以下、遊技機の一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」という)の一実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1はパチンコ機10の正面図、図2及び図3はパチンコ機10の主要な構成を展開して示す斜視図である。なお、図2では便宜上パチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。
パチンコ機10は、図1に示すように、当該パチンコ機10の外殻を形成する外枠11と、この外枠11に対して前方に回動可能に取り付けられた遊技機本体12とを有する。外枠11は木製の板材などを四辺に連結し構成されるものであって矩形枠状をなしている。パチンコ機10は、外枠11を島設備に取り付け固定することにより、遊技ホールに設置される。
遊技機本体12は、内枠13と、その内枠13の前方に配置される前扉枠14と、内枠13の後方に配置される裏パックユニット15とを備えている。遊技機本体12のうち内枠13が外枠11に対して回動可能に支持されている。詳細には、正面視で左側を回動基端側とし右側を回動先端側として内枠13が前方へ回動可能とされている。
内枠13には、図2に示すように、前扉枠14が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動基端側とし右側を回動先端側として前方へ回動可能とされている。また、内枠13には、図3に示すように、裏パックユニット15が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動基端側とし右側を回動先端側として後方へ回動可能とされている。
なお、遊技機本体12には、図3に示すように、その回動先端部に施錠装置16が設けられており、遊技機本体12を外枠11に対して開放不能に施錠状態とする機能を有しているとともに、前扉枠14を内枠13に対して開放不能に施錠状態とする機能を有している。これらの各施錠状態は、パチンコ機10前面にて露出させて設けられたシリンダ錠17に対して解錠キーを用いて解錠操作を行うことにより、それぞれ解除される。
次に、遊技機本体12の前面側の構成について説明する。
内枠13は、外形が外枠11とほぼ同一形状をなす樹脂ベース21を主体に構成されている。樹脂ベース21の中央部には略楕円形状の窓孔23が形成されている。樹脂ベース21には遊技盤24が着脱可能に取り付けられている。遊技盤24は合板よりなり、遊技盤24の前面に形成された遊技領域が樹脂ベース21の窓孔23を通じて内枠13の前面側に露出した状態となっている。
ここで、遊技盤24の構成を図4に基づいて説明する。遊技盤24には、ルータ加工が施されることによって前後方向に貫通する大小複数の開口部が形成されている。各開口部には一般入賞口31,可変入賞装置32,上作動口33,下作動口34,スルーゲート35及び可変表示ユニット36等がそれぞれ設けられている。
一般入賞口31、可変入賞装置32及び作動口33,34に遊技球が入ると、それが遊技盤24の背面側に配設された検知センサ(図示略)により検知され、その検知結果に基づいて所定数の賞球の払い出しが実行される。その他に、遊技盤24の最下部にはアウト口37が設けられており、各種入賞口等に入らなかった遊技球はアウト口37を通って遊技領域から排出される。また、遊技盤24には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されていると共に、風車等の各種部材(役物)が配設されている。なお、図4においてはこれら釘等の図示を省略している。
可変表示ユニット36は、作動口33,34への入賞をトリガとして図柄を可変表示(変動表示)する図柄表示装置40と発光演出装置としての可変表示装置41と有している。これら両表示装置40,41は、図柄表示装置40を上側、可変表示装置41を下側として上下に並設されており、両表示装置40,41における各種演出を見る際の目線の移動量の低減が図られている。
また、可変表示ユニット36は、両表示装置40,41を囲むようにして配設されたセンターフレーム42を備えている。センターフレーム42の上部には、第1特定ランプ部43及び第2特定ランプ部44が設けられている。また、センターフレーム42において図柄表示装置40が配置されている領域と可変表示装置41が配置されている領域とを仕切る仕切り部には保留ランプ部45,46が設けられている。
左側の保留ランプ部45は、図柄表示装置40及び第1特定ランプ部43に対応しており、遊技球が作動口33,34を通過した回数は最大4回まで保留され保留ランプ部45の点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。右側の保留ランプ部46は、第2特定ランプ部44に対応しており、遊技球がスルーゲート35を通過した回数は最大4回まで保留され保留ランプ部46の点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。
図柄表示装置40は、液晶ディスプレイを備えた液晶表示装置として構成されており、後述する表示制御装置により表示内容が制御される。図柄表示装置40には、例えば左、中及び右に並べて図柄が表示され、これらの図柄が上下方向にスクロールされるようにして変動表示されるようになっている。そして、予め設定されている有効ライン上に所定の組み合わせの図柄が停止表示された場合には、特別遊技状態(以下、大当たり状態という)が発生することとなる。
第1特定ランプ部43では、作動口33,34への入賞をトリガとして所定の順序で発光色の切り替えが行われ、予め定められた色で停止表示された場合には大当たりが発生する。また、第2特定ランプ部44では、遊技球のスルーゲート35への入賞をトリガとして所定の順序で発光色の切り替えが行われ、予め定められた色で停止表示された場合には下作動口34に付随する電動役物34aが所定時間だけ開放状態となる。
可変入賞装置32は、通常は遊技球が入賞できない又は入賞し難い閉状態になっており、大当たりの際に遊技球が入賞しやすい所定の開放状態に切り換えられるようになっている。可変入賞装置32の開放態様としては、所定時間(例えば30秒間)の経過又は所定個数(例えば10個)の入賞を1ラウンドとして、複数ラウンド(例えば15ラウンド)を上限として可変入賞装置32が繰り返し開放されるものが一般的である。
遊技盤24には、内レール部51と外レール部52とが取り付けられており、これら内レール部51と外レール部52とにより誘導レールが構成され、遊技球発射機構53から発射された遊技球が遊技領域の上部に案内されるようになっている。遊技球発射機構53は、図2に示すように、樹脂ベース21における窓孔23の下方に取り付けられており、前扉枠14に設けられた発射ハンドル54が操作されることにより遊技球の発射動作が行われる。
内枠13の前面側全体を覆うようにして前扉枠14が設けられている。前扉枠14には、図1に示すように、遊技領域のほぼ全域を前方から視認することができるようにした窓部61が形成されている。窓部61は、略楕円形状をなし、透明性を有する窓パネル62が嵌め込まれている。窓部61の周囲には、各種ランプ等の発光手段が設けられている。当該各種ランプ部の一部として表示ランプ部63が窓部61の上方に設けられている。また、表示ランプ部63の左右両側には、遊技状態に応じた効果音などが出力されるスピーカ部64が設けられている。
前扉枠14における窓部61の下方には、手前側へ膨出した上側膨出部65と下側膨出部66とが上下に並設されている。上側膨出部65内側には上方に開口した上皿71が設けられており、下側膨出部66内側には同じく上方に開口した下皿72が設けられている。上皿71は、後述する払出装置より払い出された遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら遊技球発射機構53側へ導くための機能を有する。また、下皿72は、上皿71内にて余剰となった遊技球を貯留する機能を有する。上皿71及び下皿72には、裏パックユニット15の払出装置96から払い出された遊技球が前扉枠14の背面に設けられた通路形成ユニット73を通じて排出される。
上側膨出部65においてパチンコ機10前方を向く領域には、手動操作可能な演出用操作スイッチ75が設けられている。遊技回が実行されている状況における所定の条件下で遊技者等によって演出用操作スイッチ75が操作された場合には、図柄表示装置40の表示画面や可変表示装置41等にて当該操作に対応した所定の演出が実行されることとなる。演出用操作スイッチ75の操作に基づく所定の演出については後に詳細に説明する。
次に、遊技機本体12の背面側の構成について説明する。
図3に示すように、内枠13(具体的には、遊技盤24)の背面には、主制御装置81及び音声ランプ制御装置82が搭載されている。主制御装置81は、遊技の主たる制御を司る機能(主制御回路)と、電源を監視する機能(停電監視回路)とを有する主制御基板を具備しており、当該主制御基板が透明樹脂材料等よりなる基板ボックス83に収容されて構成されている。音声ランプ制御装置82は、主制御装置81からの指示に従い音声やランプ表示、及び図示しない表示制御装置の制御を司る音声ランプ制御基板を具備しており、音声ランプ制御基板が透明樹脂材料等よりなる基板ボックス84に収容されて構成されている。
裏パックユニット15は、図3に示すように、裏パック91を備えており、当該裏パック91に対して、払出機構部92及び制御装置集合ユニット93が取り付けられている。なお、裏パック91は透明性を有する合成樹脂により形成されており、主制御装置81や音声ランプ制御装置82などを後方から覆うように、後方に突出し略直方体形状をなす保護カバー部94を有している。
払出機構部92は、保護カバー部94を迂回するようにして配設されており、遊技場の島設備から供給される遊技球が逐次補給されるタンク95と、当該タンク95に貯留された遊技球を払い出すための払出装置96と、を備えている。払出装置96より払い出された遊技球は、当該払出装置96の下流側に設けられた図示しない払出通路を通じて、上皿71又は下皿72に排出される。なお、払出機構部92には、例えば交流24ボルトの主電源が供給されるとともに、電源のON操作及びOFF操作を行うための電源スイッチが設けられた裏パック基板が搭載されている。
制御装置集合ユニット93は、払出制御装置97と電源・発射制御装置98とを備えている。これら払出制御装置97と電源・発射制御装置98とは、払出制御装置97がパチンコ機10後方となるように前後に重ねて配置されている。
払出制御装置97は、払出装置96を制御する払出制御基板が基板ボックス内に収容されて構成されている。電源・発射制御装置98は、電源・発射制御基板が基板ボックス内に収容されて構成されており、当該基板により、各種制御装置等で要する所定の電力が生成されて出力され、さらに遊技者による発射ハンドル54の操作に伴う遊技球の打ち出しの制御が行われる。また、本パチンコ機10は各種データの記憶保持機能を有しており、万一停電が発生した際でも停電時の状態を保持し、停電からの復帰の際には停電時の状態に復帰できるようになっている。
次に、図5〜図7に基づき遊技盤24に設けられた可変表示装置41の構成について詳しく説明する。図5(a)は可変表示装置41を正面側から見た斜視図、図5(b)は可変表示装置41の正面図、図6は可変表示装置41の分解斜視図、図7は図5(b)のA−A線部分断面図である。
図5等に示すように、可変表示装置41は、発光ユニット100(図6参照)と、当該発光ユニット100の前方に配置され、同発光ユニット100からの光が透過することにより各種模様を表示する表示ユニット130と、それら発光ユニット100及び表示ユニット130が搭載されたベース体170とを備え、同ベース体170が上記センターフレーム42に対して固定されることで遊技盤24と一体化されている。
ベース体170は前後に開放された略筒状をなしており、その内部に発光ユニット100が収容されている。発光ユニット100は、複数の発光体111(詳しくはLED)が実装された発光基板112と、当該発光基板112を保持するホルダ部材121とを有している。ホルダ部材121は、発光基板112を囲む枠部122を有しており、この枠部122に対して発光基板112がネジ止めされることでそれら発光基板112及びホルダ部材121が一体化されている。
このようにして一体化された発光基板112及びホルダ部材121は、発光基板112における発光体111等の各種素子が搭載された素子搭載面113が表示ユニット130側(遊技機前方)を向くようにして配置されている。
ベース体170において発光ユニット100よりも前側となる位置、すなわち遊技機前方から視認可能となる位置には上記表示ユニット130が配置されている。表示ユニット130はベース体170における前側の開放部分に合わせて形成されており、当該表示ユニット130によって同開放部分が塞がれた状態となっている。
表示ユニット130は、発光ユニット100から発せられた光を透過する板状の透過部材141,151と、同透過部材141,151の周縁に沿って形成された枠体161,162とを有している。透過部材141,151は、前後に2重となるように所定の間隔を隔てて相対向した状態で枠体161,162によって挟持されている。以下便宜上、前側の透過部材141を「表側透過部材141」、後側の透過部材151を「裏側透過部材151」と称する。
表側透過部材141は、枠体161,162への取付部としての枠状の表側ベース部142と、同表側ベース部142から遊技機前方に凸となるように張り出した表側張出部143とを有している。表側張出部143は、半球状をなしており、その前面全域にはミラー形成層144が設けられている。ミラー形成層144はハーフミラー(ビームスプリッタ)となっており、表側透過部材141に照射された光の一部を透過するとともに残りの一部を反射する。特に、遊技機前方(表側透過部材141の前面側)から照射される光の反射率は遊技機後方(表側透過部材141の背面側)から照射される光の反射率よりも高く設定されており、遊技機前方からの発光基板112の視認性が抑えられているとともに発光体111からの光の遊技機前方への照射効率の低下が抑制されている。
図7に示すように、表側張出部143は、そのほぼ全域が上記図柄表示装置40の表示画面よりも前方に突出している。これにより、表示画面に表示される画像の一部の表側張出部143への映りこみが許容されている。
このように、発光機能が付与された図柄表示装置40(詳しくは表示画面)と可変表示装置41とを並設し、同表示画面からの可変表示装置41への光の照射を許容する構成を採用することにより、以下の効果が期待できる。すなわち、発光体111を消灯した際に、可変表示装置41よりもその周辺部位が明るくなることで、同可変表示装置41の内部構造(例えば発光基板112等)が透過部材141,151を通じて視認容易となることを好適に抑制することができる。
裏側透過部材151は、枠体161,162によって挟持される平板状の裏側ベース部152と、同裏側ベース部152から遊技機前方に凸となるように張り出した半球状の裏側張出部153とを有している。裏側張出部153の前面(外面)は、上記表側張出部143の後面(内面)に沿うようにして形成されている。裏側張出部153において表側張出部143と対向している部分には光拡散部154が形成されている。
光拡散部154は、透明性を有する合成樹脂材料の表面につや消し加工(スリガラス加工)及び凹凸加工が施されたものである。このように裏側透過部材151に光拡散部154を設けることにより、同裏側透過部材151を通過した光が多方向に分散され光拡散部154を介してその反対側が鮮明に視認されないようになっている。すなわち、光拡散部154は、光は透過するが、前方から視認した場合にその後方、具体的には発光ユニット100を視認困難又は視認不可となるように構成されている。
発光体111が発光した場合には、同発光体111からの光が両透過部材141,151を通じて可変表示装置41の前方へ射出される。この際、各発光体111から射出された光を拡散することにより表側透過部材141における表側張出部143の全域が発光しているように視認させることができる。また、発光体111における発光の有無に関わらず同発光体111そのものが視認されることが抑制されることとなる。
ここで、発光体111から発せられる光の強度について補足説明する。発光体111から発せられる光は、透過部材141,151を通じて遊技機前方に射出される光の強度が、図柄表示装置40の表示画面から射出される光の強度よりも高くなるように設定されている。これは、既に説明したように、表側透過部材141に対して図柄表示装置40の表示画面から発せられた光が映りこんだ場合に、同表示画面からの光によって可変表示装置41における発光演出が見にくくなることを抑制するための工夫である。
発光ユニット100のホルダ部材121は、有色不透明な合成樹脂材料によって形成されており、発光基板112の前面を覆うカバー部123を有している。カバー部123は、発光基板112と対向する平板状をなしており、各発光体111と対向する部位には開口部124a,124bが形成されている。各開口部124a,124bはカバー部123の厚さ方向に貫通しており、同開口部124a,124bを通じて各発光体111が表示ユニット130側に露出している。このため、発光体111からの光は同開口部124a,124bを通じて射出されることにより裏側透過部材151へ到達する構成となっている。
ここで、図7及び図8に基づき各開口部124a,124b及びそれに関連する構成について説明する。図8は、表示ユニット130を正面側から見た概略図である。
図8に示すように、開口部124aは発光体111に対して1対1で設けられているのに対して、開口部124bは複数の発光体111に跨るようにして延びている。開口部124bにおいては特に、素子搭載面113の正面視において略V字状をなしている。開口部124aの周縁には、遊技機前方に起立する起立壁部125が形成されている。起立壁部125は、開口部124aの周縁に沿って延びる環状をなしており、同開口部124を通過した光の射出方向が規制されることとなる。また、発光体111aのみが発光した場合には周辺領域SEが発光し区画領域DEがブランク状態となる。これにより、上述した「V」字状の模様が反転表示(消灯表示)されることとなる。
このように、光の進行方向を規制する機能が付与されている点に着目すれば同起立壁部125を「規制部125」と称することも可能であり、更には光を特定方向に導く点に着目すれば同起立壁部125を「導光部125」と称することも可能である。
起立壁部125の起立量L1は、同起立壁部125と裏側透過部材151との距離寸法D1よりも小さく設定されており、同起立壁部125と裏側透過部材151との間には発光体111からの光が起立壁部125によって光の照射方向が規制された領域を脱した後、裏側透過部材151に到達するまでに拡散可能な領域が確保されている。
更には、開口部124aにおいて光が通過する通路部分の通路長と、開口部124b及び起立壁部125において光が通過する通路部分の通路長との通路差D2についても上記距離寸法D1よりも小さく設定されている。これにより、開口部124aに対応する発光体111からの光の拡散度合いと、開口部124bに対応する発光体111からの光の拡散度合いとの差が大きくなることを好適に抑制している。
発光体111は、開口部124b及び起立壁部125によって区画された領域(以下便宜上、区画領域DE)を囲む周辺領域SEに配設された第1発光体111aと、上記区画領域DEに配設された第2発光体111bとによって構成されている。第2発光体111bから射出された光は少なくとも区画領域DEを通過するまでは拡散が抑えられることとなる。これにより、裏側透過部材151に対する光の照射範囲が制限されている。一方、第1発光体111aから射出された光は開口部124aを通過した時点で同開口部124aの延長領域外への拡散が許容されるため第2発光体111bからの光と比べてより広い範囲に拡散することとなる。
但し、上述の如く起立壁部125の起立量は、カバー部123と裏側透過部材151との距離寸法の半分以下に抑えられている。このため、各発光体111a,111bから射出された光を表示ユニット130に到達するまでに十分に拡散させ、上記区画領域DEと周辺領域SEとの境界が明確になることを好適に回避可能となっている。
区画領域DEは発光基板112の正面視においてV字状をなしており、当該区画領域DEに沿うようにして複数の第2発光体111bが並べて配置されている。このため、第2発光体111bのみが発光した場合には区画領域DE全体が発光しているかのようになり、発光基板112があたかもV字状に発光しているかのように表現することができる。
一方、第1発光体111aと第2発光体111bとが共に発光した場合には、発光基板112の全体が発光しているかのようになり、区画領域DEと周辺領域SEとの境界が曖昧となる。これにより、上述したV字状の模様を判別することが困難となる。
本実施の形態における可変表示装置41においては、上述した表示ユニット130及び発光ユニット100の隙間を変化させる可変機構180を有することを特徴の1つとしている。具体的には、表示ユニット130を固定式とする一方で表示ユニット130を可動式とし、可変機構180によって表示ユニット130と発光ユニット100との相対位置を変化させることを特徴の1つとしている。そこで以下、図6及び図7に基づき可変機構180及びそれに付随する構成について説明する。
図6に示すように、発光ユニット100のホルダ部材121において、ベース体170の壁面部171と対峙している部分には、同壁面部171側に突出する軸ピン126が設けられている。軸ピン126は発光基板112を挟んだ両側に配設されており、壁面部171にはそれら各軸ピン126に個々に対応させて前後方向に延びるスリット172が形成されており、これら各スリット172に対して軸ピン126が嵌まっている。スリット172はベース体170の内外に貫通しており、それらスリット172を通じて軸ピン126がベース体170外に突出している。
ベース体170には、軸ピン126の先端部分を保持する保持部材181が設けられており、これら保持部材181は、上述したスリット172に沿ったスライド移動が許容された状態で上記壁面部171に取り付けられている。ベース体170には、これら保持部材181を駆動する動力源としてのステッピングモータ182と、それらステッピングモータ182にて発生した動力を保持部材181に伝える伝達部183とが搭載されている。ステッピングモータ182は、上述した表示制御装置210に対して電気的に接続されており、同表示制御装置210からの信号に基づいて動作する。
ベース体170には、上述した保持部材181が後寄りとなる位置に配置されている場合に、すなわち発光ユニット100が表示ユニット130に対して遠い位置(以下便宜上、第1位置と称する)に配置されている場合に、同保持部材181に対して遊技機後方から当接する第1当接部184が設けられている。保持部材181に対して第1当接部184が遊技機後方から当接することにより同保持部材181の後方への移動が阻止され、表示ユニット130のベース体170からの脱落が回避されることとなる。
また、ベース体170には、上述した保持部材181が前寄りとなる位置に配置されている場合に、すなわち発光ユニット100が表示ユニット130に対して近い位置(以下便宜上、第2位置と称する)に配置されている場合に、同保持部材181に対して遊技機後方から当接する第2当接部185が設けられている。保持部材181に対して第2当接部185が遊技機前方から当接することにより同保持部材181の前方への移動が阻止されることとなる。
表示ユニット130が第2位置に配置されている状態では、発光ユニット100の起立壁部125と、表示ユニット130の裏側張出部153とが僅かな隙間を隔てて対峙している。起立壁部125の先端部分は、裏側張出部153の後面(内面)に沿うように湾曲しており、同起立壁部125と裏側張出部153との上記隙間が均一となるように設定さている。
発光ユニット100が第2位置に配置されている状態においては、起立壁部125から射出された光が裏側張出部153に到達するまでに拡散されることを抑制し、同起立壁部125によって区画された領域を通過する光が拡がりを抑えられたまま透過部材141,151を通過することとなる。これにより、遊技機前方から可変表示装置41を見た場合、表側透過部材141に「V」の文字が浮かび上がることとなる。
また、ベース体170には発光ユニット100の位置を検知する検知センサ186,187が設けられている。具体的には、発光ユニット100が表示ユニット130に対して最も遠い位置(以下便宜上、第1位置と称する)に位置している場合に同発光ユニット100が第1位置に存在していることを検知する第1検知センサ186と、発光ユニット100が表示ユニット130に対して最も近い位置(以下便宜上、第2位置と称する)に位置している場合に同発光ユニット100が第2位置に存在していることを検知する第2検知センサ187とが設けられている。
これら検知センサ186,187は表示制御装置210に対して電気的に接続されており、同表示制御装置210にて発光ユニット100の位置を把握することが可能となっている。具体的には、発光ユニット100が第1位置,第2位置及びそれら両位置の間のいずれに存在しているかを把握することが可能となっている。
ここで、図9に基づいて、可変表示装置41の動作について説明する。図9は可変表示装置41の動作態様を示す概略図である。
図9(a)に示すように、発光ユニット100が第1位置に配置されている状態にてステッピングモータ182が正回転すると、保持部材181が遊技機前方に押され、同保持部材181に追従して発光ユニット100が遊技機前方へと移動する。この際、ステッピングモータ182には、所定のパルス信号が入力されることによりその回転量が制御される。
ステッピングモータ182の回転が停止するのと同期して、保持部材181が第2当接部185に当たることで、図9(b)に示すように発光ユニット100の第2位置への配置が完了する。これにより、発光ユニット100の起立壁部125が表示ユニット130の裏側透過部材151に対して僅かな隙間を隔てて対峙することとなる。
図9(b)に示すように発光ユニット100が第2位置に配置されている状態にてステッピングモータ182が逆回転すると、保持部材181が遊技機後方に押され、同保持部材181に追従して発光ユニット100が遊技機後方へと移動する。この際、ステッピングモータ182には、所定のパルス信号が入力されることにより、その回転量が制御される。
ステッピングモータ182の回転が停止するのと同期して、保持部材181が第1当接部184に当たることで、図9(a)に示すように発光ユニット100の第1位置への復帰が完了する。これにより、発光ユニット100の起立壁部125と表示ユニット130の裏側透過部材151との隙間が拡大されることとなり、発光体111から射出された光の拡散を許容する空間が確保されることとなる。
次に、パチンコ機10の電気的構成について、図10のブロック図に基づいて説明する。図10では、電力の供給ラインを二重線矢印で示し、信号ラインを実線矢印で示す。
主制御装置81に設けられた主制御基板201には、MPU202が搭載されている。MPU202には、当該MPU202により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM203と、そのROM203内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM204と、割込回路やタイマ回路、データ入出力回路などの各種回路が内蔵されている。
MPU202には、入力ポート及び出力ポートがそれぞれ設けられている。MPU202の入力側には、主制御装置81に設けられた停電監視基板205、払出制御装置97及びその他図示しないスイッチ群などが接続されている。この場合に、停電監視基板205には電源・発射制御装置98が接続されており、MPU202には停電監視基板205を介して電力が供給される。また、スイッチ群の一部として、作動口33,34及び可変入賞装置32などといった入球部に設けられた複数の検知センサが接続されており、主制御装置81のMPU202において入球部への入球判定が行われる。また、MPU202では、入球部のうち作動口33,34への入球に基づいて大当たり発生抽選を実行する。
ここで、MPU202にて大当たり発生抽選等を行う上での電気的な構成について図11を用いて説明する。
MPU202は遊技に際し各種カウンタ情報を用いて、大当たり発生抽選、第1特定ランプ部43の発光色の設定や、図柄表示装置40の図柄表示の設定などを行うこととしており、具体的には、大当たり発生の抽選に使用する大当たり乱数カウンタC1と、確変大当たり状態や通常大当たり状態等の大当たり種別を判定する際に使用する大当たり種別カウンタC2と、図柄表示装置40が外れ変動する際のリーチ抽選に使用するリーチ乱数カウンタC3と、大当たり乱数カウンタC1の初期値設定に使用する乱数初期値カウンタCINIと、図柄表示装置40の変動パターン選択に使用する第1変動種別カウンタCS1と、第1特定ランプ部43に表示される色の切り替えを行う期間及び図柄表示装置40における図柄の変動表示時間を決定する第2変動種別カウンタCS2と、外れ図柄の組み合わせの設定に使用する外れ図柄カウンタC4とを用いることとしている。
このうち、カウンタC1〜C3,CINI,CS1,CS2は、その更新の都度前回値に1が加算され、最大値に達した後0に戻るループカウンタとなっている。また、外れ図柄カウンタC4は、MPU202内のRレジスタ(リフレッシュレジスタ)を用いてレジスタ値が加算され、結果的に数値がランダムに変化する構成となっている。各カウンタは短時間間隔で更新され、その更新値がRAM204の所定領域に設定されたカウンタ用バッファに適宜格納される。RAM204には、1つの実行エリアと4つの保留エリア(保留第1〜第4エリア)とからなる保留球格納バッファが設けられており、これらの各エリアには、作動口33,34への遊技球の入球履歴に合わせて、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2及びリーチ乱数カウンタC3の各値が時系列的に格納されるようになっている。
各カウンタについて詳しくは、大当たり乱数カウンタC1は、例えば0〜676の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり676)に達した後0に戻る構成となっている。特に大当たり乱数カウンタC1が1周した場合、その時点の乱数初期値カウンタCINIの値が当該大当たり乱数カウンタC1の初期値として読み込まれる。なお、乱数初期値カウンタCINIは、大当たり乱数カウンタC1と同様のループカウンタである(値=0〜676)。大当たり乱数カウンタC1は定期的に更新され、遊技球が作動口33,34に入球したタイミングでRAM204の保留球格納バッファに格納される。つまり、本パチンコ機10(具体的には、MPU202)は、所定の抽選開始条件の成立に基づいて大当たり状態の発生の有無を抽選する大当たり発生抽選手段を備えている。
大当たり種別カウンタC2は、0〜49の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり49)に達した後0に戻る構成となっている。そして、本実施の形態では、大当たり種別カウンタC2によって、大当たり状態が終了した後に、確変状態(高確率状態)とするか通常状態(低確率状態)とするかを決定することとしている。大当たり種別カウンタC2は定期的に更新され、遊技球が作動口33,34に入球したタイミングでRAM204の保留球格納バッファに格納される。つまり、本パチンコ機10(具体的には、MPU202)は、所定の抽選開始条件の成立に基づいて大当たり状態の種別を抽選する大当たり種別抽選手段を備えている。
ここで、確変状態とは、大当たり状態の終了後において予め定められた終了条件が成立するまで、大当たり状態の発生確率が通常状態よりも高くなる遊技状態のことをいう。具体的には、通常状態では、大当たり状態が発生することとなる乱数の値の数は2個で、その値は「337,673」であり、確変状態では、大当たり状態が発生することとなる乱数の値の数は10個で、その値は「67,131,199,269,337,401,463,523,601,661」である。
また、本パチンコ機10では、大当たり状態の終了後に通常状態となる通常大当たり状態(第1特別遊技状態)と、大当たり状態の終了後に確変状態となる確変大当たり状態(第2特別遊技状態)とで、図柄表示装置40の表示画面において変動表示後に停止表示される図柄の態様が異なっている。具体的には、通常大当たり状態が発生する場合には第1特別表示結果としての通常大当たり図柄の組み合わせ(より具体的には、同一の偶数が付された図柄の組み合わせ)が停止表示され、確変大当たり状態が発生する場合には第2特別表示結果としての確変大当たり図柄の組み合わせ(より具体的には、同一の奇数が付された図柄の組み合わせ)が停止表示される。
リーチ乱数カウンタC3は、例えば0〜238の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり238)に達した後0に戻る構成となっている。リーチ乱数カウンタC3は定期的に更新され、遊技球が作動口33,34に入球したタイミングでRAM204の保留球格納バッファに格納される。つまり、本パチンコ機10(具体的には、MPU202)は、所定の抽選開始条件の成立に基づいてリーチ表示の発生の有無を抽選するリーチ発生抽選手段を備えている。
第1変動種別カウンタCS1は、例えば0〜198の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり198)に達した後0に戻る構成となっており、第2変動種別カウンタCS2は、例えば0〜240の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり240)に達した後0に戻る構成となっている。
第1変動種別カウンタCS1によってリーチ表示に際して発生するリーチ演出の種別やその他大まかな図柄変動態様といった図柄表示装置40の表示態様が決定される。つまり、本パチンコ機10(具体的には、MPU202)はリーチ演出の種別を抽選する演出種別抽選手段を備えている。
ここで、リーチ表示(リーチ状態)とは、図柄(絵柄)の変動表示(又は可変表示)を行うことが可能な図柄表示装置40を備え、変動表示後の停止表示結果が特別表示結果となった場合に、遊技状態が遊技者に有利な特別遊技状態となる遊技機において、図柄表示装置40における図柄(絵柄)の変動表示(又は可変表示)が開始されてから停止表示結果が導出表示される前段階で、前記特別表示結果となり易い変動表示状態であると遊技者に思わせるための表示状態をいう。
換言すれば、図柄表示装置40の表示画面に表示される複数の図柄列のうち一部の図柄列について図柄を停止表示させることで、大当たり状態の発生に対応した大当たり図柄の組み合わせが成立する可能性があるリーチ図柄の組み合わせを表示し、その状態で残りの図柄列において図柄の変動表示を行う表示状態のことである。
より具体的には、図柄の変動表示を終了させる前段階として、図柄表示装置40の表示画面内の予め設定された有効ライン上に、大当たり状態の発生に対応した大当たり図柄の組み合わせが成立する可能性のあるリーチ図柄の組み合わせを停止表示させることによりリーチラインを形成させ、当該リーチラインが形成されている状況下において最終停止図柄列により図柄の変動表示を行うことである。
また、リーチ表示には、上記のようにリーチ図柄の組み合わせを表示した状態で、残りの図柄列において図柄の変動表示を行うとともに、その背景画面において所定のキャラクタなどを動画として表示することによりリーチ演出を行うものや、リーチ図柄の組み合わせを縮小表示させる又は非表示とした上で、表示画面の略全体において所定のキャラクタなどを動画として表示することによりリーチ演出を行うものが含まれる。
本パチンコ機10では、各種リーチ演出の一部として、演出用操作スイッチ75が操作(具体的には、押圧操作)された場合に、図柄表示装置40の表示画面や可変表示装置41における演出表示を当該操作がされなかった場合とは異なる操作対応演出表示とする操作対応演出が設定されている。
操作対応演出としては、演出用操作スイッチ75が初期位置から最大押圧位置に向けて移動した後に(すなわち、往動作した後に)、演出用操作スイッチ75が初期位置に復帰すること(すなわち、復動作したこと)を1回の操作として、演出用操作スイッチ75が操作されることで操作対応演出表示とする操作対応演出が設定されている。なお、操作対応演出は、上述したリーチ表示と同様に、最終的に大当たり状態が発生する状況及び大当たり状態が発生しない状況のいずれにおいても所定の確率で発生する。
本パチンコ機10では、リーチ演出として、大当たり状態が発生する変動表示回において所定の確率で発生することとなる大当たり発生確定演出としてのプレミアム演出が設定されている。このプレミアム演出としては、図柄表示装置40における表示内容によって行われるプレミアム演出が設定されているとともに、演出用操作スイッチ75が操作されることにより可変表示装置41における表示内容によって行われるプレミアム演出が設定されている。
第2変動種別カウンタCS2によって、第1特定ランプ部43に表示される色の切り替えを行う時間としての切替表示時間が決定される。この切替表示時間は、図柄表示装置40の図柄の変動表示時間に相当する。両変動種別カウンタCS1,CS2は、後述する通常処理が1回実行される毎に1回更新され、当該通常処理内の残余時間内でも繰り返し更新される。そして、第1特定ランプ部43に表示される色の切り替え開始時及び図柄表示装置40による図柄の変動開始時における変動パターン決定に際して両変動種別カウンタCS1,CS2のバッファ値が取得される。
外れ図柄カウンタC4は、大当たり抽選が外れとなった時に左列図柄、中列図柄、右列図柄の外れ停止図柄を決定するためのものであり、所定範囲のカウンタ値が用意されている。外れ図柄カウンタC4は通常処理内で更新され、外れ図柄カウンタC4の値が、RAM204の前後外れリーチ図柄バッファ、前後外れ以外リーチ図柄バッファ及び完全外れ図柄バッファの何れかに格納される。そして、図柄の変動開始時における変動パターン決定に際し、リーチ乱数カウンタC3の値に応じて前後外れリーチ図柄バッファ、前後外れ以外リーチ図柄バッファ及び完全外れ図柄バッファの何れかのバッファ値が取得される。
図10の説明に戻り、MPU202の出力側には、停電監視基板205、払出制御装置97及び音声ランプ制御装置82が接続されている。払出制御装置97には、例えば、上記入球部への入球判定結果に基づいて賞球コマンドが出力される。
音声ランプ制御装置82には、変動開始コマンド、種別コマンド、停止表示コマンド、大当たり開始コマンド及び大当たり終了コマンドなどの各種コマンドが出力される。ここで、変動開始コマンド及び種別コマンドは、保留球格納バッファに格納されている情報に基づいて第1特定ランプ部43における切替表示を開始する場合に、音声ランプ制御装置82に出力される。この場合、変動開始コマンドには、図柄の変動表示時間、大当たり発生の有無の情報、リーチ表示の有無の情報、リーチ種別の情報などが含まれており、種別コマンドには、停止表示させる図柄の種類の情報が含まれている。また、停止表示コマンドは、第1特定ランプ部43における切替表示を終了する場合に、音声ランプ制御装置82に出力される。また、大当たり開始コマンドは、大当たり状態に移行する場合に、音声ランプ制御装置82に出力される。また、大当たり終了コマンドは、大当たり状態が終了する場合に、音声ランプ制御装置82に出力される。
また、MPU202の出力側には、可変入賞装置32に設けられた駆動部などが接続されており、大当たり状態においては当該駆動部の駆動制御が実行され、可変入賞装置32の開閉が実行される。このように大当たり状態において可変入賞装置32の開閉が実行されることにより多数の遊技球が遊技者に払い出されることとなる。つまり、特別遊技状態としての大当たり状態を、通常遊技状態よりも遊技者に有利な状態とすることができる。
停電監視基板205は、主制御基板201と電源・発射制御装置98とを中継し、また電源・発射制御装置98から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視する。
払出制御装置97は、払出装置96により賞球や貸し球の払出制御を行うものであり、上記賞球コマンドを入力した場合には、その賞球コマンドに対応した数の遊技球が払い出されるように払出装置96を駆動制御する。換言すれば、払出制御装置97は、賞球コマンドを入力した場合には、払出制御処理を実行して払出装置96を駆動制御することで、賞球コマンドに対応した数の遊技球を払い出す。つまり、本パチンコ機10は、遊技結果に基づいて遊技球の払出を実行する払出機能を有している。
電源・発射制御装置98は、例えば、遊技場等における商用電源(外部電源)に接続されている。そして、その商用電源から供給される外部電力に基づいて主制御基板201や払出制御装置97等に対して各々に必要な動作電力を生成するとともに、その生成した動作電力を二重線矢印で示す経路を通じて供給する。また、電源・発射制御装置98は、遊技球発射機構53の発射制御を担うものであり、遊技球発射機構53は所定の発射条件が整っている場合に駆動される。
音声ランプ制御装置82は、主制御基板201から入力した各種コマンドに基づいて前扉枠14に設けられたスピーカ部や発光部を駆動制御するとともに、表示制御装置210を制御するものである。
表示制御装置210に設けられた表示制御基板211には、MPU212が搭載されている。MPU212には、当該MPU212により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM213と、そのROM213内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM214と、割込み回路やタイマ回路、データ入出力回路などの各種回路が内蔵されている。
MPU212には、入力ポート及び出力ポートがそれぞれ設けられている。MPU212の入力側には、音声ランプ制御装置82、可変表示装置41の各検知センサ186,187、演出用操作スイッチ75(詳しくは操作スイッチ用の検知センサ)が接続されている。また、MPU212の出力側には、図柄表示装置40、可変表示装置41の発光基板112及びステッピングモータ182が接続されている。
MPU212では、主制御装置81から出力され音声ランプ制御装置82を経由して出力されてくる演出用コマンド(変動開始コマンド、種別コマンド、停止表示コマンド、大当たり開始コマンド及び大当たり終了コマンド等)を入力するとともに、入力コマンドを解析し又は入力コマンドに基づき所定の演算処理を行って図柄表示装置40の表示制御を実行する。
具体的には、変動開始コマンドを入力した場合に、図柄表示装置40における図柄の変動表示を開始させるとともに、変動開始コマンドに含まれる情報に対応した態様で図柄の変動表示を行わせた後に、種別コマンドに対応した停止結果を表示した状態で図柄の変動表示を終了させる。上記変動開始コマンドに含まれる情報に対応した態様での図柄の変動表示としては、例えば上述したリーチ表示やリーチ演出を図柄表示装置40等において表示させる。また、停止結果を表示する場合には、上記通常大当たり状態が発生することとなる変動表示回においては通常大当たり図柄の組み合わせを表示させ、上記確変大当たり状態が発生することとなる変動表示回においては確変大当たり図柄の組み合わせを表示させる。
また、上記表示制御に際しては、演出用操作スイッチ75からの検知結果が反映される。また、MPU212では、上記演出用コマンドに基づいて可変表示装置41の表示モードの設定を行う。MPU212において、演出用操作スイッチ75からの検知結果が反映されるように図柄表示装置40の表示制御が実行される際、及び可変表示装置41の表示モードの設定を行う際には、表示制御装置210のRAM214に設けられた各種エリアが用いられる。
RAM214に設けられた各種エリアとしては、各種表示フラグ格納エリア221、タイミング用カウンタエリア222及びその他フラグ格納エリア225が設定されている。各種表示フラグ格納エリア221は、音声ランプ制御装置82から入力した変動開始コマンドに基づいて図柄の変動表示を開始する場合に、その変動表示回において各種表示モードの設定を行うことを特定するための情報を記憶するためのエリアである。タイミング用カウンタエリア222は、各種表示モードの設定の開始タイミングを特定するためのカウンタエリアである。また、その他フラグ格納エリア225は、上記以外の各種情報を記憶するためのエリアである。
次に、表示制御装置210のMPU212における可変表示装置41の表示モードの設定に関する各種処理を説明する。
MPU212では、動作電力が供給されている間、予め定められた複数種の処理を所定の順序で繰り返し実行するための通常処理が実行される。当該通常処理における表示モードの設定に関する処理として、音声ランプ制御装置82から入力したコマンドの種類を特定し、その特定したコマンドに対応した処理を実行するコマンド判定処理と、上述した操作対応演出を行うための操作対応演出用処理と、演出用操作スイッチ75の操作が有効となっていることを示唆する操作示唆用処理と、が少なくとも設定されている。以下に、これら各処理について説明する。
<コマンド判定処理>
コマンド判定処理について、図12のフローチャートを参照しながら説明する。
コマンド判定処理では、先ずステップS101にて、変動開始コマンドを受信しているか否かを判定する。なお、音声ランプ制御装置82から受信した各種コマンドは、RAM214に設けられたコマンド格納エリアに格納され、コマンド判定処理において読み出されることで消去される。
変動開始コマンドを受信している場合には、ステップS102にて、変動開始コマンドに可変表示装置41の表示モードの特定を行うべき情報が含まれているか否かを判定する。具体的には、変動開始コマンドに含まれる第1変動種別カウンタCS1の値の情報が、ROM213に記憶された表示モード用の値群の情報に含まれているか否かを判定する。表示モードの特定を行うべき情報が含まれている場合には、ステップS103〜ステップS107の表示モードの特定用処理を実行し、表示モードの特定を行うべき情報が含まれていない場合にはそのままステップS108に進む。
表示モードの特定用処理では、先ずステップS103にて、第1表示モードの情報が含まれているか否かを判定する。第1表示モードの情報が含まれている場合には、ステップS104にて第1表示モード用の特定処理を実行した後に、ステップS108に進む。第1表示モード用の特定処理では、RAM214の各種表示フラグ格納エリア221のうち、第1表示フラグ格納エリア(第1表示状態情報記憶手段)に第1表示フラグ(第1表示状態情報)を格納する。
ステップS103において、第1表示モードの情報が含まれていないと判定した場合には、ステップS105にて、第2表示モードの情報が含まれているか否かを判定する。第2表示モードの情報が含まれている場合には、ステップS106にて第2表示モード用の特定処理を実行した後に、ステップS108に進む。第2表示モード用の特定処理では、RAM214の各種表示フラグ格納エリア221のうち、第2表示フラグ格納エリア(第2表示状態情報記憶手段)に第2表示フラグ(第2表示状態情報)を格納する。
ステップS105において、第2表示モードの情報が含まれていないと判定した場合には、ステップS107にて第3表示モード用の特定処理を実行した後に、ステップS108に進む。第3表示モード用の特定処理では、RAM214の各種表示フラグ格納エリア221のうち、第3表示フラグ格納エリア(第3表示状態情報記憶手段)に第3表示フラグ(第3表示状態情報)を格納する。
ステップS108では、変動表示用の特定処理を実行する。当該特定処理では、変動開始コマンド及び種別コマンドに基づいて、図柄表示装置40における図柄の変動表示時間、リーチ表示やリーチ演出を含めた図柄の変動表示態様及び最終的に停止表示させる図柄の種類を特定し、それら特定した情報をRAM214に記憶させる。その後、本コマンド判定処理を終了する。
一方、ステップS101において、変動開始コマンドを入力していないと判定した場合には、ステップS109に進み、その他の特定処理を実行した後に、本コマンド判定処理を終了する。その他の特定処理では、入力しているコマンドが停止表示コマンド、大当たり開始コマンド又は大当たり終了コマンドである場合には、それぞれに対応した処理を実行する。また、その他の特定処理では、コマンドを入力していないと判定した場合には、そのまま処理を終了するとともに、入力したコマンドが解析できない場合にもそのまま処理を終了する。
上記コマンド判定処理の実行時には併せて各表示モードにおける表示態様の詳細が決定されることとなる。ここで、各種表示モードについて補足説明する。
第2表示モード及び第3表示モードについては、既に説明した操作対応演出が行われる際に選択されるモードであり、同操作対応演出が行われない場合には第1表示モードが選択されることとなる。
第1表示モードが選択されている場合には、表示制御装置210のROM213に予め記憶されている第1表示モード対応の表示態様抽選テーブルを参照して遊技回毎に表示態様が決定される。同表示態様抽選テーブルには、どの発光体111をどのタイミングでどのように発光させるかを定めた発光態様対応データ群が格納されている。また、同表示態様抽選テーブルは、通常遊技状態にて参照されるものと、大当たり状態へ移行されている場合に参照されるものとが設けられており、可変表示装置41における表示対応の多様化が図られている。
第2表示モード及び第3表示モードについても、その表示態様が各表示モードに対して個別に設けられた表示態様抽選テーブルを参照して決定される。具体的には、第2表示モードにおいては演出用操作スイッチ75の操作によって高速点滅表示が実行されるが、この高速点滅表示の点滅パターンデータ群が第2表示モード対応の表示態様抽選テーブルに格納されている。また、第3表示モードにおいては演出用操作スイッチ75の操作によって所定の文字(詳しくは「V」)の表示が実行されるが、この文字の配色パターンデータ群が第3表示モード対応の表示態様抽選テーブルに格納されている。第2表示モード及び第3表示モードにおいては、選択された表示態様に応じて大当たりの期待度が変化する構成となっている。
<操作示唆用処理>
次に操作示唆用処理について、図13のフローチャートを参照しながら説明する。なお、当該操作示唆用処理は、約4msec周期で実行される。
操作示唆用処理では、先ずステップS201にて、操作対応演出(第2表示モード又は第3表示モードに対応する演出)が発生する変動表示回中であるか否かを判定する。当該変動表示回中で無い場合には、そのまま操作対応演出処理を終了し、当該変動表示回中である場合には、ステップS202に進む。
ステップS202では、演出用操作スイッチ75の操作の示唆が行われたか否かを判定する。ここで、本パチンコ機10では、操作対応演出を開始する場合、演出用操作スイッチ75を操作するように遊技者に促す操作示唆用画像が図柄表示装置40の表示画面において表示される。例えば、当該操作示唆用画像としては、キャラクタの表示内容が示唆に対応したものとなるように動画表示されるとともに、「押しボタンを操作して下さい」といった文字が表示される。なお、操作の示唆は、図柄表示装置40の表示画面におけるものに限定されることはなく、表示画面におけるものに加えて又は代えてスピーカ部64からの音声の出力により行うようにしてもよい。
ステップS202において、演出用操作スイッチ75の操作の示唆が行われた後でないと判定した場合には、ステップS203に進む。ステップS203では、操作の示唆の開始タイミングであるか否かを判定する。当該開始タイミングは、図柄の変動表示の開始後における所定のカウント値の情報として表示制御装置210のROM213に予め記憶されている。そして、図柄の変動表示の開始後においてステップS201にて肯定判定される度にRAM214のタイミング用カウンタエリア222が更新され、当該タイミング用カウンタエリア222の値が上記所定のカウント値に達した場合にステップS203にて肯定判定をする。
上記所定のカウント値としては、発光ユニット100が第1位置から第2位置へ移動する際に必要な期間を踏まえて設定されている。具体的には、上記第3表示モードが実行される際に発光ユニット100の第2位置への移動が完了したタイミングにて上記所定のカウント値に達するように設定されている。
一方、ステップS203にて否定判定した場合、すなわち操作の示唆の開始タイミングでない場合には、そのまま本操作示唆用処理を終了する。操作の示唆の開始タイミングである場合には、ステップS204にて、操作示唆用画像の設定処理を実行する。これにより、図柄表示装置40の表示画面において上記操作示唆用画像が表示される。なお、当該画像の表示は、予め定められた示唆期間に亘って継続される。
続くステップS205では、操作待ち状態の設定処理を実行する。具体的には、RAM214におけるその他フラグ格納エリア225の操作待ちフラグ格納エリアに操作待ちフラグを格納する。その後、本操作示唆用処理を終了する。
一方、ステップS202において、操作の示唆後であると判定した場合には、ステップS206に進む。ステップS206では、RAM214の操作待ちフラグ格納エリアに操作待ちフラグが格納されているか否かを判定することで、操作待ち状態か否かを判定する。
操作待ち状態である場合にはステップS207に進む。ステップS207では、演出用操作スイッチ75の操作が行われたか否かを判定する。具体的には、表示制御装置210のMPU212では、コマンド判定処理や操作示唆用処理などが繰り返し実行される通常処理の他に、当該通常処理に定期的(例えば、2msec)に割り込んで起動されるタイマ割込み処理が設定されている。当該タイマ割込み処理では、演出用操作スイッチ75に付属する操作検知センサからの検知結果を監視するセンサ監視処理が実行されている。このセンサ監視処理による監視結果に基づいて演出用操作スイッチ75の操作が行われたか否かを判定する。
ステップS207にて肯定判定をした場合、すなわち操作が行われたと判定した場合には、ステップS208に進み、操作完了画像の設定処理を実行する。これにより、図柄表示装置40において継続操作完了画像が表示される。当該画像の表示としては、例えば、キャラクタの表示内容が操作完了に対応したものとなるように動画表示される。
ステップS208の処理を実行した後又はステップS207にて否定判定をした場合には、ステップS209に進む。ステップS209では、操作待ち状態の終了タイミングか否かを判定する。当該終了タイミングは、操作待ち状態の設定後における所定のカウント値の情報として表示制御装置210のROM213に予め記憶されている。そして、ステップS208にて肯定判定される度にRAM214のタイミング用カウンタエリア222が更新され、当該タイミング用カウンタエリア222の値が上記所定のカウント値に達した場合にステップS211にて肯定判定をする。
終了タイミングでない場合には、そのまま本操作示唆用処理を終了する。一方、終了タイミングである場合には、ステップS210にて、操作完了画像の表示中であるか否かを判定する。操作完了画像の表示中でない場合には、ステップS212に進む。ステップS212では、操作未完画像の設定処理を実行する。これにより、図柄表示装置40において操作未完画像が表示される。当該画像の表示としては、例えば、キャラクタの表示内容が、継続操作示唆用画像が開始される前と同様のものとなるように動画表示される。
ステップS211の処理を実行した後又はステップS210にて肯定判定をした場合には、ステップS212に進む。ステップS212では、操作待ち状態の解除処理、具体的には、RAM214の操作待ちフラグ格納エリアから操作待ちフラグを消去する。その後、本操作示唆用処理を終了する。
一方、ステップS206において、操作待ち状態でないと判定した場合には、ステップS213に進む。ステップS213では、操作完了画像の表示中であるか否かを判定する。操作完了画像の表示中である場合には、ステップS214に進む。ステップS214では、結果表示画像の設定処理を実行する。これにより、図柄表示装置40において結果表示画像が表示される。当該画像の表示としては、例えば、当該変動表示回が大当たり状態の発生する変動表示回である場合には、キャラクタの表示内容が大当たり状態の発生に対応したものとなるように動画表示され、当該変動表示回が大当たり状態の発生しない変動表示回である場合には、キャラクタの表示内容が、操作示唆用画像の表示が開始される前と同様のものとなるように動画表示される。
ステップS214の処理を実行した後又はステップS213にて否定判定をした場合には、ステップS215に進む。ステップS215では、変動表示の終了タイミングであるか否かを判定する。変動表示の終了タイミングでない場合には、そのまま本操作示唆用処理を終了する。変動表示の終了タイミングである場合には、ステップS216にて、終了表示画像の設定処理を実行した後に、本操作示唆用処理を終了する。
終了表示画像の設定処理では、当該変動表示回が大当たり状態の発生する変動表示回である場合には、大当たり状態の発生が確定した旨の動画表示がなされるように表示設定を行う。この場合に、結果表示画像の設定処理が実行されているとともに、当該結果表示画像の設定処理にて、大当たり状態の発生に対応したものとなるように動画表示が設定されている場合には、当該動画表示と一連の内容となるように動画表示の設定が行われる。一方、操作未完画像の設定処理が実行されている場合には、当該操作未完画像から大当たり状態の発生が確定した旨の動画表示へと劇的に切り換わるような動画表示が介在することとなる。
<操作対応演出用処理>
次に操作対応演出用処理について、図14のフローチャートを参照しながら説明する。なお、当該操作対応演出用処理は、上記コマンド判定処理や操作示唆用処理と同様に約4msec周期で実行される。
操作対応演出用処理では、先ずステップS301にて、操作対応演出が発生する変動表示回中であるか否かを判定する。具体的には、RAM214の各種表示フラグ格納エリア221に第2表示モード用フラグ及び第3表示モード用フラグのいずれか一方が格納されているか否かを判定する。当該変動表示回中で無い場合には、そのまま操作対応演出用処理を終了し、当該変動表示回中である場合には、ステップS302に進む。
ステップS302では、本変動表示回における対応演出が第3表示モード対応の演出であるか否かを判定する。ステップS302にて肯定判定した場合には、ステップS303〜S315の各種処理を実行する。
先ず、ステップS303では、第3表示モードへの切替タイミングであるか否かを判定する。当該切替タイミングは、変動表示回の開始後における所定のカウント値の情報として表示制御装置210のROM213に予め記憶されている。そして、ステップS303にて否定判定される度にRAM214のタイミング用カウンタエリア222が更新され、当該タイミング用カウンタエリア222の値が上記所定のカウント値に達した場合にステップS303にて肯定判定をする。
ステップS303にて肯定判定した場合には、続くステップS304にて切替対応発光制御処理を実行する。切替対応発光制御処理においては、全ての発光体111を消灯する。これにより、可変表示装置41の発光が一時的に停止することとなる。
ステップS304にて切替対応発光制御処理を実行した後は、ステップS305にて第2位置への移動処理を実行する。第2位置への移動処理においては、可変表示装置41(詳しくは可変機構180)のステッピングモータ182に対して同ステッピングモータ182が正回転するように駆動信号の出力を開始する。この駆動信号に関しては、出力情報として表示制御装置210のROM213に予め記憶されており、信号の出力期間がステップ数によって規定されている。これにより、図柄表示装置40における操作示唆に先行して、可変表示装置41が第2位置に到達する。
ステップS305にて移動処理を行った後、又はステップS303にて否定判定をした場合には、続くステップS306にて発光ユニット100が第2位置に待機中であるか否かを判定する。具体的には、表示制御装置210のMPU212にて実行されるタイマ割込み処理にて、第2検知センサ187からの検知結果を監視するセンサ監視処理が実行されている。このセンサ監視処理による監視結果に基づいて発光ユニット100が第2位置に待機中であるか否かを判定する。
ステップS306にて肯定判定した場合には、続くステップS307にて演出用操作スイッチ75の操作待ち状態であるか否かを判定する。ステップS307にて肯定判定した場合にはステップS308に進む。
ステップS308においては、演出用操作スイッチ75の操作があったか否かを判定する。同ステップS308にて肯定判定をした場合には、続くステップS309にて操作対応発光制御を実行する。つまり、本実施の形態においては、発光ユニット100が第2位置に待機中であり且つ演出用操作スイッチ75の操作が有効化されている状態にて演出用操作スイッチ75が操作されるという3つの条件が操作対応発光制御の実行条件として設定されている。
操作対応発光制御処理においては、全ての発光体111を消灯した状態から第2発光体111bを消灯した状態のまま維持しつつ第1発光体111aを点灯させるように発光基板112に対して信号を出力する。これにより、可変表示装置41には「V」の文字が浮かび上がることとなる。
ステップS309にて操作対応発光制御処理を実行した後、又はステップS306,S307,S308にて否定判定した場合には、ステップS310に進む。ステップS310では、発光ユニット100の第1位置への復帰を開始するタイミングであるか否かを判定する。この復帰開始タイミングについては、今回の遊技回の開始タイミングからのカウント値の情報として表示制御装置210のROM213に予め記憶されている。そして、ステップS208にて肯定判定される度にRAM214のタイミング用カウンタエリア222における復帰開始タイミングカウンタのステップS310にて否定判定をする度に更新され、当該復帰開始タイミングカウンタの値が上記所定のカウント値に達した場合にステップS310にて肯定判定をする。
ステップS310にて肯定判定をした場合には、続くステップS311にて復帰対応発光制御処理を実行する。復帰対応発光制御処理においては、第1発光体111a及び第2発光体111bの両者を利用して、それら発光体111が左側から右側へ順次点灯及び消灯するようにして制御する。
ステップS310にて復帰対応発光制御処理を実行した後は、続くステップS312にて第1位置への移動処理を実行する。第1位置への移動処理においては、可変表示装置41(詳しくは可変機構180)のステッピングモータ182に対して同ステッピングモータ182が逆回転するように駆動信号の出力を開始する。この駆動信号に関しては、出力情報として表示制御装置210のROM213に予め記憶されており、信号の出力期間がステップ数によって規定されている。これにより、上述した復帰対応の発光演出を伴いながら発光ユニット100が後退し、所定期間が経過した後、同発光ユニット100が第1位置に復帰することとなる。
ステップS312にて第1位置への移動処理を実行した後、又はステップS310にて否定判定をした場合には、続くステップS313にて発光ユニット100が第1位置に待機中であるか否かを判定する。具体的には、表示制御装置210のMPU212にて実行される上記タイマ割込み処理において第1検知センサ186からの検知結果を監視するセンサ監視処理が実行されており、このセンサ監視処理による監視結果に基づいて発光ユニット100が第2位置に待機中であるか否かを判定する。
ステップS313にて肯定判定した場合には、ステップS314に進む。ステップS314では、第1表示モードへの切替タイミングであるか否かを判定する。当該切替タイミングは、変動表示回の開始後における所定のカウント値の情報として表示制御装置210のROM213に予め記憶されている。そして、ステップS313にて否定判定される度にRAM214のタイミング用カウンタエリア222における第1表示モード切替タイミング用カウンタの値が更新され、当該第1表示モード切替タイミング用カウンタの値が上記所定のカウント値に達した場合にステップS314にて肯定判定をする。
ステップS314にて肯定判定した場合には、続くステップS315にて第1表示モード切替処理を実行する。これにより可変表示装置41における操作対応演出が終了することとなる。ステップS315にて第1表示モード切替処理を実行した後、又はステップS313にて否定判定した場合には、本操作対応演出用処理を終了する。
一方、ステップS302にて否定判定した場合には、第2表示モード対応するステップS316〜S322の各種処理を実行する。
先ず、ステップS316においては、第2表示モードへの切替タイミングであるか否かを判定する。当該切替タイミングは、変動表示回の開始後における所定のカウント値の情報として表示制御装置210のROM213に予め記憶されている。そして、ステップS303にて否定判定される度にRAM214のタイミング用カウンタエリア222の第2表示モード切替タイミング用カウンタが更新され第2表示モード切替タイミング用カウンタの値が上記所定のカウント値に達した場合にステップS316にて肯定判定をする。なお、第2表示モード切替タイミング用カウンタにおける所定のカウント値は、上述した第3表示モード切替タイミング用カウンタにおける所定のカウント値と同等となるように設定されている。つまり、遊技回の開始後に第2表示モードへ切り替るタイミングと、第3表示モードへ切り替るタイミングとは同一となる。
ステップS316にて肯定判定した場合には、続くステップS317にて切替対応発光制御処理を実行する。切替対応発光制御処理においては、全ての発光体111を消灯する。これにより、可変表示装置41の発光が一時的に停止することとなる。
ステップS317にて切替対応発光制御処理を実行した後、又はステップS316にて否定判定した場合には、続くステップS318にて演出用操作スイッチ75の操作待ち状態であるか否かを判定する。ステップS318にて肯定判定した場合にはステップS319に進む。
ステップS319においては、演出用操作スイッチ75の操作があったか否かを判定する。同ステップS319にて肯定判定をした場合には、続くステップS320にて操作対応発光制御を実行する。操作対応発光制御処理においては、全ての発光体111を消灯した状態からそれら発光体111を高速点滅させるように発光基板112に対して信号を出力する。これにより、可変表示装置41においては第3表示モード中に演出用操作スイッチ75が操作された場合とは異なる表示がなされる。
ステップS320にて操作対応発光制御処理を実行した後、又はステップS318,S319にて否定判定した場合には、ステップS321に進む。ステップS321においては、第1表示モードへの切替タイミングであるか否かを判定する。当該切替タイミングは、変動表示回の開始後における所定のカウント値の情報として表示制御装置210のROM213に予め記憶されている。そして、ステップS321にて否定判定される度にRAM214のタイミング用カウンタエリア222における上記第1表示モード切替タイミング用カウンタの値が更新され、当該第1表示モード切替タイミング用カウンタの値が上記所定のカウント値に達した場合にステップS321にて肯定判定をする。
ステップS321にて肯定判定した場合には、続くステップS322にて第1表示モード切替処理を実行する。これにより可変表示装置41における操作対応演出が終了することとなる。ステップS322にて第1表示モード切替処理を実行した後、又はステップS321にて否定判定した場合には、本操作対応演出用処理を終了する。
ここで、可変表示装置41にて表示される操作対応演出について、図15及び図16のタイムチャートを参照しながら説明する。
<第3表示モード対応演出>
先ず、図15に基づき第3表示モード選択時の操作対応演出について説明する。
ta1のタイミングにて今回の遊技回が始まり図柄表示装置40の表示画面にて図柄の変動表示が開始される。この時点では、可変表示装置41は第1表示モードとなっており、上述した表示態様選択テーブルを参照して決定された表示態様に合わせて各発光体111が点灯・点滅を繰り返す。
その後、図柄表示装置40にてリーチ表示が開始される。リーチ表示が行われている状況であって上記ta1のタイミングから所定期間が経過したta2のタイミングにて、可変表示装置41が第1表示モードから第3表示モードに移行される。これにより、可変表示装置41における全ての発光体111が消灯されることとなる。
このta2のタイミングにおいては、発光体111の消灯に併せて発光ユニット100の第2位置へ向けての移動が開始される。発光ユニット100は一定の速度で前進し、第2位置へ到達することで、発光ユニット100の起立壁部125が表示ユニット130の裏側透過部材151に対して近接した状態となる。
このように発光ユニット100が第2位置へ到達したta3のタイミングでは、図柄表示装置40の表示画面にて演出用操作スイッチ75の操作の示唆が開始されるとともに、演出用操作スイッチ75の操作が有効化される。
その後、ta4のタイミングにて演出用操作スイッチ75が操作されると、消灯状態のまま維持されていた可変表示装置41が突然点灯することとなる。この際、発光体111のうち第1発光体111aのみが点灯する。第1発光体111aからの光は、起立壁部125によって拡散が抑えられた状態で裏側透過部材151に導かれることとなり、表示ユニット130における所定の領域を通過して遊技機前方に射出される。これにより、可変表示装置41(詳しくは表側透過部材141)には「V」の文字が浮かび上がることとなる。なお、演出用操作スイッチ75が操作されることにより、図柄表示装置40の表示画面における操作示唆が解除されるとともに、同演出用操作スイッチ75の操作が無効化される。
ta4のタイミングにて可変表示装置41による操作対応演出が実行された後のタイミングにて、図柄表示装置40の表示画面にて実行されていたリーチ演出が終了し、特定の図柄の組み合わせが表示されることとなる。
因みに、本実施の形態においては「V」の文字の発光色によって大当たりの期待度に差違が設定されている。具体的には「V」の文字の発光色として白色と赤色とが設定されている。同文字が赤色で発光している場合には大当たりが確定となり、上記図柄の組み合わせとして大当たりに対応した図柄の組み合わせが表示される。一方、同文字が白色で発光している場合には大当たりの確率と外れの確率が半々となり、上記図柄の組み合わせとして大当たりに対応した図柄の組み合わせ又は外れに対応した図柄の組み合わせが表示される。
リーチ演出が終了した後のta5のタイミングでは、可変表示装置41における表示態様が変化する。具体的には、第1発光体111aのみが点灯している状態から、第1発光体111a及び第2発光体111bの両者が左側から右側に順次点灯・消灯される状態に変更される。これにより、「V」の文字が視認困難又は不可となる。
ta5のタイミングにて表示態様が変化することに合わせて、発光ユニット100の第1位置へ向けた移動が開始される。その後、発光ユニット100が第1位置へ到達したta6のタイミングにて、可変表示装置41の表示モードが第3表示モードから第1表示モードへと変更される。この際、第1表示モードにる表示態様としては、今回の遊技回にて大当たりに当選した場合には大当たり対応のものとなり、今回の遊技回にて大当たりに当選していなかった場合には第3表示モードへ切り替る前の表示態様と同じものとなる。
<第2表示モード対応演出>
次に、図16に基づき第2表示モード選択時の操作対応演出について説明する。
tb1のタイミングにて今回の遊技回が始まり、図柄表示装置40の表示画面にて図柄の変動表示が開始される。この時点では、可変表示装置41は第1表示モードとなっており、上述した表示態様選択テーブルを参照して決定された表示態様に合わせて各発光体111が点灯・点滅を繰り返す。
その後、図柄表示装置40にてリーチ表示が開始される。リーチ表示が行われている状況下であって上記tb1のタイミングから所定期間が経過したtb2のタイミングにて、可変表示装置41が第1表示モードから第3表示モードに切り替る。これにより、可変表示装置41における全ての発光体111が一時的に消灯されることとなる。つまり、可変表示装置41の表側透過部材141には何も表示されていない状態となる。
ta2のタイミングにて可変表示装置41における発光が停止した後のタイミングであって、tb1から所定の期間が経過したtb3のタイミングでは、図柄表示装置40の表示画面にて演出用操作スイッチ75の操作の示唆が開始されるとともに、演出用操作スイッチ75の操作が有効化される。
なお、遊技回が開始されてから可変表示装置41が消灯されるまでの期間と、同遊技回が開始されてから操作の示唆が開始されるまでの期間とは、第2表示モード及び第3表示モードで共通となっている。このため、遊技者が操作示唆の時点で可変表示装置41がどちらの表示モードであるかを判断することは困難となっている。
その後、tb4のタイミングにて演出用操作スイッチ75が操作されると、消灯状態のまま維持されていた可変表示装置41が突然高速点滅することとなる。この際、第1発光体111a及び第2発光体111bの両者が点灯する。両発光体111a,111bからの光は、表示ユニット130(裏側透過部材151)に到達するまでに拡散しており、同表示ユニット130を通過することで更に拡散されることとなる。このため、可変表示装置41(詳しくは表側透過部材141)全体が発光することとなる。このため、第1発光体111aと第2発光体111bとを識別しにくくなり、第3表示モードにて表示される「V」の文字を見つけることは困難となる。なお、演出用操作スイッチ75が操作されることにより、図柄表示装置40の表示画面における操作示唆が解除されるとともに、同演出用操作スイッチ75の操作が無効化される。
tb4のタイミングにて可変表示装置41による操作対応演出が実行された後のタイミングにて、図柄表示装置40の表示画面にて実行されていたリーチ演出が終了し、大当たりに対応した図柄の組み合わせ又は外れに対応した図柄の組み合わせが表示されることとなる。因みに、本実施の形態においては第2表示モード実行時の大当たりの期待度は、第3表示モード実行時よりも低く設定されている。
リーチ演出が終了した後のtb5のタイミングでは、可変表示装置41における表示態様が変化する。具体的には、発光体111が高速点滅している状態から、第1発光体111a及び第2発光体111bの両者が左側から右側に各発光体111が順次点灯・消灯される状態に変更される。なお、本表示態様は、第3表示モードにて発光ユニット100が後退する際に実行される表示態様と同一のものである。
その後、ta6のタイミングにて、可変表示装置41の表示モードが第2表示モードから第1表示モードへと変更される。この際、第1表示モードにる表示態様としては、今回の遊技回にて大当たりに当選した場合には大当たり対応のものとなり、今回の遊技回にて大当たりに当選していなかった場合には第2表示モードへ切り替る前の表示態様と同じものとなる。
以上詳述した実施の形態によれば、以下の優れた効果を奏する。
発光ユニット100(詳しくは発光体111)からの光が表示ユニット130(詳しくは透過部材141,151)を通過する際に拡散されることで、あたかも表側透過部材141が発光しているかのように見せることができる。発光ユニット100からの光は、表示ユニット130に届くまでに拡がるため、それら両ユニット100,130の距離に応じて同発光ユニット100からの光が同表示ユニット130に照射される領域(発光領域)が変化することとなる。
ここで、可変機構180によって発光ユニット100と表示ユニット130との距離を変化させることにより、上述した発光領域を変更することが可能となっている。より具体的には、発光ユニット100と表示ユニット130とを近づけることにより発光領域を減縮しつつ同発光領域の発光レベルを上げることができ、発光ユニット100と表示ユニット130とを遠ざけることにより発光領域を拡大しつつ同発光領域の発光レベルを下げることができる。これにより、発光演出の多様化等に貢献することができ、同発光演出への注目度を好適に高めることができる。
また、仮に表示ユニット130に対して近い位置と同表示ユニット130に対して遠い位置とにそれぞれ発光部を設け、状況に応じて発光部を使い分ける構成を採用した場合には、遠い側の発光部を発光させた場合に、近い側の発光部が光を遮蔽すると想定される。これは、遠い側の発光部によって広範囲に光を照射するという効果を低下させる要因となり得る。この点、本実施の形態に示す構成によれば、このような不都合の発生を抑え、発光範囲の広域化に好適に貢献することができる。
例えば表示ユニット130を発光ユニット100に対して近づく側及び遠ざかる側に移動させる構成とすることも可能である。しかしながら、表示ユニット130は遊技者等による視認対象となっているため、上述の如く表示ユニット130を可動式とした場合には、以下の不都合が生じ得る。すなわち、表示ユニット130の移動を目視にて確認可能となることで、発光態様の変化を察知することが可能となり、発光演出そのものよりも、発光演出に係る構成(表示ユニット130)の動作に対して注意が向きやすくなると想定される。これは、発光演出の効果を低下させる要因となり得るため好ましくない。
この点、本実施の形態に示すように表示ユニット130を固定式、発光ユニット100を可動式とすれば、上述の如く表示ユニット130を可動式とする構成と比較して、上記不都合の発生を好適に抑制することができ、発光演出による注目度向上効果を好適に発揮させることができる。
本実施の形態においては特に、表示ユニット130に表側透過部材141(ハーフミラー)と裏側透過部材151(拡散板)とを採用しており、後方に配置された発光ユニット100の視認が困難となっている。これにより、上記効果が好適に発揮される。
発光ユニット100には、発光体111からの光の裏側透過部材151に対する照射範囲を規制するホルダ部材121が設けられており、発光ユニット100が第2位置に配置された場合には、同ホルダ部材121の起立壁部125が裏側透過部材151に対して近接する。これにより、発光体111が発光した際には、その発光領域の外延が明確となり、発光演出のインパクトを高めることができる。一方、発光ユニット100が第1位置に配置されている場合には、上記ホルダ部材121による規制機能が抑えられ、発光領域の外延を不明瞭なものとなる。このように、第1位置での発光演出と第2位置での発光演出とに明瞭さの差をふよすることで、発光延出の多様化が期待でき、同発光演出への注目度を好適に向上することができる。
また、仮に光規制機能が付与されたホルダ部材121に相当する構成を表示ユニット130側に配設した場合、発光ユニット100と表示ユニット130との距離を変化させることで発光範囲を変更することができるものの、発光ユニット100からの光が最終的に規制された状態で表示ユニット130から照射されることとなる。つまり、発光範囲が常に規制されることとなる。これは、発光演出機能が制限される要因となり得るため好ましくない。
この点、本実施の形態においては、ホルダ部材121が表示ユニット130から離れることで、同ホルダ部材121(詳しくは開口部124や起立壁部125によって挟まれた区画領域)を通過した光はその先での拡がり許容されることとなる。これにより、上述した照射範囲の制約を回避し、発光範囲の広域化機能を好適に発揮させることができる。
仮に起立壁部125の起立量D2(光が通過する通路の通路長)よりも起立壁部125と表示ユニット130(詳しくは裏側透過部材151)との距離D1が大きくなる範囲にて発光ユニット100が移動する構成を採用した場合、上記起立壁部125等による明瞭化機能が好適に発揮されない可能性がある。また、上記起立量D2よりも起立壁部125と表示ユニット130との距離D1が小さくなる範囲にて発光ユニット100が移動する構成を採用した場合、起立壁部125による規制機能が過度に強くなり、発光領域を拡げつつその外延を不明瞭にするという機能が低下しやすいと想定される。
そこで、本実施の形態においては、上記起立量D2よりも上記距離D1が大きい第1位置と、起立量D2よりも上記距離D1が小さい第2位置とに切り替える構成としたことにより、上述した不都合の発生を抑え、光規制機能を好適に活用することができる。
また、第2位置においては、第1発光体111aに対応する通路長と第2発光体111bに対応する通路長との差L1よりも起立壁部125と表示ユニット130(詳しくは裏側透過部材151)との距離が小さくなることで、照射範囲の規制が支配的となり、第2発光体111bによる照射範囲の外延を明確なものとすることができる。つまり、発光演出にメリハリを持たせることができる。一方、第2位置では、上記差L1よりも距離D1が大きくなることで、両ユニット100,130間での光の拡散が支配的となり、各発光体111a,111bからの光の照射範囲を好適に重ねることができる。これにより、第1発光体111a及び第2発光体111bの独自性を好適に低下させることができ、全ての発光体111a,111bを用いて一体的な発光演出を行うことが可能となる。
可変機構180を有する構成においては、両ユニット100,130の距離を徐々に変化させることで、表示ユニット130における発光領域を徐々に変化させることができる。この点で、例えば点灯している発光体の数を増減させることで発光領域を変化させる場合とは明らかに異なる発光態様を実現することができる。しかしながら、このような変化のみでは、発光領域の変化を捉えにくくなる可能性が生じ得る。
そこで、可変機構180によって距離を変更している場合に発光を制限(消灯)する構成を採用することで、距離変更時の発光態様の変化を捉えやすくすることができる。これにより、発光演出を一層好適なものとすることができる。
第2位置においては発光領域の外延を明確化することが可能である。そこで、第1位置から第2位置への移動中に発光を制限すれば、第2位置での発光を行った際のインパクトを好適に強めることができる。これにより、発光演出への注目度向上に貢献できる。
可変表示装置41を用いた発光演出を実行するモードとして第2表示モードと第3表示モードとを採用し、それら両モードにて発光制限を行う期間を同一とした。これにより、可変表示装置41が消灯した場合に、今回行われる演出が、第2表示モード対応の演出であらるか第3表示モード対応の演出であるかを事前に把握することが困難となっている。このように、消灯期間を統一することで、発光演出がワンパターン化することを好適に抑制し、発光演出において発光が制限されている期間の存在を高めることができる。
図柄表示装置40において大当たりの可能性があるリーチ変動表示が行われる際に、上述した可変表示装置41の消灯を実行する構成とした。リーチ変動表示に関しては大当たりの発生を示している可能性があるため、リーチ変動表示中は遊技者の注意が図柄表示装置40の表示画面に向きやすいと想定される。つまり、光透過部における発光演出への注目度が低下すると想定される。このように、リーチ変動表示が行われている期間にて発光ユニット100の第2位置への移動を行う構成とすれば、発光制限による興趣の低下を好適に抑制することができる。
発光ユニット100が第2位置から第1位置へ移動する間は、消灯しない構成とした。このため、発光ユニット100が後退するにつれて発光領域の外延が徐々に曖昧になるとともに同発光領域が拡張される。このように、発光部の後退に合わせて発光領域が変化することにより、発光部の移動機能を発光演出の多様化に好適に活用することができる。
仮に、第2位置から第1位置への移動中にて消灯を行うとともに第1位置から第2位置への移動中では消灯を行わない構成を想定すれば、発光領域の外延が徐々に明確になることで発光ユニット100が第2位置へ到達した状態で行われる発光演出のインパクトが低下すると想定される。この点、本特徴においては、消灯→発光領域の外延が明確な発光演出→発光領域の外延が徐々に曖昧になる発光演出が連続して行われることで、そのような不都合を好適に払拭することができる。
表示ユニット130は、図柄表示装置40からの光の照射範囲に表側透過部材141が位置するようにして配置されている。これにより、図柄表示装置40からの光を利用してによって表示ユニット130を通じた発光ユニット100の視認性を低下させることができる。
本実施の形態においては特に、表側透過部材141は、遊技機前方に凸となる曲面状をなし、図柄表示装置40の表示画面よりも前方に突出している。これにより、上記視認性低減効果を好適に向上することができる。
なお、上述した実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。因みに、以下の別形態の構成を、上記実施の形態における構成に対して、個別に適用してもよく、相互に組み合わせて適用してもよい。
(1)上記実施の形態では、「発光部」としての発光基板112を有する発光ユニット100が「光透過部」としての表示ユニット130に対して近づく側と遠ざかる側とに移動する構成としたが、これを変更し、表示ユニット130が発光ユニット100に対して近づく側と遠ざかる側とに移動する構成としてもよい。
但し、係る変更を採用した場合、表示ユニット130が遊技機前方から視認可能な構成であるため、同表示ユニット130の移動によって発光態様の変化を察知されやすくなると想定される。これは、可変表示装置41における発光演出への注目度を低下させる要因となり得るため好ましくない。故に、望ましくは上記実施の形態に示したように発光ユニット100を移動させる構成とするとよい。
また、本実施の形態においては図柄表示装置40からの光の照射領域に表示ユニット130を配置することで、可変表示装置41の内部が視認容易となることを回避している。特に、発光が停止している場合、同可変表示装置41からの光による透視抑制機能は顕著となる。そこで、仮に上記変形例を採用する場合には、発光部に対して近づく位置に移動した場合であっても、表示ユニット130が図柄表示装置40の照射領域内に留まる構成とすることが好ましい。
(2)上記実施の形態では、発光ユニット100のホルダ部材121に「光規制部」としての機能を付与する構成としたが、これを変更し、「光規制部」に相当する構成を表示ユニット130に設けてもよい。但し、このように、光規制部を表示ユニット130側に設けると、発光体111からの光の照射領域が減縮されると想定される。これは、発光演出機能を低下させる要因となり得るため好ましくない。故に、望ましくは上記実施の形態に示したように、発光ユニット100に光規制部を設けるとよい。
(3)上記実施の形態では、発光ユニット100が第2位置へ配置されている状態にて、「光規制部」を構成する起立壁部125の先端部が裏側透過部材151に対して僅かな隙間を隔てて対峙する(近接する)構成としたが、これを変更し、起立壁部125の先端ぶが裏側透過部材151に対して当接する構成としてもよい。この場合、表示ユニット130に発光ユニット100の前方への移動を阻止するストッパ機能が付与されることとなる。
(4)上記実施の形態では、発光ユニット100が第1位置に配置されている状態にて起立壁部125と裏側透過部材151との距離寸法D1よりも起立壁部125の起立量L1が小さく設定したが、必ずしもこれに限定されるものではない。距離寸法D1よりも起立量L1を大きく設定してもよい。また距離寸法D1と起立量L1とを同等としてもよい。但し、第1位置及び第2位置における発光演出の目的を達成するには、少なくとも起立量L1が距離寸法D1以下となるように設定することが好ましい。
(5)上記実施の形態では、リーチ表示を行っている場合に、発光ユニット100を第1位置から第2位置へ移動させる構成(第3表示モードが選択される構成)としたが、必ずしもこれに限定されるものではない。リーチ表示が行われている以外の期間(例えば全ての図柄が変動表示されている期間や、全ての図柄の変動表示が停止している期間)に発光ユニット100を移動させる構成とすることも可能である。
(6)上記実施の形態では、発光ユニット100が第2位置へ到達完了した後に、操作示唆を行う構成としたが、発光ユニット100が第1位置から第2位置へ移動している最中に操作示唆を開始する構成としてもよい。但し、係る変更を行う場合であっても、演出用操作スイッチ75が有効化されるのは、発光ユニット100が第2位置へ到達した後のタイミングとすることが好ましい。
(7)上記実施の形態では、第2表示モード及び第3表示モードにおいて、発光体111を消灯したタイミングから操作示唆を行うまでに経過する期間を統一する構成としたが、これに限定されるものではない。これら各期間を相違させてもよい。但し、このような変更を行った場合には、第2表示モードと第3表示モードを判別しやすくなり、消灯状態から復帰する際にどのような発光演出が行われるかを予測することが容易となる。これは、発光演出のインパクトを低下させる要因となり得るため好ましくない。故に、望ましくは、上述の如く両期間を統一するとよい。
(8)上記実施の形態では、表示ユニット130が表側透過部材141と裏側透過部材151とを併有する構成としたが、これら両者の機能が統合された1の透過部材を有する構成としてもよいし、両透過部材141,151の一方を省略する構成としてもよい。係る変更を行う場合であっても、表示ユニット130を通じて発光ユニット100が見やすくなることを回避することが好ましい。
(9)上記実施の形態では、「操作手段」として演出用操作スイッチ75を有する構成としたが、これに代えてレバータイプの操作手段を採用することも可能である。更には、同演出用操作スイッチ75を省略することも可能である。
(10)上記実施の形態では、発光ユニット100が第1位置から第2位置へ移動する期間を発光体111を消灯する消灯期間としたが、これに限定されるものではない。例えば、発光ユニット100が第2位置から第1位置へ移動する期間を消灯期間とすることも可能である。但し、第2位置における発光演出においては発光領域の外延を明確化することによりインパクトを向上させる効果が期待できる点に着目すれば、上記変更によって同効果が低下する可能性が生じる。故に、望ましくは、上記実施の形態に示したように、第1位置から第2位置への移動期間を消灯期間とすることが好ましい。
(11)上記実施の形態では、各透過部材141,151は半球状の張出部を有する構成としたが、各透過部材141,151が平板状をなす構成とすることも可能である。但し、係る変更を行った場合には、併せて以下の変更を行うことが好ましい。すなわち、透過部材141,151を図柄表示装置40の表示画面の前方にて傾ける等して少なくとも表側透過部材141が同表示画面からの光の照射範囲内に配置されるように構成することが好ましい。
(12)上記実施の形態では、「第1表示装置」としての可変表示装置41を遊技盤24に配設したが、同可変表示装置41の配設対象は任意であり、例えば前扉枠14に配設することも可能である。係る変更を行う場合であっても、当該可変表示装置41を他の発光部等に隣接して配置することが好ましい。
但し、発光部が遊技進行中に常時発光する機能を有していることが好ましい点に着目すれば、可変表示装置41を図柄表示装置40と隣接させることが好ましい。
なお、可変表示装置41の位置は図柄表示装置40の下方に限定されず、例えば同図柄表示装置40の上方や左右側とすることも可能である。
(13)上記実施の形態では、「操作手段」としての演出用操作スイッチ75を表示制御装置210に対して電気的に接続する構成としたが、同演出用操作スイッチ75の接続対象を音声ランプ制御装置82や主制御装置81等の他の制御装置に変更することも可能である。
また、「第1表示装置」としての可変表示装置41を音声ランプ制御装置82によって制御する構成とすることも可能である。
(14)上記実施の形態では、検知センサ186,187によって発光ユニット100が第1位置及び第2位置に存在しているか否かを把握する構成としたが、これら検知センサ186,187を省略することも可能である。係る変更を行った場合には、発光ユニット100の位置をステッピングモータ182への信号(具体的にはステップ数)にもとづいて管理するとよい。
また、上記実施の形態には、演出用操作スイッチ75の操作示唆を行う条件として、検知センサ187により発光ユニット100が第2位置に待機していることが検知されることを含めたが、同条件を省略することも可能である。
更には、発光ユニット100の位置ずれやステッピングモータ182等の故障によるトラブルにより発光ユニット100が第2位置に配置されていない場合、操作対応演出を行う場合には、演出用操作スイッチ75の操作時に可変表示装置41ではなく図柄表示装置40にて代替演出を実行してもよい。
(15)上記実施の形態では、発光ユニット100の左右両側にそれぞれステッピングモータ182が配設されている。そこで、これら各ステッピングモータ182を独立して駆動させることにより、発光ユニット100を左右に傾ける構成を採用することも可能である。これにより、発光ユニット100と表示ユニット130との距離を部分的に拡げたり狭めたりすることができ、発光演出の更なる多様化に貢献することができる。
(16)上記実施の形態では、発光ユニット100が第1位置及び第2位置で切り替る構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、第1位置と第2位置との中間位置にて同発光ユニット100をさせ、同中間位置にて発光演出を行う構成とすることも可能である。
例えば、上記中間位置にて発光ユニット100を前後に揺動(往復動)させ、その後、第1位置又は第2位置へ同発光ユニット100を移動させる構成を採用するとよい。この場合、第1位置及び第2位置への移動中は発光体111を消灯して、どちらの位置へ移動しているかを把握困難とし、各位置に到達した後のタイミングにて発光演出を行う構成とすることが好ましい。この際、第1位置における発光演出と第2位置における発光演出とに大当たり発生の期待度に差が設定されていることで、同発光演出への注目度を好適に向上させることができる。
また、上記中間位置から上記第1位置へ移動した際に発光制限が行われる期間と、同中間位置から上記第2位置へ移動した際に発光制限が行われる期間とを同一とすることで、どちらの位置での発光演出が行われるかを発光制限時間の計測結果から推測することを難しくすることができる。
更には、発光ユニット100が中間位置にて揺動している最中に演出用操作スイッチ75の操作を有効化する構成とし、同操作が行われた場合に、発光ユニット100が第1位置又は第2位置への移動を開始する構成を採用することで、発光ユニット100による発光演出への注目度を好適に向上することができる。
(17)上記実施の形態では、大当たりの期待度を示唆する演出としてリーチ変動表示(示唆演出)が行われている場合に、発光ユニット100による第2表示モードと第3表示モードによる発光演出を行う構成としたが、これに限定されるものではない。少なくとも、図柄が変動表示されている最中に上記各表示モードによる発光演出を行う構成とすればよい。
但し、上記示唆演出が行われている最中においては図柄表示装置40に対する注目度が高くなりやすいと想定される。そこで、係る示唆演出が行われている期間中に上記各表示モードによる演出(発光制限を含む演出)を行う構成とすれば、発光を制限することにより発光ユニット100の発光演出機能の低下を好適に抑制することができる。
(18)発光ユニット100の前後位置を大当たり等の当選期待度に応じて多段階的に変更する構成とすることも可能である。例えば、大当たりの期待度が大きくなるにつれて、発光ユニット100が表示ユニット130側へ移動する構成とすることも可能である。
(19)上記実施の形態では、発光体111として発光ダイオードを用いる構成としたが、これを変更し、豆球等の電球を用いる構成とすることも可能である。
(20)上記各実施の形態とは異なる他のタイプのパチンコ機等、例えば特別装置の特定領域に遊技球が入ると電動役物が所定回数開放するパチンコ機や、特別装置の特定領域に遊技球が入ると権利が発生して大当たりとなるパチンコ機、他の役物を備えたパチンコ機、アレンジボール機、雀球等の遊技機にも、本発明を適用できる。
また、弾球式でない遊技機、例えば、複数種の図柄が周方向に付された複数のリールを備え、メダルの投入及びスタートレバーの操作によりリールの回転を開始し、ストップスイッチが操作されるか所定時間が経過することでリールが停止した後に、表示窓から視認できる有効ライン上に特定図柄又は特定図柄の組み合わせが成立していた場合にはメダルの払い出し等といった特典を遊技者に付与するスロットマシンにも本発明を適用できる。
更に、外枠に開閉可能に支持された遊技機本体に貯留部及び取込装置を備え、貯留部に貯留されている所定数の遊技球が取込装置により取り込まれた後にスタートレバーが操作されることによりリールの回転を開始する、パチンコ機とスロットマシンとが融合された遊技機にも本発明を適用できる。
<上記実施の形態から抽出される発明群について>
以下、上述した実施の形態から抽出される発明群の特徴について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、上記実施の形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
特徴1.光を発する発光部(発光基板112)と、
遊技機前方から視認可能な位置に設けられ、前記発光部からの光が透過する光透過部(表示ユニット130)と、
前記光透過部に設けられ、当該光透過部を透過する光を拡散させる光拡散部(裏側透過部材151)と、
前記発光部及び前記光透過部の距離を変化させる可変手段(可変機構180)と
を備えていることを特徴とする遊技機。
特徴1によれば、発光部からの光が光透過部を通過する際に拡散されることで、あたかも光透過部が発光しているかのように見せることができる。発光部からの光は光透過部に届くまでに拡がるため、可変手段によって発光部と光透過部との距離を変化させることにより、同発光部からの光を集中させたり拡散させたりすることができる。詳しくは、発光部と光透過部とを近づけることにより発光部からの光を集中させることができ、発光部と光透過部とを遠ざけることにより発光部からの光を拡散させることができる。これにより、発光演出の多様化等に貢献することができ、同発光演出への注目度を好適に高めることができる。
また、仮に光透過部に対して近い位置と光透過部に対して遠い位置とにそれぞれ発光部を設け、状況に応じて発光部を使い分ける構成を採用した場合には、遠い側の発光部を発光させた場合に、近い側の発光部が光を遮蔽すると想定される。これは、遠い側の発光部によって広範囲に光を照射するという効果を低下させる要因となり得る。この点、本特徴に示す構成によれば、このような不都合の発生を抑え、発光範囲の広域化に好適に貢献することができる。
特徴2.前記光透過部は、前記発光部の前方に配置され、
前記発光部は、前記光透過部に向けて光を発するものであり、
前記可変手段は、少なくとも前後方向における前記発光部及び前記透過部の距離を変化させることを特徴とする特徴1に記載の遊技機。
特徴2によれば、特徴1に示した構成を好適に具現化することができる。
特徴3.前記発光部は、前記光透過部に対して近づく側及び遠ざかる側に移動可能に設けられており、
前記可変手段は、前記発光部を移動させることにより前記発光部及び前記透過部の距離を変化させるものであることを特徴とする特徴1又は特徴2に記載の遊技機。
特徴1に示した技術的思想を実現するには、例えば光透過部を発光部に対して近づく側及び遠ざかる側に移動させる構成とすることも可能である。しかしながら、光透過部は遊技者等によって視認可能となっているため、上述の如く光透過部を可動式とした場合には、以下の不都合が生じ得る。すなわち、光透過部の移動を目視にて確認可能となることで、発光態様の変化を察知することが可能となり、発光演出そのものよりも、発光演出に係る構成(光透過部材)の動作に対して注意が向きやすくなると想定される。これは、発光演出の効果を低下させる要因となり得るため好ましくない。
この点、本特徴に示すように発光部を可動式とすれば、上述の如く光透過部を可動式とする構成と比較して、上記不都合の発生を好適に抑制することができ、発光演出による注目度向上効果を好適に発揮させることができる。
特徴4.前記発光部には、同発光部から前記光透過部に向けて延びる通路状をなし、当該発光部からの光が同光透過部へ照射される照射範囲を所定の範囲となるように規制する光規制部(ホルダ部材121)が設けられており、
前記可変手段は、前記発光部及び前記光透過部の少なくとも一方を他方に対して近づく側及び遠ざかる側に移動させることにより、第1状態と、前記光規制部の端部と前記光透過部との距離が前記第1状態よりも小さくなる第2状態とに切り替えるものであり、
前記第2状態においては、前記光規制部における前記光透過部側の端部が同光透過部に対して当接又は近接することを特徴とする特徴1乃至特徴3のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴4によれば、第2状態における光透過部の発光範囲の外延を明確にすることができる。一方、第1状態における発光範囲の外延は不明瞭なものとなる。このように、各状態での発光態様に明確な差を設けることで、発光演出のインパクトを強めることができ、同発光演出への注目度を好適に向上することができる。
また、仮に光規制部を光透過部に配した場合、発光部と光透過部との距離を変化させることで発光範囲を変更することができるものの、発光部からの光が最終的に光規制部を通じて光透過部に到達することで光透過部の発光範囲が規制されることとなる。つまり、光規制部によって発光範囲が常に規制されることとなる。これは、発光演出機能が制限される要因となり得るため好ましくない。この点、本特徴に示すように、光規制部を発光部側に設ける構成とすれば、そのような不都合の発生を好適に抑制することができる。つまり、光規制部が光透過部から離れることで、光規制部を通過した光はその先での拡がり許容されることとなる。これにより、発光範囲の広域化機能を好適に発揮させることができる。
特徴5.前記発光部は、
複数の発光体(発光体111)と、
前記各発光体の前方に配されているとともに同発光体から前記光透過部に向けて延びる光通路部(開口部124や起立壁部125によって区画された領域DE等)を有し、前記発光体からの光が前記光通路部を通過することにより同光が前記光透過部へ照射される照射範囲を所定の範囲となるように規制する光規制部(ホルダ部材121)と
を備え、
前記可変手段は、前記発光部及び前記光透過部の少なくとも一方を他方に対して近づく側及び遠ざかる側に移動させることにより、前記発光部及び前記光透過部を、前記光通路部の通路長(D2)よりも同光通路部と前記光透過部との距離(D1)が大きくなる第1状態と、同通路長よりも同光通路部と前記光透過部との距離が小さくなる第2状態とに切り替えることを特徴とする特徴1乃至特徴3のいずれか1つに記載の遊技機。
仮に光通路部の通路長よりも光通路部と前記光透過部との距離が大きくなる範囲にて発光部と光透過部との距離を変更した場合、光規制部による明瞭化機能が好適に発揮されない可能性がある。また、光通路部の通路長よりも光通路部と前記光透過部との距離が小さくなる範囲にて発光部と光透過部との距離を変更した場合、光規制部の機能が過度に強くなり、発光領域を拡げつつその外延を不明瞭にするという機能が低下しやすいと想定される。
そこで、本特徴に示すように、光通路部の通路長よりも同光通路部と光透過部との距離が大きい第1状態と、光通路部の通路長よりも同光通路部と光透過部との距離が小さい第2状態とに切り替える構成とすれば、上述した不都合の発生を抑え、光規制部の機能を好適に活用することができる。
特徴6.前記発光部は、
複数の発光体(発光体111)と、
前記各発光体の前方に配されているとともに同発光体から前記光透過部に向けて延びる光通路部(開口部124や起立壁部125によって区画された領域DE等)を有し、前記発光体からの光が前記光通路部を通過することにより同光が前記光透過部へ照射される照射範囲を所定の範囲となるように規制する光規制部(ホルダ部材121の起立壁部125等)と
を備え、
前記光通路部は、第1通路部(開口部124a及び起立壁部125)と、同第1通路部よりも通路長が短くなるように形成された第2通路部(開口部124b)とを有し、
前記発光体は、前記第1通路部を通じて光を照射する第1発光体(第1発光体111a)と、前記第2通路部を通じて光を照射する第2発光体(第2発光体111b)とを有し、
前記可変手段は、前記発光部及び前記光透過部の少なくとも一方を他方に対して近づく側及び遠ざかる側に移動させることにより、前記発光部及び前記光透過部を、前記第1通路部と前記第2通路部との通路長の差(L1)よりも同光通路部と前記光透過部との距離(D1)が大きくなる第1状態と、同通路長の差よりも同光通路部と前記光透過部との距離が小さくなる第2状態とに切り替えることを特徴とする特徴1乃至特徴3のいずれか1つに記載の遊技機。
上述したように光規制部を有する構成においては、その規制機能が過度に強くなることにより発光領域の拡がりが妨げられると想定される。特に、本特徴に示すように、第1発光体及び第2発光体を有する構成においては、それら各発光体同士の発光領域の独自性が強くなり、両発光体の関連性が弱まると想定される。
この点、本特徴によれば、第2状態においては、通路長の差よりも光通路部と光透過部との距離が小さくなることで、照射範囲の規制が支配的となり、第1発光体による照射範囲と第2発光体による照射範囲とを明確に区別して、発光範囲の外延を明確なものとすることができる。つまり、発光演出にメリハリを持たせることができる。一方、第1状態では、通路長の差よりも光通路部と光透過部との距離が大きくなることで、光規制部と光透過部との間での拡散が支配的となり、各発光体からの光の照射範囲を好適に重ねることができる。これにより、第1発光体及び第2発光体の独自性を好適に低下させることができる。全ての発光体を用いたて一体的な発光演出を行うことができる。これにより、実用上好ましい構成を実現できる。
特徴7.前記可変手段は、前記発光部及び前記光透過部の少なくとも一方を他方に対して近づく側及び遠ざかる側に移動させることにより、第1状態と、前記発光部と前記光透過部との距離が前記第1状態よりも小さくなる第2状態とに切り替えるものであり、
前記光透過部において前記発光部側を向いている部分は、同発光部とは反対側に凸となる曲面状をなしており、
前記発光部には、同発光部から前記光透過部に向けて延びる光通路部(開口部124や起立壁部125によって区画された領域DE等)を有し、当該発光部からの光が前記光通路部を通過することにより同光が前記光透過部へ照射される照射範囲を所定の範囲となるように規制する光規制部(ホルダ部材121)が設けられており、
前記光通路部の先端部分において前記光透過部と対峙している部分は、前記第2状態にて、前記光透過部と近接又は当接するとともに同光透過部の前記曲面状部分に沿った形となるように形成されていることを特徴とする特徴1乃至特徴6のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴7によれば、光透過部を発光部とは反対側に凸となる曲面状とすることにより、光透過部を通過した光の照射範囲を好適に拡げることができる。また、光通路部の先端部分は、発光部が光透過部に対して近づいている第2状態にて、同光透過部の曲面状部分に対して沿うように形成されている。このため、第2状態における光透過部と光通路部との隙間の拡がり(例えば局所的な拡がり)を抑えることができる。これにより、第2状態において光規制部の機能を好適に発揮させることが可能となる。
なお、特徴4〜特徴6との組み合わせにおいてはそれら各特徴に示した「光制限部」や「光通路部」を本特徴に示す「光制限部」や「光通路部」と同一のものとすることも可能である。また、本特徴に示す「第1状態」を上記各特徴に示した「第1状態」と同一のものとするとともに本特徴に示す「第2状態」を上記各特徴に示した「第2状態」と同一のものとするもとも可能である。
特徴8.前記可変手段は、前記発光部及び前記光透過部の少なくとも一方を他方に対して近づく側及び遠ざかる側に移動させることにより、第1状態と、前記光規制部の端部と前記光透過部との距離が前記第1状態よりも小さくなる第2状態とに切り替えるものであり、
前記発光部には、同発光部から前記光透過部に向けて延びる光通路部(開口部124や起立壁部125によって区画された領域DE等)を有し、当該発光部からの光が前記光通路部を通過することにより同光が前記光透過部へ照射される照射範囲を所定の図形となるように規制する光規制部(ホルダ部材121)が設けられており、
前記発光部及び前記可変手段は、前記第2状態である場合には前記発光部から前記光透過部に照射される光によって同光透過部に前記所定の図形に対応した図形が表示され、前記第1状態である場合には前記発光部から前記光透過部の全体に光が照射されることにより前記所定の図形に対応した図形が視認不可又は困難となるように構成されていることを特徴とする特徴1乃至特徴7のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴8によれば、第2状態においては所定の図形に対応した図形が表示され、第1状態においては光透過部全体が発光することとなる。このように第1状態における発光演出と第2状態における発光演出とを差別化することにより、発光演出への注目度向上に貢献することができる。
例えば複数の発光体を有し、それら発光体の一部が光規制部によって囲まれた領域に配されている場合には、光通路部の出口部分を所定の図形に対応する形状とし上記領域に配されている発光体を発光させることで上記所定の図形に対応する図形を発光表示したり、光通路部における先端部分の外延を上記所定の図形に対応する形状とし上記領域外に配されている発光体を発光させることで上記所定の図形に対応する図形を消灯表示(反転表示)したりするとよい。
特徴9.前記可変手段による前記発光部と前記光透過部との距離の変更途中において、前記発光部による発光を制限可能な制限手段(表示制御装置210のMPU212においてステップS303,S304の各種処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴1乃至特徴8のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴1に示した可変手段を有する構成においては、上述した距離を徐々に変化させることで、光透過部における発光態様(例えば発光領域)を徐々に変化させることができる。この点で、例えば発光部が発光体を複数有する構成とし、点灯している発光体の数を増減させることで発光態様を変化させる場合とは明らかに異なる発光態様を実現することができる。しかしながら、このような変化のみでは、発光態様の変化を捉えにくくなる可能性が生じ得る。
そこで、可変手段によって距離を変更している場合に発光を制限(消灯)する構成を採用すれば、距離変更完了時の発光態様の変化を捉えやすくすることができる。これにより、発光演出を一層好適なものとすることができる。
特徴10.前記発光部は、前記光透過部に対して近づく側及び遠ざかる側に移動可能に設けられており、
前記可変手段は、前記発光部を第1位置と当該第1位置よりも前記透過部に対して近い第2位置との間で移動させることにより、同発光部と前記光透過部との距離を変化させるものであり、
少なくとも前記発光部が前記第1位置から前記第2位置へ移動している間は、前記発光部による発光を制限する制限手段(表示制御装置210のMPU212においてステップS303,S304の各種処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴1乃至特徴9のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴1に示した可変手段を有する構成においては、上述した距離を徐々に変化させることで、光透過部における発光態様を徐々に変化させることができる。この点で、例えば発光部が発光体を複数有する構成とし、点灯している発光体の数を増減させることで発光態様を変化させる場合とは明らかに異なる発光態様を実現することができる。しかしながら、このような変化のみでは、発光態様の変化を捉えにくくなる可能性が生じ得る。そこで、本特徴に示すように、第1位置から第2位置への移動中には発光を制限(消灯)する構成とすることで、第1位置での発光演出と第2位置での発光演出とを明確に差別化することができる。これにより、発光態様の変化を捉えやすくすることができる。
第2位置においては発光部からの光を集中させることが可能である。そこで、第1位置から第2位置への移動中に発光を制限すれば、第2位置での発光を行った際のインパクトを好適に強めることができる。これにより、発光演出への注目度向上に貢献できる。
特に、光透過部ではなく、発光部を移動させることにより、発光態様の変化が事前に察知されることを抑制できる。これにより、上述したインパクトが弱まることを回避し、実用上好ましい構成を実現することができる。
なお、特徴4〜特徴8との組み合わせにおいては特に、発光部が「第1位置」に配置された状態を「第1状態」、同発光部が「第2位置」に配置された状態を「第2状態」とすることも可能である。
特徴11.前記制限手段は第1制限手段であり、
前記発光部が前記第1位置に待機している場合に、前記第1制限手段によって発光が制限される期間と同じ期間に亘って発光を制限する第2制限手段(表示制御装置210のMPU212においてステップS316,S317の各種処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴10に記載の遊技機。
特徴11によれば、制限手段によって発光が制限されている期間が、発光部を第1位置から第2位置へ移動させるための単なる準備期間となることを回避することができる。また、発光部が第1位置から移動していない場合であっても発光を制限可能とすることにより、発光演出がワンパターン化することを好適に抑制することができる。これにより、発光演出において発光が制限されている期間の存在感を高めることができ、実用上好ましい構成を実現できる。
特徴12.前記発光部が前記第2位置から前記第1位置へ移動する間は、前記制限手段による発光制限が解除されることにより、前記発光部の発光が許容されることを特徴とする特徴10に記載の遊技機。
特徴12によれば、発光部が後退するにつれて光が徐々に拡散する。このように、発光部の後退に合わせて発光態様が変化することにより、発光部の移動機能を発光演出の多様化に好適に活用することができる。
仮に、第2位置から第1位置への移動中にて発光制限を行うとともに第1位置から第2位置への移動中では発光制限を行わない構成を想定すれば、光が徐々に集中し発光部が第2位置へ到達した状態で行われる発光演出のインパクトが低下すると想定される。この点、本特徴においては、発光制限(消灯)→明瞭な発光演出→徐々に不明瞭となる発光演出が連続して行われることで、そのような不都合を好適に払拭することができる。
なお、本特徴に示す技術的思想を特徴11に適用する場合には、本特徴に示す「制限手段」を「前記第1制限手段及び前記第2制限手段」と置き換えるとよい。
また、本特徴に示す技術的思想を特徴1等(制限手段を有さない構成)に適用することも可能である。この場合「前記発光部は、前記光透過部に対して近づく側及び遠ざかる側に移動可能に設けられており、前記可変手段は、前記発光部を第1位置と当該第1位置よりも前記透過部に対して近い第2位置との間で移動させることにより、同発光部と前記光透過部との距離を変化させるものであり、前記発光部の前記第2位置から前記第1位置への移動途中において当該発光部を発光させる発光制御手段を備えていることを特徴とする特徴1乃至特徴9のいずれか1つに記載の遊技機」とすればよい。
特徴13.前記可変手段は、前記発光部及び前記光透過部を第1状態と当該第1状態よりもそれら発光部及び光透過部の距離が小さくなる第2状態とに切替可能となっており、
遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるか否かの抽選を行う遊技状態抽選手段(大当たり乱数カウンタC1等)と、
前記発光部及び前記可変手段による発光演出を実行するか否かの抽選を行う演出抽選手段(リーチ乱数カウンタC3等)と、
前記遊技状態抽選手段による抽選結果が前記特別遊技状態の発生に対応しない抽選結果となり且つ前記演出抽選手段による抽選結果が前記発光演出の実行に対応する抽選結果となった場合に、前記第1状態となるように前記可変手段を制御する第1可変制御手段と、
前記遊技状態抽選手段による抽選結果が前記特別遊技状態の発生に対応する抽選結果となり且つ前記演出抽選手段による抽選結果が前記発光演出の実行に対応する抽選結果となった場合に、前記第2状態となるように前記可変手段を制御する第2可変制御手段と
を備えていることを特徴とする特徴1乃至特徴12のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴13によれば、特別遊技状態の抽選に当選し且つ発光演出の抽選に当選した場合には、特別遊技状態の抽選に落選し且つ発光演出の抽選に当選した場合と比較して発光演出を鮮明に行うことができ、両パターンでの発光演出を好適に差別化することができる。
本特徴に示す構成によれば、遊技者は光透過部が鮮明に発光することを期待して同光透過部における発光演出に注目することが期待され、発光演出に対する注目度向上に貢献することができる。
特徴14.前記発光部は、第1位置から当該第1位置よりも前記光透過部に対して近い第2位置に移動可能となっており、
前記第1可変制御手段は、前記発光部を前記第1位置から前記第2位置へ前記発光部を移動させることにより前記可変手段を前記第1状態とするものであり、
前記第2可変制御手段は、前記発光部を前記第2位置にて待機させることにより前記可変手段を前記第2状態とするものであり、
少なくとも前記第1可変制御手段によって前記発光部を前記第1位置から前記第2位置へ移動させている期間においては、前記発光部による発光を制限する第1制限手段(表示制御装置210のMPU212においてステップS303,S304の各種処理を実行する機能)と、
前記第2可変制御手段によって前記発光部が前記第1位置に待機している場合に、前記第1制限手段によって発光が制限される期間と同じ期間に亘って発光を制限する第2制限手段(表示制御装置210のMPU212においてステップS316,S317の各種処理を実行する機能)と
を備えていることを特徴とする特徴13に記載の遊技機。
特徴1等に示した可変手段を有する構成においては、上述した距離を徐々に変化させることで、光透過部における発光態様を徐々に変化させることができる。この点で、例えば発光部が発光体を複数有する構成とし、点灯している発光体の数を増減させることで発光態様を変化させる場合とは明らかに異なる発光態様を実現することができる。しかしながら、このような変化のみでは、発光態様の変化を捉えにくくなる可能性が生じ得る。そこで、本特徴に示すように、第1位置から第2位置への移動中には発光を制限(消灯)する構成とすることで、第1位置での発光演出と第2位置での発光演出とを明確に差別化することができる。これにより、発光態様の変化を捉えやすくすることができる。
第2位置においては発光部からの光を集中させることが可能である。そこで、第1位置から第2位置への移動中に発光を制限すれば、第2位置での発光を行った際のインパクトを好適に強めることができる。これにより、発光演出への注目度向上に貢献できる。
特に、光透過部ではなく、発光部を移動させることにより、発光態様の変化が事前に察知されることを抑制できる。これにより、上述したインパクトが弱まることを回避し、実用上好ましい構成を実現することができる。
また、本特徴によれば、第1制限手段によって発光が制限されている期間が、発光部を第1位置から第2位置へ移動させるための単なる準備期間となることを回避することができる。つまり、第2制限手段を併用し発光部が第1位置から移動していない場合であっても発光を制限する構成とすることにより、発光演出がワンパターン化することを好適に抑制することができる。これにより、発光演出において発光が制限されている期間の存在感を高めることができ、実用上好ましい構成を実現できる。
特徴15.前記第1制限手段及び前記第2制限手段は、それら各第1制限手段及び第2制限手段によって発光を制限する期間が、前記発光部が前記第1位置から前記第2位置へ移動するのに要する期間よりも長く設定されているとともに、前記第1可変制御手段及び前記第2可変制御手段によって前記可変手段の制御が開始されたタイミングから前記発光制限を開始するように設定されており、
遊技者により操作される操作手段(演出用操作スイッチ75)と、
前記操作手段が操作されることにより、前記第1制限手段及び第2制限手段による発光制限を解除する解除手段(表示制御装置210のMPU212においてS309の処理を実行する機能等)と、
前記第1制限手段又は前記第2制限手段によって発光が制限されている前記期間内であって、前記発光部の移動に要する前記期間の経過後に、前記操作手段の操作を有効化する有効化手段(表示制御装置210のMPU212においてS205の処理を実行する機能)と
を備えていることを特徴とする特徴14に記載の遊技機。
特徴15によれば、遊技者の操作によって発光制限が解除される構成とすることにより、発光演出への注目度を好適に高めることができる。係る構成においては、仮に発光部が第2位置に到達していない状態で制限が解除されると、発光領域の明瞭化機能が十分に機能していない状態で発光が再開されると想定される。これは、第1状態での発光態様と第2状態での発光態様との差を小さくし、発光演出のインパクトを低下させる要因となり得るため好ましくない。
この点、本特徴に示すように、発光部が第2位置に待機していると想定されるタイミングにて操作を有効とする構成とすれば、上述した不都合の発生を好適に抑制することができ、発光演出のインパクト向上に貢献することができる。
なお、本特徴に示す構成を採用する場合には、併せて「前記操作手段による操作を示唆をする示唆手段(図柄表示装置40、表示制御装置210のMPU212において操作示唆用処理を実行する機能)を備え、前記示唆手段は、前記第1制限手段によって発光が制限されてから前記示唆を実行するまでに要する期間と、前記第2制限手段によって発光が制限されてから前記示唆を実行するまでの期間とが同じ長さとなるように設定されている」構成を採用するとよい。これにより、操作手段による操作を行った後の発光態様を好適に多様化できる。
特徴16.遊技者に有利な特別遊技状態が発生する期待度に応じて、前記可変手段を制御することにより、前記発光部と前記光透過部との距離を変更する制御手段を備えていることを特徴とする特徴1乃至特徴10のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴16によれば、特別遊技状態が発生する期待度に応じて演出態様を変化させることにより、発光演出への注目度向上が期待できる。特に、可変手段によって発光部と光透過部との距離を変更することで多様な発光態様が実現可能であり、発光演出を様々な期待度に対して対応させることができる。
特徴17.前記可変手段は、前記発光部を第1位置と当該第1位置よりも他方に対して近い第2位置との間で移動させることにより前記発光部及び前記光透過部の距離を変化させるものであり、
前記制御手段は、
前記可変手段を制御することにより、前記発光部を前記第1位置と前記第2位置との中間位置にて同第1位置側と同第2位置側とに往復動させる第1移動制御手段と、
前記第1移動制御手段による往復動が実行された後、前記可変手段を制御することにより、前記中間位置に配されている前記発光部を遊技結果に応じて前記第1位置又は前記第2位置へと移動させる第2移動制御手段と
を備えていることを特徴とする特徴16に記載の遊技機。
特徴17によれば、第1位置と第2位置との中間位置にて発光部が往復動している状態から、第1位置及び第2位置のどちらに移動するかが遊技結果(例えば特別遊技状態の発生の有無)に応じて変化することとなる。これにより、発光演出に対する遊技者の注目度を好適に高めることができる。
特徴18.前記第2移動制御手段により前記可変手段が制御され前記発光部が前記中間位置から前記第1位置又は前記第2位置へ移動している期間にて、前記発光部の発光を制限する制限手段を備えていることを特徴とする特徴17に記載の遊技機。
特徴18によれば、中間位置にて往復動していた発光部が消灯した後、第1位置又は第2位置での発光演出へ切り替る。第1位置及び第2位置への移動期間中においては発光を制限することで、その後の発光態様への注目度向上に貢献することができる。
なお、特徴9等との組み合わせにおいては、同特徴9等に示した「制限手段」と本特徴に示す「制限手段」とを同一のものとすることも可能である。
特徴19.遊技者により操作される操作手段(演出用操作スイッチ75)と、
前記発光部が前記第1移動制御手段によって前記中間位置における往復動をしている期間にて前記操作手段による操作を有効化する有効化手段と
を備え、
前記第1移動制御手段及び前記第2移動制御手段は、前記操作手段による操作に基づいて前記中間位置における往復動を終了し、前記発光部を前記第1位置又は前記第2位置へ移動させることを特徴とする特徴18に記載の遊技機。
特徴19によれば、遊技者の操作によって発光態様が変化することとなる。これにより、発光演出への注目度を好適に高めることができる。
特徴20.遊技者により操作される操作手段(演出用操作スイッチ75)と、
前記発光部が前記第1移動制御手段によって前記中間位置における往復動をしている期間にて前記操作手段による操作を有効化する有効化手段と
を備え、
前記第1制御手段及び前記第2制御手段は、前記操作手段による操作が有効化されている期間内にて同操作手段が操作された場合に前記発光部の前記中間位置における往復動を終了し、前記発光部を前記第1位置又は前記第2位置へ移動させるものであり、
前記操作手段による操作が有効化されている期間内にて同操作手段が操作された場合に、少なくとも前記第1位置又は前記第2位置への移動期間を含んだ期間に亘って前記発光部の発光を制限する制限手段を備え、
前記制限手段は、前記発光部が前記中間位置から前記第1位置へ移動する場合に発光を制限する期間と、同発光部が前記中間位置から前記第2位置へ移動する場合に発光を制限する期間とが同等となるように設定されていることを特徴とする特徴17に記載の遊技機。
特徴20によれば、遊技者によって発光が制限されている期間が計測され、発光態様の変化が事前に予測可能となることを回避することができる。これにより、操作手段を操作した後の発光演出に対する注目度向上に貢献することができる。
特徴21.表示装置(図柄表示装置40)と、
前記表示装置において、複数の絵柄により絵柄の変動表示を行わせる変動表示用制御手段(表示制御装置210のMPU212において変動表示を実行する機能)と
を備え、
前記可変手段は、前記表示装置にて前記変動表示が行われている間に、前記発光部を前記第1位置から前記第2位置へ移動させることを特徴とする特徴10乃至特徴12のいずれか1つに記載の遊技機。
特徴21においては、表示装置にて変動表示が行われている最中に発光部の第2位置への移動を行う構成とすることで、この期間にて発光部の発光を一時的に制限することにより発光制限による興趣の低下を好適に抑制することができる。
特徴22.前記表示装置にて前記変動表示が行われている最中に、同表示装置において遊技者に有利な特別遊技状態が発生する期待度を示唆する示唆手段を備え、
前記可変手段は、前記表示装置にて前記示唆が行われている間に、前記発光部を前記第1位置から前記第2位置へ移動させることを特徴とする特徴21に記載の遊技機。
特徴22によれば、表示装置にて特別遊技状態が発生する期待度の示唆が行われる。係る示唆に関しては特別遊技状態の発生を示している可能性があるため、同示唆を行っている最中は遊技者の注意が表示装置に向きやすいと想定される。つまり、光透過部における発光演出への注目度が低下すると想定される。このように、示唆が行われている間にて発光部の第2位置への移動を行う構成とすれば、発光部の発光を一時的に制限することによる発光演出機能の低下を好適に抑制することができる。
特徴23.前記発光部は、前記光透過部に対して近づく側及び遠ざかる側に移動可能に設けられており、
前記可変手段は、前記発光部を第1位置と当該第1位置よりも前記透過部に対して近い第2位置との間で移動させることにより、同発光部と前記光透過部との距離を変化させるものであり、
前記光透過部は、前記光透過部の反発光部側からの光を反射するとともに前記発光部側からの光を透過するミラー部材であることを特徴とする特徴1乃至特徴22に記載の遊技機。
可動式の発光部を有する構成においては、上述した距離の変更を行っていることが視認可能となることは、演出機能を低下させる要因となり得るため好ましくない。この点、本特徴に示すように、光透過部材をミラー部材とし光透過部の反発光部側からの光を反射する構成を採用すれば、上記不都合の発生を好適に抑制することができる。
特徴24.前記発光部、前記光透過部及び前記可変手段を有する第1表示装置(可変表示装置41)は、発光可能に設けられた第2表示装置(図柄表示装置40)と並設されていることを特徴とする特徴23に記載の遊技機。
例えば光透過部の透過率を下げることで発光部の視認性を低下させることが可能であるが、係る対応によれば発光部からの光が遊技機前方に照射されにくくなるため、第1表示装置による演出機能が低下すると想定される。
この点、本特徴によれば、第2表示装置が発光することにより、第1表示装置周辺を明るくすることで、光透過部(ミラー部材)を通じた発光部の視認性を好適に低下させることができる。
特に、特徴8等に示したように「制限手段」を有する構成との組み合わせにおいては、少なくとも第1表示装置における発光が制限されている間は、第2表示装置を発光させる構成を採用することにより、実用上好ましい構成を実現することができる。
特徴25.前記第1表示装置は、前記第2表示装置からの光の照射範囲に前記光透過部が位置するようにして配置されていることを特徴とする特徴24に記載の遊技機。
特徴25によれば、第2表示装置からの光によって光透過部を通じた発光部の視認性を低下させることができ、特徴13に示した効果を好適なものとすることができる。
特徴26.前記光透過部は、遊技機前方に凸となる曲面状をなし、前記第2表示装置よりも前方に突出していることを特徴とする特徴25に記載の遊技機。
特徴26によれば、特徴14に示した技術的思想を好適に具現化することができる。
特徴27.前記発光部は、当該発光部からの光であって前記光透過部を通じて遊技機前方に照射される光の強度が、前記第2表示装置から照射される光の強度よりも高く設定されていることを特徴とする特徴25又は特26に記載の遊技機。
特徴25等に示したように、第2表示装置からの光が光透過部に照射される構成においては、同第2表示装置からの光によって発光演出が見にくくなることは好ましくない。そこで、本特徴に示す構成を適用すれば、上述不都合の発生を抑え、第1表示装置における発光演出の視認性の低下を好適に抑制することができる。
なお、特徴24〜特徴27に示した「第2表示装置」に関しては、特徴21に示した「表示装置」を適用するこにより実用上好ましい構成を実現できる。
以下に、以上の各特徴を適用し得る遊技機の基本構成を示す。
パチンコ遊技機:遊技者が操作する操作手段(発射ハンドル54)と、その操作手段の操作に基づいて遊技球を発射する遊技球発射手段(遊技球発射機構53)と、その発射された遊技球を所定の遊技領域に導く球通路(誘導レール51,52)と、遊技領域内に配置された各遊技部品とを備え、それら各遊技部品のうち所定の通過部(一般入賞口31等)を遊技球が通過した場合に遊技者に特典を付与する遊技機。
スロットマシン等の回胴式遊技機:複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄列を最終停止表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段の操作に起因して図柄の変動が開始され、停止用操作手段の操作に起因して又は所定時間経過することにより図柄の変動が停止され、その停止時の最終停止図柄が特定図柄であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態(ボーナスゲーム等)を発生させるようにした遊技機。
球使用ベルト式遊技機:複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄列を最終停止表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段の操作に起因して図柄の変動が開始され、停止用操作手段の操作に起因して又は所定時間経過することにより図柄の変動が停止され、その停止時の最終停止図柄が特定図柄であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態(ボーナスゲーム等)を発生させるようにし、さらに、球受皿を設けてその球受皿から遊技球を取り込む投入処理を行う投入装置と、前記球受皿に遊技球の払出を行う払出装置とを備え、投入装置により遊技球が投入されることにより前記始動用操作手段の操作が有効となるように構成した遊技機。