JP5546307B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
例えば、遊技盤に設けられた始動入賞口に遊技球が入賞すると、遊技盤中の可変表示装置に表示される図柄が変動を開始し、所定時間経過後に停止した図柄が予め定めた大当たり図柄となった場合に大当たり状態となり、遊技者が大量の出球を獲得できるようになっている。このような遊技機では、遊技の興趣を高めるために様々な表示演出が行われる。
例えば、本出願人の提案に係る特許文献1には、遊技盤面上に設けた液晶表示装置の表示面を開閉する障子や扉の開閉部材を盤面と略平行な方向へ開閉、出没動作させることによって遊技進行上特徴的な演出効果を発揮させるようにした可動盤面部品が提案されている。
駆動機構110としては、ラックアンドピニオン機構が使用されることが多く、紙面と直交する方向へ開閉動作する各開閉部材100、105の下部に夫々水平方向に延びるように固定した樹脂製ラックギヤ111、115に対して樹脂製ピニオンギヤ120を噛合させておき、図示しないモータからの駆動力によってピニオンギヤ120を回転させることにより開閉部材100、105を水平方向へ進退させる。このタイプの駆動機構においては、各111、115ラックギヤは遊技機本体側に水平に支持された丸棒状の金属シャフト112、116により水平方向へガイドされている。即ち、各ラックギヤ111、115の内部には軸方向へ貫通する円筒状の丸穴(凹所)111a、115aが形成されており、各丸穴111a、115a内に丸棒状の金属シャフト112、116を挿通した構成となっている。
また、開閉部材の下部とラックギヤとの固定方法は、図17中に示すように螺子125による単純な螺子止め構造となっているに過ぎないため、耐久性が十分でなく、経年的に螺子止め部が弛みを起こして開閉部材とラックギヤとががたつきを起こしやすくなり、最悪の場合には破損することとなる。
更に、開閉部材100、105の上辺をガイドする上ガイドレール120として、ベース部130に螺子121により固定した樹脂板122を使用し、樹脂板122とベース部130との間で、各開閉部材100、105の上辺から突設された被ガイド片100a、105aをガイドしていたに過ぎなかった。
このように従来の上ガイドレールは樹脂製の板材であり剛性が低いため耐久性に問題があり、開閉部材の開閉時に加わる応力によって捻れ等の変形や振れを起こしやすく、水平な姿勢を維持できなかった。このため、開閉部材の開閉動作に前後、左右へのがたつきや開閉不良が発生することがあり、遊技者に見苦しい印象を与えたり、故障を起こす原因となっていた。
更に、樹脂板122と被ガイド片100a、105aとの間は面接触であるため摺動抵抗が大きく、スムーズな開閉動作を妨げる要因となっていた。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、遊技盤面と並行に水平移動して液晶表示装置等を開閉する開閉部材の上部をスライド自在に支持する上ガイドレールを補強して開閉部材の走行を安定させることができる可動盤面部品を備えた遊技機を提供することを目的としている。
ベース部材により一部を固定された金属板材とベース部材との間で開閉部材の被ガイドレールを保持するようにしたので、遊技盤面と並行に水平移動して液晶表示装置等を開閉する開閉部材の走行を安定させることができる。
断面形状が非円形のガイドレールによって開閉部材下部を前後方向へ揺動不能に支持したので、開閉部材の前後方向への揺動を抑制することができ、上部ガイド部における金属板材による抑え力との協働により更に開閉部材のがたつきを効果的に防止することが可能となる。
ガイド突起の頂部との接触部が線接触となり、接触抵抗を大幅に抵抗できるので、移動がスムーズになる。
従来はラックギヤ部材と開閉部材下部とを単なる螺子止めにより固定していたため、当該固定部の強度が十分でなかったが、本発明ではそのような不具合を解消できる。
図1は本発明に係る可動盤面部品を搭載したパチンコ遊技機の正面図である。
遊技盤1の前面側には、ガラス板を支持したガラス枠2が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤1の下部には遊技球を貯留する受け皿部3と、受け皿部内の遊技球を発射する発射レバー4が設けられている。また、受け皿部3の上面には遊技機用ボタンスイッチや、遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン(何れも図示せず)が設けられている。
遊技盤1の裏面には、液晶画面、主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が開閉自在に装着されている。遊技盤1における遊技領域1aの周囲には、発射レバー4を操作することにより発射装置から発射された遊技球を遊技領域1aの上部に案内したり、アウト口10に案内する外レールR1、及び内レールR2が設けられている。
遊技盤1のほぼ中央部には、中央が開口したセンター部材5が配置される。センター部材5の内部には図柄表示装置6が配置されている。図柄表示装置6は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルによって構成され、通常動作状態の時は、図示しない特別図柄画像が表示される。また、いわゆる特別遊技状態の時は、特別遊技状態であることを示す演出画像等が表示される。本例では、図柄表示装置6の前方に仮面を象った2枚の開閉部材50、60が横方向へ開閉自在に配置されている。開閉部材は本発明の特徴をなす可動盤面部品30を構成している。
可変入賞装置11は、図柄表示装置6を可変表示させるための左右一対の開閉爪(可動片)を有する電動式チューリップを備えて構成される。
また遊技盤1には普通入賞口14やアウト口10等が設けられていると共に、風車15や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
ゲート12を遊技球が通過したことを条件に乱数制御により普通図柄が所定態様となった場合に、可変入賞装置に設けられた電動式チューリップから成る可動片を所定時間、開成動作するように構成されている。
また図柄表示装置6に表示される特別図柄は、停止図柄が予め定められた図柄の組合せ、例えば同一図柄の組合せとなった場合に大当たり状態となるように構成されている。また特別図柄は可変入賞装置の電動式チューリップの開成動作により遊技球が誘導される下始動口(図示していない)において遊技球を検出することを条件に乱数制御等により表示がスクロールする等、所定の変動パターンで所定時間変動(可変)して図柄で停止するようになっている。その際、有効ライン上に2個の停止図柄が同一となった場合に、リーチ状態が発生し、このリーチ状態において、有効ライン上の最後の停止図柄が既に停止している2個の図柄と同一となった場合に大当たり状態が発生する。なお、特別図柄としては、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄等が使用可能である。
更に、図11は可動盤面部品の要部構成を示す斜視図であり、図12は各ラックギヤ部材と各ガイドレールを示す正面側分解斜視図であり、図13は各ラックギヤ部材と各ガイドレールを示す背面側分解斜視図であり、図14は可動盤面部品の要部構成を示す側部縦断面図であり、図15(a)及び(b)はガイドレールとラックギヤ部との連結部の構成を示す拡大断面図であり、図16(a)及(b)は本発明による開閉部材の支持構造と従来例との比較図である。
上部ガイド部(上ガイドレール)32は、水平方向へ延びる金属板材33から構成されており、略垂直な縦板部33aと、縦板部33aの下端部から前方に水平に延びる細幅帯状の庇片33bと、庇片33bの先端縁から下方へ屈曲する細幅帯状の垂下片33cとからなる断面クランク状である。庇片33bと垂下片33cはL字状に連結されている。
各開閉部材50、60の上端面には、突条としての被ガイドレール55、65が略全長に渡って突出形成されており、被ガイドレール55、65の平坦な前面及び背面には夫々適宜のピッチで半球状の軸受部55a、65aが突設されている。各被ガイドレール55、65は、金属板材の垂下片33cとベース部材の垂下片31cとの間に形成されるギャップG内に嵌合され、各軸受部55a、65aを垂下片33cの背面と、垂下片31cの前面に夫々摺動的に接触している。被ガイドレール55、65は、軸受部55a、65aを介してギャップGの内壁と圧接しているため、摺動抵抗が少なくなり、円滑に水平方向へ移動することができる。このため、開閉部材の開閉動作がスムーズになり、安定する。
金属板材33の垂下片33cは、樹脂板に比して十分な剛性を有しているため、開閉部材の開閉動作中に前後方向への応力が作用した場合であっても、垂下片31cとの間で被ガイドレール55、65を安定して保持し続けることができる。
開閉部材50、60を開閉動作させるための駆動機構は、ピニオンギヤ70と、これを駆動するモータ71と、モータからの駆動力をピニオンギヤ70に伝達する中間ギヤ群72と、モータを制御する図示しない制御手段と、を備えている。
各開閉部材50、60の下部には夫々張出し片52、62が下方へ向けて張り出しており、各張出し片52、62の下部には夫々ラックギヤ部材51、61が固定されている。各張出し片52、62と各ラックギヤ部材51、61との固定は単なる螺子による締結ではなく、張出し片52、62に形成した水平方向へ延びる長穴52a、62a内に、各ラックギヤ部材51、61から前方へ突設した横長(薄肉板状)の突片54、64を嵌合させた状態で、螺子75により各張出し片52、62と各ラックギヤ部材51、61とを締結する構造である。
ガイドレール41の前面の上下端縁からは夫々前方へ向けて小突条41aを突設している。換言すれば、ガイドレール41の前面に設けた凹所内にガイド突起53cを嵌合させている。ガイドレール41の背面41bは下方へ突出しており、この突出した背面41bはラックギヤ部材51の一部51bによってガイドされるため、被ガイド凹所53からのガイドレール41の離脱が防止される。また、ガイドレール41の縦断面形状は非円形であり、その外面は非円形の内面形状を有した被ガイド凹所53により近接状態で支持されているため、ガイドレール41を回転軸としてラックギヤ部材51を前後方向へ回動させることは不可能となる。このため、ラックギヤ部材51を下部に支持した開閉部材50がガイドレール41を中心として前後へ回動する不具合を防止できる。図16(a)は開閉部材が前後動することが阻止される状態を示しており、同図(b)のようにガイドレールGが断面円形の棒材である場合に比して開閉部材の前後動を大幅に阻止できることが分かる。
なお、ガイドレール41とラックギヤ部材51との係合部の構造は、ガイドレール42とラックギヤ部材61との係合部の構造と同様である。
各ガイドレール41、42の断面形状は、図示のように略四角形であってもよいし、三角形、五角形等々の多角形、不定形であってもよい。要するに、被ガイド凹所53、63と係合した際に前後方向への回動を阻止しえる形状であればどのような形状であってもよい。
また、各張出し片52、62と各ラックギヤ部材51、61との固定は単なる螺子による締結ではなく、張出し片52、62に形成した水平方向へ延びる長穴52a、62a内に、各ラックギヤ部材51、61から前方へ突設した横長(薄肉板状)の突片54、64を嵌合させた状態で、螺子75により各張出し片52、62と各ラックギヤ部材51、61とを締結する構造である。このため、開閉部材とラックギヤ部材とが螺子止め固定されているに過ぎない従来構造に比して、経年的に螺子止め部が弛みを起こして開閉部材とラックギヤとががたつきを起こしたり、破損し易くなるという不具合を解消できる。
下部ガイド部40に関する上記の構造と、上部ガイド部32に関する上記の構造を組合せて使用することにより、開閉部材の開閉動作をスムーズ化し、がたつきや前後動による振動や異音の発生を防止する効果を更に高めることができる。
本発明の可動盤面部品を遊技盤に組み込むことにより構築される遊技盤ユニットは、パチンコ遊技機、その他の遊技機に適用することができる。
Claims (2)
- ベース部材に設けた上部ガイド部と下部ガイド部によって夫々上部と下部をガイドされつつ略水平方向へ移動する少なくとも一つの開閉部材と、前記下部ガイド部に沿って設けられて前記開閉部材の下部を略水平方向へ駆動する駆動機構と、を備えた可動盤面部品を有した遊技機であって、
前記上部ガイド部は、水平方向へ延びる金属板材から構成されており、該金属板材は、縦板部と、該縦板部の下端部から前方に水平に延びる庇片と、該庇片の先端縁から下方へ屈曲する垂下片とを有し、
前記金属板材の縦板部は、前記ベース部材の略垂直な基片に対して螺子により締結固定されており、該基片の下端部から水平片と垂下片が順次L字状に突設されており、
前記金属板材の庇片はその下面の一部を前記ベース部材の水平片により支持されており、前記金属板材の垂下片は前記ベース部材の垂下片との間にギャップを形成し、
前記開閉部材の上端に設けた被ガイドレールを前記ギャップ内に嵌合し、該被ガイドレールを前記金属板材の垂下片と前記ベース部材の垂下片との間で挟圧しつつスライド自在に支持し、
前記駆動機構は、前記開閉部材の下部に水平に固定されたラックギヤ部材をピニオンギヤにより駆動することにより水平方向へ進退させる構成を備え、
前記下部ガイド部は、水平方向へ延びる断面形状が非円形のガイドレールを備え、
前記ラックギヤ部材は、前記ガイドレールの外面と整合して前後方向への相対的回動を阻止されつつ軸方向へ滑動する内面形状を有した被ガイド凹所を備えており、
前記ガイドレール、或いは前記被ガイド凹所内壁の何れか一方に、断面形状が湾曲したガイド突起を設け、該ガイド突起の頂部を前記被ガイド凹所内壁、或いは前記ガイドレールと摺接させたことを特徴とする遊技機。 - 前記開閉部材の下部に形成した水平に延びる長穴内に前記ラックギヤ部材に突設した横長の突片を嵌合させた状態で、前記開閉部材と前記ラックギヤ部材とを螺子止め固定したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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