えば、Webアプリケーションサーバのスレッドプール使用率の時系列データである。X5は、例えば、Webアプリケーションサーバへのリクエスト到着率の時系列データである。
このような種々のパラメータの時系列データが運用情報に含まれている場合、評価モデル分析手段10aは、X1とX2の組合せ、X1とX3の組合せ等の各組合せ毎に、時系列データの相関(すなわち、パラメータの相関)の有無を判定する。
評価モデル分析手段10aは、相関の有無を、以下のように判定すればよい。すなわち、評価モデル分析手段10aは、2つの時系列データの相関係数を算出し、その相関係数の絶対値が予め定めた閾値以上であれば、2つの時系列データに相関があると判定すればよい。また、相関係数の絶対値が予め定めた閾値未満であれば、2つの時系列データに相関がないと判定すればよい。時系列データ同士の相関係数は、公知の相関係数算出式を用いればよい。ただし、相関の有無の判定方法は、この方法に限定されず、他の方法で相関の有無を判定してもよい。
ステップS11の次に、評価モデル分析手段10aは、相関があると判定した時系列データ同士に相当するパラメータ同士の組合せにおいて、一方のパラメータが評価モデルに含まれていて、もう一方のパラメータが評価モデルに含まれていないパラメータの組合せを、評価モデルを参照して特定する。例えば、一方のパラメータが評価モデルの式において評価対象パラメータとなっていて、もう一方のパラメータが評価モデルの式で用いられていないならば、そのパラメータの組合せを出力する組み合わせとして選択する。そして、評価モデル分析手段10aは、そのパラメータの組合せを出力手段11に出力させる(ステップS12)。
出力したパラメータの組合せを参照した評価関数の管理者は、評価モデルに含まれていない方のパラメータも評価モデルの式で使われるように、評価モデルを生成するルールを見直す。ただし、評価関数の管理者が、必ずこのような見直しをしなくてはならないわけではない。例えば、X1,X3間に相関があったとしても、X1,X3は実質的に同じパラメータを表していると言えると管理者が判断した場合には、評価モデルの生成ルールに何ら変更を加えなくてよい。
なお、図5では、図示を省略しているが、ステップS2の後、評価手段8が、評価モデルに含まれる式に、その式で用いられているAP依存パラメータおよびPF依存パラメータの各値を代入して計算することによって、評価結果を算出する。そして、評価手段8は、算出した評価結果を出力手段11に出力させる(例えば、表示させる)。この動作は、第1の実施形態におけるステップS3と同様である。
次に、第2の実施形態において、評価モデル分析手段10aが、評価関数の管理者に対する勧告としてパラメータの組合せを提示する具体例を説明する。評価モデル生成手段6が、与えられたシステムモデルから、以下の式2に示す評価モデルの式を生成したとする。
ρ=λ・t (式2)
式2の左辺のρは、Webアプリケーションサーバの占有率である。このρは、Webアプリケーションサーバの性能評価対象となっている。
本例において、式2の右辺のtは、そのWebアプリケーションサーバのOS上で計測される1リクエスト当たりのCPU時間である。また、式2の右辺のλは、そのWebアプリケーションサーバへのリクエストの到着率である。すなわち、単位時間当たりに到着するリクエスト数である。
また、監視手段9から評価モデル分析手段10aに入力される運用情報は、5種類の時系列データX1〜X5を含んでいるとする。ここで、X1は、CPUのロードの時系列データであるとする。X2は、Webアプリケーションサーバのメモリ使用量の時系列データであるとする。X3は、Webアプリケーションサーバの負荷の時系列データであるとする。X4は、Webアプリケーションサーバのスレッドプール使用率の時系列データであるとする。X5は、Webアプリケーションサーバへのリクエスト到着率の時系列データであるとする。
評価モデル分析手段10aは、ステップS11において、X1〜X5から2種類の時系列データの組合せをそれぞれ定め、各組合せにおいて、2種類の時系列データ間に相関があるか否かを判定する。本例では、「X1とX3」、「X1とX4」、「X1とX5」の組合せに関して、相関があると判定したものとする。これらの組合せにおけるX1は、性能評価対象ρとして、評価モデルに含まれている。しかし、X3,X4,X5に相当するパラメータは評価モデルの式で用いられていない。そこで、評価モデル分析手段10aは、「CPUのロードとWebアプリケーションサーバの負荷」、「CPUのロードとWebアプリケーションサーバのスレッドプール使用率」、および「CPUのロードとWebアプリケーションサーバへのリクエスト到着率」というパラメータの組合せを、出力手段11に出力させる。
評価関数の管理者は、出力されたパラメータの組合せを確認し、評価モデルの式を生成するルールを変更する必要があるかを検討し、変更の必要があると判断した場合には、使われていなかったパラメータが評価モデルの式で使用されるように、評価モデルの式を生成するルールを変更する。この検討は、評価関数の管理者が、自身の知識や経験に基づいて行えばよい。例えば、本例では、評価関数の管理者は、X3(Webアプリケーションサーバの負荷)およびX5(Webアプリケーションサーバへのリクエスト到着率)は、実質的に評価モデルに組み込まれていると判断して、これらのパラメータを式に追加するような変更は行わないと決定してもよい。
また、評価関数の管理者は、X4(Webアプリケーションサーバのスレッドプール使用率)は、ボトルネックになると判断し、このパラメータが評価モデルの式に含まれるように、評価モデルの生成ルールを見直し、見直したルールを評価モデル生成手段6に対して設定すればよい。
本実施形態によれば、評価モデル分析手段10aが、相関があると判定したパラメータ同士の組合せにおいて、一方のパラメータが評価モデルに含まれていて、もう一方のパラメータが評価モデルに含まれていない場合、そのパラメータの組合せを、出力手段11に出力させる。評価関数の管理者は、そのパラメータの組合せを確認することで、評価モデル生成手段6における評価モデル生成ルールを見直して、評価モデルの精度を向上させることができる。また、その結果、評価手段8が算出する評価結果の精度も向上させることができる。
なお、本実施形態において、評価モデル分析手段10aは、引用文献4に記載された故障検知方法と同様に、実システム20における故障を検知してもよい。すなわち、評価モデル分析手段10aは、相関があると判定した時系列データの組合せに関して、相関が失われた場合に、実システム20に故障が生じたと判定してもよい。このとき、評価モデル分析手段10aは、実システム20に故障が生じた旨を出力手段11に出力させる(例えば、表示させる)。そのような構成により、実システム20の故障監視も行いつつ、評価関数の管理者に評価モデルの式の見直しを促すことができる。そして、この構成では、評価関数の管理者に勧告を行うために実行する相関判定と、故障検知のための相関判定とを共通化しているので、故障検知のための相関判定を別途行う必要がない。従って、実システム20の故障監視も行いつつ、評価関数の管理者に対する勧告を行うことを効率的に(換言すれば、高速に)実現することができる。
実施形態3.
図6は、本発明の第3の実施形態の評価モデル分析システムの例を示すブロック図である。第1の実施形態と同様の構成要素に関しては、図1と同一の符号を付し説明を省略する。第3の実施形態の評価モデル分析システム1bは、モデル入力手段2と、モデル編集手段3と、システムモデルリポジトリ4と、評価関数・パラメータリポジトリ5bと、評価モデル生成手段6と、AP依存パラメータ入力手段7と、評価手段8と、監視手段9と、評価モデル分析手段10と、出力手段11と、アプリケーション依存パラメータ値検索手段12(以下、AP依存パラメータ値検索手段12と記す。)とを備える。
モデル入力手段2、モデル編集手段3、システムモデルリポジトリ4、評価モデル生成手段6、AP依存パラメータ入力手段7、評価手段8、監視手段9、評価モデル分析手段10および出力手段11は、第1の実施形態と同様である。
本実施の形態において、評価関数・パラメータリポジトリ5bは、AP依存パラメータのデフォルト値と、アプリケーションの属性を表す属性情報とを対応付けて記憶する。例えば、実システム20におけるアプリケーションの一つにWebサーバがあるとする。この場合、そのWebサーバに関するAP依存パラメータのデフォルト値に対して、そのアプリケーションに関する属性を対応付けて、予め評価関数・パラメータリポジトリ5bに記憶させておく。デフォルト値は、経験を積んだシステム開発者等が予め定めておけばよい。
属性情報の種類は特に限定されない。例えば、WebサーバのAP依存パラメータに対応付けられる属性情報の例として、「情報の表示のみ行うWebページを提供する」、「フォームを含むWebページを提供する」等の属性があり得る。また、「画像を含むWebページを提供する」、「画像を含まないWebページを提供する」等の属性もあり得る。また、「Java(登録商標)プラットフォームのWebページを提供する」、「PerlプラットフォームのWebページを提供する」、「PHPプラットフォームのWebページを提供する」等の属性もあり得る。このように、AP依存パラメータに対応付ける属性情報として、種々の例が考えられる。
AP依存パラメータ値検索手段12は、評価モデル分析システムのユーザ(例えば評価関数の管理者)によって、AP依存パラメータの種類(例えば、リクエスト到着率やメッセージサイズ等)とともに、属性情報を指定されると、そのAP依存パラメータの種類および属性情報をキーとして、評価関数・パラメータリポジトリ5bからそのAP依存パラメータのデフォルト値を検索する。AP依存パラメータ値検索手段12は、検索したAP依存パラメータのデフォルト値を、出力手段11に出力させ(例えば、表示させ)、また、検索したデフォルト値を評価モデル生成手段6に入力する。
評価モデル生成手段6は、第1の実施形態と同様に、システムモデルに基づいて生成した式と、その式で用いられるパラメータの値との組合せを評価モデルとする。このとき、AP依存パラメータ値検索手段12によってデフォルト値が検索されたAP依存パラメータがその式で用いられているならば、評価モデル生成手段6は、そのAP依存パラメータの値として、AP依存パラメータ値検索手段12に検索されたデフォルト値を評価モデルに含める。ただし、評価モデル生成手段6は、AP依存パラメータの値として、AP依存パラメータ値検索手段12に検索されたデフォルト値のみを評価モデルに含めるとは限らない。システムモデルに基づいて生成した式で用いられているAP依存パラメータの値が、AP依存パラメータ値検索手段12によって検索されておらず、AP依存パラメータ入力手段7から入力されている場合には、評価モデル生成手段6は、AP依存パラメータ入力手段7から入力された値を評価モデルに含めればよい。また、システムモデルに基づいて生成した式で用いられているAP依存パラメータの値が、AP依存パラメータ値検索手段12によって検索されておらず、また、AP依存パラメータ入力手段7から入力されてもいない場合には、評価関数・パラメータリポジトリ5bからそのAP依存パラメータのデフォルト値を読み込めばよい。
本実施形態では、AP依存パラメータの値の指定態様が第1の実施形態よりも増えている。本実施形態では、ステップS1(図2参照)でAP依存パラメータの値が入力される態様の他に、AP依存パラメータの種類および属性情報をキーとして、そのAP依存パラメータの値を検索することで、AP依存パラメータの値を指定することを可能としている。ステップS2(図2参照)では、評価モデル生成手段6は、上記のように、検索されたAP依存パラメータの値も用いて評価モデルを生成すればよい。その後のステップS3以降の動作は、第1の実施形態と同様であり、説明を省略する。
AP依存パラメータ値検索手段12は、例えば、評価モデル分析プログラムに従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。この場合、CPUが、例えば、評価モデル分析プログラムに従って、モデル編集手段3、評価モデル生成手段6、評価手段8、監視手段9、評価モデル分析手段10およびAP依存パラメータ値検索手段12として動作すればよい。また、これらの各手段が、それぞれ別々のユニットで実現されていてもよい。
一般に、AP依存パラメータの値は、システム開発等の経験を十分に積んだ者でないと見積もりすることが困難である。従って、そのような経験を積んでいない者にとっては、AP依存パラメータ入力手段7に適切な値を入力することが困難になる。そのような場合でも、実システムにおけるアプリケーションの属性を見積もることは容易である。本実施形態では、AP依存パラメータ値検索手段12が、指定されたAP依存パラメータの種類および属性情報をキーとして、そのAP依存パラメータのデフォルト値を検索するので、ユーザにとって見積もりにくい具体的なAP依存パラメータ値を、ユーザにとって見積もりやすいアプリケーションの属性から特定することができる。そして、その値を用いて、評価モデルを生成し、第1の実施形態と同様に、実システム20の評価を行ったり、評価モデルとして用いるパラメータの値を較正し、評価モデルの精度を向上させたりすることができる。
実施形態4.
図7は、本発明の第4の実施形態の評価モデル分析システムの例を示すブロック図である。第1、第2および第3の実施形態と同様の構成要素に関しては、図1、図4および図6と同一の符号を付し詳細な説明を省略する。第4の実施形態は、第2の実施形態に、第3の実施形態と同様の評価関数・パラメータリポジトリ5bおよびAP依存パラメータ値検索手段12を適用した実施形態である。
第4の実施形態の評価モデル分析システム1cは、モデル入力手段2と、モデル編集手段3と、システムモデルリポジトリ4と、評価関数・パラメータリポジトリ5bと、評価モデル生成手段6と、AP依存パラメータ入力手段7と、評価手段8と、監視手段9と、評価モデル分析手段10aと、出力手段11と、AP依存パラメータ値検索手段12とを備える。
モデル入力手段2、モデル編集手段3、システムモデルリポジトリ4、評価モデル生成手段6、AP依存パラメータ入力手段7、評価手段8、監視手段9および出力手段11は、第1の実施形態や第2の実施形態と同様である。評価モデル分析手段10aは、第2の実施形態と同様である。
評価関数・パラメータリポジトリ5bおよびAP依存パラメータ値検索手段12は、第3の実施形態と同様である。すなわち、AP依存パラメータのデフォルト値と、アプリケーションの属性を表す属性情報とを対応付けて記憶する。また、AP依存パラメータ値検索手段12は、評価モデル分析システムのユーザによって、AP依存パラメータの種類(例えば、リクエスト到着率やメッセージサイズ等)とともに、属性情報を指定されると、そのAP依存パラメータの種類および属性情報をキーとして、評価関数・パラメータリポジトリ5bからそのAP依存パラメータのデフォルト値を検索する。そして、AP依存パラメータ値検索手段12は、検索したAP依存パラメータのデフォルト値を、出力手段11に出力させ(例えば、表示させ)、また、検索したデフォルト値を評価モデル生成手段6に入力する。
評価モデル生成手段6は、第3の実施形態と同様に、AP依存パラメータ値検索手段12によって検索されたAP依存パラメータの値も用いて評価モデルを生成する。ただし、本実施形態では、評価モデル生成手段6は、システムモデルに基づいて生成した式に含まれるパラメータの属性情報も、評価モデルに含める。AP依存パラメータ12が、AP依存パラメータの種類および属性情報をキーにしてAP依存パラメータの値を検索し、評価モデル生成手段6が、その値を評価モデルに含める場合には、その値に対応付けて、検索キーとして用いられた属性情報も評価モデルに含めればよい。また、ユーザが、AP依存パラメータ入力手段7からAP依存パラメータの値を入力するときには、その属性情報も合わせて入力し、評価モデル生成手段6は、入力されたAP依存パラメータの値に対応付けて、その属性情報も評価モデルに含めればよい。
また、本実施形態において、監視手段9は、第1や第2の実施形態等と同様に、種々のパラメータの時系列データを含む運用情報を評価モデル分析手段10aに入力する。ただし、本実施形態では、監視手段9は、AP依存パラメータの時系列情報とともに、そのAP依存パラメータの属性情報も実システム20から収集し、その時系列情報に対応付けて属性情報も運用情報内に含める。
評価モデル分析手段10aは、第2の実施形態と同様に、AP依存パラメータおよびPF依存パラメータの各時系列データに関して、相関の有無を判定する。このとき、評価モデル分析手段10aは、AP依存パラメータの時系列データに関しては、同種のAP依存パラメータであっても、属性情報が異なれば、別個のAP依存パラメータとして扱う。例えば、監視手段9が、実システム20内のWebサーバであって「動画を含まないWebページを提供する」という属性を有するWebサーバから、「動画を含まないWebページを提供する」という属性情報と対応付けられたスループットの時系列データを収集したとする。また、同様に、「動画を含むWebページを提供する」という属性を有するWebサーバから、「動画を含むWebページを提供する」という属性情報と対応付けられたスループットの時系列データを収集したとする。この場合、評価モデル分析手段10aは、属性情報が異なるこの2種類の「スループット」を別個のAP依存パラメータとして扱い、他のパラメータとの相関の有無を判定する。
例えば、「動画を含まないWebページを提供する」という属性を有するWebサーバから収集された各種時系列データには、「動画を含まないWebページを提供する」という属性情報と対応付けられたスループットの時系列データと、CPU性能の時系列データとが含まれているとする。同様に、「動画を含むWebページを提供する」という属性を有するWebサーバから収集された各種時系列データには、「動画を含むWebページを提供する」という属性情報と対応付けられたスループットの時系列データと、CPU性能の時系列データと、ディスクI/O性能の時系列データとが含まれているとする。この場合、評価モデル分析手段10aは、属性情報が異なるスループットを別個のパラメータとして扱い、「動画を含まないWebページを提供する」という属性情報と対応付けられたスループットとCPU性能との相関の有無を判定する他に、「動画を含むWebページを提供する」という属性情報と対応付けられたスループットとCPU性能との相関や、「動画を含むWebページを提供する」という属性情報と対応付けられたスループットとディスクI/O性能との相関の有無を判定する。
また、評価モデル分析手段10aは、相関があるパラメータの組合せにおいて、一方のパラメータが評価モデルに含まれ、もう一方のパラメータが評価モデルに含まれない場合に、そのパラメータの組合せを出力手段11に出力させる。パラメータが評価モデルに含まれるか否かの判断においても、属性情報の一致も考慮する。すなわち、運用情報に基づいて、相関があると判定されたパラメータの組におけるパラメータであって、そのパラメータの属性情報と同じ属性情報を有するパラメータが評価モデルの式に用いられている場合、そのパラメータが評価モデルに含まれていると判定する。一方、相関があると判定されたパラメータの組におけるパラメータと同じパラメータが評価モデルに含まれていない場合、あるいは、相関があると判定されたパラメータの組におけるパラメータと同じパラメータが評価モデルに含まれているとしても、属性情報が異なる場合には、そのパラメータが評価モデルに含まれていないと判定する。
上記の例において、評価モデル分析手段10aが、「動画を含まないWebページを提供する」という属性情報と対応付けられたスループットとCPU性能との相関はないと判定したとする。また、評価モデル分析手段10aが、「動画を含むWebページを提供する」という属性情報と対応付けられたスループットとCPU性能との相関や、「動画を含むWebページを提供する」という属性情報と対応付けられたスループットとディスクI/O性能との相関に関しては、相関があると判定したとする。この場合、例えば、「動画を含むWebページを提供する」という属性情報と対応付けられたスループットが評価モデルに含まれ、CPU性能に関しては評価モデルに含まれていない場合、その2つのパラメータを出力手段11に出力させればよい。同様に、例えば、「動画を含むWebページを提供する」という属性情報と対応付けられたスループットが評価モデルに含まれ、ディスクI/O性能に関しては評価モデルに含まれていない場合、その2つのパラメータを出力手段11に出力させればよい。評価関数の管理者は、このような出力結果を参照して、評価モデルの式を生成するルールの見直しを検討すればよい。
本実施形態によれば、第3の実施形態と同様に、ユーザにとって見積もりにくい具体的なAP依存パラメータ値を、ユーザにとって見積もりやすいアプリケーションの属性から特定することができる。また、相関を有するパラメータを評価モデルに組み入れるように、評価関数の管理者に促すことができる。特に、属性情報が異なるパラメータを別個のパラメータとして扱うことで、評価関数の管理者に対して、評価モデルに組み入れた方がよい可能性があるパラメータを属性情報とともに、より詳細に提示することができる。
その結果、例えば、既に「動画を含まないWebページを提供する」という属性情報と対応付けられたスループットが評価モデルに組み入れられている場合であっても、「動画を含むWebページを提供する」という属性情報と対応付けられたスループットに関する検討を管理者に促すことができる。
次に、本発明の最小構成について説明する。図8は、本発明の最小構成の例を示すブロック図である。本発明の評価モデル分析システムは、評価モデル生成手段71と、評価モデル分析手段72とを備える。
評価モデル生成手段71は、実際に運用される実システムを表すモデルであるシステムモデルに基づいて、実システムを評価するための式と当該式に含まれるパラメータの値とを含む評価モデルを生成する。
評価モデル分析手段72は、運用中の実システムにおける実際のパラメータの値を含む運用情報と、評価モデルとに基づいて、評価モデルの精度を向上可能なパラメータを分析する。
そのような構成により、実システムを評価するための評価モデルの精度向上に資することができる。
上記の実施形態には、以下の(1)〜(12)に示すような評価モデル分析システムの特徴的構成が示されている。
(1)評価モデル分析システムは、実際に運用される実システムを表すモデルであるシステムモデルに基づいて、実システムを評価するための式と当該式に含まれるパラメータ(例えば、AP依存パラメータおよびPF依存パラメータ)の値とを含む評価モデルを生成する評価モデル生成手段(例えば、評価モデル生成手段6)と、運用中の実システムにおける実際のパラメータの値を含む運用情報と、評価モデルとに基づいて、評価モデルの精度を向上可能なパラメータを分析する評価モデル分析手段(例えば、評価モデル分析手段10,10a)とを備えることを特徴とする。
(2)評価モデル分析システムは、評価モデルに含まれる式のパラメータに、当該パラメータの値を代入して計算することにより、評価項目を計算する評価手段(例えば、評価手段8)を備え、評価モデル分析手段(例えば、評価モデル分析手段10)が、評価手段に計算された評価項目の値と、運用情報から得られるその評価項目に相当する項目の値との差が閾値以上である場合に、所定のパラメータの値が不正確であると判定し、評価モデルに含まれる式と、当該式に含まれるパラメータの運用情報における値とから、所定のパラメータの値を計算する構成であってもよい。そのような構成によれば、評価モデルに用いるパラメータを較正することができる。
(3)評価モデル分析システムは、システムモデルの内容に応じて実システムを評価するための式を生成する際に、当該式の構成要素として用いられる関数群(例えば、評価関数群)と、その式に用いられるパラメータの値として予め定められた値とを記憶するとともに、少なくとも一部のパラメータ(例えば、AP依存パラメータ)に関してはパラメータの値とともに当該パラメータの属性情報を記憶する評価モデル作成用情報記憶手段(例えば、評価関数・パラメータリポジトリ5b)と、ユーザに指定されたパラメータの種類と属性情報をキーとして、パラメータの値を検索するパラメータ値検索手段(例えば、AP依存パラメータ値検索手段12)とを備え、評価モデル生成手段が、実システムを評価するための式に、パラメータ値検索手段に値が検索されたパラメータが含まれている場合、検索された値を評価モデルに含める構成であってもよい。
(4)評価モデル分析手段(例えば、評価モデル分析手段10a)が、運用情報から得られる各パラメータの値に基づいて、運用情報から得られるパラメータ同士の相関の有無を判定し、相関があると判定したパラメータ同士の組のうち、一方のパラメータが評価モデルの式に使用され、もう一方のパラメータが評価モデルの式で使用されていないパラメータの組を特定する構成であってもよい。そのような構成により、管理者に、評価モデルの見直しを促すことができる。
(5)評価モデル分析システムは、システムモデルの内容に応じて実システムを評価するための式を生成する際に、当該式の構成要素として用いられる関数群(例えば、評価関数群)と、その式に用いられるパラメータの値として予め定められた値とを記憶するとともに、少なくとも一部のパラメータ(例えば、AP依存パラメータ)に関してはパラメータの値とともに当該パラメータの属性情報を記憶する評価モデル作成用情報記憶手段(例えば、評価関数・パラメータリポジトリ5b)と、ユーザに指定されたパラメータの種類と属性情報をキーとして、パラメータの値を検索するパラメータ値検索手段(例えば、AP依存パラメータ値検索手段12)とを備え、評価モデル生成手段が、実システムを評価するための式に、パラメータ値検索手段に値が検索されたパラメータが含まれている場合、検索された値および検索に用いた属性情報を評価モデルに含め、評価モデル分析手段が、運用情報から得られるパラメータ同士の相関の有無を判定するときに、属性情報が異なる同種のパラメータについては別個のパラメータとして扱ってパラメータ同士の相関の有無を判定し、相関があると判定したパラメータの組のうち、一方のパラメータと同種のパラメータであって属性情報も同じパラメータが評価モデルの式に使用され、もう一方のパラメータに関しては評価モデルに含まれていないか、あるいは含まれていても属性情報が異なるという条件を満たすパラメータの組を特定する構成であってもよい。
(6)評価モデル分析手段が、相関があると判定したパラメータの組における相関が失われたときに、実システムに故障が生じたと判定する構成であってもよい。そのような構成によれば、実システム20の故障監視も行いつつ、管理者に評価モデルの見直しを促すことを、効率的に実現することができる。
(7)評価モデル分析システムは、実際に運用される実システムを表すモデルであるシステムモデルに基づいて、前記実システムを評価するための式と当該式に含まれるパラメータの値とを含む評価モデルを生成する評価モデル生成部と、運用中の実システムにおける実際のパラメータの値を含む運用情報と、前記評価モデルとに基づいて、評価モデルの精度を向上可能なパラメータを分析する評価モデル分析部とを備える構成であってもよい。
(8)評価モデル分析システムは、評価モデルに含まれる式のパラメータに、当該パラメータの値を代入して計算することにより、評価項目を計算する評価部を備え、評価モデル分析部が、評価部に計算された前記評価項目の値と、運用情報から得られる前記評価項目に相当する項目の値との差が閾値以上である場合に、所定のパラメータの値が不正確であると判定し、評価モデルに含まれる式と、当該式に含まれるパラメータの運用情報における値とから、前記所定のパラメータの値を計算する構成であってもよい。
(9)評価モデル分析システムは、システムモデルの内容に応じて実システムを評価するための式を生成する際に、当該式の構成要素として用いられる関数群と、前記式に用いられるパラメータの値として予め定められた値とを記憶するとともに、少なくとも一部のパラメータに関してはパラメータの値とともに当該パラメータの属性情報を記憶する評価モデル作成用情報記憶部と、ユーザに指定されたパラメータの種類と属性情報をキーとして、パラメータの値を検索するパラメータ値検索部とを備え、評価モデル生成部が、実システムを評価するための式に、パラメータ値検索部に値が検索されたパラメータが含まれている場合、検索された値を評価モデルに含める構成であってもよい。
(10)評価モデル分析部が、運用情報から得られる各パラメータの値に基づいて、運用情報から得られるパラメータ同士の相関の有無を判定し、相関があると判定したパラメータ同士の組のうち、一方のパラメータが評価モデルの式に使用され、もう一方のパラメータが評価モデルの式で使用されていないパラメータの組を特定する構成であってもよい。
(11)評価モデル分析システムは、システムモデルの内容に応じて実システムを評価するための式を生成する際に、当該式の構成要素として用いられる関数群と、前記式に用いられるパラメータの値として予め定められた値とを記憶するとともに、少なくとも一部のパラメータに関してはパラメータの値とともに当該パラメータの属性情報を記憶する評価モデル作成用情報記憶部と、ユーザに指定されたパラメータの種類と属性情報をキーとして、パラメータの値を検索するパラメータ値検索部とを備え、評価モデル生成部が、実システムを評価するための式に、パラメータ値検索部に値が検索されたパラメータが含まれている場合、検索された値および検索に用いた属性情報を評価モデルに含め、評価モデル分析部が、運用情報から得られるパラメータ同士の相関の有無を判定するときに、属性情報が異なる同種のパラメータについては別個のパラメータとして扱ってパラメータ同士の相関の有無を判定し、相関があると判定したパラメータの組のうち、一方のパラメータと同種のパラメータであって属性情報も同じパラメータが評価モデルの式に使用され、もう一方のパラメータに関しては評価モデルに含まれていないか、あるいは含まれていても属性情報が異なるという条件を満たすパラメータの組を特定する構成であってもよい。
(12)評価モデル分析部が、相関があると判定したパラメータの組における相関が失われたときに、実システムに故障が生じたと判定する構成であってもよい。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2009年10月30日に出願された日本特許出願2009−251077を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
産業上の利用の可能性
本発明は、実システムに対応するシステムモデルから生成された実システムの評価モデルを分析する評価モデル分析システムに好適に適用される。