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JP5548318B2 - カプセル型医療装置及び医療システム - Google Patents
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JP5548318B2 - カプセル型医療装置及び医療システム - Google Patents

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Description

本発明は、被検体内に導入されて被検体内の情報取得等を行うカプセル型医療装置、及びカプセル型医療装置を含む医療システムに関する。
従来、内視鏡の分野においては、患者等の被検体の消化管内に導入可能な大きさに形成されたカプセル型医療装置(カプセル型内視鏡)の開発が進められている。カプセル型内視鏡は、カプセル型筐体の内部に撮像機能及び無線通信機能を備えたものであり、被検体の口から飲み込まれた後、蠕動運動等によって消化管内を移動しながら、被検体の臓器内部の画像(以下、体内画像ともいう)の画像データを順次取得し、被検体外部の受信装置に無線送信する(例えば、特許文献1参照)。受信装置において受信された画像データは画像表示装置に取り込まれ、所定の画像処理が施される。それにより、体内画像がディスプレイに静止画表示又は動画表示される。医師又は看護師等のユーザは、このようにして画像表示装置に表示された体内画像を観察して、被検体の臓器の状態を診断する。
近年では、被検体内に導入されたカプセル型内視鏡を磁力によって誘導(以下、磁気誘導という)する誘導システムが提案されている(例えば、特許文献2を参照)。一般に、このような誘導システムにおいては、カプセル型内視鏡の内部に永久磁石が設けられると共に、被検体外に電磁石等の磁界発生部を備えた誘導装置が設けられる。そして、磁界発生部が発生した磁界をカプセル型内視鏡内の永久磁石に印加し、この磁界から生じる磁気引力によってカプセル型内視鏡を所望の位置に磁気誘導する。
また、被検体内におけるカプセル型内視鏡の位置や姿勢は、例えば、カプセル型内視鏡の内部に磁界発生用のコイルを設け、このコイルに電力を供給することにより発生させた磁界を、被検体外で検出することによって検知することができる。
特開2006−75536号公報 特開2008−119253号公報
ところで、カプセル型医療装置は、通常、筐体内に内蔵された電池によって動作する。この電池から供給される電力は、上述した磁界発生用のコイルの他、被検体内を撮像する撮像素子及び被検体内を照明する照明素子を動作させると共に、撮像によって取得した画像データを無線送信するという主要な動作のために消費される。このため、磁界発生用のコイルでの消費電力を抑え、電池が供給可能な電力を効率的に使用することが望まれる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、カプセル型医療装置の位置や姿勢を被検体外で検知させる磁界を発生するための消費電力を抑制することができるカプセル型医療装置及び医療システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るカプセル型医療装置は、被検体内に導入されて使用されるカプセル型医療装置であって、電力供給部と、当該カプセル型医療装置の位置及び/又は姿勢を前記被検体外で検知させるためのカプセル検出用磁界を、前記電力供給部から電力の供給を受けて発生するカプセル検出用磁界発生部と、当該カプセル型医療装置の状態を検知する状態検知部と、前記状態検知部の検知結果に基づいて、前記電力供給部から前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
上記カプセル型医療装置は、磁性部材からなり、当該カプセル型医療装置の位置及び/又は姿勢を誘導するために該カプセル型医療装置に外部から印加される磁界である誘導磁界に応答する磁界応答部をさらに備え、前記状態検知部は、前記誘導磁界の強度、方向、及び、勾配の内の少なくとも1つを検出する誘導磁界検出部を含み、前記制御部は、前記誘導磁界検出部の検出結果に応じて前記電力供給を制御することを特徴とする。
上記カプセル型医療装置において、前記誘導磁界検出部は、前記誘導磁界の強度を検出し、前記制御部は、前記強度に応じて、前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を制御することを特徴とする。
上記カプセル型医療装置において、前記誘導磁界検出部は、前記誘導磁界の強度の変化を検出し、前記制御部は、前記強度の変化量に応じて、前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を制御することを特徴とする。
上記カプセル型医療装置において、前記誘導磁界検出部は、前記誘導磁界の勾配を検出し、前記制御部は、前記勾配に応じて、前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を制御することを特徴とする。
上記カプセル型医療装置において、前記誘導磁界検出部は、前記誘導磁界の方向を検出し、前記制御部は、前記方向と前記磁界応答部の磁化方向とのなす角度の大きさに応じて、前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を制御することを特徴とする。
上記カプセル型医療装置において、前記状態検知部は、当該カプセル型医療装置の動きを検出する動き検出部を含み、前記制御部は、前記動き検出部が検出した当該カプセル型医療装置の動きに応じて前記電力供給を制御することを特徴とする。
上記カプセル型医療装置において、前記動き検出部は、前記カプセル型医療装置の加速度に対応する物理量を検出し、前記制御部は、前記動き検出部の検出結果から判断される前記加速度が所定値以上又は以下である場合、前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を減少又は電力供給をオフさせることを特徴とする。
上記カプセル型医療装置は、磁性部材からなり、当該カプセル型医療装置を誘導するために該カプセル型医療装置に外部から印加される磁界である誘導磁界に応答する磁界応答部をさらに備え、前記状態検知部は、前記誘導磁界を検出する誘導磁界検出部と、当該カプセル型医療装置の動きを検出する動き検出部と、前記誘導磁界検出部の誘導磁界検出結果と、前記動き検出部の動き検出結果とを比較する比較判定部と、を有し、前記制御部は、前記誘導磁界検出部の誘導磁界検出結果と、前記動き検出部の動き検出結果とを比較した結果に基づいて前記電力供給を制御することを特徴とする。
上記カプセル型医療装置において、前記制御部は、前記誘導磁界の勾配の方向と当該カプセル型医療装置の移動方向とが一致していると判定した場合に、前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を減少させることを特徴とする。
上記カプセル型医療装置において、前記制御部は、前記誘導磁界の方向と、当該カプセル型医療装置の姿勢とが一致していると判定した場合に、前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を減少させることを特徴とする。
上記カプセル型医療装置において、前記状態検知部は、当該カプセル型医療装置と前記被検体との間の距離を取得する距離取得部を含み、前記制御部は、前記距離取得部が取得した前記距離に応じて前記電力供給を制御することを特徴とする。
上記カプセル型医療装置において、前記制御部は、前記距離が所定値以上又は以下である場合に、前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を減少させることを特徴とする。
上記カプセル型医療装置において、前記状態検知部は、当該カプセル型医療装置が通過中である前記被検体の臓器の種類を判別する臓器判別部を含み、前記制御部は、前記臓器判別部が判別した前記臓器の種類に応じて前記電力供給を制御することを特徴とする。
本発明に係る医療システムは、上記カプセル型医療装置と、前記被検体外に設けられる外部装置であって、前記カプセル検出用磁界発生部が発生した磁界を検出するカプセル検出用磁界検出部と、前記カプセル検出用磁界検出部の検出結果に基づいて前記カプセル型医療装置の位置及び/又は姿勢を検知する位置及び姿勢検知部と、前記電力供給部による前記電力供給を制御するための指示情報を送信する指示情報送信部と、を有する外部装置と、を備え、前記状態検知部は、前記指示情報送信部から送信された指示情報を受信し、前記制御部は、前記状態検知部が受信した前記指示情報に基づいて前記電力供給を制御することを特徴とする。
本発明によれば、カプセル型医療装置の状態の検知結果に基づいて、磁界発生部に対する電力供給部の電力供給を制御するので、カプセル型医療装置の位置や姿勢を被検体外で検出させる磁界を発生するための消費電力を抑制することが可能となる。
図1は、実施の形態1−1に係る医療システムの一構成例を示す模式図である。 図2は、図1に示すカプセル型内視鏡の内部構造の一例を示す断面模式図である。 図3は、図1に示す操作入力部の一構成例を示す斜視図である。 図4は、図3に示す操作入力部による入力操作に対応するカプセル型内視鏡の動きを示す模式図である。 図5は、図1に示す誘導装置における誘導磁界発生部及び受信部の配置を説明する模式図である。 図6は、図1に示す位置及び姿勢算出部の構成例を示すブロック図である。 図7は、表示部に表示される画面の表示例を示す模式図である。 図8は、図1に示す医療システムの動作を示すフローチャートである。 図9は、カプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作を示すフローチャートである。 図10は、カプセル検出用磁界発生部の構成例を示す模式図である。 図11は、誘導磁界検出部の構成例を示す模式図である。 図12は、変形例1−1−2におけるカプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作を示すフローチャートである。 図13は、変形例1−1−3におけるカプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作を示すフローチャートである。 図14は、変形例1−1−4におけるカプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作を示すフローチャートである。 図15は、誘導磁界の方向と永久磁石の磁化方向とのなす角の大きさに基づいて電力供給を制御する方法を説明する模式図である。 図16は、変形例1−1−6におけるカプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作を示すフローチャートである。 図17は、実施の形態1−2に係るカプセル型内視鏡の内部構造の一例を示す断面模式図である。 図18は、図17に示すカプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作を示すフローチャートである。 図19は、変形例1−2−1におけるカプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作を示すフローチャートである。 図20は、変形例1−2−2におけるカプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作を示すフローチャートである。 図21は、カプセル型内視鏡における動き検出部の動作の一例を説明する図である。 図22は、変形例1−2−5に係る医療システムの構成を示すブロック図である。 図23は、図22に示すカプセル型内視鏡の内部構造の一例を示す断面模式図である。 図24は、実施の形態1−3に係るカプセル型内視鏡の内部構造の一例を示す断面模式図である。 図25は、図24に示すカプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作を示すフローチャートである。 図26は、変形例1−3−1におけるカプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作を示すフローチャートである。 図27は、実施の形態1−4におけるカプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作を示すフローチャートである。 図28は、実施の形態1−4におけるカプセル型内視鏡の状態の検出方法を説明する模式図である。 図29は、実施の形態2−1に係る医療システムが備えるカプセル型内視鏡の内部構造の一例を示す断面模式図である。 図30は、図29に示すカプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作を示すフローチャートである。 図31は、変形例2−1−1におけるカプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作を示すフローチャートである。 図32は、変形例2−1−3における距離取得部の構成及び動作を説明する模式図である。 図33は、実施の形態2−2に係る医療システムが備えるカプセル型内視鏡の内部構造の一例を示す断面模式図である。 図34は、図33に示すカプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作を示すフローチャートである。 図35は、実施の形態3−1に係る医療システムの構成を示すブロック図である。 図36は、図35に示すカプセル型内視鏡の内部構成を示す断面模式図である。 図37は、図35に示すカプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作を示すフローチャートである。 図38は、実施の形態3−3に係る医療システムの構成を示すブロック図である。 図39は、図38に示すカプセル型内視鏡の内部構造の一例を示す断面模式図である。 図40は、変形例4におけるカプセル型内視鏡の内部構成を示す断面模式図である。 図41は、変形例4における体内画像の表示例を示す模式図である。 図42は、変形例4におけるカプセル型内視鏡の内部構成を示す断面模式図である。 図43は、変形例5におけるカプセル型内視鏡の内部構成を示す断面模式図である。 図44は、液体を導入した臓器内にカプセル型内視鏡を浮揚させた様子を示す模式図である。 図45は、変形例5におけるカプセル型内視鏡の撮像フレームレートの制御方法を説明するための模式図である。
以下に、本発明の実施の形態に係るカプセル型医療装置及び医療システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、カプセル型医療装置として、被検体内に経口にて導入され、被検体の胃に蓄えた液中を漂うカプセル型内視鏡を例示するが、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。即ち、本発明は、例えば被検体の食道から肛門にかけて管腔内を移動するカプセル型内視鏡や、肛門から等張液とともに導入されるカプセル型内視鏡、被検体内に薬剤等を配送するカプセル型医療装置など、種々のカプセル型医療装置を用いることが可能である。
また、本出願において、カプセル型医療装置を磁気誘導するための磁界のことを誘導磁界ともいう。
また、以下の説明において、各図は本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、及び位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。従って、本発明は各図で例示された形状、大きさ、及び位置関係のみに限定されるものではない。なお、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。
(実施の形態1−1)
図1は、本発明の実施の形態1−1に係る医療システムの一構成例を示す模式図である。図1に示すように、実施の形態1−1における医療システム1は、被検体の体腔内に導入されるカプセル型医療装置であって、被検体内の画像情報を取得して無線送信するカプセル型内視鏡100と、被検体の周囲に3次元的な磁界(誘導磁界)MFを発生してカプセル型内視鏡100を磁気誘導する誘導装置20とを備える。誘導装置20は、操作入力部21と、誘導装置20の各部の動作制御する制御部22と、誘導磁界MFを発生する誘導磁界発生部23と、カプセル型内視鏡100から無線送信された画像情報を受信する受信部24と、受信部24が受信した画像情報に所定の画像処理を施す画像処理部25と、記憶部26と、カプセル型内視鏡100が発生したカプセル検出用磁界(後述)を検出するカプセル検出用磁界検出部27と、検出したカプセル検出用磁界に基づいてカプセル型内視鏡100の位置及び姿勢を算出する位置及び姿勢算出部28と、表示部29とを有する。
図2は、図1に示すカプセル型内視鏡100の内部構造の一例を示す断面模式図である。図2に示すように、カプセル型内視鏡100は、被検体の臓器内部に導入し易い大きさに形成された外装であるカプセル型筐体101と、カプセル型筐体101の一方の端部に設けられ、被検体内を撮像して撮像信号を取得する撮像部110とを備える。また、カプセル型内視鏡100は、撮像部110の動作を制御すると共に、撮像部110が取得した撮像信号に対し所定の信号処理を施して被検体内の画像情報を生成する撮像制御部121と、撮像制御部121が生成した画像情報を無線送信する送信部122と、カプセル型内視鏡100の各部に電力を供給する電力供給部123と、誘導磁界MFに応答する磁界応答部としての永久磁石124と、誘導磁界MFを検出する誘導磁界検出部125と、カプセル検出用磁界発生部126と、カプセル検出用磁界制御部127とを有する。
カプセル型筐体101は、被検体の臓器内部に導入可能な大きさに形成された外装ケースであり、筒状の一端が封止された筐体(筒状筐体)102の開口端をドーム形状筐体103によって塞ぐことによって実現される。ドーム形状筐体103は、可視光等の所定波長帯域の光に対して透明なドーム形状の光学部材である。また、筒状筐体102は、可視光に対して略不透明な有色の筐体である。これらの筒状筐体102及びドーム形状筐体103によって形成されるカプセル型筐体101は、撮像制御部121、送信部122、電力供給部123、永久磁石124、誘導磁界検出部125、検出用磁界発生部126、及び検出用磁界制御部127を液密に内包する。
撮像部110は、LED等の照明部111と、集光レンズ等の光学系112と、CMOSイメージセンサ又はCCD等の撮像素子113とを有する。照明部111は、撮像素子113の撮像視野に白色光等の照明光を発光して、ドーム形状筐体103越しに撮像視野内の被検体内を照明する。光学系112は、この撮像視野からの反射光を撮像素子113の撮像面に集光して、撮像素子113の撮像面に撮像視野の被検体内の画像(以下、体内画像ともいう)を結像する。撮像素子113は、この撮像視野からの反射光を、撮像面を介して受光し、この受光した光信号を光電変換処理して、撮像視野に対応する撮像信号を取得する。
撮像制御部121は、撮像部110の動作を制御する。より詳細には、所定の撮像フレームレートで撮像素子113を動作させると共に、この撮像フレームレートと同期して、照明部111を発光させる。また、撮像制御部121は、撮像部110が取得した撮像信号に対し、A/D変換、その他所定の信号処理を施して画像データを生成する。さらに、撮像制御部121は、撮像部110からの撮像信号の強度に応じて、照明部111の適切な発光量を示す調光情報を生成し、この調光情報に基づいて照明部111を制御する。具体的には、撮像信号の強度が大きい場合(撮像対象からの反射光が強い、即ち、撮像対象との距離が近い場合)には、発光量を低減させる調光情報が生成され、撮像信号の強度が小さい場合(撮像対象からの反射光が弱い、即ち、撮像対象との距離が遠い場合)には、発光量を増加させる調光情報が生成される。なお、この調光情報は、撮像制御部121において、対応する画像データに関連付けられ、画像データの関連情報として画像データと共に無線送信される。
送信部122は、アンテナ(図示せず)を備え、撮像制御部121が生成した画像データ及び関連情報を取得して変調処理を施し、アンテナを介して外部に順次無線送信する。
電力供給部123は、ボタン型電池等又はキャパシタ等の蓄電部と磁気スイッチ等のスイッチ部とによって実現される。電力供給部123は、外部から印加された磁界によって自身のオンオフ状態を切り替え、オン状態の場合に蓄電部の電力をカプセル型内視鏡100の各部に適宜供給する。また、電力供給部123は、オフ状態の場合に、カプセル型内視鏡100の各部への電力供給を停止する。
永久磁石124は、誘導装置20が発生した誘導磁界MFに応答して、カプセル型内視鏡100の磁気誘導を可能にするためのものである。永久磁石124は、自身の磁化方向Ymがカプセル型内視鏡100の長軸Laに対して傾きを持つように、カプセル型筐体101の内部に固定配置される。なお、実施の形態1−1において、永久磁石124は、磁化方向Ymが長軸Laに対して直交するように配置されている。永久磁石124は、外部から印加された誘導磁界MFに追従して動作し、この結果、誘導装置20によるカプセル型内視鏡100の磁気誘導、即ち、カプセル型内視鏡100の所望の位置への移動が実現する。
誘導磁界検出部125は、カプセル型内視鏡100が現在置かれている状態を検知する状態検知部の一形態であり、誘導装置20が発生し、カプセル型内視鏡100に印加されている誘導磁界MFの強度、方向、及び勾配の内の少なくとも1つを検出する。実施の形態1−1において、誘導磁界検出部125は、誘導磁界MFの強度を検出する。なお、誘導磁界MFの強度は、例えば、3軸(X軸、Y軸、Z軸)方向の磁界強度を検出可能な3軸磁界センサを用いて検出することができる。
カプセル検出用磁界発生部(以下、単に検出用磁界発生部ともいう)126は、カプセル型内視鏡100の位置及び/又は姿勢を誘導装置20に検知させるためのカプセル検出用磁界を発生する。具体的には、検出用磁界発生部126は、電力供給部123から電力の供給を受けて交流磁界を発生するコイルによって実現される。
カプセル検出用磁界制御部(以下、単に検出用磁界制御部ともいう)127は、誘導磁界検出部125の検出結果に基づいて、電力供給部123が検出用磁界発生部126に供給する電力を制御することにより、検出用磁界発生部126が発生する検出用磁界の強度を変化させる。具体的には、カプセル検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126に供給される電流の強さを制御する。
次に、誘導装置20の構成を詳しく説明する。
操作入力部21は、ジョイスティック等の操作デバイスや、各種ボタン、スイッチ、キーボード等の入力デバイス、又は、マウス、タッチパネル等のポインティングデバイスによって実現され、医師等のユーザによる入力操作に応じて、各種情報を制御部22に入力する。操作入力部21から制御部22に入力される情報としては、制御部22に対する指示情報、被検体の患者情報及び検査情報、カプセル型内視鏡100を磁気で誘導するための誘導指示情報等が挙げられる。この内、被検体の患者情報は、被検体を特定する特定情報であり、例えば、被検体の患者名、患者ID、生年月日、性別、年齢等である。また、被検体の検査情報は、被検体の消化管内部にカプセル型内視鏡100を導入して消化管内部を観察する検査を特定する特定情報であり、例えば、検査ID、検査日等である。なお、これらの患者情報や検査情報は、例えば、キーボード及びマウスを用いて入力される。誘導指示情報は、被検体内においてカプセル型内視鏡100を移動させる方向や、カプセル型内視鏡100を移動させる際に付勢する力の強さや、カプセル型内視鏡100の姿勢等を指示する情報である。これらの誘導指示情報は、例えば、ジョイスティックを用いて入力される。或いは、カプセル型内視鏡100の移動を促進するために、カプセル型内視鏡100を一時的に強く付勢するモードに対応するボタンを別途設け、このボタンが押下されている間は、当該モードを示す誘導指示情報が入力され続けるようにしても良い。
図3は、操作入力部21の一構成例を示す斜視図である。操作入力部21は、例えば図3(a)に示すように、2つのジョイスティック41、42を備えた操作入力装置によって構成される。ジョイスティック41、42は、カプセル型内視鏡100を磁気誘導によって3次元的に操作するために用いられ、紙面上下方向および紙面左右方向に傾動操作可能である。
図3(a)に示すように、ジョイスティック41を矢印Y1に示す上下方向に傾動させた場合、図4の矢印Y11のようにカプセル型内視鏡100の先端が鉛直軸Azを通るように首を振るティルティング誘導に対応する誘導指示情報が制御部22に入力される。
図3(a)に示すように、ジョイスティック41を矢印Y2に示す左右方向に傾動させた場合、図4の矢印Y12のようにカプセル型内視鏡100が鉛直軸Azを中心として回転するローテーション誘導方向に対応する誘導指示情報が制御部22に入力される。
図3(a)に示すように、ジョイスティック42を矢印Y3に示す上下方向に傾動させた場合、図4の矢印Y13のようにカプセル型内視鏡100の長軸Laを水平面Hpに投影した方向に進むホリゾンタルバックワード誘導又はホリゾンタルフォワード誘導に対応する誘導指示情報が制御部22に入力される。
図3(a)に示すように、ジョイスティック42を矢印Y4に示す左右方向に傾動させた場合、図4の矢印Y14のようにカプセル型内視鏡100が水平面Hpを、長軸Laを水平面Hpに投影した方向と垂直に進むホリゾンタルライト誘導又はホリゾンタルレフト誘導に対応する誘導指示情報が制御部22に入力される。
図3(b)に示すように、ジョイスティック41の背面には、アップボタン44U、ダウンボタン44Bが設けられている。アップボタン44Uを矢印Y5に示す方向に押圧した場合、図4の矢印Y15のように、カプセル型内視鏡100を上方に誘導する誘導指示情報が制御部22に入力される。また、ダウンボタン44Bを矢印Y6に示す方向に押圧した場合、図4の矢印Y16のように、カプセル型内視鏡100を下方に誘導する誘導指示情報が制御部22に入力される。
ジョイスティック41上部には、キャプチャボタン45が設けられている。キャプチャボタン45が押圧された場合、表示部29に表示されている体内画像をキャプチャする指示情報が制御部22に入力させる。また、ジョイスティック42の上部には、アプローチボタン46が設けられている。アプローチボタン46が押圧された場合、撮像対象(消化管の内壁等)に対して撮像部110側を接近させるようにカプセル型内視鏡100を誘導する誘導指示情報が制御部22に入力される。
制御部22は、操作入力部21から入力された各種情報に基づいて誘導装置20の各部を制御する。具体的には、制御部22は、操作入力部21から入力された誘導指示情報と、位置及び姿勢算出部28が算出したカプセル型内視鏡100の位置及び姿勢情報とに基づいて、カプセル型内視鏡100をユーザ所望の位置及び姿勢に誘導するための誘導磁界MFを発生するよう誘導磁界発生部23を制御する。
誘導磁界発生部23は、例えば複数のコイル等を用いて実現される。これらの複数のコイルに対し、図示しない電力供給部から電力を供給することにより、各コイルから発生する磁界が合成されて、3次元的な誘導磁界MFが生成される。この誘導磁界MFの強度や方向や勾配は、制御部22の制御の下で各コイルに供給する電力を調節することにより、適宜変更することができる。図5に示すように、誘導磁界発生部23は、例えば、被検体1aの検査対象領域(例えば腹部)の上方に配置される。なお、誘導磁界発生部23を複数の永久磁石で構成することも可能であり、この場合、必要な永久磁石のみを被検体に接近させるような制御が行われる。
受信部24は、例えば図5に示すように、被検体1aの体表に貼り付けられる複数のアンテナ24aを含み、これら複数のアンテナ24aを介してカプセル型内視鏡100から無線送信された画像情報を受信する。より詳細には、受信部24は、複数のアンテナ24aの中から最も受信強度の高いアンテナを選択し、選択したアンテナを介して受信した無線信号に対して復調処理等を行うことにより、被検体1aの体内画像に対応する画像データを抽出する。
画像処理部25は、受信部24が受信した画像データに対して、ホワイトバランス処理、デモザイキング、ガンマ変換等、平滑化(ノイズ除去等)等の所定の画像処理を施すことにより、表示用の画像データを生成する。
記憶部26は、フラッシュメモリ又はハードディスク等の書き換え可能に情報を保存する記憶メディアを用いて実現される。記憶部26は、カプセル型内視鏡100によって撮像された被検体1aの体内画像の画像データの他、制御部22が誘導装置20の各部を制御するための各種プログラムや各種パラメータといった情報を記憶する。
カプセル検出用磁界検出部27は、例えば図5に示すように、被検体1aが載置されるベッド1b内に配置される複数のコイルによって実現される。これらの各コイルは、カプセル型内視鏡100の検出用磁界発生部126が発生したカプセル検出用磁界(交流磁界)を検出する。
位置及び姿勢算出部28は、カプセル検出用磁界検出部27の各コイルが検出した交流磁界から、カプセル型内視鏡100の位置及び姿勢を算出する。
図6は、位置及び姿勢算出部28の構成例を示すブロック図である。図6に示すように、位置及び姿勢算出部28は、カプセル検出用磁界検出部27からの出力信号(各コイルが検出した交流磁界の検出信号)に対して所定のフィルタ処理を施してノイズを除去するフィルタ28aと、増幅器28bと、交流磁界の検出信号にA/D変換処理を施して検出データを生成するA/D変換部(A/D)28cと、検出データに高速フーリエ変換(FFT処理を施すFFT演算部(FFT)28dと、FFT処理を施された検出データに基づいてカプセル型内視鏡100の位置及び姿勢情報を取得する演算を行う位置及び姿勢情報演算部28eとを含む。
表示部29は、液晶や有機ELといった各種ディスプレイを含み、被検体1aの体内画像をリアルタイムで画面表示すると共に、操作入力部21から入力された誘導指示情報その他各種情報を画面表示する。
図7は、表示部29に表示される画面Mの表示例を示す模式図である。このメニュー画面Mには、左上方の領域M1に被検体1aの患者名、患者ID、生年月日、性別、年齢等の各被検体情報が表示され、中央の領域M2には、撮像部110が撮像した生体画像Sg1が表示される。また、領域M2の下方の領域M3には、キャプチャボタン45の押圧操作によってキャプチャされた各画像が、キャプチャ時間とともに縮小表示され、左側の領域M4にカプセル型内視鏡100の姿勢図として鉛直面における姿勢図Sg3、水平面における姿勢図Sg4が表示される。各姿勢図Sg3、Sg4に表示されるカプセル型内視鏡100の姿勢は、操作入力部21の誘導指示情報に対応する姿勢を示している。実施の形態1においては、操作入力部21からの入力量が誘導する力に反映されるため、表示されるカプセル型内視鏡100の姿勢は、実際のカプセル型内視鏡100の姿勢とほぼ同じものと考えることができ、ユーザによる操作性も向上する。なお、この姿勢図Sg3、Sg4には、カプセル型内視鏡100を誘導可能である方向が矢印で示され、いずれかの誘導方向の操作入力があった場合には、入力された方向に対応する矢印の表示色を変えることにより、操作者による操作性を向上させても良い。
次に、カプセル型内視鏡100の動作について説明する。図8は、医療システム1の動作を示すフローチャートである。
ステップS11においてカプセル型内視鏡100の電源がオンされると、ステップS12において、撮像部110は撮像を開始する。また、ステップS13において、検出用磁界発生部126はカプセル検出用磁界の発生を開始する。なお、これらのステップS12、S13の動作は上記順序に限定されず、適宜入れ替わっても良いし、同時に実行されても良い。
続くステップS14において、検出用磁界制御部127は、カプセル型内視鏡100が現在置かれている状態を検知し、この検知結果に応じて、カプセル検出用磁界の制御を行う。
図9は、ステップS14の動作を詳細に示すフローチャートである。実施の形態1においては、カプセル型内視鏡100の状態として、カプセル型内視鏡100に印加されている誘導磁界MFの強度を検知する。
まず、ステップS100において、誘導磁界検出部125は誘導装置20が発生する誘導磁界MFの検出を開始する。
続くステップS101において、検出用磁界制御部127は、誘導磁界検出部125の出力信号から、誘導磁界MFが検出されたか否かを判断する。誘導磁界MFが検出されない場合(ステップS101:No)、即ち、誘導装置20がカプセル型内視鏡100の誘導を行っていない場合、検出用磁界制御部127は検出用磁界発生部126への電力供給をオフにする(ステップS102)。これは、誘導装置20がカプセル型内視鏡100の誘導を行わない場合には、カプセル型内視鏡100の位置や姿勢を取得する必要がないため、カプセル検出用磁界を発生する必要もないからである。なお、この際、検出用磁界発生部126への電力供給を完全にオフにするのではなく、電力供給を減少させることとしても良い。この場合、誘導装置20においては、単なる参考情報としての(即ち、精度があまり高くない)カプセル型内視鏡100の位置及び姿勢情報を取得することができる。この後、カプセル型内視鏡100の動作はメインルーチンに戻る。
一方、誘導磁界MFが検出された場合(ステップS101:Yes)、検出用磁界制御部127は、誘導磁界検出部125の出力信号から、誘導磁界MFの強度変化があったか否かを判断する(ステップS103)。誘導磁界MFの強度変化があった場合(ステップS103:Yes)、誘導磁界検出部125は誘導磁界MFの強度の増加量が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS104)。
誘導磁界MFの強度の増加量が所定値以上である場合(ステップS104:Yes)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる(ステップS105)。具体的には、検出用磁界発生部126を流れる電流を強くする。それにより、カプセル検出用磁界の強度を大きくする。
ここで、誘導磁界MFの強度が急激に大きく増加したということは、誘導装置20側で、カプセル型内視鏡100を強制的に移動させるため、カプセル型内視鏡100を一時的に強く付勢するモードがオンされたものと判断することができる。なお、このようなケースは、例えば、被検体1a内の臓器の内壁の襞や管腔内の残渣に拘束された場合に発生する。この場合、誘導磁界MFの強度の増加に起因して、カプセル型内視鏡100が発生したカプセル検出用磁界の検出信号のSN比が悪化するおそれがある。また、カプセル型内視鏡100が高速に移動するため、カプセル型内視鏡100の検出位置精度を向上させる必要性も高い。そこで、カプセル型内視鏡100において、カプセル検出用磁界の強度を強めることにより、誘導装置20における検出信号のSN比の悪化を抑制することができる。その結果、誘導装置20は、カプセル型内視鏡100の位置及び姿勢を高精度に検出できるようになり、カプセル型内視鏡100の位置及び姿勢を誘導する誘導磁界MFを、カプセル型内視鏡100の近傍に、より正確且つ効率的に発生させることが可能となる。なお、検出用磁界発生部126への電力供給が既に増加された状態であるときには、ステップS105において、電力供給のレベルを維持するだけで良い。この後、カプセル型内視鏡100の動作はメインルーチンに戻る。
ステップS104において、誘導磁界MFの強度の増加量が所定値よりも小さい場合(ステップS104:No)、検出用磁界制御部127は、誘導磁界検出部125の出力信号から、誘導磁界MFの強度の減少量が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS106)。
誘導磁界MFの強度の減少量が所定値以上である場合(ステップS106:Yes)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させる(ステップS107)。具体的には、検出用磁界発生部126を流れる電流を弱くする。それにより、カプセル検出用磁界の強度を減少させる。
ここで、誘導磁界MFの強度が急激に大きく減少したということは、誘導装置20側で、カプセル型内視鏡100を一時的に強く付勢するモードがオフされたものと判断することができる。この場合、誘導装置20におけるカプセル型内視鏡100の位置や姿勢の検出精度をそれほど高くする必要はない。従って、カプセル検出用磁界の発生強度を弱めることにより、カプセル型内視鏡100における消費電力を抑制することができる。この後、カプセル型内視鏡100の動作はメインルーチンに戻る。
一方、ステップS103において誘導磁界MFの強度変化がない場合(ステップS103:No)、又はステップS106において誘導磁界MFの強度の減少量が所定値よりも小さい場合(ステップS106:No)、カプセル型内視鏡100の動作はメインルーチンに戻る。
図8のステップS15において、カプセル型内視鏡100は、被検体内の撮像を終了するか否かを判定する。例えば、カプセル型内視鏡100の電源がオンされてから所定時間が経過したり、電力供給部123の蓄電量が所定値以下となった場合に、被検体内の撮像を終了するものと判定される。この場合(ステップS15:Yes)、医療システム1の動作はステップS16に移行する。一方、被検体内の撮像を終了しない場合(ステップS15:No)、医療システム1の動作はステップS14に戻る。
ステップS16において、誘導装置20の記憶部26に蓄積された画像データは、ケーブル等を介して接続されるワークステーション等の診断用画像表示装置に転送され、更なる画像処理が施されてユーザによる読影診断に供される。なお、誘導装置20の記憶部26を携帯可能な記録媒体を用いて構成し、この記録媒体を診断用画像表示装置に備えられた読取装置にセットすることにより、画像データを転送しても良い。
以上説明したように、実施の形態1−1によれば、カプセル型内視鏡100に印加されている誘導磁界MFの強度に基づいて検出用磁界発生部126への電力供給を制御するので、カプセル型内視鏡100の検出の必要性に応じてカプセル検出用磁界を発生させつつ、カプセル型内視鏡100における消費電力を抑制することが可能となる。
なお、上記ステップS105においては、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させることとしたが、それまでに検出用磁界発生部126への電力供給がオフされていた場合には、これをオンすることとしても良い。また、上記ステップS107においては、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させることとしたが、電力供給をオフすることとしても良い。
(変形例1−1−1)
次に、実施の形態1−1の変形例1−1−1について説明する。
上記実施の形態1−1においては、検出用磁界発生部126への電力供給の増加又は減少を、検出用磁界発生部126を流れる電流を調節することによって制御した。しかしながら、検出用磁界発生部126への電力供給をトータルで増加又は減少させることができれば、それ以外の方法を用いても良い。例えば、電力供給部123から検出用磁界発生部126に電力を間欠的(パルス的)に供給する場合において、電力の供給間隔(パルス間隔)を、電力供給を増加させる場合には狭くし(即ち、頻度を上げ)、電力供給を減少させる場合には広く(即ち、頻度を下げる)しても良い。
或いは、電力供給の増減に応じて、検出用磁界を発生させるコイルを変更することとしても良い。例えば、図10に示すように、検出用磁界発生部126を、互いにインピーダンスが異なる複数のコイルC1〜C3と、切替部SWとによって構成する。切替部SWは、検出用磁界制御部127の制御に従って、電力供給部123の電力供給先となるコイルを、コイルC1〜C3の内から選択する。具体的には、電力供給を増加させる場合には、インピーダンスの大きなコイルを選択し、電力供給を減少させる場合には、インピーンダンスの小さなコイルを選択する。
(変形例1−1−2)
次に、実施の形態1−1の変形例1−1−2について説明する。
カプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作(ステップS14)においては、誘導磁界MFの強度以外の特性に基づいて、検出用磁界発生部126への電力供給を制御しても良い。
例えば、誘導装置20の誘導磁界発生部23が、誘導磁界MFとして勾配磁界を発生する場合、カプセル型内視鏡100において、誘導磁界検出部125に誘導磁界MFの勾配磁界の変化を検出させ、この誘導磁界MFの勾配変化に基づいて、検出用磁界制御部127に検出用磁界発生部126への電力供給を制御させても良い。
この場合、誘導磁界検出部125は、例えば図11に示すように、各々が3軸(X軸、Y軸、Z軸)方向の磁界強度を検出可能な4つの3軸磁界センサA0、A1、A2、A3を、3軸方向に配置することによって実現することができる。
図12は、変形例1−1−2におけるカプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作(ステップS14)を示すフローチャートである。
まず、ステップS110において、誘導磁界検出部125は、誘導磁界MF(勾配磁界)の検出を開始する。
続くステップS111において、検出用磁界制御部127は、誘導磁界検出部125の出力信号から、勾配磁界に変化があったか否かを判断する。勾配磁界に変化があった場合(ステップS111:Yes)、カプセル型内視鏡100の動作はステップS12に移行する。一方、勾配磁界に変化がない場合(ステップS111:No)、カプセル型内視鏡100の動作はメインルーチンに戻る。
ステップS112において、検出用磁界制御部127は、勾配磁界の上昇量が所定値以上であるか否かを判定する。勾配磁界の上昇量が所定値以上である場合(ステップS112:Yes)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させる(ステップS113)。それにより、カプセル検出用磁界の強度を弱くする。
ここで、勾配磁界の上昇量が所定値以上であるということは、誘導装置20側で、勾配磁気によるカプセル型内視鏡100の誘導を確実に実行できており、誘導装置20にカプセル型内視鏡100の位置や姿勢を改めて高精度に検出する必要はないと判断することができる。従って、この場合、検出用磁界の発生強度を弱くして、カプセル型内視鏡100における消費電力を抑制することができる。この後、カプセル型内視鏡100の動作はメインルーチンに戻る。
一方、勾配磁界の上昇量が所定値より小さい場合(ステップS112:No)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる(ステップS114)。それにより、カプセル検出用磁界の強度を強くする。
ここで、勾配磁界の上昇量が所定値よりも小さいということは、誘導装置20側で、カプセル型内視鏡100を静止させた状態で被検体内を観察する操作がなされたと判断される。この場合、カプセル検出用磁界の強度を強くして、誘導装置20におけるカプセル型内視鏡100の位置及び姿勢の検出精度を向上させる。それにより、誘導装置20は、カプセル型内視鏡100をユーザ所望の位置に確実に静止させておくための誘導磁界MFを、カプセル型内視鏡100近傍に生成することができる。なお、検出用磁界発生部126への電力供給が既に増加された状態であるときには、ステップS114において、電力供給のレベルを維持するだけで良い。この後、カプセル型内視鏡100の動作はメインルーチンに戻る。
(変形例1−1−3)
次に、実施の形態1−1の変形例1−1−3について説明する。
図13は、変形例1−1−3におけるカプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作(ステップS14)を示すフローチャートである。カプセル型内視鏡100の状態として勾配磁界の変化を検出する場合、変形例1−1−2とは反対の制御を行っても良い。
具体的には、ステップS112における判定の結果、勾配磁界の上昇量が所定値以上である場合(ステップS112:Yes)、ステップS114において、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる。それにより、カプセル検出用磁界の強度を強くする。
ここで、勾配磁界の上昇量が所定値よりも大きいということは、誘導装置20側において、カプセル型内視鏡100を強制的に移動させる制御を行っているものと判断される。この場合、カプセル検出用磁界の強度を強めることにより、誘導装置20において、カプセル型内視鏡100の位置及び姿勢の検出精度を向上させることができる。その結果、カプセル型内視鏡100の位置及び姿勢を誘導する誘導磁界MF(勾配磁界)を、カプセル型内視鏡100の近傍に、より確実且つ効率的に発生させることが可能となる。なお、検出用磁界発生部126への電力供給が既に増加された状態であるときには、ステップS114において、電力供給のレベルを維持するだけで良い。
一方、ステップS112における判定の結果、勾配磁界の上昇量が所定値よりも小さい場合(ステップS112:No)、ステップS113において、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させる。それにより、検出用磁界の強度を弱くする。
ここで、勾配磁界の上昇量が所定値よりも小さい、即ち、通常の磁気勾配がカプセル型内視鏡100に印加されているということは、誘導装置20側で、ユーザの意図通りカプセル型内視鏡100を誘導できているものと判断される。この場合、誘導装置20にカプセル型内視鏡100の位置及び姿勢をあまり高精度に検出させる必要はないので、検出用磁界の発生強度を弱くして、カプセル型内視鏡100における消費電力を抑制することができる。
(変形例1−1−4)
次に、実施の形態1−1の変形例1−1−4について説明する。
カプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作(ステップS14)において勾配磁界の変化を検出する場合、勾配磁界の上昇量を段階的に判別して、検出用磁界発生部126への電力供給を制御しても良い。
図14は、変形例1−1−4におけるカプセル型内視鏡100のステップS14における動作を示すフローチャートである。
具体的には、まず、ステップS120において、誘導磁界検出部125は、誘導磁界MF(勾配磁界)の検出を開始する。
続くステップS121において、検出用磁界制御部127は、誘導磁界検出部125の出力信号から、勾配磁界に変化があったか否かを判断する。勾配磁界に変化があった場合(ステップS121:Yes)、カプセル型内視鏡100の動作はステップS122に移行する。一方、勾配磁界に変化がない場合(ステップS121:No)、カプセル型内視鏡100の動作はメインルーチンに戻る。
ステップS122において、検出用磁界制御部127は、勾配磁界の上昇量が予め定められた第1の値より大きいか否かを判定する。勾配磁界の上昇量が第1の値以下である場合(ステップS122:No)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる(ステップS123)。それにより、カプセル検出用磁界の強度を強くする。
ここで、このような場合、誘導装置20側においては、カプセル型内視鏡100を静止させた状態で被検体内を観察する操作を行っているものと判断される。このため、検出用磁界の強度を強くして、誘導装置20におけるカプセル型内視鏡100の位置及び姿勢の検出精度を向上させる。それにより、誘導装置20は、カプセル型内視鏡100をユーザ所望の位置に確実に静止させておく誘導磁界MFを発生することができる。この後、カプセル型内視鏡100の動作はメインルーチンに戻る。
一方、勾配磁界の上昇量が第1の値より大きい場合(ステップS122:Yes)、検出用磁界制御部127は、勾配磁界の上昇量が予め定められた第2の値(第1の値<第2の値)より小さいか否かを判別する(ステップS124)。
勾配磁界の上昇量が第2の値以上である場合(ステップS124:No)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる(ステップS123)。それにより、カプセル検出用磁界の強度を強くする。
ここで、このような場合、誘導装置20側において、カプセル型内視鏡100を強制的に移動させる操作を行っているものと判断される。このため、検出用磁界の強度を強くして、誘導装置20におけるカプセル型内視鏡100の位置及び姿勢の検出精度を向上させる。それにより、当該カプセル型内視鏡100の位置及び姿勢を誘導する誘導磁界MF(勾配磁界)を、カプセル型内視鏡100の近傍により確実且つ効率的に発生させることができる。なお、既に検出用磁界発生部126への電力供給が増加された状態であるときには、ステップS123において、電力供給のレベルを維持するだけで良い。
勾配磁界の上昇量が第2の値より小さい場合(ステップS124:Yes)、即ち、勾配磁界の上昇量が第1の値と第2の値との間である場合、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させる(ステップS125)。それにより、カプセル検出用磁界の強度を弱くする。これは、誘導装置20側でユーザの意図通りカプセル型内視鏡100を誘導できており、誘導装置20にカプセル型内視鏡100の位置及び姿勢をあまり高精度に検出させる必要がないと判断されるからである。この場合、検出用磁界の発生強度を弱くして、カプセル型内視鏡100における消費電力を抑制することができる。この後、カプセル型内視鏡100の動作はメインルーチンに戻る。
なお、変形例1−1−4においては、勾配磁界の上昇量を第1及び第2の値を基準に判別し、この判別結果に従って検出用磁界発生部126への電力供給の増減を制御したが、勾配磁界の上昇量の判別に使用する基準値をさらに細かく設定しても良い。この場合、基準値の設定に応じて、検出用磁界発生部126への電力供給の増加又は減少の度合いを段階的に決定しても良い。或いは、勾配磁界の上昇量に応じて、検出用磁界発生部126への電力供給を、傾斜的に増加又は減少させることとしても良い。
(変形例1−1−5)
次に、実施の形態1−1の変形例1−1−5について説明する。
図2に示す誘導磁界検出部125を3軸磁界センサを用いて構成する場合、カプセル型内視鏡100を強い力で誘導したい方向に2つの3軸磁界センサを並べても良い。例えば、2つの3軸磁界センサを長軸Laと平行に配置すると、これらの3軸磁界センサにより、カプセル型内視鏡100を長軸La方向に誘導する誘導磁界MFを検出することができる。この場合、長軸La方向における誘導操作がなされたときに、検出用磁界発生部126への電力供給の増加/減少(又はオン/オフ)の判断がなされる。
(変形例1−1−6)
次に、実施の形態1−1の変形例1−1−6について説明する。
カプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作(ステップS14)においては、カプセル型内視鏡100に対する誘導磁界MFの方向に基づいて、検出用磁界発生部126への電力供給を制御しても良い。例えば、図15に示すように、誘導磁界MFの方向Yμと永久磁石124の磁化方向Ymとのなす角θの大きさに基づいて電力供給を制御する。なお、この場合、誘導磁界検出部125は、3軸方向に配置された4つの3軸磁界センサ(図11参照)によって構成すると良い。
図16は、変形例1−1−6におけるカプセル型内視鏡100のステップS14における動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS130において、誘導磁界検出部125は、誘導磁界MFの検出を開始する。
続くステップS131において、検出用磁界制御部127は、誘導磁界検出部125の出力信号から誘導磁界MFの方向Yμを取得し、この方向Yμと永久磁石124の磁化方向Ymとのなす角θを算出する。
算出した角θが所定の閾値(所定値)以下である場合(ステップS132:Yes)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させる(ステップS133)。それにより、カプセル検出用磁界の強度を弱くする。ここで、角θが所定値以下である場合、誘導装置20の誘導操作通りにカプセル型内視鏡100を誘導できているため、誘導装置20側でカプセル型内視鏡100の位置及び姿勢を高精度に検出する必要はないと判断される。この場合、カプセル検出用磁界の強度を弱めることにより、カプセル型内視鏡100における消費電力を抑制することができる。この後、カプセル型内視鏡100の動作はメインルーチンに戻る。
一方、算出した角θが所定値よりも大きい場合(ステップS132:No)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる(ステップS134)。それにより、カプセル検出用磁界の強度を強くする。ここで、角θが所定値より大きい場合、永久磁石124の磁化方向Ymを誘導磁界MFの方向Yμに揃えるため、誘導磁界MFの強度を強くする必要がある。しかしながら、誘導装置20においては、誘導磁界MFの強度の増加に起因して、カプセル検出用磁界の検出信号のSN比が悪化するおそれがある。そこで、カプセル型内視鏡100が発生するカプセル検出用磁界の強度を強めることにより、誘導装置20における検出信号のSN比の悪化を抑制することができる。その結果、誘導装置20はカプセル型内視鏡100の位置及び姿勢を正確に把握できるようになり、誘導磁界MFをカプセル型内視鏡100の近傍に、より正確且つ効率的に発生させることが可能となる。なお、既に検出用磁界発生部126への電力供給が増加された状態であるときには、ステップS134において、電力供給のレベルを維持するだけで良い。
(実施の形態1−2)
次に、本発明の実施の形態1−2について説明する。
図17は、実施の形態1−2に係るカプセル型内視鏡の内部構造の一例を示す断面模式図である。
図17に示すように、カプセル型内視鏡130は、カプセル型内視鏡130の状況を検知する状況検知部として、図2に示す誘導磁界検出部125の代わりに、カプセル型内視鏡130の動きを検出する動き検出部131を有する。実施の形態1−2において、動き検出部131は、カプセル型内視鏡130の加速度を検出する加速度センサによって実現される。なお、カプセル型内視鏡130の動き検出部131以外の構成については、図2に示すものと同様である。
次に、カプセル型内視鏡130の動作について説明する。カプセル型内視鏡130全体の動作は図8に示すものと同様であり、カプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作(ステップS14)の内容が実施の形態1−1とは異なる。
図18は、カプセル型内視鏡130のステップS14における動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS140において、動き検出部131は、カプセル型内視鏡130の加速度の検出を開始する。ステップS141において、動き検出部131が加速度を検出すると(ステップS141:Yes)、検出用磁界制御部127は、検出された加速度が所定の閾値(所定値)以上であるか否かを判定する(ステップS142)。
動き検出部131が加速度を検出しない場合(ステップS141:No)、又は、検出された加速度が所定値よりも小さい場合(ステップS142:No)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させ(ステップS143)、カプセル検出用磁界の強度を強くする。或いは、検出用磁界発生部126への電力供給がオフされていた場合には、これをオンする。
ここで、カプセル型内視鏡130の動きが少ない(又は動きがない)ということは、誘導装置20側で、カプセル型内視鏡130を静止させた状態で被検体内を観察する操作がなされたと判断される。この場合、カプセル検出用磁界の強度を強めることにより、誘導装置20におけるカプセル型内視鏡130の位置及び姿勢の検出精度を向上させる。それにより、誘導装置20に、カプセル型内視鏡130をユーザ所望の位置に静止させるための誘導磁界MFを発生させることができる。なお、検出用磁界発生部126への電力供給が既に増加された状態であるときには、ステップS143において、電力供給のレベルを維持するだけで良い。この後、カプセル型内視鏡130の動作はメインルーチンに戻る。
一方、検出された加速度が所定値以上である場合(ステップS142:Yes)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させ(ステップS144)、検出用磁界の強度を弱くする。或いは、検出用磁界発生部126への電力供給をオフしても良い。ここで、加速度が所定値以上であるということは、カプセル型内視鏡130が誘導装置20による誘導操作通りに移動しているものと判断される。この場合、誘導装置20は、カプセル型内視鏡130の位置及び姿勢を高精度に検出する必要がないため、検出用磁界の強度を弱く(又はオフ)することにより、カプセル型内視鏡130の消費電力を抑制することができる。この後、カプセル型内視鏡130の動作はメインルーチンに戻る。
また、上記カプセル型内視鏡130においても、検出用磁界発生部126への電力供給の調節は、検出用磁界発生部126を流れる電流を調節する他、変形例1−1−1と同様に、電力の供給間隔を調節したり、インピーダンスの異なる複数のコイルの内から電力の供給先のコイルを選択するなどして実行しても良い。
(変形例1−2−1)
次に、実施の形態1−2の変形例1−2−1について説明する。
カプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作(ステップS14)においては、実施の形態1−2とは反対の制御を行っても良い。図19は、変形例1−2−1におけるカプセル型内視鏡130のステップS14における動作を示すフローチャートである。
具体的には、ステップS142の判定の結果、検出された加速度が所定値以上である場合(ステップS142:Yes)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させ(ステップS143)、検出用磁界の強度を強くする。一方、ステップS141及びS142の判定の結果、加速度が検出されなかった場合(ステップS141:No)、又は、検出された加速度が所定値よりも小さい場合(ステップS142:No)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させ(ステップS144)、検出用磁界の強度を弱くする。このように、カプセル型内視鏡130の動きが大きい場合のみ、検出用磁界の強度を強くして誘導装置20におけるカプセル型内視鏡130の検出精度を向上させ、それ以外のときには、検出用磁界の強度を抑えることにより、カプセル型内視鏡130における消費電力を抑制しても良い。なお、検出用磁界発生部126への電力供給が既に増加された状態であるときには、ステップS143において、電力供給のレベルを維持するだけで良い。
(変形例1−2−2)
次に、実施の形態1−2の変形例1−2−2について説明する。
カプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作(ステップS14)において、カプセル型内視鏡130の動きに基づいて検出用磁界の強度を変化させる場合、動きの量を段階的に判別して、検出用磁界発生部126への電力供給を制御しても良い。
図20は、変形例1−2−2におけるカプセル型内視鏡130のステップS14における動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS140において、動き検出部131は、カプセル型内視鏡130の加速度の検出を開始する。ステップS141において、動き検出部131が加速度を検出すると(ステップS141:Yes)、カプセル型内視鏡130の動作はステップS145に移行する。一方、動き検出部131が加速度を検出しない場合(ステップS141:No)、カプセル型内視鏡130の動作はメインルーチンに戻る。
ステップS145において、検出用磁界制御部127は、検出された加速度が予め定められた第1の値より大きいか否かを判定する。加速度が第1の値以下である場合(ステップS145:No)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させ(ステップS146)、カプセル検出用磁界の強度を強くする。これは、誘導装置20側において、カプセル型内視鏡130を静止させた状態で被検体内を観察する操作を行っているものと判断されるので、誘導装置20におけるカプセル型内視鏡130の位置及び姿勢の検出精度を向上させるためである。なお、検出用磁界発生部126への電力供給が既に増加された状態であるときには、ステップS146において、電力供給のレベルを維持するだけで良い。この後、カプセル型内視鏡130の動作はメインルーチンに戻る。
一方、加速度が第1の値より大きい場合(ステップS145:Yes)、検出用磁界制御部127は、加速度が予め定められた第2の値(第1の値<第2の値)より小さいか否かを判別する(ステップS147)。
加速度が第2の値以上である場合(ステップS147:No)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させ(ステップS146)、カプセル検出用磁界の強度を強くする。これは、誘導装置20側において、カプセル型内視鏡130を強制的に移動させる操作を行っているものと判断されるので、誘導装置20におけるカプセル型内視鏡130の位置及び姿勢の検出精度を向上させるためである。なお、検出用磁界発生部126への電力供給が既に増加された状態であるときには、ステップS146において、電力供給のレベルを維持するだけで良い。
加速度が第2の値より小さい場合(ステップS147:Yes)、即ち、加速度が第1の値と第2の値との間である場合、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させる(ステップS148)。これは、誘導装置20側でユーザの意図通りカプセル型内視鏡130を誘導できており、誘導装置20にカプセル型内視鏡130の位置や姿勢をあまり高精度に検出させる必要はないと判断されるからである。この場合、検出用磁界の発生強度を弱めることにより、カプセル型内視鏡130における消費電力を抑制することができる。この後、カプセル型内視鏡130の動作はメインルーチンに戻る。
(変形例1−2−3)
次に、実施の形態1−2の変形例1−2−3について説明する。
カプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作(ステップS14)において、カプセル型内視鏡130の動きに基づいて検出用磁界の強度を変化させる場合、動きの量が所定値より小さい場合に、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させるものとしても良い。ここで、カプセル型内視鏡130の動きの量が少ないということは、カプセル型内視鏡130が腸壁の襞や管腔内の残渣に拘束されていると判断することができる。このような場合、誘導装置20側で誘導磁界MFの強度を強くし、カプセル型内視鏡130に印加して、カプセル型内視鏡130を動かす必要がある。一方で、誘導磁界MFの強度を強くすると、誘導装置20側で検出用磁界の検出信号のSN比が悪化し、カプセル型内視鏡130の検出精度が低下するおそれがある。
そこで、カプセル型内視鏡130の動きの量が少ない場合に、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させて検出用磁界の強度を強めることにより、検出用磁界の検出信号のSN比の悪化を抑制し、誘導装置20の誘導操作によりカプセル型内視鏡130を確実に移動させることができるようにする。なお、カプセル型内視鏡130の動きが所定値以上になった際には、検出用磁界発生部126への電力供給を元の値(低レベルの値)に戻すと良い。
(変形例1−2−4)
次に、実施の形態1−2の変形例1−2−4について説明する。
上述した実施の形態1−2においては、加速度センサを用いてカプセル型内視鏡130の加速度を検出したが、加速度に対応する物理量を検出できれば、加速度センサ以外を用いても良い。また、加速度以外であっても、カプセル型内視鏡130の動きを検出できれば、どのような構成で動き検出部131を実現しても良い。なお、電力供給の制御方法については、実施の形態1−2及びその変形例1−2−1において説明したものと同様である。
例えば、動き検出部131として重力センサを設けても良い。この場合、検出用磁界制御部127は、重力センサの出力変化から、カプセル型内視鏡130の姿勢変化の有無や速度を検知することができる。
また、動き検出部131として角速度センサ(ジャイロ)を設けても良い。この場合、検出用磁界制御部127は、角速度センサの出力変化から、カプセル型内視鏡130の姿勢変化の有無や速度を検知することができる。
また、動き検出部131として水圧センサを設けても良い。この場合、検出用磁界制御部127は、水圧センサの検出値(水圧)の変化から、カプセル型内視鏡130の鉛直方向における動きの有無や速度を算出することができる。
また、動き検出部131として、超音波を発生すると共に、被検体から反射された超音波(反射波)を検出する超音波センサを設けても良い。この場合、検出用磁界制御部127は、検出した超音波の位相の変化や周波数の変化から、カプセル型内視鏡130の移動方向や移動速度を算出することができる。
また、図21のカプセル型内視鏡130−2に示すように、撮像部110によって撮像され、撮像制御部121において所定の信号処理が施された画像データを動き検出部131に入力し、撮像部110が順次取得した画像情報に基づいて、カプセル型内視鏡130−2の動きを検知しても良い。この場合、動き検出部131は、順次撮像された2つの体内画像に対応する画像データ間の差分(例えば、差分画像を閾値処理した2値画像の画素数等)を算出する。検出用磁界制御部127は、この差分が所定量以上である場合に、カプセル型内視鏡130−2に動きがあったと判断して、検出用磁界発生部126への電力供給の制御を行う。
また、各フレームの画像データと関連付けられた調光情報を動き検出部131に入力し、各画像が撮像された際の調光情報に基づいてカプセル型内視鏡130−2の動きを検知しても良い。この場合、動き検出部131は、順次入力された調光情報の変化(例えば、発光強度の差分)を算出する。検出用磁界制御部127は、この変化が所定量以上である場合に、カプセル型内視鏡130−2に動きがあったと判断して、検出用磁界発生部126への電力供給の制御を行う。
(変形例1−2−5)
次に、実施の形態1−2の変形例1−2−5について説明する。
カプセル型内視鏡の動きは、カプセル型内視鏡を含む空間に形成された勾配場を利用して検出しても良い。
図22は、変形例1−2−5に係る医療システムの構成を示すブロック図である。図22に示すように、変形例1−2−5に係る医療システム1−2は、図1に示す誘導装置20に対して勾配場発生部20aを更に有する誘導装置20−2と、カプセル型内視鏡140とを備える。
勾配場発生部20aは、被検体外から、カプセル型内視鏡140を含む空間に、経時的に変化しない勾配場を発生する。勾配場発生部20aは、例えば、電圧を印加することにより超音波を発生する振動子や、静磁界を発生させるためのコイル及び直流電源や、交流磁界を発生させるためのコイル及び交流電源や、電界を形成するためのアンテナ等によって実現される。なお、勾配場として交流磁界を発生する場合には、検出用磁界発生部126が発生するカプセル検出用磁界と周波数を異ならせると良い。
図23は、カプセル型内視鏡140の内部構造の一例を示す断面模式図である。カプセル型内視鏡140は、自身の状態としての動きを検知する動き検知部として、勾配場検出部141を有する。勾配場検出部141は、具体的には、勾配場発生部20aの構成に対応して、超音波を受信して電気信号を発生する振動子、磁界を検出して電気信号を発生するコイル、電界を検出して検出信号を出力するアンテナ等によって構成される。
検出用磁界制御部127は、勾配場検出部141から出力された信号に基づいて、カプセル型内視鏡140の動き(移動方向や移動速度)を検知する。そして、この検知結果に従って、検出用磁界発生部126への電力供給を制御する。
(実施の形態1−3)
次に、本発明の実施の形態1−3について説明する。
図24は、実施の形態1−3に係るカプセル型内視鏡の内部構造の一例を示す断面模式図である。図24に示すように、カプセル型内視鏡150は、カプセル型内視鏡150の状態を検知する状態検知部として、誘導磁界検出部151及び動き検出部152とを有する。また、検出用磁界制御部127は、誘導磁界検出部151及び動き検出部152の検出結果に応じて検出用磁界発生部126への電力供給を制御する。
誘導磁界検出部151の構成及び動作は、実施の形態1−1及びその変形例において説明した誘導磁界検出部125と同様である。具体的には、誘導磁界検出部151は、3軸方向における磁界を検出可能な4つの3軸磁界センサによって実現される。また、動き検出部152の構成及び動作については、実施の形態1−2及びその変形例において説明した動き検出部131と同様である。具体的には、動き検出部152は、カプセル型内視鏡150の動きの方向を検出可能な加速度センサ、水圧センサ、超音波センサ、又は、画像情報若しくは調光情報の差分を算出する算出部等によって実現される。
次に、カプセル型内視鏡150の動作について説明する。カプセル型内視鏡150全体の動作は、図8に示すものと同様であり、カプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作(ステップS14)の内容が実施の形態1−1とは異なる。
図25は、カプセル型内視鏡150のステップS14における動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS150において、誘導磁界検出部151は、誘導磁界MFの検出(例えば、磁気勾配の方向及び強度)を開始する。また、ステップS151において、動き検出部152は、カプセル型内視鏡150の動き(例えば、動きの方向及び加速度)の検出を開始する。
続くステップS152において、検出用磁界制御部127は、検出した誘導磁界MFから算出される誘導操作とカプセル型内視鏡150の動きとが一致しているか否かを判定する。
誘導磁界MFとカプセル型内視鏡150の動きの方向とが一致する場合、即ち、誘導磁界検出部151が検出した磁気勾配の方向と、動き検出部152が検出した加速度の方向とのなす角度が所定の角度以内であり、且つ、誘導磁界検出部151が検出した誘導磁界MFの強度から算出されるカプセル型内視鏡150の加速度と、動き検出部152が検出した加速度との差分が所定値以内である場合(ステップS152:Yes)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させ(ステップS153)、カプセル検出用磁界の強度を弱くする。或いは、電力供給をオフしても良い。これは、カプセル型内視鏡150が、誘導装置20の誘導操作通りに動いているものと判断されるので、誘導装置20側でカプセル型内視鏡150を高精度に検出する必要がないからである。この後、カプセル型内視鏡150の動作はメインルーチンに戻る。
一方、磁気勾配とカプセル型内視鏡150の動きとが一致しない場合、即ち、方向同士のなす角度が上記所定の角度よりも大きい場合、又は、加速度の差分が上記所定値よりも大きい場合(ステップS152:No)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させ(ステップS154)、カプセル検出用磁界の強度を強くする。或いは、電力供給がオフされていた場合には、これをオンしても良い。これは、カプセル型内視鏡150が、誘導装置20の誘導操作通りに動いていないと判断されるので、誘導装置20側でカプセル型内視鏡150を高精度に検出させる必要があるからである。なお、検出用磁界発生部126への電力供給が既に増加された状態であるときには、ステップS154において、電力供給のレベルを維持するだけで良い。この後、カプセル型内視鏡150の動作はメインルーチンに戻る。
以上説明したように、実施の形態1−3によれば、カプセル型内視鏡150が誘導装置20の誘導操作通りに動いている場合には、検出用磁界の強度を下げるので、カプセル型内視鏡150における消費電力を抑制することが可能となる。
(変形例1−3−1)
次に、実施の形態1−3の変形例1−3−1について説明する。
カプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作(ステップS14)においては、カプセル型内視鏡150に印加される誘導磁界MFに基づいて検出用磁界の強度を制御する場合、誘導磁界MFの方向Yμとカプセル型内視鏡150の姿勢とに基づいて制御を行っても良い。この場合、動き検出部152を、カプセル型内視鏡150の姿勢(鉛直軸に対するカプセル型内視鏡150の長軸Laの傾き角)の変化を検出可能な重力センサ又は角速度センサによって実現すると良い。
図26は、変形例1−3−1におけるカプセル型内視鏡150のステップS14における動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS160において、誘導磁界検出部151は、誘導磁界MFの検出を開始する。また、ステップS161において、動き検出部152は、カプセル型内視鏡150の姿勢の変化(傾き角)の検出を開始する。
ステップS162において、検出用磁界制御部127は、誘導磁界MFの方向とカプセル型内視鏡150の姿勢とが一致しているか否かを判定する。
誘導磁界MFの方向Yμとカプセル型内視鏡150の姿勢とが一致している場合(ステップS162:Yes)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させ(ステップS163)、検出用磁界の強度を弱くする。
一方、誘導磁界MFの方向Yμとカプセル型内視鏡150の姿勢とが一致していない場合(ステップS162:No)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させ(ステップS164)、検出用磁界の強度を強くする。なお、検出用磁界発生部126への電力供給が既に増加された状態であるときには、ステップS164において、電力供給のレベルを維持するだけで良い。
このように、変形例1−3−1によれば、誘導装置20による誘導操作(誘導磁界MFの変化)に従ってカプセル型内視鏡150が動作している場合に、カプセル検出用磁界の強度を下げるので、カプセル型内視鏡150における消費電力を抑制することが可能となる。
(実施の形態1−4)
次に、本発明の実施の形態1−4について説明する。
実施の形態1−4に係るカプセル型内視鏡は、図17に示すカプセル型内視鏡130において、カプセル型内視鏡130の動きを、カプセル型内視鏡130に印加された誘導磁界MFの強度から算出するものである。この場合、動き検出部131は、3軸(X軸、Y軸、Z軸)方向に配置された4つの3軸磁界センサ(図11参照)によって構成される。
実施の形態1−4に係るカプセル型内視鏡130の動作について説明する。カプセル型内視鏡130全体の動作は図8に示すものと同様であり、カプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作(ステップS14)の内容が実施の形態1−1とは異なる。
図27は、カプセル型内視鏡130のステップS14における動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS170において、動き検出部131は、誘導磁界MF(強度)の検出を開始する。
続くステップS171において、検出用磁界制御部127は、誘導磁界検出部125の出力信号から、カプセル型内視鏡130に印加された誘導磁界MFの強度を取得する。この強度は、4つの3軸磁界センサの内のいずれか1つの検出値であっても良いし、4つの3軸磁界センサそれぞれの検出値の平均値であっても良い。
また、ステップS172において、検出用磁界制御部127は、誘導磁界検出部125の各3軸磁気センサより取得した磁界強度から、各軸(X軸、Y軸、Z軸)における磁気勾配を算出する。
ステップS173において、検出用磁界制御部127は、ステップS172における算出結果から、磁気勾配が検出されたか否かを判定する。
磁気勾配が検出された場合(ステップS173:Yes)、続くステップS174において、検出用磁界制御部127は、カプセル型内視鏡130に印加された磁界の強度が経時的に増加しているか否かを判定する。
磁界の強度が経時的に増加している場合(ステップS174:Yes)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させる(ステップS175)。ここで、カプセル型内視鏡130に印加された磁界に勾配があり、且つ、磁界の強度が増加しているということは、図28に示すように、カプセル型内視鏡130が磁界の勾配に沿って強度の弱い方から強い方に移動しているものと言える。即ち、誘導装置20の誘導操作に従ったカプセル型内視鏡130が動いていると言える。この場合、カプセル検出用磁界の発生強度を弱めることにより、カプセル型内視鏡130における消費電力を抑制することができる。この後、カプセル型内視鏡130の動作はメインルーチンに戻る。
一方、磁気勾配が検出されない場合(ステップS173:No)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる(ステップS176)。ここで、磁気勾配が検出されないということは、誘導装置20において、カプセル型内視鏡130を静止させる制御を行っていると判断することができる。この場合、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させてカプセル検出用磁界の強度を強めることにより、誘導装置20におけるカプセル型内視鏡130の検出精度を向上させる。それにより、誘導装置20によるカプセル型内視鏡130に対する誘導操作性を向上させる。なお、検出用磁界発生部126への電力供給が既に増加された状態であるときには、ステップS176において、電力供給のレベルを維持するだけで良い。この後、カプセル型内視鏡130の動作はメインルーチンに戻る。
また、磁界の強度が変化しない、又は、経時的に減少している場合(ステップS174:No)にも、ステップS176において、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる。これは、誘導装置20においてカプセル型内視鏡130を移動させる誘導操作を行っているにも拘わらず、カプセル型内視鏡130が、その操作通りに移動していないと判断されるからである。この場合にも、カプセル検出用磁界の強度を強くして、誘導装置20におけるカプセル型内視鏡130の検出精度を向上させることにより、カプセル型内視鏡130に対する誘導操作性を向上させる。なお、この場合にも、検出用磁界発生部126への電力供給が既に増加された状態であるときには、ステップS176において、電力供給のレベルを維持するだけで良い。この後、カプセル型内視鏡130の動作はメインルーチンに戻る。
(実施の形態2−1)
次に、本発明の実施の形態2−1について説明する。
図29は、実施の形態2−1に係る医療システムが備えるカプセル型内視鏡の内部構造の一例を示す断面模式図である。なお、実施の形態2−1に係る医療システム全体の構成は、図1に示すものと同様である。実施の形態2−1においては、カプセル型内視鏡が置かれている環境に基づいて、検出用磁界の強度を制御することを特徴とする。ここで、環境とは、カプセル型内視鏡の周囲における空間の特性を表し、より詳細には、撮像対象との距離や周囲の空間の広さといった幾何学的特性や、周囲に存在する液体(粘液)の粘度やpHといった物理的又は化学的特性等が含まれる。
図29に示すように、実施の形態2−1に係るカプセル型内視鏡200は、図2に示す誘導磁界検出部125の代わりに、距離取得部201を有する。距離取得部201は、カプセル型内視鏡200の状態を検知する状態検知部の一形態であり、カプセル型内視鏡200が置かれている環境を検知する。具体的には、距離取得部201は、カプセル型内視鏡200と被検体内の撮像対象(臓器の内壁等)との間の距離(以下、単に撮像対象との距離ともいう)を検出する。
距離取得部201は、撮像部110により順次撮像され、撮像制御部121において所定の信号処理が施された画像情報(画像データ)を取り込み、この画像情報から撮像対象との距離を取得する。より詳細には、距離取得部201は、例えば、画像情報から各画素の画素値の内の所定の色成分(例えば、赤色の成分)を取得し、当該色成分の減衰量(照射強度に対する撮像信号の強度)を算出することにより、上記距離を算出する。ここで、赤色のように比較的波長が長い色成分は、被検体内における散乱が少ないので、撮像対象との距離に応じた減衰特性を示し易い。そこで、予め、撮像対象との距離と減衰量との対応関係を示す算出式又はテーブルを用意しておくことにより、色成分に基づいて撮像対象との距離を取得することができる。
検出用磁界制御部127は、このようにして取得された距離に基づいて、検出用磁界発生部126への電力供給を制御する。
次に、カプセル型内視鏡200の動作について説明する。カプセル型内視鏡200全体の動作は図8に示すものと同様であり、カプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作(ステップS14)の内容が実施の形態1−1とは異なる。
図30は、カプセル型内視鏡200のステップS14における動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS200において、距離取得部201は、撮像制御部121から画像情報を順次取得して所定の画像処理を施すことにより、撮像対象との距離を取得する。
続くステップS201において、検出用磁界制御部127は、距離取得部201が取得した距離が所定の閾値(所定値)以上であるか否かを判定する。
ステップS201において、距離が所定値以上である場合(ステップS201:Yes)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させ(ステップS202)、カプセル検出用磁界の強度を弱くする。ここで、撮像対象との距離が所定値以上、即ち撮像対象に対してカプセル型内視鏡200とが遠い場合、誘導装置20によるカプセル型内視鏡200の誘導は大まかに行われるので、誘導装置20においてカプセル型内視鏡200の位置を高精度に検出する必要はない。このため、カプセル検出用磁界の強度を弱めることにより、カプセル型内視鏡200における消費電力を抑制することができる。この後、カプセル型内視鏡200の動作はメインルーチンに戻る。
一方、撮像対象との距離が所定値より短い場合(ステップS201:No)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させ(ステップS203)、カプセル検出用磁界の強度を強くする。ここで、撮像対象との距離が短い場合、即ち、撮像対象に対してカプセル型内視鏡200が近い場合、カプセル型内視鏡200の位置や姿勢の微調整を行ったりカプセル型内視鏡200を静止させたりするため、誘導装置20によるカプセル型内視鏡200の誘導操作性を向上させる必要がある。このため、検出用磁界の強度を強めることにより、誘導装置20においてカプセル型内視鏡200の位置を高精度に検出できるようにする。なお、検出用磁界発生部126への電力供給が既に増加された状態であるときには、ステップS203において、電力供給のレベルを維持するだけで良い。この後、カプセル型内視鏡200の動作はメインルーチンに戻る。
以上説明したように、実施の形態2−1によれば、カプセル型内視鏡200が置かれている環境に応じて、カプセル型内視鏡200から発生する検出用磁界の強度を制御するので、カプセル型内視鏡200における消費電力を抑制しつつ、誘導装置20によりカプセル型内視鏡200を効率良く誘導操作することが可能となる。
(変形例2−1−1)
カプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作(ステップS14)において、撮像対象とカプセル型内視鏡200との距離に基づいて検出用磁界の強度を変化させる場合、実施の形態2−1とは反対の制御を行っても良い。図31は、変形例2−1−1におけるカプセル型内視鏡200のステップS14における動作を示すフローチャートである。
具体的には、距離取得部201が取得した距離が所定値より小さい場合(ステップS201:No)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させる(ステップS202)。ここで、上記距離が短い場合、カプセル型内視鏡200の位置の変化に対する撮像範囲のブレは小さいので、検出用磁界の強度を弱くして、誘導装置20におけるカプセル型内視鏡200の検出精度を多少落としても、取得される画像に対する影響は少ない。このため、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させてカプセル型内視鏡200における消費電力を抑制することができる。
一方、上記距離が所定値以上であると判定された場合(ステップS201:Yes)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる(ステップS203)。これは、上記距離が遠い場合、カプセル型内視鏡200の位置変化に対する撮像範囲のブレが大きくなるので、検出用磁界の強度を強くして誘導装置20におけるカプセル型内視鏡200の検出精度を向上させるためである。なお、検出用磁界発生部126への電力供給が既に増加された状態であるときには、ステップS203においては、電力供給のレベルを維持するだけで良い。
(変形例2−1−2)
次に、実施の形態2−1の変形例2−1−2について説明する。
距離取得部201は、撮像対象との距離を、各画像が撮像された際の調光情報に基づいて取得しても良い。上述したように、撮像対象との距離が近い場合、発光量を低減する調光情報が生成され、撮像対象との距離が遠い場合、発光量を増加させる調光情報が生成される。そこで、距離取得部201に、撮像対象との距離と、照明部111における調光量とを関連付けたテーブルを記憶する記憶部を設け、撮像制御部121から取得した調光情報に基づいて上記テーブルから対応する距離を抽出することにより、必要な距離情報を取得することができる。
(変形例2−1−3)
次に、実施の形態2−1の変形例2−1−3について説明する。
図32は、変形例2−1−3における距離取得部201の構成及び動作を説明するための模式図である。距離取得部201は、撮像対象との距離を、超音波を用いて取得しても良い。具体的な構成としては、図32に示すように、距離取得部201に、被検体の体腔1c内の撮像対象OBに向けて超音波(送信波)を送信すると共に、撮像対象から反射された超音波(受信波)を受信する超音波センサ202を設ける。この場合、距離取得部201は、超音波の送信から受信までに要した時間を計測し、この時間から、カプセル型内視鏡200から撮像対象OBまでの距離を算出する。
(変形例2−1−4)
次に、実施の形態2−1の変形例2−1−4について説明する。
距離取得部201は、撮像対象との距離を、レーザを用いて取得しても良い。具体的な構成としては、距離取得部201に、撮像対象に向けてレーザ光を出射するレーザ光源と、撮像対象から反射されたレーザ光を検出する光検出器とを設ける。この場合、距離取得部201は、レーザ光の出射から検出までの時間を計測し、この時間から、カプセル型内視鏡200から撮像対象までの距離を算出する。
(変形例2−1−5)
次に、実施の形態2−1の変形例2−1−5について説明する。
距離取得部201は、撮像対象の色に基づいて撮像対象との距離を取得しても良い。ここで、撮像対象の色は、カプセル型内視鏡200から遠いほど暗くなり、カプセル型内視鏡200に近いほど明るくなるため、撮像対象の明度から上記距離を取得することができる。そこで、変形例2−1−5においては、距離取得部201に、撮像対象の明度と距離とを関連付けたテーブルを記憶した記憶部と、例えばR、G、Bそれぞれに感度を有する3チャンネルのフォトダイオードからなるカラーセンサとを設ける。この場合、距離取得部201は、カラーセンサの出力値から撮像対象の明度を算出し、該明度に基づいて上記テーブルから距離を抽出することにより、必要な距離情報を取得することができる。
(実施の形態2−2)
次に、本発明の実施の形態2−2について説明する。
図33は、実施の形態2−2に係る医療システムが備えるカプセル型内視鏡の内部構造の一例を示す断面模式図である。なお、実施の形態2−2に係る医療システム全体の構成は、図1に示すものと同様である。
図33に示すように、実施の形態2−2に係るカプセル型内視鏡210は、図29に示す距離取得部201の代わりに、臓器判別部211を有する。臓器判別部211は、カプセル型内視鏡210が置かれている環境として、カプセル型内視鏡210が現在通過中である被検体の臓器の種類を判別する。
より詳細には、臓器判別部211は、撮像制御部121から画像データを取り込み、当該画像データに対応する体内画像から例えば色特徴量を抽出する画像処理を実行することにより、臓器の種類を判別する。具体的には、臓器判別部211は、体内画像の色特徴量が例えば赤色系であった場合、通過中の臓器は胃であると判別する。また、体内画像の色特徴量が例えば黄色系であった場合、通過中の臓器は小腸であると判別する。さらに、体内画像の色特徴量が例えば白色系であった場合、通過中の臓器は大腸であると判別する。
次に、カプセル型内視鏡210の動作について説明する。カプセル型内視鏡210全体の動作は図8に示すものと同様であり、カプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作(ステップS14)の内容が実施の形態1−1とは異なる。
図34は、カプセル型内視鏡210のステップS14における動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS210において、臓器判別部211は、撮像制御部121から取り込んだ画像データに所定の画像処理を施し、カプセル型内視鏡210が通過中である被検体の臓器を判別する。
続くステップS211において、検出用磁界制御部127は、臓器判別部211の判別結果が、前回の判定結果から変更されたものであるか否かを判定する。具体的には、カプセル型内視鏡210が食道から胃に移動した際、胃から小腸に移動した際、又は、小腸から大腸に移動した際等に、判別結果に変更があったものと判定される。判別結果に変更がない場合(ステップS211:No)、カプセル型内視鏡210の動作はメインルーチンに戻る。
判別結果に変更があった場合において(ステップS211:Yes)、通過中の臓器が胃であると判別された場合(ステップS212:Yes)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる(ステップS213)。ここで、カプセル型内視鏡210は、胃のように広い空間を通過する間、水平方向及び鉛直方向に比較的自由に移動することができる。このため、誘導装置20は、カプセル型内視鏡210の位置及び姿勢を詳細に誘導する必要があり、そのための位置及び姿勢情報が必要となる。そこで、カプセル型内視鏡210においては、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させて検出用磁界の強度を強めることにより、誘導装置20におけるカプセル型内視鏡210の検出精度を向上させる。なお、検出用磁界発生部126への電力供給が既に増加された状態であるときには、ステップS213において、電力供給のレベルを維持するだけで良い。
通過中の臓器が小腸であると判別された場合(ステップS212:No、ステップS214:Yes)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させる(ステップS215)。ここで、カプセル型内視鏡210は、小腸のように狭い空間を通過する間、ほぼ腸管の長さ方向に沿って移動する。このため、誘導装置20においては、カプセル型内視鏡210の位置及び姿勢を詳細に誘導する必要がないため、カプセル型内視鏡210の高精度な検出も不要となる。そこで、カプセル型内視鏡210においては、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させ、消費電力を抑制する。
通過中の臓器が大腸であると判別された場合(ステップS214:No)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる(ステップS216)。このときの電力供給は、カプセル型内視鏡210が胃を通過中の値よりも低く設定する。ここで、カプセル型内視鏡210が小腸から大腸に移動した際には、腸管の径が大きくなるため、カプセル型内視鏡210が移動可能な範囲も若干広くなる。そこで、カプセル型内視鏡210においては、検出用磁界発生部126への電力供給を若干増加し、カプセル検出用磁界の強度を小腸の場合よりも強くすることにより、誘導装置20におけるカプセル型内視鏡210の検出精度を向上させる。それにより、カプセル型内視鏡210の誘導の精度を向上させつつ、胃を通過中の場合よりもカプセル型内視鏡210における消費電力を抑制することが可能となる。
なお、臓器の種類の判別方法としては、色特徴量の算出の他にも、パターンマッチング等、様々な画像処理を利用することができる。例えば、臓器毎の基準画像を記憶させたメモリを設け、基準画像とカプセル型内視鏡210において撮像した画像とを比較し、その比較結果に応じて臓器を判別することができる。この場合、基準画像と撮像画像との間で、色や臓器毎の形状などのパターンを比較すれば良い。また、基準画像上の特徴点を予め定めておき、その特徴点と撮像画像上の特徴点とを比較することで臓器の種類を判別しても良い。特徴点としては、凹凸の特徴や、凹凸同士の距離や、凹凸の輪郭や、画像の輝度値等を用いることができる。
(変形例2−2−1)
次に、実施の形態2−2の変形例2−2−1について説明する。
臓器判別部211は、ピンポイントで検出した撮像対象の色から、臓器の種類を判別しても良い。ここで、上述したように、各臓器においては、種類に応じた色の特徴が観察される。具体的には、胃の場合は例えば赤色系が強くなり、小腸の場合は例えば黄色系が強くなり、大腸の場合は例えば白色系が強くなる。そこで、臓器判別部211に、例えばR、G、Bそれぞれに感度を有する3チャンネルのフォトダイオードからなるカラーセンサと、撮像対象の色と臓器の種類とを関連付けたテーブルを記憶した記憶部とを設ける。この場合、臓器判別部211は、カラーセンサの出力値から撮像対象の色を取得(例えば、色相値を算出)し、該色に基づき上記テーブルを参照することにより、臓器の種類を検知することができる。
(変形例2−2−2)
次に、実施の形態2−2の変形例2−2−2について説明する。
臓器の種類は、臓器内に存在する粘液の量や粘液の性質(粘度やpH)の違いから判別することもできる。そこで、臓器判別部211に粘液の量や粘度を検出する粘液センサを設け、粘液センサの出力結果に基づいて、カプセル型内視鏡210が現在通過中である臓器の種類を検知するようにしても良い。或いは、臓器判別部211にpHセンサを設け、pHセンサの出力値(pH値)に基づいて、カプセル型内視鏡210が現在通過中である臓器の種類を検知するようにしても良い。
また、カプセル型内視鏡210の外装に圧力センサを設け、この圧力センサの出力値に基づいて臓器の種類を判別しても良い。例えば、カプセル型内視鏡210の複数箇所において、圧力(接触圧)が検出された場合、カプセル型内視鏡210は管腔の径の細い小腸を通過していると判別することができる。また、カプセル型内視鏡210に対する接触圧が検出されない場合、又は、一方向からのみの接触圧が検出された場合、カプセル型内視鏡210は、広い空間を有する胃を通過中であると判別することができる。
或いは、臓器内(例えば胃内)に液体を導入し、カプセル型内視鏡210を液体に浮遊させて観察を行う場合には、カプセル型内視鏡の外装に水圧センサを設けると良い。なお、胃のように広い空間では液体を溜めておくことが可能である。この場合、水圧センサが水圧を検出している間、カプセル型内視鏡210が胃内を通過していると判別することができる。反対に、水圧センサが水圧を検出しない場合、または、水圧センサが局所的な(例えば、一方の側のみの)水圧しか検出しない場合、カプセル型内視鏡210は、狭い空間を有する臓器(例えば小腸)を通過中であると判別することできる。
(変形例2−2−3)
次に、実施の形態2−2の変形例2−2−3について説明する。
カプセル型内視鏡210が通過中の臓器は、例えば、レーザ光を利用して判別することもできる。具体的には、臓器判別部211に、レーザ光を出射するレーザ光源と、撮像対象から反射されたレーザ光を検出する光検出器とのセットを、レーザ光の出射方向が互いに異なる2方向(例えば、カプセル型内視鏡210の軸方向と径方向)を向くように設ける。この場合、臓器判別部211は、各方向において、レーザ光が出射されてから検出されるまでの時間を計測する。そして、これらの時間から、空間内の2方向におけるカプセル型内視鏡210から撮像対象までの距離を算出する。臓器判別部211は、これらの距離に応じて空間距離を把握し、臓器を判別する。
(変形例2−2−4)
次に、実施の形態2−2の変形例2−2−4について説明する。
上記実施の形態2−2においては、臓器の種類に応じたカプセル型内視鏡210が通過中の空間の広さ(即ち、カプセル型内視鏡210の動きの自由度)に基づいて、カプセル検出用磁界の強度を制御することとした。しかしながら、臓器の種類に応じたカプセル型内視鏡210の移動速度に応じて、カプセル検出用磁界の強度を制御することとしても良い。
例えば、通常、食道においては、カプセル型内視鏡210の移動速度が速くなるので、検出用磁界の強度を高くして、誘導装置20においてカプセル型内視鏡210を高精度に検出できるようにする。
また、胃におけるカプセル型内視鏡210の滞留時間は、食道と比べると長いので、カプセル型内視鏡210が胃に到達したことが確認されれば、カプセル検出用磁界の強度を弱くしても構わない。
また、小腸においては、カプセル型内視鏡210の移動速度が比較的遅いので、カプセル検出用磁界の強度を弱くしておいても良い。
また、大腸においては、カプセル型内視鏡210の移動速度が小腸よりも速くなるので、カプセル型内視鏡210が小腸から大腸に移動したことが確認された後、カプセル検出用磁界の強度を強くすることが好ましい。
(変形例2−2−5)
次に、実施の形態2−2の変形例2−2−5について説明する。
実施の形態2−2においては、臓器の種類に基づいてカプセル検出用磁界の強度を制御したが、画像内に写された出血や腫瘍といった特徴構造を画像処理により抽出し、これらの特徴構造に基づいてカプセル検出用磁界の強度を制御しても良い。例えば、出血や腫瘍等の特徴構造が検出された場合、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させてカプセル検出用磁界の強度を強くし、誘導装置20におけるカプセル型内視鏡210の検出精度を向上させると良い。
(実施の形態3−1)
次に、本発明の実施の形態3−1について説明する。
図35は、実施の形態3−1に係る医療システムの構成を示すブロック図である。図35に示すように、実施の形態3−1に係る医療システム3は、カプセル型内視鏡300及び誘導装置30を備える。
誘導装置30は、図1に示す誘導装置20の構成に対し、指示情報生成部31及び指示情報送信部32をさらに備える。なお、指示情報生成部31及び指示情報送信部32以外の誘導装置30の各部の構成及び動作については、実施の形態1と同様である。
指示情報生成部31は、制御部22の制御の下で、カプセル型内視鏡300においてカプセル検出用磁界の強度の制御(例えば、検出用磁界発生部126への電力供給を制御)させるための指示情報を生成する。実施の形態3−1において、指示情報生成部31は、誘導磁界MFの強度、向き、勾配を示す情報を、指示情報として生成する。また、指示情報送信部32は、指示情報生成部31が生成した指示情報を送信アンテナ32aから無線送信する。
図36は、図35に示すカプセル型内視鏡300の内部構成を示す断面模式図である。図35に示すように、カプセル型内視鏡300は、図2に示すカプセル型内視鏡100が有する誘導磁界検出部125の代わりに、誘導装置30から無線送信された指示情報を受信する受信部301を有する。受信部301は、カプセル型内視鏡300の状態を検知する状態検知部の一形態であり、受信した指示情報を介してカプセル型内視鏡300に印加される誘導磁界MFを検知する。なお、受信部301以外のカプセル型内視鏡300の各部の構成及び動作については、実施の形態1及びその変形例と同様である。
次に、カプセル型内視鏡300の動作について説明する。
カプセル型内視鏡300全体の動作は図8に示すものと同様であり、カプセル型内視鏡の状態検知及びカプセル検出用磁界の制御動作(ステップS14)の内容が実施の形態1−1とは異なる。
図37は、カプセル型内視鏡300のステップS14における動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS300において、カプセル型内視鏡300は、誘導装置30から送信された指示情報を受信する。
続くステップS301において、検出用磁界制御部127は、受信部301から入力された指示情報から、誘導磁界MFの変化量(強度の変化量及び方向の変化量)が所定の閾値(所定値)以上であるか否かを判定する。ここで、誘導磁界MFの変化量は、指示情報の変化量、即ち、誘導装置30の操作入力部21に対する操作量に対応する。
誘導磁界MFの変化量が所定値以上である場合(ステップS301:Yes)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させる(ステップS302)。ここで、誘導磁界MFの変化量が大きいということは、誘導装置30側において、カプセル型内視鏡300に対して大まかな誘導操作を行っているものと判断することができる。このような場合、カプセル検出用磁界の強度を弱めて、カプセル型内視鏡300における消費電力を抑制することができる。この後、カプセル型内視鏡300の動作はメインルーチンに戻る。
一方、誘導磁界MFの変化量が所定値よりも小さい場合(ステップS301:No)、検出用磁界制御部127は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる(ステップS303)。ここで、誘導磁界MFの変化量が小さいということは、誘導装置30側において、被検体内を詳細に観察するために、カプセル型内視鏡300に対して綿密な誘導操作を行っているものと判断することができる。このような場合、カプセル検出用磁界の強度を強くして、誘導装置30におけるカプセル型内視鏡300の検出精度を向上させることにより、カプセル型内視鏡300に対する誘導操作の操作性を向上させることができる。なお、検出用磁界発生部126への電力供給が既に増加された状態であるときには、ステップS303において、電力供給のレベルを維持するだけで良い。この後、カプセル型内視鏡300の動作はメインルーチンに戻る。
以上説明したように、実施の形態3−1によれば、誘導装置30における誘導操作の操作量に応じて、カプセル型内視鏡300において検出用磁界発生部126への電力供給を制御するので、誘導操作に必要なカプセル型内視鏡300の検出精度を確保しつつ、カプセル型内視鏡300における消費電力を抑制することが可能となる。
(変形例3−1−1)
検出用磁界制御部127は、誘導装置30から受信した指示情報の内、誘導磁界MFの強度変化を表す情報に基づいて、検出用磁界発生部126への電力供給を制御しても良い(実施の形態1−1参照)。また、誘導装置30から受信した指示情報の内、勾配磁界の変化を表す情報に基づいて、検出用磁界発生部126への電力供給を制御しても良い(変形例1−1−2及び1−1−3参照)。
(変形例3−1−2)
指示情報生成部31は、検出用磁界発生部126への電力供給を直接的に制御する情報を指示情報として生成しても良い。具体的には、誘導装置30において誘導磁界MFの強度を大幅に増加させる場合、指示情報生成部31は、例えば、カプセル検出用磁界の強度を強くする(若しくは維持する)、又は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる(若しくは維持する)指示情報を生成する。反対に、誘導装置30において誘導磁界MFの強度を減少させる場合、指示情報生成部31は、例えば、カプセル検出用磁界の強度を弱くする、又は、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させるといった指示情報を生成する。この場合、検出用磁界制御部127は、受信した指示情報にそのまま従って、検出用磁界発生部126への電力供給を制御すれば良い。
(変形例3−1−3)
指示情報生成部31は、操作入力部21から入力された誘導操作情報(カプセル型内視鏡300を移動させる方向や姿勢等を表す情報)を指示情報として生成しても良い。この場合、検出用磁界制御部127は、指示情報として受信した誘導操作情報に基づき、例えば、誘導操作の操作量が多い場合には、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させ、誘導操作の操作量が少ない場合には、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させるといった制御を行う。
或いは、指示情報生成部31が、操作入力部21から入力された誘導操作情報に基づき、検出用磁界発生部126への電力供給を直接的に制御する情報を、指示情報として生成しても良い。例えば、誘導装置30における誘導操作の操作量が多い場合、指示情報生成部31は、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させる指示情報を生成する。反対に、誘導装置30における誘導操作の操作量が少ない場合、指示情報生成部31は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる指示情報を生成する。この場合、検出用磁界制御部127は、受信した指示情報にそのまま従って、検出用磁界発生部126への電力供給を制御すれば良い。
(実施の形態3−2)
次に、本発明の実施の形態3−2について説明する。
実施の形態3−2においては、カプセル型内視鏡300においてカプセル検出用磁界の強度を制御させるための指示情報を、カプセル型内視鏡300から受信した画像データに基づいて生成することを特徴とする。なお、実施の形態3−2に係る医療システムの構成は、図35に示すものと同様である。
ここで、カプセル型内視鏡300と撮像対象との間の距離は、撮像対象が写った体内画像の明るさによって判断することができる。具体的には、撮像対象がカプセル型内視鏡300から遠いほど体内画像が暗くなり、撮像対象がカプセル型内視鏡300に近いほど体内画像が明るくなる。そこで、制御部22は、画像処理部25に対し、カプセル型内視鏡300から受信した画像データに基づき、各体内画像を構成する画素の画素値から明度を算出させる。指示情報生成部31は、明度に対応する距離情報を指示情報として生成し、指示情報送信部32に送信させる。なお、距離情報は、予め記憶部26に記憶させておいた距離情報の算出式や、明度と距離情報とを関連付けたテーブルを用いて取得することができる。
カプセル型内視鏡300においては、受信部301が受信した指示情報に基づき、検出用磁界制御部127が検出用磁界発生部126への電力供給を制御する。具体的には、撮像対象とカプセル型内視鏡300との間の距離が所定値以上である場合には、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させる。一方、撮像対象とカプセル型内視鏡300との間の距離が所定値よりも小さい場合には、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる(実施の形態2−1において説明したステップS201〜S203を参照)。
なお、カプセル型内視鏡300においては、変形例2−1−1と同様に、撮像対象とカプセル型内視鏡300との間の距離が所定値以上である場合に、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させ、当該距離が所定値よりも小さい場合に、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる制御を行っても良い。
(変形例3−2−1)
誘導装置30において、指示情報生成部31は、距離情報そのものではなく、カプセル型内視鏡300における検出用磁界発生部126への電力供給を直接的に制御する情報(電力供給を増加/減少させる指示情報)を指示情報として生成しても良い。例えば、指示情報生成部31は、取得した距離情報が所定値以上である場合に、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させる指示情報を生成する。反対に、制御部22は、取得した距離情報が所定値より小さい場合に、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる指示情報を生成する。この場合、カプセル型内視鏡300において、検出用磁界制御部127は、受信した指示情報にそのまま従って検出用磁界発生部126への電力供給を制御すれば良い。
(変形例3−2−2)
誘導装置30においては、カプセル型内視鏡300から受信した画像データに基づいて、カプセル型内視鏡300が通過中である臓器を判別し、判別した臓器の種類を指示情報として送信しても良い。或いは、判別した臓器の種類に応じて、カプセル型内視鏡300において検出用磁界の強度を制御する情報を指示情報として送信しても良い。
臓器種類の判別方法の一例として、制御部22は、画像処理部25に対し、カプセル型内視鏡300から受信した画像データに対応する体内画像から色特徴量を抽出する画像処理を実行させる。そして、制御部22は、抽出された色特徴量が例えば赤色系であった場合、通過中の臓器は胃であると判別する。また、色特徴量が例えば黄色系であった場合、通過中の臓器は小腸であると判別する。さらに、色特徴量が例えば白色系であった場合、通過中の臓器は大腸であると判別する。
指示情報生成部31は、カプセル型内視鏡300が通過中の臓器が食道であると判別された場合、例えば、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる指示情報を生成する。また、指示情報生成部31は、カプセル型内視鏡300が食道から胃に到達したと判定された場合、例えば、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させる指示情報を生成する。また、指示情報生成部31は、カプセル型内視鏡300が胃から小腸に移動したと判定された場合、例えば、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させたままにする指示情報を生成する。さらに、指示情報生成部31は、カプセル型内視鏡300が小腸から大腸に移動したと判定された場合、例えば、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる指示情報を生成する。なお、このような制御を行う理由については、実施の形態2−2において説明したものと同様である。
なお、体内画像に基づく臓器の種類の判別方法としては、色特徴量を用いる方法の他にも、パターンマッチング等の様々な方法を利用することができる。例えば、記憶部26に臓器毎の基準画像を予め記憶させておき、画像処理部25が基準画像とカプセル型内視鏡300が撮像した画像とを比較することにより、比較結果に応じて臓器を判別することができる。この場合、基準画像と撮像画像との間で、色や臓器毎の形状などのパターンを比較すれば良い。また、基準画像上の特徴点を予め決定しておき、その特徴点と撮像画像上の特徴点とを比較することで臓器の種類を判別しても良い。特徴点としては、凹凸の特徴や、凹凸同士の距離や、凹凸の輪郭や、画像の輝度値等を用いることができる。
(変形例3−2−3)
誘導装置30においては、カプセル型内視鏡300から受信した画像データに対応する体内画像から特徴構造を抽出し、これらの特徴構造に基づいて検出用磁界生成部126への電力供給を制御する指示情報を生成しても良い。例えば、画像処理部25における画像処理により出血や腫瘍等の特徴構造が検出された場合、指示情報生成部31は、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる指示情報を生成して、指示情報送信部32に送信させる。
(実施の形態3−3)
次に、本発明の実施の形態3−3について説明する。
図38は、実施の形態3−3に係る医療システムの構成を示すブロック図である。図38に示すように、実施の形態3−3に係る医療システム3−2は、カプセル型内視鏡310及び誘導装置30−2を備える。
図39は、カプセル型内視鏡310の内部構造の一例を示す断面模式図である。図39に示すように、カプセル型内視鏡310は、図2に示すカプセル型内視鏡100に対し、被検体内におけるカプセル型内視鏡310の環境を検出して送信部122から無線送信させる環境検出部311と、誘導装置30−2から無線送信された情報を受信する受信部312とを更に備える。
環境検出部311は、カプセル型内視鏡310の環境として、例えば、被検体内の撮像対象とカプセル型内視鏡310との間の距離を検出する。この場合、環境検出部311の具体的な構成として、例えば、被検体の体腔1c内の撮像対象OBに向けて超音波(送信波)を送信すると共に、撮像対象から反射された超音波(受信波)を受信する超音波センサを設けても良い。また、環境検出部311として、撮像対象に向けてレーザ光を出射するレーザ光源と、撮像対象から反射されたレーザ光を検出する光検出器を設けても良い。或いは、環境検出部311として、例えばR、G、Bそれぞれに感度を有する3チャンネルのフォトダイオードからなるカラーセンサ(変形例2−1−5参照)を設けても良い。環境検出部311が検出した情報は、環境情報として誘導装置30−2に無線送信される。
また、受信部312は、誘導装置30−2から送信された情報を受信し、この情報に基づいてカプセル型内視鏡310が置かれている状態を検知する状態検知部である。
一方、誘導装置30−2は、図35に示す誘導装置30に対し、指示情報生成部31の代わりに、指示情報生成部33を有する。指示情報生成部33は、制御部22の制御の下で動作し、カプセル型内視鏡310から送信されて受信部24により受信された環境情報を取得し、カプセル型内視鏡310におけるカプセル検出用磁界を制御するための指示情報を生成する。
具体的には、環境検出部311が超音波センサである場合、指示情報生成部33は、環境情報として受信した超音波の送信時刻及び受信時刻から、撮像対象とカプセル型内視鏡310との間の距離を算出する。また、環境検出部311がレーザ光源及び光検出器である場合、指示情報生成部33は、レーザ光の出射タイミング及び検出タイミングから、上記距離を算出する。さらに、環境検出部311がカラーセンサである場合、指示情報生成部33は、撮像対象の明度と距離とを関連付けた情報とカラーセンサの検出結果とをもとに、撮像対象とカプセル型内視鏡310との間の距離を算出する。なお、この場合、誘導装置30−2の記憶部26に、撮像対象の明度と距離とを関連付けたテーブルを予め記憶させておく。
そして、指示情報生成部33は、算出した距離に基づいて、カプセル型内視鏡310における検出用磁界発生部126への電力供給を制御する情報を生成する。具体的には、指示情報生成部33は、撮像対象とカプセル型内視鏡310との間の距離が所定値以上である場合に、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させる指示情報を生成し、当該距離が所定値よりも小さい場合に、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる指示情報を生成する。或いは、指示情報生成部33は、撮像対象とカプセル型内視鏡310との間の距離が所定値以上である場合に、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させる指示情報を生成し、当該距離が所定値よりも小さい場合に、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる指示情報を生成しても良い。
指示情報送信部32は、指示情報生成部33が生成した指示情報をカプセル型内視鏡310に無線送信する。この指示情報は、カプセル型内視鏡310の受信部312により受信される。検出用磁界制御部127は、この指示情報に従って、検出用磁界発生部126に対する電力供給を制御する。
(変形例3−3−1)
指示情報生成部33が生成する指示情報は、カプセル型内視鏡310から受信した環境情報に基づいて算出した距離そのものであっても良い。この場合、検出用磁界制御部127は、受信した指示情報(距離情報)に基づいて、検出用磁界発生部126への電力供給の増減等を判断して制御を行う。
(変形例3−3−2)
次に、変形例3−3−2について説明する。
誘導装置30−2においては、環境検出部311が検出して送信した環境情報に基づいて、カプセル型内視鏡310が通過中の臓器を判別し、通過中の臓器の種類に応じて検出用磁界発生部126への電力供給を制御するための指示情報を生成して送信しても良い。
例えば、カプセル型内視鏡310の環境検出部311として、臓器中の粘液を検出する粘液センサやpHセンサを設け、これらの粘液センサやpHセンサの出力結果を環境情報として誘導装置30−2に送信する。この場合、誘導装置30−2においては、指示情報生成部33が、受信した環境情報に基づいてカプセル型内視鏡310が通過中の臓器の種類を判別し、臓器の種類に応じて以下のような指示情報を生成して、指示情報送信部32に送信させる。
具体的には、指示情報生成部33は、カプセル型内視鏡310が通過中の臓器が食道であると判別した場合、例えば、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる指示情報を生成する。また、指示情報生成部33は、カプセル型内視鏡310が食道から胃に到達したと判定した場合、例えば、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させる指示情報を生成する。また、指示情報生成部33は、カプセル型内視鏡310が胃から小腸に移動したと判定した場合、例えば、検出用磁界発生部126への電力供給を減少させたままにする指示情報を生成する。さらに、指示情報生成部33は、カプセル型内視鏡310が小腸から大腸に移動したと判定した場合、例えば、検出用磁界発生部126への電力供給を増加させる指示情報を生成する。なお、このような制御を行う理由については、実施の形態2−2において説明したものと同様である。
カプセル型内視鏡310において、検出用磁界制御部127は、受信部312が受信した指示情報に従って、検出用磁界発生部126に対する電力供給を制御する。
(変形例3−3−3)
誘導装置30−2がカプセル型内視鏡310に送信する指示情報としては、指示情報生成部33が判別した臓器の種類を表す情報そのままであっても良い。この場合、検出用磁界制御部127は、受信した臓器の種類を表す情報に基づいて上記と同様の判断を行い、検出用磁界発生部126への電力供給を制御する。
(変形例3−3−4)
カプセル型内視鏡310が通過中の臓器は、変形例3−3−2において説明した方法以外にも、様々な方法により判別することができる。
例えば、変形例2−2−1と同様に、カプセル型内視鏡310にカラーセンサを設ける場合、撮像対象の色と臓器の種類とを関連付けたテーブルを記憶部26に記憶させる。この場合、指示情報生成部33は、環境情報として受信したカラーセンサの出力値から取得した撮像対象の色と上記テーブルとに基づいて、臓器の種類を判別することができる。
また、変形例2−2−2と同様に、カプセル型内視鏡310の外装に圧力センサを設ける場合、指示情報生成部33は、環境情報として受信した圧力センサの出力値に基づいて臓器の種類を判別することができる。或いは、臓器内(例えば胃内)に液体を導入し、カプセル型内視鏡310を液体に浮遊させて観察を行う場合には、カプセル型内視鏡の外装に水圧センサを設ける。この場合、指示情報生成部33は、環境情報として受信した水圧センサの出力値に応じて、臓器の種類を判別することができる。
また、変形例2−2−3と同様に、カプセル型内視鏡310にレーザ光源及び光検出器を設ける場合、指示情報生成部33は、環境情報として受信したレーザ光が出射されてから検出されるまでの時間に基づく2方向の空間の距離に基づいて、臓器の種類を判別することができる。
(変形例4)
以上説明した実施の形態1−1〜3−3及びこれらの変形例においては、カプセル検出用磁界の強度を制御することにより、カプセル型内視鏡の消費電力を抑制することとしたが、それ以外のパラメータを制御することにより、カプセル型内視鏡の省電力化を図っても良い。例えば、図40に示すカプセル型内視鏡400のように、誘導磁界検出部125の出力結果を撮像制御部121に入力し、この出力結果に応じて、撮像時における撮像フレームレートを低減したり、画像データの圧縮率を高くしたりして、無線送信するデータ量の低減を図っても良い。例えば、図41(a)に示すように、カプセル型内視鏡400が撮像部110を臓器の内壁面POBに向け、この内壁面POBに沿って進行する場合、図41(b)に示すように、1つの体内画像M6内で、進行方向側の領域での圧縮率を低くして詳細な情報を表示し、進行方向の後ろ側の領域での圧縮率を高くしてデータ量を低減することとしても良い。
或いは、図42に示すカプセル型内視鏡400−2のように、送信部122の動作を制御する送信制御部401をさらに設け、誘導磁界検出部125の出力結果に応じて送信部122から送信する画像データの送信レートを低減しても良い。
なお、誘導磁界検出部125の代わりに、動き検出部131(図17参照)、勾配場検出部141(図23参照)、距離取得部201(図29参照)、臓器判別部211(図33参照)、環境検出部311(図39参照)等を設ける場合も同様に、これらの各部の出力結果に基づいて、撮像フレームレートや画像の圧縮率、送信レート等の制御を行っても良い。
(変形例5)
以上説明した実施の形態1−1〜3−3及びこれらの変形例においては、カプセル型内視鏡の長軸Laの一端に撮像部が設けられた単眼カプセルを用いたが、例えば図43に示すように、カプセル型内視鏡500の長軸Laの両端に撮像部110a、110bがそれぞれ設けられた複眼カプセルを用いても良い。撮像部110a、110bは、実施の形態1−1と同様に、照明部111a、111bと、光学系112a、112bと、撮像素子113a、113bとをそれぞれ有する。
この場合、カプセル型内視鏡500は、進行方向に対して前方及び後方の画像を同時に取得することができる。また、図44に示すように、液体Wを導入した臓器(例えば、胃)G内において、カプセル型内視鏡500を液体Wに浮揚させた状態で観察を行う場合には、カプセル型内視鏡500の上方の視野範囲G1及び下方の視野範囲G2の画像を同時に取得することができる。
このような複眼のカプセル型内視鏡500を用いる場合においても、実施の形態1−1〜3−3及びそれらの変形例と同様に、誘導磁界検出部125、又はその代わりに状態検知部として設けられる動き検出部131(図17参照)、勾配場検出部141(図23参照)、距離取得部201(図29参照)、臓器判別部211(図33参照)、環境検出部311(図39参照)等の出力結果に応じて、検出用磁界発生部126への電力供給を制御することとしても良い。
また、カプセル型内視鏡500の動き(位置や姿勢の変化)やカプセル型内視鏡500に対する誘導操作に応じて、撮像部110a、110bにおける撮像フレームレートや、画像データの圧縮率を制御しても良い。例えば、図45(a)に示すように、カプセル型内視鏡500が撮像対象OBに対して近づいたり離れたりする場合、撮像対象OBを向いた撮像部110bの撮像フレームレートを、撮像対象OBに近づく際には高くし、離れる際には低くする制御を行う。また、図45(b)に示すように、カプセル型内視鏡500に所謂首振り動作をさせる場合、動きの大きい撮像部110a側の撮像フレームレートを高くし、動きの小さい撮像部110b側の撮像フレームレートを低く設定しても良い。なお、これらの場合、撮像部110a、110bそれぞれに対応する動き検出部等をカプセル型内視鏡500に設けても良い。
このような制御を行うことにより、必要な画像情報は取得しつつ、カプセル型内視鏡500全体としての消費電力を抑制することが可能となる。
以上説明した実施の形態及び変形例は、本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。また、本発明は、各実施の形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明を生成できる。本発明は、仕様等に応じて種々変形することが可能であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施の形態が可能であることは、上記記載から自明である。
(付記1)
被検体内に導入されて使用されるカプセル型医療装置であって、
電力供給部と、
当該カプセル型医療装置の位置及び/又は姿勢を前記被検体外で検知させるためのカプセル検出用磁界を、前記電力供給部から電力の供給を受けて発生するカプセル検出用磁界発生部と、
当該カプセル型医療装置の状態を検知する状態検知部と、
前記状態検知部の検知結果に基づいて、前記電力供給部から前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記状態検知部の検知結果に基づいて、前記カプセル検出用磁界発生部を流れる電流を制御することを特徴とするカプセル型医療装置。
(付記2)
被検体内に導入されて使用されるカプセル型医療装置であって、
電力供給部と、
当該カプセル型医療装置の位置及び/又は姿勢を前記被検体外で検知させるためのカプセル検出用磁界を、前記電力供給部から電力の供給を受けて発生するカプセル検出用磁界発生部と、
当該カプセル型医療装置の状態を検知する状態検知部と、
前記状態検知部の検知結果に基づいて、前記電力供給部から前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記電力供給部から前記カプセル検出用磁界発生部に電力を間欠的に供給する場合において、前記状態検知部の検知結果に基づいて、前記電力の供給間隔を制御することを特徴とするカプセル型医療装置。
(付記3)
被検体内に導入されて使用されるカプセル型医療装置であって、
電力供給部と、
当該カプセル型医療装置の位置及び/又は姿勢を前記被検体外で検知させるためのカプセル検出用磁界を、前記電力供給部から電力の供給を受けて発生するカプセル検出用磁界発生部と、
当該カプセル型医療装置の状態を検知する状態検知部と、
前記状態検知部の検知結果に基づいて、前記電力供給部から前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を制御する制御部と、
を備え、
前記カプセル検出用磁界発生部は、インピーダンスが互いに異なる複数のコイルを有し、
前記制御部は、前記状態検知部の検知結果に基づいて、前記複数のコイルの内から電力を供給する1つのコイルを選択することを特徴とするカプセル型医療装置。
(付記4)
被検体内に導入されて使用されるカプセル型医療装置であって、電力供給部と、当該カプセル型医療装置の位置及び/又は姿勢を前記被検体外で検知させるためのカプセル検出用磁界を、前記電力供給部から電力の供給を受けて発生するカプセル検出用磁界発生部と、当該カプセル型医療装置の状態を検知する状態検知部と、前記状態検知部の検知結果に基づいて、前記電力供給部から前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を制御する制御部と、を有するカプセル型医療装置と、
前記被検体外に設けられる外部装置であって、
前記カプセル検出用磁界発生部が発生した磁界を検出するカプセル検出用磁界検出部と、
前記カプセル検出用磁界検出部の検出結果に基づいて前記カプセル型医療装置の位置及び/又は姿勢を検知する位置及び姿勢検知部と、
を有する外部装置と、
を備えることを特徴とする医療システム。
(付記5)
前記外部装置は、前記電力供給部による前記電力供給を制御するための指示情報を送信する指示情報送信部をさらに有し、
前記状態検知部は、前記指示情報送信部から送信された指示情報を受信し、
前記制御部は、前記状態検知部が受信した前記指示情報に基づいて前記電力供給を制御することを特徴とする付記4に記載の医療システム。
(付記6)
前記カプセル型医療装置は、磁性部材からなり、当該カプセル型医療装置を誘導するために該カプセル型医療装置に外部から印加される磁界である誘導磁界に応答する磁界応答部をさらに有し、
前記外部装置は、前記誘導磁界を発生する誘導磁界発生部をさらに有し、
前記指示情報は、前記外部装置が発生する前記誘導磁界に関する情報であることを特徴とする付記5に記載の医療システム。
(付記7)
前記カプセル型医療装置は、
前記被検体内を撮像して画像情報を取得する撮像部と、
前記画像情報及び/又は該画像情報の関連情報を無線送信する送信部と、
をさらに有し、
前記外部装置は、
前記送信部が送信した前記画像情報及び/又は関連情報を受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記画像情報及び/又は前記関連情報に基づいて、前記カプセル型医療装置と前記被検体との間の距離に関する情報を前記指示情報として生成する指示情報生成部と、
をさらに有することを特徴とする付記5に記載の医療システム。
(付記8)
前記カプセル型医療装置は、
自身の周囲における空間の特性を表す環境を検出して環境情報を生成する環境検出部と、
前記環境情報を無線送信する送信部と、
をさらに有し、
前記外部装置は、
前記送信部が送信した前記環境情報を受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記環境情報に基づいて、前記カプセル型医療装置と前記被検体との間の距離に関する情報を前記指示情報として生成する指示情報生成部と、
をさらに有することを特徴とする付記5に記載の医療システム。
(付記9)
前記カプセル型医療装置は、
自身の周囲における空間の特性を表す環境を検出して環境情報を生成する環境検出部と、
前記環境情報を無線送信する送信部と、
をさらに有し、
前記外部装置は、
前記送信部が送信した前記環境情報を受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記環境情報に基づいて、前記カプセル型医療装置が通過中である被検体の臓器の種類に関する情報を前記指示情報として生成する指示情報生成部と、
をさらに有することを特徴とする付記5に記載の医療システム。
1、1−2、3、3−2 医療システム
1a 被検体
1b ベッド
1c 体腔
20、20−2、30、30−2 誘導装置
20a 勾配場発生部
21 操作入力部
22 制御部
23 誘導磁界発生部
24 受信部
24a アンテナ
25 画像処理部
26 記憶部
27 カプセル検出用磁界検出部
28 位置及び姿勢算出部
28a フィルタ
28b 増幅器
28c A/D変換部(A/D)
28d FFT演算部(FFT)
28e 位置及び姿勢情報演算部
29 表示部
31、33 指示情報生成部
32 指示情報送信部
32a 送信アンテナ
41、42 ジョイスティック
44U アップボタン
44B ダウンボタン
45 キャプチャボタン
46 アプローチボタン
100、130、130−2、140、150、200、210、300、310、400、500 カプセル型内視鏡
101 カプセル型筐体
102 筒状筐体
103 ドーム形状筐体
110、110a、110b 撮像部
111 照明部
112 光学系
113 撮像素子
121 撮像制御部
122 送信部
123 電力供給部
124 永久磁石
125、151 誘導磁界検出部
126 カプセル検出用磁界発生部(検出用磁界発生部)
127 カプセル検出用磁界制御部(検出用磁界制御部)
131、152 動き検出部
141 勾配場検出部
201 距離取得部
202 超音波センサ
211 臓器判別部
301 受信部
311 環境検出部
401 送信制御部

Claims (11)

  1. 被検体内に導入されて使用されるカプセル型医療装置であって、
    電力供給部と、
    当該カプセル型医療装置の位置姿勢との少なくとも1つを前記被検体外で検知させるためのカプセル検出用磁界を、前記電力供給部から電力の供給を受けて発生するカプセル検出用磁界発生部と、
    当該カプセル型医療装置の状態を検知する状態検知部と、
    前記状態検知部の検知結果に基づいて、前記電力供給部から前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を制御する制御部と、
    磁性部材からなり、当該カプセル型医療装置の位置と姿勢との少なくとも1つを誘導するために該カプセル型医療装置に外部から印加される磁界である誘導磁界に応答する磁界応答部と、
    を備え
    前記状態検知部は、前記誘導磁界の強度、方向、及び、勾配の内の少なくとも1つを検出する誘導磁界検出部を含み、
    前記制御部は、前記誘導磁界検出部の検出結果に応じて前記電力供給を制御することを特徴とするカプセル型医療装置。
  2. 前記誘導磁界検出部は、前記誘導磁界の強度を検出し、
    前記制御部は、前記強度に応じて、前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を制御することを特徴とする請求項に記載のカプセル型医療装置。
  3. 前記誘導磁界検出部は、前記誘導磁界の強度の変化を検出し、
    前記制御部は、前記強度の変化量に応じて、前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を制御することを特徴とする請求項に記載のカプセル型医療装置。
  4. 前記誘導磁界検出部は、前記誘導磁界の勾配を検出し、
    前記制御部は、前記勾配に応じて、前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を制御することを特徴とする請求項に記載のカプセル型医療装置。
  5. 前記誘導磁界検出部は、前記誘導磁界の方向を検出し、
    前記制御部は、前記方向と前記磁界応答部の磁化方向とのなす角度の大きさに応じて、前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を制御することを特徴とする請求項に記載のカプセル型医療装置。
  6. 被検体内に導入されて使用されるカプセル型医療装置であって、
    電力供給部と、
    当該カプセル型医療装置の位置と姿勢との少なくとも1つを前記被検体外で検知させるためのカプセル検出用磁界を、前記電力供給部から電力の供給を受けて発生するカプセル検出用磁界発生部と、
    当該カプセル型医療装置の状態を検知する状態検知部と、
    前記状態検知部の検知結果に基づいて、前記電力供給部から前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を制御する制御部と、
    を備え、
    前記状態検知部は、当該カプセル型医療装置の動きを検出する動き検出部を含み、
    前記動き検出部は、前記カプセル型医療装置の加速度に対応する物理量を検出し、
    前記制御部は、前記動き検出部の検出結果から判断される前記加速度が所定値以上又は以下である場合、前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を減少又は電力供給をオフさせることを特徴とするカプセル型医療装置。
  7. 被検体内に導入されて使用されるカプセル型医療装置であって、
    電力供給部と、
    当該カプセル型医療装置の位置と姿勢との少なくとも1つを前記被検体外で検知させるためのカプセル検出用磁界を、前記電力供給部から電力の供給を受けて発生するカプセル検出用磁界発生部と、
    当該カプセル型医療装置の状態を検知する状態検知部と、
    前記状態検知部の検知結果に基づいて、前記電力供給部から前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を制御する制御部と、
    磁性部材からなり、当該カプセル型医療装置を誘導するために該カプセル型医療装置に外部から印加される磁界である誘導磁界に応答する磁界応答部と、
    備え、
    前記状態検知部は、
    前記誘導磁界を検出する誘導磁界検出部と、
    当該カプセル型医療装置の動きを検出する動き検出部と、
    前記誘導磁界検出部の誘導磁界検出結果と、前記動き検出部の動き検出結果とを比較する比較判定部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記誘導磁界検出部の誘導磁界検出結果と、前記動き検出部の動き検出結果とを比較した結果に基づいて前記電力供給を制御することを特徴とするカプセル型医療装置。
  8. 前記制御部は、前記誘導磁界の勾配の方向と当該カプセル型医療装置の移動方向とが一致していると判定した場合に、前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を減少させることを特徴とする請求項に記載のカプセル型医療装置。
  9. 前記制御部は、前記誘導磁界の方向と、当該カプセル型医療装置の姿勢とが一致していると判定した場合に、前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を減少させることを特徴とする請求項に記載のカプセル型医療装置。
  10. 被検体内に導入されて使用されるカプセル型医療装置であって、
    電力供給部と、
    当該カプセル型医療装置の位置と姿勢との少なくとも1つを前記被検体外で検知させるためのカプセル検出用磁界を、前記電力供給部から電力の供給を受けて発生するカプセル検出用磁界発生部と、
    当該カプセル型医療装置の状態を検知する状態検知部と、
    前記状態検知部の検知結果に基づいて、前記電力供給部から前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を制御する制御部と、
    を備え、
    前記状態検知部は、当該カプセル型医療装置と前記被検体との間の距離を取得する距離取得部を含み、
    前記制御部は、前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を、前記距離が所定値以上である場合に減少させると共に、前記距離が所定値より小さい場合に増加させる又は、前記距離が所定値以上である場合に増加させると共に、前記距離が所定値より小さい場合に減少させることを特徴とするカプセル型医療装置。
  11. 被検体内に導入されて使用されるカプセル型医療装置であって、
    電力供給部と、
    当該カプセル型医療装置の位置と姿勢との少なくとも1つを前記被検体外で検知させるためのカプセル検出用磁界を、前記電力供給部から電力の供給を受けて発生するカプセル検出用磁界発生部と、
    当該カプセル型医療装置の状態を検知する状態検知部と、
    前記状態検知部の検知結果に基づいて、前記電力供給部から前記カプセル検出用磁界発生部への電力供給を制御するカプセル検出用磁界制御部と、
    を有するカプセル型医療装置と、
    前記被検体外に設けられ、前記カプセル型医療装置の位置と姿勢との少なくとも1つを検知する外部装置であって、
    前記カプセル検出用磁界発生部が発生した磁界を検出するカプセル検出用磁界検出部と、
    前記カプセル検出用磁界検出部の検出結果に基づいて前記カプセル型医療装置の位置と姿勢との少なくとも1つを算出する位置及び姿勢検知部と、
    記カプセル型医療装置の位置と姿勢との少なくとも1つを誘導するために該カプセル型医療装置に外部から印加される磁界である誘導磁界を発生する誘導磁界発生部に対し、前記誘導磁界の強度と方向との少なくとも1つの変化量に関する指示情報に基づいて前記誘導磁界を発生するように制御を行う制御部と、
    前記指示情報を前記カプセル型医療装置に送信する指示情報送信部と、
    を有し、
    前記指示情報に基づいて前記誘導磁界発生部に発生させる前記誘導磁界の強度と方向との少なくとも1つを前記制御部により制御すると共に、前記指示情報を前記指示情報送信部から前記カプセル型医療装置に送信する外部装置と、
    を備えた医療システムであり、
    前記状態検知部は、前記指示情報送信部から送信された前記指示情報を受信し、
    前記カプセル検出用磁界制御部は、前記状態検知部が受信した前記指示情報に基づいて、前記電力供給部から前記カプセル検出用磁界発生部への前記電力供給を制御する
    ことを特徴とする医療システム。
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