Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP5533862B2 - ガス発生装置およびガス発生方法 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP5533862B2 - ガス発生装置およびガス発生方法 - Google Patents

ガス発生装置およびガス発生方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5533862B2
JP5533862B2 JP2011513279A JP2011513279A JP5533862B2 JP 5533862 B2 JP5533862 B2 JP 5533862B2 JP 2011513279 A JP2011513279 A JP 2011513279A JP 2011513279 A JP2011513279 A JP 2011513279A JP 5533862 B2 JP5533862 B2 JP 5533862B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
port
processing space
switching valve
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011513279A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010131515A1 (ja
Inventor
ジョン ディビット ベネキ
雅俊 石井
和明 栗原
一典 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from PCT/JP2009/059078 external-priority patent/WO2010131363A1/ja
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2011513279A priority Critical patent/JP5533862B2/ja
Publication of JPWO2010131515A1 publication Critical patent/JPWO2010131515A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5533862B2 publication Critical patent/JP5533862B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)

Description

本発明は一般にガス処理装置に係り、特に一酸化炭素あるいは水素ガス発生装置、および一酸化炭素ガスあるいは水素ガス発生方法に関する。
二酸化炭素ガス(CO)は主要な温室効果ガスの一つであり、大気中における二酸化炭素ガスの増加が地球温暖化などの原因であると言われている。そこで二酸化炭素ガスを大気中から除去したり、除去した二酸化炭素ガスを処理したりする技術が研究されている。
例えば発電所や工場などから排出した二酸化炭素ガスを捕獲し、これを海底下に埋め込んで貯蔵したり、液化させたり、固化させたりする、いわゆる二酸化炭素貯留(carbon capture and storage)技術は、大気中から大量の二酸化炭素を除去できる可能性がある技術である。
特開平9−876号公報 特開2002−120860号公報 特開平5−293364号公報 特開2006−298707号公報 特許第2931340号 特開2003−88344号公報 特開平8−54364号公報
International Herald Tribune, 2007年2月12日号 Saito, Y., et al., Fuel Cell vol.5, No.2, 2005
一方、大気や環境から除去された二酸化炭素ガスを、貯蔵が可能で他のガスと反応でき、あるいは燃料電池などの機器に供給できる別の形態あるいは別の化合物に変換する技術が安価に実現できれば、社会的に大きなインパクトが得られると考えられる。
水素ガスは今日、燃料電池などのエネルギ分野や化学工業など、様々な分野で使われている。従来水素ガスは、天然ガスからの抽出を除けば、主に水の電気分解により製造されている。しかし、水の電気分解には、多量の電気エネルギが必要とされる。一方、大気中に含まれる水蒸気から安価に水素ガスを抽出する技術が実現できれば、一酸化炭素ガスの場合と同様に、大きな社会的インパクトが得られると考えられる。
一の側面によればガス発生装置は、処理空間を画成し、前記処理空間中に支持体を保持した処理容器と、前記処理容器に結合され前記処理空間を排気する排気系と、前記支持体上に形成され、酸素欠陥を含んだペロブスカイト構造の金属酸化物膜と、前記処理空間に二酸化炭素または水よりなる原料化合物の分子を含む原料ガスを供給する原料ガス供給ポートと、前記処理空間から、前記原料化合物から酸素原子を除去した製品化合物の分子を含む製品ガスを排出するガス取り出しポートと、前記支持体を加熱する加熱部と、を含み,前記金属酸化物膜は、BaSrO 3−δ ,Ba(Sr,Ti)O 3−δ ,BaTiO x−δ ,SrTiO 3−δ ,Pb(Zr,Ti)O 3−δ ,CaTiO x, PbTiO よりなる群から選ばれる
他の側面によればガス発生方法は、処理空間を画成し、前記処理空間中に支持体を保持した処理容器と、前記支持体上に形成され、酸素欠陥を含んだペロブスカイト構造の金属酸化物膜と、前記処理容器に設けられ、前記処理空間に前記処理容器の外部から二酸化炭素または水よりなる原料化合物分子含む原料ガスを供給する原料ガス供給ポートと、前記処理容器に設けられ、前記金属酸化物膜の表面で発生した、前記原料化合物から酸素原子が除去された製品化合物を分子の形で含む製品ガスを前記処理空間から取り出すガス取り出しポートと、前記支持体を熱する加熱部と、を含むガス発生装置を使ったガス発生方法であって、前記金属酸化物膜は、BaSrO 3−δ ,Ba(Sr,Ti)O 3−δ ,BaTiO x−δ ,SrTiO 3−δ ,Pb(Zr,Ti)O 3−δ ,CaTiO x, PbTiO よりなる群から選ばれ,(A)前記処理空間を排気する工程と、(B)前記処理空間中に前記原料ガス供給ポートを介して前記原料ガスを導入し、前記原料化合物を前記金属酸化物膜により前記製品化合物に解離させる工程と、(C)前記製品ガスを、前記処理空間から前記処理容器の外へ、前記ガス取り出しポートから取り出す工程と、を含み、さらに(D)前記工程(A)〜(C)の後、前記基体を加熱して前記金属酸化物膜から酸素を放出させる工程を含む。

ガス発生装置は酸素欠陥を含んだペロブスカイト構造の金属酸化物膜を含んでいるため、処理容器中に導入された二酸化炭素ガスや水の分子は、分子中の酸素原子を前記金属酸化物膜の酸素欠陥に捕獲され、一酸化炭素分子や水素分子に解離する。
SrTiO結晶における表面状態密度(SDOS)を示すグラフである。 第1の実施形態による一酸化炭素ガス生成装置の構成を示す断面図である。 図2の一酸化炭素ガス生成装置を使った第1の実施形態による一酸化炭素の生成プロセスを示すフローチャートである。 図2の一酸化炭素ガス生成装置において生成される一酸化炭素ガスをTDS法により検出した結果を示すグラフである。 図2の一酸化炭素ガス生成装置を使った第2の実施形態による一酸化炭素の生成プロセスを示すフローチャートである。 第3の実施形態による一酸化炭素ガス生成装置の構成を示す断面図である。 図6の一酸化炭素ガス生成装置を使った第3の実施形態による一酸化炭素の生成プロセスを示すフローチャートである。 第4の実施形態による一酸化炭素ガス生成装置の一部を示す斜視図である。 図8に示す一つの部材の断面図である。 第4の実施形態による一酸化炭素ガス生成装置の構成を示す断面図である。 図10に示す一つの部材の断面図である。 図11Aの一変形例を示す図である。 第4の実施形態の一変形例を示す図である。 第5の実施形態による一酸化炭素ガス生成装置の一部を示す図である。 第6の実施形態に関連して、SrTiO結晶における表面状態密度(SDOS)を示すグラフである。 第6の実施形態を説明するフローチャートである。 第6の実施形態において生成される水素ガスをTDS法により検出した結果を示すグラフである。 第7の実施形態による水素ガス生成装置の構成を示す断面図である。 図17の水素ガス生成装置で使われるガス貯蔵タンクを示す断面図である。 第7の実施形態による水素ガス生成プロセスを示すフローチャートである。 図19のフローチャートに対応した図17の水素ガス生成装置におけるガス経路の切換を説明する図(その1)である。 図19のフローチャートに対応した図17の水素ガス生成装置におけるガス経路の切換を説明する図(その2)である。 図19のフローチャートに対応した図17の水素ガス生成装置におけるガス経路の切換を説明する図(その3)である。 図19のフローチャートに対応した図17の水素ガス生成装置におけるガス経路の切換を説明する図(その4)である。
[第1の実施形態]
図1は、SrTiO結晶に対して第1原理計算により求めた表面状態密度(SDOS)の表面状態密度を示している。ただし図1の下側の図は、前記SrTiO3結晶の表面に酸素欠損が生じている場合の表面状態密度を示し、実際にはSrTiO3結晶表面で酸素O2p軌道が形成する価電子帯の表面状態密度を表している。図1の下側の図の状態を以下、「初期状態」と称することにする。
一方図1の上側の図は、前記SrTiO3結晶表面の酸素欠損が、CO2分子の酸素原子を捕獲している場合の表面状態密度を示しており、前記O2p軌道が形成する価電子帯の表面状態密度の寄与と、前記酸素欠損に捕獲された酸素原子およびCO2から派生したCO分子の表面状態密度の寄与を含んでいる。図1の上側の図の状態を以下、「最終状態」と称することにする。なお図1においてEはフェルミ準位、Eはエネルギである。
さらに図1の表面状態密度から密度汎関数理論(density functional theory)を使って、前記SrTiO3結晶の全エネルギを、前記「初期状態」および「終状態」についてそれぞれEiおよびEfとして、計算したところ、Efの値はEiの値よりも2.1eV小さく(Ef−Ei=−2.1eV)、このような表面に酸素欠損を有するSrTiO3結晶を二酸化炭素ガスに曝露すると、二酸化炭素ガス分子が解離して酸素原子が酸素欠陥に捕獲されることが示された。
そこで本発明の発明者は、上記の予測を確認する実験を、SrTiO3単結晶について、図2に示す装置10を一酸化炭素ガス発生装置として使って行った。
図2を参照するに、一酸化炭素ガス発生装置10は排気ポート11Aから図示しない排気系により排気される処理空間110を画成する処理容器11を有し、前記処理空間にはヒータ11Hを有する基板保持台11Bが配設されている。
さらに前記処理容器11には、酸素ガスを、バルブ12aを介して供給する第1のガス供給ポート11aと、水素ガスを、バルブ12bを介して供給する第2のガス供給ポート11bと、二酸化炭素ガスを、バルブ12cを介して供給する第3のガス供給ポート(原料ガス供給ポート)11cと、さらにアルゴンなどの不活性パージガスを、バルブ12dを介して供給する第4のガス供給ポート11dが形成されている。ここで前記二酸化炭素ガスは、原料化合物の分子として二酸化炭素分子を含む原料ガスを構成する。
さらに図2の一酸化炭素ガス発生装置10では前記処理容器11に、前記処理容器11内部で生じた一酸化炭素ガスを含むガスを取り出すためのガス取り出しポート11Cが設けられており、前記ガス取り出しポート11Cから取り出された一酸化炭素ガスを含むガスは、切り替えバルブ15を介して外部の貯蔵タンク(図示せず)へと供給され、あるいは分析のため、質量分析計14へと送られる。ここで前記一酸化炭素ガスは製品化合物の分子として一酸化炭素分子を含む製品ガスを構成する。前記製品化合物は、前記原料化合物から酸素原子が1個除去した化合物である。
図3は、上記実験の手順を示すフローチャートである。
図3を参照するに、最初に市販の(001)主面を有するSrTiO3単結晶基板が前記基板保持台11B上に基板Wとして載置され、ステップ1においてまず全てのバルブ12a〜12dおよび切り替えバルブ15を閉じ、前記処理容器11の前記処理空間110を、前記排気ポート11Aを介して排気して減圧する。
次に前記バルブ13を閉じ、さらに前記バルブ12b〜12dおよび切り替え15を閉じたまま前記バルブ12aを開き、前記処理容器11中の前記処理空間110に酸素ガスを導入する。また同時に前記ヒータ11Hを駆動して前記基板Wの温度を100℃〜1500℃の温度に加熱し、前記基板Wの表面に存在していた酸素欠損を補償する。これにより、前記基板Wの表面が初期化される。
なおこの初期化工程は省略することも可能である。
次にステップ2において前記バルブ12a〜12cおよび切り替えバルブ15を閉じた状態で、前記処理容器11中、前記処理空間110にアルゴンガスを前記バルブ12dおよびガス供給ポート11dより供給し、前記処理空間110を、前記排気ポート11Aを介して排気し、前記処理空間110から酸素ガスを排除する。さらに排気を継続しながら前記バルブ12dを閉鎖し、前記処理空間110を減圧する。
さらにステップ2では前記バルブ13およびバルブ12a,12c,12dおよび切り替えバルブ15を閉じたままバルブ12bを開き、前記処理容器11中、前記処理空間110に水素ガスを導入する。同時に前記ヒータ11Hを駆動して前記基板Wの温度を100℃〜1000℃の温度に加熱し、前記処理容器Wの表面を水素ガスで還元し、酸素欠損を発生させる。このような酸素欠損の発生の結果、前記基板Wの表面は、組成パラメータδを使ってSrTiO3-δで表される非化学量論組成に変化する。このような基板Wの表面をXPS(X線光電子分光)法およびカソードルミネッセンススペクトル分析により分析したところ、前記基板Wの表面には、前記組成パラメータδが1〜2.8の範囲の非化学量論組成層が1nm〜100nmの深さまで形成されていることが確認された。
次にステップ3において前記基板Wの温度を例えば室温まで降下させ、前記バルブ12a〜12cおよび切り替えバルブ15を閉じた状態で前記処理容器11中、前記処理空間110にアルゴンガスを前記バルブ12dおよびガス供給ポート11dより供給し、前記処理容器11中、前記処理空間110を前記排気ポート11Aより排気することにより、前記処理空間110から水素ガスをパージする。さらに前記バルブ12dを閉鎖し、排気を継続することで前記処理空間110を減圧する。
さらにステップ3では、前記バルブ13およびバルブ12a,12bおよび切り替えバルブ15を閉じた状態で前記バルブ12cを開き、前記処理容器11中、前記処理空間110に二酸化炭素ガスを導入し、全バルブ12a〜12cおよび13を閉鎖した状態で前記基板Wの表面を二酸化炭素ガスに、室温から1000℃の温度範囲において1秒から10000秒の間、好ましくは10秒〜1000秒の間、曝露する。これにより、前記二酸化炭素ガス中の二酸化炭素ガス分子は酸素原子が前記酸素欠損に捕獲される結果、解離して一酸化炭素分子へと変換される。
さらにステップ4において前記バルブ15を開き、これを前記質量分析計14へと切り替え、前記基板Wを0℃から600℃の範囲で加熱したところ、質量数が28であるCOガス種について図4に示すTDS信号を得た。
図4を参照するに、加熱とともに一酸化炭素の放出が観測され、前記基板Wは、酸素を捕獲することにより二酸化炭素ガスを一酸化炭素に解離させる作用を有することを示している。なお図4において前記基板Wの加熱により一酸化炭素ガスの放出が観測されるのは、前記基板Wの表面に吸着していた一酸化炭素分子が、基板Wの加熱に伴って放出されるためである。
このようにして得られた一酸化炭素ガスは、例えば燃料電池への使用や、食品の保存など、様々な用途に使うことができる。
なおステップ4において、前記バルブ12dを開き、前記処理容器11中の前記処理空間110にアルゴンガスを導入し、前記処理空間110からの前記一酸化炭素ガスの取り出しを促進してもよい。
本実施形態では前記基板Wとして酸素欠損を有し、従って非化学量論組成を有する(001)配向を有するSrTiO3単結晶を使ったが、上記の説明からもわかるように本実施形態では前記基板Wが単結晶である必要はなく、また(001)配向を有する必要もない。すなわち前記基板Wとしては、SrTiO3の多結晶層を使うこともできる。
さらに前記基板WがSrTiO3に限定されるものでないことは明らかで、組成が一般にABOで表されるペロブスカイト構造を有する様々な単結晶あるいは多結晶の金属酸化物膜を支持基板上に形成された構造を、前記基板Wとして使うことが可能である。このような金属酸化物膜としては、前記SrTiO3の他に、BaTiO3,CaTiO3,PbTiO3およびそれらの固溶体を挙げることができる。これらの固溶体には、BaSrO3−δ,Ba(Sr,Ti)O3−δ,BaTiOx−δ,SrTiO3−δ,Pb(Zr,Ti)O3−δ,CaTiOx, PbTiOなどの非化学量論化合物が含まれる。
さらにこのような表面に酸素欠損を有する多結晶層は、例えば酸化物、窒化物、酸窒化物、高誘電体金属酸化物、ゼロゲル、あるいはこれらの組合せよりなる絶縁体の支持基板上に形成することができる。またこのような多結晶層は、シリコン(Si)やゲルマニウム(Ge),SiGe混晶などの半導体基板、さらにはGaAsやInAs,InPなどのIII−V族化合物半導体基板上よりなる支持基板上に形成することができる。

[第2の実施形態]
図5は、前記図2の一酸化炭素ガス発生装置10を使った、本発明の第2の実施形態による二酸化炭素ガスの処理方法を示すフローチャートである。ただし図5中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図5を参照するに、本実施形態では、ステップ4の状態で二酸化炭素ガスが一酸化炭素ガスに変換され、前記一酸化炭素ガスが前記ガス取り出しポート11Cから取り出される際に、前記バルブ12dを開いて前記処理容器11中、前記処理空間110にアルゴンガスを導入する。これにより、前記一酸化炭素ガスの取り出しが促進されると同時に、前記処理空間110中の一酸化炭素ガスがパージされる。
さらに前記ステップ4では前記一酸化炭素ガスのパージの後、前記バルブ12dおよび切り替えバルブ15が閉鎖され、バルブ13を開いて前記処理容器11中、前記処理空間110を減圧する。
さらに前記ステップ4の後、本実施形態ではプロセスはステップ2へ戻り、前記処理容器11中、前記処理空間110に水素ガスが導入され、前記基板W表面において再び酸素欠損が発生される。
そこでこのようなステップ2〜4を繰り返すことにより前記図2の一酸化炭素ガス発生装置10を繰り返し運転することができ、二酸化炭素ガスから一酸化炭素ガスを逐次発生させることが可能となる。

[第3の実施形態]
図6は、本発明の第3の実施形態による一酸化炭素ガス発生装置20の構成を示す。ただし図6中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図6を参照するに、前記処理容器11には、前記切り替えバルブ15から前記ガス取り出しポート11Cから取り出された一酸化炭素ガスを含むガス、あるいは前記一酸化炭素ガスの一部を供給され、これを前記処理容器11中、前記処理空間110にフィードバックするガスフィードバックポート11Dが形成されている。
本実施形態では、このようにCOガスを前記処理空間110にフィードバックすることにより、前記処理空間110の酸素分圧を低下させ、前記基板W表面から酸素原子を脱離させて再び酸素欠損を形成することが可能となる。
図7は、図6の一酸化炭素ガス発生装置20を使って行う一酸化炭素ガス発生のフローチャートを示す。ただし図7中、先に説明したステップには同一の符号を付し、説明を省略する。
図7を参照するに、前記ステップ4の後、ステップ5において前記ガス取り出しポート11Cから取り出された一酸化炭素ガスの一部が前記切り替えバルブ15およびガスフィードバックポート11Dを介して前記処理容器11中の処理空間110にフィードバックされ、前記処理容器11中、前記処理空間110の酸素分圧を低減する。これと同時に前記ヒータ11Hが駆動され、前記基板Wの温度が100℃〜1000℃に昇温され、その結果先にステップ3の工程において酸素原子を捕獲し酸素欠損が減少あるいは消滅していた基板Wの表面から再び酸素原子が脱離し、次のステップ3における二酸化炭素ガスの解離工程に備えて前記基板Wの表面が整えられる。
さらにステップ3〜5を繰り返すことにより、また必要に応じて破線で示すようにステップ2の水素ガスによる酸素欠損形成を行うことにより、図6の一酸化炭素発生装置20を繰り返し運転することができる。

[第4の実施形態]
図8は、前記図2の一酸化炭素ガス発生装置10あるいは図6の一酸化炭素ガス発生装置20で前記基板Wの代わりに使われるペロブスカイト構造の金属酸化物膜を担持した構造400を示す斜視図である。
図8を参照するに、前記構造400は、各々例えば径が30cmで表面にペロブスカイト構造の多結晶金属酸化膜40Pを担持した複数のディスク状基板40Wを、例えば0.05mm〜500mm程度の間隔で離間して積層した構成を有し、前記複数のディスク状基板40Wは支柱400A,400Bにより支えられた状態で保持されている。
図9は、前記図8に示したディスク状基板40Wの構成を示す断面図である。
図9を参照するに、ディスク状基板40Wは酸化シリコンなどの酸化物、窒化シリコンなどの窒化物、酸窒化シリコンなどの酸窒化物、チタン酸ストロンチウムやチタン酸バリウム、PZTやPLZTなどの高誘電体金属酸化物、さらにはゼロゲルなどよりなる支持基板40Qを含み、前記支持基板40Qの上側主面および下側主面には、スパイラル形状あるいは同心円形状の導体パターン40Hよりなるヒータが形成されている。前記導体パターン40Hは、例えば白金(Pt)やロジウム(Rh)、白金ロジウム合金などの貴金属、あるいはクロム(Cr)やニッケルクロム合金(NiCr)など、高融点金属より構成されており、前記支持基体40Qの耐熱温度にもよるが、前記支持基体40Qを100℃〜1000℃の温度範囲まで、均一に加熱することができる。
さらに前記支持基板40Qの前記上側主面および下側主面には、側壁面も含めて前記ペロブスカイト構造を有する金属酸化物膜40Pが連続して、例えばスパッタ法やMOCVD法、あるいはゾルゲル法により、例えば0.001μm〜1000μmの厚さに形成されている。
前記積層構造400を使うことにより、本発明の第4の実施形態による一酸化炭素発生装置40が図10に示すように構成される。
ただし図10の一酸化炭素発生装置40では、前記二酸化炭素を供給する原料ガス供給ポート11cに大気中の二酸化炭素分子を通過させる冷却トラップフィルタ16Aが設けられており、また前記ガス取り出しポート11Cから取り出されるガス中の一酸化炭素分子を通過させる冷却トラップフィルタ16Bが設けられている。前記フィルタ16A,16Bを設けることにより、一酸化炭素発生装置40は大気中の二酸化炭素を原料として使って高純度の一酸化炭素ガスを提供することが可能となる。前記分子フィルタ16Aとしては、例えば温度―57<T<0℃で動作する商品名「BOLA Cold Trap」として市販の冷却トラップフィルタが、また前記冷却トラップフィルタ16Bとしては、例えばKGW Isotherm社より温度−205<T<−57℃で動作する商品名「a Cold Finger Condenser」として市販の分子フィルタが使用可能である。
なお図10の分子フィルタ16A,16Bは、先の図2の装置10や図6の装置40においても使用可能である。
なお、本実施形態では、図9に示す絶縁体よりなる支持基板40Qの代わりに、図11Aの変形例に示すように半導体あるいは金属、さらには金属酸化物、金属窒化物よりなる支持基板40Rを使うことも可能である。例えばこのような半導体基板としては、シリコン(Si)やゲルマニウム(Ge),SiGe混晶などの単結晶基板、さらにはGaAsやInAs,InPなどのIII−V族化合物半導体の単結晶基板を使うことが可能である。またこのような金属基板としては、チタン(Ti)やタングステン(W)、クロム(Cr),モリブデン(Mo)などの耐熱金属を使うことができ、金属酸化物基板あるいは金属窒化物基板としては、酸化アルミニウム(Al23)や酸化マグネシウム(MgO),チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)などの金属酸化物、窒化ジルコニウム(ZrN)や窒化ハフニウム(HfN),などの金属窒化物を使うことも可能である。
前記支持基板40Rを半導体あるいは金属、あるいは導電性の金属窒化物により形成する場合には、前記支持基板40Rの表面に酸化膜などの絶縁膜40Iを形成しておき、その上に前記ヒータ40Hを形成するのが好ましい。
図11Bは前記図11Aのさらなる変形例を示す。
図11Bでは前記支持基板40Rとして金属基板を使い、前記金属基板11Rに直接に電流を流してこれをヒータとして使う。
図11Bの構成では、前記支持基板40Rの表面に金属、または金属酸化物、または金属窒化物よりなる密着層40Adを形成している
なお本実施形態では、図12に示すように、ペロブスカイト構造の金属酸化膜40Pと二酸化炭素ガスの接触を促進するため、前記支持基板40Qにスリット40Sを形成することも可能である。

[第5の実施形態]
以上の説明では、前記支持基板40Qや40Rをディスク状の基板としたが、前記支持基板40Qはディスク状に限定されるものではない。
例えば図13は前記支持基板40Qを、櫛歯部40Tを有する全体としては矩形形状の部材により形成した例を示す。
図10の一酸化炭素生成装置40において、前記基板40Wとしてこのような櫛歯部40Tを有するものを使うことにより、図7のステップ3における炭酸ガスとペロブスカイト構造の金属酸化膜40Pとの接触面積をさらに増大させることができる。

[第6の実施形態]
図14は、SrTiO結晶に対して第1原理計算により求めた表面状態密度(SDOS)を示す、前記図1と同様な図である。ただし図14の下側のグラフは、前記図1の下側のグラフと同じく、前記SrTiO3結晶の表面に酸素欠損が生じている場合の表面状態密度を示し、実際にはSrTiO3結晶表面で酸素O2p軌道が形成する価電子帯の表面状態密度を表している。図14においても下側の図の状態を以下、「初期状態」と称することにする。図14の下側のグラフは、図1の下側のグラフと同じである。
一方図14の上側のグラフは、前記SrTiO3結晶表面の酸素欠損が、HO2分子の酸素原子を捕獲している場合の表面状態密度を示しており、前記O2p軌道が形成する価電子帯の表面状態密度の寄与と、前記酸素欠損に捕獲された酸素原子およびH2Oから派生したOH基の表面状態密度の寄与を含んでいる。図14の上側のグラフの状態を以下、前記図1の上側のグラフと同じく、「最終状態」と称することにする。なお前記図1と同じく図14においても、Eはフェルミ準位、Eはエネルギである。
そこで図14の表面状態密度から密度汎関数理論を使って、前記SrTiO3結晶の全エネルギを、前記「初期状態」および「終状態」についてそれぞれEiおよびEfとして計算したところ、Efの値はEiの値よりも2.71eV小さく(Ef−Ei=−2.71eV)、このような表面に酸素欠損を有するSrTiO3結晶を水蒸気に曝露すると、水分子が解離して酸素原子が酸素欠陥に捕獲されることが示される。またこのように酸素原子が酸素欠陥に捕獲されることによりSrTiO3結晶に吸着した水分子を加熱することにより、水分子中の酸素原子と水素原子の結合を切断できれば、水素ガスを発生させられると考えられる。
そこで本発明の発明者は、上記の予測を確認する実験を、SrTiO3単結晶について、先に図2で説明した装置10を重水素ガス発生装置として使って行った。前記装置10の説明は重複するので省略する。
図15は、上記実験の手順を示すフローチャートである。
図15を参照するに、最初に市販の(001)主面を有するSrTiO3単結晶基板が前記基板保持台11B上に基板Wとして載置され、ステップ11においてまず全てのバルブ12a〜12dおよび切り替えバルブ15を閉じ、前記処理容器11内部を、前記排気ポート11Aを介して排気して減圧する。
次に前記バルブ13を閉じ、さらに前記バルブ12b〜12dおよび切り替え15を閉じたまま前記バルブ12aを開き、前記処理容器11中に酸素ガスを導入する。また同時に前記ヒータ11Hを駆動して前記基板Wの温度を100℃〜1500℃の温度に加熱し、前記基板Wの表面に存在していた酸素欠損を補償する。これにより、前記基板Wの表面が初期化される。
なおこの初期化工程は省略することも可能である。
次にステップ12において前記バルブ12a〜12cおよび切り替えバルブ15を閉じた状態で、前記処理容器11中、前記処理空間110にアルゴンガスを前記バルブ12dおよびガス供給ポート11dより供給し、前記処理空間110を、前記排気ポート11Aを介して排気し、前記処理空間110から酸素ガスを排除する。さらに排気を継続しながら前記バルブ12dを閉鎖し、前記処理空間110を減圧する。
さらにステップ12では前記バルブ13およびバルブ12a,12c,12dおよび切り替えバルブ15を閉じたままバルブ12bを開き、前記処理容器11中、前記処理空間110に水素ガス(H2)を導入する。同時に前記ヒータ11Hを駆動して前記基板Wの温度を100℃〜1000℃の温度に加熱し、前記処理容器Wの表面を水素ガスで還元し、酸素欠損を発生させる。このような酸素欠損の発生の結果、前記基板Wの表面は、組成パラメータδを使ってSrTiO3-δで表される非化学量論組成に変化する。このような基板Wの表面をXPS(X線光電子分光)法およびカソードルミネッセンススペクトル分析により分析したところ、前記基板Wの表面には、前記組成パラメータδが1〜2.8の範囲の非化学量論組成層が1nm〜100nmの深さまで形成されていることが確認された。
次にステップ13において前記基板Wの温度を例えば室温まで降下させ、前記バルブ12a〜12cおよび切り替えバルブ15を閉じた状態で前記処理容器11中、前記処理空間110にアルゴンガスを前記バルブ12dおよびガス供給ポート11dより供給し、前記処理容器11の内部を前記排気ポート11Aより排気することにより、前記処理容器11の内部から水素ガスをパージする。さらに前記バルブ12dを閉鎖し、排気を継続することで前記処理容器11中の処理空間110を減圧する。
さらにステップ13では、前記バルブ13およびバルブ12a,12bおよび切り替えバルブ15を閉じた状態で前記バルブ12cを開き、前記処理容器11中、前記処理空間110に重水(D2O)の水蒸気を導入し、全バルブ12a〜12cおよび13を閉鎖した状態で前記基板Wの表面を前記重水水蒸気に、室温から1000℃の温度範囲において1秒から10000秒の間、好ましくは10秒〜1000秒の間、曝露する。これにより、前記重水水蒸気中の重水(D2O)分子は、その酸素原子が前記酸素欠損に捕獲される結果、解離して重水素分子(D2)へと変換される。このようにして生成した重水素分子は重水素ガスのかたちで、前記処理容器11中、前記処理空間110に滞留する。
さらにステップ14において前記バルブ15を開き、これを前記質量分析計14へと切り替え、前記基板Wを0℃から600℃の範囲で加熱したところ、分子量が20である重水(D2O)および分子量が4である重水素(D2)ガス種について、前記基板Wの加熱に伴い、図16に示すTDS信号を得た。このように重水を図16の実験に使うことにより、当初から処理容器11中に存在していたH2OおよびH2が、実験のため外部から供給されたD2Oが基板WによりD2とOに解離される現象をマスクしてしまう問題が回避され、基板Wによる水蒸気の解離現象が容易に観測可能となる。
図16を参照するに、前記基板Wの加熱とともにまず200℃〜600℃において分子量(M/Z)が20のD2Oの放出が観測されるが、その他に、300℃〜600℃において分子量(M/Z)が4のD2の放出が観測され、前記基板Wは、酸素を捕獲することによりD2OをD2に解離させる作用を有することが確認される。なお図16において前記基板Wの加熱により最初にD2Oの放出が観測されるのは、前記処理容器11の内面に吸着していたD2O分子が、基板Wの加熱に伴って放出されるためである。これに対し、より高温で観測されるD2の放出は、前記基板Wの表面に吸着されていたD2O分子が、前記基板Wに対する加熱の結果、D2と酸素原子に解離することにより生じるものと考えられる。
このように、図16の実験により、図2の装置を使って、重水の水蒸気を解離させて重水ガスを生成させることが可能であるのが立証される。同様にして、図2の装置を使って水蒸気(H2O)を解離させ、水素ガスを生成させることもできる。このようにして得られた水素ガスは、例えば燃料電池やロケット、内燃機関の燃料の他、様々な工業用途に使うことができる。
本発明は、元素記号Hで示される質量数が1の通常の水素と化学式2HまたはDで示される質量数が2の重水素の双方に対して適用可能である。以下本発明では「水素」は、通常の水素の他に重水素をも含むものとする。同様に本発明では、「水」はH2Oの他に重水D2OおよびDHOをも含み、「水蒸気」はH2Oガスの他に重水D2OおよびDHOのガスをも含むものとする。
なおステップ14において、前記バルブ12dを開き、前記処理容器11内部にアルゴンガスを導入し、前記処理容器11からの前記水素ガスの取り出しを促進してもよい。
先の実施形態と同様、上記の説明からもわかるように本実施形態では前記基板Wが単結晶である必要はなく、また(001)配向を有する必要もない。すなわち前記基板Wとしては、SrTiO3の多結晶層を使うこともできる。
本実施形態でも前記基板WがSrTiO3に限定されるものでないことは明らかで、組成が一般にABOで表されるペロブスカイト構造を有する様々な単結晶あるいは多結晶の金属酸化物膜を支持基板上に形成された構造を、前記基板Wとして使うことが可能である。このような金属酸化物膜としては、前記SrTiO3の他に、BaTiO3,CaTiO3,PbTiO3およびそれらの固溶体を挙げることができる。これらの固溶体には、BaSrO3−δ,Ba(Sr,Ti)O3−δ,BaTiOx−δ,SrTiO3−δ,Pb(Zr,Ti)O3−δ,CaTiOx,PbTiOなどの非化学量論化合物が含まれる。
さらにこのような表面に酸素欠損を有する多結晶層は、例えば酸化物、窒化物、酸窒化物、高誘電体金属酸化物、ゼロゲル、あるいはこれらの組合せよりなる絶縁体の支持基板上に形成することができる。またこのような多結晶層は、シリコン(Si)やゲルマニウム(Ge),SiGe混晶などの半導体基板、さらにはGaAsやInAs,InPなどのIII−V族化合物半導体基板上よりなる支持基板上に形成することができる。
[第7の実施形態]
図17は第7の実施形態による水素ガス発生装置60の構成を示す概略的断面図、図18は、図17の水素ガス発生装置60の動作を示すフローチャートである。ただし図17中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。以下では本実施形態を水素ガス発生装置について説明するが、本実施形態は、二酸化炭素ガスを供給することにより、一酸化炭素ガスの発生にも適用可能である。同様に、先の各実施形態は、水蒸気を供給することにより、水素ガスの発生にも適用可能である。
図17を参照するに、前記処理容器11中の処理空間110には、水分子フィルタ61を通過した例えば大気中の水蒸気がバルブ12cおよび原料ガス供給ポート11cを介して原料ガスとして供給され、前記水蒸気を構成する水分子は、当該分子中の酸素原子が前記基板W中の酸素欠損に捕獲されることにより、前記基板Wに吸着される。なお原料ガスを、前記水分子フィルタ61を通して供給することにより、例えば大気中の酸素ガスが前記処理容器11中に導入されるのが抑制される。ここで前記水蒸気は原料ガスを構成し、原料化合物の分子として水分子を含む。
そこでこの状態で前記基板Wを例えば300℃〜600℃の温度範囲に加熱することにより、前記水分子における酸素原子と水素原子との結合が切れ、先に図16で説明したように、解離した水素原子により水素ガスを得ることができる。ここで前記水素ガスは製品ガスを構成し、製品化合物の分子として水素分子を含む。前記製品化合物は、前記原料化合物から酸素原子が1個除去された化合物である。
このようにして得られた水素ガスは、前記処理容器11中の処理空間110からガス取り出しポート11Cおよび切換バルブ15を経て、いったん一時的な貯蔵タンク63に貯蔵される。その際、先に図16で説明したように、上記温度範囲に基板Wを加熱した場合には同時に水蒸気が基板Wから脱離するため、前記貯蔵タンク63に貯蔵されるガスは水素ガスと水蒸気の混合ガスとなる。
図18は、前記貯蔵タンク63の概略的構成を示す。
図18を参照するに、貯蔵タンク63はピストン63Aとシリンダ63Bを有し、前記シリンダ65Bには前記切換バルブ15に連結されるポート63bが形成されている。そこで前記ピストン63Aをシリンダ63B中において空気圧や油圧により駆動することにより、貯蔵タンク63の内容積Vを最小値Vminと最大値Vmaxの間で変化させる。その際前記体積Vの変化幅ΔVが前記処理容器11の容積よりも大きくなるように設計するのが好ましい。
そこで前記水素ガスを前記貯蔵タンク63に貯蔵する場合、前記バルブ15により前記ガス取り出しポート11Cを前記貯蔵タンク63に接続し、この状態で前記ピストン63Aを駆動して前記体積Vを膨張させることにより、前記処理容器11内の水素ガスと水蒸気を含む雰囲気を前記シリンダ63B中に吸引することができる。
その後、前記バルブ15を閉じて前記処理容器11を貯蔵タンク63から切り離し、前記バルブ13を開いて前記処理容器11中の処理空間110を排気し減圧する。さらに前記ヒータ11Hを駆動して前記基板Wを100℃〜1000℃の温度に加熱することにより、前記基板Wの表面において酸素欠損を充填していた酸素原子を脱離させ、系外に排出する。これにより、当初の酸素欠損が前記基板Wにおいて回復される。なおこの段階で、パージを促進するためArなどの不活性ガスを処理容器11中に導入してもよい。
次に前記切換バルブ15を操作して前記貯蔵タンク63を前記処理容器11に、前記処理容器11に形成されたガスフィードバックポート11Dを介して接続し、前記貯蔵タンク63中のガスを前記処理容器11中の処理空間110にフィードバックさせる。
このようにしてフィードバックされたガスは、水素と水蒸気を含んでおり、水蒸気は先の場合と同様に前記基板Wの酸素欠損に酸素原子が捕獲されることで前記基板Wに吸着される。
そこで先のプロセスを繰り返すことにより、前記処理容器11中の処理空間110にさらに水蒸気の解離により水素ガスが放出され、前記処理容器中の処理空間110において水素ガス濃度が上昇する。
前記切換バルブ15の操作は、図示していないコンピュータなどの制御装置によりなされる。
このようにして濃縮された水素ガスは、前記切換バルブ15から水素分子フィルタ62を通って外部へと取り出される。ここで前記水素分子フィルタ62としては、カーボンナノチューブを使うことができる。また前記水分子フィルタ61としては、コールドトラップを使うことができる。
図19は、図17の水素ガス発生装置60を使って行う水素ガス発生のフローチャートを、また図20は、前記図19のフローチャートに対応した、前記バルブ15の切換動作を示す。ただし図19中、先に説明したステップには同一の符号を付し、説明を省略する。
図19を参照するに、前記ステップ2の後、ステップ33において前記処理容器11中の処理空間110に水蒸気が、前記基板を室温に保持した状態で導入され、先に説明したメカニズム、すなわち前記水分子の酸素原子が前記基板Wの酸素欠損に捕獲されることにより、前記水蒸気分子の前記基板W上への吸着がなされる。
さらにステップ34において前記基板Wの温度を、前記ヒータ11Hを駆動することにより600K〜800Kの温度に上昇させることにより、前記水分子を解離させて前記処理容器11中の前記処理空間110に水素ガスを生成する。
このステップ34では、生成された水素ガスを含む前記処理容器11中、処理空間110の雰囲気が、前記切換バルブ15を介して前記貯蔵タンク63へと送られる。
さらにステップ35において前記処理容器11中の処理空間110が前記排気ポート11Aおよびバルブ13を介して排気され、減圧される。さらに前記ヒータ11Hが駆動され、前記基板Wが100℃〜1000℃の温度に加熱される。これにより、前記処理空間110の酸素分圧が低下し、前記基板Wの表面において酸素欠損を充填していた酸素原子が放出され、酸素ガスの形で系外に排出される。すなわちステップ35においては、前記処理空間110から酸素がパージされ、その結果、前記基板Wの表面には再び酸素欠損が形成され、次のステップ34における水素ガス生成工程に備えて前記基板Wの表面が整えられる。
図20Bに示すように、前記ステップ35においては前記切換バルブ15は、前記貯蔵タンク63およびフィルタ62を、前記処理容器11から切り離し、従って前記ステップ35において前記貯蔵タンク63中のガスが処理容器11に還流し、排気ポート11Aから排気されてしまうことはない。
なおこのステップ35の工程において、前記バルブ12dおよびポート11dよりArなどの不活性ガスを前記処理容器11中の処理空間110に導入し、上記の酸素パージを促進してもよい。
ステップ35の後、前記ガス取り出しポート11Cから取り出された水素ガスと水蒸気よりなる混合ガスは前記切換バルブ15およびガスフィードバックポート11Dを介して、図20Cに示すように、前記処理容器11中の処理空間110にフィードバックされる。
さらにステップ33〜35を繰り返すことにより、図17の水素ガス発生装置60を繰り返し運転することができる。
最後に、前記処理容器11中の処理空間110の雰囲気中の水素ガス濃度が十分に増大すると、図20Dに示すように、前記切換バルブ15は前記処理容器11中のガスを前記フィルタ62へと流し、前記フィルタ62より、高純度の水素ガスが得られる。
本実施形態においても、前記基板Wとして、先に図8,図11A,11B、さらには図12,13で説明したものを使うことができる。
なお図19のフローチャートにおいて、前記ステップ36のフィードバック工程の後、プロセスを、破線で示すように前記ステップ33に戻し、水蒸気を処理容器11中の処理空間110に導入することも可能である。
なお、図17の水素ガス発生装置60において、前記フィルタ61を前記図10で説明したフィルタ16Aに置き換え、フィルタ62を前記図10で説明したフィルタ16Bに置き換えることにより、図17の水素ガス発生装置は、一酸化炭素ガス発生装置としても使うことができるのは明らかである。
以上、本発明を好ましい実施例について説明したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した要旨内において様々な変形・変更が可能である。
本国際出願は2009年5月15日に出願した国際出願PCT/JP2009/059078号に基づく優先権を主張するものであり、PCT/JP2009/059078号の全内容を本国際出願に援用する。
10,20,40 一酸化炭素ガス発生装置
11 処理容器
11A 排気ポート
11B 基板保持台
11C ガス取り出しポート
11D ガスフィードバックポート
11H ヒータ
11a 酸素ガス供給ポート
11b 水素ガス供給ポート
11c 原料ガス供給ポート
11d パージガス供給ポート
12a〜12d,13 バルブ
14 質量分析計
15 切換バルブ
16A CO分子フィルタ
16B CO分子フィルタ
40H ヒータ
40I 絶縁膜
40P ペロブスカイト構造金属酸化物膜
40Q,40R 支持基板
40S スリット
40T 櫛歯部
40W 基板
40ad 密着層
400 積層構造
400A,400B 支柱
60 水素ガス発生装置
61 水分子フィルタ
62 水素分子フィルタ
63 貯蔵タンク
63A ピストン
63B シリンダ
63b ポート
110 処理空間

Claims (9)

  1. 処理空間を画成し、前記処理空間中に支持体を保持した処理容器と、
    前記処理容器に結合され前記処理空間を排気する排気系と、
    前記支持体上に形成され、酸素欠陥を含んだペロブスカイト構造の金属酸化物膜と、
    前記処理空間に二酸化炭素または水よりなる原料化合物の分子を含む原料ガスを供給する原料ガス供給ポートと、
    前記処理空間から、前記原料化合物から酸素原子を除去した製品化合物の分子を含む製品ガスを排出するガス取り出しポートと、
    前記支持体を加熱する加熱部と、を含み,
    前記金属酸化物膜は、BaSrO 3−δ ,Ba(Sr,Ti)O 3−δ ,BaTiO x−δ ,SrTiO 3−δ ,Pb(Zr,Ti)O 3−δ ,CaTiO x, PbTiO よりなる群から選ばれるガス発生装置。
  2. 前記金属酸化物膜は一般に式ABO3−δで表される組成を有し、組成パラメータδは1以上で2.8以下である請求項1記載のガス発生装置。
  3. 前記支持体は複数の支持部材を含み、前記複数の支持部材の各々は、前記金属酸化膜を担持する請求項1記載のガス発生装置。
  4. 前記複数の支持部材は、互いに離間して、上下に積層されている請求項記載のガス発生装置。
  5. さらに前記ガス取り出しポートに接続され、前記製品ガスの経路を切り換える切換バルブと、前記切換バルブに接続され、前記製品ガスを貯蔵する貯蔵タンクと、前記切換バルブに接続され、前記ガス取り出しポートから得られた前記製品ガスを純化し、前記製品化合物を取り出す出力側フィルタと、前記切換バルブに接続され、前記ガス取り出しポートから得られた前記製品ガスを前記処理容器に戻すフィードバックポートとが設けられている請求項1記載のガス発生装置。
  6. 前記切換バルブは、前記製品ガスを前記貯蔵タンクに供給する第1の状態と、前記ガス取り出しポートと前記フィードバックポートと前記貯蔵タンクと、前記出力側フィルタとの接続が遮断された第2の状態と、前記貯蔵タンクを前記フィードバックポートに接続する第3の状態と、前記ガス取り出しポートを前記出力側フィルタに接続する第4の状態との間で状態を順次切り替えることを特徴とする請求項記載のガス発生装置。
  7. 処理空間を画成し、前記処理空間中に支持体を保持した処理容器と、前記支持体上に形成され、酸素欠陥を含んだペロブスカイト構造の金属酸化物膜と、前記処理容器に設けられ、前記処理空間に前記処理容器の外部から二酸化炭素または水よりなる原料化合物分子含む原料ガスを供給する原料ガス供給ポートと、前記処理容器に設けられ、前記金属酸化物膜の表面で発生した、前記原料化合物から酸素原子が除去された製品化合物を分子の形で含む製品ガスを前記処理空間から取り出すガス取り出しポートと、前記支持体を熱する加熱部と、を含むガス発生装置を使ったガス発生方法であって、
    前記金属酸化物膜は、BaSrO 3−δ ,Ba(Sr,Ti)O 3−δ ,BaTiO x−δ ,SrTiO 3−δ ,Pb(Zr,Ti)O 3−δ ,CaTiO x, PbTiO よりなる群から選ばれ,
    (A)前記処理空間を排気する工程と、
    (B)前記処理空間中に前記原料ガス供給ポートを介して前記原料ガスを導入し、前記原料化合物を前記金属酸化物膜により前記製品化合物に解離させる工程と、
    (C)前記製品ガスを、前記処理空間から前記処理容器の外へ、前記ガス取り出しポートから取り出す工程と、を含み、
    さらに(D)前記工程(A)〜(C)の後、前記支持体を加熱して前記金属酸化物膜から酸素を放出させる工程を含むガス発生方法。
  8. 前記工程(D)は、前記工程(A)〜(C)が複数回繰り返された後、実行される請求項記載のガス発生方法。
  9. さらに前記ガス発生装置は前記ガス取り出しポートに接続され、前記製品ガスの経路を切り換える切換バルブと、前記切換バルブに接続され、前記製品ガスを貯蔵する貯蔵タンクと、前記切換バルブに接続され、前記ガス取り出しポートから得られた前記製品ガスを純化し、前記製品化合物を取り出す出力側フィルタと、前記切換バルブに接続され、前記ガス取り出しポートから得られた前記製品ガスを前記処理容器に戻すフィードバックポートとを備え、
    前記工程(A)では前記切換バルブは、前記ガス取り出しポートと前記フィードバックポートと前記貯蔵タンクと前記出力側フィルタとの接続が遮断された第1の状態をとり、
    前記工程(B)では前記切換バルブは、前記貯蔵タンクを前記フィードバックポートに接続する第2の状態をとり、
    前記工程(C)では前記切換バルブは、前記製品ガスを前記貯蔵タンクに供給する第3の状態をとり、
    前記工程(D)では前記切換バルブは、前記ガス取り出しポートと前記フィードバックポートと前記貯蔵タンクと前記出力側フィルタとの接続が遮断された前記第1の状態をとり、
    前記工程(A)〜前記工程(D)が複数回繰り返された後、前記切換バルブは、前記ガス取り出しポートを前記出力側フィルタに接続する請求項記載のガス発生方法。
JP2011513279A 2009-05-15 2010-03-09 ガス発生装置およびガス発生方法 Expired - Fee Related JP5533862B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011513279A JP5533862B2 (ja) 2009-05-15 2010-03-09 ガス発生装置およびガス発生方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2009/059078 WO2010131363A1 (ja) 2009-05-15 2009-05-15 一酸化炭素ガス発生装置および一酸化炭素ガス発生方法
JPPCT/JP2009/059078 2009-05-15
JP2011513279A JP5533862B2 (ja) 2009-05-15 2010-03-09 ガス発生装置およびガス発生方法
PCT/JP2010/053911 WO2010131515A1 (ja) 2009-05-15 2010-03-09 ガス発生装置およびガス発生方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010131515A1 JPWO2010131515A1 (ja) 2012-11-01
JP5533862B2 true JP5533862B2 (ja) 2014-06-25

Family

ID=51175904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011513279A Expired - Fee Related JP5533862B2 (ja) 2009-05-15 2010-03-09 ガス発生装置およびガス発生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5533862B2 (ja)

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63258001A (ja) * 1987-04-15 1988-10-25 株式会社村田製作所 抵抗素子
JPH0568853A (ja) * 1991-09-11 1993-03-23 Nissan Motor Co Ltd Co2 ガス分解回収法
JPH05301705A (ja) * 1992-04-28 1993-11-16 Osaka Gas Co Ltd Coガス製造方法及びその装置
JPH0769615A (ja) * 1993-08-31 1995-03-14 Tokyo Gas Co Ltd 炭酸ガスから一酸化炭素を製造する方法
JPH0768171A (ja) * 1993-06-25 1995-03-14 Cosmo Sogo Kenkyusho:Kk 二酸化炭素還元反応触媒
JPH0855630A (ja) * 1994-05-09 1996-02-27 Air Prod And Chem Inc 電解質によるイオン輸送用の電気化学固体装置
JP2000128545A (ja) * 1998-08-26 2000-05-09 Praxair Technol Inc セラミック膜を作製する方法
JP2000233917A (ja) * 1999-02-16 2000-08-29 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd Co2からcoを製造する方法
WO2002058842A1 (fr) * 2001-01-23 2002-08-01 Ngk Insulators,Ltd. Catalyseur de generation d'hydrogene et procede de production d'hydrogene
JP2004514240A (ja) * 2000-05-18 2004-05-13 コーニング インコーポレイテッド 高性能固体電解質燃料電池
JP2006144023A (ja) * 1999-12-28 2006-06-08 Mitsubishi Chemicals Corp 一酸化炭素の製造方法、ホスゲンの製造方法及び炭酸ジアリールの製造方法

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63258001A (ja) * 1987-04-15 1988-10-25 株式会社村田製作所 抵抗素子
JPH0568853A (ja) * 1991-09-11 1993-03-23 Nissan Motor Co Ltd Co2 ガス分解回収法
JPH05301705A (ja) * 1992-04-28 1993-11-16 Osaka Gas Co Ltd Coガス製造方法及びその装置
JPH0768171A (ja) * 1993-06-25 1995-03-14 Cosmo Sogo Kenkyusho:Kk 二酸化炭素還元反応触媒
JPH0769615A (ja) * 1993-08-31 1995-03-14 Tokyo Gas Co Ltd 炭酸ガスから一酸化炭素を製造する方法
JPH0855630A (ja) * 1994-05-09 1996-02-27 Air Prod And Chem Inc 電解質によるイオン輸送用の電気化学固体装置
JP2000128545A (ja) * 1998-08-26 2000-05-09 Praxair Technol Inc セラミック膜を作製する方法
JP2000233917A (ja) * 1999-02-16 2000-08-29 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd Co2からcoを製造する方法
JP2006144023A (ja) * 1999-12-28 2006-06-08 Mitsubishi Chemicals Corp 一酸化炭素の製造方法、ホスゲンの製造方法及び炭酸ジアリールの製造方法
JP2004514240A (ja) * 2000-05-18 2004-05-13 コーニング インコーポレイテッド 高性能固体電解質燃料電池
WO2002058842A1 (fr) * 2001-01-23 2002-08-01 Ngk Insulators,Ltd. Catalyseur de generation d'hydrogene et procede de production d'hydrogene

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2010131515A1 (ja) 2012-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4998284B2 (ja) 二酸化炭素除去装置および二酸化炭素の除去方法
EP3165278B1 (en) Catalytic layer and use thereof in oxygen-permeable membranes
US9896771B2 (en) Dehydrogenation device
US9458544B2 (en) Organic hydride conversion device
WO2010131515A1 (ja) ガス発生装置およびガス発生方法
JP5533862B2 (ja) ガス発生装置およびガス発生方法
US20140271450A1 (en) Hydrogen separation device and method for operating same
US20240381494A1 (en) Hydrogen heating device and hydrogen heating method
JPS60241281A (ja) 固体物質の触媒酸化方法
CN102610837B (zh) 氢气产生体、氢气产生装置、以及发电装置及驱动装置
JP7146287B2 (ja) アンモニアの製造方法およびアンモニア製造のための装置
KR20150020737A (ko) 분리막, 이를 포함하는 수소 분리막, 및 상기 수소 분리막을 포함하는 수소 분리 장치
CN112176285A (zh) 一种新型碳化铌薄膜用于氢分离及其制备方法
JP7820493B2 (ja) 固体コンポーネントを製造するための方法、固体コンポーネント、量子コンポーネント、および固体コンポーネントを製造するための装置
JPH11297966A (ja) 強誘電体薄膜素子及びその製造方法
JP2005053755A (ja) 酸化物エピタキシャル薄膜およびその作製方法
MALLMANN Protective Co3O4 Coatings for SOEC Interconnects Synthesized by Atmospheric Pressure PECVD: Oxidation and Electrical Performance
AU2022337365B2 (en) Hydrogen heating device and hydrogen heating method
JP5585137B2 (ja) 金属酸化物を含むへテロ構造の作製法及び該金属酸化物の製造法
JP3111779B2 (ja) 酸化物超電導薄膜の作製方法
JP2004016971A (ja) 酸素透過体
Manoravi et al. Laser ablation of La0. 9Sr0. 1Ga0· 8Mg0. 2O2. 85—plume and film characterization
CN103781949B (zh) 氧化镁薄膜的制作方法及处理板
Nikodemski Modification of electrical properties via interfacial manipulation in novel oxide heterostructures
Cheng Proton-conducting Dense Ceramic Membranes for Hydrogen Separation

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131105

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5533862

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140414

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees