JP5542881B2 - Speed sprayer - Google Patents
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Description
本発明は、車両ボディの前部にキャビン部を配するとともに、当該キャビン部内における左右方向中央位置に運転席を配してなるスピードスプレーヤに関する。 The present invention relates to a speed sprayer in which a cabin portion is arranged at a front portion of a vehicle body and a driver's seat is arranged at a central position in the left-right direction in the cabin portion.
従来、果樹園等の圃場で農薬散布を行うスピードスプレーヤは知られているが、特に、車両ボディの前部にキャビン部を有するとともに、このキャビン部の後方に薬液タンクを搭載したいわゆるキャビンタイプのスピードスプレーヤとしては特許文献1で開示されるスピードスプレーヤが知られている。
Conventionally, speed sprayers for spraying agricultural chemicals in fields such as orchards are known, but in particular, a so-called cabin type that has a cabin part at the front of the vehicle body and a chemical tank behind the cabin part. As a speed sprayer, a speed sprayer disclosed in
同文献1で開示されるスピードスプレーヤは、車両ボディの前部にキャビン部を配するとともに、当該キャビン部内における左右方向中央位置に運転席を配した基本的構成を備えている。ところで、同文献1に開示されるスピードスプレーヤをはじめ、一般に、キャビンタイプのスピードスプレーヤは、搭載する薬液タンクに収容できる薬液量に対応して、スピードスプレーヤのグレード(小型車,中型車,大型車等)が設定される。したがって、薬液タンクの前方に配するキャビン部は、空力特性を確保し、かつデッドスペースをできるだけ小さくするとともに、デザイン性等の要請から、その横幅サイズを、薬液タンクの横幅サイズにほぼ一致させている。
The speed sprayer disclosed in
しかし、上述した従来におけるキャビンタイプのスピードスプレーヤは、次のような解決すべき課題も存在した。 However, the above-described conventional cabin type speed sprayer has the following problems to be solved.
第一に、キャビン部は、運転席に着座した運転者が、スピードスプレーヤの運転をはじめ、薬液散布作業に必要な様々な操作を行うスペースとなる。したがって、キャビン部を構築する場合、運転者にとっての運転性及び操作性、更には居住性や乗降容易性等を考慮することが必須の要素になる。一方、近時においては、社会的要請から燃費を削減してより省エネルギ化を推進することも重要な要素になっているが、従来のスピードスプレーヤでは、これらの様々な要素を考慮し、キャビン部形状の最適化を図る視点からは必ずしも十分なアプローチがされているとはいえず、特に、省エネルギ化を推進する観点からは更なる改善の余地があった。 First, the cabin is a space where a driver seated in the driver's seat can perform various operations necessary for the chemical spraying operation including the operation of the speed sprayer. Therefore, when constructing a cabin part, it is essential to consider driving performance and operability for the driver, as well as comfort and ease of getting on and off. On the other hand, in recent years, it has become an important factor to promote further energy saving by reducing fuel consumption due to social demands. However, conventional speed sprayers take into account these various factors and A sufficient approach is not necessarily taken from the viewpoint of optimizing the part shape, and there is room for further improvement, particularly from the viewpoint of promoting energy saving.
第二に、この種のスピードスプレーヤは、乗用自動車等とは異なり、道路を高速走行する目的で作られるものではないため、ドア部を含むキャビン部は、通常、強化プラスチック(FRP)等のプラスチック材により形成されている。したがって、乗用自動車等で使用される鋼板プレス材と比較した場合、特に剛性において不利となる。このため、特に、横方向からの衝撃に対する改善が図られれば、より望ましいキャビン部を得ることができるが、従来のキャビン部では、剛性に対する改善についても必ずしも十分であるとはいえず、更なる改善の余地があった。 Secondly, this type of speed sprayer is not made for the purpose of traveling on a road at a high speed unlike a passenger car or the like. Therefore, the cabin part including the door part is usually made of plastic such as reinforced plastic (FRP). It is made of material. Therefore, it is disadvantageous particularly in rigidity when compared with a steel plate press material used in passenger cars and the like. Therefore, a more desirable cabin portion can be obtained especially if improvement against the impact from the lateral direction is achieved, but the conventional cabin portion is not necessarily sufficient for improvement in rigidity, and further There was room for improvement.
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決したスピードスプレーヤの提供を目的とするものである。 An object of the present invention is to provide a speed sprayer that solves the problems existing in the background art.
本発明は、上述した課題を解決するため、車両ボディ2の前部にキャビン部3を配するとともに、当該キャビン部3内における左右方向中央位置に運転席4を配してなるスピードスプレーヤ1を構成するに際して、キャビン部3の左右におけるキャビン側面Sp,Sqの一方又は双方に、外方に膨出する形状に形成した付属品配設部5p,5qを設け、この付属品配設部5p,5qの膨出方向における先端面部5ps,5qsの位置を車両ボディ2の左右方向における外郭面部2bp,2bqの位置に対応させるとともに、付属品配設部5p,5qに、キャビン側面Sp,Sqに設ける一又は二以上の付属品(17p,17q,18p,18q,19,19s)を配してなることを特徴とする。
In order to solve the above-described problem, the present invention provides a
この場合、発明の好適な態様により、付属品配設部5p,5qは、キャビン側面Sp,Sqの前後方向に沿って形成することができる。また、付属品配設部5p,5qの内側に位置する中空部は、少なくとも、ハーネス類11…及び(又は)配管類12…を収容する収容チャンネル部13p,13qとして形成することができる。付属品には、少なくとも、ウィンカランプ17p,17q,バックミラー18p,18q,ドアハンドル19,キーホール19s,の一つ又は二つ以上を含ませることができる。また、キャビン部3には、プラスチック材Rにより形成したキャビンパネル3oを設けることができる。一方、車両ボディ2の左右方向における外郭面部2bp,2bqには、キャビン部3の後方に配する薬液タンク14の外殻側面部14p,14qを適用することができる。他方、キャビン部3には、左右におけるキャビン側面Sp,Sqの少なくとも一方に乗降用の出入口部15を設けるとともに、この出入口部15に、当該出入口部15を開閉するドア部16を付設し、このドア部16に一方の付属品配設部5pを設けることができる。また、ドア部16には、プラスチック材Rにより形成したドアパネル16oを設けることができる。
In this case, according to a preferred aspect of the invention, the
このような構成を有する本発明に係るスピードスプレーヤ1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
The
(1) キャビン部3の左右におけるキャビン側面Sp,Sqの一方又は双方に、外方に膨出する形状に形成した付属品配設部5p,5qを設け、この付属品配設部5p,5qの膨出方向における先端面部5ps,5qsの位置を車両ボディ2の外郭面部2bp,2bqの位置に対応させたため、付属品配設部5p,5qを除くキャビン側面Sp,Sqを、キャビン部3の内部側、即ち、運転席4側にオフセットすることになる。したがって、キャビン部3の左右方向幅は実質的に狭くなり、フロントウィンドウガラス及びキャビン部3の大幅なサイズダウンを図ることができる。これにより、特にフロントウィンドウガラスの軽量化、更には材料削減及びハーネスや配管等の短縮によるキャビン部3全体の軽量化を図ることができ、燃費削減による省エネルギ性の向上を達成できるとともに、コストダウンを図ることができる。なお、運転席4はキャビン部3の中央位置に配するため、運転者にとって、特に居住性や運転性が損なわれることがないとともに、他方、乗降容易性は向上し、視界も良好となる。
(1) The
(2) 好適な態様により、付属品配設部5p,5qを、キャビン側面Sp,Sqの前後方向に沿って形成すれば、付属品配設部5p,5qにリブ機能を兼用させることができるため、キャビン側面Sp,Sqを強化プラスチック(FRP)等のプラスチック材により形成した場合であっても、キャビン側面Sp,Sqの剛性を効果的に高めることができ、横方向からの衝撃に対する強度をより高めることができる。
(2) According to a preferred embodiment, if the
(3) 好適な態様により、付属品配設部5p,5qの内側に位置する中空部を、少なくとも、ハーネス類11…及び(又は)配管類12…を収容する収容チャンネル部13p,13qとして形成すれば、ハーネス類11…や配管類12…の引き回しスペースに利用することができ、キャビン側面Sp,Sqの内面が煩雑になる不具合を回避できるとともに、キャビン側面Sp,Sqの内面側のスペース効率を高めることができる。
(3) According to a preferred embodiment, the hollow portion located inside the
(4) 好適な態様により、付属品に、少なくとも、ウィンカランプ17p,17q,バックミラー18p,18q,ドアハンドル19,キーホール19s,の一つ又は二つ以上を含ませれば、キャビン部3の左右方向幅が狭くなったとしても、ドア部を含むキャビン部3に必要な一般的な付属品(ウィンカランプ17p,17q,バックミラー18p,18q,ドアハンドル19,キーホール19s)を、従来と同様のポジションに配することができる。したがって、運転者にとって使い勝手や利便性が損なわれる不具合を生じないとともに、外部からウィンカランプ17p,17qが見えにくい等の不具合を回避することができる。
(4) According to a preferred embodiment, if the accessory includes at least one of the
(5) 好適な態様により、キャビン部3に、プラスチック材Rにより形成したキャビンパネル3oを設けた場合であっても、外方に膨出する形状に形成した付属品配設部5qにより剛性を容易に高めることができるため、プラスチック材Rの十分な使用が可能になるとともに、プラスチック材Rを用いた際の低コスト性,加工性(製造容易性),軽量性等のメリットを享受できる。
(5) Even if the cabin panel 3o formed of the plastic material R is provided in the
(6) 好適な態様により、車両ボディ2の左右方向における外郭面部2bp,2bqとして、キャビン部3の後方に配する薬液タンク14の外殻側面部14p,14qを適用すれば、薬液タンク14の一部の形状変更により、キャビン部3と薬液タンク14間の形状性(デザイン性)及び必要な空力特性を容易に確保できる。
(6) If the outer shell side surface portions 14p, 14q of the
(7) 好適な態様により、キャビン部3に、左右におけるキャビン側面Sp,Sqの少なくとも一方に乗降用の出入口部15を設けるとともに、この出入口部15に、当該出入口部15を開閉するドア部16を付設し、このこのドア部16に一方の付属品配設部5pを設ければ、一方の付属品配設部5pをそのままドア部16に適用できるため、キャビン部3における前述した作用効果をそのままドア部16によっても享受できる。
(7) According to a preferred embodiment, the
(8) 好適な態様により、ドア部16に、プラスチック材Rにより形成したドアパネル16oを設けた場合であっても、外方に膨出する形状に形成した付属品配設部5pにより剛性を容易に高めることができるため、キャビン部3側と同様にプラスチック材Rの十分な使用が可能になるとともに、プラスチック材Rを用いた際の低コスト性,加工性(製造容易性),軽量性等のメリットを享受できる。
(8) Even if the
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。 Next, preferred embodiments according to the present invention will be given and described in detail with reference to the drawings.
まず、本実施形態に係るスピードスプレーヤ1の全体の概略構成について、図10を参照して説明する。
First, an overall schematic configuration of the
図10に示すスピードスプレーヤ1はシャーシ20(図2参照)を備え、このシャーシ20の前側に、左右一対の前輪21…を備えるとともに、後側に、左右一対の後輪22…を備える。前輪21…及び後輪22…は、シャーシ20に搭載されるエンジンにより四輪駆動される。一方、シャーシ20上には車両ボディ2を搭載し、車両ボディ2の前部をキャビン部3として構成するとともに、後部を薬液タンク14及びエンジンルーム24として構成する。さらに、エンジンルーム24の後方には、多数の噴霧ノズルを配した噴霧機構25及び送風ファンを配した送風機構26をそれぞれ搭載する。その他、スピードスプレーヤ1において、27は手動散布用ホースを巻取るためのホースリール、28は開閉式の薬液噴霧遮断プレートをそれぞれ示す。
A
次に、本実施形態に係るスピードスプレーヤ1の要部となるキャビン部3の構成について、図1〜図9を参照して具体的に説明する。
Next, the configuration of the
キャビン部3は、プラスチック材R、望ましくは強化プラスチック(FRP)材を用いたキャビンパネル3oにより全体を一体構成し、このキャビンパネル3oは、左右に位置するサイドパネル部3p,3q,上端に位置するルーフパネル部3u,前側に位置するフロントパネル部3f及び背面に位置するリアパネル部3rを有する。これにより、キャビン部3の内側が室内3iとなり、図1及び図2に示すように、この室内3iにおける左右方向中央位置に運転席4を配する。その他、室内3iには、ステアリング31、ダッシュボード32等を備えている。
The
また、右に位置するサイドパネル部3pは、乗降用の出入口部15を有し、この出入口部15には、当該出入口部15を開閉するドア部16を付設する。したがって、左に位置するサイドパネル部3qはキャビン側面Sqとなり、ドア部16が実質的なキャビン側面Spとなる。この場合、ドア部16は、図6に示すように、前端辺部を、ヒンジ部33,33を介して出入口部15の前端辺に取付ける。これにより、ドア部16は、当該ヒンジ部33…を支点として回動変位し、出入口部15を開閉できる。
Moreover, the
このドア部16は、プラスチック材R、望ましくは強化プラスチック(FRP)材を用いて一体形成した図3に示すドアパネル16oを備え、このドアパネル16oはドア部16の外面に位置してアウタパネルとして機能する。また、図6に示すように、ドアパネル16oの上半部位置には、サイドアッパウィンドウ35を設けるとともに、ドアパネル16oの下半部位置には、サイドロアウィンドウ36を設ける。サイドアッパウィンドウ35には、二枚のウィンドウガラス35f及び35rを付設し、このウィンドウガラス35f及び35rにより、サイドアッパウィンドウ35を開閉することができる。
The
さらに、ドアパネル16oの上下方向のほぼ中央位置には、図3に示すように、外方に膨出する形状に形成した付属品配設部5pを設け、この付属品配設部5pの膨出方向における先端面部5psの位置は、図1に示すように、車両ボディ2の外郭面部2bpの位置、即ち、キャビン部3の後方に配する薬液タンク14の右側の外殻側面部14pに対応させる。実施形態の付属品配設部5pは、断面を略矩形状に形成した場合を示したが、この断面の形状には、半円形等、各種形状を選定可能である。
Further, as shown in FIG. 3, an
ところで、この付属品配設部5pは、ドアパネル16oから観た場合、外方へ突出した形状となるが、図1〜図3に示すように、スピードスプレーヤ1の車両ボディ2から観た場合は、付属品配設部5pの先端面部5psの部位をそのまま残し、他のドアパネル16oの部位全体を、いわば内方(室内3i方向)へ押し込むことによりオフセットさせた形状に近似する。即ち、図3に示すように、本実施形態に係るドアパネル16oの実質的な位置は、仮想線で示す通常位置となるドアパネル位置16osから、矢印で示す距離Li…だけ内方へオフセットさせた位置となる。図8には、この付属品配設部5pのみを抽出して示す。
By the way, the
これにより、付属品配設部5pの内側の位置は中空部となるため、この中空部は、図3に示すように、少なくとも、ハーネス類11…及び(又は)配管類12…を収容する収容チャンネル部13pとして形成する。なお、図3中、37は、ドアパネル16oの内面に付設したインナパネルを示すが、このインナパネル37は無くてもよいし、収容チャンネル部13pを覆う目的でのみ用いてもよく、設けるか否かは任意である。一方、付属品配設部5pの外側に位置する先端面部5psには、図6に示すように、前から後側へ、バックミラー18p,ウィンカランプ17p,ドアハンドル19,キーホール19sを順次配設(取付け)する。この際、取付けに際しては、必要により先端面部5ps上に取付用凹部38…等を設け、位置決め及び取付強度を確保する。
Thereby, since the position inside the accessory arrangement | positioning
以上、ドアパネル16oについて説明したが、他方側となる左に位置するサイドパネル部3qもドアパネル16o側と基本的には同様に構成する。即ち、サイドパネル部3qの上半部位置には、サイドアッパウィンドウ41を設けるとともに、サイドパネル部3qの下半部位置には、サイドロアウィンドウ42を設ける。サイドアッパウィンドウ41には、二枚のウィンドウガラス41f及び41rを付設し、このウィンドウガラス41f及び41rにより、サイドアッパウィンドウ41を開閉することができる。また、図7に示すように、サイドパネル部3qの上下方向のほぼ中央位置に、外方に膨出する形状に形成した付属品配設部5qを設け、この付属品配設部5qの膨出方向における先端面部5qsの位置は、図1に示すように、車両ボディ2の外郭面部2bqの位置、即ち、キャビン部3の後方に配する薬液タンク14の左側の外殻側面部14qに対応させる。なお、図9には、この付属品配設部5qのみを抽出して示す。さらに、付属品配設部5qの内側には収容チャンネル部13q(図9)を形成するとともに、付属品配設部5qの外側に位置する先端面部5qsには、図7に示すように、前から後側へ、バックミラー18q,ウィンカランプ17qを順次配設(取付け)する。この際、取付けに際しては、必要により先端面部5qs上に取付用凹部43…等を設け、位置決め及び取付強度を確保する。
Although the door panel 16o has been described above, the side panel portion 3q located on the left side on the other side is basically configured similarly to the door panel 16o side. That is, the side
また、ドア部16を含むキャビン部3は、このような構成を備えるため、図1に示すように、薬液タンク14の左側に位置する前端隅部には傾斜面となる面取形状部48を形成し、サイドパネル部3qの後端辺部と薬液タンク14の側面間における空力特性及び形状的連続性(デザイン性)を確保するとともに、薬液タンク14の右側に設けた、ホースリール27を設置するための収容凹部49の後面側には湾曲形状部49sを形成し、ドアパネル16oの後端辺部と薬液タンク14の側面間における空力特性を確保する。このように、車両ボディ2の左右方向における外郭面部2bp,2bqとして、キャビン部3の後方に配する薬液タンク14の外殻側面部14p,14qを適用すれば、薬液タンク14の一部の形状変更により、キャビン部3と薬液タンク14間の形状性(デザイン性)及び必要な空力特性を容易に確保できる利点がある。
In addition, since the
さらに、ドア部16におけるドアパネル16oの上端辺部及びドアパネル16oの後端辺部には、キャビン部3の室内3i側方向へ延出させることにより、キャビン部3におけるルーフパネル部3uの一部及びキャビン部3におけるリアパネル部3rの一部となる張出パネル部51u及び51rを一体形成する。したがって、張出パネル部51u,51rは、ドアパネル16oの本体面に対してほぼ直角となり、張出パネル部51uの先端は、ルーフパネル部3rの面上に位置するとともに、張出パネル部51rの先端は、リアパネル部3rの面上に位置する。他方、キャビン部3側には、このドア部16の構成に対応した構成を備える。まず、キャビン部3における出入口部15の縁部の近傍には、当該縁部に沿った無端状のドアパッキン52を取付ける。これにより、ドア部16を閉じた際には、ドアパネル16oの内面側がドアパッキン52に圧接してシーリングされ、必要な気密性及び水密性が確保される。また、出入口部15の縁部の近傍には、図5に示すように、ドア部16側方向へ突出し、かつ張出パネル部51u,51rの内面に対向して当該張出パネル部51u,51rにオーバラップ可能な遮蔽堤部53u…,53r…を設ける。この遮蔽堤部53u…と53r…は連続形成する。このような遮蔽堤部53u…,53r…を設ければ、張出パネル部51u,51rと遮蔽堤部53u,53rが実質的な二層構造になるため、気密性及び水密性の更なる向上に寄与できる利点がある。さらに、ルーフパネル部3u及びリアパネル部3rには、同一面上に各張出パネル部51u,51rをそれぞれ収容し、かつ各張出パネル部51u,51rに相似形状となる収容域部54u,54rを形成する。
Furthermore, the upper end side part of the door panel 16o in the
また、ドアパネル16oの後端辺部に一体形成した張出パネル部51rには、図4及び図5に示すように、少なくとも、キャビン部3に設けたドアロック機構55のドアストライカ部55sに対して、外部からの位置調整を許容する切欠窓部56を設ける。ドアロック機構55は、キャビン部3側に取付けるドアストライカ部55sと、ドア部16側に配設するドアラッチ機構部55mを備える。ドアストライカ部55sの実質的な位置は、長孔を通して固定する二組の調整用ボルトナット57,57の緩締により変更(調整)することができる。その他、フロントパネル部3fには、図1及び図2に示すように、フロントウィンドウガラス58を有するとともに、ヘッドライト59p,59qを有する。また、ルーフパネル部3uには下方へ膨出形成した補強形状部60p,60qを有する。
Further, as shown in FIGS. 4 and 5, the overhanging panel portion 51 r formed integrally with the rear end side portion of the door panel 16 o has at least a door striker portion 55 s of the
次に、本実施形態に係るスピードスプレーヤ1の要部となるキャビン部3の機能及び作用について、図1〜図10を参照して説明する。
Next, functions and operations of the
まず、ドア部16を含むキャビン部3は、左右におけるキャビン側面Sp,Sqに、外方に膨出する形状に形成した付属品配設部5p,5qを有し、この付属品配設部5p,5qは、膨出方向における先端面部5ps,5qsの位置を、車両ボディ2の外郭面部2bp,2bqの位置、即ち、薬液タンク14の左右における外殻側面部14p,14qの位置に対応させている。
First, the
したがって、付属品配設部5p,5qを除くキャビン側面Sp,Sqは、キャビン部3の内部側、即ち、運転席4側にオフセットした形態となるため、図1(図2)に示すように、キャビン部3の左右方向幅Wi(Wiu)は、本来の左右方向幅Wr(Wru)よりも狭くなり、特に重量の大きいフロントウィンドウガラス58は、図2に示す仮想線位置58sから実線位置58まで大幅なサイズダウンを図れるとともに、キャビン部3の全体の大きさに対しても大幅なサイズダウンを図れる。例示の場合、概ね15〔%〕程度のサイズダウンを実現している。
Accordingly, the cabin side surfaces Sp and Sq except for the
これにより、フロントウィンドウガラス58の軽量化、更には他の材料削減及びハーネス類11…や配管類12…等の短縮によるキャビン部3全体の軽量化を図ることができ、燃費削減による省エネルギ性の向上を達成できるとともに、コストダウンを図ることができる。なお、運転席4はキャビン部3の左右方向中央位置に配するため、運転者にとって、特に居住性や運転性が損なわれることがないとともに、他方、乗降容易性は向上し、視界も良好となる。
As a result, the
この場合、キャビン部3には、プラスチック材Rにより形成したキャビンパネル3oを備えるとともに、ドア部16には、プラスチック材Rにより形成したドアパネル16oを備えているが、外方に膨出する形状の付属品配設部5q,5pを一体に形成するため、必要な剛性を容易に高めることができる。この結果、プラスチック材Rの十分な使用が可能になるとともに、プラスチック材Rを用いたことによる低コスト性,加工性(製造容易性),軽量性等のメリットを享受できる。特に、付属品配設部5p,5qは、サイドパネル3q及びドアパネル16oにおけるそれぞれの前後方向に沿って形成したため、付属品配設部5p,5qにリブ機能を兼用させることができるため、キャビン側面Sp,Sqの特に剛性を効果的に高めることができ、横方向からの衝撃に対する強度をより高めることができる。なお、例示の場合、キャビン部3は、左右におけるキャビン側面Sp,Sqの少なくとも一方に乗降用の出入口部15を有するとともに、この出入口部15に、当該出入口部15を開閉するドア部16を付設し、このこのドア部16に一方の付属品配設部5pを設けているが、一方の付属品配設部5pをそのままドア部16に適用した形態となるため、キャビン部3における作用効果をそのままドア部16によっても享受できる。
In this case, the
また、付属品配設部5p,5qの内側に位置する中空部は、収容チャンネル部13p,13qとなるため、ハーネス類11…や配管類12…の引き回しスペースに利用することができ、キャビン側面Sp,Sqの内面が煩雑になる不具合を回避できるとともに、キャビン側面Sp,Sqの内面側のスペース効率を高めることができる。
Moreover, since the hollow part located inside the accessory arrangement | positioning
さらに、付属品配設部5p,5qには、キャビン側面Sp,Sqに設ける一又は二以上の付属品(17p,17q,18p,18q,19,19s)を配し、この付属品には、少なくとも、ウィンカランプ17p,17q,バックミラー18p,18q,ドアハンドル19,キーホール19s,の一つ又は二つ以上が含まれる。したがって、キャビン部3の左右方向幅Wi(Wiu)が狭くなったとしても、ドア部16を含むキャビン部3に必要な一般的な付属品、即ち、ウィンカランプ17p,17q,バックミラー18p,18q,ドアハンドル19,キーホール19s,を従来と同様のポジションに配することができる。これにより、運転者にとって使い勝手や利便性が損なわれる不具合は生じないとともに、外部からウィンカランプ17p,17qが見えにくい等の不具合を回避することができる。
Further, one or more accessories (17p, 17q, 18p, 18q, 19, 19s) provided on the cabin side surface Sp, Sq are arranged in the
他方、ドア部16は、乗降用の出入口部15の前端辺に取付けたヒンジ部33…を支点に回動変位させ、当該出入口部15を開閉することができる。この場合、ドア部16を構成するドアパネル16oの上端辺部及び後端辺部には、キャビン部3の室内3i側方向へ延出させることにより、キャビン部3におけるルーフパネル部3uの一部及びリアパネル部3rの一部となる張出パネル部51u,51rを一体に有するため、ドア部16を閉じた際において、ドア部16及びキャビン部3が材料等により寸法のバラツキが生じた場合であっても、外観への悪影響を排除できる。即ち、従来、ドア部16の上端辺及び後端辺により発生した隙間は、いわば、キャビン部3の上面側及び背面側に移ることにより、ドア部16を横から見た場合、ドア部16の上端辺及び後端辺による発生する隙間は隠れることになる。
On the other hand, the
具体的には、ルーフパネル部3uとリアパネル部3rに、張出パネル部51u,51rが被さった形態となるため、ドア部16の前端辺と出入口部15の前端辺間に一定の隙間が生じるように取付けるとともに、この際、ドア部16及び出入口部15(キャビン部3)に寸法的バラツキが存在し、ドア部16の後端辺の位置が正規の位置よりもズレたとしても外観への悪影響はほとんど生じない。即ち、ドア部16の後端辺の後方における離れた位置に薬液タンク14が存在し、薬液タンク14とドア部16間の隙間は比較的広くなるため、前後方向の寸法的バラツキは相対的に小さくなり、寸法的バラツキによる外観への悪影響はほとんど生じない。同様に、ドア部16の上端辺の上方には何も存在しないため、上下方向の寸法的バラツキによる外観への悪影響もほとんど生じない。このように、ドア部16及びキャビン部3が材料等により寸法の均一性が得にくい場合であっても、寸法のバラツキによる外観への悪影響を排除でき、ドア部16の品質感を飛躍的に高めることができる。
Specifically, since the
この場合、平面的なドア部16に対して略直角方向に延出する張出パネル部51u,51rが設けられるため、張出パネル部51u,51rにリブ機能を兼用させることができる。したがって、ドア部16全体の剛性及び機械的強度を高めることができるとともに、更なる安全性の向上に寄与できる。しかも、外観的にも見掛け上は厚みのあるドア部16として観ることができるため、ドア部16の重厚感及びグレード感を高めることができる。特に、本実施形態では、ドアパネル16oに前述した付属品配設部5pを設けているため、この付属品配設部5pと張出パネル部51u,51rが組合わさることによる相乗効果により、より剛性が高められる。
In this case, since the
さらに、ドアパネル16oの後端辺部に一体形成した張出パネル部51rには、少なくとも、キャビン部3に設けたドアロック機構55のドアストライカ部55sに対して、外部からの位置調整を許容する切欠窓部56を設けたため、図4に示すように、ドア部16を閉じた状態のまま、切欠窓部56を通してドアストライカ部55sの位置調整が可能になる。即ち、調整を行う際には、ドア部16を閉じたまま、外部から切欠窓部56を通してナット回し等の工具を差し込み、調整用ボルトナット57,57を緩めるとともに、ドアストライカ部55sを最適な位置にセットし、この後、調整用ボルトナット57,57を再度締め付ける作業を行えばよい。なお、ドアストライカ部55sを最適な位置にセットするとは、ドアロック機構55の機能に対する最適化をはじめ、操作フィーリングを高めたりドアパッキンの圧縮度合等の微妙な調整も含まれる。このように、張出パネル部51rには切欠窓部56を設けたため、少なくとも、ドアロック機構55のドアストライカ部55sに対する位置調整を容易に行うことができる。この結果、調整する際における作業性の向上及び調整工数の低減を図れるとともに、操作フィーリングを高めたりドアパッキンの圧縮度合等の微妙な調整も容易かつ確実に行うことができる。
Further, the overhanging panel portion 51r formed integrally with the rear end side portion of the door panel 16o allows position adjustment from the outside with respect to at least the door striker portion 55s of the
以上、好適実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。 As mentioned above, although preferred embodiment was described in detail, this invention is not limited to such embodiment, It does not deviate from the summary of this invention in a detailed structure, a shape, a raw material, quantity, a numerical value, etc. It can be changed, added, or deleted arbitrarily.
例えば、ドア部16は、出入口部15の前端辺に配設したヒンジ部33…により開閉するタイプを示したが、ドア部16の後端辺をヒンジ部33…により回動自在に支持し、いわば前開きタイプにより開閉する場合を排除するものではない。他方、付属品配設部5p,5qは、キャビン部3の左右におけるキャビン側面Sp,Sqの双方に設けた場合を示したが、キャビン側面Sp,Sqのいずれか一方にのみ設ける場合を排除するものではない。また、付属品配設部5p,5qは、キャビン側面Sp,Sqの前後方向に沿ってほぼ水平かつほぼ同一幅(縦幅)に形成した場合を示したが、前後位置で異なる幅に形成してもよいし、傾斜させるなどの形態により形成してもよい。さらに、付属品配設部5p,5qの内側に位置する中空部は、少なくとも、ハーネス類11…及び(又は)配管類12…を収容するようにしたが、必要により、工具等を入れる収納ボックスとして構成してもよいし、スピーカや電気機器等の配設スペースとして利用するなどの他の様々な利用形態が考えられる。一方、車両ボディ2の左右における外郭面部2bp,2bqとして、キャビン部3の後方に配する薬液タンク14の外殻側面部14p,14qを適用した場合を示したが、薬液タンク14以外の車両ボディ2の部位であってもよい。また、キャビン部3の右に位置するキャビン側面Spに出入口部15を設けた場合を示したが、出入口部15は左に位置するキャビン側面Sqに設けてもよいし、双方のキャビン側面Sp,Sqに設けてもよい。さらに、キャビン部3にプラスチック材Rにより形成したキャビンパネル3oを設けた場合を示したが、プラスチック材R以外の材料により形成する場合を排除するものではない。
For example, although the
本発明は、車両ボディ2の前部にキャビン部3を配するとともに、当該キャビン部3内における左右方向中央位置に運転席4を配してなる各種スピードスプレーヤ1に利用することができる。なお、スピードスプレーヤ1は類似構造を有する各種作業自動車を含む概念である。
The present invention can be used for
1:スピードスプレーヤ,2:車両ボディ,2bp:車両ボディの外郭面部,2bq:車両ボディの外郭面部,3:キャビン部,4:運転席,5p:付属品配設部,5q:付属品配設部,5ps:付属品配設部の先端面部,5qs:付属品配設部の先端面部,11…:ハーネス類,12…:配管類,13p:収容チャンネル部,13q:収容チャンネル部,14:薬液タンク,14p:薬液タンクの外殻側面部,14q:薬液タンクの外殻側面部,15:出入口部,16:ドア部,17p:ウィンカランプ(付属品),17q:ウィンカランプ(付属品),18p:バックミラー,18q:バックミラー,19:ドアハンドル,19s:キーホール,Sp:キャビン側面,Sq:キャビン側面,R:プラスチック材,Pq:キャビンパネル,Pp:ドアパネル 1: Speed sprayer, 2: Vehicle body, 2 bp: Outer surface portion of vehicle body, 2 bq: Outer surface portion of vehicle body, 3: Cabin portion, 4: Driver's seat, 5 p: Accessory placement portion, 5q: Accessory placement Part, 5 ps: tip surface part of the accessory placement part, 5 qs: tip face part of the accessory placement part, 11...: Harnesses, 12 ...: piping, 13 p: accommodation channel part, 13 q: accommodation channel part, 14: Chemical solution tank, 14p: Side surface portion of the chemical solution tank, 14q: Side surface portion of the chemical solution tank, 15: Entrance / exit portion, 16: Door portion, 17p: Winker lamp (accessory), 17q: Winker lamp (accessory) , 18p: rearview mirror, 18q: rearview mirror, 19: door handle, 19s: keyhole, Sp: side of cabin, Sq: side of cabin, R: plastic material, Pq: cabin panel, p: door panels
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