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JP5550329B2 - エレベータ巻上げ機 - Google Patents
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JP5550329B2 - エレベータ巻上げ機 - Google Patents

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Description

本発明は、シーブブレーキ装置を備えたエレベータ巻上げ機に関する。
エレベータは、昇降路内を上下移動している乗りかごを制動することができるブレーキ装置を有している。このブレーキ装置は、通常、巻上げ機の駆動軸に対してブレーキトルクを発生させて、乗りかごを制動している。
このようなブレーキ装置には、例えば特許文献1に開示されているように、モータ軸やギアが破損しても乗りかごを制動できるように、乗りかご等を吊り下げるメインロープが懸架されるメインシーブの駆動軸(シーブシャフト)を制動するシーブブレーキ装置等が知られている。
特許第3422809号公報
上記のようなシーブブレーキ装置は、適切なブレーキトルクを得るために、円板状のフランジプレートとブレーキディスクとが互いに適切な相対位置にあることが必要である。このため、フランジプレートとマシンベッドとをブラケット等で連結するときに、シーブシャフトに対するシーブブレーキの制動部の同芯度(高さ方向距離)および垂直度を調整する必要がある。
一方、乗りかご等を吊り下げた状態のメインロープがメインシーブに懸架されているときは、シーブシャフトは、当該乗りかご等の重量により発生する荷重に応じて変形する。この変形量は、乗りかご内の乗客の増減等に応じて変化するものである。
シーブシャフトが変形すると、この変形に伴ってシーブシャフトに固定されるブレーキディスクのディスク面が傾く。ブレーキディスクが傾いた状態で、フランジプレートに接すると、接触状態がばらついて、シーブシャフトやメインシーブ等を効率よく制動できなくなる場合がある。
上記同芯度や垂直度等の調整作業は、エレベータ巻上げ機が、据付場所に設置された後に、メインシャフト等に実際に作用する荷重を確認しながら調整する必要がある。当該調整作業は、マシンベッドと、マシンベッドとシーブブレーキ装置とを連結するブラケットと、の間の締結部にシム材等を入れて行っている。ところが、このような調整方法だけでは、フランジプレートおよびブレーキディスクを所定の相対位置に設置することが困難な場合がある。
また、エレベータの設置場所の省スペース化が進んでいるため、エレベータ巻上げ機を調整する作業場所は、狭いことが多い。このため、当該調整作業の工数が増大することもある。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、エレベータ巻上げ機のブレーキ性能を向上させることである。
上記目的を達成するための本発明に係るエレベータ巻上げ機は、モータが設置可能なマシンベッド上に所定の方向に延びるように配置されて、前記モータによって回転するように構成されたシーブシャフトと、昇降路内を移動可能に構成されたエレベータ乗りかごを吊り下げる複数本のメインロープが懸架された円板状で、前記シーブシャフトに固定されて前記シーブシャフトと共に回転するように構成されたメインシーブと、前記メインシーブに並ぶように前記シーブシャフトに着脱可能で前記シーブシャフトと共に回転可能なブレーキディスクと、このブレーキディスクのディスク面に接離可能でこのディスク面に接しているときに前記ブレーキディスクの回転を制動可能なフランジプレートを備え、前記マシンベッド上に配置されて前記シーブシャフトの一部を半径方向外側から覆うように構成されたシーブブレーキ装置と、前記マシンベッドに固定される板状のマシンベッド連結固定部と、このマシンベッド連結固定部に連結された板状で前記マシンベッドに垂直で且つ前記シーブシャフトの軸方向に広がるように面が形成されてこの面内に貫通穴が形成された垂直部と、を具備するマシンベッド側連結部材と、前記シーブブレーキ装置の外側に固定された板状のブレーキ連結部と、このブレーキ連結部に連結された板状で前記垂直部に対向するように配置された垂直連結部と、を具備するブレーキ側連結部材と、ねじ部が前記貫通穴を貫通するように配置されて、前記垂直部および垂直連結部が互いに所定の相対位置を保持した状態で、前記垂直部に前記垂直連結部を固定する調整ボルトと、を有するエレベータ巻上げ機であって、前記貫通穴は、前記シーブシャフトの軸方向に垂直で且つ前記マシンベッドの上面に垂直に延びる長穴で、前記垂直連結部は、前記調整ボルトの軸芯を中心に前記シーブブレーキ装置が回動可能で、前記長穴の長手方向に沿って、前記シーブブレーキ装置が直線的に移動可能に構成されていて、前記フランジプレートと前記ブレーキディスクとの間の相対位置およびそれらの互いの向きを、据え付け場所で調整可能に構成されていること、を特徴とする。
また、本発明に係るエレベータ巻上げ機は、モータが設置可能なマシンベッド上に所定の方向に延びるように配置されて、前記モータによって回転するように構成されたシーブシャフトと、昇降路内を移動可能に構成されたエレベータ乗りかごを吊り下げる複数本のメインロープが懸架された円板状で、前記シーブシャフトに固定されて前記シーブシャフトと共に回転するように構成されたメインシーブと、前記メインシーブに並ぶように前記シーブシャフトに着脱可能で前記シーブシャフトと共に回転可能なブレーキディスクと、このブレーキディスクのディスク面に接離可能でこのディスク面に接しているときに前記ブレーキディスクの回転を制動可能なフランジプレートを備え、前記マシンベッド上に配置されて前記シーブシャフトの一部を半径方向外側から覆うように構成されたシーブブレーキ装置と、前記マシンベッドに固定される板状のマシンベッド連結固定部と、このマシンベッド連結固定部に連結された板状で前記マシンベッドに垂直で且つ前記シーブシャフトの軸方向に広がるように面が形成された垂直部と、により構成されるマシンベッド側連結部材と、前記垂直部の面内に固定されて、前記面に垂直に延びるピンと、前記シーブブレーキ装置の外側に固定された板状のブレーキ連結部と、前記垂直部に対向するように配置された板状で、前記ピンに連結されて前記ピンの周りを回転可能に構成された垂直連結部と、この垂直連結部に連結された板状で前記ブレーキ連結に対向しながら接触可能で前記シーブシャフトの軸方向に垂直で且つ前記マシンベッドの上面に垂直に延びる長穴が形成された直線方向調整部と、を備えた中間部材と、ねじ部が前記長穴を貫通して前記ブレーキ連結部材に固定されて、前記ブレーキ連結部材および直線方向調整部が互いに所定の相対位置を保つように、前記ブレーキ連結部材および直線方向調整部を、ナットと共に締め付けて固定する調整ボルトと、を有し、前記フランジプレートと前記ブレーキディスクとの間の相対位置およびそれらの互いの向きを、据え付け場所で調整可能に構成されていること、を特徴とする。
また、本発明に係るエレベータ巻上げ機は、モータが設置可能なマシンベッド上に所定の方向に延びるように配置されて、前記モータによって回転するように構成されたシーブシャフトと、昇降路内を移動可能に構成されたエレベータ乗りかごを吊り下げる複数本のメインロープが懸架された円板状で、前記シーブシャフトに固定されて前記シーブシャフトと共に回転するように構成されたメインシーブと、前記メインシーブに並ぶように前記シーブシャフトに着脱可能で前記シーブシャフトと共に回転可能なブレーキディスクと、このブレーキディスクのディスク面に接離可能でこのディスク面に接しているときに前記ブレーキディスクの回転を制動可能なフランジプレートを備え、前記マシンベッド上に配置されて前記シーブシャフトの一部を半径方向外側から覆うように構成されたシーブブレーキ装置と、前記シーブブレーキ装置の外側に固定された板状のブレーキ連結部材と、長辺が前記シーブシャフトに垂直な方向に延びる略長方形の板状で、前記マシンベッドに固定されるマシンベッド連結固定と、前記マシンベッド連結固定部の長辺に回動可能に連結された略長方形の板状で、面内に前記シーブシャフトの軸方向に垂直に延びる長穴が形成された回動部材と、ねじ部が前記長穴を貫通するように配置されて、前記ブレーキ連結部材および回動部材が互いに所定の相対位置を保つように、前記ブレーキ連結部材および回動部材を、ナットと共に締め付けて固定する調整ボルトと、を有し、前記フランジプレートと前記ブレーキディスクとの間の相対位置およびそれらの互いの向きを、据え付け場所で調整可能に構成されていること、を特徴とする。
本発明によれば、エレベータ巻上げ機のブレーキ性能を向上させることが可能になる。
本発明に係る第1の実施形態のエレベータ巻上げ機を含むエレベータシステムの構成を示す概略正面図である。 図1のエレベータ巻上げ機を拡大して示した一部断面の部分側面図である。 図2のIII−III矢視正面図である。 図3のIV−IV矢視上面図である。 図2の垂直連結部等が回動している状態を示す概略側面図である。 図2の垂直連結部等が鉛直上向きに平行移動した状態を示す概略側面図である。 本発明に係る第2の実施形態のエレベータ巻上げ機の概略側面図である。 図7のVIII−VIII矢視正面図である。 図8のIX−IX矢視上面図である。 図7の垂直連結部等が回動している状態を示す概略側面図である。 図7の垂直連結部等が鉛直上向きに平行移動した状態を示す概略側面図である。 本発明に係る第3の実施形態のエレベータ巻上げ機の概略側面図である。 図12の垂直連結部等が、図中の時計周りに回動した状態を示す部分側面図である。 図12の垂直連結部等が、図中の反時計周りに回動した状態を示す部分側面図である。 本発明に係る第4の実施形態のエレベータ巻上げ機の概略側面図である。 図15のXVI−XVI矢視正面図である。 図16のXVII−XVII矢視上面図である。 図15の垂直連結部等が回動している状態を示す概略側面図である。 図15の垂直連結部等が鉛直上向きに平行移動した状態を示す概略側面図である。 本発明に係る第5の実施形態のエレベータ巻上げ機の概略側面図である。 図20のフランジプレート等がストッパ部材で支持された状態を示す概略側面図である。
以下、本発明に係るエレベータ巻上げ機1の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
本発明に係るエレベータ巻上げ機1の第1の実施形態について、図1〜図6を用いて説明する。図1は、本実施形態のエレベータ巻上げ機1を含むエレベータシステムの構成を示す概略正面図である。図2は、図1のエレベータ巻上げ機1を拡大して示した一部断面の側面図である。図3は、図2のIII−III矢視正面図である。図4は、図3のIV−IV矢視上面図である。
図5は、図2の垂直連結部53等が回動している状態を示す概略側面図である。図6は、図2の垂直連結部53等が鉛直上向きに平行移動した状態を示す概略側面図である。
なお、図2〜図6は、シーブブレーキ装置20の詳細な図示を省き、2点鎖線によって仮想的に示している。また、図2〜図6は、メインシーブ11およびモータ9等の図示は省略している。
本実施形態のエレベータ巻上げ機1を含むエレベータシステムは、図1に示すように、鉛直に延びる昇降路100の上方に配置されたマシンベッド5と、このマシンベッド5の上面に設置されたエレベータ巻上げ機1と、このエレベータ巻上げ機1に取り付けられた円板状のメインシーブ11に懸架されたメインロープ8と、このメインロープ8によって吊り下げられて当該昇降路100内を上下移動可能な乗りかご6および釣合い錘7と、を有する。
エレベータ巻上げ機1は、図2〜図4に示すように、水平軸周りを回転するシーブシャフト10と、このシーブシャフト10に固定されてシーブシャフト10と共に回転するメインシーブ11と、このシーブシャフト10を回転させるためのモータ9と、を有する。また、このエレベータ巻上げ機1は、マシンベッド5上に配置されてシーブシャフト10に連結されてシーブシャフト10の一部を半径方向外側から覆うように構成されたシーブブレーキ装置20を有する。
このシーブブレーキ装置20は、当該シーブシャフト10を半径方向外側から覆うように構成された円筒状のシャフト嵌合部21と、このシャフト嵌合部21の半径方向外側に固定された穴あき円板状のブレーキディスク22と、シャフト嵌合部21の半径方向外側に配置されてブレーキディスク22のディスク面22aに接離可能なフランジプレート25と、を有する。また、このシーブブレーキ装置20は、図示は省略するが、ブレーキディスク22をフランジプレート25に接離させるためにシーブシャフト10の軸方向に平行移動させるための機構を有している。
シャフト嵌合部21は、詳細な図示は省略しているが、シーブシャフト10が挿入可能な穴が形成されて、この穴の内周面には、スプライン溝が形成されている。シーブシャフト10の一方の端部側には、このスプライン溝に嵌合可能なスプライン部が形成されている。当該スプラインによってシャフト嵌合部21は、シーブシャフト10と共に回転可能である。
ブレーキディスク22は、シャフト嵌合部21がシーブシャフト10に取り付けられているときに、メインシーブ11に互いに平行に並ぶように固定されている。このブレーキディスク22は、シーブシャフト10およびシャフト嵌合部21と共に回転可能である。
フランジプレート25は、ブレーキディスク22のディスク面22aに接離可能な制動部25aを有し、当該ディスク面22aがこの制動部25aに接するときにブレーキディスク22の回転を制動可能である。シャフト嵌合部21内にシーブシャフト10があるときに、このフランジプレート25はメインシーブ11に互いに間隔をあけて平行に配置され、制動部25aは、メインシーブ11から軸方向に離れる側に形成されている。
シーブブレーキ装置20は、連結装置30を介してマシンベッド5上に固定される。この連結装置30は、フランジプレート25のメインシーブ11側の面に、着脱可能に取り付けられている。以下に、この連結装置30の構成について説明する。
この連結装置30は、マシンベッド側連結部材40と、ブレーキ側連結部材50と、を有する。このマシンベッド側連結部材40は、マシンベッド連結固定部41および垂直部42を有する。
このマシンベッド連結固定部41は、マシンベッド5に上面(水平面)に固定される略長方形の平板状で、この長方形状の面が当該上面に接する状態で固定されている。このマシンベッド連結固定部41の長手側の辺がシーブシャフト10の軸方向に互いに垂直になるように、短手側の辺が当該軸方向に互いに平行になるように、配置されている。
垂直部42は、マシンベッド連結固定部41の短手側の両側それぞれから、マシンベッド連結固定部41に垂直に立ち上がるように形成された長方形の平板状である。これらの垂直部42それぞれの面内には、水平に貫通する第1貫通長穴42aが形成されている。この第1貫通長穴42aは、シーブシャフト10の軸方向に垂直でマシンベッド5の上面に垂直、すなわち鉛直に延びる長穴である。また、マシンベッド側連結部材40は、マシンベッド連結固定部41および垂直部42を合わせて、縦断面がアルファベットの「U」の字のような形状になる。
ブレーキ側連結部材50は、ブレーキ連結部51および垂直連結部53を有する。このブレーキ連結部51は、シーブブレーキ装置20のフランジプレート25のメインシーブ11側の面に取付け用ボルト79等で固定された板状で、メインシーブ11に平行に配置されている。このブレーキ連結部51は、シーブシャフト10の下方に配置されて、シーブシャフト10に干渉しないように切欠き部52が形成されている。
垂直連結部53は、このブレーキ連結部51に水平方向両側に連結された板状で、それぞれが垂直部42に対向するように配置されている。このブレーキ側連結部材50は、マシンベッド側連結部材40と同様に、垂直連結部53を含む部位の縦断面がアルファベットの「U」の字のような形状になる。
垂直部42および垂直連結部53は、互いに対向した状態で接するように配置されている。このとき、第1貫通長穴42aを貫通するように相対位置調整ボルト71が配置されている。この相対位置調整ボルト71は、垂直連結部53に固定されている。
この相対位置調整ボルト71は、垂直部42および垂直連結部53が互いに所定の相対位置を保持した状態でナット71aと共に固定することができる。
垂直連結部53は、図5に示すように、垂直部42に対して、相対位置調整ボルト71の軸芯を中心に回動することができる。垂直連結部53が回動することで、フランジプレート25を所定の傾きが保持されるように調整することができる。これにより、シーブシャフト10に対するシーブブレーキ装置20の垂直度の精度を向上できる。
また、図6に示すように、第1貫通長穴42aが鉛直方向に延びているため、垂直連結部53は、鉛直方向に平行移動することが可能である。これにより、フランジプレート25の鉛直方向位置を調整可能になる。これにより、シーブシャフト10に対するシーブブレーキ装置20の同芯度の精度を向上できる。
続いて、エレベータ巻上げ機1を所定の設置場所に設置した後に、ブレーキディスク22およびフランジプレート25の相対位置を調整する手順について説明する。
シーブシャフト10に所定の荷重が作用するように、メインロープ8をメインシーブ11に懸架する。このとき、メインシーブ11には、下向きの荷重が作用している。この下向き荷重によってシーブシャフト10は下方に撓むように変形する。
ブレーキディスク22は、シャフト嵌合部21を介してシーブシャフト10に固定されている。このため、上記のようにシーブシャフト10が下方に撓むように変形すると、この変形に応じてディスク面22aが傾く。
この状態で、相対位置調整ボルト71を緩めて、ブレーキ側連結部材50の垂直連結部53を回動させる。垂直連結部53を回動させて、フランジプレート25が所定の傾きになるように調整する。さらに、第1貫通長穴42aの長手方向、すなわち、鉛直方向に沿って、垂直連結部53を平行移動させる。この平行移動によって、フランジプレート25およびブレーキディスク22の相対位置を調整する。
フランジプレート25およびブレーキディスク22が所定の相対位置になった状態で、相対位置調整ボルト71を締め付ける。これにより、当該調整の手順が完了する。
以上の説明からわかるように、本実施形態によれば、エレベータの据付現場で、ブレーキディスク22およびフランジプレート25の相対位置を効率よく調整し、シーブシャフト10に対するするシーブブレーキ装置20の垂直度および同芯度等の精度を向上させることができる。
これにより、ブレーキディスク22およびフランジプレート25の接触状態のばらつきが抑制され、エレベータ巻上げ機1のブレーキ性能を向上させることが可能になる。
[第2の実施形態]
本発明に係るエレベータ巻上げ機1の第2の実施形態について、図7〜図11を用いて説明する。図7は、本実施形態のエレベータ巻上げ機1の概略側面図である。図8は、図7のVIII−VIII矢視正面図である。図9は、図8のIX−IX矢視上面図である。
図10は、図7の垂直連結部53等が回動している状態を示す概略側面図である。図11は、図7の垂直連結部53等が鉛直上向きに平行移動した状態を示す概略側面図である。なお、図7〜図11は、シーブブレーキ装置20の詳細な図示を省き、2点鎖線によって仮想的に示している。
なお、本実施形態は、第1の実施形態(図1〜図6)の変形例であって、第1の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
本実施形態のエレベータ巻上げ機1の連結装置30は、マシンベッド5に着脱可能に固定されたマシンベッド側連結部材40と、シーブブレーキ装置20のフランジプレート25に着脱可能に取り付けられたブレーキ側連結部材50と、これらを互いに連結する中間部材60と、を有する。
マシンベッド側連結部材40は、第1の実施形態と同様に構成で、マシンベッド連結固定部41および垂直部42を有する。垂直部42は、面内に回動ピン75が固定されている。この回動ピン75は、水平且つシーブシャフト10に垂直に延びる。
ブレーキ側連結部材50は、シーブブレーキ装置20のフランジプレート25のメインシーブ11側の面に固定された板状で、メインシーブ11に平行に配置されている。このブレーキ側連結部材50は、シーブシャフト10の下方に配置されて、シーブシャフト10に干渉しないように切欠き部52が形成されている。
中間部材60は、第1の実施形態で説明した垂直連結部53と、この垂直連結部53に連結された直線方向調整部61と、を有する。
垂直連結部53は、垂直部42に対向するように配置された長方形の平板状で、回動ピン75によって垂直部42に連結される。この垂直連結部53は、回動ピン75の周りを回動自在に構成されている。この例では、回動動作を停止させるストッパ等を設けていない。
直線方向調整部61は、この垂直連結部53に連結された略長方形の平板状で、ブレーキ側連結部材50に対向するように配置されている。中間部材60は、垂直連結部53および直線方向調整部61を合わせて、縦断面がアルファベットの「U」の字のような形状になる。
この直線方向調整部61は、中間部材60がブレーキ側連結部材50に連結されている状態で、水平に貫通し鉛直に延びる第3貫通長穴51cが形成されている。この第3貫通長穴51cには高さ方向調整ボルト72が貫通し、この高さ方向調整ボルト72はブレーキ側連結部材50に固定されている。この高さ方向調整ボルト72が緩められているときは、中間部材60は、ブレーキ側連結部材50に対して、第3貫通長穴51cの長手方向、すなわち鉛直方向に直線的に平行移動可能である。
これにより、回動ピン75で中間部材60の垂直連結部53を回動させると、この回動動作に伴って、ブレーキ側連結部材50が回動ピン75周りに回動し、ブレーキ側連結部材50が固定されているフランジプレート25も回動する。一方、高さ方向調整ボルト72を緩めて第3貫通長穴51cに沿ってフランジプレート25を鉛直方向に沿って平行移動することで、フランジプレート25の高さ方向を調整できる。
以上の説明からわかるように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、フランジプレート25およびブレーキディスク22の相対位置を調整することができる。また、回動による調整と高さ方向の調整を別々に行うことができる。
また、垂直部42に対して垂直連結部53が回転自在であるため、乗りかご6内の積載量等の変化によってシーブシャフト10に作用する下向き荷重が変動した場合でも、この変動に応じてフランジプレート25の傾きを調整できる。このため、フランジプレート25およびブレーキディスク22の相対位置をより高精度に調整することができる。
[第3の実施形態]
本発明に係るエレベータ巻上げ機1の第3の実施形態について、図12〜図14を用いて説明する。図12は、本実施形態のエレベータ巻上げ機1の概略側面図である。なお、図12は、シーブブレーキ装置20の詳細な図示を省き、2点鎖線によって仮想的に示している。
図13は、図12の垂直連結部53等が、図中の時計周りに回動した状態を示す部分側面図である。図14は、図12の垂直連結部53等が、図中の反時計周りに回動した状態を示す部分側面図である。
なお、本実施形態は、第2の実施形態(図7〜図11)の変形例であって、第2の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
本実施形態のエレベータ巻上げ機1の連結装置30は、第2の実施形態と同様に、マシンベッド5に着脱可能に固定されたマシンベッド側連結部材40と、シーブブレーキ装置20のフランジプレート25に着脱可能に取り付けられたブレーキ側連結部材50と、これらを互いに連結する中間部材60と、を有する。
マシンベッド側連結部材40の垂直部42には、回動ピン75の軸芯を中心とする部分円弧状穴42dが形成されている。この部分円弧状穴42dには固定用ボルト73のねじ部が貫通し、固定用ボルト73は中間部材60の垂直連結部53に固定される。部分円弧状穴42dの両端部に固定用ボルト73があるときに、回動動作が停止する。
これにより、垂直連結部53等が回動ピン75周りに回動する動作の可動範囲を定めることができるため、第2の実施形態に比べて、シーブブレーキ装置20をシーブシャフト10に取り付ける作業やシーブシャフト10から取り外す作業等の動作をより安全に行うことが可能になる。
[第4の実施形態]
本発明に係るエレベータ巻上げ機1の第4の実施形態について、図15〜図19を用いて説明する。図15は、本実施形態のエレベータ巻上げ機1の概略側面図である。図16は、図15のXVI−XVI矢視正面図である。図17は、図16のXVII−XVII矢視上面図である。
図18は、図15の垂直連結部53等が回動している状態を示す概略側面図である。図19は、図15の垂直連結部53等が鉛直上向きに平行移動した状態を示す概略側面図である。なお、図15〜図19は、シーブブレーキ装置20の詳細な図示を省き、2点鎖線によって仮想的に示している。
なお、本実施形態は、第1の実施形態(図1〜図6)および第2の実施形態(図7〜図11)の変形例であって、第1および第2の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
本実施形態のエレベータ巻上げ機1の連結装置30は、第1の実施形態と同様に、マシンベッド5に着脱可能に固定されたマシンベッド側連結部材40と、シーブブレーキ装置20のフランジプレート25に着脱可能に取り付けられたブレーキ側連結部材50と、を有する。
このマシンベッド側連結部材40は、第1の実施形態で説明したマシンベッド連結固定部41と、第2の実施形態で説明した直線方向調整部61と、を有する。
マシンベッド連結固定部41および直線方向調整部61は、ヒンジ65によって連結されている。このヒンジ65の回動軸は、マシンベッド連結固定部41の長手側の長辺に沿って配置されている。この回動軸周りに直線方向調整部61が回動可能に構成されている。
一方、直線方向調整部61の第3貫通長穴51cを貫通する高さ方向調整ボルト72を緩めることで、ブレーキ側連結部材50が鉛直方向(高さ方向)に平行移動可能である。
以上の説明からわかるように、本実施形態によれば、第1および第2の実施形態と同様に、フランジプレート25およびブレーキディスク22の相対位置を調整することができる。また、連結装置30をよりコンパクトにすることが可能になる。
[第5の実施形態]
本発明に係るエレベータ巻上げ機1の第5の実施形態について、図20および図21を用いて説明する。図20は、本実施形態のエレベータ巻上げ機1の概略側面図である。図21は、図20のフランジプレート25等がストッパ部材80で支持された状態を示す概略側面図である。なお、図20および図21は、シーブブレーキ装置20の詳細な図示を省き、2点鎖線によって仮想的に示している。
なお、本実施形態は、第4の実施形態(図15〜図19)の変形例であって、第4の実施形態と同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
本実施形態のエレベータ巻上げ機1の連結装置30は、第4の実施形態と同様に、マシンベッド5に着脱可能に固定されたマシンベッド側連結部材40と、シーブブレーキ装置20のフランジプレート25に着脱可能に取り付けられたブレーキ側連結部材50と、を有する。また、シーブブレーキ装置20の下方で、マシンベッド5の上面にストッパ部材80が設けられている。
これにより、回動による調整を行っているときに、回動範囲が所定の範囲を超えることが抑制されて、第4の実施形態に比べて、シーブブレーキ装置20をシーブシャフト10に取り付ける作業やシーブシャフト10から取り外す作業等の動作をより安全に行うことが可能になる。
[その他の実施形態]
上記実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、第1〜第3の実施形態で説明したシーブブレーキ装置20に、第5の実施形態で説明したストッパ部材80(図21)を設けてもよい。
1…エレベータ巻上げ機、5…マシンベッド、6…乗りかご、7…釣合い錘、8…メインロープ、9…モータ、10…シーブシャフト、11…メインシーブ、20…シーブブレーキ装置、21…シャフト嵌合部、22…ブレーキディスク、22a…ディスク面、25…フランジプレート、25a…制動部、30…連結装置、40…マシンベッド側連結部材、41…マシンベッド連結固定部、42…垂直部、42a…第1貫通長穴、42d…部分円弧状穴、50…ブレーキ側連結部材、51…ブレーキ連結部、51c…第3貫通長穴、52…切欠き部、53…垂直連結部、60…中間部材、61…直線方向調整部、65…ヒンジ、71…相対位置調整ボルト、71a…ナット、72…高さ方向調整ボルト、73…固定用ボルト、75…回動ピン、79…取付け用ボルト、80…ストッパ部材、100…昇降路

Claims (4)

  1. モータが設置可能なマシンベッド上に所定の方向に延びるように配置されて、前記モータによって回転するように構成されたシーブシャフトと、
    昇降路内を移動可能に構成されたエレベータ乗りかごを吊り下げる複数本のメインロープが懸架された円板状で、前記シーブシャフトに固定されて前記シーブシャフトと共に回転するように構成されたメインシーブと、
    前記メインシーブに並ぶように前記シーブシャフトに着脱可能で前記シーブシャフトと共に回転可能なブレーキディスクと、このブレーキディスクのディスク面に接離可能でこのディスク面に接しているときに前記ブレーキディスクの回転を制動可能なフランジプレートを備え、前記マシンベッド上に配置されて前記シーブシャフトの一部を半径方向外側から覆うように構成されたシーブブレーキ装置と、
    前記マシンベッドに固定される板状のマシンベッド連結固定部と、このマシンベッド連結固定部に連結された板状で前記マシンベッドに垂直で且つ前記シーブシャフトの軸方向に広がるように面が形成されてこの面内に貫通穴が形成された垂直部と、を具備するマシンベッド側連結部材と、
    前記シーブブレーキ装置の外側に固定された板状のブレーキ連結部と、このブレーキ連結部に連結された板状で前記垂直部に対向するように配置された垂直連結部と、を具備するブレーキ側連結部材と、
    ねじ部が前記貫通穴を貫通するように配置されて、前記垂直部および垂直連結部が互いに所定の相対位置を保持した状態で、前記垂直部に前記垂直連結部を固定する調整ボルトと、
    を有するエレベータ巻上げ機であって、
    前記貫通穴は、前記シーブシャフトの軸方向に垂直で且つ前記マシンベッドの上面に垂直に延びる長穴で、
    前記垂直連結部は、
    前記調整ボルトの軸芯を中心に前記シーブブレーキ装置が回動可能で、
    前記長穴の長手方向に沿って、前記シーブブレーキ装置が直線的に移動可能に構成されていて、
    前記フランジプレートと前記ブレーキディスクとの間の相対位置およびそれらの互いの向きを、据え付け場所で調整可能に構成されていること、
    を特徴とするエレベータ巻上げ機。
  2. モータが設置可能なマシンベッド上に所定の方向に延びるように配置されて、前記モータによって回転するように構成されたシーブシャフトと、
    昇降路内を移動可能に構成されたエレベータ乗りかごを吊り下げる複数本のメインロープが懸架された円板状で、前記シーブシャフトに固定されて前記シーブシャフトと共に回転するように構成されたメインシーブと、
    前記メインシーブに並ぶように前記シーブシャフトに着脱可能で前記シーブシャフトと共に回転可能なブレーキディスクと、このブレーキディスクのディスク面に接離可能でこのディスク面に接しているときに前記ブレーキディスクの回転を制動可能なフランジプレートを備え、前記マシンベッド上に配置されて前記シーブシャフトの一部を半径方向外側から覆うように構成されたシーブブレーキ装置と、
    前記マシンベッドに固定される板状のマシンベッド連結固定部と、このマシンベッド連結固定部に連結された板状で前記マシンベッドに垂直で且つ前記シーブシャフトの軸方向に広がるように面が形成された垂直部と、により構成されるマシンベッド側連結部材と、
    前記垂直部の面内に固定されて、前記面に垂直に延びるピンと、
    前記シーブブレーキ装置の外側に固定された板状のブレーキ連結部と、
    前記垂直部に対向するように配置された板状で、前記ピンに連結されて前記ピンの周りを回転可能に構成された垂直連結部と、この垂直連結部に連結された板状で前記ブレーキ連結部に対向しながら接触可能で前記シーブシャフトの軸方向に垂直で且つ前記マシンベッドの上面に垂直に延びる長穴が形成された直線方向調整部と、を備えた中間部材と、
    ねじ部が前記長穴を貫通して前記ブレーキ側連結部材に固定されて、前記ブレーキ側連結部材および直線方向調整部が互いに所定の相対位置を保つように、前記ブレーキ側連結部材および直線方向調整部を、ナットと共に締め付けて固定する調整ボルトと、
    を有し、
    前記フランジプレートと前記ブレーキディスクとの間の相対位置およびそれらの互いの向きを、据え付け場所で調整可能に構成されていること、
    を特徴とするエレベータ巻上げ機。
  3. 前記垂直部および前記垂直連結部の少なくとも一方に、前記ピンを中心とする円弧状に部分弧状貫通穴が形成されて、この部分弧状貫通穴には、固定用ボルトが貫通するように配置されて、
    前記部分弧状貫通穴の端部に前記固定用ボルトがあるときは、前記垂直部および垂直連結部が互いの相対位置が固定されるように構成されていること、
    を特徴とする請求項2に記載のエレベータ巻上げ機。
  4. モータが設置可能なマシンベッド上に所定の方向に延びるように配置されて、前記モータによって回転するように構成されたシーブシャフトと、
    昇降路内を移動可能に構成されたエレベータ乗りかごを吊り下げる複数本のメインロープが懸架された円板状で、前記シーブシャフトに固定されて前記シーブシャフトと共に回転するように構成されたメインシーブと、
    前記メインシーブに並ぶように前記シーブシャフトに着脱可能で前記シーブシャフトと共に回転可能なブレーキディスクと、このブレーキディスクのディスク面に接離可能でこのディスク面に接しているときに前記ブレーキディスクの回転を制動可能なフランジプレートを備え、前記マシンベッド上に配置されて前記シーブシャフトの一部を半径方向外側から覆うように構成されたシーブブレーキ装置と、
    前記シーブブレーキ装置の外側に固定された板状のブレーキ側連結部材と、
    長辺が前記シーブシャフトに垂直な方向に延びる略長方形の板状で、前記マシンベッドに固定されるマシンベッド連結固定部と、
    前記マシンベッド連結固定部の長辺に回動可能に連結された略長方形の板状で、面内に前記シーブシャフトの軸方向に垂直に延びる長穴が形成された回動部材と、
    ねじ部が前記長穴を貫通するように配置されて、前記ブレーキ側連結部材および回動部材が互いに所定の相対位置を保つように、前記ブレーキ側連結部材および回動部材を、ナットと共に締め付けて固定する調整ボルトと、
    を有し、
    前記フランジプレートと前記ブレーキディスクとの間の相対位置およびそれらの互いの向きを、据え付け場所で調整可能に構成されていること、
    を特徴とするエレベータ巻上げ機。
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