JP5533469B2 - 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ、中間体クリーニングユニット及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明は、潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ、中間体クリーニングユニット及び画像形成装置に関する。
従来、ステアリン酸亜鉛などが一般的に用いられる潤滑剤を、塗布ローラやスポンジローラなどの潤滑剤塗布用の塗布部材(以下、塗布ローラと称する)で、像担持体としての感光体や中間転写ベルトなどに塗布して、これらの感光体ドラムおよび中間転写ベルトのクリーニング性向上や、寿命向上、画像転写時の虫食い対策などの転写性向上を図るようにしている。
すなわち、像担持体の像担持側表面に、その外周面が均一に接するように塗布ローラを回転可能に配置し、この塗布ローラを像担持体の回転に伴い、従動回転あるいは回転駆動させるとともに、この回転する塗布ローラに、固形状の潤滑剤を所定の圧力を確保して接するように構成した潤滑剤塗布装置が採用されている。この潤滑剤は、潤滑剤の自重、重りの荷重あるいはスプリングの弾性力などを用いて潤滑剤塗布ローラに直線的に押圧付勢され、所定圧を確保することが既に知られている。
今までの潤滑剤塗布装置では、長尺な固形潤滑剤が挿嵌されている枠体内において摺動可能な状態を得るために、枠体の内面と固形潤滑剤の外側面との間にある程度の隙間が設けられている。そのため、潤滑剤塗布装置本体の振動など不意に該固形潤滑剤に長手方向の力が作用する際に固形潤滑剤が枠体内でずれ、塗布ローラの軸方向でもある上記長手方向へ移動する。
その結果、枠体の片側だけで潤滑剤との接触がおこる。片当たりすると、当たった側だけ摺動摩擦抵抗が増すため、押圧付勢力が塗布ローラの軸方向上で長手方向の一方と他方とでバランスを欠く状態となり、その結果、固形潤滑剤が正常な状態と比べて傾き、固形潤滑剤が塗布ローラに対してその長手方向で均等に接触せずに片当たりし、塗布量の不均一を生じてしまうという問題がある。
また、潤滑剤塗布装置の他の例として、長期にわたって長手方向に均一な量の潤滑剤を削り、像担持体上に塗布される潤滑剤量を均一にする目的で、固形潤滑剤を塗布ローラとしてのブラシローラに押圧付勢するよう該固形潤滑剤を支持する支持部材を加圧する加圧手段を設けたものがある。この加圧手段は、上記ブラシローラの軸と平行になるように固定された土台部材と、固形潤滑剤の上記支持部材を押圧するための弾性部材と、該土台部材と該支持部材とに、長手方向に関して互いに離れた複数個所に取り付けられた、同じ長さで同時に回動可能な複数の回動アーム、とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示の技術は、長期にわたり長手方向に均一量の潤滑剤を削り、像担持体上に塗布される潤滑剤量を均一にする点で本発明と似ている点がある。しかし、潤滑剤塗布装置本体の振動など不意に力が作用した場合に、枠体内で固形潤滑剤が該枠体の内壁に接触し傾く可能性があるという問題を解消できていない。
本発明は、上記の問題に鑑み、枠体と固形潤滑剤との接触を防止し、振動など不意に力が作用した場合にも固形潤滑剤が傾かないようにし、安定して潤滑剤塗布を行うことができる手段を提供することを課題とする。
本発明は、前記目的を達成するため、以下の構成とした。
(1):固形潤滑剤と、回転しながら前記固形潤滑剤に当接することで該固形潤滑剤から粉体状の潤滑剤として削り取り、像担持体へ塗布を行う塗布ローラ(塗布部材)とを備えた潤滑剤塗布装置において、固形潤滑剤と固形潤滑剤を収容する枠体とに、それぞれが反発する向きに磁石を取り付けたこともしくは磁力を持たせた(請求項1)。
(2):固形潤滑剤と、回転して前記潤滑剤を削り取り像担持体へ塗布を行う塗布ローラ(塗布部材)とを備えた潤滑剤塗布装置において、固形潤滑剤を保持する固形潤滑剤保持部材と固形潤滑剤を収容する枠体とに、それぞれが反発する向きに磁石を取り付けたこともしくは磁力を持たせた(請求項2)。
(3):(2)記載の潤滑剤塗布装置において、固形潤滑剤は固形潤滑剤保持部材に固定されていることとした(請求項3)。
(4):(1)乃至(3)の何れか1項に記載の潤滑剤塗布装置において、潤滑剤を塗布ローラ(塗布部材)へ押圧する部材は弾性体とした(請求項4)。
(5):(1)乃至(4)の何れか1項に記載の潤滑剤塗布装置において、固形潤滑剤はステアリン酸亜鉛を含むこととした(請求項5)。
(6):像担持体と、前記像担持体を帯電させる帯電手段と、前記像担持体にトナーを供給する現像手段と、前記像担持体に残留するトナーを回収するクリーニング手段のうちの少なくとも一つを備え、画像形成装置本体に対して着脱自在に構成されているプロセスカートリッジにおいて、(1)乃至(5)のいずれか1つに記載の潤滑剤塗布装置を備えていることとした(請求項6)。
(7):像担持体と、前記像担持体を帯電させる帯電手段と、前記像担持体に露光して静電潜像を作成する露光手段と、前記像担持体にトナーを供給して静電潜像をトナーにより可視画像化する現像手段と、前記像担持体上に形成された可視画像を被転写体に転写する転写手段と、前記像担持体に転写後に残留するトナーを回収するクリーニング手段とを備える画像形成装置において、(1)乃至(5)のいずれか1つに記載の潤滑剤塗布装置を備えることとした(請求項7)。
(8):中間転写方式の画像形成装置に備えられ、トナーによる可視像を記録材に転写した後の中間転写体をクリーニングするクリーニング部材を備えた中間体クリーニングユニットにおいて、(1)乃至(5)のいずれか1つに記載の潤滑剤塗布装置を備えていることとした(請求項8)。
(9):中間転写方式の画像形成装置において、(6)記載のプロセスカートリッジおよび(8)記載の中間体クリーニングユニットのいずれか或いは両方を備えることとした(請求項9)。
(1):固形潤滑剤と、回転しながら前記固形潤滑剤に当接することで該固形潤滑剤から粉体状の潤滑剤として削り取り、像担持体へ塗布を行う塗布ローラ(塗布部材)とを備えた潤滑剤塗布装置において、固形潤滑剤と固形潤滑剤を収容する枠体とに、それぞれが反発する向きに磁石を取り付けたこともしくは磁力を持たせた(請求項1)。
(2):固形潤滑剤と、回転して前記潤滑剤を削り取り像担持体へ塗布を行う塗布ローラ(塗布部材)とを備えた潤滑剤塗布装置において、固形潤滑剤を保持する固形潤滑剤保持部材と固形潤滑剤を収容する枠体とに、それぞれが反発する向きに磁石を取り付けたこともしくは磁力を持たせた(請求項2)。
(3):(2)記載の潤滑剤塗布装置において、固形潤滑剤は固形潤滑剤保持部材に固定されていることとした(請求項3)。
(4):(1)乃至(3)の何れか1項に記載の潤滑剤塗布装置において、潤滑剤を塗布ローラ(塗布部材)へ押圧する部材は弾性体とした(請求項4)。
(5):(1)乃至(4)の何れか1項に記載の潤滑剤塗布装置において、固形潤滑剤はステアリン酸亜鉛を含むこととした(請求項5)。
(6):像担持体と、前記像担持体を帯電させる帯電手段と、前記像担持体にトナーを供給する現像手段と、前記像担持体に残留するトナーを回収するクリーニング手段のうちの少なくとも一つを備え、画像形成装置本体に対して着脱自在に構成されているプロセスカートリッジにおいて、(1)乃至(5)のいずれか1つに記載の潤滑剤塗布装置を備えていることとした(請求項6)。
(7):像担持体と、前記像担持体を帯電させる帯電手段と、前記像担持体に露光して静電潜像を作成する露光手段と、前記像担持体にトナーを供給して静電潜像をトナーにより可視画像化する現像手段と、前記像担持体上に形成された可視画像を被転写体に転写する転写手段と、前記像担持体に転写後に残留するトナーを回収するクリーニング手段とを備える画像形成装置において、(1)乃至(5)のいずれか1つに記載の潤滑剤塗布装置を備えることとした(請求項7)。
(8):中間転写方式の画像形成装置に備えられ、トナーによる可視像を記録材に転写した後の中間転写体をクリーニングするクリーニング部材を備えた中間体クリーニングユニットにおいて、(1)乃至(5)のいずれか1つに記載の潤滑剤塗布装置を備えていることとした(請求項8)。
(9):中間転写方式の画像形成装置において、(6)記載のプロセスカートリッジおよび(8)記載の中間体クリーニングユニットのいずれか或いは両方を備えることとした(請求項9)。
枠体と固形潤滑剤或いは枠体と固形潤滑剤保持部材との接触を防止することで潤滑剤塗布装置本体の振動など不意に力が作用した場合にも固形潤滑剤の塗布ローラ(塗布部材)に対する傾きをなくし、安定して潤滑剤塗布を行うことができる。
例1.枠体に対する固形潤滑剤保持部材、固形潤滑剤などの当接を回避する例
本発明の実施の形態を比較例と対比して説明する。
図1は本発明にかかる潤滑剤材塗布装置44の例である。潤滑剤塗布装置44は、固定された枠体3e内に長尺な棒状、直方体の固形潤滑剤Jと、固形潤滑剤Jに接触して潤滑剤を削り取り、感光体1に塗布する塗布ローラ3aとを備える。塗布ローラ3aとしては、塗布ブラシやスポンジローラなどが用いられるが、塗布ブラシの方がよく用いられている。
本発明の実施の形態を比較例と対比して説明する。
図1は本発明にかかる潤滑剤材塗布装置44の例である。潤滑剤塗布装置44は、固定された枠体3e内に長尺な棒状、直方体の固形潤滑剤Jと、固形潤滑剤Jに接触して潤滑剤を削り取り、感光体1に塗布する塗布ローラ3aとを備える。塗布ローラ3aとしては、塗布ブラシやスポンジローラなどが用いられるが、塗布ブラシの方がよく用いられている。
塗布ローラ3aは像担持体としてのドラム状をした感光体1に対向圧接するように配置されて軸支され、また、該塗布ローラ3aに対向して固形潤滑剤J及びその押圧手段などを収容する枠体3eが配置され、枠体3eにはこれら固形潤滑剤J及びその押圧手段などを収容するための凹状の収納スペース5が形成されている。図2は図1における潤滑剤塗布装置を塗布ローラ3aの軸直角に切断した断面図である。
収納スペース5は塗布ローラ1との対向部が開口されている角型の凹状空間からなる。
収納スペース5には該収納スペース5に緩く嵌合する固形潤滑剤Jが、補強部材である板状の潤滑剤支持板3cに保持されている。潤滑剤支持板3cと収納スペース5の底部との間には、塗布ローラ1の軸方向での2箇所で伸長性の加圧用ばね3dが配置されている。このばね3dの弾性により、固形潤滑剤Jは塗布ローラ3a側に向けて矢印6で示すように押圧されている。ばね3dの弾性による固形潤滑剤Jの塗布ローラ3aに向けた移動は、固形潤滑剤Jの表面部が塗布ローラ3aと当接することにより阻止されている。固形潤滑剤Jの塗布ローラ3aに対する押圧、固形潤滑剤Jの磨耗による送り出しのための動力には、ばね3dなど弾性体を用いている。格別の駆動力を用いず、安価な構成となっている。
収納スペース5には該収納スペース5に緩く嵌合する固形潤滑剤Jが、補強部材である板状の潤滑剤支持板3cに保持されている。潤滑剤支持板3cと収納スペース5の底部との間には、塗布ローラ1の軸方向での2箇所で伸長性の加圧用ばね3dが配置されている。このばね3dの弾性により、固形潤滑剤Jは塗布ローラ3a側に向けて矢印6で示すように押圧されている。ばね3dの弾性による固形潤滑剤Jの塗布ローラ3aに向けた移動は、固形潤滑剤Jの表面部が塗布ローラ3aと当接することにより阻止されている。固形潤滑剤Jの塗布ローラ3aに対する押圧、固形潤滑剤Jの磨耗による送り出しのための動力には、ばね3dなど弾性体を用いている。格別の駆動力を用いず、安価な構成となっている。
固形潤滑剤Jは、ばね4の弾性により塗布ローラ3aに押し付けられている。固形潤滑剤J及び潤滑剤支持板3cは収納スペース5に緩く嵌合し隙間を有することで収納スペース5内で塗布ローラ3aに対して接離する方向(ばね4による押圧方向)に移動可能である。
感光体1に潤滑剤を塗布する場合、従来、感光体1及び塗布ローラ3aが回転駆動され、固形潤滑剤Jが塗布ローラ3aにより削られて感光体1に塗布されるが、画像形成装置本体の振動などで不意に力が作用した場合に、背景技術の欄で述べたように、固形潤滑剤Jが枠体3eに片当たりで接触し、傾く可能性があった。
そこで、本例では固形潤滑剤Jと枠体3eに、固形潤滑剤Jの長手方向上でそれぞれが反発する向きに磁力が作用するように磁石を取り付けた。図1に示すように、塗布ローラ3aの軸方向上の一端側と他端側のそれぞれについて、より詳しくは、潤滑剤支持板3cと枠体3eとの対向する部位に間隔をあけて、磁石3fを反発力が作用するように取り付けている。
固形潤滑剤Jは潤滑剤支持板3cにしっかり固定保持されているものとする。潤滑剤支持板3cにより剛性が増すために、固形潤滑剤Jを塗布ローラ3aに押し付けた際の潤滑剤自身の変形が少なくなり、塗布ローラ3aに対して長手方向に均一に固形潤滑剤を塗布することができる。
対向する潤滑剤支持板3cと枠体3eの各部位に設ける各磁石3fは互いが反発する向きに磁力が作用するように磁極の向きを定めて取り付けられているため、磁気的な反発力により潤滑剤支持板3cと枠体3eは塗布ローラ3aの軸方向上の一端側と他端側とのそれぞれで、潤滑剤支持板3cと枠体3eとが非接触状態となり、潤滑剤支持板3cと枠体3eが塗布ローラ3aの軸方向上の一端側と他端側とのいずれか一方で片当たりするという不具合を生じなくなり、感光体1に対する潤滑剤の均一な塗布がなされ、また、固形潤滑剤は均一な磨耗状態となる。
図に示した例では、枠体3eと潤滑剤支持板3cに磁石3fを取り付けた構成となっているが、もちろん、潤滑剤支持板3cに代えて、固形潤滑剤Jに磁石を取り付けてもよい。固形潤滑剤Jに磁石を取り付ける場合には、固形潤滑剤Jが減少しても機能を果たすように基端側(潤滑剤支持板3c側)に埋め込むとよい。枠体3eについては、図1のように枠体と別個に磁石3fを固定してもよいが、別の方法として、枠体3eの全部または必要な一部を磁性材でつくり、磁化させて磁力をもたせてもよい。
[比較例]
例1で説明したように、枠体3eと潤滑剤支持板3cに磁石3fを取り付けない場合を比較例として図3、図4に示す。
枠体3eと潤滑剤支持板3cに磁石3fを取り付けない場合には、画像形成装置本体の振動など不意に力が作用しない状態のもとでは、図3に示すように、潤滑剤支持板3cに保持された固形潤滑剤Jは、ばね3dの弾性により塗布ローラ3aに均一に当接している。
例1で説明したように、枠体3eと潤滑剤支持板3cに磁石3fを取り付けない場合を比較例として図3、図4に示す。
枠体3eと潤滑剤支持板3cに磁石3fを取り付けない場合には、画像形成装置本体の振動など不意に力が作用しない状態のもとでは、図3に示すように、潤滑剤支持板3cに保持された固形潤滑剤Jは、ばね3dの弾性により塗布ローラ3aに均一に当接している。
しかし、画像形成装置本体の振動など不意に塗布ローラ3aの長手方向に力が作用した場合、背景技術の欄でも述べたように、潤滑剤支持板3cおよびこれに保持された固形潤滑剤Jは枠体3e内でずれ、塗布ローラ3aの軸方向へ移動して枠体3eにぶつかり、接触による摺動抵抗が増すため、図4に示すように傾き、固形潤滑剤Jの塗布ローラ3aに対する片当たりが生じて軸長手方向での潤滑剤塗布量の不均一を招いてしまう。
例1で述べた本発明によれば、潤滑剤支持板3c(或いは固形潤滑剤J)が枠体3eにぶつかる片当たりの事態が回避されるので、従来、片当たりを起こすことにより固形潤滑剤Jの長手方向で生じた偏磨耗が起きず、結果として感光体1における潤滑剤塗布量の不均一も生じない。
例2.固形潤滑剤はステアリン酸亜鉛を含む例
固形潤滑剤Jは脂肪酸金属塩、フッ素系樹脂等からなるものが使用できるが、特に脂肪酸金属塩が好ましい。脂肪酸金属塩としては、例えば、ミリスチン酸、パルミチン酸、スタエリン酸、アレイン酸等の直鎖状炭化水素の脂肪酸金属塩が挙げられ、金属としては、リチウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、亜鉛、カドミウム、アルミニウム、セリウム、チラン、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸鉄などが好ましく、特にステアリン酸亜鉛が好ましい。上記のような脂肪酸金属塩を直方体状に成形した固形潤滑剤Jは、潤滑剤支持板3cに両面テープあるいは接着剤などで固定されている。
固形潤滑剤Jは脂肪酸金属塩、フッ素系樹脂等からなるものが使用できるが、特に脂肪酸金属塩が好ましい。脂肪酸金属塩としては、例えば、ミリスチン酸、パルミチン酸、スタエリン酸、アレイン酸等の直鎖状炭化水素の脂肪酸金属塩が挙げられ、金属としては、リチウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、亜鉛、カドミウム、アルミニウム、セリウム、チラン、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸鉄などが好ましく、特にステアリン酸亜鉛が好ましい。上記のような脂肪酸金属塩を直方体状に成形した固形潤滑剤Jは、潤滑剤支持板3cに両面テープあるいは接着剤などで固定されている。
例3.潤滑剤塗布装置をプロセスカートリッジに組み込んだ例である。
図5に、画像形成装置本体に着脱可能としたプロセスカートリッジ45の断面図を示す。
プロセスカートリッジ45は、像担持体としての感光体1の周りに、感光体1を帯電させる帯電手段41、感光体1にトナーを供給する現像手段42、本発明の潤滑剤塗布装置44、感光体1に残留するトナーを回収するクリーニング手段43等を有した構成で一体としている。なお、帯電手段41と現像手段42との間は露光用のレーザ光が照射される領域である。
図5に、画像形成装置本体に着脱可能としたプロセスカートリッジ45の断面図を示す。
プロセスカートリッジ45は、像担持体としての感光体1の周りに、感光体1を帯電させる帯電手段41、感光体1にトナーを供給する現像手段42、本発明の潤滑剤塗布装置44、感光体1に残留するトナーを回収するクリーニング手段43等を有した構成で一体としている。なお、帯電手段41と現像手段42との間は露光用のレーザ光が照射される領域である。
画像形成装置では、一般的にその構成が複雑であり、構成する各手段を容易に交換したりすることが困難である場合が多いが、本形態のように一体化したプロセスカートリッジ45とすることで、交換時の操作性やメンテナンス性を向上させることができる。
図5では、潤滑剤塗布装置44を、矢印46で示す感光体1の回転方向に対してクリーニングブレード43aの上流側に配置した構成としている。プロセスカートリッジ45は、潤滑剤塗布装置44の他に、感光体1、帯電手段41、現像手段42、クリーニング手段43等、全てを備えているが、これに限らず、感光体1、帯電手段41、現像手段42、クリーニング手段43のうちの少なくとも一つと潤滑剤塗布装置44とを備えていれば足る。
例4.本発明の潤滑剤塗布装置を画像形成装置に組み込んだ例である。
図6はカラー画像形成装置構成図の一例である。画像形成装置はイエロー(以下Y)、シアン(以下C)、マゼンタ(以下M)、ブラック(以下K)の4色トナーから一画像を形成する装置である。この画像形成装置は、像担持体として4つの感光体1Y、1C、1M、1Kを備えており、それぞれ中間転写ベルト31に接触しながら図中矢印Aの方向に回転駆動する。
図6はカラー画像形成装置構成図の一例である。画像形成装置はイエロー(以下Y)、シアン(以下C)、マゼンタ(以下M)、ブラック(以下K)の4色トナーから一画像を形成する装置である。この画像形成装置は、像担持体として4つの感光体1Y、1C、1M、1Kを備えており、それぞれ中間転写ベルト31に接触しながら図中矢印Aの方向に回転駆動する。
次に、図5、図6を参照しつつ、カラー画像を得る過程について説明する。図6において図中左からイエロー、シアン、マゼンタ、黒のトナーが充填されたトナーを補給するトナーボトル10から図示しない搬送経路によって、所定の補給量だけ各色の現像手段42にトナーが補給される。転写紙20が、給紙コロ21により送り出されて2次転写ローラ34と中間転写ベルト31のニップに搬送される。
一方、あらかじめ帯電ローラ41によって一様に帯電された感光体1は、書き込みユニット25からのレーザ光Lにて露光走査され、感光体1上に静電潜像が作られる。各静電潜像は、それぞれ各色の現像手段42により現像され、これにより感光体1Y、1C、1M、1K表面にイエロー、シアン、マゼンタ、黒のトナー像が形成される。
次に転写ローラ32に電圧が印加され、各感光体1上のトナーが、中間転写ベルト31上に順次転写されていく。このとき、各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト31の同じ位置に重ねて転写されるように、上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。中間転写ベルト31はトナー像を担持する像担持体からなる。中間転写ベルト31上に形成された画像は、2次転写ローラ34の位置まで搬送され、給紙コロ21から送り出され、レジストローラから再スタートした転写紙20に2次転写される。
各色のトナー像が転写された転写紙20は定着ユニット40に搬送されて熱定着され排紙ローラ41で排紙される。なお、感光体上1上の残留トナーは、それぞれのクリーニング手段43によって、また中間転写ベルト31上の残留トナーは中間体クリーニング手段33によってクリーニングされ、これらの廃トナーは各クリーニング手段に設けた廃トナー搬送スクリュにより画像形成装置に設けられた廃トナー収容器に排出される。
本例のカラー画像形成装置において、4つの各感光体1Y、1C、1M、1Kまわりの構成は、図5で説明したプロセスカートリッジを配置した構成とすることもできるし、或いは、プロセスカートリッジとせずに、プロセスカートリッジの各要素である帯電手段41、現像手段42、クリーニング手段43(クリーニングブレード43a、潤滑剤塗布装置44を含む)を個々に画像形成装置本体に組み付ける構成でもよい。
また、本例のように中間転写方式のカラー画像形成装置でなく、直接転写方式の画像形成装置においても、その感光体のクリーニング手段において同じように適用することができる。所謂タンデム方式、直接転写方式のカラー画像形成装置でも同様に適用できる。
本例において、中間転写ベルト31は像担持体からなり、中間体クリーニング手段33は、該中間転写ベルト31の表面を保護するため、感光体1におけるクリーニング手段43と同様の構成を有している。中間体クリーニング手段33は、図6に示すように、中間転写ベルト31を支持する支持ローラ47に対向して配置されている。支持ローラ47上の中間転写ベルト31に対向して、クリーニングブレード43aに対応するクリーニングブレード33aと、該クリーニングブレード33aよりも中間転写ベルト31の回転方向上流側に、潤滑剤塗布装置44に対応する潤滑剤塗布装置48を有している。この潤滑剤塗布装置48についても、前記本発明にかかる潤滑剤塗布装置44における特徴を全て具備させることができる。
1 像担持体(感光体)
3a 塗布ローラ
3c 潤滑剤支持板
3d ばね
3e 枠体
3f 磁石
5 収納スペース
10 トナーボトル
20 転写紙
21 給紙コロ
31 中間転写ベルト
32 転写ローラ
34 2次転写ローラ
40 定着ユニット
41 帯電手段
42 現像手段
33、43 クリーニング手段
43a クリーニングブレード
44、48 潤滑剤塗布装置
45 プロセスカートリッジ
47 支持ローラ
31 中間転写ベルト
A、46 矢印
J 固形潤滑剤
L レーザ光
3a 塗布ローラ
3c 潤滑剤支持板
3d ばね
3e 枠体
3f 磁石
5 収納スペース
10 トナーボトル
20 転写紙
21 給紙コロ
31 中間転写ベルト
32 転写ローラ
34 2次転写ローラ
40 定着ユニット
41 帯電手段
42 現像手段
33、43 クリーニング手段
43a クリーニングブレード
44、48 潤滑剤塗布装置
45 プロセスカートリッジ
47 支持ローラ
31 中間転写ベルト
A、46 矢印
J 固形潤滑剤
L レーザ光
Claims (9)
- 固形潤滑剤と、回転しながら前記固形潤滑剤に当接することで該固形潤滑剤から粉体状の潤滑剤として削り取り、像担持体へ塗布を行う塗布部材とを備えた潤滑剤塗布装置において、固形潤滑剤と固形潤滑剤を収容する枠体とに、それぞれが反発する向きに磁石を取り付けたこともしくは磁力を持たせたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。
- 固形潤滑剤と、回転して前記潤滑剤を削り取り像担持体へ塗布を行う塗布部材とを備えた潤滑剤塗布装置において、
固形潤滑剤を保持する固形潤滑剤保持部材と固形潤滑剤を収容する枠体とに、それぞれが反発する向きに磁石を取り付けたこともしくは磁力を持たせたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項2記載の潤滑剤塗布装置において、
固形潤滑剤は固形潤滑剤保持部材に固定されていることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載の潤滑剤塗布装置において、
潤滑剤を塗布部材へ押圧する部材は弾性体であることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項1乃至4の何れか1項に記載の潤滑剤塗布装置において、固形潤滑剤はステアリン酸亜鉛を含むことを特徴とする潤滑剤塗布装置。
- 像担持体と、前記像担持体を帯電させる帯電手段と、前記像担持体にトナーを供給する現像手段と、前記像担持体に残留するトナーを回収するクリーニング手段のうちの少なくとも一つを備え、画像形成装置本体に対して着脱自在に構成されているプロセスカートリッジにおいて、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置を備えていることを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 像担持体と、前記像担持体を帯電させる帯電手段と、前記像担持体に露光して静電潜像を作成する露光手段と、前記像担持体にトナーを供給して静電潜像をトナーにより可視画像化する現像手段と、前記像担持体上に形成された可視画像を被転写体に転写する転写手段と、前記像担持体に転写後に残留するトナーを回収するクリーニング手段とを備える画像形成装置において、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 中間転写方式の画像形成装置に備えられ、トナーによる可視像を記録材に転写した後の中間転写体をクリーニングするクリーニング部材を備えた中間体クリーニングユニットにおいて、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置を備えていることを特徴とする中間体クリーニングユニット。 - 中間転写方式の画像形成装置において、請求項6記載のプロセスカートリッジおよび請求項8記載の中間体クリーニングユニットの何れか或いは両方を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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