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JP5605206B2 - 電子部品冷却装置 - Google Patents
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本発明は、例えばIC等の電子部品を冷却する電子部品冷却装置に関する。
従来の電子部品冷却装置の一例として、図4に示すように、IC等の電子部品101を冷却するために、基板102の電子部品実装面103に実装された電子部品101に対して水冷プレート104を当接させて配置した電子部品冷却装置100が提案されている。
このような従来の電子部品冷却装置100では、冷却水入口105から導入された冷却水が水冷プレート104の内部を流通し、冷却水出口106から冷却水が排出される。そして、この水冷プレート104によって、電子部品実装面103に搭載された電子部品101が冷却される。
一方、電子部品実装面103の裏側に実装された電子部品107は、不図示の冷却ファンから供給される冷却空気によって空冷される。そして、この冷却空気は、電子部品107を冷却することによって自身の温度が上昇した状態で、排気としてサーバルームへ排出される。これにより、サーバルーム内において、冷却空気の流れ方向に向かって基板102より下流側の位置に熱に弱い電子部品が搭載されると、故障を引き起こす原因となりうる。
そこで、このような問題を解決するために、サーバルームの温度上昇を抑えるべく、排気を冷却するための熱交換器をリアドアに設ける技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特表2007−536603号公報
しかし、特許文献1に記載の電子部品冷却装置では、リアドアに設ける熱交換器に冷却水を供給するための配管経路とは別に、電子部品冷却装置の水冷プレートに冷却水を供給するための配管経路を設ける必要がある。従って、配管経路の複雑化によってシステム全体が大規模化するという問題がある。
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、簡単な構造により、サーバルームの温度上昇を抑制して空調に要するランニングコストを低減できる電子部品冷却装置を提供することにある。
本発明に係る電子部品冷却装置は、基板の表裏両面に実装された電子部品をそれぞれ冷却する電子部品冷却装置であって、冷却水が流通するプレート内部配管を有し、前記基板の一方の面に実装された前記電子部品を冷却する水冷プレートと、前記水冷プレートのプレート内部配管に対して並列に接続された熱交換器内部配管を有し、前記基板の他方の面に実装された前記電子部品を空冷して排出された冷却空気を冷却する排気熱冷却用熱交換器と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、供給される冷却水が、水冷プレートのプレート内部配管と、これに並列に接続された排気熱冷却用熱交換器の熱交換器内部配管とに分配される。そして、基板の一方の面に実装された電子部品が、水冷プレートのプレート内部配管を流通する冷却水によって冷却される。一方、基板の他方の面に実装された電子部品を冷却して温度が上昇した冷却空気が、排気熱冷却用熱交換器の熱交換器内部配管を流通する冷却水によって冷却される。
本発明に係る電子部品冷却装置によれば、簡単な構造により、サーバルームの温度上昇を抑制して空調に要するランニングコストを低減できるという効果を奏する。
本発明に係る第1実施形態の電子部品冷却装置の斜め上方から視た外観斜視図 本発明に係る第1実施形態の電子部品冷却装置の斜め下方から視た外観斜視図 本発明に係る第2実施形態の電子部品冷却装置の変形例の斜め上方から視た外観斜視図 従来の電子部品冷却装置の概略図
以下、本発明に係る複数の実施形態の電子部品冷却装置について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1および図2に示すように、本発明に係る第1実施形態の電子部品冷却装置10は、基板12に平行に配置されて冷却水が流通される水冷プレート11と、水冷プレート11に一体に形成されて冷却水が流通される排気熱冷却用熱交換器13とを備えて不図示のサーバに組み込まれてサーバルーム内に設置される。
基板12の裏面14には、複数のIC15(電子部品)が実装されている。一方、基板12の表面16には、複数のDIMM17(電子部品)がソケット18を介して基板12に垂直に実装されている。尚、本明細書においてDIMM(Dual Inline Memory Module)とは、コンピュータの主記憶として利用されるメモリモジュールを意味する。また、基板12の表面には、冷却空気の流通方向に向かってDIMM17より下流側の位置に、複数のIC19(電子部品)が実装されている。そして、これらIC19の上面には、IC19に熱的に接続されたヒートシンク26(電子部品)がそれぞれ設けられている。
水冷プレート11は、厚みが薄い、例えば、熱伝導率が良好な部材を素材として基板12に相似する四角形の板形状に形成されている。水冷プレート11は、基板12の裏面14に実装されたIC15に当接されることにより熱的に接続されている。
この水冷プレート11の内部には、図1及び図2に示すように、その長手方向に略平行して延びるプレート内部配管20や、長手方向に略直交して延びるプレート内部配管20が設けられている。そして、冷却水入口21から導入された冷却水が、これらプレート内部配管20を流通した後、冷却水出口22から排出される。
また、冷却水入口21から導入された冷却水の一部は、第1連通管23を介して排気熱冷却用熱交換器13へ導入され、排気熱冷却用熱交換器13の熱交換器内部配管(不図示)を流通した後、第2連通管24を介して水冷プレートのプレート内部配管20へ戻される。ここで、第2連通管23には不図示のバルブ等が設けられ、プレート内部配管20から熱交換器内部配管へ流入する冷却水の流量を調整できるようになっている。
ここで、冷却水入口21は、不図示のポンプおよび冷却水貯蔵部に連通接続されるために、ポンプの駆動により加圧された冷却水が導入される。また、冷却水出口22は、サーバルームの外部に有する排水貯蔵部に連通接続される。
排気熱冷却用熱交換器13は、水冷プレート11に一体に形成されて基板12の表面16側へ突出して配置されている。そして、この排気熱冷却用熱交換器13は、供給される冷却空気の流れ方向に沿って最も下流側に設けられたIC19及びヒートシンク26より更に下流側の位置に配置されている。
排気熱冷却用熱交換器13は、コア25の内部に不図示の熱交換器内部配管が設けられ、この熱交換器内部配管が第1連通管23および第2連通管24にそれぞれ接続されている。排気熱冷却用熱交換器13は、基板12の一端部側に配置される不図示の冷却ファンからの冷却空気がコア25に当たることにより、冷却空気を冷却して後方に排出する。
次に、電子部品冷却装置10の冷却特性について説明する。
不図示のサーバ内に組み込まれた電子部品冷却装置10において、基板12に実装されたIC15及びIC19にそれぞれ給電されることによりIC15及びIC19が駆動される。IC15及びIC19は、駆動に伴い自ら発熱するとともに、発熱した熱が基板12に伝わる。
IC15及びIC19への給電と同期して、水冷プレート11の冷却水入口21から導入された冷却水が、プレート内部配管20を流通方向A1,A2,及びA3に流通し始める。同時に、水冷プレート11のプレート内部配管20から分配されて第1連通管23から導入された冷却水が、排気熱冷却用熱交換器13の熱交換器内部配管を流通し始める。そして、基板12の一端部側に配置される冷却ファンが駆動される。
水冷プレート11は、基板12の裏面14に実装されたIC15に熱的に接続されているために、冷却水入口21からプレート内部配管20を通じて流通方向A2へ流通する冷却水が、IC15が発した熱を奪う。これにより、IC15が冷却される。
冷却水入口21から導入されて、第1連通管23から排気熱冷却用熱交換器13へ分配された冷却水は、コア25の熱交換器内部配管を流通する。
このとき、基板12の表面16の一端部側から冷却ファンの冷却空気が流通方向C1で供給されており、冷却空気によりDIMM17及びヒートシンク26が冷却されて冷却空気の温度が上昇する。また、ヒートシンク26が冷却されることでこれと熱的に接続されたIC19も冷却される。そして、温度上昇した冷却空気が、基板12の表面16側に突出している排気熱冷却用熱交換器13のコア25に当たる。
そして、温度が上昇した冷却空気は、排気熱冷却用熱交換器13のコア25に当たった際にその内部を流通方向B1に流通する冷却水により冷却されて、排気熱冷却用熱交換器13から流通方向C2へ排出される。
従って、排気熱冷却用熱交換器13から排出される冷却空気は、電子部品を通過することなく温度が低い状態のままサーバルームに排出されるので、サーバルームの温度上昇を抑制することができる。
ここで、排気熱冷却用熱交換器13は、基板12の表面16の側へ突出して設けられているので、表面16に実装されたDIMM17及びヒートシンク26を冷却して温度が上昇した冷却空気を、排気熱冷却用熱交換器13に対してより確実に導入することができる。
排気熱冷却用熱交換器13内を流通した冷却水は、第2連通管24から水冷プレート11のプレート内部配管20内へ再び導入され、冷却水出口22から排出される。
以上、説明したように第1実施形態の電子部品冷却装置10によれば、水冷プレート11内を流通する冷却水により、基板12の裏面14に実装されたIC15の熱が冷却される。同時に、排気熱冷却用熱交換器13内を流通する冷却水により、DIMM17及びヒートシンク26に向けて供給されて温度が上昇した冷却空気が冷却される。これにより、第1実施形態の電子部品冷却装置10によれば、一体構造を形成する水冷プレート11および排気熱冷却用熱交換器13により、IC15が発した熱および供給された冷却空気を効率よく冷却できるために、サーバルーム内の温度上昇を抑制して空調に要するランニングコストを低減できる。
また、第1実施形態の電子部品冷却装置10によれば、排気熱冷却用熱交換器13が基板12の表面16側に突出されるために、DIMM17及びヒートシンク26に向けて供給されて温度が上昇した冷却空気を、排気熱冷却用熱交換器13を通過される際に効率よく冷却することができる。
そして、第1実施形態の電子部品冷却装置10によれば、水冷プレート11内を流通する冷却水は、水冷プレート11内をサイクルとして流通されて排出される。一方、水冷プレート11から排気熱冷却用熱交換器13内に流通された冷却水は、排気熱冷却用熱交換器13内をサイクルとして水冷プレート11内に排出される。これにより、第1実施形態の電子部品冷却装置10によれば、冷却水入口21から導入された冷却水の一部が排気熱冷却用熱交換器13に分配され、この分配された冷却水が、DIMM17及びヒートシンク26を冷却して温度が上昇した冷却空気を冷却する。
さらに、第1実施形態の電子部品冷却装置10によれば、排気熱冷却用熱交換器13が、供給される冷却空気の流れ方向に沿って最も下流側に設けられたIC19及びヒートシンク26よりも更に下流の位置に配置されるために、サーバルーム内に冷たい空気を排出してその温度上昇を確実に低減できる。
また、前述のように第1連通管23に設けられた不図示のバルブを制御して、プレート内部配管20から熱交換器内部配管へ流入する冷却水の流量を調整することができるので、基板12の表面16における発熱量が多い場合には、熱交換器内部配管への冷却水の流量を増大させることにより、冷却空気を確実に冷却することができる。一方、基板12の表面における発熱量が少ない場合には、熱交換器内部配管への冷却水の流量を減少させることにより、熱交換器内部配管に対して冷却水が過剰に供給されることを防止することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態の電子部品冷却装置について説明する。
なお、以下の第2実施形態において、前述した第1実施形態と重複する構成要素や機能的に同様な構成要素については、図中に同一符号あるいは相当符号を付することによって説明を簡略化あるいは省略する。
図3に示すように、本発明に係る第2実施形態の電子部品冷却装置30は、基板12の裏面14に実装されたIC(不図示)に当接する水冷プレート31を備えている。また、電子部品冷却装置30は、表面16に供給される冷却空気の流れ方向に沿って最も下流側に設けられた電子部品IC19及びヒートシンク26より上流側の位置に、本実施形態ではDIMM17及びヒートシンク26の間の位置に、排気熱冷却用熱交換器32を備えている。
電子部品冷却装置30は、水冷プレート31のプレート内部配管(図3では不図示)を流通した冷却水が、第1連通管23から排気熱冷却用熱交換器32のコア25内に導入される。
このとき、基板12の表面16の一端部側から冷却ファンの冷却空気が供給されており、冷却空気によりDIMM17が冷却される。そして、冷却空気が、排気熱冷却用熱交換器32のコア25にあたって冷却され、排気熱冷却用熱交換器32から排出される冷却空気により排気熱冷却用熱交換器32の後方のヒートシンク26が冷却され、ヒートシンク26を冷却して温度が上昇した状態で基板12の他端部側へ排出される。また、ヒートシンク26が冷却されることでこれと熱的に接続されたIC19も冷却される。
第2実施形態の電子部品冷却装置30によれば、排気熱冷却用熱交換器32が、供給される冷却空気の流れ方向に沿って最も下流側に設けられたIC19及びヒートシンク26より上流側の位置に配置されるために、排気熱冷却用熱交換器32から排出される冷却空気により排気熱冷却用熱交換器32の後方のヒートシンク26を冷却できるので、IC19が特に熱に弱い電子部品である場合にIC19を確実に冷却して、その故障率を低減することができる。
なお、本発明の電子部品冷却装置は、前述した第1実施形態および第2実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形や改良等が可能である。
以上述べたように、本発明の電子部品冷却装置によれば、簡単な構造により、サーバルームの温度上昇を抑制して空調に要するランニングコストを低減できるものである。以上の結果として、サーバルームの温度上昇を抑制して省エネを図れるので、本発明の産業上の利用可能性は大といえる。
10 電子部品冷却装置
11 水冷プレート
12 基板
13 排気熱冷却用熱交換器
14 裏面
15 IC(電子部品)
16 表面
17 DIMM(電子部品)
18 ソケット
19 IC(電子部品)
20 プレート内部配管
21 冷却水入口
22 冷却水出口
23 第1連通管
24 第2連通管
25 コア
26 ヒートシンク
30 電子部品冷却装置
31 水冷プレート
32 排気熱冷却用熱交換器
101 電子部品
102 基板
103 電子部品実装面
104 水冷プレート
105 冷却水入口
106 冷却水出口
107 電子部品
A1 流通方向
A2 流通方向
A3 流通方向
B1 流通方向
C1 流通方向
C2 流通方向

Claims (4)

  1. 基板の表裏両面に実装された電子部品をそれぞれ冷却する電子部品冷却装置であって、
    冷却水が流通するプレート内部配管を有し、前記基板の一方の面に実装された前記電子部品を冷却する水冷プレートと、
    前記水冷プレートのプレート内部配管に対して並列に接続された熱交換器内部配管を有し、前記基板の他方の面に実装された前記電子部品を空冷して排出された冷却空気を冷却する排気熱冷却用熱交換器と、
    を備えることを特徴とする電子部品冷却装置。
  2. 前記排気熱冷却用熱交換器が、前記基板の他方の面側に突出して設けられたことを特徴とする請求項1に記載の電子部品冷却装置。
  3. 前記排気熱冷却用熱交換器が、前記冷却空気の流れ方向に沿って最も下流側に設けられた前記電子部品より更に下流側の位置に配置されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子部品冷却装置。
  4. 前記排気熱冷却用熱交換器が、前記冷却空気の流れ方向に沿って最も下流側に設けられた前記電子部品より上流側の位置に配置されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子部品冷却装置。
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