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JP5553458B2 - 硬貨収容容器 - Google Patents
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本発明は、硬貨を種類別に収容した状態で持ち運びできる硬貨収納容器に関し、特に、持ち運んだ際に硬貨が散乱するのを防止できる硬貨収容容器に関する。
小売業などにおける日常の会計業務に使用される硬貨収容容器には、図12に示す硬貨収容容器1のように、硬貨を種類別に区分けした状態で容器部2に収容することができるように、区画壁3によって硬貨のサイズに応じた大きさに区画されたものが多い(特許文献1の図10を参照)。
そして、このような硬貨収容容器1の多くは、収容される硬貨の直径に応じた幅を有する硬貨収容部4を備えたもので、その硬貨収容部4に硬貨を積み重ねて収容することで、容易に計数することができるようにしている。
このような硬貨収容容器において、容器部2の一側部2aに蓋5を回動可能に設け、容器部2の他端部に設けられた操作部6を操作することによって、容器部2に設けられた係止部7と、蓋部5に設けられた被係止部8とが係脱し、蓋部5が開閉される構造を採用したものが多く、分別収納された硬貨が運搬中に位置ずれするのを防止するために、蓋部5の内側に突条を設ける技術が提案されている(特許文献1の図4を参照)。
特開2004−225440号公報
しかし、特許文献1に記載の硬貨収容容器1において、容器部2を平面上に置いて計数作業を行なう際に、硬貨収容部4に硬貨が略満杯に収容されていない時には、硬貨収容部4内で硬貨が倒れたり斜めになったりしてしまい、収容金額を瞬時に把握することができない。
この状態において、硬貨を計数する必要がある場合は、硬貨を再度整列させ、最下位から順に数えていかなければならないので、計数作業が煩雑であった。
また、硬貨収容部4に適度な空間がある場合は、持ち運びの際に、硬貨が硬貨収容部4の壁に当たるので、騒音が激しかった。
そこで、本発明は、収容金額の把握や計数が容易で、運搬中に硬貨が壁面に当たる音を低減することができる硬貨収容容器の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明、収容される硬貨の直径に応じた幅を有すると共に該幅の方向に延びる複数の仕切板で等間隔に区分された硬貨収容部を有する容器部と、該容器部を覆う蓋部と、を備えた硬貨収容容器であって、前記仕切板は、単位枚数ごとに積み重ねた際の硬貨の厚みに相当する長さごとに配設されており、前記蓋部には、前記仕切板に近接又は略接触する高さのリブ設けられていることを特徴とするものである。
この場合、前記仕切板は、前記硬貨の直径未満の間隔ごとに配設されており、上縁部、前記容器部の開口縁部よりも上方に突出させたものであってもよい。
請求項1に係る硬貨収容容器は、硬貨の直径に応じた幅に形成された硬貨収容部を、仕切板によって、5枚、10枚等の単位枚数ごとに積み重ねた際の硬貨の厚みに相当する長さに区分したので、当該硬貨収容部において、硬貨の詰まった区分の数を数えることで、収容されている硬貨の金額を瞬時に概算することができるようになる。また、仕切板で区分したことにより、硬貨収容部において収容されている硬貨の枚数が少ない場合であっても、硬貨収容部内で硬貨が倒れるのを防止できる。
また、仕切板によって硬貨の移動範囲を規制することができるので、持ち運びの際に硬貨が大きく移動するのを防止することができ、硬貨が壁に当たる音を小さくすることができる。
特に、硬貨収容部は、蓋部に設けられたリブと仕切板とによって、単位枚数に相当する長さごとに等間隔に区画されるので、1つの区画に収容された硬貨の枚数が、その区画に収容されるべき単位枚数に満たない場合であっても、他の区画へと移動するのを防止できる。
これによって、持ち運び後においても、硬貨が列され、尚且つ単位枚数毎に仕切られた状態を維持させることができる。
請求項2に係る硬貨収容容器は、仕切板を、硬貨の直径未満の間隔ごとに配設すると共に、その上縁部を、容器部の開口縁部よりも上方に突出させたので、より効果的に硬貨の移動を規制することができる。
本発明の実施形態に係る硬貨収容容器を示す斜視図である。 上記硬貨収容容器を開放した状態の平面図である。 図2における正面図である。 蓋を閉じた状態におけるA−A線矢視断面図である。 図4において、硬貨を収容した状態を示すA−A線矢視断面図である。 硬貨を収容した状態で蓋を閉じた状態を示すB−B線矢視断面図である。 上記硬貨収容容器の使用状態を示す説明図である。 硬貨収容部に表示可能な目盛りの例を示し、(A)は1円収容部の表示で、(B)は10円収容部の表示で、(C)は100円収容部の表示である。 従来の硬貨収容容器を示す斜視図である。
本発明の好適な実施形態を、添付図面に基づいて説明する。なお、実施形態は以下の形態に限定されるものではなく、本発明の課題を解決し得るものであれば、他の態様も可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る硬貨収容容器1を示す斜視図である。
この硬貨収容容器1は、小売業などにおける日常の会計業務に使用されるもので、硬貨を種類別に区分した状態で収容する容器部2と、その容器部2の一側部2aに回動可能に設けられた蓋部5と、によって構成されたものである。
この容器部2は、合成樹脂製の材料によって、蓋部5と共に一体成形されたものであり、その内部は、縦方向に延びる区画壁3によって、複数の硬貨収容部4に区画されている。
即ち、容器部2の背面側に位置する後端部2aにおいて、商標や本製品の使用方法等を表示するための表示部9を設け、その表示部9より手前側に、1円、5円、10円等の直径の小さい硬貨を収容するための硬貨収容部4a、4b,4cが設けられ、残りの領域に、50円、100円、500円等の直径の大きい硬貨を収容するための硬貨収容部4d,4f、4eが形成されている。
これらの硬貨収容部4を形成するための区画壁3は、容器2の正面側前端部から後端部に達しており、その上端部は、容器2の開口縁部と同一の高さにまで達している。
このような区画壁3によって形成された硬貨収容部4は、図2に示すように、各硬貨収容部4a,4b,4c,4d,4eに収容される硬貨の直径に応じた幅Wを有する空間部であって、夫々の硬貨収容部4は、幅方向に延びる仕切板10によって、複数の区画に区分されている。
この仕切板10は等間隔に複数配設されており、これらの仕切板10によって区切られている各区画は、硬貨を単位枚数(例えば10枚)ごとに積み重ねた際の厚みに相当する長さMを有している。
この仕切板10の上縁部は、図3に示すように、容器部2の開口縁部よりも上方に突出しており、その上縁の中間部には、凹状の窪み部12が設けられている。この窪み部12に指を差し入れることで、その区画に収容されている硬貨を容易に取り出すことができる。
仕切板10の板面には、2本のリブ13が設けられている。このリブ13によって、当該区画に収容されている硬貨と仕切板10との間に隙間を生じさせることができるので、区画内に硬貨が詰まっている場合であっても、容易に摘み出すことが出来る。
夫々の硬貨収容部4の底部には、そこに収容される硬貨の直径に応じた高さの凸部14が延設されており(図4参照)、蓋を閉じた際に、蓋部5に設けられた後述する凸部15との間で硬貨を保持するようにしたことで、持ち運びの際の硬貨のガサつきを防止できる(図5参照)。
この容器部2の後端部には、図2に示すように、ヒンジ16を介して蓋部5が回動可能に設けられており、前端部には、蓋部5に設けられた開閉操作部6に係止されて嵌めこまれる係止部7が設けられている。
次に、蓋部5の構成について説明する。
蓋部5の内側には、容器部2の区画壁3に対応する位置において、突条17が延設されている。
この突条17は、図4に示すように、蓋を閉じた際に、容器2に設けられた区画壁3に近接又は略接触する程度の高さに設計されており、その突条17の両側には、容器部2の仕切板10に対応する位置にリブ18が設けられている。
このリブ18は、仕切板10に近接又は略接触するような高さに設計されており、硬貨を収容した状態で蓋を閉じた際に、図6に示すように、このリブ18と容器2の仕切板10とによって硬貨の収容空間を規制できるようにしている。
市場に流通している硬貨の殆どにおいて、計数に便利な単位枚数の硬貨の厚み(即ち、硬貨5枚の厚み、硬貨10枚の厚み)は硬貨の直径よりも小さいので、仕切板10の配設間隔(即ち収容区画4の長さM)も硬貨の直径未満である。
このため、収容される硬貨の枚数が少ない場合であっても、容器2を水平に置いた際に硬貨が倒れたり、持ち運び中に移動して、他の収容区画へと散乱するのを防止できる。
この蓋5の正面部には、開閉操作を行なうための操作部6が設けられている。
この操作部6は、容器2及び蓋5に一体成型されたものであり、厚みの薄いヒンジ部6aを介して蓋5に対して回動可能となっている。
この操作部6の板面には、係止孔6bが設けられており、蓋を閉じた際に、容器部2に設けられた係止部7が係止されて嵌合されるようになっている。
上記構成の硬貨収容容器1の使用状態を説明する。
硬貨を硬貨収容部4に入れる際は、図5に示すように、硬貨のサイズに応じた硬貨収容部4に収容されるが、この際、各硬貨収容部4においては、図8に示すように、夫々の区画が満杯になるように順次収容していく。満杯にならない区画については、蓋部5の内側に設けられた突条17と、硬貨収容部4の区画壁3によって、硬貨の収納領域が規制されるので、端数の硬貨は、区画内において位置規制される。
このように、収容されている硬貨の枚数が少なくて、硬貨収容部内で硬貨が動くことがあっても、硬貨は仕切板10やリブ18に係止された状態となり、硬貨が平面状に倒れないようにすることができるので、その区画内における硬貨の収容枚数を容易に把握することができる。
当該硬貨収容部4における合計金額を計数する際には、硬貨の詰まった区分の数を数えた後、端数の硬貨を数えることで、収容金額を瞬時に計算することができる。
硬貨収容容器1を持ち運ぶ際は、蓋を閉じることによって、蓋部5の内側に設けられた突条17と、硬貨収容部4の区画壁3によって、硬貨の収納領域が規制される。これによって、運搬中に、硬貨が他の硬貨収納部へと移動するのを防止できる。
また、仕切板10とリブ18によって硬貨の移動範囲を規制することができるので、持ち運びの際に硬貨が大きく移動するのを防止することができ、硬貨が壁に当たる音を小さくすることができる。
1つの区画に収容された硬貨の枚数が、その区画に収容されるべき単位枚数に満たない場合であっても、運搬中の衝撃によって、硬貨が他の区画へと移動することがない。これによって、持ち運び後においても、硬貨が種類毎に整列され、尚且つ単位枚数毎に仕切られた状態を維持させることができる。
なお、本実施形態において、夫々の硬貨収容部4に、図8に示すような目盛りを設けてもよい。
この目盛りは、上方に硬貨の種類を示すタイトル(例えば1円)を表示し、その下を硬貨積載方向に沿って3列に区分し、1列目に、下端部から硬貨1枚分の間隔をあけて基準線pを設けた後、硬貨2枚に相当する間隔の目盛り線aと硬貨3枚に相当する間隔の目盛り線bとを交互に配設し、夫々の目盛りに、その位置に対応する金額(例えばタイトルが1円の場合、1、3、6,8,11,13,・・・n,n+2,n+2+3)を表示している。
中央の2列目には、下端部から硬貨2枚分の間隔をあけて基準線p’を設けた後、同様に硬貨2枚に相当する間隔の目盛り線bと硬貨3枚に相当する間隔の目盛り線cとを交互に配設し、夫々の目盛りにその位置に対応する金額(2、4、7,9,12,14・・・n+1,n+1+2,n+1+2+3)を表示し、そして、3列目には、下端部p”から硬貨5枚分に相当する間隔c毎に、その位置に対応する金額(5,10,15・・・n)を表示している(nは5の倍数)。
このように、硬貨積載方向に沿って3列に区分し、そのうちの2列の表示部に、硬貨2枚に相当する間隔の目盛り線aと硬貨3枚に相当する間隔の目盛り線bとを交互に配設し、残りの1列に硬貨5枚に相当する目盛りすることによって、5枚単位に計数することが容易になり、1円玉5枚と5円、10円玉5枚と50円、100円玉5枚と500円の両替にも便利である。
下から硬貨を積み上げて収容し、その積み上げられた硬貨の上端の表示を読むことで、その硬貨収容部4に収容されている硬貨の合計金額を把握することができる。
また、本実施形態においては、蓋部5に突条17を設けることによって、硬貨の移動空間を規制したが、所定間隔毎(M)に配設された仕切板10によっても硬貨の移動空間を規制することができるので、必ずしも突条17は設ける必要はない。
この場合、仕切板10の上縁部を蓋部5に近接させることによって、硬貨が移動しないようにすることができるが、硬貨の収容作業における便宜を考えると、仕切板10の高さを容器部2の高さと同程度とし、蓋部5との間に生じた空間を、突起18やリブ18によって仕切るのが好ましい。
本発明は、単体で使用される硬貨収容容器のみではなく、あらゆる収納庫に組み込まれた硬貨収容容器に適用することができる。
1・・・硬貨収容容器
2・・・容器部
3・・・区画壁
4・・・硬貨収容部
5・・・蓋部
6・・・操作部
7・・・係止部
9・・・表示部
10・・・仕切板
12・・・窪み部
13・・・リブ
14・・・凸部
15・・・凸部
16・・・ヒンジ
17・・・突条
18・・・リブ

Claims (2)

  1. 収容される硬貨の直径に応じた幅を有すると共に、該幅の方向に延びる複数の仕切板(10)で等間隔に区分された硬貨収容部(4)を有する容器部(2)と、
    該容器部(2)を覆う蓋部(5)と、
    を備えた硬貨収容容器(1)であって、
    前記仕切板(10)は、単位枚数ごとに積み重ねた際の硬貨の厚みに相当する長さごとに配設されており、
    前記蓋部(5)には、前記仕切板(10)に近接又は略接触する高さのリブ(18)設けられていることを特徴とする硬貨収容容器。
  2. 前記仕切板(10)は、前記硬貨の直径未満の間隔ごとに配設されており、上縁部、前記容器部(2)の開口縁部よりも上方に突出させていることを特徴とする請求項1に記載の硬貨収容容器。
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