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JP5590720B2 - Cpa付きコネクタ - Google Patents
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Description

本発明は、CPA付きコネクタに関するもので、特に、保持力が安定してCPAがハウジングから外れる恐れのないCPA付きコネクタに関する。
コネクタ同士が嵌合した嵌合部の全体を覆うようにCPA(嵌合位置保障ロック)を被せて取り付け、このCPAを外さない限りコネクタ同士の電気的な接続を解除できないようにしたコネクタは例えば特許文献1で知られている。
特開2004−39367号公報
〈特許文献1記載のコネクタの構成〉
特許文献1記載のコネクタは、コネクタカバー(CPA)を係合位置と非係合位置とにスライド移動可能に固定部材に取り付け、係合位置は固定コネクタに接続した第1コネクタとコネクタカバーとが係合して第1コネクタの抜けを防止する位置であり、非係合位置は第1コネクタの固定コネクタへの接続を行える位置であり、コネクタカバーにカバー係合部を設け、係合位置に達したコネクタカバーのカバー係合部と係合してコネクタカバーを係止する本係合部を固定部材に設け、非係合位置に位置されたコネクタカバーのカバー係合部と係合してコネクタカバーを係止する仮係合部を固定部材に設けるようにしたものである。
〈特許文献1記載のコネクタの長所〉
上記のように構成することで、コネクタカバーを非係合位置に位置させた状態で、第1コネクタを固定コネクタに接続してからコネクタカバーを係合位置にスライド移動させると、コネクタカバーのカバー係合部と固定部材の本係合部とが係合してコネクタカバーが係止されると共に、コネクタカバーは、第1コネクタと係合して第1コネクタの抜けを防止する。したがって、コネクタカバーをスライドさせて第1コネクタの抜けを防止する構造としたので、コネクタカバーのコンパクト化を図ることができる、といった長所を特許文献1記載のコネクタは備えている。
〈特許文献1記載のコネクタの問題点〉
ところが、特許文献1記載のコネクタは、CPAの保持部の安定性に若干の問題があって、電線と電線を接続するコネクタとして考えた場合には不安があった。
〈本発明の目的〉
本発明は上記欠点を解決するためになされたもので、CPAの保持部の安定性を増強して、電線と電線を接続するコネクタとして問題なく使用できるコネクタを提供することを目的としている。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、本願の第1発明は、第1ハウジングと、前記第1ハウジングの内部空間に挿入される第2ハウジングと、前記第2ハウジングに回動可能に取り付けたレバーと、前記第1ハウジングと第2ハウジングが嵌合状態にあるときの前記レバーを覆う位置まで前記第1ハウジングの端部からスライドできるCPAと、を備えたコネクタであって、 前記第1ハウジングの外側の上下両面にそれぞれ2本の平行なレールが前記第2ハウジングの挿入方向と直角な方向に前記第1ハウジングの端部から略中央付近まで形成され、前記レールの一方に、仮係止ロック部と、前記仮係止ロック部から前記CPAがスライドする方向に所定距離をおいて本係止リブとを形成し、
前記CPA側に片持ちアームを形成し、前記片持ちアームの先端側に前記仮係止ロック部および前記本係止リブに係止できる係止ロック部を形成したCPA付きコネクタにおいて前記仮係止ロック部および前記本係止リブはそれぞれ掛かり代K1およびK2を備え、その掛かり代がK1>K2であることを特徴としている。
また、第2発明は、第1発明のCPA付きコネクタにおいて、前記本係止リブには前記CPAのスライド方向に幅が増加するテーパが形成されていることを特徴としている。
第1発明によれば、CPAの折り返し部の先端の係止ロック部をオスハウジングの上下面に対向する側にそれぞれ設け、かつオスハウジングの仮係止ロック部および本係止リブもオスハウジングの上下両面に設けたので、CPAがオスハウジングから外れ落ちることがなくなった。
また、平行な2本のレールの上をCPAがスライドするので、CPAのガタつきと傾きを防止することができ、かつ、これらのレールをオスハウジングの上下面に設けたので、 さらに安定したCPA挿入力と保持力が確保できる。
さらに、CPAの片持ちアーム(アーム部+折り返し部+係止ロック部)を外から見えない位置に設けたので、電線などの引っ掛かりによる破損防止にもなる、といった副次的効果も得られる。
さらに、仮係止時にはガタつきがあってCPAがスライドし易くし、本係止時にはガタつきがなくなるようになる。
第2発明によれば、CPAがスライドし易くなり、操作性が向上したCPA付きコネクタが得られる。
図1はCPA30をオスハウジング10に係止する前の斜視図である。 図2は図1の平面図である。 図3はCPA30がオスハウジング10に仮係止した図で、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は(B)の矩形部分の拡大断面図である。 図4はCPA30がオスハウジング10に本係止を完了した図で、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は(B)の矩形部分の拡大断面図である。 図5は、メスハウジング20に備え付けられた低挿入力用レバー21の形状および動作を説明する図で、(1)はオスハウジング10にメスハウジング20を嵌合する前、(2)は嵌合開始、(3)は嵌合途中、(4)は嵌合完了、(5)は本発明に係るCPA30による本係止完了を示す正面図である。
CPAの保持部の安定性を増強して、電線と電線を接続するハウジングとして問題なく使用できる本発明に係るコネクタについて、図1〜図5を用いて説明する。
〈本発明に係る保持力の安定したCPA付きコネクタの構成〉
図1〜図5において、本発明に係るハウジングは、第1ハウジング(例えば、仮にオスハウジングとする。)10と、このオスハウジング10の内部空間に挿入される第2ハウジング(例えば、仮にメスハウジングとする。)20(図3)と、メスハウジング20に設けた低挿入力用レバー21(図5)を回動してメスハウジング20がオスハウジング10に嵌合した後に低挿入力用レバー21が逆戻りすることを防止するため、低挿入力用レバー21を覆うCPA30と、から成っている。
そして、本発明に掛かるCPA付きコネクタの構成に関しては、特に、オスハウジング10とオスハウジング10に係止するCPA30とが関係している。そこでこれらについて、以下に説明する。
〈オスハウジング10〉
オスハウジング10には従来製品と同じく内部に大きな内部空間10Hがあり、この内部空間10H内にメスハウジング20が収容される。また、オスハウジング10の外側には、本発明に係る2本のレール10R1、10R2がオスハウジング10の挿入方向と直角な方向にオスハウジング10の端から略中央付近までオスハウジング10の上部に互いに平行に形成されている。
また、これら2本のレール10R1、10R2はオスハウジング10の上部だけではなくて、下部にも同じように形成されている。2本のレール10R1とレール10R2はそれぞれ次のように形成されている。ここで、レール10R1は、オスハウジング10の上部および下部において、メスハウジング20の挿入側から遠い方のレールを指し、レール10R2は挿入側に近いレールを指している。
《レール10R1の形状》
レール10R1には、メスハウジング20の挿入される側に面する側面の端部に次のような仮係止ロック部10Kと、その仮係止ロック部10Kからスライドする方向に所定距離をおいて次のような本係止リブ10Lと、が形成されている。
《仮係止ロック部10K》
仮係止ロック部10Kは、CPA30がオスハウジング10上を端部から中央方向にスライドしてCPA30がオスハウジング10に組み付けられたとき仮係止状態にするための突起で、レール10R1の端部に設けられる。CPA30の片持ちアーム30Lの係止ロック部L3(図3(C))がこの仮係止ロック部10Kに係止して、CPA30がオスハウジング10から後退しないようになる。仮係止ロック部10Kの突起は寸法がK1(図3(C))の掛かり代を持っている。このときのガタつきG1は図3(C)となる。
《本係止リブ10L》
本係止リブ10Lは、CPA30がオスハウジング10上を仮係止状態の位置から本係止の位置にスライドするまでの間に設けられるリブで、本係止リブ10L(図3(C))にはテーパが形成されており、リブの立ち上がり部位で掛かり代は小さく、CPA30がスライドする方向に徐々に掛かり代が増加し、リブが端部で立ち下がる本係止位置で掛かり代が最高のK2(図4(C))になる。このように、掛かり代をK1>K2とすることで、仮係止時にはガタつきはG1(図3(C))であってCPA30がスライドし易くし、本係止時にはガタつきG2(図4(C))は掛かり代K2が小さい分弾性力が大きくなり、ガタつきはG1>G2≒0となる。
《レール10R2の形状》
レール10R2は,真っ直ぐなレールで、CPA30のそれ以上のスライドを阻止するため挿入方向先端部にストッパ突起10Sが形成されている。
〈メスハウジング20〉
メスハウジング20は、従来製品と同じく、オスハウジング側の端子に接続されるメスハウジング側の端子を内部に多数備えており、かつ公知の低挿入力用レバー21を外側に回動可能に備えている。
《低挿入力用レバー21》
低挿入力用レバー21自体は公知であるので、詳細な説明は割愛し動作について簡単に説明しておく。図5は低挿入力用レバー21の動作を説明する図で、(1)はオスハウジング10にメスハウジング20を嵌合する前、(2)は嵌合開始、(3)は嵌合途中、(4)は嵌合完了、(5)は嵌合完了後におけるCPA30による本係止完了を示す各正面図である。
図5(1)で、オスハウジング10とメスハウジング20とはまだ分離しており、メスハウジング20の挿入方向反対側に取り付けられている低挿入力用レバー21は、操作されずに、上がったままである。
図5(2)で、オスハウジング10にメスハウジング20が嵌合開始する。このとき、低挿入力用レバー21はまだ上がったままであるが、低挿入力用レバー21の先端の係止部がオスハウジング10の被係止部と係合している。
図5(3)で、低挿入力用レバー21を下げると、低挿入力用レバー21は2本のピンP1、P2を中心に回動し、低挿入力用レバー21の先端の係止部がテコの原理で逆方向に持ち上がり、オスハウジング10の被係止部も持ち上がるので、その結果、オスハウジング10とメスハウジング20は互に接近する。
図5(4)で、低挿入力用レバー21を下げ終わると、オスハウジング10とメスハウジング20は完全嵌合する。このように、低挿入力用レバー21を用いることで小さな力でオスハウジング10とメスハウジング20の嵌合を行うことができる。
なお、何かの拍子に低挿入力用レバー21が持ち上がることがないように、図5(5)のように、それまで仮係止状態にあったCPA30をスライドさせて、低挿入力用レバー21をCPA30で覆っている。
特許文献1記載のコネクタでは、このCPAがハウジングから外れる恐れがあった。その理由は、CPAのロックが一箇所しかないからである。
本発明ではCPAとオスハウジングに改良を加えて、CPAがハウジングから外れないようにしている。以下、本発明に係るCPA30とオスハウジングの説明に移る。
〈CPA30〉
CPA30(図1)は、L字状をした上下2つのL字状アーム30Aとこれらを連結する連結部30Rとから成っている。一方のL字状アーム30Aはメスハウジング20の1側面をスライドし、他方のL字状アーム30Aはメスハウジング20の反対側の側面をスライドする。2つのL字状アーム30Aは互いに面対称の関係にあり、形状・構造・機能は基本的に同じである。したがって、片方のL字状アーム30Aだけの説明をする。CPA30のL字状アーム30Aは次のような構造を有している。
《L字状アーム30A》
L字状アーム30Aの裏側(オスハウジング10に対向する側)には、図3(C)のように、基部30Bと、基部30Bの端面縁部から延設した片持ちアーム30Lと、端部リブ30Eとが形成されている。
基部30Bと片持ちアーム30Lとの間にレール10R2が入り込み、レール10R1とレール10R2の間に次ぎに述べる片持ちアーム30Lが入り込み、片持ちアーム30Lと端部リブ30Eとの間にレール10R1が入り込むように形成されている。
《片持ちアーム30L》
片持ちアーム30Lは、基部30Bの端面縁部からレール10R2の幅だけあけて基部30Bの縁部に沿って平行に延びるアーム部L1と、アーム部L1の先端にレール10R1側に向けて折り返す折り返し部L2と、折り返し部L2の先端にスライド方向の斜めに向く係止ロック部L3と、を備えて成る。
片持ちアーム30Lのアーム部L1と折り返し部L2とは、レール10R1とレール10R2の間を接触することなく移動できるが、折り返し部L2の先端の係止ロック部L3は、レール10R1に形成された仮係止ロック部10Kの掛かり代K1と本係止リブ10Lの掛かり代K2に接触して、弾性でこれらを乗り越えて移動することができる。
〈本発明に係るCPA30の係止動作〉
次ぎに、本発明に係るCPA30の係止動作について、図1〜図4を用いて説明する。
図1はCPA30をオスハウジング10に係止する前の斜視図、図2は図1の平面図、図3はCPA30がオスハウジング10に仮係止した図で、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は(B)の矩形部分の拡大断面図、図4はCPA30がオスハウジング10に本係止を完了した図で、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は(B)の矩形部分の拡大断面図である。
図1および図2で、オスハウジング10の内部空間にはメスハウジング20はまだ嵌合していない。したがって、CPA30とオスハウジング10とはまだ分離している。
図3で、オスハウジング10の内部空間にメスハウジング20が完全嵌合している。このとき、低挿入力用レバー21(図5(4)参照)も既にメスハウジング20の上に下がっている(オスハウジング10とメスハウジング20の嵌合状態を見易くするため、低挿入力用レバー21は図示省略している。)。したがって、CPA30はオスハウジング10の端部からスライドし、CPA30の折り返し部L2の先端の係止ロック部L3が、レール10R1に形成された仮係止ロック部10Kに仮係止している。CPA30の係止ロック部L3およびレール10R1に形成された仮係止ロック部10Kはオスハウジング10の上下面においてそれぞれ係止しているので、CPA30がオスハウジング10から外れ落ちることは有り得ない(これに対して、特許文献1記載のハウジングは係止部分が片方にしかないので、外れ落ち易いものと推測できる。)。また、仮係止時の掛かり代はK1としてある。
図4で、CPA30はオスハウジング10上をスライド完了している。このとき、CPA30の折り返し部L2の先端の係止ロック部L3は、レール10R1に形成された本係止リブ10Lのテーパを乗り越えて本係止している。このとき掛かり代は最高のK2になる。このように、掛かり代をK1>K2とすることで、仮係止時にはガタつきG1があってCPA30がスライドし易くし、本係止時にはガタつきG2(G1>G2≒0)としてガタつきがなくなるように規制している。
また、本係止リブ10Lはオスハウジング10の上下面においてそれぞれ形成されているので、本係止時においてもCPA30がオスハウジング10から外れ落ちることは有り得ない(これに対して、特許文献1記載のハウジングは係止部分が片方にしかないので、外れ落ち易いものと推測できる。)。
〈本発明に係る発明の効果〉
以上のように、本発明によれば、CPAの折り返し部の先端の係止ロック部をオスハウジングの上下面に対向する側にそれぞれ設け、かつオスハウジングの仮係止ロック部および本係止リブもオスハウジングの上下両面に設けたので、CPAがオスハウジングから外れ落ちることがなくなった。
また、平行な2本のレールの上をCPAがスライドするので、CPAのガタつきと傾きを防止することができ、かつ、これらのレールをオスハウジングの上下面に設けたので、さらに安定したCPA挿入力と保持力が確保できる。
さらに、CPAの片持ちアーム(アーム部+折り返し部+係止ロック部)を外から見えない位置に設けたので、電線などの引っ掛かりによる破損防止にもなる、といった副次的効果も得られる。
10 第1ハウジング(オスハウジング)
10H 内部空間
10K 仮係止ロック部
10L 本係止リブ
10R1、10R2 レール
10S ストッパ突起
20 第2ハウジング(メスハウジング)
21 低挿入力用レバー
P1、P2 ピン
30 CPA(嵌合位置保障ロック)
30A L字状アーム
30B 基部
30E 端部リブ
30L 片持ちアーム
30R 連結部
K1、K2 掛かり代
G1、G2 ガタつき
L1 アーム部
L2 折り返し部
L3 係止ロック部

Claims (2)

  1. 第1ハウジングと、前記第1ハウジングの内部空間に挿入される第2ハウジングと、前記第2ハウジングに回動可能に取り付けたレバーと、前記第1ハウジングと第2ハウジングが嵌合状態にあるときの前記レバーを覆う位置まで前記第1ハウジングの端部からスライドできるCPAと、を備えたコネクタであって、
    前記第1ハウジングの外側の上下両面にそれぞれ2本の平行なレールが前記第2ハウジングの挿入方向と直角な方向に前記第1ハウジングの端部から略中央付近まで形成され、
    前記レールの一方に、仮係止ロック部と、前記仮係止ロック部から前記CPAがスライドする方向に所定距離をおいて本係止リブとを形成し、
    前記CPA側に片持ちアームを形成し、前記片持ちアームの先端側に前記仮係止ロック部および前記本係止リブに係止できる係止ロック部を形成したCPA付きコネクタにおいて
    前記仮係止ロック部および前記本係止リブはそれぞれ掛かり代K1およびK2を備え、その掛かり代がK1>K2であることを特徴とするCPA付きコネクタ。
  2. 前記本係止リブには前記CPAのスライド方向に幅が増加するテーパが形成されていることを特徴とする請求項1記載のCPA付きコネクタ。
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