JP5555082B2 - 透明被膜形成用塗布液および透明被膜付基材 - Google Patents
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Description
このような導電性を付与するために導電性酸化物粒子を配合することが知られている。
Rn-SiX4-n (1)
(但し、式中、Rは炭素数1〜10の非置換または置換炭化水素基であって、互いに同一であっても異なっていてもよい。X:炭素数1〜4のアルコキシ基、水酸基、ハロゲン、水素、n:0〜3の整数)
[4]前記マトリックス形成成分がアルキレンオキサイド変性アクリル系樹脂(A)である[1]〜[3]の透明被膜形成用塗布液。
[6]前記マトリックス形成成分がアルキレンオキサイド変性アクリル系樹脂(A)とともに、さらに非変性アクリル系樹脂(B)を含み、非変性アクリル系樹脂(B)とアルキレンオキサイド変性アクリル系樹脂(A)との固形分としての重量比((B):(A))が5:95〜50:50の範囲にある[1]〜[5]の透明被膜形成用塗布液。
[8]前記分散媒のケトン類が、アセトンおよび/またはメチルエチルケトンである[7]の透明被膜形成用塗布液。
透明被膜が、導電性無機酸化物微粒子とマトリックス成分とを含み、導電性無機酸化物微粒子が下記式(1)で表される有機珪素化合物で表面処理されてなり、該導電性無機酸化物微粒子が透明被膜中で鎖状構造を構成し、かつ高分散してなり、
透明被膜中の該導電性無機酸化物微粒子の含有量が1〜12質量%の範囲にあり、
透明被膜の表面抵抗値が108〜1011Ω/□の範囲にあり、ヘーズが0.3%以下であり、全光線透過率が90%以上であり、
基材の屈折率(NS)と前記透明被膜の屈折率(NH)との差が0.02以下である透明被膜付基材。
Rn-SiX4-n (1)
(但し、式中、Rは炭素数1〜10の非置換または置換炭化水素基であって、互いに同一であっても異なっていてもよい。X:炭素数1〜4のアルコキシ基、水酸基、ハロゲン、水素、n:0〜3の整数)
[12]前記アルコキシ変性アクリル系樹脂(A)がエチレンオキサイド変性アクリル系樹脂である[11]の透明被膜付基材。
[14]前記透明被膜の膜厚が1〜20μmの範囲にある[9]〜[13]の透明被膜付基材。
[16]前記透明被膜が、請求項1〜8に記載の透明被膜形成用塗布液を使用して得られたものである[9]〜[15]の透明被膜付基材。
透明被膜形成用塗布液
本発明に係る透明被膜形成用塗布液は、導電性無機酸化物微粒子とマトリックス形成成分と分散媒とを含む。
本発明に用いる導電性無機酸化物微粒子としては、導電性を有する従来公知の無機酸化物微粒子を用いることができるが、酸化錫、Sb、FまたはPがドーピングされた酸化錫、酸化インジウム、SnまたはFがドーピングされた酸化インジウム、酸化アンチモンからなる群から選ばれる1種以上であることが好ましい。このような導電性無機酸化物微粒子を用いると帯電防止性能有する透明被膜を得ることができる。
導電性無機酸化物微粒子(一次粒子)の平均粒子径が小さいと、結晶構造が充分に発達してない場合があり、加えて凝集粒子を形成する傾向があり、導電性を向上させる効果が不充分となる場合がある。また、凝集すると透明性が低下したり、ヘーズが高くなる場合がある。導電性無機酸化物微粒子(一次粒子)の平均粒子径が大きすぎても、透明被膜中で鎖状化する傾向が小さく、鎖状化しても導電性パスが効果的に形成されにくいために導電性の向上効果が不充分となる場合がある。
導電性無機酸化物微粒子(一次粒子)の平均粒子径は、透過型電子顕微鏡写真(TEM)を測定し、100個の粒子について粒子径を測定し、その平均値として求める。
(1)導電性無機酸化物微粒子分散液をエバポレーターに採り、分散媒を蒸発させる。
(2)これを80℃で12時間乾燥し、粉末とする。
(3)屈折率が既知の標準屈折液を2、3滴ガラス板上に滴下し、これに上記粉末を混合する。
(4)上記(3)の操作を種々の標準屈折液で行い、混合液が透明になったときの標準屈折液の屈折率を導電性無機酸化物微粒子の屈折率とする。
本発明で使用する鎖状導電性無機酸化物微粒子における導電性無機酸化物微粒子(一次粒子)の連結数は3以上、さらには5、特に10以上であることが好ましい。
導電性無機酸化物微粒子(二次粒子)については、導電性無機酸化物微粒子(二次粒子)の透過型電子顕微鏡写真(TEM)を測定し、100個の一次粒子について粒子径を測定し、その平均値として求め、連結数は一次粒子が連結した鎖状粒子のみについて50個の連結数を求めその平均値として連結数を求める。
透明被膜形成用塗布液中の導電性無機酸化物微粒子の濃度が少ないと、導電性能が不充分となり、得られる透明被膜付基材の帯電防止性能が不充分となる場合がある。また、導電性無機酸化物微粒子が多すぎても、得られる透明被膜の着色が顕著になり、透過率が低下したり、透明被膜の屈折率が高くなるために基材の屈折率によっては干渉縞を生じる場合がある。
Rn−SiX4-n (1)
(但し、式中、Rは炭素数1〜10の非置換または置換炭化水素基であって、互いに同一であっても異なっていてもよい。X:炭素数1〜4のアルコキシ基、水酸基、ハロゲン、水素、n:0〜3の整数)
マトリックス形成成分としてはアルキレンオキサイド変性アクリル系樹脂(A)が好適に用いられる。
このようなアルキレンオキサイド変性アクリル系樹脂(A)を用いると、後述する分散媒がケトン系の分散媒の場合、前記表面処理した導電性無機酸化物微粒子(一次粒子)を用いた場合であっても得られる透明被膜中で鎖状構造をとるとともに高分散し、導電性無機酸化物微粒子の使用量が少なくても導電性に優れた透明被膜を得ることができる。特にエチレンオキサイド変性アクリル樹脂はこれらの点において優れている。なお、マトリックス形成成分は、このようなアクリル樹脂の重合反応前のものをいう。
透明被膜形成用塗布液中のマトリックス形成成分の濃度が少ないと、導電性無機酸化物微粒子が鎖状化する傾向が小さくなり、また導電性無機酸化物微粒子、または導電性無機酸化物微粒子が少ない使用量で導電性を向上させる効果が充分得られない場合がある。また、マトリックス形成成分が少なくなるので、得られる透明被膜の耐擦傷性、基材との密着性が不充分となる場合がある。
本発明に用いる分散媒としてはケトン類が好適に用いられる。
具体的にはアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ブチルメチルケトン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、ジプロピルケトン、メチルペンチルケトン、ジイソブチルケトン、イソホロン、アセチルアセトン、アセト酢酸エステル等のケトン類およびこれらの混合分散媒が挙げられる。
分散媒にはケトン類以外の分散媒を含んでいてもよく、ケトン類以外の分散媒としては、メタノール、エタノール、プロパノール、2-プロパノール(IPA)、ブタノール、ジアセトンアルコール、フルフリルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、エチレングリコール、ヘキシレングリコール、イソプロピルグリコールなどのアルコール類;酢酸メチルエステル、酢酸エチルエステル、酢酸ブチルなどのエステル類;ジエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールイソプルピルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プルピレングリコールモノエチルエーテルなどのエーテル類;トルエン、キシレン等およびこれらの混合物が挙げられる。
透明膜形成用塗布液の濃度は、全固形分として1〜60質量%、さらには2〜40質量%の範囲にあることが好ましい。
つぎに、本発明に係る透明被膜付基材について説明する。
本発明に係る透明被膜付基材は、基材と基材表面に形成された透明被膜とを含む。
本発明に用いる基材としては、従来公知のガラス、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、トリアセチルセルロース(TAC)等のプラスチックシート、プラスチックフィルム等、プラスチックパネル等を用いることができる。
基材の屈折率(NS)が前記範囲にない場合は、透明被膜の屈折率の調整が困難で、基材の屈折率(NS)との屈折率差を0.2以下とすることができず、干渉縞を抑制できない場合がある。
透明被膜は、導電性無機酸化物微粒子とマトリックス成分とを含む。
導電性無機酸化物微粒子
透明被膜中では、前記塗布液に用いられている表面処理された導電性無機酸化物微粒子が鎖状構造をとるとともに高分散している。
鎖状導電性無機酸化物微粒子の連結数が少ないと、導電性の向上効果が充分得られないことがある。なお、予め鎖状粒子を使用した場合、連結数はさらに多くなる場合、あるいは単分散粒子と鎖状粒子とが連結することもある。
透明被膜中の導電性無機酸化物微粒子が少なすぎると、前記鎖状化した導電性微粒子が高分散したとしても導電性が不充分となる場合がある。導電性無機酸化物微粒子が多すぎても、導電性は向上するものの、ATO、PTOなど無機酸化物に由来する着色が認められるようになり、全光線透過率が不充分となったり、屈折率が高くなり、基材によっては干渉縞が生じる場合がある。
マトリックス成分としては前記したアルキレンオキサイド変性アクリル系樹脂(A)が硬化した樹脂が相当する。また、かかるアルキレンオキサイド変性アクリル系樹脂(A)とともに非変性アクリル系樹脂(B)が含まれていてもよい。
非変性アクリル系樹脂(B)とアルコキシ変性アクリル系樹脂(A)とを併用する場合、前記マトリックス形成成分と同様に、重量比((B):(A))が0:95〜50:50、さらには5:95〜40:60の範囲にあることが好ましい。
透明被膜中のマトリックス成分が少ないと、前記導電性無機酸化物微粒子が相対的に多くなることになり、着色の問題が生じる場合がある。透明被膜中のマトリックス成分が多すぎても、導電性無機酸化物微粒子が少なくなるために導電性が不充分となり、帯電防止性能が不充分となる場合がある。
前記屈折率差が0.02を越えると鮮明な干渉縞を生じ、外観上の問題となったり、表示装置に用いる場合は画像の視認性が低下する場合がある。
透明被膜の屈折率(NH)が前記範囲にない場合は、使用する基材の屈折率(NS)との屈折率差0.02より大きくなる場合があり、干渉縞を生じる場合がある。
透明被膜の表面抵抗値が低すぎると、前記導電性無機酸化物微粒子の含有量を12質量%以上とする必要があり、この場合、着色の問題が生じる場合がある。
透明被膜のヘーズは0.3%以下、好ましくは0.2%以下である。ヘーズが高いものは、透明性が不充分であり、所望の光学特性、例えば、コントラスト、視認性が得られない場合がある。
全光線透過率が低いと、前記所望の光学特性が得られないばかりか、着色して全光線透過率が低い場合には光学部材の設計や意匠性に悪影響を与える場合がある。
透明被膜の膜厚が薄すぎると、充分な硬度、耐擦傷性が得られない場合があり、透明被膜の膜厚が厚すぎても、膜が厚いために着色が助長されたり、透過率が不充分となる場合がある。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
鎖状導電性無機酸化物粒子(1)分散液の調製
錫酸カリウム130gと酒石酸アンチモニルカリウム30gを純水400gに溶解した混合溶液を調製した。この調製した溶液を12時間かけて、60℃、攪拌下の硝酸アンモニウム1.0gを溶解し、水酸化カリウムを用いてpH10.5に調製した純水1000g中に添加して加水分解を行った。このとき10%硝酸溶液をPH10.5に保つよう同時に添加した。生成した沈殿物を濾別洗浄した後、再び水に分散させて固形分濃度20質量%の金属酸化物前駆体水酸化物分散液を調製した。
次にこのゾルに純水を添加して濃度8質量%に希釈した。このゾルのpHは5.2であった。続いてこのゾルを陰イオン交換樹脂(三菱化学(株)製;ダイヤイオンSANUPC)で処理して、pH5.5とした。次に200℃で24時間水熱処理した。続いて陰イオン交換樹脂(三菱化学(株)製;ダイヤイオンSANUPC)で処理した後、陽イオン交換樹脂(三菱化学(株)製;ダイヤイオンSK1BH)で処理してpH2.7、濃度8質量%のゾルを得た。これを限外濾過膜にて濃縮し、固形分濃度20質量%のSbドープ酸化錫粒子からなる導電性無機酸化物微粒子(1)分散液を調製した。導電性無機酸化物微粒子(1)の平均粒子径は8nmであった。
固形分濃度20質量%の表面処理した鎖状導電性無機酸化物微粒子(1)分散液100gとエチレンオキサイド変性アクリル系樹脂(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートTMP−3EO−A、樹脂濃度100質量%)480gに光開始剤(チバスペシャリティ(株)製:イルガキュア184)38.4gおよびケトン系溶媒としてアセトンを658g、メチルエチルケトン160gを充分に混合して固形分濃度40質量%の透明被膜形成用塗布液(1)を調製した。
透明被膜形成用塗布液(1)を、TACフィルム(パナック(株)製:FT−PB80UL−M、厚さ:80μm、屈折率:1.5)にバーコーター法(バー#10)で塗布し、80℃で120秒間乾燥した後、300mJ/cm2の紫外線を照射して硬化させて透明被膜付基材(1)を調製した。透明被膜の膜厚は5μmであった。
また、密着性、鉛筆硬度、着色、干渉縞、鎖状粒子の分散状態、および耐擦傷性は以下の方法および評価基準で評価し、結果を表に示した。また、鎖状粒子の分散状態を評価した際の走査型電子顕微鏡写真を図1に示した。
透明被膜形成用塗布液(1)をシリコーンウェハー上に塗布し、乾燥し、硬化して透明被膜を形成し、透明被膜の屈折率をエリプソメーター(ULVAC社製、EMS−1)で測定した。
透明被膜付基材(1)に蛍光灯の光をあて、目視で透過での着色の有無を観察した。結果を表1に示す。
評価基準:
無色透明で着色が全く認められない :◎
ごく薄く着色が僅かに認められる :○
薄く着色が認められる :△
濃く着色が認められる :×
透明被膜付基材(1)の表面にナイフで縦横1mmの間隔で11本の平行な傷を付け100個の升目を作り、これにセロハンテ−プを接着し、ついで、セロハンテ−プを剥離したときに被膜が剥離せず残存している升目の数を、以下の4段階に分類することにより密着性を評価した。結果を表1に示す。
残存升目の数100個 :◎
残存升目の数90〜99個 :○
残存升目の数85〜89個 :△
残存升目の数84個以下 :×
#0000スチールウールを用い、荷重500g/cm2で50回摺動し、膜の表面を目視観察し、以下の基準で評価し、結果を表1に示した。
評価基準:
筋条の傷が認められない :◎
筋条に傷が僅かに認められる :○
筋条に傷が多数認められる :△
面が全体的に削られている :×
透明被膜付基材(1)の背景を黒にした状態で蛍光灯の光を透明被膜表面で反射させ、光の干渉による虹模様の発生を目視観察し、以下の基準で評価した。
虹模様が全く認められない :◎
虹模様がわずかに認められる :○
虹模様が明らかに認められる :△
虹模様が鮮明に認められる :×
透明被膜の断面の透過型電子顕微鏡写真を撮影し、鎖状導電性無機酸化物微粒子の分散状態を観察し、以下の基準で評価した。
鎖状粒子が互いに交絡することなく概ね均等間隔で分散している :◎
鎖状粒子が一部交絡しているが概ね均等間隔で分散している :○
鎖状粒子の多くが交絡しており、不均一に分散している :△
単分散粒子が鎖状化することなく単分散または凝集して分散しているか、鎖状粒子が凝集粒子となり、不均一に分散している :×
透明被膜形成用塗布液(2)の調製
実施例1と同様にして調製した表面処理鎖状導電性無機酸化物微粒子(1)分散液100gとエチレンオキサイド変性アクリル系樹脂(ダイセル・サイテック(株)製:EBECRYL40、樹脂濃度100質量%)384g、非変性アクリル系樹脂としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE−6A、樹脂濃度100質量%)96g、に光開始剤(チバスペシャリティ(株)製:イルガキュア184)38.4gおよびケトン系溶媒としてアセトンを568g、メチルエチルケトン160gを充分に混合して固形分濃度40質量%の透明被膜形成用塗布液(2)を調製した。
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(2)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(2)を調製した。透明被膜の膜厚は5μmであった。
得られた透明被膜付基材(2)の全光線透過率、ヘーズ、被膜の屈折率、表面抵抗値、密着性、鉛筆硬度、着色、干渉縞、鎖状粒子の分散状態、および耐擦傷性を表に示す。
透明被膜形成用塗布液(3)の調製
実施例1と同様にして調製した表面処理鎖状導電性無機酸化物微粒子(1)分散液100gとエチレンオキサイド変性アクリル系樹脂(新中村化学工業(株)製:NKエステルATM−4E、樹脂濃度100質量%)288g、非変性アクリル系樹脂(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE−6A、樹脂濃度100質量%)192gに光開始剤(チバスペシャリティ(株)製イルガキュア184)38.4gおよびケトン系溶媒としてアセトンを568g、メチルエチルケトン160gを充分に混合して固形分濃度40質量%の透明被膜形成用塗布液(3)を調製した。
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(3)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(3)を調製した。透明被膜の膜厚は5μmであった。
得られた透明被膜付基材(3)の全光線透過率、ヘーズ、被膜の屈折率、密着性、鉛筆硬度、着色、干渉縞、鎖状粒子の分散状態、耐擦傷性を表に示す。
透明被膜形成用塗布液(4)の調製
実施例1と同様にして調製した表面処理鎖状導電性無機酸化物微粒子(1)分散液50gとエチレンオキサイド変性アクリル系樹脂(新中村化学工業(株)製:NKエステルATM−4E、樹脂濃度100質量%)294g、非変性アクリル系樹脂(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE−6A、樹脂濃度100質量%)196gに光開始剤(チバスペシャリティ(株)製イルガキュア184)39.2gおよびケトン系溶媒としてアセトンを600g、メチルエチルケトン169gを充分に混合して固形分濃度40質量%の透明被膜形成用塗布液(4)を調製した。
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(4)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(4)を調製した。透明被膜の膜厚は5μmであった。
得られた透明被膜付基材(4)の全光線透過率、ヘーズ、被膜の屈折率、密着性、鉛筆硬度、着色、干渉縞、鎖状粒子の分散状態、耐擦傷性を表に示す。
透明被膜形成用塗布液(5)の調製
実施例1と同様にして調製した表面処理鎖状導電性無機酸化物微粒子(1)分散液100gとエチレンオキサイド変性アクリル系樹脂(新中村化学工業(株)製:NKエステルATM−4E、樹脂濃度100質量%)108g、非変性アクリル系樹脂(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE−6A、樹脂濃度100質量%)72gに光開始剤(チバスペシャリティ(株)製イルガキュア184)14.4gおよびケトン系溶媒としてアセトンを188g、メチルエチルケトン53gを充分に混合して固形分濃度40質量%の透明被膜形成用塗布液(5)を調製した。
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(5)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(5)を調製した。透明被膜の膜厚は5μmであった。
得られた透明被膜付基材(5)の全光線透過率、ヘーズ、反射率、被膜の屈折率、密着性、鉛筆硬度、着色、干渉縞、鎖状粒子の分散状態、耐擦傷性を表に示す。
透明被膜形成用塗布液(6)の調製
実施例3において、アルキレンオキサイド変性アクリル系樹脂としてプロピレンオキサイド変性アクリル系樹脂(新中村化学工業(株)製:NKエステルATM−4P、樹脂濃度100質量%)288gを用いた以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(6)を調製した。
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(6)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(6)を調製した。透明被膜の膜厚は5μmであった。
得られた透明被膜付基材(6)の全光線透過率、ヘーズ、被膜の屈折率、密着性、鉛筆硬度、着色、干渉縞、鎖状粒子の分散状態、耐擦傷性を表に示す。
透明被膜形成用塗布液(7)の調製
実施例1と同様にして調製した固形分濃度20質量%の表面処理した鎖状導電性無機酸化物微粒子(1)分散液100gとエチレンオキサイド変性アクリル系樹脂(新中村化学工業(株)製:NKエステルATM−4E、樹脂濃度100質量%)288g、非変性アクリル系樹脂(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE−6A、樹脂濃度100質量%)192gに光開始剤(チバスペシャリティ(株)製イルガキュア184)38.4gおよびケトン系溶媒としてアセトンを568g、メチルイソブチルケトン160gを充分に混合して固形分濃度40質量%の透明被膜形成用塗布液(7)を調製した。
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(7)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(7)を調製した。透明被膜の膜厚は5μmであった。
得られた透明被膜付基材(7)の全光線透過率、ヘーズ、被膜の屈折率、密着性、鉛筆硬度、着色、干渉縞、鎖状粒子の分散状態、耐擦傷性を表に示す。
鎖状導電性無機酸化物粒子(3)分散液の調製
錫酸カリウム150gを純水430gに溶解して溶液を調製した。この溶液を12時間かけて、60℃、撹拌下の純水800gと硝酸アンモニウム1.3gと水酸化カリウム水溶液を加えてpH10.0に調製した溶液に添加して加水分解した。このとき、濃度10質量%の硝酸水溶液をpH10.0に保つように同時に添加した。生成した沈殿を濾別・洗浄した後、再び水に分散させて固形分濃度20質量%の水酸化錫分散液200gを調製した。
この粉末60gを濃度4.3質量%の水酸化カリウム水溶液140gに分散させ、分散液を30℃に保持しながらサンドミルで3時間粉砕してゾルを調製した。
この導電性無機酸化物微粒子(3)分散液のpHは3.6であった。また導電性無機酸化物微粒子(3)の平均粒子径は8nmであった。
固形分濃度20質量%の表面処理鎖状導電性無機酸化物微粒子(3)分散液100gとエチレンオキサイド変性アクリル系樹脂(新中村化学工業(株)製:NKエステルATM−4E、樹脂濃度100質量%)108g、非変性アクリル系樹脂(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE−6A、樹脂濃度100質量%)72gに光開始剤(チバスペシャリティ(株)製イルガキュア184)14.4gおよびケトン系溶媒としてアセトンを188g、メチルエチルケトン53gを充分に混合して固形分濃度40質量%の透明被膜形成用塗布液(7)を調製した。
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(8)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(8)を調製した。透明被膜の膜厚は5μmであった。
得られた透明被膜付基材(8)の全光線透過率、ヘーズ、被膜の屈折率、密着性、鉛筆硬度、着色、干渉縞、鎖状粒子の分散状態、耐擦傷性を表に示す。
透明被膜付基材(9)の調製
実施例3と同様にして調製した透明被膜形成用塗布液(3)を、TACフィルム(パナック(株)製:FT−PB80UL−M、厚さ:80μm、屈折率:1.5)にバーコーター法(バー#4)で塗布し、80℃で120秒間乾燥した後、300mJ/cm2の紫外線を照射して硬化させて透明被膜付基材(9)を調製した。透明被膜の膜厚は2μmであった。
得られた透明被膜付基材(9)の全光線透過率、ヘーズ、被膜の屈折率、密着性、鉛筆硬度、着色、干渉縞、鎖状粒子の分散状態、耐擦傷性を表に示す。
透明被膜付基材(10)の調製
実施例3と同様にして調製した透明被膜形成用塗布液(3)を、TACフィルム(パナック(株)製:FT−PB80UL−M、厚さ:80μm、屈折率:1.5)にバーコーター法(バー#20)で塗布し、80℃で120秒間乾燥した後、300mJ/cm2の紫外線を照射して硬化させて透明被膜付基材(10)を調製した。透明被膜の膜厚は10μmであった。
得られた透明被膜付基材(10)の全光線透過率、ヘーズ、被膜の屈折率、密着性、鉛筆硬度、着色、干渉縞、鎖状粒子の分散状態、耐擦傷性を表に示す。
反射防止用透明被膜形成用塗布液(1)の調製
シリカ系微粒子分散液(日揮触媒化成(株)製:スルーリア4320、粒子屈折率=1.30、固形分濃度20質量%、分散媒=メチルイソブチルケトン)6.5gにメチルイソブチルケトン5.9gを加えて稀釈し、ついで、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(共栄社化学(株)製:DPE-6A、固形分濃度100質量%)1.03gと撥水化材用反応性シリコンオイル(信越化学(株);X−22−174DX、固形分濃度100質量%)0.08gと1.6−ヘキサンジオールジアクリレート(共栄社化学(株)製;ライトアクリレート1.6HX−A)0.09gと光重合開始剤(チバジャパン(株))製:イルガキュア184:IPAで固形分濃度10質量%に溶解)0.76gとイソプロピルアルコール70.66g、イソプロピルグリコール15.00gを混合して、固形分濃度2.5質量%の反射防止用透明被膜形成用塗布液(1)を調製した。
実施例3と同様にして透明被膜付基材(3)を調製し、ついで、反射防止用透明被膜形成用塗布液(1)をバーコーター法(バー#3)で塗布し、80℃で120秒間乾燥した後、N2雰囲気下で600mJ/cm2の紫外線を照射して硬化させて反射防止膜を設けた透明被膜付基材(11)を調製した。このときの反射防止用透明被膜の膜厚は100nmであった。
得られた透明被膜付基材(11)の全光線透過率、ヘーズ、反射率、被膜の屈折率、密着性、鉛筆硬度、着色、干渉縞、鎖状粒子の分散状態、耐擦傷性を表に示す。
導電性無機酸化物粒子(12)分散液の調製
実施例1と同様にして調製した濃度20質量%の導電性無機酸化物微粒子(1)分散液100gを25℃に調整し、テトラエトキシシラン(多摩化学(株)製:正珪酸エチル、SiO2濃度28.8質量%)4.9gを3分で添加した後、30分攪拌を行った。その後エタノ−ル100gを1分かけて添加し、50℃に30分間で昇温、20時間過熱処理を行った。このときの固形分濃度は15質量%であった。
実施例3において、固形分濃度15質量%の有機ケイ素化合物で表面処理した導電性無機酸化物微粒子(12)分散液100gを用いた以外は同様にして固形分濃度40質量%の透明被膜形成用塗布液(12)を調製した。
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(12)を用いた以外は同様にして透明被膜付基材(12)を調製した。透明被膜の膜厚は5μmであった。
透明被膜形成用塗布液(R1)の調製
実施例1と同様にして調製した表面処理鎖状導電性無機酸化物微粒子(1)分散液100gとウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂(DIC(株)製:ユニディック17−824−9、固形分濃度77質量%)623g、ケトン系溶媒としてアセトンを430g、メチルエチルケトンを121gを充分に混合して固形分濃度40質量%の透明被膜形成用塗布液(R1)を調製した。
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R1)を、TACフィルム(パナック(株)製:FT−PB80UL−M、厚さ:80μm、屈折率:1.5)にバーコーター法(バー#10)で塗布した以外は同様にして透明被膜付基材(R1)を調製した。透明被膜の膜厚は5μmであった。
透明被膜形成用塗布液(R2)の調製
比較例1と同様にして調製した表面処理鎖状導電性無機酸化物微粒子(R1)分散液100gとエチレンオキサイド変性アクリル系樹脂(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートTMP−3EO−A、樹脂濃度100質量%)288g、非変性アクリル系樹脂(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE−6A、樹脂濃度100質量%)192gに光開始剤(チバスペシャリティ(株)製:イルガキュア184)38.4gおよびイソプロピルアルコール568g、トルエン160gを充分に混合して固形分濃度40質量%の透明被膜形成用塗布液(2)を調製した。
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R2)を、TACフィルム(パナック(株)製:FT−PB80UL−M、厚さ:80μm、屈折率:1.5)にバーコーター法(バー#20)で塗布した以外は同様にして透明被膜付基材(R2)を調製した。透明被膜の膜厚は10μmであった。
得られた透明被膜付基材(R2)の全光線透過率、ヘーズ、被膜の屈折率、密着性、鉛筆硬度、着色、干渉縞、鎖状粒子の分散状態、耐擦傷性を表に示す。
透明被膜形成用塗布液(R4)の調製
実施例1と同様にして調製した表面処理鎖状導電性無機酸化物微粒子(1)分散液10gとエチレンオキサイド変性アクリル系樹脂(新中村化学工業(株)製:NKエステルATM−4E、樹脂濃度100質量%)229g、非変性アクリル系樹脂(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE−6A、樹脂濃度100質量%)159gに光開始剤(チバスペシャリティ(株)製イルガキュア184)31.8gおよびケトン系溶媒としてアセトンを499g、メチルエチルケトン141gを充分に混合して固形分濃度40質量%の透明被膜形成用塗布液(R4)を調製した。
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R4)を、TACフィルム(パナック(株)製:FT−PB80UL−M、厚さ:80μm、屈折率:1.5)にバーコーター法(バー#10)で塗布した以外は同様にして透明被膜付基材(R4)を調製した。透明被膜の膜厚は5μmであった。
得られた透明被膜付基材(R4)の全光線透過率、ヘーズ、被膜の屈折率、密着性、鉛筆硬度、着色、干渉縞、鎖状粒子の分散状態、耐擦傷性を表に示す。
透明被膜形成用塗布液(R5)の調製
実施例1と同様にして調製した表面処理鎖状導電性無機酸化物微粒子(1)分散液100gとエチレンオキサイド変性アクリル系樹脂(新中村化学工業(株)製:NKエステルATM−4E、樹脂濃度100質量%)48g、非変性アクリル系樹脂(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE−6A、樹脂濃度100質量%)32gに光開始剤(チバスペシャリティ(株)製イルガキュア184)6.4gおよびケトン系溶媒としてアセトンを62g、メチルエチルケトン18gを充分に混合して固形分濃度40質量%の透明被膜形成用塗布液(R5)を調製した。
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R5)を、TACフィルム(パナック(株)製:FT−PB80UL−M、厚さ:80μm、屈折率:1.5)にバーコーター法(バー#10)で塗布した以外は同様にして透明被膜付基材(R5)を調製した。透明被膜の膜厚は5μmであった。
得られた透明被膜付基材(R5)の全光線透過率、ヘーズ、被膜の屈折率、密着性、鉛筆硬度、着色、干渉縞、鎖状粒子の分散状態、耐擦傷性を表に示す。
導電性無機酸化物粒子(R1)分散液の調製
錫酸カリウム130gと酒石酸アンチモニルカリウム30gを純水400gに溶解した混合溶液を調製した。この調製した溶液を12時間かけて、60℃、攪拌下の硝酸アンモニウム1.0gと15%アンモニア水12gを溶解した純水1000g中に添加して加水分解を行った。このとき10%硝酸溶液をPH8.8に保つよう同時に添加した。生成した沈殿物を濾別洗浄した後、再び水に分散させて固形分濃度20質量%の金属酸化物前駆体水酸化物分散液を調製した。
固形分濃度20質量%の表面処理導電性無機酸化物微粒子(R1)分散液100gとエチレンオキサイド変性アクリル系樹脂(新中村化学工業(株)製:NKエステルATM−4E、樹脂濃度100質量%)48g、非変性アクリル系樹脂(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE−6A、樹脂濃度100質量%)32gに光開始剤(チバスペシャリティ(株)製イルガキュア184)6.4gおよびケトン系溶媒としてアセトンを62g、メチルエチルケトン18gを充分に混合して固形分濃度40質量%の透明被膜形成用塗布液(R6)を調製した。
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R6)を、TACフィルム(パナック(株)製:FT−PB80UL−M、厚さ:80μm、屈折率:1.5)にバーコーター法(バー#10)で塗布した以外は同様にして透明被膜付基材(R6)を調製した。透明被膜の膜厚は5μmであった。得られた透明被膜付基材(R6)の全光線透過率、ヘーズ、被膜の屈折率、密着性、鉛筆硬度、着色、干渉縞、鎖状粒子の分散状態、耐擦傷性を表に示す。
鎖状導電性無機酸化物粒子(R2)分散液の調製
純水800gに苛性カリ(旭硝子(株)製:純度85質量%)25gを溶解した溶液中に三酸化アンチモン(住友鉱山(株)製:KN、純度98.5質量%)50gを懸濁した。この懸濁液を95℃に加熱し、ついで、過酸化水素水(林純薬(株)製:特級、濃度35質量%)15gを純水50gで稀釈した水溶液9時間で添加し、三酸化アンチモンを溶解し、その後、11時間熟成した。ついで、冷却後、得られた溶液から800gをとり、この溶液を純水4800gで稀釈した後、陽イオン交換樹脂(三菱化学(株)製:pk−216)でpHが3.5になるまで処理して脱イオンを行った。脱イオンして得られた溶液を温度70℃で10時間熟成した後、限外濾過膜で濃縮して固形分濃度14質量%の五酸化アンチモンからなる導電性微粒子分散液を調製した。この導電性微粒子分散液のpHは4.0、導電性微粒子の平均粒子径は20nmであった。
固形分濃度20質量%の表面処理鎖状導電性無機酸化物微粒子(R2)分散液100gとエチレンオキサイド変性アクリル系樹脂(新中村化学工業(株)製:NKエステルATM−4E、樹脂濃度100質量%)288g、非変性アクリル系樹脂(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE−6A、樹脂濃度100質量%)192gに光開始剤(チバスペシャリティ(株)製イルガキュア184)38.4gおよびケトン系溶媒としてアセトンを568g、メチルエチルケトン160gを充分に混合して固形分濃度40質量%の透明被膜形成用塗布液(R7)を調製した。
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R7)を、TACフィルム(パナック(株)製:FT−PB80UL−M、厚さ:80μm、屈折率:1.5)にバーコーター法(バー#10)で塗布した以外は同様にして透明被膜付基材(R7)を調製した。透明被膜の膜厚は5μmであった。
得られた透明被膜付基材(R7)の全光線透過率、ヘーズ、被膜の屈折率、密着性、鉛筆硬度、着色、干渉縞、鎖状粒子の分散状態、耐擦傷性を表に示す。
鎖状導電性無機酸化物粒子(R3)分散液の調製
実施例1と同様にして調製した濃度20質量%の導電性無機酸化物微粒子(1)分散液100gを25℃に調整し、テトラエトキシシラン(多摩化学(株)製:正珪酸エチル、SiO2濃度28.8質量%)6.9gを3分で添加した後、30分攪拌を行った。その後エタノ−ル100gを1分かけて添加し、50℃に30分間で昇温、15時間過熱処理を行った。このときの固形分濃度は15質量%であった。
固形分濃度20質量%の表面処理鎖状導電性無機酸化物微粒子(R3)分散液100gと紫外線硬化樹脂(DIC(株)製:ユニディック17−824−9、固形分濃度77質量%)623g、ケトン系溶媒としてアセトンを430g、メチルエチルケトン121gを充分に混合して固形分濃度40質量%の透明被膜形成用塗布液(R8)を調製した。
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R8)を、TACフィルム(パナック(株)製:FT−PB80UL−M、厚さ:80μm、屈折率:1.5)にバーコーター法(バー#10)で塗布した以外は同様にして透明被膜付基材(R8)を調製した。透明被膜の膜厚は5μmであった。
Claims (7)
- 導電性無機酸化物微粒子とマトリックス形成成分と分散媒とを含み、導電性無機酸化物微粒子が下記式(1)で表される有機珪素化合物で、SiO 2 として2〜30質量%の範囲で表面処理されたものであり、分散媒がケトン類を30質量%以上含み、全固形分の濃度が1〜60質量%の範囲にあり、固形分としての濃度が0.01〜6質量%の範囲にあり、マトリックス形成成分の固形分としての濃度が0.1〜59.4質量%の範囲にあり、得られる透明被膜中で導電性無機酸化物微粒子が鎖状構造を形成しうるものであり、
前記マトリックス形成成分は、エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリアクリレート、エトキシ化ペンタエリスリトールテトラアクリレート、プロポキシ化ペンタエリスリトールテトラアクリレートから選ばれるアルキレンオキサイド変性アクリル系樹脂(A)であることを特徴とする透明被膜形成用塗布液。
SiX 4 (1)
(但し、式中、Rは炭素数1〜10の非置換または置換炭化水素基であって、互いに同一であっても異なっていてもよい。X:炭素数1〜4のアルコキシ基、水酸基、ハロゲン、水素。) - 前記導電性無機酸化物微粒子がSbドープ酸化錫(ATO)微粒子および/またはPドープ酸化錫(PTO)微粒子であり、平均粒子径が5〜10nmの範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の透明被膜形成用塗布液。
- 前記導電性無機酸化物微粒子が、導電性無機酸化物微粒子の一次粒子が3個以上鎖状に連結した鎖状導電性無機酸化物微粒子であることを特徴とする請求項1または2に記載の透明被膜形成用塗布液。
- 前記マトリックス形成成分がアルキレンオキサイド変性アクリル系樹脂(A)とともに、さらに
ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、イソデシルメタクリレート、n-ラウリルアクリレート、n−ステアリルアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、パーフルオロオクチルエチルメタクリレート、トリフロロエチルメタクリレート、ウレタンアクリレートから選ばれるアクリル系樹脂(B)を含み、
アクリル系樹脂(B)とアルキレンオキサイド変性アクリル系樹脂(A)との固形分としての重量比((B):(A))が5:95〜50:50の範囲にあることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の透明被膜形成用塗布液。 - 前記分散媒のケトン類がアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ブチルメチルケトン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、ジプロピルケトン、メチルペンチルケトン、ジイソブチルケトン、イソホロン、アセチルアセトン、アセト酢酸エステルから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の透明被膜形成用塗布液。
- 前記分散媒のケトン類が、アセトンおよび/またはメチルエチルケトンであることを特徴とする請求項5に記載の透明被膜形成用塗布液。
- 基材と基材表面に形成された透明被膜とを含み、
透明被膜が、請求項1〜6のいずれかに記載の透明被膜形成用塗布液を使用して得られ、
導電性無機酸化物微粒子とマトリックス成分とを含み、導電性無機酸化物微粒子が下記式(1)で表される有機珪素化合物で、SiO 2 として2〜30質量%の範囲で表面処理されたものであり、該導電性無機酸化物微粒子が透明被膜中で鎖状構造を構成し、かつ高分散してなり、
透明被膜中の該導電性無機酸化物微粒子の含有量が1〜12質量%の範囲にあり、 透明被膜の表面抵抗値が108〜1011Ω/□の範囲にあり、ヘーズが0.3%以下であり、全光線透過率が90%以上であり、前記マトリックス成分がエチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリアクリレート、エトキシ化ペンタエリスリトールテトラアクリレート、プロポキシ化ペンタエリスリトールテトラアクリレートから選ばれるアルキレンオキサイド変性アクリル系樹脂(A)であり、
基材の屈折率(NS)と前記透明被膜の屈折率(NH)との差が0.02以下であることを特徴とする透明被膜付基材。
SiX 4 (1)
(但し、式中、Rは炭素数1〜10の非置換または置換炭化水素基であって、互いに同一であっても異なっていてもよい。X:炭素数1〜4のアルコキシ基、水酸基、ハロゲン、水素)
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