JP5561286B2 - 二成分現像剤 - Google Patents
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Description
本発明の二成分現像剤は、特定のキャリアにトナーを混合して得られたものである。二成分現像剤は、モノクロのプリント画像形成、或いはフルカラーのプリント画像形成に用いられる。
本発明に係る二成分現像剤のキャリアの一実施形態を模式的に表した断面図である。図1に示すように、キャリア1は、芯材2粒子と、該芯材2粒子の表面を被覆用樹脂で被覆したコート樹脂層3とからなる。
本発明で用いられる芯材2粒子(磁性体粒子)の材料としては、磁場によってその方向に強く磁化する物質、例えば、鉄粉、各種フェライト、具体的には、式a):MO・Fe2O3で示されるフェライト、各種マグネタイト、具体的には、式b):MFe2O4で示されるマグネタイトをはじめとする鉄、ニッケル、コバルトなどの強磁性を示す金属、またはこれらの金属を含む合金または化合物;強磁性元素を含まないが適当に熱処理することによって強磁性を示すようになる合金、例えば、マンガン−銅−アルミニウムおよびマンガン−銅−錫などのホイスラー合金および二酸化クロムの粒子;又はこれらを樹脂(バインダー樹脂)中に分散したものを挙げることができる。好ましくは各種マグネタイトや各種フェライトである。
芯材2の製造方法としては、例えば、原材料を適量秤量した後、ボールミルまたは振動ミル等で0.5時間以上、好ましくは1〜20時間粉砕混合する。このようにして得られた粉砕物を加圧成型機等を用いてペレット化した後700〜1200℃の温度で仮焼成する。
コート樹脂層3は、置換基を有していてもよいシクロアルキル基または置換基を有していてもよいフェニル基を有するビニルケトン単量体を含む重合性単量体組成物(を含む重合用組成物)を用いて重合して形成されたものである被覆用樹脂により構成されている。
本発明の被覆用樹脂は、置換基を有していてもよいシクロアルキル基または置換基を有していてもよいフェニル基を有するビニルケトン単量体を含む重合性単量体組成物を用いて重合して形成したものである。
上記重合性単量体組成物としては、置換基を有していてもよいシクロアルキル基または置換基を有していてもよいフェニル基を有するビニルケトン単量体を含むものであればよい。
重合性単量体組成物の必須成分である、置換基を有していてもよいシクロアルキル基または置換基を有していてもよいフェニル基を有するビニルケトン単量体としては、本発明の作用効果を有効に発現し得る範囲内であれば特に制限されるものではないが、好ましくは下記化学式1で表される単量体である。ここで、シクロアルキル基またはフェニル基を有するビニルケトンとは、ビニルケトンのケトン基の炭素原子にシクロアルキル基またはフェニル基を有する構造を持つビニルケトンのことである(下記化学式1参照)。
コート樹脂層3を構成する被覆用樹脂(上記重合性単量体組成物を重合した重合体)の重量平均分子量は、本発明の作用効果を有効に発現し得る範囲内であれば特に制限されるものではないが、好ましくは20万〜80万、好ましくは40万〜60万の範囲である。被覆用樹脂の重量平均分子量が20万以上であれば、当該被覆用樹脂で構成するコート樹脂層3の減耗が促進され過ぎることもなく、キャリア付着を引き起こし難い点で優れている。被覆用樹脂の重量平均分子量が80万以下であれば、トナーからキャリア表面(コート樹脂層3表面)への外添剤の移行による帯電量低下を引き起こすことなく、良好な帯電量を長期間保持することができる。コート樹脂層3を構成する被覆用樹脂のガラス転移点は、上記重量平均分子量の範囲であれば、特に制限されるものではないが、60℃から150℃の範囲が好ましい。ガラス転移点が前記範囲であれば、製膜性が良く緻密なコート樹脂層3が形成できる。
上記コート樹脂層3は、例えば、上記重合性単量体組成物を乳化重合法等の従来公知の重合法で重合することにより得られる被覆用樹脂粒子を、例えば、機械的衝撃力によるコート法により、芯材2粒子の表面に層状に付着させて形成することができる。かかる被覆用樹脂粒子の体積平均粒径は、60〜300nmが好ましく、80〜250nmが更に好ましい。この範囲の被覆用樹脂粒子を用いると、小径の芯材2の表面を良好に被覆することができ好ましい。また体積基準の粒度分布における変動係数が20%以下であることが好ましい。変動係数が20%以下であれば、画質を低下させることなく、優れた画質を提供できる点で好ましい。
体積平均粒径(Mv)は「MICROTRAC UPA−150(日機装社製)」を用い、下記測定条件下で測定したものである。
サンプル比重 ;1.05
溶媒屈折率 ;1.33
溶媒粘度 ;0.797(30℃)、1.002(20℃)
0点調整 ;測定セルにイオン交換水を投入し調製した。
コート樹脂層3を構成する被覆用樹脂(コート樹脂)量は、芯材2に対して1.0〜4.5質量%、好ましくは3〜3.5質量%の範囲である。芯材2に被覆されたコート樹脂層3の被覆用樹脂(コート樹脂)量が、芯材2に対して1.0質量%以上であれば、目標耐久性能(所定枚数のプリントを行った場合でも、キャリア付着やかぶりが発生しない性能=高耐久化)を実現できる点で有利である。芯材2に被覆されたコート樹脂層3の被覆用樹脂(コート樹脂)量が、芯材2に対して4.5質量%以下であれば、被覆用樹脂(コート樹脂)量を増大させることで抵抗が高くなりキャリア付着が発生するのを防止することができる点で有利である。コート樹脂層3を構成する被覆用樹脂(コート樹脂)量は、例えば、キャリア1をMEK(メチルエチルケトン)と混合し、被覆用樹脂(コート樹脂)を溶解除去させる。初期キャリア重量から溶解後のキャリア重量を測定すれば被覆用樹脂(コート樹脂)量が分かる。
キャリア1のコート樹脂層3を構成する被覆用樹脂の検知法としては、特に制限されるものではなく、例えば、熱分解ガスクロマトグラフィー(PGC)等により簡単に検知(解析)することができる。
上記した被覆用樹脂粒子の作製方法としては、特に制限されるものではなく従来公知の重合法を適宜利用することができるものであり、粉砕法、乳化分散法、懸濁重合法、溶液重合法、分散重合法、乳化重合法、乳化重合凝集法、その他の公知の方法などが挙げられ、特に、微粉の形成が抑制され、また、小粒径のものを容易に得ることができるため、乳化重合凝集法、乳化重合法で合成したものが粒度、粒径分布、分子量の点で好ましい。特に分子量に関しては、通常、重量平均分子量で20万以上必要であるが(20万未満では摩耗が激しくなるため)、これらの重合法では、分子量を大きくしやすく、重量平均分子量で80万までのものを作製することができる点で優れている。加えて、これらの重合法のデメリットとされていた、重合後に界面活性剤が樹脂中に残ることにより被覆用樹脂が保水性を帯びてしまうという問題に対しても、本発明では、置換基を有していてもよいシクロアルキル基または置換基を有していてもよいフェニル基を有するビニルケトン単量体を含む重合性単量体組成物を用いて重合すると保水性の問題も解決することができる点でも優れている。
芯材2粒子(磁性体粒子)の表面を被覆用樹脂で被覆したコート樹脂層3を有するキャリア1を形成するための具体的な作製法としては、湿式被覆法、乾式被覆法が挙げられる。以下に各方法について詳細に述べる。
(1)流動層式スプレー被覆法
被覆用樹脂を溶剤に溶解した塗布液を、流動層を用いて磁性体粒子(芯材2粒子)の表面にスプレー塗布し、次いで乾燥してコート樹脂層3を形成することで、芯材2粒子の表面を被覆用樹脂で被覆したコート樹脂層3を有するキャリア1(粒子)を作製する方法;
(2)浸漬式被覆法
被覆用樹脂を溶剤に溶解した塗布液中に、磁性体粒子(芯材2粒子)を浸漬して塗布処理し、次いで乾燥してコート樹脂層3を形成することで、芯材2粒子の表面を被覆用樹脂で被覆したコート樹脂層3を有するキャリア1(粒子)を作製する方法;
(3)重合法
被覆用樹脂形成用の反応性化合物(被覆用樹脂を合成するための重合性単量体組成物の他に、重合開始剤などを含む)を溶剤に溶解した塗布液中に、磁性体粒子(芯材2粒子)を浸漬して塗布処理し、次いで熱等を加えて重合反応を行い、コート樹脂層3を形成することで、芯材2粒子の表面を被覆用樹脂で被覆したコート樹脂層3を有するキャリア1(粒子)を作製する方法;等を挙げることができる。
(1)被覆しようとする磁性体粒子(芯材2粒子)の表面に被覆用樹脂粒子を被着させ、その後機械的衝撃力を加えて、被覆しようとする磁性体粒子(芯材2粒子)表面に被着した被覆用樹脂粒子(上記した被覆用樹脂粒子)を溶融或いは軟化させて固着しコート樹脂層3を形成することで、芯材2粒子の表面を被覆用樹脂で被覆したコート樹脂層3を有するキャリア1(粒子)を作製する方法;等を挙げることができる。
第2工程:その後、機械的衝撃や熱を加えて芯材2粒子の表面に付着した上記被覆用樹脂粒子を溶融或いは軟化させて固着し、コート樹脂層3を形成する工程;
第3工程:次いで室温まで冷却する工程;から構成されている。
コート樹脂層3の膜厚が1μm以上であれば、目標耐久性能(所定枚数のプリントを行った場合でも、キャリア付着やかぶりが発生しない性能=高耐久化)を実現できる点で好ましい。またコート樹脂層3の膜厚が4μm以下であれば、被覆用樹脂(コート樹脂)量を増大させることで抵抗が高くなりキャリア付着が発生するのを防止することができる点で好ましい。
本発明の二成分現像剤に用いられるトナーは、通常よく用いられるものを特に限定なく用いることができるが、トナー母体粒子に外添剤を混合して得られたものが好ましい。
トナー母体粒子は、樹脂(トナー樹脂)と着色剤と離型剤を含有するものが好ましい。例えば、トナー樹脂としてスチレン−アクリル系樹脂或いはポリエステル系樹脂を用いることができ、又、着色剤も従来より用いられている着色剤を用いることができ、更に必要に応じて離型剤や荷電制御剤が添加される。
トナー母体粒子を製造する方法としては、特に限定されるものではなく、粉砕法、乳化分散法、懸濁重合法、分散重合法、乳化重合法、乳化重合凝集法、その他の公知の方法などが挙げられ、特に、微粉の形成が抑制され、また、小粒径のものを容易に得ることができるため、乳化重合凝集法によって得られたトナー母体粒子を用いることが好ましい。
トナー母体粒子が粉砕法、乳化分散法などによって製造される場合には、トナー母体粒子を構成するトナー樹脂として、スチレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン−(メタ)アクリル系共重合体樹脂、オレフィン系樹脂などのビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエーテル、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリスルフォン、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、尿素樹脂などの公知の種々の樹脂を用いることができる。これらは1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
トナー母体粒子が含有する着色剤としては特に限定されず、公知の種々のものを用いることができる。
トナー母体粒子が含有する離型剤としては特に限定されず、公知の種々のワックスを用いることができる。
トナーの製造方法は、いわゆる粉砕法でも重合法によるトナー製造方法でもよく、トナー粒子形成後に多くの場合、外添剤が添加される。
外添剤としては、特に限定されず、公知の種々の外添剤を用いることができる。例えば、シリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸カルシウムなどよりなる無機酸化物や、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛などの脂肪酸金属塩などが挙げられる。これらは1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
トナー粒子の粒径は、体積基準のメディアン径(D50)で2.5〜7.5μmであることが好ましい。体積基準のメディアン径が2.5〜7.5μmと小径であることにより、細線の再現性や、写真画像の高画質化が達成できて高画質の印画物が得られる。
次に、二成分現像剤の作製について説明する。
本発明の二成分現像剤は、モノクロのプリント画像形成方法、或いはフルカラーのプリント画像形成方法に用いることができる。
図3は、本発明の二成分現像剤を使用することが可能なカラー画像形成装置の一例を示す断面概要図である。
撹拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を取り付けた反応容器に、アニオン系界面活性剤であるドデシル硫酸ナトリウム7.08質量部をイオン交換水3,010質量部に溶解させて界面活性剤溶液を作製した。次いで、界面活性剤溶液に、重合開始剤である過硫酸カリウム(KPS)2.0質量部、1−シクロヘキシル−2−メチル−2−プロペン−1−オン50質量部、メタクリル酸メチル(MMA)50質量部を投入し、乳化重合(重合温度:75℃)により「被覆用樹脂1」を作製した。得られた「被覆用樹脂1」粒子の体積平均粒径は、110nmであり、重量平均分子量は34万であった。被覆用樹脂1の重合に用いた重合性単量体組成物の種類と、被覆用樹脂として共重合樹脂を形成する際のビニルケトン単量体とその他の重合性単量体との質量比(以下、共重合比という)を表1に示す。
1−シクロヘキシル−2−メチル−2−プロペン−1−オン50質量部、MMA50質量部を用いたのに代えて、1−シクロヘキシル−2−メチル−2−プロペン−1−オン80質量部、MMA20質量部を用いた以外は、上記[被覆用樹脂1の作製]と同様にして「被覆用樹脂2」を作製した。得られた「被覆用樹脂2」粒子の体積平均粒径は、120nmであり、重量平均分子量は30万であった。被覆用樹脂2の重合に用いた重合性単量体組成物の種類と共重合比を表1に示す。
1−シクロヘキシル−2−メチル−2−プロペン−1−オン50質量部、MMA50質量部を用いたのに代えて、1−シクロヘキシル−2−メチル−2−プロペン−1−オン40質量部、MMA60質量部を用いた以外は、上記[被覆用樹脂1の作製]と同様にして「被覆用樹脂3」を作製した。得られた「被覆用樹脂3」粒子の体積平均粒径は、110nmであり、重量平均分子量は25万であった。被覆用樹脂3の重合に用いた重合性単量体組成物の種類と共重合比を表1に示す。
1−シクロヘキシル−2−メチル−2−プロペン−1−オン50質量部、MMA50質量部を用いたのに代えて、1−シクロペンチル−2−メチル−2−プロペン−1−オン50質量部、MMA50質量部を用いた以外は、上記[被覆用樹脂1の作製]と同様にして「被覆用樹脂4」を作製した。得られた「被覆用樹脂4」粒子の体積平均粒径は、110nmであり、重量平均分子量は32万であった。被覆用樹脂4の重合に用いた重合性単量体組成物の種類と共重合比を表1に示す。
1−シクロヘキシル−2−メチル−2−プロペン−1−オン50質量部、MMA50質量部を用いたのに代えて、2−メチル−1−フェニル−2−プロペン−1−オン50質量部、MMA50質量部を用いた以外は、上記[被覆用樹脂1の作製]と同様にして「被覆用樹脂5」を作製した。得られた「被覆用樹脂5」粒子の体積平均粒径は、120nmであり、重量平均分子量は35万であった。被覆用樹脂5の重合に用いた重合性単量体組成物の種類と共重合比を表1に示す。
1−シクロヘキシル−2−メチル−2−プロペン−1−オン50質量部、MMA50質量部を用いたのに代えて、2−メチル−1−(2−メチルシクロヘキシル)−2−プロペン−1−オン50質量部、MMA50質量部を用いた以外は、上記[被覆用樹脂1の作製]と同様にして「被覆用樹脂6」を作製した。得られた「被覆用樹脂6」粒子の体積平均粒径は、110nmであり、重量平均分子量は22万であった。被覆用樹脂6の重合に用いた重合性単量体組成物の種類と共重合比を表1に示す。
1−シクロヘキシル−2−メチル−2−プロペン−1−オン50質量部、MMA50質量部を用いたのに代えて、1−シクロヘキシル−2−メチル−2−プロペン−1−オン100質量部を用いた以外は、上記[被覆用樹脂1の作製]と同様にして「被覆用樹脂7」を作製した。得られた「被覆用樹脂7」粒子の体積平均粒径は、100nmであり、重量平均分子量は27万であった。被覆用樹脂7の重合に用いた重合性単量体組成物の種類と共重合比(単独重合につき、共重合比はなく、表1では「−」で表記した)を表1に示す。
1−シクロヘキシル−2−メチル−2−プロペン−1−オン50質量部、MMA50質量部を用いたのに代えて、1−シクロヘキシル−2−メチル−2−プロペン−1−オン50質量部、メタクリル酸シクロヘキシル(CHMA)50質量部を用いた以外は、上記[被覆用樹脂1の作製]と同様にして「被覆用樹脂8」を作製した。得られた「被覆用樹脂8」粒子の体積平均粒径は、120nmであり、重量平均分子量は30万であった。被覆用樹脂8の重合に用いた重合性単量体組成物の種類と共重合比を表1に示す。
1−シクロヘキシル−2−メチル−2−プロペン−1−オン50質量部、MMA50質量部を用いたのに代えて、CHMA50質量部、MMA50質量部を用いた以外は、上記[被覆用樹脂1の作製]と同様にして「被覆用樹脂9」を作製した。得られた「被覆用樹脂9」粒子の体積平均粒径は、100nmであり、重量平均分子量は20万であった。被覆用樹脂9の重合に用いた重合性単量体組成物の種類と共重合比を表1に示す。
1−シクロヘキシル−2−メチル−2−プロペン−1−オン50質量部、MMA50質量部を用いたのに代えて、メタクリル酸シクロペンチル50質量部、MMA50質量部を用いた以外は、上記[被覆用樹脂1の作製]と同様にして「被覆用樹脂10」を作製した。得られた「被覆用樹脂10」粒子の体積平均粒径は、90nmであり、重量平均分子量は25万であった。被覆用樹脂10の重合に用いた重合性単量体組成物の種類と共重合比を表1に示す。
次に、別に用意した体積平均一次粒径60μmで飽和磁化10.0×10−5Wb・m/kgのMn−Mgフェライト粒子からなるキャリア芯材100重量部と、前記「被覆用樹脂1」2重量部とを、図1の撹拌羽根付き高速撹拌混合機に投入し、120℃で30分間撹拌混合して、機械的衝撃力の作用を使用して芯材表面に樹脂被覆した「キャリア1」を得た。
「被覆用樹脂1」に代えて、「被覆用樹脂2」を用いた以外は、[キャリア1の作製]と同様にして「キャリア2」を得た。
「被覆用樹脂1」に代えて、「被覆用樹脂3」を用いた以外は、[キャリア1の作製]と同様にして「キャリア3」を得た。
「被覆用樹脂1」に代えて、「被覆用樹脂4」を用いた以外は、[キャリア1の作製]と同様にして「キャリア4」を得た。
「被覆用樹脂1」に代えて、「被覆用樹脂5」を用いた以外は、[キャリア1の作製]と同様にして「キャリア5」を得た。
「被覆用樹脂1」に代えて、「被覆用樹脂6」を用いた以外は、[キャリア1の作製]と同様にして「キャリア6」を得た。
「被覆用樹脂1」に代えて、「被覆用樹脂7」を用いた以外は、[キャリア1の作製]と同様にして「キャリア7」を得た。
「被覆用樹脂1」に代えて、「被覆用樹脂8」を用いた以外は、[キャリア1の作製]と同様にして「キャリア8」を得た。
「被覆用樹脂1」に代えて、「被覆用樹脂9」を用いた以外は、[キャリア1の作製]と同様にして「キャリア9」を得た。
「被覆用樹脂1」に代えて、「被覆用樹脂10」を用いた以外は、[キャリア1の作製]と同様にして「キャリア10」を得た。各キャリアと各被覆用樹脂との対応関係を表2に示す。
以下のようにしてトナーを作製した。
樹脂粒子1Hの作製
撹拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を取り付けた反応容器に、アニオン系界面活性剤であるドデシル硫酸ナトリウム7.08質量部をイオン交換水3,010質量部に溶解させて界面活性剤溶液を作製した。そして、この界面活性剤溶液を窒素気流下で230rpmの撹拌速度で撹拌しながら、反応容器内の温度を80℃に昇温させた。
スチレン 69.4質量部
n−ブチルアクリレート 28.3質量部
メタクリル酸 2.3質量部
が混合されてなる混合液〔a1〕を1時間かけて適下し、更に、75℃で2時間撹拌して重合することにより樹脂粒子1Hが分散されてなる樹脂粒子分散液〔1H〕を作製した。
撹拌装置を取り付けたフラスコ内に、
スチレン 97.1質量部
n−ブチルアクリレート 39.7質量部
メタクリル酸 3.22質量部
n−オクチル−3−メルカプタトプロピオン酸エステル 5.6質量部
を投入し、更に、
ペンタエリストールテトラベヘネート 98.0質量部
を添加し、90℃に加熱して上記の化合物が混合されてなる混合液〔a2〕を調製した。
前記の樹脂粒子分散液〔1HM〕に、過酸化カリウム(KPS)7.4質量部をイオン交換水200質量部に溶解させた開始剤溶液を添加して、温度を80℃に調整した後、
スチレン 277質量部
n−ブチルアクリレート 113質量部
メタクリル酸 9.21質量部
n−オクチル−3−メルカプタトプロピオン酸エステル 10.4質量部
が混合されてなる混合液〔a3〕を1時間かけて適下し、この適下終了後、80℃に維持したままで2時間にわたって加熱、撹拌して重合を行い、その後、反応系を28℃に冷却して、樹脂粒子1HMの表面に樹脂が被覆された複合構造を有する樹脂粒子1HMLが分散されてなる樹脂粒子分散液〔1HML〕を調製した。得られた樹脂粒子を「コア用樹脂粒子」とする。
撹拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を備えた反応容器に、アニオン系界面活性剤であるドデシル硫酸ナトリウム2.0質量部をイオン交換水3000質量部に溶解させて界面活性剤溶液を作製した。この界面活性剤溶液を、窒素気流下で230rpmの撹拌速度で撹拌しながら、内温を80℃に昇温させた。
スチレン 544質量部
n−ブチルアクリレート 160質量部
メタクリル酸 96質量部
n−オクチルメルカプタン(NOM) 20質量部
からなるものである。
ドデシル硫酸ナトリウム90質量部をイオン交換水1600質量部に撹拌溶解させて作製した溶液を撹拌させておき、当該溶液中に、カーボンブラック「モーガルL」を420質量部、徐々に添加した。次いで、撹拌装置「クレアミックス(エム・テクニック社製)」を用いて分散処理を行い、「カーボンブラック分散液」を作製した。「カーボンブラック分散液」中のカーボンブラックの粒径を電気泳動光散乱光度計「ELS−800」(大塚電子社製)を用いて測定したところ、質量平均粒径で110nmであった。
撹拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を備えた反応容器に、
「コア用樹脂微粒子」分散液 450質量部(固形分換算)
イオン交換水 1100質量部
「カーボンブラック分散液」 100質量部(固形分換算)
を投入し、液温を30℃に調整した。その後、5モル/リットルの水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを10.0に調整した。
次に、上記「コア粒子」の分散液550質量部(固形分換算)を90℃にして、「シェル形成用樹脂微粒子」の分散液50質量部(固形分換算)を添加した。1時間にわたり撹拌を継続して、「コア粒子」表面に「シェル形成用樹脂微粒子」を融着させた。その後、塩化ナトリウム40.2質量部をイオン交換水1000質量部に溶解させてなる水溶液を添加した。この系を95℃にして20分間にわたり加熱撹拌を行って熟成処理を行い、シェルを形成させた後、30℃まで冷却して、トナー母体粒子分散液を生成した。
上記で作製したトナー母体粒子に、疎水性シリカ(数平均一次粒径12nm、疎水化度68)を1.0質量%、及び、疎水性酸化チタン(数平均一次粒径20nm、疎水化度64)を1.5質量%添加した。ヘンシェルミキサー(三井三池化工機(株)製)を用いて混合を行った後、45μmの目開きの篩を用いて粗大粒子を除去することにより「トナー」を作製した
[実施例1;二成分現像剤1の作製]
上記で作製した「キャリア1」100質量部と、「トナー」6質量部をV型混合機で5分間混合し、二成分現像剤1を調製した。
「キャリア1」に代えて、「キャリア2」を用いた以外は、[実施例1;二成分現像剤1の作製]と同様にして「二成分現像剤2」を調製した。
「キャリア1」に代えて、「キャリア3」を用いた以外は、[実施例1;二成分現像剤1の作製]と同様にして「二成分現像剤3」を調製した。
「キャリア1」に代えて、「キャリア4」を用いた以外は、[実施例1;二成分現像剤1の作製]と同様にして「二成分現像剤4」を調製した。
「キャリア1」に代えて、「キャリア5」を用いた以外は、[実施例1;二成分現像剤1の作製]と同様にして「二成分現像剤5」を調製した。
「キャリア1」に代えて、「キャリア6」を用いた以外は、[実施例1;二成分現像剤1の作製]と同様にして「二成分現像剤6」を調製した。
「キャリア1」に代えて、「キャリア7」を用いた以外は、[実施例1;二成分現像剤1の作製]と同様にして「二成分現像剤7」を調製した。
「キャリア1」に代えて、「キャリア8」を用いた以外は、[実施例1;二成分現像剤1の作製]と同様にして「二成分現像剤8」を調製した。
「キャリア1」に代えて、「キャリア9」を用いた以外は、[実施例1;二成分現像剤1の作製]と同様にして「二成分現像剤9」を調製した。
「キャリア1」に代えて、「キャリア10」を用いた以外は、[実施例1;二成分現像剤1の作製]と同様にして「二成分現像剤10」を調製した。
3 樹脂層、
10 本体容器、 10a 本体容器の底部、
11 本体上蓋、 12 原料投入口、
13 投入弁、 14 フィルター、
15 点検口、 16 温度計、
17 調温用ジャケット、 18 水平方向回転体、
18a、18b、18c 撹拌羽根、 18d 回転体の中心部、
19 水平方向回転体、 20 製品取出口、
21、24 排出弁、 22 モーター、
23 容器内排気口、 31 感光体ドラム、
32 帯電器、 33 画像書込手段としての露光光学系、
34 現像装置、 34a 現像ローラ、
36 中間転写体、 36a テンションローラ、
36B バックアップローラ、 37 一次転写ローラ、
37A 二次転写部材、 38 検知センサ、
47 定着装置、 47a 加熱ローラ、
47b 加圧ベルト、 50A、50B、50C 給紙カセット、
51 送り出しローラ、 52 搬送路、
52A 給紙ローラ、 52B、52C、52D 搬送ローラ、
53 レジストローラ、 54 排紙ローラ、
55 排紙トレイ、 70 二次転写装置、
100 イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒色(K)のプロセスユニット、
190 像担持体クリーニング手段としての感光体クリーニング装置、
190A 中間転写体クリーニング装置、
GS 画像形成装置、 SC 画像読取装置、
CCD ラインイメージセンサ、 P 画像支持体。
Claims (5)
- トナーと芯材粒子表面を樹脂で被覆されたキャリアを含む二成分現像剤において、
前記樹脂は、少なくとも、シクロアルキル基を有するビニルケトン単量体を用いて形成されたものであることを特徴とする二成分現像剤。 - 前記ビニルケトン単量体が、下記化学式1で表わされるものであることを特徴とする請求項1に記載の二成分現像剤。
(式中、R1はシクロアルキル基、R2は水素原子またはメチル基、R3およびR4は水素原子、R5およびR6は相互に独立して水素原子またはアルキル基を表し、nは0以上の整数である。)。 - 前記樹脂は、前記ビニルケトン単量体と鎖式メタクリル酸エステル単量体を用いて形成される共重合樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載の二成分現像剤。
- 前記シクロアルキル基が、置換基を有するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の二成分現像剤。
- 前記共重合樹脂を形成する際のビニルケトン単量体と鎖式メタクリル酸エステル単量体の質量比が、10/90〜90/10であることを特徴とする請求項3または4に記載の二成分現像剤。
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