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JP5575249B2 - エレベータの乗りかご装置 - Google Patents
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Description

本発明は、エレベータの乗りかご装置に関するものである。
エレベータは、上下に延びる昇降路内を移動する乗りかご装置を備えている。乗りかご装置は、通常、下枠、少なくとも左右一対のたて枠、上枠等を含む頑強なかご枠と、そのかご枠に支持された床、天井、前壁、左右側壁、後壁等を含むかご室構成部材とを備えている。かご室への出入口は、通常、上記前壁を構成している左右一対の袖壁や上板といった部分によって画定されている。
また、乗りかご装置は、かご室への出入口を開閉するドア装置を備えている。ドア装置としては、例えば特許文献1に開示された構成があり、出入口を開閉する左右一対のドアパネルと、それらドアパネルを開閉方向にスライド自在に支持するレールと、一対のドアパネルに開閉動作を行わせるモータ等を含む駆動機構とを備えている。通常、左右一対のドアパネルは、レールに吊り下げられて支持されており、レールと駆動機構とは、前述のかご枠に取り付けられて支持されていた。
ところで、上述したような乗りかご装置においては、出入口に対して動かないように設けられている袖壁や上板といった部分と、出入口に対して開閉移動するように設けられた左右一対のドアパネルとが、接近した関係で配置されている。このため、乗りかご装置の組立作業において、ドアパネルと、袖壁や上板といった出入口周囲壁部との間の隙間の調整に、多くの時間や労力を費やすこととなっていた。
特開2001−187681号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、ドアパネルと出入口周囲壁部との間の隙間を高精度で且つ容易に所望の状態に実現できる、エレベータの乗りかご装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明は、かご室への出入口を開閉する少なくとも一つのドアパネルと、前記ドアパネルを開閉駆動する駆動機構と、前記ドアパネル及び前記駆動機構を支持するドアフレームとを備えたエレベータの乗りかご装置であって、前記ドアフレームは、前記ドアパネル及び前記駆動機構を支持している支持部分と、前記出入口の上方に位置する上板部分とを含む一体成形フレームである。
本発明のエレベータの乗りかご装置によれば、ドアパネルと出入口周囲壁部との間の隙間を高精度で且つ容易に所望の状態に実現できる。
乗場側からみたときの乗りかご装置を示す図である。 図1のII−II線に沿う縦断面図である。 図1のIII−III線に沿う縦断面図である。 図1のIV−IV線に沿う縦断面図である。
以下、本発明に係るエレベータの乗りかご装置の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。
図1は、正面側すなわち乗場側からみたときの乗りかご装置を示す図である。エレベータの乗りかご装置1は、かご枠やかご室構成部材の他に、左右一対のドアパネル3a,3bと、駆動機構5と、ドアフレーム7とを少なくとも備えている。なお、本発明の乗りかご装置は、少なくとも一つのドアパネルを備えていればよく、上記左右一対のドアパネルは一例として示されている。
左右一対のドアパネル3a,3bは、かご室への出入口を開閉するものである。かご室は、周知の態様で構成されており、すなわち、床、天井、前壁、左右側壁、後壁等を含むかご室構成部材によって構成されている。そして、かご室構成部材もまた、周知の態様で支持されており、すなわち、下枠、左右一対のたて枠、上枠等を含むかご枠によって支持されている。
駆動機構5は、ドアパネル3a,3bを開閉駆動するものである。駆動機構5は、モータ等の駆動源9と、左右一対の回転体11a,11bと、無端状をなす循環体13と、ドアパネルと同数のドアハンガー15a,15bとを含んでいる。
ドアフレーム7は、ドアパネル3a,3b及び駆動機構5を支持するものである。図2〜図4をも参照して、ドアフレーム7の詳細を説明する。図2、図3及び図4はそれぞれ、図1のII−II線、III−III線及びIV−IV線に沿う縦断面図である。
ドアフレーム7は、支持部分17と、上板部分19とを含んでいる。支持部分17は、ドアフレーム7における上側の部分であって、ドアパネル3a,3b及び駆動機構5を支持している。上板部分19は、ドアフレーム7における下側の部分であって、かご室21への出入口23の上方に位置している。
ドアフレーム7は、支持部分17と上板部分19とを含んだ一体成形フレーム(single-piece frame)である。すなわち、支持部分17と上板部分19とは、相互に別部材として用意され接合されてドアフレームを構成するものではなく、それぞれが一体成形フレームの対応する一部分を占めているものである。よって、本実施の形態のドアフレーム7は、接合部や合わせ面を有してなく、支持部分17と上板部分19との明確な境界も有していない。このような一体成形フレームは、金属製であれば、例えば折り曲げ加工やプレス加工によって得ることができる。ただし、本発明におけるドアフレームは、後から接合工程を必要とない一体品として構成されていれば十分であり、例示した加工法に限定されず如何なる製法を用いて製造されたものであってもよい。
ドアフレーム7における支持部分17には、まず、駆動源9が吊り下げ態様で取り付けられている。より詳細に説明すると、支持部分17の最上部には、乗場側(前方)に向けて水平に延びる部分が形成されており、駆動源9は、その水平に延びる部分の下面にボルト等の締結具によって吊り下げられている。
駆動源9の出力軸は、乗場と逆側(後方)に向けて延びており、その出力軸に第1の回転体11aが取り付けられている。すなわち、第1の回転体11aは、駆動源9と、ドアフレーム7における支持部分17との間に配置されている。
図1に示されているように、第1の回転体11aは、一方の袖壁25aの上方に位置しており、第2の回転体11bは、他方の袖壁25bの上方に位置している。つまり、第1の回転体11aと第2の回転体11bとは、左右方向に大きく離隔している。また、第2の回転体11bは、ドアフレーム7における支持部分17に回動自在に支持されている。これら回転体11a,11bに対して、循環体13が巻き掛けられており、駆動源9の駆動力によって第1の回転体11aが回転されると、循環体13が従動的に駆動され、それによってさらに第2の回転体11bが従動的に回転される。
左右一対のドアハンガー15a,15bは、対応するドアパネル3a,3bと、循環体13とを接続している。より詳細には、一方のドアハンガー15aの上端部は、循環体13のうちの相対的に上側を延びる部分に接続されており、下端部は、一方のドアパネル3aの上端部に接続されている。同様に、他方のドアハンガー15bの上端部は、循環体13のうちの相対的に下側を延びる部分に接続しており、下端部は、他方のドアパネル3bの上端部に接続されている。循環体13が何れの向きに回転循環されても、循環体13のうちの相対的に上側を延びる部分と、下側を延びる部分とは、相互に左右逆方向に進行する。かかる構成によって、左右一対のドアパネル3a,3bは、相互に近づくか或いは相互に離れる方向に移動し、すなわち、開閉動作を行うように駆動される。なお、ドアハンガー15a,15bの循環体13に対する吊り下げ固定は、一例として、適当な固定金27及び締結具29を用いて行われている。
このようにして、駆動機構5は、ドアフレーム7の支持部分17に支持され、ドアパネル3a,3bは、支持部分17に対して開閉可能且つ吊り下げ態様で支持されている。
一方、ドアフレーム7における上板部分19は、左右一対の袖壁25a,25bと共に、前述したかご室構成部材における前壁を構成している。また、袖壁25a,25bの下方には、それら袖壁25a,25bをつなぐようにして左右に延びる敷居31が設けられており、ドアパネル3a,3bは、その下部を、敷居31によって案内支持されている。ドアフレーム7における上板部分19は、左右一対の袖壁25a,25b及び敷居31と協働して、かご室21における出入口23を画定している。
また、ドアフレーム7は、少なくとも上板部分19の上方の部分、すなわち支持部分17の下部に、ドアレール部33を含んでいる。ドアレール部33は、乗場側に向かった凸形状を成している。これに関連し、ドアパネル3a,3bのそれぞれには、少なくとも一つの、本実施の形態では左右一対のハンガーローラ35a,35bと、少なくとも一つの、本実施の形態では左右一対のアップスラストローラ37a,37bとが回転自在に設けられている。ハンガーローラ35a,35b及びアップスラストローラ37a,37bは、上下に整列している。また、ハンガーローラ35a,35b及びアップスラストローラ37a,37bは上下に離隔しており、それらの間をドアレール部33が左右に延びている。ドアレール部33は、側方からみた縦断面において、矩形の突出領域を有しており、それによって、ほぼ平行に延びる上部支持面33a及び下部支持面33bを含んでいる。上部支持面33aは、ハンガーローラ35a,35bを案内支持し、下部支持面33bは、アップスラストローラ37a,37bを案内支持する。
図2〜図4に示されるように、ドアフレーム7は、かご室構成部材である天井39に、適当な締結具41によって固定されている。一例として、本実施の形態では、下部支持面33bが水平面であることを利用し、ドアフレーム7は、下部支持面33bから延びる水平な面に対し、同じく水平に延びる天井39の部分が重ね合わされ、重ねあわされた面同士を締結具41で連結することによって、固定されている。
以上のような本実施の形態に係る乗りかご装置によれば、ドアフレームが、支持部分と上板部分とを含む一体成形フレームであることから、ドアパネルと上板部分との隙間Df(図2、図3参照)を、乗りかご完成時、高精度且つ容易に所望の寸法とすることができる。また、ドアパネル及び駆動機構の支持と、かご室への出入口上方の上板の確保とを、単一の部材で実現できることから、部品点数の減少、及び、それに伴うコスト低減を達成することができる。さらに、上記のように高精度の寸法確保の容易化と、部品点数低減とが相まって、乗りかご装置の据付時間の短縮化を達成することもできるようになった。さらに、ドアフレームにおける支持部分に、乗場側に向かった凸形状のドアレール部を形成した場合には、レール機能部分とフレーム機能部分との位置ずれの恐れや位置合わせの手間がなくなるので、より一層の、高精度寸法確保の容易化、コスト低減、据付時間の短縮化を実現することが可能となる。
また、各ドアパネルに、少なくとも一対の上下に離隔したハンガーローラ及びアップスラストローラが設けられている構成において、ドアフレームのドアレール部を、側方からみた縦断面において、矩形の突出領域を有するように構成すれば、ドアレール部は、ハンガーローラと対面する上面と、アップスラストローラと対面する下面とを具備することができ、すなわち、一体成形フレームの一部でありながら、2種類のローラを支持することができる。
また、ドアフレームが、かご枠ではなく、かご室構成部材の一部である天井に固定されるので、ドアフレームに支持されたドアパネルと、かご室構成部材の別の一部である袖壁との隙間Dw(図2、図3参照)を、高精度で且つ容易に所望の寸法にすることができる。
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。
1 乗りかご装置、3a,3b ドアパネル、5 駆動機構、7 ドアフレーム、17 支持部分、19 上板部分、23 出入口、33 ドアレール部、33a 上部支持面、33b 下部支持面、35a,35b ハンガーローラ、37a,37b アップスラストローラ、39 天井。

Claims (4)

  1. かご室への出入口を開閉する少なくとも一つのドアパネルと、
    前記ドアパネルを開閉駆動する駆動機構と、
    前記ドアパネル及び前記駆動機構を支持するドアフレームと
    を備えたエレベータの乗りかご装置であって、
    前記ドアフレームは、前記ドアパネル及び前記駆動機構を支持している支持部分と、前記出入口の上方に位置する上板部分とを含む一体成形フレームである
    エレベータの乗りかご装置。
  2. 前記支持部分には、乗場側に向かった凸形状のドアレール部が含まれる、請求項1のエレベータの乗りかご装置。
  3. 一つの前記ドアパネルには、少なくとも一対の上下に離隔したハンガーローラ及びアップスラストローラが設けられており、
    ドアレール部は、側方からみた縦断面において、矩形の突出領域を有する、
    請求項2のエレベータの乗りかご装置。
  4. 前記ドアフレームは、前記かご室の天井に固定されている、請求項1乃至3のいずれか一項のエレベータの乗りかご装置。
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