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JP5559019B2 - 無線生体情報センサ - Google Patents
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JP5559019B2 - 無線生体情報センサ - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信技術に関し、特にセンサにより生体情報を連続的に取得して無線送信する生体情報送信技術に関する。
日常的に携帯するセンサにより生体情報を連続、若しくは断続的に取得する生体情報センサ及びそのシステムが注目されている。
例えば、非特許文献1では、在宅医療の推進・支援のため、日常的に携帯し生体情報をモニタリングするセンサが示されている。注目されている生体情報は、脈拍、血圧、呼吸、運動加速度や血中の酸素飽和度などであり、取得された情報は有線、若しくは無線でインターネット回線に接続可能な携帯型センササーバに登録され、それを通じてインターネット上のサーバなどに送信される。そして最終的にこの情報に基づき医師の診断や、助言を受けられるサービスまで言及されている。
脈波は、心臓の収縮によって生じる血液の圧力変化が末梢の血管に伝わっていくときに発生する波動で、動脈血の流量の変化によって主に引き起こされる。
脈波は、脈波伝播速度を算出することで不整脈をはじめとした脈疾患などの指標や、その波形の周期を計測し脈拍数(心拍数)を算出するなど従来から様々に利用されている。
さらに脈波から算出された脈拍数は、ランニングなど運動時の運動負荷を示すとされており、連続的にモニタリングすることの重要性が指摘されている。ランナーは、走行中に、逐次、脈拍数を見ながら自分のペースをつかむことでより安全に運動することができる。
脈波の測定方法としては、光電脈波測定法がよく知られている。光電脈波測定法は、例えば、非特許文献2に示されているように、脈波計測装置に実装された発光素子から皮膚(例えば指先)の表面から血管に対して光を照射し、その反射光を同様に実装された受光素子により計測し、その光量変化から脈波(容積脈波)を測定するものである。
脈波計測装置による脈波測定は、装置内に実装された制御装置(マイコン)により、測定部位に対して光を照射する発光素子の発光動作、測定部位から反射した光を受光する受光素子の受光動作、脈波情報の処理動作、脈波情報の表示装置(例えば液晶ディスプレイ)などへの出力動作など、予め決められた処理フローに則って進む。
無線通信を担う無線機能部の開発は、アンテナやマイコンなどのハードウェア開発だけでなく、無線通信規格に則ったプロトコルの実装、無線通信規格の認証、電波法への準拠など多岐にわたり、非常に手間がかかり、開発コストも高くなる。
データを無線通信する機能を持つ装置では、無線機能部の開発規模をできるだけ縮小するため、近年、核となる無線機能をモジュール化(一体部品化)した製品を採用する要求が高い。
前述の非特許文献1でも示されているように、日々携帯・装着する測定機器から携帯電話やモバイルPCなどに、無線通信により、測定した生体情報を送信することが注目されている。このようなデータ通信はContinua Health Allianceなどで積極的に議論されており、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)などの無線通信方式を用いたデータ通信規格として決定しているものもある。
板生他、「ウェアラブルセンサを用いた健康情報システム」、情報処理進行事業協会、2002年度成果報告 今井他、「光電脈波計測における加速度センサを用いた体動アーチファクトの除去」、生体工学、vol.44, no.1, p.148-155, 2006年3月
無線通信機能を備えた生体情報センサは、生体情報を測定するセンサ部と、センサ部によって取得された生体情報を無線送信する無線部の2つからなる。
脈波など連続的に測定した生体情報を、携帯型センササーバ、携帯電話、モバイルPCなど外部機器に対して連続的に送信するためには、センサ部で測定した生体情報がタイミングよく無線部に渡される必要がある。このためにはセンサ部と無線部の間で生体情報に関わるデータの入出力の同期を取る必要がある。
無線機能モジュールが担う無線部が実装された生体情報センサでは、センサ部のマイコン(センサマイコン)と、無線機能モジュールのマイコン(無線マイコン)の2つが存在している。無線マイコンは、無線通信に特化されモジュールとして実装されていることから、一般的に商用化されているものについてはコストが低いものの拡張性が少なく、当該生体情報センサのセンサマイコンとのデータの受け渡しのために正確な同期を取ることに対応できない。
このため、センサマイコンと無線マイコン間で正確な同期を取ることが難しいことから、連続的に測定した生体情報データを、途切れることなく連続的に無線送信することが困難であった。
また、無線機能モジュールにおいて、センサマイコンとのデータの受け渡しのために正確な同期を取る機能を追加するには、無線マイコンの大幅な改変が必要となり、開発コストが増大するという問題点があった。
本発明は、上記事情に基づいて、無線機能モジュールが実装された生体情報センサにおいて、無線機能部の開発コストを低く抑えるため、一般的に商用化されている一定時間毎にバースト的にデータを送信する無線モジュールを利用することを前提とした上で、連続的に測定した脈波をはじめとした生体情報を、連続的に無線送信できる生体情報送信技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる無線生体情報センサは、2つのバッファメモリを有するメモリ部と、前記メモリ部のうちから書き込み先となるバッファメモリを交互に切替選択し、順次測定した生体情報を、書き込み先として選択したバッファメモリへ書き込むセンサ部と、前記メモリ部のうちから前記書き込み先として選択されていないバッファメモリを読み出し元となるバッファメモリとして交互に切替選択し、読み出し元として選択したバッファメモリから、前記センサ部が前記生体情報を書き込む速度よりも速い速度で、前記生体情報を読み出して無線送信する無線部とを備え、前記センサ部は、前記生体情報のすべての書き込みが終了するごとに、前記メモリ部のうちから前記書き込み先となるバッファメモリを交互に切替選択し、前記無線部は、前記生体情報をすべて送信した後、直前の切替選択から前記センサ部が前記生体情報のすべてを書き込むのに要するデータ格納時間だけ経過するまで一時停止し、直前の切替選択から当該データ格納時間が経過した時点で、前記メモリ部のうちから前記読み出し元となるバッファメモリを交互に切替選択するようにしたものである。
た、無線部として、互いに異なる通信方式の無線部を複数備えてもよい。
本発明によれば、生体情報の書き込み先となるバッファメモリと読み出し元となるバッファメモリとが鉢合わせすることなく、センサ部から無線部に対して、簡素な構成でスムーズに生体情報を受け渡しすることができる。
したがって、無線モジュールを大幅変更することなく、連続的に測定した脈波をはじめとした生体情報を、途切れることなく連続的に無線送信することが可能となる。
第1の実施の形態にかかる無線生体情報センサの構成を示すブロック図である。 第1の状態における書き込み・読み出し動作を示す説明図である。 第2の状態における書き込み・読み出し動作を示す説明図である メモリ部での書き込み・読み出し動作を示すタイミングチャートである。 脈波データのモニタ例である。 脈波データの送信動作と測定動作を示す信号波形図である。 第2の実施の形態にかかる無線生体情報センサの構成を示すブロック図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる無線生体情報センサについて説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる無線生体情報センサの構成を示すブロック図である。
無線生体情報センサ100は、例えば、運動指標測定装置や医療機器として用いられ、生体被検部から測定した生体情報を無線通信で外部機器50へ無線送信する機能を有するセンサ端末装置である。
本実施の形態は、無線生体情報センサ100に複数のバッファメモリを設け、生体情報を順次測定して、バッファメモリへ書き込むとともに、バッファメモリから生体情報を読み出して無線送信し、この際、予め決められた選択順序に基づいて、いずれか1つのバッファメモリを生体情報の書き込み先として切替選択し、選択順序に基づいて、書き込み先として選択されていないいずれか1つのバッファメモリを生体情報の読み出し元として切替選択するようにしたものである。
本発明では、無線生体情報センサ100において、血液の流入によって生じる血管の容積変化を体表面から波形として捉えた脈波データからなる生体情報を測定して送信する場合を例として説明するが、これに限定されるものではない。センサ素子を変更すれば、加速度、血圧、心拍数、体重、体温、体脂肪、心電図、筋電図、脳波、呼吸、発汗、眼球運動、飽和酸素濃度、血糖などの生体情報を測定して送信することも可能である。
無線生体情報センサ100には、主な機能部として、センサ部10、メモリ部20、および無線部30が設けられている。ここでは、生体情報として指から脈波を測定して無線送信する場合を例として説明する。
センサ部10は、生体情報を順次測定してメモリ部20へ書き込む機能を有しており、主な回路部として、センサ素子11、処理回路12、およびセンサ制御部13が設けられている。
センサ素子11は、生体被検部から生体情報を測定する素子である。ここでは、発光素子および受光素子からセンサ素子11が構成されている。発光素子は、生体被検部に対して光を照射する。照射された光は生体被検部内の血管により散乱される。このとき血管の脈動に同期して散乱光の光強度が変化する。受光素子はこの光量変化を測定する。
処理回路12は、A/D変換回路などの信号処理回路からなり、センサ素子11から出力された測定信号を生体情報(データ)に変換する機能を有している。
センサ制御部13は、プログラムを実行して情報処理を行うマイコンなどの制御回路からなり、予め決められた選択順序に基づいて、メモリ部20のうちのいずれか1つのバッファメモリ21,22を生体情報の書き込み先として切替選択する機能と、処理回路12から出力された生体情報を、選択されている書き込み先のバッファメモリ21,22へ書き込む機能とを有している。
メモリ部20は、半導体メモリなどの記憶装置からなり、複数のバッファメモリ21,22を有し、センサ部10で得られた生体情報を一時的に保存する機能を有している。ここでは、2つのバッファメモリ21,22が設けられている場合を例として説明する。
無線部30は、メモリ部20から生体情報を読み出して無線送信する機能を有しており、主な回路部として無線モジュール31が設けられている。
無線モジュール31は、BluetoothやZigbeeなどの汎用無線通信方式を用いて間欠的に無線通信を行う回路部であり、主な処理部として無線制御部32が設けられている。
無線制御部32は、マイコンなどの制御回路からなり、プログラムを実行して情報処理を行うマイコンなどの制御回路からなり、予め決められた選択順序に基づいて、メモリ部20のうちから書き込み先として選択されていないいずれか1つのバッファメモリを、生体情報の読み出し元として切替選択する機能と、選択されている読み出し元のバッファメモリ21,22から生体情報を読み出して、外部機器50へ無線送信する機能とを有している。
この他、無線生体情報センサ100には、搭載した二次電池から動作電源を生成して各回路部へ供給する電源部や、利用者の操作を検出する操作入力部、さらには動作状態をLEDなどで表示する表示部などが設けられている。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図2および図3を参照して、本実施の形態にかかる無線生体情報センサ100の動作について説明する。図2は、第1の状態における書き込み・読み出し動作を示す説明図である。図3は、第2の状態における書き込み・読み出し動作を示す説明図である。
センサ部10は、電源投入による無線生体情報センサ100の起動に応じて、あるいは利用者の測定開始操作に応じて、センサ素子11および処理回路12を駆動して生体被検部から生体情報を測定する測定動作を開始する。
センサ制御部13は、測定動作の開始に応じて、自己のメモリあるいはプログラムで予め決められた選択順序に基づいて、メモリ部20のうちのいずれか1つのバッファメモリ21,22を生体情報の書き込み先として切替選択し、処理回路12から出力された生体情報を、選択されている書き込み先のバッファメモリ21またはバッファメモリ22へ書き込む。
一方、無線部30の無線制御部32は、測定動作の開始に応じて、自己のメモリあるいはプログラムで予め決められた選択順序に基づいて、メモリ部20のうちから書き込み先として選択されていないいずれか1つのバッファメモリ21またはバッファメモリ22を生体情報の読み出し元として切替選択し、選択されている読み出し元のバッファメモリ21またはバッファメモリ22から生体情報を読み出して無線送信する。
したがって、メモリ部20に2つのバッファメモリ21,22が設けられている場合、いずれか一方のバッファメモリが書き込み先となり、他方のバッファメモリが読み出し元となる。この場合、バッファメモリが2つなので、選択順序は「バッファメモリ21→バッファメモリ22」となる。
すなわち、図2に示すように、バッファメモリ21が書き込み先として選択されている第1の状態では、バッファメモリ21とは異なるバッファメモリ22が読み出し元として選択されることになる。これにより、第1の状態において、センサ制御部13によりバッファメモリ21に生体情報が書き込まれ、無線制御部32によりバッファメモリ22から生体情報が読み出される。
一方、図3に示すように、バッファメモリ22が書き込み先として選択されている第2の状態では、バッファメモリ22とは異なるバッファメモリ21が読み出し元として選択されることになる。これにより、第2の状態において、センサ制御部13によりバッファメモリ22に生体情報が書き込まれ、無線制御部32によりバッファメモリ21から生体情報が読み出される。
このようにして、選択順序に基づいて第1および第2の状態が遷移して、生体情報の書き込み先および読み出し元となるバッファメモリが切替選択される。このため、生体情報の書き込み完了を待つことなく、生体情報の読み出しを行うことができることから、生体情報を連続的に測定しながら、測定した生体情報を連続的に無線送信することが可能となる。
ここで、図4を参照して、状態遷移の条件から導かれる無線通信速度とデータ格納速度との関係について説明する。図4は、メモリ部での書き込み・読み出し動作を示すタイミングチャートである。ここでは、時刻T0から時刻T1の期間が、前述した図2の第1の状態に対応しており、時刻T1から時刻T2の期間が、前述した図3の第2の状態に対応しており、これ以降、第1および第2の状態が繰り替えされている。
記憶容量のすべてに生体情報が書き込まれている状態、すなわちメモリフルのメモリバッファから、これらすべての生体情報を読み出して無線送信するのに要する無線通信時間TRは、バッファメモリ容量をQとし、無線通信速度をVRとした場合、TR=Q/VRとなる。この際、厳密には、無線通信速度とメモリバッファの読み出し速度のいずれか遅い方をVRとして用いるべきであるが、一般的には、無線通信速度のほうが遙かに遅い。
一方、記憶容量のすべてが空のメモリバッファに対して、これら記憶容量のすべてに生体情報を書き込むのに要するデータ格納時間TWは、バッファメモリ容量をQとし、生体情報のサンプリング速度をVWとした場合、TW=Q/VWとなる。この際、厳密には、生体情報のサンプリング速度とメモリバッファの書き込み速度のいずれか遅い方をVWとして用いるべきであるが、一般的には、サンプリング速度のほうが遙かに遅い。
ここで、バッファメモリが切り替えられる状態遷移の条件は、一方のバッファメモリについてセンサ制御部13により生体情報が書き込まれてメモリフルになり、もう一方のバッファメモリについて無線制御部32により格納済みの生体情報がすべて送信されることである。
したがって、無線通信速度VRとサンプリング速度VWとが等しい場合、生体情報がスムーズに受け渡しされることになる。
これに対して、生体情報の測定間隔は測定する生体情報により異なるためサンプリング速度VWも変化する。また、無線通信方式、無線通信環境、さらには通信相手である外部機器に応じて無線通信速度VRも変化する。さらには、回路の動作精度により、無線通信速度VRやサンプリング速度VWも僅かに変化する。
したがって、多くの場合、無線通信速度VRとサンプリング速度VWとは、等しくないため、無線通信時間TRとデータ格納時間TWとも異なる。
このため、バッファメモリが切り替える状態遷移の間隔は、無線通信時間TR、もしくはデータ格納時間TWのうち長い方の時間に合わせて、生体情報の受け渡しを行う必要がある。すなわち、無線制御部32による無線通信処理、もしくはセンサ制御部13による測定処理のうち、処理時間の短い方が一時停止し、処理時間の長い方を待つ必要が出てくる。
しかしながら、無線生体情報センサ100において、脈波データなどの生体情報を測定する場合、生体情報を連続的に測定することが求められるため、センサ制御部13での測定処理を停止することはできない。したがって、このような動作を実行するためには、無線通信速度VRとサンプリング速度VWの関係は、VR>VWである必要がある。
ここで、サンプリング速度VWは予め設定されていることから、データ格納時間TWは既知となっており、センサ制御部13は、選択したバッファメモリへ規定データ量だけ生体情報の書き込みが終了した時点で、すなわち直前の状態遷移からデータ格納時間TWだけ経過した時点で、次のバッファメモリを切替選択する。
したがって、無線制御部32は、読み出し元として選択したバッファメモリに格納された生体情報をすべて送信した後、直前の状態遷移からデータ格納時間TWだけ経過するまで処理を一時停止する。具体的には、無線制御部32の内部タイマで、データ格納時間TWを計時すればよい。これにより、センサ制御部13と無線制御部32に対して、リアルタイムで同期する機構を追加することなく、生体情報を連続的に受け渡しすることができる。
図5は、脈波データのモニタ例である。ここでは、横軸を時間とし、縦軸を信号強度として、本実施の形態にかかる無線生体情報センサ100により送信した脈波データを外部機器50で受信してモニタした実例が示されている。これによれば、心臓の動きに応じた血管の拡張運動を示す脈波データが、途切れることなく精度良く外部機器50へ無線送信されていることがわかる。
図6は、脈波データの送信動作と測定動作を示す信号波形図である。ここでは、無線モジュール31において送信時に変化する送信時電圧を示す信号波形と、センサ素子11から処理回路12へ出力される脈波測定信号を示す信号波形とを、同時にモニタしたモニタ結果が示されている。
図6のうち、送信時電圧が大きく変化している期間が送信期間であり、この送信期間内に、バッファメモリ内のすべての脈波データが読み出されて無線送信されている。この送信期間においても、脈波測定信号が途切れることなく継続しており、無線制御部32による無線通信処理に対してセンサ制御部13による測定処理が、並列的に実行されていることがわかる。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、メモリ部20に複数のバッファメモリ21,22を設け、センサ部10により、生体被検部から生体情報を順次測定してバッファメモリ21,22へ書き込むとともに、無線部30により、バッファメモリ21,22から生体情報を読み出して外部機器50へ無線送信し、この際、センサ部10において、予め決められた選択順序に基づいて、いずれか1つのバッファメモリ21,22を生体情報の書き込み先として切替選択し、無線部30において、選択順序に基づいて、書き込み先として選択されていないいずれか1つのバッファメモリ21,22を生体情報の読み出し元として切替選択するようにしたものである。
これにより、生体情報の書き込み先となるバッファメモリと、読み出し元となるバッファメモリとが、鉢合わせすることなく、センサ部10から無線部30に対して、簡素な構成でスムーズに生体情報を受け渡しすることができる。
したがって、無線モジュール31を大幅変更することなく、連続的に測定した脈波をはじめとした生体情報を、途切れることなく連続的に無線送信することが可能となる。
また、本実施の形態では、メモリ部20に2つのバッファメモリ21,22を設けて順次切り替える場合を例として説明したが、バッファメモリの数は2つに限定されるものではなく、3つ以上のバッファメモリを切替制御するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、センサ部10がバッファメモリ21,22へ生体情報を書き込む速度よりも速い速度で、無線部30がバッファメモリ21,22から生体情報を読み出すようにしてもよい。これにより、無線通信速度VRとサンプリング速度VWとが等しくない場合でも、安定して生体情報を受け渡しすることができる。
[第2の実施の形態]
次に、図7を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる無線生体情報センサ100について説明する。図7は、第2の実施の形態にかかる無線生体情報センサの構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態では、測定した生体情報の送信先となる外部機器50が1つの場合を例として説明した。本実施の形態では、測定した生体情報を2つの外部機器50A,50Bに送信する場合について説明する。
本実施の形態にかかる無線生体情報センサ100には、図7に示すように、メモリ部20Aおよび無線部30Aからなる処理系統Aと、メモリ部20Bおよび無線部30Bからなる処理系統Bとが、センサ部10に対して並列的に複数設けられている。
メモリ部20Aは、第1の実施の形態にかかるメモリ部20と同様に、2つのバッファメモリ21A,22Aを有しており、メモリ部20Bも同様に、2つのバッファメモリ21B,22Bを有している。
無線部30Aには、第1の実施の形態にかかる無線部30と同様に、無線制御部32Aを有する無線モジュール31Aが設けられており、無線部30Bも同様に、無線制御部32Bを有する無線モジュール31Bが設けられている。これら無線モジュール31A,31Bは、通信相手となる外部機器50A,50Bに対応するそれぞれ個別の無線通信方式で無線通信する機能を有している。
また、本実施の形態にかかる無線生体情報センサ100において、センサ部10は、これら処理系統A,Bに対して共通の構成として設けられている。したがって、第1の実施の形態と同様にしてセンサ部10で測定された生体情報が、メモリ部20A,20Bの両方に書き込まれる。
センサ部10のセンサ制御部13によるメモリ部20Aに対する生体情報の書き込みについては、第1の実施の形態と同様にして、予め決められた選択順序に基づいて、メモリ部20Aのうちのいずれか1つのバッファメモリ21A,22Aを生体情報の書き込み先として切替選択し、処理回路12から出力された生体情報を、選択されている書き込み先のバッファメモリ21Aまたはバッファメモリ22Aへ書き込む。
センサ部10のセンサ制御部13によるメモリ部20Bに対する生体情報の書き込みについても同様であり、予め決められた選択順序に基づいて、メモリ部20Bのうちのいずれか1つのバッファメモリ21B,22Bを生体情報の書き込み先として切替選択し、処理回路12から出力された生体情報を、選択されている書き込み先のバッファメモリ21Bまたはバッファメモリ22Bへ書き込む。
無線部30Aの無線制御部32Aは、第1の実施の形態と同様にして、予め決められた選択順序に基づいて、メモリ部20Aのうちから書き込み先として選択されていないいずれか1つのバッファメモリ21Aまたはバッファメモリ22Aを生体情報の読み出し元として切替選択し、選択されている読み出し元のバッファメモリ21Aまたはバッファメモリ22Aから生体情報を読み出して外部機器50Aへ無線送信する。
無線部30Bの無線制御部32Bも同様にして、予め決められた選択順序に基づいて、メモリ部20Bのうちから書き込み先として選択されていないいずれか1つのバッファメモリ21Bまたはバッファメモリ22Bを生体情報の読み出し元として切替選択し、選択されている読み出し元のバッファメモリ21Bまたはバッファメモリ22Bから生体情報を読み出して、対応する外部機器50Bへ無線送信する。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、メモリ部20および無線部30からなる複数の処理系統を、センサ部10に対して並列的に設けて、センサ部10からそれぞれの処理系統のメモリ部20に対して、生体情報を並列的に書き込むようにしたので、複数の外部機器50A,50Bに対して同時にリアルタイムで生体情報を送信することが可能となる。
また、各処理系統の無線部30で、任意の無線通信方式の無線モジュール31を選択することができ、異なる無線通信方式の外部機器50A,50Bに対しても、同時にリアルタイムで生体情報を送信することが可能となる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
前述した第1の実施の形態では、センサ部10がバッファメモリ21,22へ生体情報を書き込む速度よりも速い速度で、無線部30がバッファメモリ21,22から生体情報を読み出す場合、無線制御部32の内部タイマで、データ格納時間TWを計時して状態遷移する場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、データ格納時間TWごとに切替信号を生成する切替信号生成部を別途設け、この切替信号生成部からの切替信号に基づき、状態遷移するようにしてもよい。また、この切替信号生成部をセンサ制御部13により内部タイマを利用して実現してもよい。
100…無線生体情報センサ、10…センサ部、11…センサ素子、12…処理回路、13…センサ制御部、20,20A,20B…メモリ部、21,21A,21B,22,22A,22B…バッファメモリ、30,30A,30B…無線部、31,31A,31B…無線モジュール、32,32A,32B…無線制御部、33,33A,33B…アンテナ、50,50A,50B…外部機器。

Claims (2)

  1. 2つのバッファメモリを有するメモリ部と、
    前記メモリ部のうちから書き込み先となるバッファメモリを交互に切替選択し、順次測定した生体情報を、書き込み先として選択したバッファメモリへ書き込むセンサ部と、
    前記メモリ部のうちから前記書き込み先として選択されていないバッファメモリを読み出し元となるバッファメモリとして交互に切替選択し、読み出し元として選択したバッファメモリから、前記センサ部が前記生体情報を書き込む速度よりも速い速度で、前記生体情報を読み出して無線送信する無線部と
    を備え、
    前記センサ部は、前記生体情報のすべての書き込みが終了するごとに、前記メモリ部のうちから前記書き込み先となるバッファメモリを交互に切替選択し、
    前記無線部は、前記生体情報をすべて送信した後、直前の切替選択から前記センサ部が前記生体情報のすべてを書き込むのに要するデータ格納時間だけ経過するまで一時停止し、直前の切替選択から当該データ格納時間が経過した時点で、前記メモリ部のうちから前記読み出し元となるバッファメモリを交互に切替選択する
    ことを特徴とする無線生体情報センサ。
  2. 請求項に記載の無線生体情報センサにおいて、
    前記無線部として、互いに異なる通信方式の無線部を複数備えることを特徴とする無線生体情報センサ。
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