JP5593283B2 - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents
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Description
本構造において、ビット密度を向上させるためには、積層数を増やすか、半導体ピラーの密度を高める必要がある。後者の手法においてはMONOSセルを構成するトンネル絶縁層、電荷蓄積層、ブロック絶縁層の薄膜化が重要になる。
しかしMONOS型メモリで単純にトンネル絶縁層の薄膜化を図るとトンネル電流による書き込みは容易となるがデータ保持ができなくなるおそれがある。そのため、トンネル絶縁層をエアギャップとする技術が提案されている。
しかしながら、3次元積層メモリにおいて、トンネル絶縁層を単純にエアギャップとすれば、半導体ピラーのたわみ等の変形により電荷蓄積層と半導体ピラーとが接触し、書き込み特性などに対する信頼性が低下するおそれがある。
[第1の実施形態]
半導体記憶装置1には、データを記憶するメモリセルが形成されたメモリ領域と、メモリ領域のメモリセルを駆動する周辺回路が形成された周辺回路領域とが設けられる。この場合、周辺回路領域については既知の技術を適用することができるので周辺回路領域についての例示は省略し、ここではメモリ領域についての例示をする。
また、図1(a)中におけるX方向、Y方向、Z方向は互いに直交する方向を表し、X方向及びY方向は基板2の主面に平行な方向、Z方向は基板2の主面に直交する方向(積層方向)としている。
図1(a)に示すように、半導体記憶装置1のメモリ領域には基板2が設けられている。基板2は、例えば、単結晶のシリコンを用いて形成されたものとすることができる。
基板2上には、絶縁層3、バックゲート電極4、積層体MLが設けられている。絶縁層3は、例えば、シリコン酸化物を用いて形成されたものとすることができる。バックゲート電極4は、例えば、ボロンがドープされた多結晶シリコンを用いて形成されたものとすることができる。積層体MLは、積層して設けられた複数のゲート電極6と、ゲート電極6の間に設けられた絶縁膜5と、を有したものとすることができる。絶縁膜5は、例えば、シリコン酸化物を用いて形成されたものとすることができる。ゲート電極6は、例えば、ボロンがドープされた非晶質シリコンを用いて形成されたものとすることができる。なお、図1(a)においては、一例として、ゲート電極6を5層に積層し、最上層をセレクトゲート電極6aとする場合を例示したが、積層数はこれに限定されるわけではない。例えば、ゲート電極6が10層以上に積層されたものとすることもできる。
貫通孔7及び凹部4aの内面上には、ブロック絶縁層21が設けられている。ブロック絶縁層21は、半導体記憶装置1の駆動電圧の範囲内で電圧が印加されても実質的に電流を流さない層であり、例えば、シリコン酸化物を用いて形成されたものとすることができる。
電荷蓄積層22の内側にはトンネル絶縁層として機能する空隙23(エアギャップ)が設けられている。空隙23は、通常は絶縁性であるが、半導体記憶装置1の駆動電圧の範囲内にある所定の電圧が印加されるとトンネル電流を流す。トンネル絶縁層として機能する空隙23を設けるようにすれば、電界を集中させやすくすることができるので、書き込み特性や消去特性、特に消去特性を向上させることができる。
すなわち、積層体MLを貫く半導体ピラー26と、半導体ピラー26とゲート電極6との間に空隙23を介して設けられた電荷蓄積層22と、電荷蓄積層22とゲート電極6との間に設けられたブロック絶縁層21と、が設けられている。
接続部材27は、凹部4a内をY方向に延びる中空の柱状を呈しており、例えば、接続部材27の形状を筒状とすることができる。
そして、Y方向において隣り合う2本の半導体ピラー26は、接続部材27によって相互に接続されている。
半導体ピラー26、接続部材27は、例えば、ポリシリコンを用いて形成されたものとすることができる。
接続部材27によって相互に接続された2本の半導体ピラー26のうちの一方はソース/ドレイン領域部8を介して図示しないソース線に接続され、他方はソース/ドレイン領域部8を介して図示しないビット線に接続されている。このような構成により、ゲート電極6と半導体ピラー26との間に電荷蓄積層22が配置され、ゲート電極6と半導体ピラー26との交差部分毎にメモリセル24が構成される。すなわち、メモリセル24が積層方向に複数構成される。
接続部材27によって相互に接続された2本の半導体ピラー26の間には、Y方向においてゲート電極6を分離する分離溝10が設けられている。分離溝10の内部は埋め込みが行われておらず、空隙(エアギャップ)となっている。すなわち、積層された複数のメモリセル24の隣り合うゲート電極6間に空隙(埋め込みの行われていない分離溝10)が形成されている。分離溝10の内部の埋め込みが行われないようにすれば、Y方向に隣接するメモリセル24間の電気的な干渉を抑制することができる。
分離溝10の上端の開口は、絶縁膜9aにより塞がれている。絶縁膜9aは、例えば、シリコン酸化物を用いて形成されたものとすることができる。
例えば、2本の半導体ピラー26が接続部材27によって相互に接続された構造(以下、U字型チャネル構造と称する)において、トンネル絶縁膜を単純に空隙23に置き換えるとU字型のチャネルでは上部でしかチャネルを保持できなくなる。そのため、製造時などにおいて蓄積された電荷によるクーロン引力などが働くと、U字型のチャネルが簡単に動いてしまい空隙23の幅寸法(エアギャップ幅)を一定に保つことが困難となる。そして、空隙23の幅寸法がばらついたり、電荷蓄積層22と半導体ピラー26とが接触したりすれば信頼性が低下することになる。また、このことは、微細化が進むほど顕著となるおそれがある。
この場合、図1(a)に示すように、電荷蓄積層22と半導体ピラー26との間であって、積層方向において絶縁膜5が設けられた位置毎に、電荷蓄積層22と半導体ピラー26との間の距離を保つ支持部11を設けるようにすることができる。すなわち、積層された各メモリセル24毎に、電荷蓄積層22と半導体ピラー26との間の距離を保つ支持部11を設けるようにすることができる。
支持部11は、例えば、シリコン酸化物を用いて形成されたものとすることができる。
本実施の形態においても周辺回路領域についての例示は省略し、メモリ領域についての例示をする。
図2は、第2の実施形態に係る半導体記憶装置を例示する模式断面図である。なお、図2(a)はメモリストリングス部分を例示する模式断面図、図2(b)は図2(a)におけるB−B矢視断面図である。
また、図2(a)中におけるX方向、Y方向、Z方向は互いに直交する方向を表し、X方向及びY方向は基板2の主面に平行な方向、Z方向は基板2の主面に直交する方向(積層方向)としている。
貫通孔7及び凹部4aの内面上には、ブロック絶縁層21、電荷蓄積層22が積層するようにして設けられている。
そして、空隙23の内側には半導体ピラー26、接続部材27が設けられている。
すなわち、積層体MLを貫く半導体ピラー26と、半導体ピラー26とゲート電極6との間に空隙23を介して設けられた電荷蓄積層22と、電荷蓄積層22とゲート電極6との間に設けられたブロック絶縁層21と、が設けられている。
また、半導体ピラー26の上端部には、砒素がイオン注入されたソース/ドレイン領域部8が設けられている。
セレクトゲート電極6bの上には、絶縁膜9が設けられている。
分離溝10aの上端の開口は、絶縁膜9aにより塞がれている。
本実施の形態に係る空隙23、空隙23b、空隙となっている分離溝10aは、前述した空隙23、空隙23a、空隙となっている分離溝10とそれぞれ同様の作用効果を奏する。
この場合、図2(a)に示すように、電荷蓄積層22と半導体ピラー26との間であって、積層方向において絶縁膜5が設けられた位置毎に、電荷蓄積層22と半導体ピラー26との間の距離を保つ支持部11aを設けるようにすることができる。すなわち、積層された各メモリセル24毎に、電荷蓄積層22と半導体ピラー26との間の距離を保つ支持部11aを設けるようにすることができる。
また、半導体ピラー26の上端または下端に支持部11aがさらに設けられるようにすることができる。
支持部11aは、例えば、シリコン酸化物を用いて形成されたものとすることができる。
本実施の形態においても周辺回路領域についての例示は省略し、メモリ領域についての例示をする。
図3は、第3の実施形態に係る半導体記憶装置を例示する模式断面図である。なお、図3(a)はメモリストリングス部分を例示する模式断面図、図3(b)は図3(a)におけるC−C矢視断面図である。
また、図3(a)中におけるX方向、Y方向、Z方向は互いに直交する方向を表し、X方向及びY方向は基板2の主面に平行な方向、Z方向は基板2の主面に直交する方向(積層方向)としている。
貫通孔7及び凹部4aの内面上には、半導体ピラー26a、接続部材27aが設けられている。半導体ピラー26a、接続部材27aの内部にはシリコン酸化膜313が埋め込まれている。
本実施の形態においても、電荷蓄積層22の内側にトンネル絶縁層として機能する空隙23(エアギャップ)が設けられている。
すなわち、積層体MLaを貫く半導体ピラー26aと、半導体ピラー26aとゲート電極6との間に空隙23を介して設けられた電荷蓄積層22と、電荷蓄積層22とゲート電極6との間に設けられたブロック絶縁層21と、が設けられている。
また、半導体ピラー26aの上端部には、砒素がイオン注入されたソース/ドレイン領域部8が設けられている。
セレクトゲート電極6cの上には、絶縁膜9が設けられている。
分離溝10bの上端の開口は、絶縁膜19により塞がれている。絶縁膜19は、例えば、シリコン酸化物を用いて形成されたものとすることができる。
本実施の形態に係る空隙23、空隙23c、空隙となっている分離溝10bは、前述した空隙23、空隙23a、空隙となっている分離溝10とそれぞれ同様の作用効果を奏する。
ただし、本実施の形態においては、絶縁膜15のY方向の一端を半導体ピラー26aに接続することで空隙23の幅寸法を一定に保つようにしている。すなわち、絶縁膜15と支持部11bとが一体に設けられることで、絶縁膜15に支持部11bの機能を併せ持たせるようにしている。なお、絶縁膜15のY方向の一端に別途支持部11bが設けられるようにすることもできる。
この場合、図3(a)に示すように、電荷蓄積層22と半導体ピラー26aとの間であって、積層方向において絶縁膜15が設けられた位置毎に、電荷蓄積層22と半導体ピラー26aとの間の距離を保つ支持部11bが設けられていることになる。すなわち、積層された各メモリセル24毎に、電荷蓄積層22と半導体ピラー26aとの間の距離を保つ支持部11bが設けられていることになる。
支持部11bでもある絶縁膜15は、例えば、シリコン酸化物を用いて形成されたものとすることができる。
次に、第4の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について例示する。
以下に例示をする半導体記憶装置の製造方法は、前述した半導体記憶装置1を製造する場合を例示するものである。
また、本実施の形態に係る半導体記憶装置の製造方法は、絶縁膜5となるシリコン酸化膜105、ゲート電極6となるボロンドープ非晶質シリコン膜106、空隙23を形成するためのシリコン窒化膜107(第1の犠牲膜の一例に相当する)を積層し、一括加工する場合を例示するものである。
図5は、図4に続く模式工程断面図である。図5(a)は図4(c)に続く模式工程断面図、図5(b)は図5(a)におけるA−A矢視断面図、図5(c)は図5(a)に続く模式工程断面図、図5(d)は図5(c)におけるA−A矢視断面図である。
図6は、図5に続く模式工程断面図である。図6(a)は図5(c)に続く模式工程断面図、図6(b)は図6(a)におけるA−A矢視断面図、図6(c)は図6(a)に続く模式工程断面図、図6(d)は図6(c)におけるA−A矢視断面図である。
図7は、図6に続く模式工程断面図である。図7(a)は図6(c)に続く模式工程断面図、図7(b)は図7(a)におけるA−A矢視断面図である。
次に、図4(a)に示すように、基板2上のメモリ領域に絶縁層3、バックゲート電極4を形成する。絶縁層3は、例えば、厚みが25nm程度のシリコン酸化膜を用いて形成するものとすることができる。バックゲート電極4は、例えば、厚みが100nm程度のボロンドープ多結晶シリコン膜を用いて形成するものとすることができる。この場合、絶縁層3、バックゲート電極4は既知の成膜法、リソグラフィ法、反応性イオンエッチング法などを用いて形成するものとすることができる。
その後、バックゲート電極4の上方全面に絶縁膜5となるシリコン酸化膜105を30nm程度、ゲート電極6となるボロンドープ非晶質シリコン膜106を40nm程度、犠牲膜となるシリコン窒化膜107を30nm程度積層させる。
すなわち、複数のゲート電極6となるボロンドープ非晶質シリコン膜106と、複数の絶縁膜5となるシリコン酸化膜105と、複数の犠牲膜となるシリコン窒化膜107と、を積層して積層体MLを形成する。
すなわち、貫通孔7の内壁から順にブロック絶縁層21となるアルミナ膜109と、電荷蓄積層22となるシリコン窒化膜110と、犠牲膜111と、半導体ピラー26と、を形成する。
この際、犠牲膜であるシリコン窒化膜107を除去したスペースには犠牲膜111は埋め込まれるが、半導体ピラー26となるボロンドープ多結晶シリコンは埋め込まれないようにする。
また、中空状の半導体ピラー26(例えば、円筒状の半導体ピラー26)が形成されるようにボロンドープ多結晶シリコンを埋め込むようにすることができる。
また、中空状の半導体ピラー26が形成されるようにすれば、ゲート電極6で制御する半導体ピラー26の肉厚がZ方向に積層されたメモリセル24間で等しくなるので、しきい値電圧(Vth)のばらつきを抑制することができる。
この様にして、支持部11、ブロック絶縁層21、電荷蓄積層22、空隙23を形成するようにすることができる。
本実施の形態においては、空隙23の所定の位置に支持部11が設けられることになるので、空隙23の幅寸法を一定に保つことができる。そのため、トンネル電流特性を一定に保つことが可能となる。
そして、プラズマCVD法を用いてシリコン酸化膜を絶縁膜9の全面に形成し、分離溝10、溝30の開口部分を塞ぐ。この場合、プラズマCVD法において使用されるガスは、例えば、SiH4およびN2Oとすることができる。
プラズマCVD法を用いるものとすれば、Y方向において隣り合うゲート電極6間が完全には埋め込まれず空隙が形成されるので、ゲート電極6間の寄生容量を抑制することができる。
以上のようにすれば、半導体記憶装置1を製造することができる。
次に、第5の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について例示する。
以下に例示をする半導体記憶装置の製造方法は、前述した半導体記憶装置1aを製造する場合を例示するものである。
また、本実施の形態に係る半導体記憶装置の製造方法は、積層されたメモリセルを形成するために絶縁膜5となるシリコン酸化膜と犠牲膜であるシリコン窒化膜とを交互に積層し、セレクトゲート電極6bとなる部分に予め犠牲膜としてのシリコン窒化膜を埋め込んでおくことで任意のゲート長を有するセレクトゲート電極6bを形成する場合である。
図9は、図8に続く模式工程断面図である。図9(a)は図8(c)に続く模式工程断面図、図9(b)は図9(a)におけるB−B矢視断面図、図9(c)は図9(a)に続く模式工程断面図、図9(d)は図9(c)におけるB−B矢視断面図である。
図10は、図9に続く模式工程断面図である。図10(a)は図9(c)に続く模式工程断面図、図10(b)は図10(a)におけるB−B矢視断面図、図10(c)は図10(a)に続く模式工程断面図、図10(d)は図10(c)におけるB−B矢視断面図である。
次に、図8(a)に示すように、基板2上のメモリ領域に絶縁層3、バックゲート電極4を形成する。絶縁層3は、例えば、厚みが20nm程度のシリコン酸化膜を用いて形成するものとすることができる。バックゲート電極4は、例えば、厚みが100nm程度のリンドープ多結晶シリコン膜を用いて形成するものとすることができる。この場合、絶縁層3、バックゲート電極4は既知の成膜法、リソグラフィ法、反応性イオンエッチング法などを用いて形成するものとすることができる。
その後、バックゲート電極4の上方全面に絶縁膜5となるシリコン酸化膜205を30nm程度、犠牲膜206(第3の犠牲膜の一例に相当する)となるシリコン窒化膜を50nm程度、犠牲膜207(第4の犠牲膜の一例に相当する)となる非晶質シリコン膜を30nm程度積層させる。すなわち、複数の絶縁膜5となるシリコン酸化膜205と、複数の犠牲膜206と、複数の犠牲膜207と、を積層して積層体を形成する。この場合、犠牲膜206は5層形成され、犠牲膜206間にはシリコン酸化膜205または犠牲膜207が形成される。また、シリコン酸化膜205と犠牲膜207とが交互に形成される。これらの膜はプラズマCVD(plasma-enhanced chemical vapor deposition)法により形成するようにすることができる。
続いて、シリコン酸化膜210及びリンドープ多結晶シリコン膜209の端部を反応性イオンエッチング法を用いて後退させ、後退させた部分に多結晶シリコン膜211を埋め込む。そして、既知のリソグラフィ法及びイオン注入法を用いて埋め込まれた多結晶シリコン膜211に砒素をイオン注入してソース/ドレイン領域部8を形成する。
その後、最上層のシリコン酸化膜205の全面にCVD法を用いて図示しないカーボン膜を形成し、既知のリソグラフィ法及び反応性イオンエッチング法を用いて積層体の積層方向に延びる分離溝10aを形成する。
この様にして、絶縁膜5、ゲート電極6、セレクトゲート電極6a、絶縁膜9、ブロック絶縁層21、電荷蓄積層22が形成される。
プラズマCVD法を用いるものとすれば、Y方向において隣り合うゲート電極6間が完全には埋め込まれず空隙が形成されるので、ゲート電極6間の寄生容量を抑制することができる。
以上のようにすれば、半導体記憶装置1aを製造することができる。
また、空隙23の所定の位置に支持部11aが設けられることになるので、空隙23の幅寸法を一定に保つことができる。そのため、トンネル電流特性を一定に保つことが可能となる。
この様に、本実施の形態に係る半導体記憶装置の製造方法によれば、多様なメタル電極材料の利用が可能となるという利点もある。
なお、ゲート電極6の積層数は例示をしたものに限定されるわけではなく、例えば、ゲート電極6が10層以上に積層されたものとすることもできる。
また、本実施の形態に係る半導体記憶装置の製造方法によれば、より高いビット密度をより少ない積層数、すなわちより低い立体構造で実現することが可能となる。そのため、インテグレーションに大きな負担をかけることなく更に高ビット密度の半導体記憶装置を提供することが可能となる。そして、本実施の形態に係る半導体記憶装置の製造方法によれば、今後も半導体記憶装置の継続的な集積度向上をはかることができるようになるため、様々な応用分野に適用できる半導体記憶装置が製造可能となる。
次に、第6の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について例示する。
以下に例示をする半導体記憶装置の製造方法は、前述した半導体記憶装置1bを製造する場合を例示するものである。
また、前述した半導体記憶装置の製造方法では、半導体ピラーを支える支持部11、11a、すなわち、空隙の幅寸法を一定に保つ支持部11、11aを各メモリセルに対してその上端側と下端側とに交互に設けるようにしている。これに対して、本実施の形態に係る半導体記憶装置の製造方法では、支持部11bを各メモリセルに対してその上端側または下端側の一方に設けるようにしている。
図12は、図11に続く模式工程断面図である。図12(a)は図11(c)に続く模式工程断面図、図12(b)は図12(a)におけるC−C矢視断面図、図12(c)は図12(a)に続く模式工程断面図、図12(d)は図12(c)におけるC−C矢視断面図である。
図13は、図12に続く模式工程断面図である。図13(a)は図12(c)に続く模式工程断面図、図13(b)は図13(a)におけるC−C矢視断面図、図13(c)は図13(a)に続く模式工程断面図、図13(d)は図13(c)におけるC−C矢視断面図である。
次に、図11(a)に示すように、基板2上のメモリ領域に絶縁層3、バックゲート電極4を形成する。絶縁層3は、例えば、厚みが18nm程度のシリコン酸化膜を用いて形成するものとすることができる。バックゲート電極4は、例えば、厚みが150nm程度のボロンドープ多結晶シリコン膜を用いて形成するものとすることができる。この場合、絶縁層3、バックゲート電極4は既知の成膜法、リソグラフィ法、反応性イオンエッチング法などを用いて形成するものとすることができる。
その後、スパッタ法を用いて、バックゲート電極4の上方全面に絶縁膜15となるシリコン酸化膜305を50nm程度、犠牲膜となるチタン膜306(第7の犠牲膜の一例に相当する)を50nm程度、犠牲膜となる窒化チタン膜307(第6の犠牲膜の一例に相当する)を20nm程度それぞれ積層するようにして形成する。更に、プラズマCVD法を用いて、絶縁膜15となるシリコン酸化膜308を30nm程度積層するようにして形成する。そして、チタン膜306、窒化チタン膜307、シリコン酸化膜308を1組として計4組を積層するようにして形成する。更に、セレクトゲート電極6cとなるボロンドープ非晶質シリコン膜309を100nm程度、絶縁膜9となるシリコン酸化膜310を50nm程度積層する。すなわち、複数の絶縁膜15となるシリコン酸化膜308、複数の犠牲膜となるチタン膜306、複数の犠牲膜となる窒化チタン膜307などを積層して積層体を形成する。
本実施の形態においては、MONOS構造をメモリプラグホール内に埋め込むため、半導体ピラー26aの断面寸法を小さくすることができる。そのため、よりビット密度の高いメモリセル配置が可能となるとともに、トンネル絶縁層として機能する空隙23の曲率半径を小さくして電界集中を高めることができる。その結果、書き込み特性、消去特性の優れたメモリセル24を実現することが可能となる。
次に、NF3を用いたエッチングを行うことでボロンドープ多結晶シリコン膜317をエッチバックして、メモリセル毎に積層されているボロンドープ多結晶シリコン膜317を分割する。
次に、プラズマCVD法を用いて、絶縁膜19となるシリコン酸化膜318を形成し、分離溝10bの開口部分を塞ぐとともに、ボロンドープ多結晶シリコン膜317(ゲート電極6)間に空隙23c(エアギャップ)を形成する。
本実施の形態においては、空隙23の所定の位置に支持部11bの機能を併せ持つ絶縁膜15が設けられることになるので、空隙23の幅寸法を一定に保つことができる。そのため、トンネル電流特性を一定に保つことが可能となる。
以上のようにすれば、半導体記憶装置1bを製造することができる。
なお、膜構成及び膜の形成方法、MONOS膜の構成、加工方法などは例示をしたものに限定されるわけではない。例示をしたもの以外の方法、例えば、レーザーアニール法、あるいはNi触媒法で結晶化させた多結晶シリコン、単結晶シリコン、または、ゲルマニウムなどの異種元素を含む半導体などを半導体ピラー26aの形成に用いることも可能である。また、MONOS膜におけるブロック絶縁層21としてはONO膜以外にもシリコン酸化膜、Al2O3、HfO2、La2O3、Pr2O3、Y2O3、ZrO2などの金属酸化膜、あるいはこれら金属酸化膜を複数種組み合わせた膜を用いることも可能である。ゲート電極6としても、単純にボロンドープト多結晶シリコン膜317を用いる以外に、CVD法によりボロンドープ多結晶シリコン膜317をコバルト、チタン、ニッケル等を用いてシリサイド化したり、WF6を用いてタングステンと置換することでタングステン電極としたりすることも可能である。また、ゲート電極6の積層数は例示をしたものに限定されるわけではなく、例えば、例示をした場合よりも多層(例えば、10層以上)とすることもできる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
Claims (6)
- 積層して設けられた複数のゲート電極と、前記ゲート電極の間に設けられた絶縁膜と、を有した積層体と、
前記積層体を貫く半導体ピラーと、
前記半導体ピラーと前記ゲート電極との間に空隙を介して設けられた電荷蓄積層と、
前記電荷蓄積層と前記ゲート電極との間に設けられたブロック絶縁層と、
を有したメモリセルを積層方向に複数備え、
前記複数の各メモリセル毎に、前記電荷蓄積層と前記半導体ピラーとの間の距離を保つ支持部が設けられ、
前記半導体ピラーの上端または下端に前記支持部がさらに設けられたことを特徴とする半導体記憶装置。 - 積層して設けられた複数のゲート電極と、前記ゲート電極の間に設けられた絶縁膜と、を有した積層体と、
前記積層体を貫く半導体ピラーと、
前記半導体ピラーと前記ゲート電極との間に空隙を介して設けられた電荷蓄積層と、
前記電荷蓄積層と前記ゲート電極との間に設けられたブロック絶縁層と、
を有したメモリセルを積層方向に複数備え、
前記複数の各メモリセル毎に、前記電荷蓄積層と前記半導体ピラーとの間の距離を保つ支持部が設けられ、
前記複数のメモリセルの隣り合うゲート電極間に空隙が形成されていることを特徴とする半導体記憶装置。 - 前記複数のメモリセルの隣り合うゲート電極間に空隙が形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
- 複数のゲート電極となる膜と、複数の絶縁膜と、複数の第1の犠牲膜と、を積層して積層体を形成する工程と、
前記積層体の積層方向に延びる分離溝を形成する工程と、
前記積層体の積層方向に延びる複数の貫通孔を形成する工程と、
前記貫通孔を介して前記第1の犠牲膜を選択的に除去する工程と、
前記貫通孔の内壁から順にブロック絶縁層となる膜と、電荷蓄積層となる膜と、第2の犠牲膜と、半導体ピラーと、を形成する工程と、
前記分離溝を介して前記第2の犠牲膜を選択的に除去する工程と、
を備え、
前記第2の犠牲膜を選択的に除去する工程において、前記第2の犠牲膜の一部を除去することで、積層方向において前記絶縁膜が設けられた位置毎に、前記電荷蓄積層となる膜と前記半導体ピラーとの間の距離を保つ支持部が形成されることを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。 - 複数の絶縁膜と、複数の第3の犠牲膜と、複数の第4の犠牲膜と、を積層して積層体を形成する工程と、
前記積層体の積層方向に延びる複数の貫通孔を形成する工程と、
前記貫通孔の内壁から順に第5の犠牲膜と、半導体ピラーと、を形成する工程と、
前記積層体の積層方向に延びる分離溝を形成する工程と、
前記分離溝を介して前記第3の犠牲膜を選択的に除去する工程と、
前記分離溝の内壁から順に電荷蓄積層となる膜と、ブロック絶縁層となる膜と、ゲート電極となる膜と、を形成する工程と、
前記分離溝を介して前記第4の犠牲膜を選択的に除去する工程と、
前記分離溝を介して前記第5の犠牲膜を選択的に除去する工程と、
を備え、
前記第5の犠牲膜を選択的に除去する工程において、前記第5の犠牲膜の一部を除去することで、積層方向において前記絶縁膜が設けられた位置毎に、前記電荷蓄積層となる膜と前記半導体ピラーとの間の距離を保つ支持部が形成されることを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。 - 複数の絶縁膜と、複数の第6の犠牲膜と、複数の第7の犠牲膜と、を積層して積層体を形成する工程と、
前記積層体の積層方向に延びる複数の貫通孔を形成する工程と、
前記貫通孔を介して、前記第7の犠牲膜に第8の犠牲膜を形成する工程と、
前記貫通孔の内部に半導体ピラーを形成する工程と、
前記積層体の積層方向に延びる分離溝を形成する工程と、
前記分離溝を介して前記第7の犠牲膜を選択的に除去する工程と、
前記分離溝の内壁から順に電荷蓄積層となる膜と、ブロック絶縁層となる膜と、ゲート電極となる膜と、を形成する工程と、
前記分離溝を介して前記第6の犠牲膜を選択的に除去する工程と、
前記分離溝を介して前記第8の犠牲膜を選択的に除去する工程と、
を備え、
前記第8の犠牲膜を選択的に除去する工程において、前記第8の犠牲膜を除去する際に、前記絶縁膜により前記電荷蓄積層となる膜と前記半導体ピラーとの間の距離が保たれることを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
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