JP5554652B2 - シートシャッター - Google Patents
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Description
図1、図2、図3を参照してシートシャッターの構造を説明する。
図2に示すように、シートシャッター1は、建物の開口において上げ下げされ開口を開閉するシート3と、シート3の上端部を巻き上げ・巻き下げる駆動機構5と、シート3の幅方向両端部を上下にスライド可能に案内する左右のレールボックス7L、7Rと、各レールボックス7の上端間に掛け渡された本体ボックス9と、左右の柱11などからなる。
図2(B)において、シート3の左側を正面側、右側を裏面側ともいう。
縦ライン21は略T字型であり、短い横ライン部21aと、長い縦ライン部21bを有する。横ライン部21aは、シート3の幅方向中央の上端(ローターパイプ6との接続部)のやや下方を横方向に延びている。縦ライン部21bは、シート3の幅方向中央の上端(ローターパイプ6との接続部)から下方に延びて横ライン部21aと交差し、さらに下端の折り返し部3aまで延びている。
各横ライン22は、シート3の上端部3b(シート全閉時にもローターパイプ6に巻き回されている部分)の下方の面に、両側端間を延びている。詳細には、図1(C)に示すように、各横ラインは、中段パイプ15を取り付けるためのシート片4とシート本体3との溶着部4aの反対側の面に取り付けられている。同溶着部4aはシート3が重なった部分であって長さ方向に湾曲しにくいので、同部4aに取り付けることにより、テープが剥がれにくくなる。このように、この例では、横ライン22は、中段パイプ15とほぼ同じ位置(シート3の長さが2.5mの場合、シート3の下縁から780mm、650mm及び610mmの位置)に取り付けられる。
また、シート3の開閉時に、シート3の側辺はレールボックス7内を昇降するが、その際、図3に示すように、シート3の側辺部及び放電ライン20の横ライン22の両端は、レールボックス7のガイド17と摺動する。ガイド17は導電性材料で作製されているため、シート3の電位が直接ガイド17を介して接地されることや、放電ライン20からガイド17を介して接地されることも期待できる。
この例では、図1のシートシャッターと同じシートを用いて、図4(A)に示すように、有効開口サイズ(幅4100mm、高さ3000mm)の範囲内に、縦ライン1本と横ライン4本とからなる放電ラインを形成した。縦ラインの上端はローターパイプに導通している。
比較例として、本発明のシートシャッターと同じシートを使用して、図5(A)に示すように、放電ラインを設けていないシートシャッターにおいて、同じ計測箇所で電位を計測した。計測雰囲気は、気温23.7℃、湿度48%であった。
この例では、初期状態(シャッター開)から、通常のシャッター速度でシートを全閉した後で全開させる動作(開閉動作)を1回行った後の各計測箇所の電位を計測した。
図4(B)に示すように、各計測箇所において帯電電圧は0.002〜0.005kV以下と低い。シートの上部(S1ライン、S2ラインの辺り)では、下部に比べてやや高いが0.005kV以下と十分に低い。
この結果により、図4(C)に示すように、減衰時間は全ての計測箇所で0sである。
図5(B)に示すように、各計測箇所において帯電電圧は0.002〜0.23kVである。この例でも、シートの上部(S1ライン、S2ラインの辺り)では、下部に比べてやや高く、最上のS1ラインでは全ての計測箇所で0.2kV以上であり、その下のS2ラインでは0.15kV付近である。ただし、最も下のS4ラインでは、0.002〜0.005kV以下と十分に低い。
図5(C)に示すように、シートの上部では、減衰時間が10秒以上と長くなっている。
(1)本発明の導電性を改良したシートを使用した場合、放電ラインを設けなくともシート開閉時の帯電電位を±1000V以下に抑えることができる。
(2)ただし、放電ラインを設けない場合は、除電特性が十分でなく、減衰時間が10秒以上である。
(3)導電性を改良したシートを使用し、かつ、放電ラインを設けた場合、帯電電位は最大で±0.05kV程度と十分に低く、減衰時間は0秒である。
(4)シートの上部は、下部よりも帯電電位が高い。この理由は、シートを降下させた際に、剥離によって静電気が発生するが、この状態でシートを降下させ続けると電荷が上部に蓄積されるためと考えられる。そこで、放電ラインを、この上部に近いローターパイプに導通させることにより、電位が高い部分の電荷を速やかに逃がすことができると考えられる。
図1のシートシャッター1のシート3の正面側の面に電位計(静電電荷測定器スタチロンDZ3、シシド静電気社製)を取り付けて、シートシャッターを開閉動作した際(初期状態をシャッター開とする)のシート3の表面電位を計測した。計測箇所は、縦ライン21と一番上の横ライン22A及び二番目の横ライン22B間の区画の中央(A点)、縦ライン21と二番目の横ライン22B及び三番目の横ライン22C間の区画の中央(B点)、及び、縦ライン21と三番目の横ライン22C及びシート3の下辺の間の区画の中央(C点)、の3箇所とした。計測雰囲気は、温度26.9℃、湿度53%であった。
比較例として、本発明のシートシャッターと同じシートを使用して、放電ラインを設けていないシートシャッターにおいて、同じ計測箇所で電位を計測した。
初期状態(シャッター開)から、通常のシャッター速度でシートを全閉した後で全開させる動作(開閉動作)を繰り返して電位を計測した。開閉動作の間隔は、帯電電位が±100Vまで減衰する間隔とした。
A点においては、図6(A)に示すように、初期状態(シート開状態)では電位はほぼ0Vである。一度の開閉動作において、シートは徐々にマイナスに帯電し始め、−500V程度に達した後、すぐに0Vに戻る。−500Vから0Vに戻るまでの時間は約0.5秒であった。開閉動作を6回繰り返してもほぼ同様の結果が得られた。なお、帯電電位が−700V程度の場合もあるが、その場合でも、約0.5秒以内に0Vに復帰した。
A点においては、図7(A)に示すように、初期状態(シート開状態)では電位はほぼ0Vである。一度の開閉動作において、シートは急激にマイナスに帯電し始め、−1000Vに達する。その後、徐々に減衰するが、約20秒経過しても−300V程度に帯電したままであった。このため、−300V程度に減衰した後で、開閉動作を行った。開閉動作を繰り返してもほぼ同様の結果が得られた。
なお、グラフにおいて、各開閉動作における電位の変化の前に現れている急激な電位変化はノイズである。
(1)本発明のシートシャッター1は、従来のシートシャッターに比べて、巻き下げ時のシート3の帯電電位が低く、帯電した電位の減衰時間も早い。一つの目標値である、帯電電位が最高で±1000Vで、2秒以内に100Vに低下する要求を満足している。
(2)シート3の上部(ローターパイプ6に常に巻き付けられている上端部を除く)ほど、帯電電位が高い。
図8(A)に示すシート3Aの放電ライン20は、1本の縦ライン21と4本の横ライン22からなる。縦ライン21は、図1のシートシャッターと同様に、横ライン部21aと縦ライン部21bとからなり、シートの幅方向の中央を延びるように配設されている。 一方、一番上の横ライン22Aは、一番上の中段パイプ15の取り付け位置よりも200mm上の位置に配設されている。2番目の横ライン22Bは、一番上の中段パイプ15の取り付け位置に配設されている。3番目の横ライン22Cは、2番目の横ライン22Bから500mm下方の位置に配設されている。4番目の横ライン22Dは、3番目の横ライン22Cから1000mm下方の位置に配設されている。
前述のように、帯電電位はシート3の上部ほど高いので、この例では、シート3の上部に集中して横ライン22を配設した。
このように、シート3Bの有効開口部に縦ライン21のみを配設しても、目標とする電荷減衰効果を得ることができる。
4 シート片 5 駆動機構
7 レールボックス 9 本体ボックス
11 柱 13 下段パイプ
15 中段パイプ 17 ガイド
20 放電ライン 21 縦ライン
22 横ライン
Claims (4)
- 建物の開口において上げ下げされ該開口を開閉するシートと、
該シートの上端部を巻き上げ・巻き下げする、導電性材料からなるローターパイプと、
該ローターパイプの回転駆動手段と、
前記シートの幅方向両端部を上下にスライド可能に案内するレールボックスと、
を備えるシートシャッターであって、
前記シートの表面に、導電性の粘着テープからなる放電ラインが貼付により配設されており、
該放電ラインが前記ローターパイプを介して接地されていることを特徴とするシートシャッター。 - 前記放電ラインは、前記シートの上下方向に延び前記ローターパイプの表面に接触する縦ラインと、前記シートの横方向に延び前記縦ラインとの交点で同通する横ラインと、を有することを特徴とする請求項1記載のシートシャッター。
- 前記シートの表面抵抗率は10 12 Ω/m 2 以下であり、
前記シートの中段部・上段部において、前記放電ラインの各ライン間の間隔が、表面抵抗が500MΩ以下となるように設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシートシャッター。 - 前記シートには、横方向に延びる補強部材である中段パイプが付設されており、
前記横ラインが、前記中段パイプを取り付けるためのシート片とシート本体との溶着部の反対側の面に取り付けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載のシートシャッター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010157642A JP5554652B2 (ja) | 2010-07-12 | 2010-07-12 | シートシャッター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010157642A JP5554652B2 (ja) | 2010-07-12 | 2010-07-12 | シートシャッター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2012021265A JP2012021265A (ja) | 2012-02-02 |
| JP5554652B2 true JP5554652B2 (ja) | 2014-07-23 |
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ID=45775740
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2010157642A Active JP5554652B2 (ja) | 2010-07-12 | 2010-07-12 | シートシャッター |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP5554652B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08298195A (ja) * | 1995-04-28 | 1996-11-12 | Takenaka Komuten Co Ltd | ロールブラインドの帯電防止装置 |
| JP5304607B2 (ja) * | 2009-11-17 | 2013-10-02 | 松山産業株式会社 | 帯電防止性シートシャッタ用接合シート |
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2010
- 2010-07-12 JP JP2010157642A patent/JP5554652B2/ja active Active
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